JP2007530752A - 高い透過性を有する膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー - Google Patents

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Abstract

デンドリマー構造を有する少なくとも1つの親水性ポリマー及び少なくとも1つの水に不溶性のリン酸塩を含有している膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー、この膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの製造方法並びに衛生用品におけるその使用。

Description

本発明は、高い透過性を有する膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー、高い透過性を有する膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの製造方法並びにそれらの使用に関する。
膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー、いわゆる超吸収体(Super-Absorbing-Polymers、SAP)は技術水準から公知である。
膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは特に(共)重合された親水性モノマーからなるポリマー、適したグラフトベース上の1つ又はそれ以上の親水性モノマーのグラフト(コ)ポリマー、架橋されたセルロースエーテル又はデンプンエーテル、架橋されたカルボキシメチルセルロース、部分架橋されたポリアルキレンオキシド又は水性液体中で膨潤可能な天然物、例えばグァー誘導体である。そのようなポリマーは、水溶液を吸収する製品としておむつ、タンポン、生理用ナプキン及び他の衛生用品の製造のため、しかしまた農業園芸における保水剤として又は全ての種類の廃棄物、特に医療廃棄物の濃厚化のために使用される。
膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは好ましくは、使用されるポリマーに対して自重の少なくとも10倍、好ましくは自重の20倍の0.9質量%食塩溶液の吸収を有するそのようなポリマーである。この吸収は好ましくは例えば0.7psiの圧力下にも達成される。
使用特性を改善するために、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは通常、表面後架橋又はゲル後架橋される。この後架橋は当業者にそれ自体として公知であり、かつ好ましくは水性ゲル相中で又は粉砕されかつふるい分けされたポリマー粒子の表面後架橋として行われる。
国際公開(WO-A)第02/060983号パンフレットには、水に不溶性の金属リン酸塩で後処理される超吸収体粒子が記載されている。その場合に金属リン酸塩粒子は超吸収体粒子の表面と会合される。それにより高い吸収力、改善された液体輸送特性及び高い膨潤速度を有する超吸収体が得られる。金属リン酸塩粒子は好ましくは2〜7μmの平均粒度を有し、すなわち金属リン酸塩粒子の摩耗により少なからぬダスト含分が生じうる。
超吸収体の製造及び加工の間に、研磨プロセスにより粒子が丸くなり、その際に摩耗が発生し、このことは超吸収体粒子が水に不溶性の金属リン酸塩で後処理される場合に特に当てはまる。発生した摩耗は、フィルターの閉塞、粘着性堆積物、集塊化及び超吸収体の搬送の際のかなりの困難性をまねく。摩耗の大表面積により周囲からの迅速な湿分吸収及び沈殿物の接着となり、このことは製造設備の汚染をまねく。さらに空気搬送系の内部に硬いダスト凝塊が形成される。さらに、微細な摩耗は衛生学及び職業医学(arbeitsmedizinischen)の面から極めて望ましくない。
摩耗は、特別に分離されない場合には、超吸収体製造の際に又は衛生用品中へのポリマーの導入の前に問題をまねき、並びに超吸収体粒子の表面上の不足している金属リン酸塩により使用の際のゲルの著しく減少された透過性(SFC)をまねく。ついでこのことは高められた漏出速度(Leckraten)をまねく。
国際公開(WO-A)第92/13912号パンフレット、国際公開(WO-A)第94/22940号パンフレット及び欧州特許出願公開(EP-A)第0 679 678号明細書には、超吸収体の脱じん(Entstaubung)方法が提案されている。
国際公開(WO-A)第92/13912号パンフレット及び国際公開(WO-A)第94/22940号パンフレットには、ポリエチレングリコールでの表面被覆による超吸収体の脱じんが記載されている。ポリエチレングリコールは、線状で水溶性のポリマーとしてゲル粒子を包囲する溶液の粘度を著しく増大させ、こうしてそれらの流動性を減少させるという欠点を有する。このことは衛生用品における使用において、膨潤したゲル中の劣悪化された液体再伝導(Fluessigkeitsweiterleitung;SFC)をまねく。
欧州特許出願公開(EP-A)第0 679 678号明細書には、粉末状の超吸収体のダスト含分がシリコーンでの後処理により低下されることによる方法が記載されている。この明細書は付加的な脱じん剤、例えばポリグリコール及びポリグリコールエーテルの使用も推奨する。シリコーンは超吸収体を望ましくなく疎水化させ、こうして膨潤速度を低下させる。
さらに、欧州特許出願公開(EP-A)第0 755 964号明細書には不溶性ろうでの超吸収体の表面被覆が記載されている。しかしながら使用されるろうは、超吸収体を部分的に疎水化し、かつ助剤なしでは困難に分散可能であるに過ぎない。しかしこの目的のために通常使用される分散助剤は界面活性特性を有し、かつ衛生用品中に閉じ込められた液体の表面張力を減少させ、このことはそしてまた漏出をまねきうる。
適している高分子結合剤及び非高分子結合剤の使用下での繊維上への超吸収体粒子の固定化は、米国特許(US)第5,641,561号明細書並びに米国特許(US)第5,589,256号明細書に記載されている。この結合剤は、水素結合を介して超吸収体粒子を衛生用品中の繊維上へ結合させることを可能にするはずである。特に開示された高分子結合剤に関しての、膨潤されたゲルの液体伝導度へ結合剤が及ぼす状況によってはマイナスの影響又は衛生用品中に閉じ込められた液体の表面張力は述べられていないか、あるいはこれらの問題の解決手段は開示されていない。非高分子結合剤に関連して、これらが溶剤として使用状態での発散及び皮膚上への作用のために衛生用品において極めて望ましくないことも強調されうる。同時の脱じん及び繊維上への前記粒子の固定化の際のそのような溶剤を最小限にするための教示は開示されていない。
前記明細書のいずれも、どのようにして超吸収体粒子の表面上に水に不溶性の金属リン酸塩が付着するのが改善されることができるかという指摘を含んでいない。
故に、高い透過性を有する超吸収体が得られ、かつ膨潤挙動も液体再伝導も未処理の超吸収体に比較して劣悪化されない、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー、いわゆる超吸収体の製造方法を提供するという課題が存在していた。
解決すべきさらなる課題は、超吸収体を粉末状及び/又はダスト状の(staubfoermigen)添加剤で後処理し、かつ超吸収体が少ないダスト含分もしくは摩耗含分を有することによる、超吸収体の製造方法を提供することであった。
解決すべきさらなる課題は、超吸収体が得られ、ダスト含分もしくは摩耗含分が機械的負荷の際にも上昇しないか又はごく僅かにのみ上昇する、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの製造方法を提供することであった。10μm未満の直径を有する粒子をダストもしくは摩耗と呼ぶ。
解決すべきさらなる課題は、超吸収体が少なくとも1つの粉末状及び/又はダスト状の水に不溶性の金属リン酸塩で後処理され、かつ少ないダスト含分もしくは摩耗含分を有する超吸収体が得られ、膨潤挙動も液体再伝導も未処理の超吸収体に比較して劣悪化されていない、すなわち粉末状及び/又はダスト状の水に不溶性の金属リン酸塩が最適に超吸収体粒子上へ結合されるべきである、超吸収体の製造方法を提供することであった。
解決すべきさらなる課題は、最適化された搬送挙動を有する超吸収体が得られることによる、超吸収体の製造方法を提供することであった。その場合に、例えば問題なくコンベヤースクリューを用いて計量供給されることができるように、ケーキング傾向が特に高い大気湿度で増大することなく、超吸収体がある程度の粘着性を有するべきである。
意外にも、目下、デンドリマー構造を有する親水性ポリマーの使用により膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの製造の際に、特に機械的負荷後にも、少ない摩耗含分を有し、粉末状及び/又はダスト状の添加剤への改善された結合能、高い膨潤速度、高い液体再伝導及び最適な流動挙動を有する超吸収体が得られることが見出された。
デンドリマーポリマーは、Roempp, Lexikon-Chemie, Georg Thieme Verlag, Stuttgart, 第10版, p. 898によれば、その都度2つ又はそれ以上のモノマーと、既に結合している各々のモノマーとの段階的な結合により合成されるので、各々の段階と共にモノマー−末端基の数が指数的に増加し、かつ最終的に球状の樹状構造が生じる合成高分子である。
本発明により使用可能なデンドリマー構造を有する親水性ポリマーは、少なくとも8、好ましくは少なくとも16、特に好ましくは少なくとも32のヒドロキシル基及び非線状の、好ましくは少なくとも14倍の分枝鎖状の、特に好ましくは30倍の分枝鎖状の、ベース骨格を有するポリオールである。
デンドリマー構造を有する親水性ポリマーは例えば、ポリオールから出発してC〜C20−ヒドロキシカルボン酸、好ましくはC〜C12−ヒドロキシカルボン酸、特に好ましくはC〜C−ヒドロキシカルボン酸とのエステル化により得られるポリエステルであり、その場合にヒドロキシカルボン酸は少なくとも2つのヒドロキシル基、好ましくは2つのヒドロキシル基、及び/又は少なくとも2つのカルボン酸基を有する。特に好ましくは2つのヒドロキシル基及び1つのカルボン酸基を有するヒドロキシカルボン酸、殊に2,2−ジメチロールプロピオン酸である。ポリオールは少なくとも2つのヒドロキシル基を有する化合物、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール及び/又はソルビトールである。デンドリマーポリエステルが好ましく、Boltorn(登録商標) 20、Boltorn(登録商標) 30、Boltorn(登録商標) 40及びBoltorn(登録商標) 310 (Perstorp Specialty Chemicals AB、スウェーデン)が特に好ましい。
本発明により使用可能なデンドリマー構造を有する親水性ポリマーには、少なくとも3つのヒドロキシル基を有するポリオールの縮合及び引き続きアルコキシル化により得ることができるポリマーも含まれる。このための例は、グリセリン分子の縮合及び引き続きエトキシル化により得ることができる分枝鎖状ポリエチレングリコールである。
さらに、本発明により使用可能なデンドリマー構造を有する親水性ポリマーはしかしまた、少なくとも1つのヒドロキシル基を有するモノマーの重合及び引き続きアルコキシル化により得ることができる全てのポリマーも含まれる。好ましくは架橋剤の存在で重合される。それにより、表面上で親水性であり、かつ多数のヒドロキシル基を有するポリマー粒子が得られる。例えば、Makromol. Chem. 189, 2885 (1988)によれば、p−ヒドロキシエチルスチレンのラジカル重合及び引き続きアルコキシル化によるいわゆる星形ポリエチレングリコールが得ることができる。
本発明により使用可能なポリマーの別の例は、ブランドHYBRANE(登録商標)の高分枝鎖状ポリマー並びにAstramol-Dendrimere(登録商標)(DSM N.V.、NL)である。これには特に、例えばブチレンジアミンから出発して、アクリロニトリルとの繰り返される多重のマイケル付加及び水素化により得ることができる高分枝鎖状ポリ(プロピレンイミン)、星形−ポリカプロラクトン、星形−ナイロン−6、例えばモル比1:1の無水コハク酸及びジエタノールアミンの付加生成物をベースとする、高分枝鎖状ポリエステルアミドが含まれる。本発明による方法において、例えばアンモニアから出発してメチルアクリレート及びエチレンジアミンとの繰り返される多重の反応により得ることができる、ポリ(アミドアミン)をベースとするいわゆるPAMAM−デンドリマーも使用されることができる。
ポリグリセリン、星形のポリエチレングリコール並びに他の親水性化合物、好ましくはしかし球形又は丘形の、しかしながら線状ではない分子ジオメトリーを有するポリアルコールが使用可能である。
20〜100℃、特に好ましくは25〜50℃のガラス転移温度Tg及び/又は1000〜10000g/mol、特に好ましくは2000〜6000g/molの平均モル質量を有するデンドリマー構造を有する親水性ポリマーが好ましい。
本発明による方法において、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーに対して、デンドリマー構造を有する親水性ポリマーは好ましくは0.005〜10質量%、特に好ましくは0.01〜5質量%、極めて特に好ましくは0.05〜1質量%、殊に0.10〜0.80質量%使用される。
デンドリマー構造を有する親水性ポリマーは好ましくは、乾燥された吸水性ヒドロゲルと混合される。乾燥したとは、好ましくは20質量%未満、特に好ましくは10質量%未満の含水量の意味である。しかしまたデンドリマー構造を有する親水性ポリマーは、表面後架橋の前、その間及び/又はその後に膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーに添加されることができるが、しかし好ましくはこの施与は表面後架橋中に行われる。
混合の種類は制限を受けず、好ましくは反応ミキサー又は混合及び乾燥設備、例えばLoedige(登録商標)−ミキサー、BEPEX(登録商標)−ミキサー、NAUTA(登録商標)−ミキサー、SCHUGGI(登録商標)−ミキサー、NARA(登録商標)−乾燥器及びPROCESSALL(登録商標)が使用される。そのうえ流動層乾燥器も使用されることができる。この混合は好都合には1〜180分、好ましくは5〜20分の滞留時間及び25〜375rpm、好ましくは100〜150rpmの回転数で実施される。
表面後架橋溶液と共に施与する際に、表面後架橋剤はデンドリマーポリマーと一緒に溶解されることができ、しかしまた選択的に、別個の液体流が後架橋ミキサー中へ別個のノズルを介して噴霧されることもできる。ダスト状又は粉末状の添加剤を施与する際に、さらに、デンドリマーポリマーが、ダスト状又は粉末状の添加剤も分散されていてよい溶剤中に溶解されることが可能である。場合によりこの混合物は表面後架橋剤も含有していてよい。
適している溶剤は、表面後架橋において使用される当業者に公知の全ての溶剤である。水が特に好ましく、プロパンジオール−1,2、プロパンジオール−1,3、ブタンジオール−1,4、イソプロパノール、エタノール、メタノール、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、グリセリン並びにこれらの混合物がさらに好ましい。水と1つ又はそれ以上の前記の有機溶剤との混合物が特に好ましい。しかしながら溶剤の選択は溶液の効率的な製造をもたらし、かつ前記のものに限定されない必要条件に従う。
場合により、溶剤に1つ又はそれ以上の表面活性物質又は分散助剤も添加されることができる。好ましくは非イオン性界面活性剤、例えばソルビタンモノラウレート(Span 20)、ソルビタンモノドデカネート、ソルビタンモノヘキサデカネート、ソルビタンモノオクタデカネート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエートが添加されることができ、これらは商標名Span 40、Span 60、Span 80、Span 83、Span 85で入手可能である。
しかしながら好ましくは溶液に、分散助剤として表面活性物質は添加されない。
場合により1つ又はそれ以上の分散されたダスト状又は粉末状の添加剤を含有していてよく、場合により分散助剤を含有していてよく、さらに場合により硫酸アルミニウム又は他の2、3又は4価の金属の可溶性金属塩、例えばCa、Mg、Al、Ti、Zr又はLaの可溶性塩又は有機化合物を含有していてよく、かつ場合により少なくとも1つの表面後架橋剤を含有していてよいデンドリマーポリマーの溶液又は分散液の製造は、好ましくはデンドリマーポリマーを−必要に応じて−溶融させかつ溶剤中へ溶融物又は溶剤の一部分を注ぎ入れ、引き続き他の部分で希釈することにより行われる。その場合に、好ましくは良好に撹拌され、より好ましくは例えばウルトラターラックス(Ultraturax)を用いて乱流撹拌される。選択的に、デンドリマーポリマーは直接的に熱い溶剤又はその一部分中で溶融されることもできる。さらに、デンドリマーポリマーは例えば超音波を用いても又は適しているノズルでも分散されることができる。
さらにダスト状又は粉末状の添加剤が分散導入されるべきである場合には、分散液の製造のために適している連続的な又はバッチ−ミキサーの使用が特に推奨される。IKA-Werke GmbH & Co KG社のタイプMHD 2000/4、MHD 2000/5並びにCMS 2000/4のミキサーが特に好ましい。また他の製造者の類似に構成されたミキサーも、もちろん使用されることができる。さらに、例えば独国特許(DE)第10131606号明細書に記載されたような、粉砕ポンプ、例えばWernert-Pumpen GmbH社のNEWX 80-50-315が分散液の製造のために使用されることができる。
特別な場合に、分散液はバッチ法又は連続法において超音波を用いる超音波処理によって製造されることもできる。さらに、分散液の製造のための通常の伝統的な湿式粉砕方法が使用されることができる。可溶性成分間での化学反応により、場合により撹拌及び/又は温度調節しながらの、湿式化学的な微粒状沈殿も特に好ましく、これは通例、特に微粒状の沈殿物をもたらす。
本発明のさらなる対象は、本発明による方法により得ることができる膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー、特に、100質量ppm未満、好ましくは50質量ppm未満、特に好ましくは10質量ppm未満の10μm未満の直径を有する粒子の含分を有する膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー、並びに血液及び/又は体液、特に尿の吸収のためのそれらの使用である。
本発明のさらなる対象は、本発明による方法により得ることができる膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー、特に、100質量ppm未満、好ましくは50質量ppm未満、特に好ましくは10質量ppm未満の10μm未満の直径を有する粒子の含分を有する膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーであり、その場合にこの膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、少なくとも1つの粉末状及び/又はダスト状の添加剤、例えば金属塩、例えば硫酸アルミニウム及び/又は硫酸マグネシウム、熱分解法ケイ酸、例えばアエロジル(Aerosil)(登録商標) 200、多糖類及びそれらの誘導体、非イオン性界面活性剤、ろう、ケイソウ土及び/又はマイクロ中空ビーズ(Mikrohohlkugeln)、特に水に不溶性のリン酸塩、例えばリン酸カルシウムを含有し、並びに血液及び/又は体液、特に尿の吸収のためのそれらの使用である。
水に不溶性とは、25℃で水100ml中へ1g未満、好ましくは0.1g未満、特に好ましくは0.01g未満の溶解度の意味である。
マイクロ中空ビーズはChem. Ing. Techn. 75, 669 (2003)に記載されている。マイクロ中空ビーズは、1〜1000μmの直径を有するガス充填された又は真空排気された球状固体粒子である。マイクロ中空ビーズの典型的な壁厚は直径の1〜10%である。壁材料は制限を受けない。可能な壁材料はガラス、セラミック形成性酸化物又は混合酸化物、ケイ酸塩、アルミノケイ酸塩、ポリマー、重縮合物及び金属である。
本発明による膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、典型的には少なくとも40×10−7cms/g、好ましくは少なくとも60×10−7cms/g、特に好ましくは少なくとも80×10−7cms/g及びさらにより好ましくは少なくとも120×10−7cms/g、及び最も好ましくは少なくとも130×10−7cms/gの液体再伝導(SFC)を有する。
本発明による膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、典型的には少なくとも24g/g、好ましくは少なくとも25g/g、特に好ましくは少なくとも26g/g、及びさらにより好ましくは少なくとも28g/g、及び最も好ましくは少なくとも30g/gの遠心機保持力(CRC)を有する。
本発明による膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、典型的には少なくとも20g/g、好ましくは少なくとも22g/g、特に好ましくは少なくとも23g/g、及びさらにより好ましくは少なくとも25g/g、及び最も好ましくは少なくとも28g/gの圧力下での吸収(AUL)を有する。
粉末状の添加剤は好ましくは2000μm未満、特に好ましくは400μm未満の平均粒度を有する。
ダスト状の添加剤は200μm未満、好ましくは50μm未満、特に好ましくは10μm未満の平均粒度を有する。
本発明のさらなる対象は、本発明により製造された超吸収体を含有する衛生用品である。
本発明による方法において使用可能な膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは特に、架橋された(共)重合された親水性モノマーからなるポリマー、ポリアスパラギン酸、適したグラフトベース上の1つ又はそれ以上の親水性モノマーのグラフト(コ)ポリマー、架橋されたセルロースエーテル又はデンプンエーテル又は水性液体中で膨潤可能な天然物、例えばグァー誘導体である。好ましくは、架橋されうるポリマーは、アクリル酸又はそのエステルから誘導されるか、又は水溶性ポリマーマトリックス上へのアクリル酸又はアクリル酸エステルのグラフト共重合により得られた構造単位を有するポリマーである。これらのヒドロゲルは当業者に公知であり、かつ例えば米国特許(US)第4,286,082号明細書、独国特許(DE-C)第27 06 135号明細書、米国特許(US)第4,340,706号明細書、独国特許(DE-C)第37 13 601号明細書、独国特許(DE-C)第28 40 010号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第43 44 548号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第40 20 780号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第40 15 085号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第39 17 846号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第38 07 289号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第35 33 337号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第35 03 458号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第42 44 548号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第42 19 607号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第40 21 847号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第38 31 261号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第35 11 086号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第31 18 172号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第30 28 043号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第44 18 881号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 801 483号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 455 985号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 467 073号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 312 952号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 205 874号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 499 774号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第26 12 846号明細書、独国特許出願公開(DE-A)第40 20 780号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 205 674号明細書、米国特許(US)第5,145,906号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 530 438号明細書、欧州特許出願公開(EP-A)第0 670 073号明細書、米国特許(US)第4,057,521号明細書、米国特許(US)第4,062,817号明細書、米国特許(US)第4,525,527号明細書、米国特許(US)第4,295,987号明細書、米国特許(US)第5,011,892号明細書、米国特許(US)第4,076,663号明細書又は米国特許(US)第4,931,497号明細書に記載されている。前記の特許刊行物の内容は、そのようなヒドロゲルの種類及び製造に関して明らかに本開示の一部である。
これらの膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの製造に適している親水性モノマーは、例えば重合可能な酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、ビニルスルホン酸、ビニルホスホン酸、その無水物を含めたマレイン酸、フマル酸、イタコン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンホスホン酸並びにそれらのアミド、ヒドロキシアルキルエステル及びアミノ基含有又はアンモニウム基含有のエステル及びアミド並びに酸基を有するモノマーのアルカリ金属塩及び/又はアンモニウム塩である。さらに水溶性のN−ビニルアミド、例えばN−ビニルホルムアミド又はまたジアリルジメチルアンモニウムクロリドが適している。好ましい親水性モノマーは、一般式I
Figure 2007530752
[式中、
は、水素、C〜C−アルキル、例えばメチル又はエチル、又はカルボキシルであり、
は、−COOR、ヒドロキシスルホニル又はホスホニル、C〜C−アルカノールでエステル化されたホスホニル基又は式II
Figure 2007530752
で示される基であり、
は、水素、C〜C−アルキル、例えばメチル又はエチルであり、
は、水素、C〜C−アミノアルキル、C〜C−ヒドロキシアルキル、アルカリ金属イオン又はアンモニウムイオンであり、かつ
は、スルホニル基、ホスホニル基又はカルボキシル基又はその都度それらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩である]で示される化合物である。
〜C−アルカノールの例はメタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール又はn−ブタノールである。
特に好ましい親水性モノマーは、アクリル酸及びメタクリル酸、並びにそれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩、例えばナトリウムアクリレート、カリウムアクリレート又はアンモニウムアクリレートである。
オレフィン系不飽和酸又はそれらのアルカリ金属塩又はアンモニウム塩のグラフト共重合により得ることができる親水性ヒドロゲルのための適しているグラフトベースは、天然又は合成の由来であってよい。例は、デンプン、セルロース又はセルロース誘導体並びに他の多糖類及びオリゴ糖類、ポリアルキレンオキシド、特にポリエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシド、並びに親水性ポリエステルである。
適しているポリアルキレンオキシドは例えば、式III
Figure 2007530752
[式中、
、Rは互いに独立して水素、C〜C12−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル又はイソプロピル、C〜C12−アルケニル、例えばエテニル、n−プロペニル又はイソプロペニル、C〜C20−アラルキル、例えばフェニルメチル、1−フェニルエチル又は2−フェニルエチル、又はアリール、例えば2−メチルフェニル、4−メチルフェニル又は4−エチルフェニルであり、
は水素又はメチルであり、かつ
nは1〜10000の整数を表す]を有する。
及びRは好ましくは水素、C〜C−アルキル、C〜C−アルケニル又はフェニルを表す。
好ましいヒドロゲルは特にポリアクリレート、ポリメタクリレート並びに米国特許(US)第4,931,497号明細書、米国特許(US)第5,011,892号明細書及び米国特許(US)第5,041,496号明細書に記載されたグラフトポリマーである。
膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは好ましくは架橋されている、すなわちこれらは、ポリマーネットワーク中へ重合導入されている少なくとも2つの二重結合を有する化合物を含有する。適している架橋剤は、特にN,N′−メチレンビスアクリルアミド及びN,N′−メチレンビスメタクリルアミド、ポリオールの不飽和モノカルボン酸又はポリカルボン酸のエステル、例えばジアクリレート又はトリアクリレート、例えばブタンジオール−又はエチレングリコールジアクリレートもしくは−メタクリレート並びにトリメチロールプロパントリアクリレート及びアリル化合物、例えばアリル(メタ)アクリレート、トリアリルシアヌレート、マレイン酸ジアリルエステル、ポリアリルエステル、テトラアリルオキシエタン、トリアリルアミン、テトラアリルエチレンジアミン、リン酸のアリルエステル並びにビニルホスホン酸誘導体であり、例えばこれらは例えば欧州特許出願公開(EP-A)第0 343 427号明細書に記載されている。本発明による方法においてさらに使用可能であるのは、架橋剤としてのポリアリルエーテルの使用下に及びアクリル酸の酸性単独重合により製造されるヒドロゲルでもある。適している架橋剤は、ペンタエリトリトールトリ−及び−テトラアリルエーテル、ポリエチレングリコールジアリルエーテル、エチレングリコールジアリルエーテル、グリセリンジ−及びトリアリルエーテル、ソルビトールをベースとするポリアリルエーテル、並びにそれらのエトキシル化された変体である。
本発明による方法において使用可能な原ポリマーのための好ましい製造方法は、“Modern Superabsorbent Polymer Technology”, F.L. Buchholz and A.T. Graham, Wiley-VCH, 1998, p. 77-84に記載されている。例えば国際公開(WO-A)第01/38402号パンフレットに記載されたようなニーダー中で、又は例えば欧州特許出願公開(EP-A)第0 955 086号明細書に記載されたようなベルト反応器上で製造される原ポリマーが特に好ましい。
吸水性ポリマーは好ましくは高分子アクリル酸又はポリアクリレートである。この吸水性ポリマーの製造は、文献から公知の方法により行われることができる。架橋性コモノマーを0.001〜10mol%、好ましくは0.01〜1mol%の量で含有するポリマーが好ましく、しかしながら、ラジカル重合により得られ、かつ付加的にさらに少なくとも1つの遊離ヒドロキシル基を有する多官能性エチレン系不飽和ラジカル架橋剤(例えばペンタエリトリトールトリアリルエーテル又はトリメチロールプロパンジアリルエーテル)が使用されたポリマーが極めて特に好ましい。
膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーはそれ自体として公知の重合方法により製造されることができる。いわゆるゲル重合の方法による水溶液中での重合が好ましい。その場合に、例えば1つ又はそれ以上の親水性モノマー及び場合により適したグラフトベースの15〜50質量%水溶液をラジカル開始剤の存在で、好ましくは機械的混合せずにトロムスドルフ−ノーリッシュ(Norrish)効果(Makromol. Chem. 1, 169 (1947))の利用下に重合される。前記重合反応は、0〜150℃、好ましくは10〜100℃の温度範囲内で、常圧で並びに高められた又は低下された圧力下に実施されることができる。通常通り、重合は保護ガス雰囲気中で、好ましくは窒素下に実施されることができる。重合の開始のためには、高エネルギー電磁放射線又は常用の化学重合開始剤、例えば有機過酸化物、例えば過酸化ベンゾイル、t−ブチルヒドロペルオキシド、メチルエチルケトンペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、アゾ化合物、例えばアゾジイソブチロニトリル並びに無機ペルオキソ化合物、例えば(NH又はK又はHが採用されることができる。これらは、場合により、還元剤、例えば亜硫酸水素ナトリウム及び硫酸鉄(II)又は還元性成分として脂肪族及び芳香族のスルフィン酸、例えばベンゼンスルフィン酸及びトルエンスルフィン酸又はこれらの酸の誘導体を含有するレドックス系、例えばスルフィン酸、アルデヒド及びアミノ化合物からなるマンニッヒ付加物との組合せで、例えばこれらが独国特許出願公開(DE-A)第13 01 566号明細書に記載されているように、使用されることができる。50〜130℃、好ましくは70〜100℃の温度範囲内のポリマーゲルの数時間の後加熱により、ポリマーの品質特性はさらに改善されることができる。
得られたゲルは例えば、使用されるモノマーに対して0〜100mol%、好ましくは25〜90mol%、特に50〜85mol%中和され、その際に常用の中和剤、好ましくはアルカリ金属水酸化物又はアルカリ金属酸化物、しかしながら特に好ましくは水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム及び炭酸水素ナトリウムが使用されることができる。
通常、中和は水溶液として又はまたは好ましくは固体としての中和剤の混合により達成される。ゲルはこのためには機械的に、例えば肉挽き機を用いて粉砕され、中和剤は噴霧され、過剰散布され、又は注がれ、ついで入念に混合される。そのためには、得られたゲル塊状物はさらに何度も均質化のために挽かれることができる。中和されたゲル塊状物はついで、残留湿分含量が好ましくは10質量%未満、特に5質量%未満になるまで、ベルト乾燥器又はシリンダー乾燥器を用いて乾燥される。乾燥されたヒドロゲルはこの後に粉砕され、かつふるいにかけられ、その際に粉砕のためには通常、ロールミル、ピンミル(Stiftmuehlen)又はスイングミルが使用されることができる。ふるいにかけられたヒドロゲルの粒度は、好ましくは45〜1000μmの範囲内、特に好ましくは45〜850μm、極めて特に好ましくは100〜800μm及びさらにより好ましくは100〜700μmである。
粒子の80質量%超が、45〜850μm又は100〜850μm又は100〜800μm又は150〜800μm又は200〜850μm又は250〜850μm又は300〜850μmの粒度を有する場合には、850μmを上回る粒子の含分は好ましくは1質量%以下、特に好ましくは0.5質量%以下である。
好ましい別の粒度は100〜500μm、150〜500μm、100〜600μm、300〜600μmの範囲内、600μm未満、400μm未満、特に好ましくは300μm未満である。これらの範囲内で、全ての粒子の少なくとも80%、好ましくは少なくとも90%である。100μmを下回る粒子の含分は、好ましくは3質量%未満、特に好ましくは1質量%未満である。
粒子の80〜95質量%が150〜500μm又は100〜500μmの粒度を有する場合には、好ましくは500μmを上回る粒子の含分は最大10質量%に過ぎず、かつ600μmを上回る含分は1質量%未満である。
粒子の80〜95質量%が150〜600μm又は100〜600の粒度を有する場合には、好ましくは600μmを上回る粒子の含分は最大10質量%に過ぎず、かつ好ましくは最大5質量%であり、かつ最も好ましくは1質量%未満である。
膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの後架橋は通例、表面後架橋剤の溶液が乾燥したベースポリマー粉末上へ噴霧されるようにして実施される。噴霧に引き続いてポリマー粉末は熱乾燥され、その際に架橋反応は乾燥前並びに乾燥中に行われることができる。
反応ミキサー又は混合及び乾燥設備、例えばLoedige(登録商標)−ミキサー、BEPEX(登録商標)−ミキサー、NAUTA(登録商標)−ミキサー、SCHUGGI(登録商標)−ミキサー、NARA(登録商標)−乾燥器及びPROCESSALL(登録商標)中での架橋剤の溶液の噴霧が好ましい。そのうえ流動層乾燥器も使用されることができる。
乾燥はミキサー自体中で、ジャケットの加熱又は温風の吹き込みにより行われることができる。同じように、後接続された乾燥器、例えばトレイ乾燥器、回転管炉又は加熱可能なスクリューが適している。しかしまた例えば共沸蒸留が乾燥方法として利用されることもできる。
好ましい乾燥温度は、50〜250℃の範囲内、好ましくは60〜200℃及び特に好ましくは70〜180℃である。反応ミキサー又は乾燥器中のこの温度での好ましい滞留時間は、60分未満、好ましくは30分未満、特に好ましくは10分未満である。
前記の表面後架橋剤は、単独で又は他の表面後架橋剤との組合せで使用されることができる、例えばエチレングリコールジグリシジルエーテル、ジエチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ジプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ポリグリセリンジグリシジルエーテル、エピクロロヒドリン、エチレンジアミン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリトール、ソルビトール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、エチレンジアミン、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、2−オキサゾリドン、例えば2−オキサゾリジノン又はN−ヒドロキシエチル−2−オキサゾリジノン、モルホリン−2,3−ジオン、例えばN−2−ヒドロキシエチル−モルホリン−2,3−ジオン、N−メチル−モルホリン−2,3−ジオン、N−エチル−モルホリン−2,3−ジオン及び/又はN−t−ブチル−モルホリン−2,3−ジオン、2−オキソテトラヒドロ−1,3−オキサジン、N−アシル−2−オキサゾリドン、例えばN−アセチル−2−オキサゾリドン、二環式のアミドアセタール、例えば5−メチル−1−アザ−4,6−ジオキサ−ビシクロ[3.3.0]オクタン、1−アザ−4,6−ジオキサ−ビシクロ[3.3.0]オクタン及び/又は5−イソプロピル−1−アザ−4,6−ジオキサ−ビシクロ[3.3.0]オクタン及び/又はビス−及びポリ−2−オキサゾリジノン。
表面後架橋剤は好ましくは自己−反応性ではない溶剤、好ましくは低級アルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、エチレングリコール、好ましくはイソプロパノール、極めて特に好ましくはそのような適しているアルコールの水溶液中に溶解され、その場合に溶液のアルコール含量は10〜90質量%、特に好ましくは25〜70質量%、殊に30〜50質量%である。
表面後架橋剤はその場合に使用されるポリマーに対して、0.01〜1質量%の量で使用され、かつ架橋剤溶液自体は使用されるポリマーに対して、1〜20質量%、好ましくは3〜15質量%の量で使用される。
本発明による膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、衛生用品、例えば失禁用品、ナプキン、タンポン、ライナーにおける血液及び/又は体液の吸収に適している。そのためには、本発明による膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは繊維、例えばセルロース、並びに繊維ウェブと共に、吸収性複合材料へ加工されることができる。
本発明による方法において使用されるデンドリマーポリマーは、それらの非線状構造に基づいて確かに親水性であるが、しかしながら特別なジオメトリーのために、熱的に後架橋する望ましくない能力が著しく制限されているので、デンドリマーポリマーは表面後架橋中に添加されることができる。付加的な混合工程は不必要である。その場合に膨潤開始された(angequollenen)もしくは膨潤された超吸収体中で水溶液の粘度に関連して球状の形が特に有利である。このことは、高いポリマー使用量の場合にも液体再伝導が変わらずに高いままであるという結果となる。
デンドリマーポリマーのダスト結合能、特にダスト状もしくは粉末状の添加剤の結合能は卓越している。施与直後に並びに激しい機械的負荷後に生成物中の摩耗は事実上殆ど検出できない。
最終生成物の搬送特性は、表面後架橋の際に使用される溶剤によっても影響を受ける。その場合に、プロピレングリコール/水はイソプロパノール/水に比較して明らかな利点を有する。他方では、未反応のプロピレングリコールは未反応のイソプロパノールとは異なり、困難に除去されることができるに過ぎず、かつ最終生成物中に残留したままである。乾燥された最終生成物中のアルコール含量は、典型的にはプロピレングリコールの使用の場合に5000〜15000質量ppmであり、かつイソプロパノールの好ましい使用の場合に1000質量ppm未満、好ましくは500質量ppm未満、特に好ましくは100質量ppm未満である。
本発明による方法におけるデンドリマーポリマーの添加は、これまでプロピレングリコール/水(水中のプロピレングリコール30質量%)の使用の場合にのみ得ることができた搬送特性を有する超吸収体を得るために、表面後架橋の際の溶剤としてのイソプロパノール/水(水中のイソプロパノール30質量%)の使用を可能にする。
本発明による後処理の品質の測定のためには、乾燥されたヒドロゲルは以下に記載されている試験方法を用いて試験される:
方法:
これらの測定は、他に示されていない場合には、23±2℃の周囲温度及び50±10%の相対空気湿度で実施されるべきである。膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは、測定の前に十分に混合される。
遠心機保持力(CRC Centrifuge Retention Capacity)
この方法の場合にヒドロゲルの自由膨潤能をティーバッグ中で測定する。CRCの測定のために、60×85mmの大きさのティーバッグ中へ乾燥されたヒドロゲル0.2000±0.0050g(粒子フラクション106〜850μm)を秤量し、引き続いてティーバッグを溶接する。ティーバッグを30分間、0.9質量%食塩溶液の過剰量中へ入れる(少なくとも0.83 l食塩溶液/1gポリマー粉末)。引き続いてティーバッグを250Gで3分間遠心分離する。ヒドロゲルにより保持された液体量の測定を、遠心分離したティーバッグの秤量により行う。
遠心機保持力は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)により推奨された試験方法No. 441.2-02 “Centrifuge retention capacity”(遠心機保持力)によっても測定されることができる。
圧力下での吸収(AUL Absorbency Under Load) 0.7psi(4830Pa)
AUL 0.7psiの測定のための測定セルは、60mmの内径及び50mmの高さを有するプレキシガラス−シリンダーであり、これは下側に36μmのメッシュサイズを有する貼り付けられた合金鋼−シーブトレイを有する。測定セルには、さらに59mmの直径を有するプラスチックプレート及びプラスチックプレートと共に測定セルの中の方へ置くことができるおもりが含まれている。プラスチックプレートの質量及びおもりは合わせて1344gであった。AUL 0.7psiの測定の実施のために、空のプレキシガラス−シリンダー及びプラスチックプレートの質量を算出し、かつWと記録する。ついでプレキシガラス−シリンダー中へ膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー0.900±0.005g(粒度分布150〜800μm)を秤量し、できるだけ均一に合金鋼−シーブトレイ上に分配する。引き続いてプラスチックプレートを慎重にプレキシガラス−シリンダーの中へ入れ、かつ全ユニットを秤量する;質量をWと記録する。目下、おもりはプレキシガラス−シリンダー中のプラスチックプレート上に置かれている。200mmの直径及び30mmの高さを有するペトリ皿の中央に、120mmの直径及び10mmの高さ及び多孔度0を有するセラミックろ板(Duran、Schott社)を置き、かつ液体表面がろ板の表面を湿潤させることなく、ろ板表面と一致するまで0.9質量%塩化ナトリウム溶液を充填する。引き続いて90mmの直径及び孔径<20μmを有する丸いろ紙(S&S 589 Schwarzband von Schleicher & Schuell)をセラミックプレート上へ置く。膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーを有しているプレキシガラス−シリンダーを、プラスチックプレート及びおもりと共に目下、ろ紙上へ置き、そこで60分間放置する。この時間の後に、完全なユニットをろ紙からペトリ皿から取り出し、引き続いておもりをプレキシガラス−シリンダーから除去する。膨潤されたヒドロゲルを有しているプレキシガラス−シリンダーをプラスチックプレートと一緒に秤量し、質量をWと記録する。
圧力下での吸収(AUL)は次のように計算される:
AUL 0.7psi[g/g]=[W−W]/[W−W
圧力下での吸収は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)により推奨された試験方法No. 442.2-02 “Absorption under pressure”(圧力下での吸収)によっても測定されることができる。
液体再伝導(SFC Saline Flow Conductivity;塩類流動伝導率)
0.3psi(2070Pa)の圧力負荷下での膨潤されたゲル層の液体再伝導を、例えば欧州特許出願公開(EP-A)第0 640 330号明細書に記載されたように、超吸収性ポリマーからなる膨潤されたゲル層のゲル−層−透過性として測定し、その場合に前記の特許出願明細書のp. 19及び図8に記載された装置を、ガラスフリット(40)をもはや使用せず、ピストン(39)がシリンダー(37)と同じプラスチック材料からなり、かつ目下、全ての被覆面(Auflageflaeche)に亘って均一に分配されて21個の同じ大きさの穴を有するように改変した。測定の手順並びに評価は、欧州特許出願公開(EP-A)第0 640 330号明細書に対して不変のままである。流動は自動的に把握される。
液体再伝導(SFC)は、次のように計算される:
SFC[cms/g]=(F(t=0)×L)/(d×A×WP)、
ここで、F(t=0)は、流動測定のデータF(t)の線形回帰分析に基づいてt=0に対する外挿法により得られるNaCl溶液の流動[g/s]であり、Lはゲル層の厚さ[cm]であり、dはNaCl溶液の密度[g/cm]であり、Aはゲル層の面積[cm]であり、かつWPはゲル層上の静水圧[dyn/cm]である。
流量(FLR Flow Rate)
この方法の場合に、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーが漏斗を通り流れる速度が算出される。FLRの測定のために、乾燥されたヒドロゲル100±0.01を栓のできる(verschliessbaren)金属漏斗中へ秤量する。膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの質量をWと記録する。漏斗はDIN 53492に相応する。漏斗の足(流出管;Auslaufrohr)は145.0±0.5mmの高さ及び10.00±0.01mmの内径を有する。水平に対する漏斗壁の傾斜角は20°である。金属漏斗を接地する。引き続いて漏斗を開け、かつ漏斗が空になるまでの時間を測定する。この時間をtと記録する。
測定を二重に実施する。双方の測定値の差異は最大5%であるべきである。
流量(FLR)は、次のように計算される:
FLR[g/s]=W/t
流量は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)により推奨された試験方法No. 450.2-02 “Flowrate”(流量)によっても測定されることができる。
振出質量(ASG;Ausschuettgewicht)
この方法の場合に、振出した後の膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの密度を算出する。この測定を、DIN 53466に相応して円筒形の比重びんを用いて実施する。比重びんは100.0±0.5mlの体積(V)、45.0±0.1mmの内径及び63.1±0.1mmの高さを有する。比重びんを空で秤量する。質量をWと記録する。ASGの測定のために、乾燥されたヒドロゲル約100gを栓のできる金属漏斗中へ秤量する。漏斗はDIN 53492に相応する。漏斗の足は145.0±0.5mmの高さ及び10.00±0.01mmの内径を有する。水平に対する漏斗壁の傾斜角は20°である。金属漏斗及び比重びんを接地する。引き続いて漏斗を空にして比重びん中へ入れ、その際に過剰の膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーはあふれ出る。突出している膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーを、へらを用いて取り去る。充填された比重びんを秤量し、質量をWと記録する。
測定を二重に実施する。双方の測定値の差異は最大5%であるべきである。
振出質量(ASG)は、次のように計算される:
ASG[g/ml]=[W−W]/V
振出質量は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)により推奨された試験方法 No. 460.2-02 “Density”(密度)によっても測定されることができる。
破壊試験(Fragility test;脆弱性試験)
この破壊試験を用いて、機械的負荷の際の膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの挙動を算出する。この試験を、密閉できる石器カップ(Steinzeugbecher)を用いて実施する。石器カップは85.7mm(3 3/8インチ)の直径、111.1mm(4 3/8インチ)の高さ及び379cm(0.1ガロン)の体積を有する。開口部は31.8mm(1 1/4インチ)の直径を有する。ふたを有する高さは139.7mm(5 1/2 インチ)である。石器カップ中へ、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー50g及び円筒形の石器粉砕媒体(Steinzeugmahlkoerper) 127gを充填する。石器粉砕媒体は12.7mm(1/2インチ)の直径、12.7mm(1/2インチ)の高さ及び約5.3gの個々の質量を有する。石器カップを密閉し、ロール台(Walzenstuhl)を備えたロールミル(例えば米国U.S. Stoneware社の)上で180rpmで15分間回転させる。
ダスト含分(ダスト)
ダスト含分は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)により推奨された試験方法No. 490.2-02 “Dust”(ダスト)により測定されることができる。
ケーキング試験(Anti-Caking)
100mlビーカー中へ膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー30gを秤量する。引き続いてビーカーを40℃及び95%の相対大気湿度で2時間貯蔵する。貯蔵後に、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーを振出する。振出挙動を定性的に評価し、その場合に“極めて劣悪”は、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの表面上に安定な皮膜が形成され、かつ膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーがビーカー中に残留するという意味であり、“極めて良好”は、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーは完全に振出されることができるという意味であり、かつその間の値は、ビーカー壁上に膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーからなるふちどりが残るという意味である。
粒度分布
粒度分布は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)により推奨された試験方法No. 420.2-02 “Particle Size Distribution - Sieve Fractionation”(粒度分布−ふるい分別)により測定されることができる。付加的に500μmふるいのみが必要とされる。
選択的に、前もってふるい標準に対して較正した写真による方法が使用されることができる。
抽出分16h
ヒドロゲル形成性ポリマーの抽出可能な成分の含量は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)により推奨された試験方法No. 470.2-02 “Determination of extractable polymer content by potentiometric titration”(電位差滴定による抽出可能なポリマー含量の測定)により測定されることができる。
pH値
ヒドロゲル形成性ポリマーのpH値は、EDANA(European Disposables and Nonwovens Association)により推奨された試験方法No. 400.2-02“Determination of pH”(pHの測定)により測定されることができる。
実施例
例1〜4:
Loedige実験室用ミキサー中で、ベースポリマーASAP 500 Zを、その都度ベースポリマーに対してイソプロパノール/水(30:70)3.16質量%及び2−オキサゾリジノン0.085質量%の噴霧、引き続き175℃への加熱によって、120分間後架橋させた。その際に場合によりデンドリマーポリマー及び/又は三リン酸カルシウムを添加剤として添加した。引き続いて得られたポリマーを850μmでふるい分けし、塊を取り除いた。生成物を試験し、摩耗もしくはダスト含分(<10μm)についてレーザー−沈降管法を用いて分析した。同一の生成物を、ロールミルを用いて機械的に崩壊させ、再度摩耗含量について試験した。
例1〜4の結果は第1表にまとめられている。
例5:
ベースポリマーを、国際公開(WO)第01/38402号パンフレットに記載された連続的ニーダー法に従って製造した。そのためにはアクリル酸をカセイソーダ液で連続的に中和し、かつ水で希釈するので、このアクリル酸の中和度は72〜74mol%であり、かつこの溶液の固体含量(=ナトリウムアクリレート及びアクリル酸)は約37.3質量%であった。架橋剤としてポリエチレングリコール−400−ジアクリレートをアクリル酸モノマーに対して0.90質量%の量で使用し、架橋剤をモノマー流に連続的に混合した。開始は国際公開(WO)第01/38402号パンフレットにおける記載に従い開始剤:過硫酸ナトリウム、過酸化水素及びアスコルビン酸の水溶液の連続的混合により同様に行ったが、その場合に正確な配量は当業者により適合されることができる。
ポリマーをベルト乾燥器上で乾燥させ、粉砕し、ついで150〜500μmの粒度にふるい分けした。
こうして製造されたベースポリマーは次の性質を有する:
CRC=33.8g/
AUL 0.3psi=21.8g/g
FLR=10.7g/s
ASG=0.66g cm−3
抽出分(16h)=9.4質量%
pH=6.0〜6.1
粒度分布:
>600μm= 0.09質量%
>500μm= 2.06質量%
>150μm=96.85質量%
> 45μm= 0.96質量%
< 45μm= 0.04質量%。
パイロットプラント中で、このベースポリマーに表面後架橋溶液を噴霧し、引き続いて温度調節した。噴霧は、ベースポリマーの質量計量供給及び二流体ノズルを介して連続的な質量流量制御された液体計量供給を備えたミキサーSchuggi(登録商標)-Flexomixタイプ100 D中で行った。次の全ての量の記載は、使用されるベースポリマーに対するものである。後架橋溶液は、2−オキサゾリジノン0.12質量%、Boltorn H 40(登録商標) 0.20質量%(Perstorp Specialty Chemicals AB、スウェーデン)、リン酸三カルシウム C13-09(登録商標) 0.50質量%(Chemische Fabrik Budenheim KG、独国)、イソプロパノール0.747質量%、1,2−プロパンジオール0.12質量%、水2.023質量%を含有していた。このリン酸三カルシウムをその際にまず最初に水中へ高速撹拌機を用いて分散させ、引き続いて他の全ての試薬をその中へ導入し、均質化させた。後架橋溶液をベースポリマー上へ噴霧し、その際に顔液体計量供給は、ポリマーに対して約3.5〜3.7質量%であった。湿ったポリマーを直接Schuggi−ミキサーから落下させて反応乾燥器NARA(登録商標) NPD 1.6 W中へ移した。ベースポリマーの処理速度は約60kg/hであり、かつ乾燥器出口で蒸気で加熱された乾燥器の生成物温度は約179℃であった。この乾燥器には、生成物を迅速に約50℃に冷却する冷却器が後接続されていた。乾燥器中の正確な滞留時間は、乾燥器を通るポリマーの処理速度により正確に予め定められることができる。乾燥器中の滞留時間及び生成物温度に、最終生成物の達成可能な性質は依存する。
得られた最終生成物は次の性質を有していた(17個の試料からの平均値):
CRC=25.4g/g
AUL 0.7psi=23.3g/g
SFC=185×10−7 cm s g−1
FSR=0.27g/g s
FLR=10.9g/s
ASG=0.68g/cm
粒度分布:
>600μm= 0.8質量%
>500μm= 3.9質量%
>400μm=30.6質量%
>300μm=36.8質量%
>150μm=26.1質量%
>106μm= 1.8質量%
<106μm= 0.1質量%
測定可能な摩耗の含分は8ppmであった。
例6
例6のように実施した。ベースポリマーの処理速度を約90kg/hに高めた。短縮された滞留時間により次の性質が得られた:
CRC=26.3g/g
AUL 0.7psi=24.0g/g
SFC=138×10−7 cm s g−1
FSR=0.32g g−1−1
測定可能な摩耗の含分は10ppmであった。
Figure 2007530752

Claims (21)

  1. デンドリマー構造を有する少なくとも1つの親水性ポリマー及び少なくとも1つの水に不溶性のリン酸塩を含有している、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー。
  2. デンドリマー構造を有する親水性ポリマーが、ポリオール及び2,2−ジメチロールプロピオン酸からなるポリエステルである、請求項1記載のポリマー。
  3. デンドリマー構造を有する親水性ポリマーが、ポリプロピレンイミン、ポリアミドアミン又はポリエステルアミドである、請求項1記載のポリマー。
  4. 水に不溶性のリン酸塩がリン酸カルシウムである、請求項1から3までのいずれか1項記載のポリマー。
  5. 付加的に粉末状及び/又はダスト状の添加剤を含有している、請求項1から4までのいずれか1項記載のポリマー。
  6. 添加剤が金属塩、熱分解法ケイ酸、多糖、非イオン性界面活性剤、ろう及び/又はケイソウ土である、請求項5記載のポリマー。
  7. 添加剤が、1〜1000μmの直径であるマイクロ中空ビーズの形で存在し、その場合にマイクロ中空ビーズの壁厚が直径の1〜10%になる、請求項5又は6のいずれか1項記載のポリマー。
  8. 10μm未満の直径を有する粒子の含分が50質量ppm未満である、請求項1から7までのいずれか1項記載のポリマー。
  9. 機械的負荷後の10μm未満の直径を有する粒子の含分が50質量ppm未満である、請求項1から8までのいずれか1項記載のポリマー。
  10. 粒子の少なくとも90質量%が150〜500μmの直径を有し、かつCRC(遠心機保持力)が少なくとも25g/gであり、AUL(圧力下での吸収)が少なくとも22g/gであり、かつSFC(液体再伝導)が少なくとも80×10−7 cm s g−1である、請求項1から9までのいずれか1項記載のポリマー。
  11. 粒子の少なくとも90質量%が100〜600μmの直径を有し、かつCRCが少なくとも25g/gであり、AULが少なくとも22g/gであり、かつSFCが少なくとも60×10−7 cm s g−1である、請求項1から9までのいずれか1項記載のポリマー。
  12. 粒子の少なくとも95質量%が100〜600μmの直径を有している、請求項11記載のポリマー。
  13. 粒子の少なくとも99質量%が100〜600μmの直径を有している、請求項11又は12記載のポリマー。
  14. CRCが少なくとも26g/gであり、かつAULが少なくとも23g/gである、請求項1から13までのいずれか1項記載のポリマー。
  15. CRCが少なくとも30g/gであり、かつAULが少なくとも25g/gである、請求項1から14までのいずれか1項記載のポリマー。
  16. SFCが少なくとも80×10−7 cm s g−1である、請求項1から15までのいずれか1項記載のポリマー。
  17. SFCが少なくとも120×10−7 cm s g−1である、請求項1から15までのいずれか1項記載のポリマー。
  18. ヒドロゲルを、デンドリマー構造の少なくとも1つの親水性ポリマー及び少なくとも1つの水に不溶性のリン酸塩で後処理することを特徴とする、膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマーの製造方法。
  19. 後処理を表面後架橋と共に実施する、請求項18記載の方法。
  20. 少なくとも1つの表面後架橋剤を含有する溶剤がイソプロパノール及び水からなる混合物である、請求項19記載の方法。
  21. 膨潤可能なヒドロゲル形成性ポリマー粒子上に水に不溶性のリン酸塩を固定化するための、デンドリマー構造の親水性ポリマーの使用。
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