JP2007528433A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. テレフタル酸とエチレングリコールからポリエチレンテレフタレートを製造する方法であって、
   (a) アンチモン成分の含有量が約15 ppmから150 ppm未満の範囲にあるアンチモン化合物、および亜鉛成分の含有量が約40 ppmから約160 ppmの範囲にある亜鉛化合物を含む触媒組成物を調製し、ここで、重量ppm量が、ポリエチレンテレフタレートの理論収量に基づくものであり、
   (b) 装置内に、前記触媒組成物、前記テレフタル酸、及び前記エチレングリコールを入れ、
   (c) エステル化工程及び重縮合工程において、前記テレフタル酸と前記エチレングリコールを反応させて、ポリエチレンテレフタレートを得る、
   各工程を有してなることを特徴とする方法。
2. 前記アンチモン化合物由来のアンチモン成分の含有量が約80から約140 ppmの範囲にあり、前記亜鉛化合物由来の亜鉛成分の含有量が約80から約140ppmの範囲にあることを特徴とする請求項１記載の方法。
3. 前記アンチモン化合物が、三酢酸アンチモン、三酸化アンチモン、三炭酸アンチモン、グリコール酸アンチモン、またはこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求項１または２記載の方法。
4. 前記亜鉛化合物が、酢酸亜鉛、酸化亜鉛、過酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、水酸化亜鉛、ハロゲン化亜鉛、金属亜鉛、またはこれらの混合物から成る群から選択されることを特徴とする請求項１から３いずれか１項記載の方法。
5. 前記エステル化工程が、約230から約260℃の温度で行われ、前記重縮合工程が、約270から約290℃の温度で行われることを特徴とする請求項１から４いずれか１項記載の方法。
6. 前記重縮合工程が、バッチ法において、高真空下の溶融相で行われることを特徴とする請求項１から５いずれか１項記載の方法。
7. 前記重縮合工程が、エステル化と重縮合を一連にしたひと続きの反応装置を用いて、溶融相で連続した工程として行われることを特徴とする請求項１から６いずれか１項記載の方法。
8. 前記重縮合工程が、最初の高真空下における溶融重縮合工程と、それに続く真空または窒素気流下での固相重合工程に分けて行われることを特徴とする請求項１から７いずれか１項記載の方法。
9. 前記固相重合工程が、一括または連続した操作で行われることを特徴とする請求項８記載の方法。
10. 前記重縮合工程を始める前に、コモノマーを装置に付加で入れることを特徴とする請求項１から９いずれか１項記載の方法。
11. 前記コモノマーが、イソフタル酸、シクロヘキサンジメタノール、またはこれらの混合物であることを特徴とする請求項１０記載の方法。
12. 前記装置に約10から約30 ppmのリン酸を加えることを特徴とする請求項１から１１いずれか１項記載の方法。
13. 少なくとも1つの色相補正成分を前記装置に加えることを特徴とする請求項１から１２いずれか１項記載の方法。
14. 前記触媒成分を、エステル化工程の前、その間、またはその後に一緒に装置内に入れることを特徴とする請求項１から１３いずれか１項記載の方法。
15. 前記触媒成分を、エステル化工程の前、その間、またはその後といった別々の時間に分けて装置内に入れることを特徴とする請求項１から１３いずれか１項記載の方法。