JP2008005350A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影画像を劣化させることなく、所定容量の記録媒体に対して記録可能な画像数を増加させる。
【解決手段】現像処理範囲が指定されたか否かに応じて、イメージセンサ1で規定される有効な画素領域、又は当該有効な画素領域も小さい、画像エリア設定部8により設定される特定画素領域において、イメージセンサ1より得られる非現像かつ非圧縮の画像データを現像及び圧縮し記録媒体7に記録するようにして、設定された画像処理範囲のみ画像処理を行って記録可能にし、撮影画像を劣化させることなく、より多くの画像を所定容量の記録媒体に保存できるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及びその制御方法に関し、詳しくは撮影画像の記録技術に関する。
デジタルカメラにおいては、撮影前に設定されている現像パラメータや画像の圧縮率に従って、撮像及び画像の記録が行われる。撮影により得られる画像の画素数は、デジタルカメラが備えるイメージセンサにより規定され、そのサイズで撮像及び画像の記録が行われる。また、ユーザーは、撮影条件や被写体の条件等に応じて、現像パラメータを予め設定して撮影を行っている(特許文献1参照)。
特開2005−260442号公報
デジタルカメラには撮影した画像を記録するためにフラッシュメモリ等の記録媒体が取り付けられ、その記録媒体の容量及び記録する画像の1枚当たりのデータ量によって撮影可能枚数(記録可能な画像数)が決まる。ユーザーは、決められた記録媒体の容量に対して撮影可能枚数を増やしたい場合には、画像の圧縮率が大きくなるように設定を行って1画像当たりのデータ量を下げる必要がある。ただし、この場合には元画像よりも情報を低減させることになり、記録される画像は劣化する方向となる。また、それ以外の方法で撮影可能枚数を増やすには、取り外し可能なフラッシュメモリ等の記録媒体の容量を増やすしかない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、撮影により得られる画像を劣化させることなく、所定容量の記録媒体に対して記録可能な画像数を増加させることを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子から出力されるRAW画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記撮像素子によって撮像される画像の画像処理範囲を設定する画像処理範囲設定手段と、前記第1の記憶手段に記憶されるRAW画像データのうち、前記画像処理範囲設定手段にて設定された画像処理範囲に対応するRAW画像データにのみ画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段の出力を記憶する第2の記憶手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る撮像装置の制御方法は、撮像素子と、RAW画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記RAW画像データに画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段の出力を記憶する第2の記憶手段とを有する撮像装置の制御方法であって、前記撮像素子から出力されるRAW画像データを前記第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、前記撮像素子によって撮像される画像の画像処理範囲を設定する画像処理範囲設定ステップと、前記第1の記憶手段に記憶されるRAW画像データのうち、前記画像処理範囲設定ステップにて設定された画像処理範囲に対応するRAW画像データにのみ前記画像処理手段によって画像処理を行う画像処理ステップと、前記画像処理ステップでの出力を前記第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、撮影して得られた画像のうち、設定された画像処理範囲のみについて画像処理を行い記録媒体に記録することができ、画像を劣化させることなく、所定容量の記録媒体に従来よりも多くの画像を保存することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例であるデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。なお、図1においては、本実施形態に係るデジタルカメラの基本的な構成のみを図示し、例えば、ユーザーが操作を行うための操作部等、デジタルカメラが一般的に備える他の構成については図示を省略している。
第1の実施形態におけるデジタルカメラは、イメージセンサ1、A/D変換器2、タイミングジェネレーター3、DSP4、記憶部5、表示部6、記録媒体7、及び画像エリア設定部8を有する。
イメージセンサ1は、複数の画素を備えた撮像素子であり、被写体の光学像を光電変換することによりアナログの電気信号として取り出す。イメージセンサ1としては、例えばCMOSセンサが用いられる。A/D(アナログ−デジタル)変換器2は、イメージセンサ1より得られたアナログ信号をデジタルデータへ変換する。
タイミングジェネレーター3は、イメージセンサ1の撮像駆動制御を行うとともに、イメージセンサ1で得られるアナログ信号をA/D変換器2へクロック同期制御により転送させている。また、タイミングジェネレーター3は、DSP4からのクロック信号に基づいて、A/D変換器2からDSP4へのデジタル画像データの転送制御を行っている。
DSP(digital signal processor)4は、供給されるデジタル画像データに係る各種処理を行う。例えば、DSP4は、供給されるデジタル画像データの現像及び圧縮を行う。
記憶部5は、データを一時的に記憶可能なRAM(Random Access Memory)等の記憶素子で構成される。記憶部5は、A/D変換器2より得られた無加工状態のデジタル画像データを一時的に保持したり、A/D変換器2より得られDSP4にて現像及び圧縮を行ったデジタル画像データを一時的に保持したりする。
表示部6は、例えばTFT液晶ディスプレイを用いて構成され、撮影した画像の表示や操作メニューの表示等を行っている。
記録媒体7は、デジタルカメラ本体より取り外し可能であるとともに、電力が供給されなくとも記録されているデータを永久的に保存可能なフラッシュメモリ等の記録媒体である。記録媒体7には、DSP4で現像及び圧縮が行われたデジタル画像データが記録される。
画像エリア設定部8は、記憶部5に一時的に保持したデジタル画像データに係る画像において、記録媒体7に記録する画像の領域を指定する。画像エリア設定部8により領域が指定された場合には、DSP4は、指定された領域を現像範囲として当該領域についてのみデジタル画像データの現像及び圧縮を行って記録媒体7に記録する。
次に、図2を参照して、第1の実施形態における撮像から記録までの画像の流れについて説明する。なお、イメージセンサ1で撮像した画像(非現像及び非圧縮の無加工状態の画像)を「RAW画像」と称し、その画像データを「RAWデータ」と称す。
イメージセンサ1により取り込まれた画像(撮像した画像)は、RAW画像として、そのデジタル画像データ(RAWデータ)が一時的に記憶可能な記憶部5内の第1の一時記憶エリア15に保存される。
DSP4は、比較的高い圧縮率でRAWデータの現像及び圧縮を行い、表示用画像(VIEW_IMAGE)データとして記憶部5内の第3の一時記憶エリア17に保存する。これにより、図1に示したデジタルカメラは、表示用画像として、表示用画像(VIEW_IMAGE)データに係る画像を表示部6に表示することが可能となる。ここで、第3の一時記憶エリア17に保存される編集済表示用画像(Edit_VIEW_IMAGE)データは、画像エリア設定部8により設定した領域に係る表示用画像である。
また、DSP4は、イメージセンサ1で規定される有効な画素領域についてRAWデータの現像及び圧縮を行い、記録用画像(IMAGE)データとして記憶部5内の第2の一時記憶エリア16に保存する。もしくは、DSP4は、イメージセンサ1で規定される有効な画素領域の大きさよりも小さな特定の画素領域でのみRAWデータの現像及び圧縮を行い、編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データとして第2の一時記憶エリア16に保存する。なお、その特定の画素領域は、画像エリア設定部8により設定する。また、DSP4は、記憶部5内の第2の一時記憶エリア16に一時的に保存した画像データを、永久的に記憶可能な記録媒体7(例えば、フラッシュメモリ等)に記録する。 また、前記第1〜第3の一時記憶エリアのデータは、次回の撮影におけるデータにより上書きされる迄、保存されている。
次に、図3を参照して、本実施形態において現像及び圧縮が行われる画素領域の設定について説明する。
図3において、画像A(IMAGE A)25は、イメージセンサ1のサイズで規定される画素領域に係る画像であり、画像のデータ量としては最大となる。画像20は、画像A25が表示部6に表示された画像とする。
画像B(IMAGE B)26は、イメージセンサ1で規定される画素領域よりも小さな画素領域に係る画像であり、21は現像処理範囲を決定するための始点であり、22は現像処理範囲を決定するための終点である。また、画像C(IMAGE C)27は、イメージセンサ1で規定される画素領域よりも小さな画素領域に係る画像で、この例においては、最小の画像データ量となるものである。この画像C27の現像処理範囲を決定するための始点が23であり、終点が24である。
現像処理範囲における始点21、23及び終点22、24は、画像エリア設定部8により設定可能であり、始点及び終点を結ぶ線分を対角線とする矩形が現像処理範囲として設定される。
次に、第1の実施形態におけるデジタルカメラの動作について説明する。図4は、第1の実施形態におけるデジタルカメラの撮影動作に係る処理を示すフローチャートである。
ユーザー(撮影者)によりTv値、Av値、ストロボの有無等、撮影条件の設定が行われ(S1)、レリーズ釦を押下され撮影が指示されると、デジタルカメラは、イメージセンサ1により撮像を行う(S2)。イメージセンサ1により撮像された画像は、アナログ信号からデジタル画像データへA/D変換器2等により変換された後に、RAWデータとして第1の一時記憶エリア15に一時的に保存する(S3)。
次に、DSP4は、撮影画像の表示を表示部6にて行うために、第1の一時記憶エリア15に一時的に保存されたRAWデータを比較的高い圧縮率で現像及び圧縮を行う。DSP4は、現像及び圧縮を行って得られる表示用画像(VIEW_IMAGE)データを第3の一時記憶エリア17に一時的に保存する(S4,S5)。なお、現像処理とは、RAWデータに対するAWB(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色変換処理を含む各種現像処理を指す。続いて、DSP4は、現像及び圧縮を行って第3の一時記憶エリア17に保存した表示用画像(VIEW_IMAGE)データに基づいて、撮影画像を表示部6に表示する(S6)。
ユーザーは、表示部6に表示されたこの画像を認識した上で、現像処理範囲を設定する場合には画像エリア設定部8を用いて現像処理範囲の設定を行う。DSP4は、ユーザーによる現像処理範囲の設定が行われたか否かを判断する(S7)。
判断の結果、現像処理範囲の設定が行われた場合には、DSP4は、画像エリア設定部8により設定された画素領域を現像処理範囲として設定する(S8)。そして、DSP4は、第1の一時記憶エリア15に一時的に保存された撮影画像のRAWデータのうち、ステップS8にて現像処理範囲として設定された特定の画素領域においてのみ現像及び圧縮を行う。DSP4は、現像及び圧縮を行って得られる編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データを第2の一時記憶エリア16に保存する(S9、S10)。第2の一時記憶エリア16に保存された編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データを記録媒体7(例えばフラッシュメモリ等のメディア)に記録する(S11)。これにより、撮影画像の中でユーザーが設定した現像処理範囲のみを現像及び圧縮して記録媒体7に記録することができる。
また、DSP4は、その一方で、第1の一時記憶エリア15に保存された撮影画像のRAWデータのうち、現像処理範囲として設定された特定の画素領域に対して比較的高い圧縮率で現像及び圧縮を行う。DSP4は、前記現像及び圧縮を行って編集済表示用画像(Edit_VIEW_IMAGE)データを作成して、第3の一時記憶エリア17に保存する(S12、S13)。そして、DSP4は、第3の一時記憶エリア17に保存した編集済表示用画像(Edit_VIEW_IMAGE)データに基づいて、撮影画像における設定された現像処理範囲のみを表示部6に表示する(S14)。
ステップS7での判断の結果、現像処理範囲が特に指定されていない場合には、DSP4は、イメージセンサ1で規定された画素領域においてRAWデータの現像及び圧縮を行う。DSP4は、現像及び圧縮を行って得られる編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データを第2の一時記憶エリア16に保存する(S15、S16)。第2の一時記憶エリア16に保存された編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データを記録媒体7に記録する(S17)。また、DSP4は、ステップS5にて、第3の一時記憶エリア17に保存した表示用画像(VIEW_IMAGE)データに基づいて、撮影画像を表示部6に表示する(S18)。
第1の実施形態によれば、DSP4は、画像エリア設定部8により現像処理範囲が指定されていない場合には、イメージセンサ1で規定された画素領域に係るRAWデータを現像及び圧縮して、記録媒体7に記録する。一方、画像エリア設定部8により現像処理範囲が指定された場合には、DSP4は、現像処理範囲として指定された特定の画素領域だけを現像及び圧縮して記録媒体7に記録する。
これにより、撮像した画像の中で必要な部分のみを切り出して記録媒体7に記録することが可能となり、画像の品質を維持しながらも1画像当たりのデータ量を低減し、決められた容量の記録媒体に従来よりも多くの画像を保存可能となる。したがって、撮影画像を劣化させることなく、所定容量の記録媒体に対して記録可能な画像数を増加させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図5は、第2の実施形態による撮像装置の一例であるデジタルカメラの構成例を示すブロック図である。なお、図5においては、本実施形態に係るデジタルカメラの基本的な構成のみを図示し、例えば、ユーザーが操作を行うための操作部等、デジタルカメラが一般的に備える他の構成については図示を省略している。また、図5において、図1に示したブロック等と同一の機能を有するブロック等には同一の符号を付している。
図5に示す第2の実施形態におけるデジタルカメラは、図1に示した第1の実施形態におけるデジタルカメラに対して、現像パラメータ設定部31をさらに有する。現像パラメータ設定部31は、ホワイトバランス、コントラスト、エッジ強調等の現像パラメータを設定する。DSP4は、現像パラメータ設定部31により設定した現像パラメータに従って、イメージセンサ1より得られたRAW画像(より詳細にはRAWデータ)の現像及び圧縮を行い記憶部5や記録媒体7に記録することになる。他の構成に関しては、図1に示した第1の実施形態におけるデジタルカメラと同様であるので、重複する説明は省略する。
次に、図6を参照して、第2の実施形態における撮像から記録までの画像の流れについて説明する。イメージセンサ1で撮像して得られる非現像及び非圧縮の無加工状態の画像を「RAW画像」と称し、その画像データを「RAWデータ」と称す。
イメージセンサ1により取り込まれた画像は、RAW画像として、そのデジタル画像データ(RAWデータ)が一時的に記憶可能な記憶部5内の第1の一時記憶エリア40に保存される。
DSP4は、比較的高い圧縮率でRAWデータの現像及び圧縮を行い、表示用画像(VIEW_IMAGE)データとして記憶部5内の第3の一時記憶エリア42に保存する。これにより、デジタルカメラは、表示用画像として、表示用画像(VIEW_IMAGE)データに係る画像を表示部6に表示することが可能となる。ここで、第3の一時記憶エリア17に保存される編集済表示用画像(Edit_VIEW_IMAGE)データは、画像エリア設定部8により設定した領域に係る表示用画像である。
また、DSP4は、画像エリア設定部8により設定した、イメージセンサ1で規定された画素領域の大きさよりも小さな特定の画素領域において、現像パラメータ設定部31により設定した現像パラメータでRAWデータの現像及び圧縮を行う。そして、得られたデジタル画像データを編集済記録用画像データとして記憶部5内の第2の一時記憶エリア41に保存する。なお、現像処理とは、RAWデータに対するAWB(オートホワイトバランス)処理、ガンマ変換処理、色変換処理を含む各種現像処理を指す。
具体的には、DSP4は、撮影時に現像パラメータ設定部31により設定した第1の現像パラメータで、特定の画素領域に係るRAWデータの現像及び圧縮を行い、編集済記録用画像(Edit1_IMAGE)データとして第2の一時記憶エリア41に保存する。もしくは、第1の現像パラメータとは異なる第2の現像パラメータを設定し、DSP4は、第2の現像パラメータで特定画素領域のRAWデータの現像、圧縮を行い、編集済記録用画像(Edit2_IMAGE)データとして第2の一時記憶エリア41に保存する。なお、図示していないが、DSP4は、第1の現像パラメータもしくは第2の現像パラメータで、イメージセンサ1で規定される有効な画素領域のRAWデータの現像及び圧縮を行い、記録用画像データとして第2の一時記憶エリア41に保存するようにしても良い。
また、DSP4は、記憶部5内の第2の一時記憶エリア41に一時的に保存した画像データを、永久的に記憶可能な記録媒体7(例えば、フラッシュメモリ等)に記録する。
次に、第2の実施形態におけるデジタルカメラの動作について説明する。図7は、第2の実施形態におけるデジタルカメラの撮影動作に係る処理を示すフローチャートである。
ユーザーによりTv値、Av値、ストロボの有無等の撮影条件の設定、及び現像パラメータ設定部31を用いたホワイトバランス、コントラスト、エッジ強調等の現像パラメータの設定が行われる(S20)。次に、ユーザーによりレリーズ釦を押下され撮影が指示されると、デジタルカメラは、イメージセンサ1により撮像を行う(S21)。イメージセンサ1により撮像された画像は、A/D変換器2等によりデジタル画像データへ変換された後に、RAWデータとして第1の一時記憶エリア40に一時的に保存する(S22)。
次に、DSP4は、撮影画像の表示を表示部6にて行うために、第1の一時記憶エリア40に一時的に保存されたRAWデータを比較的高い圧縮率で現像及び圧縮を行う。DSP4は、現像及び圧縮を行って得られる表示用画像(VIEW_IMAGE)データを第3の一時記憶エリア42に一時的に保存する(S23,S24)。続いて、DSP4は、現像及び圧縮を行って第3の一時記憶エリア42に保存した表示用画像(VIEW_IMAGE)データに基づいて、撮影画像を表示部6に表示する(S25)。
ユーザーは、表示部6に表示されたこの画像を認識した上で、現像処理範囲を設定する場合には画像エリア設定部8を用いて現像処理範囲の設定を行う。DSP4は、ユーザーによる現像処理範囲の設定が行われたか否かを判断する(S26)。
ステップS26での判断の結果、現像処理範囲の設定が行われた場合には、DSP4は、画像エリア設定部8により設定された画素領域を現像処理範囲として設定する(S27)。
また、ユーザーは、初期設定された第1の現像パラメータとは異なる現像パラメータで現像を行う場合には、現像パラメータ設定部31を用いて第2の現像パラメータの設定を行う。DSP4は、ユーザーによる第2の現像パラメータの設定が行われたか否かを判断する(S28)。
ステップS28での判断の結果、第2の現像パラメータの設定が行われた場合には、DSP4は、現像パラメータ設定部31により設定された第2の現像パラメータを撮影画像の現像パラメータとして設定する(S29)。そして、DSP4は、第1の一時記憶エリア40に一時的に保存された撮影画像のRAWデータのうち、ステップS27にて現像処理範囲として設定された特定の画素領域において、ステップS29にて設定された第2の現像パラメータで現像及び圧縮を行う。DSP4は、現像及び圧縮を行って得られる編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データを第2の一時記憶エリア41に保存する(S30、S31)。さらに、DSP4は、第2の一時記憶エリア41に保存された編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データを記録媒体7(例えばフラッシュメモリ等のメディア)に記録する(S32)。
また、DSP4は、その一方で、第1の一時記憶エリア40に保存された撮影画像のRAWデータのうち、現像処理範囲として設定された特定の画素領域に対して比較的高い圧縮率で現像及び圧縮を行う。DSP4は、前記現像及び圧縮を行って編集済表示用画像(Edit_VIEW_IMAGE)データを作成して、第3の一時記憶エリア42に保存する(S33、S34)。そして、DSP4は、第3の一時記憶エリア42に保存した編集済表示用画像(VIEW_IMAGE)データに基づいて、撮影画像における設定された現像処理範囲のみを表示部6に表示する(S35)。
ステップS26での判断の結果、現像処理範囲が指定されていない場合には、DSP4は、イメージセンサ1で規定された画素領域において初期の現像パラメータでRAWデータの現像及び圧縮を行う。DSP4は、現像及び圧縮を行って得られる編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データとして第2の一時記憶エリア16に保存する(S36、S37)。第2の一時記憶エリア16に保存された編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データを記録媒体7に記録する(S38)。また、DSP4は、ステップS24にて第3の一時記憶エリア42に保存した表示用画像(VIEW_IMAGE)データに基づいて、撮影画像を表示部6に表示する(S39)。
ステップS28での判断の結果、現像パラメータが変更されていない場合には、DSP4は、第1の一時記憶エリア40に一時的に保存された撮影画像のRAWデータのうち、ステップS27にて現像処理範囲として設定された特定の画素領域において、初期設定の現像パラメータでRAWデータに対して現像及び圧縮を行った後、編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データとして第2の一時記憶エリア41に保存する(S40、S41)。そして、DSP4は、第2の一時記憶エリア41に保存された編集済記録用画像(Edit_IMAGE)データを記録媒体7へ記録する(S42)。また、DSP4は、その一方で、第1の一時記憶エリア40に保存された撮影画像のRAWデータのうち、現像処理範囲として設定された特定の画素領域に対して、初期設定の現像パラメータで比較的高い圧縮率で現像及び圧縮を行う。DSP4は、前記現像及び圧縮を行って編集済表示用画像(Edit_VIEW_IMAGE)データを作成して、第3の一時記憶エリア42に保存する(S43、S44)。そして、DSP4は、第3の一時記憶エリア42に保存した編集済表示用画像(Edit_VIEW_IMAGE)データに基づいて、撮影画像における設定された現像処理範囲のみを表示部6に表示する(S45)。
第2の実施形態によれば、撮像した画像の中で記録したい画素領域のみを、最適な現像パラメータで現像及び圧縮し記録媒体7に記録することが可能となり、画像の品質を維持しながらも、記録媒体に対して従来よりも多くの画像を保存可能となる。したがって、撮影画像を劣化させることなく、最適な現像パラメータで現像した画像を所定容量の記録媒体に最大限の数で保存することができる。
また、例えば、現像パラメータ設定部31によりユーザーの気に入った現像手法に応じた現像パラメータを設定すれば、撮像した画像にて記録に残したい画像領域のみを、ユーザーの気に入った現像手法で現像した画像を記録することができる。これにより、決められた容量の記録媒体に対して、従来よりも多くの画像を保存可能となるとともに、ユーザーの好みの色調やコントラスト等の画像のみを保存することが可能となる。
なお、第1及び第2の実施形態における画像エリア設定部8による現像処理範囲の設定、及び第2の実施形態における現像パラメータ設定部31による現像パラメータの設定は、図4、図7においてその回数を1回としている。しかし、これは一例であり、ユーザーが所望の画像を得られるように、現像処理範囲の指定や現像パラメータの変更を複数回行うようにしても良いことは言うまでもない。
(その他の実施形態)
上述した実施形態は、装置又はシステム内のコンピュータ(CPU又はMPU)で実行可能なコンピュータプログラムによって実現することもできる。この場合、上記コンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して上記装置又はシステムに供給される。上記コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたコンピュータプログラムを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのコンピュータプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)又は他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるコンピュータプログラムは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに、供給されたコンピュータプログラムがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのコンピュータプログラムの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることは言うまでもない。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
第1の実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示す図である。 第1の実施形態における撮影画像の流れを説明するための図である。 画素領域設定を説明するための図である。 第1の実施形態における撮影動作に係る処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るデジタルカメラの構成例を示す図である。 第2の実施形態における撮影画像の流れを説明するための図である。 第2の実施形態における撮影動作に係る処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 イメージセンサ
2 A/D変換器
4 DSP
5 記憶部
6 表示部
7 記録媒体
8 画像エリア設定部
31 現像パラメータ設定部

Claims (7)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子から出力されるRAW画像データを記憶する第1の記憶手段と、
    前記撮像素子によって撮像される画像の画像処理範囲を設定する画像処理範囲設定手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されるRAW画像データのうち、前記画像処理範囲設定手段にて設定された画像処理範囲に対応するRAW画像データにのみ画像処理を行う画像処理手段と、
    前記画像処理手段の出力を記憶する第2の記憶手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像処理範囲設定手段は、前記第1の記憶手段に記憶されている画像信号を画像処理して表示する手段を有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像処理手段が行う画像処理には、ホワイトバランス処理、ガンマ変換処理、色変換処理、圧縮処理の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像処理手段が前記RAW画像データを画像処理する際のパラメータを設定するパラメータ設定手段を有し、
    前記パラメータ設定手段は、前記画像処理範囲設定手段にて画像処理範囲が設定される場合に前記画像処理手段の画像処理パラメータを設定することができることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 撮像素子と、RAW画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記RAW画像データに画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段の出力を記憶する第2の記憶手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子から出力されるRAW画像データを前記第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、
    前記撮像素子によって撮像される画像の画像処理範囲を設定する画像処理範囲設定ステップと、
    前記第1の記憶手段に記憶されるRAW画像データのうち、前記画像処理範囲設定ステップにて設定された画像処理範囲に対応するRAW画像データにのみ前記画像処理手段によって画像処理を行う画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップでの出力を前記第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップとを有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 撮像素子と、RAW画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記RAW画像データに画像処理を行う画像処理手段と、前記画像処理手段の出力を記憶する第2の記憶手段とを有する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記撮像素子から出力されるRAW画像データを前記第1の記憶手段に記憶する第1の記憶ステップと、
    前記撮像素子によって撮像される画像の画像処理範囲を設定する画像処理範囲設定ステップと、
    前記第1の記憶手段に記憶されるRAW画像データのうち、前記画像処理範囲設定ステップにて設定された画像処理範囲に対応するRAW画像データにのみ前記画像処理手段によって画像処理を行う画像処理ステップと、
    前記画像処理ステップでの出力を前記第2の記憶手段に記憶する第2の記憶ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010041611A (ja) * 2008-08-07 2010-02-18 Nikon Corp デジタルカメラおよび画像処理装置並びに画像処理プログラム
US11516482B2 (en) 2017-07-21 2022-11-29 Samsung Electronics Co., Ltd Electronic device and image compression method of electronic device

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