JP2008002793A - ループ式ヒートパイプ - Google Patents

ループ式ヒートパイプ Download PDF

Info

Publication number
JP2008002793A
JP2008002793A JP2006175658A JP2006175658A JP2008002793A JP 2008002793 A JP2008002793 A JP 2008002793A JP 2006175658 A JP2006175658 A JP 2006175658A JP 2006175658 A JP2006175658 A JP 2006175658A JP 2008002793 A JP2008002793 A JP 2008002793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
liquid refrigerant
condenser
evaporator
heat recovery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006175658A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4682932B2 (ja
Inventor
Masashi Miyagawa
雅志 宮川
Kimikazu Obara
公和 小原
Seiji Inoue
誠司 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006175658A priority Critical patent/JP4682932B2/ja
Publication of JP2008002793A publication Critical patent/JP2008002793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4682932B2 publication Critical patent/JP4682932B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/0266Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes with separate evaporating and condensing chambers connected by at least one conduit; Loop-type heat pipes; with multiple or common evaporating or condensing chambers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D15/00Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies
    • F28D15/02Heat-exchange apparatus with the intermediate heat-transfer medium in closed tubes passing into or through the conduit walls ; Heat-exchange apparatus employing intermediate heat-transfer medium or bodies in which the medium condenses and evaporates, e.g. heat pipes
    • F28D15/06Control arrangements therefor
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D21/0001Recuperative heat exchangers
    • F28D21/0003Recuperative heat exchangers the heat being recuperated from exhaust gases

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 弁開口の下端位置より上側に液冷媒があるにもかかわらず、蒸発器へ液冷媒が戻らなくなる不具合を回避できるループ式ヒートパイプの提供にある。
【解決手段】 排熱回収装置7は、オーバーヒートおよび内圧上昇による破損を回避する目的で差圧弁16を搭載している。この差圧弁16は、液冷媒が貯溜可能な冷媒下流タンク25内に挿入されて、開弁時に冷媒下流タンク25内の液冷媒を蒸発器14へ戻す。差圧弁16の流入ポート26bは、ハウジング26の下側に設けられて冷媒下流タンク25内の液冷媒を内部空間26aに導入する構成を採用しており、冷媒下流タンク25内の液面高H1が弁開口26cの下端位置に低下するまで、液冷媒の位置エネルギーにより冷媒下流タンク25内の液冷媒を蒸発器14へ戻す。これにより、液冷媒の不足により排熱回収装置7の作動が停止する不具合を回避できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加熱流体の熱によって冷媒を蒸発させ、その蒸発冷媒を被加熱流体で冷却して蒸発冷媒が凝縮する際の凝縮潜熱にて被加熱流体を加熱するループ式ヒートパイプに関し、例えば排熱回収装置等に用いて好適な技術に関する。
ループ式ヒートパイプの一例として、例えば特許文献1に開示したものが知られている。特許文献1は、冷媒を加熱して蒸発させる蒸発器、および冷媒を冷却して凝縮させる凝縮器を備えるループ式ヒートパイプの運転を、凝縮器で凝縮した液冷媒を蒸発器に戻す通路の開閉を行う開閉弁により制御するものである。
開閉弁は、弁開口と、この弁開口を開閉する弁体とを備えるものであり、弁体が弁開口を閉じることで凝縮器で凝縮した液冷媒を蒸発器に戻すのを停止し、弁体が弁開口を開くことで凝縮器で凝縮した液冷媒を蒸発器に戻す。
ここで開閉弁は、凝縮器で凝縮した液冷媒を開閉弁内の内部空間へ導く流入ポートを備える。
特許文献1の技術のように、液冷媒貯溜部が開閉弁の上方に配置されている場合、液冷媒貯溜部から流下してくる液冷媒を内部空間に導くべく、流入ポートは弁開口の上方に設けられる。
ここで、開閉弁を搭載したループ式ヒートパイプ(排熱回収装置等)を小型化する目的などにより、開閉弁を液冷媒貯溜部の内部に配置することが考えられる。
開閉弁の開弁中、凝縮器で凝縮された液冷媒は、液冷媒の位置エネルギー(水頭圧)により、開閉弁を介して蒸発器へ戻される。そのためには、凝縮器側の液冷媒の液面高H1(符号、図1参照)が、蒸発器側の液冷媒の液面高H2(符号、図1参照)以上である必要がある。
しかし、液冷媒貯溜部の内部に開閉弁を搭載する場合における流入ポートの向きは、従来考えられていなかった。このため、例えば特許文献1のように開閉弁の上側に流入ポートを設けた場合{図2(a)参照}、流入ポートの上端位置まで凝縮器側の液冷媒の液面高H1が低下すると、弁開口の下端位置H0{符号、図2(a)参照}より上側に液冷媒貯溜部の液面高H1があるにもかかわらず、液冷媒が開閉弁内に導かれなくなり、蒸発器へ液冷媒が戻らなくなってしまう。
即ち、開閉弁が開いている状態で、弁開口の下端位置H0より上側に液冷媒があるにもかかわらず、蒸発器へ液冷媒が戻らなくなり、ループ式ヒートパイプの作動が停止してしまうという問題が生じる。
特開平4−45393号公報
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は弁開口の下端位置より上側に液冷媒があるにもかかわらず、蒸発器へ液冷媒が戻らなくなる不具合を回避できるループ式ヒートパイプの提供にある。
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用するループ式ヒートパイプの開閉弁(16)は、ハウジング(26)が凝縮器(15)で凝縮された液冷媒が貯溜可能な液冷媒貯溜部(29)の内部に配置されるものであり、流入ポート(26b)の少なくても一部が弁開口(26c)における天地方向の下端位置(H0)以下においてハウジング(26)の内外を連通する。
これにより、開閉弁(16)の開弁状態において液冷媒貯溜部(29)の液面高(H1)が弁開口(26c)の下端位置(H0)へ低下するまで、液冷媒貯溜部(29)内の液冷媒を蒸発器(14)へ戻すことができる。
即ち、従来技術で示したように、弁開口(26c)の下端位置(H0)より上側に液冷媒貯溜部(29)の液面高(H1)があるにもかかわらず、蒸発器(14)へ液冷媒が戻らなくなる不具合を回避することができる。
このように、請求項1の手段を採用することにより、液冷媒の不足によりループ式ヒートパイプの作動が停止する不具合を回避できる。
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用するループ式ヒートパイプのハウジング(26)は、凝縮器(15)における液冷媒貯溜部(29)の内部に配置される。
これにより、開閉弁を搭載するループ式ヒートパイプを小型化することができる。
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用するループ式ヒートパイプのハウジング(26)は、凝縮器(15)の下方に設けられた液冷媒貯溜部(29)の内部に配置される。
このように、液冷媒貯溜部(29)が凝縮器(15)の外部に配置されるものであっても、上記請求項1〜3のいずれかの効果を得ることができる。
[請求項4の手段]
請求項4の手段を採用するループ式ヒートパイプは、自動車の排熱回収を行う排熱回収装置(7)に適用され、熱源流体は、燃料の燃焼により出力を発生するエンジン(1)の排気ガスであり、被加熱流体は、エンジン(1)の冷却水である。
これにより、液冷媒の不足により排熱回収装置(7)の作動が停止する不具合を回避できる。
ループ式ヒートパイプは、例えば自動車の排熱を回収する排熱回収装置(7)に搭載される。この排熱回収装置(7)は、蒸発器(14)と凝縮器(15)を用いたループ式のヒートパイプによって、エンジン(1)の排気ガスの熱によりエンジン(1)の冷却水を加熱するものであり、凝縮器(15)で凝縮した液冷媒を蒸発器(14)に戻す通路を開閉する開閉弁(16)を備える。
この開閉弁(16)は、ハウジング(26)と弁体(27)とを備える。
ハウジング(26)は、凝縮器(15)で凝縮した液冷媒を内部空間(26a)に導く流入ポート(26b)、および内部空間(26a)に導かれた液冷媒を蒸発器(14)へ戻す弁開口(26c)を備え、凝縮器(15)で凝縮された液冷媒が貯溜可能な液冷媒貯溜部(29)の内部に配置される。一方、弁体(27)は、弁開口(26c)を開閉するものである。
ここで、流入ポート(26b)の少なくても一部は、弁開口(26c)における天地方向の下端位置(H0)以下においてハウジング(26)の内外を連通する。これにより、開閉弁(16)が開かれた状態で、且つ蒸発器(14)側の液冷媒の液面高(H2)が蒸発により減少して弁開口(26c)の下端位置(H0)より低い状態であれば、液冷媒貯溜部(29)の液面高(H1)が弁開口(26c)の下端位置(H0)に低下するまで、液冷媒貯溜部(29)内の液冷媒を蒸発器(14)へ戻すことができ、液冷媒の不足により排熱回収装置(7)の作動が停止する不具合を回避できる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施例との対応関係を示すものである。
本発明を排熱回収装置に適用した実施例1を、図1〜図3を参照して説明する。
なお、この実施例1では、先ず「熱回収装置の基本構成」を説明し、その後で「実施例1の特徴」を説明する。
〔熱回収装置の基本構成〕
先ず、図3を参照して実施例にかかる車両の構成を説明する。
車両に搭載される水冷式のエンジン(内燃機関)1は、燃料の燃焼により車両走行用の回転出力を発生するものであり、エンジン1の発熱を抑える冷却水回路と、燃料を燃焼させた後の排気ガスを大気中に放出する排気管2とを備える。
冷却水回路には、ラジエータ回路3、ヒータ回路4および排熱回収回路5が設けられている。
排気管2には、排気ガスの浄化を行う触媒コンバータ6および排熱回収装置7が設けられている。
(冷却水回路の説明)
ラジエータ回路3、ヒータ回路4および排熱回収回路5を説明する。
ラジエータ回路3は、ウォータポンプ8により循環される冷却水を外気と熱交換して冷却するラジエータ9を備える。また、ラジエータ回路3には、ラジエータ9を迂回して冷却水を流すラジエータバイパス10が設けられている。さらに、ラジエータ回路3には、サーモスタット11が設けられている。
このサーモスタット11は、ラジエータ9を通過する冷却水量と、ラジエータバイパス10を通過する冷却水量との割合を調整して、冷却水の温度を所定の温度範囲(例えば80℃〜100℃)に保つものであり、例えば暖機時など冷却水温度が低い状態においてラジエータバイパス10側の冷却水量を増加させて、暖機を促進するようになっている。
ヒータ回路4は、ラジエータ回路3のエンジン出口部とは異なる部位から冷却水が流出して、排熱回収回路5の下流側に合流する回路となっている。ヒータ回路4の途中には、ヒータコア12が設けられている。ヒータコア12は、車室内空調用のダクト内に配置されて、ダクト内を流れる空気と冷却水とを熱交換し、車室内に吹き出される空気を加熱するようになっている。
排熱回収回路5は、ラジエータ回路3のエンジン出口部から分岐して、ウォータポンプ8に接続される冷却水回路であり、ウォータポンプ8の作動により冷却水が循環するようになっている。排熱回収回路5の途中には、排熱回収装置7における水タンク13が接続されている。
(排熱回収装置7の説明)
次に、図1を参照して排熱回収装置の構造を説明する。
排熱回収装置7は、冷媒の蒸発と凝縮によって熱の運搬を行うループ式ヒートパイプを用いて、触媒コンバーダ6を通過した後の排気ガスの熱で、排熱回収回路5を流れる冷却水を加熱するものであり、ループ式ヒートパイプを成す蒸発器14および水タンク13内に収容される凝縮器15を一体的に設け、内圧に応じてループ式ヒートパイプの作動を制御する差圧弁16(開閉弁の一例)を組付けたものである。
ここで、蒸発器14と、水タンク13内に収容される凝縮器15は、耐腐食性を備える部材(ステンレス等)をろう付け等の接合技術で一体化したものであり、接合後に差圧弁16が排熱回収装置7に組付けられる。
なお、この実施例では、凝縮器15を蒸発器14に接合して一体化させる例を示すが、蒸発器14と凝縮器15を別々に車両に搭載し、断熱配管等で接続する構造であっても良い。
排熱回収装置7には、図示しない封入部が設けられている。この封入部は、排熱回収装置7内を真空引き(減圧)し、冷媒を封入した後に封止したものである。
この実施例では、冷媒の一例として水を使用している。水の沸点は、1気圧で100℃であるが、排熱回収装置7内が減圧(例えば、0.01気圧)されて、沸点が5℃〜10℃にされている。なお、冷媒として、水の他に、アルコール、フロロカーボン、フロン等を用いても良い。
蒸発器14は、排気管2を通過する排気ガスと、内部の水との熱交換を行う熱交換器(例えば、積層型の熱交換器、ヘッダ型の熱交換器、ドロンカップ型の熱交換器)であり、熱交換部17、下タンク18および上タンク19を備える。
熱交換部17は、例えば直線状に伸びるチューブ17aとフィン17bとを交互に積層した構造を採用するものであり、車両にはチューブ17aの長手方向を天地方向に向けて搭載される。なお、冷媒の蒸発能力が下がるものの排気効率を高める目的や、耐久性を高める目的でフィン17bを無くしたものであっても良い。
下タンク18は、熱交換部17の下部(車両搭載時における下側)に設けられて、差圧弁16を介して供給される凝縮水を各チューブ17aに分配するものである。
上タンク19は、熱交換部17の上部(車両搭載時における上側)に設けられて、各チューブ17a内を上昇した蒸発冷媒を収集して凝縮器15に導くものである。
凝縮器15は、冷却水が流れる水タンク13の内部に配置されるものである。
水タンク13は、蒸発器14との間に冷却水を流す容器であり、例えば蒸発器14の側面に接合される水タンクプレートと、凝縮器15を収容する水タンクカップとを接合した構造を採用している。この水タンク13には、冷却水を水タンク13内に導く冷却水導入パイプ21と、水タンク13内を通過した冷却水を排出する冷却水排出パイプ22とが接合されている。
凝縮器15は、蒸発器14から供給される蒸発冷媒と、水タンク13内を流れる冷却水の熱交換を行う熱交換器(例えば、積層型の熱交換器、ヘッダ型の熱交換器、ドロンカップ型の熱交換器)であり、この実施例1の凝縮器15は、蒸発器14の側面(車両搭載時の水平方向の隣部)に設けられている。
凝縮器15は、熱交換部23、冷媒上流タンク24および冷媒下流タンク25を備える。
熱交換部23は、例えば直線状に伸びるチューブ23aを所定の間隙(冷却水が通過する間隙)を隔てて積層したものであり、車両搭載時にはチューブ23aの長手方向が天地方向に向けられる。なお、冷却水の加熱効率を高める目的でチューブ23aの表面にはフィンや凹凸等(図示しない)が設けられている。
冷媒上流タンク24は、熱交換部23の上部(車両搭載時における上側)に設けられて、蒸発器14の上タンク19から供給される蒸発冷媒を各チューブ23aに分配するものである。
冷媒下流タンク25は、熱交換部23の下部(車両搭載時における下側)に設けられて、各チューブ23a内で液化凝縮した凝縮水を収集して差圧弁16に導くものである。
(差圧弁16の説明)
排熱回収装置7は、排熱回収装置7の運転をコントロールする手段として、凝縮器15で凝縮した液冷媒を蒸発器14に戻す通路の開閉を行う差圧弁16を備える。
差圧弁16は、排熱回収装置7の内圧が上昇した際に、蒸発器14の下タンク18と凝縮器15の冷媒下流タンク25の連通を遮断して排熱回収装置7の昇圧破損を防ぎ、排熱回収装置7の内圧が低下すると蒸発器14の下タンク18と凝縮器15の冷媒下流タンク25とを連通させて排熱回収を再開させるものである。
差圧弁16は、排熱回収装置7の内圧と、大気圧との差圧に基づいて、凝縮器15における冷媒下流タンク25と、蒸発器14における下タンク18との連通、あるいは遮断を行う開閉弁であり、大気圧が一定と仮定すると、(1)排熱回収装置7の内圧が所定の閉弁圧Pcに達すると、蒸発器14の下タンク18と凝縮器15の冷媒下流タンク25の連通を遮断し、(2)排熱回収装置7の内圧が所定の開弁圧Po(閉弁圧Pcより低い値)に低下すると、蒸発器14の下タンク18と凝縮器15の冷媒下流タンク25とを連通させる。
差圧弁16の一例を具体的に説明する。
差圧弁16は、ハウジング26、弁体27、ダイアフラム28およびリターンスプリング(図示しない)を備える。
ハウジング26は、冷媒下流タンク25の内部に主要部が挿入される略筒状の固定部材であり、内部において弁体27を軸方向に移動可能に支持する。
ハウジング26の内部空間26aは、内外を連通する流入ポート26bによって、冷媒下流タンク25内と連通しており、冷媒下流タンク25の液冷媒が流入ポート26bを介して流入する。
また、ハウジング26の内部空間26aは、弁体27によって開閉される弁開口26cを介して蒸発器14の下タンク18内と連通しており、弁開口26cが開かれることで内部空間26aに導かれた液冷媒が下タンク18に戻される。
弁体27は、ハウジング26内において軸方向に変位可能に支持されるものであり、弁体27の軸方向の変位に伴って弁開口26cを開閉する弁傘27aを備える。
ダイアフラム28は、内圧と大気圧との圧力差によって弁体27を軸方向へ変位させるとともに、ダイアフラム28の反転動作によってヒステリシスを作り出して差圧弁16のハンチングを防ぐものである。
リターンスプリングは、大気側から弁体27を開弁方向へ付勢するバネ部材であり、リターンスプリングの付勢力を調整することで、ダイアフラム28が開弁方向へ反転する開弁圧Poおよびダイアフラム28が閉弁方向へ反転する閉弁圧Pcを調整できる。
閉弁圧Pcの具体的な一例を示すと、閉弁圧Pcは、冷却水の温度が暖機が完了する直前の温度(例えば70℃)で、エンジン1の運転負荷が中負荷の時(ハーフスロットル)の排熱回収装置7の内圧に設定されている。
開弁圧Poの具体的な一例を示すと、開弁圧Poは、冷却水の温度が暖機が完了する直前の温度(例えば70℃)で、エンジン1がアイドリング時(無負荷運転時)の排熱回収装置7の内圧に設定されている。
(排熱回収装置7の作動説明)
エンジン1が始動すると、それに伴いウォータポンプ8が作動し、冷却水がラジエータ回路3、ヒータ回路4および排熱回収回路5を循環する。一方、エンジン1の燃焼に伴い生成された排気ガスは、排気管2を流れ、触媒コンバータ6および排熱回収装置7の蒸発器14を経て大気中に放出される。
排気ガスが蒸発器14を通過する際に、蒸発器14内の水を加熱する。蒸発器14内の水は、排気ガスから受熱して沸騰気化し、蒸発冷媒となってチューブ17aを上昇し、上タンク19で収集されて、凝縮器15の冷媒上流タンク24内に導かれる。凝縮器15に導かれた蒸発冷媒は、水タンク13内を流れる冷却水により冷却されて凝縮水となる。
ここで、始動直後において、排熱回収装置7の内圧が閉弁圧Pcに達していない場合、差圧弁16が開いているため、凝縮器15で液化凝縮した凝縮水は差圧弁16を介して蒸発器14の下タンク18内に戻され、上記の排熱回収サイクルを繰り返す。
排気ガスの熱は、蒸発器14内の水に伝達されて、蒸発冷媒となって凝縮器15へ輸送され、凝縮器15で蒸発冷媒が凝縮する際に凝縮潜熱として放出され、排熱回収回路5を流れる冷却水を積極的に加熱する。なお、排気ガスの熱の一部は、蒸発器14および凝縮器15を構成する部材を熱伝導して排熱回収回路5を流れる冷却水を加熱する。
この結果、エンジン1の暖機が促進されることになり、エンジン1のフリクション低減がなされるとともに、エンジン暖機促進のための燃料増量期間(オートチョークの作動期間)の短縮等が図られて燃費性能が向上する。
エンジン1の始動後、エンジン負荷が増加するなどして排気ガスの温度が上昇すると、蒸発器14における水の加熱が増すため、蒸発器14で発生する蒸発冷媒量が増えて排熱回収装置7内の内圧が上昇する。
排熱回収装置7の内圧が閉弁圧Pcに達すると、差圧弁16が閉じ、凝縮器15で液化凝縮した凝縮水は蒸発器14に戻らなくなる。すると、蒸発器14では水が補充されなくなるため、蒸発が減少して排熱回収サイクルが停止する。一方、凝縮器15では蒸発冷媒の凝縮が進むため、排熱回収装置7の内圧が低下する。
排熱回収装置7の内圧が開弁圧Poまで低下すると、差圧弁16が再び開き、凝縮器15で液化凝縮した凝縮水が差圧弁16を介して蒸発器14の下タンク18内に戻され、再び蒸発器14内で水が蒸発を開始して、排熱回収サイクルが再開される。
〔実施例1の特徴〕
排熱回収装置7は、夏場のエンジン高負荷時等にオーバーヒートを回避する目的、および排熱回収装置7の内圧上昇による破損を回避する目的で、差圧弁16を閉じる。
この差圧弁16は、凝縮器15の凝縮能力を損なうことなく排熱回収装置7のコンパクト化を図るために、凝縮器15の冷媒下流タンク25内に挿入されて、冷媒下流タンク25内において開閉動作を行う。このため、凝縮器15の下側には、凝縮した液冷媒を貯溜可能な液冷媒貯溜部29が形成される。
即ち、実施例1の差圧弁16(具体的には、差圧弁16においてバルブの主要部を成す部分)は、液冷媒貯溜部29の内部に配置された構造となっている。
差圧弁16の開弁中、弁開口26cの冷媒上流側の液冷媒は、液冷媒の位置エネルギー(水頭差)により蒸発器14へ戻される。そのためには、凝縮器15側の液冷媒の液面高H1が、蒸発器14側の液冷媒の液面高H2以上である必要がある。
このように液冷媒貯溜部29の内部に差圧弁16を搭載する場合、従来技術においては流入ポート26bの向きは何ら考えられていなかったため、図2(a)に示すように、ハウジング26の上側に流入ポート26bを設けると、流入ポート26bの上端位置まで凝縮器15側の液冷媒の液面高H1が低下すると、液冷媒が内部空間26aへ導かれなくなり、蒸発器14へ液冷媒が戻らなくなってしまう。
上記の不具合を回避する手段として、この実施例1の排熱回収装置7では、図2(b)に示すように、流入ポート26bの少なくても一部が弁開口26cにおける天地方向の下端位置H0以下においてハウジング26の内外を連通するように設けられている。
このように設けることにより、差圧弁16が開かれた状態で、且つ蒸発器14側の液冷媒の液面高H2が蒸発により減少して弁開口26cの下端位置H0より低い状態であれば、液冷媒貯溜部29の液面高H1が弁開口26cの下端位置H0に低下するまで、液冷媒貯溜部29内の液冷媒を蒸発器14へ戻すことができる。
即ち、図2(a)で示したように、弁開口26cの下端位置H0より上側に液冷媒貯溜部29の液面高H1があるにもかかわらず、蒸発器14へ液冷媒が戻らなくなる不具合を回避することができる。
これにより、液冷媒の不足により排熱回収装置7の作動が停止する不具合を回避でき、排熱回収装置7の信頼性を高めることができる。
実施例2を図4を参照して説明する。なお、以下の実施例において、上記実施例と同一符号は同一機能物を示すものである。
上記の実施例1の排熱回収装置7では、流入ポート26bの一部が弁開口26cの下端位置H0より上においてハウジング26の内外を連通する例を示した。
これに対し、この実施例2は、図4に示すように、流入ポート26bにおける液冷媒貯溜部29との導入口26b’(ハウジング26の外面で開口する部分)が、弁開口26cの下端位置H0より下側のみで開口するものである。この実施例2のように設けても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
実施例3を図5を参照して説明する。
この実施例3は、図5に示すように、流入ポート26bにおける液冷媒貯溜部29との導入口26b’が、液冷媒貯溜部29内におけるハウジング26の外面の最下端のみで開口するものである。この実施例3のように設けても、実施例1と同様の効果を得ることができる。
実施例4を図6を参照して説明する。
上記実施例1では、差圧弁16のハウジング26が凝縮器15内における液冷媒貯溜部29の内部(具体的には、冷媒下流タンク25内)に配置される例を示した。
これに対し、実施例4は、差圧弁16のハウジング26を凝縮器15の下方に独立して設けられた液冷媒貯溜部29の内部に配置したものである。
このように、凝縮器15から独立した液冷媒貯溜部29に差圧弁16を設けても、実施例1と同様の効果を得ることができる。もちろん、流入ポート26bの位置は、実施例1〜3のいずれを適用しても良い。
〔変形例〕
上記の実施例では、凝縮器15のチューブ23aの長手方向を天地方向に向けて配置する例を示したが、凝縮器15のチューブ23aの長手方向は水平方向など他の方向であっても良い。
上記の実施例では、開閉弁の一例として差圧弁16を用いる例を示したが、冷却水の温度により開閉するサーモバルブ、運転状態(検出値、予測値)に基づいて制御装置(ECU)により開閉操作される電動バルブ(例えば、電磁弁)などを用いても良い。
上記の実施例では熱源流体として排気ガスを用いる例を示したが、バッテリの排熱、インバータ等の排熱、インタークーラの排熱など、他の排熱を熱源流体として用いても良い。
上記の実施例では、車両に搭載されるループ式ヒートパイプに本発明を適用する例を示したが、固定設備として用いられるループ式ヒートパイプに本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、被加熱流体の一例として冷却水を例に示したが、暖房装置における暖房用熱媒体など、他の流体であっても良い。
排熱回収装置の概略図である(実施例1)。 冷媒下流タンク内に配置された差圧弁を軸方向から見た概略断面図である(実施例1)。 排熱回収装置にかかる車両構成図である(実施例1)。 冷媒下流タンク内に配置された差圧弁を軸方向から見た概略断面図である(実施例2)。 冷媒下流タンク内に配置された差圧弁を軸方向から見た概略断面図である(実施例3)。 排熱回収装置の概略図である(実施例4)。
符号の説明
1 エンジン
7 排熱回収装置(ループ式ヒートパイプ)
14 蒸発器
15 凝縮器
16 差圧弁(開閉弁)
26 ハウジング
26a 内部空間
26b 流入ポート
26b’ 導入口
26c 弁開口
27 弁体
29 液冷媒貯溜部
H0 弁開口の下端位置

Claims (4)

  1. 熱源流体と熱交換して冷媒を蒸発させる蒸発器(14)と、
    被加熱流体と熱交換して蒸発冷媒を液化凝縮させる凝縮器(15)と、
    この凝縮器(15)で凝縮した液冷媒を前記蒸発器(14)に戻す通路を開閉する開閉弁(16)と、
    を備えるループ式ヒートパイプにおいて、
    前記開閉弁(16)は、前記凝縮器(15)で凝縮した液冷媒を内部空間(26a)に導く流入ポート(26b)、および前記内部空間(26a)に導かれた液冷媒を前記蒸発器(14)へ戻す弁開口(26c)を備えたハウジング(26)と、前記弁開口(26c)を開閉可能な弁体(27)とを備え、
    前記ハウジング(26)は、前記凝縮器(15)で凝縮された液冷媒が貯溜可能な液冷媒貯溜部(29)の内部に配置され、
    前記流入ポート(26b)の少なくても一部は、前記弁開口(26c)における天地方向の下端位置(H0)以下において前記ハウジング(26)の内外を連通することを特徴とするループ式ヒートパイプ。
  2. 請求項1に記載のループ式ヒートパイプにおいて、
    前記ハウジング(26)は、前記凝縮器(15)の内部に配置されることを特徴とするループ式ヒートパイプ。
  3. 請求項1に記載のループ式ヒートパイプにおいて、
    前記ハウジング(26)は、前記凝縮器(15)の下方に設けられた前記液冷媒貯溜部(29)の内部に配置されることを特徴とするループ式ヒートパイプ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のループ式ヒートパイプにおいて、
    このループ式ヒートパイプは、自動車の排熱回収を行う排熱回収装置(7)に適用され、
    熱源流体は、燃料の燃焼により出力を発生するエンジン(1)の排気ガスであり、
    被加熱流体は、前記エンジン(1)の冷却水であることを特徴とするループ式ヒートパイプ。
JP2006175658A 2006-06-26 2006-06-26 ループ式ヒートパイプ Expired - Fee Related JP4682932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006175658A JP4682932B2 (ja) 2006-06-26 2006-06-26 ループ式ヒートパイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006175658A JP4682932B2 (ja) 2006-06-26 2006-06-26 ループ式ヒートパイプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008002793A true JP2008002793A (ja) 2008-01-10
JP4682932B2 JP4682932B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=39007325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006175658A Expired - Fee Related JP4682932B2 (ja) 2006-06-26 2006-06-26 ループ式ヒートパイプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4682932B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270983A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Toyota Motor Corp 排熱回収装置
JP2010276272A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Toyota Motor Corp 排熱回収装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60259892A (ja) * 1984-06-06 1985-12-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱搬送装置
US6227288B1 (en) * 2000-05-01 2001-05-08 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Multifunctional capillary system for loop heat pipe statement of government interest

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60259892A (ja) * 1984-06-06 1985-12-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱搬送装置
US6227288B1 (en) * 2000-05-01 2001-05-08 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Multifunctional capillary system for loop heat pipe statement of government interest

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010270983A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Toyota Motor Corp 排熱回収装置
JP2010276272A (ja) * 2009-05-28 2010-12-09 Toyota Motor Corp 排熱回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4682932B2 (ja) 2011-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007333293A (ja) ループ式ヒートパイプ
CN101356347B (zh) 废热回收装置
JP5195381B2 (ja) 排気熱回収装置
US20060231235A1 (en) Heat pipe
EP1801531B1 (en) Waste heat collecting apparatus
US8713939B2 (en) Exhaust heat recovery system
US7877991B2 (en) Exhaust heat recovery device
US20090000577A1 (en) Waste heat collecting apparatus
JP2007278623A (ja) 排熱回収装置
JP2007263401A (ja) 蓄熱装置
JP2010065543A (ja) 車両用冷却システム
JP2009185773A (ja) 廃熱利用装置
JP2009074494A (ja) 排気熱回収装置
JP4682932B2 (ja) ループ式ヒートパイプ
JP5326577B2 (ja) エンジンの廃熱利用装置
JP4737219B2 (ja) 排気熱回収システム
JP5770608B2 (ja) 車両用化学蓄熱システム、及びこれを備える車両用空調システム
US9574807B2 (en) Thermally driven condenser unit and adsorption heat or refrigeration plant
JP6106999B2 (ja) 吸収式ヒートポンプ装置
JP2009058205A (ja) 排気熱回収装置
JP2009036103A (ja) 排気熱回収装置
JP7187942B2 (ja) ランキンサイクルシステム
JP2018193882A (ja) 冷却システム
JPH027691Y2 (ja)
JP2008025877A (ja) 排気熱回収器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080704

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees