JP2014009649A - ランキンサイクル装置 - Google Patents

ランキンサイクル装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014009649A
JP2014009649A JP2012148100A JP2012148100A JP2014009649A JP 2014009649 A JP2014009649 A JP 2014009649A JP 2012148100 A JP2012148100 A JP 2012148100A JP 2012148100 A JP2012148100 A JP 2012148100A JP 2014009649 A JP2014009649 A JP 2014009649A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working fluid
refrigerant
oil
flow path
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012148100A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Mori
英文 森
Masao Iguchi
雅夫 井口
Fuminobu Enoshima
史修 榎島
Fumihiko Ishiguro
文彦 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2012148100A priority Critical patent/JP2014009649A/ja
Priority to PCT/JP2013/067706 priority patent/WO2014007148A1/ja
Publication of JP2014009649A publication Critical patent/JP2014009649A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K23/00Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids
    • F01K23/02Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled
    • F01K23/06Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle
    • F01K23/065Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle the combustion taking place in an internal combustion piston engine, e.g. a diesel engine
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K23/00Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids
    • F01K23/02Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled
    • F01K23/06Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle
    • F01K23/10Plants characterised by more than one engine delivering power external to the plant, the engines being driven by different fluids the engine cycles being thermally coupled combustion heat from one cycle heating the fluid in another cycle with exhaust fluid of one cycle heating the fluid in another cycle
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01KSTEAM ENGINE PLANTS; STEAM ACCUMULATORS; ENGINE PLANTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; ENGINES USING SPECIAL WORKING FLUIDS OR CYCLES
    • F01K25/00Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for
    • F01K25/08Plants or engines characterised by use of special working fluids, not otherwise provided for; Plants operating in closed cycles and not otherwise provided for using special vapours

Abstract

【課題】ポンプの上流側にてエンタルピーの高いオイルを作動流体に合流させても、ポンプにおけるキャビテーションを防止することができるランキンサイクル装置の提供にある。
【解決手段】作動流体の蒸気を生成する蒸気発生器11と、作動流体の蒸気を膨張させる膨張機12と、作動流体と作動流体に含まれるオイルとを分離するオイルセパレータ13と、作動流体の放熱および凝縮を行う放熱機器14と、放熱機器14から流出する作動流体を蒸気発生器11へ圧送するポンプ15と、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、放熱機器14及びポンプ15を順次接続する作動流体流路を備えたランキンサイクル装置10において、放熱機器14内の作動流体流路へオイルセパレータ13からのオイルを供給するオイル通路31を設けた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ランキンサイクル装置に関し、特に、作動流体からオイルを分離するオイルセパレータを備えたランキンサイクル装置に関する。
廃熱を有効利用する装置としてランキンサイクル装置が知られている。
ランキンサイクル装置は、作動流体の蒸気を生成する蒸気発生器と、作動流体の蒸気を膨張させる膨張機と、膨張機からの作動流体を凝縮する凝縮器と、凝縮器から流出する作動流体を蒸気発生器へ圧送するポンプと、を順次接続する作動流体流路を備える。
通常、作動流体流路を流通する作動流体には、膨張機やポンプにおける摺動部を潤滑するオイルが含まれている。
作動流体にオイルが含まれている場合、凝縮器にオイルが多く流入するほど凝縮器における熱交換効率が低下する。
このため、作動流体流路における膨張機と凝縮器との間にオイルセパレータを設け、オイルセパレータにより作動流体と作動流体に含まれるオイルとを分離し、オイルを凝縮器へなるべく流入させないようにする場合がある。
例えば、特許文献1に開示された廃熱利用装置は、作動流体の循環経路における膨張機と凝縮器との間にオイルセパレータを設けている。
そして、オイルセパレータと循環経路におけるポンプの凝縮器との間を繋ぐ潤滑油の経路が設けられている。
このため、オイルセパレータで分離された潤滑油を、凝縮器へ通さずにポンプへ導入することができる。
これにより、オイルセパレータから凝縮器へ導入される作動流体は含まれる潤滑油が少なくなり、凝縮器における熱交換効率の低下が防止される。
特開2009−191725号公報(第6頁、図4)
しかしながら、特許文献1に開示された廃熱利用装置では、ポンプへ導入される潤滑油は、凝縮後の作動流体と比較してエンタルピー(熱含量)が高い。
エンタルピーの高い潤滑油がポンプと凝縮器との間において作動流体と合流すると、 エンタルピーの高い潤滑油は、作動流体のエンタルピーを高くする。
作動流体のエンタルピーが高くなると、ポンプによる吸入時の圧力損失により作動流体から気泡が生じ易くなり、ポンプにおいてキャビテーションを発生するおそれがある。
ポンプにおいてキャビテーションが発生すると、ポンプによる作動流体の所定の吐出量の維持を図ることができなくなる可能性が高い。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、ポンプの上流側にてエンタルピーの高いオイルを作動流体に合流させても、ポンプにおけるキャビテーションを防止することができるランキンサイクル装置の提供にある。
上記の課題を解決するために、本発明は、作動流体の蒸気を生成する蒸気発生器と、前記作動流体の蒸気を膨張させる膨張機と、前記作動流体と前記作動流体に含まれるオイルとを分離するオイルセパレータと、前記作動流体の放熱および凝縮を行う放熱機器と、前記放熱機器から流出する前記作動流体を前記蒸気発生器へ圧送するポンプと、前記蒸気発生器、前記膨張機、前記オイルセパレータ、前記放熱機器及び前記ポンプを順次接続する作動流体流路と、を備えたランキンサイクル装置において、前記放熱機器内の作動流体流路へ前記オイルセパレータからのオイルを供給するオイル通路を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ポンプが作動すると、作動流体は、蒸気発生器、膨張機、オイルセパレータ、放熱機器、ポンプの順に作動流体回路を循環し、オイルセパレータでは作動流体に含まれるオイルが分離される。
オイルセパレータのオイルは、オイル通路を通じて放熱機器内の作動流体流路へ供給され、作動流体と合流する。なお、本発明において、「放熱機器内の作動流体流路」とは、放熱機器が複数の機器から構成される場合の各機器間の流路を含む。
放熱機器内の作動流体流路において合流したオイルを含む作動流体は、放熱機器の下流側へ至る間において十分に冷却される。
このため、ポンプにおける作動流体のキャビテーションを防止することができる。
また、上記のランキンサイクル装置において、前記放熱機器は、前記オイルセパレータから流出される作動流体を凝縮する凝縮器と、前記凝縮器から流出される作動流体を貯留するレシーバタンクと、を備え、前記オイル通路は、前記放熱機器内の作動流体流路における前記レシーバタンクの上流側と接続されている構成としてもよい。
この場合、オイルセパレータのオイルは、オイル通路を通じて放熱機器におけるレシーバタンクの上流側において作動流体と合流される。したがって、オイル合流により作動流体の気化が生じたとしても、気相の作動流体はレシーバタンクで分離され、液相の作動流体のみがポンプへ送られるので、ポンプにおける作動流体のキャビテーションを防止することができる。
また、上記のランキンサイクル装置において、前記放熱機器は、前記オイルセパレータから流出される作動流体を凝縮する凝縮器と、前記凝縮器から流出した作動流体を貯留するレシーバタンクと、前記レシーバタンクから流出される作動流体を冷却する補助冷却器を備え、前記オイル通路は、前記補助冷却器の上流側と接続されている構成としてもよい。
この場合、オイルセパレータのオイルは、オイル通路を通じて放熱機器における補助冷却器の上流側において作動流体と合流される。したがって、オイルの合流により作動流体の気化が生じたとしても、作動流体は補助冷却器により冷却されるので、ポンプにおける作動流体のキャビテーションを防止することができる。
また、上記のランキンサイクル装置において、前記オイル通路は、前記凝縮器内の作動流体流路と接続されている構成としてもよい。
この場合、オイルは凝縮器内の作動流体流路を通る作動流体と合流され、凝縮器内において十分に冷却される。さらに、オイルの合流により作動流体の気化が生じたとしても、気相の作動流体はレシーバタンクで分離され、液相の作動流体のみがポンプへ送られるので、ポンプにおける作動流体のキャビテーションを防止することができる。
また、上記のランキンサイクル装置において、前記オイル通路は、前記補助冷却器内の作動流体流路と接続されている構成としてもよい。
この場合、オイルは補助冷却器内の作動流体流路を通る作動流体と合流され、補助冷却器によりオイルを含む作動流体が冷却される。
本発明によれば、ポンプの上流側にてエンタルピーの高いオイルを作動流体に合流させても、ポンプにおけるキャビテーションを防止することができるランキンサイクル装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るランキンサイクル装置の構成図である。 第1の実施形態の変更例1に係るランキンサイクル装置の構成図である。 第1の実施形態の変更例2に係るランキンサイクル装置の構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るランキンサイクル装置の構成図である。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態に係るランキンサイクル装置について図面を参照して説明する。
本実施形態のランキンサイクル装置は車両に搭載される車載用ランキンサイクル装置である。
図1に示すように、ランキンサイクル装置10は、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、放熱機器14及びポンプ15を有する。
また、ランキンサイクル装置10は、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、放熱機器14及びポンプ15を順次接続する冷媒流路16を有する。
冷媒流路16は作動流体流路に相当し、冷媒流路16の冷媒は、ポンプ15の作動により、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、放熱機器14、ポンプ15の順に冷媒流路16を循環して流れる。
本実施形態のランキンサイクル装置10では、冷媒にオイルが含まれており、冷媒に含まれるオイルは冷媒と共に冷媒流路16の一部を流通する。
冷媒に含まれるオイルは、膨張機12およびポンプ15の摺動部における潤滑、密封、冷却等の機能を果たす。
蒸気発生器11は、エンジン17から排気通路18を通って排出される排気ガスを熱源(図示せず)として冷媒の蒸気を発生させる手段である。
蒸気発生器11の内部を通る冷媒の流路は、冷媒流路16の一部を構成する。
蒸気発生器11では、冷媒流路16の冷媒と排気通路18を通る排気ガスとの熱交換により冷媒は加熱され、冷媒の蒸気が生成される。
蒸気発生器11を通過した排気ガスは排気通路18を通じて大気中へ排出される。
本実施形態の冷媒流路16は、蒸気発生器11の冷媒出口と膨張機12の冷媒入口との間を接続する第1流路19を備えている。
膨張機12は高温・高圧の蒸気により駆動される回転体(図示せず)を有しており、高温・高圧の蒸気が回転体を回転することにより、膨張機12は出力軸において回転力を得る。
膨張機12の内部を通る冷媒の流路は、冷媒流路16の一部を構成する。
本実施形態の膨張機12はスクロール式膨張機であり、回転体は固定スクロールに対して旋回可能な可動スクロールである。
膨張機12は、冷媒の蒸気をほぼ断熱状態で減圧膨張させることにより冷媒の蒸気が有する圧力エネルギーを機械的エネルギーに変換する
膨張機12の出力軸は負荷20(例えば、発電機)に連結されており、膨張機12において得られる回転力は負荷20に出力される。
本実施形態の冷媒流路16は、膨張機12の冷媒出口とオイルセパレータ13の冷媒入口とを接続する第2流路21を備えている。
オイルセパレータ13は、膨張機12から流出した冷媒の蒸気からミスト状のオイルを分離する手段である。
オイルセパレータ13の内部の空間は、オイルを貯留する貯留空間および冷媒が通過する流路として機能し、冷媒流路16の一部を構成する。
本実施形態の冷媒流路16は、オイルセパレータ13の冷媒出口と放熱機器14の冷媒入口とを接続する第3流路22を備えている。
本実施形態の放熱機器14は、放熱機器14において最上流側に位置する凝縮器23と、凝縮器23の下流側に設置されたレシーバタンク24と、放熱機器14において最下流側に位置する補助冷却器25と、凝縮器23とレシーバタンク24とを接続する第4流路27と、レシーバタンク24と補助冷却器25とを接続する第5流路28を備えている。
凝縮器23内の冷媒流路と、レシーバタンク24内の冷媒流路と、補助冷却器25内の冷媒流路と、第4流路27と、第5流路28とで、放熱機器14内の冷媒流路(作動流体流路)が構成される。
凝縮器23は、膨張機12から流出した蒸気の冷媒を冷却して凝縮する手段であり、凝縮器23の内部には冷媒が通過する流路(図示せず)が設けられている。
凝縮器23内の冷媒通路は、冷媒流路16の一部を構成する。
凝縮器23の近傍には、送風ファン26が設けられており、送風ファン26は凝縮器23を通過する冷媒の放熱を促進するように凝縮器23へ向けて送風する機能を有する。
本実施形態の冷媒流路16は、凝縮器23の冷媒出口とレシーバタンク24の冷媒入口とを接続する第4流路27を備えている。
凝縮器23の冷媒出口では、凝縮器23を通過して凝縮された冷媒が下流側のレシーバタンク24に流出される。
レシーバタンク24は凝縮器23を通過した冷媒を貯留するタンクであり、レシーバタンク24内の冷媒流路は、冷媒流路16の一部を構成する。
レシーバタンク24では、凝縮器23通過後の凝縮された冷媒の気液分離が行われ、液体の冷媒(液冷媒)のみがレシーバタンク24から流出する。
本実施形態の冷媒流路16は、レシーバタンク24の冷媒出口と補助冷却器25の冷媒入口とを接続する第5流路28を備えている。
補助冷却器25は、レシーバタンク24から流出した液冷媒をさらに冷却する手段であり、補助冷却器25の内部には液冷媒が通過する流路(図示せず)が設けられている。
補助冷却器25の内部における液冷媒の流路は、冷媒流路16の一部を構成する。
本実施形態では、補助冷却器25において液冷媒が大気と熱交換されることによりさらに冷却される。
本実施形態の冷媒流路16は、補助冷却器25の冷媒出口とポンプ15の冷媒入口とを接続する第6流路29を備えている。
ポンプ15は、補助冷却器25から流出する冷媒を吸入して吐出し、蒸気発生器11へ圧送するもので、本実施形態では、電動式のギヤポンプが採用されている。
ポンプ15の内部において冷媒が通る流路は、冷媒流路16の一部に相当する。
本実施形態の冷媒流路16は、ポンプ15の冷媒出口と蒸気発生器11の冷媒入口とを接続する第7流路30を備えている。
ポンプ15が駆動されることにより、冷媒は、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、凝縮器23、レシーバタンク24、補助冷却器25、ポンプ15の順に冷媒流路16を循環することができる。
本実施形態では、冷媒流路16において膨張機12と放熱機器14との間にオイルセパレータ13を設けている。
本実施形態では、オイルセパレータ13と第4流路27とを接続するオイル通路31が設けられている。
オイル通路31は、オイルセパレータ13において冷媒から分離されたオイルを放熱機器14における第4流路27へ供給する。
換言すると、オイル通路31は放熱機器14内の冷媒流路(作動流体流路)へオイルを供給する。
次に、本実施形態のランキンサイクル装置10の作動について説明する。
エンジン17の運転時においては、排気ガスがエンジン17から排気通路18を通り蒸気発生器11を通過する。
ポンプ15が駆動されると、冷媒は、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、凝縮器23、レシーバタンク24、補助冷却器25、ポンプ15の順に流れて冷媒流路16を循環する。
蒸気発生器11では、冷媒は排気ガスとの熱交換により高温・高圧の蒸気となる。
冷媒の蒸気は、第1流路19を通って膨張機12へ流出する。
膨張機12に流入した蒸気は、膨張機12内においてほぼ断熱状態で減圧膨張され、蒸気の圧力エネルギーは機械的エネルギーに変換されて膨張機12の回転力は負荷20へ出力される。
膨張機12から流出した低圧の冷媒の蒸気は、第2流路21を通じてオイルセパレータ13へ流入する。
オイルセパレータ13では、冷媒の蒸気に含まれるミスト状のオイルが分離され、液体のオイルがオイルセパレータ13に貯留される。
オイルが分離された冷媒の蒸気は、第3流路22を通り凝縮器23へ流出し、冷媒の蒸気から分離された液体のオイルはオイル通路31を通り、第4流路27へ供給される。
凝縮器23は送風ファン26の送風を受けており、オイルセパレータ13から流出した冷媒の蒸気は空気との熱交換により凝縮される。
このとき、凝縮器23を通過する冷媒にはオイルが殆ど含まれないため、オイルによる熱交換効率の低下は発生しない。
オイル通路31を通るオイルは、第4流路27において凝縮後の冷媒と合流する。
オイル通路31を通るオイルは、凝縮器23を通過した凝縮後の冷媒と比較すると、エンタルピー(熱含量)の高いオイルであり、合流により凝縮後の冷媒に熱を与えることになり、冷媒のエンタルピーが高くなる。
オイルが合流された凝縮後の冷媒は、第4流路27を通じてレシーバタンク24に流出する。
レシーバタンク24では、オイルが合流された凝縮後の冷媒を液冷媒とガス状の冷媒とに分離し、液冷媒はレシーバタンク24に一時的に貯留される。
レシーバタンク24の液冷媒は第5流路28を通じて補助冷却器25へ流出する。
ガス状の冷媒はレシーバタンク24で液冷媒と分離され、液冷媒のみが補助冷却器25へ送られる。
レシーバタンク24から流出した液冷媒は第5流路28を通じて補助冷却器25に流入し、補助冷却器25に流入した液冷媒は大気との熱交換により冷却(過冷却)される。
補助冷却器25から流出した冷媒はポンプ15に吸入されて吐出され、蒸気発生器11へ圧送される。
ポンプ15では、液冷媒が補助冷却器25により十分に過冷却されているので、液冷媒の吸入時において圧力損失が生じても、液冷媒における気泡の発生はなく、キャビテーションが発生することはない。また、第4流路27においてオイルを冷媒に合流させることにより、冷媒の気化が生じたとしても、ガス状の冷媒はレシーバタンク24で液冷媒と分離され、液冷媒のみが補助冷却器25やポンプ15へ送られるので、ポンプ15における冷媒のキャビテーションを防止することができる。
本実施形態のランキンサイクル装置は以下の作用効果を奏する。
(1)レシーバタンク24の上流側である第4流路27においてオイルが凝縮後の冷媒と合流され、冷媒の気化が生じたとしても、ガス状の冷媒はレシーバタンク24で液冷媒と分離され、液冷媒のみが補助冷却器25やポンプ15へ送られる。このため、ポンプ15におけるキャビテーションを防止することができ、所定の吐出量の液冷媒をポンプ15から安定して圧送することができる。
(2)オイル通路31はオイルセパレータ13と第4流路27とを接続する通路であるから、凝縮器23内の冷媒流路やレシーバタンク24内の冷媒流路にオイル通路31を接続する場合に比べて、接続が容易である。
(3)補助冷却器25はレシーバタンク24から流出する液冷媒をさらに冷却するから、補助冷却器25の下流側では合流したオイルを含む冷媒を確実に過冷却することができる。ポンプ15に導通される液冷媒は、吸入時において圧力損失が生じても、液冷媒における気泡の発生はない。つまり、ポンプ15におけるキャビテーションを防止することができ、所定の吐出量の液冷媒をポンプ15から安定して圧送することができる。
(変更例1)
本実施形態では、オイルセパレータ13と第4流路27とを接続するオイル通路31としたが、図2に示す変更例1のように、オイルセパレータ13と第5流路28とを接続するオイル通路31としてもよい。
この場合、オイルセパレータ13からのオイルは、冷媒流路16におけるレシーバタンク24と補助冷却器25の間にて冷媒に合流される。したがって、オイルの合流により第5流路28において冷媒の気化が生じたとしても、冷媒は補助冷却器25により冷却されるので、ポンプ15におけるキャビテーションを防止することができる。
(変更例2)
第1の実施形態では、オイルセパレータ13と第4流路27とを接続するオイル通路31としたが、図3に示す変更例2のように、オイルセパレータ13と凝縮器23内の冷媒流路とを接続し、凝縮器23内の冷媒流路において冷媒とオイルを合流するオイル通路31としてもよい。
この場合、オイルの熱による影響を受け難くして凝縮器23における熱交換効率の低下を抑制するため、凝縮器23内の冷媒流路において冷媒出口により近い側と接続することが好ましい。
変更例1、2については、第1の実施形態と同様に、ポンプ15におけるキャビテーションを防止することができる。
(その他の変更例)
図示はしないが、その他の変更例として、オイルセパレータ13とレシーバタンク24内の冷媒流路とを接続するオイル通路31としてもよく、オイルセパレータ13からのオイルをレシーバタンク24内の冷媒流路へ供給して冷媒とオイルを合流させてもよい。
さらに、その他の変更例として、オイルセパレータ13と補助冷却器25内の冷媒流路とを接続するオイル通路31とし、補助冷却器25内の冷媒流路において冷媒とオイルを合流させてもよい。
その他の変更例の場合も第1の実施形態と同様に、ポンプ15におけるキャビテーションを防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るランキンサイクル装置について説明する。
本実施形態のランキンサイクル装置は、第1の実施形態と同様に車両に搭載される車載用ランキンサイクル装置である。
本実施形態は補助冷却器を備えない点で、第1の実施形態と相違する。
第1の実施形態と同一の構成については、第1の実施形態の説明を援用し、符号を共通して用いる。
図4に示すように、本実施形態のランキンサイクル装置40は、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、放熱機器42及びポンプ15を有する。
また、ランキンサイクル装置40は、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、放熱機器42及びポンプ15を順次接続する冷媒流路41を有する。
冷媒流路41は作動流体流路に相当し、冷媒は、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、放熱機器42、ポンプ15の順に冷媒流路41を流れる。
本実施形態のランキンサイクル装置40では、冷媒にオイルが含まれており、冷媒に含まれるオイルは冷媒と共に冷媒流路41の一部を流通する。
本実施形態の放熱機器42は、放熱機器42において上流側に位置する凝縮器23と、凝縮器23の下流側に設置されたレシーバタンク24と、凝縮器23とレシーバタンク24とを接続する第4流路とを備えている。
凝縮器23内の冷媒流路と、レシーバタンク24内の冷媒流路と、第4流路27とで、放熱機器42内の冷媒流路(作動流体流路)が構成される。
冷媒流路41は、レシーバタンク24の冷媒出口とポンプ15の冷媒入口とを接続する第5流路43を備えている。
本実施形態の冷媒流路41は、ポンプ15の冷媒出口と蒸気発生器11の冷媒入口とを接続する第6流路44を備えている。
ポンプ15が駆動されることにより、冷媒は、冷媒流路41において、蒸気発生器11、膨張機12、オイルセパレータ13、凝縮器23、レシーバタンク24の順に循環して流れることができる。
本実施形態では、オイルセパレータ13と第4流路27を接続するオイル通路31が設けられている。
オイル通路31は、オイルセパレータ13において冷媒から分離されたオイルを放熱機器42における第4流路27へ供給する。
本実施形態によれば、オイルセパレータ13からオイルは、オイル通路31を介して放熱機器42における第4流路27へ供給され、冷媒と合流する。
放熱機器42における第4流路27において合流したオイルを含む冷媒は、レシーバタンク24にてガス状の冷媒と液冷媒とに分離され、液冷媒のみがポンプ15へ送られる。
このため、第4流路27においてオイルを冷媒に合流させることにより、冷媒の気化が生じたとしても、レシーバタンク24にてガス状の冷媒と分離された液冷媒のみがポンプ15へ送られるので、ポンプ15におけるキャビテーションを防止することができる。
本実施形態は、第1の実施形態の作用効果(1)、(2)と同等の効果を奏する。
また、本実施形態のランキンサイクル装置は、補助冷却器を設けないため、第1の実施形態形態と比較してランキンサイクル装置を簡単な構成とすることができる。
なお、上記の実施形態は、本発明の一実施形態を示すものであり、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、下記のように発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能である。
○ 上記の実施形態では、車両に搭載される車載用ランキンサイクル装置としたが、ランキンサイクル装置は車載用に限定されない。例えば、地上に設置されるランキンサイクル装置であってもよい。
○ 上記の実施形態では、内燃機関として単にエンジンと説明したが、内燃機関はガソリンエンジンでもよいし、ディーゼルエンジンであってもよい。
○ 上記の第2の実施形態では、オイルセパレータ13と第4流路27とを接続するオイル通路31としたが、変更例2のようにオイルセパレータ13と凝縮器23とを接続し、凝縮器23内の冷媒流路において冷媒とオイルを合流するオイル通路31としてもよい。この場合、凝縮器23における熱交換効率のオイルの熱による影響を受け難くするため、凝縮器23内の冷媒流路において冷媒出口により近い側と接続することが好ましい。また、その他の変更例のように、オイルセパレータ13とレシーバタンク24内の冷媒流路とを接続するオイル通路31としてもよく、オイルセパレータ13からのオイルをレシーバタンク24内の冷媒流路へ供給して冷媒とオイルを合流させてもよい。
○ 上記の実施形態では、負荷の例として発電機を挙げたが、負荷はエンジンであってもよく、膨張機から出力される回転力を利用できる構成であれば、特に限定されない。
○ 上記の実施形態では、スクロール式膨張機としたが、膨張機はスクロール式に限定されず形式は自由であり、例えば、ベーン式の膨張機やタービン式の膨張機であってもよい。
10、40 ランキンサイクル装置
11 蒸気発生器
12 膨張機
13 オイルセパレータ
14、42 放熱機器
15 ポンプ
16、41 冷媒流路
17 エンジン
18 排気通路
19 第1流路
20 負荷
21 第2流路
22 第3流路
23 凝縮器
24 レシーバタンク
25 補助冷却器
26 送風ファン
27 第4流路
28、43 第5流路
29、44 第6流路
30 第7流路
31 オイル通路

Claims (5)

  1. 作動流体の蒸気を生成する蒸気発生器と、前記作動流体の蒸気を膨張させる膨張機と、前記作動流体と前記作動流体に含まれるオイルとを分離するオイルセパレータと、前記作動流体の放熱および凝縮を行う放熱機器と、前記放熱機器から流出する前記作動流体を前記蒸気発生器へ圧送するポンプと、前記蒸気発生器、前記膨張機、前記オイルセパレータ、前記放熱機器及び前記ポンプを順次接続する作動流体流路と、を備えたランキンサイクル装置において、
    前記放熱機器内の作動流体流路へ前記オイルセパレータからのオイルを供給するオイル通路を設けたことを特徴とするランキンサイクル装置。
  2. 前記放熱機器は、
    前記オイルセパレータから流出される作動流体を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器から流出される作動流体を貯留するレシーバタンクと、を備え、
    前記オイル通路は、前記放熱機器内の作動流体流路における前記レシーバタンクの上流側と接続されていることを特徴とする請求項1記載のランキンサイクル装置。
  3. 前記放熱機器は、
    前記オイルセパレータから流出される作動流体を凝縮する凝縮器と、
    前記凝縮器から流出した作動流体を貯留するレシーバタンクと、
    前記レシーバタンクから流出される作動流体を冷却する補助冷却器を備え、
    前記オイル通路は、前記補助冷却器の上流側と接続されていることを特徴とする請求項1記載のランキンサイクル装置。
  4. 前記オイル通路は、前記凝縮器内の作動流体流路と接続されていることを特徴とする請求項2記載のランキンサイクル装置。
  5. 前記オイル通路は、前記補助冷却器内の作動流体流路と接続されていることを特徴とする請求項3記載のランキンサイクル装置。
JP2012148100A 2012-07-02 2012-07-02 ランキンサイクル装置 Pending JP2014009649A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012148100A JP2014009649A (ja) 2012-07-02 2012-07-02 ランキンサイクル装置
PCT/JP2013/067706 WO2014007148A1 (ja) 2012-07-02 2013-06-27 ランキンサイクル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012148100A JP2014009649A (ja) 2012-07-02 2012-07-02 ランキンサイクル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014009649A true JP2014009649A (ja) 2014-01-20

Family

ID=49881904

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012148100A Pending JP2014009649A (ja) 2012-07-02 2012-07-02 ランキンサイクル装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2014009649A (ja)
WO (1) WO2014007148A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101587253B1 (ko) * 2014-12-08 2016-01-20 (주)거나백 작동 유체의 손실 없이 부품 교체가 가능한 가정용 열병합 발전시스템
KR101596485B1 (ko) * 2014-12-08 2016-02-22 (주)거나백 유분리기를 구비한 가정용 열병합 발전시스템
KR101596486B1 (ko) * 2014-12-08 2016-02-22 (주)거나백 순환펌프 보호 기능을 구비한 가정용 열병합 발전시스템

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201401537D0 (en) * 2014-01-29 2014-03-12 Gaudreault Guy Biomass gasification power generator

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2847091B2 (ja) * 1990-03-28 1999-01-13 株式会社日阪製作所 油補給装置
JP3169441B2 (ja) * 1992-07-09 2001-05-28 株式会社日阪製作所 油吸収型熱サイクル
JP4311982B2 (ja) * 2003-05-22 2009-08-12 株式会社荏原製作所 発電装置および発電方法
JP4977638B2 (ja) * 2008-02-14 2012-07-18 サンデン株式会社 廃熱利用装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101587253B1 (ko) * 2014-12-08 2016-01-20 (주)거나백 작동 유체의 손실 없이 부품 교체가 가능한 가정용 열병합 발전시스템
KR101596485B1 (ko) * 2014-12-08 2016-02-22 (주)거나백 유분리기를 구비한 가정용 열병합 발전시스템
KR101596486B1 (ko) * 2014-12-08 2016-02-22 (주)거나백 순환펌프 보호 기능을 구비한 가정용 열병합 발전시스템

Also Published As

Publication number Publication date
WO2014007148A1 (ja) 2014-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6466570B2 (ja) 圧縮機設備の圧縮ガスの冷却方法及びこの方法を利用する圧縮機設備
EP3947922B1 (en) Power generation system and method to generate power by operation of such power generation system
JP2016514241A (ja) 潤滑および冷却システム
JP6410851B2 (ja) 廃熱回収装置
JP6056270B2 (ja) ターボ圧縮機及びターボ冷凍機
JP5621721B2 (ja) ランキンサイクル
WO2014007148A1 (ja) ランキンサイクル装置
JP2008127017A (ja) 車両室内を空調するための冷却回路とランキン回路との組み合わせ
JP2015190662A (ja) ターボ冷凍機
CN108469128B (zh) 流体机械和制冷循环装置
JP4265228B2 (ja) エジェクタポンプを用いた冷凍機
US10234175B2 (en) Turbo refrigerator
JP2014043832A (ja) ターボ圧縮機及びターボ冷凍機
US10408092B2 (en) Heat exchanger, energy recovery system, and vessel
EP2416094A1 (en) Heat pump device
WO2012029516A1 (ja) ランキンサイクル装置
JP5529432B2 (ja) ヒートポンプ装置
WO2016068861A1 (en) Combined cycle power plant with absorption refrigeration system
JP2013160076A (ja) ランキンサイクル装置
US9879886B2 (en) Turbo refrigerator
JP7187942B2 (ja) ランキンサイクルシステム
US10294849B2 (en) Cooling device having a refrigerant supply part of a condenser arranged higher than a shaft part of a turbine in a gravity direction
JP2018155158A (ja) ランキンサイクルシステム、及び、ランキンサイクルシステムの制御方法
JPWO2020080129A1 (ja) 冷媒圧縮機
JP2020094727A (ja) 空調システム