JP2007532599A5 - - Google Patents

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JP2007532599A5
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Claims (20)

  1. 一般式Iのアルキン化合物、これらの互変異性体、ジアステレオマー、鏡像体、混合物及びこれらの塩。
    Figure 2007532599
    〔式中、
    R1、R2は互いに独立にH、C1-8-アルキル、C3-7-シクロアルキル又はフェニル基もしくはピリジニル基(必要により同じ又は異なる基R20により一置換もしくは多置換されていてもよく、かつ/又はニトロにより一置換されていてもよい)を表し、そのアルキル基又はシクロアルキル基は同じ又は異なる基R11により一置換又は多置換されていてもよく、かつ5員、6員又は7員シクロアルキル基の3位又は4位の-CH2-基は-O-、-S-又は-NR13-により置換されていてもよく、又は
    R1及びR2はC3-8-アルキレンブリッジを形成し、R1R2N-基のN原子に隣接しない-CH2-基は-CH=N-、-CH=CH-、-O-、-S-、-SO-、-(SO2)-、-CO-、-C(=CH2)-又は-NR13-により置換されていてもよく、
    先に定義されたアルキレンブリッジ中で、1個以上のH原子が同じ又は異なる基R14により置換されていてもよく、かつ
    先に定義されたアルキレンブリッジはアルキレンブリッジと基Cyの間の結合が
    −単結合又は二重結合を介して、
    −スピロ環式環系を形成する共通のC原子を介して、
    −縮合二環式環系を形成する2個の共通の隣接C原子及び/又はN原子を介して、又は
    −ブリッジされた環系を形成する3個以上のC原子及び/又はN原子を介して
    つくられるような様式で1個又は2個の同じ又は異なる炭素環基又は複素環基Cyにより置換されていてもよく、
    XはC1-4-アルキレンブリッジ(その定義C2-4-アルキレンにおいて1個もしくは2個のC原子はR10により一置換されていてもよい)を表し、又は
    C3-4-アルキレンブリッジを表し、そのR1R2N-基のN原子に直接隣接しない-CH2-CH2-基は-CH=CH-又は-C=C-により置換されており、Xについて先に示された意味はC2-6-アルケニル、C2-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル及びC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキルから選ばれた置換基だけでなく、独立に1個、2個又は3個の同じ又は異なるC1-4-アルキル置換基を含んでもよく、二つのアルキル基が一緒に結合されて3〜7員環式基を形成してもよく、又はアルキル基及びアルケニル基が一緒に結合されて5〜7員環式基を形成してもよく、かつ
    W、Zは互いに独立に単結合又はC1-2-アルキレンブリッジを表し、
    二つの隣接C原子が付加的なC1-4-アルキレンブリッジにより一緒に結合されてもよく、かつ
    1個又は2個のC原子が互いに独立に1個又は2個の同じ又は異なるC1-3-アルキル基により置換されていてもよく、二つのアルキル基が一緒に結合されて炭素環式環を形成してもよく、かつ
    Yは部分式Y1及びY2の定義から選ばれ、
    Figure 2007532599
    (式中、基MはO、S又はNRMを表し、RMはH、C1-6-アルキル、C3-6-アルケニル、C3-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル及びC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキルから選ばれた意味を有し、かつ
    部分式Y1及びY2中で、1個以上のC原子が互いに独立にR20により置換されていてもよい)、かつ
    Aは互いに独立に2価の環式基フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピリダジニル、ナフチル、テトラヒドロナフチル、インドリル、ジヒドロインドリル、キノリニル、ジヒドロキノリニル、テトラヒドロキノリニル、イソキノリニル、ジヒドロイソキノリニル、テトラヒドロ-イソキノリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、チエニル、フラニル、ベンゾチエニル又はベンゾフラニルの中から選ばれ、上記環式基は一つ以上のC原子の位置で同じ又は異なる基R20により一置換又は多置換されていてもよく、又はフェニル環の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は1個以上のNH基はR21により置換されていてもよく、
    BはY、Aについて示された意味の一つを有し、又は
    C1-6-アルキル、C1-6-アルケニル、C1-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル、C5-7-シクロアルケニル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル、C3-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルケニル又はC3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキニルを表し、1個以上のC原子が互いに独立にハロゲンにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又はヒドロキシもしくはシアノにより一置換されていてもよく、かつ/又は環式基が同じ又は異なる基R20により一置換又は多置換されていてもよく、
    Cyは下記の意味
    −飽和3〜7員炭素環基、
    −不飽和4〜7員炭素環基、
    −フェニル基、
    −ヘテロ原子としてN、O又はS原子を有する飽和4〜7員又は不飽和5〜7員複素環基、
    −ヘテロ原子として2個以上のN原子又は1個もしくは2個のN原子と1個のO又はS原子を有する飽和又は不飽和5〜7員複素環基、
    −N、O及び/又はSから選ばれた1個以上の同じ又は異なるヘテロ原子を有する芳香族複素環5員又は6員基
    の一つから選ばれた炭素環基又は複素環基を表し、
    上記飽和6員又は7員基はまたイミノブリッジ、(C1-4-アルキル)-イミノブリッジ、メチレンブリッジ、(C1-4-アルキル)-メチレンブリッジ又はジ-(C1-4-アルキル)-メチレンブリッジでブリッジされた環系として存在してもよく、かつ
    上記環式基は1個以上のC原子の位置で同じ又は異なる基R20により一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ/又は1個以上のNH基がR21により置換されていてもよく、
    R10はヒドロキシ、ω-ヒドロキシ-C1-3-アルキル、C1-4-アルコキシ又はC1-4-アルコキシ-C1-3-アルキルを表し、
    R11はハロゲン、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニル、C2-6-アルキニル、R15-O-、R15-O-CO-、R15-CO-O-、シアノ、R16R17N、R18R19N-CO-又はCyを表し、上記基中で、1個以上のC原子が互いに独立にハロゲン、OH、CN、CF3、C1-3-アルキル、ヒドロキシ-C1-3-アルキルから選ばれた置換基により置換されていてもよく、
    R13はR17について示された意味の一つを有し、
    R14はハロゲン、シアノ、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニル、C2-6-アルキニル、R15-O-、R15-O-CO-、R15-CO-、R15-CO-O-、R16R17N、R18R19N-CO-、R15-O-C1-3-アルキル、R15-O-CO-C1-3-アルキル、R15-SO2-NH-、R15-O-CO-NH-C1-3-アルキル、R15-SO2-NH-C1-3-アルキル、R15-CO-C1-3-アルキル、R15-CO-O-C1-3-アルキル、R16R17N-C1-3-アルキル、R18R19N-CO-C1-3-アルキル又はCy-C1-3-アルキルを表し、
    R15はH、C1-4-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル、フェニル、フェニル-C1-3-アルキル、ピリジニル又はピリジニル-C1-3-アルキルを表し、
    R16はH、C1-6-アルキル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル、C4-7-シクロアルケニル、C4-7-シクロアルケニル-C1-3-アルキル、ω-ヒドロキシ-C2-3-アルキル、ω-(C1-4-アルコキシ)-C2-3-アルキル、アミノ-C2-6-アルキル、C1-4-アルキル-アミノ-C2-6-アルキル、ジ-(C1-4-アルキル)-アミノ-C2-6-アルキル又はシクロ-C3-6-アルキレンイミノ-C2-6-アルキルを表し、
    R17はR16について示された意味の一つを有し、又はフェニル、フェニル-C1-3-アルキル、ピリジニル、C1-4-アルキルカルボニル、ヒドロキシカルボニル-C1-3-アルキル、C1-4-アルコキシカルボニル、C1-4-アルコキシカルボニル-C1-3-アルキル、C1-4-アルキルカルボニルアミノ-C2-3-アルキル、N-(C1-4-アルキルカルボニル)-N-(C1-4-アルキル)-アミノ-C2-3-アルキル、C1-4-アルキルスルホニル、C1-4-アルキルスルホニルアミノ-C2-3-アルキルもしくはN-(C1-4-アルキルスルホニル)-N-(C1-4-アルキル)-アミノ-C2-3-アルキルを表し、
    R18、R19は互に独立にH又はC1-6-アルキルを表し、
    R20はハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1-6-アルキル、C2-6-アルケニル、C2-6-アルキニル、C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル、ヒドロキシ-C1-3-アルキル、R22-C1-3-アルキルを表し、又はR22について示された意味の一つを有し、
    R21はC1-4-アルキル、ω-ヒドロキシ-C2-6-アルキル、ω-C1-4-アルコキシ-C2-6-アルキル、ω-C1-4-アルキル-アミノ-C2-6-アルキル、ω-ジ-(C1-4-アルキル)-アミノ-C2-6-アルキル、ω-シクロ-C3-6-アルキレンイミノ-C2-6-アルキル、フェニル、フェニル-C1-3-アルキル、C1-4-アルキル-カルボニル、C1-4-アルコキシ-カルボニル、C1-4-アルキルスルホニル、アミノスルホニル、C1-4-アルキルアミノスルホニル、ジ-C1-4-アルキルアミノスルホニル又はシクロ-C3-6-アルキレン-イミノ-スルホニルを表し、
    R22はピリジニル、フェニル、フェニル-C1-3-アルコキシ、シクロ-C3-6-アルキレンイミノ-C2-4-アルコキシ、OHC-、HO-N=HC-、C1-4-アルコキシ-N=HC-、C1-4-アルコキシ、C1-4-アルキルチオ、カルボキシ、C1-4-アルキルカルボニル、C1-4-アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、C1-4-アルキルアミノカルボニル、ジ-(C1-4-アルキル)-アミノカルボニル、シクロ-C3-6-アルキル-アミノ-カルボニル、シクロ-C3-6-アルキレンイミノ-カルボニル、フェニルアミノカルボニル、シクロ-C3-6-アルキレンイミノ-C2-4-アルキル-アミノカルボニル、C1-4-アルキル-スルホニル、C1-4-アルキル-スルフィニル、C1-4-アルキル-スルホニルアミノ、アミノ、C1-4-アルキルアミノ、ジ-(C1-4-アルキル)-アミノ、C1-4-アルキル-カルボニル-アミノ、シクロ-C3-6-アルキレンイミノ、フェニル-C1-3-アルキルアミノ、N-(C1-4-アルキル)-フェニル-C1-3-アルキルアミノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、フェニルカルボニル、フェニルカルボニルアミノ、フェニルカルボニルメチルアミノ、ヒドロキシ-C2-3-アルキルアミノカルボニル、(4-モルホリニル)カルボニル、(1-ピロリジニル)カルボニル、(1-ピペリジニル)カルボニル、(ヘキサヒドロ-1-アゼピニル)カルボニル、(4-メチル-1-ピペラジニル)カルボニル、メチレンジオキシ、アミノカルボニルアミノ又はC1-4-アルキルアミノカルボニルアミノを表し、
    上記基及び残基、特にW、X、Z、R13〜R22中で、夫々の場合に1個以上のC原子が更にFにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個又は2個のC原子が互に独立に更にCl又はBrにより一置換されていてもよく、かつ/又は夫々の場合に1個以上のフェニル環が互に独立に更にF、Cl、Br、I、シアノ、C1-4-アルキル、C1-4-アルコキシ、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、アミノ、C1-3-アルキルアミノ、ジ-(C1-3-アルキル)-アミノ、アセチルアミノ、アミノカルボニル、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、アミノ-C1-3-アルキル、C1-3-アルキルアミノ-C1-3-アルキル及びジ-(C1-3-アルキル)-アミノ-C1-3-アルキルから選ばれた1個、2個又は3個の置換基を含んでもよく、かつ/又はニトロにより一置換されていてもよく、かつ 存在するカルボキシ基のH原子又はN原子に結合されたH原子が夫々生体内で開裂し得る基により置換されていてもよく、
    下記の化合物は本発明に含まれない:
    6-〔5-(4-クロロ-フェニル)-ピリジン-2-イルエチニル〕-2-ピロリジン-1-イルメチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-キノリン、
    6-〔5-(4-クロロ-フェニル)-ピリジン-2-イルエチニル〕-1-メチル-2-ピロリジン-1-イルメチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-キノリン及び
    5-(4-クロロ-フェニル)-2-〔2-(4-メチル-ピペリジン-1-イルメチル)-クロマン-6-イルエチニル〕-ピリジン〕
  2. 基R1、R2が互に独立にH、C1-6-アルキル、C3-5-アルケニル、C3-5-アルキニル、C3-7-シクロアルキル、ヒドロキシ-C3-7-シクロアルキル、C3-7-シクロアルキル-C1-3-アルキル、(ヒドロキシ-C3-7-シクロアルキル)-C1-3-アルキル、ヒドロキシ-C2-4-アルキル、ω-NC-C2-3-アルキル、C1-4-アルコキシ-C2-4-アルキル、ヒドロキシ-C1-4-アルコキシ-C2-4-アルキル、C1-4-アルコキシ-カルボニル-C1-4-アルキル、カルボキシル-C1-4-アルキル、アミノ-C2-4-アルキル、C1-4-アルキル-アミノ-C2-4-アルキル、ジ-(C1-4-アルキル)-アミノ-C2-4-アルキル、シクロ-C3-6-アルキレンイミノ-C2-4-アルキル、ピロリジン-3-イル、N-(C1-4-アルキル)-ピロリジン-3-イル、ピロリジニル-C1-3-アルキル、N-(C1-4-アルキル)-ピロリジニル-C1-3-アルキル、ピペリジン-3-イル、ピペリジン-4-イル、N-(C1-4-アルキル)-ピペリジン-3-イル、N-(C1-4-アルキル)-ピペリジン-4-イル、ピペリジニル-C1-3-アルキル、N-(C1-4-アルキル)-ピペリジニル-C1-3-アルキル、テトラヒドロピラン-3-イル、テトラヒドロピラン-4-イル、フェニル、フェニル-C1-3-アルキル、ピリジル又はピリジル-C1-3-アルキルからなる群から選ばれ、上記基中で、1個以上のC原子が互いに独立にF、C1-3-アルキル又はヒドロキシ-C1-3-アルキルにより一置換又は多置換されていてもよく、かつ/又は1個もしくは2個の炭素原子が互に独立にCl、Br、OH、CF3もしくはCNにより一置換されていてもよく、かつフェニル基又はピリジル基が同じもしくは異なる基R20により一置換又は多置換されていてもよく、フェニル基の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ
    基R20が請求項1に示された意味を有することを特徴とする、請求項1記載のアルキン化合物。
  3. R1及びR2はそれらが結合されているN原子と一緒になって複素環基(これは意味ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン(その遊離イミン官能基はR13により置換されている)、及びモルホリンから選ばれる)を形成し、
    1個以上のH原子が同じ又は異なる基R14により置換されていてもよく、かつ/又は
    その特定された複素環基はアルキレンブリッジと基Cyの間の結合が
    −単結合又は二重結合を介して、
    −スピロ環式環系を形成する共通のC原子を介して、
    −縮合二環式環系を形成する2個の共通の隣接C原子及び/又はN原子を介して、又は
    −ブリッジされた環系を形成する3個以上のC原子及び/又はN原子を介して
    つくられるような様式で1個又は2個の同じ又は異なる炭素環基又は複素環基Cyにより置換されていてもよく、かつ
    基R13、R14及び基Cyが請求項1に定義されたとおりであることを特徴とする、請求項1記載のアルキン化合物。
  4. Xがメチレンブリッジ又はエチレンブリッジ(これは置換されておらず、又は1個もしくは2個の同じ又は異なるC1-3-アルキル-置換基及び/又はC2-6-アルケニル、C2-6-アルキニル、C3-6-シクロアルキル及びC3-6-シクロアルキル-C1-3-アルキルから選ばれた置換基により置換されており、二つのアルキル置換基は一緒に結合されて、3〜6員炭素環式環系を形成してもよい)を表すことを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載のアルキン化合物。
  5. Zが単結合又はエチレンを表し、かつWが単結合を表すことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のアルキン化合物。
  6. 基Yが部分式
    Figure 2007532599
    (部分式Y1.1及びY2.1中で、1個以上のC原子が互いに独立にR20により置換されていてもよく、かつ
    R20が請求項1に定義されたとおりである)
    の基から選ばれることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のアルキン化合物。
  7. 基Aが2価の環式基フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル又はピリダジニルの群から選ばれ、これらが1個以上のC原子の位置で同じ又は異なる基R20により一置換又は多置換されていてもよく、又はフェニル環の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ
    R20が請求項1に定義されたとおりであることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載のアルキン化合物。
  8. 基Bがフェニル、シクロヘキセニル、ピリジル、チエニル及びフラニルから選ばれ、かつ
    上記環式基が1個以上のC原子の位置で同じ又は異なる基R20により一置換又は多置換されていてもよく、又はフェニル基の場合にはまた更にニトロにより一置換されていてもよく、かつ
    R20が請求項1に定義されたとおりであることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載のアルキン化合物。
  9. 請求項1からいずれか1項に記載のアルキン化合物の生理学上許される塩。
  10. 必要により一種以上の不活性担体及び/又は希釈剤と一緒に、請求項1からいずれか1項に記載の少なくとも一種のアルキン化合物及び/又は請求項記載の塩を含むことを特徴とする医薬組成物。
  11. 請求項1からいずれか1項に記載の少なくとも一種のアルキン化合物及び/又は請求項記載の塩を含有する、哺乳類の食事挙動に影響するための医薬組成物
  12. 請求項1からいずれか1項に記載の少なくとも一種のアルキン化合物及び/又は請求項記載の塩を含有する、哺乳類の体重を減少し、かつ/又は体重の増加を防止するための医薬組成物
  13. MCH受容体拮抗活性を有する医薬組成物を調製するための請求項1からいずれか1項に記載の少なくとも一種のアルキン化合物及び/又は請求項記載の塩の使用。
  14. MCHにより引き起こされ、又はそれ以外にMCHと原因上関連している症候及び/又は疾患の予防及び/又は治療に適している医薬組成物を調製するための請求項1からいずれか1項に記載の少なくとも一種のアルキン化合物及び/又は請求項記載の塩の使用。
  15. 代謝障害及び/又は食事障害、特に肥満、多食症、神経性多食症、悪液質、拒食症、神経性食欲不振並びに過食症の予防及び/又は治療に適している医薬組成物を調製するための請求項1からいずれか1項に記載の少なくとも一種のアルキン化合物及び/又は請求項記載の塩の使用。
  16. 必要により一種以上の不活性担体及び/又は希釈剤と一緒に、
    請求項1からいずれか1項に記載のアルキン化合物及び/又は請求項記載の塩から選ばれる第一活性物質、及び
    糖尿病の治療のための活性物質、糖尿病の合併症の治療のための活性物質、肥満の治療のための活性物質、好ましくはMCHアンタゴニスト以外、高血圧の治療のための活性物質、動脈硬化を含む、高脂血症の治療のための活性物質、関節炎の治療のための活性物質、不安状態の治療のための活性物質及び鬱病の治療のための活性物質からなる群から選ばれた第二活性物質
    を含むことを特徴とする医薬組成物。
  17. 式A.5
    R1R2N-X-Y-C=C-W-A-B (A.5)
    (式A.1、A.2、A.3、A.4及びA.5中、R1、R2、Y、X、W、A及びBは請求項1からに示された意味の一つを有する)
    のアルキン化合物の調製方法であって、
    式A.1
    HO-X-Y-Hal (A.1)
    (式中、Halは塩素、臭素又はヨウ素、好ましくは臭素又はヨウ素を表す)
    のハロゲン化合物を好適な溶媒中で好適なパラジウム触媒、好適な塩基及びヨウ化銅(I)の存在下で式A.2
    H-C=C-W-A-B (A.2)
    のアルキン化合物と反応させ、そして
    得られた式A.3
    HO-X-Y-C=C-W-A-B (A.3)
    の化合物をメタンスルホン酸クロリド(MsCl)と反応させてメタンスルホネート誘導体A.4 MsO-X-Y-C=C-W-A-B (A.4)
    を生成し、
    これを更に式H-NR1R2のアミンと反応させて最終生成物A.5を生成することを特徴とする、上記アルキン化合物の調製方法。
  18. 式B.5
    R1R2N-X-Y-Z-C=C-A-B (B.5)
    (式B.1、B.2、B.3、B.4及びB.5中、R1、R2、X、Y、Z、A及びBは請求項1からに示された意味の一つを有する)
    のアルキン化合物の調製方法であって、
    式B.1
    Hal-A-B (B.1)
    (式中、Halは塩素、臭素又はヨウ素、好ましくは臭素又はヨウ素を表す)
    のハロゲン化合物を好適な溶媒中で好適なパラジウム触媒、好適な塩基及びヨウ化銅(I)の存在下で式B.2
    HO-X-Y-Z-C=C-H (B.2)
    のアルキン化合物と反応させ、そして
    式B.3
    HO-X-Y-Z-C=C-A-B (B.3)
    の得られる化合物をメタンスルホン酸クロリド(MsCl)と反応させてメタンスルホネート誘導体B.4
    MsO-X-Y-Z-C=C-A-B (B.4)
    を生成し、
    これを更に式H-NR1R2のアミンと反応させて最終生成物B.5を生成することを特徴とする、上記アルキン化合物の調製方法。
  19. 式C.3
    R1R2N-X-Y-C=C-W-A-B (C.3)
    (式C.1、C.2及びC.3中、R1、R2、X、Y、W、A及びBは請求項1からに示された意味の一つを有する)
    のアルキン化合物の調製方法であって、
    式C.1
    R1R2N-X-Y-Hal (C.1)
    (式中、Halは塩素、臭素又はヨウ素、好ましくは臭素又はヨウ素を表す)
    のハロゲン化合物を好適な溶媒中で好適なパラジウム触媒、好適な塩基及びヨウ化銅(I)の存在下で式C.2
    H-C=C-W-A-B (C.2)
    のアルキン化合物と更に反応させて最終生成物C.3を生成することを特徴とする、上記アルキン化合物の調製方法。
  20. 式D.3
    R1R2N-X-Y-Z-C=C-A-B (D.3)
    (式D.1、D.2及びD.3中、R1、R2、X、Y、Z、A及びBは請求項1からに示された意味の一つを有する)
    のアルキン化合物の調製方法であって、
    式D.2
    Hal-A-B (D.2)
    (式中、Halは塩素、臭素又はヨウ素、好ましくは臭素又はヨウ素を表す)
    のハロゲン化合物を好適な溶媒中で好適なパラジウム触媒、好適な塩基及びヨウ化銅(I)の存在下で式D.1
    R1R2N-X-Y-Z-C=C-H (D.1)
    のアルキン化合物と反応させて最終生成物D.3を生成することを特徴とする、上記アルキン化合物の調製方法。
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