JP2008008309A - 一方向バルブ及びドアチェック装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液体が流れる管路と、管路内に設けられる弁体21と、管路内であって弁体21より上流側に設けられ、弁体が塞ぐことにより閉状態となる穴部7aと、弁体21を穴部7aを塞ぐ方向に付勢するスプリング(付勢手段)29とを有する一方向バルブであって、弁体21の周面には、弁体の移動方向に対して交差し、スプリング29の付勢力が作用すると穴部7aを塞ぐ方向の分力が発生する第1面21d、第2面21eが形成され、第1面21d、第2面21eは、弁体21が穴部7aに近づくに従って、穴部7aを塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、スプリング29は第1面21d、第2面21eを弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、弁体21に対し穴部7aを塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼしている。
【選択図】図1
Description
管路を流れる液体の圧力により、弁体が付勢手段の付勢力に抗して、穴部から離れる方向に移動すると、付勢手段の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。
請求項2に係る発明は、 前記面は、複数の面、曲面のうちのいずれか一方であることを特徴とする請求項1記載の一方向バルブである。
ドアが回転すると、ドアの回転方向により、ポンプの第1液体吐出口、第2液体吐出口のうちのどちらか一方の吐出口から液体が吐出される。
一方、ポンプの第2液体吐出口から液体が吐出された場合は、第2一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第2一方向バルブの弁体が穴部から離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。
請求項4に係る発明は、液体が充填されるケーシングと、該ケーシング内に配置され、前記ケーシングの対向する第1部、第2部に回転可能に支持されたシャフトと、該シャフトの周面に設けられ、前記ケーシング内を第1室、第2室に分けるフラップと、一方の開口が前記第1室に、他方の開口が前記第2室に臨むように、前記フラップにそれぞれ設けられた第1管路、第2管路と、前記第1管路内に設けられる弁体、前記第1管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第1一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第1管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第1管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第1室から前記第2室への液体の流れを許容し、前記第2室から前記第1室への液体の流れを阻止する第1一方向バルブと、前記第2管路内に設けられる弁体、前記第2管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第2一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第2管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第2管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第2室から前記第1室への液体の流れを許容し、前記第1室から前記第2室への液体の流れを阻止する第2一方向バルブと、からなることを特徴とするドアチェック装置である。
第1室から第2室に向かって液体が流れる場合、第1管路の第1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第2管路の第2一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第1一方向バルブの弁体が穴部から離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。
一方、第2室から第1室に向かって液体が流れる場合、第2管路の第2一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部から離れる方向に押される。また、第1管路の第1一方向バルブの弁体は、液体の圧力により穴部を塞ぐ方向に押される。そして、付勢手段の付勢力に抗して、第2一方向バルブの弁体が穴部から離れる方向に移動すると、付勢手段の付勢力の穴部を塞ぐ方向の分力が小さくなる。
請求項1、3、4に係る発明によれば、前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成されていることにより、面の形状を適宜設定することにより、弁体が穴部を塞いでいる際の弁体に作用する塞ぐ方向の分力や、弁体が穴部から離れた際に弁体に作用する穴部を塞ぐ方向の分力を自由に設定することができる。
管路内であって、穴部7aとして機能する液体導入口3の下流側には、大径部9、第1小径部13、第2小径部15にわたって、樹脂や鉄でなる弁体(バルブ)21が軸方向に移動可能に設けられている。図1(a)、(c)に示すように、弁体21の一方の側は、液体導入口3に嵌合可能な錐状の嵌合部21aが形成され、嵌合することにより、液体導入口3を塞ぐことが可能となっている。
通常、図1(a)に示すように、スプリング29、29(付勢手段)の付勢力は、弁体21の第2面21eに作用し、弁体21の嵌合部21aが穴部7aを塞ぐ、バルブ閉状態となっている。
このような構成によれば、下記のような効果を得ることができる。
(1)弁体を軸方向に付勢する付勢手段を省略可能で、付勢手段が1種類で済むので、小形で、部品点数が少なくなる。
(2)弁体21の溝21bの嵌合部21a側と反対側の周面には、スプリング29、29の付勢力が作用すると穴部7aを塞ぐ方向の分力が発生する第1面21dと、第2面21eとを形成した。よって、弁体21が穴部7aを塞いでいる際の弁体21に作用する穴部7aを塞ぐ方向の分力や、弁体21が穴部7aから離れた際に弁体21に作用する穴部7aを塞ぐ方向の分力を自由に設定することができる。
(3)スプリング(付勢手段)29、29は、弁体21の側方に設けられているので、液体の流れ方向に小型化できる。
通常、図2(a)に示すように、板ばね41、41(付勢手段)の付勢力は、弁体21の第2面21eに作用し、弁体21の嵌合部21aが穴部7aを塞ぐ、バルブ閉状態となっている。
このような構成によれば、下記のような効果を得ることができる。
(1)付勢手段が1種類で済むので、小形で、部品点数が少なくなる。
(2)弁体21の嵌合部21a側と反対側の周面には、板ばね41、41の付勢力が作用すると穴部7aを塞ぐ方向の分力が発生する第1面21dと、第2面21eとを形成したことにより、弁体21が穴部7aを塞いでいる際の弁体21に作用する穴部7aを塞ぐ方向の分力や、弁体21が穴部7aから離れた際に弁体21に作用する穴部7aを塞ぐ方向の分力を自由に設定することができる。
最初に、図4に示すように、ドア300は、アッパヒンジ301とロアヒンジ303を用いて、ボデー305に回転可能に取り付けられている。そして、ドアチェック装置351が、アッパヒンジ301側に設けられる。
ケーシング63には、上面が開放面となった断面形状が略扇状の穴63aが設けられている。穴63a内には、穴63aを第1室64、第2室66に分けるフラップ67が設けられている。このフラップ67はシャフト69と一体的に形成されている。そして、シャフト69の一方の端部側は、穴63aの底面63bに形成された穴63cに嵌合し、シャフト69の他方の端部は、ケーシングキャップ65に形成された穴65aに嵌合し、シャフト69は回転可能に支持されている。また、穴63a内にはシリコーンオイル等の液体が充填されている。
通常、第1バルブ201、第2バルブ201’の板ばね(付勢手段)41、41’の付勢力が弁体21、21’の第2面21e、21e’を押圧し、穴部7a、7a’を塞ぐ方向の分力が発生し、弁体21、21’は穴部7a、7a’を塞いでいる。
フラップ411には、一方の開口が第1室407に、他方の開口が第2室409に臨むように、それぞれ第1管路421と、第2管路423とが形成されている。
21 弁体
21d 第1面
21e 第2面
29 スプリング
Claims (4)
- 液体が流れる管路と、
該管路内に移動可能に設けられる弁体と、
前記管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部と、
前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段とを有する一方向バルブであって、
前記付勢手段は、前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、
前記管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、
前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、
前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼしていることを特徴とする一方向バルブ。 - 前記面は、複数の面、曲面のうちのいずれか一方であることを特徴とする請求項1記載の一方向バルブ。
- 第1液体吐出口、第2液体吐出口を有し、ドアの回転方向に応じて、液体を前記第1液体吐出口または第2液体吐出口から吐出するポンプと、
一端部が前記ポンプの第1液体吐出口に、他端部が前記ポンプの前記第2液体吐出口にそれぞれ接続された第1管路、第2管路と、
前記第1管路内に設けられる弁体、前記第1管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第1一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第1管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第1管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第1室から前記第2室への液体の流れを許容し、前記第2室から前記第1室への液体の流れを阻止する第1一方向バルブと、
前記第2管路内に設けられる弁体、前記第2管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第2一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第2管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第2管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第2室から前記第1室への液体の流れを許容し、前記第1室から前記第2室への液体の流れを阻止する第2一方向バルブと、
からなることを特徴とするドアチェック装置。 - 液体が充填されるケーシングと、
該ケーシング内に配置され、前記ケーシングの対向する第1部、第2部に回転可能に支持されたシャフトと、
該シャフトの周面に設けられ、前記ケーシング内を第1室、第2室に分けるフラップと、
一方の開口が前記第1室に、他方の開口が前記第2室に臨むように、前記フラップにそれぞれ設けられた第1管路、第2管路と、
前記第1管路内に設けられる弁体、前記第1管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第1一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第1管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第1管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第1室から前記第2室への液体の流れを許容し、前記第2室から前記第1室への液体の流れを阻止する第1一方向バルブと、
前記第2管路内に設けられる弁体、前記第2管路内であって、前記弁体より上流側に設けられ、前記弁体が塞ぐことによって閉状態となる穴部、前記弁体を前記穴部を塞ぐ方向に付勢する付勢手段を有する第2一方向バルブであって、前記付勢手段は、前記第2管路側、前記弁体側のうちのいずれか一方の側に設けられ、前記第2管路側、前記弁体側のうちのいずれか他方の側には、前記弁体の移動方向に対して交差し、前記付勢手段の付勢力が作用すると、前記弁体に前記穴部を塞ぐ方向の分力が発生する面が形成され、前記面は、前記弁体が前記穴部に近づくに従って、前記穴部を塞ぐ方向の分力が大きくなるように形成され、前記付勢手段は前記面を前記弁体の移動方向に対して交差する方向から常に押圧し、前記弁体に対し前記穴部を塞ぐ方向に常に付勢力をおよぼし、前記第2室から前記第1室への液体の流れを許容し、前記第1室から前記第2室への液体の流れを阻止する第2一方向バルブと、
からなることを特徴とするドアチェック装置。
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