JP2008003122A - 反射防止フィルム - Google Patents

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栄一 東川
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Abstract

【課題】 本発明における課題は、帯電防止層、低屈折率層をこの順に積層し、優れた帯電防止機能、反射防止機能を有し、かつ反射光の色味を低減し、色ムラの発生を抑えた反射防止フィルムを提供するものである。
【解決手段】 本発明は、透明基材の少なくとも片面に、少なくとも帯電防止層、低屈折率層をこの順で積層した反射防止フィルムであって、低屈折率層表面での表面抵抗値が1×1010(Ω/cm)以下であり、さらに、L色度系における反射色相が0≦a≦3かつ−3≦b≦3であることを特徴とする反射防止フィルムである。また、前記帯電防止層は導電剤およびバインダーマトリックスからなり、該バインダーマトリックスは有機珪素化合物からなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学特性、特に反射光の色味出現の防止、帯電防止特性および生産性に優れ、例えば、LCD、PDP、CRT、プロジェクションディスプレイ、ELディスプレイ等のディスプレイの表示画面に適用される、反射防止フィルムに関する。
一般にディスプレイは、室内外での使用を問わず、外光などが入射する環境下で使用される。この外光等の入射光は、ディスプレイ表面等において正反射され、それによる反射像が表示画像と混合することにより、画面表示品質を低下させてしまう。そのため、ディスプレイ表面等に反射防止機能を付与することは必須であり、反射防止機能の高性能化、反射防止機能以外の機能の複合化が求められている。
一般に反射防止機能は、透明基材上に金属酸化物等の透明薄膜からなる多層膜を形成することで得られる。これらの多層膜は、化学蒸着(CVD)法や、物理蒸着(PVD)法により形成することが可能だが、蒸着による形成方法は生産性が低く、大量生産に適していないという問題を抱えている。一方、多層膜の形成方法として、大面積化、連続生産、低コスト化が可能であるウェットコーティング法による反射防止膜の生産が注目されている。
また、これらの反射防止多層膜は、その表面が比較的柔軟であることから、表面硬度を付与するために、一般にアクリル多官能化合物の重合体からなるハードコート層を設け、その上に反射防止多層膜を形成するという手法が用いられている。このハードコート層はアクリル樹脂の特性により、高い表面硬度、光沢性、透明性、耐擦傷性を有するが、絶縁性が高いために帯電しやすく、ハードコート層を設けた製品表面への埃等の付着による汚れや、ディスプレイ製造工程において、帯電することにより障害が発生するといった問題を抱えていた。
そこで、帯電防止機能を付与するため、ハードコート層に導電剤を添加する方式や、基材とハードコート層の間、もしくは、ハードコート層と反射防止層の間に帯電防止層を設ける手法がなされている。しかし、前者の方法では、良好な導電性を発現させるために、多量の導電剤を添加する必要があり、その結果、ハードコート層の光線透過率および強度が低下してしまうといった問題が発生した。また、後者の方法では、一般に屈折率の高い帯電防止層を層間に積層しなければならず、それによる色味の発生や、色ムラの発生が問題であった。
一般的に導電剤は、イオン伝導機構である界面活性剤、電子伝導機構を有する金属酸化物等が知られているが、良好な導電性を出現させるためには、電子伝導性を有する金属酸化物を使用することが好ましく、さらに良好な導電性を得るために、帯電防止層中の金属酸化物存在比を高くする必要がある。
しかし、帯電防止剤として金属酸化物を含有した帯電防止層は、一般に屈折率が高く(1.7前後)、透明基材に帯電防止層、低屈折率層(屈折率1.4前後)をこの順に積層させ、帯電防止層、低屈折率層の層厚を光学膜厚nd=138nm前後に設定すると、両者の層の屈折率差により、反射率波形がV字になり、可視光領域における短波長、および長波長領域において反射率が高くなり、反射色として、青、赤色が強く出現してしまう。一方、帯電防止層の層厚を光学膜厚nd=275nm前後とすることにより、短波長、長波長領域における反射率の上昇を、相対的に防ぐことができるが、可視光波長の中心領域に反射率の極大が生じ、反射色として緑色が強く出現してしまう。
特開2006−16447号公報
本発明は、帯電防止層、低屈折率層をこの順に積層し、優れた帯電防止機能、反射防止機能を有し、かつ反射光の色味を低減し、色ムラの発生を抑えた反射防止フィルムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、透明基材の少なくとも片面に、少なくとも帯電防止層、低屈折率層をこの順で積層した反射防止フィルムであって、低屈折率層表面での表面抵抗値が1×1010(Ω/cm)以下であり、さらに、L色度系における反射色相が0≦a≦3かつ−3≦b≦3であることを特徴とする反射防止フィルムである。これにより、反射色としての赤色、青色の出現を抑え、反射色が無色に極めて近く、さらに良好な帯電防止性能を有する反射防止フィルムを得ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記帯電防止層は導電剤およびバインダーマトリックスからなり、該バインダーマトリックスは化学式(1)で示される有機珪素化合物、化学式(2)で示される有機珪素化合物、化学式(1)で示される有機珪素化合物の重合体、および化学式(2)で示される有機珪素化合物の重合体から選ばれる1種または2種以上の混合物からなることを特徴とする請求項1に記載の反射防止フィルムである。
Si(OR) (1)
R’mSi(OR)4−m (2)
(ただし、R、R’はアルキル基。mは置換数であり、1≦m≦4、mは自然数。)
前記バインダーマトリックスが上述の有機珪素化合物からなることにより、バインダーマトリックスの屈折率を下げることができ、バインダーマトリックスの屈折率を小さくすることにより、帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差を小さくすることが可能となり、反射色相を無色に近づけることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、前記帯電防止層と、該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が、5%以下であることを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の反射防止フィルムである。反射色としての赤色、青色の強い発現は、帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差により発生するが、帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が5%以下であることにより、L色度系における反射色相を0≦a≦3かつ−3≦b≦3とすることができる。
請求項4に記載の発明は、前記帯電防止層と、該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が、2%以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の反射防止フィルムである。帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が2%以下であることにより、反射色相をさらに無色に近づけることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、前記帯電防止層の光学膜厚が、nd=200〜300nmであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の反射防止フィルムである。nd=200〜300nmとすることにより、反射率曲線をU字とし、反射色相を無色に近づけることができる。
請求項6に記載の発明は、前記帯電防止層の光学膜厚が、nd=225〜275nmであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の反射防止フィルムである。反射色相をさらに無色に近づけるためには、帯電防止層の光学膜厚はnd=225〜275nmの範囲であることがより好ましい。
請求項7に記載の発明は、前記低屈折率層の屈折率が、光の波長550nmにおいて、1.33〜1.40であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の反射防止フィルムである。1.33〜1.40の範囲内であることにより、可視光波長における反射率を低くすることができ、後述する平均視感反射率(Y)をY≦1.3%とすることができる。
請求項8に記載の発明は、前記低屈折率層の光学膜厚が、nd=100〜150nmであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の反射防止フィルムである。nd=100〜150nmの範囲内であることにより、可視光波長における反射率の極小を一つ、つまり、凸部のない反射率曲線にすることができ、安定な状態で反射色相を無色に近づけることができる。
請求項9に記載の発明は、平均視感反射率(Y)がY≦1.3%であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の反射防止フィルムである。平均視感反射率(Y)は、反射防止機能の出現による反射率の低下を示すものであり、平均視感反射率(Y)の値が小さいほど視認性が良くなる。従来の反射防止フィルムでは、Yが1.3%以下であると反射色が出現してしまうが、本発明の反射防止フィルムは、Yが1.3%以下においても反射色相が0≦a≦3かつ−3≦b≦3であり、反射防止機能と反射光の色味の低減とを同時に満たすことができた。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とする偏光板であり、本発明の反射防止フィルムを有することにより、良好な帯電防止性能を有し、かつ、反射光の色味を低減し、色ムラの発生を抑えた偏光板を得ることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とするディスプレイ部材であり、本発明の反射防止フィルムを有することにより、優れた画面表示品質を得ることができる。
請求項1に記載の発明は、透明基材の少なくとも片面に、少なくとも帯電防止層、低屈折率層をこの順で積層した反射防止フィルムであって、低屈折率層表面での表面抵抗値が1×1010(Ω/cm)以下であり、さらに、L色度系における反射色相が0≦a≦3かつ−3≦b≦3であることを特徴とする反射防止フィルムである。これにより、反射色としての赤色、青色の出現を抑え、反射色が無色に極めて近く、さらに良好な帯電防止性能を有する反射防止フィルムを得ることができる。
請求項2に記載の発明は、前記帯電防止層は導電剤およびバインダーマトリックスからなり、該バインダーマトリックスは化学式(1)で示される有機珪素化合物、化学式(2)で示される有機珪素化合物、化学式(1)で示される有機珪素化合物の重合体、および化学式(2)で示される有機珪素化合物の重合体から選ばれる1種または2種以上の混合物からなることを特徴とする請求項1に記載の反射防止フィルムである。
Si(OR) (1)
R’mSi(OR)4−m (2)
(ただし、R、R’はアルキル基。mは置換数であり、1≦m≦4、mは自然数。)
前記バインダーマトリックスが上述の有機珪素化合物からなることにより、バインダーマトリックスの屈折率を下げることができ、バインダーマトリックスの屈折率を小さくすることにより、帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差を小さくすることが可能となり、反射色相を無色に近づけることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、前記帯電防止層と、該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が、5%以下であることを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の反射防止フィルムである。反射色としての赤色、青色の強い発現は、帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差により発生するが、帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が5%以下であることにより、L色度系における反射色相を0≦a≦3かつ−3≦b≦3とすることができる。
請求項4に記載の発明は、前記帯電防止層と、該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が、2%以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の反射防止フィルムである。帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が2%以下であることにより、反射色相をさらに無色に近づけることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、前記帯電防止層の光学膜厚が、nd=200〜300nmであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の反射防止フィルムである。nd=200〜300nmとすることにより、反射率曲線をU字とし、反射色相を無色に近づけることができる。
請求項6に記載の発明は、前記帯電防止層の光学膜厚が、nd=225〜275nmであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の反射防止フィルムである。反射色相をさらに無色に近づけるためには、帯電防止層の光学膜厚はnd=225〜275nmの範囲であることがより好ましい。
請求項7に記載の発明は、前記低屈折率層の屈折率が、光の波長550nmにおいて、1.33〜1.40であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の反射防止フィルムである。1.33〜1.40の範囲内であることにより、可視光波長における反射率を低くすることができ、後述する平均視感反射率(Y)をY≦1.3%とすることができる。
請求項8に記載の発明は、前記低屈折率層の光学膜厚が、nd=100〜150nmであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の反射防止フィルムである。nd=100〜150nmの範囲内であることにより、可視光波長における反射率の極小を一つ、つまり、凸部のない反射率曲線にすることができ、安定な状態で反射色相を無色に近づけることができる。
請求項9に記載の発明は、平均視感反射率(Y)がY≦1.3%であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の反射防止フィルムである。平均視感反射率(Y)は、反射防止機能の出現による反射率の低下を示すものであり、平均視感反射率(Y)の値が小さいほど視認性が良くなる。従来の反射防止フィルムでは、Yが1.3%以下であると反射色が出現してしまうが、本発明の反射防止フィルムは、Yが1.3%以下においても反射色相が0≦a≦3かつ−3≦b≦3であり、反射防止機能と反射光の色味の低減とを同時に満たすことができた。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とする偏光板であり、本発明の反射防止フィルムを有することにより、良好な帯電防止性能を有し、かつ、反射光の色味を低減し、色ムラの発生を抑えた偏光板を得ることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1から9のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とするディスプレイ部材であり、本発明の反射防止フィルムを有することにより、優れた画面表示品質を得ることができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の反射防止フィルムは、透明基材の少なくとも片面に、少なくとも帯電防止層、低屈折率層をこの順に積層してなる構造を有する。
本発明の反射防止フィルムにおける透明基材は、種々の有機高分子からなるフィルムまたはシートを用いることができる。例えば、ディスプレイ等の光学部材に通常使用される基材が挙げられ、透明性や光の屈折率等の光学特性、さらには耐衝撃性、耐熱性、耐久性などの諸物性を考慮して、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル系、トリアセチルセルロース、ジアセチルセルロース、セロファン等のセルロース系、6−ナイロン、6,6−ナイロン等のポリアミド系、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、エチレンビニルアルコール等の有機高分子からなるものが用いられる。特に、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロース、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレートが好ましい。さらに、これらの有機高分子に公知の添加剤、例えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、可塑剤、滑剤、着色剤、酸化防止剤、難燃剤等を添加することにより機能を付加させたものも使用できる。
また、透明基材は上記の有機高分子から選ばれる1種または2種以上の混合物、または重合体からなるものでもよく、複数の層を積層させたものであってもよい。
本発明の反射防止フィルムにおける帯電防止層は、電子伝導機構を有する金属酸化物を含有する。電子伝導機構を有する金属酸化物としては、例えば、インジウムドープ酸化錫(ITO)、アンチモンドープ酸化錫(ATO)、リンドープ酸化錫(PTO)等が挙げられる。これらの粒子径が1〜100nmの微粒子を、単体もしくは混合物として用いるのが好ましく、粒子径1〜20nmのアンチモンドープ酸化錫(ATO)微粒子を単体として、または混合物の一成分として使用することがさらに好ましい。
本発明の帯電防止層に用いられるバインダーマトリックスは、化学式(1)で示される有機珪素化合物、化学式(2)で示される有機珪素化合物、化学式(1)で示される有機珪素化合物の重合体、および化学式(2)で示される有機珪素化合物の重合体から選ばれる1種または2種以上の混合物からなる。これら有機珪素化合物からなるバインダーマトリックスの屈折率は低くなるため、帯電防止層と該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差を小さくすることができ、反射色相を無色に近づけることができる。帯電防止層とその帯電防止層中の下方部との屈折率差は10%以下であることが好ましい。屈折率差が10%より大きくなると、屈折率差が大きいことにより反射率曲線がV字となり、反射色相が大きくなってしまう。反射色相をさらに無色に近づけるためには、帯電防止層とその帯電防止層中の下方部との屈折率差は3%以下であることがより好ましい。
本発明の帯電防止層の光学膜厚は、nd=200〜300nmである。nd=200〜300nmとすることにより、反射率曲線をU字とし、反射色相を無色に近づけることができる。この範囲以外の光学膜厚では、反射率曲線がV字となり、反射色相が大きくなってしまう。反射色相をさらに無色に近づけるためには、帯電防止層の光学膜厚はnd=225〜275nmの範囲であることがより好ましい。
本発明の低屈折率層には、低屈折率剤を添加することが好ましい。低屈折率剤の種類は特に限定されるものではないが、一般的にはフッ素含有樹脂、空気を含有することのできる多孔質膜、多孔質材料を核とする中空ポリマー等が挙げられる。これらの中でも、低屈折率層の光線透過率を低下させずに屈折率を下げることができる、無機多孔質微粒子などの粒子径10〜100nmの中空微粒子を添加することが好ましい。中空微粒子の添加量は特に制限されるものではないが、層強度と低反射率とを両立させるためには、バインダーマトリックスに対して10〜80質量%の割合が好ましく、20〜70質量%の割合であることがより好ましい。
本発明の低屈折率層に用いられるバインダーマトリックスは、化学式(1)で示される有機珪素化合物、化学式(2)で示される有機珪素化合物、化学式(1)で示される有機珪素化合物の重合体、および化学式(2)で示される有機珪素化合物の重合体から選ばれる1種または2種以上の混合物からなることが好ましく、低屈折率層表面に防汚機能を付与させるために、化学式(3)で示される有機珪素化合物、または化学式(3)で示される有機珪素化合物の重合体を混合させることがより好ましい。
R’’nSi(OR)4−n
(ただし、Rはアルキル基。R’’はフルオロアルキル基、またはフルオロアルキレンオキサイド基を有する非反応性官能基。nは置換数であり、1≦n≦4、nは自然数。)
本発明の反射防止フィルムにおいて、高い強度を付与するために、透明基材と帯電防止層との間に、分子中にアクリロイルオキシ基またはメタアクリロイルオキシ基を含有する多官能性モノマーを主成分とする電子線硬化型樹脂からなるハードコート層を設けることが好ましい。また、このハードコート層表面をアルカリ処理することがより好ましい。
本発明の反射防止フィルムの帯電防止層は、電子伝導機構を有する金属酸化物を含有するため、低屈折率層表面での表面抵抗値を1×1010Ω/cm以下とすることができ、かつ帯電防止層のバインダーマトリックスを有機珪素化合物またはその重合体とし、さらにその光学膜厚をnd=225〜275nmとすることにより、屈折率を低下させ、帯電防止層中の下方部との屈折率差を3%以下に抑えることができ、その結果、低屈折率層の持つ低反射率を損なわず、0≦a≦3かつ−3≦b≦3という、無色(a=0、b=0)に極めて近い反射色相を持つ反射防止フィルムを得ることができた。ここで屈折率とは、反射率曲線の極大、極小より計算される積層膜の屈折率である。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明の技術範囲はこれらの実施形態に限定されるものではない。
透明基材、ハードコート層、帯電防止層、低屈折率層を以下に示す方法により積層し、その性能を下記の方法に従って評価した。
(分光反射率)
自動分光光度計(日立製作所製、U−4000)を用い、入射角5度における分光反射率を測定した。なお、測定の際には、透明基材において積層の施されていない面につや消し黒色塗料を塗布し、反射防止の処理を行った。
(平均視感反射率および色相)
自動分光光度計(日立製作所製、U−4000)を用い、入射角5度における分光反射率により、C光源、2度視野の条件下における、平均視感反射率(Y%)、色相(a、b)を算出した。
(表面抵抗値)
JIS K6911に準拠して測定を行った。
(目視評価)
積層の施されていない面につや消し黒色塗料を塗布し、反射防止の処理を行った反射防止フィルムを目視で観察し、色ムラの発生を評価した。評価基準を下に示す。
明るい環境下でも色ムラが見えにくい:◎
明るい環境下にて色ムラが見える:○
暗い環境下でも色ムラが見える:△
暗い環境下にて色ムラがはっきりと見える:×
<ハードコート層形成用の塗布液の調整>
透明基材として、厚み80μmのトリアセチルセルロースフィルムを用いた。また、ジペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、およびウレタンアクリレートを用いてハードコート層用の塗布液を調製した。
<ハードコート層の形成>
上述のハードコート層用塗布液を、乾燥膜厚が5μmになるように透明基材上に塗布し、120Wのメタルハライドランプを20cmの距離から10秒間照射することにより、ハードコート層を形成した。
<ハードコート層の表面処理>
ハードコート層を形成した透明基材を、50℃に加熱した1.5N−NaOH水溶液に2分間浸漬してアルカリ処理を行い、水洗後、0.5N質量%のHSO水溶液に、室温で30秒間浸漬し中和させ、水洗、乾燥処理を行った。
<帯電防止層の形成>
テトラエトキシシランからなる有機珪素化合物を原料とし、これを加水分解して得られたオリゴマーからなる有機珪素化合物の重合体を得た。この有機珪素化合物の重合体5質量部と、一次粒子系が8nmのアンチモンドープ酸化錫(ATO)微粒子を5質量部とを混合し、塗布液を調製した。この塗布液を、乾燥時の光学膜厚がnd=250nmとなるようにハードコート層上に塗布し、加熱乾燥させることで帯電防止層を形成した。
<低屈折率層の形成>
テトラエトキシシランからなる有機珪素化合物と、化学式(3)で示されるフルオロアルキル基を有する有機珪素化合物1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルトリメトキシシランを原料とし、これを加水分解して得られた有機珪素化合物の重合体を5質量部、低屈折率シリカ微粒子5質量部を混合し、低屈折率層用の塗布液を調製した。この塗布液を、乾燥時の光学膜厚がnd=125nmとなるように、上記帯電防止層上に塗布し、加熱乾燥させることで低屈折率層を形成した。
<比較例1>
実施例1の帯電防止層の形成において、乾燥時の光学膜厚をnd=125nmとなるようにし、それ以外は実施例1と同様にして、a=5.78、b=−3.59の反射防止フィルムを形成した。
<比較例2>
実施例1の帯電防止層の形成において、バインダーマトリックスとして、ペンタエリスリトールトリアクリレートからなるアクリル系樹脂5質量部を用い、アンチモンドープ酸化錫(ATO)微粒子を5質量部として塗布液を調製し、屈折率差5.1%とし、乾燥時の光学膜厚をnd=125nmとなるようにハードコート層上に塗布し、それ以外は実施例1と同様にして、a=7.99、b=−15.90の反射防止フィルムを得た。
実施例、比較例1および比較例2で得られた反射防止フィルムにおいて、平均視感反射率、色相、表面抵抗値、目視の評価を行った結果を表1に示す。また、実施例、比較例1および比較例2で得られた反射防止フィルムにおいて、分光反射率を測定した結果をそれぞれ図1〜3に示す。
表1および図1〜3から明らかなように、実施例では、波長における分光反射率曲線が、450〜600nmの範囲において、フラットな線になっている。このため、反射色相が抑えられ、反射色が無色に近いものになっている。また、表面抵抗値が低く、充分な導電性を示していることが分かる。さらに、分光反射率曲線がフラットになっていることにより、微小な光学膜厚の変動による色ムラの発生も抑えられており、目視評価において良好な結果が得られた。
Figure 2008003122
比較例1では、帯電防止層、低屈折率層の構造が同じであるにもかかわらず、帯電防止層の光学膜厚が異なるだけで、反射光の色味が大きくなっている。これは、帯電防止層による反射率の極小と、低屈折率層による反射率の極小が一致してしまうためであり、分光反射曲線がV字となり、反射光の色味が大きくなってしまう。また、これにより、微小な光学膜厚の変動による色ムラの発生が認められ、目視での評価が悪化している。
比較例2では、帯電防止層のバインダーマトリックスを実施例の有機珪素化合物もしくは有機珪素化合物の重合体ではなく、アクリル系樹脂にしたものであるが、これにより帯電防止層の光学特性に変化が生じ、反射光の色味がさらに大きくなってしまっている。また、微小な光学膜厚の変化による色ムラも大きく発生しており、目視での評価は最も悪かった。
以上の結果から明らかなように、本発明の反射防止フィルムは、低反射の特性を充分に維持しつつ、反射色相が無色に近く、色ムラが少なく、さらに良好な導電性を同時に発現させることが可能であり、電子伝導機構を持つ金属酸化物を導電剤に使用する際に発生する色味の問題を克服し、さらに反射色を無色に近づけることができるため、生産性の良い塗工方式によって、色ムラを容易に制御できる反射防止フィルムを提供することができる。
実施例で得られた反射防止フィルムの分光反射率を示すグラフである。 比較例1で得られた反射防止フィルムの分光反射率を示すグラフである。 比較例2で得られた反射防止フィルムの分光反射率を示すグラフである。

Claims (11)

  1. 透明基材の少なくとも片面に、少なくとも帯電防止層、低屈折率層をこの順で積層した反射防止フィルムであって、低屈折率層表面での表面抵抗値が1×1010(Ω/cm)以下であり、さらに、L色度系における反射色相が0≦a≦3かつ−3≦b≦3であることを特徴とする反射防止フィルム。
  2. 前記帯電防止層は導電剤およびバインダーマトリックスからなり、該バインダーマトリックスは化学式(1)で示される有機珪素化合物、化学式(2)で示される有機珪素化合物、化学式(1)で示される有機珪素化合物の重合体、および化学式(2)で示される有機珪素化合物の重合体から選ばれる1種または2種以上の混合物からなることを特徴とする請求項1に記載の反射防止フィルム。
    Si(OR) (1)
    R’mSi(OR)4−m (2)
    (ただし、R、R’はアルキル基。mは置換数であり、1≦m≦4、mは自然数。)
  3. 前記帯電防止層と、該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が、5%以下であることを特徴とする請求項1および2のいずれかに記載の反射防止フィルム。
  4. 前記帯電防止層と、該帯電防止層の下に積層された層との屈折率差が、2%以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の反射防止フィルム。
  5. 前記帯電防止層の光学膜厚が、nd=200〜300nmであることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の反射防止フィルム。
  6. 前記帯電防止層の光学膜厚が、nd=225〜275nmであることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の反射防止フィルム。
  7. 前記低屈折率層の屈折率が、光の波長550nmにおいて、1.33〜1.40であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の反射防止フィルム。
  8. 前記低屈折率層の光学膜厚が、nd=100〜150nmであることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の反射防止フィルム。
  9. 平均視感反射率(Y)がY≦1.3%であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の反射防止フィルム。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とする偏光板。
  11. 請求項1から9のいずれかに記載の反射防止フィルムを有することを特徴とするディスプレイ部材。
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