JP2008008848A - 紫外線モニタリングシステム及び紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高強度の紫外線を長時間にわたって正確にモニタリングすることが可能な紫外線モニタリングシステム及び紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】この紫外線モニタリングシステム4は、電力を供給する電源装置11と、電源装置11から電力を得ることにより紫外線を照射する紫外線源12と、受光した紫外線の強度に応じた量の電荷を生成する検知部としてのダイヤモンド層22を有し、そのダイヤモンド層22で生成された電荷から上記紫外線の強度に応じた電気信号を出力する紫外線センサ13と、その電気信号に基づいて電源装置11の電力供給を制御することにより、紫外線源12の紫外線の出力を制御する制御部14とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、紫外線モニタリングシステム及び紫外線照射装置に関するものである。
従来、キセノンエキシマランプや低圧水銀ランプ等の紫外線源を有するとともに、それらの紫外線源から照射対象物に紫外線を照射して所定の処理を行う紫外線照射装置が知られている。このような紫外線照射装置は、例えばフラットパネルディスプレイや半導体等のドライ洗浄、フィルムや樹脂等の表面改質またはその他の様々な用途に使用されている。また、このような紫外線照射装置には、紫外線源から照射される紫外線の強度をモニタリングする紫外線モニタリングシステムが設けられている。この紫外線モニタリングシステムは、蛍光ガラスセンサやシリコンフォトダイオード等からなる紫外線センサを有しており、その紫外線センサを用いて紫外線の強度を測定するとともにモニタリングするように構成されている。そして、蛍光ガラスセンサやシリコンフォトダイオード等からなる紫外線センサの感度範囲は紫外線領域から可視光領域または赤外線領域に亘っているため、紫外線を検知する際の外乱要因となる可視光や赤外線の影響を排除する光フィルタが紫外線センサに設けられている。
なお、従来の紫外線モニタリングシステムの他の例として、紫外線の照射により装置内の酸素の一部が変化して発生するオゾンの濃度をモニタリングすることによって、紫外線の強度を間接的にモニタリングするシステムも知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−332371号公報
上記の蛍光ガラスセンサやシリコンフォトダイオード等からなる紫外線センサでは、可視光や赤外線の影響を排除するための光フィルタが設けられているが、このような光フィルタは紫外線に対して脆弱であるため変質が避けられず、短時間で劣化する。さらに、高強度の紫外線が照射された場合には、光フィルタが損傷するばかりではなく、紫外線センサまで損傷するという問題点がある。このため、従来の紫外線モニタリングシステムでは、高強度の紫外線の長時間にわたるモニタリングは困難である。
また、上記特許文献1に開示された紫外線モニタリングシステムでは、紫外線の照射により発生するオゾンの濃度から間接的に紫外線の強度を検出しているが、オゾンは化学的に不安定な物質であるため、正確なオゾン濃度をモニタリングすることは困難である。このため、紫外線の強度を正確にモニタリングすることは困難である。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、高強度の紫外線を長時間にわたって正確にモニタリングすることが可能な紫外線モニタリングシステム及び紫外線照射装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による紫外線モニタリングシステムは、電力を供給する電源装置と、前記電源装置から電力を得ることにより紫外線を照射する紫外線源と、受光した紫外線の強度に応じた量の電荷を生成するダイヤモンドからなる検知部を有し、その検知部で生成された電荷から前記紫外線の強度に応じた電気信号を出力する紫外線センサと、前記電気信号に基づいて前記電源装置の電力供給を制御することにより、前記紫外線源の紫外線の出力を制御する制御部とを備えている。
この紫外線モニタリングシステムでは、紫外線センサが受光した紫外線の強度に応じた量の電荷を生成するダイヤモンドからなる検知部を有している。このようなダイヤモンドからなる検知部は、紫外線に対して良好な耐久性を有するため、高強度の紫外線を長時間照射する場合でも紫外線センサの劣化を抑制することができる。このため、高強度の紫外線を長時間にわたってモニタリングすることができる。さらに、この紫外線モニタリングシステムでは、ダイヤモンドからなる検知部を有する紫外線センサを用いて紫外線源から照射される紫外線の強度を直接測定することができるので、紫外線の照射により発生する化学的に不安定なオゾンの濃度から紫外線の強度をモニタリングする場合に比べて、紫外線の強度を正確にモニタリングすることができる。従って、この紫外線モニタリングシステムでは、高強度の紫外線を長時間にわたって正確にモニタリングすることができるとともに、上記検知部で生成された電気信号に基づいて紫外線源の出力を長時間にわたって正確に制御することができる。また、ダイヤモンドからなる検知部は、紫外線にのみ感度を有し、可視光や赤外線等の紫外線以外の波長の光には不感である。これにより、可視光や赤外線等の影響を排除するための光フィルタを設けなくてもよいので、その分、部品点数を削減することができる。
上記紫外線モニタリングシステムにおいて、前記制御部は、前記電気信号を増幅するアンプ回路と、前記アンプ回路により増幅された電気信号を紫外線量に換算する演算装置と、前記演算装置から紫外線量のデータを受け取るとともに、その紫外線量のデータに基づいて前記電源装置の電力供給を調整させるための電力制御信号を当該電源装置へ入力する制御信号入力回路とを含むのが好ましい。このように構成すれば、制御部により紫外線センサから出力される電気信号に基づいて電源装置の電力供給を制御するとともに紫外線源の紫外線の出力を制御することが可能な構造を構成することができる。
本発明による紫外線照射装置は、上記いずれかの紫外線モニタリングシステムを備え、前記紫外線源から照射対象物に紫外線を照射する。
この紫外線照射装置では、上記紫外線モニタリングシステムを備えているので、高強度の紫外線を長時間にわたって正確にモニタリングすることができるという上記紫外線モニタリングシステムによる効果と同様の効果を得ることができる。
上記紫外線照射装置において、前記紫外線源を収容する第1チェンバと、前記第1チェンバに連続して設けられるとともに前記照射対象物を収容する第2チェンバと、前記第1チェンバ内の空間と前記第2チェンバ内の空間とを隔てるとともに紫外線を透過する材料からなる隔壁とを備え、前記第1チェンバ内の紫外線源から照射された紫外線は前記隔壁を透過して前記第2チェンバ内の照射対象物に照射されるのが好ましい。このように構成すれば、紫外線源と照射対象物とがそれぞれ個別のチェンバに収容される構成の紫外線照射装置において、紫外線源からの紫外線を照射対象物に容易に照射することが可能な構造を構成することができる。
この場合において、前記紫外線センサは、前記第1チェンバ内に設置されているのが好ましい。このように構成すれば、第1チェンバ内に設けられた紫外線源からの紫外線を紫外線センサにより紫外線源から近距離で直接測定することができるので、紫外線源から照射される紫外線をリアルタイムでモニタリングすることができる。このため、紫外線源が点灯していなかったり、紫外線源の照射強度が低下している場合にそれを即座に発見することができる。
さらにこの場合において、前記紫外線センサの温度を制御する温度制御機構を備えているのが好ましい。紫外線源が設置された第1チェンバ内に紫外線センサを設置する場合には、紫外線センサが紫外線源から近距離で直接紫外線を受けることに起因して温度が上昇する場合があり、紫外線センサの温度が所定の範囲を超えると紫外線の測定精度が低下する虞がある。このような場合でも、上記のように紫外線センサの温度を制御する温度制御機構を備えていれば、紫外線センサの温度を上記の所定の範囲内になるように制御することができるので、紫外線センサの測定精度の低下を抑制することができる。
上記紫外線源を収容する第1チェンバと照射対象物を収容する第2チェンバとを備えた構成において、前記第1チェンバを構成する壁部の所定の部分には開口部が設けられているとともに、その開口部を覆うように紫外線を透過する材料からなる第1紫外線透過部材が設けられており、前記紫外線センサは、前記第1チェンバの外側に設置されているとともに前記第1紫外線透過部材を透過した紫外線を受光するのが好ましい。このように構成すれば、第1チェンバの外側において紫外線センサを様々な位置に設置することが可能であり、紫外線センサを第1チェンバ内に設ける場合に比べて紫外線センサの配置の自由度を向上させることができる。また、紫外線センサが第1チェンバの外側に設けられるので、紫外線センサが第1チェンバ内に設けられる場合に比べて、紫外線センサの保守及び管理を容易に行うことができる。また、紫外線センサを第1チェンバ内の紫外線源から離れて配置することができるので、高強度の紫外線を長時間測定しても紫外線センサの温度が測定精度を確保できる温度範囲を超えて上昇するのを抑制することができる。
上記紫外線源を収容する第1チェンバと照射対象物を収容する第2チェンバとを備えた構成において、前記紫外線センサは、前記第2チェンバ内に設置されているのが好ましい。このように構成すれば、第2チェンバ内に設けられた照射対象物から近い位置で紫外線センサにより照射対象物に実際に照射される紫外線の強度を精度良くモニタリングすることができる。そして、モニタリングして得た紫外線の照射強度のデータに基づいて、照射対象物に照射される紫外線の強度を精度良く制御することができる。
この場合において、前記紫外線センサの周囲を覆うカバー部が設けられているとともに、そのカバー部の一部に紫外線を透過する紫外線入射部が設けられ、前記紫外線入射部の前記第2チェンバ内の空間に面する側において、前記紫外線入射部を遮蔽する遮蔽状態と、前記紫外線入射部を遮蔽しない開放状態とに切り換え可能に設けられたシャッタ機構をさらに備えるのが好ましい。このように紫外線センサの周囲をカバー部で覆えば、第2チェンバ内でオゾン等が生成される場合でも、紫外線センサがそのオゾン等の雰囲気による影響を受けることなく紫外線の測定を行うことができる。そして、紫外線入射部を設けることにより、紫外線センサをカバー部で覆う場合でも、紫外線が紫外線入射部を透過して紫外線センサに入射するので、紫外線の測定を行うことができる。また、第2チェンバ内では、照射対象物への紫外線の照射に伴って所定の物質が発生したり飛散する場合がある。このような場合でも、紫外線を測定しないときに上記シャッタ機構により紫外線入射部の第2チェンバ内の空間に面する側を遮蔽すれば、そのようなシャッタ機構を設けていない場合に比べて、上記第2チェンバ内で発生または飛散する物質の紫外線入射部への付着及び堆積を抑制することができるので、このような物質の紫外線入射部への付着及び堆積により紫外線センサへの紫外線の入射が妨げられて紫外線の測定精度が低下するのを抑制することができる。
上記紫外線源を収容する第1チェンバと照射対象物を収容する第2チェンバとを備えた構成において、前記第2チェンバを構成する壁部の所定の部分には開口部が設けられているとともに、その開口部を覆うように紫外線を透過する材料からなる第2紫外線透過部材が設けられており、前記紫外線センサは、前記第2チェンバの外側に設置されているとともに前記第2紫外線透過部材を透過した紫外線を受光するのが好ましい。このように構成すれば、第2チェンバの外側において紫外線センサを様々な位置に設置することが可能であり、紫外線センサを第2チェンバ内に設ける場合に比べて紫外線センサの配置の自由度を向上させることができる。また、紫外線センサが第2チェンバの外側に設けられるので、紫外線センサが第2チェンバ内に設けられる場合に比べて、紫外線センサの保守及び管理を容易に行うことができる。
上記紫外線照射装置において、前記紫外線源が内部に設置されるとともに前記照射対象物を収容する第3チェンバを備え、前記第3チェンバを構成する壁部の所定の部分には開口部が設けられているとともに、その開口部を覆うように紫外線を透過する材料からなる第3紫外線透過部材が設けられており、前記紫外線センサは、前記第3チェンバの外側に設置されているとともに前記第3紫外線透過部材を透過した紫外線を受光するのが好ましい。このように構成すれば、第3チェンバの外側において紫外線センサを様々な位置に設置することが可能であり、紫外線センサを第3チェンバ内に設ける場合に比べて紫外線センサの配置の自由度を向上させることができる。また、紫外線センサが第3チェンバの外側に設けられるので、紫外線センサが第3チェンバ内に設けられる場合に比べて、紫外線センサの保守及び管理を容易に行うことができる。
上記紫外線照射装置において、前記紫外線源は複数設けられており、前記紫外線源に対する前記紫外線センサの配置角度を変化させる角度調節機構を備え、前記角度調節機構により前記紫外線センサの配置角度を変化させながら前記複数の紫外線源から照射される紫外線の強度を測定するのが好ましい。このように角度調節機構により紫外線センサの配置角度を変化させながら複数の紫外線源から照射される紫外線の強度を測定すれば、紫外線源の数よりも少ない数の紫外線センサで複数の紫外線源から照射される紫外線の強度を測定することができる。これにより、紫外線源が複数設けられている場合でも、その複数の紫外線源からの紫外線の強度をモニタリングするのに紫外線センサの数が増大するのを抑制することができる。
以上説明したように、本発明による紫外線モニタリングシステム及び紫外線照射装置では、高強度の紫外線を長時間にわたって正確にモニタリングすることができる。
まず、本発明の実施形態における主要な構成について図面を参照して説明する。
図1には、本発明の典型的な実施形態における紫外線モニタリングシステム4及びそれを組み込んだ紫外線照射装置の構成が示されている。
この実施形態による紫外線照射装置は、第1チェンバ1と、第2チェンバ2と、隔壁3と、紫外線モニタリングシステム4とを備えている。第1チェンバ1内には、後述する紫外線源12が設置されており、その内部は真空に保たれている。第2チェンバ2は、第1チェンバ1に連続して設けられている。この第2チェンバ2は、紫外線を照射して所定の処理を施与する照射対象物100を収容するものである。隔壁3は、合成石英等の紫外線を透過する材料からなり、第1チェンバ1と第2チェンバ2との間に設置されることにより、これら第1チェンバ1内の空間と第2チェンバ2内の空間とを隔てている。そして、第1チェンバ1内の後述する紫外線源12から出力された紫外線が隔壁3を透過して第2チェンバ2内の照射対象物100に照射されるようになっている。なお、このような隔壁3は、必ずしも設置される必要はなく、連続した内部空間を有する単一のチェンバ内に紫外線源12と照射対象物100の両方が収容されるようにしてもよい。
紫外線モニタリングシステム4は、電源装置11と、紫外線源12と、ダイヤモンド真空紫外線センサ13(以下、紫外線センサ13という)と、制御部14とを有している。この紫外線モニタリングシステム4は、紫外線源12から照射される紫外線の強度をモニタリングするとともにその強度を制御するシステムである。
上記電源装置11は、紫外線源12に電力を供給するためのものである。また、紫外線源12は、キセノンエキシマランプや低圧水銀ランプ等からなり、電源装置11から電力を得ることにより約1mW/cm〜約100mW/cm程度の紫外線を照射する。この紫外線源12は、上記照射対象物100に対して平行に並ぶように所定間隔で複数設けられている。
紫外線センサ13は、紫外線源12から照射される紫外線の強度を測定する。この紫外線センサ13は、紫外線源12から受光した紫外線の強度に応じた電気信号を出力するように構成されている。図2には、紫外線センサ13の具体的な構成が示されている。紫外線センサ13は、基板21と、基板21上に形成されるとともに紫外線の検知部として機能するダイヤモンド層22と、ダイヤモンド層22上に形成された一対の表面電極23a及び23bと、金属製マウント24とを有している。
ダイヤモンド層22は、基板21上に形成されており、そのダイヤモンド層22の表面上に一対の表面電極23a及び23bが所定の間隔を隔てて形成されている。そして、これら基板21とダイヤモンド層22と表面電極23a及び23bとからなる素子が金属製マウント24上に搭載されている。金属製マウント24には一対の端子24a及び24bが設けられており、一方の表面電極23aと端子24aとが配線26aにより電気的に接続されているとともに、もう一方の表面電極23bと端子24bとが配線26bにより電気的に接続されている。
そして、紫外線センサ13は光伝導型と呼ばれる原理で動作する。具体的には、紫外線センサ13では、表面電極23a及び23b間の領域を通ってダイヤモンド層22に紫外線が入射することによりこのダイヤモンド層22において電子と正孔とが生成される。この際、ダイヤモンド層22では、受光した紫外線の強度に応じた量の電荷(電子及び正孔)が生成される。すなわち、受光した紫外線の強度が大きい場合には生成される電荷量が増加する一方、紫外線の強度が小さい場合には生成される電荷量が減少する。従って、紫外線センサ13では、紫外線が照射されない時にはダイヤモンド層22の電気抵抗が非常に大きく、表面電極23a及び23b間に電流は流れない一方、紫外線が照射されるとダイヤモンド層22の電気抵抗が低下して表面電極23a及び23b間に電流が流れるとともに、紫外線の強度を増大させるに連れてその表面電極23a及び23b間に流れる電流が増加する。
そして、端子24a及び24bと配線26a及び26bと表面電極23a及び23bとを通じてダイヤモンド層22にバイアス電圧を印加することによって、上記の生成された電荷が集められる。そして、集められた電荷が電気信号として紫外線センサ13から制御部14(図1参照)へ出力される。この出力される電気信号の強度は、紫外線センサ13で生成された上記電荷の量、換言すれば上記表面電極23a及び23b間に流れる電流の大きさに対応しているとともに、上記のように照射される紫外線の強度に比例するので、この電気信号の強度から紫外線の照射強度が判る。また、ダイヤモンド層22は、紫外線に対して良好な耐久性を有している。そして、ダイヤモンド層22は、約227nm以下の波長を有する紫外線にのみ感度を有し、可視光や赤外線等の紫外線以外の波長の光には不感となっている。
上記のような紫外線センサ13は、紫外線照射装置内の様々な位置に設置可能である。その中でも、図1に示す位置A〜Dが典型的な設置位置である。
位置Aは、紫外線センサ13を紫外線源12が設置される第1チェンバ1内に設置する場合である。この位置Aでは、紫外線センサ13により紫外線源12の近傍において紫外線が直接測定されるため、紫外線の強度測定における再現性の向上及びリアルタイムでの紫外線のモニタリングに適している。このため、位置Aに紫外線センサ13を設置することにより、紫外線源12の不点灯や照射強度の低下した紫外線源12を特定しやすいという長所がある。
ただし、この位置Aでは、約1mW/cm〜約100mW/cmの強度を有する紫外線を近距離で直接受けることになるので、紫外線センサ13の温度が上昇する場合がある。紫外線センサ13の温度が所定の温度範囲を超えると紫外線センサ13の測定精度が低下する場合があるので、この場合には空冷装置や水冷装置等の冷却装置15(温度制御機構)を設けて紫外線センサ13を冷却することにより、紫外線センサ13の温度を上記所定の温度範囲内に保つことが紫外線センサ13の測定精度を維持する観点から好ましい。
位置Bは、照射対象物100を収容する第2チェンバ2内に紫外線センサ13を設置する場合である。この位置Bに紫外線センサ13を配置する場合には、紫外線センサ13に照射対象物100とほぼ同条件の紫外線が入射するので、照射対象物100に実際に照射される紫外線の強度を把握しやすく、紫外線照射により照射対象物100に所定の処理を施与する際のプロセス管理に適している。さらに、この位置Bでは、紫外線源12から隔壁3を透過して第2チェンバ2内に入射した紫外線を測定するので、隔壁3の紫外線透過率の変化を把握することができる。すなわち、隔壁3が紫外線の照射等により劣化するとその紫外線透過率が低下していくが、位置Bで紫外線の強度を測定することによりその紫外線透過率の低下の傾向を把握することが可能である。
なお、第2チェンバ2内には酸素が存在しており、紫外線の照射によりその酸素の一部が変化してオゾンが発生する。このため、位置Bに紫外線センサ13を設置する場合には、紫外線センサ13がオゾンを含む雰囲気の影響を受ける。具体的には、紫外線センサ13の表面にオゾンが直接作用すると紫外線センサ13の表面が反応性の高いオゾンによって変質し、その結果、紫外線センサ13の感度が著しく変化する場合がある。そこで、位置Bに紫外線センサ13を設置する場合には、このオゾンによる影響を受けないようにするために紫外線センサ13の周囲をハーメチックシール16(カバー部)で覆う。このハーメチックシール16の内部にはアルゴンガスが封入されており、紫外線センサ13には上記のような酸素が変化して生じるオゾンの影響が与えられないようになっている。そして、ハーメチックシール16の一部には紫外線を透過する紫外線入射部17が設けられており、この紫外線入射部17を通じて紫外線が紫外線センサ13のダイヤモンド層22に入射する。
また、第2チェンバ2内では、照射対象物100への紫外線の照射に伴って所定の物質が発生又は飛散するとともに、その物質が紫外線入射部17の表面に付着堆積する場合がある。紫外線入射部17にこのような物質が堆積すると、紫外線センサ13のダイヤモンド層22への紫外線の入射が遮られて正確な紫外線強度の測定が困難となる。このため、位置Bに紫外線センサ13を設置する場合には、シャッタ機構18を設けて上記の物質の紫外線入射部17への付着堆積を低減させる。
具体的には、シャッタ機構18は、紫外線入射部17の第2チェンバ2内の空間に面する側に設けられている。そして、この紫外線入射部17の第2チェンバ内の空間に面する側において、シャッタ機構18は、紫外線入射部17を遮蔽する遮蔽状態と紫外線入射部17を遮蔽しない開放状態とに切り替え可能に構成されている。すなわち、シャッタ機構18は、紫外線の測定時には紫外線入射部17を遮蔽しないことにより紫外線入射部17を通じて紫外線センサ13のダイヤモンド層22に紫外線を入射させる一方、紫外線を測定しない時には紫外線入射部17を遮蔽することにより紫外線入射部17に上記の物質が付着堆積するのを抑制する。
位置Cは、紫外線を透過する材料からなる紫外線透過部材19(第2紫外線透過部材)を介して第2チェンバ2の外側に紫外線センサ13を設置する場合である。この場合、第2チェンバ2を構成する壁部の所定の部分に開口部2aを設けるとともに、その開口部2aを覆うように紫外線透過部材19を設ける。そして、その紫外線透過部材19の第2チェンバ2内と反対側に紫外線センサ13を設置し、紫外線センサ13は紫外線透過部材19を透過した紫外線を受光する。なお、この場合の紫外線センサ13の位置は、第2チェンバ2の外側で紫外線透過部材19を透過した紫外線を受光できる位置であれば良く、紫外線透過部材19の第2チェンバ2内と反対側の位置に限らない。例えば、紫外線透過部材19の横側であっても良い。
このように第2チェンバ2の外側に紫外線センサ13を設置する場合には、紫外線センサ13を第2チェンバ2内に設置する場合に比べて、紫外線センサ13を設置する際の自由度が高い。このため、複数の紫外線センサ13を所望の位置に設置して各位置における紫外線の強度分布を把握する場合に適している。例えば、各紫外線源12に対応する紫外線センサ13を個別に設けるとともに、それら紫外線センサ13による紫外線強度のモニタリング結果を各紫外線源12に電力を供給する電源装置11にフィードバックして制御することにより、各紫外線源12からの紫外線の照射量が均一になるように制御することが可能である。
位置Dは、紫外線を透過する材料からなる紫外線透過部材20(第1紫外線透過部材)を介して第1チェンバ1の外側に紫外線センサ13を設置する場合である。この場合、第1チェンバ1を構成する壁部の所定の部分に開口部1aを設けるとともに、その開口部1aを覆うように紫外線透過部材20を設ける。そして、その紫外線透過部材20の第1チェンバ1内と反対側に紫外線センサ13を設置し、紫外線センサ13は紫外線透過部材20を透過した紫外線を受光する。なお、この場合の紫外線センサ13の位置は、第1チェンバ1の外側で紫外線透過部材20を透過した紫外線を受光できる位置であれば良く、紫外線透過部材20の第1チェンバ1内と反対側の位置に限らない。例えば、紫外線透過部材20の横側であっても良い。このように第1チェンバ1の外側に紫外線センサ13を設置する場合には、上記位置Cに紫外線センサ13を設置する場合と同様、紫外線センサ13の設置の自由度が高いとともに、紫外線センサ13の保守及び管理が行いやすいという利点がある。
上記制御部14は、紫外線センサ13から出力された電気信号に基づいて電源装置11の電力供給を制御することにより、紫外線源12の紫外線の出力を制御する。この制御部14は、アンプ回路31と、演算装置32と、制御信号入力回路33とによって構成されている。
アンプ回路31は、紫外線センサ13から出力された電気信号が入力されるとともに、その電気信号を増幅する。そして、この増幅された電気信号は、アンプ回路31から演算装置32に入力される。演算装置32は、入力された電気信号を紫外線量に換算する。そして、演算装置32により換算された紫外線量のデータは、制御信号入力回路33に入力される。制御信号入力回路33は、入力された紫外線量のデータに応じて電力供給を調整させるための電力制御信号を電源装置11に入力する。
具体的には、制御信号入力回路33は、演算装置32から入力された紫外線量のデータから紫外線源12の紫外線の出力の大きさを判別するとともに、その判別結果に応じた電力制御信号を電源装置11に入力する。例えば、制御信号入力回路33は、上記紫外線量のデータから紫外線源12の紫外線の出力が設定出力よりも大きいと判別した場合には、電力供給を減少させる電力制御信号を電源装置11に入力して紫外線源への電力供給を減少させることにより紫外線源の紫外線の出力を低下させる。その一方、制御信号入力回路33は、上記紫外線量のデータから紫外線源12の紫外線の出力が設定出力よりも小さいと判別した場合には、電力供給を増加させる電力制御信号を電源装置11に入力して紫外線源12への電力供給を減少させることにより紫外線源12の紫外線の出力を増大させる。
次に、本発明の実施形態として、より具体的な構成例を表した以下の第1〜第3実施形態についてそれぞれ説明する。
(第1実施形態)
図3には、本発明の第1実施形態による紫外線モニタリングシステム44及びそれを組み込んだ紫外線照射装置の構成が示されている。
この第1実施形態による紫外線照射装置は、照射対象物であるガラス板200に紫外線を照射してその表面を乾式洗浄するバッチ式の紫外線洗浄装置である。この紫外線洗浄装置は、ランプボックス41(第1チェンバ)と、本体部42(第2チェンバ)と、隔壁43(第3チェンバ)と、紫外線モニタリングシステム44と、搬送機構45とを備えている。
ランプボックス41は、図1に示した上記第1チェンバ1に対応するものであり、紫外線源である4本の低圧水銀ランプ52を収納している。このランプボックス41の内部には、窒素ガスが充満されており、酸素が排除されている。
また、本体部42、隔壁43及び紫外線モニタリングシステム44は、それぞれ、図1に示した上記第2チェンバ2、隔壁3及び紫外線モニタリングシステム4と同様の構成を有している。そして、紫外線モニタリングシステム44は、図1に示した上記電源装置11、紫外線源12、紫外線センサ13及び制御部14に対応する電源装置51、低圧水銀ランプ52、紫外線センサ53及び制御部54を有している。ただし、この第1実施形態では、紫外線センサ53は、ランプボックス41内に複数設けられており、各低圧水銀ランプ52に対応する位置に設置されている。なお、紫外線センサ53の構造は、図2に示した上記紫外線センサ13の構造と同様であり、検知部としてのダイヤモンド層22を有している。
また、第1実施形態では、紫外線センサ53に空冷式又は水冷式の温度調整用ジャケット65(温度制御機構)が装着されている。この温度調整用ジャケット65は、図1に示した上記冷却装置15に対応するものである。紫外線センサ53は、ランプボックス41内に設けられていることによって低圧水銀ランプ52から照射される紫外線及び可視光を近距離で直接受けるため、それらの紫外線及び可視光によって加熱される。そして、紫外線センサ53は、その温度が約75℃以上に上昇すると、出力する電気信号が変化して紫外線強度の正確な測定が困難となる。このため、この第1実施形態では、温度調整用ジャケット65を紫外線センサ53に装着して紫外線センサ53を冷却し、約75℃以下に保持することによって紫外線強度の測定精度を維持するようにしている。
また、制御部54は、図1に示した上記アンプ回路31、演算装置32及び制御信号入力回路33と同様の構成を有するアンプ回路61、演算装置62及び制御信号入力回路63からなる。
この第1実施形態では、低圧水銀ランプ52から3mW/cmの紫外線が照射されることにより、紫外線センサ53の表面電極23a及び23b(図2参照)間に300nAの電流が流れるとともに、その電流に相当する電気信号が紫外線センサ53から制御部54へ出力される。制御部54では、この電気信号に基づいて図1に示した上記実施形態と同様に紫外線の強度をリアルタイムでモニタリングするとともに、電源装置51の電力供給を制御して低圧水銀ランプ52の紫外線の出力を制御する。
搬送機構45は、搬送用フォーク46と保持ステージ47とによって構成されている。搬送用フォーク46は、ガラス板200を本体部42内に搬送するとともに保持ステージ47上に載置するためのものである。保持ステージ47は、搬送用フォーク46によって載置されたガラス板200を保持するとともに、低圧水銀ランプ52側へ移動してガラス板200を低圧水銀ランプ52に接近させる機能を有する。具体的には、搬送用フォーク46によってガラス板200が保持ステージ47上に載置された後、保持ステージ47が上方に移動してガラス板200をランプボックス41の直下の位置(ガラス板200の表面と隔壁43の下面との間の距離が約20mmとなる位置)に近づける。そして、この後、低圧水銀ランプ52が点灯することによりガラス板200に紫外線が照射される。
上記ガラス板200の表面は、照射される紫外線の作用と本体部42内の酸素から発生したオゾンの化学作用との相乗効果により乾式洗浄される。紫外線の照射が完了すると低圧水銀ランプ52は消灯する。そして、保持ステージ47が下方へ移動するとともに、ガラス板200が搬送用フォーク46に移送されて外部へ搬送される。次に、別のガラス板200が搬送用フォーク46によって本体部42内へ搬送されるとともに、上記と同様のプロセスが繰り返される。
以上説明したように、第1実施形態では、紫外線センサ53が検知部としてのダイヤモンド層22を有している。このダイヤモンド層22は、紫外線に対して良好な耐久性を有するため、高強度の紫外線を長時間照射する場合でも紫外線センサ53の劣化を抑制することができる。このため、高強度の紫外線を長時間にわたってモニタリングすることができる。さらに、第1実施形態では、ダイヤモンド層22を有する紫外線センサ53を用いて低圧水銀ランプ52から照射される紫外線の強度を直接測定することができるので、紫外線の照射により発生する化学的に不安定なオゾンの濃度から紫外線の強度をモニタリングする場合に比べて、紫外線の強度を正確にモニタリングすることができる。従って、この第1実施形態では、高強度の紫外線を長時間にわたって正確にモニタリングすることができるとともに、紫外線センサ53のダイヤモンド層22で生成された電気信号に基づいて低圧水銀ランプ52の紫外線の出力を長時間にわたって正確に制御することができる。
また、第1実施形態では、紫外線センサ53のダイヤモンド層22が紫外線にのみ感度を有し、可視光や赤外線等の紫外線以外の波長の光には不感である。これにより、可視光や赤外線等の影響を排除するための減光フィルタや光量調節のためのアパチャ(絞り)を設けなくてもよいので、その分、部品点数を削減することができる。
また、第1実施形態では、紫外線センサ53がランプボックス41内に設置されているので、ランプボックス41内に設けられた低圧水銀ランプ52からの紫外線を紫外線センサ53により低圧水銀ランプ52から近距離で直接測定することができる。これにより、低圧水銀ランプ52から照射される紫外線をリアルタイムでモニタリングすることができる。このため、低圧水銀ランプ52が点灯していなかったり、低圧水銀ランプ52の照射強度が低下している場合に即座に発見することができる。
また、第1実施形態では、紫外線センサ53の温度を制御する温度調整用ジャケット65が設けられているので、紫外線センサ53が低圧水銀ランプ52から近距離で直接紫外線及び可視光を受けることに起因して温度が上昇する場合でも、温度調整用ジャケット65により紫外線センサ53の温度を紫外線強度の測定精度を維持可能な温度範囲内(約75℃以下)に制御することができる。このため、紫外線センサ53の測定精度の低下を抑制することができる。
(第2実施形態)
図4には、本発明の第2実施形態による紫外線モニタリングシステム74及びそれを組み込んだ紫外線照射装置の構成が示されている。
この第2実施形態による紫外線照射装置は、照射対象物であるガラス基板300の表面に紫外線を照射することにより有機発光層を形成するバッチ式の光CVD(Chemical Vapor Deposition)装置である。この光CVD装置は、ランプボックス41(第1チェンバ)と、メインチェンバ72(第2チェンバ)と、隔壁43と、紫外線モニタリングシステム74とを備えている。
また、第2実施形態による光CVD装置では、メインチェンバ72内にガラス基板300を保持するとともにガラス基板300の温度制御を行うヒータステージ77が設けられている。そして、紫外線源としての4本のキセノンエキシマランプ82がランプボックス41内に設置されている。また、メインチェンバ72は、その上方へ突設された真空ポート72aと、その側方へ延設された収容部72bとを有しており、これらメインチェンバ72のガラス基板300を収容する空間と真空ポート72a内の空間と収容部72b内の空間とは連続した空間となっている。そして、メインチェンバ72内は、CVDプロセスの最初において窒素ガスが充満されることにより酸素が排除される。その後、メインチェンバ72内に原料ガスが流されるとともに、キセノンエキシマランプ82から照射される紫外線により原料ガスが分解されてガラス基板300の表面に蒸着されることによって有機発光層やその保護膜が形成される。
そして、第2実施形態による光CVD装置では、上記第1実施形態による紫外線洗浄装置と異なり、2つの紫外線センサ83a,83bがメインチェンバ72内に設置されている。具体的には、一方の紫外線センサ83aは、上記真空ポート72a内に設置されており、もう一方の紫外線センサ83bは、上記収容部72b内にモーションフィードスルー90に取り付けられた状態で設置されている。
モーションフィードスルー90は、収容部72bの長手方向に沿って延びるように設けられている。そして、このモーションフィードスルー90では、例えばその所定の部分に磁性を有する磁性部(図示せず)が設けられており、その磁性部に対して収容部72bの外側から磁石を作用させて収容部72bの長手方向(図4の左右方向)に移動させることが可能となっている。このモーションフィードスルー90の動作により、紫外線センサ83bを図4の左右方向へ移動させることができるようになっている。
また、この光CVD装置では、上記4つのキセノンエキシマランプ82が図4の左右方向に配列されている。従って、紫外線センサ83bは、上記のように左右方向に移動することにより、キセノンエキシマランプ82の配列方向に沿った任意の位置で紫外線の強度を測定することができる。これにより、キセノンエキシマランプ82の配列方向に沿った紫外線強度の分布を紫外線センサ83bによって把握することが可能となっている。そして、1枚のガラス基板300から複数の有機発光ディスプレイパネルを分割して取り出す場合に、紫外線センサ83bにより把握した紫外線強度の分布と有機発光ディスプレイパネルの不良品発生率とを対照させることによって、不良品発生率を低減させるのに最適な紫外線照射量の範囲を把握することが可能となる。
また、紫外線センサ83aの周囲を覆うハーメチックシール86a(カバー部)が設けられているとともに、そのハーメチックシール86aの一部に紫外線を透過する紫外線入射部87aが設けられている。一方、紫外線センサ83bでも同様に、その周囲を覆うハーメチックシール86b(カバー部)が設けられているとともに、そのハーメチックシール86bの一部に紫外線を透過する紫外線入射部87bが設けられている。そして、ハーメチックシール86a及び86bの内部にはアルゴンガスがそれぞれ封入されている。また、紫外線入射部87aを通じて紫外線センサ83aのダイヤモンド層22に紫外線が入射するとともに、紫外線入射部87bを通じて紫外線センサ83bのダイヤモンド層22に紫外線が入射する。
なお、光CVD装置では、CVDプロセスに伴って飛散する物質がメインチェンバ72の内壁等に蒸着して堆積する。そして、メインチェンバ72(真空ポート72a,収容部72b)内に紫外線センサ83a,83bを設置していると、この飛散物質が紫外線センサ83aの紫外線入射部87a及び紫外線センサ83bの紫外線入射部87bにも付着して堆積する虞がある。この場合には、その堆積物が紫外線センサ83aのダイヤモンド層22及び紫外線センサ83bのダイヤモンド層22に入射すべき紫外線を反射又は吸収するため、紫外線の測定結果に誤差が生じる。そこで、第2実施形態では、紫外線センサ83aの紫外線入射部87aを遮蔽するためのシャッタ機構88aが設けられているとともに、紫外線センサ83bの収容される収容部72bの入口を開閉するシャッタ機構88bが設けられている。
シャッタ機構88aは、図1に示した上記シャッタ機構18と同様の構成を有しており、紫外線の測定時には紫外線入射部87aを遮蔽しない一方、紫外線を測定しない時には紫外線入射部87aのメインチェンバ72内の空間に面する側を遮蔽して上記飛散物質の紫外線入射部87aへの堆積を抑制する。また、収容部72bの入口を開閉するシャッタ機構88bは、紫外線の測定時には収容部72bの入口を開けてモーションフィードスルー90及び紫外線センサ83bを収容部72bからメインチェンバ72のガラス基板300の収容空間内へ移動可能とする。そして、紫外線を測定しないときには、シャッタ機構88bは収容部72b内にモーションフィードスルー90及び紫外線センサ83bが収容された状態で収容部72bの入口を閉じて遮蔽することにより紫外線センサ83bの紫外線入射部87bへの上記飛散物質の堆積を抑制する。
第2実施形態による光CVD装置の上記以外の構成は、上記第1実施形態による紫外線洗浄装置と同様である。
以上説明した第2実施形態による光CVD装置では、高強度の紫外線を長時間にわたって正確にモニタリング及び制御することができる等の上記第1実施形態による紫外線洗浄装置と同様の効果を得ることができる。
さらに、第2実施形態では、紫外線センサ83a,83bは、メインチェンバ72(真空ポート72a,収容部72b)内に設置されているので、紫外線センサ83a及び83bによりメインチェンバ72内に設けられたガラス基板300から近い位置で実際にガラス基板300に照射される紫外線の強度を精度良くモニタリングすることができる。そして、モニタリングして得た紫外線強度のデータに基づいて、ガラス基板300に実際に照射される紫外線の強度を精度良く制御することができる。
また、第2実施形態では、紫外線センサ83aの紫外線入射部87aのメインチェンバ72内の空間に面する側にシャッタ機構88aが設けられているので、紫外線を測定しないときにシャッタ機構88aにより紫外線入射部87aのメインチェンバ72内の空間に面する側を遮蔽すれば、そのようなシャッタ機構88aを設けていない場合に比べて、メインチェンバ72内で発生または飛散する物質の紫外線入射部87aへの付着及び堆積を抑制することができる。これにより、そのような飛散物質の紫外線入射部87aへの付着及び堆積により紫外線センサ83aのダイヤモンド層22への紫外線の入射が妨げられて紫外線の測定精度が低下するのを抑制することができる。また、第2実施形態では、シャッタ機構88bにより、上記紫外線センサ83aの場合と同様、飛散物質の紫外線入射部87bへの付着及び堆積に起因して紫外線センサ83bにおける紫外線の測定精度が低下するのを抑制することができる。
(第3実施形態)
図5には、本発明の第3実施形態による紫外線モニタリングシステム94及びそれを組み込んだ紫外線照射装置の構成が示されている。
この第3実施形態による紫外線照射装置は、上記第1実施形態と異なる形態のバッチ式紫外線洗浄装置である。この第3実施形態による紫外線洗浄装置は、照射対象物である半導体ウエハ400に紫外線を照射して半導体ウエハ400の表面の二酸化珪素をキュアリング、すなわち二酸化珪素中の不純物の除去を行うものである。そして、この紫外線洗浄装置は、処理チェンバ95(第3チェンバ)と、紫外線モニタリングシステム94とを備えている。
処理チェンバ95は、上記第1実施形態と異なり、処理チェンバ95内の空間を仕切る隔壁3(図3参照)が存在しない一体型のチェンバである。また、処理チェンバ95の内部には、紫外線源としての6つのキセノンエキシマランプ92と、ヒータステージ97とが設けられている。ヒータステージ97は、半導体ウエハ400をキセノンエキシマランプ92に対向した状態で保持するものである。このヒータステージ97には、半導体ウエハ400の温度を制御するためのヒータ(図示せず)が装備されている。この第3実施形態では、ヒータステージ97に半導体ウエハ400が保持されることにより、同一の処理チェンバ95内に照射対象物としての半導体ウエハ400と紫外線源としてのキセノンエキシマランプ92とが設置される。
そして、この紫外線洗浄装置では、処理チェンバ95内に半導体ウエハ400が収容された後、処理チェンバ95内が真空排気される。その後、キセノンエキシマランプ92が点灯することにより半導体ウエハ400のキュアリングが開始される。この際、ヒータステージ97から供給される熱エネルギーとキセノンエキシマランプ92から照射される紫外線とによって半導体ウエハ400の表面の二酸化珪素中の不純物が除去される。
また、この第3実施形態による紫外線洗浄装置では、上記第1実施形態による紫外線洗浄装置と異なり、紫外線センサ93a〜93dが処理チェンバ95の外側に設置されている。
具体的には、処理チェンバ95の上側の壁部に2つの開口部96a,96bが設けられている。そして、一方の開口部96aを覆うように紫外線を透過する人工サファイアからなる紫外線透過部材98a(第3紫外線透過部材)が設けられている。そして、紫外線センサ93aが紫外線透過部材98aの処理チェンバ95内と反対側の面に設置されている。また、他方の開口部96bを覆うように上記紫外線透過部材98aと同様の紫外線透過部材98b(第3紫外線透過部材)が設けられているとともに、その紫外線透過部材98bの処理チェンバ95内と反対側の面に紫外線センサ93bが設置されている。なお、紫外線センサ93a及び93bに係る構成は、図1に示した上記第1チェンバ1外の紫外線センサ13(位置D)の構成と同様である。
また、処理チェンバ95の下側の壁部の一方端側に開口部96cが設けられているとともに、その壁部の他方端側に開口部96dが設けられている。そして、一方の開口部96cを覆うように紫外線透過部材98cが設けられているとともに、他方の開口部96dを覆うように紫外線透過部材98dが設けられている。これら紫外線透過部材98c及び98dの構成は、上記紫外線透過部材98bと同様である。そして、紫外線センサ93cは、一方の紫外線透過部材98cの処理チェンバ95内と反対側に設置されているとともに、紫外線センサ93dは他方の紫外線透過部材98dの処理チェンバ95内と反対側に設置されている。
また、紫外線センサ93cには、キセノンエキシマランプ92に対する紫外線センサ93cの配置角度を変化させる角度調節機構93eが付設されているとともに、紫外線センサ93dには、キセノンエキシマランプ92に対する紫外線センサ93dの配置角度を変化させる角度調節機構93fが付設されている。そして、この角度調節機構93eにより紫外線センサ93cの配置角度を変化させるとともに、角度調節機構93fにより紫外線センサ93dの配置角度を変化させながら、紫外線センサ93c及び93dにおいて6つのキセノンエキシマランプ92から照射される紫外線の強度が測定される。図6には、これら紫外線センサ93c及び93dで紫外線強度を測定した場合の紫外線センサ93c及び93dの設置角度と紫外線センサ93c,93dの表面電極23a及び23b(図2参照)間に流れる電流(電気信号)との関係の一例が示されている。
なお、この第3実施形態による紫外線洗浄装置の上記以外の構成は、上記第1実施形態による紫外線洗浄装置の構成と同様である。
次に、この第3実施形態による紫外線洗浄装置を用いて実際に紫外線照射による洗浄処理を行った。この際、処理チェンバ95内の圧力が0.1パスカル以下になるまで真空排気を行った後、定格出力30mW/cmのキセノンエキシマランプから紫外線を照射させた。これにより、紫外線センサ93a〜93dの表面電極23a及び23b(図2参照)間にはそれぞれ50nA〜200nAの電流が流れるとともに、その電流に相当する電気信号が紫外線センサ93a〜93dから制御部54へ出力される。そして、制御部54では、この電気信号に基づいて紫外線の強度が常時モニタリングされる。このようにして、キセノンエキシマランプ92の点灯不良や設定照射量に対する照射量の過不足等の状態を常時モニタリングするとともに、それらの状態をリアルタイムで検出することが可能であった。なお、上記紫外線センサ93a〜93dは、設定のリセット及びダミー測定が不要であるという特性を有しており、この特性を活かして紫外線モニタリングシステム94で電源装置51の電力供給をリアルタイムで制御するとともに、キセノンエキシマランプ92から所定の紫外線量が照射されるように制御することが可能となった。
この第1実施形態では、低圧水銀ランプ52から3mW/cmの紫外線が照射されることにより、紫外線センサ53の表面電極23a及び23b(図2参照)間に300nAの電流が流れるとともに、その電流に相当する電気信号が紫外線センサ53から制御部54へ出力される。制御部54では、この電気信号に基づいて図1に示した上記実施形態と同様に紫外線の強度をリアルタイムでモニタリングするとともに、電源装置51の電力供給を制御して低圧水銀ランプ52の紫外線の出力を制御する。
以上説明した第3実施形態では、処理チェンバ95を構成する壁部に設けられた開口部96a〜96dを覆うように紫外線透過部材98a〜98dが設けられており、紫外線センサ93a〜93dが紫外線透過部材98a〜98dの処理チェンバ95内と反対側に設置されている。このため、処理チェンバ95の外側において紫外線センサ93a〜93dを様々な位置に設置することが可能であり、紫外線センサ93a〜93dを処理チェンバ95内に設ける場合に比べて紫外線センサ93a〜93dの配置の自由度を向上させることができる。
また、第3実施形態では、紫外線センサ93a〜93dが処理チェンバ95の外側に設けられるので、紫外線センサ93a〜93dが処理チェンバ95内に設けられる場合に比べて、紫外線センサ93a〜93dの保守及び管理を容易に行うことができる。
また、第3実施形態では、角度調節機構93e(93f)により紫外線センサ93c(93d)の配置角度を変化させながら6つのキセノンエキシマランプ92から照射される紫外線の強度を測定するので、キセノンエキシマランプ92の数よりも少ない数の紫外線センサ93c(93d)で6つのキセノンエキシマランプ92から照射される紫外線の強度を測定することができる。これにより、6つのキセノンエキシマランプ92からの紫外線の強度をモニタリングするのに紫外線センサ93c(93d)の数が増大するのを抑制することができる。
第3実施形態による紫外線洗浄射装置の上記以外の効果は、上記第1実施形態による紫外線洗浄装置による効果と同様である。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
本発明の典型的な実施形態における紫外線モニタリングシステム及びそれを組み込んだ紫外線照射装置の構成を示した概略図である。 図1に示した紫外線モニタリングシステムに用いる紫外線センサの具体的な構成を示した側面図である。 本発明の第1実施形態による紫外線モニタリングシステム及びそれを組み込んだ紫外線照射装置の構成を示した概略図である。 本発明の第2実施形態による紫外線モニタリングシステム及びそれを組み込んだ紫外線照射装置の構成を示した概略図である。 本発明の第3実施形態による紫外線モニタリングシステム及びそれを組み込んだ紫外線照射装置の構成を示した概略図である。 図5に示した第3実施形態による紫外線モニタリングシステムにおいて、紫外線センサの設置角度と紫外線が照射された紫外線センサの表面電極間に流れる電流(電気信号)との関係を示した相関図である。
符号の説明
1 第1チェンバ
1a 開口部
2 第2チェンバ
2a 開口部
3、43 隔壁
4、44、74、94 紫外線モニタリングシステム
11、51 電源装置
12 紫外線源
13、53、83a、83b、93a、93b、93c、93d 紫外線センサ
14、54 制御部
15 冷却装置(温度制御機構)
16、86a、86b ハーメチックシール(カバー部)
17、87a、87b 紫外線入射部
18、88a、88b シャッタ機構
19 紫外線透過部材(第2紫外線透過部材)
20 紫外線透過部材(第1紫外線透過部材)
22 ダイヤモンド層(検知部)
31、61 アンプ回路
32、62 演算装置
33、63 制御信号入力回路
52 低圧水銀ランプ(紫外線源)
65 温度調整用ジャケット(温度制御機構)
82、92 キセノンエキシマランプ(紫外線源)
93e、93f 角度調節機構
95 処理チェンバ(第3チェンバ)
96a、96b、96c、96d 開口部
98a、98b、98c、98d 紫外線透過部材(第3紫外線透過部材)
100 照射対象物
200 ガラス板(照射対象物)
300 ガラス基板(照射対象物)
400 半導体ウエハ(照射対象物)

Claims (12)

  1. 電力を供給する電源装置と、
    前記電源装置から電力を得ることにより紫外線を照射する紫外線源と、
    受光した紫外線の強度に応じた量の電荷を生成するダイヤモンドからなる検知部を有し、その検知部で生成された電荷から前記紫外線の強度に応じた電気信号を出力する紫外線センサと、
    前記電気信号に基づいて前記電源装置の電力供給を制御することにより、前記紫外線源の紫外線の出力を制御する制御部とを備えた、紫外線モニタリングシステム。
  2. 前記制御部は、
    前記電気信号を増幅するアンプ回路と、
    前記アンプ回路により増幅された電気信号を紫外線量に換算する演算装置と、
    前記演算装置から紫外線量のデータを受け取るとともに、その紫外線量のデータに基づいて前記電源装置の電力供給を調整させるための電力制御信号を当該電源装置へ入力する制御信号入力回路とを含む、請求項1に記載の紫外線モニタリングシステム。
  3. 請求項1または2に記載の紫外線モニタリングシステムを備えた紫外線照射装置であって、
    前記紫外線源から照射対象物に紫外線を照射する、紫外線照射装置。
  4. 前記紫外線源を収容する第1チェンバと、
    前記第1チェンバに連続して設けられるとともに前記照射対象物を収容する第2チェンバと、
    前記第1チェンバ内の空間と前記第2チェンバ内の空間とを隔てるとともに紫外線を透過する材料からなる隔壁とを備え、
    前記第1チェンバ内の紫外線源から照射された紫外線は前記隔壁を透過して前記第2チェンバ内の照射対象物に照射される、請求項3に記載の紫外線照射装置。
  5. 前記紫外線センサは、前記第1チェンバ内に設置されている、請求項4に記載の紫外線照射装置。
  6. 前記紫外線センサの温度を制御する温度制御機構を備えた、請求項5に記載の紫外線照射装置。
  7. 前記第1チェンバを構成する壁部の所定の部分には開口部が設けられているとともに、その開口部を覆うように紫外線を透過する材料からなる第1紫外線透過部材が設けられており、
    前記紫外線センサは、前記第1チェンバの外側に設置されているとともに前記第1紫外線透過部材を透過した紫外線を受光する、請求項4に記載の紫外線照射装置。
  8. 前記紫外線センサは、前記第2チェンバ内に設置されている、請求項4に記載の紫外線照射装置。
  9. 前記紫外線センサの周囲を覆うカバー部が設けられているとともに、そのカバー部の一部に紫外線を透過する紫外線入射部が設けられ、
    前記紫外線入射部の前記第2チェンバ内の空間に面する側において、前記紫外線入射部を遮蔽する遮蔽状態と、前記紫外線入射部を遮蔽しない開放状態とに切り換え可能に設けられたシャッタ機構をさらに備える、請求項8に記載の紫外線照射装置。
  10. 前記第2チェンバを構成する壁部の所定の部分には開口部が設けられているとともに、その開口部を覆うように紫外線を透過する材料からなる第2紫外線透過部材が設けられており、
    前記紫外線センサは、前記第2チェンバの外側に設置されているとともに前記第2紫外線透過部材を透過した紫外線を受光する、請求項4に記載の紫外線照射装置。
  11. 前記紫外線源が内部に設置されるとともに前記照射対象物を収容する第3チェンバを備え、
    前記第3チェンバを構成する壁部の所定の部分には開口部が設けられているとともに、その開口部を覆うように紫外線を透過する材料からなる第3紫外線透過部材が設けられており、
    前記紫外線センサは、前記第3チェンバの外側に設置されているとともに前記第3紫外線透過部材を透過した紫外線を受光する、請求項3に記載の紫外線照射装置。
  12. 前記紫外線源は複数設けられており、
    前記紫外線源に対する前記紫外線センサの配置角度を変化させる角度調節機構を備え、
    前記角度調節機構により前記紫外線センサの配置角度を変化させながら前記複数の紫外線源から照射される紫外線の強度を測定する、請求項3〜11のいずれか1項に記載の紫外線照射装置。
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