JP2007528624A - 送信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、マルチキャリア伝送方式、特に実係数ウェーブレットフィルタバンクを用いた方式を採用した送信装置および送信方法に関する。
【解決手段】送信装置は、プリアンブルデータ発生器、変調器、Ramp処理回路を含む。プリアンブルデータ発生器はプリアンブルビットデータをせいせいし、プリアンブルデータを出力する。変調器はプリアンブルデータを変調し、複数のサブキャリアを生成し、複数のサブキャリアの時間波形の合成波を出力する。続いて、Ramp処理器は、合成波の基準位置から所定期間遅延した合成波においてRamp処理を実施する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチキャリア伝送方式、特に、実係数ウェーブレットフィルタバンクを用いたディジタルウェーブレットマルチキャリア伝送方式(Digital Wavelet Multi Carrier伝送方式、以下、DWMC伝送方式と称する。)を使用する送信装置および送信方法に関する。
マルチキャリア伝送システムでよく使われている従来の技術としてはOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)がある。OFDM伝送システムとしては、例えばUSP6,442,129(特許文献1)で開示されている。このOFDM伝送システムにおいては、変調方式としてDFT(Discrete Foulier Transform)、特に、FFT(Fast Foulier Transform)が採用されている。また、FFTベースのOFDMでは、波形がアンプなどで歪まないようにフレーム先頭での時間軸信号波形の立ち上がりを滑らかにするRamp処理を行うことが一般的である。
しかしながら、FFTベースのOFDMは狭帯域干渉に弱い、内部干渉にも弱いのでガードインターバルが必要となり、伝送効率がその分だけ劣化するなどの問題点があるため、FFTの変わりにウェーブレット変換を用いる方法が近年提案されている。このウェーブレットベースのOFDMにおいてRamp処理を行う場合、FFTベースのOFDM伝送方式とプリアンブル長について比較して、そのままのウェーブレット波形をプリアンブルデータに使用した時は(2K−1)シンボルだけ最低でも長くなる。ここでKはOverlapping Factor(重複係数)である。プリアンブル長が長くなると、データとしての冗長度が増すために、プリアンブル長はできるだけ、短くしたいという課題が存在する。さらに、Ramp処理を施さないウェーブレット波形を使用して受信側でAGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)処理を行おうとした場合、ウェーブレット波形が複雑なためAGCの収束速度が遅くなるという問題点があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、DWMCデータ伝送方式において、プリアンブル長を短縮し、AGCの収束速度を向上させることができる送信装置および送信方法を提供することにある。
本発明においては、プリアンブルデータ発生器はプリアンブルビットデータを生成し、プリアンブルデータを出力する。次に、変調器はプリアンブルデータを変調し、複数のサブキャリアを生成し、複数のサブキャリアの時間波形の合成波を出力する。続いて、Ramp処理器は、合成波の基準位置から所定時間遅延後の合成波に対してRamp処理を行う。
このように、本発明はプリアンブル長を短縮し、AGCの収束速度を向上させることができる送信装置および送信方法を提供する。
好ましい本発明の実施の形態について、図1〜図15を用いて説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1は、実係数フィルタバンクから受信した複数のディジタル変調波からディジタルウェーブレットマルチキャリア(DMWC)伝送信号を生成する。QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、もしくはPAM(Pulse Amplitude Modulation)のような低ビットレート変調方式が各キャリアの変調に使用されてもよい。
図4、10〜12を用いて、DWMC伝送方法におけるデータ伝送方法について説明する。
図10にウェーブレット波形を示し、図11に本実施形態におけるDWMC伝送波形を示す。図10に示すように、各ウェーブレット波形1001はインパルス応答を有しており、おのおのの複数の波形1001のインパルス応答は互いに重複した状態で伝送される。図11に示すように、各伝送シンボル1101は複数のサブキャリアのインパルス応答の結合である時間波形1102によって形成される。
図12では、例えばDWMC伝送方式における数十〜数百の伝送シンボルによって伝送フレームが形成されている。この伝送フレームは情報用データ、フレーム同期シンボルのようなプリアンブルデータおよび等化用シンボルを含む。DWMC伝送信号1200は複数のサブキャリア信号1201を含む。
図13は本実施形態におけるDWMC伝送フレームの構成を示している。DWMC伝送フレーム1300は、1つもしくはそれ以上の情報用シンボル1302に続いて1つもしくはそれ以上のプリアンブルシンボル1301を有する。プリアンブルはフレーム同期もしくはフレーム等化の受信装置によって使用される。
次に、好ましくはDWMC伝送方法に使用される送信装置2000について、図1〜3を用いて説明する。
図1は本発明の実施の形態1における送信装置のブロック図である。送信装置2000は、プリアンブルデータ発生器10、シンボルマッパ12、直並列(S/P)変換器16、複数の複素データ分解器18、逆ウェーブレット変換器20およびRamp処理回路22を有する。これらはすべて図示しないコントローラによって制御されている。送信装置2000の動作について下記に説明する。
情報用データはプリアンブルデータ発生器10に入力される。プリアンブルデータ発生器10はプリアンブルデータを生成して出力する。プリアンブルデータは受信装置におけるキャリア検出、同期及び/または等化に使用される。プリアンブルデータおよび情報用データは、シンボル表現のために結合され、変調される。これらのシンボルは、(1)プリアンブルデータおよび情報用データを重ね合わせ、実際の伝送データとして重ね合わせたデータを変調し、(2)プリアンブルデータおよび情報データを合成した構成を形成し、それらを一緒に変調もしくは(3)シンボルをフレームに結合する前にプリアンブルデータおよび情報用データを別々かつ同時に変調することによって生成される。
シンボルマッパ12はプリアンブルデータおよび情報用データのビットデータから好適にはQPSK、QAMもしくはPAMのような低ビットレート変調方式に使用されるシンボルデータへ変換する。そしてシンボルマッパ12はシンボルデータをM/2個(Mはサブキャリア数)の複素座標面にマッピングを行い、逐次マッピングされたデータを直並列変換器(S/P変換器)16に出力する。
S/P変換器16は逐次受信したマッピングされたデータを並列(パラレル)データに変換し、M個のパラレルデータ列のうち2つを除いたすべてを複素データ分解器18へ出力する。各複素データ分解器18は受信するパラレルデータを同相成分である実部および直交成分である虚部に分解する。各複素データ分解器18は、逆ウェーブレット変換器20へ2n−1番目の入力データとして同相成分を、2n番目の入力データとして直交成分を出力する。ただし、1≦n≦(M/2−1)、Mは正数とし、サブキャリア番号を0〜M−1とする。逆ウェーブレット変換器20は合計で図1においてサブキャリア0〜M−1で識別されたM個のサブキャリア波形を受信する。図1において、逆ウェーブレット変換器20に入力された(2n−1)番目および2n番目のデータはそれぞれn=1のときのサブキャリア1および2、n=2のときのサブキャリア3および4、などに対応している。サブキャリアの両端、すなわちサブキャリア0およびM−1は、直流成分を多く含むため使用されない。たとえ使用されても、終端サブキャリアは次のサブキャリアと直交関係にはない。
逆ウェーブレット変換器20は、互いに直交するM個の実係数ウェーブレットフィルタを有する。これらのウェーブレットフィルタを使用することで、逆ウェーブレット変換器20は受信した実部および虚部の両方において逆ウェーブレット変換を実施する。Ramp処理回路22は逆ウェーブレット変換器20によって生成されたデータを受信し、Rampはこのデータを遅延をもって処理する。この遅延はシンボル周期の一部分である1シンボル周期もしくは数シンボル周期に等しい。Ramp処理は、図3に示されるようなRamp波形を表現する増加するデータによって、また下記に説明するような逆ウェーブレット変換データによって達成される。その後、Ramp処理されたデータはRamp処理回路22によって出力される。
図2および3を参照して、逆ウェーブレット変換器20によって生成される逆ウェーブレット変換データのRamp処理について説明する。特に、図2は本発明の実施の形態1における逆ウェーブレット変換されたプリアンブルデータの波形を示しており、図3は本発明の実施の形態1におけるRamp処理信号を示している。
一般的に、図2のようにウェーブレット変換データのウェーブレット時間波形201は局在しており、1シンボル長よりも長いため、波形201は初めは緩やかに立ち上がる。。それゆえ、多くの場合、プリアンブルスロット1にはプリアンブル機能の効果的なデータがほとんど含まれていない。
Ramp処理回路22は、逆ウェーブレット変換器20によって生成された逆ウェーブレット変換波形201を、Ramp処理された波形202を生成するためにRamp波形301と乗算する。したがって、図2に示すように合成波の基準位置から所定の遅延をもって、Ramp処理は合成波であるウェーブレット変換されたデータ上で実施される。Ramp処理されたデータの波形202はプリアンブルスロット1の区間には全くデータが存在しない。したがって、Ramp処理されたデータの波形202は、実質的に図2に示すように逆ウェーブレット変換データの時間波形201の立ち上がりから1シンボルオフセットしている。
図3に示すように、Ramp処理波形301は、スムーズな振幅のプリアンブルスロット2において線形にかつ単調に増加する値をもっている。この波形は逆ウェーブレット変換器20によって生成される。波形201および301がRamp処理された波形202を生成するために乗算される際、プリアンブルスロット1における波形301の値がゼロの部分は、効果的にウェーブレット変換波形201の第1シンボルを削除している。その上、プリアンブルスロット3〜6における波形301の単一の値は、Ramp処理された波形202を生成するために波形201および301が乗算される際のプリアンブル期間3〜6において、効果的に波形201のシンボル波形を再生成する。
したがって、送信装置2000の構成は、プリアンブルデータの先頭部分がRamp処理の1シンボル周期オフセットによって1シンボル減少されるため、実質的にプリアンブルデータの長さが短くなる。さらに、送信装置2000の構成は、Ramp処理がウェーブレット波形を滑らかにするため、受信装置における自動利得制御(AGC)の処理速度を改善することを可能にする。
本発明の実施の形態1では、QAMを実施するシンボルマッパ12および複素データ分解器18を含む送信装置2000に基づいて説明してきた。しかし、図14に示すように、QAMの代わりにPAMを実施するシンボルマッパを実施の形態1において使用することもできる。
図14は本発明の実施の形態1における他の送信装置のブロック図である。図14では、送信装置2000はPAMを用いてプリアンブルデータ発生器10によって生成されたプリアンブルデータを変調するシンボルマッパ210を含む。シンボルマッパ210は、図1におけるシンボルマッパ12および複素データ分解器18を合成した構成として、それらの動作とほぼ同様の動作を実施する。その動作は、同相成分および直交成分としてそれぞれ逆ウェーブレット変換器20において、S/P変換器16によって出力された(2n−1)番目および(2n)番目のサブキャリアを処理することによって実施される。
実施の形態1における上記の説明においては、シンボル区間オフセットは時間波形の立ち上がりから1シンボル区間と説明されているが、オフセットは変更可能であり、必要であれば数シンボル区間としてもよい。さらに、Ramp処理期間は実施の形態1においては1シンボル区間と説明されているが、この期間は変更可能であり、必要があれば数シンボル区間としてもよい。
さらに、図3に示された線形的な波形に代わって、コサイン曲線のような曲線的な波形がRamp波形として採用されてもよい。曲線的な波形は、Ramp処理回路22によって乗算される際にプリアンブルデータが送信サイドローブの上昇を抑えることができるため、Ramp処理期間を1シンボル区間以下にすることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における送信装置のブロック構成は実施の形態1と同様である。しかし、Ramp処理は実施の形態1の送信装置におけるRamp処理と異なる。この違いを図1、3〜5、16を用いて詳細に説明する。
本実施形態において、プリアンブルデータ発生器10は、通常はコントローラがプリアンブルデータを出力するよう指示するまで値“0”のシリアルデータを出力する。プリアンブルデータを出力するよう指示を受信した場合、プリアンブルデータ発生器10は数シンボル期間にわたって逐次“1”などの値を生成し、S/P変換器16によって生成された各サブキャリアは、それぞれのプリアンブルデータとしてこのような一連の値を含んでいる。
図9はプリアンブルデータのシンボルデータ901、プリアンブルデータの時間波形902および本実施形態においてDWMC伝送信号の生成のために使用されるRamp処理波形903の間の関係を示している。図9では、S/P変換器16によって生成され、かつプリアンブルデータに連続して“1”を有する各サブキャリアを供給するために、4番目のプリアンブル期間によって始まる期間の間プリアンブルデータ発生器10によって出力された同じシンボルデータ値“1”が示されている。
本実施形態において、逆ウェーブレット変換器20は4シンボル区間長のウェーブレットフィルタ904を含む。したがって、プリアンブルスロット1におけるプリアンブルデータの時間波形の値は、最初の4つのプリアンブルシンボルデータ値(0,0,0,1
)から生成される。この値はウェーブレットフィルタ904へ入力される。次に、プリアンブルスロット2におけるプリアンブルシンボルデータの時間波形の値は、一連のシンボルデータにおける次のグループの4つのプリアンブルシンボルデータ値(0,0,1,1)から生成される。この値は、ウェーブレットフィルタ904へ入力される。この波形生成プロセスによれば、4つのデータ値を有する各連続グループは、一連のシンボルデータの4番目のデータ値および先のグループの4データ値に含まれていた3つの先行するデータ値を含む。このように波形値の生成を繰り返すことによって、図9に示すようにプリアンブルデータの時間波形902が得られる。
図4はDWMCマルチキャリア伝送信号およびサブキャリア番号と正弦波の周波数との間の関係のスペクトル図を示している。説明を簡単にするため、図4に示すように本実施形態では8つのサブキャリアを想定する。送信装置2000の出力はf1、f2、およびf3の周波数をもつ3つの正弦波を合成したものである。3つの正弦波の周波数を、図4ではそれぞれ太実線によって示している。3つの正弦波はそれぞれφ1、φ2およびφ3の位相を有する。各位相φ1、φ2およびφ3は−π〜πの範囲で任意である。
図1を参照して、本発明の実施の形態2における送信装置2000の動作をさらに詳しく説明する。はじめに、シンボルマッパ12はプリアンブルデータのビット値をQAMを使用してシンボルデータに変換し、そのシンボルデータをM/2個の複素座標面にマッピングを行う。マッピングされた複素データ“exp(jφn)”はシンボルマッパ12の動作により得られる。次に、S/P変換器16は逐次入力され、マッピングされた複素データをパラレルデータに変換し、パラレル複素データ列のうちの(M−2)個を複素データ分解器18へ出力する。各複素データ分解器18は、受信したパラレルデータを実部“cos(φn)”および虚部“sin(φn)”に分解する。続いて、各複素データ分解器18は、“(cos(φn))”および“(sin(φn)”を(2n−1)番目および(2n)番目のサブキャリア入力に割当て、それぞれ、逆ウェーブレット変換器20へ供給される。逆ウェーブレット変換器20の出力は正弦波“cos(2πfn・t+φn)”の合成波である。ここで、“fn”はn番目の正弦波の周波数、“φn”はn番目の正弦波の位相である。
図5は本発明の実施の形態2におけるプリアンブルデータの波形である。波形501は 、例えば“1”など同じデータ値を有するプリアンブルデータから生成される。このデータ値は、一連の連続したシンボル期間においてプリアンブルデータ発生器10によって出力される。波形501を生成するためのウェーブレットフィルタ長は式X=2kNによって決定される。ここで、Nはシンボル長であり、k(重複係数)=2の場合は通常はN=Mである。図5では、実際の合成波501は、プリアンブル番号4においてはきちんとした正弦波形である(すなわち、正確な正弦波にほぼ対応している)。言い換えれば、波形502はRamp処理回路22によってRamp処理された後の合成波形501を示している。Ramp処理は、図9のRamp処理データの時間波形903によって効率的に合成波形501を乗算する。
実施の形態2における上記の構成は、プリアンブルデータのフレームの先頭部分を実質的に削除することが可能であるため、プリアンブル長を実質的に短くすることが可能である。削除されたフレームの先頭部分として(X−1)シンボル長を実質的に削除することが好ましい。“X”は式X=2kNによって決定されたフィルタ長を意味する。さらに、プリアンブルデータのほぼ全域が正確な正弦波を成す合成波であるため、上記の構成は、実施の形態1における送信装置の構成と比較して変調の正確さを向上させることが可能である。さらに、シンボルマッパによって複素座標上にマッピングされた初期段階は自発的に各(2n−1)番目および(2n)番目のサブキャリアに供給されることが可能であるため、サブキャリア段階において互いの重複が削除される場合、上記の構成は瞬間的に電力消費のピークを減少させることが可能である。
図13に示すように、フレーム1300の先頭部分にプリアンブルシンボル1301を挿入する方法を同様に使用してもよい。例えば、同一のプリアンブルデータ波形が常に使用されることを想定し、フレームの先頭部分のないプリアンブルデータの時間波形が予備的に生成され、メモリ(不図示)に蓄積されてもよい。必要があれば、合成時間波形を生成するために、蓄積された波形を情報用データの時間波形の立ち上がりに挿入してもよい。さらに、Ramp処理によってプリアンブルデータから削除されたシンボル数は、一連の値“1”が開始される前にプリアンブルデータにおいて逐次発生する値“0”に関して規制してもよい。
QAMの代わりにPAMを実施するシンボルマッパ210を実施の形態1と同様に本実施形態において使用してもよい。
さらに、本実施形態において先に述べたとおり、同一のデータ値(例えば“1”)を連続したシンボル区間列の各サブキャリアに出力することによって、プリアンブルデータ発生器10はプリアンブルデータを発生する。連続したシンボル区間列を長くすると、本実施形態はより効果的になる。その代わりに、Ramp処理期間は1シンボル区間よりも短くなる。
(実施の形態3)
実施の形態3における送信装置は、基本的には実施の形態1における送信装置と同様の構成を有している。しかし、逆ウェーブレット変換器20について図6〜8を参照しながら、詳細に説明する。
図6は本発明の実施の形態3における送信装置の逆ウェーブレット変換器のブロック図を示している。逆ウェーブレット変換器20は高速の離散コサイン変換器40(タイプ4)、プロトタイプフィルタ42、M個のアップサンプラ44およびM−1個の遅延器46を有する。アップサンプラ44は伝送波形のサンプルレートをM倍にし、遅延器46は伝送波形を遅延させる。
図7は本発明の実施の形態3における逆ウェーブレット変換器のプロトタイプフィルタ42のブロック図を示している。プロトタイプフィルタ42は、プロトタイプフィルタ係数を保持する乗算器62および加算器64を含む多相(ポリフェーズ)フィルタである。多相フィルタの一般的な構成は、ヘンリケ S.マルバによる“ラップ変換による信号処理”に記載されている。プロトタイプフィルタ42の次数は本実施形態におけては2Mである。
上記の構成を有する送信装置の動作について説明する。S/P変換器16から出力されたパラレルデータは逆ウェーブレット変換器20の高速の離散コサイン変換器(DCT)40によって受信される。高速DCT変換器40は受信データについてDCT変換を実施し、DCT変換器されたデータをプロトタイプフィルタ42へ出力する。各アップサンプラ44はフィルタリングされたデータ出力のそれぞれ1つについてアップサンプリングを実施する。最後に、パラレルデータをシリアルデータに変換するために遅延器46によってアップサンプリングされたデータを結合し、このシリアルデータが伝送データとして出力される。本実施形態においては、プロトタイプフィルタ42および高速DCT変換器40によって変調が行われる。
図8は本発明の実施の形態3における逆ウェーブレット変換器の別のプロトタイプフィルタのブロック図を示している。プロトタイプフィルタ80は基本的にはプロトタイプフィルタ42と同様の構成であるが、受信データを1シンボル期間遅延させる遅延器60を含んでいる。1シンボル期間は本実施形態におけるM個のサンプリング期間と等しい。プロトタイプフィルタ80はプリアンブルデータを処理しないが、その代わりに情報用データの処理を行う。プロトタイプフィルタ42の構成はフィルタ80とほぼ同様の構成であるため、遅延器60の周囲にスイッチング可能なバイパス回路を有するプロトタイプフィルタ80の構成と同様の単一デバイスが、プリアンブルデータおよび情報用データの両方を処理するために使用されてもよい。その結果、プロトタイプフィルタ42および80の両方を有する送信装置に関連する回路構成量が減少する。プロトタイプフィルタ80が遅延器60を有するのに対し、プロトタイプフィルタ42は遅延器60を有していない。したがって、プロトタイプフィルタ80と比較してプロトタイプフィルタ42は出力データにおいて遅延がより少なくなる。さらに、本実施形態においてはプロトタイプフィルタ42の次数が2M(これはk=1を意味する)であったが、プロトタイプフィルタ42の次数が2kMである場合は時間遅延を減少させることができる。
実施の形態3の逆ウェーブレット変換器において高速DCT変換器を使用しているが、高速DCT変換器の代わりに高速離散サイン変換器(DST)を使用した場合にも同処理を達成することができる。高速DST変換器および高速DCT変換器は、フィルタ係数に相違はあるが基本的に同様の構成を有している。実施の形態1ないし3は本発明を制限するものではなく、単に一例として構成されているものである。ここに記述したDWMCウェーブレット波形の送信装置は、時間領域や周波数領域において局在する波形を要求する状況のように、一般的なディジタルマルチキャリア送信装置が適用される多くの用途に使用可能である。
実施の形態1ないし3のおのおのにおいて、ウェーブレット変換における歪みを抑制し、かつウェーブレット変換の振幅スペクトルにおけるサイドローブの上昇を防止するため、1シンボル区間もしくはそれ以上の間Ramp処理を実施することが好ましい。
本発明は送受信信号用の多様な通信装置に適用することができるが、送信パスを介して情報を通信することが可能な電力線通信において、特に好適である。PLCにおいては2MHz〜30MHzの帯域の使用が許可されるように、規制解除が進行中である。しかし、他の既存システム(例えば、アマチュア無線や短波通信など)が同帯域を使用している。他の既存システムとの干渉は許されないため、理想的には、他の既存システムによって使用されている帯域部分についてはPLC信号を伝送すべきではない。
通常、既存システムによって使用される帯域部分において通信される信号の振幅を減少するためにノッチフィルタが使用される。30dB減衰させるノッチフィルタは、米国におけるPLC事業の同盟であるHOMEPLUGが発表したHOMEPLUG1.0において使用されている。したがって、他の既存システムに対する干渉の抑制に関して有力な目標は、30dBもしくはそれ以上である。
DWMC伝送方法を実施すると、既存システムの使用する帯域部分と重複するサブキャリア信号を抑制するために、各サブキャリアの帯域を制限してフィルタバンクを使用する。したがって、DWMC伝送方法は、従来のノッチフィルタと同様に、好ましくない信号を減衰することができる。DWMC送信装置2000による減衰が大きくなるほど、フィルタバンクのM個の各フィルタのフィルタ長は長くなり、フィルタの遅延は減衰の大きさとのトレードオフであるため、フィルタに起因する遅延は大きくなる。しかし、30dBもしくはそれ以上の減衰ノッチを形成することができ、送信装置2000を用いてPLCフィルタバンクのフィルタ長を4Nに制限することにより、フィルタ遅延を抑制することが可能である。
図15は本発明における電力線通信のブロック図である。図15に示すように、建物750におけるPLCシステムには、電力線801、電話網、光網もしくはケーブルテレビ(CATV)ネットワークのような従来のネットワーク802、実施の形態1ないし3において説明した送信装置2000および受信装置(不図示)の両方を含む通信装置800、テレビセット、ビデオ装置、デジタルビデオディスク(DVD)レコーダもしくはプレーヤ、またはDVカメラなどのAV(Audio Visual)装置810、ルータ、非対称ディジタル加入者線(ADSL)、超高速ディジタル加入者線(VDSL)、メディアコンバータもしくは電話のような電気通信装置820、プリンタ、ファクシミリもしくはスキャナのような文書装置830、カメラやインターホンのような安全装置840、コンピュータ850、エアコン、冷蔵庫、洗濯機もしくは電子レンジのような家電装置860を含んでいる。
PLCシステムの動作について説明する。装置810〜860は電力線801と連携してネットワークを形成し、通信装置800を使用して双方向通信を実施している。インターネット通信においては、電力線801を介して建物750に供給されるホームゲートウェイを介してインターネットへコネクションが形成される。他の方法として、従来のネットワーク802を介して通信を行うために、電気通信装置820を介してコネクションが形成されてもよい。さらに、無線機能を有する電気通信装置820から無線基盤においてコネクションを形成してもよい。通信装置800は、互いに直交するM個のフィルタを有するフィルタバンクを使用して変復調処理を実施するため、サブキャリアが他の既存システムの使用する帯域と重複できないようにすることで、他の既存システムとの干渉を抑制できる。さらに、フィルタ長を4Nに制限できるため、30dBもしくはそれ以上の大きさの減衰ノッチを達成する間、フィルタに起因する遅延を減少させることができる。さらに、他の既存システムとの狭帯域の干渉による影響を減少させることが可能である。
さらに、ある帯域においてノッチが発生した場合、すべてのサブキャリアがその帯域と重複できないようにすることで、送信装置2000は効率的にこれを成し遂げる。したがって、各国において容易にかつ柔軟に、その規制に応じることができる。現在のシステムが使用された後に規制の変更があっても、例えば送信装置2000のファームウェアを更新することで、変更を柔軟に行うことができる。
さらに、実施の形態1ないし3の構成は、必要があれば相互に連結させることが可能である。
さらに、IC(Integrated Curcuit)チップが送信装置2000におけるプリアンブルデータ発生器10、シンボルマッパ12ならびに112、シリアルパラレル(S/P)変換器16複素データ分解器18、逆ウェーブレット変換器20およびRamp処理回路22として使用される。好ましくは、FPGA(field programmable gate array)またはASIC(applcation specific integrated circuit)がICチップとして使用される。さらに、送信装置2000におけるプリアンブルデータ発生器10、シンボルマッパ12ならびに112、シリアルパラレル(S/P)変換器16、複素データ分解器18、逆ウェーブレット変換器20およびRamp処理回路22のような機能ブロックのために、複数のICチップを使用可能にしてもよい。
本発明によれば、プリアンブルデータの長さを短縮でき、AGCの収束速度を向上することが可能なDWMCデータ送信方式における送信装置および送信方法を提供することができる。
プリアンブルデータ発生器はプリアンブルビットデータを生成し、プリアンブルデータを出力する。次に、変調器はプリアンブルデータを変調し、複数のサブキャリアを生成し、複数のサブキャリアの時間波形の合成波を出力する。続いて、Ramp処理は合成波の基準位置から一定の遅延期間をもつ合成波においてRamp処理を実施する。
本発明の実施の形態1における送信装置を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるプリアンブルデータ波形を示す図 本発明の実施の形態1におけるRamp処理の一例を示す図 サブキャリア番号と正弦波の周波数の関係を示す図 本発明の実施の形態2におけるプリアンブルデータ波形を示す図 本発明の実施の形態3における送信装置の逆ウェーブレット変換器を示すブロック図 本発明の実施の形態3における送信装置の逆ウェーブレット変換器のプロトタイプフィルタのブロック図 本発明の実施の形態3における送信装置の逆ウェーブレット変換器の他のプロトタイプフィルタを示すブロック図 プリアンブルデータのシンボルデータ、プリアンブルデータの時間波形およびRamp処理波形の間の関係を示す概念図 ウェーブレット波形を示す波形図 DWMC伝送方式における送信波形の例を示す波形図 DWMC伝送方式における送信スペクトルの例を示すスペクトル図 DWMC伝送方式における送信フレーム構成例を示す概略フレーム図 本発明の実施の形態1における他の送信装置を示すブロック図 電力線通信システムのブロック図
符号の説明
10 プリアンブルデータ発生器
12 シンボルマッパ(QAM: Quadrature Amplitude Modulation)
16、220 直並列変換器(S/P変換器)
18 複素データ分解器
20、230 逆ウェーブレット変換器
22 Ramp回路(Ramp処理器)
40 高速離散コサイン変換器
42、80 プロトタイプフィルタ
44 アップサンプラ
46、60 遅延器
62 乗算器
64 加算器
210 シンボルマッパ(PAM: Pulse Amplitude Modulation)
240 D/A変換器
299 送信装置(従来)
399 受信装置(従来)
310 A/D変換器
320 複素ウェーブレット変換器
330 キャリア検出器
340 同期回路
350 等化器
360 平直列変換器(P/S変換器)
370 判定器

Claims (23)

  1. ディジタルウェーブレットマルチキャリア変調処理を行う送信装置であって、
    プリアンブルデータを発生し、前記プリアンブルデータを出力するプリアンブルデータ発生器と、
    前記プリアンブルデータを変調し、複数のサブキャリアを発生し、前記複数のサブキャリアの時間波形の合成波を出力する変調器と、
    前記合成波に対して前記合成波の基準位置から所定期間遅延後にRamp処理を行うRamp処理器と、
    を有することを特徴とする送信装置。
  2. 前記遅延は、前記合成波の基準位置から1シンボル期間もしくはそれ以下の遅延であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記遅延は、前記合成波の基準位置から複数シンボル期間の遅延であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  4. 前記合成波は、時間領域および周波数領域で局在している合成波であることを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  5. ディジタルウェーブレットマルチキャリア変調処理を行う送信装置であって、
    プリアンブルビットデータを発生し、前記プリアンブルビットデータを出力するプリアンブルデータ発生器と、
    前記プリアンブルビットデータをシンボルデータに変換するシンボルマッパと、
    前記シンボルデータのウェーブレット変換を行い、複数のサブキャリアを生成し、前記複数のサブキャリアの時間波形の合成波を出力するウェーブレット変換器と、
    前記合成波に対して前記合成波の基準位置から所定期間遅延後にRamp処理を行うRamp処理器と、
    を有することを特徴とする送信装置。
  6. 前記プリアンブルデータ発生器は、連続する数シンボルの間各サブキャリアに対して同一のビット値でプリアンブルデータを生成することを特徴とする請求項5に記載の送信装置。
  7. 前記Ramp処理器は、前記プリアンブルビットデータに対して正弦波区間となる第1のシンボル期間からRamp処理を行うことを特徴とする請求項5記載の送信装置。
  8. 前記Ramp処理器は、Ramp処理を1シンボルもしくはそれ以上の期間行うことを特徴とする請求項5のいずれかに記載の送信装置。
  9. 前記Ramp処理器は、前記プリアンブルビットデータに対して正弦波区間となる第1のシンボル期間からRamp処理を行うことを特徴とする請求項8□Cに記載の送信装置。
  10. ディジタルウェーブレットマルチキャリア変調処理を行う送信装置であって、
    プリアンブルビットデータを生成し、前記プリアンブルビットデータを出力するプリアンブルデータ発生器と、
    前記プリアンブルビットデータをシンボルデータに変換し、前記シンボルデータを複素座標上にマッピングし、マッピングされたデータを出力するシンボルマッパと、
    逐次入力される前記マッピングされたデータをパラレルデータに変換する直並列変換器と、
    前記パラレルデータを同相成分と直交成分とに分解し、前記同相成分および前記直交成分を出力する複素データ分解器と、
    相互に直交するM個の実係数ウェーブレットフィルタを含み(Mは正数)、前記同相成分および直交成分を(2n−1)番目および(2n)番目の入力データとして受信し、それぞれについて前記入力データのウェーブレット変換を行い、複数のサブキャリアを生成し、前記複数のサブキャリアの時間波形の合成波を出力するウェーブレット変換器と、
    前記合成波に対して前記合成波の基準位置から所定期間遅延後にRamp処理を行うRamp処理器と、
    を有することを特徴とする送信装置。
  11. 前記逆ウェーブレット変換手段は、
    前記入力データにおいて変換データを生成するコサイン変換を行う高速離散コサイン変換器と、
    実係数ポリフェーズフィルタ、加算手段、乗算手段を有し、フィルタリングされたデータを生成するために前記変換されたデータにおいてフィルタリングを行うプロトタイプフィルタと、
    前記フィルタリングされたデータにおいてアップサンプリングされたデータを生成するM個のアップサンプラと、
    前記アップサンプリングされたデータを所定期間遅延させるM−1個の遅延器と、
    を有することを請求項10記載の送信装置。
  12. ディジタルウェーブレットマルチキャリア変調処理を行う送信装置であって、
    プリアンブルデータを発生し、前記プリアンブルデータを出力するプリアンブルデータ発生手段と、
    前記プリアンブルデータを変調し、複数のサブキャリアを発生し、前記複数のサブキャリアの時間波形の合成波を出力する変調手段と、
    前記合成波に対して前記合成波の基準位置から所定期間遅延後にRamp処理を行うRamp処理手段と、
    を有することを特徴とする送信装置。
  13. ディジタルウェーブレットマルチキャリア変調処理を行う送信方法であって、
    プリアンブルデータを発生し、前記プリアンブルデータを出力するステップと、
    前記プリアンブルデータを変調し、複数のサブキャリアを発生し、前記複数のサブキャリアの時間波形の合成波を出力するステップと、
    前記合成波に対して前記合成波の基準位置から所定期間遅延後にRamp処理を行うステップと、
    を有することを特徴とする送信方法。
  14. 前記変換器は、
    前記プリアンブルビットデータをシンボルデータに変換し、前記シンボルデータをM/2個(Mはサブキャリア数)の複素座標上にマッピングするシンボルマッパと、
    前記マッピングされたシンボルデータを逐次受信し、前記マッピングされたシンボルデータをパラレルデータに変換する直並列変換器と、
    前記パラレルデータを実部および虚部に分解する複素データ分解器と、
    前記実部および虚部の両方を合成波へ逆ウェーブレット変換するために連携するM個の実係数ウェーブレットフィルタを含む逆ウェーブレット変換器と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  15. 前記変換器は、
    前記プリアンブルビットデータをシンボルデータに変換し、前記シンボルデータをM/2個(Mはサブキャリア数)の複素座標上にマッピングするシンボルマッパと、
    前記マッピングされたシンボルデータを逐次受信し、前記マッピングされたシンボルデータをパラレルデータに変換する直並列変換器と、
    前記パラレルデータを実部および虚部に分解し、前記実部および虚部の両方を合成波へ逆ウェーブレット変換するために連携するM個の実係数直交ウェーブレットフィルタを含む逆ウェーブレット変換器と、
    を有することを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  16. 前記逆ウェーブレット変換器は、
    伝送データを作成するために実部および虚部に離散コサイン変換もしくは離散サイン変換を行う離散コサイン変換(DCT)器および離散サイン変換(DST)器のうちの1つを含む変換器と、
    前記伝送データ成分に続く前記伝送データの各アップサンプリング成分がそれぞれM個の実係数直交ウェーブレットフィルタのうちの別々の1つによってフィルタリングされるアップサンプラと、
    前記アップサンプリング成分の全てを合成波として結合する結合装置と、
    を有することを特徴とする請求項15記載の送信装置。
  17. 前記M個の実係数直交ウェーブレットフィルタは、次数が2Mのポリフェーズフィルタとして連携することを特徴とする請求項15記載の送信装置。
  18. 前記M個の実係数直交ウェーブレットフィルタは、次数が2Mより大きいポリフェーズフィルタとして連携することを特徴とする請求項15記載の送信装置。
  19. 前記M個の実係数直交ウェーブレットフィルタは、ポリフェーズフィルタとして連携するシンボル長の4倍の長さのフィルタバンクを有し、
    前記M個のフィルタバンクの係数値は、周波数帯域において30デシベル以内に収まる合成波のスペクトル成分を減衰させることが選択的に制御可能である
    ことを特徴とする請求項15記載の送信装置。
  20. 前記Ramp処理は、前記合成波と滑らかな波形を生成するための線形にかつ単調に増加する波形とを結合することを含むことを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  21. 前記Ramp処理は、前記合成波と滑らかな波形を生成するための高めに設定したコサイン波とを結合することを含むことを特徴とする請求項1記載の送信装置。
  22. ディジタルウェーブレットマルチキャリア変調処理を行う送信装置であって、
    プリアンブルデータを発生し、前記プリアンブルデータを出力するプリアンブルデータ発生器と、
    前記プリアンブルデータをシンボルデータへ変換するシンボルマッパと、
    前記シンボルデータのウェーブレット変換を行い、複数のサブキャリアを生成し、前記複数のサブキャリアの合成波を出力するウェーブレット変換器と、
    前記合成波に対して所定期間遅延後にRamp処理を行うRamp処理器と、
    を有することを特徴とする送信装置。
  23. ディジタルウェーブレットマルチキャリア変調処理を行う送信装置であって、
    プリアンブルデータを発生し、前記プリアンブルデータを出力するプリアンブルデータ発生器と、
    前記プリアンブルデータをシンボルデータへ変換するシンボルマッパと、
    前記シンボルデータのウェーブレット変換を行い、複数のサブキャリアを生成し、前記複数のサブキャリアの合成波を出力するウェーブレット変換器と、
    前記合成波に対して所定期間遅延後にRamp処理を行うRamp処理器と、
    を有することを特徴とする送信装置。
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