JP2010041611A - デジタルカメラおよび画像処理装置並びに画像処理プログラム - Google Patents

デジタルカメラおよび画像処理装置並びに画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影後に正確なホワイトバランス調整を煩雑な操作なく行う。
【解決手段】撮像手段131と、ホワイトバランス調整手段126とを備えるデジタルカメラにおいて、撮像手段131が生成した画像バッファ107中の画像データに第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後に、ホワイトバランス修正を実行するか否かを指示する修正指示手段112と、ホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、撮像手段で無彩色画像の撮影を行って画像バッファ107にリファレンス画像データを生成するリファレンス画像撮像手段と、リファレンス画像データから第2ホワイトバランスパラメータを求める第2ホワイトバランスパラメータ取得手段142とを設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホワイトバランス処理技術に関する。
一般的なデジタルカメラは、撮影時のRaw形式のデータにホワイトバランス調整を行っている。このホワイトバランス調整は、環境光の特性に依らず無彩色の被写体が無彩色な画像として撮影されるように調整する処理である。デジタルカメラで用いられるホワイトバランス調整の方式には、マニュアルホワイトバランス方式、プリセットホワイトバランス方式、オートホワイトバランス方式などがあるが、特にオートホワイトバランス方式はユーザーに操作の負担がないことから広く利用されている。ところが、オートホワイトバランス方式は必ずしも完全なものではなく、撮影画像全体に色かぶりが生じることがある。そこで、アプリケーションソフトウェアを用いて、撮影後の画像の無彩色領域を指定し、指定された無彩色領域に対してホワイトバランス調整を行う技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−067298号公報
ところが、従来技術では、撮影後にアプリケーションソフトウェアを用いてホワイトバランス調整を行わなければならず、パーソナルコンピュータなどアプリケーションソフトウェアが動作する機器を用意しなければならない。仮に、カメラ内に同様のソフトウェアを搭載できたとしても、デジタルカメラに搭載された小さな画面上で無彩色領域を指定する必要があり、煩雑な操作が必要であった。
本発明の目的は、煩雑な換作を行うことなく、正確なホワイトバランス調整を行うことができるデジタルカメラおよび画像処理装置並びに画像処理プログラムを提供することである。
本発明に係るデジタルカメラは、被写体光を電気信号に変換して画像データを生成する撮像手段と、前記撮像手段が生成した画像データに所定のホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整を実行するホワイトバランス調整手段とを備えるデジタルカメラにおいて、前記撮像手段が生成した画像データに第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後に、ホワイトバランス修正を実行するか否かを指示する修正指示手段と、前記修正指示手段によってホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、前記撮像手段で無彩色画像の撮影を行ってリファレンス画像データを生成するリファレンス画像撮像手段と、前記リファレンス画像データから第2ホワイトバランスパラメータを求める第2ホワイトバランスパラメータ取得手段とを設けたことを特徴とする。
また、好ましくは、前記撮像手段で撮影した画像データを一時的に記憶する画像バッファと、前記修正指示手段によってホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、前記画像バッファに記憶された画像データに前記第2ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整を行い、最終的な画像データを取得する修正画像データ取得手段とを更に設けたことを特徴とする。
また、好ましくは、前記画像バッファは、前記撮像手段で撮影した複数枚の画像データを一時的に記憶し、修正画像データ取得手段は、前記複数枚の画像データの中で前記第2ホワイトバランスパラメータを適用した画像データの前記第2ホワイトバランスパラメータを、前記複数枚の画像データの中で前記第2ホワイトバランスパラメータを適用しなかった画像データに適用してホワイトバランス調整を行うことを特徴とする。
また、好ましくは、前記第2ホワイトバランスパラメータ取得手段が求めた前記第2ホワイトバランスパラメータと、前記撮像手段で撮影したホワイトバランス調整前の画像データとを、互いに関連付けて記憶媒体に記録する記録手段を更に設けたことを特徴とする。
また、好ましくは、前記記録手段は、前記第1ホワイトバランスパラメータをホワイトバランス調整前の画像データのタグ情報として前記記憶媒体に記憶するようにし、前記第2ホワイトバランスパラメータ取得手段が第2ホワイトバランスゲインを算出後に、前記タグ情報として記憶されている前記第1ホワイトバランスパラメータに置き換えて前記第2ホワイトバランスパラメータを記憶することを特徴とする。
また、好ましくは、前記ホワイトバランス調整手段で第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後の画像データを画像として画面に表示する表示手段を更に設け、前記修正指示手段は、ホワイトバランス修正を実行するか否かを確認するメッセージ情報を前記表示手段の画面に表示することを特徴とする。
また、好ましくは、前記ホワイトバランス調整前の画像データはRaw形式の画像データで、前記ホワイトバランス調整後の画像データはJpeg形式の画像データであることを特徴とする。
本発明に係る画像処理装置は、画像データを入力する画像入力手段と、前記画像入力手段で入力した画像データに所定のホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整を実行するホワイトバランス調整手段とを備える画像処理装置において、前記画像入力手段で入力した画像データに第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後に、ホワイトバランス修正を実行するか否かを指示する修正指示手段と、前記修正指示手段によってホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、無彩色画像のリファレンス画像データを入力するリファレンス画像入力手段と、前記リファレンス画像データから第2ホワイトバランスパラメータを求める第2ホワイトバランスパラメータ取得手段とを設けたことを特徴とする。
本発明に係る画像処理プログラムは、コンピュータを用いて実行される画像処理プログラムであって、画像データを入力する画像入力手順と、前記画像入力手順で入力した画像データに所定のホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整を実行するホワイトバランス調整手順と、前記画像入力手順で入力した画像データに第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後に、ホワイトバランス修正を実行するか否かを指示する修正指示手順と、前記修正指示手順によってホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、無彩色画像のリファレンス画像データを入力するリファレンス画像入力手順と、前記リファレンス画像データから第2ホワイトバランスパラメータを求める第2ホワイトバランスパラメータ取得手順とを設けたことを特徴とする。
本発明では、撮影済みの画像に対して、ホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、リファレンス撮影を行って第2ホワイトバランスパラメータを求めるので、煩雑な換作を行うことなく、正確なホワイトバランス調整を行うことができる。
以下、本発明に係るデジタルカメラおよび画像処理装置並びに画像処理プログラムの一例としてデジタルカメラに関する実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るデジタルカメラ101について図面を用いて詳しく説明する。
[デジタルカメラ101の全体構成]
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ101の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ101は、撮影光学系102と、メカニカルシャッタ103と、撮像素子104と、AFE(アナログフロントエンド)105と、A/D変換部106と、画像バッファ107と、制御部108と、メモリ109と、表示部110と、メモリカードI/F111と、操作部112とで構成される。
図1において、撮影光学系102に入射された被写体光は、メカニカルシャッタ103を介して撮像素子104の受光面に入射される。ここで、撮影光学系102は、ズームレンズやフォーカスレンズなどの複数枚のレンズで構成され、絞り102aを有している。
撮像素子104の受光面には、二次元状に光電変換部が配置されており、各光電変換部に入射された光量に応じて電気信号に変換し、AFE105に出力する。
AFE105は、撮像素子104から出力される電気信号のノイズ除去や増幅などを行って、A/D変換部106に出力する。
A/D変換部106は、AFE105から出力される電気信号をデジタル信号に変換し、1画面分のデジタル信号をRaw形式の画像データ(Rawデータ)として画像バッファ107に一時的に記憶する。尚、Rawデータとは、撮像素子104から読み出した加工されていない光量リニアな生の画像データのことで、撮像素子104を構成するベイヤー配列の画素データで構成される。また、画像バッファ107は複数枚のRawデータの画像を一時的に保持することができる。
制御部108は、画像バッファ107に一時的に保持されている画像データに対して、色補間処理(ベイヤー配列のデータを画素単位でRGB形式の画像データに変換する処理(ディベイヤー処理))やホワイトバランス処理,マトリクス処理(彩度などの色補正を行うマトリクス演算処理),ガンマ特性変換処理,YCrCb処理(RGB形式の画像データを輝度・色差形式の画像データに変換する処理),Jpeg圧縮処理などの画像処理を実行する。尚、Jpeg圧縮後のJpeg形式の画像データは、Jpeg画像ファイルとしてメモリカードI/F111を介して接続されているメモリカード111aに保存される。また、本実施形態では、制御部108は、画像バッファ107に一時的に記憶されているRawデータもメモリカード111aに保存する。特に、Rawデータを保存する際に、ホワイトバランス調整に用いるホワイトバランスゲインをタグ情報としてRawデータに付加した画像ファイルを形成してメモリカード111aに保存する。尚、ホワイトバランスゲインやタグ情報については、後で詳しく説明する。
ここで、メモリカード111aに保存されるJpeg画像ファイルとRawデータの画像ファイル(Raw画像ファイル)は、属性のみが異なるファイル名が付加されており、Jpeg画像ファイルからRaw画像ファイルを、逆にRaw画像ファイルからJpeg画像ファイルを検索して読み出すことができる。例えば、Jpeg画像ファイルのファイル名が「aaa.jpg」の場合は、これに対応するRaw画像ファイルのファイル名は「aaa.raw」として記憶される。
メモリ109は、デジタルカメラ101の撮影モードや露出情報,フォーカス情報などを記憶する。また、メモリ109は、画像バッファ107に一時的に記憶されているRawデータの画像や、メモリカードIF111に接続されているメモリカード111aにJpeg画像ファイルやRaw画像ファイルとして保存されている画像を表示部110に表示する際に、表示部110に対応する画素数やフォーマットに変換して一時的に記憶する表示用バッファとしても使用される。
表示部110は、制御部108の指令に応じて、画像やメニュー画面などを表示する液晶モニタなどで構成される。
操作部112は、図2のデジタルカメラ101の外観図に示すように、電源ボタン201、レリーズボタン202、ズームボタン203、十字キー204(上キー204a,下キー204b,左キー204c,右キー204d)、確定ボタン205などの各種操作ボタンで構成される。ユーザーは、これらの操作ボタンを操作してデジタルカメラ101を操作する。そして、これらの操作ボタンの操作情報は、制御部108に出力され、制御部108は、操作部112から入力する操作情報に応じて、デジタルカメラ101の全体の動作を制御する。また、操作部112は、図2の表示部110の画面に表示されるメニュー項目206,メニュー項目207,YESボタン208,NOボタン209などを十字キー204で選択し、確定ボタン205を押下して選択を確定する。例えば、十字キー204の上キー204aまたは下キー204bを押下する毎に、メニュー項目206,メニュー項目207,YESボタン208,NOボタン209の4つの選択対象が順に選択され、選択された項目やボタンは太枠で表示される。図2の場合はメニュー項目207が十字キー204で選択された状態を示し、メニュー項目207は選択されていることを示す太枠で囲まれて表示されている。尚、YESボタン208やNOボタン209の場合も十字キー204で順に選択されると、選択された各ボタンは太枠で表示される。このようにメニュー項目またはボタンが太枠で表示された状態で確定ボタン205を押下すると、太枠で表示されていたメニュー項目またはボタンの選択が確定する。
[制御部108の構成]
次に、図1の制御部108の構成について詳しく説明する。制御部108は、内部に予め記憶されているプログラムに従って動作し、デジタルカメラ101の各部を制御する。制御部108は、レンズ制御部121と、絞り制御部122と、シャッタ制御部123と、AF(自動焦点)制御部124と、AE(自動露出)制御部125と、WB(ホワイトバランス)制御部126などで構成される。尚、本実施形態では説明が分かり易いように、レンズ制御部121,絞り制御部122,シャッタ制御部123,AF制御部124,AE制御部125,WB制御部126は、制御部108に含めて描いてあるが、制御部108とは別の回路やブロックで構成しても構わない。
例えば、制御部108は、操作部112のズームボタン203の操作に応じて、レンズ制御部121を介して撮影光学系102のズームレンズの位置を移動させる。同様に、制御部108は、絞り制御部122を介して撮影光学系102の絞り102aの絞り値を調節する。また、制御部108は、シャッタ制御部123を介して、シャッタ速度に応じてメカニカルシャッタ103を開閉する。
AF制御部124は、画像バッファ107に取り込まれた画像の所定位置(AF測定位置)において山登り方式などの焦点検出方式によってデフォーカス量を算出し、焦点位置を求める。制御部108は、AF制御部124が求めた焦点位置になるように、レンズ制御部121を介して撮影光学系102のフォーカスレンズの位置を調節する。尚、焦点制御を行う画像の所定位置とは、例えば画面中央など予め設定されたフォーカス制御を行う位置のことである。特に、本実施形態では、ホワイトバランス調整でリファレンス撮影を行う場合の無彩色部分の位置を上記のAF測定位置(AFエリア)と兼用する。尚、リファレンス撮影については、後で詳しく説明する。
AE制御部125は、画像バッファ107に取り込まれた画像の所定位置(AE測光位置)において測光を行う。制御部108は、AE制御部125が求めた測光値に応じて、適正露光になるように、絞り102aの絞り値やメカニカルシャッタ103のシャッタ速度などを決定し、絞り制御部122やシャッタ制御部123に指令する。尚、露出制御を行う画像の所定位置は、焦点制御を行う画像の所定位置と同様に、例えば画面中央など予め設定された位置とする。また、本実施形態では、メカニカルシャッタ103を用いているが、メカニカルシャッタ103を開放状態にして、撮像素子104の露光時間によってシャッタ速度を制御する電子シャッタを用いても構わない。特に、プレビュー画像の撮影時は、メカニカルシャッタ103は常に開放状態になっている。ここで、プレビュー画像とは、撮像素子104で時間的に連続して撮影される動画像を表示部110に表示して、撮影構図などを決めるためのものである。
WB制御部126は、先に説明した画像バッファ107に一時的に取り込まれたRawデータに対してホワイトバランス調整を行う。ホワイトバランス調整は、環境光の特性に依らず無彩色の被写体が最終的に無彩色な画像になるように調整する処理である。一般に、無彩色の被写体に対して、環境光(太陽光、白熱電灯、蛍光灯など)の特性(例えば色温度など)が変化した場合、その環境光下で被写体を観察した場合は無彩色として認織できるが、カメラ撮影されたRawデータは環境光の特性に応じて変化するため環境光が変化した場合でも無彩色の被写体は無彩色な画像になるように、ホワイトバランス調整を行う必要がある。
このホワイトバランス調整は、例えば、R,B各チャンネルに応じて設定されたゲイン値(gainR,gainB)をRawデータに乗算することによって実現される。例えば、無彩色被写体を撮影したRawデータの平均値をR,G,Bそれぞれのチャンネルについて算出する。算出結果をそれぞれ、Ra、Ga、Baとする。gainRとgainBは(式1)および(式2)のように求めることができる。
gainR=Ga/Ra・・・(式1)
gainB=Ga/Ba・・・(式2)
このようにして、無彩色被写体の画像データからホワイトバランスゲインを求めることができるが、ホワイトバランスゲインなどのホワイトバランス調整用パラメータを得る方式として以下の3つの方式があり、デジタルカメラ101ではこれらの3つの方式を選択することができる。
(マニュアルホワイトバランス方式)デジタルカメラ101のユーザーが環境光情報の入力や環境光の選択を行い、これらの情報からホワイトバランス調整用パラメータを得る方式。
(プリセットホワイトバランス方式)ユーザーがグレー板などの無彩色の被写体を本撮影より前に撮影して、撮影した無彩色の画像データから、ホワイトバランス調整用パラメータを得る方式。
(オートホワイトバランス方式)ユーザーが特に操作を行わず、デジタルカメラが自動的にホワイトバランス調整用パラメータを算出する方式。
上記の3つの方式の中で、特にオートホワイトバランス方式は、ユーザーに操作の負担がないことから、広く利用されている。オートホワイトバランス方式は、ユーザーに操作の負担がない反面、環境光の推定処理を行う必要があり、またその推定処理は必ずしも完全なものではない。例えば、推定処理によって算出したホワイトバランスゲインが、実際の環境光を反映したホワイトバランスゲインになるとは限らず、結果的に撮影した画像全体にマゼンタや黄色などの色かぶりが生じることがある。例えば、オートホワイトバランス方式で撮影した画像は、昼白色などの蛍光灯下では緑がかったり、白熱灯下では赤みがかって撮影されることがある。
本実施形態に係るデジタルカメラ101は、オートホワイトバランス方式などで画像を撮影した後に、ホワイトバランス調整用パラメータを修正することができる。
[WB制御部126の構成]
次に、図1のWB制御部126の構成について図3を用いて詳しく説明する。図3において、WB制御部126は、第1WBゲイン設定部141と、第2WBゲイン設定部142と、切替部143と、WB変換部144と、WB修正制御部145と、データ作成部146と、色補間処理部(ディベイヤー処理部)147とで構成される。
また、図3において、撮像部131は、図1の撮影光学系102と、メカニカルシャッタ103と、撮像素子104と、AFE105と、A/D変換部106とをまとめたブロックである。補正処理部132は、ホワイトバランス調整後の画像データに対して、マトリクス処理(彩度などの色補正処理)やガンマ特性変換処理などを行うブロックである。Jpeg圧縮部133は、補正処理部132が出力するRGB形式の画像データに対してJpeg規格に従った画像圧縮処理を行い、Jpeg形式の画像データを作成するブロックである。Jpeg圧縮部133で作成されたJpeg画像データは、ファイル名や作成日時などの情報が付加されたJpeg画像ファイルとして、メモリカードI/F111を介してメモリカード111aに保存される。
図3において、本実施形態に係るデジタルカメラ101は、撮像部131で本撮影画像と、ホワイトバランス修正用のリファレンス画像とを撮影し、画像バッファ107に一時的に記憶する。次に、画像バッファ107に一時的に記憶された本撮影画像のRawデータは、色補間処理部147でディベイヤー処理が行われた後、WB変換部144に入力され、切替部143から入力するホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス変換される。また、切替部143は、WB修正制御部145からホワイトバランスの修正指示がない場合は、第1WBゲイン設定部141に設定されているホワイトバランスゲインをWB変換部144に出力し、WB修正制御部145からホワイトバランスの修正指示がある場合は、第2WBゲイン設定部142に設定されているホワイトバランスゲインをWB変換部144に出力する。尚、ユーザーは、操作部112の各種の操作ボタンを操作して、WB修正制御部145にホワイトバランス修正の実行を指示する。これを受けたWB修正制御部145は、撮像部131,第2WBゲイン設定部142,切替部143およびデータ作成部146の各部を制御し、ホワイトバランス修正を行う。
通常の撮影では、WB変換部144は、第1WBゲイン設定部141に設定されているホワイトバランスゲインでホワイトバランス変換し、WB後の画像データを補正処理部132に出力する。ここで、第1WBゲイン設定部141に設定されているホワイトバランスゲインは、デジタルカメラ101にユーザーが設定しているホワイトバランスモードによって異なる。例えば、ホワイトバランスモードがマニュアルホワイトバランス方式の場合は、ユーザーが撮影前に設定した環境光情報や環境光の選択に応じて算出されたホワイトバランスゲインが第1WBゲイン設定部141に設定されている。或いは、ホワイトバランスモードがプリセットホワイトバランス方式の場合は、ユーザーが撮影前にグレー板などの無彩色の被写体を撮影して、撮影した無彩色の画像データから算出されたホワイトバランスゲインが第1WBゲイン設定部141に設定されている。また、ホワイトバランスモードがオートホワイトバランス方式の場合は、図3において画像バッファ107に記憶されている撮影画像のRawデータを入力して、第1WBゲイン設定部141で色温度や環境光の推定を行い、最適と思われるホワイトバランスゲインを所定のアルゴリズムに従って自動的に算出する。第1WBゲイン設定部141は、その求めたホワイトバランスゲインをWB変換部144に出力するホワイトバランスゲインとして設定する。
一方、データ作成部146は、画像バッファ107に一時的に記憶されているRawデータと、切替部143が出力するホワイトバランスゲインとを合わせてRawデータの画像ファイル(Raw画像ファイル)を作成する。特に、この時、データ作成部146は、Raw画像ファイルのタグ情報として、切替部143が出力するホワイトバランスゲインをRaw画像ファイルに付加する。尚、例えば、第1WBゲイン設定部141に設定されている第1ホワイトバランスゲインを本撮影画像のRaw画像ファイルのタグ情報として付加してメモリカード111aに一旦記憶後に、WB修正制御部145により、ホワイトバランスの修正が行われた場合は、メモリカード111aに記憶されている本撮影画像のRaw画像ファイルのタグ情報を第1ホワイトバランスゲインから第2WBゲイン設定部142に設定されている第2ホワイトバランスゲインに置き換えて、再びメモリカード111aに記憶する。
ここで、Raw画像ファイルの一例を図4に示す。図4において、ヘッダはファイル名や撮影日時などの情報が記載され、続いてRawデータおよびホワイトバランスゲインが格納され、1つのRaw画像ファイルを形成する。このようにして、Rawデータとホワイトバランスゲインとが関連付けて記憶されるので、後でパソコンなどでRaw画像ファイルを読み出して表示する際に、Rawデータに関連付けて記憶されているホワイトバランスゲインを読み出してホワイトバランス変換を行うことができ、適正な色合いでRawデータの画像を表示することができる。尚、ここでは、ホワイトバランスゲインとしたが、ゲイン値である必要はなく、ホワイトバランス調整用パラメータであれば何でも構わない。
このようにして、通常の撮影においては、WB変換部144は第1WBゲイン設定部141に設定されているホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス変換を行う。そして、WB変換部144でホワイトバランス変換後の画像データは、補正処理部132で先に説明したマトリクス処理やガンマ特性変換処理などを行った後、Jpeg圧縮部133でJpeg圧縮を行い、本撮影画像のJpeg画像ファイルとしてメモリカード111aに保存される。同時に、メモリカード111aに保存される本撮影画像は、デジタルカメラ101の表示部110に表示される。
上記に説明したように、通常の撮影では、WB変換部144は第1WBゲイン設定部141に設定されているホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス変換を行うので、予め設定されているデジタルカメラ101のホワイトバランスモードに応じて、ホワイトバランス調整が行われる。このため、デジタルカメラ101に設定されているホワイトバランスモードがオートホワイトバランスモードやマニュアルホワイトバランスモードの場合は、撮影後に表示部110に表示される撮影画像のホワイトバランスがずれている可能性がある。ところが、従来のデジタルカメラでは、撮影後にデジタルカメラ内でホワイトバランス調整をやり直すことは難しく、メモリカード111aに保存した撮影後のRaw画像ファイルをパソコンの画像処理用アプリケーションソフトウェアで読み出してホワイトバランス調整をやり直す必要があった。例えば、パソコンの画面に撮影画像を表示し、ユーザーが撮影画像の中の無彩色領域を指定して、その領域でホワイトバランスゲインを求め、求めたホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス変換を行う必要がある。これに対して、本実施形態に係るデジタルカメラ101は、表示部110に表示される撮影画像をユーザーが確認して、撮影後に必要に応じてホワイトバランス修正を行うことができるようになっている。
本実施形態では、ユーザーが撮影後にデジタルカメラ101の表示部110に表示された撮影画像を見て、ホワイトバランスがずれていると感じた場合、図3において、ユーザーは操作部112の操作ボタンを操作してWB修正制御部145にホワイトバランス修正指示を行う。これを受けたWB修正制御部145は、表示部110にホワイトバランス方法の選択メニュー(リファレンス画像の撮影,色温度の設定,光源種別の設定など)を表示する。さらに、ユーザーがリファレンス画像の撮影を選択した場合は、無彩色被写体を撮影するようユーザーにメッセージ情報を表示する。ユーザーが無彩色被写体を捉えてレリーズボタン202を押下すると、撮像部131でリファレンス画像の撮影が行われ、画像バッファ107に一時的に記憶される。そして、第2WBゲイン設定部142は、画像バッファ107に一時的に記憶されたリファレンス画像から、先に(式1)および(式2)を用いて説明したように、ホワイトバランスゲインを求め、切替部143に出力する。切替部143は、WB修正制御部145の指示によって、WB変換部144に第2WBゲイン設定部142のホワイトバランスゲインを出力するように切り替えているので、WB変換部144は、画像バッファ107に記憶されている本撮影画像の画像データに対して第2WBゲイン設定部142のホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス変換を行う。
このようにして、ユーザーは表示部110に表示された本撮影画像を見て、ホワイトバランスがずれていると感じた場合に、撮影後にホワイトバランス修正を行うことができる。尚、WB変換部144から出力されるホワイトバランス修正後の画像データは、先に説明したオートホワイトバランスでの撮影と同様に、補正処理部132およびJpeg圧縮部133を介してJpeg画像ファイルに変換され、メモリカード111aに記憶される。この時、先のオートホワイトバランスでの撮影でメモリカード111aに保存されたJpeg画像ファイルに置き換えてホワイトバランス修正後のJpeg画像ファイルが保存される。また、先のオートホワイトバランスでの撮影でメモリカード111aに記憶されているRaw画像ファイルのタグ情報は、オートホワイトバランスの時の第1ホワイトバランスゲインから第2WBゲイン設定部142に設定されている第2ホワイトバランスゲインに置き換えて、再びメモリカード111aに記憶される。
[撮影時のホワイトバランス修正処理例]
次に、デジタルカメラ101における一連のホワイトバランス調整の動作について図5のフローチャートを用いて詳しく説明する。尚、図5に示すフローチャートの処理は、ユーザーがレリーズボタン202を押下して本画像撮影を行う処理から開始される。また、デジタルカメラ101のホワイトバランスモードはオートホワイトバランスモードに設定されているものとする。
(ステップS101)ユーザーは、操作部112のレリーズボタン202を押下して本画像の撮影を開始する。
(ステップS102)操作部112のレリーズボタン202が押下されると、制御部108は撮影処理を実行する。
ここで、本処理ステップで行われる具体的な撮影処理について説明する。レリーズボタン202が押下されると、先ず、制御部108のシャッタ制御部123は、AE制御部125が求めた露出情報に基づくシャッタ速度でメカニカルシャッタ103を開閉する。メカニカルシャッタ103が開いている間に撮影光学系102を介して入射する被写体光はべイヤー配列のRGBフィルタを通して撮像素子104の受光面に結像される。撮像素子104の受光面に結像された被写体光は、画素毎に光量に応じて電気信号に変換され、AFE105およびA/D変換部を介してRawデータが画像バッファ107に一時的に記憶される。そして、図3で説明したように、第1WBゲイン設定部141は、画像バッファ107に一時的に記憶されたRawデータに基づいて、オートホワイトバランス方式によってホワイトバランスゲインを求める。WB変換部144は、このホワイトバランスゲインを用いてホワイトバランス変換を行う。WB変換部144でホワイトバランス変換された画像データは、補正処理部132およびJpeg圧縮部133を介してメモリカード111aに保存される。一方、データ作成部146は、画像バッファ107に一時的に記憶されたRawデータに、第1WBゲイン設定部141がオートホワイトバランス方式で求めたホワイトバランスゲインをタグ情報として付加し、図4で説明したように、Raw画像ファイルとしてメモリカード111aに保存する。
(ステップS103)制御部108は、本撮影画像の表示処理を実行する。具体的には、WB変換部144でホワイトバランス変換後の画像データを表示部110に表示する。尚、表示部110に表示する画像データは、補正処理132の処理後の画像データを用いても構わないし、メモリカード111aに保存されたJpegデータをRGBデータに戻して用いても構わない。
ここで、表示部110の画面に表示される本撮影画像の一例を図6に示す。図6において、表示部110の画面には、本撮影画像251だけでなく、「ホワイトバランス修正を行いますか?」というメッセージも表示される。さらに、表示部110の画面には、図6に示すように、「YES」ボタン208と「NO」ボタン209とが表示される。
尚、「YES」ボタン208と「NO」ボタン209は、図2で説明したように、操作部112の十字キー204を用いて選択することができ、選択されたボタンは太枠で表示される。そして、太枠で表示された状態で確定ボタン205を押下すると、太枠で表示されたボタンの選択が確定する。例えば、図6の場合は、「YES」ボタン208が太枠で表示されているので、この状態で確定ボタン205を押下すると、「YES」ボタン208の選択が確定する。逆に、「NO」ボタン209が太枠で表示されている状態で確定ボタン205を押下すると、「NO」ボタン209の選択が確定する。
(ステップS104)ユーザーは、図6に示したように、オートホワイトバランスで処理された画像を見て、ホワイトバランス修正を行うか否かを選択する。そして、制御部108はユーザーの選択を判別する。例えば図6の場合、制御部108は、「YES」ボタン208が選択されたか、「NO」ボタン209が選択されたかを判別する。「YES」ボタン208が選択された場合は、ホワイトバランス修正を開始すべく、ステップS105に進む。逆に、「NO」ボタン209が選択された場合は、ホワイトバランス修正を行わず、ステップS116に進んで一連の処理を終了する。ここで、ユーザーが「YES」ボタン208を選択する操作は、図3において、操作部112からWB修正制御部145にホワイトバランス修正を指示する動作に相当する。
(ステップS105)制御部108は、ホワイトバランス修正方法の選択メニューを表示部110の画面に表示する。例えば、図7に示すように、表示部110の画面には、「リファレンス撮影(リファレンス画像の撮影による方法)」項目301と、「色温度設定(色温度値を設定する方法)」項目302と、「光源種別設定(光源種別を設定する方法)」項目303とが表示される。尚、「リファレンス撮影」項目301と、「色温度設定」項目302と、「光源種別設定」項目303とは、図2で説明したように、操作部112の十字キー204を用いて順番に選択することができ、選択された項目枠やボタンは太枠で表示される。そして、この状態で確定ボタン205を押下すると、太枠で表示された項目やボタンの選択が確定する。
例えば、図7の場合は、「リファレンス撮影」項目301が太枠で表示されているので、この状態で確定ボタン205を押下すると、「リファレンス撮影」項目301の選択が確定する。同様に、「色温度設定」項目302または「光源種別設定」項目303を十字キー204で選択して太枠で表示させた状態で確定ボタン205を押下すると、太枠で表示された「色温度設定」項目302または「光源種別設定」項目303の選択が確定する。
(ステップS106)制御部108は、ステップS105で選択されたホワイトバランス修正方法がリファレンス画像を撮影する方法か否かを判別する。例えば図7の場合は、「リファレンス撮影」項目301、「色温度設定」項目302、「光源種別設定」項目303のいずれが選択されたかを判別する。「リファレンス撮影」項目301が選択された場合は、リファレンス撮影を行うべく、ステップS107に進む。逆に、「リファレンス撮影」項目301以外の方法、例えば図7において「色温度設定」項目302または「光源種別設定」項目303が選択された場合は、ステップS115に進む。
(ステップS107)制御部108は、リファレン画像の撮影モードに移行し、ユーザーに無彩色画像の撮影を促すメッセージを表示部110の画面に表示する。例えば、図8に示すように、表示部110の画面には、「無彩色画像を撮影して下さい。」というメッセージが、表示部110に表示されるプレビュー画像252と一緒に表示される。また、表示部110に表示されるプレビュー画像252には、無彩色被写体を撮影する領域枠253が表示される。ユーザーは、この領域枠253の枠内に無彩色の被写体がくるように、デジタルカメラ101を動かして撮影構図を決定する。或いは、領域枠253の枠内が無彩色の被写体で満たすように、ズームボタン203を操作してズームインやズームアウトを行う。例えば、図8のプレビュー画像252の場合は、家屋の無彩色の壁に領域枠253を合わせている。ここで、領域枠253は、AF制御部124で使用するAFエリアと兼用しても構わない。また、図8のように、画面の一部の特定領域に無彩色の被写体を写すようにしても構わないが、画面全体に無彩色の被写体を写すようにしても構わない。このようにして、無彩色の被写体をプレビュー画像252内の所定領域に捉える。
(ステップS108)ステップS107で、無彩色の被写体を選択したら、ユーザーはレリーズボタン202を押下して、リファレンス画像を撮影する。撮影されたリファレンス画像は、図3で説明したように、画像バッファ107に一時的に記憶される。
(ステップS109)WB制御部126の第2WBゲイン設定部142は、画像バッファ107に一時的に記憶されたリファレンス画像のRawデータから図8の領域枠253に相当する部分のRGB各色の画像データを抽出する。
(ステップS110)WB制御部126の第2WBゲイン設定部142は、ステップS109で抽出した無彩色の被写体領域の画像データの平均値をR,G,Bそれぞれのチャンネル毎に算出する。例えば、R,G,Bそれぞれのチャンネル毎に算出した平均値をそれぞれRa,Ga,Baとする。
(ステップS111)WB制御部126の第2WBゲイン設定部142は、ステップS110で算出したR,G,Bそれぞれのチャンネル毎の平均値Ra,Ga,Baからリファレンス画像のホワイトバランスゲインを算出する。ここで算出されるホワイトバランスゲインは、例えば(式1)および(式2)に示したホワイトバランスゲインWBr,WBbに相当する。
(ステップS112)WB制御部126のWB変換部144は、ステップS111で算出したホワイトバランスゲインWBr,WBbを切替部143を介して第2WBゲイン設定部142から読み出し、画像バッファ107に記憶されているステップS102で撮影した本撮影画像の画像データ(色補間処理部147でディベイヤー処理後の画像データ)にホワイトバランスゲインWBr,WBbを適用してホワイトバランス変換を実行する。
(ステップS113)WB制御部126のWB変換部144でホワイトバランス修正後の本撮影画像データは、補正処理部132でマトリクス処理やガンマ処理が行われ、Jpeg圧縮部133でJpegデータに圧縮される。
(ステップS114)ステップS113で変換されたJpegデータは、ファイル名や作成日時などの情報が付加されたJpeg画像ファイルとして、メモリカード111aに保存される。
一方、データ作成部146は、画像バッファ107に一時的に記憶されている本撮影画像のRawデータに対して、第2WBゲイン設定部142がリファレンス画像の無彩色被写体から求めたホワイトバランスゲインをタグ情報として付加し、図4で説明したように、Raw画像ファイルとしてメモリカード111aに保存する。尚、この時、先にステップS102でメモリカード111aに保存されていた第1WBゲイン設定部141のホワイトバランスゲインがタグ情報として付加されているRaw画像ファイルに置き換えてメモリカード111aに保存される。或いは、先に記憶されているRaw画像ファイルのタグ情報だけを書き換えるようにしても構わない。
さらに、画像バッファ107に一時的に記憶されているリファレンス画像のRawデータに、第2WBゲイン設定部142がリファレンス画像の無彩色被写体から求めたホワイトバランスゲインをタグ情報として付加し、リファレンス画像のRaw画像ファイルとしてメモリカード111aに保存しておいても構わない。
(ステップS115)ステップS106で、「リファレンス撮影」項目301以外の方法、図7では「色温度設定」項目302または「光源種別設定」項目303が選択された場合、WB制御部126の第2WBゲイン設定部142は、これらの方法に応じたホワイトバランスゲインを求めて、WB変換部144に出力する。例えば、「色温度設定」項目302が選択された場合は、色温度:3500K(4000K,5200Kなど)のように数値入力するメニュー画面を表示部110に表示して、ユーザーが数値を入力する。或いは、「光源種別設定」項目303が選択された場合は、光源:蛍光灯(白熱電灯,太陽光など)のように光源の種類を表示部110に表示して、ユーザーが光源を選択する。尚、色温度や光源種別を設定してホワイトバランス調整を行う処理は、一般的に行われている処理なので、ここでの詳細な説明は省略する。このように、リファレンス画像を撮影する方法以外の方法でホワイトバランスゲインを求めた後、ステップS112に進む。尚、ステップS112以降の処理は、リファレンス画像を撮影してホワイトバランス調整する場合と同じである。
(ステップS116)撮影処理,ホワイトバランス処理,記録処理などの一連の処理を終了する。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ101は、一旦、オートホワイトバランス方法などでホワイトバランス調整された撮影済みの画像に対して、ユーザーからホワイトバランス修正の指示がなされた場合に、リファレンス画像の撮影を行って修正用のホワイトバランスゲインを求め、撮影済みの画像に適用できるので、適切なホワイトバランス調整を行うことができる。
この結果、従来のように撮影後の画像内の無彩色領域を指定するなどの煩雑な操作が不要で、デジタルカメラ101内で簡単且つ適切にホワイトバランス調整を行うことができる。
また、Rawデータを保存する際に、ホワイトバランスゲインをタグ情報としてRawデータに関連付けて記憶するので、パソコンなどでRawデータの画像を表示する際に、タグ情報のホワイトバランスゲインを読み出して適切なホワイトバランス調整を行った画像をパソコンの画面に表示することができる。
特に、Rawデータにタグ情報として付加されるホワイトバランスゲインは、リファレンス画像の撮影などによるホワイトバランス修正が行われた場合は、先にRawデータのタグ情報として付加されているホワイトバランスゲインに置き換えて修正後のホワイトバランスゲインを記録するので、常に最適なホワイトバランスゲインをRawデータに関連付けて保存することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るデジタルカメラ101について詳しく説明する。尚、第2の実施形態に係るデジタルカメラ101は、第1の実施形態で説明したデジタルカメラ101と同じ構成である。第1の実施形態では、撮影時にホワイトバランス調整を行う場合について説明したが、本実施形態では、既に撮影された複数枚の画像を再生する時にホワイトバランスを修正することができる。
図9は、本実施形態での再生時のホワイトバランス調整の動作例を示すフローチャートである。尚、既に複数枚の本撮影画像やリファレンス画像が撮影されて、メモリカード111aに記憶されているものとする。また、メモリカード111aに記憶されている本撮影画像は第1の実施形態のように、撮影直後にホワイトバランス修正が行われた画像もあれば、ホワイトバランス修正が行われていない画像もある。さらに、第1の実施形態では、リファレンス画像は修正用のホワイトバランスゲインを求めるためだけでメモリカード111aに記憶されない動作を基本としたが、本実施形態ではリファレンス画像も本撮影画像と同様にメモリカード111aに記憶されているものとする。尚、リファレンス画像のファイルであることを判別できるように、データ作成部146は、例えば図4のヘッダ情報にリファレンス画像であることを示す情報を含めてリファレンス画像ファイルを生成するものとする。また、リファレンス画像ファイルのタグ情報には、リファレンス画像から求めた修正用のホワイトバランスゲインが記載される。
(ステップS201)ユーザーは、操作部112の各種操作ボタンを操作して再生モードを選択し、再生処理を開始する。尚、図2において、専用の再生モード選択ボタンを設けておいても構わない。
(ステップS202)再生モードが選択されると、制御部108は、メモリカード111aに記憶されている撮影済みの画像データを読み出す。尚、メモリカード111aから読み出す画像データは、Jpegデータであっても構わないし、Rawデータであっても構わない。
(ステップS203)制御部108は、ステップS201でメモリカード111aから読み出した撮影済みの画像データを表示部110に表示する。尚、メモリカード111aからRaw画像ファイルを読み出して表示部110に表示する場合は、そのRaw画像ファイルのタグ情報に記載されているホワイトバランスゲインでホワイトバランス調整後の画像を表示する。従って、表示部110には、撮影時のホワイトバランスゲインでホワイトバランス調整された画像が表示される。
(ステップS204)ユーザーは、図6に示したように、オートホワイトバランスで処理された画像を見て、ホワイトバランス修正を行うか否かを選択する。そして、制御部108はユーザーの選択を判別する。この処理は、第1の実施形態の図5のフローチャートのステップS104と同じ処理である。例えば、図6で説明したように、「YES」ボタン208が選択された場合は、ホワイトバランスの修正処理を開始すべく、ステップS205に進む。逆に、「NO」ボタン209が選択された場合は、ホワイトバランス修正を行わず、ステップS213に進んで一連の処理を終了する。
(ステップS205)制御部108は、ホワイトバランス修正方法の選択メニューを表示部110に表示する。この処理は、第1の実施形態の図5のフローチャートのステップS105と同じ処理で、例えば図7に示したような選択メニュー画面が表示部110に表示される。
(ステップS206)制御部108は、ユーザーがステップS205で選択したホワイトバランス修正方法がリファレンス画像を撮影する方法か否かを判別する。この処理は、第1の実施形態の図5のフローチャートのステップS106と同じ処理である。例えば、図7で説明したように、「リファレンス撮影」項目301が選択された場合は、リファレンス撮影を行うべく、ステップS207に進む。逆に、「リファレンス撮影」項目301以外の方法、図7では「色温度設定」項目302または「光源種別設定」項目303が選択された場合は、ステップS212に進む。
(ステップS207)制御部108は、メモリカード111aに記憶されているリファレンス撮影された画像のRawデータを読み出して、表示部110に表示する。例えば、図10に示すように、リファレンス撮影された画像の一覧が表示される。ユーザーは、ステップS203で表示された再生画像に、どのリファレンス画像のホワイトバランスゲインを適用するかを選択する。例えば、図10において、リファレンス画像REF1は、無彩色に着色されたデジタルカメラ101のレンズキャップの裏面を撮影したリファレンス画像である。また、リファレンス画像REF2は、家屋の白壁を撮影したリファレンス画像である。さらに、リファレンス画像REF3は、無彩色の用紙を画面全体に撮影したリファレンス画像である。尚、それぞれのリファレンス画像が撮影された年月日や日時を表示するようにして、再生画像が撮影された日時に近いリファレンス画像を選択できるようにしても構わない。尚、リファレンス画像の選択方法は、図2で説明したように、操作部112の十字キー204を用いて順番に太枠で表示されるリファレンス画像を選択し、確定ボタン205を押下すると、太枠で表示されたリファレンス画像の選択が確定する。
(ステップS208)制御部108は、ステップS207で確定したリファレンス画像のRawデータに付加されているタグ情報をメモリカード111aから読み出して、修正用ホワイトバランスゲインとして設定する。
ここで、第2の実施形態の場合は、第1の実施形態の図3において、撮像部131の代わりに、メモリカード111aから読み出したRawデータを画像バッファ107に一時的に記憶する動作と等価である。例えば、ステップS202でメモリカード111aから読み出したRawデータの再生画像は、図3の撮像部131で撮影されるRawデータの本撮影画像に相当する。また、ステップS208でメモリカード111aから読み出したRawデータのリファレンス画像は、図3の撮像部131で撮影されるリファレンス画像に相当する。従って、メモリカード111aから読み出したリファレンス画像ファイルのタグ情報に記載されている修正用ホワイトバランスゲインは、図3の第2WBゲイン取得部142に設定される。また、メモリカード111aから読み出したRaw画像ファイルのタグ情報に記載されているホワイトバランスゲインは、先のステップS202の処理において、図3の第1WBゲイン取得部141に設定されている。
(ステップS209)図3のWB制御部126のWB変換部144は、ステップS208で設定したホワイトバランスゲインを切替部143を介して第2WBゲイン設定部142から読み出し、画像バッファ107に記憶されているステップS202でメモリカード111aから読み出したRaw画像ファイルのRawデータに第2WBゲイン設定部142のホワイトバランスゲインを適用してホワイトバランス変換を実行する。この処理は、第1の実施形態の図5のフローチャートのステップS112と同じ処理である。
(ステップS210)WB制御部126のWB変換部144でホワイトバランス修正後の画像データは、補正処理部132でマトリクス処理やガンマ処理が行われ、Jpeg圧縮部133でJpegデータに変換される。この処理は、第1の実施形態の図5のフローチャートのステップS113と同じ処理である。
(ステップS211)ステップS210で変換されたJpegデータは、ファイル名や作成日時などの情報が付加されたJpeg画像ファイルとして、メモリカード111aに保存される。尚、この時、既に記憶されている再生画像のJpeg画像ファイルに上書きしても構わないし、別ファイルを作成するようにしても構わない。
一方、データ作成部146は、画像バッファ107に一時的に記憶されている再生画像のRawデータに対して、第2WBゲイン設定部142に設定されているリファレンス画像のホワイトバランスゲインをタグ情報として付加し、Raw画像ファイルとしてメモリカード111aに保存する。尚、この時、既に記憶されている再生画像のRaw画像ファイルに上書きしても構わないし、別のファイルを作成しても構わない。或いは、既に記憶されている再生画像のRaw画像ファイルのタグ情報だけを置き換えるようにしても構わない。
(ステップS212)ステップS206で、「リファレンス撮影」項目301以外の方法、例えば図7では「色温度設定」項目302または「光源種別設定」項目303が選択された場合、WB制御部126の第2WBゲイン設定部142は、これらの方法に応じたホワイトバランスゲインを求めて、WB変換部144に出力する。この処理は、第1の実施形態の図5のフローチャートのステップS115と同じ処理である。このように、リファレンス画像以外の方法でホワイトバランスゲインを求めた後、ステップS209に進む。尚、ステップS209以降の処理は、リファレンス画像を用いる場合と同じである。
(ステップS213)メモリカード111aに記憶されている再生画像にホワイトバランス修正を実行し、再びメモリカード111aに記憶する一連の処理を終了する。
このように、本実施形態に係るデジタルカメラ101は、撮影済みの本撮影画像の再生時に、ホワイトバランス修正の指示がなされた場合、撮影済みのリファレンス画像のホワイトバランスゲインを適用してホワイトバランス修正を実行し、適切なホワイトバランス調整を行うことができる。
[第2の実施形態の変形例(1)]
尚、図9のフローチャートでは、再生画像を1枚ずつ表示してホワイトバランス修正を行う場合について説明したが、メモリカード111aに記憶されている複数枚の撮影済みの画像に対して、一括して同じホワイトバランス修正を行うようにしても構わない。
例えば、先ず、図11に示すように、複数枚の撮影済みの画像(IMG1からIMG6)を表示部110に表示する。表示部110に表示される画像には、第1の実施形態で説明したようなリファレンス撮影を行ってホワイトバランス修正した画像か否かを識別できる情報が表示されている。例えば、ホワイトバランス修正した画像IMG6の下には(修正WB)と表示される。また、ホワイトバランス修正せずにオートホワイトバランス方法で撮影した画像IMG1からIMG5の下には(AWB)と表示される。そして、ユーザーは、十字キー204と確定ボタン205とを使用して、ホワイトバランス修正せずにオートホワイトバランス方法で撮影した画像IMG1からIMG5の中からホワイトバランス修正したい少なくとも1枚の画像を選択する。
選択方法は、十字キー204で画像を順に送りして、画像IMG1が太枠表示された時に確定ボタン205を押下する。これで画像IMG1は太枠表示されたままになる。さらに、十字キー204で画像を順に送りして、画像IMG5が太枠表示された時に確定ボタン205を押下する。これで画像IMG1と画像IMG5とが太枠表示されたままになる。次に、同様にして、ホワイトバランス修正された画像IMG6を選択する。さらに、十字キー204で「実行」ボタン401を選択した状態(「実行」ボタン401が太枠表示される)にして、確定ボタン205を押下すると、画像IMG6のRawデータの画像ファイルにタグ情報として記憶されているホワイトバランスゲインを、画像IMG1と画像IMG5とに適用してホワイトバランス変換を実行する。ホワイトバランス変換された画像IMG1と画像IMG5のJpegデータおよびRawデータは上書き保存される。尚、この時、Rawデータの画像ファイルのタグ情報は、修正後のホワイトバランスゲインに置き換えられている。
図11の説明では、ホワイトバランス修正された画像は、画像IMG6の1枚だけであったが、複数枚のホワイトバランス修正された画像がある場合でも、そのいずれか1枚を選択すればよい。
或いは、図12に示すように、複数枚の撮影済みの本撮影画像と、複数枚のリファレンス画像とを表示部110に表示して、図11と同様の操作で、ホワイトバランス修正したい本撮影画像を複数枚選択すると共に、適用する修正ホワイトバランスゲインを有するリファレンス画像を1枚選択して、選択したリファレンス画像のホワイトバランスゲインを複数枚選択した本撮影画像に一括して適用してホワイトバランス修正を行うようにしても構わない。
[第2の実施形態の変形例(2)]
さらに、図13に示すように、メモリカード111aに記憶されている本撮影画像の画像ファイルリスト501とリファレンス画像の画像ファイルリスト502との撮影日時を比較して、予め設定した所定範囲内の本撮影画像とリファレンス画像とを自動的に選択して、一括してホワイトバランス修正を行う動作モードを設けても構わない。
この場合は、例えば、ユーザーが操作部112の各種ボタンを操作して、自動一括ホワイトバランス修正モードを実行すると、制御部108はメモリカード111aに記憶されている本撮影画像とリファレンス画像の撮影日時を検索して、どの本撮影画像にどのリファレンス画像のホワイトバランスゲインを適用するかを自動的に選択し、ホワイトバランス修正を実行する。
ここで、自動的に本撮影画像に最適なリファレンス画像を選択する方法として、本撮影画像とリファレンス画像の撮影日時が近いもの選択する方法が考えられる。つまり、撮影日時が近いということは、同じ撮影条件で撮影されている可能性が高く、同じホワイトバランスゲインを適用できることになる。
一例として、本撮影画像の撮影日が同じで時間が30分以内に撮影されたリファレンス画像のホワイトバランスゲインを適用する設定にした場合、制御部108は、メモリカード111aに記憶されている画像ファイルの中から、撮影日が同じで時間が30分以内に撮影された本撮影画像とリファレンス画像とを抽出する。例えば、図13において、メモリカード111aに記憶されている本撮影画像abc.rawとbcd.rawとcdf.rawの3つの本撮影画像に対しては、撮影日が同じ5月5日で撮影時間が14:30から14:35の30分以内の条件を満たすリファレンス画像aaa.rawが抽出される。そして、リファレンス画像aaa.rawのタグ情報に記載されているホワイトバランスゲインを本撮影画像abc.rawとbcd.rawとcdf.rawの3つの画像に適用してホワイトバランス修正を実行する。同様に、本撮影画像def.rawとefg.rawの2つの本撮影画像に対しては、撮影日が同じで撮影時間が30分以内の条件を満たすリファレンス画像bbb.rawのホワイトバランスゲインが適用される。また、本撮影画像fgh.rawとghi.rawとhij.rawの3つの本撮影画像に対しては、リファレンス画像ccc.rawのホワイトバランスゲインが適用される。尚、条件を満たすリファレンス画像が見つからない場合は、どの本撮影画像がホワイトバランス修正できなかったかを示すエラー表示を表示部110に表示してユーザーに知らせるか、リファレンス画像の選択条件の再設定をユーザーに促す。
このようにして、本撮影画像の撮影日時の近接する撮影日時を有するリファレンス画像のホワイトバランスゲインを適用することによって、自動的に一括してホワイトバランス修正を行うことができる。特に、本撮影画像と撮影日時の近接するリファレンス画像を選択することで、類似した同じ撮影条件(環境光や色温度が類似している)である可能性が高く、適切なホワイトバランス修正を行うことができる。
以上、各実施形態において説明してきたように、本発明に係るデジタルカメラ101は、撮影直後や撮影済み画像の再生時に、ホワイトバランス修正の指示がなされた場合に、リファレンス画像の撮影を行うか或いは撮影済みのリファレンス画像のホワイトバランスゲインを適用できるので、適切なホワイトバランス調整を行うことができる。
尚、本実施例においては、デジタルカメラ101でホワイトバランス修正処理を行う場合について説明したが、デジタルカメラ101に限らず、画像を撮影したり撮影済みの画像を再生する装置で同様のホワイトバランス修正処理を行う画像処理装置であっても構わない。例えば、本撮影画像やリファレンス画像が記憶されているメモリカード111aから画像ファイルを読み出して再生するだけの画像再生装置において、同様のホワイトバランス修正処理を行っても構わず、この場合は、撮影光学系102、メカニカルシャッタ103、撮像素子104、AFE105、A/D変換部など画像を撮影する部分はなくても構わず、メモリカード111aなどから画像を入力する部分があればよい。
或いは、パソコン上で動作可能なアプリケーションソフトウェアで同様のホワイトバランス修正処理を実行する場合も本発明の適用範囲である。この場合、アプリケーションソフトウェアの画像処理プログラムは、図5または図9のフローチャートに記載した処理をパソコン上で実行するプログラムである。
各実施形態に係るデジタルカメラ101の構成を示すブロック図である。 デジタルカメラ101の外観図である。 WB制御部126の構成を示すブロック図である。 Raw画像ファイルの構成例を示す説明図である。 第1の実施形態に係るデジタルカメラ101のホワイトバランス修正処理を示すフローチャートである。 ホワイトバランス修正の実行を指示する画面例を示す説明図である。 ホワイトバランス方法選択画面例を示す説明図である。 リファレンス画像の撮影画面例を示す説明図である。 第2の実施形態に係るデジタルカメラ101のホワイトバランス修正処理を示すフローチャートである。 リファレンス画像の選択画面例を示す説明図である。 一括ホワイトバランス修正の画面例を示す説明図である。 一括ホワイトバランス修正のその他の画面例を示す説明図である。 ファイルリストによる一括ホワイトバランス修正を説明するための説明図である。
符号の説明
101・・・デジタルカメラ 102・・・撮影光学系
103・・・メカニカルシャッタ 104・・・撮像素子
105・・・AFE 106・・・A/D変換部
107・・・画像バッファ 108・・・制御部
109・・・メモリ 110・・・表示部
111・・・メモリカードI/F 112・・・操作部
121・・・レンズ制御部 122・・・絞り制御部
123・・・シャッタ制御部 124・・・AF制御部
125・・・AE制御部 126・・・WB制御部
141・・・第1WBゲイン設定部 142・・・第2WBゲイン設定部
143・・・切替部 144・・・WB変換部
145・・・WB修正制御部 146・・・データ作成部
147・・・色補間処理部 201・・・電源ボタン
202・・・レリーズボタン 203・・・ズームボタン
204・・・十字キー 205・・・確定ボタン

Claims (9)

  1. 被写体光を電気信号に変換して画像データを生成する撮像手段と、
    前記撮像手段が生成した画像データに所定のホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整を実行するホワイトバランス調整手段と
    を備えるデジタルカメラにおいて、
    前記撮像手段が生成した画像データに第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後に、ホワイトバランス修正を実行するか否かを指示する修正指示手段と、
    前記修正指示手段によってホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、前記撮像手段で無彩色画像の撮影を行ってリファレンス画像データを生成するリファレンス画像撮像手段と、
    前記リファレンス画像データから第2ホワイトバランスパラメータを求める第2ホワイトバランスパラメータ取得手段と
    を設けたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記撮像手段で撮影した画像データを一時的に記憶する画像バッファと、
    前記修正指示手段によってホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、前記画像バッファに記憶された画像データに前記第2ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整を行い、最終的な画像データを取得する修正画像データ取得手段と
    を更に設けたことを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記画像バッファは、前記撮像手段で撮影した複数枚の画像データを一時的に記憶し、
    修正画像データ取得手段は、前記複数枚の画像データの中で前記第2ホワイトバランスパラメータを適用した画像データの前記第2ホワイトバランスパラメータを、前記複数枚の画像データの中で前記第2ホワイトバランスパラメータを適用しなかった画像データに適用してホワイトバランス調整を行う
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 請求項1のデジタルカメラにおいて、
    前記第2ホワイトバランスパラメータ取得手段が求めた前記第2ホワイトバランスパラメータと、前記撮像手段で撮影したホワイトバランス調整前の画像データとを、互いに関連付けて記憶媒体に記録する記録手段を更に設けた
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  5. 請求項4に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記記録手段は、前記第1ホワイトバランスパラメータをホワイトバランス調整前の画像データのタグ情報として前記記憶媒体に記憶するようにし、前記第2ホワイトバランスパラメータ取得手段が第2ホワイトバランスゲインを算出後に、前記タグ情報として記憶されている前記第1ホワイトバランスパラメータに置き換えて前記第2ホワイトバランスパラメータを記憶する
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記ホワイトバランス調整手段で第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後の画像データを画像として画面に表示する表示手段を更に設け、
    前記修正指示手段は、ホワイトバランス修正を実行するか否かを確認するメッセージ情報を前記表示手段の画面に表示する
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のデジタルカメラにおいて、
    前記ホワイトバランス調整前の画像データはRaw形式の画像データで、前記ホワイトバランス調整後の画像データはJpeg形式の画像データである
    ことを特徴とするデジタルカメラ。
  8. 画像データを入力する画像入力手段と、
    前記画像入力手段で入力した画像データに所定のホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整を実行するホワイトバランス調整手段と
    を備える画像処理装置において、
    前記画像入力手段で入力した画像データに第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後に、ホワイトバランス修正を実行するか否かを指示する修正指示手段と、
    前記修正指示手段によってホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、無彩色画像のリファレンス画像データを入力するリファレンス画像入力手段と、
    前記リファレンス画像データから第2ホワイトバランスパラメータを求める第2ホワイトバランスパラメータ取得手段と
    を設けたことを特徴とする画像処理装置。
  9. コンピュータを用いて実行される画像処理プログラムであって、
    画像データを入力する画像入力手順と、
    前記画像入力手順で入力した画像データに所定のホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整を実行するホワイトバランス調整手順と、
    前記画像入力手順で入力した画像データに第1ホワイトバランスパラメータを適用してホワイトバランス調整後に、ホワイトバランス修正を実行するか否かを指示する修正指示手順と、
    前記修正指示手順によってホワイトバランス修正の実行が指示された場合に、無彩色画像のリファレンス画像データを入力するリファレンス画像入力手順と、
    前記リファレンス画像データから第2ホワイトバランスパラメータを求める第2ホワイトバランスパラメータ取得手順と
    を設けたことを特徴とする画像処理プログラム。
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