JP2008005897A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】水を噴射させたい位置に洗浄ノズルを動かし、水を噴射させることで、食器が良好に洗浄されるとともに、大きな食器を洗浄槽内にセットする場合、洗浄ノズルを動かすことで容易にセットすることが可能である食器洗い機を提供する。
【解決手段】食器洗い機100の筐体1の内部に設けられた洗浄槽2は、食器かご3と、食器かご3に載置された食器18に向けて水を噴射する回転洗浄ノズル11,11、及び固定洗浄ノズル20と、送水ポンプ7とを備えている。固定洗浄ノズル20は、洗浄槽2の背面に沿って延びる送水部20aを備え、送水部20aの中途部には、取付部20cを介し変位ノズル部21が設けられている。変位ノズル部21の基端部21aが取付部20cに対し回転することで、延設部21bの洗浄槽2内の位置が変えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄能力が良好である食器洗い機に関する。
従来の食器洗い機は、特許文献1及び特許文献2に示されるように、洗浄性能を向上させるため、食器が収容される洗浄槽の中央部付近の水平方向及び縦方向に、洗浄ノズルを配置していた。また、洗浄ノズルを複数段構造の食器かご内に設け、大きな食器を洗浄する場合、上の段のかごを取り除くと同時に、洗浄ノズルが外れる構造を有する食器洗い機も開発されていた。
図11は、従来の食器洗い機102を示す模式的正面図である。
食器洗い機102は、洗浄する食器58を収納する洗浄槽42を筐体41の内部に設けており、洗浄槽42の内部には、食器58を載置する食器かご43と、食器かご43の下側に配置され、食器かご43に載置された食器58に向けて水を噴射する回転可能な回転洗浄ノズル51,51と、洗浄槽42の背面に沿って設けられた固定洗浄ノズル53と、回転洗浄ノズル51,51及び固定洗浄ノズル53に加圧水を供給する送水ポンプ47と、洗浄槽42内の洗浄水を加熱するヒータ44とを備えている。
洗浄槽42の側壁には、外部から洗浄槽42へ給水するための給水管56が配設されており、給水管56は給水管56を開放又は閉塞する給水弁55を備えている。
洗浄槽42の底面部の正面側左寄り下部には、制御部52が備えられている。
洗浄槽42の底面部の正面側右寄り部分には、洗浄槽42の内部に給水された水を貯留する貯留部42aが凹設されている。前記送水ポンプ47は、吸い込み管46を介して貯留部42aに接続されている。送水ポンプ47には、送水ポンプ47に内設されたインペラ47aを回転させるための正逆回転式のモータ48が接続されている。
送水ポンプ47の上部には、吐出管49と排水管50とが設けられている。
インペラ47aが正回転する場合、吸い込み管46から吸い込んだ水が、吐出管49を介して、回転洗浄ノズル51,51及び固定洗浄ノズル53へ送られ、回転洗浄ノズル51,51及び固定洗浄ノズル53から水が噴射される。
インペラ47aが逆回転する場合、貯留部42a内の水が、排水管50へ送水され、外部へ排水される。
以上のように構成された食器洗い機102においては、給水弁55が開いて、水道水が洗浄槽42へ給水され、貯留部42aに所定量の水が洗浄水として貯められる。そして、モータ48によりインペラ47aが回転し、前記洗浄水が吸い込み管46を通って送水ポンプ47へ吸水され、吐出管49を介して回転洗浄ノズル51,51及び固定洗浄ノズル53へ送られ、回転洗浄ノズル51,51及び固定洗浄ノズル53に設けられた噴出口から洗浄槽42内の食器かご43に設置された食器58に向けて放水される。この放水の反作用により回転洗浄ノズル51,51が回転する。
放水された洗浄水は残菜フィルタ45により濾過されて貯留部42aに戻り、再び送水ポンプ47に吸引される。洗浄水はヒータ44により加熱される。洗浄水は、経路途上に設けられた水温センサ(図示せず)により水温を検出され、制御部52により、水温及び洗浄時間が制御される。
所定時間、洗浄工程が実施された後、汚れた洗浄水は送水ポンプ47により排水管50を通され、外部へ排出される。
次に、すすぎ工程が実施される。このすすぎ工程は食器58の汚れ度合いに応じ、任意にすすぎ回数を設定することが可能となっている。
すすぎ工程終了後、乾燥工程が実施される。送風ファン(図示せず)が作動し、吸気口より乾燥した外部の空気が吸気され、送風ダクト(図示せず)を経由し、送風口よりヒータ44近傍に送風され、その送風により洗浄槽内の湿った空気が押し出されて、ドアに設けられた排気口より排出される。
食器58の乾燥を促進するために、センサから検出された温度に基づき制御部52によりヒータ44に通電し、洗浄槽42内の温度制御が行なわれる。
特許第3196371号公報 特許第3435953号公報
上述したように、従来の食器洗い機の中には、洗浄槽内に設けられた複数段の食器かごに載置した食器を洗浄するために、洗浄槽内に突出した洗浄ノズルを設け、より高い洗浄性能を得ようとしていたものがあった。
しかし、洗浄槽内に大きな食器をセットしようとした場合、洗浄槽に突出した洗浄ノズルに妨害されてセットすることが出来ず、該食器を洗浄することが出来ないという問題があった。
また、洗浄ノズルを食器かご内に設け、大きな食器を洗浄する場合には、上の段のかごを取り除き、洗浄ノズルも同時に外す構成では、洗浄性能が低下することになるという問題があった。
さらに、回転洗浄ノズルの場合、載置された食器により回転が妨げられ、洗浄性能が低下するおそれがあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、洗浄ノズルが、洗浄ノズルの送水部の中途部から、取付部を介し洗浄槽内に位置可変に突出した変位ノズル部を備えることにより、水を噴射させたい位置に変位ノズル部を動かし、水を噴射させることで、食器が良好に洗浄されるとともに、大きな食器を洗浄槽内にセットする場合、変位ノズル部を動かすことで容易にセットすることが可能であり、洗浄性能が良好である食器洗い機を提供することを目的とする。
また、本発明は、変位ノズル部の基端部が取付部にノッチ機構により嵌められることより、食器の洗浄中に、不用意に変位ノズル部の位置が変わることがない食器洗い機を提供することを目的とする。
そして、本発明は、洗浄槽の背面近傍まで移動したときに、噴射口から水が噴射されない構造とすることにより、食器の洗浄中に、噴射口から噴射した水が洗浄槽の背面を叩き、騒音が発生するのが防止される食器洗い機を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、変位ノズル部の基端部の内面に、複数のノッチ受けが形成され、取付部は、ノッチ受けに嵌合するノッチを備え、ノッチとノッチ受けとの組み合わせが変更することで、変位ノズル部の基端部から他部への送水量が制御されるように構成されることにより、ノッチが水壁の機能を有し、変位ノズル部への分水性が良好である食器洗い機を提供することを目的とする。
また、本発明は、変位ノズル部が、延設部の延びる方向に内設された仕切り部と、表面の仕切り部を挟む両側に設けられた噴射口とを備え、延設部が洗浄槽の背面近傍まで移動し、取付部の係止部が変位ノズル部の基端部の内面に係止した場合に、基端部から延設部の仕切り部の内側へのみ送水され、仕切り部の内側に設けられた噴射口から水が噴射されるように構成することにより、洗浄槽の背面に当たって生じる洗浄水の騒音を低減するとともに、洗浄槽の内側に向かう噴射は行うことで洗浄性能は維持される食器洗い機を提供することを目的とする。
そして、本発明は、変位ノズル部が、取付部に回転可能に取り付けられた腕部と、複数の噴射口を有し、腕部の先端部に回転可能に取り付けられた回転噴射部とを備えることにより、より均一な噴射性能が得られ、洗浄性能が良好である食器洗い機を提供することを目的とする。
本発明に係る食器洗い機は、食器が収容される洗浄槽と、前記食器に水を噴射する複数の噴射口を有する洗浄ノズルと、前記洗浄槽に貯めた洗浄水を前記洗浄ノズルに送水するポンプとを備える食器洗い機において、前記洗浄ノズルは、前記洗浄槽の背面に沿って延びる送水部と、該送水部の中途部から、取付部を介し前記洗浄槽内に位置可変に突出した変位ノズル部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、変位ノズル部を任意の位置に動かすことが出来るので、汚れのひどい食器が配される等しており、水を噴射させたい位置に変位ノズル部を動かし、水を噴射させることで、食器が良好に洗浄される。
そして、食器の出し入れの際、変位ノズル部は邪魔にならない位置に移動させることが出来るので、使用性が優れている。また、大きな食器を洗浄槽内にセットする場合、変位ノズル部を動かすことで容易にセットすることが可能である。
さらに、食器かごが複数段のかごを有する場合、かご間に変位ノズル部を配することにより、所定の段のかごにセットされた食器を集中的に洗浄することが出来、大きな食器を食器かごにセットする場合は、所定のかごを取り外し、変位ノズル部は取り外すことなく、他のかごにセットされた食器を洗浄することが可能である。
従って、本発明の食器洗い機は、洗浄性能の信頼性が良好である、
本発明に係る食器洗い機は、前記変位ノズル部は、基端部が前記取付部にノッチ機構により嵌められていることを特徴とする。
本発明においては、変位ノズル部は、基端部が前記取付部にノッチ機構により嵌められているので、食器の洗浄中に、不用意に変位ノズル部の位置が変わることがない。
本発明に係る食器洗い機は、前記変位ノズル部は、前記洗浄槽の背面近傍まで移動した場合に、噴射口から水が噴射されないように構成されていることを特徴とする。
本発明においては、洗浄槽の背面近傍まで移動したときに、噴射口から水が噴射されない構造とされているので、食器の洗浄中に、噴射口から噴射した水が洗浄槽の背面を叩き、騒音が発生するのが防止される。
本発明に係る食器洗い機は、前記変位ノズル部の基端部の内面には、複数のノッチ受けが形成され、前記取付部は、前記ノッチ受けに嵌合するノッチを備え、該ノッチと前記ノッチ受けとの組み合わせが変更することにより、前記変位ノズル部の基端部から他部への送水量が制御されるように構成されており、前記変位ノズル部が前記洗浄槽の背面近傍の位置まで移動した場合に、前記ノッチが前記位置に対応するノッチ受けに嵌合することにより、該変位ノズル部の基端部から他部への送水が遮断されることを特徴とする。
本発明においては、ノッチが水壁の機能を有し、変位ノズル部への分水性が良好である。
本発明に係る食器洗い機は、前記変位ノズル部は、基端部に延設された延設部と、該延設部の延びる方向に内設された仕切り部と、表面の前記仕切り部を挟む両側に設けられた噴射口とを備え、前記取付部は、前記基端部の内面に係止される係止部を備え、前記基端部が前記取付部に対し回転して、前記係止部の前記内面への係止部位が変化することにより、前記基端部から延設部への送水量が制御されるように構成されており、前記延設部が前記洗浄槽の背面近傍の位置まで移動して、前記係止部が前記内面に係止された場合に、前記基端部から前記延設部の仕切り部の内側へのみ送水され、該仕切り部の内側に設けられた噴射口から水が噴射されることを特徴とする。
本発明においては、洗浄槽の背面近傍まで移動したときに、変位ノズル部が接近している背面方向に向かっては水が噴射せず、洗浄槽の内側に向かってのみ噴射するので、洗浄槽の背面に当たって生じる洗浄水の騒音を低減するとともに、洗浄槽の内側に向かう噴射は行われるので洗浄性能は維持される。
本発明に係る食器洗い機は、前記変位ノズル部は、前記取付部に回転可能に取り付けられた腕部と、複数の噴射口を有し、前記腕部の先端部に回転可能に取り付けられた回転噴射部とを備えることを特徴とする。
本発明においては、変位ノズル部が回転噴射部を備えるので、より均一な噴射性能が得られ、洗浄性能が良好である。そして、食器かごに載置された食器により回転が妨げられない位置に回転噴射部を配することが出来る。
本発明によれば、洗浄ノズルが、洗浄ノズルの送水部の中途部から、取付部を介し洗浄槽内に位置可変に突出した変位ノズル部を備えるので、水を噴射させたい位置に変位ノズル部を動かし、水を噴射させることで、食器が良好に洗浄される。
また、大きな食器を洗浄槽内にセットする場合、変位ノズル部を動かすことで容易にセットすることが可能である。
食器かごが複数段のかごを有する場合、かご間に変位ノズル部を配することにより、所定の段のかごにセットされた食器を集中的に洗浄することが出来、大きな食器を食器かごにセットする場合は、所定のかごを取り外し、変位ノズル部は取り外すことなく、他のかごにセットされた食器を洗浄することが可能である。
本発明によれば、変位ノズル部の基端部が取付部にノッチ機構により嵌められるので、食器の洗浄中に、不用意に変位ノズル部の位置が変わることがない。
本発明によれば、洗浄槽の背面近傍まで移動したときに、噴射口から水が噴射されない構造とされているので、食器の洗浄中に、噴射口から噴射した水が洗浄槽の背面を叩き、騒音が発生するのが防止されている。
本発明によれば、変位ノズル部の基端部の内面に、複数のノッチ受けが形成され、取付部は、ノッチ受けに嵌合するノッチを備え、ノッチとノッチ受けとの組み合わせが変更することで、変位ノズル部の基端部から他部への送水量が制御されるように構成されているので、ノッチが水壁の機能を有し、変位ノズル部への分水性が良好である。
本発明によれば、変位ノズル部が、延設部の延びる方向に内設された仕切り部と、表面の仕切り部を挟む両側に設けられた噴射口とを備え、延設部が洗浄槽の背面近傍まで移動し、取付部の係止部が変位ノズル部の基端部の内面に係止した場合に、基端部から延設部の仕切り部の内側へのみ送水され、仕切り部の内側に設けられた噴射口から水が噴射されるように構成されているので、洗浄槽の背面に当たって生じる洗浄水の騒音が低減されるとともに、洗浄槽の内側に向かう噴射は行われるので洗浄性能は維持される。
本発明によれば、変位ノズル部が、取付部に回転可能に取り付けられた腕部と、複数の噴射口を有し、腕部の先端部に回転可能に取り付けられた回転噴射部とを備えるので、より均一な噴射性能が得られ、洗浄性能が良好である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る食器洗い機100を示す模式的正面図、図2は、食器洗い機100を示す模式的側断面図、図3は、変位ノズル部21を示す拡大斜視図、図4は、食器洗い機100の一部を示す断面図である。図4において、後述する送水部20aは省略している。
食器洗い機の筐体1の内部には、食器18を収納する洗浄槽2が設けられている。洗浄槽2は、内部に、食器18を載置する食器かご3と、食器かご3の下側に配置され、食器かご3に載置された食器18に向けて水を噴射する回転洗浄ノズル11,11と、筐体1の背面及び上面に沿って延設された筒状の固定洗浄ノズル20と、回転洗浄ノズル11,11及び固定洗浄ノズル20へ加圧水を供給する送水ポンプ7と、洗浄槽2内の洗浄水を加熱するヒータ4とを備えている。
食器かご3は、上下に配置された上かご3a,下かご3bからなる。上かご3aの幅は下かご3bの幅の略半分であり、上かご3は、下面の傾斜角度を変更出来るように構成されている。
洗浄槽2の側壁には、外部から給水口17を介して洗浄槽2へ給水するための給水管16が配設されており、給水管16は給水管16を開放又は閉塞する給水弁15を備えている。
洗浄槽2の底面部の正面側右寄り部分には、洗浄槽2の内部に給水された水を貯留する貯留部2aが凹設されており、貯留部2aの開口部には残菜フィルタ5が嵌められている。前記送水ポンプ7は、吸い込み管6を介して貯留部2aに接続されている。送水ポンプ7には、送水ポンプ7に内設されたインペラ7aを回転させるための正逆回転式の送水モータ8が接続されている。
送水ポンプ7の上部には、吐出管9と排水管10とが設けられており、吐出管9及び排水管10の送水ポンプ7への接続口には切替弁が配設されており(図示せず)、いずれか一方の接続口のみが開くように構成されている。
インペラ7aが正回転する場合、吸い込み管6から吸い込んだ水が、インペラ7aの回転による送水ポンプ7のケーシング内流れの動圧で、切替弁に排水管10の接続口を閉鎖させ、吐出管9を介し送水ダクト19を経由して、回転洗浄ノズル11,11及び固定洗浄ノズル20へ送られる。
インペラ7aが逆回転する場合、貯留部2a内の水が、切替弁に吐出管9の接続口を閉鎖させ、排水管10へ送られて、外部へ排水される。
洗浄槽2の底面部の正面側左寄り下部には、制御部12が備えられている。
筐体1の正面の開口部には、ドア14が設けられている。
固定洗浄ノズル20は、洗浄槽2の背面に沿って延設された送水部20aと、洗浄槽2の上面に沿って延びる上側延設部20bとを備えている。送水部20aの中央部より下寄りには、洗浄槽2の中央部に向かって突出した取付部20cが設けられている。そして、上側延設部20bの下面の先端側、及び送水部20aの中央部より上寄りの内側には、噴射口20d,20d…が設けられている。
固定洗浄ノズル20の取付部20cには、変位ノズル部21が取り付けられている。
変位ノズル部21は、基端部21aと、基端部21aから延設された延設部21bとからなる。延設部21bの長手方向には、2列に、噴射口21c,21c…が設けられている。
取付部20cは、板部に、内側側面に送水口を有する筒部(図示せず)が設けられてなり、この筒部に基端部21aが嵌められ、基端部21aが筒部の外面に沿って回転するように構成されており、これにより図4に示すように、延設部21bが洗浄槽2の略中央部の水平面内で回転する。
以上のように構成された食器洗い機においては、給水弁15が開いて、水道水が洗浄槽2へ給水され、貯留部2aに所定量の水が洗浄水として貯められる。そして、送水モータ8によりインペラ7aが回転し、前記洗浄水が吸い込み管6を通って送水ポンプ7へ吸水され、吐出管9を介して回転洗浄ノズル11,11及び固定洗浄ノズル20へ送られ、回転洗浄ノズル11,11、及び固定洗浄ノズル20に設けられた噴出口から洗浄槽2内の食器かご3に設置された食器18に向けて放水される。この放水の反作用により回転洗浄ノズル11,11が回転する。
放水された洗浄水は残菜フィルタ5により濾過されて貯留部2aに戻り、再び送水ポンプ7に吸引される。洗浄水はヒータ4により加熱される。洗浄水は、経路途上に設けられた水温センサ(図示せず)により水温を検出され、制御部12により、水温及び洗浄時間が制御される。
所定時間、洗浄工程が実施された後、汚れた洗浄水は送水ポンプ7により排水管10を通され、外部へ排出される。次に、すすぎ工程が実施される。このすすぎ工程は食器18の汚れ度合いに応じ、任意にすすぎ回数を設定することが可能となっている。
そして、すすぎ工程の終了後に、乾燥工程が実施される。
本実施の形態においては、変位ノズル部21を所望の位置に動かすことが出来、図1に示すように、変位ノズル部21を上かご3aの下側に配置することが出来るので、例えば汚れのひどい食器18を上かご3aに載置して、噴射口21cから水を噴射させることで、該食器18が効果的に洗浄される。
そして、大きな食器18を下かご3bの正面側右寄りに載置する場合も、変位ノズル部21を取り外すことなく、反対側に動かすことで、この食器18を問題なく、下かご3bに載置して洗浄することが出来る。
また、上かご3aが下かご3bと同様に、洗浄槽2の幅と略等しい幅を有する場合であって、上かご3aに偏って食器18を置くときには、これに合わせて、変位ノズル部21を回転させて水を噴射することにより、より効率良く洗浄される。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る食器洗い機の変位ノズル部22を示す縦断面図、図6は、変位ノズル部22を示す横断面図である。図中、実施の形態1に係る食器洗い機と同一部分は同一符号を付して、説明を省略する。
変位ノズル部22は、略円状の基端部22aと、該基端部22aに延設され、平面視が略矩形である延設部22bとを備える。基端部22aの内面には、複数のノッチ受け22c,22c,…が形成されている。基端部22aは、取付部20cの上部の筒部20hに嵌められる。
筒部20hは、内側に送水口が設けられており、送水口の両側に、ノッチ受け22c,22c,…に嵌合するノッチ20e,20eを備えている。
本実施の形態においては、基端部22aを筒部20hに対し回転させ、ノッチ20eをノッチ受け22cに嵌めることにより、延設部22bが所望の位置で固定される。従って、食器18の洗浄中に、水圧等により、不用意に変位ノズル部22の設置位置がずれるのが抑制され、洗浄性能が良好である。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る食器洗い機の変位ノズル部22を示す横断面図である。図中、図6と同一部分は同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態においては、基端部22aの内面に、筒部20hのノッチ20f,20fに密着して嵌合するノッチ受け22d,22d,…が設けられている。
そして、基端部22aを筒部20hに対し回転させ、延設部22bが筐体1に平行な位置まで移動した場合に、基端部22aから延設部22bへの送水が遮断されるような位置に、ノッチ受け22dが形成されている。
図7(a)に示す位置のノッチ受け22d,22dにノッチ20f,20fが嵌合し、延設部22bの突出方向が筐体1(洗浄槽2の背面)に垂直である場合、筒部20hに送られた水は、延設部22bへ送られ、噴射口(図示せず)から水が噴射される。
図7(b)に示す位置のノッチ受け22d,22dにノッチ20f,20fが嵌合し、延設部22bの突出方向が筐体1に平行である場合、ノッチ20f,20fはノッチ受け22d,22dに密着して嵌合されているので、筒部20hから延設部22bへの送水が完全に遮断される。延設部22bを図7(b)と反対側に移動させ、延設部22bの突出方向が筐体1に平行である場合も同様である。
この位置に延設部22bがある場合、水が噴射されると、筐体1(洗浄槽2の背面)を叩き、騒音が生じる。本実施の形態においては、変位ノズル部22が洗浄槽2の背面近くまで移動した場合に、変位ノズル部22への送水路が断たれるので、変位ノズル部22からの噴射が停止し、騒音の低減を行うことが可能となる。
図7(c)に示す位置のノッチ受け22d,22dにノッチ20f,20fが嵌合している場合、筒部20hから延設部22bへの送水は遮断されず、噴射口から水が噴射される。
なお、本実施の形態においては、筒部20hのノッチ20f,20fが基端部22aのノッチ受け22dに略密着して嵌合されるノッチ構造を有する場合につき説明したが、これに限定されるものではなく、延設部22bが洗浄槽2の背面近傍まで移動した場合に、他の構造により、噴射口から水が噴射されないようにすることにしてもよい。但し、上述のノッチ構造を有する場合、止水性が良好であり、延設部22bへの送水が遮断されたとき、変位ノズル部22以外の固定洗浄ノズル20に設けられた噴射口20d,20dからの噴射水の勢いが強くなり、洗浄性能の低減が抑制されるので、好ましい。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る食器洗い機の変位ノズル部23を示す横断面図である。
変位ノズル部23は、略円状の基端部23aと、該基端部23aに延設され、平面視が略矩形である延設部23bと、延設部23bの延びる方向に内設された仕切り部23dとを備えている。延設部23bには、仕切り部23dを境界として、第1水路23eと第2水路23fが形成されている。そして、延設部23bの表面には、第1水路23e及び第2水路23fに対応して、噴射口が設けられている(図示せず)。
基端部23aは、固定洗浄ノズルの取付部(図示せず)の上部の筒部20hに嵌められている。
筒部20hは、内側に送水口が設けられており、送水口の両側に、基端部23aの内面23cに係止される係止部20g,20gを備えている。
図8(a)に示すように、延設部23bの突出方向が筐体1に垂直である場合、筒部20hに送られた水は、第1水路23e及び第2水路23fへ送られ、仕切り部23dの両側の噴射口から水が噴射される。
図8(b)に示すように、延設部23bの突出方向が筐体1に平行である場合、一方の係止部20gは基端部23aの内面23cに密着して係止され、他方の係止部20gは、基端部23aから第2水路23fへの水の流れを堰き止めているので、第2水路23fへは送水されず、第2水路23fの上側に設けられた噴射口から筐体1の内面(洗浄槽2の背面)へ向けては水が噴射されない。従って、筐体1の内面を噴射水が叩くことにより生じる騒音の発生が防止される。このとき、第1水路23eへは送水されるので、洗浄槽2内には水が噴射され、洗浄効果は損なわれない。
図8(c)に示すように、延設部23bを図8(b)と反対側に移動させ、延設部22bの突出方向が筐体1に平行である場合、第1水路23eへは送水されず、第1水路23eの上側に設けられた噴射口から筐体1の内面へ向けては水が噴射されない。従って、筐体1の内面を噴射水が叩くことにより生じる騒音の発生が防止される。このとき、第2水路23fへは送水されるので、洗浄槽2内には水が噴射され、洗浄効果は損なわれない。
なお、基端部23aは、筒部20hにノッチ機構により嵌められることにしてもよい。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る食器洗い機101を示す模式的側断面図、図10は、食器洗い機101の一部を示す断面図である。図中、図2と同一部分は同一符号を付して、説明を省略する。
本実施の形態の食器洗い機101においては、固定洗浄ノズル20の取付部20cに、変位ノズル部24が設けられている。
変位ノズル部24は、取付部20cに回転可能に取り付けられた腕部24aと、長手方向に2列に設けられた噴射口24c,24c…を有し、腕部24aの先端部に回転可能に取り付けられた回転噴射部24bとを備えている。
本実施の形態においては、回転洗浄ノズル11,11、及び固定洗浄ノズル20に設けられた噴出口から、食器かご3に設置された食器18に向けて放水されたときに、放水の反作用により回転洗浄ノズル11,11とともに、回転噴射部24bも回転するので、より均一な噴射性能が得られ、洗浄性能が良好である。そして、食器かご3に載置された食器18により回転が妨げられない位置に回転噴射部24bを配することが出来、使い勝手が良好である。
また、この変位ノズル部24に、実施の形態2及び3のノッチ機構を取り入れることで、さらなる性能、使用性の向上を図ることが出来る。
なお、前記実施の形態1乃至5においては、変位ノズル部21、22、23、及び腕部24aを手動により回転移動させる場合につき説明したがこれに限定されるものではなく、制御部12により回転移動させることにしてもよい。
本発明の実施の形態1に係る食器洗い機を示す模式的正面図である。 食器洗い機を示す模式的側断面図である。 変位ノズル部を示す拡大斜視図である。 食器洗い機の一部を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る食器洗い機の変位ノズル部を示す縦断面図である。 変位ノズル部を示す横断面図である。 本発明の実施の形態3に係る食器洗い機の変位ノズル部を示す横断面図である。 本発明の実施の形態4に係る食器洗い機の変位ノズル部を示す横断面図である。 本発明の実施の形態5に係る食器洗い機を示す模式的側断面図である。 食器洗い機の一部を示す断面図である。 従来の食器洗い機を示す模式的正面図である。
符号の説明
1 筐体
2 洗浄槽
3 食器かご
4 ヒータ
5 残菜フィルタ
6 吸い込み管
7 送水ポンプ
8 送水モータ
9 吐出管
10 排水管
11 回転洗浄ノズル
12 制御部
14 ドア
15 給水弁
16 給水管
17 給水口
18 食器
19 送水ダクト
20 固定洗浄ノズル
20a 送水部
20e、20f ノッチ
20g 係止部
21、22、23、24 変位ノズル部
21a、22a、23a 基端部
21b、22b、23b 延設部
20d、21c、24c 噴射口
22c、22d ノッチ受け
23c 内面
23d 仕切り部
23e 第1水路
23f 第2水路
24a 腕部
24b 回転噴射部
100、101 食器洗い機

Claims (6)

  1. 食器が収容される洗浄槽と、
    前記食器に水を噴射する複数の噴射口を有する洗浄ノズルと、
    前記洗浄槽に貯めた洗浄水を前記洗浄ノズルに送水するポンプと
    を備える食器洗い機において、
    前記洗浄ノズルは、
    前記洗浄槽の背面に沿って延びる送水部と、
    該送水部の中途部から、取付部を介し前記洗浄槽内に位置可変に突出した変位ノズル部と
    を備えることを特徴とする食器洗い機。
  2. 前記変位ノズル部は、基端部が前記取付部にノッチ機構により嵌められている請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記変位ノズル部は、前記洗浄槽の背面近傍まで移動した場合に、噴射口から水が噴射されないように構成されている請求項1又は2に記載の食器洗い機。
  4. 前記変位ノズル部の基端部の内面には、複数のノッチ受けが形成され、
    前記取付部は、前記ノッチ受けに嵌合するノッチを備え、
    該ノッチと前記ノッチ受けとの組み合わせが変更することにより、前記変位ノズル部の基端部から他部への送水量が制御されるように構成されており、
    前記変位ノズル部が前記洗浄槽の背面近傍の位置まで移動した場合に、前記ノッチが前記位置に対応するノッチ受けに嵌合することにより、該変位ノズル部の基端部から他部への送水が遮断される請求項3に記載の食器洗い機。
  5. 前記変位ノズル部は、
    基端部に延設された延設部と、
    該延設部の延びる方向に内設された仕切り部と、
    表面の前記仕切り部を挟む両側に設けられた噴射口と
    を備え、
    前記取付部は、前記基端部の内面に係止される係止部を備え、
    前記基端部が前記取付部に対し回転して、前記係止部の前記内面への係止部位が変化することにより、前記基端部から延設部への送水量が制御されるように構成されており、
    前記延設部が前記洗浄槽の背面近傍の位置まで移動して、前記係止部が前記内面に係止された場合に、前記基端部から前記延設部の仕切り部の内側へのみ送水され、該仕切り部の内側に設けられた噴射口から水が噴射される請求項1又は2に記載の食器洗い機。
  6. 前記変位ノズル部は、
    前記取付部に回転可能に取り付けられた腕部と、
    複数の噴射口を有し、前記腕部の先端部に回転可能に取り付けられた回転噴射部と
    を備える請求項2乃至4のいずれか1つに記載の食器洗い機。
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