JP7187942B2 - ランキンサイクルシステム - Google Patents

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Description

本開示は、ランキンサイクルシステムに関する。
膨張器とコンデンサの間の作動流体用の回路に開閉弁を設ける廃熱回生システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011―102577号公報
上記の廃熱回生システムでは、コンデンサ(凝縮器)から膨張器への作動流体の逆流を防止するためには、コンデンサを膨張器より低い位置に設定する必要がある。それ故、ランキンサイクルシステムにレイアウト上の制約があった。
本開示は、レイアウト上の制約なく、凝縮器から膨張器への作動流体の逆流を防止することができるランキンサイクルシステムを提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の態様のランキンサイクルシステムは、作動流体を循環させる流路と、前記流路に配置されて作動流体を膨張させる膨張器と、前記膨張器より下流側の前記流路に配置されて作動流体を凝縮させる凝縮器と、を備えて構成されるランキンサイクルシステムにおいて、前記膨張器の出口と前記凝縮器の入口の間の前記流路に関して、作動流体の凝縮が開始される地点より上流側の流路に逆流防止装置を配置して、前記逆流防止装置より下流側の流路に液体状態の作動流体を一時的に貯留する貯留装置を配置して構成される。
本開示によれば、レイアウト上の制約なく、凝縮器から膨張器への作動流体の逆流を防止することができる。
本実施形態のランキンサイクルシステムを例示する図である。 図1のA部分を拡大した図である。
以下、本開示のランキンサイクルシステムについて、図面を参照しながら説明する。図1に例示するように、本実施形態のランキンサイクルシステム1はその作動流体用の流路2に、タンク3と、ポンプ4と、蒸発器5と、膨張器6と、凝縮器7と、を備えて構成されるシステムである。
作動流体用の流路2は、作動流体Wを循環させる閉流路である。タンク3は、作動流体用の流路2に配置されて作動流体Wを貯留する装置である。ポンプ4は、タンク3より下流側の作動流体用の流路2に配置されて、タンク3から流入した作動流体Wに流路2の循環用の駆動力を付与する装置である。蒸発器5は、ポンプ4より下流側の作動流体用の流路2に配置されて、エンジン(内燃機関)の排気Gと熱交換することで作動流体Wを加熱及び蒸発させる装置である。膨張器6は、蒸発器5より下流側の作動流体用の流路2に配置されて作動流体Wを膨張させる装置である。膨張器6の出力軸6aには断接装置(クラッチ等)を介して駆動装置(エンジンやモータ等)が接続されており、断接装置の接続時に作動流体Wの膨張により出力軸6aに発生した動力が駆動装置に伝達される。凝縮器7は、膨張器6より下流側で、かつ、タンク3より上流側の作動流体用の流路2に配置されて作動流体Wを凝縮させる装置である。凝縮器7はタンク3より高い位置に配置されて、凝縮器7の出口から流出した作動流体Wは重力によりタンク3の入口に流入する。
本実施形態のランキンサイクルシステム1では、膨張器6の出口と凝縮器7の入口の間の作動流体用の流路2aに逆止弁(逆流防止装置)8を配置して構成する。逆止弁8は、凝縮器7の入口から膨張器6の出口への作動流体Wの逆流を防止する装置である。
膨張器6の出口と凝縮器7の入口の間の作動流体用の流路2aを構成する配管は外気に曝されている。この流路2aを通過する作動流体Wは、外気で冷却されたり、通過中にそのエネルギーを消費することで、その一部は凝縮して液体状態となる。作動流体Wが液体状態になると、凝縮器7の入口から膨張器6の出口へ作動流体Wが逆流する可能性が生じる。液体状態の作動流体Wの量が大きくなるにつれてこの逆流の可能性は大きくなる。
そこで、本実施形態では、膨張器6の出口と凝縮器7の入口の間の作動流体用の流路2aに関して、作動流体Wの凝縮が開始される地点Pより上流側の流路に逆止弁8を配置して構成する。地点Pは予め実験等により推定される地点で、地点Pより上流側の流路2aに関しては気体状態の作動流体Wのみが通過する。
この構成によれば、地点Pより下流側の流路2aで作動流体Wの逆流が発生しても、逆流した作動流体Wは地点Pより上流側の流路2aに配置された逆止弁8で堰き止められて膨張器6に流入しない。したがって、膨張器6の作動効率の低減を防止することができる。
さらに、膨張器6の出口と凝縮器7の入口の作動流体用の流路2aに関して、逆止弁8より下流側の流路に液体状態の作動流体Wを一時的に貯留する貯留装置9を配置すると好ましい。貯留装置9は、例えば、流路2aの配管の壁面の一部を鉛直下方に窪ませて形成される略箱型形状の装置である。この場合、より多くの液体状態の作動流体を貯留するため、貯留装置9を液体状態の作動流体を誘導する入口部と、入口部の下方に形成され、入口部の容積よりも大きな容積を有する貯留部とで構成してもよい。さらに、貯留装置9を、液体状態の作動流体Wの量に応じて容積が変化するゴム膜で形成してもよい。この場合、ゴム膜の伸張に上限を設けるため、貯留装置9を二重構造として、内側容器をゴム膜で形成し、外側容器で内側容器を支持する構成としてもよい。図2に例示する本実施形態のように凝縮器7の入口と逆止弁8の間の作動流体用の流路2aの一部として逆止弁8から凝縮器7に向かって上り形状の流路2aaが形成されている場合には、この流路2aaの下端に貯留装置9を配置すると好ましい。液体状態の作動流体Wが上り形状の流路2aaを下降して貯留装置9に貯留され易くなるからである。
この構成によれば、凝縮器7の入口と逆止弁8の間の作動流体用の流路2aで凝縮されて液体状態となった作動流体Wが貯留装置9に一時的に貯留されるので、作動流体Wの逆止弁8側への逆流が抑制され、作動流体Wの循環効率の低減を抑制することができる。また、作動流体Wの循環効率を維持するためにポンプ4の出力を増加させる必要がなく、エネルギー効率を維持することができる。
なお、貯留装置9に一時的に貯留された作動流体Wは、排気Gの高温時(エンジンの高負荷時)に蒸発器5で熱交換して高エネルギー化した作動流体Wが貯留装置9を通過することで蒸発して凝縮器7の入口に流入する。
タンク3に貯留された作動流体Wの一部がポンプ4により駆動力を付与されて、蒸発器5、膨張器6、凝縮器7、タンク3の順に循環する。蒸発器5でエンジンの排気Gと熱交換することで加熱及び蒸発した作動流体Wは膨張器6で膨張してその出力軸6aに動力を供給する。膨張器6で膨張した作動流体Wは、凝縮器7で凝縮されて液体状態となり重力によりタンク3に戻る。膨張器6の出口と凝縮器7の入口の間の作動流体用の流路2aに逆止弁8を配置しているので、この流路2aで凝縮器凝縮器7から膨張器6へ作動流体Wが逆流することは防止される。
以上により、本実施形態のランキンサイクルシステム1は、逆止弁8により凝縮器7から膨張器6への作動流体Wの逆流を防止することができる。それ故、膨張器6から凝縮器7への作動流体Wの流れを重力により規制する必要がなく、凝縮器7を膨張器6より低い位置に設定する必要がない。したがって、レイアウト上の制約なく、凝縮器6から膨張器5への作動流体Wの逆流を防止することができる。
凝縮器7がタンク3より高い位置に配置されている場合には、流路2aに逆止弁8が配置されないと膨張器6、凝縮器7、タンク3の順に高い位置に配置する必要があるので、このような場合に流路2aへの逆止弁8の配置の有効度は大きくなる。
1 ランキンサイクルシステム
2 作動流体用の流路
2a 膨張器と凝縮器の間の作動流体用の流路
3 タンク
4 ポンプ
5 蒸発器
6 膨張器
6a 出力軸
7 凝縮器
8 逆止弁(逆流防止装置)
9 貯留装置
P 地点

Claims (1)

  1. 作動流体を循環させる流路と、前記流路に配置されて作動流体を膨張させる膨張器と、前記膨張器より下流側の前記流路に配置されて作動流体を凝縮させる凝縮器と、を備えて構成されるランキンサイクルシステムにおいて、
    前記膨張器の出口と前記凝縮器の入口の間の前記流路に関して、作動流体の凝縮が開始される地点より上流側の流路に逆流防止装置を配置して、前記逆流防止装置より下流側の流路に液体状態の作動流体を一時的に貯留する貯留装置を配置して構成されるランキンサイクルシステム。
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