JP2008004826A - テープ状部材の供給装置及び供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】供給リールからテープ状部材が円滑に繰り出されていないときに、そのテープ状部材が供給リールに逆巻きされるのを防止した供給装置を提供することにある。
【解決手段】テープ状部材を供給する供給装置であって、
テープ状部材4が巻装された供給リール9と、供給リールから繰り出されるテープ状部材を巻き取る巻き取りリール12と、供給リールからテープ状部材を繰り出す際にテープ状部材が繰り出されずにすでに繰り出された部分が供給リールに巻き取られようとしたときにそのことを検出する受光器と、受光器の検出に基いてテープ状部材が供給リールに巻き取られるのを阻止する張力を与えるソレノイド46を具備する。
【選択図】 図1

Description

この発明は供給リールから繰り出されるテープ状部材を巻き取りリールで巻き取るテープ状部材の供給装置及び供給方法に関する。
たとえば、液晶ディスプレイパネルやプラズマディスプレイパネルに代表されるフラットパネルディスプレイなどの製造工程においては、ガラス製の基板の側部上面に設けられた端子部にTCP(Tape Carrier Package)を、μm単位の直径の金属粒子を含有する熱硬化性の樹脂によって形成された粘着性を有する異方性導電テープを介して貼着する工程がある。
上記異方性導電テープは、上記TCPを上記基板の側部上面の端子部に貼着する前に、基板の側部上面に所定の長さに切断されて貼着される。異方性導電テープの一側面には、この異方性導電テープとでテープ状部材を形成する剥離テープが貼着されていて、異方性導電テープはこの剥離テープとともに供給リールに巻装されている。
基板の側部上面にTCPを異方性導電テープによって貼着する場合、まず、剥離テープとともに供給リールから繰り出された異方性導電テープを所定長さに切断する。このときの異方性導電テープの切断長さは、上記基板の側部上面に設けられた端子部に対応する長さに設定される。
ついで、所定長さに切断された異方性導電テープは、その切断された部分が基板の端子部が設けられた一側部の上面に対向するよう上記供給リールから上記剥離テープとともに引き出されて位置決めされる。上記基板は水平方向に駆動されるステージ上に載置されていて、端子部が設けられた一側部がバックアップツール上に対向位置するよう位置決めされる。
基板が位置決めされると、上記バックアップツールの上方に上下駆動可能に配置されたヒータを有する加圧ツールを下降させ、異方性導電テープの所定の長さに切断された部分を、上記基板に加圧加熱して貼着する。つまり、異方性導電テープは基板の一側部上面に仮圧着される。仮圧着された異方性導電テープには上記TCPが仮圧着されてから本圧着される。
特許文献1には供給リールから繰り出された異方性導電テープを巻き取りリールによって巻き取るとともに、その途中で所定の長さに切断して基板に貼着する装置が示されている。
特開2003−51517号公報
異方性導電テープは粘着性を有する。そのため、異方性導電テープは、フッ素樹脂などによって形成されて異方性導電テープが貼着し難い上記剥離テープを介して供給リールに巻装されている。それによって、異方性導電テープを上記供給リールから確実に繰り出すことができるようにしている。
しかしながら、異方性導電テープは経時劣化によって粘着性が増大するということがあり、そのような場合には上記剥離テープが異方性導電テープに強く付着してしまうため、供給リールから円滑に繰り出すことができなくなる。
さらに、異方性導電テープには、供給リールに残留する量が所定の長さになったとき、そのことを知らせるための残量検知テープが上記異方性導電テープに貼着されて設けられている。残量検知テープは上記異方性導電テープや剥離テープと異なる色に着色され、その色によって光学的に判別できるようになっている。
異方性導電テープの上記残量検知テープが設けられた部分は、他の部分に比べて厚くなるから、供給リールの巻き芯に対して強く巻かれた状態となる。つまり、巻き締まり状態になっている。
巻き締まり状態にあると、残量検知テープが異方性導電テープに付着してしまうことがあり、その場合にも異方性導電テープを供給リールから円滑に繰り出すことができなくなるということがある。
このような理由によって、異方性導電テープが供給リールから円滑に繰り出されなくなった状態で、供給リールが回転駆動されると、異方性導電テープの供給リールからすでに繰り出された部分が繰り出し方向に回転する供給リールに巻き取られてしまうことになる。つまり、供給リールから繰り出された異方性導電テープが供給リールに再び巻き取られる逆巻き現象が生じる。
異方性導電テープの逆巻き現象が生じると、供給リールから異方性導電テープを繰り出すことができなくなるから、装置を停止させて点検、修理しなければならないから、生産性の大幅な低下を招くことになる。
この発明は、供給リールに巻装されたテープ状部材がその粘着性の増大などによって円滑に繰り出されなくなったとき、逆巻き現象が生じる前にそのことを検出してテープ状部材を確実に繰り出すことができるにしたテープ状部材の供給装置及び供給方法を提供することにある。
この発明は、テープ状部材を供給する供給装置であって、
上記テープ状部材が巻装された供給リールと、
この供給リールから繰り出される上記テープ状部材を巻き取る巻き取りリールと、
上記供給リールから上記テープ状部材を繰り出す際にテープ状部材が繰り出されずにすでに繰り出された部分が上記供給リールに巻き取られようとしたときにそのことを検出する検出手段と、
この検出手段の検出に基いて上記テープ状部材が上記供給リールに巻き取られるのを阻止する張力を与える加圧手段と
を具備したことを特徴とするテープ状部材の供給装置にある。
上記検出手段は、上記供給リールから繰り出される上記テープ状部材によって所定方向に回転される回転盤と、この回転盤に対向して配置され上記テープ状部材が上記供給リールから繰り出されずに巻き取られようとしたときにそのことを上記回転盤の回転状態から検出するセンサとによって構成されていることが好ましい。
この発明は、テープ状部材を供給する供給方法であって、
供給リールから繰り出される上記テープ状部材を巻き取りリールによって巻き取る工程と、
上記供給リールから上記テープ状部材を繰り出す際にテープ状部材が繰り出されずにすでに繰り出された部分が上記供給リールに巻き取られようとしたときにそのことを検出する工程と、
上記検出に基いて上記テープ状部材が上記供給リールに巻き取られるのを阻止する張力を与える工程と
を具備したことを特徴とするテープ状部材の供給方法にある。
この発明によれば、テープ状部材が供給リールから繰り出されずに供給リールに巻き取られる逆巻き現象が生じる前に、そのことを検出して逆巻き現象が生じるのを防止することで、逆巻き現象によって装置が停止することがないようにしたテープ状部材の供給装置及び供給方法を提供するこができる。
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態を説明する。
図1はこの発明の一実施の形態に係るテープ状部材の供給装置としての貼着装置を示し、この貼着装置は基板ステージ5を備えている。この基板ステージ5はベース6を有し、このベース6の上面にX駆動源6a、Y駆動源6b及びθ駆動源6cによってX、Y及びθ方向に駆動されるテーブル7が設けられている。
上記テーブル7上には、液晶ディスプレイパネルからなる基板Wが供給されて真空吸着される。基板Wの上面の一側部には図3(b)に示すように複数の端子1aが所定間隔で形成された複数、この実施の形態では3つの端子部1が設けられている。
上記基板Wの端子部1が設けられた側部上面には、後述するように3つの端子部1にわたる長さに切断された、両面粘着性の異方性導電テープ2が図3(a)に示すように貼着されるようになっている。上記異方性導電テープ2は金属粒子が混入された熱硬化性樹脂からなる。そして、各端子部1には、TCPなどの電子部品3が異方性導電テープ2を介して貼着される。
図1に示すように、上記異方性導電テープ2は、この異方性導電テープ2とでテープ状部材4を構成する剥離テープ8に貼着されていて、供給リール9に巻装されている。テープ状部材4は異方性導電テープ2を下方に向けて上記供給リール9から繰り出され、一対のガイドローラ11にガイドされて巻き取りリール12に巻き取られる。それによって、テープ状部材4は一対のガイドローラ11にガイドされた部分が上記テーブル7に載置された上記基板Wの端子部1の上方に平行に対向して走行するようになっている。
上記テーブル7の上方にはヒータ13aを有する加圧部としての加圧ツール13が上下駆動機構14によって上下動可能に設けられている。上記テープ状部材4の異方性導電テープ2は、後述する切断ユニット23によって所定長さに切断され、その所定長さの切断部分2aが上記加圧ツール13の下方に後述するように位置決めされる。
異方性導電テープ2の切断部分2aが位置決めされると、上記加圧ツール13が下降して異方性導電テープ2の切断部分2aが上記基板Wの側辺部の端子部1が設けられた部分に仮圧着される。その後、上記剥離テープ8が図示しない離型ローラによって異方性導電テープ2から剥離され、その剥離テープ8だけが上記巻き取りリール12に巻き取られるようになっている。
上記テープ状部材4の搬送は送り装置20によって行なわれる。この送り装置20は剥離テープ8を挟持可能に形成されたチャック21を有する。このチャック21は図示しないガイド体によって回転不能にガイドされ、サーボモータなどの送り駆動源22bによって回転駆動される駆動ねじ22aによって直線駆動されるようになっている。
したがって、上記チャック21が剥離テープ8を挟持した状態で上記駆動ねじ22aを回転駆動し、このチャック21を図1に矢印Xで示す方向へ駆動すれば、上記剥離テープ8とともに異方性導電テープ2をX方向へ繰り出し、その切断部分2aを加圧ツール13の下方に位置決めできるようになっている。
上記供給リール9は繰り出し駆動源15(図4に示す)によって回転駆動されてテープ状部材4を繰り出すようになっており、上記巻き取りリール12は巻き取り駆動源16によって回転駆動されて剥離テープ8を巻き取るようになっている。上記繰り出し駆動源15、巻き取り駆動源16及び送り駆動源22bは制御装置18によって後述するように駆動が制御される。
上記異方性導電テープ2は基板Wよりも搬送方向上流側において、上記切断ユニット23によって所定の長さに切断される。この切断ユニット23は、カッタ24と剥離機構25から構成されている。
上記カッタ24は、テープ状部材4が供給リール9から繰り出されて水平に走行する部分の下方に先端を対向させて配置されていて、図示しない駆動機構によって上下方向に駆動可能となっている。上記剥離機構25は、上記カッタ24よりもテープ状部材4の走行方向下流側にテープ状部材4の下方に対向して配置されている。
搬送されるテープ状部材4の上面側には、上記カッタ24と剥離機構25とに対向して保持ブロック26が配設されている。この保持ブロック26には、剥離テープ8を介して上記異方性導電テープ2の上面を押圧する押し出し部材27がスライド可能に設けられている。この押し出し部材27は図示せぬシリンダなどによって所定のタイミングで押圧される。
上記押し出し部材27の下方には、テープ状部材4を介して剥離ヘッド28が対向して配置されている。この剥離ヘッド28はベース板29に取り付けられている。このベース板29には粘着テープ31が巻回された供給リール32が設けられ、この粘着テープ31は上記剥離ヘッド28の上面に沿って走行して巻取りリール33に巻き取られるようになっている。
上記ベース板29は図示しないシリンダによって上下駆動される。ベース板29が上昇方向に駆動されると、押し出し部材27によって異方性導電テープ2の一対の切断線2bによって切断された箇所が押し下げられる。上記切断線2bは、上記カッタ24が上昇方向に駆動され、異方性導電テープ2の上記保持ブロック26の下面に対向する部分に突き当たることで形成される。なお、そのとき剥離テープ8は切断されない。
それによって、異方性導電テープ2の上記カッタ24によって切断された部分2cが剥離ヘッド28の粘着テープ31に押し付けられるから、その部分2cが剥離テープ8から剥離される。つまり、異方性導電テープ2は、基板Wに貼着される所定長さの両端部分が上記カッタ24によって切断され、その切断部分2cが上記剥離機構25によって除去されてから、上記所定の長さに切断分離された部分2aが上記加圧ツール13によって基板Wの端子部1に貼着されることになる。
上記供給リール9と切断ユニット23との間には、上記供給リール9から繰り出されたテープ状部材4に空気圧によって張力を付与するエアダンサ35が設けられている。このエアダンサ35はダンサケース36を有する。このダンサケース36は一側面が開口した扁平な箱型状に形成されていて、その開口部36aを横に向けるとともに長手方向と交差する方向を上下方向に沿わせて配置されている。つまり、ダンサケース36は横向きに配置されている。
上記ダンサケース36の開口部36aと反対側の側面には吸引手段としての吸引ブロア37が設けられている。吸引ブロア37はダンサケース36内の気体を吸引して内部を負圧にする。
上記供給リール9から繰り出されたテープ状部材4は一対のガイドローラ38aにガイドされて上記ダンサケース36の開口部36aに対向して走行するようになっている。その状態で、上記吸引ブロア37を作動させてダンサケース36内を負圧すれば、上記テープ状部材4は上記吸引ブロア37の吸引力によってダンサケース36内に引き込まれて湾曲する。すなわち、テープ状部材4に吸引ブロア37の吸引力が作用することで、このテープ状部材4には上記吸引力に対応する張力が付与されることになる。
上記ダンサケース36の開口部36aには,このダンサケース36内に引き込まれるテープ状部材4をガイドして円滑に湾曲させる一対のガイドローラ38bが設けられている。さらに、開口部36aと対向する部位には、吸引ブロア37の吸引力によってテープ状部材4をダンサケース36内へ引き込むときに、テープ状部材4をダンサケース36内へ付勢する加圧気体を噴射する加圧手段としての加圧ノズル39が配置されている。
加圧ノズル39には開閉制御弁40を有する空気配管40aが接続されている。上記吸引ブロア37の発停と、上記開閉制御弁40の開閉は上記制御装置18によって制御される。
なお、上記ダンサケース36には、この内部に吸引されて引き込まれたテープ状部材4の引き込み量を検出する複数、たとえば第1乃至第5の検出センサ51〜55(図4に示す)ダンサケース36の開口部36a側から閉塞端側に向かって所定の間隔で順次設けられている。
第1乃至第5の検出センサ51〜55の検出信号はそれぞれ上記制御装置18に出力され、その検出信号に基づいて上記繰り出し駆動源15による供給リール9の回転速度が制御され、上記供給リール9からテープ状部材4が単位時間当たりに繰り出される長さが制御される。
それによって、ダンサケース36内に引き込まれるテープ状部材4の湾曲長さは、巻き取りリール12による巻き取り量の変化に係らず、ほぼ一定に維持されるようになっている。
図2(a),(b)に示すように、上記テープ状部材4をガイドする一対のガイドローラ38aの一方には、このガイドローラ38aを回転可能に支持したローラ軸41に、検出手段を構成する回転盤42が一体的に設けられている。この回転盤42には周方向に等間隔で複数の透孔43が形成されている。回転盤42の一側面には投光器44が設けられ、他側面には投光器44と対向して受光器45が設けられている。
上記投光器44から出力された光Lは回転盤42に形成された透孔43を介して上記受光器44によって検出され、その検出信号は上記制御装置18に入力される。上記送り装置20によってテープ状部材4を繰り出しているときに、上記回転盤42が一定の速度で回転していれば、上記受光器44が上記投光器44から出力された光Lを検出することで、上記制御装置18に出力される検出信号の周期は一定となる。つまり、テープ状部材4が円滑に繰り出されていれば、制御装置18には受光器44から一定の周期で検出信号が入力される。
しかしながら、テープ状部材4が後述するように供給リール9から円滑に繰り出されなくなると、上記回転盤42の回転速度が変化するから、受光器44が検出する検出信号の周期が変化する。それによって、制御装置18は上記ガイドローラ38aの回転が変化したこと、つまりテープ状部材4の送り速度に変化が生じたことを検出し、その検出信号を制御装置18に出力するようになっている。
なお、この実施の形態では、上記投光器44と受光器45は、上記回転盤42の回転状態からテープ状部材4の逆巻き現象を検出するセンサを構成している。
上記一対のガイドローラ38aの間には、テープ状部材4に上記供給リール9から繰り出される方向の張力を付与する加圧手段としてのたとえばソレノイド46が設けられている。このソレノイド46の可動軸47の先端には加圧ローラ48が回転可能に設けられている。
上記回転盤42の回転速度が変化してそのことを受光器45が検出し、その検出信号が制御装置18に出力されると、この制御装置18から上記ソレノイド46に駆動信号が出力され、その駆動信号によって上記可動軸47が突出方向に駆動される。それによって、テープ状部材4は、可動軸47の先端に設けられた加圧ローラ48によって加圧されるようになっている。
このような構成の貼着装置においては、繰り出し駆動源15、巻き取り駆動源16及び送り装置20が制御装置18によって同期して駆動されることで、供給リール9に巻装されたテープ状部材4が所定長さづつ繰り出され、その異方性導電テープ2が切断されて基板ステージ5に保持された基板Wの端部に貼着される。
供給リール9に巻装されたテープ状部材4は、経時劣化して異方性導電テープ4の粘着性が増大したり、残量検知テープによって巻き締まり状態にあるなどして、その部分の粘着度合が増加する。
テープ状部材4の粘着度合が増加すると、図5(a)にZで示す付着部分が生じ、供給リール9が同図に矢印で示す繰り出し方向に回転駆動されても、上記付着部分Zでテープ状部材4が剥がれず、その付着部分Zが図5(b)に示すように供給リール9の回転方向に移動する。それに伴って、テープ状部材4の繰り出し方向も同図に鎖線で示す方向から実線で示す方向に変化する。つまり、テープ状部材4が供給リール9から繰り出されなくなる。
このように、テープ状部材4が供給リール9から繰り出されなくなると、この供給リール9の回転によってテープ状部材4の既に繰り出されてダンサケース36内に吸引されている部分が引き出されて上記供給リール9に再度巻き取られる、逆巻き現象が生じる虞がある。
しかしながら、付着部分Zが剥がれない状態で、供給リール9が回転駆動されているにも係らず、テープ状部材4が繰り出されなくなると、テープ状部材4をガイドしたガイドローラ38aと一体的に設けられた回転盤42の回転速度が変化する。つまり、回転盤42はその回転が瞬間的に停止した後、すでに繰り出されたテープ状部材4が巻き取られる方向に走行し始めることで、回転方向が逆方向になる。
このように、回転盤42の回転速度(回転方向)が変化すると、受光器45が上記回転盤42に形成された透孔43を介して検出する光Lの周期も変化するから、そのことが受光器45から制御装置18に出力される。それによって、制御装置18はソレノイド46に駆動信号を出力する。
上記ソレノイド46は、制御装置18からの駆動信号によって図2(a)に実線で示す状態から鎖線で示すように可動軸47が突出する方向に駆動され、その先端に設けられた加圧ローラ48によってテープ状部材4の上記供給リール9から繰り出された部分を加圧する。
それによって、テープ状部材4は同図に実線で示す状態から鎖線で示すように変位させられるから、その変位量に応じた張力が発生し、その張力によって図5(a)から図5(b)に示す位置に変位した付着部分Zが剥がされる。
付着部分Zが剥がされれば、テープ状部材4は供給リール9から円滑に繰り出されることになるから、テープ状部材4の供給リール9から既に繰り出された部分が再び上記供給リール9に巻き取られるという、逆巻き現象が生じるのが防止される。つまり、テープ状部材4の繰り出し不良が発生するのが防止されるから、その繰り出し不良によって貼着装置を停止させて点検修理するという事態を招くことがない。
上記一実施の形態では逆巻き防止手段としてソレノイドを用いたが、ソレノイドに代わり、たとえばシリンダを用いるようにしてもよく、要はテープ状部材4の繰り出し不良が生じてそのことが検出されたならば、直ちに上記テープ状部材に張力を付与することができるものであればよい。
また、供給リールから繰り出されるテープ状部材に逆巻き現象が生じたか否かを、透孔が穿設された回転盤を挟んで配置された投光器と受光器からなるセンサによって検出するようにしたが、センサとしては投光器と受光器が一体化された投受光器を用いる一方、回転盤の一側面には光を反射する縞模様を回転盤の周方向に沿って所定間隔で設ける。そして、投受光器がその縞模様を検出する周期によってテープ状部材に逆巻き現象が生じたか否かを検出するようにしてもよい。
この発明の一実施の形態を示すテープ状部材の貼着装置の概略的構成図。 (a)は貼着装置のテープ状部材に張力を付与するソレノイドの部分の拡大図、(b)は回転盤を挟んで配置された投光器と受光器を示す側面図。 (a)はTCPが貼着された基板の説明図、(b)はTCPが貼着される前の基板の説明図。 貼着装置の制御系統を示すブロック図。 供給リールに生じたテープ状部材の貼着部分の説明図。
符号の説明
4…テープ状部材、9…供給リール、12…巻き取りリール、18…制御装置、44…投光器(検出手段)、45…受光器(検出手段)、46…ソレノイド(加圧手段)。

Claims (3)

  1. テープ状部材を供給する供給装置であって、
    上記テープ状部材が巻装された供給リールと、
    この供給リールから繰り出される上記テープ状部材を巻き取る巻き取りリールと、
    上記供給リールから上記テープ状部材を繰り出す際にテープ状部材が繰り出されずにすでに繰り出された部分が上記供給リールに巻き取られようとしたときにそのことを検出する検出手段と、
    この検出手段の検出に基いて上記テープ状部材が上記供給リールに巻き取られるのを阻止する張力を与える加圧手段と
    を具備したことを特徴とするテープ状部材の供給装置。
  2. 上記検出手段は、上記供給リールから繰り出される上記テープ状部材によって所定方向に回転される回転盤と、この回転盤に対向して配置され上記テープ状部材が上記供給リールから繰り出されずに巻き取られようとしたときにそのことを上記回転盤の回転状態から検出するセンサとによって構成されていることを特徴とする請求項1記載のテープ状部材の供給装置。
  3. テープ状部材を供給する供給方法であって、
    供給リールから繰り出される上記テープ状部材を巻き取りリールによって巻き取る工程と、
    上記供給リールから上記テープ状部材を繰り出す際にテープ状部材が繰り出されずにすでに繰り出された部分が上記供給リールに巻き取られようとしたときにそのことを検出する工程と、
    上記検出に基いて上記テープ状部材が上記供給リールに巻き取られるのを阻止する張力を与える工程と
    を具備したことを特徴とするテープ状部材の供給方法。
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