JP2007534091A - 光記録媒体のトラックを数える方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、光スキャナと光記録媒体のトラックとの相対的な移動方向の識別に関する。
【解決手段】本発明は、トラックのウォブルにより生ずるトラック誤差信号TEの成分TWの振幅がトラック中心で最大となり、トラック間の領域で最小になることを利用している。信号TWは、この様に、トラック誤差信号TEと同時に最大や最小とならない。本発明は、この2つの信号間の位相シフトから、走査ビームの移動方向DIRを決定する装置及び方法である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、トラックのウォブルにより生ずるトラック誤差信号TEの成分TWの振幅がトラック中心で最大となり、トラック間の領域で最小になることを利用している。信号TWは、この様に、トラック誤差信号TEと同時に最大や最小とならない。本発明は、この2つの信号間の位相シフトから、走査ビームの移動方向DIRを決定する装置及び方法である。
【選択図】図1
Description
本発明は、光記録媒体にアクセスする装置の制御に関し、特に、光スキャナの走査ビームと光記録媒体のトラックとの相対的な移動方向の特定に関する。
CD−ROM、DVD−ROM又はそれらの後継で、ROMメディアと呼ばれる事前記録の光記録媒体や、CD−R/RW、DVD+R/RW又はそれらの後継で、R/RWメディアと呼ばれ、事前記録としても使用される光記録媒体において、走査ビームのスポットと、媒体のトラックとの相対的な移動方向は、トラック誤差信号とデータ信号のエンベロープを評価することにより検出することができる。このため、トラック零交差信号と、ミラー零交差信号が比較器により形成される。図6によると、トラック零交差信号TZCが、トラック誤差信号TEと零を比較することにより生成されている。トラック誤差信号TEは、例えば、プッシュプル法、差動プッシュプル法、3ビーム法といった様々な方法により生成される。トラック零交差信号TZCは、グルーブと呼ばれるデータを保持する情報トラックの中心、又は、ランドと呼ばれる2つのトラック間の領域の中心に達したときに、変化又はエッジを示す。
従来技術の方法は、グルーブとランドのコントラストの差を利用している。更に、多くの公知の解決法では、光記録媒体が既に記録されていること、又は、走査システムが3つの走査ビームを用いることを前提としている。
ミラー零交差信号MZCを形成する方法は、ピットと呼ばれる情報を保持する窪みによるデータ信号の変調がトラックの中心で最も強く、データ信号の下側エンベロープが低い反射係数により低くなることを利用している。これに対し、2つのトラック間の中心では、ピットによる変調は小さく、下側エンベロープが高い反射係数に従い高い値を示すことになる。図6及び図18によると、この検出のために、下側エンベロープHFEが、総ての光検出器からの信号の合計であるDC結合データ信号HFから、ピーク値を検出することで形成されている。エンベロープ信号HFEは、直接又はローパスフィルタを経由して、閾値VCと比較する比較器2103に供給され、2値のミラー零交差信号MZCが生成される。図6は、信号TE、HF、HFE、TZC及びMZCと、図18の状態ロジック2102の状態を、トラックを一様に交差する前提での時間関数で表示している。
ミラー零交差信号MZCは、ローパスフィルタ及び比較器の手段によっても形成することができる。このため、選択した検出器の合計信号は、記録された情報の高周波成分を抑制するためにローパスフィルタに入力され、平均的な反射率に比例するミラー信号MIRを得る。上述した光記録媒体の場合、平均的な反射率は、記録済のグルーブトラックと、ランド領域では異なる。比較器は、ミラー信号MIRを閾値と比較し、ミラー零交差信号を生成する。
記録媒体のトラックに対する走査の移動方向により、トラック幅の1/4に相当するトラック零交差信号とミラー零交差信号間には、90°又は−90°の位相シフトが生ずる。図6及び図7は、光記録媒体の表面に対して走査ビーム又はスポットが移動する方向を表している。図7は、図18の状態ロジック2102の状態遷移を表し、走査ビームの移動方向は、信号TZCとMZCにより決定されている。TZC=0及びMZC=1で定義される状態C3を初期値とすると、次の状態は、TZC=0及びMZC=0の状態C1か、TZC=1及びMZC=1の状態C2である。C1又はC2への遷移は、走査ビームのトラックに対する移動方向を明らかに示している。
図18は、可能な変更を示し、アップダウンカウンタ2101において、交差したトラックを、方向を加味した上でカウントできるように、信号TZC及びMZCは、Dタイプフリップフロップ2104で処理される。
上述したミラー零交差信号を生成することを可能にするため、あらかじめ記録されたROM媒体の場合の様に、データ信号HFが存在していることが必要である。誤差の無いトラックカウントのための多くの公知の解決法は、この様に光記録媒体が事前記録であることを前提にしている。“−R”や、“−RW”といった、1又は複数回記録可能な光記録媒体の場合、未記録領域が存在し、それら領域の走査ではデータ信号も、グルーブとランド間の反射の差も検出できない。よって、ミラー零交差信号を生成するための上述した方法と、この方法による方向の決定は、未記録領域には適用できない。
1より多い走査ビームを持つ走査システムの利用に基づく方法が、未記録領域での方向の決定のために提案されている。
本発明は、ただ1つの走査ビームを用い、光記録媒体の記録されていない領域でさえ媒体のトラックに対する走査ビームの移動方向を検出できる、方向を加味したトラックカウントを可能とすることを目的とする。
本発明によると、トラックのウォブルにより生じる、トラック誤差信号の成分であるウォブル信号が判定される。本発明は、ウォブル信号振幅が、トラックの中心で最大であり、2つのトラック間の領域で最小になることを利用している。この信号は、従来技術のMZC信号と同様、トラック誤差信号と同じ位置で最大や最小とならない。結果、ウォブル信号のトラック誤差信号に対する位相シフトは、トラックに対する走査ビームの移動方向を示すことになる。このため、ミラー零交差信号又は走査されるトラックに対する走査ビームの移動方向を示す方向信号を生成することができる。本発明の必要条件は、光記録媒体のトラックがその仮想的な中心に対して揺動していることである。
本発明によると、光記録媒体の走査ユニット内において、トラックを数える装置を動作させるために、第1のカットオフ周波数を持つハイパスフィルタでろ波されたトラック誤差信号の上側及び下側エンベロープの差からウォブル信号が生成され、第2のカットオフ周波数を持つローパスフィルタでろ波されたトラック誤差信号から、トラック零交差信号が生成され、一方の信号の極性が反転したときに、他方の信号が正であるか負であるかを評価し、トラックを数えるための有限ステートマシン又は有限オートマトンとも呼ばれる順序論理回路を動作させる動作信号が、このウォブル信号及びトラック零交差信号の評価の結果から生成される。
トラックを数える装置を動作させる動作信号を決定する本発明による装置は、第1のカットオフ周波数を持ち、トラック誤差信号を入力して、上側及び下側エンベロープのための2つのエンベロープ整流器にそれぞれ出力信号を供給するハイパスフィルタと、上側及び下側エンベロープ整流器の出力信号を入力とする差形成部と、第2のカットオフ周波数を持ち、トラック誤差信号を入力とするローパスフィルタと、差形成部及びローパスフィルタの出力信号から形成された信号を入力とし、入力信号の一方の極性が反転したときに、他方の入力信号が正であるか負であるかを評価して動作信号を供給する評価部と、を備えている。
本発明による配置及び方法は、ウォブルトラックを有する光記録媒体において、トラックジャンプが発生したときに、トラックジャンプの方向と、交差したトラックがグルーブであるかランドであるかを識別することを可能にする。グルーブ/ランド識別を持つ方向依存のトラックカウントは、信頼できるトラックジャンプと、トラックジャンプ終了時のトラック制御ループの確実な収束という効果がある。
本発明によると、唯1つの走査ビームが評価されるので、本発明により実現されるトラックカウントは、トラック幅やトラック間の距離に依存せず、よって、これらに縛られないという利点がある。唯1つの走査ビームを持つスキャナは、簡易で軽量な機械的構造という利点もある。本発明では、ウォブル信号がオフセットや、擾乱又は振幅変動を有する場合においても、信頼性の高い方向信号の生成や方向の識別が可能という効果がある。それらは明細書、及び、従属請求項に記載される。
ウォブル信号及びトラック零交差信号成分の積をサンプリングし、サンプリングした値を維持して評価することで、動作信号の瞬間的な擾乱が抑制されるという効果がある。
時間積分を行うことで、ウォブル信号に重畳し得る瞬間的な擾乱と、そのエンベロープへの影響が平均化される。
クロック信号と方向信号が動作信号として決定された場合、アップダウンカウンタがこられ信号により直接動作できるという利点がある。
走査ビームがトラックの中心を横切ったときにその値が正確に変化する第1の信号と、走査ビームが2つの隣接トラック間の境界を横切ったときにその値が正確に変化する第2の信号が動作信号として決定されたなら、公知のトラックカウント法の評価ロジックを使用できるという利点がある。
評価手段が、差形成手段及びローパスフィルタ手段の出力信号から形成される信号を入力とする積形成手段と、積形成手段の出力信号が供給されるサンプルアンドホールド手段を含むなら、動作信号の瞬間的な擾乱が抑圧されるという利点がある。
ローパスフィルタ手段が位相シフト手段を含み、評価手段が、差形成手段及びローパスフィルタ手段の出力信号が供給される積形成手段と、積形成手段の出力信号が供給される積分手段を含むなら、積分手段の出力信号の極性を判定するのみで、積形成手段の2つの入力信号の相対的な位相角度を決定することができるという利点がある。
本発明の特徴によると、データ信号形成手段と、HF検出手段と、HF検出手段の出力信号により制御される切替手段が設けられ、データ信号形成手段は、光検出器の信号の和からデータ信号を形成し、HF検出手段は、記録媒体の記録領域に有効なデータ信号が存在するか否かを検出し、切替手段は、有効なデータ信号が存在する場合、ハイパスフィルタ手段の入力をデータ信号に切替える。これは、記録媒体の記録及び未記録領域のトラックカウントに同じ機能ユニットを利用できるという利点があり、ハードウェアコスト及び消費電流を低減することができる。
有効なデータ信号が存在するときに、上側エンベロープ用のエンベロープ整流手段をディアクティベイトすることで、消費電流を低減することができる。
トラック零交差信号の決定が、大変低い周波数成分を抑圧するためのハイパスフィルタによるろ波を含む場合、トラック誤差信号の邪魔なDCオフセットを抑圧することができる効果がある。
本発明を実施するための最良の実施形態について、以下では図面を用いて詳細に説明する。
図1は、ウォブル信号TWがトラック誤差信号TEの高周波成分を評価することにより得られることを示している。トラック誤差信号TEは、検出器の左半分の信号と、右半分の信号との差を取ることにより、通常、生成される。光検出器105は、非点収差焦点誤差信号の生成を可能とするため、4つの光検出領域105A、105B、105C及び105Dを有している。ウォブル信号TWを得るためには、左半分と右半分の2つの光検出領域のみを有する光検出器で十分である。図1に示す4つの領域を有する光検出器105の場合、領域105A及び105Dからの信号を加算し、領域105B及び105Cからの信号を加算することになる。
ウォブルトラックから得られるウォブル信号TWの周波数は、トラックレギュレータの干渉信号スペクトラムより十分高いレベルを持つ必要がある。ウォブル周波数は、好ましくは、300kHzより高く、トラック制御の干渉信号スペクトラムは、適切なフィルタ手段により抑制することができる。更に、トラックレギュレータがアクティベィとされたときのウォブルトラック変調の強さについて、ウォブル振幅を、トラックを交差したときのトラック誤差振幅で割った商の値が、少なくとも0.15となる必要がある。この基準は、例えば、DVD+R/RW標準に準拠する記録媒体では満たされている。
図1に示す、本発明の最も簡単な実施形態では、トラック誤差信号TEの高周波成分と、低周波成分を個別に評価する。トラック誤差信号の高周波成分は、トラックのウォブルにより主に生ずる。低周波成分のための下段の信号パスにおいて、トラック誤差信号TEは、まず、ローパスフィルタ102を通過し、比較器107で2値化され、結果、信号TZCが生成される。邪魔なDCオフセットを抑制するために、ACカップリング106を比較器107の上流に配置しても良い。
ウォブル信号TWは、ハイパスフィルタ101により、トラック誤差信号TEから分離される。ハイパスフィルタの出力信号の上側及び下側エンベロープが2つのエンベロープ検出器103、104により判定され、減算器108で判定される2つのエンベロープの差が、ウォブル信号TWの瞬時振幅TWENVを表す。
瞬時振幅TWENVは、トラック中心で最大であり、2つのトラック間の領域で最小である。瞬時振幅TWENVは、比較器109で2値化され、トラック誤差信号に対し、ミラー誤差信号MZCの位相と比較可能な位相を持つ信号ENVZCが得られる。D型フリップフロップ110は、信号TZCとENVZCから方向信号DIRを生成することを可能にし、方向信号は、アップダウンカウンタ111での方向を加味したトラックカウントに使用される。他の方法として、信号TZC及びENZVCは、図7の状態遷移に従い、状態ロジック112で評価することもできる。
図8は、図1の実施形態における信号例を示す図である。8Aは、光記録媒体の走査位置xを交差するグループGとランドLの配置を表している。図の、残りの総ての部分は、走査位置xを交差する信号を表している。図において、走査ビームの相対移動方向は、左から右、又は、右から左であり、水平軸の矢印で“x”又は“−x”として示されている。ここで、“x”は右への移動を、“−x”は左への移動である。左又は右への移動時に生じる信号にのみ、“x”、“−x”の矢印を示している。なお、信号に関する他の図においても同様である。
8Bは、ローパスフィルタの下流でのトラック誤差信号TEである。8Cに示すウォブル信号TWのエンベロープは、グルーブGの中心で最大となり、ランドLの中心で最小となる。8Dは、減算器からの、ACカップル出力信号TWENVを表している。8E及び8Fは、2つの2値化信号TZC及びENVZCを表している。信号TZCのエッジは、右への移動時にはMZCに対して位相が−90°シフトし、左への移動時にはMZCに対して位相が90°シフトしている。
図2は、アップダウンカウンタ204を使用し、図1の実施形態と比較して2倍の分解能でトラックカウントを行う、他の実施形態を示す図である。信号パスの最初のブロックは、図1と同じである。同期整流器201は、その第1の入力が信号TWENVを出力する減算器205に接続され、その第2の入力にはトラック零交差信号TZCが入力され、ウォブル信号の瞬時振幅TWENVを整流する。整流された振幅値は、信号TZCの正負のエッジで制御されるサンプル&ホールドブロック202でサンプリングされる。信号TZCのエッジでパルスを生成するエッジ検出器206は、このために設けられる。サンプル&ホールドブロック202の出力信号ADIRは、比較器203により2値化され、エッジ検出器206の出力が、アップダウンカウンタ204のカウント用パルスとして使用されている間、走査ビームの移動方向DIRを示すことになる。
図9は、図2に関する信号であり、同期整流器201、エッジ検出器206及びサンプル&ホールドブロック202の機能を示している。9Aから9Eは、図8の8Aから8Eに対応する。9Fは、同期整流器201の出力信号SRENVを示す。その入力信号TWENVは、もし、TZCがハイであれば変化なく、TZCがローであれば反転する。エッジ検出器で生成され、9G又は9Hで示されるサンプル&ホールドの制御パルスPLSTZCの位置は、移動方向により異なる。
もし、走査ビームが左から右に動けば、9Gで示す信号に従い、サンプルパルスは、信号SRENVが上にジャンプする前に生じる。9Fで示す信号SRENVは、矢印によって特定される位置でサンプリングされ、TZCの次のエッジまで保持される。サンプル&ホールドブロック202の出力信号ADIRは9Iで示され、左から右への移動は、ローに対応する負の値−Vを取る。9Fで示す信号の上の矢印は、右から左への相対移動時の、サンプル&ホールドブロック202のサンプリング位置を示している。同様に、9Jで示すサンプル&ホールドブロック202の出力信号ADIRは、ハイに対応する正の値+Vとなる。+V又は−Vの値は、それぞれ、信号TWENVの振幅に依存し、よって、ウォブル信号TWの2つのエンベロープの差に依存する。信号DIRは、信号ADIRから比較器203により得られる。トラックカウンタ204は、信号DIRで特定される方向に応じ、信号PLSTZCの各パルスにより増加又は減少される。
図3A及び3Bは、方向信号DIRを形成するウォブル信号の振幅変動を評価する改良された配置の実施形態を示す図である。特に、DVD+R/RW媒体の場合、ウォブル信号の振幅は、比較的小さく、グルーブとランドの振幅差も同様に小さい。図2と比較して、同期整流器301は、その下流側で、更なるサンプル&ホールドブロック302及び減算器309と接続し、減算器309は、PLSTZCの2つのパルス間で、同期整流された信号TWENVのエンベロープの差を判定する。
図3Bは、比較器306が減算器309の下流に直接接続され、比較器306の出力信号がD型フリップフロップ307でサンプリングされる変形を示している。D型フリップフロップ307の出力は、方向信号DIRを形成する。
図10は、図3Aに関する信号を示す図である。図示するように、10Dで示す信号TWENVに生じ得るオフセットや、10Cで示すウォブル信号TWのエンベロープの変動は、方向の特定には影響を与えない。これは、TZC信号の各エッジにおいて、第1のサンプル&ホールドブロック302が、10Fで示す同期整流信号SRENVのサンプリングを行い、瞬時値とサンプル値の差が、TZC信号の次のエッジまでの間、出力され、2つの移動方向を示す10G及び10Hの信号S/H1となるからである。サンプリングの瞬間においては、減算器が出力する差は明らかに零であり、10Hで示す電圧は右方向への移動時には負に変化し、左方向への移動時には10Gに従い正の値となる。TZC信号の次のエッジにおいて、10I及び10Jで示すサンプリングパルスPLSTZCによる制御の下、これら電圧の最後の値が第2のサンプル&ホールドブロック304によりサンプリングされ、次のサンプリングパルスまで保持される。
サンプリングされた信号ADIRが、移動方向に応じて、10K又は10Lとして示されている。方向信号DIRは、比較器により電圧の極性(+V又は−V)から簡単な方法で決定される。2つの信号DIRとPLSTZCは、図3Aに示すアップダウンカウンタ308を制御するために使用される。
図10の11Aから11Nは、図3Bに関しての電圧を示し、11Aから11Jは、10Aから10Jに対応している。11G及び11Hの電圧は、それぞれ、比較器306の入力でのものである。図示する例において、電圧は、11I及び11Jで示すパルスPLSTZCが生じるごとに、走査ビームの移動方向に応じて正又は負の値を持つので、これら位置での比較器306の出力は、右方向への移動で“ロー”となり、左方向への移動で“ハイ”となる。比較器306が出力する2値信号の、D型フリップフロップ307により取り込まれる点を、11M及び11Nで示す信号に垂直の矢印で示している。D型フリップフロップ307の出力は、走査ビームの移動方向についての状態を示し、アップダウンカウンタ308に方向信号DIRとして供給される。
図4A及び図4Bは、本発明の典型的な実施形態の2つの変形を示す図である。この形態で新しいことは、90°の位相シフタ401と積分器402を設けたことである。積分器402の利用の利点は、ウォブル信号TWに重畳して、エンベロープTWENVに影響を及ぼす可能性がある瞬間的な擾乱を、トラック誤差信号の半サイクルに渡り積分することで平均化することにある。2つの新しいブロック401と402の機能については、図11の信号を参照して以下に説明を行う。位相シフタ401は、トラック誤差信号TEを、90°遅延した信号TE1に変換し、信号TE1は、エンベロープの差信号TWENVとの積を形成するために使用される。
図4Bは、図3Bと同様、積分器402の下流に比較器403とD型フリップフロップ404が接続された典型的な実施形態の変形を示す図である。
図11は、図4Aに関する信号を示す図である。12E及び12Fで示す信号は、それぞれ、12Bで示すトラック誤差信号に対して90°位相がシフトしている。左方向への移動は、図において右から左で表されるので、信号TEの時間的な位相シフトは、左へ90°シフトした12Fの信号TE1に対応する。エンベロープの差TWENVと位相シフトされたトラック誤差信号の積TEMENVが、2つの移動方向それぞれに対して、12F及び12Gとして示されている。アナログ乗算器405の下流にある積分器402は、初期値を零にリセットするリセット入力を有している。リセット機能は、エッジ検出器406のパルス出力信号によりトリガされ、パルス出力は、位相シフトされたトラック誤差信号TE1の信号エッジで生成される。パルスPLSTZCは、12J及び12Kとして示されている。積分器402の出力信号INTは、移動方向に応じて12H又は12Iに示す様になる。リセットパルスの各立下りエッジにおいて、積分器402はリセットされ、新しい積分周期に入る。積分値は、12F及び12Gに示す信号TEMENVの積分領域の値と符号により決定される。積分器402がリセットされる前に、積分値がサンプル&ホールドブロック407によりサンプリングされる。サンプリングは、パルス信号PLSTZCの立ち上がりエッジにて行われる。サンプリングされた値S/H1は、12L及び12Mとして示されている。サンプリング位置が垂直の矢印で示されている。サンプリングされた信号の極性が、比較器408により評価され、方向信号DIRを生成する。
図11の13Aから13Oは、図4Bに示す変形に対応し、13Aから13Kは、12Aから12Kに対応する。比較器403の出力信号は、パルス信号PLSTZCの立ち上がりエッジで、D型フリップフロップ404によりサンプリングされ、アップダウンカウンタ409で方向信号DIRとして使用される。
図5A及び5Bは、更なる実施形態を示す図である。図4A及び図4Bのブロック410に対し、ここでは、位相シフトされたトラック誤差信号を2値化する比較器501が乗算器502の入力の上流に設けられている。図3A及び図3Bと同様に、後者は、図4のアナログ乗算器405より簡単に実現できる同期整流器を有している。
図12の14Aから14Pは、図5Aに関する電圧波形であり、15Aから15Rは、図5Bに関する電圧波形である。図中の信号の名前は、上述したのと同じである。同期整流器502は、図の14Dで示されるAC結合したエンベロープの差信号TWENVを、14F及び14Hで示される比較器501の出力信号TZC1が“ハイ”のときは、そのまま出力し、“ロー”のとき反転して出力する。
図14は、上述した実施形態の利点を結合した、特に有用な実施形態を示す図である。ウォブル信号TWに生じる可能性があるオフセットや振幅変動といった擾乱に係らず、移動方向の識別が可能である。これは、2つのサンプル&ホールドブロック1701、1702と、リセット可能な積分器1703により達成される。信号TWENVは、同期整流器502により信号SRENVに変換される。同期整流器502は、90°位相がシフトされたトラック交差信号TZC1により制御される。同期整流器502の出力信号SRENVは、サンプリングパルスPLSTZCにより制御される第1のサンプル&ホールドブロック1701によりサンプリングされる。
信号SRENVの瞬時値と、信号PLSTZCの2つのエッジ間において保持されるサンプル値は、減算器1704により減算され、信号S/H1となる。積分器1703は、減算器の下流に接続され、信号PLSTZCの2つのパルス間において、減算器の出力信号を積分する。ウォブル信号に生じる可能性のある擾乱に係らず、積分の最終値は、その極性により相対的な移動方向を明確に示している。積分の最終値は、PLSTZCパルスで制御される第2のサンプル&ホールドブロック1702によりサンプリングされる。比較器1705は、サンプリングされた信号の極性を識別して、トラックを数えるアップダウンカウンタ409で使用される信号DIRを形成する。図示していないが、前の実施形態で示したD型フリップフロップの変形を同様に使用することが可能である。
図13は、図14に関する信号を示す図である。16Cは、DCオフセットと振幅のエンベロープに変動を持つウォブル信号TWを示している。16Dは、結果として得られるエンベロープ差信号TWENVである。16I及び16Jで示す信号SRENVは、2つの移動方向を示し、16F及び16Hは、それぞれ、90°位相がシフトしたトラック交差信号TZC1を示している。16M及び16Nは、第1のサンプル&ホールドブロックを制御するサンプリングパルスPLSTZCを示し、16K及び16Lは、信号S/H1を示している。サンプリング開始時において、減算器の出力は零であり、右方向に移動する場合は、16Kの例に示す様に、電圧特性は半周期間の負値を示し、左方向に移動する場合は、16Lに示す様に、半周期間の正値を示す。積分器1703は、16K及び16Lで示す信号のグレーで示す領域を積分し、16O及び16Pは、積分器1703の出力である。16Q及び16RはPLSTZCパルスで制御される第2のサンプル&ホールドブロック1702によりサンプリングされた値を示している。
図16は、更なる実施形態のブロック図である。DCオフセット及び振幅変動といった擾乱が生じているウォブル信号TWのエンベロープの差信号TWENVが、第1のサンプル&ホールドブロック1901により、信号PLSTZCで規定される位置にてサンプリングされている。信号PLSTZCは、90°位相シフトされたトラック誤差信号TE1を比較器1902、1903を通すことにより得たものである。信号TWENVの瞬時値と、信号PLSTZCの2つのエッジ間で保持されるサンプリング値は、減算器1904で減算される。この実施形態においては、同期整流器が設けられないので、減算器1904の出力の半サイクルは、正又は負の極性を持つ。しかしながら、サンプリング値と瞬時値はサンプリング開始時において等しいので、相対的な移動方向に従い、各々の場合において、半サイクルは零から開始される。減算器の下流に接続される積分器1905は、TWENVの最後のサンプルと瞬時値との差を、PLSTZCの2つのパルス間であるサンプリング間隔ごとに積分する。積分器1905は、各積分を値0から開始させるためのリセット入力を有している。第2のサンプル&ホールドブロック1906は、新しい積分が開始される前に、積分の最終値を、それぞれサンプリングする。第2のサンプル&ホールドブロック1906によりサンプリングされた信号は、2つのパルスPLSTZC間での減算器1904の出力信号の極性と領域を示している。下流の比較器1907は、積分器の出力を2値化し、TZC信号に対して+90°又は−90°位相がシフトした信号ENVZCを形成する。従来技術として既に説明した様に、信号TZC及びENVZCは、図7の状態ロジックにより評価することが好ましい。
図15は、図16の実施形態に関する信号を示す図である。18Bは、トラック誤差信号TEである。18I及び18Jは、18Dで示すエンベロープの差信号TWENVから、サンプリングと減算により形成され、2つの移動方向を示す減算器1904の出力信号S/H1である。サンプリングは、エッジ検出器1903により形成され、信号TZC1のエッジから90°遅れた信号PLSTZCにより制御される。PLSTZCは、積分器1905のリセットも制御し、積分器1905の出力信号INTは、第2のサンプル&ホールドブロック1906により矢印で示される位置にてサンプリングされ、18O及び18Pで示す信号S/H2になる。18Qで示す信号ENVZCは、比較器1907により2値化されることで形成される。ENVZCは、走査ビームの相対的な移動方向に応じて、18Rで示す信号TZCに対して+90°又は−90°の位相シフトを持ち、信号TZCは、トラック誤差信号TEを2値化することにより形成される。
図17は、光記録媒体の記録済み領域のデータ信号HFからMZC信号を形成する、上述した機能ブロックを利用する機能ブロックの配置を示す図である。スイッチ2001がエンベロープ検出器103、104の上流に接続されてトラック誤差信号TE又はデータ信号HFの選択に使用され、選択された信号はハイパスフィルタ及び他の処理がなされる。選択は、例えば、HF検出器2002がスイッチ2001の接点切替を制御することにより行われる。データ信号HFが存在する場合、データ信号HFはトラックカウントに使用される。それ以外の場合、トラック誤差信号が選択され、未記録領域での方向を加味したカウントを可能にするためにウォブル信号が生成される。上側エンベロープのための検出器103は、データ信号HFを選択している間、選択的にオフとできる。
上述した実施形態による検出に加えて、データ信号HFからMZC信号も得るため、図18に示す従来技術と比較して、擾乱に対する信頼性又は感度に十分余裕ができる。
101 ハイパスフィルタ
102 ローパスフィルタ
103、104 エンベロープ検出器
105 光検出器
106 ACカップリング
107、109、203、306、403、408、501、1705 比較器
1902、1907 比較器
108、205、309、1704、1904 減算器
110、307、404 D型フリップフロップ
111、204、308、409、1908 アップダウンカウンタ
112 状態ロジック
201、301、502 同期整流器
202、302、304、407、1701、1702 サンプル&ホールドブロック
1901、1906 サンプル&ホールドブロック
206、406、1903 エッジ検出器
401 位相シフタ
402、1703、1905 積分器
405 アナログ乗算器
2001 スイッチ
2002 HF検出器
102 ローパスフィルタ
103、104 エンベロープ検出器
105 光検出器
106 ACカップリング
107、109、203、306、403、408、501、1705 比較器
1902、1907 比較器
108、205、309、1704、1904 減算器
110、307、404 D型フリップフロップ
111、204、308、409、1908 アップダウンカウンタ
112 状態ロジック
201、301、502 同期整流器
202、302、304、407、1701、1702 サンプル&ホールドブロック
1901、1906 サンプル&ホールドブロック
206、406、1903 エッジ検出器
401 位相シフタ
402、1703、1905 積分器
405 アナログ乗算器
2001 スイッチ
2002 HF検出器
Claims (11)
- トラックの位置に応じて、トラックを横切る方向に所定方法による変動を有するトラックにデータを記録する光記録媒体のための走査ユニットの、トラックを数える装置(111、112、204、308、409、1908)を動作させる方法であって、
該走査ユニットは、記録媒体上に走査ビームを合焦させて、記録媒体で反射された走査ビームを、光検出器の隣接する複数の部分(105A、105B、105C、105D)を用いて評価して、光検出器のトラック方向に対して左側に位置する部分からの信号(A、D)と、右側に位置する部分からの信号(B、C)との差からトラック誤差信号(TE)を生成し、
該方法は、
第1のカットオフ周波数を持つハイパスフィルタでろ波されたトラック誤差信号(TE)の下側及び上側エンベロープの差からウォブル信号(TW)を決定するステップと、
第2のカットオフ周波数を持つローパスフィルタでろ波されたトラック誤差信号(TE)からトラック零交差信号(TZC)を決定するステップと、
ウォブル信号(TW)及びトラック零交差信号(TZC)の一方の信号の極性が変化したときに、他方の信号が正であるか負であるかを判定することで、両信号の評価を行うステップと、
両信号の評価から、トラックを数えるための順序論理(111、112)を動作させる動作信号(DIR、CLK、ENVZC、TZC)を決定するステップと、
を備えていることを特徴とする方法。 - 両信号の評価は、ウォブル信号(TW)とトラック零交差信号(TZC)の積を生成(201、301、405、502)することにより決定される信号(SRENV、TEMENV)をサンプリングして、サンプリングした値を保持することを含む、
請求項1に記載の方法。 - トラック零交差信号(TZC)の決定は、位相シフト(401)を含み、
両信号の評価は、ウォブル信号(TW)とトラック零交差信号(TZC)の積の時間積分(402、1703)を含む、
請求項1又は2に記載の方法。 - クロック信号(CLK)と、方向信号(DIR)が動作信号として決定される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。 - 走査ビームがトラック中心を交差したときにその値が変化する第1の信号(TZC)と、走査ビームが隣接するトラックの境界を交差したときにその値が変化する第2の信号(TWENV)が動作信号として決定される、
請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。 - トラックの位置に応じて、トラックを横切る方向に所定方法による変動を有するトラックにデータを記録する光記録媒体のための走査ユニットの、トラックを数える装置(111、112、204、308、409、1908)を動作させる動作信号を決定する装置であって、
該走査ユニットは、記録媒体上に走査ビームを合焦させて、記録媒体で反射された走査ビームを、光検出器の隣接する複数の部分(105A、105B、105C、105D)を用いて評価して、光検出器のトラック方向に対して左側に位置する部分からの信号(A、D)と、右側に位置する部分からの信号(B、C)との差からトラック誤差信号(TE)を生成し、
該動作信号を決定する装置は、
第1のカットオフ周波数を持ち、トラック誤差信号(TE)を入力として、上側及び下側エンベロープのためのエンベロープ整流手段(103、104)にそれぞれ信号を出力するハイパスフィルタ手段(101)と、
上側及び下側エンベロープ整流手段(103、104)の出力信号を入力とする差形成手段(108)と、
第2のカットオフ周波数を持ち、トラック誤差信号(TE)を入力とするローパスフィルタ手段(102)と、
ローパスフィルタ手段(102)の出力信号から形成された信号及び差形成手段(108)の出力信号から形成された信号を入力とし、一方の信号の極性が変化したときに、他方の信号が正であるか負であるかを判定し、動作信号(DIR、CLK、ENVZC、TZC)を供給する評価手段と、
を備えていることを特徴とする装置。 - 評価手段は、ローパスフィルタ手段(102)及び差形成手段(108)の出力信号が供給される積形成手段(201、301、405、502)と、積形成手段(201、301、405、502)の出力信号が供給されるサンプルアンドホールド手段(202、302、304、407、1701、1702、1901、1906)とを含む請求項6に記載の装置。
- ローパスフィルタ手段(102)は、位相シフト手段(401)を含み、
評価手段は、差形成手段(108)及びローパスフィルタ手段(102)の出力信号が供給される積形成手段(201、301、405、502)と、積形成手段(201、301、405、502)の出力信号が供給される積分手段(402、1703)とを含む、請求項6又は7に記載の装置。 - データ信号形成手段(2003)と、
HF検出手段(2002)と、
HF検出手段の出力信号により制御される切替手段(2001)と、
を含み、
データ信号形成手段(2003)は、光検出器からの信号(A、B、C、D)の合計からデータ信号(HF)を形成し、
HF検出手段(2002)は、記録媒体の記録領域に有効なデータ信号(HF)が存在するか否かを検出し、
切替手段(2001)は、有効なデータ信号(HF)が存在する場合、ハイパスフィルタ手段への入力を、データ信号(HF)に切替える、
請求項6から8のいずれか1項に記載の装置。 - 有効なデータ信号(HF)が存在するとき、上側エンベロープ用のエンベロープ整流手段(103)はディアクティベイトされる、
請求項9に記載の装置。 - トラック零交差信号(TZC)の決定は、第2のカットオフ周波数より低い第3のカットオフ周波数を持つハイパスフィルタ(106)によるろ波を含む請求項1から5のいずれか1項に記載の方法、あるいは、請求項6から10のいずれか1項に記載の装置。
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