JP2007528241A - 医療ポンプ用サーバー - Google Patents

Abstract

本発明のある側面は、医療装置と通信を行うサーバーである。かかるサーバーは、遠くの装置と通信するウエッブブラウザ処理、ならびに、医療装置と通信を行うポンプインターフェース処理を備えている。本発明の他の側面は、医療装置である。本医療装置は、データを記憶するよう構成されたメモリならびに当該メモリと電気的に通信するプログラム可能な回路を備えている。かかるプログラム可能回路は、遠くの装置と通信を行うためウエッブサーバーによりプログラムされる。本発明の他の側面は、医療装置と通信を行うサーバーである。かかるサーバーは、データを記憶するメモリならびに当該メモリと電気的に通信するプログラム可能回路を備えている。かかるプログラム可能回路は、医療装置と通信を行うためインターフェースによりプログラムされる。

Description

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本出願は、参照のためその全体が本出願中に取り込まれる、２００４年２月２３に出願された米国仮特許出願番号６０／5４７、６４２の継続出願である。

本発明は、医療装置に関し、具体的には、ポンプ等の医療装置用のサーバーに関する。

医療ポンプは、患者に対して介護を提供するための重要な部分である。これらは、鎮痛、栄養摂取、化学療法ならびにインシュリン等の異なる様々な治療に用いられている。これらの各治療は、通常、ポンプの動作を制御するため別のプログラムを必要とする。また、通常、各プログラムは、搬送用に処方された物質、処方されたドーセージ、患者の身体属性等の様々な要素にもよるが、それぞれの患者について異なる動作パラメーターを必要とする。

さらに、診療所、病院あるいは他の施設は、自身の全医療ポンプを管理することが必要である。ポンプを管理するには、プログラムを更新し、処方された治療に応じてポンプに適切なプログラムをロードすること、ポンプに対する動作パラメーターをロードし追跡すること、ならびに、ポンプの性能を追跡することが必要となる。

これら全ての問題点は、追跡し、管理し、調整が必要な患者およびポンプに関する大量の提示する。かかる情報の例は、患者の記録、スタンデイングオーダー、処方箋等を含んでいる。また、これらの問題は、大量の機能を実行し、管理し、調整しなければならないことを表している。例は、ポンプをプログラムすること、ポンプ一覧表を追跡すること、ポンプのソフトウエアをダウンロードし、更新すること、アラーム条件を監視し、伝達し、ならびに、ポンプ履歴ログを追跡することを含む。

さらに、医療機関が、ネットワーク接続された様々な装置であって、それを介し介護者がポンプと通信を行いたい装置を有する場合、ポンプとの通信を行うためそれぞれ独立してプログラムしなければならない。このようにプログラム装置は、プログラム可能な装置とポンプをネットワーク接続するのに必要なコストと時間を押し上げてしまう。ネットワーク接続された装置は異なるメーカーおよびモデルの医療ポンプあるいは他の医療装置と通信するために別のプログラミングを必要とするので、コストと必要な時間は、機関ごとに様々な異なるポンプと医療装置を持つ場合よりも大きくなってしまう。

なし

発明の概要

一般に、本発明は、ポンプ等の医療装置との通信に関する。

本発明のある側面は、医療装置と通信を行うサーバーである、かかるサーバーは、遠くの装置と通信するウエッブブラウザ処理、ならびに、医療装置と通信を行うポンプインターフェース処理を備えている。

本発明の他の側面は、医療装置である。本医療装置は、データを記憶するよう構成されたメモリならびに当該メモリと電気的に通信するプログラム可能な回路を備えている。かかるプログラム可能な回路は、遠くの装置と通信を行うためウエッブサーバーによりプログラムされている。

本発明の他の側面は、医療装置と通信を行うサーバーである。かかるサーバーは、データを記憶するメモリならびに当該メモリと電気的に通信するプログラム可能な回路を備えている。かかるプログラム可能な回路は、医療装置と通信を行うためインターフェースによりプログラムされる。

ここで述べられている本発明のある側面は、医療ポンプ等の医療装置のセットとの全ての通信を提供するポンプサーバーである。他のネットワーク接続された医療装置と情報（例えば、コマンド、インストラクション、あるいは、他のデータ）を交換する他のネットワーク接続された装置は、ポンプサーバーを介し、これらの情報をやりとりする。

本発明の他の側面は、医療ポンプ等の医療装置と通信を行うためウエッブサーバーを使用することである。このようにウエッブサーバーを使用することにより、ポンプサーバーを用いず、かつ、特別なプログラムあるいは遠くの装置上に他のインターフェースを必要としなくても、遠くの装置が医療ポンプ等の医療装置と通信することを可能とする。

詳細な説明

本発明の好ましい実施形態について、図面を参照しつつ詳しく説明する。ここでは、いくつかの図面を通じて同じパーツおよびアセンブリは、同じ参照符号で表される。好ましい実施形態について言及することは本発明の範囲を制限することにはならず、添付されている特許請求の範囲によってのみ制限される。本発明において述べられたいずれの例も、限定を加える意図ではなく、単に請求された発明に関して、できるだけ多くの実施形態を述べるにすぎない。ここで開示される構成ならびに方法には、特定の選択肢が記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態が存在する。

図１を参照すると、ポンプサーバーシステム１０のある実施形態は、ポンプサーバー１００、臨床（ＰＯＣ）サーバー１０２、一以上のプログラム可能な装置１０４、ならびに一以上の医療ポンプ１０６を含んでいる。ポンプサーバー１００ならびにＰＯＣサーバー１０２は、コンピュータネットワーク１０８に接続されている。

また、ポンプサーバーシステム１０は、携帯電話１１０、ページャー１１２、ファクシミリ装置１１４、プリンタ１１６、ならびにモデム１１８等の通信／出力装置を含んでいる。サーバー１００は、説明目的の例示的実施形態において”ポンプサーバー”と呼ばれる。サーバー１００は、医療ポンプ以外の医療装置を含む、いずれのタイプの医療装置と通信を行うため用いることができる。

ネットワーク１０８は、ある装置から別の装置にデータを送信することができ、イーサネット（商標）によるネットワーク、８０２．１１a/b/gあるいは他のワイ・ファイ無線(wifi network)等のネットワーク無線ネットワークを含む、いずれの適切なネットワークであってもよい。

さらに、ネットワーク１０８は、例えばインターネット又はイントラネット等の内部ネットワークなど、いずれのタイプのデータネットワークであってもよい。

ポンプサーバー１００およびＰＯＣサーバー１０２は、情報を管理し、様々な機能を実行し、ならびに、ポンプサーバーシステム１０内の様々な装置とやりとりする役割を分担し、調整を行う。ポンプサーバー１００およびＰＯＣサーバー１０２は、情報を記憶し、その情報記憶のための重要な機能を実行する、いずれのプログラム可能な装置であってもよい。様々な実施形態において、サーバーは、医療ポンプ１０６の動作および監視に関する様々な機能を実行するようにプログラムされる。ポンプサーバー１００およびＰＯＣサーバー１０２を含む構成は、いくつかの利点を有する。例えば、医療ポンプ１０６をプログラムする必要があり、そうでない場合、一台だけの装置とポンプサーバー１００間をインターフェースするよう構成される。異なる製造メーカーの、あるいは、同じ製造メーカーの異なるポンプである医療ポンプ１０６を用いる医療機関にとっての他の利点は、ネット枠接続されたハードウエアの様々な部品について、異なるポンプごとに全てプログラムする必要がなく、医療ポンプ１０６と直接通信するポンプサーバー１００だけをプログラムすればよいことである。これにより、装置の在庫から様々な医療ポンプ１０６を増減することができるので、より簡易でコスト効率が高くなる。

ポンプサーバー１００は、ポンプ１０６およびＰＯＣサーバー１０２と直接通信を行う。次に、ＰＯＣサーバーは、他の全ての装置と通信を行う。この例示的な実施形態において、ＰＯＣサーバー１０２は、ネットワーク１０８と通信中で、選択されたいずれかの医療ポンプ１０６からデータを取り込むようポンプサーバー１００に対して指示し；ネットワーク１０８と通信中で、選択されたいずれかの医療ポンプ１０６にデータを送るようポンプサーバー１００に対して指示をし；選択された医療ポンプ１０６がネットワーク１０８と通信中であるか否かに関係なく、ポンプサーバー１００から、選択されたいずれかの医療ポンプ１０６に関するデータを要求する。

この例示的実施形態は、プログラム可能な装置１０４がＰＯＣサーバー１０２を介して通信を行うアーキテクチャを示しているが、他の実施形態でもよい。様々な実施形態において、プログラム可能な装置１０４およびＰＯＣサーバー１０２以外のシステムは、ポンプサーバー１００と直接通信を行う。例えば、医療機関の生体医用工学(biomed)部門におけるプログラム可能な装置を含んでいる。かかる生体医用工学的にプログラム可能な装置は、ポンプの性能を追跡する、ポンプの診断を実施する、あるいは、ポンプのエラー記録をダウンロードする、等の異なる様々な理由について、ポンプサーバー１００を介して医療ポンプ１０６と直接通信を行う。機関内の他のシステム又は他の部門も、ポンプサーバー１００と直接通信を行う。他の例は、患者の痛み、薬剤を監視し、処置する医療機関のペインサービス、ならびに、医師が処方箋を入力するために用いる医師向けオーダー・エントリー(CPOE)を含んでいる。

ポンプサーバーは、様々な機能を実行する様々なデータを記憶し、ネットワーク１０８を介して医療ポンプ１０６およびＰＯＣサーバー１０２と直接通信を行う。この例示的な実施形態において、ポンプサーバー１００は、情報（例えば、現在のプログラムのＩＤおよび医療ポンプ１０６内にロードされるバージョン、履歴記録、アラームの現状、バッテリーの状態、ならびに、オドメーター等の生体医用工学的、次のメインテナンスまでの時間等）を要求し、ネットワーク１０８上の医療ポンプ１０６からこれを受け取り；医療ポンプ１０６から一方的なメッセージ（例えば、アラーム、手動ポンププログラムの変更、前もってプログラムされた周期的更新等）を受け取り；医療ポンプ１０６から取り込み、又は、そこに送った情報のデータベースを維持し；医療ポンプ１０６に対して、ネットワーク接続されたプログラム可能な装置１０４から、遠隔からＩＤおよび医療ポンプ１０６上で現在ロードされているプログラムのバージョンを介護者が確認し、医療ポンプ１０６の状況を確認することを含む様々な役割を実行し、ある実施形態では、介護者が、設定および滴定(titration)等の様々なプログラミングパラメーターを変更することを可能にするウエッブブラウザインターフェースを提供し；ポンプに一定の出来事が生じた場合（例えば、警報が鳴る、プログラムが変更される、患者が毒物を飲んだ(patient tampering)、試用ドーズ量と服用量の比率が高すぎて患者の痛みが適切に抑えられていないことを示す、ならびに、医療ポンプ１０６内にソフトリミット(soft limit)を超えるプログラムが行われた）に、クライアントアプリケーションに電子メールを送信し、呼び出す(page)、あるいは、通知を行う等のポンプアラート機能を提供し；医療ポンプ１０６上のデイスプレイにメッセージを送信し（例えば、アラームを受けると、患者に対し看護師がそちらに向かっている旨の表示を行う）；音声メッセージを送り（例えば、アラームを受けると、患者に対し看護師がそちらに向かっている旨を告げる）；ナースステーションのプリンタ１１６又はファクシミリ１１４に対してメッセージ（例えば、午後８時頃に医療ポンプ１０６のタンクの交換が必要である旨）を送信し；プログラム可能な装置１０４を用いて医療ポンプ１０６に関する情報（例えば、マニュアルの電子コピー、問題解決のためのガイド、患者のためのガイド等）を介護者に提供し；医療ポンプ１０６上でロードされるプログラムの更新を確認し、新たなあるいは更新されたソフトウエアを医療ポンプ１０６にダウンロードし；ならびに、生体医用工学的テストプロセス中、ポンプおよびドキュメント結果を制御する。

他の実施可能な実施形態において、ポンプサーバー１００は、スタンデイングオーダープロトコルを履行する。スタンデイングオーダープロトコルを履行する例は、参照のため本出願に取り込まれる、２００３年１２月４日出願の”電子的なスタンデイングオーダーテンプレートを用いた医療ポンプのプログラミング”と題された米国仮特許出願番号６０／５２６、８１０に述べられている。この実施形態において、ポンプサーバーは、スタンデイングオーダーのデータベースの作成、記憶ならびに管理をイネーブルにし；データベースをスタンデイングオーダープロトコルの見出し又は特定のスタンデイングオーダーとして送信する旨の医療ポンプ１０６からの要求を処理し；スタンデイングオーダーベースのプロトコルを医療ポンプ１０６に送信し；そして、更新されたスタンデイングオーダーベースのプロトコルのライブラリを医療ポンプ１０６に送信する。

また、ポンプサーバー１００は、介護者に対し、いつ頃患者をチェックしたらよいかの通知を提供するようプログラムされる。例えば、ポンプサーバー１００は、２時間毎に患者の様子を診る又は液のレベルを確認する旨の通知を生成する。通知は、プログラム可能な装置上のポップアップウインドウ、書面、携帯電話、プリンタ、ファクシミリ等のいずれの適切な手段を介して行ってもよい。

さらに他の実施形態において、医療ポンプ１０６がプログラムされている場合、ポンプサーバー１００は、そのプログラムされたパラメーター（例えば、搬送プロトコル）が、臨床現場において介護者によって確認されるまで医療ポンプ１０６を停止させる。図８に示されたように、ある実施形態においては、医療ポンプ１０６がプログラムされている場合、ポンプサーバー１００は、動作１４０において、医療ポンプ１０４に対して停止信号あるいは命令を送る。次に、医療ポンプのポンプ動作が停止される。それが停止されている間に、介護者は、動作１４２において医療ポンプ１０６をプログラムする。プログラム完了後、動作１４４において、介護者はプログラムの設定を確認する。ある実施形態において、医療ポンプ１０６は、プログラム設定を通じて自動的にインデックスを付ける。他の実施形態において、プログラムされた設定が確認され、正確であること承認するため、介護者は、ボタンを押し、あるいは、メニュー項目を動作させなければならない。プログラムされた設定が確認されると、動作１４６において、医療ポンプ１０６は、ポンプサーバー１００に信号を送信し、動作１４８において、ポンプサーバー１００は、イネーブル信号を有する命令により医療ポンプ１０６に返答を行う。次に、医療ポンプはプログラムされたようにポンピングを実行する。

所望の実施形態によるが、ポンプサーバー１００を他の場所に配置してもよい。例示的な実施形において、ポンプサーバー１００は、介護者の施設に位置する。また、他の実施形態において、ポンプサーバー１００は、ポンプメーカー等の第三者、あるいは、他の第三者である管理者の施設に位置する。

医療ポンプ１０６は、患者に溶液を注入するよう構成された、いずれの医療ポンプであってもよい。かかるポンプは、ネットワーク１０８と通信を行うよう構成されるデータポートを含んでいる。医療ポンプ１０６のデータポートの例は、８０２．１１a/b/gに基づく無線データカード、ブルーツース、あるいは、他の適切な無線ネットワーキングプロトコル、ＵＳＢデータポート、ファイアーワイヤーデータポート(firewire data ports)、ＲＳ−２３２データポート、赤外線データポート、モデム、あるいは、ネットワーク１０８と通信することが可能又はポンプサーバー１００と直接通信可能な他のいずれのデータポートを含んでいる。ある実施形態の動作において、医療ポンプ１０６は、ネットワーク１０８を介し、ポンプサーバー１００のみとやりとりを行う。したがって、医療ポンプ１０６は、ＰＯＣサーバー１０２あるいはポンプサーバーシステム１０内の他の装置とのインターフェースおよびやりとりについての知識あるいはプログラミングを必要としない。

ある実施形態において、プログラム可能な装置１０４は、ネットワーク１０８を介してＰＯＣサーバーと通信を行い、医療ポンプ１０６のポンプサーバー１０を０とは直接通信を行わない。かかるプログラム可能装置１０４は、データ入力およびネットワーク１０８とのインターフェースが可能ないかなるタイプのコンピューテイングプラットフォームを含んでもよい。様々な実施形態において、プログラム可能装置１０４は、病室、ナースステーションあるいは介護者にとって便利な他の場所等の都合の良い場所に取り付けられる。また、他の実施形態は、通常、ある場所から他の場所へ移動するカート上のデスクトップコンピュータを含んでいる。プログラム可能装置１０４の様々な例は、タブレットＰＣ等のペンベースのコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、あるいは、携帯情報端末（ＰＤＡ）等の携帯コンピューティングを含んでいる。また、ＰＤＡのある実施形態は、医療ポンプ１０６上で、バーコード又は無線ＩＣタグ（ＲＦＩＤ）をそれぞれ走査し、その後、この情報をＰＯＣサーバー１０２とやりとりすることが可能なバーコードリーダーあるいは無線ＩＣタグ（ＲＦＩＤ）リーダーを含んでもよい。

図２は、ＰＯＣサーバー１０２なしで、プログラム可能装置１０４および携帯電話１１０等の通信／出力装置、書面１１２、ファクシミリ装置１１４、プリンター１１６ならびにモデム１１８が、ポンプサーバー１００と直接通信する別の実施形態を示している。

図３は、パルス酸素濃度計等の他の臨床用医療装置１２０を含む他の実施形態を示している。医療ポンプ１０６と同様に、もう一つの医療装置１２０は、他のネットワーク接続された装置と通信するのではなく、ネットワーク１０８を通じポンプサーバー１００と直接通信を行う。この実施形態において、ポンプサーバー１００は、介護者が定めるプログラム済みのルールを用いて、様々な医療装置１２０および／又は医療ポンプ１０６を選択的に動作させるためプログラムされる。例えば、ポンプサーバー１００は、他の医療装置１２０から受信したデータに基づいて、医療ポンプ１０６の動作を開始あるいは停止するようプログラムされる（例えば、呼吸数が所定の限界を下回って低下した場合、ポンプサーバー１００は、医療ポンプ１０６にポンプ動作を停止し、アラームを生成するよう指示する）。 前記ポンプサーバー１００は、様々な医療ポンプ１０６と医療装置との間で仮想的な接続を選択的に供給する。この結果、互いに直接やりとりするために医療装置１２０および医療ポンプ１０６をプログラムする必要がない。再度述べると、各医療装置をそれぞれプログラムする必要がないので、この機能により、機器の一覧表に様々な装置を追加することが容易であり、費用がかからない。医療ポンプ１０６と同様に、ポンプサーバー１００は、書面、電子メール、ファクシミリ、プリントアウト、音声メッセージ等を通じて、医療装置１２０のため、様々なアラートを生成し及び／又は通信するためプログラムされる。

図４は、ポンプサーバー１００のアーキテクチャの一実施形態を示す。この実施形態において、ポンプサーバー１００は、ＰＯＣサーバー１０２およびウエッブサーバー１２４とやりとりするためのインターフェース１２２を含んでいる。かかるインターフェース１２２は、プログラム可能な装置１０４等の他の装置が、遠隔から医療ポンプ１０６あるいは医療装置１２０とインターフェースをとることを可能にする。ウエッブサーバー１２４は、インターフェース、通信ソフトウエア又は他のプログラム等の特別なソフトウエアを遠くのあるいは他の装置にロードせずに、標準的なテキストファイルを用いて、他の装置がポンプサーバー１００と通信することを可能にする。リモート装置は、別個の、医療装置１２０から識別可能ないずれかの装置を含んでいる。標準的なテキストファイルの例は、ハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）、汎用マークアップ言語（ＳＧＭＬ）および拡張マークアップ言語（ＸＭＬ）等のマークアップ言語 に基づいて形成されたファイルを含む。

また、ポンプサーバー１００は、ここで述べられる様々な役割ならびに機能を実行するため、様々なコードおよびロジック１２６ならびにデータベース１３０内にポンプの情報を記憶し取り込む情報マネージャー１２８を用いてプログラムされる。ポンプインターフェースマネージャー１３２は、医療ポンプ１０６のためインターフェースを提供する。様々な実施形態において、医療ポンプ１０６のためのポンプインターフェースドライバー１３４自体が、ポンプサーバー１００内にプログラムされ、あるいは、別の実施形態において、ポンプインターフェースドライバー１３６自体が、医療ポンプ１０６中、あるいは、医療ポンプ１０６に取り付けられたプログラム可能なモジュール中のいずれかにプログラムされる。また、ある実施形態においては、医療ポンプ１０６がポンプサーバー１００と直接接続１３８することが可能となる。

図５は、ポンプサーバーとして機能させるために、プログラム可能な装置１０４aをプログラムする実施形態を示している。この実施形態において、プログラム可能な装置１０４aは、ここで述べるようにポンプサーバー１００と同じ機能を実行する。また、プログラム可能装置１０４aは、情報を要求し、患者の自宅等の遠くに位置する医療ポンプ１０６、あるいは、直接接続がなされていない医療ポンプ１０６から情報を受け取ることができる。プログラム可能装置１０４aと医療ポンプ１０６間の接続は、モデム１１８を用いたダイヤルアップ接続である。医療ポンプ１０６は、ブルーツースプロトコルに基づく接続等の有線又は無線接続を介してモデム１１８に接続可能である。プログラム可能装置１０４aおよび医療ポンプ１０６のいずれかが、両者間のデータ接続を開始することができる。したがって、プログラム可能装置１０４aは、医療ポンプ１０６、あるいは、ここで述べない限り、ネットワーク１０８に接続していない他の医療装置１２０のいずれに関する情報を要求し、受け取ることが可能である。さらに、医療ポンプ１０６、あるいは、他の医療装置１２０は、プログラム可能装置１０４aに対し、アラーム、手動ポンププログラムの変更、前もってプログラムされた周期的更新等の一方的なメッセージを送信することができる。

図６は、プログラム可能装置１０４が、ポンプサーバー内にプログラムされたウエッブサーバーを介し、ポンプサーバーと直接通信することが可能な実施形態を示している。この実施形態において、ウエッブブラウザを有するネットワーク接続されたいずれのプログラム可能装置１０４は、医療ポンプ１０６、あるいは、いずれの他の医療装置１２０と通信可能である。この実施形態の利点は、患者の物理的近くに存在せず又はネットワーク接続されたプログラム可能装置１０４がある場所に存在する場合に、医療ポンプ１０６又は他のいずれかの医療装置の状態をチェックするため、介護者が無線により医療ポンプおよび離れた装置に接続可能なことである。他の利点は、ポンプサーバー１００と通信を行うために、プログラム可能装置１０４をそれぞれプログラムする必要がないことである。

図７は、ポンプ１０６又は他の医療装置１２０自体が、ウエッブサーバーによってプログラムされる他の実施形態を示している。前記ウエッブサーバーは、インターフェース、通信ソフトウエア又は他のプログラム等の特別なソフトウエアを他の装置にロードすることなしに、標準的なテキストファイルを用いて、医療装置１２０が、標準的なテキストファイルを用いてポンプサーバー１００と、あるいは、他の装置と直接又は遠隔の装置と通信することを許容する。再度述べるが、標準的なテキストファイルの例は、ハイパーテキスト・マークアップ言語（ＨＴＭＬ）、汎用マークアップ言語（ＳＧＭＬ）および拡張マークアップ言語（ＸＭＬ）等のマークアップ言語に基づいて形成されたファイルを含む。

この実施形態の利点は、患者の物理的近くに存在せず又はネットワーク接続されたプログラム可能装置１０４がある場所に存在する場合に、医療ポンプ１０６又は他のいずれかの医療装置１２０の状態をチェックするため、どのような距離からでも介護者が無線により医療ポンプおよび離れた装置に接続可能なことである。また、トレーニングおよびトラブルシューティングのため、同じ医療ポンプ１０６あるいは他の医療装置１２０に２台のプログラム可能装置１０４を同時に接続することができる。さらに、医療ポンプ１０６あるいは他の医療装置１２０は、ディスプレイおよびキーボードなしで用いることができる。他の利点は、ウエッブサーバーが、サービングアップ書類(serving up documents)、ファイル、原稿、ならびに他の情報等の情報をやりとりするために、標準的なプロトコルを用いてインターフェースを提供するので、プログラム可能装置１０４について、それ以外のプログラム又は制御を書き込む必要がないことである。

上述の様々な実施形態は、例示の目的のみで述べられており、本発明を限定するためのものと解釈してはならない。当業者であれば、以下の特許請求の範囲に定義された本発明の本来の精神ならびに範囲を逸脱することなく、例示的な実施形態、ここで述べられた図面および説明に拘泥されずに、本発明に対する改良および変更がなされてもよいことをただちに理解する。

図１は、医療装置サーバーを含み本発明を実施する、ネットワーク接続されたシステムを示している。 図２は、図１に示されたネットワーク接続システムの他の実施形態を示している。 図３は、図１に示されたネットワーク接続システムの他の実施形態を示している。 図４は、図１に示されたポンプサーバーのためのソフトウエアアーキテクチャである。 図５は、図１に示されたネットワーク接続システムの他の実施形態を示している。 図６は、図１に示されたネットワーク接続システムの他の実施形態を示している。 図７は、図１に示されたネットワーク接続システムの他の実施形態を示している。 図８は、図１に示すネットワーク接続システムを用いたプログラミング手順を示すフローチャートである。

Claims (3)

1. 医療装置と通信を行うサーバーであって、
   遠くの装置と通信を行うためのウエッブブラウザ処理(web browser process)、ならびに
   医療装置と通信を行うポンプインターフェース処理(pumpu interface process)、を備えたこと、
   を特徴とするサーバー。
2. 医療装置であって、
   データを記憶するよう構成されたメモリ、ならびに
   当該メモリと電気的に通信を行い、遠くの装置と通信を行うためウエッブサーバーによりプログラムされるプログラム可能な回路、を備えたこと、
   を特徴とする医療装置。
3. 医療装置と通信を行うサーバーであって、
   データを記憶するメモリ、ならびに
   前記メモリと電気的に通信を行い、医療装置と通信を行うためインターフェースによりプログラムされるプログラム可能な回路、を備えたこと、
   を特徴とするサーバー。

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