JP2008003379A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、受信した所定の信号が自身に対する信号であるか否かを区別するための手段を各無線タグに設ける必要がなく、各無線タグと無線通信を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本実施形態の複写機1は、互いに対応する第1の本体側アンテナ181と第1のタグ側アンテナ21a、及び互いに対応する第2の本体側アンテナ182と第2のタグ側アンテナ22aが、それぞれ異なる周波数帯域の電磁波に同調するアンテナ特性とされており、送受信部17からアンテナ部18に出力する送信信号(すなわち、情報の読み出し信号や情報の書き込み信号)の周波数を使い分けることで、送受信部17と第1の無線タグ21間、及び送受信部17と第2の無線タグ22間でそれぞれ個別に無線通信を行う構成とされている。
【選択図】図1
【解決手段】本実施形態の複写機1は、互いに対応する第1の本体側アンテナ181と第1のタグ側アンテナ21a、及び互いに対応する第2の本体側アンテナ182と第2のタグ側アンテナ22aが、それぞれ異なる周波数帯域の電磁波に同調するアンテナ特性とされており、送受信部17からアンテナ部18に出力する送信信号(すなわち、情報の読み出し信号や情報の書き込み信号)の周波数を使い分けることで、送受信部17と第1の無線タグ21間、及び送受信部17と第2の無線タグ22間でそれぞれ個別に無線通信を行う構成とされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線タグが搭載された複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
従来より、それぞれ異なる交換ユニットに備えられた第1の通信タグ及び第2の通信タグと、信号の送信処理を行う送信部と、信号の受信処理を行う受信部と、送信部及び受信部の制御を行う制御部と、その送信部とその受信部との間に、単一線状に接続された第1の本体側アンテナ及び第2の本体側アンテナと、第1の本体側アンテナ及び第2の本体側アンテナにそれぞれ対応付けられた第1の通信タグ及び第2の通信タグと、を有し、第1の本体側アンテナ及び第2の本体側アンテナから、第1の通信タグ及び第2の通信タグに向けて、第1の通信タグに対応する所定の信号又は第2の通信タグに対応する所定の信号を送信周波数にのせて、第1の本体側アンテナ及び第2の本体側アンテナから出力することで、第1の通信タグ及び第2の通信タグと無線通信を行う画像形成装置が開示・提案さえている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−164889号公報
確かに、特許文献1に開示された画像形成装置であれば、第1の通信タグ及び第2の通信タグと、送信部及び受信部との間で無線通信を行うことが可能である。
しかしながら、特許文献1に開示された画像形成装置では、第1の通信タグ及び第2の通信タグのそれぞれが、所定の信号を受信した際に、その受信した所定の信号が自身に対する信号であるか否かを区別するための手段を備える必要があると考えられる。そのため、第1の通信タグ及び第2の通信タグの構成をより簡素化できる余地があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、受信した所定の信号が自身に対する信号であるか否かを区別するための手段を各無線タグに設ける必要がなく、各無線タグと無線通信を行うことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、タグ側アンテナを有する無線タグが取り付けられた脱着自在な複数の交換部品と、前記無線タグと無線通信を行うアンテナ部を有する送受信部と、を備え、前記タグ側アンテナは、前記アンテナ部に対しそれぞれ異なる所定の周波数帯域の電磁波に同調するアンテナ特性を有し、前記送受信部は、前記無線タグのうちいずれかと無線通信を行う際には、その無線タグの前記タグ側アンテナが同調する電磁波の周波数帯域に対応する周波数の送信信号を、前記アンテナ部を介して前記タグ側アンテナに出力する構成とされている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記アンテナ部は、単一線状に連なった本体側アンテナの両端部が前記送受信部に電気的に接続されて構成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の画像形成装置において、前記送受信部は、前記タグ側アンテナが同調する電磁波の周波数帯域のうち、前記タグ側アンテナが受信する受信信号強度が最大となる周波数の送信信号を出力することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、送受信部からアンテナ部に出力する送信信号の周波数帯域を各無線タグに対して使い分けることで、送受信部と各無線タグ間との無線通信をそれぞれ個別に行うことが可能となる。これにより、送信信号が複数の無線タグの全てに対応する1種類でよいことになるため、受信した信号が自身に対する信号であるか否かを区別するための手段を各無線タグに設ける必要がなく、各無線タグの構成を簡素化することが可能となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の画像形成装置において、単一線状に連なった本体側アンテナの両端部を送受信部に電気的に接続してアンテナ部を構成することにより、複数の本体側アンテナを個別に送受信部に接続する必要がないため、アンテナ部の構造及びレイアウトをシンプルにすることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の画像形成装置において、送受信部は、タグ側アンテナが同調する電磁波の周波数帯域のうち、受信信号強度が最大となる周波数の送信信号を用いて無線通信を行うことにより、所定の無線タグとの無線通信を良好な感度で行うことができる。
以下では、本発明を複写機に適用した場合を例に挙げて説明を行う。図1は本発明に係る複写機の要部構成を示すブロック図であり、図2は本発明に係る複写機の要部構造を模式的に示す縦断面図である。なお、図1において、説明の便宜上、後述する交換部品のトナーコンテナ193及びクリーニング部197を画像形成部19が備えていないように記載されているが、実際には、トナーコンテナ193及びクリーニング部197は、画像形成部19に備えられる交換部品である。また、図2において、第1の本体側アンテナ181と第2の本体側アンテナ182の間を結ぶアンテナ線等を省略して記載している。
両図に示すように、本実施形態の複写機1は、装置全体の動作を制御する中央演算処理装置11(以下、CPU[Central Processing Unit]11と呼ぶ)と、各種制御プログラムやデータ等が格納され、ワーク領域としても用いられる記憶部12と、CPU11からの命令に基づいて所定の周波数に切り替えた所定の送信信号を、所定の出力値でアンテナ部18へ出力し、後述の第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22とRFID( [Radio Frequency Identification]無線自動識別)に基づいた無線通信を行う送受信部17と、送受信部17に電気的に接続され、送受信部17から入力された所定の周波数の送信信号を空間に所定の周波数の電磁波として放射し、所定の周波数の電磁波を捉えて送受信部17に受信信号を入力するアンテナ部18と、原稿を自動搬送する原稿搬送部13と、原稿搬送部13から搬送された原稿を取り込んで画像データを生成する原稿取込部14と、操作手段(テンキーやタッチパネルなど)と表示手段(液晶ディスプレイなど)から成る操作表示部15と、画像データに基づいて用紙へのトナー像の出力を行う画像形成部19、画像形成部19に給紙を行う給紙部16と、画像形成部19で得られたトナー像を用紙に定着させる定着部20と、を有して成る。
CPU11は、装置全体の動作を制御するほか、後ほど詳細に説明する送受信部17の通信制御を行う。
記憶部12は、CPU11が各種制御を実行する際にワーク領域として用いられるRAM[Random Access Memory]121と、CPU11が実行する各種制御プログラムや各種データ等が格納されたROM[Read Only Memory]122と、を有して成る。
送受信部17は、CPU11から入力される、第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22の各メモリ(不図示)への情報の書き込み命令、及び第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22の各メモリ(不図示)記憶にされている情報の読み出し命令に基づいて、それぞれ、情報の書き込み信号或いは情報の読み出し信号を生成するとともに、CPU11から入力される信号周波数設定命令に基づいて、アンテナ部18へ出力する情報の書き込み信号或いは情報の読み出し信号(すなわち、送信信号)の周波数を切り替え、その周波数の送信信号を所定の出力値でアンテナ部18へ出力し、第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22とRFIDに基づいた無線通信を行う。なお、情報の書き込み信号及び情報の読み出し信号のそれぞれは、第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22の両方に対応しており、それぞれ1種類である。
アンテナ部18は、それぞれアンテナ特性の異なるアンテナである第1の本体側アンテナ181及び第2の本体側アンテナ182が単一線状に連なったアンテナである。また、アンテナ部18は、その両端部が送受信部17に電気的に接続されている。また、第1の本体側アンテナ181は、第1の本体側アンテナ181から出力される電磁波が後述する第1の無線タグ21に到達し、RFIDに基づく無線通信が可能となる装置内部の位置に配置されている。また、第2の本体側アンテナ182は、第2の本体側アンテナ182から出力される電磁波が後述する第2の無線タグ22に到達し、RFIDに基づく無線通信が可能となる装置内部の位置に配置されている。
給紙部16は、画像形成部19への給紙元となる複数段(本実施形態では2段)の用紙収納部161a、161bと、各用紙収納部161a、161bから画像形成部19への共通した用紙搬送経路となる用紙搬送部162と、を有して成る。
画像形成部19は、図2に示すように、画像データに基づいてトナー像がドラム表面に形成される潜像担持体の感光体ドラム191と、感光体ドラム191の表面を所定の電位に均一に帯電させる帯電器195と、画像データに基づいてレーザ光を照射して静電潜像を感光体ドラム191の表面に形成する露光ユニット194と、感光体ドラム191の表面の静電潜像からトナー像を感光体ドラム191の表面に形成する現像器192と、現像器192に供給されるトナーが格納された脱着自在な交換部品であるトナーコンテナ193と、感光体ドラム191の表面に形成されたトナー像を搬送されてきた用紙に静電的に転写する転写ローラ198と、感光体ドラム191の表面に残留したトナーを除去する脱着自在な交換部品であるクリーニング部197と、感光体ドラム191の表面の除電を行う除電器196と、を有して成る。
トナーコンテナ193は、図2に示すように、現像器192にトナーを補給することが可能な装着位置に装着されている。そして、トナーコンテナ193は、トナーが無くなると、ユーザにより取り外され、トナーが格納された新たなトナーコンテナ193が図2に示すその装着位置に装着される。
また、トナーコンテナ193には、第1の本体側アンテナ181から出力される電磁波の周波数に同調し、第1の本体側アンテナ181を介して送受信部17との間でRFIDに基づく無線通信を行う第1の無線タグ21が、取り付けられている。
また、第1の無線タグ21は、図1に示すように、第1の本体側アンテナ181から出力される電磁波の周波数に同調するアンテナ特性を有するアンテナである第1のタグ側アンテナ21aと、電気的にデータの書き込み消去可能な不揮発性のメモリ(不図示)、及びそのメモリの制御や第1の本体側アンテナ181との間の電磁波を用いた無線通信の制御を行う制御部(不図示)などを有した第1のタグ回路部21bと、を備えている。第1のタグ回路部21bのメモリは、トナーコンテナ193に関係する情報(例えば、製造番号、トナーの色、トナーの初期充填量、トナーの残量、トナーの使用開始日時、トナーの使用期限など)などを記憶する。
クリーニング部197は、図2に示すように、感光体ドラム191の表面に残留したトナーを除去することが可能な装着位置に装着されている。そして、クリーニング部197は、予め設定された使用時間が経過したとき、あるいは、故障したときに、ユーザやサービスマンによって取り外され、新たなクリーニング部197が図2に示すその装着位置に装着される。
また、クリーニング部197には、第2の本体側アンテナ182から出力される電磁波の周波数に同調し、第2の本体側アンテナ182を介して送受信部17との間でRFIDに基づく無線通信を行う第2の無線タグ22が取り付けられている。
また、第2の無線タグ22は、図1に示すように、第2の本体側アンテナ182から出力される電磁波の周波数に同調するアンテナ特性を有するアンテナである第2のタグ側アンテナ22aと、電気的にデータの書き込み消去可能な不揮発性のメモリ(不図示)、及びメモリの制御や第2の本体側アンテナ182と電磁波を用いた無線通信の制御を行う制御部(不図示)などを有した第2のタグ回路部22bと、を備えている。第2のタグ回路部22bのメモリは、クリーニング部197に関する情報(例えば、製造番号、使用開始日時、使用上限時間など)などを記憶する。
次に、上記構成から成る複写機1における原稿複写動作について説明する。なお、図2の矢印付き破線は、用紙の搬送経路を示す。本実施形態の複写機1における原稿複写動作では、まず原稿搬送部13から原稿取込部14に原稿が搬送されると、原稿取込部14による該原稿の取り込みが行われ、画像データの生成が行われる。生成された画像データは、一旦記憶部12に格納された後、再び読み出されて画像形成部19に送出される。続いて、画像形成部19では、画像形成処理が開始され、帯電器195により所定の電位に均一に帯電された感光体ドラム191の表面に、画像データに基づいて露光ユニット194によって静電潜像が作られる。続いて、現像器192によりこの静電潜像からトナー像が感光体ドラム191の表面に形成される。感光体ドラム191の表面に形成されたトナー像は、転写ローラ198により給紙部16から搬送された用紙に転写される。
その後、未定着トナー画像を担持した用紙は、定着部20へと送られ、定着部20で加熱および加圧されてトナー像が用紙に定着されて排紙される。
次に、第1の本体側アンテナ181及び第2の本体側アンテナ182のアンテナ特性、及び第1のタグ側アンテナ21a及び第2のタグ側アンテナ22aのアンテナ特性について説明を行う。図3は、第1の本体側アンテナ181及び第2の本体側アンテナ182のアンテナ特性の一例を示すグラフである。図4は、第1のタグ側アンテナ21a及び第2のタグ側アンテナ22aのアンテナ特性の一例を示すグラフである。なお、図3に示すグラフについて、横軸は、周波数f[kHz]、縦軸は、電磁界強度Va[dB]を表す。図4に示すグラフについて、横軸は、周波数f[kHz]、縦軸は、信号強度Vb[V]である。
まず、第1の本体側アンテナ181及び第2の本体側アンテナ182のアンテナ特性について説明を行う。図3に示すように、第1の本体側アンテナ181において、送受信部17からアンテナ部18に出力される送信信号(後述する情報の読み取り信号或いは情報の書き込み信号)の周波数帯域が、約85〜105[kHz]のとき、第1の本体側アンテナ181から電磁界が出力されることが分かる。また、第1の本体側アンテナ181において、送受信部17からアンテナ部18に出力される送信信号の周波数が95[kHz]のとき、第1の本体側アンテナ181から出力される電磁界の強度が最大となることが分かる。
一方、第2の本体側アンテナ182において、送受信部17からアンテナ部18に出力される送信信号の周波数帯域が、約125〜145[kHz]のとき、第2の本体側アンテナ182から電磁界が出力されることが分かる。また、第2の本体側アンテナ182において、送受信部17からアンテナ部18に出力される送信信号の周波数が135[kHz]のとき、第2の本体側アンテナ182より出力される電磁界の強度が最大となることが分かる。
続いて、第1のタグ側アンテナ21a及び第2のタグ側アンテナ22aのアンテナ特性について説明を行う。図4に示すように、第1のタグ側アンテナ21aが受信する(すなわち、第1の本体側アンテナ181から出力される)電磁波の周波数帯域が、約85〜105[kHz]のとき、第1のタグ側アンテナ21aから第1のタグ回路部21bに信号が入力されることが分かる。また、第1のタグ側アンテナ21aが受信する(すなわち、第1の本体側アンテナ181から出力される)電磁波の周波数が95[kHz]のとき、第1のタグ側アンテナ21aから第1のタグ回路部21bに入力される信号強度が最大になることが分かる。
一方、第2のタグ側アンテナ22aが受信する(すなわち、第2の本体側アンテナ182から出力される)電磁波の周波数帯域が、約125〜145[kHz]のとき、第2のタグ側アンテナ22aから第2のタグ回路部22bに信号が入力されることが分かる。また、第2のタグ側アンテナ22aが受信する(すなわち、第2の本体側アンテナ182から出力される)電磁波の周波数が135[kHz]のとき、第2のタグ側アンテナ22aから第2のタグ回路部22bに入力される信号強度が最大になることが分かる。
従って、互いに対応する第1の本体側アンテナ181と第1のタグ側アンテナ21aは、周波数帯域が約85〜105[kHz]の電磁波に同調することが分かる。また、互いに対応する第2の本体側アンテナ182と第2のタグ側アンテナ22aは、周波数帯域が約約125〜145[kHz]の電磁波に同調することが分かる。
次に、本実施形態の複写機1における送受信部17と、第1及び第2の無線タグ21、22と、のRFIDに基づく無線通信の動作について、図1〜図4を参照して以下に説明を行う。
まず、本実施形態の複写機1における送受信部17と第1の無線タグ21との間の無線通信について説明を行う。CPU10が第1の無線タグ21に記憶された情報を読み出す場合には、CPU10は、情報の読み出し命令、及び送受信部17からアンテナ部18に出力される情報の読み出し信号の周波数を95[kHz]とする信号周波数設定命令を送受信部17に送出する。そして、これらの命令を受信した送受信部17は、情報の読み出し命令に基づいて、RFIDに対応する情報の読み出し信号を生成した後、信号周波数設定命令に基づいて、その情報の読み出し信号の周波数を95[kHz]に切り替えて、周波数95[kHz]の情報の読み出し信号を所定の出力でアンテナ部18に出力する。
そして、第1の本体側アンテナ181から情報の読み出し信号を含む電磁波が出力される。このとき、図3に示すように、送受信部17からアンテナ部18に送出される送信信号(すなわち、情報の読み出し信号)の周波数が95[kHz]のとき、第1の本体側アンテナ181から出力される電磁界強度が最大となることから、第1の本体側アンテナ181と第1のタグ側アンテナ21aが同調し、送受信部17と第1のタグ回路部21bとの無線通信が可能となる。
一方、図3に示すように、第2の本体側アンテナ182から出力される電磁波強度は、送受信部17からアンテナ部18に送出される送信信号(すなわち、情報の読み出し信号)の周波数が95[kHz]のとき、第1の本体側アンテナ181の比較において、極小であり、かつ、図4に示すように、第2のタグ側アンテナ22aもこの周波数では受信感度が低いことになるため、第2の本体側アンテナ182と第2のタグ側アンテナ22aが同調せず、送受信部17と第2のタグ回路部22bとの無線通信が不可能となる。
そして、第1のタグ側アンテナ21aは、情報の読み出し信号を含む電磁波を捉えて、情報の読み出し信号を第1のタグ回路部21bに入力する。情報の読み出し信号が入力された第1のタグ回路部21bは、メモリに記憶された情報を読み出し、その読み出した情報の信号を第1のタグ側アンテナ21aを介して第1の本体側アンテナ181に向けて送出する。
そして、送受信部17は、第1の本体側アンテナ181を介して、第1のタグ回路部21bから送出された情報の信号を受信し、RFIDに基づく情報の信号に変換した後に、CPU10に送出する。
次に、CPU10が第1の無線タグ21に情報を書き込む場合には、CPU10は、情報、情報の書き込み命令、及び送受信部17からアンテナ部18に出力される情報の書き込み信号の周波数を95[kHz]とする信号周波数設定命令を送受信部17に送出する。そして、これらの命令を受信した送受信部17は、情報の書き込み命令に基づいて、RFIDに対応する情報の書き込み信号を生成した後、信号周波数設定命令に基づいて、その情報の書き込み信号の周波数を95[kHz]に切り替えて、周波数95[kHz]の情報の書き込み信号を所定の出力でアンテナ部18へ送出する。なお、情報の書き込み信号は、第1の無線タグ21に書き込むための情報を含んでいる。
そして、第1の本体側アンテナ181から情報の書き込み信号を含む電磁波が出力される。このとき、前述したように、図3に示すように、送受信部17からアンテナ部18に出力される送信信号(すなわち、情報の書き込み信号)の周波数が95[kHz]のとき、第1の本体側アンテナ181から出力される電磁界の強度が最大となることから、第1の本体側アンテナ181と第1のタグ側アンテナ21aが同調し、送受信部17と第1のタグ回路部21bとの無線通信が可能となる。
一方、図3に示すように、第2の本体側アンテナ182から出力される電磁波強度は、送受信部17からアンテナ部18に出力される送信信号(すなわち、情報の書き込み信号)の周波数が95[kHz]のとき、第1の本体側アンテナ181の比較において、極小であり、かつ、図4に示すように、第2のタグ側アンテナ22aもこの周波数では受信感度が低いことになるため、第2の本体側アンテナ182と第2のタグ側アンテナ22aが同調せず、送受信部17と第2のタグ回路部22bとの無線通信が不可能となる。
そして、第1のタグ側アンテナ21aは、情報の書き込み信号を含む電磁波を捉えて、情報の書き込み信号を第1のタグ回路部21bに入力する。情報の書き込み信号が入力された第1のタグ回路部21bは、情報の書き込み信号に含まれる情報をメモリに記憶する。
次に、本実施形態の複写機1における送受信部17と第2の無線タグ22との間の無線通信について説明を行う。CPU10が第2の無線タグ22に記憶された情報を読み出す場合には、CPU10は、情報の読み出し命令、及び送受信部17からアンテナ部18に出力される情報の読み出し信号の周波数を135[kHz]とする信号周波数設定命令を送受信部17に送出する。そして、これらの命令を受信した送受信部17は、情報の読み出し命令に基づいて、RFIDに対応する情報の読み出し信号を生成した後、信号周波数設定命令に基づいて、その情報の読み出し信号の周波数を135[kHz]に切り替えて、周波数135[kHz]の情報の読み出し信号を所定の出力でアンテナ部18に出力する。
そして、第2の本体側アンテナ182から情報の読み出し信号を含む電磁波が出力される。このとき、図3に示すように、送受信部17からアンテナ部18に出力される送信信号(すなわち、情報の読み出し信号)の周波数が135[kHz]のとき、第2の本体側アンテナ182から出力される電磁界強度が最大となることから、第2の本体側アンテナ182と第2のタグ側アンテナ22aが同調し、送受信部17と第2のタグ回路部22bとの無線通信が可能となる。
一方、図3に示すように、第1の本体側アンテナ181から出力される電磁波強度は、送受信部17からアンテナ部18に出力される送信信号(すなわち、情報の読み出し信号の周波数が135[kHz]のとき、第2の本体側アンテナ182との比較において、極小であり、かつ、図4に示すように、第1のタグ側アンテナ21aもこの周波数では受信感度が低いことになるため、第1の本体側アンテナ181と第1のタグ側アンテナ21aが同調せず、送受信部17と第1のタグ回路部21bとの無線通信が不可能となる。
そして、第2のタグ側アンテナ22aは、情報の読み出し信号を含む電磁波を捉えて、情報の読み出し信号を第2のタグ回路部22bに入力する。情報の読み出し信号が入力された第2のタグ回路部22bは、メモリに記憶された情報を読み出し、その読み出した情報の信号を第2のタグ側アンテナ22aを介して第2の本体側アンテナ182に向けて送出する。
そして、送受信部17は、第2の本体側アンテナ182を介して、第2のタグ回路部22bから送出された情報の信号を受信し、RFIDに基づく情報の信号に変換した後に、CPU10に送出する。
次に、CPU10が第2の無線タグ22に情報を書き込む場合には、CPU10は、情報、情報の書き込み命令、及び送受信部17からアンテナ部18に出力される情報の書き込み信号の周波数を135[kHz]とする信号周波数設定命令を送受信部17に送出する。そして、これらの命令を受信した送受信部17は、情報の書き込み命令に基づいて、RFIDに対応する情報の書き込み信号を生成した後、信号周波数設定命令に基づいて、その情報の書き込み信号の周波数を135[kHz]に切り替えて、周波数135[kHz]の情報の書き込み信号を所定の出力でアンテナ部18に出力する。なお、情報の書き込み信号は、第2の無線タグ22に書き込むための情報を含んでいる。
そして、第2の本体側アンテナ182から情報の書き込み信号を含む電磁波が出力される。このとき、前述したように、図3に示すように、送受信部17からアンテナ部18に送出される送信信号(すなわち、情報の書き込み信号)の周波数が135[kHz]のとき、第2の本体側アンテナ182から出力される電磁界強度が最大となることから、第2の本体側アンテナ182と第2のタグ側アンテナ22aが同調し、送受信部17と第2のタグ回路部22bとの無線通信が可能となる。
一方、図3に示すように、第1の本体側アンテナ181から出力される電磁波強度は、送受信部17からアンテナ部18に送出される送信信号(すなわち、情報の書き込み信号)の周波数が135[kHz]のとき、第2の本体側アンテナ182との比較において、極小であり、かつ、図4に示すように、第1のタグ側アンテナ21aもこの周波数では受信感度が低いことになるため、第1の本体側アンテナ181と第1のタグ側アンテナ21aが同調せず、送受信部17と第1のタグ回路部21bとの無線通信が不可能となる。
そして、第2のタグ側アンテナ22aは、情報の書き込み信号を含む電磁波を捉えて、情報の書き込み信号を第2のタグ回路部22bに入力する。情報の書き込み信号が入力された第2のタグ回路部22bは、情報の書き込み信号に含まれる情報をメモリに記憶する。
上記で説明したように、本実施形態の複写機1では、互いに対応する第1の本体側アンテナ181と第1のタグ側アンテナ21a、及び互いに対応する第2の本体側アンテナ182と第2のタグ側アンテナ22aが、それぞれ異なる周波数帯域の電磁波に同調するアンテナ特性とされており、送受信部17からアンテナ部18に出力する送信信号(すなわち、情報の読み出し信号や情報の書き込み信号)の周波数を使い分けることで、送受信部17と第1の無線タグ21間、送受信部17と第2の無線タグ22間でそれぞれ個別にRFIDに基づく無線通信を行うことが可能な構成とされている。
従って、本実施形態の複写機1であれば、送受信部17と、第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22間との無線通信がそれぞれ個別に行われるため、送信信号が第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22の全てに対応する1種類でよいこと(すなわち、情報の読み出し信号や情報の書き込み信号のそれぞれが、第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22の全てに対応する1種類でよいこと)になるため、受信した所定の信号が自身に対する信号であるか否かを区別するための手段を、第1のタグ回路部21b及び第2の回路部22bに設ける必要がない。これにより、第1のタグ回路部21b及び第2の回路部22bの構成を簡素化することが可能となる。また、それぞれアンテナ特性の異なる第1の本体側アンテナ181及び第2の本体側アンテナ182が単一線状に連なったアンテナ部18が送受信部17に電気的に接続されているため、各本体側アンテナが個別に送受信部17に電気的に接続される場合よりも、装置本体内における本体側アンテナのレイアウトをシンプルにすることが可能である。
なお、上記の実施形態では、第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22を備えた交換部品として、それぞれトナーコンテナ193及びクリーニング部197を例に挙げて説明を行ったが、トナーコンテナ193及びクリーニング部197に限定される必要はなく、装置本体と着脱自在な交換部品であればよい。
また、上記の実施形態では、アンテナ部18が第1の本体側アンテナ181及び第2の本体側アンテナ182を有し、それらに対応して各交換部品に第1の無線タグ21及び第2の無線タグ22が備えられた構成を例に挙げて説明を行ったが、これに限定される必要はなく、アンテナ部18が複数の本体側アンテナを有し、その複数の本体側アンテナに対応して各交換部品に無線タグが備えられてもよい。
また、上記の実施形態では、RFIDに基づいた無線通信を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、その他の無線通信規格にも広く適用することが可能である。
また、本発明の構成は、上記実施形態のほか、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、複写機の他にも、プリンタやファクシミリなどの画像形成装置全般に広く適用することが可能である。
1 複写機
11 中央演算処理装置(CPU)
12 記憶部
121 RAM
122 ROM
13 原稿搬送部
14 原稿取込部
15 操作表示部
16 給紙部
161a、161b 用紙収納部
162 用紙搬送部
17 送受信部
18 アンテナ部
181 第1の本体側アンテナ
182 第2の本体側アンテナ
19 画像形成部
191 感光体ドラム
192 現像器
193 トナーコンテナ
194 露光ユニット
195 帯電器
196 除電器
197 クリーニング部
198 転写ローラ
20 定着部
21 第1の無線タグ
21a 第1のタグ側アンテナ
21b 第1のタグ回路部
22 第2の無線タグ
22a 第2のタグ側アンテナ
22b 第2のタグ回路部
11 中央演算処理装置(CPU)
12 記憶部
121 RAM
122 ROM
13 原稿搬送部
14 原稿取込部
15 操作表示部
16 給紙部
161a、161b 用紙収納部
162 用紙搬送部
17 送受信部
18 アンテナ部
181 第1の本体側アンテナ
182 第2の本体側アンテナ
19 画像形成部
191 感光体ドラム
192 現像器
193 トナーコンテナ
194 露光ユニット
195 帯電器
196 除電器
197 クリーニング部
198 転写ローラ
20 定着部
21 第1の無線タグ
21a 第1のタグ側アンテナ
21b 第1のタグ回路部
22 第2の無線タグ
22a 第2のタグ側アンテナ
22b 第2のタグ回路部
Claims (3)
- タグ側アンテナを有する無線タグが取り付けられた脱着自在な複数の交換部品と、前記無線タグと無線通信を行うアンテナ部を有する送受信部と、を備えた画像形成装置において、
前記タグ側アンテナは、前記アンテナ部に対しそれぞれ異なる所定の周波数帯域の電磁波に同調するアンテナ特性を有し、
前記送受信部は、前記無線タグのうちいずれかと無線通信を行う際には、その無線タグの前記タグ側アンテナが同調する電磁波の周波数帯域に対応する周波数の送信信号を、前記アンテナ部を介して前記タグ側アンテナに出力することを特徴とする画像形成装置。 - 前記アンテナ部は、単一線状に連なった本体側アンテナの両端部が前記送受信部に電気的に接続されて構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記送受信部は、前記タグ側アンテナが同調する電磁波の周波数帯域のうち、前記タグ側アンテナが受信する受信信号強度が最大となる周波数の送信信号を出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006173911A JP2008003379A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006173911A JP2008003379A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008003379A true JP2008003379A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39007805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006173911A Pending JP2008003379A (ja) | 2006-06-23 | 2006-06-23 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008003379A (ja) |
-
2006
- 2006-06-23 JP JP2006173911A patent/JP2008003379A/ja active Pending
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