JP2008005872A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008005872A
JP2008005872A JP2006176169A JP2006176169A JP2008005872A JP 2008005872 A JP2008005872 A JP 2008005872A JP 2006176169 A JP2006176169 A JP 2006176169A JP 2006176169 A JP2006176169 A JP 2006176169A JP 2008005872 A JP2008005872 A JP 2008005872A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
ball
concave chamber
space
center case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006176169A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4623593B2 (ja
Inventor
Shunji Ikuno
春嗣 生野
Tadahiro Udagawa
忠宏 宇田川
Masaya Kuragami
昌也 倉上
Yoshinori Tomaru
宜典 渡丸
Kiyoo Minegishi
清夫 峯岸
Yasuhiro Asai
保博 浅井
Osamu Murata
治 村田
Daisuke Morii
大介 森井
Yushi Saito
雄史 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2006176169A priority Critical patent/JP4623593B2/ja
Publication of JP2008005872A publication Critical patent/JP2008005872A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4623593B2 publication Critical patent/JP4623593B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】センターケースの一側方に遊技釘を植設する遊技空間を偏らせても、センターケース下方の他側方に球を誘導して遊技盤にデッドスペースが生じない遊技機を提供する。
【解決手段】内部に凹室10aを有するセンターケース10に、前記遊技空間を流下する球を受け入れる入口部31jと、この入口部31jから受け入れた球を凹室10aに流入させる流入部31kと、この流入部31kより流入した球を転動させて凹室下方の第1遊技領域(始動入賞口11のある領域)に放出可能なステージ部34と、凹室10aの他側方に形成されて流入部31kより流入した球が流入可能な凹室隣接空間部10bとを形成し、前記遊技空間には、前記第1遊技領域の他側方に普図始動ゲート19が配設された第2遊技領域を設け、凹室隣接空間部10bには、流入した球が落下する樋状部材31mを設け、この樋状部材31mの下流端を前記第2遊技領域に臨ませた構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関する。
従来、遊技機としてのパチンコ機においては、遊技盤の前面にセンターケースが取り付けられ、該センターケースを後方に窪ませて背面が遊技盤前面より後方に位置するように凹室を形成し、該凹室から表示器などの遊技装置を臨ませて遊技者に遊技装置によるゲームを見せている。
上記従来の遊技機の中には、特許文献1に開示の遊技機のように、センターケースに遊技盤前面を流下する球を取り入れる入口を形成し、該入口から取り込んだ球を凹室に誘導するように構成し、凹室底部のステージを転動させてから遊技盤の前面に排出し、この排出された球は、ステージの下方の始動入賞口近傍に誘導され、始動入賞口に入賞すると上記遊技装置による遊技(例えば、上記表示器における図柄の変動表示ゲーム)が行われ、遊技者の興趣を高揚させている。
特開2000−51448号公報
ところで、近時はセンターケースが大型化しており、遊技釘を植設するスペースを確保するために同スペースを遊技盤の一側方に偏らせて、他側方にセンターケースを偏らせて設けるようにしている。このため、センターケース下方の一側に球が誘導されにくくなっていて、この領域がデッドスペースとなっている。
一般的にセンターケースの凹室上方には、落下する遊技球を左右方向に案内する庇部(鎧部ともいう)が設けられているが、この庇部を切り欠いてセンターケース上方の球を凹室の前方を通してセンターケースの下方に誘導することも考えられるが、この場合には球の落下速度を制御できないため、始動入賞口などの入賞具が破損するといった新たな問題点が生ずる。またこの場合、表示器などの遊技装置の視認性を球が阻害するといった問題もある。
そこで本発明は、センターケースの一側方に遊技釘を植設する遊技空間を偏らせて設けるようにしても、センターケース下方の他側方に球を誘導することにより遊技盤にデッドスペースを生じさせない遊技機の提供を目的とする。
本願請求項1に記載の遊技機は、遊技盤前面にセンターケースを取り付け、該センターケースを後方に窪ませて凹室を形成し、該凹室から前方に臨むように遊技装置を配設し、凹室下方の第1遊技領域に第1入賞装置を配設した遊技機において、
前記センターケースは、
当該センターケースの一側に設けられ、前記遊技盤前面より前方の遊技空間を流下する球を受け入れる入口部と、
前記凹室の一側壁に形成され、前記入口部から受け入れた球を凹室に流入させる流入部と、
前記凹室の底部に設けられ、前記流入部より流入した球を転動させて凹室の前方開口より前記第1遊技領域に向けて放出可能なステージ部と、
前記凹室の他側壁を切り欠いて形成され、前記流入部より流入した球を凹室の他側方へ排出可能な流出部と、
前記流出部から排出された球が流入する凹室隣接空間部と、を有し、
前記遊技空間には、前記第1遊技領域の他側方に第2入賞装置が配設された第2遊技領域を設け、
前記凹室隣接空間部は、前記流出部から排出された球が落下する樋状部材を有し、前記樋状部材の下流端を前記第2遊技領域に臨ませたことを特徴とする。
なお、本発明の好ましい態様として、例えば請求項2に記載のように、前記樋状部材は、前記一側方に向けて下り傾斜している構成としてもよい。
また、例えば請求項3に記載のように、前記凹室及び凹室隣接空間部の夫々の背面を前記遊技盤前面より後方に配設し、
前記樋状部材は、前記凹室隣接空間部の背面より前記遊技空間の前面側まで延在し、
前記凹室隣接空間部の下流端には、前記樋状部材の前後の幅員を狭めて球を前記第2遊技領域に誘導するための誘導部材を設けた構成としてもよい。
また、例えば請求項4に記載のように、前記センターケースは、
前記流入部の下縁と前記ステージ部の一側端部、及び、ステージ部の他側端部と前記流出部の下縁とを夫々曲面で接続し、
前記流出部の下縁の高さの設定により、前記凹室に流入した球が前記第1遊技領域へ排出される割合と前記第2遊技領域へ排出される割合とを相対的に設定可能とした構成としてもよい。
また、例えば請求項5に記載のように、前記第2入賞装置は、第1検出器を有する通過ゲートで構成し、
前記第1入賞装置は、開閉部材と第2検出器とを設けた構成とし、
前記第1検出器により球の通過が検出されることに基づいて前記開閉部材を作動するように構成されているとともに、前記開閉部材により受け入れられた球が前記第2検出器によって検出されることに基づいて前記遊技装置を作動するように構成されている態様としてもよい。
請求項1に記載の遊技機によれば、センターケースの一側方に遊技釘を植設する遊技空間を偏らせて設けるようにしても、その場合に従来ではデッドスペースとなっていたセンターケース下方の他側方(即ち、第1遊技領域の他側方側の第2遊技領域)に球を誘導することができる。即ち、入口部と流入部を経由してセンターケース内の凹室に遊技空間から流入した遊技球は、場合によっては、流出部を経由して凹室隣接空間部に流入し、さらに凹室隣接空間部の樋状部材上を流れて第2遊技領域に流下し、第2遊技領域の第2入賞装置に入賞する可能性がある。このため、センターケース下方の他側方を第2遊技領域として有効に活用でき、遊技盤にデッドスペースを生じさせないようにして、遊技の興趣を向上できる。
また、請求項2に記載の遊技機によれば、流出部から他側方へ向かって勢いが付いた状態で落下する球を樋状部材が一側方へ方向転換して第2遊技領域に誘導するので、第2入賞装置に衝突する球の勢いを弱めることができ、入賞具の破損を防止できる。
また、請求項3に記載の遊技機によれば、凹室の背面を遊技盤前面より後方に配設したので、ステージ部における球の転動の自由度が増し、興趣が高い。また、凹室隣接空間部の下流端には、樋状部材の前後の幅員を狭めて球を第2遊技領域に誘導するための誘導部材を設けたので、樋状部材の傾斜によって加速した球の速度を凹室隣接空間部の下流端において減衰でき、より効果的に入賞具の破損を防止できる。
また、請求項4に記載の遊技機によれば、流出部の下縁の高さの設定により、凹室に流入した球が第1遊技領域へ排出される割合と第2遊技領域へ排出される割合とを相対的に設定可能としたので、第1入賞装置及び第2入賞装置の夫々への球の入賞率を相対的に調整することが簡単にできる。
また、請求項5に記載の遊技機によれば、遊技装置を作動させるためのギミック(第1入賞装置と第2入賞装置)が並んでいるので、遊技者は遊技のルールを把握しやすい。
以下、本発明の実施の形態として、パチンコ機に適用した場合の形態例を、図面を参照して説明する。
(第1形態例)
まず、第1形態例を説明する。
A.遊技盤の全体構成
図1は本形態例のパチンコ機の遊技盤の前面図である。
図1において、符号1は遊技盤であり、前面の略円形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域3(後述する第1遊技領域及び第2遊技領域をその一部として含む遊技領域の全体)が形成されている。
遊技盤1の前面には、図1に示すように、アウト球流入口4、センターケース10、普通電動役物タイプの始動入賞口11、変動入賞装置12、一般入賞口13〜16、普図表示器17、普図記憶表示器18、普図始動ゲート19、特図表示器20、特図記憶表示器21、状態表示器22,23、多数の障害釘(図示省略)などが設けられている。また、センターケース10の右側部には、装飾特図表示器24(図1等に示す)とラウンド表示部25(図4に示す)が設けられている。なお、ラウンド表示部25は、図4に示すように、後述する裏面側ケース32内であって、凹室隣接空間部10bの後方(隔壁部材58の板状部58aの裏面側)に配置され、透明又は半透明な板状部58aを介して前面から透視可能となっている。
センターケース10は、遊技盤1の略中央から右側にわたって設けられた大型なものとなっている。遊技盤1を構成する基板(いわゆるベニヤ)には、このセンターケース10をはめ込むためのセンターケース用開口(図示省略)が形成されており、センターケース10は、このセンターケース用開口にはめ込まれて取り付けられる。
なお本例では、センターケース10の一側方(この場合、左側)にのみ遊技釘を植設する遊技空間が偏って設けてあり、センターケース10の他側方(この場合、右側)には、前記遊技空間は存在しない。
このセンターケース10の詳細構成(装飾特図表示器24やラウンド表示部25等を除く)は、後述する。
また、始動入賞口11は、後述するように特図の始動入賞口として機能する入賞口であり、入賞口としての開口部分の開度を変化させる開閉部材11aを有する。この始動入賞口11は、センターケース10の中心下方に配置されている。
また、変動入賞装置12は、後述する大当りになったことを条件として開放される大入賞口12aを有する装置である。
次に、普図表示器17は、いわゆる普図の表示を行う表示器(例えば点滅する複数のランプよりなるもの)である。
また、普図記憶表示器18は、普図表示器17の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、普図始動ゲート19を遊技球が通過することにより発生した普図の始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。
次に、特図表示器20は、特図としての数字等を表示可能な7セグメントの表示器であり、始動入賞口11への入賞により発生した特図の始動記憶に基づいて特図の変動表示を実行するためのものである。
また、特図記憶表示器21は、特図表示器20の周囲4箇所に設けられた小さなランプよりなり、そのランプの点灯数によって、始動入賞口11への入賞により発生した特図の始動記憶の数(この場合、上限数が4個)を表示するものである。
また、状態表示器22は、特図記憶表示器21の隣に設けられた2個の小さなランプよりなり、その点灯状態によって、特図の遊技状態を報知する。
また、状態表示器23は、普図記憶表示器18の隣に設けられた2個の小さなランプよりなり、その点灯状態によって、普図の遊技状態を報知する。
また、装飾特図表示器24は、演出又は装飾としての特図(ダミーの特図)の変動表示を行う表示器である。なお、装飾特図表示器24で表示される特図がダミーの特図であるのに対して、前記特図表示器20で表示される特図は、いわゆる本特図である。
また、ラウンド表示部25は、大当りのラウンド数を表示する表示部である。
なお本例の場合、センターケース10の中央位置(正確には、後述するステージ部34の左右方向における中央位置)の真下に始動入賞口11が配置されており、この始動入賞口11が本発明の第1入賞装置に相当し、この始動入賞口11及びその近傍を含む領域が本発明の第1遊技領域に相当する。そして、図示省略しているが、上記始動入賞口11に流入した遊技球が流れる流路には、この遊技球(即ち、始動入賞した遊技球)を検出するセンサが設けられており、このセンサが本発明の第2検出器を構成している。
また、普図始動ゲート19は、センターケース10の下方であって、始動入賞口11の右方(本発明の他側方に相当)に配置されており、この普図始動ゲート19及びその近傍を含む領域が本発明の第2遊技領域に相当する。そして、図示省略しているが、上記普図始動ゲート19には、この普図始動ゲート19を通過する遊技球を検出するセンサが設けられており、このセンサが本発明の第1検出器を構成している。
B.センターケースの構成
次に、本例のセンターケース10の構成について、図2〜図4を参照して説明する。
なお図2は、センターケースの前面側を右斜め前方から見た斜視図である。図3は、センターケースの前面側を左斜め前方から見た斜視図である。図4は、センターケースを前部と後部に分解した斜視図である。図5は、後述するケース軸線を含む鉛直方向の平面でセンターケースを破断した断面図である。
センターケース10は、図4に示すように、前面側ケース31と裏面側ケース32とを有し、後方に窪んだ全体形状をなしており、内部に略円形の凹室10aと凹室隣接空間部10bが形成されたものである。ここで、凹室隣接空間部10bは、凹室10aの右側(本発明の他側方に相当)に、凹室10aから右側に張り出すように形成されている。そして、凹室10aの右側壁(本発明の他側壁に相当)は、図1等に示すように切り欠かれており、これによって流出部10cが形成されている。流出部10cは、凹室10aから右方(他側方)へ、即ち凹室隣接空間部10bへ遊技球を排出可能な開口部である。
なお、凹室10a及び凹室隣接空間部10bの夫々の背面は、遊技盤前面より後方に配設されている。
また本例では、このセンターケース10の凹室内には、後述する複数の回転体よりなる遊技装置が設けられ、この遊技装置は上記凹室の後方に配設されて、凹室を介して前方に臨むようになされており、遊技者はこの遊技装置内における遊技球の流れを目視することが可能となっている。
また、このセンターケース10は、前後方向の一つの軸線を中心として主要部品が配置され組み立てられており、以下ではこの軸線をケース軸線という。なお本例では、凹室10aの中心にこのケース軸線が位置する。
また、本例の場合の遊技装置は、後述する鎧部35の切欠き35a,35bから遊技球を受け入れて、受け入れた遊技球を一般入賞とするか又は特定入賞とするかを決する装置である。
ここで、前面側ケース31は、内側が前後に開口した枠状のものであり、図2等に示すように、その外周には遊技盤1の前面(前記基板の前面)に平行なフランジ部31aが形成されている。フランジ部31aは、センターケース10を組み付けた状態において、遊技盤1の前面に接合される薄い板状部(鍔状の部分)である。このフランジ部31aの複数箇所には、取付穴31bが形成され、例えばこの取付穴31bに前面から挿入したネジを前記基板にねじ込むことによって、センターケース10が遊技盤1に固定されている。
また、図4等に示すように、この前面側ケース31の左側底部(凹室10aの底部に相当する部分)には、遊技球が転動可能ないわゆる球見せ用のステージ部34が形成されている。
ステージ部34は、ここに流入した遊技球をある程度の確率で第1遊技領域に落下させて始動入賞口11へ誘導するものである。ステージ部34は、図2〜4に示すように、正面から見て全体として下に凸の円弧状の転動面34aよりなる。この転動面34aには、ステージ部34上に流入した遊技球を前方に流してセンターケース10の凹室10aから下方に排出可能な複数の溝(中央案内溝34b、左側案内溝34c、右側案内溝34d)が形成されている。このうち、中央案内溝34bは、転動面34aにおける左右方向中央位置(始動入賞口11の真上位置)に形成されている。この中央案内溝34bからセンターケース10の外に排出された遊技球は、始動入賞口11の真上に向けて落下するため、開閉部材11aが閉じている状態(開度が小さい閉状態)であっても、高い確率で始動入賞口11に入賞する構成となっている。また、左側案内溝34cと右側案内溝34dは、転動面34aにおける中央案内溝34bの左右両側にそれぞれ形成されている。これら左側案内溝34c又は右側案内溝34dからセンターケース10の外に排出された遊技球は、始動入賞口11の真上よりも若干左右にずれた位置に向けて落下するため、開閉部材11aが前記閉状態であると、始動入賞口11に入賞する確率は中央案内溝34bよりも格段に低い。但し、開閉部材11aが開いている状態(開度が大きい開状態)であると、左側案内溝34c又は右側案内溝34dからセンターケース10の外に排出された遊技球は、高い確率で始動入賞口11に入賞する構成となっている。
なお、ステージ部34の転動面34aの前端縁には、前述したフランジ部31aの内縁部(上端部)を上方に延在させることによって、転動球案内壁31c〜31fが形成されている。このうち、転動球案内壁31cは、左側案内溝34cよりも左側に設けられ、転動面34a上を転動する遊技球が、ここから前方に流れて落下しないように案内する壁である。また、転動球案内壁31dは、左側案内溝34cと中央案内溝34bの間の位置に設けられ、転動面34a上を転動する遊技球がここから前方に流れて落下しないように案内する壁である。また、転動球案内壁31eは、中央案内溝34bと右側案内溝34dの間の位置に設けられ、転動面34a上を転動する遊技球がここから前方に流れて落下しないように案内する壁である。また、転動球案内壁31fは、右側案内溝34dよりも右側に設けられ、転動面34a上を転動する遊技球が、ここから前方に流れて落下しないように案内する壁である。
また、転動面34aの前端面の左側(左側案内溝34cの左方から下方の位置)には、ステージ部34の前方左側に落下した遊技球を始動入賞口11aに向けて案内する落下球案内壁31gが形成されている。この落下球案内壁31gは、フランジ部31aの前面から前方に突出するように形成された帯板状の壁(その幅方向が前後方向とされた壁)である。この落下球案内壁31gは、その長手方向(遊技盤面に沿った方向)において湾曲して右側に向かって下り傾斜しており、その長手方向における右端が左側案内溝34cの下方付近(始動入賞口11の左側の開閉部材11aの左斜め上方)に位置している。このため、例えば左側案内溝34cの前端から落下する遊技球が、真っ直ぐ下方に落下しないで、左側に斜めに飛び出した場合でも、この遊技球は上記落下球案内壁31gに当ってその上面を右斜め下方に流れて落下することによって、やはり始動入賞口11の中央よりも若干左側に案内され、開閉部材11aが開状態にあれば、高い確率で始動入賞口11に入賞する構成となっている。
また同様に、転動面34aの前端面の右側(右側案内溝34dの右方から下方の位置)には、ステージ部34の前方右側に落下した遊技球を始動入賞口11aに向けて案内する落下球案内壁31hが形成されている。この落下球案内壁31hは、フランジ部31aの前面から前方に突出するように形成された帯板状の壁(その幅方向が前後方向とされた壁)である。この落下球案内壁31hは、その長手方向(遊技盤面に沿った方向)において湾曲して左側に向かって下り傾斜しており、その長手方向における左端が右側案内溝34dの下方付近(始動入賞口11の右側の開閉部材11aの右斜め上方)に位置している。このため、例えば右側案内溝34dの前端から落下する遊技球が、真っ直ぐ下方に落下しないで、右側に斜めに飛び出した場合でも、この遊技球は上記落下球案内壁31hに当ってその上面を左斜め下方に流れて落下することによって、やはり始動入賞口11の中央よりも若干右側に案内され、開閉部材11aが開状態にあれば、高い確率で始動入賞口11に入賞する構成となっている。
また、上記ステージ部34へは、センターケース10の左側(本発明の一側に相当)に形成されたワープ流路(図示省略)を通過した遊技球が流入する構成となっている。即ち、前面側ケース31の左側壁31i(凹室10aの一側壁に相当する部分)の外面には、遊技盤前面より前方の遊技空間(センターケース10よりも左側前面の空間)を流下する球を受け入れる入口部31j(前記ワープ流路の入口)が形成されている。そして、前記左側壁31iの内面には、前記入口部31jから受け入れた球を凹室10a内のステージ部34上に流入させる流入部31k(前記ワープ流路の出口)が形成されている。このため、例えばセンターケース10の上に流下して左に流れ落ちた遊技球が、図示しない障害釘に当って、上記ワープ流路に流入し、ステージ部34上に流れる構成となっている。
なお、ステージ部34の転動面34aはその前後方向の位置が遊技盤面より奥側に位置しているため、流入部31kの前後方向位置も遊技盤面より奥側に位置している。これに対して、入口部31jは前記遊技空間を流下する球を受け入れるべく遊技盤面より前方に位置している。このため、上記ワープ流路では、例えばその途中で一旦遊技球が前後方向奥側に流れる構成となっている。
また、ステージ部34上には、このようにワープ流路を経由した遊技球に限られず、例えば障害釘に当って跳ねた遊技球が前面から直接入ってくる構成であってもよい。
また、前記流入部31kの下縁とステージ部34(即ち、転動面34a)の流入部側端部(この場合、左端部)、及び、ステージ部34の流出部側端部(この場合、右端部)と流出部10cの下縁10dとは、夫々曲面で接続されている。そして、凹室10a(即ち、ステージ部34上)に流入した遊技球が、ステージ部34を経由して前記第1遊技領域へ排出される割合と、後述する樋状部材31mを経由して前記第2遊技領域へ排出される割合とを相対的に所要値に設定するように、下縁10dの高さ(上下方向の位置)が設定されている。
また、図4等に示すように、前面側ケース31の右側下部(凹室隣接空間部10bの下部に相当する部分)には、前記流出部10cから排出された球(即ちこの場合、ステージ部34上を右方に勢いよく流れて前記下縁10dを乗り越えた遊技球)が落下する樋状部材31mが形成されている。樋状部材31mは、左方(本発明の一側方に相当)に向けて下り傾斜した帯状の上面(遊技球の転動面)を有する部材であり、その下流端(この場合、左端)は、第2遊技領域排出口31pを介して前記第2遊技領域(普図始動ゲート19の近傍)に臨ませてある。ここで、第2遊技領域排出口31pは、前後方向の位置が遊技盤面よりも前面側(即ち、遊技盤前面より前方の遊技空間と同じ位置)にあり、正面から見た位置が普図始動ゲート19の右上位置にある。このため、樋状部材31m上に落下した遊技球は、この樋状部材31m上を左に流れ、その下流端から前記第2遊技領域に落ちて、高い確率で普図始動ゲート19を通過する。
そして、図3等に示すように、上記樋状部材31mは、凹室隣接空間部10bの背面より遊技空間(遊技盤前面より前方の遊技空間)の前面側まで延在しており、凹室隣接空間部10bの下流端には、樋状部材31m上の流路の前後の幅員を狭めて遊技球を前記第2遊技領域に誘導するための誘導部材31nが設けられている(図3参照)。この場合の誘導部材31nは、樋状部材31mの下流部の上面における背面側に、樋状部材31mと平行に配設された板状部よりなる。また誘導部材31nは、上面から見て、前面側の端縁が左方(樋状部材31mの下流方向)に向かって前側に傾斜している形状となっており、これにより、樋状部材31m上の流路の前後の幅員を左側にゆくにつれ狭めて遊技球を前記第2遊技領域に(即ち、前記第2遊技領域排出口31p)誘導する構成となっている。
また図2等に示すように、前面側ケース31の上辺部には、遊技盤面よりも前方に突出する鎧部35(庇部)が設けられ、この鎧部35を部分的に開閉する部材として、可動部材36,37が設けられている。鎧部35は、遊技球がセンターケース10内に上方から落下しないようにする部分であり、可動部材36,37が閉状態にある限り、打ち込まれた遊技球を必ずセンターケース10の左側又は右側に誘導する。この鎧部35の頂点の左右両側の位置には、ここに落下する遊技球が流入可能な切欠き35a,35bが形成されている。そして、可動部材36,37は、これら切欠き35a,35bに対応する位置にそれぞれ配置され、遊技盤面に沿って図2に矢印で示す方向にスライド可能に支持されて、図示省略された駆動機構によって、各切欠き35a,35bを開放する開状態と、各切欠き35a,35bを閉鎖する閉状態とに動作可能となっている。即ち、可動部材36,37は、入賞部に相当する切欠き35a,35bより遊技球を受け入れ可能な開状態と受け入れ不能な閉状態とに変換可能である。
なお図2等では、各可動部材36,37が閉状態にある様子を示しており、また図2の矢印は、各可動部材36,37が閉状態から開状態に向かう方向を示している。
また、図4等に示すように、前面側ケース31の右縁部(凹室隣接空間部10bの右側)には、遊技球が1個ずつ流下可能な幅を持つ上下方向の右側遊技球流路33が形成されている。
この右側遊技球流路33の上端側は、鎧部35の右側に連続しており、鎧部35上を右側に流れた遊技球がこの右側遊技球流路33内に流下する構成となっている。また、この右側遊技球流路33の下端側は、樋状部材31m上の右側に開口しており、この右側遊技球流路33内を流下した遊技球は、樋状部材31m上に右側から流下する構成となっている。これにより遊技者は、センターケース10の右側に遊技球を打ち込む右打ちをすることによって、普図始動ゲート19を狙うことが可能となる。
また、図4等に示すように、前面側ケース31の右上部(装飾特図表示器24の上側)には、特図用鎧部35cが形成されている。この特図用鎧部35cは、装飾特図表示器24の前方を遊技球が流下して遮ることがないように、装飾特図表示器24の上方から流下する遊技球を装飾特図表示器24の左右に流下させるものである。なお、この特図用鎧部35cに案内されて装飾特図表示器24の左右に流下した遊技球も、右側遊技球流路33に流入する。
次に、裏面側ケース32は、前面側ケース31の後面側に、前面側ケース31の後面側を覆うように取り付けられる部材である。図5に示すように、この裏面側ケース32の奥壁中央(概略円形状の周壁の中心軸上の位置)には、円形状開口部38が形成されている。この円形状開口部38は、前記ケース軸線を中心として配置される。
なお、この裏面側ケース32は、図4に示すように、正面から見て概略円形状の側壁を、円形状開口部38を中心とする外周位置に有し、前面側が開口した箱型の部材である。なお取付状態において、この裏面側ケース32の側壁は、前面側ケース31の側壁を後方へ延長するような状態に概略配置される。こうして、前面側ケース31と裏面側ケース32は、全体として、内側に後方に窪んだ概略円形状の凹室10aを有したセンターケース10の外形部分を構成している。
そして、図4に示すように、この裏面側ケース32の右斜め下の側壁32aは、部分的に半径方向に張り出した形状となっていて、これによって、この右斜め下位置に比較的広い拡大空間部32b(後述する特定入賞部39b,39cを設置できるスペース)が形成されている。
なお、拡大空間部32bは、前述の凹室隣接空間部10bの後方(背部)に位置する。
また、裏面側ケース32内は、前面側ケース31内の開口を介して前面から視認可能である。
また、図4に示すように、裏面側ケース32の奥壁の前面(円形状開口部38よりも外周側の適宜位置)には、特定入賞部39a,39b,39cが形成されている。本例の場合、特定入賞部39a(最も上流となる特定入賞部)は、正面から見て円形状開口部38の左側位置に設けられ、その他の特定入賞部39b,39cは、正面から見て円形状開口部38の右斜め下位置(前述の拡大空間部32bの位置)に設けられている。また、特定入賞部39b,39cのうち、特定入賞部39bは比較的上方に、最も下流となる特定入賞部39cは、その下方に配置されている。
また、図示省略しているが、これら特定入賞部39a,39b,39cには、それぞれ球検出用のセンサが設けられ、各特定入賞部39a,39b,39cに流入した遊技球がそれぞれ検出される構成となっている。なお、これらセンサからの検出信号に基づいて発生する賞態様については後述する。
次に、センターケース10の遊技装置の構成について説明する。
センターケース10の内部や裏面には、主に、次のような部材が遊技装置の構成要素として設けられている。即ち、図1等に示す第1回転体45、図1等に示すクリアユニット46、図4等に示す第2回転体47、図5に示す奥側外れ球誘導部材48、図5に示す第3回転体49、及び図5に示すモータベース51とが設けられている。
まず、第1回転体45は、図1や図4に矢印で示すように、正面から見て反時計回りに回転駆動される回転体であり、第1回転体駆動軸53(図5に示す)の前端に取り付けされている。なお、この第1回転体45や第1回転体駆動軸53は、前記ケース軸線を中心として配置され、センターケース10の裏面に配設されたモータベース51の第1モータ91(図5に示す)によって駆動される。
ここで第1回転体45の外周には、軸直角断面がL字型(靴下のような形)の溝であって周面に開口する入賞球保留用凹部52cが形成されている。この入賞球保留用凹部52cの内部寸法は、少なくとも遊技球1個が流入可能な寸法となっている。このような構成によって、入賞球保留用凹部52cの周面側の開口が頂部位置にあるときに、この開口から入った1個の遊技球は、入賞球保留用凹部52cのL字型に曲がった奥に落下し、第1回転体本体52がその後に反時計回りに回転しても、前記開口が最下端位置近傍にくるまで、この入賞球保留用凹部52cから流出しない構成となっている。
また第1回転体駆動軸53は、前端側が第1回転体45に回り止めされた状態で取り付けられる。そして、この第1回転体駆動軸53の後端側は、図5に示すように後方に伸びており、クリアユニット46や第2回転体47や第3回転体49の中心軸線上を貫通してモータベース51内に達している。この第1回転体駆動軸53の後端側は、図5に示す軸継ぎ手55によって、後述する第1モータ91の出力軸91aに連結されている。
なお、図5における符号53a,53bは、第1回転体駆動軸53(ひいては、第1回転体45の全体)を自転可能に支持する軸受け(ブッシュ)を示す。
また、第1回転体45は、透明又は半透明な材料によって構成され、透視可能(透光性有り)となっている。
次に、クリアユニット46について説明する。
クリアユニット46は、図5に示すように、第1入賞球誘導部材56と、第2入賞球誘導部材57と、隔壁部材58と、囲繞部材59とを備える。これら各部材56〜59は、全て透明又は半透明な材料によって構成され、透視可能となっている。
ここで、第1入賞球誘導部材56は、前記ケース軸線を中心として第1回転体45の周囲を取り囲むように配置される円筒状部56aを有する部材であり、隔壁部材58の中央開口58bに対して前面から取り付けられ、固定状態とされる部材である。この第1入賞球誘導部材56の円筒状部56aの頂点位置には、入賞球誘導部56bが形成されている。入賞球誘導部56bは、可動部材36,37が開放状態にある時に、前記切欠き35a,35b(入賞部)から流入した遊技球を受け入れる部分であり、受け入れられた遊技球は、この入賞球誘導部56bの底部中央に左右に並んで形成された縦方向の誘導穴(図示省略)の何れかに落下する構成となっている。
そして、前記誘導穴には、ここを通過する遊技球を検出する球検出用のセンサ(図示省略)が取り付けられる。また、前記誘導穴の下端側(センサの下流側)は、奥側に向かって曲がっており、後述する誘導流路57d(図5に示す)に連通している。このため、前記誘導穴に落下した遊技球は後述する誘導流路57dに流入する。
また、円筒状部56aの底面には、ここに落下した遊技球を後方に流下させる傾斜面56e(図5に示す)が形成されている。
また、第2入賞球誘導部材57は、全体として概略円盤状で中空の部材であり、第1入賞球誘導部材56の裏面側に配置されて、隔壁部材58の中央開口58bに対して取り付けられ、固定状態とされる部材である。この第2入賞球誘導部材57は、中心軸上に前述の第1回転体駆動軸53が貫通するボス部57a(図5に示す)が形成され、このボス部57aの周囲に内筒部57b(図5に示す)が形成されている。なお図5に示すように、内筒部57b内には、前述の第1回転体45の後部がはまり込んで摺動する。またボス部57aは、前記ケース軸線を中心として配置される。また、前述の軸受け53aは、このボス部57aの中心穴にはめ込まれている。
また、前記内筒部57bの周囲には、正面から見て逆U字状の案内壁57c(図5に示す)が形成され、この案内壁57cの外周側の空間が、入賞球の誘導流路57dとなっている。そして、この誘導流路57dの頂部は、既述した如く前記誘導穴に連通している。また、この誘導流路57dの頂部に流入した遊技球は、この誘導流路57d内の左側又は右側に流れ落ちて、最終的に第2入賞球誘導部材57の底部中央に形成された誘導溝57g(図5に示す)上に流れる構成となっている。なお、誘導溝57gは底面が後方に向かって傾斜しており、またこの誘導溝57gの後方には第2回転体47の後述する小径円筒部47aの外周(球保持部62a,62b)の最下端位置が位置する構成とされている。そのため、この誘導溝57gに流れた遊技球は、後方に流れて、その時点で最下端位置にある小径円筒部47aの外周の球保持部62a又は62b内に流入する。
また、前記内筒部57bの頂部位置であって、前記内筒部57bと案内壁57cとの間の位置には、遊技球を後方から前方(第1回転体本体52の頂部位置に向かう方向)に流下させる前方誘導流路57i(図5に示す)が形成されている。
また、第2入賞球誘導部材57の下端(誘導溝57gが形成された部分の下方から前方)には、遊技球を後方に流す傾斜流路(符号省略)を内部に有する特定入賞口57h(図1等に示す)が形成されている。特定入賞口57hは、第2入賞球誘導部材57の下端から前方に伸びるように形成されて、その先端が第1回転体45の最下端位置下方に位置して上面が開口している。このため、前述した第1回転体45の入賞球保留用凹部52cに入ったまま最下端位置に回転移動してきた遊技球は、図5に示すように、ほぼ確実にこの特定入賞口57h内に落下する。
なお図5に示すように、特定入賞口57hの下方には、特定入賞口57hに流入した遊技球を検出する非通過型のフラット近接スイッチ57jが配設されている。
次に隔壁部材58は、センターケース10内の前面側と後面側を区画する板状部58a(図2や図5等に示す)を有する部材であり、板状部58aの周縁部が前面側ケース31と裏面側ケース32の間に挟まれた状態で、前面側ケース31と裏面側ケース32に対して固定される部材である。なお、前記板状部58aは、第2回転体47等が配置された領域と、前記ステージ部34や凹室隣接空間部10bとを区画し、ステージ部34上に流入した遊技球が前記領域に混入しないようにする隔壁として機能する。
また、板状部58aの中心には、中央開口58b(図5に示す)が形成されている。中央開口58bは、第2入賞球誘導部材57等の部材を位置決めする(取り付け時の案内となる)とともに、これら部材との干渉を避けるための開口であり、詳細構成については説明を省略する。なお中央開口58bは、前記ケース軸線を中心として配置される。
次に囲繞部材59は、図5に示すように、前面側の小径円筒状部59aと後面側の大径円筒状部59bを有する部材であり、隔壁部材58の中央開口58bに対して裏側から取り付けられ、固定状態とされる部材である。ここで、小径円筒状部59aと、大径円筒状部59bと、これらを連結する軸直角壁59eとは、第2回転体47の外周を取り囲む囲繞壁を構成している。また、この囲繞部材59(小径円筒状部59aや大径円筒状部59b)は、前記ケース軸線を中心として配置される。
大径円筒状部59bには、二つの特定入賞用開口部が形成されている。これら特定入賞用開口部は、前述した特定入賞部39a,39bにそれぞれ連通する位置に形成され、一方の特定入賞用開口部から流出した遊技球は特定入賞部39aに、他方の特定入賞用開口部から流出した遊技球は特定入賞部39bに、それぞれ流入する構成となっている。
また、囲繞部材59の下端部には、前述の特定入賞口57hの後端に連通する当り球導入部59f(図5に示す)が形成されている。この当り球導入部59fは、図5に示すように、特定入賞口57h内を後方に流れた遊技球Kを受け入れ、これを大径円筒状部59b内の最下端位置(即ち、第2回転体47の後述する大径円筒部47bの最下端位置の球保持部63)に流す機能を持つ。
また図5に示すように、囲繞部材59の下端部(当り球導入部59fの両側及び下方)には、外れ球排出部59gが形成されている。外れ球排出部59gは、前述した隔壁部材58の板状部58aの下端中央を覆うように配置されて、板状部58aの下端中央の裏面側に、前面側外れ球排出流路61(図5に示す)を形成する部材である。この前面側外れ球排出流路61は、前述した第1入賞球誘導部材56の傾斜面56eを流下した遊技球を受け入れ、これを外れ球(センターケース10の遊技装置には入賞したが、特定入賞口57h(特定入賞部39a,39b,39c)に入賞しなかった一般入賞球)としてセンターケース10の下方に排出するものである。なお、図5において符号61aは、前面側外れ球排出流路61から排出される遊技球を検出するセンサを示す。
次に、第2回転体47について説明する。
第2回転体47は、図4に示すように、前面側の小径円筒部47aと後面側の大径円筒部47bとよりなる円盤状部を有する部材であり、前記ケース軸線を中心として配置されて、自転可能に支持された部材である。そして、図4や図5に示すように、小径円筒部47aの外周には、周縁部を切り欠くことにより、前記入賞部(切欠き35a,35b)より受け入れられた遊技球を保持可能な複数の球保持部62a,62bが一定ピッチで全周に渡って形成されている。また図4や図5に示すように、大径円筒部47bの外周には、周縁部を切り欠くことにより、前記入賞部より受け入れられた遊技球を保持可能な複数の球保持部63が一定ピッチで全周に渡って形成されている。
ここで、小径円筒部47aの外周の球保持部62a,62bのうち、一方の球保持部62aは、誘導用球保持部に相当し、後方に壁が有り、底面が前方に向かって遊技球を流すように傾斜している。これに対して、他方の球保持部62bは、一般球保持部に相当し、後方に壁が無く、底面が後方に向かって遊技球を流すように傾斜している。また、球保持部62a,62bは周方向に例えば交互に形成されている。また、大径円筒部47bの外周の球保持部63は、内面が後方に向かって遊技球を流すように傾斜している。
また図5に示すように、第2回転体47を構成する前記円盤状部の後面側には、後方に伸びる円筒軸64が一体的に設けられ、さらにこの円筒軸64の後端には第2回転体従動ギア65が固定されている。なお、円筒軸64と第2回転体従動ギア65は、第2回転体47の中心軸線(即ち前記ケース軸線)を中心として設けられていて、前記第1回転体駆動軸53は、これら円筒軸64と第2回転体従動ギア65内を貫通している。なお、前述の軸受け53bは、この第2回転体従動ギア65の中心穴にはめ込まれている。
なお、円筒軸64は図示省略した軸受部によって回転可能に支持されており、第2回転体47全体が他の回転体とは別個に自転可能に支持されている。
また、第2回転体47は、図4に矢印で示すように、正面から見て時計回りに回転駆動される。
次に、奥側外れ球誘導部材48について説明する。
奥側外れ球誘導部材48は、図5に示すように、前面側の小径円筒部48aと後面側の大径円筒部48bとよりなる円盤状の部材であり、前記ケース軸線を中心として第2回転体47の後面側(前述の裏面側ケース32の円形状開口部38の内側)に配置され、裏面側ケース32に固定状態とされる部材である。ここで、小径円筒状部48aと、大径円筒状部48bと、これらを連結する軸直角壁48cとは、第2回転体47の外周を取り囲む囲繞壁を構成している。
そして、前記小径円筒部48aの内周側には、第2回転体47の球保持部62b内に保持された遊技球が、頂点位置に来るまでに、この遊技球を受け入れて前記外れ球(一般入賞球)として流下させる奥側外れ球誘導流路69が形成されている。
また、前記奥側外れ球誘導流路69の下端位置には、奥側外れ球誘導流路69を流下した遊技球を受け入れて当該奥側外れ球誘導部材48の下部後方に排出する奥側外れ球排出口(図示省略)が形成されている。
また、この奥側外れ球誘導部材48の外周における前述の特定入賞部39cに対応する位置には、前述の球保持部63に保持された遊技球を特定入賞部39cに向けて流出させる開口部としての特定入賞用切欠き(図示省略)が形成されている。この特定入賞用切欠きは、大径円筒部48bと軸直角壁48cに形成されている。そして、球保持部63に保持された遊技球が、この特定入賞用切欠きの位置にくると、後方に向けて流れてこの特定入賞用切欠き内に流入し、さらに後述する回転壁74によってこの特定入賞用切欠きが開放状態になっていると、この特定入賞用切欠きから半径方向外側に遊技球が流れて、前述の特定入賞部39cに流入して入賞する構成となっている。
なお、上記特定入賞用切欠き内の空間は、待機空間として機能する。即ち、上記特定入賞用切欠きの外周側が後述する回転壁74によって閉鎖された閉鎖状態であったとしても、前記遊技球が前記球保持部63から必ず流出して、開放状態となるまで一時的に前記遊技球が上記切欠き71内に待機する。
また、奥側外れ球誘導部材48は、透明又は半透明な材料によって構成され、透光性を有する。
次に、第3回転体49について説明する。
第3回転体49は、図5に示すように、円盤状部49aからなる部材であり、前記ケース軸線を中心として奥側外れ球誘導部材48の後面側に自転可能に配置される。円盤状部49aの外周部には、後方に突出する円筒状部49bが形成され、この円筒状部49bの内周面には、後述する第3回転体駆動ギア(図示省略)が噛み合う内歯49c(図5に示す)が全周に渡って形成されている。また、円盤状部49aの中心には、前面側に突出する円筒状ボス49d(図5に示す)が形成されている。この円筒状ボス49dは、図5に示すように、前述の奥側外れ球誘導部材48の中心に形成された円筒状ボス68の内周側に回転可能に取り付けられ、これによって第3回転体49が前記ケース軸線を中心として他の回転体とは別個に自転可能となっている。
また、円盤状部49aの外周3箇所の位置には、回転壁74(図5に示す)が固定される。この回転壁74は、円盤状部49aの外周3箇所の位置から前方に伸びる断面円弧状の板状部分であり、前記大径円筒状部59bと大径円筒部48b(囲繞壁)に沿って回転する。
なお図5に示すように、回転壁74は、前述の裏面側ケース32の円形状開口部38の内側を貫通している。
また、回転壁74は、前記大径円筒状部59bと大径円筒部48b(囲繞壁)に沿って回転することによって、第2回転体47の球保持部63に保持された遊技球を流出させる開口部(前述の特定入賞用開口部や特定入賞用切欠き)を閉鎖する閉鎖状態とこれら開口部を開放する開放状態とに変換する。
また、第3回転体49(回転壁74を除く)は、透明又は半透明な材料によって構成され、透光性を有する。
次に、モータベース51について説明する。
モータベース51は、前面が開口した円筒状箱型のケース部(符号省略)を三つ有し、裏面側ケース32に固定状態とされる部材である。このモータベース51の各ケース部後面側には、第1モータ91、第2モータ92、第3モータ(図示省略)がそれぞれ取り付けられる。
ここで、第1モータ91の出力軸91aは、前記ケース軸線を中心として配置され、既述したように軸継ぎ手55によって第1回転体駆動軸53の後端に連結され、この第1モータ91の作動によって、第1回転体駆動軸53を含む第1回転体45が回転する構成となっている。
また図5に示すように、第2モータ92の出力軸92aには、前記第2回転体従動ギア65と噛み合う第2回転体駆動ギア84が固定され、この第2モータ92の作動によって、第2回転体従動ギア65を含む第2回転体47が回転する構成となっている。
また図示省略しているが、第3モータの出力軸には、前述の内歯49cと噛み合う第3回転体駆動ギアが固定され、この第3モータの作動によって、第3回転体49が回転する構成となっている。
また図示省略しているが、第1モータ91の出力軸91aの側方には、光学式の位置検出センサが設けられている。この位置検出センサは、軸継ぎ手55の後面に形成された突起95(図5に示す)の通過を検出するもので、この突起95が前記位置検出センサの検出部に進入すると前記位置検出センサの検出信号が立ち上がるか又は立ち下がる。そして、第1回転体45の前記入賞球保留用凹部52cが頂点位置にくると、突起95が前記位置検出センサの検出部に進入する設定となっている。また、図示省略した本パチンコ機の制御装置は、この検出信号の立ち上がり又は立ち下りを読み取ると、第1モータ91を所定時間停止して、第1回転体45をこの位置(入賞球保留用凹部52cが頂点にくる位置)に所定時間保持する構成となっている。
なお、モータベース51は、透明又は半透明な材料によって構成され、透光性を有する。
C.遊技装置内の遊技球の流れ
次に、本例のセンターケース10の遊技装置内における遊技球の流れや、そのための制御や各部材の動作について説明する。
まず、図示省略した制御装置は、第1回転体45については、正面から見て常に反時計回りに例えば約2秒/周の周期で回転させ、既述したように、前記入賞球保留用凹部52cが頂点位置にきた時には、所定時間だけ第1回転体45の回転を停止させ、所定時間が経過するとまた同方向に回転させる制御を継続する。なお、このように入賞球保留用凹部52cを頂点位置で停止させる制御は、所定の条件(例えば、特定の遊技状態になったこと)が成立したときのみ実行する態様でもよい。
また、第2回転体47(案内回転体)と第3回転体49については、何れも同方向(この場合、正面から見て常に時計回り)に回転させる。但し、各回転体47,49の回転周期は同一ではなく、異なる回転周期で回転させる。例えば、第2回転体47は約7秒/周の周期で回転させ、第3回転体49は、約5秒/周の周期で回転させる。このように異なる回転周期で回転させることによって、相対位置が変化し、回転壁74による開閉動作(前記閉鎖状態と開放状態の切換え)が実現される。
そして、開放された入賞部(可動部材36,37により開放された切欠き35a,35b)から流入した遊技球は、第1入賞球誘導部材56の入賞球誘導部56bに受け入れられ、前述の誘導穴の何れかに落下する。次いで、第2入賞球誘導部材57の誘導流路57dの頂部に流入する。そして、誘導流路57dの頂部に流入した遊技球は、この誘導流路57d内の左側又は右側に流れ落ちて、最終的に第2入賞球誘導部材57の底部中央に形成された誘導溝57g上に流れる。この誘導溝57gに流れた遊技球は、後方に流れて、その時点で最下端位置にある第2回転体47の小径円筒部47aの球保持部62a又は62b内に流入する。
次に、球保持部62a又は62b内に流入した遊技球は、この球保持部62a又は62b内に保持されて第2回転体47の回転に伴って頂部に向かって移送され、頂部を通過する前に前方又は後方に流れ落ちる。即ち、球保持部62aに保持された遊技球の場合には、頂部に到達した時に、前方に向かって流下する。一方、球保持部62bに保持された遊技球の場合には、頂部に到達するまでに後方に流下する。
そして、球保持部62bから後方に流下した遊技球は、奥側外れ球誘導部材48の奥側外れ球誘導流路69を流下して奥側外れ球排出口(図示省略)に到達し、ここを経由してセンターケース10の下方に排出される。
一方、球保持部62aから前方に流下した遊技球は、第2入賞球誘導部材57の前方誘導流路57iを経由して第1回転体45の頂部位置に落下し、この時点で入賞球保留用凹部52cの開口が図2のように頂部位置にあれば、入賞球保留用凹部52c内に入り、そうでなければ、第1回転体45の周囲を落下する。
なお、こうして第1回転体45の周囲を落下した遊技球は、第1入賞球誘導部材56の底面に形成された傾斜面56e上を後方に流れ、前面側外れ球排出流路61を経由してセンターケース10の下方に排出される。
そして、入賞球保留用凹部52c内に入った遊技球は、第1回転体45の回転に伴って下方に移送され、最下端位置にきた時に入賞球保留用凹部52cから排出されて、図5に示すように、第2入賞球誘導部材57の特定入賞口57h内にほぼ確実に落下する。なお、特定入賞口57h内に落下しなかった遊技球は、前述の傾斜面56eや前面側外れ球排出流路61を経由してセンターケース10の下方に排出される。
次に、特定入賞口57h内に落下した遊技球Kは、図5に矢印で示すように、囲繞部材59の当り球導入部59fを経由して、第2回転体47の大径円筒部47bの最下端位置に流れ、球保持部63内に入る。
次いで、球保持部63内に流入した遊技球は、この球保持部63内に保持されて第2回転体47の回転に伴って移送される。
そして、球保持部63内に保持されて移送される遊技球は、まず囲繞部材59の1番目の特定入賞用開口部の位置にきた時に、この特定入賞用開口部が開放状態にあれば、この特定入賞用開口部から流出して1番目の特定入賞部39aに流入する。なお、こうして特定入賞部39aに入賞した遊技球は、図示省略した排出流路を経由してセンターケース外に排出される。
また、1番目の特定入賞用開口部から流出せずに、さらに球保持部63内に保持されて移送された遊技球は、次に2番目の特定入賞用開口部の位置にきた時に、この特定入賞用開口部が開放状態にあれば、この特定入賞用開口部から流出して2番目の特定入賞部39bに流入する。
また、2番目の特定入賞用開口部から流出せずに、さらに球保持部63内に保持されて移送された遊技球は、次に3番目の開口部(特定入賞用切欠き)の位置にきた時に、この特定入賞用切欠き内に流入し、この特定入賞用切欠きが開放状態にあれば、この特定入賞用切欠きから流出して3番目の特定入賞部39cに流入する。
ここで、上記遊技球が3番目の特定入賞用切欠きの位置にきた時には、この特定入賞用切欠きが閉鎖状態にあった場合でも、当該遊技球を保持する球保持部63の球載置面が後方に下り傾斜しているため、当該遊技球は球保持部63から上記特定入賞用切欠き内(待機空間内)に流出し、その後にこの特定入賞用切欠きが開放状態になった時に、特定入賞部39cに流入する。このため、球保持部63に保持されて移送される遊技球は、第2回転体47が1回転するうちに、必ず何れかの特定入賞部への入賞を確定させる。
また、特定入賞部39bや39cに入賞した遊技球は、図示省略した排出流路を経由してセンターケース外に排出される。
D.ワープ流路からの遊技球の流れ
次に、ワープ流路からセンターケース10内に流入した遊技球の流れについて説明する。
前述した入口部31jに流入して流入部31kから流出した遊技球は、まず、ステージ部34の転動面34a上を左端側から基本的に右方に向かって流れる。そして、この遊技球の右方に流れる勢いが、流出部10cの下縁10dを乗り越えるのに不足していると、遊技球は、転動面34a上を左右に行ったり来たりする動作を場合によっては複数回繰り返した後、転動面34aに形成された複数の溝(中央案内溝34b、左側案内溝34c、右側案内溝34d)のうちの何れか一つから前方側に流れ、センターケース10の中央下方の遊技空間(即ち、始動入賞口11が位置する第1遊技領域)に落下する。なお、既述したように、中央案内溝34bから流下すれば、開閉部材11aが閉じている状態であっても、高い確率で始動入賞口11に入賞する。
ところが、流入部31kから流出した遊技球の右方に流れる勢いが十分強いと、その遊技球は転動面34aの中央を左から右に通過し、さらに転動面34aの右端側を右方に流れて、流出部10cの下縁10dを乗り越え、流出部10cから凹室隣接空間部10b内に流入し、樋状部材31m上に落下する。次いでこの遊技球は、樋状部材31m上を左方に流れ落ち、その下流端から第2遊技領域排出口31pを経由してセンターケース10の右側下方の遊技空間(即ち、普図始動ゲート19が位置する第2遊技領域)に落下し、相当の確率で普図始動ゲート19を通過する。この際、誘導部材31nは、樋状部材31m上の奥側を流れる遊技球に当接して、これを手前側斜め方向に流して樋状部材31mの下流端(即ち、第2遊技領域排出口31p)に案内する作用を発揮する。というのは、樋状部材31mは、前後方向において、遊技盤面よりも奥側(凹室隣接空間部10bの背面)から遊技盤面の前方(遊技盤面前方の遊技空間の位置)まで延在しているのに対して、第2遊技領域排出口31pは、遊技盤面よりも奥側には延在していない。このため、誘導部材31nがないと、この前後方向寸法の違いにより生じる段部に樋状部材31mの奥側を流れる遊技球が当接して滞留する恐れがある。しかし本例では、誘導部材31nの作用によって、樋状部材31m上の奥側を流れる遊技球も、円滑に第2遊技領域排出口31pから第2遊技領域に流れ落ちることができる。また、誘導部材31nに沿って遊技球が斜めに流れることによって遊技球の勢いが抑制される。
なお本例では、前述の右側遊技球流路33を流下した遊技球も、樋状部材31m上を流れて第2遊技領域排出口31pから第2遊技領域に流れ落ちる。このため、既述したように、いわゆる右打ちによっても遊技者は普図始動ゲート19を狙うことができる。
E.遊技の概要
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、特図表示器20には所要の停止図柄が表示され、装飾特図表示器24は所要の客待ち画面が表示される。
ガイドレール2を介して遊技領域3に打込まれた遊技球が、始動入賞口11に入賞すると(即ち、特図の始動入賞があると)、特図表示器20や装飾特図表示器24において特図の変動表示が行われて、変動表示ゲームが行われる。
そして、この変動表示ゲームの停止表示態様(変動表示により導出された特図表示器20の本特図)が特別表示態様(例えば、「7」)であれば、大当りと呼ばれる特典が遊技者に付与される。また、前記停止表示態様が他の特別表示態様(例えば、「3」)であれば、小当たりと呼ばれる特典が付与される。なお制御上は、例えば始動入賞があったことを条件として、当り乱数の値が抽出記憶されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づいて、予め大当りとするか否か、或いは小当たりとするか否かが決定され、この決定に応じて前記変動表示ゲームが開始される。
なお、上記変動表示ゲームによって大当りとなる確率は低く、これに対して小当たりとなる確率は高く設定されている。
上記小当たりになると、可動部材36,37を所定時間だけ開状態として切欠き35a,35bを開放する動作が所定回数実行される小当たり遊技状態(補助遊技状態)に移行する。そして、この小当たり遊技状態中にセンターケース10の遊技装置内に前述した如く入賞した遊技球が、前述したような経路を経て、特定入賞口57h(特定入賞部39a,39b,39cの何れか)に入賞すると、大当りとなる。
なお以下では、この大当りになった状態を、大当り状態或いは特別遊技状態という。
前記大当り状態(特図の変動表示ゲームの結果として大当りになる場合含む)になると、変動入賞装置12の大入賞口12aが、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そしてこの開放動作は、例えば入賞の種類に応じて設定されたラウンド数まで行われる。例えば、1番目の特定入賞部39aに入賞して大当りとなった場合には1ラウンドまで、2番目の特定入賞部39bに入賞して大当りとなった場合には7ラウンドまで、3番目の特定入賞部39cに入賞して大当りとなった場合には15ラウンドまで実行される。また、前記変動表示ゲームの結果として大当りとなった場合には、例えば15ラウンドまで上記開放動作が実行される。
また、前記特図の変動表示ゲーム中又は大当り中或いは小当たり中に、始動入賞口11にさらに遊技球が入賞したときには、この場合特図記憶表示器21で特図始動記憶表示が行われて例えば4個まで記憶され、変動表示ゲーム又は大当り或いは小当たりが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に基づいて前記特図の変動表示ゲームが繰り返される。
例えば、変動表示ゲームが大当たり又は小当たりで終了すれば大当たり又は小当たり状態に移行し、小当たり遊技で大当りになれば大当り状態に移行し、小当たり遊技や変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して始動記憶があれば再度変動表示ゲームが実行される。
一方、遊技中に、遊技球が普図始動ゲート19を通過したときは、普図表示器17での普図の変動表示による普図の変動表示ゲームが行われる。そして、この変動表示ゲーム結果(停止した普図)が所定の態様であれば、普図当りと呼ばれる特典が付与される。
この普図当りになると、始動入賞口11の一対の開閉部材11aが逆ハの字に開いた開放状態に、例えば0.5秒程度保持される遊技が行われる。これにより、始動入賞口11に遊技球が入賞し易くなり、その分、特図の変動表示ゲームの実施回数が増えて大当り又は小当たりになる可能性が増す。
また、前記普図の変動表示ゲーム中に、普図始動ゲート19にさらに遊技球が入賞したときには、普図記憶表示器18で普図始動記憶表示が実行されてこの場合4個まで記憶され、普図の変動表示ゲームの終了後に、その記憶に基づいて前記普図の変動表示ゲームが繰り返される。
以上説明した本例の遊技機では、既述したように、センターケース10の遊技装置内に流入(入賞)した遊技球が、運が良ければ第2回転体47の小径円筒部47aの球保持部62aを経て、第1回転体本体52の入賞球保留用凹部52cに流入し、次いで特定入賞口57hに流入して、第2回転体47の大径円筒部47bの球保持部63にたどり着き、この第2回転体47の移送によって、特賞態様(大当り)の内容(この場合、大当りラウンド数)が異なる複数の特定入賞部の何れかに入賞するという、興趣の高い小当たり遊技(補助遊技)が実行される。
そして本例の遊技機によれば、センターケース10の一側方(左側)に遊技釘を植設する遊技空間を偏らせて設けるようにした構成にもかかわらず、その場合に従来ではデッドスペースとなっていたセンターケース下方の他側方(即ち、第1遊技領域の他側方の第2遊技領域)に球を誘導することができる。即ち、入口部31jと流入部31kを経由してセンターケース10内の凹室10aに遊技空間から流入した遊技球は、場合によっては、流出部10cを経由して凹室隣接空間部10bに流入し、さらに凹室隣接空間部10bの樋状部材31m上を流れて第2遊技領域に流下し、第2遊技領域の第2入賞装置(普図始動ゲート19)に入賞する可能性がある。また既述したように、右打ちされた遊技球も右側遊技球流路33と樋状部材31mを経由して第2遊技領域に流下する。このため、センターケース下方の他側方(右側)を第2遊技領域として有効に活用でき、遊技盤1の遊技領域3内にデッドスペースを生じさせないようにして、遊技の興趣を向上できる。
また、流出部10cから他側方へ向かって勢いが付いた状態で落下する球を樋状部材31mが一側方へ方向転換して第2遊技領域に誘導するので、第2入賞装置(普図始動ゲート19)に衝突する球の勢いを弱めることができ、入賞具(普図始動ゲート19を構成する部材)の破損を防止できる。
また、凹室10aの背面を遊技盤前面より後方に配設したので、ステージ部34における球の転動の自由度が増し、興趣が高い。また、凹室隣接空間部10bの下流端には、樋状部材31mの前後の幅員を狭めて球を第2遊技領域に誘導するための誘導部材31nを設けたので、樋状部材31mの傾斜によって加速した球の速度を凹室隣接空間部10bの下流端において減衰でき、より効果的に入賞具の破損を防止できるとともに、第2遊技領域に遊技球を円滑に流すことができる。
また、流出部10cの下縁10dの高さの設定により、凹室10aに流入した球が第1遊技領域へ排出される割合と第2遊技領域へ排出される割合とを相対的に設定可能としたので、第1入賞装置(始動入賞口11)及び第2入賞装置(普図始動ゲート19)の夫々への球の入賞率を相対的に調整することが簡単にできる。
また、遊技装置を作動させるためのギミック(第1入賞装置と第2入賞装置)が並んでいるので、遊技者は遊技のルールを把握しやすいという効果もある。
(第2形態例)
次に、第2形態例を図6によって説明する。図6は、本例のセンターケースの分解斜視図である。
本形態例は、前記第1形態例の遊技装置の代わりに表示装置100を設けた例である。本例のセンターケースは、第1形態例と略同様の前面側ケース31よりなり、この前面側ケース31内の凹室10aの後方に表示装置100を設け、表示装置100の表示面が凹室10aを介して前方に臨むようにしている。表示装置100は、例えば液晶表示装置よりなり、ダミーの特図の変動表示などを行う。
本発明は、本例のように表示装置を遊技装置としてセンターケースに備える遊技機であっても、同様の効果を奏することができる。
なお、本発明は上述した形態例に限られず、各種の変形や応用があり得る。
例えば、前記第1形態例における樋状部材31mは、右方に向かって下り傾斜し、この樋状部材31mの下流端の下方に普図始動ゲート19(第2入賞装置)を配置した構成としてもよい。但しこの場合には、樋状部材31mから落下する遊技球の勢いが強くなり、この遊技球が衝突して普図始動ゲート19が破損する可能性が比較的高くなってしまう。また、普図始動ゲート19を遊技領域3の下部右端に寄せて配置することが必要となるため、配置が困難になり、例えばステージ部34や樋状部材31mの長さをその分だけ短くする必要が生じるなど、不利な面がある。その点、前記第1形態例が優れている。
また、前記第1形態例において、センターケース10内において流れたり保持されたり移送される遊技球を、遊技者がより見易くなるように、またこの遊技球の状態を演出するために、例えばセンターケース10の裏面から光を照射し、この光の点灯状態や色を各種制御するようにしてもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
パチンコ機の遊技盤の前面図である。 センターケースの前面側を右斜め前方から見た斜視図である。 センターケースの前面側を左斜め前方から見た斜視図である。 センターケースを前部と後部に分解した斜視図である。 ケース軸線を含む鉛直方向の平面でセンターケースを破断した断面図である。 センターケース(第2形態例)の斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
3 遊技領域
10 センターケース
10a 凹室
10b 凹室隣接空間部
10c 流出部
10d 流出部の下縁
11 始動入賞口(第1入賞装置)
11a 開閉部材
19 普図始動ゲート(第2入賞装置)
31 前面側ケース
31j 入口部
31k 流入部
31m 樋状部材
31n 誘導部材
32 裏面側ケース
34 ステージ部
100 表示装置(遊技装置)

Claims (5)

  1. 遊技盤前面にセンターケースを取り付け、該センターケースを後方に窪ませて凹室を形成し、該凹室から前方に臨むように遊技装置を配設し、凹室下方の第1遊技領域に第1入賞装置を配設した遊技機において、
    前記センターケースは、
    当該センターケースの一側に設けられ、前記遊技盤前面より前方の遊技空間を流下する球を受け入れる入口部と、
    前記凹室の一側壁に形成され、前記入口部から受け入れた球を凹室に流入させる流入部と、
    前記凹室の底部に設けられ、前記流入部より流入した球を転動させて凹室の前方開口より前記第1遊技領域に向けて放出可能なステージ部と、
    前記凹室の他側壁を切り欠いて形成され、前記流入部より流入した球を凹室の他側方へ排出可能な流出部と、
    前記流出部から排出された球が流入する凹室隣接空間部と、を有し、
    前記遊技空間には、前記第1遊技領域の他側方に第2入賞装置が配設された第2遊技領域を設け、
    前記凹室隣接空間部は、前記流出部から排出された球が落下する樋状部材を有し、前記樋状部材の下流端を前記第2遊技領域に臨ませたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記樋状部材は、前記一側方に向けて下り傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記凹室及び凹室隣接空間部の夫々の背面を前記遊技盤前面より後方に配設し、
    前記樋状部材は、前記凹室隣接空間部の背面より前記遊技空間の前面側まで延在し、
    前記凹室隣接空間部の下流端には、前記樋状部材の前後の幅員を狭めて球を前記第2遊技領域に誘導するための誘導部材を設けたことを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の遊技機。
  4. 前記センターケースは、
    前記流入部の下縁と前記ステージ部の一側端部、及び、ステージ部の他側端部と前記流出部の下縁とを夫々曲面で接続し、
    前記流出部の下縁の高さの設定により、前記凹室に流入した球が前記第1遊技領域へ排出される割合と前記第2遊技領域へ排出される割合とを相対的に設定可能としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
  5. 前記第2入賞装置は、第1検出器を有する通過ゲートで構成し、
    前記第1入賞装置は、開閉部材と第2検出器とを設けた構成とし、
    前記第1検出器により球の通過が検出されることに基づいて前記開閉部材を作動するように構成されているとともに、前記開閉部材により受け入れられた球が前記第2検出器によって検出されることに基づいて前記遊技装置を作動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
JP2006176169A 2006-06-27 2006-06-27 遊技機 Expired - Fee Related JP4623593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006176169A JP4623593B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006176169A JP4623593B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 遊技機

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010090140A Division JP4963727B2 (ja) 2010-04-09 2010-04-09 遊技機
JP2010090145A Division JP4963729B2 (ja) 2010-04-09 2010-04-09 遊技機
JP2010090142A Division JP4963728B2 (ja) 2010-04-09 2010-04-09 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008005872A true JP2008005872A (ja) 2008-01-17
JP4623593B2 JP4623593B2 (ja) 2011-02-02

Family

ID=39064631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006176169A Expired - Fee Related JP4623593B2 (ja) 2006-06-27 2006-06-27 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4623593B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147577A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2012239488A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2013154112A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2013154111A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2015097764A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社ニューギン 遊技機
JP2016067892A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016202332A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 株式会社ニューギン 遊技機
JP2016215056A (ja) * 2016-10-04 2016-12-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2016215055A (ja) * 2016-10-04 2016-12-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2016215054A (ja) * 2016-10-04 2016-12-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1142320A (ja) * 1998-06-15 1999-02-16 Heiwa Corp パチンコ機
JP2003024550A (ja) * 2001-07-17 2003-01-28 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
JP2004024549A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Sankyo Kk 遊技機
JP2004105624A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2005204708A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2006115896A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Samii Kk 遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1142320A (ja) * 1998-06-15 1999-02-16 Heiwa Corp パチンコ機
JP2003024550A (ja) * 2001-07-17 2003-01-28 Fuji Shoji:Kk 弾球遊技機
JP2004024549A (ja) * 2002-06-25 2004-01-29 Sankyo Kk 遊技機
JP2004105624A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Sansei R & D:Kk 弾球遊技機
JP2005204708A (ja) * 2004-01-20 2005-08-04 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2006115896A (ja) * 2004-10-19 2006-05-11 Samii Kk 遊技機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147577A (ja) * 2010-01-21 2011-08-04 Fujishoji Co Ltd 弾球遊技機
JP2012239488A (ja) * 2011-05-16 2012-12-10 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2013154112A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2013154111A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Newgin Co Ltd 遊技機
JP2015097764A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 株式会社ニューギン 遊技機
JP2016067892A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2022009965A (ja) * 2014-09-30 2022-01-14 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016202332A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 株式会社ニューギン 遊技機
JP2016215056A (ja) * 2016-10-04 2016-12-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2016215055A (ja) * 2016-10-04 2016-12-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP2016215054A (ja) * 2016-10-04 2016-12-22 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4623593B2 (ja) 2011-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4623593B2 (ja) 遊技機
JP6347535B2 (ja) 遊技機
JP2009082355A (ja) 弾球遊技機
JP2006280624A (ja) 弾球遊技機及び遊技部品
JP4703335B2 (ja) 遊技機
JP5148906B2 (ja) 遊技機
JP2013248411A (ja) 遊技機
JP4408281B2 (ja) 遊技機
JP4963727B2 (ja) 遊技機
JP4963728B2 (ja) 遊技機
JP4463002B2 (ja) 遊技機
JP4963729B2 (ja) 遊技機
JP4849601B2 (ja) 遊技機
JP2005334153A (ja) 遊技機
JP5148907B2 (ja) 遊技機
JP2008237565A (ja) 遊技機
JP4707170B2 (ja) 弾球遊技機
JP4393304B2 (ja) 弾球遊技機
JP5508373B2 (ja) 遊技機
JP2005185421A (ja) 遊技機
JP2007289371A (ja) 遊技機
JP2006051099A (ja) 弾球遊技機
JP6091688B2 (ja) 遊技機
JP4365634B2 (ja) 遊技機
JP5563130B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100210

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4623593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees