JP2008007542A - 室温硬化性ゴム組成物 - Google Patents

室温硬化性ゴム組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】
耐候性、耐熱性、非汚染性、低湿分透過性、および低臭気などの良好な諸特性を有し、ガラス等との接着性に優れ、良好な室温での硬化性による優れた加工性を有し、特に、複層ガラス用シーリング材として有用な室温硬化性ゴム組成物を提供することにある。
【解決手段】
(A)ポリイソブチレンを除くアルケニル基を有する有機重合体、(B)特定構造のヒドロシリル基含有化合物、(C)アルコール溶媒を含ない、特定の白金濃度の白金−ビニルシロキサン錯体触媒、(D)エポキシ基又はアクリロイル基又はメタクリロイル基を含む化合物からなり、かつ(E)架橋反応を遅延させる化合物を含まない室温硬化性ゴム組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、耐候性、耐熱性、非汚染性、低湿分透過性、および低臭気などの良好な諸特性を有し、ガラス等との接着性に優れ、良好な室温での硬化性による優れた加工性を有し、特に、複層ガラス用シーリング材として有用な室温硬化性ゴム組成物に関する。
建築、自動車、電気分野等では、組立加工の際に、同種あるいは異種の材料間の接着、あるいは、補強・補充のために各種シーリング材が用いられており、これまでに、各用途に応じて硬化様式や主鎖構造の違う種々の材料が提案されている。
板ガラスを2枚よりなる複層ガラスにも板ガラス間の接着にシーリング材が使用されている。しかしながら、従来から汎用されている複層ガラス用シーリング材は、耐候性、耐熱性、非汚染性、低湿分透過性、および低臭気性などの良好な諸特性を有し、かつガラス等との接着性に優れ、良好な室温硬化性による優れた加工性を有するシーリング材は無かった。
たとえば、現在使用されているポリサルファイド系シーリング材は、耐候性、耐熱性および非汚染性に優れるが、低湿分透過性が不充分であるため、単独ではシングルシール化に用いることはできない。また、複層ガラス用シーリング材として最も重要な特性である耐候接着性が、近年省エネのために多く使用される熱線反射ガラスに対して不充分である、耐温水接着性が不充分である、低臭気性に劣るなどの諸問題を有している。
また、他の複層ガラス用シーリング材として、縮合型硬化系のシリコン系シーリング材は、耐候性、耐熱性、耐候接着性および低臭気性等の諸特性を満足しているが、非汚染性および低湿分透過性に劣り、単独ではシングルシーリング用に用いることができない。
以上の諸問題に対して、特開2003年128851号公報(特許文献1)では、エチレン・α−オレフィン・非共役鎖状ポリエンランダム共重合体からなる複層ガラス用シーリング材が開示されているが、ガラスとの接着性に劣る。また、特開2002年38129号公報(特許文献2)では加水分解性シリル基を含有するエチレン・α−オレフィン・非共役鎖状ポリエンランダム共重合体からなるシーリング材が開示されているが、硬化速度が不十分である。これらの諸特性を同時に満足するシーリング材はなかった。
特開2003年128851号公報 特開2002年38129号公報
本発明の課題は、耐候性、耐熱性、非汚染性、低湿分透過性、および低臭気などの良好な諸特性を有し、ガラス等との接着性に優れ、良好な室温での硬化性による優れた加工性を有し、特に、複層ガラス用シーリング材として有用な室温硬化性ゴム組成物を提供することにある。
本発明のゴム組成物は、具体的に以下の[1]〜[5]により提供される。
[1] 下記の必須成分(A)、(B)、(C)、および(D)からなり、成分(E)を含まない室温硬化性ゴム組成物。
(A)アルケニル基を有する有機重合体(ポリイソブチレンを除く)
(B)ヒドロシリル基を1分子中に少なくとも2個持つヒドロシリル基含有化合物が0.1〜100重量部(前記有機重合体100重量部に対する重量部、以下同様)
(C)アルコール溶媒を含まず、白金濃度が0.1〜10重量%の白金−ビニルシロキサン錯体触媒であり、有機重合体(A)に対するその量が、白金として0.1〜1000ppm
(D)エポキシ基又はアクリロイル基又はメタクリロイル基を含む化合物が0.01〜20重量部
(E)架橋反応を遅延させる化合物
[2] 前記[1]記載の必須成分である(A)アルケニル基を有する有機重合体が、エチレン、炭素数3から20のα−オレフィン、および下記一般式(1)または(2)で表わされる少なくとも一種の非共役ポリエンから導かれる構成単位を有するエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体である前記[1]に記載の室温硬化性ゴム組成物。
Figure 2008007542
(式中、nは0ないし10の整数であり、R1は水素原子または炭素原子数1〜10のアルキル基であり、R2は水素原子または炭素原子1〜5のアルキル基である)
Figure 2008007542
(式中、R3は水素原子または炭素原子1〜10のアルキル基である)
[3] 前記[2]記載のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴムが、下記の(イ)〜(ハ)を満足する 前記[2]記載のゴム組成物。
(イ)エチレン単位/α−オレフィン単位のモル比が、40/60〜95/5
(ロ)ヨウ素価が0.5〜50g/100g
(ハ)135℃のデカリン溶液で測定した極限粘度[η]が0.01〜1.0dl/g
[4] 前記[1]記載の必須成分である(C)アルコール溶媒を含まず、白金濃度が0.1〜10重量%である白金−ビニルシロキサン錯体触媒の1分子中のビニル基が、3個以上である前記[1]〜[3]のいずれか記載の室温硬化性ゴム組成物。
[5] 前記[1]記載の必須成分である(D)エポキシ基又はアクリロイル基又はメタクリロイル基を含む化合物が、一般式(3)で示されるシラン系カップリング剤である前記[1]〜[4]のいずれか記載の室温硬化性ゴム組成物。
Figure 2008007542
(式中、R1はメチル基または炭素原子数1〜5のアルコキシル基、R2は炭素原子数1〜5のアルコキシル基、R3は炭素数1〜10の2価の非環式飽和炭化水素であるアルキレン基、または炭素数1〜10の2価の非環式飽和炭化水素基と1個のエーテル基との組合せからなる2価の基であるオキシアルキレン基、R4はアクリロイル基、又はメタクリロイル基、または炭素数1〜10のエポキシ基)
本発明は、耐候性、耐熱性、非汚染性、低湿分透過性、および低臭気などの良好な諸特性を有し、ガラス等との接着性に優れ、良好な室温での硬化性による優れた加工性を有し、特に、複層ガラス用シーリング材として有用な室温硬化性ゴム組成物を提供することができる。
[アルケニル基を有する有機重合体(A)]
本発明で用いられるアルケニル基を有する有機重合体(A)は、分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有する有機重合体(A)であれば特に制限はなく、各種主鎖骨格をもつ有機重合体を使用することができる。アルケニル基を有する有機重合体(A)は、単独重合体でも共重合体でも差し支えない。ただし、本発明では、ポリイソブチレンを除く。
樹脂での具体例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、スチレン・アクリロニトリル共重合体(AS樹脂)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS樹脂)、ポリアセタール、ポリメチルメタアクリレート、メチルメタアクリレート・スチレン共重合体、で代表される汎用樹脂、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレン、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン共重合体等のポリエーテル重合体、またポリエステル、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ナイロン、セルロース、PTFEやPVdFで代表されるフッ素樹脂、尿素樹脂、フェノール・アルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、およびシリコン樹脂不飽和ポリエステル樹脂などが挙げられる。それらの樹脂の分子主鎖骨格構造は、単独でも2種以上混合しても差し支えない。
ゴムの具体例として、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、ブタジエンゴム(BR)、クロロプレンゴム(CR)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、ブチルゴム(IIR)塩素化ポリエチレン(CPE)、ニトリル・イソプレンゴム(NIR)、アクリルゴム(ACM)、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム(CHR)、シリコンゴム、アクリルゴム、エチレン・α−オレフィン共重合体ゴム、エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム、およびフッ素ゴムなどが挙げられる。それらのゴムの分子主鎖骨格構造は、単独でも2種以上混合しても差し支えない。
それらの中で、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリウレタンゴム、および上記例示したゴムの分子主鎖骨格構造が好ましく、より好ましくは、樹脂ではポリスチレン、およびポリウレタン、ゴムではポリウレタンゴム、NR、SBR、NBR、BR、シリコンゴム、CR、ACM、フッ素ゴム、CHR、エチレン・α−オレフィン共重合体ゴム、およびエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムの分子主鎖骨格構造である。また特に好ましくは、エチレン・α−オレフィン共重合体ゴム、およびエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムのα−オレフィンがプロピレンであるの分子主鎖骨格構造であり、最も特に好ましいのは、その後者である。
[アルケニル基とそれを有する有機重合体の製法]
アルケニル基としては、ビニル基、プロペニル基、イソプロペニル基やブテニル基、それらのメチル基やエチル基の置換体、あるいはエチリデン基、プロピリデン基、イソプロピリデン基、ブチリデン基などのアルキリデン基が挙げられ、特に、ビニル基が好ましい。
本発明に用いられるアルケニル基を有する有機重合体(A)の製法は、その分子主鎖骨格構造を有する有機重合体を製造する際に、その分子主鎖骨格を構成する原料モノマーにアルケニル基を導入した原料モノマーを用いて共重合化する方法、およびその分子主鎖骨格を構成する原料モノマーで重合を行い、アルケニル基を有しない有機重合体を得た後で、アルケニル基を有する原料を用いて該有機重合体にグラフト化する方法が挙げられるが、いずれの場合も差し支えない。共重合化する方法およびグラフト化する方法は、従来公知の方法が特に制限無く全て用いることができる。
[エチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム]
以下に、本発明の発泡体に用いられる有機重合体の中で、特に好ましいエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(以下、共重合体ゴム(A)と略す。)について詳細を説明する。
[α−オレフィン]
共重合体ゴム(A)に用いられるα−オレフィンは、炭素数3〜20が好ましく、単独でも2種以上混合しても差し支えない。その具体的例としては、側鎖の無い直鎖の構造を有する、炭素数3のプロピレン、同4の1−ブテンからはじまり、同9の1−ノネンや同10の1−デセンを経て、同19の1−ノナデセン、同20の1−エイコセン、並びに側鎖を有する4−メチル−1−ペンテン、9−メチル−1−デセン、11−メチル−1−ドデセン、12−エチル−1−テトラデセンなどがあげられる。これらのα−オレフィンは単独で、または2種以上組み合せて用いられる。これらの中では炭素数3〜10のα−オレフィンが好ましく、特にプロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンなどが好ましく、最も好ましいのはプロピレンである。
[非共役ポリエン]
共重合体ゴム(A)に用いられる非共役ポリエンは、前記一般式(1)または(2)で表わされるビニル基含有ノルボルネン化合物である。一般式(1)のR1は水素原子、またはメチル基、エチル基から始まりノニル基そしてデシル基に至るアルキル基であり、iso体やtert体などの構造異性体をすべて含む。R2は水素原子、またはメチル基、エチル基、プロピル基をから始まりペンチル基に至るアルキル基であり、iso体やtert体などの構造異性体をすべて含む。一般式(2)のR3は、R1の前記説明と同様である。
上記一般式(1)または(2)の具体的例は、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネン、5−(2−プロペニル)−2−ノルボルネン、5−(3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(1−メチル−2−プロペニル)−2−ノルボルネン、5−(4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(1−メチル−3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(1−メチル−4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(2,3−ジメチル−3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(2−エチル−3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(6−ヘプテニル)−2−ノルボルネン、5−(3−メチル−5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(3,4−ジメチル−4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(3−エチル−4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(7−オクテニル)−2−ノルボルネン、5−(2−メチル−6−ヘプテニル)−2−ノルボルネン、5−(1,2−ジメチル−5−ヘキセシル)−2−ノルボルネン、5−(5−エチル−5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(1,2,3−トリメチル−4−ペンテニル)−2−ノルボルネンなど挙げられる。このなかでも、5−ビニル−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−(2−プロペニル)−2−ノルボルネン、5−(3−ブテニル)−2−ノルボルネン、5−(4−ペンテニル)−2−ノルボルネン、5−(5−ヘキセニル)−2−ノルボルネン、5−(6−ヘプテニル)−2−ノルボルネン、5−(7−オクテニル)−2−ノルボルネンが好ましい。これらのノルボルネン化合物は、単独であるいは2種以上組み合せて用いることができる。
共重合体ゴム(A)に用いられる前記非共役ポリエン以外に、本発明の目的とする物性を損なわない範囲で、以下に示す非共役ポリエンを併用することもできる。
このような非共役ポリエンとしては、具体的には、1,4−ヘキサジエン、3−メチル−1,4−ヘキサジエン、4−メチル−1,4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、4,5−ジメチル−1,4−ヘキサジエン、7−メチル−1,6−オクタジエン等の鎖状非共役ジエン;メチルテトラヒドロインデン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノルボルネン、5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、5−ビニリデン−2−ノルボルネン、6−クロロメチル−5−イソプロペニル−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン等の環状非共役ジエン;2,3−ジイソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5−ノルボルネン、2−プロペニル−2,2−ノルボルナジエン等のトリエンなどが挙げられる。
[共重合体ゴムの特性]
本発明で用いる共重合体ゴム(A)は、下記(イ)〜(ハ)の特性を全て有している。
(イ)エチレン単位/α−オレフィン単位のモル比が、40/60〜95/5
(ロ)ヨウ素価が0.5〜50g/100g
(ハ)135℃のデカリン溶液で測定した極限粘度[η]が0.01〜1dl/g
[(イ)エチレン/α−オレフィンのモル比]
本発明で用いる共重合体ゴム(A)のエチレン/炭素数3〜20のα−オレフィンのモル比は、40/60〜95/5である。好ましくは50/50〜90/10、さらに好ましくは55/45〜70/30、最も好ましくは55/45〜65/35である。該モル比が40/60未満では、機械強度が低下するので好ましくない。また、95/5を超えるとエチレン量が多くなり、低温特性等が悪化し好ましくない。
[(ロ)ヨウ素価]
本発明で用いる共重合体ゴム(A)のヨウ素価は、0.5〜50g/100gである。好ましくは1〜40g/100g、さらに好ましくは2〜35g/100g、特に好ましくは2〜30g/100gである。該ヨウ素価が0.5g/100g未満では架橋速度が遅くなり、30g/100gを超えると長鎖分岐が多く、加工性悪化を招くため、好ましくない。
[(ハ)極限粘度[η]]
本発明で用いる共重合体ゴム(A)の極限粘度[η]は、0.01〜1.0dl/gである。好ましくは0.01〜0.7dl/g、より好ましくは0.01〜0.5dl/g、さらに好ましくは0.01〜0.5dl/g、特に好ましくは0.05〜0.5dl/g、最も好ましくは0.05〜0.3dl/gである。該極限粘度が0.01dl/g未満では、粘度が低すぎて加工性悪化や強度不足となり、1.0dl/gを超えると粘度が高くなりすぎて加工性悪化を招くため、好ましくない。
[共重合体ゴム(A)の製法]
本発明で用いる共重合体ゴム(A)は、上記原料であるエチレン、α−オレフィン、および非共役ポリエンを公知の方法によりランダム共重合化して製造される。
具体的には、公知の可溶性バナジウム化合物またはハロゲン化バナジウム化合物と、公知の有機アルミニウム化合物とを主成分として含有する触媒を用いて、重合温度30〜60℃、好ましくは30〜50℃、重合圧力4〜12kgf/cm(ゲージ圧)、好ましくは5〜8kgf/cm(ゲージ圧)、非共役ポリエンとエチレンとの供給量のモル比(非共役ポリエン/エチレン)が0.01〜0.2、好ましくは0.012〜0.18を満たす条件で、またエチレン/炭素数3〜20のα−オレフィンのモル比が40/60〜95/5の範囲になるように原料の供給量を調整して、製造される。重合は、炭化水素媒体中で行うのが好ましい。
バナジウム化合物としては、例えば、
VO(OR)3−n
(式中、Rは炭化水素基であり、Xはハロゲン原子であり、nは0または1〜3の整数である。)
で表わされる可溶性バナジウム化合物、またはVX(Xはハロゲン原子である。)で表わされるバナジウム化合物が挙げられる。上記可溶性バナジウム化合物は、重合反応系の炭化水素媒体に可溶性の成分であり、より具体的には、一般式
VO(OR)またはV(OR)
(式中、Rは炭化水素基であり、0≦a≦3、0≦b≦3、2≦a+b≦3、0≦c≦4、0≦d≦4、3≦c+d≦4)
で表わされるバナジウム化合物、あるいはこれらの電子供与体付加物を代表例として挙げることができる。
より具体的には、VOCl、VO(OC)Cl、VO(OCCl、VO(O−iso−C)Cl、VO(O−n−C)Cl、VO(OC、VOBr、VCl、VOCl、VO(O−n−C、VCl・2OC12OHなどを例示することができる。
有機アルミニウム化合物としては、
R’AlX’3−m
(R’は炭化水素基であり、X’はハロゲン原子であり、mは1〜3の整数である。)
で表わされる有機アルミニウム化合物が挙げられる。上記有機アルミニウム化合物としては、具体的には、トリエチルアルミニウム、トリブチルアルミニウム、トリイソプロピルアルミニウム等のトリアルキルアルミニウム;ジエチルアルミニウムエトキシド、ジブチルアルミニウムブトキシド等のジアルキルアルミニウムアルコキシド;エチルアルミニウムセスキエトキシド、ブチルアルミニウムセスキブトキシド等のアルキルアルミニウムセスキアルコキシド;R 0.5Al(OR0.5などで表わされる平均組成を有する部分的にアルコキシ化されたアルキルアルミニウム;ジエチルアルミニウムクロリド、ジブチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロミド等のジアルキルアルミニウムハライド;エチルアルミニウムセスキクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウムセスキブロミド等のアルキルアルミニウムセスキハライド、エチルアルミニウムジクロリド、プロピルアルミニウムジクロリド、ブチルアルミニウムジブロミド等のアルキルアルミニウムジハライドなどの部分的にハロゲン化されたアルキルアルミニウム;ジエチルアルミニウムヒドリド、ジブチルアルミニウムヒドリド等のジアルキルアルミニウムヒドリド、エチルアルミニウムジヒドリド、プロピルアルミニウムジヒドリド等のアルキルアルミニウムジヒドリドなどの部分的に水素化されたアルキルアルミニウム;エチルアルミニウムエトキシクロリド、ブチルアルミニウムブトキシクロリド、エチルアルミニウムエトキシブロミドなどの部分的にアルコキシ化およびハロゲン化されたアルキルアルミニウムなどを挙げることができる。
[共重合体ゴム(A)のグラフト化]
本発明で用いられるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体は、極性モノマー例えば不飽和カルボン酸またはその誘導体(例えば酸無水物、エステル)でグラフト変性されていてもよい。
このような不飽和カルボン酸としては、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、テトラヒドロフタル酸、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボン酸などが挙げられる。不飽和カルボンの酸無水物としては、具体的には、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、無水テトラヒドロフタル酸、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボン酸無水物などが挙げられる。これらの中でも、無水マレイン酸が好ましい。
不飽和カルボン酸エステルとしては、具体的には、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸モノメチル、フマル酸ジメチル、イタコン酸ジメチル、シトラコン酸ジエチル、テトラヒドロフタル酸ジメチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5,6−ジカルボン酸ジメチルなどが挙げられる。これらの中でも、アクリル酸メチル、アクリル酸エチルが好ましい。
上記の不飽和カルボン酸等のグラフト変性剤(グラフトモノマ−)は、それぞれ単独または2種以上の組み合わせで使用されるが、何れの場合も前述したグラフト変性前のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体100g当たり、0.1モル以下のグラフト量にするのがよい。上記のようなグラフト量が上記範囲にあるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体を用いると、耐寒性に優れた架橋成形体を提供し得る、流動性(成形加工性)に優れたゴム組成物が得られる。
グラフト変性したエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体は、前述した未変性のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共重合体と不飽和カルボン酸またはその誘導体とを、ラジカル開始剤の存在下に反応させることにより得ることができる。このグラフト反応は溶液にして行うこともできるし、溶融状態で行ってもよい。溶融状態でグラフト反応を行う場合には、押出機の中で連続的に行うことが最も効率的であり、好ましい。
グラフト反応に使用されるラジカル開始剤としては、具体的には、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパ−オキサイド、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−アミルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、α,α’−ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン等のジアルキルパーオキサイド類;t−ブチルパーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシマレイン酸、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−t−ブチルパーオキシフタレート等のパーオキシエステル類;ジシクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類;およびこれらの混合物などが挙げられる。中でも半減期1分を与える温度が130〜200℃の範囲にある有機過酸化物が好ましく、特に、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジ−t−アミルパーオキサイド、t−ブチルヒドロパーオキサイドなどの有機過酸化物が好ましい。
また、不飽和カルボン酸またはその誘導体(例えば酸無水物、エステル)以外の極性モノマーとしては、水酸基含有エチレン性不飽和化合物、アミノ基含有エチレン性不飽和化合物、エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物、芳香族ビニル化合物、ビニルエステル化合物、塩化ビニルなどが挙げられる。
[ヒドロシリル基含有化合物(B)]
本発明で用いるヒドロシリル基を1分子中に少なくとも2個持つヒドロシリル基含有化合物(B)(以下、ヒドロシリル基含有化合物(B)と略す。)は、アルケニル基を有する有機重合体(A)、特に共重合体ゴム(A)と反応して架橋剤として作用する。このヒドロシリル基含有化合物(B)は、従来から製造・市販されている、例えば、線状、環状、分岐状の各構造あるいは三次元網目状構造の樹脂状物など、その構造においていずれでも使用可能であるが、本発明で用いるヒドロシリル基含有化合物(B)は、1分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を含んでいなければならない。
このようなヒドロシリル基含有化合物(B)は、通常、下記の一般組成式で表わされる化合物を使用することができる。
SiO(4−b−c)/2
上記の一般組成式中、Rは、脂肪族不飽和結合を除く、炭素原子数1〜10、特に炭素原子数1〜8の置換または非置換の1価炭化水素基であり、このような1価炭化水素基としては、メチル基やエチル基からはじまりノニル基やデシル基に至る、n−、iso−、sec−などの異性体を含むアルキル基、フェニル基、ハロゲン置換のアルキル基例えばトリフロロプロピル基を例示することができる。中でも、メチル基、エチル基、プロピル基、フェニル基、トリフロロプロピル基が好ましく、特にメチル基が好ましい。
上記一般組成式において、bは、1≦b<3、好ましくは0.6<b<2.2、特に好ましくは1.5≦b≦2であり、cは、1<c≦3、好ましくは1≦c<2であり、かつ、b+cは、0<b+c≦3、好ましくは1.5<b+c≦2.7である。
ヒドロシリル基含有化合物(B)は、1分子中のケイ素原子数が好ましくは2〜1000個、特に好ましくは2〜300個、最も好ましくは4〜200個のオルガノハイドロジェンポリシロキサンであり、具体的には、1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルテトラシクロシロキサン、1,3,5,7,8−ペンタメチルペンタシクロシロキサン等のシロキサンオリゴマー、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体、R (H)SiO1/2 単位とSiO4/2単位とからなり、任意にR SiO1/2 単位、R SiO2/2 単位、R(H)SiO2/2単位、(H)SiO3/2 またはRSiO3/2単位を含み得るシリコーンレジンなどを挙げることができる。
分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサンとしては、例えば下式で示される化合物、さらには下式においてメチル基の一部または全部をエチル基、プロピル基、フェニル基、トリフロロプロピル基等で置換した化合物などが挙げられる。
(CHSiO−(−SiH(CH)−O−)−Si(CH
(式中のdは2以上の整数である。)
分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体としては、下式で示される化合物、さらには下式においてメチル基の一部または全部をエチル基、プロピル基、フェニル基、トリフロロプロピル基等で置換した化合物などが挙げられる。
(CHSiO−(−Si(CH−O−)−(−SiH(CH)−O−)−Si(CH
(式中のeは1以上の整数であり、fは2以上の整数である。)
分子鎖両末端シラノール基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサンとしては、例えば下式で示される化合物、さらには下式においてメチル基の一部または全部をエチル基、プロピル基、フェニル基、トリフロロプロピル基等で置換した化合物などが挙げられる。
HSi(CHO−(−Si(CH−O−)−Si(CH
(式中のeは1以上の整数である。)
分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサンとしては、例えば下式で示される化合物、さらには下式においてメチル基の一部または全部をエチル基、プロピル基、フェニル基、トリフロロプロピル基等で置換した化合物などが挙げられる。
HSi(CHO−(−SiH(CH)−O−)−Si(CH
(式中のeは1以上の整数である。)
分子鎖両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重合体としては、例えば下式で示される化合物、さらには下式においてメチル基の一部または全部をエチル基、プロピル基、フェニル基、トリフロロプロピル基等で置換した化合物などが挙げられる。
HSi(CHO−(−Si(CH−O−)−(−SiH(CH)−O−)−Si(CH
(式中のeおよびhは、それぞれ1以上の整数である。)
以上のような化合物は、公知の方法により製造することができ、例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンおよび/またはテトラメチルシクロテトラシロキサンと、末端基となり得るヘキサメチルジシロキサンあるいは1,3−ジハイドロ−1,1,3,3− テトラメチルジシロキサンなどの、トリオルガノシリル基あるいはジオルガノハイドロジェンシロキシ基を含む化合物とを、硫酸、トリフルオロメタンスルホン酸、メタンスルホン酸等の触媒の存在下に、−10℃〜+40℃程度の温度で平衡化させることによって容易に得ることができる。
ヒドロシリル基含有化合物(B)は、アルケニル基を有する有機重合体(A)100重量部に対して、0.1〜100重量部、好ましくは0.1〜75重量部、より好ましくは0.1〜50重量部、さらに好ましくは0.2〜30重量部、さらにより好ましくは0.2〜20重量部、特に好ましくは0.5〜10重量部、最も好ましくは0.5〜5重量部の割合で用いられる。0.1重量部未満では、架橋密度が低く、ゴム組成物として充分な特性が発現せず、100重量部を超えると、架橋密度が過度になり、ゴム組成物特有な柔軟性は失われて好ましくない。
[白金−ビニルシロキサン錯体触媒(C)]
本発明で用いる白金−ビニルシロキサン錯体触媒(C)は、付加反応触媒であり、上記アルケニル基を有する有機重合体(A)のアルケニル基と、ヒドロシリル基含有化合物(B)のヒドロシリル基との付加反応(アルケンのヒドロシリル化反応)を促進するものである。
室温にてその反応が進行させる白金−ビニルシロキサン錯体は、米国特許第3,814,780号明細書に記載ある。白金−ビニルシロキサン錯体は、通常、溶液の状態で使用される。溶媒としてはイソプロパノール等のアルコール溶媒、または1,3,5,7テトラビニル−1,3,5,7テトラメチルシクロテトラシロキサン等のビニルシロキサン溶媒等が挙げられる。本発明では、ビニルシロキサン中の二重結合数が3以上であることが好ましい。その場合、可使時間・硬化時間のバランスに優れた材料が作成できる。
本発明では、アルコール溶媒は架橋特性を悪化させるため、アルコール溶媒を含有しない。
白金−ビニルシロキサン錯体の中でも、白金と一般式(4)に示す環状ビニルシロキサン、または一般式(5)の直鎖ビニルシロキサンの錯化合物が好ましい。その中でも、特に、一般式(4)の環状ビニルシロキサンが好ましい。
Figure 2008007542
(式中、Rはメチル基、C=C基のいずれかであり、nは3〜10の整数である。ただし、1分子中の二重結合数が3つ以上なければならない。)
Figure 2008007542
(式中、Rはメチル基、C=C基のいずれかであり、Rはメチル基、C=C基のいずれかであり、Rはメチル基、C=C基、Si−C=C基のいずれかであり、pは1〜10の整数である。ただし、1分子中の二重結合数が3つ以上なければならない。)
本発明では、白金−ビニルシロキサン錯体触媒(C)中の白金濃度は、0.1〜10重量%である。好ましくは0.1〜8重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、最も好ましくは0.5〜5重量%である。白金濃度が0.1重量%未満になると、架橋速度が低下するので好ましくない。また、白金濃度が10重量%より大きくなると、架橋速度が過度に速くなるため、好ましくない。
白金−ビニルシロキサン錯体触媒(C)のアルケニル基を有する有機重合体(A)に対する量は、白金として0.1〜1000ppm、好ましくは0.1〜500ppm、より好ましくは1〜500ppm、さらに好ましくは5〜500ppm、特に好ましくは5〜300ppmで用いられる。その量が、0.1ppm未満になると、架橋速度が低下するので好ましくなく、1000ppmより多くなると、架橋速度が過度に速くなり過ぎて、好ましくない。
[エポキシ基又はアクリロイル基又はメタクリロイル基を含む化合物(D)]
本発明で用いるエポキシ基又はアクリロイル基又はメタクリロイル基を含む化合物(D)(以下、化合物(D)と略す)は、アルケニル基を有する有機重合体(A)にガラス等との接着性を付与させる。このような化合物としては3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランのようなシランカップリング剤や、エポキシ樹脂のような樹脂類が例として挙げられる。その中でも前記式(3)からなるシランカップリング剤が好ましい。更に、この中でも式(6)に挙げられるシランカップリング剤の化合物群がより好ましい。
Figure 2008007542
本発明では、化合物(D)は、アルケニル基を有する有機重合体(A)100重量部に対し、0.01〜20重量部の範囲で使用される。特に、0.1〜10重量部の範囲で使用するのが好ましい。0.01重量部未満であると、接着性が低下するため好ましくない。また、20重量部より大きくなると、強度物性を低下させるため好ましくない。化合物(D)は、1種類のみでも2種類以上を組み合わせて使用してもよい。
[架橋反応を遅延させる化合物(E)]
本発明では、架橋反応を遅延させる化合物を用いない。架橋反応を遅延させる化合物は、「反応抑制剤」、「反応遅延剤」、あるいは「架橋(反応)低減剤」などと表現する場合があり、いすれも該当する。具体的には、ベンゾトリアゾール、エチニルシクロヘキサノールを代表例とするエチニル基含有アルコール、アクリロニトリル、N,N−ジアリルアセトアミド、N,N−ジアリルベンズアミド、N,N,N’,N’−テトラアリル−o−フタル酸ジアミド、N,N,N’,N’−テトラアリル−m−フタル酸ジアミド、N,N,N’,N’−テトラアリル−p−フタル酸ジアミドなどのアミド化合物、イオウ、リン、窒素、アミン化合物、イオウ化合物、リン化合物、スズ、スズ化合物、テトラメチルテトラビニルシクロテトラシロキサン、およびハイドロパーオキサイドなどの有機過酸化物が挙げられる。
[その他の配合剤]
本発明のゴム組成物には、上記の必須の配合剤以外に、必要に応じて、補強剤、無機充填剤、軟化剤、老化防止剤(安定剤)、加工助剤、さらには発泡剤、発泡助剤、可塑剤、着色剤、他のゴム配合剤、ゴム、樹脂などを他の成分として配合することができる。それらの配合剤は、用途に応じて、その種類、含有量が適宜選択される。
代表的な具体例を挙げると、フュームドシリカ、沈降性シリカ、無水ケイ酸、含水ケイ酸、タルクおよびカーボンブラックのような補強性充填剤、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、コロイダル炭酸カルシウム、珪藻土、焼成クレー、クレー、酸化チタン、ベントナイト、有機ベントナイト、酸化第二鉄、酸化亜鉛および活性亜鉛華等のような充填剤ガラス繊維およびフィラメントのような繊維状充填剤が使用できる。それらの使用量は、アルケニル基を有する有機重合体(A)100重量部に対して1〜1000重量部の範囲である。
また、複層ガラス用シーリング材として用いるの場合には、必要に応じて公知の、老化防止剤、ラジカル禁止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、難燃性付与剤、チクソ性付与剤、顔料、界面活性剤等を適宜添加することができる。これら配合剤の配合量は、アルケニル基を有する有機重合体(A)100重量部当り、0.1〜20重量部程度が好ましく、1〜10重量部程度がより好ましい。
老化防止剤としては、硫黄系老化防止剤、ラジカル禁止剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。硫黄系老化防止剤としては、例えばメルカプタン類、メルカプタンの塩類、スルフィドカルボン酸エステル類やヒンダードフェノール系スルフィド類を含むスルフィド類、ポリスルフィド類、ジチオカルボン酸塩類、チオウレア類、チオホスフェイト類、スルホニウム化合物、チオアルデヒド類、チオケトン類、メルカプタール類、メルカプトール類、モノチオ酸類、ポリチオ酸類、チオアミド類、スルホキシド類等が挙げられる。
ラジカル禁止剤としては、2,2−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタン等のフェノール系ラジカル禁止剤や、フェニル−β−ナフチルアミン、α−ナフチルアミン、N,N’−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、フェノチアジン、N,N’−ジフェニル−p−フェニレンジアミン等のアミン系が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジン)セバケート等が挙げられる。
更に、必要に応じて樹脂やゴムとブレンドして用いることもできる。用いられる樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンなどの汎用樹脂が挙げられる。また、用いられるゴムとしては、シリコーンゴム、エチレン・プロピレンランダム共重合体ゴム、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴムなどをブレンドして用いることができる。また、上記共重合体(A)とは異なるが類似するゴム、更には、上記共重合体(A)同士であっても、イ)エチレン/炭素数3〜20のα−オレフィンのモル比、(ロ)ヨウ素価、または(ハ)極限粘度[η]が異なる上記共重合体(A)同士を2種以上混合して用いることもできる。特に、(ハ)においては、低極限粘度成分と高極限粘度の混合が挙げられる。
[ゴム組成物の製法]
本発明のゴム組成物は、必須成分である、アルケニル基を有する有機重合体(A)、特に、共重合体ゴム(A)、ヒドロシリル基含有化合物(B)、白金−ビニルシロキサン錯体触媒(C)、および化合物(D)を含み、架橋反応を遅延させる目的で添加する化合物を含まず、それらを用いて製造する。具体的には、公知の方法が特に制限無く適用でき、用いるアルケニル基を有する有機重合体(A)の種類によって、温度や時間は異なるが、一般的には以下の通りである。
プラネタリーミキサーや自転公転式ミキサー等のミキサー類、又は3本ロール等のロール類を用いて、アルケニル基を有する有機重合体(A)、特に、共重合体ゴム(A)と化合物(D)、そしてヒドロシリル基含有化合物(B)を10〜200℃、好ましくは、10〜180℃、更に好ましくは10〜150℃、特に好ましくは10〜100℃で、1分〜5時間、好ましくは1分〜3時間、更に好ましくは1分〜2時間、特に好ましくは1分〜1時間混練した後、白金−ビニルシロキサン錯体触媒(C)、および必要に応じて他の配合剤や他のゴムや樹脂などを加えて、上記のミキサー類又はロール類を用いて、10〜100℃、好ましくは、10〜80℃、特に好ましくは10〜50℃で、1分〜1時間、好ましくは1分〜30分、特に好ましくは1分〜10分再度混練を行う。その後、架橋を行ない本発明のゴム組成物を得る。
本発明のゴム組成物を得るには、上記の配合物を、通常押出成形機、カレンダーロール、プレス、インジェクション成形機、トランスファー成形機、シーリングガンなど種々の成形法によって所望形状に成形・架橋する。成形、架橋に際しては、金型を用いてもよく、また金型を用いないでもよい。
[実施例]
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されものではない。本実施例で求めた各種物性は、以下のようにして求めた。
1)組成;13C−NMRで求めた。
2)ヨウ素価;滴定法により求めた。
3)極限粘度〔η〕;135のデカリン溶液で測定した。
4)加工性;ブルックフィールド回転粘度計により、スピンドルNo.7、回転数1rpm、室温下でブルックフィールド粘度を測定し、5000Pa・s以下を○、5000Pa・sより大きい場合を×と評価した。
5)可使時間;測定機器RPA−2000((株)アルファテクノロジー社製、により、25℃にて配合物の架橋速度を測定し、測定開始から架橋トルクが増加し始める(硬化し始める)時間までを可使時間として測定し、1時間以上経過した後、硬化し始めるものを○、1時間以内に硬化し始めるものを△、10分以内に硬化し始めるものを×と評価した。
6)硬化時間;測定機器RPA−2000((株)アルファテクノロジー社製)により、25℃にて配合物の架橋速度を測定し、測定開始から架橋トルクが増加し、一定の値をとる(硬化が終了する)までの時間を硬化時間として測定し、6時間以内に硬化反応が終了するものを○、硬化終了まで6時間以上かかるもの×と評価した。
7)ガラスとの接着性;JIS−K6850に準拠し、被着体にフロート板ガラスを用いて、引張せん断応力を測定した。また、破壊の様式を目視観察した。
[製造例1]
撹拌羽根を備えた実質内容積100リットルのステンレス製重合器(撹拌回転数=250rpm)を用いて、連続的にエチレンとプロピレンと5−ビニル−2−ノルボルネンとの三元共重合を行なった。重合器側部より液相へ毎時ヘキサンを60リットル、エチレンを2.1kg、プロピレンを1.9kg、5−ビニル−2−ノルボルネンを400gの速度で、また、水素を515リットル、触媒としてVO(OC2H5)2Clを280ミリモル、Al(Et)1.5Cl1.5を1680ミリモルの速度で連続的に供給した。以上に述べたような条件で共重合反応を行い、エチレン・プロピレン・5−ビニル−2−ノルボルネンランダム共重合体ゴムが均一な溶液状態で得られた。その後、重合器下部から連続的に抜き出した重合溶液中に、少量のメタノールを添加して重合反応を停止させ、スチームストリッピング処理にて重合体を溶媒から分離したのち、55℃で48時間真空乾燥を行った。上記のようにして得られたエチレン・プロピレン・5−ビニル−2−ノルボルネンランダム共重合体ゴムは、エチレン単位/プロピレン単位のモル比が63/37、ヨウ素価14.3、極限粘度〔η〕0.12dl/g、であった。以後、本製造例1で得られたエチレン・プロピレン・5−ビニル−2−ノルボルネンランダム共重合体ゴムを「共重合体ゴムA−1」と略す。
[実施例1]
製造例1で得られた共重合体ゴムA−1の100重量部に対して、表1に示す各種配合剤、すなわち重質炭酸カルシウム(丸尾カルシウム(株)製、商品名スノーライト1500)、カーボンブラック(旭カーボン(株)製、商品名旭#55HG)、必須成分(D)の3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業(株)製、商品名KBM−403、エポキシシランと略す)、および必須成分(B)のトリス(ジメチル水素シロキシ)フェニルシラン[C6H5−Si−(O−SiH−(CH3)2)3]を表1に示す所定量(単位;重量部)、3本ロール((株)小平製作所製、商品名3本ロール)で室温にて混練した。
さらに、必須成分(C)の白金−1,3,5,7テトラビニル−1,3,5,7テトラメチルシクロテトラシロキサン錯体(Pt−CyVMと略す)を含有する、1,3,5,7テトラビニル−1,3,5,7テトラメチルシクロテトラシロキサン溶液(白金濃度3重量%、CyVM溶液と略す)を表1に示す所定量添加し、3本ロールで混練した。この混練で得られたもののブルックフィールド粘度による加工性、可使時間、硬化時間、およびガラスとの接着性を評価した。その結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例1において、Pt−CyVM(CyVM溶液)の代わりに、式(7)で表される化合物(Pt−CyVM(CyVM溶液)−2と略す)を用いた以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
Figure 2008007542
(式中、nは3〜5の混合物である。)
[比較例1]
実施例1において、Pt−CyVM(CyVM溶液)の代わりに、Pt−CyVMのイソプロパノール溶液(IPA溶液と略す)を用いた以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
[比較例2]
実施例1において、Pt−CyVM(CyVM溶液)の代わりに、白金−1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン(ビニルジメチルシロキサン末端−ポリジメチルシロキサン溶液、Pt−DVTMと略す)を用いた以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
[比較例3]
実施例1において、共重合体ゴムAの代わりに、液状ポリイソブチレン(株式会社カネカ製、商品名EP200A)を用いた以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
[実施例3]
実施例1において、エポキシシランの代わりに、3−アクロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、商品名KBM−5103、アクリロイルシランと略す)を用いた以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
[比較例4]
実施例1において、エポキシシラン用いないこと以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
[比較例5]
実施例1において、成分(E)架橋反応を遅延させる化合物として1−エチニル−1−ヘキサノールを添加したこと以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
[比較例6]
実施例1において、Pt−CyVM(CyVM溶液、白金濃度3重量%)の代わりに、Pt−CyVM(CyVM溶液:白金濃度0.01重量%)を用いた以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
[比較例7]
実施例1においてPt−CyVM(CyVM溶液:白金濃度3重量%)の代わりに、Pt−CyVM(CyVM溶液、白金濃度12重量%)を用いた以外は、実施例1と同様にして配合物を得た。この配合物の評価結果を表1に示す。
Figure 2008007542
本発明のゴム組成物は、耐候性、耐熱性、非汚染性、低湿分透過性、および低臭気などの良好な諸特性を有し、ガラス等との接着性に優れ、良好な室温での硬化性による優れた加工性を有するため、特に、複層ガラス用シーリング材として有用である。
また、電気・電子、輸送機、土木・建築、医療、またはレジャーの各分野で用いられる各種シーリング材としても用いられる。具体的には、電線配電箱や電線のシーリング材、オイルフィルターや自動車窓ガラスで用いられるシーリング材、ショーケース、サッシ、サイジングボードや建材用シーラントで用いられるシーリング材、更に、金属、石材、コンクリートなどの各種シーリング材用途として用いられる。

Claims (5)

  1. 下記の必須成分(A)、(B)、(C)、および(D)からなり、成分(E)を含まないことを特徴とする室温硬化性ゴム組成物。
    (A)アルケニル基を有する有機重合体(ポリイソブチレンを除く)
    (B)ヒドロシリル基を1分子中に少なくとも2個持つヒドロシリル基含有化合物が0.1〜100重量部(前記(A)の有機重合体100重量部に対する重量部、以下同様)
    (C)アルコール溶媒を含まず、白金濃度が0.1〜10重量%の白金−ビニルシロキサン錯体触媒であり、有機重合体(A)に対するその量が、白金として0.1〜1000ppm
    (D)エポキシ基又はアクリロイル基又はメタクリロイル基を含む化合物が0.01〜20重量部
    (E)架橋反応を遅延させる化合物
  2. 請求項1に記載の(A)アルケニル基を有する有機重合体が、エチレン、炭素数3から20のα−オレフィン、および下記一般式(1)または(2)で表わされる少なくとも一種の非共役ポリエンから導かれる構成単位を有するエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の室温硬化性ゴム組成物。
    Figure 2008007542
    (式中、nは0ないし10の整数であり、R1は水素原子または炭素原子数1〜10のアルキル基であり、R2は水素原子または炭素原子1〜5のアルキル基である)
    Figure 2008007542
    (式中、R3は水素原子または炭素原子1〜10のアルキル基である)
  3. 請求項2に記載のエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエンランダム共重合体ゴムが、下記の(イ)〜(ハ)を満足することを特徴とする請求項2に記載の室温硬化性ゴム組成物。
    (イ)エチレン単位/α−オレフィン単位のモル比が、40/60〜95/5
    (ロ)ヨウ素価が0.5〜50g/100g
    (ハ)135℃のデカリン溶液で測定した極限粘度[η]が0.01〜1.0dl/g
  4. 請求項1に記載の(C)アルコール溶媒を含まず、白金濃度が0.1〜10重量%である白金−ビニルシロキサン錯体触媒において、ビニルシロキサン1分子中のビニル基が、3個以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の室温硬化性ゴム組成物。
  5. 請求項1に記載の(D)エポキシ基又はアクリロイル基又はメタクリロイル基を含む化合物が、一般式(3)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の室温硬化性ゴム組成物。
    Figure 2008007542
    (式中、R1はメチル基または炭素原子数1〜5のアルコキシル基、R2は炭素原子数1〜5のアルコキシル基、R3は炭素数1〜10の2価の非環式飽和炭化水素であるアルキレン基、または炭素数1〜10の2価の非環式飽和炭化水素基と1個のエーテル基との組合せからなる2価の基であるオキシアルキレン基、R4はアクリロイル基、又はメタクリロイル基、または炭素数1〜10のエポキシ基)
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