JP2003208076A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JP2003208076A JP2002009106A JP2002009106A JP2003208076A JP 2003208076 A JP2003208076 A JP 2003208076A JP 2002009106 A JP2002009106 A JP 2002009106A JP 2002009106 A JP2002009106 A JP 2002009106A JP 2003208076 A JP2003208076 A JP 2003208076A
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Tomoyuki Okada
知幸 岡田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】現像器ユニットの不揮発性メモリに対する読み
書きの安定性・信頼性を向上させると共に、電磁波の不
要輻射を減少させる。 【解決手段】現像器14には不揮発メモリ101が取り
付けられており、画像形成部20に設けられた通信部と
無線通信により接続されている。オペレータが現像器チ
ェックスイッチ201を押すと、その無線通信を介して
不揮発メモリ101からデータが読み出され、トナー残
量等の情報が操作パネル200に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばトナーカー
トリッジなどの消耗品や寿命により交換される交換部品
等を使用する電子写真装置あるいは静電記録装置などの
画像形成装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーなどの消耗品を使用して画
像を形成する画像形成装置には、不足したトナーを補充
する際には、トナーを格納する現像ユニット等の交換ユ
ニットごと交換するタイプのものがある。このような交
換ユニットを使用する装置では、装置はトナーの残量検
知などを行って交換時期をユーザに報知する。ユーザは
その報知をきっかけとして交換ユニットを新たなものと
交換する。ユーザが新たな交換ユニットを準備するため
に、トナーの残量検知は、トナーが無くなったときより
も、トナーがすべて無くなって印字ができなくなる前に
行う方が望ましい。さらに理想的には、消耗品の使用量
(または残量)が常に報知されていれば、ユーザは交換
時期だけではなく消耗品の使用状態を的確に把握でき
る。そのため、例えば、ユーザは、大量の文書を印字し
ようとする場合に、消耗品が十分に新しく文書すべてを
印刷しきれるだけの残量があるか否かを判断することが
できる。このように交換ユニットの使用状態は的確に把
握できることが望ましい。
【0003】しかしながら、消耗品のような交換ユニッ
トは画像形成装置本体と別のユニット構成である。例え
ば、他の画像形成装置で使用した現像ユニットを別の画
像形成装置に装着した場合、その現像ユニットがどの程
度使用されたものかを判断するのは難しい。そこで現像
ユニット等の交換ユニットに不揮発メモリを搭載し、こ
の不揮発メモリにその交換ユニットの使用量または残量
を累積記録する方式が提案されている。この方式では、
交換ユニットを使用する画像形成装置は、交換ユニット
の不揮発メモリ内の情報を読み出すことで交換ユニット
の状態を正しく把握することができ、その使用状態をユ
ーザに正確に報知することができる。そのため、ある装
置で使用中の交換ユニットを別の装置に流用した場合、
その装置でも交換ユニットの使用状況を正確に把握でき
る。
【0004】このような不揮発性メモリを備えた交換ユ
ニットを用いるために、交換ユニットと画像形成装置本
体との接続を、交換ユニット装着時に、交換ユニットと
画像形成装置本体とをそれぞれに設けたコネクタにより
接続することで実現する技術がある。その場合、そのコ
ネクタとしては、一般のハーネス用コネクタではなく、
着脱時に容易に抜差しされる勘合部材付きのドロアコネ
クタを使用することが多い。勘合部には交換ユニット着
脱時の交換ユニットと装置本体の公差による位置ずれを
吸収するガイド部材が形成されており、一般のハーネス
用コネクタよりもコストが高いものとなっている。
【0005】また、このドロアコネクタによる接続は接
触式であるため、例えば装置本体内部のトナー粉塵や外
部から侵入する埃などによって接触不良を起すことがあ
り、コネクタ接点の信頼性に問題がある。そのためコネ
クタ接点は、コネクタの挿抜時に接点がセルフクリーニ
ングされる摺動接点で構成される必要がある。
【0006】このように接触式のコネクタを用いた場合
には信頼性に課題があった。そこで装置本体と交換ユニ
ットの不揮発メモリとの接続を非接触式で実現すべく、
近年FeRAMなどの強誘電体不揮発メモリを用いた非接触
通信が可能なメモリシステムの応用が考案されている。
このメモリシステムは送信回路および受信回路にて構成
され、一般に送信回路からキャリアと呼ばれる搬送波に
データを重畳してキャリアで不揮発メモリの電力を供給
するとともにデータを送受信するシステムである。送信
回路はアンテナで構成され不揮発メモリ側にもアンテナ
が構成されている。装置本体の送信側アンテナを前述の
キャリアで駆動して、非接触で対向する交換ユニット側
のメモリユニットのアンテナを電磁波によって電磁誘導
することでメモリユニットに電力を供給する。このメモ
リシステムを用いることで、接触式の欠点であったコネ
クタ接点の信頼性に関してその問題を解消することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の非接触方式は電
磁波により接続する方式であるため電磁波を放射する。
したがって装置本体内に電磁波の源が存在することとな
るため、他の電子回路に対する影響等を防止するために
は、より微弱な電磁波にて通信を実現して不要輻射電波
を出さない設計が必要である。
【0008】しかしながら、交換ユニットの交換中に、
不揮発メモリの読み取りなどの不揮発メモリに対するア
クセスを行うと、交換ユニット着脱時の振動などによっ
て通信の安定性が損なわれ、信頼性に問題が発生する場
合があり得る。さらに、常にポーリング状態で交換ユニ
ットの不揮発メモリの有無を装置本体によって監視して
いると、常に電磁波が放出されることとなり、不必要に
不要輻射電波が発生してしまうという問題がある。
【0009】本発明は上記従来例に鑑みて成されたもの
で、ユーザの意思に応じて交換ユニットに備えられた不
揮発性メモリからのデータ読み出しを許すことで、不揮
発性メモリとの間の通信の安定性・信頼性を向上させる
と共に、電磁波の不要輻射を効果的に減少させることの
できる画像形成装置及びその制御方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、ユーザが操作可能な操作パネルまたは
スイッチを設け、ユーザが交換ユニットをセットした状
態で、交換ユニットのインストール状態を確認する操作
を行う構成の画像形成装置を提案する。例えばユーザが
操作パネルの「カートリッジチェック」メニューを選択
した場合にのみ画像形成装置は交換ユニットの不揮発メ
モリにアクセスを行うものである。
【0011】そのために本発明は次のような構成を備え
る。
【0012】無線通信可能な記憶手段を有する着脱可能
な交換ユニットを装着する画像形成部と、前記交換ユニ
ットが装着された状態で前記記憶手段と無線通信可能な
通信手段と、操作者により操作される入力手段と、前記
入力手段による操作に応じて、前記通信手段を介して前
記記憶手段にアクセスする制御手段とを備える。
【0013】更に好ましくは、前記交換ユニットは現像
材を保持する交換ユニットであり、前記記憶手段には当
該記憶手段が有された交換ユニットが保持する現像材の
残量に関する現像材情報が記憶されており、前記制御手
段は、前記現像材情報を前記入力手段による操作に応じ
て前記記憶手段から読み出す。
【0014】更に好ましくは、前記交換ユニットは現像
材を保持する交換ユニットであり、前記制御手段は、前
記交換ユニットに関する情報を前記入力手段による操作
に応じて前記記憶手段に書き込む。
【0015】更に好ましくは、情報を出力する出力手段
を更に備え、該出力手段は、前記制御手段により読み出
された前記現像材情報に基づく現像材の残量に関する情
報を出力する。
【0016】更に好ましくは、前記交換ユニットは、複
数の色成分毎に前記画像形成部に装着される。
【0017】更に好ましくは、前記記憶手段には当該記
憶手段が有された交換ユニットが保持する現像材の色に
関する色情報が記憶されており、前記制御手段は、前記
色情報を前記入力手段による操作に応じて前記記憶手段
から読み出し、当該交換ユニットが適当に装着されるい
るか否かを判定する。
【0018】更に好ましくは、前記画像形成部は、発光
素子と、発光素子駆動部を有する露光部と、印字情報に
基づき変調された前記発光素子からの光ビームによって
感光されて静電潜像を形成する像担持体と、現像材収容
部と、前記像担持体に現像された画像を転写材に転写す
る転写部とを更に有し、前記像担持体上の静電潜像に現
像剤を付着させて電子写真方式により画像を形成する。
【0019】更に好ましくは、前記入力手段は操作パネ
ルまたはキースイッチである。
【0020】更に好ましくは、前記入力手段は、ホスト
コンピュータに接続されたインターフェース部である。
【0021】更に好ましくは、前記記憶手段は不揮発性
のメモリである。
【0022】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下に本発明を
適用した画像形成装置の例として、フルカラープリンタ
に本発明を適用した例を示す。本実施形態では複数の同
じ機能のユニットが存在するため、図面の参照番号にお
いては符号a、b、c、dをつけて示す。ただし、各ユニッ
トを特に区別しない場合には、符号を除いた参照番号の
みで示す場合もある。
【0023】図8は画像形成装置1000の制御ブロック図
である。画像形成装置1000において、CPU812は、ROM813
あるいはRAM819に記憶された制御プログラム等に基づい
てシステムバス815に接続される各種のデバイスとのア
クセスを統括的に制御し、I/F部16を介して接続される
画像形成部20に出力情報としての画像信号を出力する。
CPU812は双方向I/F821を介してホストコンピュータや画
像スキャナ等との通信処理が可能となっている。RAM819
はCPU812の主メモリ、ワークエリア等として機能するRA
Mである。入力部818は双方向インターフェース821を介
してデータを入力する。メモリコントローラ(MC)820
は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォ
ントデータ、ユーザファイル、編集ファイル等を記憶す
るハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)等の
外部メモリ814とのアクセスを制御する。操作パネル200
は、表示パネルやキースイッチを含んでおり、オペレー
タへの情報の提供や、オペレータからの指示の入力を行
わせる。
【0024】<タンデムタイプの画像形成機構>図2は
タンデムタイプの画像形成装置内部に備えられた画像形
成部20の概略構成図である。タンデムタイプの画像形成
装置は、黒(Bk),イエロー(Y),マゼンタ(M),シ
アン(C)の各色成分についての画像形成部によって構
成される。
【0025】画像形成部において、感光体ドラム(像担
持体)18a−18dは有機感光体やアモルファスシリコン感
光体でできている。感光体ドラム18a−18dはその回転過
程で帯電ローラ等の帯電装置16a-16dで所定の極性・電
位の一様な帯電処理を受ける。
【0026】スキャナユニット11a-11dは不図示の画像
読み取り装置等の画像信号発生ユニットからの目的画像
情報の画像信号に対応して変調されたレーザ光13a-13d
を出力し、不図示の光学レンズ系を介して不図示の偏向
ミラーによって感光体ドラム18a−18dに走査露光するこ
とで感光体ドラム面に静電潜像が形成される。
【0027】図3は上記画像形成部の各スキャナユニッ
ト11の構成図である。図に基づいてスキャナユニット
の動作について説明する。画像信号に基づいて変調され
たレーザ駆動信号によって半導体レーザ31が発光し、レ
ーザ光はコリーメータレンズ32、シリンドリカルレンズ
33によってビーム形状に整形される。一方、定常回転す
るスキャナモータ35によってポリゴンミラー34が回転し
ており、ポリゴンミラー面によって反射したレーザビー
ムは扇状に走査される。さらにレーザビームは球面レン
ズ36、Fθレンズ37、偏向ミラー38などの光学レンズ群
によって整形されるとともに感光体ドラム面を等速に走
査する。
【0028】ポリゴンミラー35によって反射されたレー
ザビームは、主走査領域外に配置された反射鏡40により
反射されて水平同期信号検出器39に導かれる。水平同期
信号検出器39は一般にフォトダイオードおよび増幅器に
よって構成され、走査されるレーザビームを検知し、主
走査方向の同期信号を発生する。
【0029】さらに図2を説明する。現像器14a-14d
は、それぞれ内部にYMCKそれぞれの現像剤(トナ
ー)を格納し、一般にトナーの帯電および搬送を目的と
するトナー搬送機構を有する。レーザビームの走査によ
って表面に静電潜像が形成された感光体ドラム18a−18d
を現像ローラ17に接触または近接させると、表面の静電
状態に応じてトナーが付着することでトナー画像として
可視化される。カセット22は用紙等の転写材29を格納す
る。カセット22から給紙ローラにて供給された転写材
は、転写材を保持、搬送する搬送ベルト20によって、画
像形成部において感光体ドラム18a−18dと転写器19との
間を搬送される。このとき前述の現像プロセスにおいて
現像された感光体ドラム18a−18d上のトナー画像は順次
転写器19a-19dによって転写材29に転写される。4色の
画像形成部を順次通過することで4色の現像剤が記録材
に多重転写される。この転写プロセスで転写されなかっ
た感光体ドラム18a−18d上の残留トナーはクリーニング
ブレードなどによるクリーニング装置15a-15dによって
除去回収される。
【0030】定着器23は一般に複数の対向するローラに
よって構成され、ローラ内部または外部にヒータ等の加
熱部を有する。また定着器23はローラ近傍に温度検出器
を備えてCPUなどによって温度をモニタしてヒータの加
熱量を制御することで所定の温度になるよう制御されて
いる。前述の転写プロセスにおいてトナーが転写された
転写材29は定着器23により加熱加圧され溶融定着され
る。この後、定着済みの転写材29は排紙機構を搬送され
て画像形成装置から排紙され印字が完了する。
【0031】<現像器の構成>図4に、図2の画像形成
部20で用いられる現像器14の構成を示す。現像器14は現
像ローラ17とともにひとつの交換ユニットを構成してい
る。この現像器14a-14dは内部のトナーが消耗すると交
換されるユニットである。このユニットの上方手前の面
に不揮発性メモリユニット101が取り付けられている。
画像形成装置本体には通信部103が備えられ、メモリユ
ニット101に対向する位置にアンテナ部102が配置されて
いる。このアンテナ部102によって現像器14のメモリ101
に格納されたデータ、例えばトナー消費量または残量な
どの情報を表すデータを画像形成装置本体が得ることが
できる。
【0032】<通信部の構成>図7を用いて通信部103
の詳細を説明する。
【0033】通信部103において、メモリユニット101
a、101b、101c、101dは、それぞれ交換ユニットである
現像器14a-14dに取り付けられており不揮発メモリを内
蔵している。アンテナ部102a、102b、102c、102dは、そ
れぞれ現像器14a-14dが画像形成装置本体にセットされ
た状態でメモリユニット101a、101b、101c、101dと対向
する位置に取り付けられている。アンテナ部101a-101d
はインダクタにて構成され、メモリユニットとの間で信
号を送受信する。増幅回路104a、104b、104c、104dは送
信回路において送信信号を増幅する。アナログスイッチ
106は送信信号を各ユニット間で切替えるためのスイッ
チである。アナログスイッチ107は受信信号を各ユニッ
ト間で切替えるスイッチである。アナログスイッチ106
及び107の選択信号は共通の信号select0,1であり、同期
して動作する。通信IC105は、信号の送受信処理を行
う。
【0034】この構成において、通信IC105は不図示のC
PUまたはロジックICから指定された情報を基にメモリユ
ニット101a-101dと通信を行う機能を有する。通信IC105
はメモリユニット101a-101dに電力を供給するための搬
送波(キャリア)にCPUまたはロジックICが指定するメ
モリユニットのアドレスおよびデータを重畳し送信信号
を生成する。送信信号はアナログスイッチ106によって
送信回路に接続されている。アナログスイッチ106はFET
で構成され、デコーダ機能を内蔵したマルチプレクサ式
の汎用ICを使用している。このアナログスイッチはマル
チプレクサ式以外の通常のアナログスイッチでも構成可
能である。またデコーダは外部に構成することによって
も同様の機能が実現できる。また本実施形態では2回路
のマルチプレクサが1パッケージに入ったデュアルタイ
プの汎用アナログスイッチを使用することで送受信を1
つのICで実現している。アナログスイッチ106で切替え
られた送信信号は増幅回路104a-104dで約30Vの振幅幅を
持つ送信信号に増幅される。ここで図5を用いて増幅回
路104を説明する。
【0035】入力信号はコンデンサ501でカップリング
され、バイアスを与えられたトランジスタ502のベース
に接続されている。このトランジスタ502は周波数特性
のよい高周波増幅用が望ましい。トランジスタ502は入
力信号によってコレクタに接続されたインダクタ503を
駆動し信号の振幅を増幅する。このように増幅された信
号は出力段のカップリングコンデンサ504を介してDC成
分がカットされ、AC成分の振幅信号となって出力され
る。本実施形態によれば送信部のエミッタ抵抗505を変
えることで送信振幅を変化させることができる。つまり
出力を調整することが可能となっている。このように送
信回路を調整できるため、送信回路の部品ばらつきによ
る出力ばらつきを調整によって揃えることが可能であ
る。従って部品ばらつきがあっても電波法規制を遵守す
ることが容易に実現でき、また不要輻射電波を必要以上
に放射しない出力にすることが可能である。
【0036】図7に戻って説明する。増幅された送信信
号はインダクタで構成されたアンテナ部102a-102dを駆
動し電磁波が発生する。発生した電磁波はメモリユニッ
ト101a-101dへ電力を供給するとともに重畳されたデー
タを送信するものである。メモリユニット101a-101dは
送信データに基づいて受信信号を返す。受信信号は同ア
ンテナ部102a-102dによって受信され、アナログスイッ
チ107を介して受信回路108によって受信される。また、
送信信号がデータの書き込みを行うためのものであれ
ば、メモリユニットは与えられたデータを指定されたア
ドレスに書き込む。
【0037】図6に受信回路108の例を示す。受信信号
はコンパレータ601の非反転入力に入力される。一方コ
ンパレータの反転入力には所定の基準電圧が入力されて
いる。そして受信信号はコンパレータ601により基準電
圧と比較されて検知される。受信信号からは通信IC105
によって受信データが取り出され、不図示のCPUまたは
ロジックICによりその受信データが読み出される。この
ようにして、交換ユニットの不揮発メモリに対して非接
触で読み書きできる画像形成装置を実現する。
【0038】<メモリの読み出し>次に図1を用いて、
メモリユニット101へアクセスする例を説明する。図1
は、図2の画像形成部20を備えた画像形成装置の要部を
表した透視図である。操作パネル200にはキースイッチ2
01と表示パネルとが備えられている。キースイッチに
は、メモリユニットからデータを読み出す指示(「現像
器チェック」)を与えるためのキースイッチあるいはキ
ースイッチのシーケンスが割り当てられている。現像器
交換ドア203は交換ユニットである現像器を交換するた
めのドアである。
【0039】メモリユニット101と通信する場合には前
述のように電磁波による通信を行う。これは微弱な電波
によって実現されている。しかしながらメモリユニット
101の情報を画像形成装置本体が読み取る場合、ユーザ
の交換中にメモリユニット101との通信を行うと、着脱
時の振動などによって通信の安定性および信頼性に問題
がある。電磁波が不安定であるとメモリユニット101が
不安定になるとともに、正常な読み書きができず、最悪
の場合にはメモリユニット101のデータが破壊されてし
まうことがある。従って、ユーザの交換中は前記現像器
交換ドア203の状態をモニタしてドアが開いている状態
では通信を実行しないようにするのが一般的である。そ
うするとドアが開いている場合は通信できないシステム
となってしまう。
【0040】そこで本実施形態では、操作パネル200か
らユーザが「現像器チェック」を選択することにより、
ドアが開いている状態でも通信を実行する。ドアが開い
ている状態で挿入された現像器14a-14dにアクセスする
ことができれば、例えばユーザが現像器の色を間違えて
違うポジションにインストールしても現像器チェックに
より間違いをユーザに報知できるシステムとなる。つま
り現像器交換ドア203を閉めずとも、ユーザは正しくイ
ンストールできたかどうかを確認することが可能となり
ユーザビリティを向上させることができる。また、ユー
ザに操作パネルのキー操作をさせることで現像器着脱中
であるか否かを判断する必要はなくなる。従ってメモリ
ユニット101と通信を行っても着脱時の振動に伴う通信
不良の心配がない。
【0041】またドアが開いている状態では、ユーザの
現像器交換がいつ行われるかわからないため、常にメモ
リユニット101の状態をモニタしていなければならな
い。このときメモリユニット101との通信は電磁波通信
であるため不必要に電波を輻射するデメリットがあっ
た。本発明により必要時のみ現像器14a-14dのメモリユ
ニット101と通信を行うため不要な電磁波を発生するこ
とのないシステムが実現する。
【0042】<メモリアクセス手順の一例>図9に「現
像器チェック」が指示された場合のCPU812による処理手
順を示す。まず、最初の現像器をYMCK中から選択する
(ステップS901)。もちろんあらかじめきめられた
ものでよい。次に選択した現像器のメモリユニットから
必要な(指定したアドレスから)データを読みだし、そ
れをRAM819に格納する(ステップS902)。読み出さ
れるデータが表す情報には、トナーの残量の他、その現
像器の色や製造番号、型番号、使用された装置の履歴
(例えばプリント枚数)等の情報が含まれていても良
い。現像器の色の情報は、前述の通りセットされた現像
器が、その色に応じた所定位置にセットされたか否かの
判定に用いられる。また、製造番号や型番号により、画
像形成装置に適合する現像器であるか否かのチェックを
行うことができる。
【0043】次にすべての現像器についてデータの読出
しが終了したか判定する(ステップS903)。終了し
ていなければ次の現像器を選択し(ステップS90
4)、ステップS902において、新たに選択した現像
器についてデータの読出しを行う。
【0044】すべての現像器についてデータの読出しを
終了していれば、得られたデータに基づいて、現像器の
状態を操作パネルに表示する(ステップS905)。な
お、ユーザに報知する方法は表示に限られない。音声で
報知する方法もあるし、画像形成装置がコンピュータに
接続されている場合には、そのコンピュータに対して現
像器の状態をデータ化して送信する方法もある。
【0045】以上のようにして、現像器に取り付けられ
たメモリからデータを読み出す。
【0046】図10は現像器に取り付けられたメモリに
トナー消費量を示すデータを書き込む手順の一例を示す
図である。この手順もCPU812によって実行され
る。実行のタイミングは、例えば1ページの印刷を完了
した後や、1ジョブを完了した後など、適当がタイミン
グが選ばれる。
【0047】まず、トナー消費量を各現像器のユニット
について計算する(ステップS1001)。この計算
は、例えば、画像データを印刷する際に2値化処理を行
った後、各色成分についてドットを示すビット数を積算
することで、そのドット数をトナー消費量に換算して実
現できる。あるいは、画像形成部の半導体レーザに入力
される画像信号のパルス幅を積算し、その値をトナー消
費量に換算しても実現できる。あるいは、現像器内のト
ナー量検出装置からの信号からトナーの消費量に換算し
ても実現できる。
【0048】次に最初の現像器を選択する(ステップS
1002)。選択した現像器のメモリユニットに、ステ
ップS1001で計算した、選択した現像器に対応する
色成分のトナー消費量を書き込む(ステップS100
3)。そして、すべての現像器について書き込みが終了
しているか判定し(ステップS1004)、終了してい
なければ次の現像器を選択して(ステップS100
5)、ステップS1003によりデータの書き込みを行
う。
【0049】このようにして、トナーが消費される都
度、現像器のメモリ101の有するトナ消費量のデータを
更新する。印刷の直前或いは直後の適切なタイミングを
選択してデータを更新することで、現像器の交換中にデ
ータが更新されてしまう事態を防止できる。
【0050】以上のような構成及び制御により、ユーザ
の操作に従って交換ユニットである現像器の不揮発メモ
リにアクセスすることができる。ユーザの指示に従うこ
とで、画像形成装置本体の不揮発メモリ通信部と現像器
の不揮発メモリとは一定の位置関係に保持されているこ
とが期待できるため、従来の課題であった通信の安定性
および信頼性に問題がないシステムを実現できる。
【0051】さらに、ユーザ操作のときのみ不揮発メモ
リにアクセスするという限定がされるため、常に交換ユ
ニットの不揮発メモリをポーリング状態でモニタする必
要がなくなる。その結果交換ユニットの交換時において
不要輻射電波の発生がない。
【0052】なお、本実施形態ではフルカラー画像形成
装置を説明したが、モノクロームの画像形成装置であっ
ても本発明を適用できる。その場合、現像器の数がひと
つになり、読みだし及び書き込み対象のメモリがひとつ
になるだけで、制御手順は本質的に同一である。
【0053】また、本実施形態ではトナー消費量を不揮
発性メモリに書き込む制御を説明したが、不揮発性メモ
リに書き込むデータとしては、トナー消費量に限られ
ず、製造番号、色情報、装置の使用履歴情報(例えばプ
リント枚数)などを書き込んでも良い。
【0054】また、消耗品として現像ユニットを取り上
げているが、交換可能な部品であれば、その部品に無線
通信可能なメモリを取り付けておき、装置本体を、その
メモリにアクセス可能に構成しておくことで、どのよう
な部品であっても本発明を適用できる。
【0055】また、装置本体も画像形成装置に限られ
ず、あらかじめ交換が予定されている部品や消耗品を使
用する装置について本発明を適用することが可能であ
る。
【0056】また、例えばドア203がいったん開けられ
てから再び閉じられた場合に、それをマイクロスイッチ
等により検知して現像器のメモリからデータを読みだ
し、オペレータに対して情報を提示するように構成する
こともできる。この場合、現像器交換中にユーザの誤操
作によりメモリにアクセスする自体を防止できる。この
構成では、ドア203の開閉操作をユーザが意図的に行う
ことで、現像器の交換時でなくとも、所望の時期に画像
形成装置により現像器からデータを読み出させることが
可能となる。
【0057】[第2実施形態]以下に本発明を適用した
画像形成装置の第2の実施形態を示す。なお本実施形態
の画像形成装置も図2乃至図10と同様の構成を有する
ためにそれらの詳細説明は省く。
【0058】図11に第2の実施形態の画像形成装置を
示す。
【0059】図11においては、画像形成装置の操作パ
ネル200とは独立して、現像器チェック用のスイッチ204
が設けられている。現像器交換ドア203は交換ユニット
である現像器を交換するときに開けられるドアである。
【0060】メモリユニット101と通信する場合には前
述のように電磁波による通信を行う。これは微弱な電波
によって実現されている。しかしながらメモリユニット
101の情報を画像形成装置本体が読取る場合、ユーザの
交換中にメモリユニット101との通信を行うと、着脱時
の振動などによって通信の安定性および信頼性に問題が
ある。電磁波が不安定であるとメモリユニット101が不
安定になるとともに、正常な読み書きができず、最悪の
場合にはメモリユニット101のデータが破壊されてしま
うことがある。従って、ユーザの交換中は前記現像器交
換ドア203の状態をモニタしてドアが開いている状態で
は通信を実行しないようにするのが一般的である。従っ
て、ドアが開いている場合は通信できないシステムとな
ってしまう。
【0061】そこで本実施形態では、現像器チェックス
イッチ204からユーザが現像器チェックを操作、指示す
ることにより、ドアが開いている状態で通信を実行する
制御を行う。現像器チェックスイッチ204は、現像器交
換ドア203の近傍に設けられていることが望ましい。現
像器交換ドア203が開いている状態で挿入された現像器1
4a-14dにアクセスすることができれば、例えばユーザが
現像器の色を間違えて違うポジションにインストールし
ても現像器チェックにより間違いをユーザに報知できる
システムとなる。つまり現像器交換ドア203を閉めずと
も、ユーザは正しくインストールできたかどうかを確認
することが可能となりユーザビリティが向上させること
ができる。ユーザが現像器チェックスイッチ204を操作
することで現像器着脱中でないこと判断できる。従って
メモリユニット101と通信を行っても着脱時の振動に伴
う通信不良の心配がない。
【0062】また現像器交換ドア203が開いている状態
では、ユーザの現像器交換がいつ行われるかわからない
ため、常にメモリユニット101の状態をモニタしていな
ければならない。このときメモリユニット101との通信
は電磁波通信であるため不必要に電波を輻射するデメリ
ットがあった。本発明により必要時のみ現像器14a-14d
のメモリユニット101と通信を行うため不要な電磁波を
発生することのないシステムが実現する。
【0063】以上の構成により、第1実施形態と同様の
効果を奏するほか、現像器チェックスイッチ204の操作
性が向上する。また、保守性向上のために装置内部に表
示パネルを有する画像形成装置において、その表示パネ
ル近傍に現像器チェックスイッチ204を配置し、現像器
のメモリからデータを読み出した結果をその表示パネル
に表示させることで、保守作業途中の現像器のチェック
が容易になる。
【0064】なお、上記の第1実施形態および第2実施
形態において、メモリユニット101との通信を指示す
る方法として操作パネルやキースイッチを用いる方法を
説明したが、これに限定されるものではなく、図示して
はいないがユーザがプリンタに接続されているホストコ
ンピュータ等の外部装置から通信を指示することも可能
である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、操
作者の操作に従って交換ユニットの記憶手段にアクセス
するために、交換ユニットの記憶手段と通信手段とは一
定の位置関係に保持されており、通信の安定性および信
頼性を向上することができる。
【0066】さらに操作に応じて記憶手段にアクセスす
るため、常に交換ユニットの記憶手段を監視する必要が
なくなり、不要輻射電波の発生を抑制できる。
【0067】また、交換ユニットが現像材を保持し、そ
の記憶手段には交換ユニットが保持する現像材の残量に
関する現像材情報を記憶することで、現像材情報を、操
作者の操作に応じて読み出すことができる。
【0068】また、出力手段から、読み出した情報を表
示することで、操作者に効果的に報知することができ
る。
【0069】また、交換ユニットは、複数の色成分毎に
構成されることで、各色成分について現像材残量情報を
読み出すことができる。
【0070】また、記憶手段には交換ユニットが保持す
る現像材の色に関する色情報を記憶することで、交換ユ
ニットが適当に装着されているか否かを判定することが
できる。
【0071】また、操作者が操作パネルまたはキースイ
ッチから操作することで、操作性が向上する。
【0072】また、操作者がホストコンピュータから操
作することで、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の画像形成装置の説明図
【図2】 画像形成部の断面図
【図3】 画像形成部のスキャナユニットの斜視図
【図4】 現像器とメモリユニットの構成説明図
【図5】 増幅回路部の構成図
【図6】 受信回路部の構成図
【図7】 通信部の構成図
【図8】 本発明実施例2の画像形成装置の説明図
【図9】 メモリからのデータ読み出し手順のフローチ
ャート
【図10】 メモリへのデータ書き込み手順のフローチ
ャート
【図11】 第2実施形態の画像形成装置の説明図
【符号の説明】
11a-11d スキャナユニット 13 レーザ光13 14a-14d 現像器 15 クリーニング装置 17 現像ローラ 18a−18d 感光体ドラム(像担持体) 20 搬送ベルト 22 カセット 23 定着器 29 転写材 31 半導体レーザ 32 コリーメータレンズ 33 シリンドリカルレンズ 34 ポリゴンミラー 35 スキャナモータ 36 球面レンズ 37 Fθレンズ 38 偏向ミラー 39 水平同期信号検出器 101 メモリユニット 102 アンテナ部102 103 通信部 104 増幅回路 105 通信IC 106 アナログスイッチ 107 アナログスイッチ 108 受信回路 200 操作パネル 201 キースイッチ 203 現像器交換ドア 204 現像器チェックスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ06 AR01 CG15 HK08 HV14 HV26 2H027 DA27 DA42 DA45 DD02 DD05 DE07 EB06 EE08 GA12 GA31 GB03 HB02 HB05 HB13 HB17 JA20 ZA08 ZA09 2H071 BA03 BA13 BA20 BA33 DA08 EA18 2H077 AA01 DA15 DA22 DA32 DA57 DA78 GA04 GA13

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信可能な記憶手段を有する着脱可
    能な交換ユニットを装着する画像形成部と、 前記交換ユニットが装着された状態で前記記憶手段と無
    線通信可能な通信手段と、 操作者により操作される入力手段と、 前記入力手段による操作に応じて、前記通信手段を介し
    て前記記憶手段にアクセスする制御手段とを備えること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記交換ユニットは現像材を保持する交
    換ユニットであり、前記記憶手段には当該記憶手段が有
    された交換ユニットに関する情報が記憶されており、前
    記制御手段は、前記情報を前記入力手段による操作に応
    じて前記記憶手段から読み出すことを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記交換ユニットは現像材を保持する交
    換ユニットであり、前記制御手段は、前記交換ユニット
    に関する情報を前記入力手段による操作に応じて前記記
    憶手段に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 情報を出力する出力手段を更に備え、該
    出力手段は、前記制御手段により読み出された前記交換
    ユニットに関する情報を出力することを特徴とする請求
    項2に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記交換ユニットは、複数の色成分毎に
    前記画像形成部に装着されることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段には当該記憶手段が有され
    た交換ユニットが保持する現像材の色に関する色情報が
    記憶されており、前記制御手段は、前記色情報を前記入
    力手段による操作に応じて前記記憶手段から読み出し、
    当該交換ユニットが適当に装着されているか否かを判定
    することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成部は、発光素子と、発光素
    子駆動部を有する露光部と、印字情報に基づき変調され
    た前記発光素子からの光ビームによって感光されて静電
    潜像を形成する像担持体と、現像材収容部と、前記像担
    持体に現像された画像を転写材に転写する転写部とを更
    に有し、前記像担持体上の静電潜像に現像剤を付着させ
    て電子写真方式により画像を形成することを特徴とする
    請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段は操作パネルまたはキース
    イッチであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれ
    か1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記入力手段は、ホストコンピュータに
    接続されたインターフェース部であることを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記記憶手段は不揮発性のメモリであ
    ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記
    載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 無線通信可能な記憶手段を有する着脱
    可能な交換ユニットを装着する画像形成部と、前記交換
    ユニットが装着された状態で前記記憶手段と無線通信可
    能な通信手段と、操作者により操作される入力手段とを
    備えた画像形成装置の制御方法であって、 前記入力手段による操作に応じて、前記通信手段を介し
    て前記記憶手段にアクセスする制御工程を備えることを
    特徴とする画像形成装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記交換ユニットは現像材を保持する
    交換ユニットであり、前記記憶手段には当該記憶手段が
    有された交換ユニットに関する情報が記憶されており、
    前記制御工程では、前記情報を前記入力手段による操作
    に応じて前記記憶手段から読み出すことを特徴とする請
    求項11に記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記交換ユニットは現像材を保持する
    交換ユニットであり、前記制御工程は、前記交換ユニッ
    トに関する情報を前記入力手段による操作に応じて前記
    記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項11に記載
    の画像形成装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記画像形成装置は情報を出力する出
    力手段を更に備えており、前記制御工程では、読み出し
    た前記交換ユニットに関する情報を前記出力手段により
    出力させることを特徴とする請求項12に記載の画像形
    成装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記交換ユニットは、複数の色成分毎
    に前記画像形成部に装着され、前記記憶手段には当該記
    憶手段が有された交換ユニットが保持する現像材の色に
    関する色情報が記憶されており、前記制御工程では、前
    記色情報を前記入力手段による操作に応じて前記記憶手
    段から読み出し、当該交換ユニットが適当に装着されて
    いるか否かを判定することを特徴とする請求項12に記
    載の画像形成装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 無線通信可能な記憶手段を有する着脱
    可能な交換ユニットを装着する画像形成部と、前記交換
    ユニットが装着された状態で前記記憶手段と無線通信可
    能な通信手段と、操作者により操作される入力手段とを
    備えた画像形成装置をコンピュータにより制御するため
    のコンピュータプログラムであって、 コンピュータにより、前記入力手段による操作に応じ
    て、前記通信手段を介して前記記憶手段にアクセスする
    ための制御工程を実行させることを特徴とするコンピュ
    ータプログラム。
  17. 【請求項17】 前記画像形成装置は情報を出力する出
    力手段を更に備えており、前記制御工程では、読み出し
    た前記交換ユニットに関する情報を前記出力手段により
    出力させることを特徴とする請求項16に記載のコンピ
    ュータプログラム。
  18. 【請求項18】 前記交換ユニットは、複数の色成分毎
    に前記画像形成部に装着され、前記記憶手段には当該記
    憶手段が有された交換ユニットが保持する現像材の色に
    関する色情報が記憶されており、前記制御工程では、前
    記色情報を前記入力手段による操作に応じて前記記憶手
    段から読み出し、当該交換ユニットが適当に装着されて
    いるか否かを判定することを特徴とする請求項16に記
    載のコンピュータプログラム。
  19. 【請求項19】 請求項16乃至18のいずれか1項に
    記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴と
    するコンピュータ可読記録媒体。
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