JP2008001123A - 自動車用ウエザーストリップ - Google Patents

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敦生 升本
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Abstract

【課題】 遮音性に優れた自動車のウエザーストリップを提供する。
【解決手段】 インナーパネル3とアウターパネル4とをスポット溶接によって接合して形成したボディフランジ2に取付けられ、底壁部10aと内壁部10bと外壁部10cとを有し、金属製芯材14Aを埋設した断面略U字状の取付基部10を備えたウエザーストリップにおいて、内壁部10bの金属製芯材14の連結部14aが位置していない部分の内面から、インナーパネル3に密接するスポンジゴム製の第一遮音リップ15を突設する。また、外壁部10cの金属製芯材14の連結部14aが位置していない部分の内面から、アウターパネル4に密接するスポンジゴム製の第二遮音リップ16を突設する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、自動車ボディのインナーパネルとアウターパネルとをスポット溶接で接合して形成したボディフランジに取付けられ、遮音性に優れたウエザーストリップに関するものである。
図1および図2を参照して説明する。自動車ボディのドア開口縁にはウエザーストリップ30が取付けられ、ボディとドアとの間のシール性を確保している。通常、このウエザーストリップ30は、自動車ボディのインナーパネル3とアウターパネル4とをスポット溶接で接合して形成したボディフランジ2に取り付けられている。
しかし、このボディフランジ2は、図3および図4に示すように、インナーパネル3とアウターパネル4とをスポット溶接で接合しているため、溶接ポイントPでは両パネル間に隙間Gが形成されないものの、溶接ポイントP間では隙間Gが形成される(図4参照)。従って、車外50から直接侵入してくる音の他に、この隙間Gから屋根裏(インナーパネル3とアウターパネル4の間の空間部分)Rやステップ側(足下側)Sの音が室内40へ侵入し、遮音性の問題が発生する(図2参照)。同様に、室内40の音が車外50へ漏出する。この隙間Gは、ボディフランジ2の全域にわたって形成されるが、特に、ステップ側Sから侵入する音はロードノイズと言われ、騒音が大きい。
従来、こうした問題を解決するために、図2に示すように、底壁部10aと内壁部10bと外壁部10cとを有する取付基部10を有するウエザーストリップの当該底壁部10a内面にスポンジゴム製の遮音シール部31を設け、当該遮音シール部31をボディフランジ2の先端部に弾接させ、インナーパネル3とアウターパネル4との間に形成された隙間Gを密閉し、遮音性を高めるといった手段が創案されている。なお、この手段におけるウエザーストリップ30の取付基部10には、図5に示すように、左右に二つの連結部14aを有するハシゴタイプの金属製芯材14Bが埋設されている。
しかし、ハシゴタイプの金属製芯材14Bは、取付基部10に埋設した後、図7に示すように、上下に配した二つの金属ロール7で圧着して、二つの連結部14aの内の一方を切断し、他方の連結部14aをそのまま残存させるため、取付基部10の柔軟性が、中央付近に一つの連結部14aを有し、取付基部10に埋設後、当該連結部14aを切断するフィッシュボーンタイプの金属製芯材14Aを埋設した取付基部10と比較して劣るといった問題がある。フィッシュボーンタイプの金属製芯材14Aを図6に示す。
取付基部10の柔軟性が劣ると、コーナー部への取付けがドア開口周縁に追従しない等により厄介となり、取付作業性が低下するといった問題が発生する。特に、Rの小さなコーナー部では、それが顕著である。従って、底壁部10aに金属ロール7の圧着による切断を必要とする連結部が位置する。例えばフィッシュボーンタイプの金属製芯材14Aを埋設した取付基部10を有するウエザーストリップに遮音シール部31のような部材を設けて、取付作業性と遮音性に優れる製品の出現が望まれる。
しかし、中央に一つの連結部14aを有するフィッシュボーンタイプの金属製芯材14Aを埋設した取付基部10に、前記した遮音シール部31を設けることは構造上の問題から行うことができない。連結部14aは、取付基部10に埋設された後、その上下から金属ロール7で圧着されて切断されるが、遮音シール部31は、この連結部14aが埋設位置する取付基部10の底壁部10aに位置するため、当該金属ロール7によって連結部14aを切断する際に破壊されてしまうからである。ちなみに、ハシゴタイプの金属製芯材14Bは、連結部14aが左右に形成されており、取付基部10の内壁部10bと外壁部10cに位置しているので、金属ロール7によって破壊されることはなかった。
また、従来技術にあっては、ボディフランジ2の先端部が狭いために、遮音シール部31を常に正確に当該先端部に弾接させることができないといった問題があり、確実に高い遮音性を維持することが困難であるといった問題もある。
本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、インナーパネルとアウターパネルとをスポット溶接によって接合して形成したボディフランジに取付けられ、主としてフィシュボーンタイプの金属製芯材を埋設した断面略U字状の取付基部と、ドアサッシュに弾接する中空シール部とを備えたウエザーストリップにおいて、インナーパネルとアウターパネルとの間の隙間などから音が侵入したり、漏出するのを確実に防止することのできる遮音性に優れた製品を提供することを課題とする。
図1、図8および図9を参照して説明する。請求項1に記載の自動車用ウエザーストリップ1は、自動車ボディのインナーパネル3とアウターパネル4とをスポット溶接によって接合して形成したボディフランジ2に取付けられ、底壁部10aと内壁部10bと外壁部10cとを有し、前記内壁部10bの内面から前記インナーパネル3に組付けるためのインナーリップ11を突設し、前記外壁部10cの内面から前記アウターパネル4に組付けるためのアウターリップ12を突設した断面略U字状の取付基部10と、該取付基部10に一体成形され、ドアサッシュ5に弾接する中空シール部20とを備え、前記取付基部10に金属製又は樹脂製の芯材14を埋設したものである。
そして、前記内壁部10bの前記金属製芯材14の連結部14aが位置していない部分の内面から、前記インナーパネル3に密接するスポンジゴム製の第一遮音リップ15を突設し、前記外壁部10cの前記金属製芯材14の連結部14aが位置していない部分の内面から、前記アウターパネル4に密接するスポンジゴム製の第二遮音リップ16を突設している。
請求項2に記載の自動車用ウエザーストリップ1は、自動車ボディのインナーパネル3とアウターパネル4とをスポット溶接によって接合して形成したボディフランジ2に取付けられ、底壁部10aと内壁部10bと外壁部10cとを有し、前記内壁部10bの先端部分の内面から前記インナーパネル3に組付けるためのインナーリップ11を突設し、前記外壁部10cの内面から前記アウターパネル4に組付けるための複数のアウターリップ12を突設した断面略U字状の取付基部10と、該取付基部10に一体成形され、ドアサッシュ5に弾接する中空シール部20とを備え、前記取付基部10に、フィッシュボーンタイプの金属製又は樹脂製の芯材14Aを埋設したものである。
そして、前記内壁部10bの基端部内面から、前記インナーパネル3に密接するスポンジゴム製の第一遮音リップ15を突設し、前記外壁部10cの前記複数のアウターリップ12間から、前記アウターパネル4に密接するスポンジゴム製の第二遮音リップ16を突設している。
請求項3に記載の自動車用ウエザーストリップ1は、請求項1または2に記載の発明において、ウエザーストリップ取付基部10の内壁10bからのインナーリップ11が外壁部10cからのアウターリップ12よりも長いウエザーストリップであって、第一遮音リップ15が取付基部10の底壁部10aからインナーリップ11の間に設けられ,しかも,フランジ2に取付けたときインナーリップ11とフランジ2の間に挟まれない位置に設けられており、第二遮音リップ16が取付基部10の複数のアウターリップ12の間に設けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載の自動車用ウエザーストリップ1は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16を、比重0.05〜0.9、好ましく0.05〜0.4の超軟質スポンジゴム(ハイソフトスポンジ)で形成したものである。
請求項1に記載の自動車用ウエザーストリップ1は、内壁部10bの金属製又は樹脂製の芯材14の連結部14aが位置していない部分の内面から、インナーパネル3に密接するスポンジゴム製の第一遮音リップ15を突設し、また、外壁部10cの金属製又は樹脂製の芯材14の連結部14aが位置していない部分の内面から、アウターパネル4に密接するスポンジゴム製の第二遮音リップ16を突設したので、遮音性を高めることができる。
すなわち、第一遮音リップ15によって、インナーパネル3とアウターパネル4とをスポット溶接で接合して形成したボディフランジ2の溶接ポイントP間に形成された隙間Gから侵入する音、および車外50から侵入する音を遮断し、第二遮音リップ16によって車外50から侵入する音を遮断するので、車外50の騒音が室内40へ侵入するのを防止することができる。同様に、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16によって、室内40の音が車外50へ漏出するのを防止することができる。これにより、遮音性を高めることができる。
ここで、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16共に、金属製又は樹脂製芯材14の連結部14aが位置していない部分に設けたので、金属製又は樹脂製芯材14を取付基部10に埋設した後、その連結部14aを上下二つの金属ロール7で圧着して切断する際に、その金属ロール7に挟まれて破壊されることがない。従って、所望形状の第一遮音リップ15および第二遮音リップ16を、インナーパネル3およびアウターパネル4に密接させることによって、音の通過を確実に阻止し、遮音性を高めることができる。
また、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16は、それぞれインナーパネル3およびアウターパネル4の広い平坦面に密接させるので、従来のようにボディフランジ2の狭い先端に密接させるものと比較して、確実に密接させることができる。従って、安定して高い遮音性を確保することができる。
なお、第一遮音リップ15と第二遮音リップ16の二つの部材で音を遮断するので、従来技術のように一つの遮音シール部31による場合と比較して、遮音性を、より高めることができる。
請求項2に記載の自動車用ウエザーストリップ1は、取付基部10にフィッシュボーンタイプの金属製又は樹脂製芯材14Aを埋設したものにおいて、当該取付基部10の内壁部10bの基端部内面から、インナーパネル3に密接するスポンジゴム製の第一遮音リップ15を突設し、また、外壁部10cの複数のアウターリップ12間から、アウターパネル4に密接するスポンジゴム製の第二遮音リップ16を突設したので、取付作業性に優れ、また、遮音性にも優れる。
すなわち、このウエザーストリップ1の取付基部10に埋設しているフィッシュボーンタイプの金属製又は樹脂製芯材14Aは、その連結部14aが全て切断される。従って、ハシゴタイプの金属製又は樹脂製芯材14Bのように一方の連結部14aが連結されたままであるものと比較して、取付基部10の柔軟性に優れる。よって、コーナー部にも容易に取付けることができるので、取付作業性が向上する。
また、フィッシュボーンタイプの金属製芯材14Aの連結部14aは、その略中央部に一つ形成されているため、取付基部10に埋設された状態では、その基底部に位置する。従って、当該連結部14aを上下二つの金属ロール7で圧着して切断する際に、内壁部10bに設けられた第一遮音リップ15および外壁部10cに設けられた第二遮音リップ16は、この金属ロール7に接触することがなく、よって破壊されない。その結果、第一遮音リップ15はインナーパネル3に良好に密接し、第二遮音リップ16はアウターパネル4に良好に密接することができるので、優れた遮音性を発揮することができる。
さらに、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16を、それぞれインナーパネル3およびアウターパネル4の広い平坦面に密接させるので、安定して高い遮音性を確保することができる。
なお、第一遮音リップ15は、内壁部10bの基端部に設けているので、当該内壁部10bの先端部分に設けているインナーリップ11と干渉することがない。従って、第一遮音リップ15がインナーリップ11のはたらき(組付き作用)を阻害することがなく、また、インナーリップ11が第一遮音リップ15のはたらき(遮音作用)を阻害することもない。
また、第二遮音リップ16は、複数のアウターリップ12間に設けているので、同様に、前者のはたらき(遮音作用)と後者のはたらき(組付き作用)は、それぞれ阻害されない。
請求項3に記載の自動車用ウエザーストリップ1は、請求項1または2に記載の発明において、ウエザーストリップ取付基部10の内壁10bからのインナーリップ11が外壁部10cからのアウターリップ12よりも長いウエザーストリップであって、第一遮音リップ15が取付基部10の底壁部10aからインナーリップ11の間に設けられ,しかも,フランジ2に取付けたときインナーリップ11とフランジ2の間に挟まれない位置に設けられているので、ウエザーストリップ取付部10の外壁部10cの車外側に設けられる中空シール部20にドアサッシュ5が弾接した際に、その衝撃により、該ウエザーストリップ取付部10がドア侵入方向に移動したりせずに制止し、ドアのシール性を高めることができると共に、前記フランジ2の厚みのバラツキを長さの長いインナーリップ11が追従するので、確実に組み付けられる。また、前記ウエザーストリップの取付時に、第一遮音リップ15がインナーリップ11に干渉しないように設定してあるため、その取付状態を阻害することもない。
請求項4に記載の自動車用ウエザーストリップ1は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16を、比重0.05〜0.9、好ましく0.05〜0.4の超軟質スポンジゴム(ハイソフトスポンジ)で形成したので、音の通過を遮断する効果の他に、低比重であることによる優れた吸音効果によっても、音の通過を効果的に阻止することができる。従って、遮音性をより高めることができる。
本発明に係る自動車用ウエザーストリップ1の実施形態を、図1、図8および図9に示す。これは、自動車ボディのインナーパネル3とアウターパネル4とをスポット溶接によって接合して、ドア開口縁に形成したボディフランジ2に取付けられるものであり、取付基部10と中空シール部20を備える。
取付基部10は、底壁部10aと内壁部10bと外壁部10cとを有し、フィッシュボーンタイプの金属製芯材14Aを埋設した断面略U字状で、内壁部10bの先端部分の内面からインナーパネル3に組付けるためのインナーリップ11を突設し、外壁部10cの内面からアウターパネル4に組付けるための複数のアウターリップ12を突設している。また、その室内40側に、内装トリム6に当接する装飾リップ13を設けている。中空シール部20は、その取付基部10に一体成形され、ドアサッシュ5に弾接して、ボディとドアとの間のシール性を確保するものである。
そして、取付基部10の内壁部10bの基端部内面から、先端部がインナーパネル3に密接するスポンジゴム製の第一遮音リップ15を突設している。なお、この第一遮音リップ15は、インナーリップ11と干渉しないように配置している。また、外壁部10cの基端部側の二つのアウターリップ12の間から、先端部がアウターパネル4に密接するスポンジゴム製の第二遮音リップ16を突設している。
本実施形態に係る自動車用ウエザーストリップ1は、フィッシュボーンタイプの金属製芯材14Aを埋設しているので、取付作業性に優れる。すなわち、この金属製芯材14Aの中央に形成されている連結部14aは全て切断されるので、取付基部10の柔軟性はきわめて高い。従って、Rの小さなコーナー部にも容易に取付けることができ、取付作業が容易となる。
また、この自動車用ウエザーストリップ1は、遮音性にも優れる。すなわち、第一遮音リップ15によって、ボディフランジ2の溶接ポイントP間に形成された隙間Gから侵入する音、および車外50から侵入する音を遮断する。また、第二遮音リップ16によって車外50から侵入する音を遮断する。従って、車外50の騒音が室内40へ侵入するのを効果的に防止することができる。同様に、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16によって、室内40の音が車外50へ漏出するのを防止することができる。これらにより、遮音性を効果的に高めることができる。
なお、フィッシュボーンタイプの金属製芯材14Aの連結部14aは、その中央部に一つ形成されており、取付基部10に埋設された状態では、その基底部に位置する。従って、当該連結部14aを上下二つの金属ロール7で圧着して切断する際に、内壁部10bに設けられた第一遮音リップ15および外壁部10cに設けられた第二遮音リップ16は、この金属ロール7に接触しないので破壊されることがない。よって、連結部14aを切断した後も、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16はその形状をそのまま維持することができ、インナーパネル3およびアウターパネル4に良好に密接する。これにより、優れた遮音性を発揮することができる。
また、第一遮音リップ15をインナーパネル3の平坦面に密接させ、第二遮音リップ16をアウターパネル4の平坦面に密接させているので、例えば、当該第一遮音リップ15および第二遮音リップ16の形成位置にバラツキが生じても、インナーパネル3およびアウターパネル4に確実に密接させることができる。従って、常に、安定して高い遮音性を得ることができる。
さらに、第一遮音リップ15と第二遮音リップ16との二つの部材で音を遮断するので、一つの場合と比較して、より効果的に遮音性を高めることができる。
なお、この自動車用ウエザーストリップ1における第一遮音リップ15および第二遮音リップ16は、比重0.05〜0.9(好ましく0.05〜0.4)の超軟質スポンジゴム(ハイソフトスポンジ)で形成している。この超軟質スポンジゴムは低比重であるため、音を遮断する効果の他に、音を吸収する効果にも優れており、よって、遮音性をより高めることができる。
なお、本実施形態では、取付基部10にフィッシュボーンタイプでその連結部14aを切断する金属製芯材14Aを埋設しているが、連結部14aを切断しないフィッシュボーンタイプの金属製芯材14Bを埋設することもできる。また、ハシゴタイプの金属製芯材14Bを、その連結部14aの形成位置と、第一遮音リップ15および第二遮音リップ16の形成位置をずらすことによって、埋設することもできる。
また、本実施形態では、ウエザーストリップ1のルーフ側部分を図示しているが、例えば、ステップ側Sやセンターピラー側など、他の部分においても、同様の構成を備えており、同様の作用効果を発揮するものである。
ウエザーストリップを取付けた自動車を示す側面図である。 従来例に係るウエザーストリップを示すもので、図1のX−X線断面図である(ボディフランジの隙間が形成されている部分に取付けられた状態を示す)。 スポット溶接の溶接ポイントを示す正面図である。 溶接ポイント間に形成される隙間を示す平面図である。 ハシゴタイプの金属製芯材を示す平面図である。 フィッシュボーンタイプの金属製芯材を示す平面図である。 金属製芯材の連結部を、金属ロールによって切断する状態を示す一部断面側面図である。 本発明に係るウエザーストリップの実施形態を示すもので、図1のX−X線断面図である(ボディフランジの隙間が形成されている部分に取付けられた状態を示す)。 図8の要部拡大図である。
符号の説明
1 ウエザーストリップ
2 ボディフランジ
3 インナーパネル
4 アウターパネル
5 ドアサッシュ
6 内装トリム
7 金属ロール
10 取付基部
10a 底壁部
10b 内壁部
10c 外壁部
11 インナーリップ
12 アウターリップ
13 装飾リップ
14 金属製芯材
14A 金属製芯材(フィッシュボーンタイプ)
14B 金属製芯材(ハシゴタイプ)
14a 連結部
15 第一遮音リップ
16 第二遮音リップ
20 中空シール部
30 ウエザーストリップ
31 遮音シール部
40 室内
50 車外
G 隙間
P 溶接ポイント
R 屋根裏
S ステップ側

Claims (4)

  1. 自動車ボディのインナーパネル(3)とアウターパネル(4)とをスポット溶接によって接合して形成したボディフランジ(2)に取付けられ,底壁部(10a)と内壁部(10b)と外壁部(10c)とを有し,前記内壁部の内面から前記インナーパネルに組付けるためのインナーリップ(11)を突設し,前記外壁部の内面から前記アウターパネルに組付けるためのアウターリップ(12)を突設した断面略U字状の取付基部(10)と,該取付基部に一体成形され,ドアサッシュ(5)に弾接する中空シール部(20)とを備え,前記取付基部に芯材(14)を埋設したウエザーストリップにおいて、前記内壁部の内面から,前記インナーパネルに密接するスポンジゴム製の第一遮音リップ(15)を突設し、前記外壁部の内面から,前記アウターパネルに密接するスポンジゴム製の第二遮音リップ(16)を突設してなる自動車用ウエザーストリップ。
  2. 自動車ボディのインナーパネル(3)とアウターパネル(4)とをスポット溶接によって接合して形成したボディフランジ(2)に取付けられ,底壁部(10a)と内壁部(10b)と外壁部(10c)とを有し,前記内壁部の先端部分の内面から前記インナーパネルに組付けるためのインナーリップ(11)を突設し,前記外壁部の内面から前記アウターパネルに組付けるための複数のアウターリップ(12)を突設した断面略U字状の取付基部(10)と,該取付基部に一体成形され,ドアサッシュ(5)に弾接する中空シール部(20)とを備え,前記取付基部に,底壁部(10a)に破断を必要とする連結部(14a)が位置する芯材(14A)を埋設したウエザーストリップにおいて、前記内壁部の基端部内面から,前記インナーパネルに密接するスポンジゴム製の第一遮音リップ(15)を突設し、前記外壁部の前記複数のアウターリップ間から,前記アウターパネルに密接するスポンジゴム製の第二遮音リップ(16)を突設してなる自動車用ウエザーストリップ。
  3. ウエザーストリップ取付基部(10)の内壁(10b)からのインナーリップ(11)が外壁部(10c)からのアウターリップ(12)よりも長いウエザーストリップであって、第一遮音リップ(15)が取付基部(10)の底壁部(10a)からインナーリップ(11)の間に設けられ,しかも,フランジ(2)に取付けたときインナーリップ(11)とフランジ(2)の間に挟まれない位置に設けられており、第二遮音リップ(16)が取付基部(10)の複数のアウターリップ(12)の間に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ウエザーストリップ。
  4. 第一遮音リップ(15)および第二遮音リップ(16)を、比重0.05〜0.9、好ましく0.05〜0.4の超軟質スポンジゴムで形成してなる請求項1〜3のいずれかに記載の自動車用ウエザーストリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100852487B1 (ko) * 2006-08-17 2008-08-18 (주)씨아이제이 유전체 듀플렉서
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