JP2008002093A - キャビネット - Google Patents

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拡二 安田
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Abstract

【課題】側面の開放に係る操作が簡易である上、不用意に側面開口が開放するといった事態を確実に防止することができ、さらに並設した際にも前面開口の開放が阻害されたりすることのないキャビネットを提供する。
【解決手段】キャビネット本体2の左右側面の開口を夫々開閉する左扉4及び右扉5における前側の鉛直方向の端縁に、レバー22の回動操作によって互いの離反方向と近接方向とに同調してスライド可能で、離反方向へのスライドで両扉4、5を閉塞状態とし、近接方向へのスライドで両扉4、5を開閉可能とする一対のロッド25a、25bを設けるとともに、ロッド25a、25bに、両扉4、5の閉塞状態でキャビネット本体2の前面開口を開閉する前扉3の蝶着軸又は前扉3の開放側の係止軸となり、ロッド25a、25bのさらなる離反方向へのスライドによって前扉3の開閉動作を許容するヒンジ部26a、26bを一体的に設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、扉とともに側板を開閉可能なキャビネットに関するものである。
従来より、開口を開閉するための扉を備えたキャビネットとして、種々の考案がなされており、たとえば、特許文献1に開示されているように前面に扉を片開き可能に備えてなるものや、前面を開放する前扉と側面を開閉する側扉とを備えており、扉を閉塞状態にて維持するための止め具を、各扉毎に別個に設けてなるものがある。また、前扉と側扉を備えており、閉塞状態にあっては前扉にて側扉の一部が押さえ付けられた状態となっているものや、図5に示す如く、一つの扉にて前面と側面とを同時に開放するようにしたもの等がある。
特開平9−100669号公報
ここで、図5に示すような従来のキャビネット51について説明する。
キャビネット51は、天板、底板、及び片側板を備え、前面、後面、及び一側面が開口した前面コ字状のキャビネット本体52と、該キャビネット本体52の前面開口と側面開口の前面側を開閉する平面L字状の前扉53と、キャビネット本体52の後面開口と側面開口の後面側を開閉する平面L字状の後扉54とを備えてなる。キャビネット本体52の側面開口の略中央には、天板から底板に亘る蝶番支持板55が取り付けられており、前扉53及び後扉54は、該蝶番支持板55に設置された蝶番56を軸として片開き自在となっている。そして、たとえば図5に示す如く前扉53を開放すると、前面開口とともに側面開口の前面側が開放される。
しかしながら、特許文献1に開示されているもののように、キャビネットの前面しか開放できないと、キャビネット内への収納作業等が煩わしいといった問題がある。また、側面を開放可能としたものにあっても、前面と側面とに個別の止め具を備えた場合、止め具の開放操作を二度行わなければならず、開放操作が煩雑となる上、止め具を鍵と錠とから構成したような場合にあっては、鍵の混同、管理の煩雑化といった問題も生じる。
さらに、前扉にて側扉の一部を押さえ付けるようにして、前面開口と側面開口とを閉塞するようなものにあっては、前扉が閉塞状態にあるにも拘わらず、不用意に側扉が開放してしまうといった事態が生じやすいという問題がある。加えて、図5に示すようなキャビネット51では、開放側の側面に前扉53(又は後扉54)を開放状態とするための十分なスペースをとる必要があるため、開放側の側面を壁面に密着させて設置できない、キャビネット51を並設する際には、キャビネット51同士の間に前扉53開放のための十分な間隔をとらなければならない等といった問題がある。つまり、使い勝手や汎用性に問題を抱えていた。
そこで、本発明は、上記問題を解決すべくなされたものであって、側面をも開放可能で、該側面の開放に係る操作が簡易である上、不用意に側面開口が開放するといった事態を確実に防止することができ、さらに並設した際にも前面開口の開放が阻害されたりすることのないキャビネットを提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、前面及び左右何れか一方の側面に開口を有する本体に、片開きによって前面開口を開閉する前扉と、前記本体後側の鉛直方向の端縁を軸とした片開きによって側面の開口を開閉する側扉とを備えてなるキャビネットであって、前記側扉における前側の鉛直方向の端縁に、操作手段によって互いの離反方向と近接方向とに同調してスライド可能で、離反方向へのスライドで前記本体に設けた第一係止部に先端が係止して前記側扉を閉塞状態とし、近接方向へのスライドで前記第一係止部から先端が離反して前記側扉を開閉可能とする一対のロッドを設けるとともに、前記ロッドに、前記側扉の閉塞状態で前記前扉の端縁に設けられた第二係止部に係止して前扉の蝶着軸又は前扉の開放側の係止軸となり、前記側扉の閉塞状態における前記ロッドのさらなる離反方向へのスライドによって前記第二係止部から離脱し、前記前扉の取り外し又は開閉動作を許容する第二のロッドを一体的に設け、前記操作手段による前記ロッドのスライドにより、前記前扉及び側扉の同時閉塞状態の維持と、前扉の単独開閉と、前面開口の開放時における側扉の開閉とを実現可能としたことを特徴とする。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、前面及び左右側面に開口を有する本体に、片開きによって前面開口を開閉する前扉と、前記本体後側の鉛直方向の端縁を軸とした片開きによって各側面の開口を夫々開閉する側扉とを備えてなるキャビネットであって、左右の前記側扉における前側の鉛直方向の端縁に、操作手段によって互いの離反方向と近接方向とに同調してスライド可能で、離反方向へのスライドで前記本体に設けた第一係止部に先端が係止して前記側扉を閉塞状態とし、近接方向へのスライドで前記第一係止部から先端が離反して前記側扉を開閉可能とする一対のロッドを設けるとともに、前記ロッドに、前記側扉の閉塞状態で前記前扉の端縁に設けられた第二係止部に係止して前扉の蝶着軸又は前扉の開放側の係止軸となり、前記側扉の閉塞状態における前記ロッドのさらなる離反方向へのスライドによって前記第二係止部から離脱し、前記前扉の開閉動作を許容する第二のロッドを一体的に設け、前記操作手段による前記ロッドのスライドにより、前記前扉及び左右の側扉の同時閉塞状態の維持と、前扉の単独開閉と、前面開口の開放時における左右の側扉の開閉とを実現可能としたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、一の操作手段の操作により、前扉及び側扉の同時閉塞状態の維持と、前扉の単独開閉と、前面開口の開放時における側扉の開閉とを実現することができる。したがって、各扉の開閉に係る操作が簡易であり、使い勝手が良い。また、操作手段の操作により、ロッドや第二のロッド、係止部等が前扉の止め具としての機能、前扉の蝶着軸としての機能、及び側扉の止め具としての機能を奏するため、前記機能毎に別途構成を有するものと比較すると、安価に構成することができる。さらに、前扉が閉塞している状態にあっては、第二のロッドの第二係止部への係止により、側扉を開放することができないようになっている。したがって、前扉の閉塞状態において不用意に側扉が開放してしまうといった事態を確実に防止することができ、防犯性の向上にもなる。加えて、前扉と側扉とが別体であるため、前面開口のみを開放することが可能である。つまり、左右方向に複数並設したり、開放可能の側面を壁面に密着させた状態で設置したりした場合に、前面開口をも開放することができないといった事態が生じない。したがって、様々な態様で設置することができ、汎用性に優れている。
請求項2に記載の発明によれば、左右の側扉に設けられた操作手段の操作により、前扉及び左右の側扉の同時閉塞状態の維持と、前扉の単独開閉と、前面開口の開放時における左右の側扉の開閉とを実現することができる。したがって、各扉の開閉に係る操作が簡易であり、使い勝手が良い。また、操作手段の操作により、ロッドや第二のロッド、係止部等が前扉の止め具としての機能、前扉の蝶着軸としての機能、及び側扉の止め具としての機能を奏するため、上記機能毎に別途構成を有するものと比較すると、安価に構成することができる。さらに、前扉が閉塞している状態にあっては、第二のロッドの先端の係止部への係止により、両側扉を開放することができないようになっている。したがって、不用意に左扉や右扉が開放してしまうといった事態を確実に防止することができ、防犯性の向上にもなる。さらにまた、前扉と左右の側扉とが別体であるため、前面のみを開放することが可能である。つまり、左右方向に複数並設したり、側面を壁面に密着させた状態で設置したりした場合に、前面をも開放することができないといった事態が生じない。したがって、様々な態様で設置することができ、汎用性に優れている。加えて、左右の側扉に操作手段、ロッド、第二ロッド等を設けているため、前扉を左右どちら側へも開放することができる。したがって、周囲の状況等に応じて、前扉を左右どちらへ開放するのかを適宜変更することができ、極めて使い勝手が良い。
以下、本発明の一実施形態となるキャビネット1について図面をもとに説明する。
図1は、本発明に係るキャビネット1の外観を示した斜視説明図であり、図2は、左側端を軸として前扉3を開放した状態を示した斜視説明図である。また、図3は、前扉3を取り外した状態を示した斜視説明図であり、図4は、左扉4及び右扉5を開放した状態を示した斜視説明図である。
キャビネット1は、天井部10、底部11、及び後板12を備え、前面及び左右側面に開口を有する側面コ字状のキャビネット本体2と、該キャビネット本体2の前面開口を開閉するための前扉3と、キャビネット本体2の左右側面の開口を夫々開閉するための左扉4及び右扉5とを備えてなる。
まず、キャビネット本体2について説明する。キャビネット本体2の底部11は、上面が開口した箱状体であって、その上縁には、前面側及び左右両側へ突出するようにフランジ14が設けられている。そして、該フランジ14の左右両側には、後述する左右両扉4、5に備えられたロッド25bの先端が挿通可能な挿通孔(第一係止部)15、15が穿設されている。一方、キャビネット本体2の天井部10は、下面が開口した箱状体であって、その下縁には、先端縁を上方へ折り曲げてなる薄板状のフランジ13が、前面側及び左右両側へ突出するように設けられている。該フランジ13の、挿通孔15、15と対応する位置には、後述するロッド25aの先端が挿通可能な挿通孔(図示せず)が穿設されている。
次に、左右両扉4、5について説明する。尚、左扉4と右扉5とは、左右対称形状に構成されており、ここでは右扉5について説明する。
右扉5は、キャビネット本体2の右側面開口を開閉するための板状の扉部材であって、前面側の端縁を左側(内側)へ折り曲げてなる折り曲げ部20を有する平面逆L字状に形成されている。折り曲げ部20の前面側の略中央には、左右方向へ回動可能に設けられたレバー(操作手段)22を備えたレバー部21が設けられており、該レバー部21の上下には、レバー22の回動操作に応じて上下方向にスライドする一対のロッド25a、25bが鉛直方向に連設されている。ロッド25aは、金属製の棒状部材であって、その上部には、下方へL字状に突設されたヒンジ部(第二のロッド)26aが一体的に設けられている。該ロッド25aは、折り曲げ部20に固着された案内部材27を貫通するように取り付けられており、その上端が折り曲げ部20よりも更に上方へ突出する突出位置と、上端が折り曲げ部20内に位置する埋入位置との間でスライド可能となっている。尚、ロッド25bは、ロッド25aを上下逆として取り付けてなるものである。また、ロッド25a、25bの取付状態において、ヒンジ部26a、26bも案内部材27、27を貫通した状態となっている。
一方、レバー部21には、レバー22の回動操作に応じて上記ロッド25a、25bを突出位置と埋入位置との間でスライドさせるためのスライド機構(図示せず)が内蔵されている。そして、レバー22を右側(外側)へ回動操作すると、ロッド25a、25bが離反方向(すなわち、ロッド25aは上方、ロッド25bは下方)へスライドし(図3に示す)、逆にレバー22を左側(内側)へ回動操作すると、ロッド25a、25bが近接方向(すなわち、ロッド25aは下方、ロッド25bは上方)にスライドする(図4に示す)ようになっている。また、レバー部21には、左右どちら側にも回動操作していない通常位置にあるレバー22を収納するための収納凹部23が設けられている。尚、レバー22を通常位置に位置させた場合、ロッド25a、25bの先端が折り曲げ部20よりも外方へ若干突出した位置にあるようになっている。また、レバー22を右側へ限界まで回動させると、ヒンジ部26a、26bの先端が案内部材27、27内へ埋入するようになっている。
上述の如く構成された左右両扉4、5は、その後面側の端縁がキャビネット本体2に鉛直方向を軸として軸支され、キャビネット本体2の側面開口を開放する開放位置と、側面開口を閉塞する閉塞位置との間で回動可能となっている。そして、閉塞位置において、レバー22を通常位置又は外側へ回動操作した位置とし、ロッド25a、25bの先端を、折り曲げ部20よりも外方へ突出させ、天井部10及び底部11のフランジ13、14に穿設された挿通孔15、15に挿通させた状態とすることで、不用意に開放しないように閉塞状態にて維持可能となっている。
次に、前扉3について説明する。前扉3は、キャビネット本体2の前面開口を開閉する略長方形の板状部材であって、左右両側縁の略中央部には、左右両扉4、5のレバー部21が嵌合する切り欠き31、31が設けられている。また、前扉3の後面で左右両側上部及び下部には、ロッド25a、25bのヒンジ部26a、26b先端が嵌入可能な嵌入孔(図示せず)を有する嵌入部(第二係止部)32、32・・が設けられている。尚、該嵌入部32、32・・は、左右両扉4、5の案内部材27、27と対応する位置に設けられている。
上述の如く構成された前扉3は、左右何れか一方側(図2では左側)の嵌入部32、32に案内部材27、27から突出するヒンジ部26a、26bの先端を嵌入させることにより、該部分を蝶着軸として、キャビネット本体2の前面開口を開放する開放位置と、前面開口を閉塞する閉塞位置との間で回動可能となっている。そして、閉塞位置において、開放側の嵌入部32、32にヒンジ部26a、26bの先端を嵌入させた状態とすることで、前面開口の閉塞状態を維持可能となっている。尚、前扉3は、閉塞状態にある場合、ロッド25a、25b等を覆った状態となる。
以上のようなキャビネット1における前扉3、及び左右両扉4、5の開放操作について、以下説明する。
まず、図1に示すように、前扉3及び左右両扉4、5が閉塞位置にあり、レバー22が収納凹部23内へ収納状態にある(通常位置に位置している)場合、前扉3の左右両側にある全ての嵌入部32、32・・にロッド25a、25bのヒンジ部26a、26bが嵌入した状態となっており、前扉3は勿論のこと、左右両扉4、5も開放できない状態となっている。ここで、開放したい側のレバー22を収納凹部23内から引き出して、外側へ回動操作する(図2では、右側のレバー22を回動操作している)と、ロッド25a、25bが離反方向へスライドして、ヒンジ部26a、26bが嵌入部32、32から抜き取られる(案内部材27内へ埋入した状態となる)。したがって、前扉3が逆側の嵌入部32、32等を蝶着軸として回動可能となり、図2に示す如く、前面開口を開放することができる。
また、前扉3を取り外したい場合には、軸支されている側のレバー22を、上記開放操作と同様に、外側へ回動操作することにより、軸支側の嵌入部32、32からもヒンジ部26a、26bが抜き取られ、図3に示す如く、前扉3を取り外すことができる。
さらに、左扉4又は右扉5を開放したい場合には、前扉3の開放状態にあって、開放したい扉のレバー22を内側へ回動操作することにより、ロッド25a、25bが近接方向へスライドし、ロッド25a、25bの先端が、天井部10及び底部11のフランジ13、14の挿通孔15、15から抜き取られて折り曲げ部20内へ埋入し、該扉を回動可能とすることができる。したがって、図4に示す如く、左扉4や右扉5を開放することができる。
なお、図4においては、前扉3を取り外した状態となっているが、前扉3が開放位置にある、すなわち開放側の嵌入部32、32からヒンジ部26a、26bが抜き取られた状態にあれば、前扉3を取り付けた状態のまま左扉4又は右扉5を開放することができる(たとえば、図2の状態において、左扉4を開放することは可能である)。また、図1に示す如く、前扉3が閉塞状態にある、すなわち前扉3の左右両側全ての嵌入部32、32・・にヒンジ部26a、26bが嵌入した状態にあると、たとえレバー22を内側へ回動操作したとしても、左扉4又は右扉5を開放することはできない。さらに、開放状態にある前扉3や左右両扉4、5を閉塞状態とする場合には、上記開放操作と逆の手順で行うことができる。
上述したような構成を有するキャビネット1によれば、レバー22を回動操作するだけで前面及び両側面を開放することができる。したがって、扉の開放に係る操作が簡易であり、使い勝手が良い。さらに、レバー22の回動操作に応じて、ロッド25a、25bやヒンジ部26a、26b、嵌入部32、32等が前扉3の止め具としての機能、前扉3の蝶着軸としての機能、及び左右両扉4、5の止め具としての機能を奏するため、該機能毎に別途構成を有するものと比較すると、安価に構成することができる。
また、前扉3が閉塞している状態にあっては、ヒンジ部26a、26b先端の嵌入部32、32への嵌入により、左扉4及び右扉5を開放することができないようになっているため、不用意に左扉4又は右扉5が開放してしまうといった事態を確実に防止することができ、防犯性の向上にもなる。
さらに、前扉3と左扉4又は右扉5とが別体であるため、前面のみを開放することが可能である。つまり、左右方向に複数のキャビネット1を並設したり、側面を壁面に密着させた状態でキャビネット1を設置したりした場合に、前面をも開放することができないといった事態が生じない。したがって、様々な態様で設置することができ、汎用性に優れている。さらにまた、左右両扉4、5にレバー22を設けているため、前扉3を左右どちら側へも開放することができる。したがって、周囲の状況等に応じて、前扉3を左右どちらへ開放するのかを適宜変更することができ、極めて使い勝手が良い。
加えて、レバー22の回動操作によって前扉3の脱却をも可能としているため、前扉3が破損してしまった場合に容易に交換することができる、ヒンジ部26a、26b等のメンテナンス作業を容易に行うことができる等といった効果を奏することができる。
なお、本発明のキャビネットに係る構成は、上記実施の形態に記載した態様に何ら限定されることはなく、キャビネット本体、前扉、側扉、及び操作手段に係る構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では、キャビネットの左右両側面を開放可能に構成しているが、どちらか一方へのみ片開き可能とし、操作手段もまた左右側面の何れか一方にのみ設けるようにしてもよい。すなわち、前扉の片開き開放側に操作手段やロッド等を設けた場合には、上記実施形態に記載の如く、両扉の開閉操作の容易化、前扉閉塞時における側扉の不用意な開放の防止、前扉及び側扉の別体化による汎用性の向上等といった効果を期待することができるし、前扉の片開き蝶着側に操作手段等を設けた場合であっても、前扉閉塞時における側扉の不用意な開放の防止、前扉及び側扉の別体化による汎用性の向上、前扉の取り外し作業の容易化等といった効果を奏することができる。
また、前扉の不正開放を防止するために錠機構を別途設け、解錠しなければレバーを操作したところで前扉を開放できないように構成することも可能である。
さらに、上記実施形態では、操作手段として回動操作可能なレバーを採用し、該レバーの回動操作にてスライド機構を直接作動させるような構成としているが、レバーの代わりに所謂スイッチ等を操作手段として設け、該スイッチを操作することにより、モータ等が作動してロッドをスライドさせるような構成とすることも可能である。
加えて、上記実施形態では、第一係止部をキャビネット本体に設けた挿通孔、第二係止部を前扉に設けた嵌入部としているが、ロッド先端に矢尻状の係止手段を設け、該係止手段が係止する係止段部を備えた各係止部をキャビネット本体や前扉に設けるようにしてもよい。
本発明に係るキャビネットの外観を示した斜視説明図である。 左側端を軸として前扉を開放した状態を示した斜視説明図である。 前扉を取り外した状態を示した斜視説明図である。 左扉及び右扉を開放した状態を示した斜視説明図である。 従来のキャビネットの外観を示した斜視説明図である。
符号の説明
1・・キャビネット、2・・キャビネット本体、3・・前扉、4・・左扉、5・・右扉、20・・折り曲げ部、21・・レバー部、22・・レバー、23・・収納凹部、25a、25b・・ロッド、26a、26b・・ヒンジ部、27・・案内部材、31・・切り欠き、32・・嵌入部。

Claims (2)

  1. 前面及び左右何れか一方の側面に開口を有する本体に、片開きによって前面開口を開閉する前扉と、前記本体後側の鉛直方向の端縁を軸とした片開きによって側面の開口を開閉する側扉とを備えてなるキャビネットであって、
    前記側扉における前側の鉛直方向の端縁に、操作手段によって互いの離反方向と近接方向とに同調してスライド可能で、離反方向へのスライドで前記本体に設けた第一係止部に先端が係止して前記側扉を閉塞状態とし、近接方向へのスライドで前記第一係止部から先端が離反して前記側扉を開閉可能とする一対のロッドを設けるとともに、
    前記ロッドに、前記側扉の閉塞状態で前記前扉の端縁に設けられた第二係止部に係止して前扉の蝶着軸又は前扉の開放側の係止軸となり、前記側扉の閉塞状態における前記ロッドのさらなる離反方向へのスライドによって前記第二係止部から離脱し、前記前扉の取り外し又は開閉動作を許容する第二のロッドを一体的に設け、
    前記操作手段による前記ロッドのスライドにより、前記前扉及び側扉の同時閉塞状態の維持と、前扉の単独開閉と、前面開口の開放時における側扉の開閉とを実現可能としたことを特徴とするキャビネット。
  2. 前面及び左右側面に開口を有する本体に、片開きによって前面開口を開閉する前扉と、前記本体後側の鉛直方向の端縁を軸とした片開きによって各側面の開口を夫々開閉する側扉とを備えてなるキャビネットであって、
    左右の前記側扉における前側の鉛直方向の端縁に、操作手段によって互いの離反方向と近接方向とに同調してスライド可能で、離反方向へのスライドで前記本体に設けた第一係止部に先端が係止して前記側扉を閉塞状態とし、近接方向へのスライドで前記第一係止部から先端が離反して前記側扉を開閉可能とする一対のロッドを設けるとともに、
    前記ロッドに、前記側扉の閉塞状態で前記前扉の端縁に設けられた第二係止部に係止して前扉の蝶着軸又は前扉の開放側の係止軸となり、前記側扉の閉塞状態における前記ロッドのさらなる離反方向へのスライドによって前記第二係止部から離脱し、前記前扉の開閉動作を許容する第二のロッドを一体的に設け、
    前記操作手段による前記ロッドのスライドにより、前記前扉及び左右の側扉の同時閉塞状態の維持と、前扉の単独開閉と、前面開口の開放時における左右の側扉の開閉とを実現可能としたことを特徴とするキャビネット。
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