JPH10508131A - 処方箋管理システム - Google Patents

処方箋管理システム

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JPH10508131A
JPH10508131A JP8514835A JP51483596A JPH10508131A JP H10508131 A JPH10508131 A JP H10508131A JP 8514835 A JP8514835 A JP 8514835A JP 51483596 A JP51483596 A JP 51483596A JP H10508131 A JPH10508131 A JP H10508131A
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メイヤード・クリスチャン
エデルソン・ジョナサン
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アドバンスド・ヘルス・メド・イー・システムズ コーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 ワイヤレスで配備できる症状志向の医師用電子処方箋管理システムは,患者及び医師のためのプライバシー コントロール付き患者記録組立,副作用レビュー,科学文献を含む包括的な薬剤情報へのオンライン アクセス,新しい複数薬剤パッケージ及びディスペンサー装置,及び「知的ネットワーク」遠隔データ検索アーキテクチャを提供する。オンスクリーンの医師対医師の電子メールもまた提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 処方箋管理システム 技術分野 本発明は複数の広範囲にわたる情報源,特に遠隔地の不均一な情報源からの詳 細な製品及び履歴情報が要求される,処方箋,サービスまたはパーツ注文,保険 契約等のような製品明細書の作成に役立つ,専門データ管理システムに関するも のである。より具体的には本発明は,特別注文の技術的製品を特定することで日 常の業務を行う,専門家を補助するシステムに関するものである。特に好ましい 実施例は、処方箋作成及び薬剤のレビューにおいて医師を補助する,コンピュー タ利用処方箋管理システムに関するものである。 背景 大多数の医師が一日の間に行う最も重要な専門業務は、薬剤の処方である。多 くの医師が,毎日非常に多数の薬剤を処方する。医師と患者の全遭遇の3分の2以 上が,処方箋の記入によって完結することが研究から示されている。1993年には 典型的な処方者は,年間20万ドル相当を超える薬剤を処方していた。医師の大多 数が,最大限の専門技術を働かせて慎重に処方箋を書く一方で、その過程には本 質的に困難性と不確実性が伴っている。医師のほとんどは処方箋の作成時及び作 成場所において、適当で信頼できる薬剤情報及び適切な患者情報にアクセスでき ないことに,おそらく同意するだろう。特に適切な新薬,相対効果、そして重大 なことには相対費用に関する情報は、新規に処方箋を作成する医師には即座に都 合良く入手できないかもしれず、さらに現在治療中の症状,現行の治療法,患者 の薬剤処方集の要求事項に従った,症状に対して好ましい治療薬のような、関連 のある患者情報についても同様である。 典型的な開業医にとっては,これらの情報へのアクセスは実際的でないにも関 わらず,情報を得るため自発的に時間と努力を費やす医師には,これらの情報は 入手可能である。 それに対して,対象患者の治療管理に直接関連する統合的な患者固有情報は, 医師の所属機関または組織が,対象患者の以前の医療について完全に責任を負っ ており、精巧なコンピュータ化された記録を保持していない限り、処方箋を書く 医師にとってはしばしば利用不可能であり,また入手不可能でもある。アレルギ ー,現在の処方及び現在活動性の症状に関する情報は、知的な処方箋作成にとっ て明らかに望ましくあるいは必須である。1994年には,統合的な患者固有情報の 恩恵を利用した処方箋作成はほとんど行われておらず、対象患者に関する特定の 薬剤処方集勧告の恩恵を利用したものは、さらに少ない。 一般に薬剤処方集は,その経費が薬剤給付金機関によって負担される,望まし い薬剤のリストから構成される。薬剤処方集情報は通常,処方箋の費用有効性に 対する決定力を持つ。処方者が処方集ガイドラインにうっかり従い損ねた場合、 患者または患者の給付金支給者に不必要な,あるいは予期されない経費負担が科 せられて,患者の服薬遵守が悪化し、面倒で時間のかかる論争が引き起こされる こともある。例えばMEDICAID及びMEDICAREのような給付金支給 会社,保険者,健康維持団体及び政府支給機関に対する,薬剤処方集ガイドライ ンへの不従順の経費は膨大な額になり得る。患者の服薬遵守悪化の経費は,より 深刻で費用のかかる健康への悪影響(救急処置室受診,または入院あるいは死亡 )を引き起こすことで,究極的には医療の総経費を増加させるかもしれない。 処方箋を作成する専門家が,統合的な患者固有情報を即座に入手できるように することの困難性は,必要な情報の構成要素が中央集権化されておらず,地理的 に広範に分散しており,たとえ地理的あるいは電子的な所在が分かっていても所 有権及び責任,そして患者の機密保持問題のため,またシステム、ファイルある いはプロトコル非互換性のためにアクセスし難いことである。 90年代半ばのコンピュータに満ちあふれた米国でも,処方箋の記入は一般に手 書きで行われる。患者を診察して問題を確定し,彼らの症状と疾患について診断 した後、あるいは診断を試みた後,医師は自らの個人的な知識と経験に基づき, 必要な場合は薬剤製造業者の販売促進資料を含む,あるいは含まないかもしれな い入手可能な参考資料を用いて薬剤と服用量及び処方量を選択する。次いで処方 箋が医師の署名の元に記入され,患者のID、薬剤名、服用量と服用時間,詰め 替え可否の情報、及び医師の署名,日付、ことによると禁忌に関する注意、及び それ以外の少々の情報が記載される。処方箋はタイプしたり、キー入力したりあ るいはコンピュータで「作成」する事が可能であるが、大多数の処方箋はいまだ に手で書かれている。 処方箋作成業務はコンピュータ化のための良好な分野であるが,一つの難しさ は多くの医師にとって明白な恩恵がないことである。紙の処方箋用紙は小型であ り,医師は容易に持ち運びできる。システムがどれほど良好であっても,コンピ ュータを使うよりも手で処方箋を記入する方が,しばしば迅速で容易である。自 動化された情報システムの恩恵はしばしばデータ入力効率の向上ではなく,処理 全体の効率改善,生み出される処理記録の価値,及びそれから生じるかもしれな い処理入力過程のコントロールによってもたらされる。コンピュータに明るくな い,あるいは「コンピュータ恐怖症」でさえある医師は,コンピュータ化された 処方箋管理システムの採用のためには,この上なく抗しがたい理由を要求するだ ろう。 処方箋管理システムが完全に効果的であるためには,幅広い医師が,好ましく は彼らのあらゆる処方箋作成業務に,たやすく使用できなければならず,患者の 医療に抗しがたい価値を与え,総合的な治療管理効率を向上させるものでなくて はならない。医師に魅力的なコンピュータ利用システムを提供することには,予 期できない困難性が伴う。 医師及びその他の医療専門家,特に処方箋作成権限を持つ者は,その独特な性 格が日常的専門業務のコンピュータ化の妨げになっている,特定の専門家集団の 代表である。望ましくはコンピュータ化された専門管理システムは,彼らの個人 別の様々な業務の流れに,柔軟に統合できる性能を持たねばならない。 医師の使用を意図した従来のデータ管理システムにおける認識と想定に反して ,臨床医師はデスク ワーカーではなく,標準的な日常の業務過程において,通 常個人のデスクトップ コンピュータには継続的なアクセスができない。それど ころか医師のほとんどは部屋から部屋へ,オフィスからオフィスへ,病院から病 院へ,そして車と家の間を歩き回り,高度な移動性さえ持っている。一部の医師 は医療上の患者との遭遇業務の大部分を,自分のオフィスのデスクトップやその 近辺で行うかもしれないが,このような医師はおそらく例外的である。診療所及 び病院で医師はしばしば診察室,受け付け,管理センター,病棟,放射線室のよ うな特別施設及びその他諸々の間を絶え間なく移動している。さらに多くの医師 は二カ所以上の開業,あるいは二つ以上の専門業務を行っているため,オフィス または診療所と病院またはその他の施設間を定期的に移動する。それゆえこのよ うに移動性のある医師に,医療現場で即座に利用できるコンピュータ利用管理シ ステムへのアクセスを提供するのは,著しい技術的挑戦である。 今や強力でコンパクトなノートブック コンピュータが,広く手にはいるよう になったので,携帯用コンピュータはアクセス問題に対する可能な解決策である 。現在入手可能な携帯用コンピュータは,特に一つの業務場所と別の業務場所の 間を移動する医師にとって,いくつかの利点があるとはいえ若干の欠点もある。 欠点の一つは外部コミュニケーションの困難性であり,これは一般に有用ながら 限界を持つ方法である可動性ディスケット,あるいは不便なことに電話端子への 接続が必要な,電話線へのモデム接続によって成立する。複数のオフィスを持つ 医師には妥当であるかもしれないが,患者の病床から病床へと移動する病棟医に とっては,このようなシステムのコミュニケーション手段,また可搬性は満足の いくものではない。臨床医が自らの専門業務の信頼できるアシスタントとして毎 日の生活に取り込むには,伝統的な携帯用コンピュータの重量と形状因子は,重 大な障害である。 より最近ではパーソナル デジタル アシスタント,またはパーソナル情報通信 機として知られる,小型のハンドヘルドまたはパームトップ コンピュータが入 手できるようになった。その例はアップル ニュートン(登録商標)である。199 4年夏の時点では,デスクトップまたは完全な性能を持った携帯用システムに比 べると,これらは控えめな永久記憶装置及びRAM容量,限定された処理及びコ ミュニケーション機能を持った幾分未発達な装置である。その小さなサイズのた めに忙しい移動性の専門家にとって魅力的であるハンドヘルド コンピュータに は,ハード配線の経費と不便さなしに,ホスト システムとのデータ交換ができ るようにする,非常に有用な電波または赤外線ワイヤレス通信機能を備えること もできる。 このような携帯型のハンドヘルド電波通信計算機は,医師のように移動性の専 門家をコンピュータ化する上で魅力的であるが,精巧,高性能で魅力的なシステ ムを医師に提供する上で,これらの処理及び記憶容量限界は現実的な問題になる 。 本発明の幅広い目的は,このような可動性計算機上で医師が使用できる,処方 箋管理システムの提供である。 軽便な携帯用コンピュータに単にシステムを納めただけでは,大多数の医師に よるその恒常的な利用を確実にするには十分でない。高度な教育を受けて優れた 技術を持っていても,多くの医師はコンピュータに明るくなく,コンピュータ スクリーンに向かうことを嫌う。中にはコンピュータに恐れをなす者もいるかも しれない。そして彼らの忙しいスケジュールは,複雑なまたは難しいシステムを 修得する時間を与えない。経験を積んだユーザーでも彼らの日常業務へのコンピ ュータ使用の採用には,変化と適応の時間を要する。時間と厳しく競争する医師 は,患者の医療及び全般的な業務管理効率に抗しがたい価値を提供する,強力な システム機能で誘われる場合にのみ,自発的にこれらの行動を起こすであろう。 それにも関わらずシステムが専門家の日常業務遂行を妨げれば,システムの最 高の機能も役立たない。最先端システムの利用が可能で,経験もある洗練された コンピュータ製品の会社でも,電話セールス職員はオンラインの販売注文システ ムを使うよりも,ペンとメモ用紙で注文を取る。 専門分野で業務する経験を積んだ専門家,例えば幼児を治療する小児科医は, 多くの場合経験から正確に何を処方すべきか知っている。彼らは旧来のソフトウ エアを選択し,データ入力手順を苦心して学ぶ時間も忍耐も持ち合わせていない 。したがって本発明のさらに進めた目的は,経験を積んだユーザーの処方箋作成 パターンに都合良く合わせる,処方箋管理システムを提供することである。 課題を解決するための手段 本発明は問題を解決する。それは処方箋を作成する平均的な医師が使用でき, 使用することを望み,作成される処方箋の質に顕著な改善をもたらし得る,コン ピュータ化された処方箋管理システムを提供するという問題を解決する。実施例 では本発明は,患者及び彼らの薬剤給付金管理会社,あるいは政府機関の処方箋 経費を著しく減少させる問題もまた解決する。 本発明は,患者の医療現場で処方者が電子的処方箋を作成するための処方箋管 理システムを提供することで,これらの問題を医師のために解決し,前記処方箋 は薬剤師による薬剤調剤に使用でき,前記処方箋管理システムは以下から構成さ れる: a) 前記処方箋において選択及び取り込みをするための電子的掲示手段 i) 患者の識別子; ii) 処方される薬剤; iii) 前記処方薬剤の服用量;及び b) 患者の症状の治療特定手順; これによって前記処方者は前記処方箋を作成するに当たり,前記処方薬剤によっ て治療される患者の症状を特定する。 より一般的には本発明は,医師に加えてその他の専門家が使用できる,コンピ ュータ利用の専門的製品特定システムを提供し,コンピュータの経験がないかも しれない移動性のユーザに実質的な恩恵を与える。 患者の症状または問題を各処方薬剤と関連づけることで,治療目的---医師の 意図---が表現されて記録され医師に提供され,最小限のデータ入力を必要とし ,いかなる既知の自動化システムからも得られない全般的効率で処方箋が作成で き,最も優れた開業医の技能を手助けできる,ユーザー フレンドリな処方箋管 理システムを提供することで問題が解決される。 本発明の一実施例に従って,薬剤リストの薬剤は薬剤が効果を持つ患者の症状 によって分類され,画面上の薬剤選択手順は,各患者の問題を治療する複数の薬 剤を列挙する。さらに別の実施例では,ユーザーは総称名か商品名または別の薬 剤識別子によって薬剤を選択し,システムは選択薬剤が処方される対象の単数ま たは複数の症状によって患者記録が完全になるように,治療される症状の適切な 入力を提供,提案,あるいは要求する。 本発明はまた,処方者が患者の医療現場で電子的処方箋を作成するための,ユ ーザー適応性処方箋管理システムを提供し,前記処方箋は薬剤師による薬剤調剤 に使用でき,前記処方箋管理システムは以下から構成される: a) 前記処方箋において選択及び取り込みをするための電子的掲示手段 i) 患者の識別子; ii) 処方される薬剤; iii) 前記処方薬剤の服用量; b) 前記処方箋を作成するに当たり,前記処方者が前記処方薬剤によって治療 される患者の症状を特定する,患者の症状の治療特定手順; c) 複数の可能な患者の症状を特定する患者の症状リストを有し,処方可能な 薬剤を特定する薬剤リストを有し,前記処方箋のために望ましい薬剤を選択し掲 示するための薬剤特定手段を有する,画面上での薬剤選択手順;及び d) ユーザーが選択したデータの使用を追跡し,データ表示をこのような選択 された使用に適合させるための追跡手段,それによってシステムはユーザーの習 慣を学んで適応する; ここで前記薬剤リストにある薬剤は,前記薬剤が有効性を持つ患者の症状に従っ て分類され,前記画面上の薬剤選択手順は,前記患者の各症状を治療するための 複数薬剤を列挙する。 薬剤リストまたは個々の薬剤選択または提案は,例えばユーザーの処方業務履 歴に基いた,あるいは国または地域的に定義された,あるいは薬剤給付金機関, 健康医療団体,病院またはその他の適切な機関に由来する,より幅広い処方業務 履歴に基づいた選択された症状に対する処方頻度のような,種々の方法のいずれ かによって処方者ユーザーに提示することができる。 症状に関連した薬剤選択に対するシステム提案は,さらに比較費用,総称名対 商標名等のカテゴリに細分化することができる。患者の活動性症状を治療するの に,多数の薬剤が入手可能である場合,特に役立つのは薬剤処方集ガイドライン に従った,複数の治療法優先度による表示である。このようにして患者の特定の 処方集の範囲内で,一番目,二番目,そして三番目に提案される治療法があるか もしれない。患者の特定薬剤給付金管理会社の優先度に従って,異なる患者には 異なる提案がなされるかもしれない。 システムには治療効果を持つことがわかっている症状毎に分類された,認可薬 剤の総合的なデータベースが含まれることが望ましく,このデータベースはユー ザー局に維持される必要はないが,ユーザーがリアルタイムにアクセスできる必 要がある。症状によって選択された薬剤リストを医師に提示することで,多くの 価値ある専門的恩恵が得られる。例えば胃腸疾患のような特定の慢性症状を治療 するに当たり,医師は制酸剤のような一般的薬剤が効果なく,例えばTAGAM ET(登録商標)のような特定の商標薬剤は,長期の使用により好ましくない副 作用があることを見いだすかも知れず,その時点で医師はなじみが薄い別の薬剤 に関する情報を得ることに興味を抱くかもしれない。医師のすぐに手に入るとこ ろに情報がない場合,これはオフィスで自分の持っているファイル,その他の記 録情報システムを見直す時間のかかる過程である。もう一つの方法として,オン ライ ン電子サービスを使用することもできるが,これもまた時間のかかる過程である 。特定の症状に有効であることが知れれている薬剤の,包括的選択を提供するこ とで,この問題は医師のために容易に解決できる。好ましい実施例にはその製造 業者の治療上の主張を支持する参考文献の詳細,あるいは医師がそのような参考 文献を即座に入手できるようにする手段に加えて,各薬剤のバックアップ処方情 報が含まれている。 本発明は処方箋管理システムの提供だけに限定されない。これは医学の分野だ けでも,臨床検査室管理,医療記録管理,放射線医学管理等のためのシステムを 提供できる。さらに本発明は,専門家が依頼人または顧客の問題解決のために, 多かれ少なかれ複雑な技術製品を特定する責を負う他の専門分野でも,新たな製 品を作り出し同程度の恩恵をもたらす,新しい専門データ管理システムを提供で きる。 このより広い観点では本発明は,専門家が技術製品を特定するために使用でき る技術明細書を電子的に作成するための,専門製品特定システムを提供し,前記 製品特定システムは,以下から構成される。 a) 前記技術明細書において選択及び取り込みをするための電子的掲示手段 i) 顧客の識別子; ii) 指定された製品;及び b) 顧客に対する複数の可能な恩恵を特定した製品恩恵リストを有し,複数の 特定可能な製品を特定した製品リストを有し,前記明細書に対して望ましい製品 を選択し掲示する製品特定手段を有する,画面上の製品選択手順; ここで前記製品リストの製品は,前記製品が提供できる顧客への恩恵に従って分 類され,前記画面上の製品選択手順は,前記顧客への各恩恵を提供する複数の製 品を列挙する。 図面の簡単な説明 例として,次の添付図面を参照して,本発明の好ましい数実施例を以下で詳細 に説明する。 図1 は本発明実施例,処方箋管理システムのシステム入力スクリーンを示し ,システムには図2から11のスクリーンが組み込まれている; 図2 は患者選択スクリーン; 図3 は処方箋作成スクリーンを示す; 図4 は症状リスト選択スクリーン; 図5 は症状選択スクリーン; 図6 は症状特定の薬剤選択スクリーン; 図7 は処方集外の薬剤選択スクリーン; 図8 は代案としての症状特定及び薬剤選択スクリーン; 図9 は代案としての直接的な薬剤特定スクリーン; 図10 は薬剤特定の症状選択スクリーン; 図11 は薬剤選択評価スクリーン; 図12 は単一処方履歴スクリーン; 図13 は患者の問題の履歴情報スクリーン;及び 図14 は手動でアップデートできる問題リスト保守スクリーン; 図15 は服用計画薬剤パッケージを図示する;及び 図16 は図1から14の処方箋管理システムのユーザーと,遠隔地の原始データ ベースをネットワークを通じて接続し,処方箋管理システムの操作時に必要なデ ータと処理資源を提供する,仮想患者記録の作成にとりわけ有用な一方法の模式 図である。 実施例(Detailed Description of The Preffered Enbodiments) 概要(Overview) 図1から14に図解した処方箋管理システムは,例えば一人の開業医がスタンド アロン パーソナル コンピュータで,シングル ユーザー操作するための,また は例えば単一施設,病院,グループ開業,あるいは処方箋組織等がLAN上でマ ルチユーザー操作するのためのソフトウエアとして提供でき,本発明はこのよう なユ ーザー及び彼らの患者に本質的な恩恵をもたらすことができる。 しかし患者,医師,薬剤給付金提供者,及び社会全般に対するより顕著な恩恵 は,説明した処方箋管理システムを地域,あるいは国家全体規模で実施すること から生ずる。この目的を達成するために処方箋管理システムの好ましい実施例は ,前記処方箋管理システムのユーザー関連の構成要素を,複数の遠隔ユーザー インターフェース装置へ,配線またはワイヤレス ネットワークを通じてデリバ リーできる,ホスト コンピュータ設備から構成される。 ホスト コンピュータ設備は,ユーザー インターフェース装置を通じてユーザ ーが利用できる,データあるいはデータへのアクセス,データ処理,及び通信資 源を提供する。1台のサーバー,または結合したデータ保存容量を持つ一団のサ ーバーが,ホスト コンピュータ設備になり得て,少なくとも1台のインテリジェ ント クライアントが,単数または複数サーバーへのアクセスを提供する。下文 でより詳しく説明するように,特に図16と関連して,ホスト コンピュータ設備 は様々な外的資源に頼ることができ,容量の限られたユーザー インターフェー ス装置が使用できるように,資源を有用で扱いやすい断片にまとめるための指令 及び処理センターとして機能する。これは好ましい実施例では,多数のユーザー 装置クライアントのネットワーク上の調整点である。ネットワークは望ましくは ,システムに有用な情報要素を提供する多数の遠隔データベース源へアクセスす るか,またはそれらを含む。 図1から14に関しては,表示したスクリーンにはアップル社のマッキントッシ ュ(登録商標)及びマイクロソフト社のウィンドウズ オペレーティング システ ムの,コンピュータ ユーザーの多くが見慣れた,ユーザー フレンドリなデータ 選択及びデータ入力装置が採用されており,一例として起動可能なボタン,ポイ ンター,スクロール バー,アイコン,矢印キー,ドロップダウン メニュー,ウ ィンドウズその他のスクリーン シンボルが,例えばマウスまたはトラック ボー ルのようなポインティング デバイスによって作動するようにデザインされてい る。 コンパクトな手帳型コンピュータへの応用では,より望ましいポインティング デバイスはペンまたはスタイラスである。 本発明の実施例で示した処方箋管理システムは,小型の携帯用パーソナル コ ンピュータのような,物理的にコンパクトで携帯型のユーザー インターフェー ス装置,特にパーソナル デジタル アシスタントとして知られるハンドヘルド装 置上での実施のために設計されている。当業者はこのシステムが,例えば医師の デスクトップ コンピュータのような,その他のハードウェア プラットフォーム 上で即座に使用でき,あるいはそれらに適合させることができ,そして特にキー ボードやタッチ パッドまたはタッチ スクリーン等の異なる入力方法を用いた, それらで表示される異なるソフトウェア インターフェースで表現されることが 理解できるだろう。 本発明の特定ユーザー適応性に従って,スクリーンは使用に伴い,システムの 特定装置プラットフォームの恒常的ユーザーのパターンと習慣に合わせて自動的 に調節され,ユーザーが最も頻繁に使う情報,薬剤,症状,患者あるいは患者群 等を,第一番目の選択肢としてユーザーに提供する。この適応特性は,データの 階層的アクセスに短気を起こすかもしれない経験を積んだユーザを,システムに 引きつける有益な恩典である。 使用の容易さ,そしてキーのないまたは最小限キー付きのプラットフォーム, 特にPDAのプラットフォームに対するシステムの適切性は,ユーザーによる実 際のテキストまたはデータ入力の必要性を最小化することで,そしてその代わり に広範で,好ましくは包括的なデータ リストからのデータ選択を強調すること で促進される。本発明の好ましい実施例では,ペンによる縦欄式選択リストを通 じた迅速なデータ事項選択が可能である。 データ リスト,カテゴリ,グループ,アドレスまたはルートは,複数のアク セス ルートを経由した,複数の大きな遠隔データベースへの迅速で柔軟性ある アク セスのために,複数の階層に組織化でき,複数の関連データ要素を検索してそれ らを,例えば患者の以前の医療提供者のデータ資源から編纂される患者履歴ファ イルのような,単一データ ファイルに整理する。 望ましい目的は,医師ユーザーに知的なデータ リストを提供することであり ,これは可能ならば網羅的で,例えば処方可能な全薬剤,全症状,全処方集,ま たは全患者を列挙して,システムが知っている履歴データに基づいて知的に選択 された,役立つ第一番目の選択肢または初期値を医師に提示する。望ましくは選 択手段は完全にシステムに統合され,あるいは自動化されてユーザーには意識さ れずに作動し,ユーザーによるコンフィギュレーションまたはセットアップ操作 の要求は最小である。 仮想患者記録 一次情報源の複数遠隔データベースから,「仮想」患者記録とも言えるものを 編纂する能力は,本発明の選択された側面の有益な新しい特性である。このよう な仮想患者記録は,電子的に記録された患者履歴要素の可能な全一次情報源にオ ンライン問い合わせを行い,これらの要素を検索してそれらを完全な記録に組み 立てることで,時間的に最新のバージョンで作成できる。しかしそれでも永久記 録から記録を引き出したりそれに保存したりする必要はなく,患者記録の蓄積に 対する記憶装置は不必要である。 記録は必要に応じて,認可されたシステム ユーザーの求めがあると動的に組 み立てられ,次いで保存されることすらなく解消できることから,記録に仮想的 特性が与えられる。 記録要素の検索及び記録の組立ては,患者記録の各要素に対してルート情報を 提供する,新しい患者データ ディレクトリ サービスを用いた,ホスト コンピ ュータ設備の援助の元に実施される。患者データ ディレクトリ サービスはそれ ぞれの患者に対して,一例として下文で説明するような固有の患者識別子につい て, その患者に関する履歴情報源を持つことが分かっている,医師,病院,HMO( 保健維持機構),保険会社等を含めた全組織を列挙する。さらにホスト設備が組 織のデータベースにアクセスして記録要素を検索できるようにするため,ルート またはアドレス データも列挙される。アクセス プロトコルは,例えばどのデー タがアクセス可能であり,いつアクセスでき,どの個人,組織または部門がそれ にアクセスでき,それが患者特定のディレクトリであるいはどこか他で保存でき るかについて詳述する。 ディレクトリ サービスに列挙されない患者は,遠隔地の原始データベースで ,そしてオプションとして,その他のユーザー グループのための発明システム をサポートする,別のホスト コンピュータ設備で検索できる。 完全に組み立てられた患者履歴または記録は,患者がこのような保存を要請す るかまたはそれに同意し,管理上あるいは医療関連機能において役に立つ場合を 除き,保存される必要性を全く持たない。調整のついていない複数の記憶場所か らの潜在的にアップデート可能な,記録の保存またはアーカイビングは,日付が 入る欠点を持っている。最新であるためには,その患者に関する新しいデータ要 素を含むあらゆるデータベースから,記録をリフレシュしなくてはならない。 動的に組み立てられる仮想記録を用い,それを決して保存しないことで,患者 の機密保持と,機密性が非常に高い個人情報への無認可アクセス防止という,潜 在的問題は低減または回避できる。本発明のこの側面は患者の機密履歴情報の増 殖を避け,一次情報源所有者に個々の機密データ要素の独占的監視人の役目を果 たさせる。 バイオパターン認識 例えば,筆跡,署名,音声パターン及び指紋を含む個人ユーザー特性のバイオ パターン認識は,ユーザー入力承認の魅力的な手段であるが,現在の技術発展の 段階では障害があるため,本発明の実施例へのバイオパターン認識の利用は見送 られた。小型のユーザー インターフェースでのより大きな処理能力のようなさ らなる発達,そしてより正確で効率の良いバイオパターン認識技術がこの状況を 変化させて,一つまたはそれ以上の形態のバイオパターン認識の採用が,有利に なるかもしれない。 ユーザーにとって手書きは,指し示したり,ボタンを押したり,クリックした りするよりも面倒であり,システムに複雑さと処理のオーバヘッドを付け加える ため,現時点では本発明の実施例において筆跡認識は避けられた。さらに現在開 拓的システムでは利用できるものの,筆跡認識は不確実さを付与し,ユーザーの 著しい努力または適応を要するかも知れず,さらにデータの正確さを脅かしてユ ーザーの過誤を助長するかもしれない。 規制当局によって許可されるならば,薬局での調剤の遠隔電子的承認のため, 特にメールオーダー処方箋の調剤のために,署名認識は望ましいかも知れず,も し望むなら薬局−処方者のリンクは,補足的な電子識別子を伝達または交換する ことで,追加的なセキュリティのレベルを付け加えることができる。 しかしながら,調剤された処方が意図された患者,またはその代理人に渡され るよう確実にするという観点からは,署名されたハード(紙の)コピーとの交換 でのみ処方を渡す一方,薬局への電子処方伝達をどの調剤が意図されたのかとい う助言として取り扱うことで,より良いセキュリティが提供されるかもしれない 。処方箋作成過程で役立つまたは必要とされるかもしれない範囲において,個々 の図形要素としての署名の認識または伝達は,発明に従って然るべくシステムに 組み込むことができる。ユーザー装置に対する処理要求は,装置の性能を,その 特定装置の使用を承認されたユーザーの署名の認識に限ることで,最小化できる 。 好ましい軽量でコンパクトな形態要素をユーザー装置のために保持するならば ,筆跡認識の処理要求をサポートするためのより高機能なハードウェアの追加は ,現在利用可能な技術では不可能かもしれない。本発明の目的は,処方箋作成の 資 格を持つ専門家に役立つツールを提供することであり,それはユーザーに顕著な 重量または容積の重荷を与えず,時間をほとんど要求しないにも関わらず,迅速 に反応し,遠隔地にある異なる情報源から有益な薬剤及び患者情報をユーザーに 伝達する。換言すれば本発明の目的は,知的で知識豊富なコンピュータ利用処方 箋を提供することである。 この目的はこの出願の時点では,筆跡認識技術の採用によって損なわれるかも しれない。顕著なデータ入力手段としての音声認識にも,同様の問題が当てはま る。筆跡または音声認識のどちらか一方または双方とも,特にこれらの機能がよ り小型のユーザー装置において利用可能になれば,将来の発明システムの実施例 において役立つ機能拡張になるだろう。とりわけ限定された音声認識システムは ,パスワード アクセスのユーザー識別子,あるいは認可署名として有用かもし れない。 セキュリティ セキュリティは要望次第で,ユーザーの認可レベルに従って異なるレベルのア クセスを提供する,一つまたはそれ以上のレベルで階層的に機能する,パスワー ド保護によって提供できる。追加的パスワードまたは数値コード制御が,例えば 個人リスト及び処方箋プロフィールを含めた,患者記録またはその一部,または 医師ユーザー データのような,システムからアクセスされる機密性の高い情報 を保護できる。 場合によっては患者アクセス コードは,システム管理者または機関が医師と の遭遇以前に患者に供給した,知的セキュリティ コントロール カードにより, 患者から提供または認可されることも可能である。それによって患者記録,ある いは機密性の高いその詳細に対する医師あるいはその他のユーザーのアクセスは ,知る必要性に基づいて制限される。医師関連データへの第三者によるアクセス も,同様に保護できる。 このようなセキュリティ特性のオーバライド措置は,例えば救急処置室医師等 には利用可能にすべきであり,特例措置として許可され,監査可能であり,オー バーライド ユーザーは追跡できる。 多くのコンピュータ ネットワークでは,ネットワークへのアクセスのために 各ワークステーションが固有のパスワードを使用し,パスワード制御アクセスは しばしばワークステーション依存性である。ユーザー パスワードも使用できる が,これらは例えばワークステーションのログイン スクリプトに組み込まれて いるように,しばしばワークステーション依存性である。それに対して本発明で は,特定ユーザが正しい一つまたはそれ以上のパスワードを知っている限り,多 数の装置のいずれを経由してもシステムにアクセスできるように,ホスト コン ピュータに対するユーザー アクセスが,装置非依存性であることを選択した。 この方法によりユーザーは,無くしたり置き忘れたりするかもしれない単一装置 に依存しない。 さらにより好ましい特性は,ユーザーの選択パターンを表すホスト コンピュ ータ設備の個人プロフィール,またはスタイル シートに各ユーザーをリンクす る,ユーザー パスワードを持つことであり,これによってユーザーは,システ ムへのアクセスに用いた特定のインターフェース装置と関係なく,下文でより完 全に説明するようなシステムのユーザー カスタマイズ特性を,容易に利用でき る。 これら及びその他の装置非依存特性によって,処方箋管理システムは有用なデ ータをユーザー装置に保管することなしに,完全に操作可能である。これは重要 なセキュリティ特性である。たとえ熟練した第三者による盗難があっても,また は無認可使用の試みがあっても,ユーザー装置はシステム上の機密情報へのアク セス,あるいは不法なシステム利用手段として無価値である。 オプションとして紛失または盗難された装置は,届け出後,アプリケーションま たはシステム ソフトウェアにより,消去,あるいは装置常駐データを失うこと なく,装置常駐アプリケーション手順を操作不能にすることで,機能停止が可能 で ある。ここで説明したような,ローカルに保存する必要のない仮想患者記録の使 用は,紛失,盗難または「拝借」されたユーザー装置上での,機密データへの無 認可アクセスに対抗する有用な保護機能である。 ホスト コンピュータ設備 現在企画される実施例では,上で言及したようにデータ処理及び記憶活動を, ユーザー装置の性能によって保証される範囲内で,リンクされた遠隔地のホスト コンピュータ設備に知的に委託することで,ユーザー装置にかかる処理及び記 憶装置の要求をさらに制御する。このようにして例えば,特定の薬剤リストまた は個人の薬剤処方集特性に関する選択されたデータと共に,包括的薬剤データベ ースをこのようなホスト コンピュータ施設上で保管及び保守でき,必要に応じ てユーザー装置に転送され,次いで要らなくなった時点でユーザー装置から消去 できる。装置の性能が許せば,ネットワーク経由で遠隔記憶装置から検索した要 素から,記録を動的に組み立てるようなその他の業務,そしてユーザーの個人的 なあるいは最も頻繁に参照されるデータ及びデータ リストの保管は,装置上で ローカルに有利に実施できる。 例えば今日のデスクトップ コンピュータまたはおそらく将来のPDAのよう に,ユーザー装置が今日のPDAよりもさらに強力な場合,より高い処理及びデ ータ保管機能をネットワークに委託しないで,ユーザー装置に保持することも可 能である。永久記憶装置(ディスク,ディスケットまたはフラッシュ メモリー )も利用できるかもしれないが,ユーザー装置よりもネットワークの方が,セキ ュリティの懸念がより良く管理できるので,ユーザー装置には最小データが永久 記憶されることが望ましい。同様に限界のあるユーザー装置の物理的記憶資源は ,永久記憶装置でなくRAMに割り当てることが望ましい。 ユーザー プロフィールはまた,都合良くホスト コンピュータ設備に保管する こともでき,それによりユーザー装置が紛失,破損,盗難された場合,ユーザー をホスト設備にリンクするネットワーク経由で,新しい装置が自動的に設定され て,アプリケーションが同様に振る舞うようにできる。 好ましくはこのようなホスト コンピュータ設備は,ここで説明するように各 ユーザー装置に対してカスタマイズ サービスも提供し,その装置に対して「ユ ーザー適応性」機能を発揮して,その認可ユーザーあるいはユーザーの処方箋作 成行動に装置を適応させて,ユーザーに提供される援助のレベルを向上させる。 このようなオフローディング技術を採用することで,装置の永久記憶機能が最小 化され,より高速なRAM記憶機能が利用できるようになる。 スクリーンはコンピュータの経験がない専門家に威圧感を与えないよう,専門 的なコンピュータ用語を避けるかたわら,なじみ深い情報と学術用語を表示する ようデザインされている。個別にはこれらは初心者にも容易に使用できる一方, 経験を積んだユーザーにも十分迅速である。集合的にはこれらは医師の個人的な 業務の流れに柔軟性を持って統合できる,魅力あるシステム インターフェース である。 加えてスクリーンは,医師が日常の業務において遭遇する,なじみ深いデータ フォーマットを反映する,魅力的な論理的形式に整理されている。重要な目的 はヘルプへアクセスする必要性を避けるために,専門家の通常の参照用語の範囲 内で,スクリーンが自明になるようにすることであるが,もちろん望むならヘル プ ボタンを提供することもでき,広範囲にわたるヘルプ文書を提供することも できる。インデックス作成,セットアップ及びパージのようなシステムのユーテ ィリティは,ユーザーから遮蔽されているか,遠隔地のホスト コンピュータ設 備で実行するように除外されている。データの完全性と可用性の責任もまた,ホ スト コンピュータ設備,またはその遠隔データ提供者に委任される。したがっ てデータ保存,アーカイブ,バックアップ及びデータ複製機能はホスト設備の責 任であり,ユーザーは関与しない。 本システムでは実際のテキストまたはデータ入力要求が最小限になるように, デザインされている。項目の入力は可能な限り項目リストからの選択によって成 立し,例えば項目を反転表示させ次にマウスをクリックして,あるいはより望ま しくはペンで指し示すことで項目がアクティブになる。 処方箋管理システムは,例えばなじみ深い専門用語及び略語を使用することで ,医師にとって可能な限りユーザー フレンドリになっている。したがって汎用 ソフトウェアにしばしば出てくるような「対象」及び「項目」のような紛らわし い汎用語ではなく,「患者」または「Pt」,「薬剤」または「Rx」,「症状」 あるいは「Dx」及び「処置」または「Tx」のような用語が用いられる。本発明 の実施例で示した処方箋管理システムは,小型のパーソナル コンピュータ,特 にパーソナル デジタル アシスタントとして知られる,ハンドヘルド装置で使用 するようにデザインされている。当業者はこのシステムが,例えば医師のデスク トップ コンピュータのような,その他のハードウェア プラットフォーム上で即 座に使用でき,それらで表示される異なるソフトウェア インターフェースで表 現されることが理解できるだろう。 ここで図1について言及すると,図示されたシステム入力スクリーンには,電 子メール(「Eメール」)システムにアクセスするためのメール ボタン16,本 発明実施例の処方箋管理システムにアクセスするための処方ボタン18,及び患者 遭遇管理システム(ここではこれ以上説明しない)にアクセスするための遭遇ボ タン20に加えて,習慣的な終了ボタン12及びヘルプ ボタン14と共に配置された ,ユーザー カスタマイズ可能なボタン バー10がある。留守番電話ボタン22は留 守番電話スクリーン(図示されない)にアクセスし,これは便宜機能として,ユ ーザーにかかってきた電話のログを取るために,ホスト コンピュータ設備を経 由して動的にリンクできる。好ましくは留守番電話サービスは知的で,例えば薬 局からの患者または治療関連電話等を,フラグまたは表示によって優先させる一 方,より関連性の低い電話について振り分け除外または優先度を低くできる。 履歴認識薬剤及び症状リスト 医師のリストボタン24は患者の症状及び治療薬剤リストの,多かれ少なかれ複 雑な表示にアクセスする。薬剤をそれが処方できるかもしれない一つまたはそれ 以上の病状と関連づけるために,好ましくは薬剤及び病状リストは共にリンクさ れ,そしてほとんどの場合,特定の症状を治療するための簡潔な薬剤選択を,都 合良く表示して医師ユーザーに提供する。本発明の好ましい特性ではシステムは ユーザー適応特性を持っており,ユーザーにより効率良くサービスするために, ユーザーの習慣及び処方パターンに自らを適応させる。この目的を達するために 薬剤リストまたは症状リスト,あるいはその双方は,特定薬剤の処方頻度または 特定症状の発生頻度を反映して,使用されるに従いシステムが修正する。したが ってより頻繁に処方される薬剤またはより頻繁に遭遇する症状は,特定のユーザ ーの処方環境では履歴的に一般性が低いとシステムが見なすものよりも,より顕 著にまたはより即時性があるようにユーザー医師に提示することができる。この ようにして薬剤及び症状リストは,ユーザーの好みを特色とした個人的なリスト に発展するので,使用されるに従いシステムはより役立つようになる。 本発明のシステムはこのような認識特性を持っているため,進行中の処方箋作 成業務についても事実上認識している。それはユーザー環境及び好みを知るよう になり,いくつもの専門家の状況に自らを適応させ,適切な装備があればコンピ ュータの記憶する業務経験から導かれた,オリジナルで関連ある,しかしとらえ にくい情報をユーザーに巧妙にオンライン助言することもできる。例えばシステ ムはユーザーに,前回薬剤Xを症状Yに処方した際,患者Qが副作用Zを報告し たことを助言するかもしれない。ホスト コンピュータ設備が,システムの掲示 する薬剤に対する既知の副作用のカタログを文書化するのに対して,システム機 能拡張は患者の症状ログを追跡して,適切な場合は前回の処方と関連づけること で,新たな副作用をユーザーに,あるいは中心的にホスト コンピュータ設備に 報告できる。同様にしてシステムは薬剤−薬剤相互作用のログを取ることもでき ,その相互作用は目的とする単数,または複数の症状と関連づけることができる 。当業者には明らかなように,その他の多くの役立つ回顧的統計学研究及び分析 が,本発明を配備することで可能になる。広範囲に実施された場合,このような 研究は 潜在的に莫大な公益をもたらすが,一方関連のない症状が薬剤の副作用として報 告されるのを避けるために,注意深いコントロールが必要である。 時間と共に,本発明のユーザー適応性処方箋管理システムは,適切な専門家処 方箋作成パターンに適応するので,これは例えば小児科医にとっても,また熱帯 医学の専門家にとっても同じように適切であり有用である。他の専門家の要求が どちらの専門家にも障害とならずに,この望ましい結果が達成できる。 当業者は本発明の認識性,ユーザー適応特性が顕著なプログラミング ルーチ ン及びプロシージャを採用しており,デフォルトの事前設定を単に提供するだけ ,あるいは最後に使用された項目,ファイル等を単にデフォルトとして表示する だけの,一般的なユーザー反応性ソフトウェアのデフォルト設定とは,かなり異 なることが理解できるであろう。 望むならば,ユーザーの処方箋管理システムに,内蔵,オンラインの統計学的 報告機能を持たせて,医師ユーザーが特定の薬剤,または症状に関する彼らまた は他者の履歴的経験をレビューできるようにして,システムに委託されたその他 の活動またはデータのオンライン履歴レビューを提供することもできる。 科学的な事項としては,システムは3つの強力な新生のデータの流れに通じて おり,その合流点の上で作動する:特定の症状または患者の問題の緩和を意図す る治療薬に関する百科事典的データ;技術と判断力を用いて症状または問題を診 断し,診断された症状を低減させるために治療薬を選択して適用し,処方上の決 断をする個々の処方者の活動に関するデータ;そして処方上の決断だけでなく, それらの決断の結果も記録する患者の履歴データ(以下の図12の説明参照)。こ のようにしてシステムは,処方活動だけでなく処方者の意図,特定の薬剤の処方 において処方者が目的とした問題,または症状もとらえて,その意図の成功を追 跡できる。治療と治療された症状との結びつきは,実施された処方活動を医師が 行った理由をとらえる。この意図は,認可された薬剤のFDA治療適応とは異な るか もしれず,また異なっても合法的である。 商業的な事項としては,市場調査目的のために例えばホストコンピュータ設備 によって,前記データを複数ユーザーに関して総合することもできる。さらに個 々のユーザーの処方パターンをそのユーザー,またはその他の人々がレビューす ることもできる。例えば薬剤給付金会社は,処方集の遵守についてユーザーの処 方パターンをレビューして,適切な場合,より厳密な遵守の奨励によって反応す ることもできる。第三者に対するこのようなデータの公開は,誰がまたはどの組 織,部門,またはグループが,どのデータにいつアクセスでき,それをどのよう に扱えるかを特定する,処方者が定めるデータ アクセス プロトコルによって, 処方者またはその他の医療提供者のプライバシー保護のためにコントロールでき る。例えばある医師は調査研究のための学術的使用を許可するが,商業利用は禁 ずる一方,別の医師はその双方を許可するかもしれない。 続いてさらに詳しく説明するように,例えば上で述べた留守番電話及び電子メ ールサービス機能,またはその他のコミュニケーション機能のような,一連のオ プション機能は,ユーザーの個人的必要性と好みに合わせて,システムをカスタ マイズするためのユーザー設定可能手段を彼らに提供する,ボタン バー10から 利用可能にできる。 知的な薬剤選択手順 懐疑的な処方者は,習慣的な手段では医療現場でそのほとんどがすぐにアクセ スできない,一連の関連した薬剤明細情報及び重要な患者関連情報を,即座に利 用できる形態で医療現場に取り込める,本発明の処方箋管理システムの性能によ って,その採用を奨励される。 本発明の好ましい実施例では,医療現場で複数の遠隔占有情報システムへの意 識されない接続性によってサポートされる,知的な薬剤選択手段の提供によって ,この望ましい結果を達成し,医師が以下のようなカテゴリのデータを参照でき る ようにする: i) 医師ユーザーの処方頻度データ; ii) 患者の薬剤給付金提供者に対する薬剤の資格に関する患者薬剤処方集情 報; iii) 薬剤服用特性,例えば形態,サイズ,投与経路,量,頻度等; iv) 症状関連有効性,そして好ましくは禁忌及び副作用に関する薬剤特有の 治療情報; v) 関連した患者履歴情報,現在及び以前の処方,及び望ましくは本発明の 指図に準じた問題履歴情報;そして vi) 患者の徴候,服用量,治療上の選択または特定の薬剤選択に関連した臨 床検査及びその他の診断試験情報 好ましくはこのデータは,最新であるために原始データベースとの同期化が絶 え間なく必要な重複する非原始データに依存せず,オリジナルのアップデートデ ータ取り込みの責を負う,遠隔設備にある遠隔原始データベースからの検索に依 存して医療現場に持ち込まれる。 診断試験 上記の項目i)からv)は,下文でかなり詳しく説明する。例えば放射線医学のよ うな診断試験と過程に関して,本発明は適切な情報を医療の現場に電子的に持ち 込んで,医療提供者が詳しい情報に基づく決断を下すのを手助けする。このよう な診断情報は,仮診断または診断の選択を明確化するための勧告から構成される かも知れず,あるいはより詳しい情報に基づく治療上の決断をするため,そして 特により良い治療薬選択のために使用できる,診断結果から構成されるかもしれ ない。いくつかの医薬品の服用量の決定に当たり,腎臓及び肝臓の状態は重要で あるから,腎臓または肝臓の状態はいくつかの薬品の服用量決定において重要で あるから,例えば腎臓または肝臓機能試験のような身体機能試験は,薬剤選択過 程にとって明らかに有用である。例えば薬剤レベル決定が服用量決定を促進する ように,本発明の方法によってその他の治療関連の診断上の決定が,医療現場で 役立つように提示できる。 患者遭遇プログラム 処方箋管理システム互換性の有用な患者遭遇プログラムは,図2のような患者 選択スクリーンから開始できる。図2の患者選択スクリーンは,例えば図1のシス テム入力スクリーンを通じて開始される,複数プログラムのいずれかによって起 動できるが,独立した自立形プログラム,あるいはその他のプログラムであって も良いし,それらにとって患者特有の記録または患者履歴を作成,アップデート 及び修正する能力は有用である。 図2に図示した新規患者記録選択に関連したソフトウェア手順(またはプログ ラム)実施例は,例えばホスト コンピュータ設備を用いることにより,複数の 遠隔データベースにアクセスして患者記録を検索でき,新規の患者記録を通知す ることができ,また医師ユーザーがローカルに作成するアップデートを,複数デ ータベースにリアルタイムで,またはバッチ モードで通知する。 患者記録原始データ 典型的患者記録の原始データは,例えば薬剤給付金会社,保険者,研究所,医 学機関,診断試験施設及び政府機関を含めた健康医療団体(MEDICAID, MEDICARE等),そして患者を以前治療した医療提供者自身が保持する, 複数の地理的に分散した電子的に互換性のない,データベース全体に散らばって いるかもしれない。既知の自動化された患者記録システムは,このような遠隔デ ータを無視して保守施設または垂直的に統合された健康管理機構で作成されたデ ータのみを使うか,あるいは遠隔データの複製を作成して保守する。 本発明のより好ましい実施例は,患者記録の原始データのみを使用することで ,正確で最新であるために遠隔情報源との絶え間ない同調を要する,複数の重複 するローカル データベースの作成を最小化して,資源,時間及び努力のかなり の節約を提供する。 本発明はさらに複数の不均一な遠隔一次原始データベースから,適切な患者デ ータ要素を検索するための,新しいデータ検索ネットワーク システムを提供す る。好ましくはホスト コンピュータ設備が,患者履歴または患者記録のために ユーザー装置から呼び出される度に,その記録の関連データ要素,または記録の 構成要素(例,最近6ヶ月または12ヶ月分)が遠隔データベースから検索され, 上記のように仮想患者記録に動的に組み立てまたは統合され,ユーザー装置に完 全なシステム データセットとして届けられる。代案としては,過度のハードウ ェア資源を要求しない記録の組立は,ユーザー装置上で行うこともできる。 記録は眺められて,患者の許可があればユーザーによって印刷されるが,永久 保管される必要はない。 仮想記録の動的組立に責任を持つホスト コンピュータ設備は,時間,日付, 及び呼び出したユーザのログを取り,患者記録へのアクセスの監査記録を提供す るが,記録を永久記憶装置には委託しない。仮想患者記録は記録文書的に再構築 できるが,使用後消滅する。 記録が再度必要な場合,それはあらためて組み立てられることにより,例えば 薬剤給付金資格,保険適用範囲その他の変更,新たに生じた臨床検査,放射線医 学またはその他の診断の結果,そして例えば緊急処方調剤のような,合間に起き るかもしれないあらゆるアップデートが取り込まれる。記録をその情報源の外部 で組み立てる行為は,その記録に即座に日付をつける。それはいかなるアップデ ートからも切り離されるので,不完全で時代遅れで古くなりがちである。仮想患 者記録組立はここで述べるように,患者記録のローカル保管を不必要にすること でこの問題を回避する。 トランザクションはホスト コンピュータ設備によってアーカイブされ,完全 なトランザクション履歴が提供されるので,以前の活動が再構築できる。任意の 全時点における患者記録の明白な回顧を提供するこのようなデータ再構築能力は ,重要な法医学的機能である。履歴的バーションは,トランザクションログ,及 び 時間と日付のついた記録要素または断片から,バージョン コントロール ソフト ウェアと変わらない方法で再構築されることが望ましい。 仮想患者記録を作成することで,データの最新性及び正確さが最適化され,不 必要な患者データの重複コピーを避けることで,誤用または無認可アクセスの責 任は最小化される。患者の機密保持性は最大化され,システムが作成する監査記 録によって確認可能である。 好ましくはシステムに受け入れられる個々の記録要素については,少なくとも 情報源で日付がついており,さらに時刻もついていることが好ましく,このよう な時間と日付の記入は,記録を生み出したあらゆる事象に言及している。完全な 記録特性としての価値に加えて,経時的なデータはそれが(その要素において) 任意の時点で存在していたように,回顧的にアーカイブ再構築するのに役立つ。 これは上記のように,希望する時点で存在したいくつかの記録要素のみ(あるい はその内の選択された一つ)を含めるために,適当なデータフィルタ及び適切な らば時間フィルタを用いて,記録要素を検索することで達成できる。 このようなアーカイブ回顧的記録再構築機能は,レビューまたは法律上の目的 のために必要とされるような場合,あらゆる希望する履歴の完全な作成と調査を 可能にし,ここで述べる仮想患者記録の非常に望ましい付加物である。 データ検索,記録統合ネットワークを経由した,遠隔データベースからの動的 検索について,前記方法を用いることにより,原始データベース所有者は,その データの唯一のコピーの管理人であり続け,そのデータの唯一の保管場所である ことを患者から認可される。検査室は検査記録を保持できる;保険会社は保険記 録を保持できる;病院は病院記録を保持できる;そして健康医療団体は彼ら自身 の記録を保持できる;公開に付随するセキュリティの危険と共に,これらの記録 のコピーを,第三者による外的な電子的記憶装置に公開する必要さえない。ここ で説明したデータ アクセス管理特性を用いて,外部に対して行われたいかなる 電 子的公開も,そのデータの所有権を持つ患者,医師,またはその他の組織によっ て,常に確実に認可されるようにできる。 図2:患者選択スクリーン クリックまたはペンタッチによって処方ボタン18を選択すると,処方箋管理機 能の準備として,例えば図2に示したような患者スクリーンが表示される。図2の 患者選択スクリーンについては,治療,またはシステムへのアクセスをユーザー 医師に認可した患者の氏名,年齢,性別,及び社会保障番号が,それぞれの欄見 出しボタン,すなわち氏名ボタン26,年齢ボタン28,性別ボタン30,及び社会保 障番号ボタン32の下に列挙される。 希望する患者を見つけるため,または患者リストをレビューするために,リス トはスキャン可能であり,あるいは文字列または全文字検索を用いて,スクリー ン上部の空白の検索ボックス34にテキスト入力ができる。欄見出26−32は,これ らの全フィールドで患者リストを並べ替えるため,そして検索ボックス34を起動 するためにクリックまたはタッチできる。検索ボックス34は並べ替えフィールド にリンクしているので,例えばリストが社会保障番号によって並べ替えられてい る場合,検索ボックス34へのアルファベット入力の試みは拒否され,番号入力が 社会保障番号ロケータとして用いられる。文字はキー入力され,またはポップア ップ スクリーンからシステムが提供し,あるいは音声または手書き認識も採用 できる。 新規患者ボタン36は新しい患者の入力バーを起動し,Okボタン39が反転表示 された患者選択を承認して,図3の処方箋管理システムスクリーンに進む。キャ ンセルボタン38は,図1のシステム入力スクリーンに戻る。 望むならば,例えば「本日の患者」,「入院患者」,「外来患者」,「個人支 払い患者」等の様々な患者リストを提供することで,患者グループの予備選択が 行える。このような患者リストは好ましくは,システムが入手可能な最新データ を用いて継続的にシステム保守され,好ましくは次回遭遇する患者または患者ら を含む確率が高い,都合の良い患者グループからユーザーが選択できるようにし て,希望する患者記録へのアクセスと検索を高速化する。ユーザーが通常例えば 外来患者診療所ではあるグループ,そして入院患者診療所では別のグループに属 する患者に遭遇する場合,このような患者記録をリストにグループ化することで ,ホスト コンピュータ設備による表示データのより小さなバッチへの組織化が 促進され,これらは小型の携帯用ユーザー装置上のRAMに便利に保持できるサ イズであり,容量に限界のある銅線とモデムを経由してより高速に伝達できる。 患者データセキュリティ このシステムは個人的記録へのアクセスを要するので,本発明の処方箋管理シ ステムに対する一般の信頼にとって重大なのは,セキュリティ問題である。多く の人々が,自己の個人情報への無認可アクセスまたはその利用を懸念するだろう 。好ましくは本発明はこのような不安を解消して,患者データまたは彼らの処方 医師の処方箋プロフィールへの無認可アクセスを防止するために,注意深いコン トロールを提供する。 また望ましくはシステムまたは関連したサポート ネットワークは,起こり得 る唯一のアクセスが,患者,医師,または組織のようなデータ所有者のために確 立された,ネットワーク上のセキュリティ プロフィールに従って,医療現場ま たはどこか他の場所で,認可されたあるいは事前認可されたものであるように, データ アクセス コントロールを提供する。より望ましくは,これらの存在のセ キュリティ プロフィールまたはフィルターは,どのデータがアクセスできるか ,いつアクセスできるか,どこでアクセスできるか,誰によってアクセスできる かを詳述する。 様々な適切なデータ アクセス コントロール手段が,当業者に知られるように なり,患者またはシステムの医師ユーザー,あるいは双方に対して多かれ少なか れ複雑な識別子を使用することでかなりのセキュリティが得られる。 類似したまたは同一氏名の患者の記録が混同されないように,患者記録には, システムの寿命時間に予期される患者人口に適した信頼水準で明確に識別される ,標準的な識別子を用いるべきである。望むならコード化された英数字の患者識 別子を,使用することもできる(図示せず)。代案としてあるいは追加として, 社会保障番号のようなコード化された英数字の患者識別子をそれだけで,または 患者氏名等に連結して二次的参照として使用することもできる。 セキュリティにより関連が深いのは,ホスト コンピュータ設備から患者記録 の公開を受け,あるいは同設備に新規データを送るユーザーの適切な識別である 。英数字のユーザー識別子コードは,ある程度のセキュリティを提供するが,よ り高度なセキュリティはシステム ユーザーを識別するための,図形,写真また は指紋認識によって提供される。 本発明のより好ましい実施例では,患者データへのアクセスの完全な監査記録 を自動的に保存することにより,さらに高度の機密性が保証できる。望ましくは それぞれのアクセスに対して,誰がまたはどの組織が記録にアクセスしたか,患 者記録のどの部分がアクセスされたか,いつアクセスされたか(日付と時間の双 方),そして記録調査の目的は何だったのかを監査記録が詳述する。このように してそれぞれの患者記録にアクセスした各医師ユーザー,組織または医療専門家 の,時間及び日付のついたログがその記録に関連づけられる。望むならば要請に よって,例えば(注意深いセキュリティ コントロールのある)オンラインアク セスを経由して印刷またはファクス等により,ログを患者に報告したりまたは患 者が入手できるようにすることもできる。 医学または医療専門家にとっては新しい概念である,患者が指示する彼ら自身 のデータの流れのコントロールは,どのユーザーまたはユーザー組織,あるいは 部門(例,診療所)が,どのデータにどの期間アクセスでき,そしてデータをど のように利用できるかを規定する,患者が作成した記録アクセス明細事項を,ホ スト コンピュータ設備で集中的に入力することで達成できる。このような指定 は明らかに,医師がその専門的使命を達成するのを有害に制限してはならない。 このような記録アクセス指定事項またはプロフィールは,ホスト コンピュータ 設備でなく遠隔データベースで保守できる。したがって患者記録へのアクセスは 患者自身によってコントロールされ,個人及び組織は患者が定める選択的アクセ ス,または必要性に基づくアクセスを許され,あるいは患者は望むならば,あら ゆるデータの流れに対するアクセスを遮蔽できる。緊急時には医師は患者のセキ ュリティ遮断を無効にできるが,このような出来事は記録されるので,いかなる 濫用も監視でき,濫用を思い止まらせる措置が講じられる。 医師関連データセキュリティ 類似した多数のデータ セキュリティ配慮が,処方者関連データにも応用され る。意図されるように総合的に用いられるならば,システムは毎日毎日,潜在的 には医師のキャリア全体を通して,医師ユーザーの職業上の処方活動に関する完 全な詳細に通じる。システム資源は,ユーザーの処方活動の希望するあらゆる履 歴を編纂するために使用できる。このデータの患者機密性の観点については上で 取り扱い,ここで述べたように,患者の以前または現在の表現された要望に従っ て,患者関連データへのアクセスをコントロールすることで,満足いくように管 理できる。医師に対する処方の問題の取り扱いでは,認識できる患者識別子のデ ータを取り除くことで,あるいはデータを総合することで,履歴に患者匿名性を 持たせることができる。結果的に得られた履歴処方データは,処方者に関する著 しい情報を伝達でき,個人的であり処方者の所有物になる。 本発明に従って患者に与えられる保護と同じような方法で,履歴処方データに おける処方者の権利は,処方者データへの第三者のアクセスについて詳細な許可 レベルを特定する,処方者が定めるアクセス コントロール指定によって保護さ れる。このような処方者データ アクセス コントロールの指定は,ネットワーク 上で個人のファイルに保管でき,誰がまたはどの組織が,あるいはいかなるタイ プの組織が,どのような目的でどのデータにアクセスでき,そしてそのようなア ク セスがどれくらいの期間有効かを規定する。明らかにどのような要望される複雑 さに対しても,複数レベルのアクセス制御を記述することができる。ユーザーの 選択には,例えば健康医療団体(HMO),病院,政府機関,管理医療組織等の 様々な第三者によるデータ アクセスの,ユーザー認可を含めることもできる。 処方者がアクセス権を与えることを望むかもしれない特定団体は,例えば自営 開業医組合,選択された支給金組織,及び医師病院組織のような団体交渉組合か ら構成される。好ましくは,処方者のデータに対するあらゆるアクセスは,患者 データへのアクセスによって残る監査記録と同じようにして,日付,時間及びア クセス者のIDがシステムによってつけられ,このようなアクセスの監査記録が 作成される。 処方者データ アクセス要求が受領されればいつでも,処方者のアクセス制御 ファイルを参照して,ファイルの指定事項に従ってアクセスを許可または拒否す ることで,システムが定めるアクセス コントロールが起動する。 処方箋作成スクリーン39 図3について述べると,処方箋作成スクリーン39にはユーザーが起動できるボ タンが多数並んでおり,後ですぐ説明するように,これらは医師が処方箋管理シ ステム中の強力な資源を利用できるようにして,ホスト コンピュータ設備,及 び関連したデータ検索ネットワーク内でそれをサポートする。スクリーン39の最 上部近くには患者の特徴バー40が,その下には処方の特徴バー42があり,選択し た患者に関する現在の治療のレビュー,治療変更の指示,または新規治療の指示 に必要なあらゆる特徴を統一している。処方履歴ゾーン43はスクリーン中央に広 がっており,下部スクリーンには処方ゾーン44があり,スクリーンの表題はスク リーン上部に表れる。 患者の特長バー40には患者選択ボタン46,この事例ではMary Harringtonに なっている選択された患者表示48,患者の問題ボタン50及び患者のアレルギー ボタ ン52がある。問題ボタン50の下にはMary Harringtonの現在活動性の問題51ま たは症状が表示され,ここでは咽頭炎及び気管支炎が示されている。アレルギー ボタン52の下には,Mary Harringtonの既知のアレルギーが表示される。問題 ボタン50またはアレルギー ボタン52を押すことで,または他の方法で起動する と,新しい問題またはアレルギーを列挙したウィンドウまたはスクリーンが開き ,医師またはその他の医療専門家ユーザーは,Mary Harringtonの記録に加え るために,それから新たな問題またはアレルギーを選択でき,あるいはもう非活 動性のものを削除できる。オプションとして,システムが提供する問題またはア レルギー ライブラリを,それぞれボタン50または52に対する複数リストにまと めて,選択された問題またはアレルギー リストの表示前にリスト選択ボックス が開くようにもできる。 問題または症状51及びアレルギー53は,ここでは処方者への役立つメモとして 表示され,スクリーンのこの部分で表示するために選択しても処方箋の要素には ならない。しかしここでの選択は選択された問題51(症状)は機能し,引き続く 症状特定手順で好ましい選択としてデフォルトになり,システムはあらゆる処方 された薬剤を,アレルギー53との関連性についてレビューする。 処方の特徴バー42はRx履歴ボタン54,Rxオプションボタン56,アップデート インジケータ58,Rx情報ボタン60及びRx更新ボタン62から構成される。 処方履歴ゾーン43は,現在の処方と関連があるかもしれない履歴処方の詳細を 表示し,症状フィールド64,薬剤フィールド66,サイズフィールド68,及び服用 量フィールド70,汎用薬フラグ72,有効期限フィールド74,及び所有者フィール ド76があり,そこでは患者Mary Harringtonの以前の処方の様々な特性が列挙 される。 処方ゾーン44は3つの起動ボタン,新規Rxボタン78,Rx送付ボタン80及び閉 じるボタン82から構成され,その下には処方ヘッダ バー84が広がっており,そ れに は処方詳細のあらゆる補足データ入力に対するフィールド識別子が含まれている 。利用可能な処方の詳細フィールドは,症状フィールド86,薬剤フィールド88, 汎用薬フィールド90,形態フィールド92,サイズフィールド94,経路フィールド 96,分量フィールド98,詰め替えフィールド100,服用量フィールド102及び有効 期限フィールド104から構成される。 医師が便利にレビューできて更新も可能なように,長大な履歴はスクロール付 きまたはページ分けされて,選択された患者の複数行の処方歴が,スクリーン中 央の患者履歴ゾーン43に列挙される。患者の以前の所在及び医療提供者次第で, 各行は複数の遠隔情報源から出てくるかもしれない。このような履歴は好ましく はユーザー装置からの要請に応えて,ホスト コンピュータ設備によって編纂さ れる(図16の説明参照)。 処方箋作成スクリーン39の下方にある処方ゾーン44は,選択した患者,この例 ではMary Harringtonのために,医師ユーザーが薬剤及び服用量を選択して処 方し,処方の調剤,患者記録のアップデート等のために,作成した処方箋をデー タネットワークを通じて,関連ある認可された当事者に送信できるようにする。 患者選択ボタン46は,一つまたはそれ以上のリストから異なる患者を選択する ために,図2の患者選択スクリーンに戻る。望ましくは患者選択ボタン46は「今 日の患者」リスト,またはユーザーが最後に選択したいずれかの患者リスト,あ るいはデフォルトのユーザー選択患者リストを表示して,新規患者を別の患者リ ストから選択するオプションを提供する。 問題ボタン50は,図12(後で説明する)に示すような患者の問題履歴情報をス クリーンに表示して,そこでは患者の個々の症状及び診断の履歴が列挙され,新 たな問題報告が書き込める。データの完全性を保つため,そして法律上の安全対 策として,履歴情報は編集不能であるが,例えば問題のその後の状態の活動性ま たは非活動性を報告することで補足できる。好ましくは記録へのこのような追加 事項には報告する医師のIDがつけられて,治療上の意志決定監査記録の役立つ 要素を提供する。 患者の薬剤関連アレルギーまたは薬剤反応は,アレルギー ボタン48の起動に よって,編集可能な形態で提示され(スクリーンは表示していない),望むなら ば新たに報告された薬剤反応及びアレルギーを追加することで,自動的にシステ ム アップデートされる。この患者の可能なアレルギーに関連した希望される個 人または薬剤記録は,ホスト コンピュータ設備から呼び出すことができ,次い でホスト コンピュータは記録または記録要素を求めて,遠隔データベース デー タ検索ネットワークを呼び出す。 Rx履歴ボタン54は,スクロール,ドロップダウンまたはその他の方法で,処 方履歴ゾーン43に入りきらない追加的な患者履歴行にアクセスし,垂直または水 平スクロール バー,あるいはその両者をゾーン43に導入することによって,患 者の処方履歴のどの希望する部分でも,履歴の最上行を反転してユーザーがゾー ン43に表示できるようにする。ゾーン43に表示される以前の希望される処方行は ,それをクリックするまたは押すことで反転表示できる。 反転表示された以前の処方は,Rx更新ボタン62をクリックするまたは押すこ とで自動的に更新できる。通常は,処方箋作成スクリーン39が可能な更新のため に,最も最近の処方を反転表示して開く。編集後,希望するなら,Rx更新ボタ ン62の起動によって,以前の処方が自動更新のために処方ゾーン44で反転表示さ れる。このようにして以前の処方の更新は,Rx更新ボタン62を押して以前の処 方を処方ゾーン44に反転表示し,さらにここからもう1つの処置で処方を完成さ せるという,わずか2つのユーザー処理でできる。希望するなら,最後の処方の 更新及び送付,または全有効処方の更新のようなオプション ボタンも追加でき る。 ヘッダ ボタンの症状64,薬剤66,または有効期限74を押すことにより,選択 されたヘッダによって薬剤履歴表示が並べ替えられ,処方履歴が特定のパラメー タ によって評価されるようになる。この特性は長期にわたる複雑な治療履歴を持つ 患者にとりわけ価値がある。 本発明の処方箋管理システムの重要な目新しい特性は,特定の患者の症状を処 方された各薬剤と関連づける能力である。あらゆる処方の詳細な情報をとらえる ことで,システムはこれまでにない患者の医療記録を自動的に構築し,それは個 々の患者の治療の評価において,そして様々な患者人口集団で治療法を評価する ための,強力な新しい複数センター結果調査機能を付与する上で新たな用途を持 つ。 本発明のシステムを地域的,国家的またはその他の人口地域に展開させ,ここ で説明したように,遠隔情報源からの患者データの検索に好ましい方法を採用す ることで,領域内のあらゆる活動の完全な患者記録が構築できる。これは好まし くは,オリジナルの原始データのみから動的に組み立てられる仮想患者記録であ り,この原始データは前記したように,複数の分散した原始データベースに構成 要素の形態で保管され,そこから原始データにアクセスできるデータ検索ネット ワークを通じて検索され,ユーザーには完全なシステム データ資源として見え る,単一の仮想または一過性記録に編纂され,あるいは組み立てられる。 結果調査,処方経費節約及び薬剤警報 本発明のシステムにより作成される患者履歴は,処方薬剤のみならず,それら が処方された対象の症状,アレルギー,人口統計,保険適用範囲,医療提供者等 も示すことができる。既知の医学管理システムは,報告されたあるいは医師が診 断した患者の症状または問題を,それぞれの処方薬剤と関連づけるリストを提供 しない。 問題改善と特定薬剤処方との関連について,患者記録を注意深くレビューする ことで,任意の患者の特定問題に対する薬剤の有効性について,重要な情報が提 供される。医師が日常業務において遭遇する,患者の示す異なる症状を治療する ために選択した,様々な薬剤を詳述した医師の処方記録のレビューからは,医師 の処方慣行,そして彼らの処方集ガイドライン遵守の程度について役立つ情報が 明らかにされる。 この情報は医師個人にとって明らかに価値があり,望むなら問題の記録に症状 重症度の格付けを含めることで,重症度の低下(または増大)の報告ができるよ うにして,さらに価値を高めることもできる。結果として得られる患者処方履歴 は,患者の問題,これらの問題を治療するために処方された薬剤,使用された形 態,服用量,投与経路,そして引き続く問題のタイミングと性格から示唆される ,処方の結果に関する日付のついた情報に満ちており,医師に非常に魅力的な治 療評価のツールを提供し,専門的職業意識を持った医師に対して,本発明の処方 箋管理システムの使用を強力に勧誘する。 本発明をより大規模に実施すれば,有用な新しい結果調査及び臨床試験が容易 に,あるいは自動的にさえ行える。ここで説明した処方箋管理システムを大規模 に実施する上での,多くの問題の一つはシステムの資金の調達である。償還請求 システムを持つ医療経費の構造には,厳しい諸経費から捻出しなくてはならない ,全般的な医療業務改善を補助するための支出にはわずかな余裕しかない。した がって医師ユーザーまたはユーザーの医療施設に対する顕著な費用が,システム 採用に対する主要な妨げになろう。外部資金源からの資金調達によって,処方者 ユーザーには低コストまたは無償で,システムが提供されることが望ましい。 本発明の実施によって,処方の全般的な経費が劇的に減少することが期待され ,この節約は全処方経費の20から40%になると推定される。節約は当初はほとん どの処方箋の直接経費を払い戻す薬剤給付金会社に生じるが,このような節約は 次第により安い薬剤給付金料金となって,企業及び個人に行き渡っていくことが 期待される。このような節約は全国規模で実現すれば数十億ドルに達し,システ ム所有者に払い戻しの道を開く。1990年代初期には処方薬剤の経費は,全医療経 費中最も上昇が早いものの一つである。 システムが作成する結果調査は,様々な関係者にとって重要な価値を持つかも 知れず,処方集遵守による節約のように,その販売がシステム経費をサポートで きる。例えば薬剤有効性データは製薬会社に価値があり,信頼できる専門家から の副作用に関する初期の警告データも同様である。機密保持その他の適切な制御 を受けながら,これらのデータは関与する医師処方者の積極的参加ではなく認可 のみを必要とするシステム管理により,自動的に編纂され即座に提供される。同 様にシステムは,履歴処方プロフィールまたは関連した患者履歴が示すように, 頻繁に関連症状を診断した,あるいは関連薬剤を指定したことがある,臨床試験 に参加しそうな医療提供者または処方者を識別することで,臨床試験を容易にす る。適切な患者のプールも同様にして識別される。 例えば健康医療団体,保険会社,病院,医師同盟等の結果調査に参加する組織 は,彼らのデータをプールしても,特定の占有データは明らかにしたくないかも しれない。このような組織データへのアクセスに対して,ここで詳述した患者権 利へのアクセス制御方法のような,データ アクセス制御方法を採用することで ,本発明のシステムは組織が開示するデータの制御をできるようにする。 このような臨床試験を実施するには,選択された処方者のプロフィールにフラ グをつけて,追加的なスクリーン上のルーチンを起動することで,処方者が臨床 試験関連薬剤または症状を選択する度に,追加的データの提供が要請されて,採 取されるべき追加情報が得られる。例えば胃炎関連臨床試験に処方者が参加する 度に,システムは特定検査実施の有無,及びそれらの検査結果について情報を要 請できる。このようにして被験薬剤はH.pylori陽性と検査された胃炎に,ある いはその臨床試験に適するかもしれず,他方異なる薬剤はH.pylori陰性の胃炎 に適応するかもしれない。 システムはまた望ましくは原始データベースから,FDAが発布する完全な処 方薬の情報公開要求事項を提供し,それには例えばPhysician's Desk Refere nce(Me dical Economics)及びPhysician's GenRx(Denniston Publishing)で述べ られるような,医療過誤責任回避のためには処方者がその知識を持つことが必要 かもしれず,またその伝達が薬剤製造業者の責任を制限するかもしれない,完全 な警告情報が含まれる。システムユーザーに対する処方薬公開情報の効率的な公 表は,出版物と同等でありながら,印刷されたいかなる文書よりも最新であり, ハードコピー出版物の代わりとして受け入れられるかも知れず,あるいはそれに 置き換わるかもしれない。 さらにシステムは政府機関及びその他が,薬剤警告や警報のような重要なメッ セージを,医師ユーザーに迅速かつ直接的に伝達する有用な手段を提供する。メ ール ボタン16を介した電子メール アクセスがこの目的に使用でき,スクリーン 警報を起動する優先度フラグを含めることもできるが,特定薬剤関連警告のより 一層強力な伝達経路は,警報を薬剤に関するシステム情報と関連づけることで, ユーザーが問題の薬剤を呼び出したとき,警告または警報,またはその他の特別 メッセージを受け取ることである。 市場からの薬剤撤去という極端な例では,実状をシステムユーザーに即座に伝 達することができる。したがって撤去薬剤について処方箋の完成を防ぐシステム 入力をすることで,薬剤は市場から同じ日に撤去できる。別の方法としては,処 方箋に対して警告を直接掲示できる。薬品の現行のユーザーは,処方された薬剤 だけでなく処方の有効期限も参照して,処方履歴から識別される。患者及び彼ら の医師の双方が,直ちに通知を受ける。この場合医師に通知するのには,電子メ ールが好ましい経路である。 経費対恩恵の相対データもまた,結果調査において個人の薬剤経費をデータに 要素として組み込むことで容易に作成でき,このような経費:恩恵のデータは場 合によっては,医療経費を最小化する一方医療の質の最大化を目指す薬剤給付金 管理会社にとって,非常に大きな金銭価値がある。 薬品会社及び管理医療会社は,新薬あるいは以前からある薬剤の新規用途を, 適切な方法で,関心がピークの時期に医師に紹介するため,システムを利用する ことで,マーケティング上の恩恵が受けられる。 本発明の処方箋管理システムが新たに提供する,処方された薬剤と治療された 症状データの記録を用いることで,結果調査からその他の恩恵を得ることもでき る。例えば一患者の以前の処方に関連づけた場合,新しい患者の問題の見かけは 些細であるかもしれないが,多数の患者について繰り返した場合,有意さが増す かもしれない。 システム性能をオプションで増強することで,単数または複数の特定症状の治 療における副作用に関して,新薬の市場導入後調査ができるかもしれない。例え ばシステムは,問題の新薬を処方された後新たな問題を報告する患者をモニター して,医学上の妥当性についてこのような問題を医師ユーザーに照会し,次いで 同様な報告の集積を,同様に処置された患者のプールからのデータと統計学的に 比較して有意さを求める。 症状の治療に関連して,薬剤を市場導入後継続的にモニターすることが可能で あり,新薬に伴って発生する予期されない問題を管理する課題に対して,徹底的 な解決を提供することができる:システムは,適切なデータを採取する伝達デー タ;そのデータを分析するためのパラメータと手段;及び新たに発見された問題 に関する警告及び報告を広く伝える手段を提供する。同一の伝達手段が3つの段 階の全てに用いられる。 このようなシステム機能強化により,特定の症状に対する新薬の先駆者である 一人の専門家が,これまでは処方及び診断データを調整することが困難だったた めにできなかったやり方で,臨床試験が確認しなかった副作用の初期の警告を提 供するかもしれない。 本発明のシステムによって達成される方式で,処方手順の統合的な一部として 医療現場で迅速かつ簡便に提示されるこの情報は,(新薬情報を示唆することで )医師の知識分野をこえて彼らの選択の幅を広げ,医師が処方手順を最適化する のを助け,医師にとって患者を治療する際に莫大な価値がある。 発明のもう一つの長所は,処方箋作成過程の一部としてそれぞれの医師ユーザ ーが,結果調査を可能にする重要なデータを自然に容易く提供することである。 データを調査に利用できるようにするため,医師が特別な努力をする必要はない 。このような調査を行う上での潜在的な困難性は,明確な患者の許可なしに患者 データを調査に統合することへの法律的障壁の存在である。これは一件毎にある いは処方する医師が入手できるかもしれないが,より良い解決策は上で述べたよ うに,患者が指示する患者記録アクセス指定を中央集権的に保持することである 。そうすることでシステムは,このような結果調査の参加者になることに同意し た患者の記録だけを含めることができる。 本発明を用いて得られる処方薬剤履歴及び治療症状履歴は,処方集が説く症状 に基づく治療ガイドラインのための基礎を提供できる。この新しいデータは管理 医療のための結果調査に新たな手段を提供し,費用効果の高い処方治療に対する 新しいアプローチへ導く。 処方された薬剤とそれらが処方された対象である関連症状とを対比した,統計 学的な履歴リストを提供する,広範なまたは全国規模の(患者匿名)記録データ ベースの編纂は,患者の機密が保持される限り公衆の利益になり,かなりの重要 性がある。本発明を広範に採用することで,この望ましい目的の達成を助けるこ とができる。FDAの規定は認可された特定の治療目的についてのみ,薬剤を宣 伝することを許可するが,医師は薬剤が有効である,あるいは彼らが有用である と考えるあらゆる症状に対して,認可された薬剤を処方することが職業的に自由 であるため,特定の治療現場での診断情報がない場合,いかなる特定処方の治療 目的についても何の憶測もできないことをここで指摘するのは妥当であろう。そ れゆえ本発明以前には,統計学的処方データには一般に医師がなぜ特定の薬剤を 処 方したかに関する知識が欠けており,このようなデータはほとんどの場合結果調 査には役立たず,患者の医療記録に存在するその他の患者特有の変数に遡って関 連づけることもできない。 処方履歴 図3のスクリーンの処方履歴ゾーン43について述べると,症状フィールド64の 下には,薬剤の処方時点で活動性と報告された症状が列挙されている。薬剤フィ ールド66は,汎用名または商標名である。サイズフィールド68は服用量である。 服用フィールド70は服用頻度を示す。「G」フラグ72は汎用名に関する,はい/ いいえのインジケータである。有効期限フィールド74はシステムが処方量(図示 せず),サイズ及び服用回数から計算した有効期限を表示し,処方薬剤が切れる 日付を表す。 最後の欄の所有者フィールド76は,はい/いいえのトグル フラグであり,処 方する医師が,現在のシステムの指定された医師ユーザーであるかどうか(「は い」=私の処方箋)あるいは他の医師(「いいえ」)であるかを示す。別の処方 医師の詳細及び以前の処方に関連したその他のデータは,Rx情報ボタン60を押 すことで,または適切な処方履歴行をダブル プレスまたはクリックすることで ,例えば図12に示すように処方情報スクリーンを引き出して得られる。追加的な 利用可能オプションがある場合,Rxオプション ボタン56を通じてアクセスでき る。 アップデートボタン58は,装置がホストコンピュータ設備と通信して,ローカ ル アップデートをアクティブに処理していることをユーザーに警告する,単純 な点滅インジケータにもできる。遠隔データベースにアクセスするのにかかる追 加的時間を示すために,望むならメッセージを「遠隔検索」に変化させることも できる。さらにアップデート ボタン58は,望むならばメニューからの選択で種 々のアップデート オプションを起動できる。例えばアップデート ボタン58は患 者の履歴をそれからアップデートする,異なる情報源の選択も提供できる。本発 明の好ましい目的は,この選択された患者に関する以前の処方活動の包括的な全 国 規模のアップデートを,処方箋管理システムが得ることであるが,システム速度 ,システム開発またはマーケティングへの考慮からは,例えば地方または局地的 なアップデート,ローカル ネットワーク アップデート,あるいは医師の所属機 関またはオフィス業務情報システムからアップデートする性能のように,より地 理的に限定された地域におけるあらゆる処方活動から引き出された,患者の処方 履歴を提供することが望ましいかもしれない。 新規処方箋 新規Rxボタン78を起動することで,医師ユーザーが新規処方箋を作成できる ように,処方箋管理スクリーン下部の書き込み可能な最上行が反転表示される。 本発明のシステムによって,ユーザーは処方箋の作成過程で知的な意思決定支援 を受ける。好ましくはシステムは処方する医師に包括的な処方データを提供して ,新規処方箋が知的に詳しい情報に基づいて作成されるようにし,所定の調査は 完全に自動化されているので,所定の雑務にかかる専門家の時間は最小限になる かまたは省かれる。この目的を達成するために症状ボタン86及び薬剤ボタン88を 通じてできるデータ入力は,下文で説明するように広範なリストから選択可能で ある。 上で述べたように,薬剤及び症状リストのような必要データを検索するために ,システムはインターフェース装置及びリンクされたホストコンピュータ設備を 通じて,複数の遠隔専有データベースへの意識されない接続性をユーザーに提供 する。 処方ヘッダ バー84のヘッダの下の反転表示されたフィールドを押す(または クリック)することで,ほとんどの場合,プルダウンメニューまたはデータ入力 スクロールが起動する。汎用薬フィールド90がトグルでフラグされるだけである のに対して,有効期限フィールド104はシステムが計算するフィールドである。 医師がオリジナルの入力をするようにもできるが,好ましい実施例ではユーザー がそこから選択できる,システムが作成する薬剤処方データの包括的な選択が提 供さ れる。 ユーザーが自分の処方したい薬剤を知っている場合,薬剤ヘッダー88の下の対 応する反転表示フィールドに掲示するために,薬剤名はキー入力できあるいは望 ましくはドロップダウン メニューで示される,一つまたはそれ以上の知的に保 守されるリストから反転表示及びクリックすることで選択できる。代案としては すぐに以下でより詳しく述べるように,ユーザーは症状リストから症状を選択し て,図4から11にかけて示したような薬剤選択スクリーンから,その症状に適し た薬剤を選択することができる。 汎用薬フラグ90は単純な,はい/いいえのインジケータであり,もしそのよう な代用が州の条例で許されているならば,薬剤師による商標薬の汎用薬代用を認 可するために各薬剤の選択にリンクしている。 処方の定量化 形状,サイズ,経路及び量ヘッダ92から98は選択された薬剤にリンクしており ,システム資源を用いて,薬局で過度の困難性なく調剤できる適切な服用量で, 処方者が処方を迅速に定量化できるようにする。ヘッダ92から98の下のフィール ドのいずれかを起動することでドロップダウン メニューが現れ,ホストコンピ ュータ設備,またはそれがサポートするデータ検索ネットワークを通じてアクセ スされる包括的な薬剤目録データを用いて,選択された薬剤に関して製造業者が 提供するあらゆる既知の配合の選択が提供される。形状フィールド92への入力は ,カプセル,カプレット,錠剤,及び水薬のような選択範囲から選ぶことができ る。サイズ フィールド94の選択としては50mg,100mg,及び200mg等があり,経 路フィールド96の選択には経口として「PO」,直腸内として「PR」,静脈内 として「IV」等がある。表示は関連しており,適切なオプションが表示されるよ う知的に選択される。したがって例えば「PO」が投与経路として選択されると ,PO服用される形状だけが表示される。他方PO経口形状が選択されると,投 与経路としては「PO」のみが現れる。 分量フィールド98は例えば30,50または100個のカプセル,あるいは50,55ま たは100mlの水薬等,処方箋の中で調剤されるべき薬剤の数量または分量である 。詰め替えフィールド100は詰め替えが許される回数を示し,服用量フィールド1 02には2つの欄があり,1つは一度に服用すべき錠剤,カプレット数または水薬服 用量の数値指定であり,もう1つは毎日としてQDのように,服用頻度の英字表 示である。 オプションとして本発明実施例の修正として(図示せず),システムは例えば 身長,体重,年齢,性別,妊娠等の服用量に関連した患者の特徴に従い,薬剤が 入手可能である物理的配合を考慮して,選択された薬剤について効果的服用量, あるいは狭い範囲の効果的服用量を計算または提案できる。これらの特徴は処方 定量化過程において入力,またはリストから選択することもできるが,これらを 患者の記録に含めて,その患者に新しい薬剤が処方される度にシステムにこれら の特徴を参照させて,この患者に当てはまる選択された薬剤の既知の行動に従っ て服用量の提案をさせることで,より強力になる。 図中で解説した実施例について言及すると有効期限フィールド104は,分量フ ィールド98及び服用量フィールド102からシステムが計算して,最後の一服が服 用される日を示すフィールドである。別の方法として医師ユーザーは,例えば望 ましい治療期間または次回の診察に一致させて,期限期日を有効期限フィールド 104に選択または入力でき,システムは詰め替えまたは調剤量を遡って計算でき る。 処方定量作用素を遡って計算することは,患者の便宜を図り潜在的な過誤や濫 用を減らすため,複数の処方が同じ日に終了するよう調整するのに役立つ。有効 期限調節処方箋のさらに別の有益な応用は,給付金マネジャーに恩恵を与えるこ とであり,適切な場合,例えば90日プランのような薬剤給付金プラン マネジャ ーの選ぶスケジュール及びプログラムに対して,医師が容易に処方量を調整でき るようにする。このような好ましいスケジュールは,望むならばシステムが提供 す るようにまたはデフォルトにできる。 望むならば代案として選択された薬剤の適切な服用量を,医師自身が記入また はキー入力する手段を提供することもできる。 本発明に従った処方箋管理システムの実施例では,薬剤及び症状フィールド88 及び86は共にリンクしており,図4から11を参照して後でより詳しく述べるよう に,ユーザーの処方上の決定の治療上の目的,あるいは処方箋の処方の目的を表 す。 上述のように本発明の好ましい目的は,ペン利用コンピュータに用いられるよ うな容易に操作できるデータ入力装置を通じて,ユーザーとインターフェースす る包括的なシステムを提供することで,キーによるデータ入力を最小化し,情報 検討の必要性を最小化する,あるいは好ましくはあらゆるキー入力の必要性を回 避することである。この目的を達成するために図3の処方箋管理システム スクリ ーンは,好ましくは包括的で能力十分な薬剤情報の最新データベースによってサ ポートされ,本発明の特に好ましい実施例では,実質的にあらゆる入手可能な薬 剤の関連処方情報,特に医師が最も頻繁に処方する薬剤に関するものを同データ ベースが医師ユーザーに提供し,それらは迅速な検索のためにユーザー インタ ーフェース装置で優先的に保管させることで,最初に表示することもできる。当 該ユーザーがよりまれに使用する,あるいは全く使わないその他の薬剤の処方情 報は,ネットワーク上で利用できる。 処方箋の完成 医師が満足行くように薬剤明細が完成した時点で,Rx送付ボタン80を押すと ,新規に作成された電子処方箋が印刷へ,ローカルまたは遠隔記憶装置へ,ある いは電子処方箋として遠隔ファイル転送のような,あらゆる希望する形態で出力 される。電子処方箋は例えば患者が選んだ薬局,または患者の特定地域で患者の 薬剤給付金会社が選んだ薬局のような,特定の薬局で調剤するためにネットワー クを経由して伝達される。好ましい経路のオプションは患者,または薬剤給付金 プ ランあるいはその両者に対して提供でき,システムは患者の給付金プランの適切 なオプションをデフォルトにできる。経路は多かれ少かれ複雑にすることができ ,例えば1ヶ月分の処方を分割してつなぎの処方箋を提供し,1,2週間分の供給 を地域の薬局から即座に患者に与えて,残りの分の処方箋は価格のより安いメー ルオーダー会社によって調剤されるように,送ることもできる。望むならば処方 箋作成スクリーン39につなぎRxボタン(図示せず)を追加して,このような処 方箋分割機能を実現することも可能である。 患者の服薬遵守及び処方薬濫用 患者が処方薬療法を怠ったりあるいは耽溺したりせず,処方された治療条件に 従うよう確実にするのは,医療管理における重要な問題である。外来患者が薬剤 の処方量を,処方された間隔で実際に服用するよう確実にするのは困難である。 多くの間違いや濫用が起きる。患者が異なる量で異なる時刻に服用すべき,紛ら わしい非常に多数の薬剤を処方された場合,問題はさらに悪化する。本発明は費 用のかかる経験を積んだ監督なしに,患者が単純なまたは複雑な服用規則を遵守 する能力を大幅に助長する,この問題に対するユニークな解決策を可能にし,そ れらを含んでいる。さらに多くのタイプの意図的濫用がモニターでき,おそらく 防止できる。 本発明に従った患者服薬遵守を改善するためのアプローチの一つでは,単一ま たは複数の処方服用量に合わせて容易に適応でき,患者が正しい薬剤を正しい服 用量で正しい時間に摂取するよう助ける,新しい服用計画薬剤パッケージを採用 しており,これについては下文中で詳細に述べる。 別のアプローチはある程度まで,ここで説明する処方箋管理システムの特徴に 内在している。記録が新規処方の最新記録を提供する,患者の処方履歴への共通 のオンライン アクセス及びアセンブリーを持った,ここで述べるシステムを使 用する複数の医師に患者がアクセスした場合,不正な服用に耽溺したりあるいは 不法に再販する目的で,患者が問題または症状を一人以上の医師に提示して複数 の処方を入手する,一般的な濫用はコントロールできる。この問題は特に鎮痛薬 に 多く見られる。医師は,そして薬剤師が患者の処方履歴を見られるなら薬剤師は ,同様な処方が現在先行して供給されている場合,重複を拒否できる。 明らかにこのような濫用のコントロールを望む規制当局は,本発明の処方箋管 理システムの広範なあるいは全国的な配備を奨励することで,その目的をさらに 促進することができる。システムは例えば患者履歴に,薬局または薬局にリンク している薬剤給付金プランからの処方調剤通知を提供し,その情報は例えば患者 の履歴から処方者が利用でき,患者が重複を得るために処方箋をなくしたと弁解 するもう一つの一般的な濫用もまた防止できる。 遠隔データベースとしてリンクした薬剤給付金会社が中継する,あるいは中継 しない,患者履歴またはその他の便利な報告手段を通じて,薬局から履行の情報 を治療現場に持ち込むことで,有用な処方濫用監視パラメータが提供されるだけ でなく,特に警告システムと連結させた場合,処方療法の遵守を改善させるため にも使用できる。 例えばシステムは処方箋が調剤されないまま,重要な処方の意図した有効期限 が過ぎたことを処方者に警告する。このようにして処方者は患者の薬剤が切れた ことを感知して患者に連絡する処置をとり,生じるかもしれない危険または問題 について警告できる。代案としては定期的な警告が,処方する医療提供者と提携 した管理者に伝えられ,例えば2週間または1ヶ月のような所定期間,または処方 の有効期限が切れた時,あるいは重要性がより高い医薬品についてはより短い期 間が経過した後,調剤されなかった処方について通知される。 服用計画薬剤パッケージ 患者が同時に複数の処方をされた場合,システムが提供する特別な恩恵は服用 計画を印刷出力する能力であり,さらに良いことには例えば図15に示したような 服用計画複数薬剤パッケージを,電子処方箋から作成できる。システムは服用量 ,服用頻度及びあらゆる処方の継続期間を知っているので,複数投薬の要求事項 に 従うためには,異なる時刻にどの丸薬を飲めば良いか報告できる。このようなさ らに進んだ報告に用いられる情報は,複数薬剤処方の薬剤の調剤を,いくつかの 服用間隔毎に複数のラベルまたはコードをつけたコンパートメントを持つ,新し いパッケージにすることができる。 図15は曜日を目立たせ,日付,患者名及び医師名を表示して,一日毎のパッケ ージに構成した服用計画複数薬剤パッケージ182を示す。パッケージ182を横切る 複数コンパートメントを持つ3つの薬剤ベイ184は,それぞれ丸薬,カプセル,錠 剤,カプレット等,異なる固形薬剤配合184を4つまで入れることができ,開封つ まみのついた開封帯186によって密封される。それぞれのベイ184の1回量を服用 すべき時刻によって,各ベイははっきりとラベル付けされる。垂直ゾーン188は 個々の薬剤専用で,薬剤名及び特別な指示(水で服用,食後等)の見出し,そし てそれぞれの服用時間に対する各ベイ184のコンパートメントから構成される。 この新しいパッケージに基づくシステムの柔軟性と服用を編成する力を実証する ために,1日3回服用する1番目の薬剤を左端のゾーン188に,1日2回服用する2番 目の薬剤を左中央のゾーン188に,1日1回服用する3番目の薬剤を右中央のゾーン 188に図式的に示した。右端のゾーン188は使用されていないが,ここには4つ目 の薬剤を入れることができ,その1回量が希望の服用時間または間隔に対応する ,右端のゾーン188のコンパートメントに入る。 明らかに図15に示した原理を具体化した薬剤パッケージ182を修正すれば,日 毎でなく,例えば週毎または月毎のパッケージのような異なる暦期間のために, より多くの(またはより少ない)服用量または薬剤に合わせて構成できる。カー ド構成も必須ではなく,例えば複数薬剤容器は引き裂きまたは押し出し型のコン パートメントのついた帯状,ロール状,または綴じ込み形式,あるいは金属箔シ ートにすることもできる。服用過誤は複数処方を受けた患者,特に高齢者に一般 的である。例えば1回量を服用したかどうかを知ることが,難しい場合もある。 薬剤パッケージ182は,複数の服用量を正確に編成するために処方箋によってコ ントロールされ,ほとんどの患者が容易に理解できる,単純で費用のかからない 方法で これらの問題を解決する。個別に密封された1回量は,衛生的で子供に安全であ り,過剰摂取を防止する。日毎のまたは週毎のカードを蝶番で一緒にまとめて, コンパクトな蛇腹形または綴じ込み様のパッケージにして,1週間分または1ヶ月 分の処方された薬剤必要量を提供することもできる。 服用計画複数薬剤パッケージの主題の変化は,当業者には明白である。望むな らばパッケージを1回量コンパートメントの数について標準化して,例えば望ま れる服用時間の間にあるコンパートメントは,当然空白であるかまたは決して詰 められることがない,毎時間のコンパートメントを提供することもできる。単一 の処方パッケージにおいて実現できるこのような包装の有用な特性は,患者が遠 隔投与のため薬物療法を提供された場合にあり得る状況について,医師−処方者 にある程度の物理的コントロールを与えることで,患者を混乱させることなく, 処方者が一連の治療において時間関連服用の変動を採用する自由が得られる。単 純な例では計画パッケージは,朝には丸薬1個,昼食時には1個,そして夜には血 中薬剤レベルを一晩中維持するため2個を支給するかもしれない。 その他の服用規則では,血中薬剤レベルを高めるためにより高い初期服用量を ,そして続いてより低い維持服用量を提供することもできる。このようないかな る場合でも患者は,適切に患者名,時間及び日付のつけられたベイ184に詰めら れた,一つまたはそれ以上の1回量を特定時間に単に服用するか,あるいは投与 されるだけである。例えば一つの薬剤の服用が中止され,適切な間隔を置いて再 開される一方,別の薬剤の服用は継続するような,より難解なあるいはより複雑 な服用規則も当業者にははっきりと理解できよう。ここで述べる服用計画パッケ ージを通じて実施できる有用な技術は,累進的な転換のために一つの薬剤を漸減 する一方,別の薬剤の投与を開始することである。一つの薬剤から別の薬剤への 抗痙攣薬療法の変更が,この技術が役立つ一例である。 処方者がコントロールする服用計画は,追加的なウィンドウまたはスクリーン を通じてシステムに含めることができ,処方者に時間関連服用量のような変量の 選択を,システムが定める治療患者に最もありそうなまたは最も有益な選択に関 するデフォルト値,または好ましい選択と共に提供し,あるいはここで述べる原 理に準じて患者の処方集の選択,または特定の処方者の好みに従って提供する。 特定の薬剤漸減または開始プロトコルは,費用のかかる熟練した監視なしに容易 に外来患者に実施できる。 服用インジケータ装置 より助けを必要とする患者には,患者が家にまたは旅行に持って行ける新しい 服用インジケータ装置と提携させるために,ここで述べる時間及び日付計画薬剤 パッケージを,例えばバーコードあるいは透明コンパートメントの利用等により ,電子的にまたは電子光学的に読みれるようにもできる。ここで企画されるこの ような新しい服用インジケータ装置には,時間及び日付クロックが含まれ,ここ で述べるような計画服用パッケージの少なくとも一つを受け付けて,どの薬剤の 丸薬,カプセル等が取り除かれたかを,そのパッケージについて検査するように デザインされている。装置が記録する日付及び時間以前の日付及び時間スタンプ がつけられたベイのいずれかに,丸薬その他が検知された場合,聴覚的または視 覚的または遠隔的警報,あるいは組み合わせ警報が発動する。検査センサは好ま しくは電子光学的で,個々のコンパートメントに光線で照準を合わせ,光線は個 々の丸薬または関連した光調節タグ,または薬剤の服用に際して取り除くことが 必要なバーコードスタンプ,またはラベルにより反射あるいは拡散される。装置 にはベイ184からベイにパッケージに対して前進して,時間経過と共に適切なコ ンパートメントを走査する可動性スキャナを含めることができ,あるいはパッケ ージの個々のコンパートメントを登録し,電子的にコントロールされ時間経過と 共に順番に読み込まれる一連の光電子的センサから,それを構成することもでき る。当業者には同等の感知システムは,容易に理解できるだろう。 服用インジケータ装置の好ましい実施例には,見た目が良いキャビネットの中 に,複数ベイの計画服用パッケージ,時間及び日付クロック,薬剤1回量のベイ 中の存在を検知するための時間関連センサ,一つまたはそれ以上の警報システム , マイクロプロセッサそして例えば電池,ACコネクタまたは遠隔ドローダウン源 等の電力源を含めた関連電子装置を収容することができる。 このような服用インジケータ装置はモータ駆動の単一または複数薬剤服用ディ スペンサとして具体化でき,それには例えばテープまたは帯状のそして好ましく はロール状に巻いた計画服用パッケージを収容でき,それにはロールに沿って時 刻線があり,一つまたはそれ以上の特定服用時間の1回量が入った個々のベイ184 を前進させて,外的デリバリ及び患者または患者の補助者が(例えば破ることで )取り出すために,(一つまたはそれ以上の1回量が入った)単一ベイ184を,服 用時間との関連で(例えば30分前に)提示し,ベイ184が取り出されない場合は ,一つまたはそれ以上の警報を(例えば30分後に)起動する。 好ましくはそれぞれのベイには,患者,時間及び日付,各薬剤,そして関連し た服用上の指示に関する文書情報が添付されている。このような取り出し可能な ベイの個々のコンパートメントは,個々の丸薬の存在について容易に検知できな い。外的に暴露したベイの存在のためのセンサが,明らかに必要である。システ ムは丸薬が取り出し可能なベイにある丸薬が服用されると想定するが,このよう な想定は時として過っているかもしれない。空になったベイ184のレセプタクル を装置に含めるかまたは装置と連携させて,このような空になったベイが指定さ れた時間間隔で受け付けられない場合,警報手段を起動することで,より厳密な 患者の服用遵守が要求できるかもしれない。空になったベイはレセプタクル内に 保持できる。レセプタクルの欺きを阻止するために,それはベイ184の時間及び 日付スタンプ,あるいはその他のユニークな識別子を読みとる。 特に病院や診療所のような医学的または医療施設における入院患者用に,ここ で述べた薬剤服用量ディスペンサの複数患者バージョンも提供できる。このよう な複数患者バージョンは,例えばナース ステーションに位置する中央調剤ステ ーションから構成される。調剤ステーションには好ましくはベッドの位置とベッ ドの占有者の氏名で識別される複数のポートがあり,それによって各ベッド占有 患 者の計画された薬剤の服用量が,望むなら適切な警報とインジケータ付きで,計 画された服用間隔で調剤される。看護またはその他の要員は,一度の回診中にあ るいは特定時刻に,正しい薬剤の服用量を複数の患者のために容易に取り出して 投与できる。 薬剤禁忌 ここで述べる新しい処方箋管理システムのさらに有用な特性は,完成した処方 箋を処方薬に対する患者のアレルギー,そして患者が以前処方された別の薬剤と の薬剤同士の相互作用のような,禁忌あるいは相対禁忌についてレビューできる 能力である。禁忌は例えばペニシリン アレルギーの患者に,ペニシリンを選択 してはならないというように明確であるのに対して,相対禁忌は確定的性格が少 なく,適切な状況では処方者が無効にできる。例えば消化性潰瘍のある患者にと ってNSAID(非ステロイド抗炎症剤)は,付随するリスクにも関わらず,処 方者の判断では好ましい選択かもしれない。 システムはまた処方された治療法のその他の可能な意図されない有害結果,あ るいは処方薬の特別な使用上の注意について,スクリーニングまたはレビューで きる。 好ましくはシステムは医師ユーザーが害になるような薬剤を処方した場合,彼 らに医療現場で警告し,処方箋が調剤のため送付される前に警告と訂正の機会を 提供する。相互作用のスクリーニングのための処理は,ユーザーの医療現場装置 またはホスト コンピュータ設備,または遠隔コンピュータ システムで行われる ,あるいはホスト コンピュータ設備によってどこか他に委託され,処方手順の 不可分の機能としてオンラインで医師に報告が戻ってくる。代案としては相互作 用のスクリーニングを薬局関連システムで実施して,問題の通知は電子メールま たは本発明の処方箋管理応用の範囲内の方法を用いて,ユーザーの医療現場装置 に即座に送られる。 アレルギー レビューは,処方ゾーン44に入力された新規処方薬の既知の薬物 動態学及び薬動力学に対して,システムが保管する患者Mary Harringtonの既 知のアレルギーをチェックすることで実施できる。Mary Harringtonのアレル ギー情報は好ましくは彼女の患者記録に付属しており,図2の患者選択スクリー ンでMary Harringtonが選ばれると,ホスト コンピュータ設備からユーザー装 置にダウンロードされる。薬剤アレルギー誘発傾向もまた,ホスト コンピュー タ設備を用いて本発明の処方箋管理システムの監視の元に,好ましくは処方ゾー ン44に掲示するために特定薬剤を選択するような手順のより後の時点で,一つま たはそれ以上のデータベースからダウンロードされる。 代案としては必要な情報は,アレルギー レビューを実施する時点でダウンロ ードできる。さらに別の方法としてはこのようなアレルギー スクリーニングは ,新規薬剤が薬剤フィールド88に掲示される時に実施できる。どちらの方法でも 新規選択薬剤に対するアレルギー反応の恐れを示唆するポジティブな結果は,視 覚的なインジケータまたは警報を作動させ,例えばアレルギー ボタン52が点滅 して,医師に彼らの選択を再考するように警告し,望むならば可聴性の警報が鳴 るようにもできる。代案としてまたは追加案としては,害を及ぼすような薬剤の 処方が試みられた場合,警告スクリーンが医師にアレルギーついて忠告する。薬 剤の相互作用,治療上の警告を医師に通知するため,あるいは例えば不必要に高 価な薬剤の使用のような処方集勧告への不従順を医師に注意するために,このよ うな警告が使用でき,そしてより適切な治療法への提案を添付することもできる 。 同等の手順が,新規に処方された薬剤と相互作用するかもしれない有効なまた は最近終了した処方について,そして当該患者における薬物動態に関連したその 他の患者データについて患者の処方履歴を参照し,可能な薬剤相互作用及び禁忌 の警告をすることができる。代案として患者に対する薬剤効能の望ましくない側 面の可能性に関するこのようなレビューは,Rx送付ボタン80を起動した時点で 実施できる。 電子処方箋転送 Rx送付ボタン80の起動により,「この処方箋を送る」及び「バッチ送付の前 に処方箋を追加する」を含めた,ドロップダウン選択メニューが提供される。 本発明の実施例には完成した処方箋を調剤と記録アップデートのために,一つ またはそれ以上のデータ ネットワークを通じて,配線の,あるいは可動性の専 門家により便利な,ワイヤレスの同報通信で転送する性能が含まれる。好ましく は処方箋作成過程で新規情報が出てきた場合,関連した(専有物かもしれない) 遠隔原始データベースが新規情報の適切な構成要素によってアップデートされ, このようなアップデートはデータの完全性,機密性及び信頼性を確実にするため に適切なコントロールの元に実施される。システムをここで説明したように用い ることで,あらゆるトランザクションから監査記録が作成され,患者によって認 可または前認可される。 現時点では通信時間がかなり高価であるため,バッチ転送が非常に望ましい。 従ってシステムは,医師に個々の患者の複数処方箋のバッチ転送を奨励するよう にデフォルト設定されているが,医師に強制を課さないという原理に基づいて, システムはこのようなバッチ転送を強要しない。「処方箋送付」機能を実行する と調剤のために処方箋が希望されるあらゆる形態で出力され,完成した新規処方 箋はスクリーン中央の処方履歴ゾーン43に掲示されて,希望次第でコントロール システムまたは遠隔データベースをアップデートするために,ユーザーのステ ーションから新規処方箋が出力される。処方箋は調剤のため薬局または薬局管理 システムに電子的に伝達され,あるいは手による配達またはファックスにより, 書面に基づいて調剤するため紙に印刷される。 ここで公開する本発明の処方箋管理システム実施例は,医師の専門的活動また は判断に対する権威主義的な指示,指図あるいは強制を避けながら,彼らの指先 に役立つ情報を届けて手動の検索作業を減少させ,医師の処方活動を容易にする よう柔軟にデザインされている。したがってシステムが知的なオプションと広範 な選択リストの提供を試みる一方,システムの利用できるデータベースに処方者 の選択が知られていてもいなくても,彼らが完全な選択の自由を持つよう「その 他」のようなオプションは常に利用可能である。 オプションのシステム機能強化は,例えばユーザー装置で作成された「電子イ ンク」メッセージとも呼べるものを用いた処方箋及び電子メールのような,外部 通信の質を向上させる。「電子インク」とは外部コミュニケーションに添付され たノートまたはメッセージ,あるいは構造化されない指示のための自由テキスト または音声注釈形態のトランザクション等を指す。音声注釈は特に便利であり, 同時にユニークなユーザー識別を可能にし,現在利用可能な低フォームファクタ のユーザー装置にはマイクを組み込んだものもあり,音声注釈が容易になってい る。 処方の柔軟性のため,医師ユーザーによる結果論での批判を避けるため,そし て敬意と忠誠を喚起するために,システムは完全に包括的な薬剤及び患者情報に 可能な限りアクセスして,それらをユーザーに提供すべきである。包括的で正確 ,完全な薬剤及び患者情報は,効果的な処方にとって等しく重要である。必然的 に処方箋管理システムが情報を引き出す薬剤及び患者情報原始データベースは, 適切なネットワークサービスによって最新に保たれなくてはならない。 高度な資格を持つ専門家は批評的であるのが一般的なので,例えば新薬のリリ ースと承認のような最新ニュースを聞いた際,システムがそのニュースに追いつ いているかどうかを即座に試したくなるだろう。 ここで述べるユニークな情報源志向の情報検索及びアップデート システムは ,包括的な最新処方情報及び患者関連データを医療現場に提供する適切なデータ 検索ネットワークの構造基盤により,本発明の処方箋管理システムをサポートす る好ましい手段を提供する。当業者には明らかであるその他の適切な情報データ 検索及びアップデート システムを,本発明のシステムにリンクでき,アレルギ ー及 び相互作用警報,処方集変更,新薬承認情報の提供,不適切なまたは回収された 薬剤処方の閉め出しあるいは警告が可能である。 薬剤及び症状の選択 ここで図4から11を参照して,本発明に従った新しい薬剤選択方法について説 明する。図4に示した症状リスト選択スクリーンは,図3の処方箋管理スクリーン の症状フィールド86を起動すると現れ,処方者が最初に診断された症状を特定す ることで,治療薬の選択に取りかかれるようにする。その代わりに図9との関連 で述べるように薬剤フィールド88を起動することで,薬剤名により薬剤を直接指 定することもでき,その後処方者は治療の目的を特定するために症状を選択する 。このような症状または薬剤選択スクリーンは,例えば患者遭遇スクリーンのよ うなその他の関連スクリーンまたはアプリケーションで,同様の症状または薬剤 ボタンにより開くことができる。患者遭遇スクリーンでは,コンピュータが補助 する患者遭遇において医師の治療目的選択またはレビューを手助けするために, 図4から11を参照してまもなく述べる薬剤選択ルーチンが使用できる。 症状リスト選択 図4の症状リスト選択スクリーンは,医師ユーザーがそれから薬剤選択作業を する適切な症状リストの予備選択を提供する。ここで示すようにスクリーンは症 状リスト選択表題110及び症状リスト表示ヘッダ112から構成され,その下には症 状リスト114が左側の欄にグループ分けされている。ヘッダ112の下の右側の欄に は,症状リスト114から反転表示またはその他の方法で選択されたものについて ,症状116が表示される。この例ではユーザー個人の症状リスト114が反転表示さ れ,それは例えば一般開業医が遭遇するような一般的問題の,短いリストを構成 するかもしれない。 本実施例では医師に一連の選択を提供するために,複数の異なる症状リスト11 4が利用可能であり,その一例として6つが表示されている。これらのリスト114 の内3つは,診断(Dx)によって症状を大まかに分類し,システムが保守する個 人 Dxリスト114,システム中の全症状をアルファベット順に整理したアルファベッ ト順Dxリスト114,及びDxカテゴリリスト114を構成する。Dxカテゴリリスト1 14は,心臓血管,GIまたは皮膚科のような大まかな治療カテゴリによって症状 を列挙する。4つ目の症状,問題または診断リスト,患者Dxリスト114は選択さ れた患者,この例ではMary Harringtonが以前示した症状または問題を列挙す る。患者Dxリスト114はシステムが保守し(そして手動で追加でき),図2の患 者選択スクリーンで選択された患者に応じて変化する。個人Dxリスト114もまた システムが保守し(そして手動で追加でき)サインオンした処方者に応じて変化 する。 好ましくはシステムには,ユーザーが時間と共に遭遇する症状を記録する頻度 カウンターが含まれ,得られたカウントはユーザーのために個人Dxリスト114を 保守または作成するのに自動的に利用され,リストは時間がたつにつれて,ユー ザーが業務上遭遇する症状のパターンをより密接に描写するようになる。報告に 利用される基本期間は例えば昨年,過去5年間,あるいは過去3ヶ月の間に遭遇し た症状の頻度を列挙するために変化し,あるいはユーザーによって選択される。 また選択された患者について,最後に活動性だった症状または症状群を第一番目 の選択として反転表示するために,デフォルトを含めることもできる。 好ましくは新たに診断が下される度に,遭遇した新規症状はユーザーの個人D xリスト114に入れられて,薬剤が選択される度にそれはユーザーのための個人薬 剤リストに入れられる。症状または薬剤がはじめて選択された時,それは例えば ホスト コンピュータ設備のようなネットワーク上に保管される,ユーザー プロ フィールに追加される。 さらに医師ユーザーは手動で一つまたはそれ以上のカスタム リスト,Dxカス タム1リスト114及びDxカスタム2リスト114を,例えば医師が治療のため頻繁に 遭遇する自らの専門に関連した症状のような,彼ら自身が選ぶ短い症状リストの ために保守できる。代案としてはユーザーがそれから自分の個人的使用のために 1つまたは2つのリストを選択する,専門リストのライブラリを利用可能にできる 。 このようなカスタム リスト114は異なるユーザー活動に関連づけることができ, 例えばDxカスタム1はユーザーが主治医を勤める病院に,他方Dxカスタム2はユ ーザーが客員医師であるペイン クリニックで使用できる。様々な症状リスト114 は,一連の治療を決定するための補助として医師が利用できる,さらに別の薬剤 選択経路を提供する。異なる経路が異なる臨床状況,あるいは処方者に適してい るかもしれない。適切な薬剤へのさらに別の経路が利用できることで,医師が改 良された治療法を見いだすことが可能になり,彼らの選択の幅が広がり,困難な 処方状況において新しい解決策が導かれるかもしれない。 図4に示した症状リスト選択スクリーンは,他の症状及び薬剤選択スクリーン へのゲートウェイである。よりすばやい選択のための代案としては,選択された 症状リスト(通常は個人Dxリスト114)がデフォルトとして設定でき,その他の 症状リスト114は症状リスト変更ボタン(図示せず)を通じて利用できる。 一人またはそれ以上の医師ユーザーのために,多数の処方箋を処理する間にデ ータを受け取るにつれて,システムは症状リスト114を自動的に補足あるいは保 守する。さらにユーザー起源のデータを補足するのに加えて,実施例ではユーザ ー装置のデータを絶えずリフレッシュするホスト コンピュータ設備上にユーザ ープロフィールを保持するので,ユーザーはどの装置でも使用でき他のユーザー と装置を共有することも可能である。 症状選択 図5の症状選択スクリーンで示した個人Dxカテゴリの患者の症状116は,一般 化された疾病群を構成し,糖尿病や肺炎のように重大なものもあれば,鼻炎や副 鼻腔炎のようにより程度の軽いものもある。ここで示すよりもさらに複雑な実施 例では,疾病の病理学,治療法,個人的知識その他によって,症状を4つあるい は5つの症状サブカテゴリ欄に分けることもできる。薬剤リストの前置きのこの ような症状の分類は,医師が処方オプションをスクリーン上で見て整理する上で ,非常に強力なツールを提供する。有効に治療された患者の症状リストによって 薬剤 を編成することで,ユーザーは薬剤データ選択の大きな集成に知的にアクセスで きるようになる。このアプローチは多重マッピングを提供するので,ユーザーは 自己の好みの作業方法により,異なる経路で適切な薬剤または複数薬剤の選択を 見つけられる。 別のやり方で編成された,特に身体組織により編成された症状を通じた,薬剤 への異なる経路を下文中で述べる図8に示した。薬剤リストを用いた薬剤選択の 直接的経路は,下文中で述べる図9及び10を参照して説明する。 図5に示した例ではユーザー医師は患者の症状116,すなわち消化性潰瘍(PU D)/胃炎を反転表示して選択し,次の右側の項には(図6参照)システムが作成 する,(PUD)/胃炎に治療効能があるとされる薬剤の短いリストが表示され, それは処方に適切であるかもしれないし,あるいはユーザーがこれらの症状を治 療するために過去に処方しているかもしれない。第三者のリストには必ずしも現 れないユーザーが過去に処方した薬剤の存在は,リストをユーザーに都合良く合 わせるのに役立つ。 図6に付いて述べると,症状(PUD)/胃炎が選択されたところで,新しいスク リーン表題,薬剤選択111が現れ,この症状を治療するための薬剤の選択に進む 。選択を助けるために症状特定の処方集薬剤リスト118が,図6の薬剤選択スクリ ーンで次の右側の欄に,処方集薬剤ヘッダ120の下に表示される。代案としては 反転表示された処方集薬剤と共に,医師の個人的な薬剤リストを表示することも できる。望むならば相対費用情報を含めることもでき,あるいは代わりになる薬 剤を処方集マネジャーの優先する順序に並べることもできる。 処方集薬剤とは患者,この例ではMary Harringtonが指定する,あるいは患 者に適切な薬剤処方集が列挙する薬剤である。薬剤処方集は処方給付金管理会社 によって作成され,選択された薬剤について好ましい価格を得るために大量購入 することで,全般的な処方経費を節減するシステムの重要な構成要素である。 管理医療組織の経費節減目的を達成する上での主要な問題は,特定の患者に対 する処方集にどの薬剤が入っているかを,処方する医師に知らせることである。 多数の異なる処方集があることからすると,平均的な医師にとって処方箋を書く 度に,あらゆる患者の処方集を参照し続けることは実際的でない。図6から11に かけて示した本発明の側面は,情報を含む遠隔データベースへのコンピュータ アクセスを提供し,医師に処方集治療ガイドラインの遵守を強いることなく,ま た彼らの専門的判断を拘束を試みることなく,医師が容易に利用,参照及び処方 できる形態で利用可能な処方集薬剤を提示することにより,この問題を解決する のを助ける。 本発明のシステムは,医師に医療現場で情報に基づく決断をする力を与えるよ うにデザインされている。本システムは良質で費用効果の高い処方を助成する。 医師は薬剤処方集を思い出そうとしないですむし,医師が処方集を覚え直す間も なくなく処方集が変更され,全ユーザーに対して直ちに効力を発するかもしれな い。本発明実施例に従って必要な時に,処方集情報がデータ検索ネットワークを 通じて遠隔データベースから呼び出される場合,アップデートはネットワークを 通じて自動的に掲示される。 処方集外薬剤は処方集薬剤よりもかなり高価で,あるいは患者の薬剤給付金プ ランでカバーされないので患者の自己支払いが必要になるかもしれず,これは医 師に対して管理上の問題を引き起こし,患者にとっても負担になる場合がある。 さらに悪いことには患者は処方を調剤してもらわないかもしれない。 薬局から出される処方調剤情報を含めることで,患者の処方履歴は患者が実際 に薬を受け取ったかどうかを示すことができる。 患者が例えば高血圧に処方されるLASIX(ヘキスト)のような,重要な薬 の処方を調剤してもらわなかった場合,医師は(電子メールによって)警告され , 患者へのフォローアップを開始することができる。 処方集薬剤が医師にとって専門的に容認できるもので,処方集外薬剤と同等の 治療効果を持つ場合,それらを使い損なうことは明らかに望ましくない。この問 題は本発明によって克服できる。医師が本実施例の処方箋管理システムが提供す る処方集薬剤に満足できるならば,以下で述べるようにどれでも選択でき,ここ で述べた新規処方に自動的に掲示される。 処方集外薬剤の処方 例えば類似した種類の薬剤であるシメチジン及びラニチジンが試されて,無効 であることが分かっており,症状がこれらの第一番目の治療法の域を超えており ,処方集の薬剤のどれもが適さないことを医師が知ったならば,医師はその他を 選択でき,それによって図7に示すように処方集外薬剤ヘッダ124の下に,処方集 外薬剤リスト112が表示される。この事例では医師は異なる化学薬品カテゴリの 処方集外薬剤であり,この患者の症状を治療するために以前使用された薬品とは 幾分異なる治療特性を持った,スクラルファートを選択している。 スクラルファートを選択することを決定した時点で,医師は図7に示したシス テム ディスプレイによって,スクラルファートが患者Mary Harringtonの処方 箋給付金管理会社の一覧表にない,処方集外薬剤であることを知らされる。この 時宜を得た通知を手にして医師は,もし適当ならば患者と話し合って自らの薬剤 選択の理由を説明し,処方の経費を支払うことについて患者の同意を得る,ある いはこの特例の処方の経費をカバーすることをプランから承認される。本発明に 準じた処方箋管理システムの使用によって処方集遵守の向上を示す医師は,正当 化できる特例として処方集外薬品の即座の承認を受けることを期待できる。 処方箋が完成する前に診断症状を処方薬に結びつけて,症状の治療目的として の記録を要求することで,治療症状に従って薬剤処方が許可される新たな薬剤処 方集が作成できる。例えばカプトプリルのような高価な薬剤は,鬱血性心不全の ような急性症状に対しては第一番目の処方集選択かもしれないが,高血圧のよう な慢性症状に処方されるならば第一番目の選択ではなく,処方集外として除外さ れることさえあるかもしれない。 実際問題としてシステムがユーザーの好みを学習した後は,ユーザーの選択ま たはカスタムリストから,あるいは履歴起源の以前遭遇した症状の患者リストか ら,または以前処方した薬剤のリストから,ほとんどの症状及び薬剤が迅速に選 択される。システムは処方するユーザーに適応して,日常的な処方箋のすばやい 作成を可能にする。少数の状況では,医師がほとんどあるいは全く経験を持たな い,それほど明瞭でない治療法が要求されるかもしれない。医師は新しい薬剤を 処方することを最も嫌がる傾向がある。責任ある医師は通常,初めて薬剤を処方 する前に多くの関連情報を綿密に検査する。システムではこの努力を考慮して, 処方者が以前の経験に迅速にアクセスできるようにし,彼らの薬剤選択を以前使 用して満足できた薬剤に限定する。(もちろん医師は彼らの個人リストを編集し て,治療上のまたはそれ以外の何らかの理由で不満足と判明した薬剤を除去でき ,あるいはそれらは使用頻度の低下に基づいて自動的に取り除かれる。) 別の状況では医師は経験をほとんどあるいは全く持たない薬剤を,処方しなく てはならない。ここで最も必要とされる時に,システムは適切な解決策に至るい くつかの異なる経路を提示して,主要なサポートと再保証を提供し,新しい薬剤 に関する最新の利用可能な科学的,臨床的及び商業的情報へのオンライン アク セスを可能にし,副作用についてもスクリーニングする。 新しい薬剤の情報が必要な時に薬剤の詳細を提供できる性能は,製薬会社,管 理医療会社その他から利益を集めるために利用でき,特に薬剤を初めて使用する 際の障壁を低くするのに役立つ。システムが提供する医療現場に持ち込まれる処 方情報源もまた,医師がすばやく治療薬の置き換えをするのを可能にする。 図8に示す薬剤の選択スクリーンは一例として,処方者の短いリストにない新 し い薬剤を選択する一つの経路を提供する。ここでは選択は症状によって決定され ,症状リスト114,身体組織によるDxまたは治療クラスによるDxを選択するこ とで進行し,その症状を治療する薬剤を捜し出す;あるいは別の方法として薬剤 リスト115,治療クラスによるRxまたはアルファベット順Rxから直接選択する ことで進行する。図8には左から右の欄へ続く身体組織リスト117が表示され,処 方者はそれから筋骨格を選択した。次の右側の欄にシステムは,骨格筋が示すか もしれない症状のリスト116を表示し,例としてその内の9つを列挙してある。こ れら9つから処方者は変形関節炎を選んだ。変形関節炎は処方箋作成スクリーン3 9で,処方ゾーン44の症状フィールド86に掲示される(図3)。 症状が特定されたところで,選択は変形関節炎の症状を治療する薬剤の選択に 進む。薬剤選択は次の右側の欄にある薬剤カテゴリ119のリストから,薬剤カテ ゴリの予備選択を通じて進行し,処方者が彼らの治療上のアプローチを,この例 では鎮痛薬,麻薬,NSAID(非ステロイド性抗炎症剤)またはサリチル酸塩 の採用から選べるようにする。NSAIDが選択され,図8の右端の欄に薬剤112 の広範なリストが作成され,処方者はそれから彼らの最後の選択をし,それが処 方箋作成スクリーン39(図3)の薬剤フィールド88に掲示される。 処方手順の複雑さを図8に図解した。特定の症状,変形関節炎を治療するため にフィールドを特定の薬剤クラスNSAIDに絞った後でさえ,処方者がそれか ら最終的な選択を行うほぼ50程度の薬剤がある。 直接的薬剤選択 処方者はしばしば自分が処方したい薬剤を知っており,それに非常にすばやく アクセスすることを希望し,それができない場合はシステムを利用しないかもし れない。この目的はここで述べるように処方者の好みにデフォルト設定される, ユーザー適応性個人薬剤リストによって達成できる。 処方箋への迅速な処方経路を提供するための,好ましいユーザー適応性アプロ ーチの一つは,システムがユーザーの個人薬剤リストを処理して,反転表示,ま たは短いリストにしたりして,患者の活動性の症状に対して適切な治療法であり ,好ましくは患者の処方集に掲載された薬剤を,個人リストに提示することであ る。 図9について述べると,さらに別の直接的薬剤特定経路が,左から右方向に読 む薬剤リスト115治療クラスによるRxの選択と共に開始する。次の右側の欄に現 れる,おそらくは50から100の薬剤カテゴリ119のリストから処方者が利尿薬を選 択すると,さらに長い利尿薬121のリストが作成され,それから処方者はダイア ジド(商標,スミス クライン ビーチャム)を選んだ。ここでシステムはこの例 では「高血圧」である,症状の入力を求める。薬剤カテゴリ119及び利尿薬121の リストの範囲もまた,処方者が直面する当惑するほど多くの薬剤選択を例証する 。別な方法では不確かなあるいは過度に慎重な意志決定過程は,本発明に従った 処方箋管理システムによって能率的で扱いやすくなる。 図10に図解した選択プログラムは,症状リスト114に類似した,個人,アルフ ァベット順,カテゴリ リスト及び2つのカスタム リストからなる,5つの薬剤 リスト115を通じた直接的薬剤選択のための多様な経路を提供する。ここでユー ザーはアルファベット順Rxリスト115を選択し,システムは長いスクロール可能 な薬剤リスト121の一部を次の欄に表示する。このアプローチでは医師がその名 称を知っている場合,目的の薬剤を迅速に捜し出せる。ここではセフィキシムが 選択され,システムは処方者に症状を入力するよう求め,それは次の処方の定量 化に進む前に必須である。次の欄ではシステムは,ユーザーが以前セフィキシム で治療した症状を最も最近治療した症状を反転表示して列挙し,あるいはシステ ムはこの患者が以前,現在のユーザーに限らない誰かから,セフィキシムで治療 された症状を表示するかもしれない。もし医師がその他のいくつかの症状をセフ ィキシムで治療することを望むなら,このような他の症状は「その他」により起 動される最右端の欄から選択される。 セフィキシムで治療できる症状の多様性からは,本発明に従った広範なシステ ム利用に基づき,効果的な新しい応用と注意,相互作用及び副作用に関するデー タを採取することで,個々の治療薬の治療範囲の定義を改良する結果調査の可能 性が例証される。 症状特定薬剤処方のいくつかの利点 医療の現場における意志決定の重要な時点で,適切な処方情報を豊富に提供さ れることで,医師は以下のような状況を招く数多くの引き続く問題または困難を 除外できる:不必要な事務処理;驚き立腹したまたは服用遵守しない患者;患者 が薬局で初めて自分の処方箋が処方集外であることを知った場合,薬剤師と医師 の間の不必要な電話。システムは医師と薬剤師の間の非常に不必要な「電話の追 いかけ合い」を除外できる。好ましいガイドラインに対する医師及び患者の遵守 の向上は,医療経費を節減して医療の質を向上させる。 好ましくは遠隔原始データから迅速に組み立てられ,治療症状により分類され て,該当患者の処方集にあるかどうかが表示され,医師に都合良く彼ら自身の個 人的業務の流れの中で柔軟に使用できるよう提示される,重要な薬剤選択情報が ,本発明によって利用可能になることで,処方業務は大幅に改善されて経費節減 が促進され,処方する医師に重くのしかかる管理負担が軽減される。これによっ て医療現場での情報に基づく選択が可能になり,治療上の選択の好ましくない結 果の減少につながる。 本発明の処方箋管理システムは,ここで述べた操作のいかなる側面についても ,多様な報告印刷及びその他のデータ出力を自然に提供できる。場合によっては これらの報告を機能強化して,例えば図15を参照して述べた服用計画のような全 く新しい製品を提供して,供給者の要求事項に従って計画を発送したりあるいは 処方を分割したりできる。 ここで述べたアクセス コントロールを受ける現在及び過去の報告は,患者特 定,処方者特定あるいは組織特定にでき,多様なグループ,プール,地理的領域 ,薬剤,または期間,または前記あらゆる組み合わせについて集計でき,医療提 供者, 患者,管理医療組織,政府機関その他に貴重なデータ源を提供する。 処方意志決定過程をさらに改善するために,例えば実際の卸売りまたは小売価 格,あるいは比較スケールまたは価格評価システムのような,比較価格または別 の種類の薬剤価格付けまたはグループ分けを用いた薬剤価格情報,あるいは実際 の処方箋給付金管理会社の契約に基づく相対価格のような,追加的機能を図7の ようなスクリーンに含めることもできる。このような価格情報はM.D.の意志決 定に大きく影響し,医師の選択を拘束することなく処方集遵守を促進し,全般的 な薬剤経費を減少できる。 本発明の強力なオプション機能を,図11に表示された薬剤評価スクリーンによ って見本として示した。医師が図7から10のスクリーンの一つで薬剤を選択した 後,システムはオプションとして,症状の治療における選択薬剤のメリット評価 のために,好ましい薬物療法について薬剤優先データベースをスキャンできる。 薬剤優先データベースは遠隔地にあるかもしれず,例えば管理医療組織,HMO ,または処方箋給付金管理会社などが保守しているかもしれない。(図6及び7で 用いられた異なる症状及び薬剤選択を採用して例示した)図11の例が示すように ,データベーススキャンの可能な一つの結果は,警告メッヤージのオンスクリー ン報告であり,ヘッダ126では選択した薬剤が選択症状を治療するための「第一 番目の薬剤ではない」ことを医師に助言している。さらにシステムは医師への有 用な提案として(関与給付金会社の基準,あるいは好ましくは客観的な文献報告 に準じて),問題の症状を治療する上でよりメリットの多い,代わりになる薬剤 を薬剤優先データベースのリストから提示することもできる。 この目的を達成するために図11薬剤選択評価スクリーンは,ヘッダ126を解説 する説明ボックス128;代用薬剤選択メニュー130;及びスクリーン最下行の3つ のアクション ボタンを含んでおり,例えばメニュー130で反転表示された代用薬 剤の治療情報にアクセスするためのTxガイドライン132;この例では「セフィキ シム」になっている医師の最初の薬剤選択を掲示して,処方箋作成スクリーン39 に戻る ための確認ボタン134;及びユーザーを図7の薬剤選択に戻すキャンセル ボタン1 36がある。 Txガイドライン ボタン132を通じて利用できる治療情報には,セフィキシム が選択された症状,中耳炎を治療するための好ましい第一番目の薬剤でないとい うシステムの調査結果を支持する,参考文献を含めることもできる。オプション としてTxガイドライン ボタン132からのドロップダウン メニューに,医師が余 計な努力なしに,このような研究のコピーを送付される選択を含めることもでき る。さらに別のオプション例としてTxガイドライン ボタン132は,薬剤の完全 な明細及び処方情報のためのアクセス ポイントをユーザーに提供できる。利用 可能な治療ガイドライン情報には,システムが提案する代わりの薬剤が有効であ ると分かっている特定症状の詳細,副作用,好ましい服用量及び投与経路,文献 情報源その他を含めることができる。本発明システムのこの側面は処方箋の作成 時,医師が必要とする時に新しい薬剤情報を伝える,簡単で干渉しない技術を提 供する。 ここでは自立型システムとして描写されているが,治療症状及び患者処方履歴 を通じた薬剤の識別及びリスト化のような機能は,例えば患者遭遇管理システム のようなその他のシステムでも役に立ち,このようなシステムから処方情報ボタ ンを通じて直接アクセス可能にできることは理解されるだろう。 医師ユーザー側の誤りまたは情報不測を補うだけでなく,図11に例示した処方 レビュー システムは教育ツールとしても重要な価値がある。医師は彼らの薬剤 選択行動を改善するように巧妙に訓練される。システムのヒントと警告が促すよ うに,このシステムを積極的に用いてその情報源を調査することで,医師処方者 は医療現場で効果的に教育と訓練を受ける。薬物療法の改善は微妙かつ複雑であ り,医学の狭い一領域以外の発展に遅れずにいるのは,最も誠実な医師にとって さえしばしば困難である。新薬の販売業者にとっても,有益な新薬のメリットを 教えるために医師のすし詰めの業務スケジュールに入り込むのは,同様に至難の 業で ある。 一つ以上の代用薬を提案することもできる。ここでは示さないさらに別のオプ ション例では,医師ユーザーは代用薬剤またはその他のあらゆる薬剤に関する, 薬剤情報スクリーンの表示を選ぶこともできる。薬剤選択を確認した後,システ ムは選択薬剤との関連で患者履歴をレビューして,関連アレルギー,一対一の薬 剤相互作用,または適切ならば複数薬剤相互作用を医師に警告する。 新薬情報が提供されたとき,医師はしばしばそれに注意を払うことできないが ,例えば医療現場で処方箋を作成する時のように,情報が必要な時あるいは利用 できる時には,役立つ新薬情報は入手不能であるか忘れられている。本発明は新 薬情報をそれが最も必要とされる時に,そして医師がその考慮に最も興味を抱い ている時,すなわち処方箋を書いている時に,時宜を得たやり方で提供すること でこの問題を解決する。これは最も影響力がある時点,処方上の意志決定時に, 医師の選択に影響する機会を給付金管理会社に与える。 ユーザー適応性の薬剤処方集遵守 従来の処方集ガイドラインでは,一つまたはそれ以上の好ましい薬物療法の実 質的なリストが特定される。ほとんどの処方者にとってこれらの薬剤の多くはな じみがないため,それらを処方することを嫌がる。その薬剤について以前の経験 をほとんどまたは全く持たず,治療の結果に責任がある場合,治療目的を達成す るために強力な薬剤を特定することについて,専門家の自然な慎重さが大多数の 医師を極度に用心深くする。 本発明のシステムは薬剤処方集管理に新しいアプローチを提供でき,それによ って処方者中心の処方集を確立することができる。このシステムを利用すること で,薬剤処方集ガイドラインがユーザーの処方パターンに効果的に適応し,ある いは処方者は骨を折らずにそれに従える。望ましい処方者中心性は,処方者の個 人またはカスタムリストを優先することで得られ,処方者が容易に最終選択する ためには,それらが患者の履歴リスト及びシステムが識別するこれらのリストの ,患者の処方集優先度のサブセットであればさらに良い。処方者が特定したばか りの症状に対して,効果的な治療を提供する薬剤を選択する場合,上記の手順は あらゆる要求事項を満たす単一薬剤をしばしば明確に識別し,あるいは最終選択 のために非常に少数の薬剤の短いリストを提供する。全ての要求事項を満たす薬 剤がリストにない場合,システムはユーザーに警告して,医師の特定するリスト にない処方集薬剤を提案し,あるいはユーザーに彼らの個人またはカスタムリス トから,適切な処方集外薬剤のレビューをすることを望むかどうか尋ねる。 患者処方履歴 図12は以前の処方情報スクリーンを示し,これは処方表示行のダブル クリッ ク,または図3に示した処方箋作成スクリーン39の処方履歴ゾーン43のようなス クリーンゾーンにある,Rx履歴ボタン54の起動で表示できる。図12に示したス クリーンの具体例は,情報ボックス138,クローズボタン140及び処方履歴ライブ ラリをスクロールまたはブラウズするためのスクロール バー142から構成される ,単純な受動情報表示を提供する。ボックス138の中に表示された以前の処方情 報は,選択された処方について,薬剤が処方された対象の症状,薬剤名,処方日 ,更新日及びこの場合はユーザー医師になっている処方医の氏名,電話番号その 他の適切なID,そして添付のフリーテキスト,音声注釈またはその他の電子イ ンクを含めた,厳密には処方情報でないかもしれないその他の有用な詳細から構 成される。図3の処方履歴行の所有者欄76に「いいえ」の印が現れた場合,当該 処方を書いた別の医師の氏名が図12に現れる。 有用な過去の処方関連詳細を都合良く表示するのに加えて,例えば図12の処方 情報スクリーンあるいは別の適切なスクリーンから起動できる,氏名が表示され る医師(あるいは誰か他の医師)との直接的な電子メールコミュニケーションの ような強力なオプション機能を,本発明の処方箋管理システムに加えることがで きる。このようなオプションにより,医師が直接以前の患者の処方者あるいは照 会医のような別の医師に問い合わせを送り,おそらくは関連記録を引き出すこと が可能になる。本発明はユーザー医師と彼らの患者との遭遇における,このよう な情報の転送を容易にする。図12のスクリーンには自動ダイヤルボタンを追加し て,当該医師との直接通信を容易にするための,別の形態のコミュニケーション にリンクさせることもできる。追加的なオプションには過去の服用量情報の表示 ,及びあらゆる以前の処方,あるいは特定患者,特定処方者,特定症状,特定治 療クラス等のあらゆる処方を,ページをめくるように見ていく機能が含まれ,図 3処方箋作成スクリーン39のいくつかの機能性の要点を再現する。 図13の患者の問題または症状スクリーンに示した,本発明のさらに別のオプシ ョン機能は,例えば図3の問題ボタン50から開くことができ,スクリーンを横切 って広がるフィールド ヘッダ144から156が示すように,患者の問題の履歴を追 跡し,個々の問題に関する診断的決定を記録する。特にシステムは新たな問題が 最初に活動性になった日付,及びそれが「非活動化」された日付に関する情報を 捕捉する。これらの日付は医師ユーザー名と結びついているので,患者遭遇とも 結びついており,医師のオフィス記録から立証可能な信頼できる診断上の決定と 見なすことができる。例えば検査値またはその他の診断上のデータ,あるいは例 えば身長体重のような関連した個人的な患者の特長を詳述する,追加的な情報ス クリーンを,薬剤と同様に問題にリンクさせることも可能である。 患者の問題,または治療カテゴリ,または治療目的と関連した過去の処方デー タに結びついた,このような信頼できる基礎的データを,処方薬ルーチンと共に 処理することで,貴重な新しい情報と結果調査を生み出すことができる。例えば 特定治療法と関連した問題継続期間は容易に計算できる。 図13スクリーンを用いて,システムのユーザーまたはシステムは,新規フィー ルド144で問題または症状に新規のラベルをつけ;図4に示した症状リスト114の ような症状リスト(図示せず)から問題フィールド146で問題の性格を述べ;活 動フィールド148で症状が活動性かどうかを示すために「はい」または「いいえ 」のフラグを選び;問題をリストに加える医師の氏名(システムのデフオルトは 現在の ユーザー)を診断医師フィールド150に挿入し;問題が追加された日付を日付フ ィールド152に挿入し;問題が解決あるいは非活動性になったと決定した医師の 氏名を決定医師フィールド156に挿入し;解決した日付を日付フィールド156に挿 入する。このようにして患者記録の変更には,責任を負う医師の氏名及び日付ス タンプがつけられて,監査記録が提供される。望むならば医師の識別子を追加す ることもできる。 患者または医師の前に現れなくなった問題は,活動性フィールド148に非活動 性と表示することができる。問題リストはヘッダ選択によって並べ替えることが でき,好ましくは活動性の問題をデフォルトでリストの先頭に提示する。 このようなシステムが保守する問題リストは,患者の症状または問題の履歴, そしてこのような問題の継続期間及び最新性に関する容易で便利な参考資料を提 供し,医師にとって役立つ症例管理ツールを構成する。新規処方に掲示するため の一つまたはそれ以上の症状の選択によって示されるように,問題リストは処方 過程で,処方者の最新の観察と診断により自動的に補足される。 患者が以前の問題を訴える場合の迅速な処方箋作成ルーチンは,問題をDx患者 リスト114から選択して,次いでシステムの作成する,当該症状に適切な治療を 提供する薬剤の選択リストから,薬剤を選ぶことから成り立っている。選択リス トは好ましくは医師の個人リストから引き出され,患者の処方集ガイドラインを 遵守したものであるか,あるいはこれらのガイドラインを例えば反転表示または 強調表示その他で表示し,そして処方者の個人リストにない薬剤にアクセスする ために「その他」の選択も含んでいる。このような迅速な処方ルーチンは,ほと んどの日常的状況をすばやく処理することを可能にしながら,医師に彼らの処方 の視野の拡大を許し,単に以前使用した同一薬剤の選択を要求しない。利用可能 な代替え治療法をシステムが提示することで,処方者がどのような代案が利用で きるか調べ,自分のなじみがないものを調査することが容易になって,迅速な治 療法の代替えが可能になる。 さらにこのリストの問題または症状は,患者問題リスト114に自動的に掲示さ せることができ,それらは図4から10に示したように追加的な「Dx」リストとし て現れ,患者の症状履歴の迅速な選択またはレビューが提供される。好ましくは このようなDx患者リスト114は,別の患者リストが選択されると自動的に変化す る。 システムを使用する様々な医師,研究室その他が患者に遭遇すると,または患 者に医療サービスを提供すると,彼らは患者または患者の属性と彼らの遭遇を記 憶する新規記録要素について,オリジナルの情報源となる。患者履歴は蓄積しシ ステムは求めに応じて,新たに作成された記録要素を含めた累積仮想患者履歴を 編纂する。この最新の患者履歴は,ネットワーク上の認可された医師ユーザー全 てに即座に入手可能である。理想的社会ではあらゆる関連した遭遇が捕捉される ので,患者記録は包括的または完全である。 患者の医療提供者にとって,あらゆる現行の及び最近の薬物療法と症状を累積 的に反映した,包括的な患者記録が即座に入手できることの価値は莫大である。 救急要員がそれを利用できれば,人命救助につながるかもしれない。 図13の問題リストスクリーンは,処方箋作成スクリーン39(図3)から,ボタ ン50を押すことでアクセスされる。OKボタン158またはキャンセル ボタン160 を選択することで,問題リストは処方箋作成スクリーン39(図3)に戻る。状態 変更ボタンは反転表示された活動性入力を,「はい」と「いいえ」の間でトグル して,あらゆる状態変更と共に日付と医師の氏名を記録する。追加ボタン164は 前述したように,医師ユーザーが症状選択リストを用いてリストに新たな症状を 追加できるようにする。このルーチンは例えば肥満または老年痴呆のように,特 定の処方が与えられない問題に注をつけるのにも利用できる。 本発明の処方箋管理システムを,結果調査ための統計学的データ採取に応用す る場合,例えば薬物濫用行為,喫煙及び習慣的な飲食行動,食生活,婚姻及び家 族状況,妊娠,人種,環境要因等の関連個人的データを,入手可能な範囲で患者 記録に補足することが望ましい。本システムは個人の健康に関連があるかもしれ ない,これらの要因とその変化を追跡する優れた手段を提供する。例えば前述の データのいずれかを記録するためにデータ フィールドが追加でき,データは医 師患者遭遇の準備として,医療または管理担当者がアップデートできる。 結果調査に特に重要なのは死亡証明書情報であり,好ましくはこの情報は図13 の患者問題記録に適宜追加される。 本発明のさらに複雑な実施例では,複数スクリーンから見られるより包括的な 患者履歴を提供するために,処方箋管理のための応用を診断試験,検査室分析, 及び放射線医学検査のための同等の応用と統合することができる。このような統 合的な提示で特に価値があるのは,薬剤投薬レベルを提供する臨床検査結果,適 切な服用量に関する指標を提供する腎臓及び肝臓機能検査等である。 図14に示したのは,例えば図1のシステム入力スクリーンの医師のリストボタ ン24からアクセスでき,手動で保守可能な医師用の問題記録保守スクリーンであ る。このスクリーンは医師または治療者が,自動的に保守されるシステムリスト を補足するために,自らのカスタマイズした処方,診断,アレルギーまたはその 他の有用なリストを手動で保守できるようにする。望むならば医師の患者が以前 経験した問題は,例えば患者の選択時等にシステムがリストに追加するようにも できる。これらの個人に合わせたリストまたはプロフィールは,適切なパスワー ド保護等を受けながら,ホスト コンピュータ設備を経由して,システムがあら ゆるユーザー インターフェース装置のためにそれらを検索できる,ネットワー ク上に掲示される。このように中央集権的に保管された個人専用プロフィールフ ァイルに依存することで,ネットワークがアクセスできるいかなる地理的な場所 でも,システムはユーザーの業務習慣に合わせて,カスタマイズされた個人的な 体裁を見慣れた構成で提供できる。 図14の問題保守スクリーンは,問題リストボックス166,リスト タイプ ボッ ク ス168及び包括的なあるいは好ましくは徹網羅的な問題のリストを表示する問題 ボックス170から構成されており,これから選択してアップデート ボタン172を 押すことで,ネットワーク及び医師の問題リストに転送できる。反転表示された 入力項目は,消去ボタン174を押すことで問題リスト166から除去できる。保存ボ タン176及び終了ボタン178は通例の機能を果たし,好ましくは変更をキャンセル するオプション等を提供する。データ入力ボックス180は,リストにない症状の キー入力,またはその他の文字単位での入力を可能にし,ページング ボタン142 はリストの間を移動する。 アーカイブ作成 ここで述べる発明のシステムの使用によって,実行されるトランザクション及 び作成されるデータの医学的,商業的及び法的重要性,ならびに患者,医師及び その他の多数の組織に対するその情報の価値を考えると,正確な履歴の保守また はアーカイブ作成は望ましくあるいは必須であり,本発明の好ましい実施例では アーカイブ作成を,ホスト コンピュータ設備106で提供する。 長期アーカイブ作成に伴うデータ保管の負担は,ここで述べるような仮想患者 記録の利用によって著しく緩和される。原始データ記録要素から動的に作り出さ れる仮想患者記録の使用に関した原理に従って,本発明は一語一句を記録するよ りも,多様な情報源からの完全で正確な過去の記録の再構築を可能にするような データのアーカイブ作成を選ぶ。日付及び時間スタンプのついた記録要素は,あ らゆる時点での仮想患者記録の再構成を可能にする。 好ましくはアーカイブに書き込まれるデータは,患者の診断と治療に関連した データ,第三者(薬局,検査室,患者のその他の医療提供者,または潜在的な提 供者等)と処方者との関連した電子的コミュニケーション(「Eメール」)交換 を含めたユーザーの処方活動に関連したデータ,そして患者または処方者の個人 データにアクセスした当事者に関するアクセス監査データから構成される。 システムがサポートする構造基盤 図16について述べると,ダイアグラムの左側は処方箋管理システム,あるいは ここで説明したその他のシステムのユーザーに向けた,下流方向のデータ及び通 信資源の流れを提供するサービス及び装置の配列を示す。右側は望ましいデータ 及びデータ要素が引き出されるかもしれない情報源,そしてそれらのデータがユ ーザーに到達するまでの経路を示し,その流れは中央に描かれたホスト コンピ ュータによって整理される。 図16に概略的に示したのは,いくつものユーザー インターフェース装置200及 びデスクトップ コンピュータ201であり,様々な通信サービスのいずれかにより ゲートウェイ ルータ204を経て,ホスト コンピュータ設備206と通信する。図で はインターフェース装置200,またはコンピュータ201で作業する一群のまたはプ ールのユーザーが,どのように本発明の処方箋管理ソフトウェアを実行して,ホ スト コンピュータ設備206からサービスを提供されるかを概略的に描いている。 当業者には図16で示した模式的レイアウトが,その論理的構造の観点から描写さ れ,構成要素の実際の物理的な配列は非常に異なるかもしれないことが理解でき るだろう。 システム関連通信の調整,特に遠隔データベースからの原始データの検索に加 えて,ゲートウェイ ルータ204は,例えばポケットベル呼び出しサービス208ま たはその他の適切な望ましい機能のような,補足サービスを扱うこともできる。 インターフェース装置200はWAN,専有ワイヤレスサービス,またはセル式 デジタル パケット データサービス等を通じてワイヤレスで通信する,小型フォ ーム ファクタのハンドヘルド装置またはPDAとして描写されている。携帯型 ,ノートブックあるいはその他のより大きなフォーム ファクタのコンピュータ でも良いデスクトップ コンピュータ201は,LAN1とラベルの付いたローカル エリアネットワークを経由して,通信ゲートウェイ ルータ204に接続されるが, その接続は状況に応じてモデム,赤外線,ワイヤレス等でも良い。ユーザーの装 置及び 望ましい資源の配置によって,どのような適切なネットワークでも利用できる。 配線またはワイヤレス,ローカルまたはワイド エリア ネットワーク,あるいは 混合型ネットワークが適している。 適切なサービス及びその他の専門的通信方法へのルーティングは,ホスト コ ンピュータ設備にネットワーク接続あるいはその他の方法で接続されている,通 信ゲートウェイ ルータ204によって調整される。 その他の処方者(あるいは異なる環境にいるその他の専門家)は,ネットワー クを通じて双方向デジタル通信システムを用いるホスト コンピュータ設備206と 通信するために,異なる方法を利用するかもしれない。 さらに別のユーザーは,その他のホスト コンピュータ設備によってサポート されるかもしれず,それらは適切なネットワーク サービスを用いてホスト コン ピュータ設備206と順次通信して,このような別のユーザーとホスト コンピュー タ設備206によってサポートされる医師ユーザーの間に,通信リンクまたは経路 を提供する。ここでは「ネットワーク」またはその「ネットワーク」とは,ユー ザー及びホスト コンピュータ設備を,各一つまたはそれ以上利用した組織を指 すことを意図する。 通信サービス202は,ユーザー200とホスト コンピュータ設備206との間に,効 果的な双方向データ転送を提供するいかなるサービスでも良い。ラベル付けされ たように可能な通信サービス202は,配線ローカル エリア ネットワーク「LA N1...LANn」,ワイヤレス ローカル エリア ネットワーク「WLAN1...W LANn」そしてARDIS及びRAM(各所有者の商標)のような専有の無線 周波数パケット データ ネットワーク,セル式デジタル パケット データ ネッ トワーク「CDPD1...CDPDn」等である。 図示しなかったのは,ユーザー装置200と通信ゲートウェイ ルータ204の間の 電 話線接続である。これは当然可能な発明実施例であり,ローカル エリア ネット ワークLANnが単一デスクトップ コンピュータ,または設備に基づく複数のデ スクトップ,またはその他のコンピュータのネットワーク システムから構成さ れることも理解される。 通信ゲートウェイ ルータ204は,これら様々なメディア サービスを通じた通 信を管理し,使用された通信サービス202とは関係なく首尾一貫したインターフ ェースを,装置200のユーザー及びホスト コンピュータ設備206に提供する。 上文中で言及したようにホスト コンピュータ設備206は,クライアント/サー バシステムを構成することもでき,そこではファイル サーバまたはデータベー ス管理サーバ,あるいはこのようなサーバの集合体がデータ保管及びトラフィッ ク機能を管理して,一般にローカル エリア ネットワークを通じて,サーバーま たはサーバー群にリンクされた複数のインテリジェント クライアントに,高容 量のデータ可用性を提供する。 ユーザー インターフェース装置200及びホスト コンピュータ設備206は,この システムを経由してデータ,プログラム及び処理サービスを交換し,本発明の処 方箋管理システム,電子メールサービス,そして例えば患者遭遇管理プログラム ,診断手順管理プログラム等のその他の希望されるアプリケーションを,クライ アント/サーバがサポートする,このようなアプリケーションための在来型オペ レーションと類似の方法でサポートする。 ホスト コンピュータ設備206は,ユーザー装置200及び201に知的なネットワー クサービスを提供し,例えば特に前文中で述べた,患者が指示するデータ アク セス コントロール ソフトウェアのような,付随的サービスをサポートする。処 方者が指示するデータ アクセス コントロール ソフトウェア,あるいは組織が 指示するデータ アクセス コントロール ソフトウェアを,処方箋管理システム とは別のアプリケーションで実行することもできるが,好ましくはユーザー初期 化ル ーチンの構成要素として共に統合される。 便宜のために,患者が指示するデータ アクセス コントロール ソフトウェア の患者インターフェース構成要素は,医療現場で処方者が使用するのとは別のス テーションで実施され,例えば医療施設あるいは管理医療組織の管理または受付 エリアに設置される。この場合,データ アクセス権は患者のデータ アクセス コントロール カードから読みとられ,このようなカードはホスト コンピュータ 設備206と交信して,設備が提供するソフトウェアのコントロールの元に発行さ れる。 インターフェース装置200上に常駐するソフトウェアとデータのレベルは,そ れらの物理的能力,及びユーザーまたはシステム管理者の好みに応じて変えるこ とができる。少なくとも,そして装置冗長の理由からインターフェース装置200 には,既成装置と共に提供される以外のファイルとソフトウェアのどちらの常駐 も必要ない。 ユーザー インターフェース装置がオペレーティング システムを持ち,通信機 能がありさえすれば,ホスト コンピュータ設備206のために別に提供される電子 アドレスを用いて同設備と通信が確立でき,必要なプログラム構成要素,及びユ ーザーの以前のシステム経験によって確立され,ホスト コンピュータ設備206に 保管され,その他のユーザーをサポートする遠隔ホスト コンピュータ設備から 呼び出される個人的ユーザー プロフィールを含めたデータ ファイルを,アップ ロードすることができる。 このようなプログラム構成成分及びデータのどちらも,インターフェース装置 200に保管する必要はないが,装置200が十分な記憶容量を持つ場合,ユーザーが 制限された量の関連薬剤,そしておそらくは患者データと共にコンフィギュレー ション及びユーザー プロフィール ファイルを,ユーザーのローカル インター フェース装置200で保持する方がより便利でロードも早いだろう。しかし好まし くはシステム資源にアクセスできるようになる前に,基礎的なシステム アクセ ス ソ フトウェアをユーザー装置にインストールすることが要求される。このような基 礎的なシステム アクセス ソフトウェアは,紛失または盗難が報告された後に起 動して,システムアクセス能力を使用不能にし,保管された専有データを無認可 ユーザーに対してアクセス不能にできる。 ホスト コンピュータ設備 ホスト コンピュータ設備206は,ユーザー インターフェース装置200のために フル ソフトウェア サポートを提供し,電子メール サービス及び装置が元々装 備している基本的オペレーティング システムとユーティリティの範囲を超えて ,ユーザー装置200が必要とするかもしれないその他の非個人的アプリケーショ ン等に加えて,処方箋管理システムのための完全なプログラムファイルを保守す る。 ホスト コンピュータ設備206は遭遇した患者,あるいは以前ホスト コンピュ ータ設備206を通じて送られた要請に応えて(監査目的のためにログを取って) その記録を調べた患者のデータベースを保守するが,本発明の好ましい慣行に従 って,ホスト コンピュータ設備206は患者記録を永久記憶装置に保管しない。し かしこの特定ホスト設備206がいわば「ホーム」設備になっている,装置200のユ ーザーにとっての情報源要素である,患者記録の構成要素を保守するのに同設備 が用いられる。 ホスト コンピュータ設備が保守する重要な機能は,情報ロケータ データベー ス及び以下を含めた新型ディレクトリ及びルーティング サービスである: i)目的ユーザーに通信を一定経路に従って送付することを可能にする,ユー ザー装置及びシステム レジストリ; ii)上述のような仮想患者記録編纂のため,システムが遠隔データベースにア クセスして患者記録構成要素を検索できるようにする,患者情報ディレクトリ サービス; iii)トランザクション ログ及び記録,そして監査ログのアーカイブ作成; iv)患者薬剤処方集及び処方集ガイドライン,またはそれらにアクセスするた めのロケーター; v)警告及びその他のシステム表示メッセージのライブラリ;及び vi)患者,医療提供者及び組織のアクセス コントロール ソフトウェア及び関 連データファイル。 薬剤及び症状リスト,そしていくつかの薬剤情報もまたホスト コンピュータ 設備206で保守されるが,これらは好ましくはこのような薬剤の原始データベー スから,時々(例,毎晩)同調またはリフレシュされる。より詳細な薬剤情報( 例,米国薬局方)は,遠隔データベースからホスト コンピュータ設備206によっ て検索できる。ホスト コンピュータ設備206はまた,このような薬剤関連情報, 処方集,ガイドライン警告メッセージ等にアクセスするためのディレクトリ サ ービスも保守して,情報の所有者が保守する原始データベースからこのデータを 遠隔アップデートする。 さらにホスト コンピュータ設備206は,インターフェース装置200からデータ 処理機能の負担を取り除いて,あるいはこのような機能をバックグラウンドで実 行して,装置2000の比較的限られた処理能力を支援する。 ホスト コンピュータ設備206のさらに重要な機能は,記録に対するユーザーの 要請に応えて,単一患者記録の複数要素を一様でない複数遠隔データベースから 検索して,装置200または201による仮想患者記録組立のためにユーザーに提供す ることである。 ホスト設備206はINTERNET(商標)を通じて,例えば図16の右側に示 した遠隔データベース210のような複数遠隔データベースへ全国的にまたは世界 的に拡張でき,装置の直接記憶装置あるいはホスト設備から入手可能な範囲を超 えて,(潜在的により最新の)データ資源をインターフェース装置200のユーザ ーに提供する。 通信 ホスト コンピュータ設備206と遠隔データベース210の間の通信は,電話のよ うな配線,あるいは銅線または光ファイバーまたはその他の適切な通信媒体によ る,ローカルまたはワイド エリア ネットワーク通信を通常経由する。明らかに ホスト コンピュータ設備206は,適切な手配がなされた,あるいはオンラインで 手配できるどのような遠隔第三者データベースにもアクセスでき,患者記録構成 要素のいくつかの可能なデータベースは「HMO,病院,保険会社,薬剤給付金 会社,薬局,検査室及び自営開業医」とラベル付けされている。薬剤情報はさら に製薬会社の研究センター,参考図書館,または出版社等からも得ることができ る。 装置200及びコンピュータ201の一つまたはそれ以上のユーザー プールは,貴 重な専門家視聴者を構成し,システムはこのような第三者データベース所有者が データ出版者になり,彼らのデータベースを視聴者に届けるために電子的に出版 または掲示できる貴重な手段を提供する。 例えば患者識別番号または薬剤識別子のような認識可能な共通記録要素識別子 を用いて,ホスト コンピュータ設備206は同様に識別可能な記録要素を引き出す ために,利用可能なネットワークを通じて検索する。ホスト コンピュータ設備 は情報ディレクトリ サービスをロケーターとして用いて,患者特有データ,ア プリケーション特有データ(ユーザーの好みその他),組織特有データ(例えば 処方集ガイドライン)そして一例としてMEDLINEのような一般的薬剤また は処方データを含めた,多様なデータを検索できる。 遠隔データベース210で運営される旧来のシステムとの互換性の問題を助ける ために,そして本発明のシステムを経由したユーザーからの大量の要請が,遠隔 データベース210をサポートする専有施設で日常業務を妨害したり遅らせたりす るのを避けるために,本発明の実施例では患者記録要素の重要な情報源であるこ とが知られている,限られた数の遠隔データベース210のそれぞれに,専用のデ ータ保管庫212が提供される。データ保管庫212は実際のものでもまたは機能上の もので も良く,遠隔データベース210の設備に位置するシステム専用サービス,あるい はホスト コンピュータ設備206で実施される論理的機能のいずれかを描写してい る。 データ保管庫212,ホスト コンピュータ設備206,通信ルータ ゲートウェイ20 4及び通信サービス204は,概念上の統合ネットワーク214の構成要素であり,装 置200及び201のユーザーに遠隔データベース210で利用できる資源と共に,意識 されないアクセスを提供し,好ましくは断片的に複数の遠隔データベース212に 保管されるデータが,ローカル エリア ネットワークを通じて単一ファイルから 直接入手可能であるかのような,切れ目のない外見をこれらのユーザーに与える 。 不均一なデータベースとの接続を容易にするために,そしてそれらの所有者に ネットワークを通じたなめらかなアクセスを与えるために,第三者デベロッパー が使用するための均一なアプリケーション プログラム インターフェース,遠隔 API218をシステムが提供することが好ましい。下流側の互換性ユーザーAP I218が,ユーザー装置200及び201との同様に標準化された接続性を提供する。 ネットワーク214とAPI216及び218を一体化することで,システム統合が 容易になり,ネットワークを通じた標準化された第三者通信とセキュリティのた めのファイアウォールを用いて,徹底的なコミュニケーション解決策を第三者が 開発できるようになる。 データ保管庫212 各データ保管庫212は,遠隔データベース210の読み取り専用のアクセスにより 適切なデータ セットのコピーを複製し,そのデータ セットは遠隔データベース のアップデート原始データ210に同期させて保守され,あるいはそれから定期的 に好ましくは頻繁にリフレシュされる。各データ保管庫212は検索及び引き出し 機能を提供でき,特に使用されるあらゆるアプリケーションについて,データの 再フォーマットまたは別の方法による標準化のためのプロトコル交換と再フォー マット機能,そしてネットワークを通じた通信を提供する。本発明実施例で望ま れる トランザクション及びデータ アクセスの監査可能性のために,好ましくはデー タ保管庫212は連係データ保管庫210からのデータ入力を,個々の受領データまた は記録要素の日付スタンプ,及び好ましくは時間スタンプについてもスクリーニ ングして,このようなスタンプのないものを拒否する。また好ましくは日付スタ ンプは単にデータ保管庫212へのデータ要素入力日ではなく,データ要素の起源 ,作成またはアップデートの日付を示す。 医療現場またはユーザー インターフェース装置200,またはコンピュータ201 でのその他のトランザクションで生み出される原始データは,双方向通信を支持 するネットワーク214を通じて,遠隔データベース210に直接掲示可能である。こ の開示中で明らかなように,遠隔データベースには例えば薬局,試験室及び検査 機関のような別の場所からのデータも含まれる。 通信ゲートウェイ ルータ204はまた医師装置ディレクトリも保守し,個々の医 師と通信プロトコルを確立するために必要な,ルーティングまたはアクセス情報 を提供する。この装置ディレクトリサービスは,ゲートウェイルータが支持する それぞれのユーザー装置のために,電子アドレス,装置識別子または装置コンフ ィギュレーション,オペレーティング システム情報及びユーザー情報通信プロ トコルを保守できる。ユーザーIDは別にリスト化することができ,好ましい実 施例では,ユーザーにアクセスできる一つまたはそれ以上の装置アドレスの優先 順付きリストが,それに伴っている。 ユーザーが一つ以上の装置から好ましくは装置非依存のアドレスを用いて,ホ スト コンピュータ設備にアクセスできるように,その他の一時的なまたは恒久 的なアップデート手段が提供される。 個々のコンピュータ設備206がサービス提供できる一群のユーザーは,例えば 地理的に範囲を限定されていても良いし,その数も例えば設備設立初期の10人ま たは20人から,設備が成熟するに従って数百人,数千人でも良いことは,理解で き るだろう。より多くのユーザーにサービス提供するには,あるいは他の地理的エ リアのユーザーにサービス提供するには,追加的ホスト コンピュータ設備206を 中央集権的または地方分散ハブとして設置できる。このような追加的ホスト コ ンピュータ設備206は,十中八九,多数の同一遠隔データベース210にアクセスす る。好ましくは複数コンピュータ設備206の間のデータ通信負荷を最適化するた めに,切り替えまたはルーティング手段が提供される。 ユーザー装置200と共に,例えばキャンパスや地域ユーザーのようなローカル なクライアント ベースにそれぞれがサービス提供する,十分な数のホスト コン ピュータ設備206を戦略的配置に置くことで,国内または国際ネットワークが作 り出せることは理解できるだろう。 要約(Summary) 前述の説明では,治療剤(薬)と処方された治療薬による解決または緩和を目 指した問題または症状との関連性を記録する,治療的処方に対するアプローチが 強調されている。既知の治療薬を,それらが効果的であるとされる症状に従って 編成することで顕著な恩恵が派生し,ここでは治療すべき問題または症状の選択 と共に開始する薬剤選択及び特定が,多くの状況で魅力的で有利なアプローチな ので重点を置いた。しかし医師はしばしばどの薬剤を処方したいか正確に知って おり,その場合彼らは直接薬剤入力スクリーンに進み,処方した療法が目的とす る症状を特定することができる。 また薬剤処方の原則的な例に重点が置かれているが,本発明が例えば外科的処 置の特定,理学療法及び診断試験のような,その他の治療法及び技術的医療の特 定にも有利に応用できることは理解できるだろう。 本発明の実施例には,処方に薬剤を直接掲示するための迅速で容易なルーチン が含まれており,先行する症状選択がない場合,このようなルーチンは好ましく はバイパスされる。ここで述べた結果として生じる履歴レビュー及び結果調査の 恩恵を得るには,処方記録に含めるために,処方薬剤の治療目的を処方の完成前 に提供することが好ましい。治療目的は,システムが提供する患者の既存のまた は症状履歴のリストから,あるいは強力なシステムが補助する新規症状選択を通 じて迅速に選択できる。デフォルトの患者の症状または問題は,特定の処方薬の ためにシステムにより提案されるが,このようなデフォルトはシステムに受け入 れられる前に,処方ユーザーが積極的に確認することが好ましい。 薬剤名による直接的処方の便宜を図るために,図3の処方箋作成スクリーンの 薬剤フィールド88は,個人的またはカスタマイズされたユーザーが起動できる薬 剤リストを開き,あるいは包括的なシステム薬剤リストに進み,症状の選択前に なじみ深いまたはなじみのない薬剤の迅速な特定を可能にする。次いで薬剤服用 量選択が上述のように進行する。処方箋作成スクリーン39の処方ゾーン44を離れ る前に,システムは症状フィールド86への適切な入力を要求することができる。 さらに別の好ましい実施例では,患者,処方医師及び関連組織が,彼ら自身の データに対するアクセスを前もって定めることで,そのデータの流れをコントロ ールできる。あらゆるトランザクションには患者識別子,処方者識別子,そして 適切な場合は組織識別子のスタンプが日付と時刻と共につけられる。 選択された,過去の,あるいはカスタマイズされた薬剤及び症状の短いリスト に重点を置くことで,比較的パワーのないPDAでも,魅力的な作業環境を提供 することができる。短いリストのデータはユーザー装置上で保守でき,ユーザー にとって最も一般的な処方状況で迅速な反応を提供する。より一般的でない状況 にはホスト コンピュータ設備への要請が伴い,この場合ネットワークからのデ ータの検索に要する数秒間の遅れは,十分容認できる。 システム条件 ここで述べた本実施例の処方箋管理システムのユーザー ソフトウェア構成要 素は,好ましくは以下の完全なまたは修正バージョンをサポートする,オペレー テ ィング システムの元で実行されるようにデザインされている:MS−DOS( 商標,マイクロソフト社);ウィンドウズ(マイクロソフト社);またはユーザ ー フレンドリなグラフィカル インタフェースを持つその他のシステム,例えば アップルコンピュータ社のマッキントッシュ(商標)またはニュートン(商標) オペレーティング システム,及びジェネラルマジックのマジックキャップ オペ レーティングシステム。その他のグラフィカル環境も使用可能,あるいは開発中 であり,本発明のその他の実施例は,各オペレーティング システム環境のユニ ークな特性を利用するように,アプリケーションを最適化するため適切に修正で きる。 システム ソフトウェアを書くために使用されるプログラム言語は,様々なシ ステム構成要素の環境に依存する。現在の発達段階では,いくつかのハンドヘル ドPDAは例えばニュートンまたはマジックキャップ(商標)のような,それぞ れのオペレーティング システムが提供するツールで,アプリケーションを書く ことを要求する。いくつかのPDAを含めて,マイクロソフトのウィンドウズ( 商標)をサポートするような装置では,例えばマイクロソフト社の「C」あるい はボーランド インターナショナルの「C++」のような,最もポピュラーなプ ログラム言語を含めた広範囲の言語が使用できる。アップルコンピュータのマッ キントッシュ(商標)ベースのシステムでは,THINK(商標)のような言語 が適切である。 多様な携帯型コンピュータ ステーション,特にパーソナル デジタル アシス タントや,ワイヤレス通信機が付属したその他のパーソナル情報通信機のような ハンドヘルド ユニット上で実施した際に,本システムは特に有利である。移動 性の専門家のための好ましい実施例は,双方向電波または赤外線通信機能のつい たこのようなハンドヘルド ユニットから構成される。このような装置は「バイ ヤーズ ガイド:パーソナル デジタル アシスタント」PC WEEK,1994年8 月29日,89頁及び94頁で言及されており,それに対する参照としてその明細をこ こに含めた。 このようなハンドヘルド装置の現時点ではかなり限定された機能特性との互換 性のために,本発明の処方箋管理システムは,望ましくはユーザーのターミナル に課される保管と処理の要求を最小化して,保管と処理の要求をホスト コンピ ュータ設備に転嫁するようにデザインされる。このようにしてシステムのサポー ト アーキテクチャは,ユーザー端末にスクリーン表示その他の有用な機能に要 求される必須データのみを,必要に応じて提供することを目的とする一方,ネッ トワークがアプリケーション及びデータ ファイルを,例えばホスト コンピュー タ設備で保管する。 発明の修正実施例 本発明は特に有用な処方箋管理システム実施例との参照で述べたが,本発明の さらに別の実施例が,情報に基づく選択が望ましくまた対話式のコンピュータ補 助意志決定によって容易になる各分野で,特に意志決定関連データが複数の不均 一な遠隔データベースから引き出されるような状況では,有用な恩恵を提供でき ることが当業者には理解できるだろう。 このような可能なアプリケーションのいくつかは,臨床検査の明細及び獣医学 の分野におけるものであり,また診断上の結論と特定の問題解決策とを結合する ことで,有用な履歴及びフォローアップ研究,品質管理改善が得られる非医薬品 環境におけるものである。 このような修正一実施例に従って,最初に専門家が一つまたはそれ以上の臨床 検査でより詳しく調査することを希望する患者の症状をリスト化し,臨床検査結 果を報告して鑑別診断のためにさらに別の検査を提案することで,臨床検査情報 が処方する専門家に提示される。次いでシステムは当該症状の評価に有用なこと が分かっている臨床検査選択を提供し,その選択及び臨床検査の編成は好ましい 実施例で治療薬について述べたのと同様の方法で行われ,そして処方箋作成につ いてここで述べたと比較できる方法で,適切な経費節減診断試験の作成,選択及 び発注に進む。 例えば類似の診断アプリケーションは,特定の診断を考慮に入れるまたは除外 する費用効果の高い手段を提供するかもしれない。個々の処置の特異性と感度は ,正の予測値及び負の予測値として言い換えられる。決定理論を適用し,処置ま たは処置の組み合わせについて予想される結果を,患者の生物学的特性と既知の 症状に照らして分析することで,診断ブロトコルを作り上げて最新の勧告に従っ て保守することが可能になる。患者履歴を評価することで検査前の見込みを確立 して,一つまたはそれ以上の検査予測値の調節に用いることが可能になる。この ようにして患者履歴は,良好な特異性と信頼水準で患者の単一のまたは複数の症 状を識別するために,最適な診断検査行列の選択と確立を押し進めることができ る。 例えば絶食のような患者の準備,及び標本採取に関連した検査要求事項はシス テムが指定できる。標本につけるためのシステムが保守する識別子(例,バーコ ード ラベル)を医療現場で作成することで,厳密な標本の受け渡しの一連の証 拠を開始することができる。 このようにして特定の検査結果に応じて,目的とする単一のまたは複数の症状 を考慮に入れる,または除外するためにデザインされた異なる診断形式で,一連 の可能な症状が評価できる。 獣医学分野への延長も当業者には明らかであり,その場合,ここで言及した医 師ユーザーの代わりに獣医への言及が適切であり,患者はペットの犬または猫, あるいは食用牛,繁殖用種豚または競走馬または繁殖用種馬のような種々の家畜 である。 医師ユーザーに関連した好ましい実施例で本発明について述べたが,その他の 医学専門家,特に処方箋発行権限を持つ者が,この適用で恩恵を被ることは明ら かである。 より一般的な意味では本発明はサービス専門家に,特に顧客または依頼人との サービス遭遇において,消費者問題への技術的対応策を選択,特定または提供す る上で顕著な新しい恩恵を提供する。例えばサービス技術者は自動車の交換部品 を特定する際,部品が改善するかもしれないサービス問題によって,交換部品の データベースが分類された,本発明に従った自動車サービス管理システムから恩 恵を受けられる。このようにしてブレーキの軋みの問題を持つ顧客に対してシス テムは,例えばブレーキ パッド,ブレーキ ピン,ブレーキ シム,ブレーキ ロ ーターのような,それらのいずれかが顧客のブレーキの軋みの問題を改善するか もしれない部品リストを提供するかもしれない。現行のシステムは必要な部品を 見つけだしたサービス技術者が,顧客の特定車種のための番号または部品の価格 及び部品の在庫リストを入手できるようにする。 しかし既知のシステムでは,専門家が顧客の問題によってシステムに照会する ことはできないし,また処置の総括費用が導かれる問題解決策のあらゆる側面の 要約も提供されない。さらに本発明のシステムでは,例えばブレーキの軋みを引 き起こす要因の説明のような,顧客のために印刷することもできる関連問題の技 術文書へのアクセスも提供できる。これは多少単純な例である。特に自動車技術 が発達するにつれ,洗練されたエンジン管理及びその他のマイクロプロセッサ コントロール システムが新たな問題を引き起こし,新しい技術解決策が要求さ れることから,より複雑な例は自動車その他の技術の当業者には明らかであろう 。本発明のシステムはより良い車の開発を促進する,結果分析に有用な顧客問題 リストを提供できる。 工場または卸売り店のような部品供給者をプラン給付金会社と等しく扱った, 自動車とその関連分野でさらに有用なのは,新製品の説明文及び価格情報あるい はアップデートを,複数情報源から動的にトランザクション成立と同時に提供す る能力である。処方過程で実際的な選択ガイドラインを,目立たないように適用 したい給付金会社の希望に留意して,特約店で保証サービス上の決定をコントロ ールするのを助けるために,自動車工場も同等の技術を用いることができる。 本発明の一般性を例証するさらに別の実施例では,可能な保険ベンダー及び適 用範囲情報が,顧客の問題に従って分類されるかもしれず,それにより例えば保 険エージェントが,例えば最近の大きな自動車衝突クレームのような顧客の特定 問題に対して特定の技術解決策を提供する,異なるベンダー及び適用範囲を列挙 するかもしれない。適切な新しいデータベースには,過失のある当事者,衝突被 害,人身障害保険金の支払い等を区別する情報が含まれる。この双方の例で,顧 客あるいは顧客の自動車のどちらかに関連した,問題履歴も作成できる。 正確で信頼できる処方データの注意深く保守されたデータベースを採用した, ここで述べた処方箋管理システムの使用から,現在処方薬の使用につきまとう多 くの問題がない高品質の処方箋が生み出されることは,当業者には明らかであろ う。最新の入手可能薬剤を含めた包括的な症状及び薬剤リストにリンクする,ユ ーザーに都合良く合わせたリストから選択された,適切で費用効果の高い薬剤を 医師が処方し,禁忌,患者への恩恵について処方薬がレビューされるという確信 があれば,給付金会社及び規制機関による処方過程の見落としが減少でき,処方 過誤から引き起こされる訴訟も減少するだろう。 ここで述べた本発明の処方箋管理システムを広範囲にわたって配備することで ,国内または地域の医療システムに,医療の質の顕著な改善,実質的な節約及び 無駄の排除が生じる。 システムソフトウェアの物理的実施例 添付図面と共に読んだ前記明細では,とりわけ専門家が実際問題の解決のため に技術製品を選択または特定するのを容易にし,また望ましい問題解決目標の達 成を助ける新製品を作成する,あるいは専門家または彼らのクライアントが新製 品を作成するのを補助する,様々なシステム及びソフトウェア実施例の詳細な公 開が提供されている。 ここで言及したシステム及びソフトウェアが,ここで述べたパーソナル デジ タル アシスタントのようなユーザー装置を含めた,コンピュータその他の適切 なハ ードウェア上で実行されるソフトウェア,及び本発明の目的達成に有用であるか もしれない,ユーザー インターフェース付きまたは無しの(例えばファイル サ ーバ),プロセッサ,データ記憶手段及びオペレーティング システムのサポー ト能力を持ったその他のインテリジェント データ処理装置を,明示的あるいは 暗示的に含むことは理解されるだろう。 本発明を具体化するソフトウェア構成要素及びアプリケーションは,例えばコ ンピュータまたは光学ディスケット上の電子読みとり装置とインタラクティブで あるために,オプションとして輸送可能な形態の磁気,光学バブルその他の媒体 上の電子ビット記憶として配布でき,あるいは受信者がこのような媒体に保管で きるように,配線またはワイヤレス ネットワークを通じて配布できる。 本発明の好ましい実施例では,本発明の目的に従って汎用コンピュータの特定 実施例へのソフトウェア導入が,それを専用コンピュータとして作動させるよう に,このような媒体上に記憶されたソフトウェアを,印刷された本または小冊子 形態の使用説明書をつけて商用パッケージとして提供する。使用契約書,及びア ップデートのための登録手段を含めることもできる。代案としては使用説明書を ,データ ファイルとして提供することもできる。 このような媒体に記憶されたソフトウェアが,磁気的または光学的に協力する コンピュータ利用入力装置と対話できる電子的なカスタマイズマシンを構成して ,コンピュータをソフトウェアの内容に応じて専用目的コンピュータとして,カ スタマイズできることも理解できるだろう。このようなカスタマイズされた専用 モードでコンピュータを作動させるために,本発明のソフトウェアはユーザー, または他者がインストールすることができ,通常,コンフィギュレーション パ ラメータを選択して初めて,それが常駐する装置と効率的に対話して望ましい専 用目的特質を提供する。このように設定された場合,専用目的コンピュータ装置 は,特にそれが意図する専門家ユーザーに対して高い価値を持つ。 本発明の実施例のいくつかは上で述べたが,技術における通常の技術を有する 者には様々な修正が明白であることは当然理解される。このような修正は添付の 請求によってのみ制限され定義される,本発明の意図及び領域の範囲内である。 したがって本発明の特定の側面が処方箋管理システムとの関連で具体化されて 開示される一方,これらがその他のシステムまたは環境で,より広い範囲の応用 を持つことは明らかである。これらの側面のいくつかは次の通りである:不均一 な遠隔データベースからネットワークを通じて検索された,原始記録要素からの 記録の動的組立;アーカイブ ログから記録を回顧的に再構築するために,これ らの構成要素に時間及び日付スタンプが押されることの要求;医師中心の薬剤処 方集;データ アクセス コントロール システム及びソフトウェア;ここで述べ た新しいディレクトリ サービス及び付随するオンライン ポイントツーポイント の電子メール及びデータ検索システム;API使用可能で徹底的な透明性を持つ データ検索ネットワーク;新しい結果調査,モニター及び警告処置,研究及び関 連製品,新しい計画服用薬剤パッケージ及びディスペンサ装置等。
【手続補正書】 【提出日】1997年6月9日 【補正内容】 請求の範囲 請求項1. 医療現場で患者が服用した患者症状に対する薬剤治療の処方を行 う電子処方箋を生成する、処方者による使用のためのシステムであり、前記患者 は薬剤給付金提供者を有し、前記薬剤給付金提供者は、前記症状の治療のために 前記薬剤給付金提供者によって選択される少なくとも1つの薬剤を列挙する、前 記患者のための薬剤処方集を含む処方給付金プランを発行し、前記電子処方箋は 、患者識別子、少なくとも1つの処方される薬剤、及び少なくとも処方される薬 剤の数量詞を有し、処方される薬剤あるいは複数の薬剤を調剤する薬剤師によっ て使用できる、コンピュータ読み出しが可能な媒体上にプログラムが格納された コンピュータ化された処方箋生成システムにおいて、 a) 処方者が操作可能な以下のデータ取得装置を有する処方箋生成スクリーン (図3)と、 i) 患者を識別するデータを取得する患者識別子データ取得装置(48) ii) 処方された薬剤確認データを取得する処方薬剤データ取得装置(88) iii) 薬剤数量データを取得する少なくとも1つの薬剤数量詞取得装置(94) iv) 前記患者が服用した前記患者症状に関する患者症状データを取得する 患者症状データ取得装置(86)であり、前記電子処方箋がさらに前記患者症状デー タを有している、患者症状データ取得装置(86) b) 複数の処方可能な薬剤(118,121,130)を表示する処方箋管理スクリーンか ら1以上の前記データ取得装置によってアクセス可能な処方可能薬剤データのラ イブラリと、 c) 前記処方者によって給付金プランが勧告する薬剤の選択を可能とするため 、前記症状の治療に対して患者の薬剤処方集優先について少なくとも1つの前記 表示された複数の薬剤を確認する薬剤処方集表示装置(120)と を具備し、前記症状の治療に対する前記患者薬剤処方集優先は、処方箋の完成 の前に処方者にシステム表示されることを特徴とする処方箋生成システム。 請求項2. ユーザが選択したデータの使用を追跡し、この選択された使用を 援助するデータ表示を適切に行う手段を有し、前記システムはユーザの習慣を学 習し、適合させることを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項3. 少なくとも1つの前記選択された使用データ表示は、各システム のユーザに対する個人優先の症状選択リストを具備することを特徴とする請求項 2記載の処方箋管理システム。 請求項4. 少なくとも1つの前記選択された使用データ表示は、各システム のユーザーに対する個人優先の薬剤選択リストを具備することを特徴とする請求 項2または請求項3記載の処方箋管理システム。 請求項5. さらに、オンラインで表示された患者履歴記録を具備し、該患者 履歴記録は、有用な以前の処方箋を電子的に列挙し、該以前の処方箋のそれぞれ は、処方薬剤(118)と処方された各薬剤に対する症状治療目標を含み、システム が作成する処方箋は、システムによってこの履歴記録に付加されることを特徴と する請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項6. 処方箋に掲示される患者症状(116)の選択のための患者症状リス トを具備し、この患者症状リストは、患者履歴にリストされた患者症状(116)を 含むことを特徴とする請求項5記載の処方箋管理システム。 請求項7. 中央集中型のデータ検索サブシステムを具備し、このサブシステ ムは、リモートのソースデータベースから医療現場に処方情報及び患者に関連す るデータのデータ列を供給するため、少なくとも1つのデータ検索ネットワーク をアクセスすることを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項8. 前記データ検索サブシステムは、アレルギーと副作用警告、処方 集の変更、新規薬剤の承認の1以上の指示を与え、不適切あるいは撤回される薬 剤の処方を締め出しあるいは警告するために処方箋管理システムに接続されるこ とを特徴とする請求項7記載の処方箋管理システム。 請求項9. 多数の異種のリモートデータベースから検索された多数のソース 記録要素をもとに、ユーザ要求に応じて、オンラインで動的に組み立てられる患 者履歴を具備することを特徴とする請求項5記載の処方箋管理システム。 請求項10. ホストコンピュータ装置とネットワーク化されたディジタル通 信を行うためのユーザインターフェース装置を有し、 前記患者履歴は、ユーザ装置からの要求に応じて、前記ホストコンピュータに よってリモートデータベースからの記録要素のフォームが検索され、リモートソ ースデータベースは、患者の以前の地理的位置及び治療サービス供給者に従って 選択され、確認されることを特徴とする請求項9記載の処方箋管理システム。 請求項11. 患者履歴は、記録に対する各ユーザ要求に応じてオンラインで 新規に組み立てられる仮想患者履歴であり、これによって、ソース記録要素の可 能な遠隔更新に関して流通することを特徴とする請求項5記載の処方箋管理シス テム。 請求項12. 前記ホストコンピュータ装置は、患者記録、供給者あるいは組 織のデータに対するアクセスの検査追跡を行うために、日時、仮想患者履歴に対 する要求を記録することを特徴とする請求項11記載の処方箋管理システム。 請求項13. 地理的領域、人口統計上の、会社、プランあるいは共同グルー プにくまなく配置され、この領域で作られた全ての薬剤処方はシステムの産物と なる処方箋管理システムであって、 システムにアクセスできるソースデータベースを掲示し、 全ての薬剤処方は、地理的領域、人口統計上の、会社、プランあるいは共同グ ループ内の患者に対して作成された全ての薬剤処方の完全な患者履歴は、動的に 組み立てられる仮想患者履歴にリストされることができることを特徴とする請求 項11記載の処方箋管理システム。 請求項14. 薬剤リストの薬剤(118)は、患者症状(116)に従って分類され、 この薬剤(118)は効能をもち、 さらに処方箋管理システムは、可能な症状(116)のグループから症状(116)を選 択する患者症状特定処理及び、各患者問題を治療する多数の薬剤(118)がリスト されたライブラリから処方される薬剤(118)を選択するオンスクリーン薬剤選択 処理を具備したことを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項15. c) 医療現場で薬剤処方集に従う患者に関連する薬剤処方集内 に含まれ、処方者によって選択されるある処方薬剤を示す、表示可能な患者薬剤 処方集情報 を具備したことを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項16. 前記患者薬剤処方集表示手段は、症状駆動集薬剤リスト(120) と、症状駆動処方集外薬剤リストとを具備し、この薬剤リストは患者の選択に従 って変更可能であることを特徴とする請求項15記載の処方箋管理システム。 請求項17. 前記システムは、患者情報及び処方集情報に基づいた薬剤効能 ガイドラインを与えることを特徴とする請求項15または請求項16記載の処方 箋管理システム。 請求項18. 薬剤についての処方者ユーザの個人優先リストは、指示された 処方集薬剤が表示されることを特徴とする請求項3記載の処方箋管理システム。 請求項19. 表示された処方集薬剤に対する比較コスト情報を含むことを特 徴とする請求項15または請求項16記載の処方箋管理システム。 請求項20. 前記薬剤処方集は、薬剤処方集情報を含むリモートデータベー スをアクセスするコンピュータの提供による薬剤給付金管理会社によって生成さ れ、適切な処方集薬剤は、医療現場で配置可能なユーザインターフェース装置上 のスクリーンでユーザに示され、医療現場で薬剤処方集ガイドラインの容認を助 長することを特徴とする請求項15または請求項16記載の処方箋管理システム 。 請求項21. 処方集ガイドラインに従う薬剤の処方可能性は、患者症状(116 )に従った適切な処方集であることを特徴とする請求項15または請求項16記 載の処方箋管理システム。 請求項22. 多数の薬剤処方集供給者から薬剤処方集情報をアクセスする組 み込みロジックを具備し、 薬剤処方集リストは、患者確認に従った多数の有用な薬剤処方集から選択され 、患者は、この患者に処方に関する給付金を提供する薬剤処方集供給者との前回 の取り決めを有し、この薬剤処方集リスト情報は、患者特定処方集の少なくとも 1つの選択の形で処方者ユーザに動的に示され、この処方者ユーザによって行わ れる患者治療に関する選択に関連した処方集状態指示がなされることを特徴とす る請求項15または請求項16記載の処方箋管理システム。 請求項23. 処方集情報のリモートソースデータベースから多数の有用な処 方集を更新し、維持するネットワークデータ通信手段を具備したことを特徴とす る請求項22記載の処方箋管理システム。 請求項24. 多数の症状リスト(112)内の患者症状(116)をカテゴリーに分類 し、表示する手段を具備し、 この症状リストは、処方者によって入力された症状の個人症状リストを有する グループから選択された症状リスト、患者によって服用された症状の履歴症状リ スト、1以上の処方者がカスタマイズした症状リスト、人体システム症状リスト 、病状の低減に従って整理した状態、治療、個人的な知識、その他であることを 特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項25. 薬剤選択は、症状が引き出され、処方者は、少なくとも1つの 症状リストを介して治療する患者症状を選択することを特徴とする請求項24記 載の処方箋管理システム。 請求項26. 多数の引き出された症状を介して薬剤データ選択の大きな本体 をアクセスする処方者ユーザが、多数のマッピングを提供するための手順を決め る知的データアクセス手段を具備し、このユーザは、この選択された手順に従っ た異なる経路を介して適切な薬剤あるいは薬剤の選択を見いだすことができるこ とを特徴とする請求項26記載の処方箋管理システム。 請求項27. 前記電子的掲示手段は、選択される薬剤のための投薬量及び投 薬情報の経路、及び任意に、治療時間及び一般代用認可情報を選択し、獲得する ことができ、この情報は、リストされた全ての薬剤に対してシステム利用できる ことを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15乃至請求項24記載の処方箋 管理システム。 請求項28. 投薬情報を更新し、維持するネットワークデータ通信手段を具 備し、この投薬情報はシステムによって呼び出された場合、リモートソースデー タベースから動的に供給されることを特徴とする請求項27記載の処方箋管理シ ステム。 請求項29. 服用、服用量及び有効期限の薬剤数量詞、及び薬剤数量詞間の 関係のシステム計算を有する処方有効期限ルーチンを具備し、システムは、1以 上の薬剤数量詞、任意的に、患者履歴情報、治療に対する好ましい薬剤リストを 示す処方集情報、のユーザ選択に応答して、不特定の薬剤数量詞に対するデフォ ルト値を与えることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15乃至請求項2 4記載の処方箋管理システム。 請求項30. 患者が、ユーザに患者履歴データをアクセスすることを可能に するデータアクセス制御特定手段を有する患者データアクセス制御サブシステム を具備し、このデータアクセス制御手段によって、許可されたユーザのみが患者 データをアクセスすることができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求 項15乃至請求項24記載の処方箋管理システム。 請求項31. 患者データアクセス監査を具備し、この患者データアクセス監 査は、患者データアクセス検査履歴、処方者データアクセス監査履歴、あるいは 組織データアクセス監査履歴を提供するため、患者履歴データ、処方者の処方履 歴、あるいは組織の処方履歴をアクセスするエンティティの日時及び確認に関す る情報を記録するアクセス履歴を生成することを特徴とする請求項1、請求項5 、請求項15乃至請求項24記載の処方箋管理システム。 請求項32. 患者データアクセスサブシステムは、患者自身のデータの流れ の患者指示制御を提供することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15乃 至請求項24記載の処方箋管理システム。 請求項33. 患者指示データアクセス制御は、中心的に、ホストコンピュー タ装置で患者データアクセスサブシステムに入力することによって達成され、患 者生成記録アクセス特定は、各パーティがどの期間中にどのデータをアクセスで きるかを決定することを特徴とする請求項32記載の処方箋管理システム。 請求項34. 患者生成記録アクセス特定は、前許可ファイルにおける患者秘 密プロフィールを提供し、この前許可ファイルは、患者データへのアクセス制御 に用いられることを特徴とする請求項32記載の処方箋管理システム。 請求項35. 処方者ユーザによるシステム動作によって生成されるユーザ関 連履歴を有し、 ユーザデータアクセス制御サブシステムは、ユーザ履歴データへの選択する第 3のパーティアクセスをユーザに許可するデータアクセス制御特定手段とデータ アクセス制御手段を有し、 第3のパーティは、ユーザデータをアクセスすることができ、制御手段は、ど んなデータタイプが、どの組織あるいは供給者によってアクセスされたかを決定 することができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15乃至請求項 24記載の処方箋管理システム。 請求項36. ユーザデータアクセス監査を具備し、このユーザデータアクセ ス監査は、ユーザデータアクセス監査履歴を提供するため、ユーザ履歴データを アクセスする第3のパーティの日時及び確認に関する情報を記録するアクセス記 録を生成することを特徴とする請求項36記載の処方箋管理システム。 請求項37. 少なくとも1つのリモートデータベースから処方箋管理システ ム内のディスプレイに検索可能な組織生成ソースデータを具備し、組織指示デー タアクセス制御サブシステムは、組織に対し、組織生成ソースデータへの選択す る第3のパーティアクセスを認可するデータアクセス制御特定手段及びデータア クセス制御手段を有し、許可された第3のパーティのみが、組織生成ソースデー タをアクセスすることができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項1 5乃至請求項24記載の処方箋管理システム。 請求項38. 組織データアクセス検査を具備し、この組織データアクセス検 査は、組織データアクセス検査履歴を提供するため、組織生成ソースデータをア クセスする第3のパーティの日時及び認定に関する情報を記録するアクセス記録 を生成することを特徴とする請求項37記載の処方箋管理システム。 請求項39. システムで知られる、患者アレルギー、薬剤対薬剤間の相互作 用、薬剤対多数薬剤間の相互作用、現在処方された薬剤の絶対禁忌に関し、新規 処方薬剤を評価する新規生成処方評価手段を具備することを特徴とする請求項1 記載の処方箋管理システム。 請求項40. 特定薬剤の好ましくないあるいは注意すべき特性に関する警報 を通信するための薬剤警報サブシステムを具備し、この警報は、この薬剤に対す るシステム情報に関連し、ユーザがこの問題の薬剤を呼び出したとき、注意勧告 、警報、あるいは他の特定のメッセージを受信することを特徴とする請求項1、 請求項5、請求項24乃至請求項39記載の処方箋管理システム。 請求項41. 薬剤警報サブシステムは、システムユーザに対する薬剤使用中 止情報を、リアルタイムで、あるいは処方で使用中止薬剤が選択されたときに電 子的に通信する動作を行い、あるいは警告は処方箋に直接に掲示されることを特 徴とする請求項39記載の処方箋管理システム。 請求項42. 使用中止薬剤の処方箋の完成を妨げる処方箋完成制御手段を具 備し、薬剤は、1日で配置される処方箋管理システムの市場から引き上げること ができることを特徴とする請求項41記載の処方箋管理システム。 請求項43. 現在の薬剤使用者あるいは薬剤使用者は、処方された薬剤のみ でなく、処方使用期限をも参照して、処方履歴から確認されることができ、患者 及びこの患者の医師の双方は、薬剤使用中止の電子的に注意が与えられることを 特徴とする請求項41記載の処方箋管理システム。 請求項44. システムの他のユーザにアクセスするオンスクリーン電子メー ルを具備し、この電子メールは、付加的に処方箋生成機能にリンクされ、処方者 ユーザは、処方箋に対する電子的記録あるいは処方箋に関連する記録を追加する ことができることを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項45. 電子メールは、他の技術的知識及びエキスパートシステムにア クセスするプラットフォームを提供し、任意的に、注文や計画の概要や同様な管 理機能などの処理サービスへの接続を提供することを特徴とする請求項44記載 の処方箋管理システム。 請求項46. 患者選択サブシステムを具備し、患者グループの予備選択は、 ”Today's Patients”、”In-Patients”、”Out-Patients”、”Private Patie nts”その他から構成されるグループから選択された多数の患者リストの提供に よって行うことができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、請 求項24、請求項39、及び請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項47. 患者リストは、最近のシステムに利用できるデータを用いた、 継続する基盤の上で、システム維持され、 知的患者選択手段は、ユーザに、次の患者あるいは入力される患者を含む高い 可能性をもつ患者グループを選択させることができ、これによって、所望の患者 記録のアクセス及び検索をはやくすることを特徴とする請求項46記載の処方箋 管理システム。 請求項48. 適用、相互作用、副作用、警告等の薬剤の詳細情報をアクセス するオンスクリーンを具備することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項1 5、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項49. ユーザのディスプレイにリアルタイムで、リモートの異種のデ ータベースからネットワークを介して薬剤に関する情報を検索する薬剤文献検索 サブシステムを具備することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、請 求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項50. 薬剤文献検索サブシステムは、全記述及び選択された薬剤に関 する処方情報のアクセスポイントをユーザに提供し、 有用な薬剤情報は、薬剤治療ガイドライン、ガイドラインを支援する1以上の 文献参照、特定の症状(116)の詳細からなるグループから選択され、システムが 教示する選択的薬剤は、効率的あるいは逆の症状、選択された薬剤量、投与経路 、 文献ソース、他の関連する薬剤処方情報を見いだすことができることを特徴とす る請求項49記載の処方箋管理システム。 請求項51. 薬剤文献検索サブシステムは、医師に、オンスクリーンで送ら れたハードコピーあるいはプリントコピー、あるいは関連する研究あるいは文献 の他のメディア形式をもつようにすることができるように動作し、オンスクリー ン選択は、研究あるいは文献情報のためのソースにシステムで通信できることを 特徴とする請求項50記載の処方箋管理システム。 請求項52. 薬剤文献検索サブシステムは、処方箋を作成するとき、医療現 場での医者に新規薬剤情報を与えるための簡単な非割り込み技術を提供するよう に動作することを特徴とする請求項50記載の処方箋管理システム。 請求項53. 患者指示患者記録アクセス特定を集中的に維持することによっ て結果研究関係者を選択する結果研究サブシステムを具備し、これによって、シ ステムは、患者記録アクセスでの指示を保証する結果研究のような研究関係者に なることに同意する患者の記録を含むことができ、任意的に、研究データの出力 は、処方者及び所有権をもつ組織のアクセス特定に従うように制御されることを 特徴とする請求項32記載の処方箋管理システム。 請求項54. 特定した症状(116)あるいは新規に導入した薬剤がもつ症状へ の治療の逆の結果に関して、新規薬剤の掲示導入市場監視を統制する新規薬剤監 視サブシステムを具備することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、 請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項55. 新規薬剤監視サブシステムは、問題の新規薬剤を処方した後の 新規問題を報告する患者をモニターし、医学上の質的向上のため、このような新 規問題を医者ユーザに委託し、その後同様な治療がされた意味ある患者が集まっ たデータをもつ同様な報告の集合を統計的に比較することを特徴とする請求項5 4記載の処方箋管理システム。 請求項56. 症状リストは、少なくとも5つの症状を有し、薬剤リストは少 なくとも5つの薬剤を有することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15 、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項57. 薬剤情報は、全ての処方可能な政府が認証した薬剤の少なくと も約50%の関連する症状情報及び投与情報を有することを特徴とする請求項1 、請求項5、請求項15、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処 方箋管理システム。 請求項58. プリントで、あるいはローカルまたはリモートのファイル記憶 部、あるいはリモートのファイルである他の読み出し可能な媒体に転送される電 子的処方箋として、新規に生成された電子処方箋を出力する手段を具備すること を特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、請求項24、請求項39、また は請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項59. 薬局による遂行のため、ネットワークを介して電子的処方箋を 送信する手段を具備することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、請 求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項60. 患者に対してプリントされた投与計画出力を有することを特徴 とする請求項57記載の処方箋管理システム。 請求項61. 患者によってアクセスされる多数の医師は、当該処方箋管理シ ステムを利用し、患者の処方履歴を共通オンラインでアクセスし、処方履歴は、 患者の全ての新しい処方の現在の記録を提供し、システムは、濫用摂取や不正な 再販売の甘えという点で多数の処方箋を獲得すべく、1以上の医者に問題や症状 を示す患者による処方箋濫用の制御を可能とすることを特徴とする請求項1、請 求項5、請求項15、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋 管理システム。 請求項62. システムはまた、薬局または薬局にリンクされる薬剤給付金プ ランからの処方箋の実行についての患者関連通報を提供し、この実行通報は、処 方者に利用され、システムは、複製を得るために処方箋の紛失を申し立てる患者 の濫用を防止することができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項1 5、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項63. システムはまた、薬局または薬局にリンクされる薬剤給付金プ ランからの処方箋の実行についての患者関連情報を提供し、この実行通報は、処 方者に利用され、処方された治療の中止を示す処方の実行がある患者の過ちは、 修正のため、モニターできることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15 、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項64. 電子的、紙、ディジタル音声及びファックスを構成するグルー プから選択された型の出力を提供することを特徴とする請求項1、請求項5、請 求項15、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システ ム。 請求項65. ホストコンピュータ装置とこのホストコンピュータ装置が設け られる請求項1、5、15、24、39、または44に従った処方箋管理システ ムとの結合装置において、ホストコンピュータは、多数のリモートユーザインタ ーフェースまでの処方箋管理システムのユーザ関連装置のネットワーク分配を支 援し、ユーザがこのインターフェース装置を用いるためのデータ及び通信リソー スを提供することを特徴とする結合装置。 請求項66. ホストコンピュータ装置はデータベースから複雑なデータ要素 を検索するための多数の異種のリモートデータベースと通信することができ、 i) 複雑なデータ要素からデータ記録のオンライン組立のための動的記録組立 処理と、 ii) 処方箋管理システムの知的データ装置としてのユーザインターフェース装 置の呼び出しのために、動的に組み立てられた記録を分配するユーザ装置通信処 理と を具備したことを特徴とする請求項65記載の結合装置。 請求項67. 医療現場で患者が服用し、患者症状に対する薬剤治療の処方を 行う電子処方箋を生成する処方者による使用のためのシステムであり、前記患者 は薬剤給付金提供者を有し、前記薬剤給付金提供者は、前記症状の治療のために 前記薬剤給付金提供者によって選択される少なくとも1つの薬剤を列挙する、前 記患者のための薬剤処方集を含む処方給付金プランを発行し、前記電子処方箋は 、患者識別子、少なくとも1つの処方される薬剤、及び少なくとも処方される薬 剤の数量詞を有し、処方される薬剤あるいは複数の薬剤を調剤する薬剤師によっ て使用できる、コンピュータ読み出しが可能な媒体上にプログラムが格納された コンピュータ化された処方箋生成システムにおいて、 a) 処方者が操作可能な以下のデータ取得装置を有する処方箋生成スクリーン (図3)と、 i) 患者を識別するデータを取得する患者識別子データ取得装置(48) ii) 処方された薬剤確認データを取得する処方薬剤データ取得装置(88) iii) 薬剤数量データを取得する少なくとも1つの薬剤数量詞取得装置(94) iv) 前記患者が服用した前記患者症状に関する患者症状データを取得する 患者症状データ取得装置(86)であり、前記電子処方箋がさらに前記患者症状デー タを有している、患者症状データ取得装置(86) b) 完成した処方箋を出力する処方箋出力装置(80)と を具備し、完成された処方箋は、患者症状及び該患者症状の治療のために処方 者が処方する薬剤に関する識別と数量のデータを有し、前記患者症状及び薬剤デ ータは前記データ取得装置によって処方箋内に取り込まれることを特徴とする処 方箋生成システム。 請求項68. 請求項66の処方箋管理システムにおいて、前記患者は薬剤給 付金提供者を有し、前記薬剤給付金提供者は、前記症状の治療のために前記薬剤 給付金提供者によって選択される少なくとも1つの薬剤を列挙する、前記患者の ための薬剤処方集を含む処方給付金プランを発行し、複数の処方可能な薬剤(118 ,121,130)を表示する処方箋管理スクリーンから1以上の前記データ取得装置に よってアクセス可能な処方可能薬剤データのライブラリを有し、前記処方薬剤は 、前記複数の処方可能な薬剤から選択され、 前記システムは、薬剤給付金提供者によって前記患者症状の治療のために選択 された薬剤リストである薬剤処方集情報を前記患者に提供することを特徴とする 。 請求項69. 患者治療の現場で処方箋を生成する際、処方者によって利用さ れ、処方箋は薬剤を調剤する薬剤師によって利用できるコンピュータ化された処 方箋管理システムであって、 a) 前記処方箋における以下の選択及び獲得を行う電子的掲示手段: i) 患者の識別子; ii) 処方薬剤; iii) 処方薬剤の服用量; を具備する処方箋管理システムにおいて、 b) 患者に便利な薬局での遂行が意図されたローカル処方箋装置及びリモート の低コストのメールオーダーの薬局での遂行が意図されたリモート処方箋装置に 分配するブリッジ処方箋を生成する処方箋分配サブシステム を具備したことを特徴とする処方箋管理システム。 請求項70. ローカル処方箋装置は、短い期間に必要な適切な処方薬剤量を 特定し、リモート処方箋装置は、長い期間供給することを特徴とする請求項69 記載の処方箋管理システム。 請求項71. 前記電子的掲示手段は、 iv) 処方薬剤によって治療された処方者により意図された患者症状(116) を具備して前記処方箋における選択及び獲得を行い、 前記処方箋管理システムは、さらに b) 処方可能な薬剤の表示可能なライブラリ;及び c) 医療現場で、薬剤処方集ガイダンスに従うように、患者に関連する薬剤処 方集に含まれる、選択した処方可能な薬剤を処方者ユーザに示す、表示可能な患 者薬剤処方集情報 を具備したことを特徴とする請求項69または請求項70記載の処方箋管理シ ステム。 請求項72. 患者によって同時期に得られた多数の薬剤処方箋あるいは複数 の処方箋を有し、請求項64の電子的処方箋によって生成された日時スケジュー ル化多数薬剤服用量パッケージは、 多数の薬剤に対する周期的な服用数のそれぞれに対する多数のラベル化あるい はコード化された区画をもつパッケージを具備したことを特徴とする。 請求項73. 請求項72の多数薬剤パッケージは、時間周期記述の処方箋関 連日時、患者と医師の識別子、及び少なくとも、固体薬剤規則の処方された服用 量を収容する一連の多数の区画薬剤の区画を有し、各区画は、薬剤が服用される 各日時で分類され、領域マーキングは一連の区画内の多数の区画に広がり、個々 の薬剤に委ねられるように同様に分類することを特徴とする。 請求項74. 請求項73の多数薬剤パッケージは、引き裂きまたは押し出し 型の区画のついたカード、帯状、ロール状、綴じ込み形式、金属泊シートの構成 であり、あるいはアコーディオン状のひだ構成であることを特徴とする。 請求項75. 請求項74の多数薬剤パッケージにおいて、少なくとも前記薬 剤服用量のいくつかは、時間関連の薬剤変化をもつ異なる時間区画での等しくな い量に構成されたことを特徴とする。 請求項76. 電子的あるいは電子光学的に読み出し可能なスケジュール化さ れた薬剤と区画化された薬剤パッケージを用いることができる服用指示装置は、 日時計時をし、少なくとも1つのスケジュール化された服用薬剤パッケージを受 け付けるように適合され、前記装置によって計時された日時以前の日時がラベル された区画内の薬剤の存在を決定するために薬剤を検査し、そのような服用の存 在の検出に応じて可聴、可視、あるいはリモートの警報することを特徴とする。 請求項77. 請求項76の服用指示装置は、どのような薬剤の各服用量を除 去するよう要求される、個々の薬剤服用量または関連する光変調タグによって、 あるいはバーコードスタンプまたはラベルによって反射し、または散乱した光ビ ームを個々のパッケージ区画を当てる光ビーム手段を具備し、 前記装置は、パッケージに関連して、ある区画から隣接する区画に進める移動 可能なスキャナを有して、時間経過時に区画内の関連する区画を走査し、あるい は、時間経過時に電子的に制御され、読み出されるパッケージの個々の区画に登 録する光電子センサのアレイを有することを特徴とする。 請求項78. 請求項76の服用指示装置は、美的で感じの良いケース内に、 多数の区画スケジュール化服用パッケージ、日時を計時する時計、区画内の薬剤 服用の存在を検出する時間関連センサ、1以上の警報システム、マイクロプロセ ッサを含む関連する電子機器、及び電力供給手段を収容することを特徴とする。 請求項79. 請求項78の服用指示装置は、帯に沿った時間ラインをもつ、 テープあるいは帯状の薬剤パッケージを収容するモータ駆動の単一あるいは複数 の薬剤服用分配器を含み、指示された服用時間に1以上の服用薬剤を含む個々の 区画を進め、服用時間に関連する時間内に外部への分配、取り外し、及び投与に 関する単一の区画を示し、服用薬剤が時間内に区画から取り外されなかった場合 に1以上の警報を発することを特徴とする。 請求項80. 専門家が技術製品を特定するために使用できる技術明細書を電 子的に作成するための、専門製品特定システムであって、 a) 前記明細書において選択し、獲得する電子的掲示手段: i) 顧客の識別子; ii) 特定された製品;及び iii) 製品特定; を有する専門製品特定システムにおいて、 b) 顧客に対する複数の可能な恩恵を特定する製品恩恵リスト、複数の特定可 能な製品を特定する製品リスト、明細書に対して望ましい製品を選択し、掲示す る製品特定手段を有するオンスクリーン製品選択処理; を具備し、前記製品リストの製品は、前記製品が提供される顧客に有用な技術 目的に従って分類され、前記オンスクリーン製品選択処理は、顧客への各恩恵を 提供する複数の製品を列挙することを特徴とする専門製品特定システム。 請求項81. 請求項80のシステムは、専門家がさらに十分に調査を希望す る患者症状をまず列挙し、1以上の専門検査試験を特定し、この検査室結果を報 告し、異なる特殊症状のさらなる試験を示唆することによって、検査室試験情報 が処方専門家に示され、その後、関連する症状(116)の評価に有用な周知の検査 室試験の選択を提供することによって、選択され、適切なコスト制御可能な特殊 症状試験が依頼されることを特徴とする。 請求項82. 請求項81のシステムは、特殊症状を取り込むあるいは除外す るコスト効率のある経路を提供する特殊症状アプリケーションを有し、試験結果 を積極的な予測値及び消極的な予測値に書き換えるための個々の処理の特異性及 び感受性を用いることを特徴とする。 請求項83. 主要なソース情報をもつ複数のリモートデータベースから年代 順に現在の仮想依頼人を動的に組み立てるコンピュータ化方法において、 a) それぞれの特定依頼人の記録要素を配置するため電子的に記録された依頼 人履歴要素の可能な主要ソースにオンラインで質問し、 b) 配置された記録要素に経路情報を提供するディレクトリサービスを保持し 、 c) 前記ディレクトリサービスによって提供される経路情報を用いて、各主要 なソースからそれぞれ特定された依頼人の配置された記録要素を検索し、 d) 前記検索された記録要素を各特定された依頼人に対する完全な記録として 組み立てることを特徴とするコンピュータ化方法。 請求項84. 医療患者記録を組み立てる請求項83の方法は、各患者に対し 、患者データディレクトリサービスが、唯一の患者識別子に対して、患者のソー ス履歴記録要素をもつことが知られる組織化したソースを列挙し、記録要素検索 は、許可されるアクセスパラメータを詳述した患者特定アクセス手順によって制 御されることを特徴とする。 請求項85. 医学専門家が医療現場で患者特定治療を依頼できるよう装置化 するコンピュータ化された医学治療管理方法において、 a) データ要素が患者関連データと履歴治療データとを含む複数のリモートの 人口統計上のデータベースから複数のデータ要素を検索し、 b) 前記検索されたデータ要素から患者特定治療助言をコンピュータで生成し 、 c) コンピュータが生成した治療助言を考慮した後、医学専門家によって治療 指示が発行される ことを特徴とする医学治療管理方法。 請求項86. 患者医療問題に適切な複数の任意の医療処理を確立し、医学専 門家が、コストが効率的で、目的とされた患者医療問題に関連する患者特定医学 処理を選択し、特定できるコンピュータ化された医学処理選択方法において、 a) 目的とする患者治療問題に関連する少なくとも1つの処方集病気処理を医 学専門家に示す、表示可能な医療処理処方集情報を検索し、 b) 前記確立された複数の任意の医療処理から、コストが効率的な処方集病気 処理を選択し、特定するための検索された表示可能な医療処理処方集情報を用い る ことを特徴とする医学処理選択方法。 請求項87. 請求項86の方法において、医療処理は、薬物治療、外科治療 、物理治療あるいは特殊症状試験の特定であることを特徴とする。 請求項88. 請求項87の方法において、表示可能な医療処理処方集情報は 、医療現場に対し、処方集情報に対するオリジナルのソースであるリモートデー タベースから動的に検索され、必要な場合は、処方集情報の流通を高めることを 特徴とする。 請求項89. 請求項88の方法において、複数のリモートの人口学的データ ベースから患者特定データ要素を検索し、複数の任意の医療処理を確立する際に 用いることを特徴とする。 請求項90. 請求項88の方法において、表示可能な患者医療処理処方集情 報は、患者に関連する薬剤処方集内に、医療現場で薬剤処方集ガイダンスをもつ 申出を可能にすることを含み、医学専門家が選択した処方可能な薬剤を示す薬剤 情報を有し、表示可能な薬剤処方集情報は、症状駆動処方集薬剤リスト及び症状 駆動処方集外薬剤リストを有し、薬剤リストは患者の選択に従って変更できるこ とを特徴とする。 請求項91. 医療現場で患者が服用し、症状を治療する薬剤を処方する電子 処方箋を生成する、処方者による使用のための処方箋生成方法であり、前記患者 は薬剤給付金提供者を有し、前記薬剤給付金提供者は、前記症状の治療のために 前記薬剤給付金提供者によって選択される少なくとも1つの薬剤を列挙する、前 記患者のための薬剤処方集を含む処方給付金プランを発行し、前記電子処方箋は 、患者識別子、少なくとも1つの処方される薬剤、及び少なくとも処方される薬 剤の数量詞を有し、処方される薬剤あるいは複数の薬剤を調剤する薬剤師によっ て 使用できる、コンピュータシステムによる処方箋生成方法において、 a) 処方者の制御のもとに、以下のデータを前記処方箋に取り込み、 i) 患者識別子データ ii) 処方薬剤データ iii) 少なくとも1つの薬剤数量詞 iv) 前記電子処方箋がさらに有する、前記患者が服用した前記患者症状に 関する患者症状データ b) 処方箋の完成前に、処方者によって給付金プランが勧告する薬剤の選択を 助長するため、処方箋管理スクリーンから1以上のデータ取得装置によってアク セス可能な処方可能薬剤データのライブラリから複数の処方可能な薬剤を自動的 に表示し、少なくとも1つの前記表示された複数の薬剤は、前記症状の治療に対 して患者の薬剤処方集優先について確認され、 前記症状の治療に対する前記患者薬剤処方集優先は、処方箋の完成の前に処方 者にシステム表示されることを特徴とする処方箋生成方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AU,BR,CA,JP,M X (72)発明者 エデルソン・ジョナサン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10583、 スカースデール、マンマロネック ロード 212

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 請求項1. 患者の医療現場での処方箋、薬剤師による薬剤調合に使用できる 処方箋を作成し、処方者による使用のためのコンピュータ化された処方箋管理シ ステムにおいて、 a) 前記処方箋における以下の選択及び獲得を行う電子的掲示手段: i) 患者の識別子; ii) 処方薬剤(118);及び iii) 処方薬剤(118)の服用量; iv) 処方者によって意図され、処方薬剤(118)によって治療された患者の 症状(116);及び b) 処方できる薬剤(118)の表示可能なライブラリ; を具備し、処方薬剤に関連する症状の履歴データ源が、処方する医師を助ける ための治療勧告を生成すべく作成されることを特徴とする処方箋管理システム。 請求項2. ユーザが選択したデータの使用を追跡し、この選択された使用を 援助するデータ表示を適切に行う手段を有し、前記システムはユーザの習慣を学 習し、適合させることを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項3. 少なくとも1つの前記選択された使用データ表示は、各システム のユーザに対する個人優先の症状選択リストを具備することを特徴とする請求項 2記載の処方箋管理システム。 請求項4. 少なくとも1つの前記選択された使用データ表示は、各システム のユーザーに対する個人優先の薬剤選択リストを具備することを特徴とする請求 項2または請求項3記載の処方箋管理システム。 請求項5. さらに、オンラインで表示された患者履歴記録を具備し、該患者 履歴記録は、有用な以前の処方箋を電子的に列挙し、該以前の処方箋のそれぞれ は、処方薬剤(118)と処方された各薬剤に対する症状治療目標を含み、システム が作成する処方箋は、システムによってこの履歴記録に付加されることを特徴と する請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項6. 処方箋に掲示される患者症状(116)の選択のための患者症状リス トを具備し、この患者症状リストは、患者履歴にリストされた患者症状(116)を 含むことを特徴とする請求項5記載の処方箋管理システム。 請求項7. 中央集中型のデータ検索サブシステムを具備し、このサブシステ ムは、リモートのソースデータベースから医療現場に処方情報及び患者に関連す るデータのデータ列を供給するため、少なくとも1つのデータ検索ネットワーク をアクセスすることを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項8. 前記データ検索サブシステムは、アレルギーと副作用警告、処方 集の変更、新規薬剤の承認の1以上の指示を与え、不適切あるいは撤回される薬 剤の処方を締め出しあるいは警告するために処方箋管理システムに接続されるこ とを特徴とする請求項7記載の処方箋管理システム。 請求項9. 多数の異種のリモートデータベースから検索された多数のソース 記録要素をもとに、ユーザ要求に応じて、オンラインで動的に組み立てられる患 者履歴を具備することを特徴とする請求項5記載の処方箋管理システム。 請求項10. ホストコンピュータ装置とネットワーク化されたディジタル通 信を行うためのユーザインターフェース装置を有し、 前記患者履歴は、ユーザ装置からの要求に応じて、前記ホストコンピュータに よってリモートデータベースからの記録要素のフォームが検索され、リモートソ ースデータベースは、患者の以前の地理的位置及び治療サービス供給者に従って 選択され、確認されることを特徴とする請求項9記載の処方箋管理システム。 請求項11. 患者履歴は、記録に対する各ユーザ要求に応じてオンラインで 新規に組み立てられる仮想患者履歴であり、これによって、ソース記録要素の可 能な遠隔更新に関して流通することを特徴とする請求項5記載の処方箋管理シス テム。 請求項12. 前記ホストコンピュータ装置は、患者記録、供給者あるいは組 織のデータに対するアクセスの検査追跡を行うために、日時、仮想患者履歴に対 する要求を記録することを特徴とする請求項11記載の処方箋管理システム。 請求項13. 地理的領域、人口統計上の、会社、プランあるいは共同グルー プにくまなく配置され、この領域で作られた全ての薬剤処方はシステムの産物と なる処方箋管理システムであって、 システムにアクセスできるソースデータベースを掲示し、 全ての薬剤処方は、地理的領域、人口統計上の、会社、プランあるいは共同グ ループ内の患者に対して作成された全ての薬剤処方の完全な患者履歴は、動的に 組み立てられる仮想患者履歴にリストされることができることを特徴とする請求 項11記載の処方箋管理システム。 請求項14. 薬剤リストの薬剤(118)は、患者症状(116)に従って分類され、 この薬剤(118)は効能をもち、 さらに処方箋管理システムは、可能な症状(116)のグループから症状(116)を選 択する患者症状特定処理及び、各患者問題を治療する多数の薬剤(118)がリスト されたライブラリから処方される薬剤(118)を選択するオンスクリーン薬剤選択 処理を具備したことを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項15. c) 医療現場で薬剤処方集に従う患者に関連する薬剤処方集内 に含まれ、処方者によって選択されるある処方薬剤を示す、表示可能な患者薬剤 処方集情報 を具備したことを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項16. 前記患者薬剤処方集表示手段は、症状駆動集薬剤リスト(120) と、症状駆動処方集外薬剤リストとを具備し、この薬剤リストは患者の選択に従 って変更可能であることを特徴とする請求項15記載の処方箋管理システム。 請求項17. 前記システムは、患者情報及び処方集情報に基づいた薬剤効能 ガイドラインを与えることを特徴とする請求項15または請求項16記載の処方 箋管理システム。 請求項18. 薬剤についての処方者ユーザの個人優先リストは、指示された 処方集薬剤が表示されることを特徴とする請求項3記載の処方箋管理システム。 請求項19. 表示された処方集薬剤に対する比較コスト情報を含むことを特 徴とする請求項15または請求項16記載の処方箋管理システム。 請求項20. 前記薬剤処方集は、薬剤処方集情報を含むリモートデータベー スをアクセスするコンピュータの提供による薬剤給付金管理会社によって生成さ れ、適切な処方集薬剤は、医療現場で配置可能なユーザインターフェース装置上 のスクリーンでユーザに示され、医療現場で薬剤処方集ガイドラインの容認を助 長することを特徴とする請求項15または請求項16記載の処方箋管理システム 。 請求項21. 処方集ガイドラインに従う薬剤の処方可能性は、患者症状(116 )に従った適切な処方集であることを特徴とする請求項15または請求項16記 載の処方箋管理システム。 請求項22. 多数の薬剤処方集供給者から薬剤処方集情報をアクセスする組 み込みロジックを具備し、 薬剤処方集リストは、患者確認に従った多数の有用な薬剤処方集から選択され 、患者は、この患者に処方に関する給付金を提供する薬剤処方集供給者との前回 の 取り決めを有し、この薬剤処方集リスト情報は、患者特定処方集の少なくとも1 つの選択の形で処方者ユーザに動的に示され、この処方者ユーザによって行われ る患者治療に関する選択に関連した処方集状態指示がなされることを特徴とする 請求項15または請求項16記載の処方箋管理システム。 請求項23. 処方集情報のリモートソースデータベースから多数の有用な処 方集を更新し、維持するネットワークデータ通信手段を具備したことを特徴とす る請求項22記載の処方箋管理システム。 請求項24. 多数の症状リスト(112)内の患者症状(116)をカテゴリーに分類 し、表示する手段を具備し、 この症状リストは、処方者によって入力された症状の個人症状リストを有する グループから選択された症状リスト、患者によって服用された症状の履歴症状リ スト、1以上の処方者がカスタマイズした症状リスト、人体システム症状リスト 、病状の低減に従って整理した状態、治療、個人的な知識、その他であることを 特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項25. 薬剤選択は、症状が引き出され、処方者は、少なくとも1つの 症状リストを介して治療する患者症状を選択することを特徴とする請求項24記 載の処方箋管理システム。 請求項26. 多数の引き出された症状を介して薬剤データ選択の大きな本体 をアクセスする処方者ユーザが、多数のマッピングを提供するための手順を決め る知的データアクセス手段を具備し、このユーザは、この選択された手順に従っ た異なる経路を介して適切な薬剤あるいは薬剤の選択を見いだすことができるこ とを特徴とする請求項26記載の処方箋管理システム。 請求項27. 前記電子的掲示手段は、選択される薬剤のための投薬量及び投 薬情報の経路、及び任意に、治療時間及び一般代用認可情報を選択し、獲得する ことができ、この情報は、リストされた全ての薬剤に対してシステム利用できる ことを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15乃至請求項24記載の処方箋 管理システム。 請求項28. 投薬情報を更新し、維持するネットワークデータ通信手段を具 備し、この投薬情報はシステムによって呼び出された場合、リモートソースデー タベースから動的に供給されることを特徴とする請求項27記載の処方箋管理シ ステム。 請求項29. 服用、服用量及び有効期限の薬剤数量詞、及び薬剤数量詞間の 関係のシステム計算を有する処方有効期限ルーチンを具備し、システムは、1以 上の薬剤数量詞、任意的に、患者履歴情報、治療に対する好ましい薬剤リストを 示す処方集情報、のユーザ選択に応答して、不特定の薬剤数量詞に対するデフォ ルト値を与えることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15乃至請求項2 4記載の処方箋管理システム。 請求項30. 患者が、ユーザに患者履歴データをアクセスすることを可能に するデータアクセス制御特定手段を有する患者データアクセス制御サブシステム を具備し、このデータアクセス制御手段によって、許可されたユーザのみが患者 データをアクセスすることができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求 項15乃至請求項24記載の処方箋管理システム。 請求項31. 患者データアクセス監査を具備し、この患者データアクセス監 査は、患者データアクセス検査履歴、処方者データアクセス監査履歴、あるいは 組織データアクセス監査履歴を提供するため、患者履歴データ、処方者の処方履 歴、あるいは組織の処方履歴をアクセスするエンティティの日時及び確認に関す る情報を記録するアクセス履歴を生成することを特徴とする請求項1、請求項5 、請求項15乃至請求項24記載の処方箋管理システム。 請求項32. 患者データアクセスサブシステムは、患者自身のデータの流れ の患者指示制御を提供することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15乃 至請求項24記載の処方箋管理システム。 請求項33. 患者指示データアクセス制御は、中心的に、ホストコンピュー タ装置で患者データアクセスサブシステムに入力することによって達成され、患 者生成記録アクセス特定は、各パーティがどの期間中にどのデータをアクセスで きるかを決定することを特徴とする請求項32記載の処方箋管理システム。 請求項34. 患者生成記録アクセス特定は、前許可ファイルにおける患者秘 密プロフィールを提供し、この前許可ファイルは、患者データへのアクセス制御 に用いられることを特徴とする請求項32記載の処方箋管理システム。 請求項35. 処方者ユーザによるシステム動作によって生成されるユーザ関 連履歴を有し、 ユーザデータアクセス制御サブシステムは、ユーザ履歴データへの選択する第 3のパーティアクセスをユーザに許可するデータアクセス制御特定手段とデータ アクセス制御手段を有し、 第3のパーティは、ユーザデータをアクセスすることができ、制御手段は、ど んなデータタイプが、どの組織あるいは供給者によってアクセスされたかを決定 することができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15乃至請求項 24記載の処方箋管理システム。 請求項36. ユーザデータアクセス監査を具備し、このユーザデータアクセ ス監査は、ユーザデータアクセス監査履歴を提供するため、ユーザ履歴データを アクセスする第3のパーティの日時及び確認に関する情報を記録するアクセス記 録を生成することを特徴とする請求項36記載の処方箋管理システム。 請求項37. 少なくとも1つのリモートデータベースから処方箋管理システ ム内のディスプレイに検索可能な組織生成ソースデータを具備し、組織指示デー タアクセス制御サブシステムは、組織に対し、組織生成ソースデータへの選択す る第3のパーティアクセスを認可するデータアクセス制御特定手段及びデータア クセス制御手段を有し、許可された第3のパーティのみが、組織生成ソースデー タをアクセスすることができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項1 5乃至請求項24記載の処方箋管理システム。 請求項38. 組織データアクセス検査を具備し、この組織データアクセス検 査は、組織データアクセス検査履歴を提供するため、組織生成ソースデータをア クセスする第3のパーティの日時及び認定に関する情報を記録するアクセス記録 を生成することを特徴とする請求項37記載の処方箋管理システム。 請求項39. システムで知られる、患者アレルギー、薬剤対薬剤間の相互作 用、薬剤対多数薬剤間の相互作用、現在処方された薬剤の絶対禁忌に関し、新規 処方薬剤を評価する新規生成処方評価手段を具備することを特徴とする請求項1 記載の処方箋管理システム。 請求項40. 特定薬剤の好ましくないあるいは注意すべき特性に関する警報 を通信するための薬剤警報サブシステムを具備し、この警報は、この薬剤に対す るシステム情報に関連し、ユーザがこの問題の薬剤を呼び出したとき、注意勧告 、警報、あるいは他の特定のメッセージを受信することを特徴とする請求項1、 請求項5、請求項24乃至請求項39記載の処方箋管理システム。 請求項41. 薬剤警報サブシステムは、システムユーザに対する薬剤使用中 止情報を、リアルタイムで、あるいは処方で使用中止薬剤が選択されたときに電 子的に通信する動作を行い、あるいは警告は処方箋に直接に掲示されることを特 徴とする請求項39記載の処方箋管理システム。 請求項42. 使用中止薬剤の処方箋の完成を妨げる処方箋完成制御手段を具 備し、薬剤は、1日で配置される処方箋管理システムの市場から引き上げること ができることを特徴とする請求項41記載の処方箋管理システム。 請求項43. 現在の薬剤使用者あるいは薬剤使用者は、処方された薬剤のみ でなく、処方使用期限をも参照して、処方履歴から確認されることができ、患者 及びこの患者の医師の双方は、薬剤使用中止の電子的に注意が与えられることを 特徴とする請求項41記載の処方箋管理システム。 請求項44. システムの他のユーザにアクセスするオンスクリーン電子メー ルを具備し、この電子メールは、付加的に処方箋生成機能にリンクされ、処方者 ユーザは、処方箋に対する電子的記録あるいは処方箋に関連する記録を追加する ことができることを特徴とする請求項1記載の処方箋管理システム。 請求項45. 電子メールは、他の技術的知識及びエキスパートシステムにア クセスするプラットフォームを提供し、任意的に、注文や計画の概要や同様な管 理機能などの処理サービスへの接続を提供することを特徴とする請求項44記載 の処方箋管理システム。 請求項46. 患者選択サブシステムを具備し、患者グループの予備選択は、 ”Today's Patients”、”In-Patients”、”Out-Patients”、”Privat e Patients”その他から構成されるグループから選択された多数の患者リスト の提供によって行うことができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項 15、請求項24、請求項39、及び請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項47. 患者リストは、最近のシステムに利用できるデータを用いた、 継続する基盤の上で、システム維持され、 知的患者選択手段は、ユーザに、次の患者あるいは入力される患者を含む高い 可能性をもつ患者グループを選択させることができ、これによって、所望の患者 記録のアクセス及び検索をはやくすることを特徴とする請求項46記載の処方箋 管理システム。 請求項48. 適用、相互作用、副作用、警告等の薬剤の詳細情報をアクセス するオンスクリーンを具備することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項1 5、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項49. ユーザのディスプレイにリアルタイムで、リモートの異種のデ ータベースからネットワークを介して薬剤に関する情報を検索する薬剤文献検索 サブシステムを具備することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、請 求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項50. 薬剤文献検索サブシステムは、全記述及び選択された薬剤に関 する処方情報のアクセスポイントをユーザに提供し、 有用な薬剤情報は、薬剤治療ガイドライン、ガイドラインを支援する1以上の 文献参照、特定の症状(116)の詳細からなるグループから選択され、システムが 教示する選択的薬剤は、効率的あるいは逆の症状、選択された薬剤量、投与経路 、文献ソース、他の関連する薬剤処方情報を見いだすことができることを特徴と する請求項49記載の処方箋管理システム。 請求項51. 薬剤文献検索サブシステムは、医師に、オンスクリーンで送ら れたハードコピーあるいはプリントコピー、あるいは関連する研究あるいは文献 の他のメディア形式をもつようにすることができるように動作し、オンスクリー ン選択は、研究あるいは文献情報のためのソースにシステムで通信できることを 特徴とする請求項50記載の処方箋管理システム。 請求項52. 薬剤文献検索サブシステムは、処方箋を作成するとき、医療現 場での医者に新規薬剤情報を与えるための簡単な非割り込み技術を提供するよう に動作することを特徴とする請求項50記載の処方箋管理システム。 請求項53. 患者指示患者記録アクセス特定を集中的に維持することによっ て結果研究関係者を選択する結果研究サブシステムを具備し、これによって、シ ステムは、患者記録アクセスでの指示を保証する結果研究のような研究関係者に なることに同意する患者の記録を含むことができ、任意的に、研究データの出力 は、処方者及び所有権をもつ組織のアクセス特定に従うように制御されることを 特徴とする請求項32記載の処方箋管理システム。 請求項54. 特定した症状(116)あるいは新規に導入した薬剤がもつ症状へ の治療の逆の結果に関して、新規薬剤の掲示導入市場監視を統制する新規薬剤監 視サブシステムを具備することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、 請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項55. 新規薬剤監視サブシステムは、問題の新規薬剤を処方した後の 新規問題を報告する患者をモニターし、医学上の質的向上のため、このような新 規問題を医者ユーザに委託し、その後同様な治療がされた意味ある患者が集まっ たデータをもつ同様な報告の集合を統計的に比較することを特徴とする請求項5 4記載の処方箋管理システム。 請求項56. 症状リストは、少なくとも5つの症状を有し、薬剤リストは少 なくとも5つの薬剤を有することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15 、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項57. 薬剤情報は、全ての処方可能な政府が認証した薬剤の少なくと も約50%の関連する症状情報及び投与情報を有することを特徴とする請求項1 、請求項5、請求項15、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処 方箋管理システム。 請求項58. プリントで、あるいはローカルまたはリモートのファイル記憶 部、あるいはリモートのファイルである他の読み出し可能な媒体に転送される電 子的処方箋として、新規に生成された電子処方箋を出力する手段を具備すること を特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、請求項24、請求項39、また は請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項59. 薬局による遂行のため、ネットワークを介して電子的処方箋を 送信する手段を具備することを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15、請 求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項60. 患者に対してプリントされた投与計画出力を有することを特徴 とする請求項57記載の処方箋管理システム。 請求項61. 患者によってアクセスされる多数の医師は、当該処方箋管理シ ステムを利用し、患者の処方履歴を共通オンラインでアクセスし、処方履歴は、 患者の全ての新しい処方の現在の記録を提供し、システムは、濫用摂取や不正な 再販売の甘えという点で多数の処方箋を獲得すべく、1以上の医者に問題や症状 を示す患者による処方箋濫用の制御を可能とすることを特徴とする請求項1、請 求項5、請求項15、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋 管理システム。 請求項62. システムはまた、薬局または薬局にリンクされる薬剤給付金プ ランからの処方箋の実行についての患者関連通報を提供し、この実行通報は、処 方者に利用され、システムは、複製を得るために処方箋の紛失を申し立てる患者 の濫用を防止することができることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項1 5、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項63. システムはまた、薬局または薬局にリンクされる薬剤給付金プ ランからの処方箋の実行についての患者関連情報を提供し、この実行通報は、処 方者に利用され、処方された治療の中止を示す処方の実行がある患者の過ちは、 修正のため、モニターできることを特徴とする請求項1、請求項5、請求項15 、 請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システム。 請求項64. 電子的、紙、ディジタル音声及びファックスを構成するグルー プから選択された型の出力を提供することを特徴とする請求項1、請求項5、請 求項15、請求項24、請求項39、または請求項44記載の処方箋管理システ ム。 請求項65. ホストコンピュータ装置とこのホストコンピュータ装置が設け られる請求項1、5、15、24、39、または44に従った処方箋管理システ ムとの結合装置において、ホストコンピュータは、多数のリモートユーザインタ ーフェースまでの処方箋管理システムのユーザ関連装置のネットワーク分配を支 援し、ユーザがこのインターフェース装置を用いるためのデータ及び通信リソー スを提供することを特徴とする結合装置。 請求項66. ホストコンピュータ装置はデータベースから複雑なデータ要素 を検索するための多数の異種のリモートデータベースと通信することができ、 i) 複雑なデータ要素からデータ記録のオンライン組立のための動的記録組立 処理と、 ii) 処方箋管理システムの知的データ装置としてのユーザインターフェース装 置の呼び出しのために、動的に組み立てられた記録を分配するユーザ装置通信処 理と を具備したことを特徴とする請求項65記載の結合装置。 請求項67. 薬剤を調剤する薬剤師によって有用な処方箋であり、患者治療 の現場で処方者による電子的処方箋生成のための処方箋管理システムにおいて、 前記処方箋を選択し、獲得するための電子的掲示手段: i) 患者識別子; ii) 処方薬剤;と iii) 処方薬剤の服用量; 及び、オンスクリーン薬剤選択処理は、多数の可能な処方可能な薬剤を特定す る少なくとも1つの薬剤リストを有し、処方箋への所望の薬剤を選択し、掲示す る薬剤特定手段を有し、システムは、処方箋の定量化の進行の前に、処方者を呼 び出し、症状(116)の入力を要求することを特徴とする処方箋管理システム。 請求項68. 薬剤処方集情報は、患者に対し、薬剤給付金供給者によって処 方が選択される薬剤リストである薬剤処方集情報を具備することを特徴とする請 求項66記載の処方箋管理システム。 請求項69. 患者治療の現場で処方箋を生成する際、処方者によって利用さ れ、処方箋は薬剤を調剤する薬剤師によって利用できるコンピュータ化された処 方箋管理システムであって、 a) 前記処方箋における以下の選択及び獲得を行う電子的掲示手段: i) 患者の識別子; ii) 処方薬剤; iii) 処方薬剤の服用量; を具備する処方箋管理システムにおいて、 b) 患者に便利な薬局での遂行が意図されたローカル処方箋装置及びリモート の低コストのメールオーダーの薬局での遂行が意図されたリモート処方箋装置に 分配するブリッジ処方箋を生成する処方箋分配サブシステム を具備したことを特徴とする処方箋管理システム。 請求項70. ローカル処方箋装置は、短い期間に必要な適切な処方薬剤量を 特定し、リモート処方箋装置は、長い期間供給することを特徴とする請求項69 記載の処方箋管理システム。 請求項71. 前記電子的掲示手段は、 iv) 処方薬剤によって治療された処方者により意図された患者症状(116) を具備して前記処方箋における選択及び獲得を行い、 前記処方箋管理システムは、さらに b) 処方可能な薬剤の表示可能なライブラリ;及び c) 医療現場で、薬剤処方集ガイダンスに従うように、患者に関連する薬剤処 方集に含まれる、選択した処方可能な薬剤を処方者ユーザに示す、表示可能な患 者薬剤処方集情報 を具備したことを特徴とする請求項69または請求項70記載の処方箋管理シ ステム。 請求項72. 患者によって同時期に得られた多数の薬剤処方箋あるいは複数 の処方箋を有し、請求項64の電子的処方箋によって生成された日時スケジュー ル化多数薬剤服用量パッケージは、 多数の薬剤に対する周期的な服用数のそれぞれに対する多数のラベル化あるい はコード化された区画をもつパッケージを具備したことを特徴とする。 請求項73. 請求項72の多数薬剤パッケージは、時間周期記述の処方箋関 連日時、患者と医師の識別子、及び少なくとも、固体薬剤規則の処方された服用 量を収容する一連の多数の区画薬剤の区画を有し、各区画は、薬剤が服用される 各日時で分類され、領域マーキングは一連の区画内の多数の区画に広がり、個々 の薬剤に委ねられるように同様に分類することを特徴とする。 請求項74. 請求項73の多数薬剤パッケージは、引き裂きまたは押し出し 型の区画のついたカード、帯状、ロール状、綴じ込み形式、金属泊シートの構成 であり、あるいはアコーディオン状のひだ構成であることを特徴とする。 請求項75. 請求項74の多数薬剤パッケージにおいて、少なくとも前記薬 剤服用量のいくつかは、時間関連の薬剤変化をもつ異なる時間区画での等しくな い量に構成されたことを特徴とする。 請求項76. 電子的あるいは電子光学的に読み出し可能なスケジュール化さ れた薬剤と区画化された薬剤パッケージを用いることができる服用指示装置は、 日時計時をし、少なくとも1つのスケジュール化された服用薬剤パッケージを受 け付けるように適合され、前記装置によって計時された日時以前の日時がラベル された区画内の薬剤の存在を決定するために薬剤を検査し、そのような服用の存 在の検出に応じて可聴、可視、あるいはリモートの警報することを特徴とする。 請求項77. 請求項76の服用指示装置は、どのような薬剤の各服用量を除 去するよう要求される、個々の薬剤服用量または関連する光変調タグによって、 あるいはバーコードスタンプまたはラベルによって反射し、または散乱した光ビ ームを個々のパッケージ区画を当てる光ビーム手段を具備し、 前記装置は、パッケージに関連して、ある区画から隣接する区画に進める移動 可能なスキャナを有して、時間経過時に区画内の関連する区画を走査し、あるい は、時間経過時に電子的に制御され、読み出されるパッケージの個々の区画に登 録する光電子センサのアレイを有することを特徴とする。 請求項78. 請求項76の服用指示装置は、美的で感じの良いケース内に、 多数の区画スケジュール化服用パッケージ、日時を計時する時計、区画内の薬剤 服用の存在を検出する時間関連センサ、1以上の警報システム、マイクロプロセ ッサを含む関連する電子機器、及び電力供給手段を収容することを特徴とする。 請求項79. 請求項78の服用指示装置は、帯に沿った時間ラインをもつ、 テープあるいは帯状の薬剤パッケージを収容するモータ駆動の単一あるいは複数 の薬剤服用分配器を含み、指示された服用時間に1以上の服用薬剤を含む個々の 区画を進め、服用時間に関連する時間内に外部への分配、取り外し、及び投与に 関する単一の区画を示し、服用薬剤が時間内に区画から取り外されなかった場合 に1以上の警報を発することを特徴とする。 請求項80. 専門家が技術製品を特定するために使用できる技術明細書を電 子的に作成するための、専門製品特定システムであって、 a) 前記明細書において選択し、獲得する電子的掲示手段: i) 顧客の識別子; ii) 特定された製品;及び iii) 製品特定; を有する専門製品特定システムにおいて、 b) 顧客に対する複数の可能な恩恵を特定する製品恩恵リスト、複数の特定可 能な製品を特定する製品リスト、明細書に対して望ましい製品を選択し、掲示す る製品特定手段を有するオンスクリーン製品選択処理; を具備し、前記製品リストの製品は、前記製品が提供される顧客に有用な技術 目的に従って分類され、前記オンスクリーン製品選択処理は、顧客への各恩恵を 提供する複数の製品を列挙することを特徴とする専門製品特定システム。 請求項81. 請求項80のシステムは、専門家がさらに十分に調査を希望す る患者症状をまず列挙し、1以上の専門実験試験を特定し、この実験室結果を報 告し、異なる特殊症状のさらなる試験を示唆することによって、実験室試験情報 が処方専門家に示され、その後、関連する症状(116)の評価に有用な周知の実験 室試験の選択を提供することによって、選択され、適切なコスト制御可能な特殊 症状試験が依頼されることを特徴とする。 請求項82. 請求項81のシステムは、特殊症状を取り込むあるいは除外す るコスト効率のある経路を提供する特殊症状アプリケーションを有し、試験結果 を積極的な予測値及び消極的な予測値に書き換えるための個々の処理の特異性及 び感受性を用いることを特徴とする。 請求項83. 主要なソース情報をもつ複数のリモートデータベースから年代 順に現在の仮想依頼人を動的に組み立てるコンピュータ化方法において、 a) それぞれの特定依頼人の記録要素を配置するため電子的に記録された依頼 人履歴要素の可能な主要ソースにオンラインで質問し、 b) 配置された記録要素に経路情報を提供するディレクトリサービスを保持し 、 c) 前記ディレクトリサービスによって提供される経路情報を用いて、各主要 なソースからそれぞれ特定された依頼人の配置された記録要素を検索し、 d) 前記検索された記録要素を各特定された依頼人に対する完全な記録として 組み立てることを特徴とするコンピュータ化方法。 請求項84. 医療患者記録を組み立てる請求項83の方法は、各患者に対し 、患者データディレクトリサービスが、唯一の患者識別子に対して、患者のソー ス履歴記録要素をもつことが知られる組織化したソースを列挙し、記録要素検索 は、許可されるアクセスパラメータを詳述した患者特定アクセス手順によって制 御されることを特徴とする。 請求項85. 医学専門家が医療現場で患者特定治療を依頼できるよう装置化 するコンピュータ化された医学治療管理方法において、 a) データ要素が患者関連データと履歴治療データとを含む複数のリモートの 人口統計上のデータベースから複数のデータ要素を検索し、 b) 前記検索されたデータ要素から患者特定治療助言をコンピュータで生成し 、 c) コンピュータが生成した治療助言を考慮した後、医学専門家によって治療 指示が発行される ことを特徴とする医学治療管理方法。
JP8514835A 1994-10-28 1995-10-27 処方箋管理システム Ceased JPH10508131A (ja)

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