JP2008008664A - 集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】DC特性試験に要する時間を短縮でき、DC特性試験に必要な測定回路を有さないテスタでも試験が行える集積回路の実現を目的とする。
【解決手段】直列に接続した極性の異なる2つのトランジスタTr1,Tr2を有する出力回路22と、出力回路の出力特性を測定する時に、出力回路の一方のトランジスタTr2を、他方のトランジスタTr1を導通させた時の出力特性を測定するための電流源として動作させるように制御する測定用制御回路31と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、直列に接続した極性の異なる2つのトランジスタで構成された出力回路を有する集積回路に関し、特に出力回路の出力特性が所定の規格を満足しているかを測定するテスト機能を内蔵した集積回路に関する。
半導体集積回路では、外部に信号を出力するための出力回路を有する。出力回路は、極性の異なる2つのトランジスタを直列に接続し、「高(H)」を出力する時には高電位側のトランジスタを導通し、「低(L)」を出力する時には低電位側のトランジスタを導通する。例えば、MOSトランジスタで構成される集積回路であれば、PチャンネルMOSトランジスタ(P−Tr)とNチャンネルMOSトランジスタ(N−Tr)を直列に接続し、ゲートに共通のデータ出力信号を印加する構成で、「高(H)」を出力する時にはデータ出力信号をLにして高電位側のP−Trを導通し、「低(L)」を出力する時にはデータ出力信号をHにして低電位側のN−Trを導通する。以下の説明では、PチャンネルMOSトランジスタ(P−Tr)とNチャンネルMOSトランジスタ(N−Tr)を直列に接続した出力回路を例として説明を行う。
一般に、集積回路の出力回路の出力特性に関するDC特性規格が定められており、製造が終了した集積回路は、出力回路がDC特性規格を満足するかの試験を行う。図1は、この試験を説明する図である。
図示のように、入出力回路(IO)2は、高電位側電源と低電位側電源の間に直列に接続されたPチャンネルMOSトランジスタ(P−Tr)Tr1とNチャンネルMOSトランジスタ(N−Tr)Tr2とを有し、Tr1とTr2の接続ノードと入出力ノードEXが接続されている。Tr1とTr2のゲートには、共通のデータ信号Dataが印加される。なお、ここでは入出力回路(IO)2のうちの出力回路の部分のみを示している。試験の時には、テスタ10の測定端子を入出力ノードEXに接続する。
IO2がTr1を導通して入出力ノードExに「高(H)」を出力する時に関するVOH規格は、電源電圧が2.3Vで、−4.2mAの印加電流(IO2から外部(テスタ)に流れ出す電流が4.2mA)の時に、入出力ノードEXの電圧が2.1V以上であることを規定している。また、IO2がTr2を導通して入出力ノードExに「低(L)」を出力する時に関するVOL規格は、電源電圧が2.7Vで、+4.2mAの印加電流(外部(テスタ)からIO2に流れ込む電流が4.2mA)の時に、入出力ノードEXの電圧が0.2V以下であることを規定している。
図示のように、テスタ10は、2.7Vの電源に接続された4.2mAの定電流源11と、0Vの電源(グランド)に接続された4.2mAの定電流源12と、を備え、測定端子を定電流源11又は定電流源12のいずれかに接続できるように構成されている。なお、測定端子の電圧を検出して2.1V以上であるか又は0.2V以下であるかを検出する電圧検出回路が設けられているが、図示は省略している。
試験する時には、IO2、すなわち集積回路(IC)の高電位側電源電圧を2.3Vに、低電位側電源電圧を0Vに設定する。VOH規格を満足するかを試験する時には、図1の(A)に示すように、DataをLにして、Tr1を導通(ON)、Tr2を非導通(OFF)にする。テスタ10では、測定端子を定電流源12に接続する。これにより、点線で示すように、IO2のTr1、入出力ノードEX及び定電流源12を通して4.2mAの電流が流れる。この時の入出力ノードEXの電圧が2.1V以上であれば、VOH規格を満足する。これは、Tr1のドレイン−ソース間電圧Vdsが0.2Vの時、Tr1の抵抗値が46オーム以下であるかどうかを試験していることを意味する。
同様に、VOL規格を満足するかを試験する時には、図1の(B)に示すように、DataをHにして、Tr1を非導通(OFF)、Tr2を導通(ON)にする。テスタ10では、測定端子を定電流源11に接続する。これにより、点線で示すように、定電流源11、入出力ノードEX及びIO2のTr2を通して4.2mAの電流が流れる。この時の入出力ノードEXの電圧が0.2V以上であれば、VOL規格を満足する。
次に、大規模集積回路(LSI)における従来の試験方法を説明する。図2は、LSIがDC特性規格を満足するかを試験する従来例の構成を示す図であり、VOHを試験する場合を示す。図示のように、LSI1にテスタ10を接続して試験を行う。
LSI1は、複数の入出力回路2−1、2−2、2−3、…(IO−1、IO−2、IO−3、…)と、テスタ10からの信号に応じて試験時に各部に印加する信号を生成するテスト制御回路8と、各IOの入力バッファの基準入力レベルを生成するREF制御回路9と、有する。LSIによってIOの個数は異なるが、百以上になる場合もある。各入出力回路(IO)は、出力回路3と、入力バッファ7と、入出力ノードEXと、を有する。出力回路3は、出力データDataを反転するインバータ6と、電源間に直列に接続されたTr1とTr2とを有する。テスタ10は、図1に示したような定電流源の組を有する測定回路を複数個有し、LSI1の複数のIOの試験が同時に行えるようになっている。テスタ10が有する測定回路の個数は、8個程度である。もちろんこの数を増加させることは可能であるが、その分テスタが高価になる。そこで、LSI1の入出力ノードEXに接続される測定端子のうち、上記の測定回路に接続する端子を順次切り換えて試験を行う。
VOH試験を行う場合には、テスタ10からLSI1に試験内容(VOH試験又はVOL試験)を指示するテスト信号とテストクロックTESTCLKを送ると、テスト制御回路8が、図示のように、Dataを”1”にし、Tr1を導通(ON)、Tr2を非導通(OFF)にして試験を行う。この時、点線で示すように電流が流れる。VOL試験を行う場合にも、同様にテスタ10からの信号に応じて、テスト制御回路8がDataを”0”し、Tr1を非導通(OFF)、Tr2を導通(ON)にして試験を行う。これは図1の説明と同じである。
特開平4−291179号公報 特開平8−8405号公報 特開2004−177144
図3は、図2の従来例における試験のタイムチャートである。DC特性試験では、安定したDCレベルを確保するため、テスタ10から試験内容を指示するテスト信号(パターン)を送った後、所定の待ち時間(Wait時間)待ってから、入出力端子EXの電圧レベルを測定して判定を行う。従って、試験時間が長くなるという問題がある。
上記のように、テスタでDC特性試験が行える測定回路の個数は限られており、IOの個数が多いLSIの場合、テスタの測定回路の個数に対応した個数のIOのDC特性試験を行い、それが終了した後テスタ10における接続を切り換えて、同様の試験動作を行う。そのため、図3に示すように、テスタ10からパターン信号を送った後Wait時間待ってから測定を行う測定サイクルを繰り返す必要がある。例えば、LSI1のIO2の個数が128個で、テスタ10が8個の測定回路を有する場合、測定サイクルを16回繰り返す必要があり、測定時間が長くなるという問題がある。
本発明は、DC特性試験に要する時間を短縮できる集積回路の実現を目的とする。また、DC特性試験を行う場合に、DC特性試験に必要な測定回路を有さないテスタでも試験が行えるようにすることを目的とする。
上記目的を実現するため、本発明の集積回路は、出力回路を構成する直列に接続された2つのトランジスタの一方を、他方のトランジスタ導通させた時の出力特性を測定するための電流源として動作させることを特徴とする。
本発明によれば、2つのトランジスタの一方を、他方のトランジスタ導通させた時の出力特性を測定するための電流源として動作させて、出力回路の出力特性の試験を行うので、回路を簡単にできる。
また、テスタは所定の定電流を流す定電流を設ける必要がないので、構成の簡単なテスタで試験が行える。
トランジスタはゲートに印加する電圧に応じて流す電流量が変化するので、一方のトランジスタが所定の電流量を流す定電流源として動作するような基準レベルを発生する基準レベル発生回路を、測定用制御回路内に設ける。
基準レベル発生回路は、VOH規格の試験のために2つのトランジスタのうちの低電位側のトランジスタが所定の電流量を流す定電流源として動作するように低電位側のトランジスタのゲートに印加する低側基準レベルを発生するVOHレベル発生回路と、VOL規格の試験のために2つのトランジスタのうちの高電位側のトランジスタが所定の電流量を流す定電流源として動作するように、高電位側のトランジスタのゲートに印加する高側基準レベルを発生するVOLレベル発生回路と、を備える。
基準レベル発生回路のVOHレベル発生回路とVOLレベル発生回路のそれぞれは、正確な基準レベルを発生するために、集積回路の外部に接続された基準抵抗を利用する。
図4は、本発明の集積回路の基本構成を示す図であり、VOH規格を試験するための構成を示す。図4に示すように、本発明の集積回路は、入出力回路22と、VOH規格用の基準レベルを発生するVOHレベル発生回路31と、を有する。
入出力回路22は、出力ノードと入力ノードを兼ねたシングル・バス・タイプの入出力回路であり、電源間に直列に接続されたP型MOSトランジスタTr1及びN型MOSトランジスタTr2と、出力データ信号DataのTr1及びTr2のゲートへの印加経路に設けられたトランスミッションゲートTg1及びTg3と、信号VOLG−LVのTr1のゲートへの印加経路に設けられたトランスミッションゲートTg2と、信号VOHG−LVのTr2のゲートへの印加経路に設けられたトランスミッションゲートTg4と、入力バッファ27と、を有する。
VOHレベル発生回路31は、Tr2が正確に4.2mAの定電流源として動作するゲート電圧VOHG−LVを生成する回路である。VOHレベル発生回路31は、基準抵抗R1と、2.1Vの電位を発生のための抵抗分割回路を構成する抵抗R2からR4と、NチャンネルMOSトランジスタTr2’と、比較器32と、を有する。
通常動作時には、Tg1及びTg3がON、Tg2及びTg4がOFFしている。従って、Dataは破線pで示すようにTg1及びTg3を通してTr1及びTr2のゲートに印加され、Dataに応じてTr1及びTr2がON又はOFFして入出力ノードEXからデータの出力を行う。従来通りテスタを使用してVOH規格試験時を行うのであれば、DataをL(0)にしてTr1をON、Tr2をOFFして端子EXにH(1)を出力し、電流をテスタに引き抜くことになる。
これに対して、本発明では、この時にOFFしているTr2に注目して、Tr2のゲート電圧を制御することにより、テスタの定電流源と同様の役割をさせることが特徴である。具体的には、具体的には、Tg1をON、Tg2及びTg3をOFF、Tg4をON、DataをLにしてTr1をON、VOHレベル発生回路31で発生されるVOHG−LVをTg4を介してTr2のゲートに印加する。この時の信号の流れを点線qで示す。
VOHレベル発生回路31において、基準抵抗R1は、高精度の抵抗であり、正確に46オームの抵抗値を有する。基準抵抗R1及びTr2’を通って点線sで示すように電流が流れる。Tr2’はTr2と同一の構成であるように作られている。比較器32は、Tr2’が流す電流により基準抵抗R1に生じる電圧を電源電圧から減じた電位を、抵抗R2、R3、R4により発生される電位2.1V(電源電圧を2.3Vとし、0.2Vの電圧降下が生じているとする。)と比較して、同じになるまでTr2’のゲート電圧を変化させる。従って、同じになった時には、46Ωの基準抵抗R1で0.2Vの電圧降下を発生させる4.2mAの電流が流れた状態になる。この時のTr2’のゲート電圧がVOHG−LVとして出力され、Tg4を通してTr2のゲートに印加される。従って、Tr2は4.2mAの電流を流す定電流源として動作することになる。これにより、VOH規格の試験条件が実現され、端子EXに現れる電圧が2.1V以上であれば、VOH規格を満足する。
VOL規格の試験については、VOL規格用の基準レベルを発生するVOLレベル発生回路を別に設けてVOLG−LVを発生し、Tg2を介してTr1のゲートに印加し、Tr1を4.2mAの電流を流す定電流源として動作させる。そして、DataをHにして、Tg3を介してTr2のゲートに印加してTr2をONする。この時、Tg1及びTg4はOFFである。
更に、一方のトランジスタを上記のような電流源として動作させた時の出力レベルを検出して所定の規定条件を満たすかを判定する比較器を設けて、判定結果をレジスタに保持する。
比較器は、新たに設けても良いが、図4に示すように、出力ノードと入力ノードを兼ねたシングル・バス・タイプの入出力ノードの場合、すなわち入力バッファ27を有する時には、入力バッファ27を比較器として利用することができる。入力バッファ27の一方の入力ノードには、基準入力(REF)制御回路が発生する電位レベルが入力される。REF制御回路は、通常動作時には入力信号のレベルを判定するための基準入力レベルを発生し、DC特性試験時には出力特性の所定の規定条件に対応した基準測定レベル、すなわち、VOH規格試験時には2.1Vを、VOL規格試験時には0.2Vを発生する。
比較器の比較結果は、そのまま外部に出力することも可能であるが、一時的に保持するレジスタを設け、比較結果を読み出すモードにして読み出すことも可能である。特に、集積回路が、出力回路と入力バッファとレジスタの組を複数組備える場合には、端子数を増加させないためにも、レジスタを設けて比較結果を保持することが望ましい。各出力回路の比較結果を保持する複数のレジスタでシフトレジスタを構成し、比較結果をシリアルデータとして出力するようにすれば、比較結果を出力する端子は1個でよい。また、各レジスタに保持された比較結果を、対応する出力回路から出力することも可能である。
本発明によれば、従来テスタを使用して行っていたDC特性試験を、集積回路内に設けられた機能を利用して行うファンクション(Function)試験に置き換えることができ、繰り返し測定が不要になるので、試験時間を短縮できる。例えば、従来のDC特性試験では、約200個の出力回路の試験を行うのに、0.45秒を要していたが、本発明によれば0.25秒に短縮できる。
また、集積回路内に設けられた機能を利用して試験が行えるので、DC特性測定に必要な測定回路を有するテスタを使用する必要がなくなる。
図5は、本発明の第1実施例の大規模集積回路(LSI)の入出力回路及びそれに関係する部分の構成を示す図である。図示のように、第1実施例のLSI41は、複数の入出力回路2−1、2−2、2−3、…(IO1、IO2、IO3、…)と、基準レベル(REF)制御回路47と、VOHレベル発生回路48と、VOLレベル発生回路49と、を有する。VOHレベル発生回路48及びVOLレベル発生回路49は、測定用制御回路を構成する。図示のように、VOHレベル発生回路48及びVOLレベル発生回路49には、それぞれLSI41の外部に設けられた基準抵抗R1及びR21がそれぞれ接続される。基準抵抗R1及びR21は、正確に46Ωの抵抗値を有する。
IO1、IO2、IO3、…は、それぞれ入出力端子EX1、Ex2、EX3、…に接続されており、データの出力と入力が行われるシングル・バス・タイプ(Single Bus Type)の入出力回路である。IO1、IO2、IO3、…には、VOHレベル発生回路48からVOHG−LVが、VOLレベル発生回路49からVOLG−LVが、REF制御回路47からREFが供給され、更に他の回路部分から出力データDataが供給される。また、IO1、IO2、IO3、…からは、他の回路部分に入力データAが供給される。更に、各IOは、比較結果を保持したレジスタの出力を後段のIOに出力し、最後のIOが外部に端子TDOを介して出力する。
図6は、第1実施例のIO42の構成を示す図であり、IO1、IO2、IO3、…は、それぞれ図6の構成を有する。
IO42は、出力回路43と、入力バッファ44と、バッファ45と、レジスタ(TFF)46と、入出力ノードEXと、基準レベルノードREFを有する。出力回路43は、出力データDataが入力されるトランスミッションゲートTg1及びTg3と、VOLG−LVが入力されるトランスミッションゲートTg2と、VOHG−LVが入力されるトランスミッションゲートTg4と、電源間に直列に接続されたPチャンネルMOSトランジスタTr1とNチャンネルMOSトランジスタTr2とを有する。Tr1のゲートは、Tg1及びTg2に接続される。Tg1とTg2は逆相で動作する。すなわち、Tg1がONの時にはTg2はOFFで、Tg2がONの時にはTg1はOFFである。Tr2のゲートはTg3及びTg3に接続され、Tg3とTg4は逆相で動作する。
入力バッファ44は、入出力ノードEXの電位とREF制御回路47の出力する基準レベルREFを比較して比較結果を出力する。REF制御回路47は通常動作時には、入力信号のレベルを判定するための基準入力レベルを出力するので、入力バッファ44は、入力信号がH(1)かL(0)であるか示すデータを出力する。通常動作時の信号の流れを点線pで示す。また、REF制御回路47は、DC特性試験のVOH規格試験時には2.1Vを出力し、VOL規格試験時には0.2Vを出力するので、入力バッファ44は入出力端子EXの電位がそれぞれの規格を満足するかを示すデータを出力する。VOH規格試験時の信号の流れを点線qで示す。
バッファ45は、通常動作時に、入力バッファ44の出力するデータをLSI41の他の部分に伝え、DC特性試験時には実質的に機能しない。
TFF46は、他のIOのTFFとシフトレジスタを構成し、DC特性試験時に、入力バッファ44の出力する比較結果、すなわち入出力端子EXの電位がそれぞれの規格を満足するかを示すデータをラッチ信号LATCHに応じて一時記憶し、シフト信号SHIFTに応じて後段のTFFに出力すると共に、前段のTFFからのデータを記憶して次のシフト信号SHIFTに応じて後段に出力するという動作を繰り返す。
VOHレベル発生回路48は、図4に示した基準レベル発生回路31と同じ構成を有し、VOHG−LV及びREF制御回路47に送られるVOH−LV(2.1V)を出力する。また、VOHレベル発生回路48の構成は、図8にも示されている。基準抵抗R1は、LSI41の外に接続され、正確に46Ωの抵抗値を有する抵抗である。他は、図4で説明した通りであるので、これ以上の説明は省略する。
VOLレベル発生回路49は、図9に示す構成を有し、VOLG−LV及びREF制御回路47に送られるVOL−LV(0.2V)を出力する。基準抵抗R21は、LSI41の外に接続され、正確に46Ωの抵抗値を有する抵抗である。Tr1’はTr1と同一の構成を有する。VOL−LV(0.2V)は抵抗R22、R23及びR24による電圧の抵抗分割により発生される。比較器51は、Tr1’のゲート電圧を変化させて、基準抵抗R21に発生する電位がVOL−LV(0.2V)と等しくなるようにし、その時のゲート電圧をVOLG−LVとして出力する。
図7は、REF制御回路47の構成を示す図である。図示のように、抵抗R11及びR12が電圧を抵抗分割して電源電圧の1/2の電圧1/2VDDを発生される。3個のトランスミッションゲートTg11、Tg12及びTg13が設けられており、VOH−LV、VOL−LV、1/2VDDのいずれかを選択してREFとして出力する。具体的には、通常動作時には点線pで示すように、1/2VDDが出力され、VOH規格試験時には点線qで示すように、VOH−LVが出力され、VOL規格試験時にはVOL−LVが出力される。
図8は、第1実施例のLSIのVOH試験時の動作を示す図であり、この動作に関係しないVOLレベル発生回路49は図示を省略している。点線は、VOH試験時の信号の流れを示す。
まず、通常時の動作を説明する。通常時には、Tg1及びTg3がON、Tg2及びTg4がOFFし、REF制御回路47は、1/2VDDを出力する。従って、VOHレベル発生回路48は動作に何ら関係しない。この状態で、出力データDataが印加されると、インバータ50で反転されて、Tr1及びTr2のゲートに印加される。DataがH(1)であれば、Tr1がON、Tr2がOFFになり、端子EXにH(1)のデータが出力される。DataがL(0)であれば、Tr1がOFF、Tr2がONになり、端子EXにL(0)のデータが出力される。また、端子EXにデータが入力されると、入力バッファ44が、端子EXの電位が1/2VDDより大きいか小さいかに応じてH(1)又はL(0)のデータを出力する。
VOH試験時には、Tg1及びTg4がON、Tg2及びTg3がOFFし、REF制御回路47は、VOH−LVを出力する。VOHG−LVは、Tg4を通ってTr2のゲートに印加され、Tr2が4.2mAの定電流源として動作するようになる。更にDataがH(1)になり、インバータ50で反転されてTg1を通してTr1のゲートに印加されて、Tr1がONする。これにより、Tr1に4.2mAの電流が流れる状態になり、端子EXに現れる電位が4.2V以上であればVOH規格が満足される。そこで、入力バッファ44が端子EXの電位をVOH−LVと比較して大きい時には正常であることを示すH(1)を、小さい時には正常でないことを示すL(0)を出力する。
以上の動作がすべてのIOで行われる。そして、Tr1がONしてから所定の待ち時間経過して端子EXの電位が安定した時に、TFF46にLATCH信号を入力して各TFF46に対応するIOでの比較結果を記憶させる。次に、TFF46にSHIFTを入力して、保持したデータ(比較結果)を順次後段に移送し、端子TDOから順次出力する。すべてのIOのデータ(比較結果)が出力されるとVOH試験が終了する。
図9は、第1実施例のLSIのVOL試験時の動作を示す図であり、この動作に関係しないVOHレベル発生回路48は図示を省略している。点線は、VOL試験時のの信号の流れを示す。
VOL試験時には、Tg2及びTg3がON、Tg1及びTg4がOFFし、REF制御回路47は、VOL−LVを出力する。VOLG−LVは、Tg2を通ってTr1のゲートに印加され、Tr1が4.2mAの定電流源として動作するようになる。更にDataがL(0)になり、インバータ50で反転されてTg3を通してTr2のゲートに印加されて、Tr2がONする。これにより、Tr2に4.2mAの電流が流れる状態になり、端子EXに現れる電位が0.2以下であればVOL規格が満足される。そこで、入力バッファ44が端子EXの電位をVOL−LVと比較して小さい時には正常であることを示すL(0)を、大きい時には正常でないことを示すH(1)を出力する。
以上の動作がすべてのIOで行われる。そして、Tr2がONしてから所定の待ち時間経過して端子EXの電位が安定した時に、TFF46にLATCH信号を入力して各TFF46に対応するIOでの比較結果を記憶させる。次に、TFF46にSHIFTを入力して、保持したデータ(比較結果)を順次後段に移送し、端子TDOから順次出力する。すべてのIOのデータ(比較結果)が出力されるとVOL試験が終了する。
図10は、第1実施例における試験のタイムチャートであり、VOH試験又はVOL試験の一方を示し、VOH試験及びVOL試験の両方を行うのであれば、このタイムチャートを2度行うことになる。
まず、テスタなどにより、外部から試験の内容(VOH試験又はVOL試験)を指示するデータ及びテストクロックTESTCLKが入力される。これに応じて、図示していないLSI内の制御回路が試験内容に応じて各トランスミッションゲートをON又はOFFする信号を出力し、Dataを試験内容に応じた値にする動作を行う。ここではこれをパターン送り動作と称する。これに応じて端子EXに出力が現れるが、所定の待ち(Wait)時間だけ待った状態で、TFFにLATCHを印加して各IOの試験結果をTFFに保持する。そして、TESTCLKを印加すると、これに応じてSHIFT信号が生成されてTFFが構成するシフトレジスタに印加されて、TDOから順次試験結果が出力される。
図11は、本発明の第2実施例のLSIの入出力回路(IO)62の構成を示す図である。点線は、VOH試験時の信号の流れを示す。第2実施例のLSIは、VOH試験及びVOL試験に関係する部分は第1実施例と同じであるが、試験結果の外部への出力方法のみが異なる。TFF46は、独立したレジスタで、信号LATCHに応じて入力バッファ44の出力を保持してそのまま出力する。
図示のように、各IO62のDataの入力部分に3個のNANDゲート65、66及び67と、1個のインバータ64と、が設けられている。インバータ64の入力である選択信号TESTSELECTは、通常動作時、VOH試験時及びVOL試験時にはH(1)にされ、第1実施例と同様に、DataがTg1及びTg3に入力される。TESTSELECTをL(0)にすると、TFF46の出力がTg1及びTg3に入力されるように切り換えられる。
そこで、第1実施例と同様に、VOH試験又はVOL試験を行い、TFF46にLATCHを印加して試験結果をTFF46に保持する。そして、Tg1及びTg3をON、TG2及びTg4をOFFして、TEST−SELECTをL(0)にすると、TFF46に保持された各IOの試験結果が端子EXから出力される。
図12は、第2実施例における試験のタイムチャートであり、VOH試験又はVOL試験の一方を示し、VOH試験及びVOL試験の両方を行うのであれば、このタイムチャートを2度行うことになる。
前半の部分は第1実施例と同じであり、LATCHにより試験結果がTFFに保持される。次にTEST−SELECTをH(1)に変えると、各EXから同時に試験結果が出力されるので、試験に要する時間は第1実施例より更に短縮される。
以上説明したように、本発明によれば、既存の集積回路の構成要素をそのまま利用し、VOHレベル発生回路及びVOLレベル発生回路を付加し、REF制御回路に選択機能を設けるだけで、出力回路のDC特性を容易に試験することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各種の変形例が可能であるのはいうまでもない。例えば、上記の説明では、出力と入力を共通の端子で行うシングル・バス・タイプの入出力回路を使用する例を説明したが、出力回路と入力回路が分離された集積回路にも適用可能であり、その場合には出力回路に比較回路を設ける必要がある。
(付記1)
直列に接続した極性の異なる2つのトランジスタを有する出力回路と、
前記出力回路の出力特性を測定する時に、前記出力回路の一方のトランジスタを、他方のトランジスタを導通させた時の出力特性を測定するための電流源として動作させるように制御する測定用制御回路と、を備える集積回路。(1)
(付記2)
前記測定用制御回路は、前記トランジスタが所定の電流量を流す定電流源として動作するように、前記トランジスタのゲートに印加する基準レベルを発生する基準レベル発生回路を備える付記1に記載の集積回路。(2)
(付記3)
前記基準レベル発生回路は、前記2つのトランジスタのうちの低電位側のトランジスタが所定の電流量を流す定電流源として動作するように、前記低電位側のトランジスタのゲートに印加する低側基準レベルを発生する低側基準レベル発生回路と、前記2つのトランジスタのうちの高電位側のトランジスタが所定の電流量を流す定電流源として動作するように、前記高電位側のトランジスタのゲートに印加する高側基準レベルを発生する高側基準レベル発生回路と、を備える付記2に記載の集積回路。
(付記4)
前記基準レベル発生回路は、当該集積回路の外部に接続された基準抵抗を利用して前記基準レベルを発生する付記2に記載の集積回路。
(付記5)
前記出力回路の出力特性を測定する時に、前記出力回路の出力ノードの電圧が所定の測定条件を満たすかを判定する比較器を備える付記1に記載の集積回路。(3)
(付記6)
前記出力ノードに入力される2値信号を取り込むため、前記出力ノードの電圧を基準入力レベルと比較する入力バッファと、
前記基準入力レベルを発生する基準入力制御回路と、を備え、
前記基準入力制御回路は、前記出力回路の出力特性を測定する時に、前記所定の測定条件に対応する基準測定レベルを発生し、
前記入力バッファが、前記比較器として、前記出力回路の出力ノードの電圧が所定の測定条件を満たすかを判定する付記5に記載の集積回路。(4)
(付記7)
前記比較器の比較結果を一時的に保持するレジスタを備える付記5に記載の集積回路。(5)
(付記8)
前記比較器の比較結果を一時的に保持するレジスタを備える付記6に記載の集積回路。
(付記9)
当該集積回路は、前記出力回路と、前記入力バッファと、前記レジスタの組を複数組備える付記8に記載の集積回路。
(付記10)
各組の前記レジスタはシフトレジスタを構成し、前記シフトレジスタは比較結果をシリアルデータとして出力する付記9に記載の集積回路。
(付記11)
各組の前記レジスタに保持された比較結果は、同じ組の前記出力回路から出力される付記9に記載の集積回路。
本発明は、どのような集積回路にも適用可能である。
出力回路の規格と試験原理を説明する図である。 LSIのDC試験の従来例の構成を示す図である。 従来例の試験のタイムチャートを示す図である。 本発明の基本構成を説明する図である。 本発明の第1実施例のLSIの構成を示す図である。 第1実施例のIOの構成を示す図である。 第1実施例のREF制御回路の構成を示す図である。 第1実施例におけるVOH試験の動作を説明する図である。 第1実施例におけるVOL試験の動作を説明する図である。 第1実施例における試験のタイムチャートを示す図である。 第2実施例のIOの構成を示す図である。 第2実施例における試験のタイムチャートを示す図である。
符号の説明
41 集積回路(LSI)
42、42−1、42−2、42−3 入出力回路
43 出力バッファ
44 入力バッファ
47 REF制御回路
48 VOHレベル発生回路
49 VOLレベル発生回路

Claims (5)

  1. 直列に接続した極性の異なる2つのトランジスタを有する出力回路と、
    前記出力回路の出力特性を測定する時に、前記出力回路の一方のトランジスタを、他方のトランジスタを導通させた時の出力特性を測定するための電流源として動作させるように制御する測定用制御回路と、を備える集積回路。
  2. 前記測定用制御回路は、前記トランジスタが所定の電流量を流す定電流源として動作するように、前記トランジスタのゲートに印加する基準レベルを発生する基準レベル発生回路を備える請求項1に記載の集積回路。
  3. 前記出力回路の出力特性を測定する時に、前記出力回路の出力ノードの電圧が所定の規定条件を満たすかを判定する比較器を備える請求項1に記載の集積回路。
  4. 前記出力ノードに入力される2値信号を取り込むため、前記出力ノードの電圧を基準入力レベルと比較する入力バッファと、
    前記基準入力レベルを発生する基準入力制御回路と、を備え、
    前記基準入力制御回路は、前記出力回路の出力特性を測定する時に、前記所定の規定条件に対応する基準測定レベルを発生し、
    前記入力バッファが、前記比較器として、前記出力回路の出力ノードの電圧が所定の規定条件を満たすかを判定する請求項3に記載の集積回路。
  5. 前記比較器の比較結果を一時的に保持するレジスタを備える請求項3に記載の集積回路。
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JP2011179881A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Renesas Electronics Corp テスト回路
RU196597U1 (ru) * 2019-12-13 2020-03-06 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Северо-Восточный федеральный университет имени М.К.Аммосова" Лабораторная установка для динамического измерения входных и выходных характеристик полупроводникового транзистора

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