JP2008002284A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機 Download PDF

Info

Publication number
JP2008002284A
JP2008002284A JP2006170027A JP2006170027A JP2008002284A JP 2008002284 A JP2008002284 A JP 2008002284A JP 2006170027 A JP2006170027 A JP 2006170027A JP 2006170027 A JP2006170027 A JP 2006170027A JP 2008002284 A JP2008002284 A JP 2008002284A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expansion mechanism
expansion
compressor
scroll
compression mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006170027A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Iwashida
鶸田  晃
Hidenobu Shintaku
秀信 新宅
Takashi Morimoto
敬 森本
Akira Ikeda
明 池田
Atsushi Sakuta
作田  淳
Masaru Shiotani
優 塩谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006170027A priority Critical patent/JP2008002284A/ja
Publication of JP2008002284A publication Critical patent/JP2008002284A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】熱移動損失の少ない膨張機構部を有する圧縮機を提供すること。
【解決手段】膨張機構部1と圧縮機構部41と電動機部2を収納する密閉容器42からなる圧縮機であって、膨張機構部1が、鏡板から渦巻状のラップが立ち上がる固定スクロール12及び旋回スクロール13を噛み合わせて双方間に膨張室15を形成し、旋回スクロール13を自転規制機構14による自転の規制のもとに円軌道に沿って旋回させたとき膨張室15が容積を変えながら移動することで、吸入、吐出を行う、スクロール膨張機構部であって、固定スクロール12の鏡板で、密閉容器42の外郭の一部を構成したことを特徴とする圧縮機。
【選択図】図1

Description

本発明は、膨張機構部と圧縮機構部とを有する圧縮機に関する。
現在、冷凍装置の冷媒として二酸化炭素を用いることが検討されているが、エネルギー効率の面から、膨張装置として膨張機を用いることが検討されている。
膨張機構部と圧縮機構部とは、構造的には共通するため、従来圧縮機構部として用いられてきた構造を膨張機構部として利用することができる。
ところで、圧縮機構部は、冷媒を圧縮するので、圧縮機構部を構成する部材の温度は冷媒の圧縮動作と共に上昇していく、一方、膨張機構部は、冷媒を膨張させるので、膨張機構部を構成する部材の温度が冷媒の膨張動作と共に低下していく。したがって、圧縮機構部と膨張機構部とを単純に一体化すると、圧縮機構部の熱が膨張機構部に移動してしまうので、膨張機構部にて冷媒が加熱されてしまい、冷凍サイクルの効率が低下してしまうという問題が発生する。
そこで、上記問題を解決するために、膨張機構部と圧縮機構部との間に、熱移動を抑制する断熱手段を設けたものが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2001−165040号公報
しかしながら、膨張機構部と圧縮機構部との間に、熱移動を抑制する断熱手段を設けた場合には、圧縮機構部或いは膨張機構部を潤滑する潤滑油の移動も同時に妨げてしまい、メカの信頼性を低下させるといった問題を有していた。
本発明は、膨張機構部と圧縮機構部とを備えた圧縮機において、膨張機構部と圧縮機構部との間の熱移動を抑制しながら、同時に潤滑経路を確保して、高性能と高い信頼性を両立した圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の圧縮機は、膨張機構部と圧縮機構部と電動機部を収納する密閉容器を有する圧縮機であって、前記膨張機構部が、鏡板から渦巻状のラップが立ち上がる固定スクロール及び旋回スクロールを噛み合わせて双方間に膨張室を形成し、前記旋回スクロールを自転規制機構による自転の規制のもとに円軌道に沿って旋回させたとき膨張室が容積を変えながら移動することで、吸入、吐出を行う、スクロール膨張機構部であって、前記固定スクロールの鏡板で、前記密閉容器の外郭の一部を構成したものである。これによって、膨張機構部に伝わる熱を小さくしながら、圧縮機構部或いは膨張機構部を潤滑する潤滑油を確保することができるので、高性能と高い信頼性を両立した圧縮機を提供することができる。
本発明によれば、熱損失が少なく、高い信頼性を確保することができる圧縮機を実現することができる。
本発明の第1の実施の形態による圧縮機は、膨張機構部と圧縮機構部と電動機部を収納
する密閉容器からなる圧縮機であって、膨張機構部が、鏡板から渦巻状のラップが立ち上がる固定スクロール及び旋回スクロールを噛み合わせて双方間に膨張室を形成し、旋回スクロールを自転規制機構による自転の規制のもとに円軌道に沿って旋回させたとき膨張室が容積を変えながら移動することで、吸入、吐出を行う、スクロール膨張機構部であって、固定スクロールの鏡板で、密閉容器の外郭の一部を構成したものである。本実施の形態によれば、圧縮機構部から膨張機構部への伝熱を小さくすることができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による圧縮機において、密閉容器内において、膨張機構部を下部に、圧縮機構部を上部に配置したものである。本実施の形態によれば、圧縮機構部及び膨張機構部を潤滑する潤滑油が密閉容器内下部に滞留するが、滞留している潤滑油の温度境界層によって、圧縮機構部から膨張機構部への伝熱をより小さくすることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による圧縮機において、膨張機構部と圧縮機構部とを潤滑する給油経路の入口よりも下部に、窪み部が形成されているものである。本実施の形態によれば、滞留している潤滑油の温度境界層をより成長させることができるので、圧縮機構部から膨張機構部への伝熱を更に小さくすることができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1〜3の実施の形態による圧縮機において、固定スクロールの鏡板のラップと反対側の面にスリット形状を施したものである。本実施の形態によれば、前記固定スクロールの鏡板は密閉容器の外郭を通して外気にも接する面積を増やすことができるので、膨張機構部へと流入する冷媒の過熱を防いで、膨張機構部の効率を高めることができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1〜4の実施の形態による圧縮機において、作動流体としての冷媒を、二酸化炭素としたものである。二酸化炭素は、膨張機による動力回収効果が他の作動流体と比べて大きいのと、冷媒が圧縮されたときに到達する温度が高いために、熱移動によるサイクル効率の低下が顕著になると考えられるが、本実施の形態によれば、高い信頼性と高効率を実現することができる。
(実施の形態1)
以下本発明の一実施例による圧縮機について説明する。図1は、本発明の一実施例の圧縮機における側断面図である。図1に示すように、本実施例による膨張機構部1は、圧縮機構部41とともに、密閉容器42内に配置されている。なお、この種の圧縮機は、放熱器や蒸発器とともに冷凍サイクル装置を構成する。この冷凍サイクル装置としては二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側では超臨界域となるように運転することが好ましい。
圧縮機構部41は密閉容器42内に焼き嵌めなどして固定されており、電動機部3によって駆動され、圧縮された冷媒は密閉容器42内に吐出された後、密閉容器42外へと流出していく。
上記構成において、圧縮機構部41を駆動するクランク軸4は、電動機部3を介して膨張機構部1へとつながっている。クランク軸4の主軸部4aを軸支する主軸受部材11と、この主軸受部材11上にボルト止めした固定スクロール12との間に、固定スクロール12と噛み合う旋回スクロール13を挟み込んでスクロール式の膨張機構部を構成し、旋回スクロール13と主軸受部材11との間に旋回スクロール13の自転を防止して円軌道運動するように案内するオルダムリングなどによる自転規制機構14を設けている。
上記構成において、クランク軸4の下端にある偏心軸部4bにて旋回スクロール13を偏心駆動することにより旋回スクロール13を円軌道運動させ、これにより固定スクロー
ル12と旋回スクロール13との間に形成している膨張室15が中央部から外周側に移動しながら大きくなるのを利用して、密閉容器42外に通じた吸入パイプ16および固定スクロール12の中央部の吸入口17から冷媒ガスを吸入して膨張していき、所定圧以下になった冷媒ガスは固定スクロール12の外周側の吐出口18から密閉容器42外に吐出させることを繰り返す。このときの膨張過程により回収された動力は、クランク軸4を伝って圧縮機機構部41の動力の一部として使われる。また、固定スクロール12は、密閉容器42に溶接などで固定され、密閉容器42の外郭の一部を形成している。
また、クランク軸4の偏心軸部4bには容積型ポンプ25を備えている。密閉容器42の下部に形成された潤滑油溜まり20から、容積型ポンプ入り口穴25aを通って、潤滑油6は、容積型ポンプ25に供給され、膨張機後部1及び圧縮機構部41を潤滑した後、密閉容器42下部の潤滑油溜まり20へと再循環を行う。
ここで、潤滑油6は圧縮機構部41の圧縮熱により暖められる。潤滑油6の熱容量は、冷媒の熱容量に比べて大きいために、膨張機構部1のまわりに多く存在すれば、吐出冷媒が持つエネルギーが膨張過程の冷媒へと流入して、結果として放熱器の能力低下を招いてしまう。しかし、固定スクロール12で、密閉容器42の外郭の一部を構成しているので、膨張機構部1が潤滑油6と接する面積を小さくすることができるので、圧縮機構部41から膨張機構部1への伝熱を小さくすることができるので、高い性能の圧縮機を提供することができる。
なお、密閉容器42内において、膨張機構部1を下部に、圧縮機構部41を上部に配置している。圧縮機構部41及び膨張機構部1を潤滑する潤滑油6が密閉容器42内下部に滞留して潤滑油溜まり20を形成するが、潤滑油溜まり20内で潤滑油6が滞留して、膨張機構部1に近い方の潤滑油6の温度が低く、圧縮機構部41に近い方の潤滑油6の温度が高くなる。温度が高い方が潤滑油6の密度が低くなるので、結果として潤滑油6は混ざり合うことが少なく、潤滑油溜まり20内に温度境界層が形成される。このことによって、圧縮機構部41から膨張機構部1への伝熱をより小さくすることができる。
また、給油経路の入口20aよりも下部に、窪み部20bを形成している。この構成にすれば、窪み部20bに滞留している潤滑油6は、密閉容器41内で循環することがないので、潤滑油6の温度境界層をより成長させ、圧縮機構部41から膨張機構部1への伝熱を更に小さくすることができる。
なお、固定スクロール12の鏡板のラップと反対側の面にスリット形状を施しても良い(図示せず)。この構成にすれば、固定スクロール12の鏡板は密閉容器41の外郭を通して外気にも接する面積を増やすことができるので、膨張機構部1へと流入する冷媒の過熱を防いで、膨張機構部1単体での効率を高めることができる。なお、固定スクロール12の鏡板のラップと反対面の面積が増える形状であれば、穴やフィン等の形状であっても同様の効果が実現できる。
本実施例の膨張機構部は、二酸化炭素を冷媒として用いた冷凍サイクルを構成する圧縮機として特に有用である。
本発明の一実施例の圧縮機における側断面図
符号の説明
1 膨張機構部
2 電動機部
4 クランク軸
4a 主軸受部
4b 偏心軸部
11 主軸受部材
12 固定スクロール
13 旋回スクロール
14 自転拘束機構
15 膨張室
16 吸入管
17 吸入口
18 吐出管
20 潤滑油溜まり
20a 給油経路の入口
20b 窪み部
25 容積型ポンプ
41 圧縮機構部
42 密閉容器

Claims (5)

  1. 膨張機構部と圧縮機構部と電動機部を収納する密閉容器からなる圧縮機であって、前記膨張機構部が、鏡板から渦巻状のラップが立ち上がる固定スクロール及び旋回スクロールを噛み合わせて双方間に膨張室を形成し、前記旋回スクロールを自転規制機構による自転の規制のもとに円軌道に沿って旋回させたとき膨張室が容積を変えながら移動することで、吸入、吐出を行う、スクロール膨張機構部であって、前記固定スクロールの鏡板で、前記密閉容器の外郭の一部を構成したことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記密閉容器内において、前記膨張機構部を下部に、前記圧縮機構部を上部に配置したことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記膨張機構部と前記圧縮機構部とを潤滑する給油経路の入口よりも下部に、窪み部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記固定スクロールの鏡板のラップと反対側の面にスリット形状を施したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の圧縮機。
  5. 冷媒を、高圧冷媒、例えば二酸化炭素とすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
JP2006170027A 2006-06-20 2006-06-20 圧縮機 Pending JP2008002284A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006170027A JP2008002284A (ja) 2006-06-20 2006-06-20 圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006170027A JP2008002284A (ja) 2006-06-20 2006-06-20 圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008002284A true JP2008002284A (ja) 2008-01-10

Family

ID=39006886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006170027A Pending JP2008002284A (ja) 2006-06-20 2006-06-20 圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008002284A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064426A1 (ja) * 2008-12-02 2010-06-10 サンデン株式会社 スクロール型流体機械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010064426A1 (ja) * 2008-12-02 2010-06-10 サンデン株式会社 スクロール型流体機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2093374A1 (en) Fluid machine and refrigeration cycle device
WO2005038254A2 (ja) スクロール圧縮機
JP2011027076A (ja) スクロール圧縮機
JP2006220143A (ja) 容積形流体機械及びそれを用いた冷凍サイクル
JP2002266777A (ja) 多段式流体圧縮部を備えたスクロール流体機械
JP2010265756A (ja) スクロール圧縮機
JP2010248994A (ja) スクロール圧縮機及びその組立方法
JP2008038915A (ja) 膨張機一体型圧縮機
JP2008121481A (ja) スクロール流体機械
WO2012042825A1 (ja) 回転式圧縮機
JP2006307753A (ja) スクロール膨張機
JP2008002284A (ja) 圧縮機
JP2008008165A (ja) 圧縮機
JP2010248995A (ja) スクロール圧縮機
JP2009174407A (ja) スクロール圧縮機
JP2007032291A (ja) スクロール膨張機
JP2015071947A (ja) スクロール圧縮機および冷凍機器
JP2014152748A (ja) スクロール圧縮機
JP4923954B2 (ja) 圧縮機
JP2008002419A (ja) スクロール圧縮機
JP2007154805A (ja) 冷凍サイクル装置
JP4940630B2 (ja) スクロール膨張機
JP2006266165A (ja) スクロール圧縮機及びそれを用いた冷凍サイクル装置
JP2011163256A (ja) スクロール圧縮機
JP2008267140A (ja) スクロール圧縮機