JP2008007897A - カンバス洗浄装置ならびにカンバス洗浄方法、およびオフセット印刷用紙の製造装置、新聞用紙 - Google Patents

カンバス洗浄装置ならびにカンバス洗浄方法、およびオフセット印刷用紙の製造装置、新聞用紙 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒッキー発生の原因となるピッチをカンバスから容易に除去できるカンバス洗浄装置の提供。
【解決手段】カンバス洗浄装置1は、湿紙を支持しつつ搬送するためのカンバスCを洗浄するものであって、カンバスCにおける湿紙が接触する接触面Sに汚染防止剤Aを直接供給する供給手段10と、供給手段10により汚染防止剤Aが散布されたカンバスCの接触面Sに圧力10MPa以上の高圧水Bを噴射する高圧水噴射手段20と、カンバスCの接触面Sの、高圧水Bが衝突している部分の近傍Nを吸引する吸引手段30を具備する。
【選択図】図2

Description

本発明は、湿紙を支持しつつ搬送するカンバスを洗浄するためのカンバス洗浄装置ならびにカンバス洗浄方法に関する。また、本発明は、新聞用紙等のオフセット印刷用紙を製造するためのオフセット印刷用紙の製造装置に関する。さらには、オフセット印刷方式により印刷される新聞用紙に関する。
新聞等の印刷では、刷版の画線部に付着させたインクを、ブランケットを介して紙に転写させるオフセット印刷法が広く適用されている。
オフセット印刷法に適用される新聞用紙等のオフセット印刷用紙は、一般的な製紙と同様に、ワイヤーパートとプレスパートとドライヤーパートとキャレンダパートとをその順に備えた製紙装置により製造される。
製紙装置のドライヤーパートでは、プレスパートにて得た湿紙を、循環するカンバスによりキャレンダパートに搬送しながら、加熱ロールおよびサクションロールに掛け回して乾燥させる工程が行われる。
ところで、紙の原料であるパルプには、木材に由来した粘着性を有するピッチが含まれ、特に新聞用紙の原料として多く使用される機械パルプまたはDIPにはパルプ以外に由来するピッチが多く含まれている。
そのため、ドライヤーパートにて、湿紙中のピッチがカンバスの表面に転移することがあった。ピッチがカンバスの表面に転移すると、ドライヤーパート内で微細な紙粉やピッチが結び付き合い、カンバス表面上でピッチが大きくなった際にカンバスから剥離して湿紙表面に付着することがあった。
このピッチが付着した状態のまま乾燥させて得た用紙をオフセット印刷法により印刷すると、用紙上のピッチがブランケットを介して刷版に転移して付着することがあった。特に、刷版の画線部にピッチが付着した場合には、その画線部にインクを付着させた際に、画線部におけるピッチ周辺にてインクが付着しにくくなる傾向にあった。画線部におけるピッチ周辺にインクが付着していない状態で用紙に印刷すると、用紙の印刷面にヒッキーと称される円環状の白抜けの印刷不良が生じることがあった。
近年、オフセット印刷法により用紙に印画するケースが増えているが、印画ではべた印刷の部分が多いため、ヒッキーが目立ちやすくなっており、ヒッキー発生防止が強く求められている。
ヒッキーの発生を防止する方法としては、オフセット印刷機の水付けローラーや刷版を清掃する方法が知られているが、この方法では印刷業者の負担が増えるため、紙でのヒッキー発生防止対策が求められている。紙でのヒッキー発生防止方法としては、例えば、紙表面へのピッチの付着を防止する方法が採られる。紙表面への異物の付着を防止する方法としては、例えば、特許文献1,2に、ドライヤーパートにおいて、カンバスを乾燥するためのドライヤーロールおよび/またはカンバスに、異物の付着を防止するためのシリコーン等の汚染防止剤を付与する方法が記載されている。
特開2004−270123号公報 特開2004−218186号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の方法を適用しても、オフセット印刷法による印刷において、ヒッキーの発生を充分に防止できなかった。しかも、得られるオフセット印刷用紙の品質が低下することがあった。
本発明は、前記事情を鑑みてなされたものであり、ヒッキー発生の原因となるピッチをカンバスから容易に除去できるカンバス洗浄装置ならびにカンバス洗浄方法を提供することを目的とする。また、オフセット印刷法による印刷においてヒッキーの発生が防止され、また、品質低下が防止されたオフセット印刷用紙を製造できるオフセット印刷用紙の製造装置を提供することを目的とする。さらに、オフセット印刷法による印刷においてヒッキーの発生が防止され、また、品質低下が防止された新聞用紙を提供することを目的とする。
本発明者らは、特許文献1,2のように、ドライヤーロールおよび/またはカンバスに汚染防止剤を付与した場合には、カンバスへのピッチの付着力を弱めることはできるものの、カンバス表面に付着したピッチを充分に除去できず、ヒッキー発生を防止できないことを見出した。特に、ドライヤーロールまたはその近傍に汚染防止剤を直接散布すると、ドライヤーロールの回転に伴って生じる気流により、散布した汚染防止剤が吹き上げられるため、汚染防止剤をドライヤーロールに付与させることが困難であることを見出した。そればかりか、吹き上げられた汚染防止剤が、汚染防止剤を散布するノズル等に付着し、ノズル等の表面で汚染防止剤の液滴が大きくなり、やがてその液滴がカンバスに落下する。その結果、その汚染防止剤の液滴に湿紙が接触し、得られる用紙の品質を低下させることを見出した。これらの知見に基づき、さらに検討して、以下のカンバス洗浄装置ならびにカンバス洗浄方法、および、オフセット印刷用紙の製造装置、新聞用紙を発明した。
本発明は、以下の構成を含む。
[1] 湿紙を支持しつつ搬送するためのカンバスを洗浄するカンバス洗浄装置であって、
カンバスにおける湿紙が接触する接触面に汚染防止剤を直接供給する供給手段と、供給手段により汚染防止剤が供給されたカンバスの接触面に圧力10MPa以上の高圧水を噴射する高圧水噴射手段と、カンバスの接触面の、高圧水が衝突している部分の近傍を吸引する吸引手段とを具備することを特徴とするカンバス洗浄装置。
[2] 湿紙を支持しつつ搬送するためのカンバスを洗浄するカンバス洗浄方法であって、
カンバスにおける湿紙が接触する接触面に汚染防止剤を直接供給した後、汚染防止剤を供給した接触面に圧力10MPa以上の高圧水を噴射し、カンバスの接触面の、高圧水が衝突している部分の近傍を吸引することを特徴とするカンバス洗浄方法。
[3] プレスパートとキャレンダパートとの間に設けられたドライヤーパートを有し、該ドライヤーパートにて、プレスパートにて得られた水分が40〜60質量%の湿紙を、プレスパートとキャレンダパートとの間で循環するカンバスによりキャレンダパートに搬送しながら乾燥して、オフセット印刷用紙を製造するオフセット印刷用紙の製造装置であって、
ドライヤーパートが、[1]に記載のカンバス洗浄装置を備え、該カンバス洗浄装置が、キャレンダパート側からプレスパート側に返送される際のカンバスを洗浄することを特徴とするオフセット印刷用紙の製造装置
[4] オフセット印刷用紙が新聞用紙である[3]に記載のオフセット印刷用紙の製造装置。
[5] [4]に記載のオフセット印刷用紙の製造装置を用いて製造されたことを特徴とする新聞用紙。
本発明のカンバス洗浄装置ならびにカンバス洗浄方法では、カンバスの洗浄性に優れるため、ヒッキー発生の原因となるピッチをカンバスから容易に除去できる。
本発明のカンバス洗浄装置において、カンバスの接触面の、高圧水が衝突している部分の近傍を吸引する吸引手段を具備すれば、カンバスの洗浄性がより優れ、ピッチをより容易に除去できる。
本発明のオフセット印刷用紙の製造装置によれば、オフセット印刷法による印刷においてヒッキーの発生を防止されたオフセット印刷用紙を製造できる。しかも、得られるオフセット印刷用紙の品質低下を防止できる。
本発明の新聞用紙は、オフセット印刷法による印刷においてヒッキーの発生が防止され、また、品質低下が防止されたものである。
(カンバス洗浄装置)
本発明のカンバス洗浄装置の一実施形態について説明する。
本実施形態のカンバス洗浄装置は、図1に示すように、プレスパートにて得られた水分が湿紙Wを、循環するカンバスCによりキャレンダパートに搬送しながら乾燥するドライヤーパート100に備えられたものであり、キャレンダパート側からプレスパート側に返送される際のカンバスCを洗浄するものである。カンバス洗浄装置1により洗浄されるカンバスCは、ガイドロール40a,40b,40cにより走行方向が変更されながら移動している。
図2に、本実施形態のカンバス洗浄装置1を示す。このカンバス洗浄装置1は、カンバスCにおける湿紙が接触する接触面Sに汚染防止剤Aを直接供給する供給手段10と、供給手段10により汚染防止剤Aが供給されたカンバスCの接触面Sに高圧水Bを噴射する高圧水噴射手段20と、カンバスCの接触面Sの、高圧水Bが衝突している部分の近傍N(以下、高圧水衝突部近傍Nという。)を吸引する吸引手段30とを具備するものである。
供給手段10は、汚染防止剤Aを吐出するノズル11と、ノズル11が取り付けられ、ノズル11をカンバスCの幅方向に往復動させる第1の往復動機構12と、ノズル11に汚染防止剤Aを供給する供給ユニット13とを備えるものである。
この供給手段10では、第1の往復動機構12によってノズル11がカンバスCの幅方向に往復動しながら、カンバスCに汚染防止剤Aを供給するため、カンバスCの幅方向の全体にわたって汚染防止剤Aを供給できるようになっている(図3参照)。
ノズル11は、1流体ノズルであってもよいし、2流体ノズルであってもよい。
第1の往復動機構12としては、例えば、ベルト式アクチュエータ、リニアモータ式アクチュエータ、ボールねじ式アクチュエータ、シリンダ式アクチュエータ等、往復動に駆動するものが挙げられる。
供給ユニット13は、汚染防止剤Aを貯蔵するタンク13aと、タンク13aに貯蔵する汚染防止剤Aをノズル11に移送する移送ポンプ13bと、移送ポンプ13bおよびノズル11を接続する供給用接続管13cとを備えるものである。
供給手段10により供給される汚染防止剤Aとしては、例えば、ワックスまたはオイルのエマルジョン、ひまし油やなたね油等の植物油のエマルジョン、シリコーンオイルなどが挙げられる。これらの中でも、シリコーンオイルが好ましい。汚染防止剤Aがシリコーンオイルであれば、カンバスCへのピッチの付着力をより弱めることができ、カンバスCからピッチをより容易に除去できるようになる。
本実施形態における高圧水噴射手段20は、先端に高圧水Bを噴射する噴射口を有する略円筒状の噴射手段本体21と、噴射手段本体21をカンバスCの幅方向に往復動させる第2の往復動機構22とを備えるものである。ここで、高圧水Bとは、圧力10MPa以上の水のことである。ただし、高圧水Bの圧力は、加圧の容易性、カンバスへの影響等を考慮すると、50MPa以下であることが好ましい。
なお、圧力10MPa以上の高圧水Bの代わりに、圧力10MPa未満の水を用いた場合には、カンバスCからピッチを充分に除去できない。
噴射手段本体21における噴射口は1つであってもよいし、2つ以上であってもよい。また、噴射手段本体21は、その中心軸を中心に噴射口が回転するものであってもよいし、噴射口が固定されたものであってもよい。
第2の往復動機構22は、供給手段10における第1の往復動機構12と同様のものを使用することができる。
この高圧水噴射手段20では、第2の往復動機構22によって噴射手段本体21がカンバスCの幅方向に往復動しながら、カンバスCに高圧水Bを噴射するため、カンバスCの幅方向の全体にわたって高圧水Bを噴射できるようになっている。
吸引手段30は、高圧水衝突部近傍Nを取り囲むフード31と、フード31に接続された吸引用配管32と、吸引用配管32に接続され、空気を吸引用配管32と反対側に向けて噴出させてフード31および吸引用配管32側を吸引するエゼクタ33とを備えるものである。
本実施形態における高圧水噴射手段20と吸引手段30とは一体化されている。具体的には、吸引手段30が高圧水噴射手段20の第2の往復動機構22に取り付けられている。また、吸引手段30のフード31内に高圧水噴射手段20の噴射手段本体21が配設されて、吸引手段30が高圧水衝突部近傍Nを吸引できるようになっている。
このカンバス洗浄装置で洗浄されるカンバスCに接する湿紙Wの水分は40〜60質量%である。ここで、湿紙Wの水分とは、カンバスCに接触する直前の湿紙の水分のことである。水分が40質量%以上の湿紙では、カンバスCに付着するピッチの量が多く、また、カンバスCに付着したピッチおよび汚染防止剤の乾燥が防止されるため、本発明の効果が発揮される。ただし、水分が60質量%を超えるとドライヤーパートでの乾燥負荷が高くなりすぎるため、実用的でない。
(カンバス洗浄方法)
次に、上述したカンバス洗浄装置1を用いたカンバス洗浄方法の一実施形態について説明する。
本実施形態のカンバス洗浄方法では、まず、図1および図2に示すように、キャレンダパート側からプレスパート側に返送される際のカンバスCの、湿紙が接触する接触面Sに、供給手段10により汚染防止剤Aを直接供給する。この際、供給手段10のノズル11を、第1の往復動機構12によりカンバスCの幅方向に往復動させて、汚染防止剤AをカンバスCの幅方向の全体にわたって供給する(図3参照)。
汚染防止剤Aの供給量は、カンバスCの移動速度、カンバスCにおけるピッチの付着量、汚染防止剤Aの種類、汚染防止剤Aの濃度等を考慮して適宜選択することが好ましい。カンバスCに均一に汚染防止剤を付着させることができる点では、汚染防止剤Aの供給量は2〜100cm/分であることが好ましい。
また、ノズル11を往復動させる際の移動速度についても、カンバスCの移動速度、カンバスCにおけるピッチの付着量、汚染防止剤Aの種類、汚染防止剤Aの濃度等を考慮して適宜選択することが好ましい。
次いで、供給手段10により汚染防止剤Aを供給したカンバスCの接触面Sに、高圧水噴射手段20により高圧水Bを噴射する。この際、高圧水噴射手段20の噴射手段本体21を、第2の往復動機構22によりカンバスCの幅方向に往復動させて、高圧水BをカンバスCの幅方向の全体にわたって噴射する。
高圧水Bの噴射量は、カンバスCの移動速度、カンバスCにおけるピッチの付着量、高圧水Bの圧力等を考慮して適宜選択することが好ましい。
また、噴射手段本体21を往復動させる際の移動速度についても、カンバスCの移動速度、カンバスCにおけるピッチの付着量、高圧水Bの圧力等を考慮して適宜選択することが好ましい。
また、高圧水噴射手段20により高圧水BをカンバスCの接触面Sに噴射すると同時に、吸引手段30により、高圧水衝突部近傍Nを吸引する。その際の吸引量は、カンバスCの移動速度、カンバスCにおけるピッチの付着量、高圧水Bの噴射量等を考慮して適宜選択することが好ましい。
以上説明したカンバス洗浄装置1およびカンバス洗浄方法では、供給手段10によりカンバスCの接触面Sに汚染防止剤Aを直接供給するため、汚染防止剤Aが吹き上げられることなく、接触面S上に汚染防止剤Aを確実に付与できる。そのため、カンバスCの接触面Sに湿紙が接触した際にピッチが付着したとしても、その付着力を弱めることができる。したがって、高圧水噴射手段20により、汚染防止剤が供給された接触面Sに高圧水を噴射することにより、接触面Sに付着したピッチを容易に剥離させて洗浄することができる。
さらに、吸引手段30によって、高圧水衝突部近傍Nを吸引することにより、接触面Sから剥離したピッチを吸引できるため、剥離したピッチがカンバスCの接触面Sに再付着することを防止できる。
したがって、上記カンバス洗浄装置1およびカンバス洗浄方法によれば、カンバスCの洗浄性に優れるため、ヒッキー発生の原因となるピッチをカンバスCの接触面Sから容易に除去できる。
また、上述したカンバス洗浄装置1およびカンバス洗浄方法によれば、カンバスCからピッチを容易に除去できるため、カンバスCのピッチによる目詰まりを防止できる。そのため、湿紙中の水分がカンバスCを通り抜けやすくなり、ドライヤーパートでの湿紙の乾燥効率を向上させることができる。
なお、本発明のカンバス洗浄装置およびカンバス洗浄方法は、上述した実施形態に限定されない。例えば、上述した実施形態では、供給手段10が第1の往復動機構12を備えて、カンバスCの幅方向の全体にわたって汚染防止剤Aを供給するようになっていたが、第1の往復動機構12を備えなくてもよい。ただし、第1の往復動機構12を備えない場合には、例えば、カンバスCの幅方向に沿ってノズルを複数備えて、あるいは、カンバスCの幅方向に沿って開口したスリット状のノズルを備えるなどして、カンバスCの幅方向の全体にわたって汚染防止剤Aを供給できるようにすることが好ましい。
同様に、高圧水噴射手段20が第2の往復動機構22を備えて、カンバスCの幅方向の全体にわたって高圧水Bが噴射するようになっていたが、第2の往復動機構22を備えなくてもよい。ただし、第2の往復動機構22を備えない場合には、カンバスCの幅方向に沿って噴射口を複数備えて、あるいは、カンバスCの幅方向に沿って開口したスリット状の噴射口を備えるなどして、カンバスCの幅方向の全体にわたって高圧水Bを噴射できるようにすることが好ましい。
また、カンバス洗浄装置1は、供給手段10および高圧水噴射手段20を2つ以上具備しても構わない。
(オフセット印刷用紙の製造装置)
本発明のオフセット印刷用紙の製造装置の一実施形態について説明する。
本実施形態のオフセット印刷用紙の製造装置は、図1に示すような、プレスパートとキャレンダパートとの間に設けられ、シリンダが複数備えられたシリンダ群を1つ具備するドライヤーパート100を有するものである。このドライヤーパート100にて、プレスパートとキャレンダパートとの間で循環するカンバスCにより、プレスパートにて得られた湿紙Wをキャレンダパートに搬送しながら乾燥して、オフセット印刷用紙を製造する。本実施形態では、シリンダ群が1つであるから、循環するカンバスCも1つである。
また、本実施形態のオフセット印刷用紙の製造装置は、ドライヤーパート100が、キャレンダパート側からプレスパート側に返送される際のカンバスC(すなわち、湿紙Wを支持していないカンバスC)を洗浄するカンバス洗浄装置1を備えている。
本発明における湿紙Wは、カンバスCに接触する直前の水分が40〜60質量%のものである。
ドライヤーパート100において湿紙Wを乾燥する方法としては、例えば、湿紙Wを、内部に蒸気を通すなどして加熱した加熱ロール50と、内部に吸引可能になっているサクションロール60とに交互に掛け回す方法などが挙げられる。
上述したオフセット印刷用紙の製造装置のドライヤーパートでは、カンバス洗浄装置1により洗浄したカンバスCを用いて湿紙Wを搬送しながら乾燥するため、湿紙Wの表面にピッチが付着しにくい。そのため、オフセット印刷法による印刷においてヒッキーの発生が防止されたオフセット印刷用紙を製造できる。
本発明のオフセット印刷用紙の製造装置は、オフセット印刷用紙が新聞用紙である場合にとりわけ好適である。なぜなら、新聞用紙は、機械パルプや古紙を原料とした脱墨パルプが多く使用されるため、ヒッキーが生じやすい傾向にあるからである。
また、本発明のオフセット印刷用紙の製造装置では、抄紙速度が1000〜1800m/分であることが好ましく、1300〜1600m/分であることがより好ましい。抄紙速度が1000m/分以上であると、ピッチがカンバスCに付着する量が多くなる傾向があるが、そのような場合であってもカンバスCへのピッチの付着を防止でき、本発明の効果がとりわけ発揮される。一方、抄紙速度が1500m/分以下であれば、カンバスCに高圧水を噴射した際に、カンバスCから剥離したピッチを吸引手段により充分に吸引できるため、より除去できる。
ドライヤーパートにおけるシリンダの本数は、必要な乾燥能力に応じて、適宜選択すればよい。
なお、上述したオフセット印刷用紙の製造装置では、ドライヤーパートにて、シリンダ群を1つ具備して、循環するカンバスCが1つ設けられていたが、本発明では、必要な乾燥能力に応じて、シリンダ群を2つ以上具備し、循環するカンバスが2つ以上設けられて、ドライヤーパートが2つ以上のセクションに分けられてもよい。ドライヤーパートが2つ以上のセクションに分けられている場合には、カンバスCに接する直前の水分が40〜60質量%の湿紙を搬送するカンバスを有するセクションの少なくとも1つにカンバス洗浄装置を設置すればよい。ピッチをより除去する点では、湿紙を搬送するカンバスを有するセクションの全てにカンバス洗浄装置を設置することが好ましい。なお、カンバスに接する直前の水分が40質量%未満の湿紙に接するカンバスではピッチの付着量が少ないため、カンバス洗浄装置により洗浄しても実益がないばかりか、汚染防止剤により紙面を汚染することがある。
(新聞用紙)
本発明の新聞用紙は、上述したオフセット印刷用紙の製造装置を用いて製造されたものである。
新聞用紙を構成するパルプとしては、例えば、化学パルプ(NBKP、LBKP等)、機械パルプ(GP、CGP、RGP、PGW、TMP等)、脱墨古紙パルプ(DIP等)等を単独または任意の比率で混合したものが挙げられる。本発明では、カンバスに付着したピッチを除去できるため、DIPを多く配合させることが可能になる。
また、新聞用紙には、例えば、ホワイトカーボン、クレー、無定形シリカ、タルク、酸化チタン、炭酸カルシウムなどの填料が含まれてもよい。さらには、必要に応じて、内添サイズ剤、定着剤、紙力増強剤、歩留り向上剤、耐水化剤、紫外線吸収剤などの添加剤が含まれてもよい。さらに、新聞用紙の表面には、表面サイズ剤、接着剤、顔料等を含有する表面処理剤が塗布されてもよい。
新聞用紙の坪量は、30〜60g/mであることが好ましく、35〜55g/mであることがより好ましく、35〜50g/mであることが特に好ましい。
(新聞用紙の製造方法)
本発明における新聞用紙を製造する方法は、上述したオフセット印刷用紙の製造装置を用いる方法である。すなわち、新聞用紙を製造する際のドライヤーパートにて、カンバスCにおける湿紙Wが接触する接触面Sに供給手段10により汚染防止剤Aを直接供給した後、高圧水噴射手段20により、汚染防止剤Aを供給した接触面に圧力10MPa以上の高圧水Bを噴射し、吸引手段30によりカンバスCの接触面の、高圧水衝突部近傍Nを吸引する方法である(図2参照)。
なお、新聞用紙の製造方法においても、湿紙WにおけるカンバスCに接する直前の水分は40〜60質量%である。
新聞用紙の製造方法においては、特に、カンバス洗浄装置1の供給手段10での汚染防止剤Aの供給量を2〜100cm/分とすることが好ましい。このような範囲で汚染防止剤Aを供給すれば、カンバスCに均一に汚染防止剤を付着させることができ、カンバス洗浄装置1によってカンバスCに付着したピッチをより容易に除去できる。その結果、得られる新聞用紙をオフセット印刷した際にヒッキーの発生を充分に防止できる。
新聞用紙の製造方法では、特に、抄紙速度が1000〜1800m/分であることが好ましく、1300〜1600m/分であることがより好ましい。上述したように、このような範囲の抄紙速度であれば、カンバスCに付着したピッチを除去する効果が充分に発揮され、得られる新聞用紙におけるヒッキーの発生を充分に防止できる。
本発明の新聞用紙は、上述したオフセット印刷用紙の製造装置を用いて製造されたものであるから、オフセット印刷法による印刷においてヒッキーの発生が防止され、また、品質低下が防止されたものである。
(実施例1)
針葉樹クラフトパルプ10部、サーモメカニカルパルプ30部、脱墨古紙パルプ60部の割合で混合して離解し、レファイナーでフリーネス120mlC.S.F.(カナダ標準フリーネス)に調製したパルプスラリーを得た。そのパルプスラリーに、対絶乾パルプ当りカチオン化澱粉(P3Y、PIRAAB STARCH Co., Ltd.製)を0.5質量%添加し、自製ホワイトカーボンを紙料中の含有量が3質量%となるように添加し、硫酸バンドにより抄紙pHが4.5になるように調整して紙料を得た。
次いで、得られた紙料を用いて、オントップツインワイヤー抄紙機(三菱重工業社製)により抄紙速度1500m/分で抄紙した。ここで、該抄紙機におけるドライヤーパートは、循環するカンバスを各々備えた4つのセクション(1D,2D,3D,4D)に分かれたものである。また、各セクションは湿紙より上側に配置されたロール群(以下、上側ロール群という。)と湿紙より下側に配置されたロール群(以下、下側ロール群という。)とを有している。さらに、上側ロール群の各セクションは、カンバスを乾燥するカンバスドライヤーとカンバスに接するアウトサイダーロールとを備え、1Dセクションの上側ロール群のカンバスドライヤーとアウトサイダーロールとの間にカンバス洗浄装置が設置されている。
本例では、1Dセクションの2Dセクション側にて、湿紙から離れたカンバスをカンバスドライヤーにより乾燥し、その乾燥したカンバスにおける湿紙が接触する側の面に汚染防止剤(クリーンキーパーLX−IIシリコン系)を供給手段であるシャワーランナー(メンテック社製)により5cm/分で直接噴霧した。
次いで、高圧水噴射手段と吸引手段とを備えるデュオクリナー(Voith社製)を用い、カンバスの汚染防止剤が供給された側の面に20MPaの高圧水を噴射しつつ、高圧水が衝突している部分の近傍を吸引した。
このように洗浄したカンバスを用いて、プレスパートにて得た1Dセクションに入る直前の水分が50質量%の湿紙を、2Dセクションに向けて搬送しながら乾燥した後、2D〜4Dセクションにてさらに乾燥して、紙幅5〜8.5m、米坪42.0g/mのコールドオフセット印刷用新聞用紙(以下、新聞用紙と略す。)を得た。
(実施例2)
カンバス洗浄装置の設置場所を、1Dセクションのカンバスドライヤーとアウトサイダーロールとの間に代わりに、2Dセクションのカンバスドライヤーとアウトサイダーロールとの間に変更して、2Dセクションに入る直前の水分が48質量%の湿紙を搬送する2Dセクションのカンバスを洗浄したこと以外は実施例1と同様にして新聞用紙を得た。
(実施例3)
カンバス洗浄装置の設置場所を、1Dセクションのカンバスドライヤーとアウトサイダーロールとの間、2Dセクションのカンバスドライヤーとアウトサイダーロールとの間、3Dセクションのカンバスドライヤーとアウトサイダーロールとの間の3箇所とした。そして、水分50質量%の湿紙を搬送する1Dセクションのカンバス、水分48質量%の湿紙を搬送する2Dセクションのカンバス、2Dセクションに入る直前の水分が42質量%の湿紙を搬送する3Dセクションのカンバスを洗浄したこと以外は実施例1と同様にして新聞用紙を得た。
(比較例1)
汚染防止剤をカンバスに直接ではなく、アウトサイダーロールに噴霧して、カンバスの湿紙が接触する側の面に転写させたこと以外は実施例1と同様にして新聞用紙を得た。
(比較例2)
汚染防止剤をカンバスに噴射しなかったこと以外は実施例1と同様にして印刷用紙を得た。
(比較例3)
汚染防止剤が供給されたカンバスに高圧水を噴射しなかったこと以外は実施例1と同様にして新聞用紙を得た。
(比較例4)
カンバス洗浄装置の設置場所を、1Dセクションのカンバスドライヤーとアウトサイダーロールとの間に代わりに、4Dセクションのカンバスドライヤーとアウトサイダーロールとの間に変更して、4Dセクションに入る直前の水分が39質量%の湿紙を搬送する4Dセクションのカンバスを洗浄したこと以外は実施例1と同様にして新聞用紙を得た。
(比較例5)
カンバス洗浄装置として、高圧水噴射手段を備えるが、吸引手段を備えないコンビクリーナー(相川鉄工社製)を用いたこと以外は実施例1と同様にして新聞用紙を得た。
以下の方法により、各実施例および各比較例で得た新聞用紙のヒッキー発生防止性を評価した。その結果を表1に示す。
(ヒッキー発生防止性の評価方法)
各実施例及び各比較例で得た新聞用紙をA4サイズに断裁し、その新聞用紙を、オフセット輪転機用新聞印刷インキ(NEWS WEBMASTER/プロセス墨G2:サカタインクス製)により、速度10000部/時間で、連続10000部、墨単色のオフセット印刷を行った。
ここで使用したオフセット印刷機は、画線部が長さ25cm×幅15cmのベタ部であるPS版とブランケット(DAYインターナショナル製)とを備えた枚葉オフセット印刷機(ハマダH234K)の1胴目を用いたものである。また、オフセット印刷時の湿し水としてはイオン交換水を用いた。
オフセット印刷を行った後、紙面上に現れたヒッキーの個数を計測した。
○:ヒッキーの発生は0個であった。
△:ヒッキーが1〜2個発生した。
×:ヒッキーが3個以上発生した。
Figure 2008007897
水分40〜60質量%の湿紙を搬送するカンバスに汚染防止剤を直接噴霧した後、高圧水を噴射して、カンバスを洗浄した実施例1〜3の方法では、得られた新聞用紙のヒッキー発生が防止されていた。
これに対し、汚染防止剤をカンバスに間接的に供給した比較例1の方法、汚染防止剤をカンバスに供給しなかった比較例2の方法、汚染防止剤が供給されたカンバスに高圧水を噴射しなかった比較例3の方法、水分39質量%の湿紙を搬送する4Dセクションのカンバスを洗浄した比較例4の方法、高圧水が衝突している部分の近傍を吸引しなかった比較例5の方法では、得られた新聞用紙のヒッキー発生が防止されていなかった。
特に、比較例1では、ロールの随伴流により舞い上がった汚染防止剤が新聞用紙表面に付着して汚染した。また、比較例4でも、新聞用紙表面に汚染防止剤による汚れが見られた。
本発明に係る一実施形態のカンバス洗浄装置が設置されるドライヤーパートを模式的に示す図である。 本発明に係る一実施形態のカンバス洗浄装置を示す側面図である。 図2のカンバス洗浄装置を構成する供給手段のノズルおよび第1の往復動機構を示す上面図である。
符号の説明
1 カンバス洗浄装置
10 供給手段
11 ノズル
12 第1の往復動機構
13 供給ユニット
13a タンク
13b 移送ポンプ
13c 供給用接続管
20 高圧水噴射手段
21 噴射手段本体
22 第2の往復動機構
30 吸引手段
31 フード
32 吸引用配管
33 エゼクタ
40a,40b,40c ガイドロール
50 加熱ロール
60 サクションロール
A 汚染防止剤
B 高圧水
C カンバス
N 高圧水衝突部近傍(カンバスの接触面の、高圧水が衝突している部分の近傍)
S 接触面
W 湿紙

Claims (5)

  1. 湿紙を支持しつつ搬送するためのカンバスを洗浄するカンバス洗浄装置であって、
    カンバスにおける湿紙が接触する接触面に汚染防止剤を直接供給する供給手段と、供給手段により汚染防止剤が供給されたカンバスの接触面に圧力10MPa以上の高圧水を噴射する高圧水噴射手段と、カンバスの接触面の、高圧水が衝突している部分の近傍を吸引する吸引手段とを具備することを特徴とするカンバス洗浄装置。
  2. 湿紙を支持しつつ搬送するためのカンバスを洗浄するカンバス洗浄方法であって、
    カンバスにおける湿紙が接触する接触面に汚染防止剤を直接供給した後、汚染防止剤を供給した接触面に圧力10MPa以上の高圧水を噴射し、カンバスの接触面の、高圧水が衝突している部分の近傍を吸引することを特徴とするカンバス洗浄方法。
  3. プレスパートとキャレンダパートとの間に設けられたドライヤーパートを有し、該ドライヤーパートにて、プレスパートにて得られた水分が40〜60質量%の湿紙を、プレスパートとキャレンダパートとの間で循環するカンバスによりキャレンダパートに搬送しながら乾燥して、オフセット印刷用紙を製造するオフセット印刷用紙の製造装置であって、
    ドライヤーパートが、請求項1に記載のカンバス洗浄装置を備え、該カンバス洗浄装置が、キャレンダパート側からプレスパート側に返送される際のカンバスを洗浄することを特徴とするオフセット印刷用紙の製造装置
  4. オフセット印刷用紙が新聞用紙である請求項3に記載のオフセット印刷用紙の製造装置。
  5. 請求項4に記載のオフセット印刷用紙の製造装置を用いて製造されたことを特徴とする新聞用紙。
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