JP2008005279A - クロック切り替え回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】
クロック信号を切り替えるとき、ハザードの発生を防止するとともに、クロック信号を切り替えるタイミングを任意に設定することができるクロック切り替え回路を提供する。
【解決手段】
クロック信号を選択するクロック選択信号および基準クロック信号から第1のクロック信号と第2のクロック信号における出力停止の期間を設定する設定信号を生成し、これらの設定信号に基づいて第1のクロック信号から第2のクロック信号に切り替えるとき、クロック信号が出力しない期間を設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のクロック信号の中から1つのクロック信号を選択し選択したクロック信号を出力するクロック切り替え回路に関する。
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)ビデオ、DVDオーディオ、スーパーオーディオCD等の記録媒体に記録されたデジタルオーディオ信号を再生することができるユニバーサルプレーヤや多種のオーディオフォーマットに対応したAV(Audio Visual)アンプでは、再生または入力したデジタルオーディオ信号のサンプリング周波数の逓倍の周波数のマスタークロック信号を用いて、デジタルオーディオ信号を信号処理している。デジタルオーディオ信号は、オーディオフォーマットにより様々なサンプリング周波数でサンプリングされている。このため、従来のユニバーサルプレーヤやAVアンプでは、デジタルオーディオ信号のサンプリング周波数が変化すると、これに合わせて信号処理に用いるマスタークロック信号を切り替える動作を行なっている。
図9は、従来のクロック信号を切り替えるクロック切り替え回路の構成を示す図である。図9に示すクロック切り替え回路は、入力端子A、入力端子B、入力端子Cおよび出力端子Qを備える。入力端子Aは図示しないクロック発振部からクロック信号Aを入力し、入力端子Bは図示しないクロック発振部からクロック信号Bを入力する。入力端子Cは、図示しない制御部からクロック信号Aまたはクロック信号Bを選択する選択信号を入力する。出力端子Qは、選択信号により選択されたクロック信号Aまたはクロック信号Bを出力クロック信号として出力する。従来のクロック切り替え回路は、入力される選択信号に応じて出力端子Qから出力するクロック信号を切り替える。
図10は、図9に示すクロック切り替え回路の動作を示すタイミングチャートである。
クロック信号Aとクロック信号Bは、お互いに周波数が異なるクロック信号であり、図9に示すクロック切り替え回路に入力されている。入力端子Cにハイレベルの選択信号が入力している場合、図9に示すクロック切り替え回路は、出力クロック信号として出力端子Qからクロック信号Aを出力する。また、入力端子Cにローレベルの選択信号が入力している場合、図9に示すクロック切り替え回路は、出力クロック信号として出力端子Qからクロック信号Bを出力する。
図10に示すように、選択信号がハイレベルからローレベルになると、出力クロック信号はクロック信号Aからクロック信号Bに切り替わる。このクロック信号の切り替えを行うとき、ローレベルのクロック信号Aからハイレベルのクロック信号Bに切り替わるため、図示するように、クロック信号Bよりパルス幅が狭いクロックパルス(以下、ハザードという)が出力クロック信号に発生する。
また、図10に示すように、選択信号がローレベルからハイレベルになると、出力クロック信号はクロック信号Bからクロック信号Aに切り替わる。この切り替えを行うとき、ローレベルのクロック信号Bからハイレベルのクロック信号Aに切り替わるため、図示するように、クロック信号Aよりパルス幅が狭いハザードが出力クロック信号に発生する。クロック切り替え回路から出力される出力クロック信号にハザードが発生すると、クロック切り替え回路の出力クロック信号に基づいて信号処理等を行う回路では、誤動作が起こる虞がある。
このような、クロック切り替え回路において、クロック切り替え時にハザードの発生を防止するために、第1のクロック信号から第2のクロック信号に切り替えるとき、ハザードの発生を防止しながら短時間でクロック信号を切り替えるクロック切り替え回路がある(例えば、特許文献1参照)。また、第1のクロック信号から第2のクロック信号に切り替えるとき、第1のクロック信号の出力を停止してから所定時間が経過した後、第2のクロック信号を出力するクロック切り替え回路がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2006‐33032号公報 特開平8‐107406号公報
図9に示すクロック切り替え回路を備えた装置は、クロック発振部内のPLL(Phase Locked Loop)回路により発生されるクロック信号をクロック切り替え回路に入力する。そして、選択信号によりクロック切り替え回路がPLL回路から入力されるクロック信号を切り替えるとき、切り替えるクロック信号の周波数によりPLL回路に入力する基準信号の周波数も切り替える。通常のPLL回路は、基準信号の周波数が変化すると、目的の周波数のクロック信号を安定して発生するまでに時間がかかる。
特許文献1に開示されたクロック切り替え回路は、短時間でクロック信号の切り替えを行う。このため、PLL回路から安定したクロック信号が発生する前にクロック信号を切り替えてしまう虞がある。
特許文献2に開示されたクロック切り替え回路は、クロック信号に切り替えるとき、第1のクロック信号の出力を停止してから所定時間が経過した後、第2のクロック信号に切り替えるので、PLL回路から安定したクロック信号が発生した後にクロック信号を切り替えることが可能となる場合もある。しかしながら、特許文献2に開示されたクロック切り替え回路では、クロック切り替え回路の設計段階において、PLL回路から出力されるクロック信号が安定するまでに要する時間を考慮しながらクロック信号を切り替えるときの所定時間を設定する必要がある。したがって、特許文献2に開示されたクロック切り替え回路は、特定のPLL回路に対応して設計されているため、他のPLL回路を用いることができず汎用性がないという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、クロック信号を切り替えるとき、ハザードの発生を防止するとともに、クロック信号を切り替えるタイミングを任意に設定することができるクロック切り替え回路を提供することを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本願の請求項1に記載の発明は、第1のクロック信号から当該第1のクロック信号と周波数が異なる第2のクロック信号に切り替えるクロック切り替え回路において、複数のクロック信号の中から1つクロック信号を選択するクロック選択信号および基準クロック信号から第1のクロック信号と第2のクロック信号における出力停止の期間を設定する設定信号を生成する生成手段と、前記生成手段から入力される第1のクロック信号における設定信号を第1のクロック信号でラッチする第1のラッチ手段と、前記生成手段から入力される第2のクロック信号における設定信号を第2のクロック信号でラッチする第2のラッチ手段と、第1のクロック信号と前記第1のラッチ手段から出力される出力信号の論理積を演算する第1の論理積手段と、第2のクロック信号と前記第2のラッチ手段から出力される出力信号の論理積を演算する第2の論理積手段と、前記第1の論理積手段と前記第2の論理積手段から出力される信号の論理和を演算する論理和手段とを備えることを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のクロック切り替え回路において、前記生成手段は、クロック選択信号を基準クロック信号でラッチする前段ラッチ手段と、前記前段ラッチ手段から出力される出力信号を基準クロックでラッチする後段ラッチ手段と、前記前段ラッチ手段から出力される出力信号と前記後段ラッチ手段から出力される出力信号の排他的論理和を演算する排他的論理和手段と、前記後段ラッチ手段から出力される出力信号と前記排他的論理和手段から出力される信号を反転された出力信号の論理積を演算し設定信号を出力する論理積手段とを備えることを特徴とする。
また、本願の請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のクロック切り替え回路において、前記第1のラッチ手段は前記生成手段から入力される第1のクロック信号における設定信号を第1のクロック信号の立ち下りでラッチし、前記第2のラッチ出段は前記生成手段から入力される第2のクロック信号における設定信号を第2のクロック信号の立ち下りでラッチすることを特徴とする。
本発明によれば、クロック信号を切り替えるとき、ハザードの発生を防止するとともに、クロック信号を切り替えるタイミングを任意に設定することができるクロック切り替え回路を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例であるクロック切り替え回路の構成を示すブロック図である。図1において、1は生成部、2はNOT回路、3はDラッチ回路、4はAND回路、5はNOT回路、6はDラッチ回路、7はAND回路、8はOR回路を示す。本実施例のクロック切り替え回路は、ハイレベルの選択信号SLが入力されている場合、選択クロック信号としてクロック信号Aを出力し、ローレベルの選択信号SLが入力されている場合、選択クロック信号としてクロック信号Bを出力する。
生成部1は、図示しない制御部から出力されるクロック信号Aまたはクロック信号Bを選択する選択信号SLおよび図示しないクロック発振部から出力される基準クロック信号を入力する。生成部1は、入力する選択信号SLおよび基準クロック信号から、クロック信号Aの出力停止の期間を設定する設定信号Aとクロック信号Bの出力停止の期間を設定する設定信号Bを生成する。本実施例において、基準クロック信号は、クロック信号Aおよびクロック信号Bの周波数より低い周波数を用いる。
図2は、本実施例のクロック切り替え回路に備えられた生成部の構成を示すブロック図である。図2において、11はDラッチ回路、12はDラッチ回路、13は排他的論理和回路、14はNOT回路、15はAND回路、16はNOT回路、17はDラッチ回路、18はDラッチ回路、19は排他的論理和回路、20はNOT回路、21はAND回路を示す。
図2に示すように、生成部1は、生成部1aおよび生成部1bを備える。生成部1aは、Dラッチ回路11、Dラッチ回路12、排他的論理和回路13、NOT回路14およびAND回路15を備える。生成部1bは、Dラッチ回路17、Dラッチ回路18、排他的論理和回路19、NOT回路20およびAND回路21を備える。
生成部1aにおいて、Dラッチ回路11は、入力端子D、入力端子CKおよび出力端子Qを備えた前段ラッチ回路である。Dラッチ回路11は、入力端子CKから入力された基準クロック信号のパルスの立ち上がりで入力端子Dから入力された選択信号SLをラッチし、出力端子Qから出力信号D0を出力する。Dラッチ回路11から出力される出力信号D0は、Dラッチ回路12および排他的論理和回路13に入力される。
Dラッチ回路12は、入力端子D、入力端子CKおよび出力端子Qを備えた後段ラッチ回路である。Dラッチ回路12は、入力端子CKから入力された基準クロック信号のパルスの立ち上がりで入力端子Dから入力された出力信号D0をラッチし、出力端子Qから出力信号D1を出力する。Dラッチ回路12から出力される出力信号D1は、排他的論理和回路13およびAND回路15に入力される。
排他的論理和回路13は、出力信号D0と出力信号D1の排他的論理和を演算し、出力信号D2を出力する。排他的論理和回路13から出力される出力信号D2は、NOT回路14により反転され、反転された出力信号(−D2)がAND回路15に入力される。AND回路15は、出力信号D1と出力信号(−D2)の論理積を演算し、設定信号Aを出力する。AND回路15から出力される設定信号Aは、図1に示すDラッチ回路3に入力される。
図3は、生成部1aが設定信号Aを生成する動作を示すタイミングチャートである。選択信号SLが図3に示すタイミングでハイレベルからローレベルになると、設定信号Aは、上述したようにDラッチ回路11とDラッチ回路12のラッチ処理および排他的論理和回路13とAND回路15の演算処理により、選択信号SLより遅いタイミングでハイレベルからローレベルに切り替わる。図3に示すように、設定信号Aは、Dラッチ回路11および12、排他的論理和回路13、AND回路15により、選択信号SLがハイレベルからローレベルに切り替わった後、基本クロック信号のパルスが立ち上がるタイミングでハイレベルからローレベルに切り替わる。設定信号Aがハイレベルからローレベルに切り替わるタイミングは、基準クロック信号の周波数に依存し、基準クロック信号の周波数が低くなるにしたがって遅くなり、基準クロック信号の周波数が高くなるにしたがって速くなる。
図2に示す生成部1bにおいて、Dラッチ回路17は、入力端子D、入力端子CKおよび出力端子Qを備えた前段ラッチ回路である。Dラッチ回路17は、生成部1に入力された選択信号SLをNOT回路16により反転させた選択信号(−SL)を入力端子Dから入力する。Dラッチ回路17は、入力端子CKから入力された基準クロック信号のパルスの立ち上がりで入力端子Dから入力された選択信号(−SL)をラッチし、出力端子Qから出力信号D3を出力する。Dラッチ回路17から出力される出力信号D3は、Dラッチ回路18および排他的論理和回路19に入力される。
Dラッチ回路18は、入力端子D、入力端子CKおよび出力端子Qを備えた後段ラッチ回路である。Dラッチ回路18は、入力端子CKから入力された基準クロック信号のパルスの立ち上がりで入力端子Dから入力された出力信号D3をラッチし、出力端子Qから出力信号D4を出力する。Dラッチ回路18から出力される出力信号D4は、排他的論理和回路19およびAND回路21に入力される。
排他的論理和回路19は、出力信号D3と出力信号D4の排他的論理和を演算し、出力信号D5を出力する。排他的論理和回路19から出力される出力信号D5は、NOT回路20により反転され、反転された出力信号(−D5)がAND回路21に入力される。AND回路21は、出力信号D4と出力信号(−D5)の論理積を演算し、設定信号Bを出力する。AND回路21から出力される設定信号Bは、図1に示すDラッチ回路6に入力される。
図4は、生成部1bが設定信号Bを生成する動作を示すタイミングチャートである。選択信号(−SL)が図4に示すタイミングでローレベルからハイレベルになると、設定信号Bは、上述したようにDラッチ回路17とDラッチ回路18のラッチ処理および排他的論理和回路19とAND回路21の演算処理により、選択信号(−SL)より遅いタイミングでローレベルからハイレベルに切り替わる。図4に示すように、設定信号Bは、Dラッチ回路17および18、排他的論理和回路19、AND回路21により、選択信号(−SL)がローレベルからハイレベルに切り替わると、基本クロック信号の1周期分遅れたタイミングでローレベルからハイレベルに切り替わる。設定信号Bがローレベルからハイレベルに切り替わるタイミングは、基準クロック信号の周波数に依存し、基準クロック信号の周波数が低くなるにしたがって遅くなり、基準クロック信号の周波数が高くなるにしたがって速くなる。


図1に示すDラッチ回路3は、入力端子D、入力端子CKおよび出力端子Qを備えた第1のラッチ回路であり、入力端子Dから生成部1により生成された設定信号Aを入力する。また、Dラッチ回路3は、クロック信号Aのパルスの立ち下りで設定信号Aをラッチするために、クロック信号AをNOT回路2により反転したクロック信号(−A)を入力する。Dラッチ回路3は、クロック信号(−A)により設定信号Aをラッチし、出力端子Qから出力信号D6を出力する。Dラッチ回路3から出力される出力信号D6は、AND回路4に入力される。AND回路4は、クロック信号Aと出力信号D6の論理積を演算し、出力信号D7を出力する。AND回路4から出力される出力信号D7は、OR回路8に入力される。
図1に示すDラッチ回路6は、入力端子D、入力端子CKおよび出力端子Qを備えた第2のラッチ回路であり、入力端子Dから生成部1により生成された設定信号Bを入力する。また、Dラッチ回路6は、クロック信号Bのパルスの立ち下りで設定信号Bをラッチするために、クロック信号BをNOT回路5により反転したクロック信号(−B)を入力する。Dラッチ回路6は、クロック信号(−B)により設定信号Bをラッチし、出力端子Qから出力信号D8を出力する。
Dラッチ回路6から出力される出力信号D8は、AND回路7に入力される。AND回路7は、クロック信号Bと出力信号D8の論理積を演算し、出力信号D9を出力する。AND回路7から出力される出力信号D9は、OR回路8に入力される。OR回路8は、出力信号D7と出力信号D9の論理和を演算し、選択クロック信号を出力する。OR回路8から出力される選択クロック信号は、選択信号SLにより選択されるクロック信号であり、信号処理回路等に出力される。
図5は、本実施例のクロック切り替え回路の動作を示すタイミングチャートである。図5に示すように、出力信号D6は、Dラッチ回路3がクロック信号Aのパルスの立ち下りで設定信号Aをラッチするため、設定信号Aに対してハイレベルからローレベルになるタイミングが遅れる信号となる。出力信号D7は、AND回路4が出力信号D6とクロック信号Aの論理積をとるため、AND回路4から出力信号D6がハイレベルの間にクロック信号Aを出力し、出力信号D6がローレベルになるとパルスの立ち下がりでクロック信号Aの出力を停止する信号となる。
また、出力信号D8は、Dラッチ回路6がクロック信号Bのパルスの立ち下りで設定信号Bをラッチするため、設定信号Bに対してローレベルからハイレベルになるタイミングが遅れる信号となる。出力信号D9は、AND回路7が出力信号D8とクロック信号Bの論理積をとるため、AND回路7から出力信号D8がローレベルであるときクロック信号Bの出力を停止し、出力信号D8がハイレベルになるとパルスの立ち上がりからクロック信号Bを出力する信号となる。
出力クロック信号は、OR回路8が出力信号D7と出力信号D9の論理和をとることにより、クロック信号Aからクロック信号Bに切り替わる。図5に示すように、出力クロック信号は、クロック信号Aからクロック信号Bに切り替わるとき、クロック信号が発生しない期間Tが設けられる。この期間Tは、生成部1により生成された設定信号Aおよび設定信号Bにより設けられ、基準クロック信号の周波数が高くなると短くなり、基準周波数の周波数が低くなると長くなる。
本実施例のクロック切り替え回路は、基準クロック信号の周波数を調整することにより、期間Tの長さを調整することができるため、クロック信号をクロック信号Aからクロック信号Bに切り替える場合、PLL回路からクロック信号Bが安定して発生するまで間、OR回路8からクロック信号Bを出力しないように期間Tを設定することができる。したがって、本実施例のクロック切り替え回路は、クロック信号をクロック信号AからPLL回路により安定して発生したクロック信号Bに切り替えることができる。本実施例のクロック切り替え回路は、期間Tの長さを調整することができるため、設計段階において、PLL回路から出力されるクロック信号が安定するまでに要する時間を考慮する必要がなく、多種のPLL回路を用いることができる。
また、本実施例のクロック切り替え回路は、図5に示すように、Dラッチ回路3においてクロック信号Aのクロックの立ち下がりで設定信号Aをラッチした出力信号D6とクロック信号AをAND回路4により論理積をとるので、AND回路4から出力される出力信号D7にハザードが発生しない。同様に、Dラッチ回路8においてクロック信号Bの立ち下がりで設定信号Bをラッチした出力信号D8とクロック信号BをAND回路7により論理積をとるので、AND回路7から出力される出力信号D9にハザードが発生しない。したがって、本実施例のクロック切り替え回路は、クロック信号を切り替えるとき、OR回路8から出力する選択クロック信号にハザードの発生を防止することができる。
上述した本実施例では、クロック信号をクロック信号Aからクロック信号Bに切り替える場合について説明したが、クロック信号をクロック信号Bからクロック信号Aに切り替える場合も同様に、ハザードの発生を防止しPLL回路から安定して発生したクロック信号Aに切り替えることができる。
上述した本実施例のクロック切り替え回路では、2つのクロック信号を切り替える場合について説明した。次に、3つ以上のクロック信号を切り替える場合について説明する。図6は、本実施例の4つのクロック信号を切り替えるクロック切り替え回路の構成を示すブロック図である。図6において、図1に示す構成部と同一の構成部には同一の番号を付し説明を省略する。
生成部1は、クロック信号A、クロック信号B、クロック信号Cまたはクロック信号Dを選択するための選択信号SL1、選択信号SL2および基準クロック信号を入力する。生成部1は、選択信号SL1、選択信号SL2および基準クロック信号から、設定信号A、設定信号B、設定信号Cおよび設定信号Dを生成する。
図7は、本実施例の4つのクロック信号を切り替えるクロック切り替え回路に備えられた生成部の構成を示すブロック図である。図7において、図2に示す生成部の構成部と同一の構成部には同一の番号を付し説明を省略する。
図7に示す生成部1は、生成部1a、生成部1b、生成部1cおよび生成部1dを備える。生成部1cおよび生成部1dは、上述した図2に示す生成部1aおよび生成部1bと構成が同一である。図7に示す生成部では、生成部1a、生成部1b、生成部1cおよび生成部1dの前段に各々AND回路が接続されている。
生成部1に入力する選択信号は、選択信号SL1と選択信号SL2である。これは、4つのクロック信号を選択する場合、選択に必要な信号は2ビットであり、選択信号を2ビットで表わすために、2つの選択信号が必要になる。本実施例において、クロック信号Aを選択する場合、選択信号SL1を「1」とし、選択信号SL2を「1」とする。クロック信号Bを選択する場合、選択信号SL1を「0」とし、選択信号SL2を「1」とする。クロック信号Cを選択する場合、選択信号SL1を「1」とし、選択信号SL2を「0」とする。そして、クロック信号Dを選択する場合、選択信号SL1を「0」とし、選択信号SL2を「0」とする。
図7に示すAND回路52は、選択信号SL1と選択信号SL2の論理和を演算する。AND回路53は、NOT回路16により反転された選択信号(−SL1)と選択信号SL2の論理和を演算する。AND回路54は、選択信号SL1とNOT回路41により反転された選択信号(−)SL2の論理和を演算する。AND回路55は、NOT回路16により反転された選択信号(−SL1)とNOT回路41により反転された選択信号(−SL2)の論理和を演算する。
図8は、各クロック信号選択時におけるAND回路52〜55から出力される出力信号を説明する図である。
クロック信号Aを選択する場合、AND回路52は、「1」の選択信号SL1と「1」の選択信号SL2の論理和をとるので、ハイレベル(図中では「1」と示す)の出力信号をDラッチ回路11に出力する。AND回路53は、「0」の選択信号(−SL1)と「1」の選択信号SL2の論理和をとるので、ローレベル(図中では「0」と示す)の出力信号をDラッチ回路17に出力する。AND回路54は、「1」の選択信号SL1と「0」の選択信号(−SL2)の論理和をとるので、ローレベルの出力信号をDラッチ回路42に出力する。そして、AND回路55は、「0」の選択信号(−SL1)と「0」の選択信号(−SL2)の論理和をとるので、ローレベルの出力信号をDラッチ回路47に出力する。
同様に図8に示すように、クロック信号Bを選択する場合、AND回路52、AND回路54およびAND回路55は、ローレベルの出力信号を出力する。AND回路53は、ハイレベルの出力信号を出力する。クロック信号Cを選択する場合、AND回路52、AND回路53およびAND回路55は、ローレベルの出力信号を出力する。AND回路54は、ハイレベルの出力信号を出力する。クロック信号Dを選択する場合、AND回路52、AND回路53およびAND回路54は、ローレベルの出力信号を出力する。AND回路55は、ハイレベルの出力信号を出力する。
AND回路52から出力される出力信号は、生成部1aに入力される。生成部1aは、AND回路52から出力される出力信号と基準クロック信号から、上述したように設定信号Aを生成する。AND回路53から出力される出力信号は、生成部1bに入力される。生成部1bは、AND回路53から出力される出力信号と基準クロック信号から、上述したように設定信号Bを生成する。AND回路54から出力される出力信号は、生成部1cに入力される。生成部1cは、生成部1aや生成部1bと同様の処理により、AND回路54から出力される出力信号と基準クロック信号から設定信号Cを生成する。AND回路55から出力される出力信号は、生成部1dに入力される。生成部1dは、生成部1aや生成部1bと同様の処理により、AND回路55から出力される出力信号と基準クロック信号から設定信号Dを生成する。
生成部1aにより生成された設定信号Aは、図6に示すDラッチ回路3に入力される。Dラッチ回路3は、上述したようにクロック信号Aのパルスの立ち下りで設定信号Aをラッチし出力信号D6を出力する。AND回路4は、クロック信号Aと出力信号D6の論理積を演算し出力信号D7を出力する。AND回路4から出力される出力信号D7は、OR回路8に入力される。
生成部1bにより生成された設定信号Bは、図6に示すDラッチ回路6に入力される。Dラッチ回路6は、上述したようにクロック信号Bのパルスの立ち下りで設定信号Bをラッチし出力信号D8を出力する。AND回路7は、クロック信号Bと出力信号D8の論理積を演算し出力信号D9を出力する。AND回路7から出力される出力信号D9は、OR回路8に入力される。
生成部1cにより生成された設定信号Cは、図6に示すDラッチ回路32に入力される。Dラッチ回路32は、クロック信号Cのパルスの立ち下りで設定信号Cをラッチし出力信号D10を出力する。AND回路33は、クロック信号Cと出力信号D10の論理積を演算し出力信号D11を出力する。AND回路33から出力される出力信号D11は、OR回路8に入力される。
生成部1dにより生成された設定信号Dは、図6に示すDラッチ回路35に入力される。Dラッチ回路35は、クロック信号Dのパルスの立ち下りで設定信号Dをラッチし出力信号D12を出力する。AND回路36は、クロック信号Dと出力信号D12の論理積を演算し出力信号D13を出力する。AND回路36から出力される出力信号D13は、OR回路8に入力される。OR回路8は、出力信号D7、出力信号D9、出力信号D11および出力信号D13の論理和を演算する。
図6に示すクロック切り替え回路を用いて、例えば、クロック信号をクロック信号Aからクロック信号Bに切り替える場合、生成部1aには、AND回路52から図3に示す選択信号SLのようにハイレベルからローレベルになる信号が入力される。そして、生成部1aから図3に示す設定信号Aが出力される。この設定信号AによりDラッチ回路3から図5に示す出力信号D6が出力され、AND回路4から図5に示す出力信号D7が出力される。
生成部1bには、AND回路53から図4に示す選択信号(−SL)のようにローレベルからハイレベルになる信号が入力される。そして、生成部1bから図4に示す設定信号Bが出力される。この設定信号BによりDラッチ回路6から図5に示す出力信号D8が出力され、AND回路7から図5に示す出力信号D9が出力される。
これに対して、生成部1cは、AND回路54からローレベルの信号が入力されるので、ローレベルの設定信号Cが出力される。生成部1dは、AND回路55からローレベルの信号が入力されるので、ローレベルの設定信号Dが出力される。このため、AND回路33から出力される出力信号D11はローレベルの信号となり、AND回路36から出力される出力信号D13もローレベルの信号となる。
OR回路8により出力信号D7、出力信号D9、出力信号D11および出力信号D13の論理和をとることにより出力される選択クロック信号は、図5に示す選択クロック信号となる。このようにして、本実施例のクロック切り替え回路は、クロック信号Aからクロック信号Bにクロック信号を切り替えることができる。
上述した本実施例では、4つのクロック信号のうちクロック信号Aからクロック信号Bにクロック信号を切り替える場合について説明したが、別のクロック信号に切り替える場合も同様である。例えば、クロック信号をクロック信号Dからクロック信号Aに切り替える場合、生成部1aからローレベルからハイレベルに切り替わる設定信号Aが生成され、生成部1dからハイレベルからローレベルに切り替わる設定信号Dが生成される。また、生成部1bおよび生成部1cから、ローレベルの設定信号Bおよび設定信号Cが生成される。そして、設定信号A〜Dとクロック信号A〜Dに基づいてクロック信号Dからクロック信号Aに切り替わる選択クロック信号がOR回路8から出力される。
本実施例のクロック切り替え回路の構成を示すブロック図。 本実施例のクロック切り替え回路に備えられた生成部の構成を示すブロック図。 生成部1aが設定信号Aを生成する動作を示すタイミングチャート。 生成部1bが設定信号Bを生成する動作を示すタイミングチャート。 本実施例のクロック切り替え回路の動作を示すタイミングチャート。 本実施例の4つのクロック信号を切り替えるクロック切り替え回路の構成を示すブロック図。 本実施例の4つのクロック信号を切り替えるクロック切り替え回路に備えられた生成部の構成を示すブロック図。 各クロック信号選択時におけるAND回路52〜55から出力される出力信号を説明する図。 従来のクロック信号を切り替えるクロック切り替え回路の構成を示す図。 従来のクロック切り替え回路の動作を示すタイミングチャート。
符号の説明
1…生成部、2…NOT回路、3…Dラッチ回路、4…AND回路、5…NOT回路、6…Dラッチ回路、7…AND回路、8…OR回路、11…Dラッチ回路、12…Dラッチ回路、13…排他的論理和回路、14…NOT回路、15…AND回路、16…NOT回路、17…Dラッチ回路、18…Dラッチ回路、19…排他的論理和回路、20…NOT回路、21…AND回路

Claims (3)

  1. 第1のクロック信号から当該第1のクロック信号と周波数が異なる第2のクロック信号に切り替えるクロック切り替え回路において、
    複数のクロック信号の中から1つクロック信号を選択するクロック選択信号および基準クロック信号から第1のクロック信号と第2のクロック信号における出力停止の期間を設定する設定信号を生成する生成手段と、
    前記生成手段から入力される第1のクロック信号における設定信号を第1のクロック信号でラッチする第1のラッチ手段と、
    前記生成手段から入力される第2のクロック信号における設定信号を第2のクロック信号でラッチする第2のラッチ手段と、
    第1のクロック信号と前記第1のラッチ手段から出力される出力信号の論理積を演算する第1の論理積手段と、
    第2のクロック信号と前記第2のラッチ手段から出力される出力信号の論理積を演算する第2の論理積手段と、
    前記第1の論理積手段と前記第2の論理積手段から出力される信号の論理和を演算する論理和手段とを備えることを特徴とするクロック切り替え回路。
  2. 請求項1に記載のクロック切り替え回路において、
    前記生成手段は、
    クロック選択信号を基準クロック信号でラッチする前段ラッチ手段と、
    前記前段ラッチ手段から出力される出力信号を基準クロックでラッチする後段ラッチ手段と、
    前記前段ラッチ手段から出力される出力信号と前記後段ラッチ手段から出力される出力信号の排他的論理和を演算する排他的論理和手段と、
    前記後段ラッチ手段から出力される出力信号と前記排他的論理和手段から出力される信号を反転された出力信号の論理積を演算し設定信号を出力する論理積手段とを備えることを特徴とするクロック切り替え回路。
  3. 請求項1または請求項2に記載のクロック切り替え回路において、
    前記第1のラッチ手段は前記生成手段から入力される第1のクロック信号における設定信号を第1のクロック信号の立ち下りでラッチし、
    前記第2のラッチ出段は前記生成手段から入力される第2のクロック信号における設定信号を第2のクロック信号の立ち下りでラッチすることを特徴とするクロック切り替え回路。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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