JP2007523865A - 疼痛治療に有用な新規なアザ複素環アミド類 - Google Patents

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Abstract

本発明は、式(I〜VII)(I)の化合物またはその化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグに関するものであり、式中においてA、L、R、RおよびRは本明細書で定義の通りである。本発明はまた、それら化合物およびそれら化合物を含む医薬組成物を用いる疼痛の治療方法に関するものでもある。

Description

本発明は、疼痛の治療において有用な式(I−VII)の化合物、疼痛の治療において有用な式(I−VII)の化合物を含む医薬組成物、および式(I−VII)の化合物を用いた疼痛の治療方法に関する。
疼痛は、人々の生活において重大な苦痛を生じ続けて、その生活の質を支配し、混乱させる。現在利用可能な臨床処置の多くが部分的に有効であるに過ぎず、苦しい副作用を伴ったり、乱用の可能性を有する場合がある。満足されない臨床上のニーズ、身体的苦痛および疼痛の社会経済的コストはかなり大きい。臨床的疼痛治療法が奏功していないことから、新たな鎮痛剤の発見が具体的に必要とされている。
本発明は、鎮痛剤として有用な新規化合物に関する。
本発明は、新規なアミド類、哺乳動物での疼痛を抑制するための方法、ならびにそのアミドを含む医薬組成物を開示する。詳細には本発明は、下記一般式(I)の化合物またはその化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグに関するものである。
Figure 2007523865
式中、
Aは
Figure 2007523865
であり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、OまたはSであり;
Rは、非存在であるかOであり;
は、水素、低級アルコキシ、低級アルケニル、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、RNS(O)−またはRN−であり;
、RおよびRは独立に、水素またはハロゲンであり;
は、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−RN(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)であり;
およびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、またはRN−であり;
あるいは、RおよびRがそれらが結合している原子と一体となって、2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,3−テトラヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリル;および2,2−ジヒドロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリルからなる群から選択される環を形成していることができ;
およびRは独立に、アルキル、水素、ハロアルキル、または複素環であり;
およびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニル、または(RN)カルボニルであり;
Lは、
Figure 2007523865
であり;
−−−は、非存在であるか単結合であり;
11、R12、R13およびR14は独立に、水素、アルコキシ、アルキル、またはヒドロキシである。
さらに本発明は、下記一般式(III)の化合物に関するものである。
Figure 2007523865
式中、
−−−は、単結合であり;
は、CRであり;
は、CRであり;
は、水素、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
、R、RおよびRは、水素であり;
は、アルキル、水素、ハロゲン、アルコキシ、またはハロアルコキシであり;
は、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、シクロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、RN−またはRS(O)−であり;
11、R12、R13およびR14は、水素であり;
、RおよびRは独立に、水素またはアルキルである。
さらに本発明は、下記一般式(VI)の化合物に関するものである。
Figure 2007523865
式中、
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、結合またはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
、RおよびRは独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキルおよび複素環からなる群から選択され;
は、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−;またはRS(O)−であり;
およびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、またはRN−であり;
およびRは独立に、アルキル、水素、ハロアルキル、または複素環であり;
およびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニル、または(NR)カルボニルである。
(1)実施形態
主たる実施形態では、下記一般式(I)の化合物またはその化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグが開示される。
Figure 2007523865
式中、
Aは
Figure 2007523865
であり;
は、NまたはCRであり;
は、NまたはCRであり;
は、OまたはSであり;
Rは、非存在であるかOであり;
は、水素、低級アルコキシ、低級アルケニル、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロまたはRNS(O)−もしくはRN−であり;
、RおよびRは独立に、水素またはハロゲンであり;
は、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−RN(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)であり;
およびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプトまたはRN−であり;
あるいは、RおよびRがそれらが結合している原子と一体となって、2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,3−テトラヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリル;および2,2−ジヒドロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリルからなる群から選択される環を形成していることができ;
およびRは独立に、アルキル、水素、ハロアルキルまたは複素環であり;
およびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニルまたは(RN)カルボニルであり;
Lは、
Figure 2007523865
であり;
−−−は、非存在であるか単結合であり;
11、R12、R13およびR14は独立に、水素、アルコキシ、アルキルまたはヒドロキシである。
本発明の別の実施形態は、下記式(II)の化合物またはその化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグに関するものである。
Figure 2007523865
式中、
−−−は、非存在であるか単結合であり;Xは、NまたはCRであり;Xは、NまたはCRであり;Rは、水素、低級アルコキシ、低級アルケニル、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロまたはRN−であり;R、RおよびRは独立に、水素またはハロゲンであり;Rは、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN、(RN)カルボニルまたは(RN)スルホニルであり;RおよびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプトまたはRN−であり;RおよびRは独立に、水素またはアルキルであり;RおよびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニルまたは(RN)カルボニルであり;およびR11、R12、R13およびR14は独立に、水素、アルコキシ、アルキルまたはヒドロキシである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、アルキルカルボニル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニルアルキル、シクロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、RN−またはRS(O)−であり;R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが独立に、水素またはアルキルであり;RおよびRが式(II)で定義の通りである式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが、低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、前記ハロゲンまたはハロアルキルは−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rが水素、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;Rが、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;R、R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが独立に、水素またはアルキルである式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが、低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、前記ハロゲンまたはハロアルキルが−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rがハロゲンであって、そのハロゲンが−Clであり;およびR、R、R11、R12、R13およびR14が水素である式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;R、RおよびRが水素であり;Rがアリールまたはアリールオキシであり;R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが式(II)で定義の通りである式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、そのハロゲンまたはハロアルキルが−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、水素、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;Rがアリールであって、そのアリールがフェニルであり;R、R11、R12、R13およびR14が水素である式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、そのハロゲンまたはハロアルキルが−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、水素、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;Rがアリールオキシであって、そのアリールオキシのアリールがフェニルであり;R、R11、R12、R13およびR14が水素である式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;R、RおよびRが水素であり;Rが複素環であり;R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが式(II)で定義の通りである式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、そのハロゲンまたはハロアルキルが−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、水素、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;Rが複素環であり、その複素環がアゼパニル、モルホリニルまたはピペリジニルであり;R、R11、R12、R13およびR14が水素である式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、RおよびRがそれらが結合している原子と一体となって、2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,3−テトラヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリル;および2,2−ジヒドロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリルからなる群から選択される環を形成していることができる式(II)の化合物に関するものである。好ましい実施形態には、RおよびRがそれらが結合している原子と一体となって、2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニルおよび2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリルを形成していることができる化合物などがある。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、そのハロゲンまたはハロアルキルが−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;R、R、R11、R12、R13およびR14が水素である式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがCRであり;XがCRであり;Rが低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、そのハロゲンまたはハロアルキルが−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;R、R、R11、R12、R13およびR14が水素である式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがNであり;XがCRであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが独立に、水素またはアルキルであり;RおよびRが式(II)で定義の通りである式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがNであり;XがCRであり;R、R、RおよびRが水素であり;Rが、水素、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;Rが、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;R11、R12、R13およびR14が水素であり;およびRおよびRが独立に、水素またはアルキルである式(II)で定義の通りである式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、−−−が単結合であり;XがNであり;XがCRであり;R、RおよびRが水素であり;Rが複素環であり;R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが独立に、水素またはアルキルであり;RおよびRが式(II)で定義の通りである式(II)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、下記式(III)の化合物またはその化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグに関するものである。
Figure 2007523865
式中、−−−は単結合であり;XはCRであり;XはCRであり;Rは、水素、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;R、R、RおよびRは水素であり;Rは、アルキル、水素、ハロゲン、アルコキシまたはハロアルコキシであり;Rは、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、シクロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、RN−またはRS(O)−であり;R11、R12、R13およびR14は水素であり;R、RおよびRは独立に、水素またはアルキルである。
本発明の別の実施形態は、下記式(IV)の化合物またはその化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグに関するものである。
Figure 2007523865
式中、Xは、NまたはCRであり;Xは、NまたはCRであり;Rは、水素、低級アルコキシ、低級アルケニル、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロまたはRN−であり;R、RおよびRは独立に、水素またはハロゲンであり;Rは、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−または(RN)スルホニル−であり;RおよびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプトまたはRN−であり;RおよびRは独立に、水素またはアルキルであり;RおよびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニルまたは(RN)カルボニル−である。
本発明の別の実施形態は、XがCRであり;XがCRであり;Rが、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが独立に、水素またはアルキルであり;RおよびRが式(IV)で定義の通りである式(IV)に関するものである。
本発明の別の実施形態は、XがCRであり;XがCRであり;Rが、低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、そのハロゲンまたはハロアルキルが−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、水素、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;Rが、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;R、R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが独立に、水素またはアルキルである式(IV)に関するものである。
本発明の別の実施形態は、下記式(V)の化合物または製薬上許容される塩もしくはプロドラッグに関するものである。
Figure 2007523865
式中、Xは、NまたはCRであり;Xは、NまたはCRであり;Rは、水素、低級アルコキシ、低級アルケニル、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロまたはRN−であり;R、RおよびRは独立に、水素またはハロゲンであり;Rは、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−または(RN)スルホニル−であり;RおよびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプトまたはRN−であり;RおよびRは独立に、水素またはアルキルであり;RおよびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニルまたは(RN)カルボニル−である。
本発明の別の実施形態は、XがCRであり;XがCRであり;Rが、低級ハロアルキルまたはハロゲンであって、そのハロゲンまたはハロアルキルが−Clまたはトリフルオロメチルであり;R、RおよびRが水素であり;Rが、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;R、R、R11、R12、R13およびR14が水素であり;RおよびRが独立に、水素またはアルキルである式(IV)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、下記式(VI)の化合物または製薬上許容される塩もしくはプロドラッグに関するものである。
Figure 2007523865
式中、XはSであり;RおよびRは独立に、水素またはハロゲンであり;Rは、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)−であり;RおよびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプトまたはRN−であり;RおよびRは独立に、アルキル、水素、ハロアルキルまたは複素環である。
本発明の別の実施形態は、下記式(VII)の化合物または製薬上許容される塩もしくはプロドラッグに関するものである。
Figure 2007523865
式中、Xは、NまたはCRであり;Xは、NまたはCRであり;Xは、結合またはCRであり;Xは、NまたはCRであり;Xは、NまたはCRであり;Xは、NまたはCRであり;R、RおよびRは独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキルおよび複素環からなる群から選択され;Rは、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)−であり;RおよびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプトまたはRN−であり;RおよびRは独立に、アルキル、水素、ハロアルキルまたは複素環であり;RおよびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニルまたは(RN)カルボニル−である。
本発明の別の実施形態は、XがCRであり;XがCRであり;XがCRであり;XがCRであり;XがCRであり;XがNまたはCRであり;RおよびRが独立に、水素、アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される式(VII)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、XがCRであり;XがCRであり;XがCRであり;XがCRであり;XがNであり;XがCRであり;R、R、RおよびRが独立に、水素、アルキル、ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から選択され;Rが、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)−であり;RおよびRが独立に、アルキル、水素、ハロゲン、ハロアルキルまたは複素環であり;RおよびRが独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニルまたは(RN)カルボニルである式(VII)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、XがCRであり;XがCRであり;Xが結合であり;XがNであり;XがNであり;XがCRであり;R、RおよびRが独立に、水素、アルキル、ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から選択される式(VII)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、XがNであり;XがCRであり;XがCRであり;XがCRであり;XがNであり;XがCRであり;R、R、RおよびRが独立に、水素、アルキル、ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から選択される式(VII)の化合物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、治療上有効量の式(I〜VII)の化合物またはそれの製薬上許容される塩を含む医薬組成物に関するものである。
本発明の別の実施形態は、哺乳動物での疼痛を治療する方法であって、治療上有効量の式(I〜VII)の化合物またはそれの製薬上許容される塩を投与する段階を有する方法に関するものである。
(2)用語の定義
本明細書および添付の特許請求の範囲を通じて使用される場合に、下記の用語は以下に示す意味を有する。
本明細書で使用される「アルケニル」という用語は、2〜10個の炭素を有し、2個の水素の脱離によって形成された少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を有する直鎖または分岐の炭化水素を意味する。アルケニルの代表例には、エテニル、2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、3−ブテニル、4−ペンテニル、5−ヘキセニル、2−ヘプテニル、2−メチル−1−ヘプテニルおよび3−デセニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルコキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に懸垂した、本明細書で定義のアルキル基を意味する。アルコキシの代表例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、2−プロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシおよびヘキシルオキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルコキシアルキル」という用語は、本明細書で定義のアルキル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアルコキシ基を意味する。アルコキシアルキルの代表例としては、tert−ブトキシメチル、2−エトキシエチル、2−メトキシエチルおよびメトキシメチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルコキシカルボニル」という用語は、本明細書で定義のカルボニル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアルコキシ基を意味する。アルコキシカルボニルの代表例としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびtert−ブトキシカルボニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルコキシスルホニル」という用語は、本明細書で定義のスルホニル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアルコキシ基を意味する。アルコキシスルホニルの代表的な例には、メトキシスルホニル、エトキシスルホニルおよびプロポキシスルホニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルキル」という用語は、炭素原子数1〜10個である直鎖または分岐の炭化水素を意味する。アルキルの代表例としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、3−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、2,3−ジメチルペンチル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニルおよびn−デシルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルキルカルボニル」という用語は、本明細書で定義のカルボニル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアルキル基を意味する。アルキルカルボニルの代表例としては、アセチル、1−オキソプロピル、2,2−ジメチル−1−オキソプロピル、1−オキソブチルおよび1−オキソペンチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルキルカルボニルオキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアルキルカルボニル基を意味する。アルキルカルボニルオキシの代表例としては、アセチルオキシ、エチルカルボニルオキシおよびtert−ブチルカルボニルオキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルキルスルホニル」という用語は、本明細書で定義のスルホニル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアルキル基を意味する。アルキルスルホニルの代表的な例には、メチルスルホニルおよびエチルスルホニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルキルチオ」という用語は、硫黄原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアルキル基を意味する。アルキルチオの代表例としては、メチルチオ、エチルチオ、tert−ブチルチオおよびヘキシルチオなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アルキニル」という用語は、炭素原子数2〜10個であり、少なくとも1個の炭素−炭素三重結合を有する直鎖または分岐の炭化水素基を指す。アルキニルの代表例には、アセチレニル、1−プロピニル、2−プロピニル、3−ブチニル、2−ペンチニルおよび1−ブチニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アリール」という用語は、単環式環系、二環縮合環系または三環縮合環系であって、縮合環のうちの1以上が芳香族であるものを意味する。アリールの代表的な例には、アントラセニル、アズレニル、フルオレニル、2,3−ジヒドロインデニル、インデニル、ナフチル、フェニルおよびテトラヒドロナフチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明のアリール基は、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、カルボキシ、シアノ、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、ニトロ、RN−、(RN)カルボニル−および(RN)スルホニル−から独立に選択される1、2、3または4個の置換基で置換されていても良い。
本明細書で使用される「アリールアルキル」という用語は、本明細書で定義のアルキル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアリール基を意味する。アリールアルキルの代表的な例には、ベンジル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピルおよび2−ナフト−2−イルエチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アリールオキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアリール基を意味する。アリールオキシの代表的な例には、フェノキシ、ナフチルオキシ、3−ブロモフェノキシ、4−クロロフェノキシ、4−メチルフェノキシおよび3,5−ジメトキシフェノキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「アリールチオ」という用語は、硫黄原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のアリール基を意味する。アリールチオの代表的な例には、フェニルチオおよび2−ナフチルチオなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「カルボニル」という用語は、−C(O)−基を意味する。
本明細書で使用される「カルボキシ」という用語は、−COH基を意味する。
本明細書で使用される「シアノ」という用語は、−CN基を意味する。
本明細書で使用される「シクロアルキル」という用語は、3〜8個の炭素を有する飽和環状炭化水素基を意味する。シクロアルキルの例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルなどがある。
本発明のシクロアルキル基は、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、カルボキシ、シアノ、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、RN−、(RN)カルボニル−および(RN)スルホニル−から選択される1、2、3または4個の置換基で置換されていても良い。
本明細書で使用される「シクロアルキルアルキル」という用語は、本明細書で定義のアルキル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のシクロアルキル基を意味する。シクロアルキルアルキルの代表的な例には、シクロプロピルメチル、2−シクロブチルエチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルおよび4−シクロヘプチルブチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「シクロアルキルオキシ」という用語は、本明細書で定義の酸素原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のシクロアルキル基を意味する。シクロアルキルオキシにはの代表的な例、シクロプロピルオキシ、シクロブチルオキシ、シクロペンチルオキシ、シクロヘキシルオキシ、シクロヘプチルオキシおよびシクロオクチルオキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
「本明細書で使用されるシクロアルキルチオ」という用語は、本明細書で定義の硫黄原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のシクロアルキル基を意味する。シクロアルキルチオの代表的な例には、シクロプロピルチオ、シクロブチルチオ、シクロペンチルチオ、シクロヘキシルチオ、シクロヘプチルチオおよびシクロオクチルチオなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「ホルミル」という用語は、−C(O)H基を意味する。
本明細書で使用される「ハロ」または「ハロゲン」という用語は、−Cl、−Br、−Iまたは−Fを意味する。
本明細書で使用される「ハロアルコキシ」という用語は、本明細書で定義のアルコキシ基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義の少なくとも1個のハロゲンを意味する。ハロアルコキシの代表例としては、クロロメトキシ、2−フルオロエトキシ、トリフルオロメトキシおよびペンタフルオロエトキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「ハロアルキル」という用語は、本明細書で定義のアルキル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義の少なくとも1個のハロゲンを意味する。ハロアルキルの代表例としては、クロロメチル、2−フルオロエチル、トリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルおよび2−クロロ−3−フルオロペンチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「ハロアルキルスルホニル」という用語は、スルホニル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のハロアルキル基を意味する。ハロアルキルスルホニルの代表的な例には、トリフルオロメチルスルホニルおよび(ペンタフルオロエチル)スルホニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「ハロアルキルチオ」という用語は、硫黄原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のハロアルキル基を意味する。ハロアルキルチオの代表的な例には、などがあるが、トリフルオロメチルチオおよび(ペンタフルオロエチル)チオこれらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「ヘテロアリール」という用語は、1、2、3または4個のヘテロ原子が独立にN、OまたはSから選択される芳香族の5員または6員環を指す。5員環は2個の二重結合を有し、6員環は3個の二重結合を有する。ヘテロアリール基は、炭素または窒素原子を介して親分子部分に連結されている。ヘテロアリールの代表的な例には、フリル、イミダゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、オキサゾリル、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラゾリル、ピロリル、テトラアゾリル、チアジアゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリルおよびトリアジニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明のヘテロアリール基は、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、カルボキシ、シアノ、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、ニトロ、RN−、(RN)カルボニル−および(RN)スルホニルから独立に選択される1、2、3または4個の置換基で置換されていても良い。
本明細書で使用される「ヘテロアリールアルキル」という用語は、本明細書で定義のアルキル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のヘテロアリールを意味する。ヘテロアリールアルキルの代表的な例には、ピリジン−3−イルメチルおよび2−ピリミジン−2−イルプロピルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「ヘテロアリールオキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のヘテロアリール基を意味する。ヘテロアリールオキシの代表的な例には、ピリジン−3−イルオキシ、ピリジン−4−イルオキシおよびキノリン−3−イルオキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「ヘテロアリールチオ」という用語は、硫黄原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のヘテロアリール基を意味する。ヘテロアリールチオの代表的な例には、ピリジン−3−イルチオ、ピリジン−4−イルチオおよびキノリン−3−イルチオなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「複素環」という用語は、独立に窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1個または2個のヘテロ原子を有する3員、4員、5員、6員、7員または8員環を指す。3員環は二重結合を持たない。4員環および5員環は0個または2個の二重結合を有する。6員環は0個、1個または2個の二重結合を有する。7員環および8員環は、0個、1個、2個または3個の二重結合を有する。本発明の複素環基は、炭素原子または窒素原子を介して親分子部分に結合していることができる。本発明の複素環基は、単環式環系、二環縮合環系または三環縮合環系であることができる。複素環の代表的な例には、アザビシクロオクチル、アゼチジニル、アゼパニル、アジリジニル、アゾカニル、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニルおよびチオモルホリニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本発明の複素環は、アルケニル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、カルボキシ、シアノ、ホルミル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、メルカプト、RN、(RN)カルボニルおよび(RN)スルホニルから独立に選択される2、3または4個の置換基で置換されていても良い。
本明細書で使用される「複素環アルキル」という用語は、本明細書で定義のアルキル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義の複素環を意味する。複素環アルキルの代表的な例には、ピペリジン−1−イルメチルおよび2−ピペリジン−1−イルエチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「ヒドロキシ」という用語は、−OH基を意味する。
本明細書で使用される「ヒドロキシアルキル」という用語は、本明細書で定義のアルキル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義の少なくとも1個のヒドロキシ基を意味する。ヒドロキシアルキルの代表的な例には、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシペンチルおよび2−エチル−4−ヒドロキシヘプチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「低級アルケニル」という用語は、本明細書で定義のアルケニルの部分集合であって、2〜4個の炭素原子を有するアルケニル基を意味する。低級アルケニルの例には、エテニル、プロペニルおよびブテニルがある。
本明細書で使用される「低級アルコキシ」という用語は、本明細書で定義のアルコキシの部分集合であり、本明細書で定義の酸素原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義の低級アルキル基を意味する。低級アルコキシの代表的な例には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、2−プロポキシ、ブトキシおよびtert−ブトキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「低級アルキル」という用語は、本明細書で定義のアルキルの部分集合であり、1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖の炭化水素基を意味する。低級アルキルの代表的な例には、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルおよびtert−ブチルがある。
本明細書で使用される「低級アルキルチオ」という用語は、アルキルチオの部分集合であり、硫黄原子を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義の低級アルキル基を意味する。低級アルキルチオの代表的な例には、メチルチオ、エチルチオおよびtert−ブチルチオなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「低級アルキニル」という用語は、本明細書で定義のアルキニルの部分集合であり、2〜4個の炭素原子を有するアルキニル基を意味する。低級アルキニルの例には、エチニル、プロピニルおよびブチニルがある。
本明細書で使用される「低級ハロアルコキシ」という用語は、本明細書で定義のハロアルコキシの部分集合であり、1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖ハロアルコキシ基を意味する。低級ハロアルコキシの代表的な例には、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、ジクロロメトキシ、フルオロメトキシおよびペンタフルオロエトキシなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「低級ハロアルキル」という用語は、本明細書で定義のハロアルキルの部分集合であり、1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖ハロアルキル基を意味する。低級ハロアルキルの代表的な例には、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、ジクロロメチル、フルオロメチルおよびペンタフルオロエチルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「低級ハロアルキルチオ」という用語は、本明細書で定義のハロアルキルチオの部分集合であり、1〜4個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖ハロアルキルチオ基を意味する。低級ハロアルキルチオの代表的な例には、トリフルオロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、フルオロメチルチオおよび(ペンタフルオロエチル)チオなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「メルカプト」という用語は、−SH基を意味する。
本明細書で使用される「ニトロ」という用語は、−NO基を意味する。
本明細書で使用される「RN−」という用語は、窒素原子を介して親分子部分に懸垂した2個の基、RおよびRを意味する。RおよびRはそれぞれ独立に、水素またはアルキルである。RNの代表的な例には、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびジエチルアミノなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「(RN)カルボニル」という用語は、本明細書で定義のカルボニル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のRN−基を意味する。(RN)カルボニルの代表的な例には、アミノカルボニル、(メチルアミノ)カルボニル、(ジメチルアミノ)カルボニルおよび(エチルメチルアミノ)カルボニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「(RN)スルホニル」という用語は、本明細書で定義のスルホニル基を介して親分子部分に懸垂した本明細書で定義のRN−基を意味する。(RN)スルホニルの代表的な例には、アミノスルホニル、(メチルアミノ)スルホニル、(ジメチルアミノ)スルホニルおよび(エチルメチルアミノ)スルホニルなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「RN−」という用語は、窒素原子を介して親分子部分に懸垂した2個の基、RおよびRを意味する。RおよびRはそれぞれ独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキルまたは(RN)カルボニルである。RNの代表的な例には、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノおよびエチルメチルアミノなどがあるが、これらに限定されるものではない。
本明細書で使用される「スルホニル」という用語は、−S(O)−基を意味する。
本発明の化合物は、不斉中心またはキラル中心が存在する立体異性体として存在することができる。立体異性体は、キラル炭素原子周囲の置換基の配置に応じて(R)または(S)と称される。本明細書で使用される用語(R)および(S)は、IUPAC(IUPAC 1974, Recommendations for Section E, Fundamental Stereochemistry, Pure Appl. Chem., (1976), 45: 13-30)で定義の配置である。本発明は、各種立体異性体およびそれらの混合物を想到するものであり、それらは本発明の範囲に具体的に含まれる。立体異性体には、エナンチオマー、ジアステレオマーならびにエナンチオマーまたはジアステレオマーの混合物などがある。本発明の化合物の個々の立体異性体は、不斉中心またはキラル中心を有する市販の原料から合成的に、あるいはラセミ混合物の製造とそれに続く当業者には公知の技術である分割によって製造することができる。その分割方法の例を挙げると、(1)キラル補助剤へのエナンチオマー混合物の結合、得られるジアスレオマー混合物の再結晶もしくはクロマトグラフィーによる分離および補助剤からの光学的に純粋な生成物の遊離;(2)キラルクロマトグラフィーカラムでの光学エナンチオマー混合物の直接分離;あるいは(3)ジアステレオマー塩の形成とそれに続く一方のジアステレオマー塩の選択的再結晶がある。
本発明の化合物は、ACD/ケムスケッチ(ChemSketch)5.0版(Advanced Chemistry Development, Inc., Toronto, ON, Canadaが開発)によって命名したか、あるいはACD命名法と一致する名称を与えた。
(3)略称
下記の図式および実施例の説明で用いた略称は、:Ac:アセチル;Bu:ブチル;DCC:1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド;DIEA:ジイソプロピルエチルアミン;DMAP:4−ジメチルアミノピリジン;DME:1,2−ジメトキシエタン;DMF:N,N−ジメチルホルムアミド;DMSO:ジメチルスルホキシド;EDCIまたはEDC:1−エチル−3−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−カルボジイミド塩酸塩;Ph:フェニル;TFA:トリフルオロ酢酸;THF:テトラヒドロフラン;およびTf:−S(O)CFである。
(4)図式および実施例
本発明の化合物を製造することができる手段を示した下記の合成図式および実施例により、本発明の化合物および方法について理解が深まるであろう。さらに、本明細書にける引用文献はいずれも、参照によって本明細書に含まれるものとする。
4(a)本発明の化合物の製造
Figure 2007523865
、X、X、R、R、R、RおよびRが式(I〜IV)で定義の通りである一般式(4)のアミドは、図式1に記載の方法に従って製造することができる。
本明細書の実施例1A〜1Cに記載の方法に従って製造される1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボン酸を、DMSOまたはDMFなど(それらに限定されるものではない)の溶媒中、一般式(1)の2−ハロ化合物および炭酸カリウムなど(それに限定されるものではない)の塩基で処理し、反応が完結するまで加熱して、一般式(2)の酸を得ることができる。一般式(2)の酸は、EDCIまたはDCCを用いて一般式(3)のアニリンにカップリングさせることで、一般式(4)のアミドを得ることができる。
、R、R、R、R、RおよびRが式(I〜IV)で定義の通りである一般式(6)および一般式(8)のアミドは、図式1に記載の方法に従って製造することができる。一般式(5)または一般式(7)のオキサゾール類またはチアゾール類は、図式1における一般式(1)の化合物と同様に処理して、いずれも本発明の化合物の代表的なものである一般式(6)のアミドおよび一般式(8)のアミドを得ることができる。
Figure 2007523865
、X、X、R、R、R、RおよびRが式(I〜IV)で定義の通りである一般式(12)のアミドは、図式2に記載の方法に従って製造することができる。本明細書における実施例23A〜23Iに記載の方法に従って製造される3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチルを、図式1に記載の方法に従って一般式(1)の2−ハロ化合物で処理して、一般式(9)の化合物を得ることができる。一般式(9)の化合物は、塩化メチレン(1:1)中トリフルオロ酢酸で、あるいは1,4−ジオキサン中4.5N塩酸で脱保護して、一般式(10)の化合物を得ることができる。一般式(10)の化合物を一般式(11)のイソシアネートで処理して、本発明の化合物の代表的なものである一般式(12)のアミドを得ることができる。
、R、R、R、R、RおよびRが式(I〜IV)で定義の通りである一般式(13)のアミドおよび一般式(14)のアミドは、図式2に記載の方法に従って製造することができる。一般式(5)または一般式(7)のオキサゾール類またはチアゾール類を、図式2での一般式(1)の化合物と同様に処理して、いずれも本発明の化合物の代表的なものである一般式(13)のアミドまたは一般式(14)のアミドを得ることができる。
Figure 2007523865
、X、X、R、R、R、RおよびR8が式(I〜IV)で定義の通りである一般式(17)のアミドは、図式3に記載の方法に従って製造することができる。本明細書の実施例23A〜23Fに記載の方法に従って製造される8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタンを実施例34A〜34Cに記載の方法に従って処理して、3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチルを得ることができる。3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチルを、図式1で記載の方法に従って一般式(1)の2−ハロ化合物で処理することで、一般式(15)の化合物を得ることができる。塩化メチレン(1:1)中トリフルオロ酢酸で、あるいは1,4−ジオキサン中4.5N塩酸で一般式(15)の化合物を脱保護して、一般式(16)の化合物を得ることができる。一般式(16)の化合物を一般式(11)のイソシアネートで処理して、本発明の化合物の代表的なものである一般式(17)のアミドを得ることができる。
、R、R、R、R、RおよびRが式(I〜IV)で定義の通りである一般式(18)のアミドおよび一般式(19)のアミドは、図式3に記載の方法に従って製造することができる。一般式(5)または一般式(7)のオキサゾール類またはチアゾール類を、図式3における一般式(1)の化合物と同様にして処理して、本発明の化合物の代表的なものである一般式(18)のアミドおよび一般式(19)のアミドを得ることができる。
Figure 2007523865
DMSO中にて炭酸カリウム存在下に、Rが低級ハロアルキルまたはハロゲンである式(21)のクロロピリジンで処理すると、式(20)のアミンは、式(22)の化合物を与える。塩酸で処理すると、式(22)の化合物は式(23)の化合物を与える。リチウムジイソプロピルアミンおよびN−フェニルトリフルオロメタンスルホンイミドで処理すると、式(23)の化合物は、式(24)の化合物を与える。メタノール中にてPdCl(PPh、二酸化炭素、トリエチルアミンで処理すると、式(24)の化合物は、式(25)の化合物を与える。アルコール系溶媒中にて水酸化ナトリウムまたは水酸化リチウムで処理すると、式(25)の化合物は式(26)の化合物を与える。式(3)のアニリンおよびEDCIで処理すると、式(26)の化合物は式(27)の化合物を与える。あるいは、オキサリルクロライドで処理した後に、R、RおよびRが式I〜IVで定義の通りである式(3)のアニリンおよびトリエチルアミンなどの塩基で処理すると、式(26)の化合物は式(27)の化合物を与える。Rが低級ハロアルキルまたはハロゲン、特にはトリフルオロメタンまたはクロライドである式(27)の化合物の製造は、本発明の化合物の代表的なものである。
Figure 2007523865
DMSO中にて炭酸カリウムで処理すると、式(28)の化合物および式(29)の化合物は、式(30)の化合物を与える。R、RおよびRが式(I〜IV)で定義の通りである式(3)の化合物およびEDCIで処理すると、式(30)の化合物は、本発明の化合物の代表的なものである式(32)の化合物を与える。
4(b)実施例
(実施例1)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
実施例1A
3,6−ジヒドロ−1,4(2H)−ピリジンジカルボン酸1−(1−クロロエチル)4−エチル
1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸エチル(47g、278mmol)のジクロロエタン(800mL)溶液に、0℃でクロルギ酸α−クロロエチル(50g、350mmol)を滴下した。混合物を昇温させて室温とし、2時間還流し、放冷して室温とした。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって(SiO、酢酸エチル)精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
実施例1B
1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸エチル
3,6−ジヒドロ−1,4(2H)−ピリジンジカルボン酸1−(1−クロロエチル)4−エチル(61.8g、236mmol)のメタノール(500mL)溶液を、30分間加熱還流した。混合物を放冷して室温とし、濃縮して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
実施例1C
1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボン酸
1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸エチル(44.7g、234mmol)の塩化メチレン(200mL)溶液をKCO水溶液(飽和)で処理し、相を分離した。水層を減圧下に乾燥させ、残留物を塩化メチレンで磨砕し(100mLで3回)、メタノール(100mL)に溶かした。溶液を飽和NaOH(10g、250mmol)のメタノール(250mL)溶液およびナトリウムメトキシドのメタノール溶液(0.5M、200mL、100mmol)で処理した。室温で2日間攪拌した後、混合物を減圧下に濃縮した。残留物をメタノールで磨砕し(200mLで5回)、真空乾燥して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
実施例1D
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボン酸
1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸(7.0g、47mmol)および2−ブロモ−3−クロロピリジン(11.0g、57mmol)をDMSO(100mL)中で合わせ、無水KCO(8.0g、58mmol)で処理した。混合物を90℃で終夜加熱し、放冷して室温とし、減圧下に濃縮した。残留物の塩化メチレン(200mL)溶液を冷却して−78℃とし、過剰量のTFA(10mL、130mmol)を滴下した。混合物を昇温させて室温とし、層を分離した。有機層をブラインで洗浄し、NaSOで脱水し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
実施例1E
N−(4−tert−ブチルフェニル)−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボン酸(120mg、0.35mmol)、4−tert−ブチルアニリン(90.0mg、0.6mmol)およびEDCI(145mg、0.75mmol)を、N下に塩化メチレン(3mL)中で合わせ、室温で終夜攪拌した。混合物を水で処理し、層を分離した。有機層を濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって(SiO、酢酸エチル:ヘキサン、1:4)精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例2)
3′−クロロ−N−(4−メチルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−メチルアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例3)
3′−クロロ−N−(4−メトキシフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−メトキシアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例4)
3′−クロロ−N−(4−フルオロフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−フルオロアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例5)
3′−クロロ−N−(4−クロロフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−クロロアニリン(13.2g、103mmol)、3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボン酸(16.49g、69.1mmol)、1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(26.5g、138mmol)を塩化メチレン(150mL)中で合わせ、室温で終夜攪拌した。混合物を塩化メチレン(200mL)で希釈し、水(400mL)、ブライン400mLで洗浄し、硫酸ナトリウムで脱水し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を、ヘキサン:酢酸エチル(7:3)を用いるシリカゲルでのクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例6)
N−(4−ブロモフェニル)−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−ブロモアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例7)
3′−クロロ−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(トリフルオロメトキシ)アニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例8)
3′−クロロ−N−(4−フェノキシフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−フェノキシアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例9)
3′−クロロ−N−(4−エチルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−エチルアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例10)
3′−クロロ−N−(4−イソプロピルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−イソプロピルアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例11)
N−(3−tert−ブチルフェニル)−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−tert−ブチルアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例12)
N−1,1′−ビフェニル−4−イル−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて1,1′−ビフェニル−4−イルアミンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例13)
3′−クロロ−N−(4−プロポキシフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−プロポキシアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例14)
3′−クロロ−N−[4−(メチルチオ)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(メチルチオ)アニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例15)
3′−クロロ−N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−フルオロ−4−メチルアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例16)
3′−クロロ−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(トリフルオロメチル)アニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例17)
3′−クロロ−N−(3−フルオロフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−フルオロアニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例18)
3′−クロロ−N−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えてN,N−ジメチル−1,4−ベンゼンジアミンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例19)
3′−クロロ−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えてN,N−ジエチル−1,4−ベンゼンジアミンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例20)
3′−クロロ−N−[4−(1−ピペリジニル)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(1−ピペリジニル)アニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例21)
3′−クロロ−N−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(4−モルホリニル)アニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例22)
N−[4−(1−アゼパニル)フェニル]−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(1−アゼパニル)アニリンを用い、実施例1Eに記載の手順を用いて、標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例23)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
実施例23A
1−ベンジル−5−オキソ−2−ピロリジンカルボン酸メチル
1−ベンジル−5−オキソ−2−ピロリジンカルボン酸(9.69g、44.2mmol)のメタノール(75mL)溶液を硫酸(0.5mL)で処理し、2.5時間還流した。混合物を放冷して室温とし、減圧下に濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。酢酸エチル相を減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
Figure 2007523865
(実施例23B)
1−ベンジル−5−チオキソ−2−ピロリジンカルボン酸メチル
1−ベンジル−5−オキソ−2−ピロリジンカルボン酸メチル(18.15g、77.8mmol)およびローソン試薬(31.5g、77.9mmol)を、脱水テトラヒドロフラン(100mL)中で合わせ、室温で終夜攪拌した。混合物を濾過し、フィルターケーキをテトラヒドロフランで洗い、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を酢酸エチルに溶かし、飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄した。有機相を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィーによって(3:1、ヘキサン:酢酸エチル)精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例23C)
1−ベンジル−2−(メトキシカルボニル)−5−(メチルチオ)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロリウムヨージド
1−ベンジル−5−チオキソ−2−ピロリジンカルボン酸メチル(16.5g、66.2mmol)のヨウ化メチル(70mL)溶液を室温で終夜攪拌した。混合物を減圧下に濃縮して標題化合物を得て、それをそれ以上精製せずに次の段階で用いた。
Figure 2007523865
(実施例23D)
1−ベンジル−5−(ニトロメチレン)−2−ピロリジンカルボン酸メチル
1−ベンジル−2−(メトキシカルボニル)−5−(メチルチオ)−3,4−ジヒドロ−2H−ピロリウムヨージド(25.68g、65.6mmol)の脱水N,N−ジメチルホルムアミド(80mL)溶液をニトロメタン(17.8mL、328mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(12.6mL、72.2mmol)で処理し、室温で終夜攪拌した。混合物を60℃で5時間加熱し、放冷して室温とし、減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(3:2ヘキサン:酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例23E)
8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン
1−ベンジル−5−(ニトロメチレン)−2−ピロリジンカルボン酸メチル(9.92g、35.9mmol)および5%白金/活性炭(11.25g)を、メタノール(100mL)中で合わせ、室温で水素雰囲気(約0.41MPa(60psi))下に56時間振盪した。混合物を濾過し、濾液を濃縮して、標題化合物を得た。MS(DCI/NH)m/z:217(M+H)
(実施例23F)
8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−2−オン(5.87g、27.1mmol)の脱水テトラヒドロフラン(40mL)溶液を、1M水素化リチウムアルミニウムのTHF溶液(81.4mL)で処理し、60℃で2時間加熱し、放冷して室温とし、終夜攪拌した。混合物を冷却して0℃とし、水(4.4mL)、テトラヒドロフラン(200mL)、15%水酸化ナトリウム溶液(4.4mL)および水(13.3mL)の順で処理した。混合物を濾過し、フィルターケーキを酢酸エチルで洗った。濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。MS(DCI/NH)m/z:203(M+H)
(実施例23G)
8−ベンジル−3−(トリフルオロアセチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(5.18g、25.6mmol)およびトリエチルアミン(17.8mL、128mmol)を、0℃にて脱水塩化メチレン(50mL)中で合わせ、無水トリフルオロ酢酸を1mLずつ加え(8.9mL、64mmol)、室温で終夜攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(9:1ヘキサン:酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例23H)
3−(トリフルオロアセチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル
8−ベンジル−3−(トリフルオロアセチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(1.95g、6.54mmol)およびジ−tert−ブチルジカーボネート(2.14g、9.81mmol)を、酢酸エチル(75mL)中で合わせ、室温で48時間攪拌しながら、水素雰囲気(1気圧)下にパールマン触媒(216mg)で処理した。混合物を濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物の酢酸エチル(150mL)溶液をL−アスパラギン酸で処理し、2時間攪拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例23I)
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル
3−(トリフルオロアセチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(6.54mmol)のメタノール(85mL)溶液を、水酸化アンモニウム(8.5mL)で処理し、室温で終夜攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、シリカゲルでのクロマトグラフィー(5%MeOH、0.5%NHOHのCHCl溶液;次に10%MeOH、1%NHOHのCHCl溶液)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例23J)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(435mg、2.26mmol)、2−ブロモ−3−クロロピリジン(400mg、1.88mmol)および炭酸カリウム(390mg、2.83mmol)を、脱水ジメチルホルムアミド(10mL)中で合わせ、120℃で48時間攪拌した。混合物を放冷して室温とし、酢酸エチルで希釈し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(85:15ヘキサン:酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例23K)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(419mg、1.29mmolの脱水塩化メチレン(5mL)溶液を、トリフルオロ酢酸で処理し、室温で1時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物を1N水酸化ナトリウム溶液で処理した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相を減圧下に濃縮して標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例23L)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(129mg、577μmol)の脱水塩化メチレン(5mL)溶液を、1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼン(101mg、577μmol)で処理し、室温で終夜攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(3:1、ヘキサン:酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例24)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(3,4−ジクロロフェニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1,2−ジクロロ−4−イソシアナトベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例25)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−イソシアナト−3−(トリフルオロメチル)ベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例26)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−イソシアナト−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例27)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(4−フルオロフェニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−フルオロ−4−イソシアナトベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例28)
N−(4−クロロフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−クロロ−4−イソシアナトベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例29)
N−(4−ブロモフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−ブロモ−4−イソシアナトベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例30)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(4−ヨードフェニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−ヨード−4−イソシアナトベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例31)
N−(4−ブチルフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−ブチル−4−イソシアナトベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例32)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(4−イソプロピルフェニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−イソシアナト−4−イソプロピルベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例33)
3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−{4−[(トリフルオロメチル)チオ]フェニル}−3,8−ジアザビシクロ)[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−イソシアナト−4−[(トリフルオロメチル)チオ]ベンゼンを用い、実施例23Lに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例34)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−8−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキサミド
(実施例34A)
8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
3−(トリフルオロアセチル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボン酸tert−ブチル(1.63g、5.46mmol)のメタノール(50mL)溶液を、水酸化アンモニウム(7.5mL)で処理し、室温で終夜攪拌した。
(実施例34B)
8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(5.46mmol)およびジ−tert−ブチルジカーボネート(1.79g、8.20mmol)を、酢酸エチル(25mL)中で合わせ、室温で終夜攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、酢酸エチル(150mL)に溶かし、L−アスパラギン酸(2.18g、16.4mmol)で処理し、終夜攪拌した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、減圧下に濃縮して標題化合物を得た。
(実施例34C)
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
8−ベンジル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(5.46mmol、203mg)およびパールマン触媒を、水素雰囲気(1気圧)下にメタノール中で合わせ、室温で終夜攪拌した。窒素でパージし、触媒を濾去し、濾液を濃縮して、黄色液体を得た。混合物を濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(5%MeOH、0.5%NHOHのCHCl溶液、次に10%MeOH、1%NHOHのCHCl溶液)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例34D)
8−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル
3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(454mg、2.36mmol)および2−ブロモ−3−クロロピリジン(418mg、1.97mmol)を、脱水N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中で合わせ、炭酸カリウム(408mg、2.95mmol)で処理した。120℃で48時間攪拌した後、混合物を放冷して室温とし、酢酸エチルで希釈し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(4:1、ヘキサン:酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例34E)
8−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン
8−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボン酸tert−ブチル(285mg、880μmol)の脱水塩化メチレン(2mL)溶液をトリフルオロ酢酸(2mL)で処理した。室温で30分間攪拌した後、混合物を減圧下に濃縮し、残留物を1N水酸化ナトリウム溶液で処理した。混合物を酢酸エチルで抽出し、有機相を減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例34F)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−8−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキサミド
8−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン(102mg、456μmol)および1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼン(80mg、456μmol)を、脱水塩化メチレン(4.5mL)中で合わせ、室温で終夜攪拌した。混合物を濃縮し、残留物をシリカゲルでのクロマトグラフィー(7:3、ヘキサン:酢酸エチル)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例35)
8−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキサミド
1−tert−ブチル−4−イソシアナトベンゼンに代えて1−イソシアナト−4−(トリフルオロメチル)ベンゼンを用い、実施例34Fに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例37)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−(シス)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボキサミド
(実施例37A)
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸エチル
1−ベンジル−3−オキソ−4−ピペリジンカルボン酸エチル(1.0g、3.8mmol)のジエチルエーテル(50mL)溶液を水素化リチウムアルミニウム(150mg、3.9mmol)で−78℃にて処理した。−78℃で30分間攪拌後、混合物を2時間かけて昇温させて室温とした。混合物を飽和塩化アンモニウムで反応停止した。標準的な後処理によって粗生成物を得て、それをクロマトグラフィー(SiO、酢酸エチル:ヘキサン、1:6)によって精製して、標題化合物を得た。MS(EI、M+H)264。
(実施例37B)
3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸エチル
1−ベンジル−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸エチルのエタノール(10mL)溶液を水素雰囲気(1気圧)下にPd(OH)(20%炭素担持品、50mg)で処理し、5時間攪拌した。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。
(実施例37C)
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸エチル
3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸エチル、2−ブロモ−3−クロロピリジン(700mg、3.6mmol)および炭酸カリウム(1.0g、7.2mmol)を90℃で2日間加熱した。標準的な後処理によって標題化合物を得た。
(実施例37D)
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸エチルの水溶液(水55mL)を、室温にてナトリウムメトキシド(0.5M、8mL、4.0mmol)で処理した。2時間後、混合物を減圧下に濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物を得た。MS(EI、M+H)257。
(実施例37E)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−(シス)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボキサミド
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸、tert−ブチルアナリン(analine)(255mg、1.7mmol)およびEDCI(380mg、2.0mmol)を室温で合わせた。混合物を8時間攪拌し、標準的な後処理によって粗生成物を得て、それをカラムクロマトグラフィーによって精製して、シスおよびトランス類縁体を得た。
Figure 2007523865
(実施例38)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−(トランス)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボキサミド
実施例37Eでの精製段階から、標題化合物を単離した。
Figure 2007523865
(実施例39)
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ピペリジンカルボキサミド
(実施例39A)
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸メチル
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボニトリル(30.0g、118mmol)のメタノール(590mL)溶液、濃HCl(590mL)を18時間加熱還流した。クロマトグラフィー(SiO、酢酸エチル:ヘキサン、1:4)によって、生成物を得た。MS(EI、M+H)250。
(実施例39B)
4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸メチル
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸メチルのメタノール溶液を、水素雰囲気下にPd(OH)(20%炭素担持品、500mg)で処理した。混合物を室温で12時間攪拌し、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。
(実施例39C)
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸メチル
1−ベンジル−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸メチル(15.0g、77mmol)、2,3−ジクロロピリジン(12.0g、81mmol)および炭酸カリウム(15.0g、108.7mmol)を、DMF(200mL)中で合わせ、90℃で2日間加熱した。混合物を放冷して室温とし、濃縮し、標準的な後処理によって残留物を得た。それをクロマトグラフィー(SiO、酢酸エチル:ヘキサン、1:6)によって精製して、標題化合物を得た。MS(EI、M+H)271。
(実施例39D)
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸エチルに代えて1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸メチルを用い、実施例37Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
(実施例39E)
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ピペリジンカルボキサミド
1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボン酸、EDCI(525mg、2.7mmol)および4−(トリフルオロメチル)アニリンの塩化メチレン(10mL)溶液を室温で混合し、終夜攪拌した。標準的な後処理によって粗生成物を得て、それをクロマトグラフィー(SiO、酢酸エチル:ヘキサン、1:9)によって精製した。
Figure 2007523865
(実施例40)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
(実施例40A)
1−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−オン
2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン(11.92g、65.7mmol))、KCO(19.10g、138mmol)および1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(8.85mL、69.0mmol)を、DMSO(65mL)中で合わせ、100℃で3時間攪拌した。混合物を追加の1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(2.0mL、16mmol)で処理し、2時間攪拌し、追加の1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(1.0mL、7.8mmol)で処理し、1時間攪拌した。混合物をジエチルエーテル(200mL)で希釈し、水(250mL)で洗浄し、ブライン(100mL)で洗浄し、脱水し(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物を濃HCl(25mL)に溶かし、3時間攪拌し、濃NHOHで塩基性とし、CHClで抽出し、相を分離した。有機相を脱水し(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(20%から40%ジエチルエーテル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た。
(実施例40B)
3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボン酸メチル
リチウムジイソプロピルアミド(37.3mmol)のTHF(75mL)溶液を−78℃で、1−[3−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル]ピペリジン−4−オン(8.30g、34.0mmol)のTHF(25mL)溶液で処理し、45分間攪拌した。混合物を固体のPhNTf(14.0g、39.1mmol)で処理し、1時間攪拌し、減圧下に濃縮した。残留物を酢酸エチル:ヘキサン(1:1)で希釈し、1N NaOHで洗浄し、脱水し(NaSO)、シリカ層で濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物、トリエチルアミン(14.2mL、102mmol)およびPdCl(PPh(0.944g、1.34mmol)を、メタノール(7.00mL、173mmol)およびDMF(100mL)中で合わせ、一酸化炭素ガス(15分間の吹き込み)で飽和させた。混合物を一酸化炭素雰囲気(1気圧)下に80℃で終夜加熱した。混合物を濃縮して体積を半量とし、ジエチルエーテルで希釈し、水、ブラインで洗浄し、脱水し(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(6%酢酸エチル/ヘキサン)によって精製して、標題化合物を得た。
(実施例40C)
3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボン酸
3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボン酸メチル(15mL)のTHF(30mL)溶液を1N NaOH(27mL)で処理し、2時間攪拌した。混合物を追加の1N NaOH(16mL)で処理し、1時間攪拌し、1N NaOH(14.5mL)で処理し、1時間攪拌した。混合物を水で希釈し、CHClで抽出した。水層を濃HClで酸性とし、CHClで抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。
(実施例40D)
N−(4−tert−ブチルフェニル)−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボン酸(0.300g、1.10mmol)および触媒量のDMFを、CHCl(4.0mL)中で合わせ、(COCl)(0.14mL、1.6mmol)で処理した。混合物を90分間攪拌し、トルエン(0.5mL)で希釈し、濃縮して乾固させた。残留物をCHCl(4.0mL)に溶かし、ピリジン(0.14mL、1.7mmol)、触媒量のDMAPおよび4−tert−ブチルアニリン(0.21mL、1.3mmol)で処理した。1時間後、混合物を水で希釈し、CHClで抽出した。有機相を脱水し(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(2.5%酢酸エチル/CHCl)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例41)
N−(4−クロロフェニル)−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えてを4−クロロアニリン用い、実施例40Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例42)
N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(トリフルオロメトキシ)アニリンを用い、実施例40Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例43)
3′−(トリフルオロメチル)−N−{4−[(トリフルオロメチル)チオ]フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−[(トリフルオロメチル)チオ]アニリンを用い、実施例40Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例44)
3′−(トリフルオロメチル)−N−{4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]アニリンを用い、実施例40Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例45)
N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−フルオロ−4−メチルアニリンを用い、実施例40Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例46)
N−(4−クロロフェニル)−1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキサミド
(実施例46A)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボン酸
2−クロロピリミジン(0.570g、4.98mmol)および1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸(1.22g)を、水(7mL)中で合わせ、90℃で加熱した。4時間後、混合物を追加の1,2,3,6−テトラヒドロ−4−ピリジンカルボン酸(0.52g)で処理し、終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、CHClで抽出した。水層を濃HClで酸性とし(pH約3)、CHClで抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下に濃縮して、標題化合物を得た。
(実施例46B)
N−(4−クロロフェニル)−1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキサミド
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボン酸(55.0mg、0.27mmol)および触媒量のDMFを、CHCl(1.5mL)中で合わせ、(COCl)(0.033mL、0.38mmol)で処理した。混合物を90分間攪拌し、トルエン(0.5mL)で希釈し、減圧下に濃縮して乾固させた。残留物のCHCl(1.5mL)溶液をピリジン(0.033mL、0.41mmol)、触媒量のDMAPおよび4−クロロアニリン(41.0mg、0.32mmol)で処理した。混合物を1時間攪拌し、水で希釈し、CHClで抽出した。有機相を脱水し(NaSO)、濾過し、濾液を減圧下に濃縮した。残留物をフラッシュクロマトグラフィー(15%酢酸エチル/CHCl)によって精製して、標題化合物を得た。
Figure 2007523865
(実施例47)
1−ピリミジン−2−イル−N−{4−[(トリフルオロメチル)チオ]フェニル}−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキサミド
4−クロロアニリンに代えて4−[(トリフルオロメチル)チオ]アニリンを用い、実施例46Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例48)
1−ピリミジン−2−イル−N−{4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキサミド
4−クロロアニリンに代えて4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]アニリンを用い、実施例46Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
上記のものは単に例示に過ぎず、本発明を開示の化合物に限定するものではない。当業者には明らかである改変および変更は、添付の特許請求の範囲で定義される本発明の範囲および性質に包含されるものである。
(実施例49)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド
(実施例49A)
3′−トリフルオロメチル−2,3,5,6−テトラヒドロ−[1,2′]ビピリジニル−4−オン
CO(19.10g、138mmol)、2−クロロ−3−(トリフルオロメチル)ピリジン(11.92g、65.7mmol)および1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン(8.85mL、69.0mmol)のDMSO(65mL)懸濁液を100℃で3時間攪拌した。追加の1,4−ジオキサ−8−アザ−スピロ[4.5]デカン(2.0mL、16mmol)を加え、さらに2時間攪拌してから、さらに追加量(1.0mL、7.8mmol)を加え、1時間攪拌した。混合物をEtO(200mL)で希釈し、水(250mL)で洗浄し、ブライン(100mL)で洗浄し、有機層を脱水し(NaSO)、濾過し、減圧下に濃縮した。残留物を濃HCl(25mL)に溶かし、3時間攪拌し、濃NHOHで塩基性とし、CHClで抽出し、脱水し(NaSO)、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー精製(20%から40%EtO/ヘキサン勾配溶離)によって、置換ピペリドンを黄色固体(8.35g、34.2mmol、52%)として得た。
Figure 2007523865
(実施例49B)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸メチルエステル
前記ピペリドン(8.30g、34.0mmol)のTHF(25mL)溶液を、LDA(リチウムジイソプロピルアミン)(37.3mmol)のTHF溶液(75mL)に−78℃で加え、45分間攪拌した。固体PhNTf(14.0g、39.1mmol)を加え、1時間攪拌した。混合物を減圧下に濃縮し、1:1EtOAc:ヘキサンで希釈し、1N NaOHで洗浄した。有機層を脱水し(NaSO)、シリカ層で濾過し、減圧下に濃縮して、赤色油状物14.4gを得た。その残留物およびEtN(14.2mL、102mmol)およびMeOH(7.00mL、173mmol)をDMF(100mL)に溶かし、CO(15分間吹き込み)で飽和させた。固体のPdCl(PPh(0.944g、1.34mmol)を加え、混合物をCO(1気圧)下に80℃で終夜加熱した。混合物を減圧下に濃縮して体積を半量とし、EtOで希釈し、水、ブラインで洗浄し、脱水し(NaSO)、減圧下に濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(6%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、メチルエステルを黄色固体として得た(3.90g、13.6mmol、40%)。
Figure 2007523865
(実施例49C)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸
前記エステルをMeOH(15mL)およびTHF(30mL)に溶かし、1N NaOH(27mL)とともに2時間攪拌した。追加の1N NaOH(16mL)を加え、1時間攪拌し、次に追加量の(14.5mL)を加えて1時間経過させた。混合物を水で希釈し、CHClで抽出した。水層を濃HClで酸性とし、CHClで抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、減圧下に濃縮して、13cを黄褐色固体として得た(3.00g、11.0mmol、81%)。
Figure 2007523865
(実施例49D)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(60.4mg、0.194mmol)およびDMF(触媒量)のCHCl(1mL)懸濁液に、(COCl)(0.027mL、0.31mmol)を加えた。混合物を90分間攪拌し、PhMe(0.5mL)で希釈し、減圧下に濃縮して乾固させ、CHCl(1.5mL)溶かした。その溶液に、ピリジン(0.027mL、0.33mmol)、DMAP(触媒量)および4−tert−ブチルアニリン(0.037mL、0.023mmol)を加えた。混合物を1時間攪拌し、水で希釈し、CHClで抽出し、脱水し(NaSO)、フラッシュクロマトグラフィー(7%EtOAc/CHCl)によって精製して、白色固体(54.2mg、0.123mmol、63%)として得た。
Figure 2007523865
(実施例50)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−アゼパン−1−イル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−アゼパン−1−イル−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例51)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−4−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−4−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例52)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド
(実施例52A)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸
2−クロロピリミジン(0.570g、4.98mmol)およびイソグバシン・ナトリウム塩(1.2g、8.2mmol)の水(7mL)中混合物を加熱して90℃とし、4時間攪拌した。追加のイソグバシン・ナトリウム塩(0.52g、3.3mmol)を加え、終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、CHClで抽出した。水層を濃HCl(pH約3)で酸性とし、CHClで抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、濾過し、減圧下に濃縮して、1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸を白色固体(0.564g、2.75mmol、55%)として得た。
Figure 2007523865
(実施例52B)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(60.4mg、0.194mmol)およびDMF(触媒量)のCHCl(1mL)懸濁液に、(COCl)(0.027mL、0.31mmol)を加えた。混合物を90分間攪拌し、PhMe(0.5mL)で希釈し、減圧下に濃縮して乾固させ、CHCl(1.5mL)に溶かした。その溶液に、ピリジン(0.027mL、0.33mmol)、DMAP(触媒量)および4−tert−ブチルアニリン(0.037mL、0.023mmol)を加えた。混合物を1時間攪拌し、水で希釈し、CHClで抽出し、脱水し(NaSO)、フラッシュクロマトグラフィー(7%EtOAc/CHCl)によって精製して、1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミドを白色固体(54.2mg、0.123mmol、63%)として得た。
Figure 2007523865
(実施例53)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−クロロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−クロロ−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例54)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメトキシ−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例55)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメチルスルファニル−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例56)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメチルスルホニル−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例57)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−ブロモ−3−フルオロ−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例58)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−3−メチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−ブロモ−3−メチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例59)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−クロロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例60)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメトキシ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例61)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメチルスルファニル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例62)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−3−クロロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−ブロモ−3−クロロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例63)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−アゼパン−1−イル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−アゼパン−1−イル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例64)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例65)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−クロロ−3−フルオロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例66)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3,4−ジクロロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3,4−ジクロロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例67)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−クロロ−3−メチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例68)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−クロロ−3−トリフルオロメチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例69)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−ジフルオロメトキシ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例70)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(1,1,2,2−テトラフルオロ−エトキシ)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(1,1,2,2−テトラフルオロ−エトキシ)−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例71)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−クロロ−4−メチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例72)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−ブロモ−4−メチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例73)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−メチル−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−トリフルオロメチル−4−メチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例74)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて5−フルオロ−ピリジン−2−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例75)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて5−クロロ−ピリジン−2−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例76)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて5−ブロモ−ピリジン−2−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例77)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−ヨード−ピリジン−2−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて5−ヨード−ピリジン−2−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例78)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて5−フルオロ−ピリジン−2−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例79)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例80)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2−クロロ−4−ブロモ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例81)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2−フルオロ−4−ブロモ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例82)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−2−メチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2−メチル−4−ブロモ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例83)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(2−フルオロ−4−ヨード−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2−フルオロ−4−ヨード−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例84)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2−トリフルオロメチル−4−クロロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例85)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2−フルオロ−4−クロロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例86)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例87)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3,4−ジメチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3,4−ジメチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例88)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例89)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−2−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−tert−ブチル−2−フルオロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例90)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて6−クロロ−ピリジン−3−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例91)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−3−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−tert−ブチル−3−フルオロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例92)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−フェニル]−アミド
(実施例92A)
8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン
8−メチル−8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(19.5g、0.156mol)のDCE(500mL)溶液に0℃で、クロルギ酸1−クロロエチル(19.5mL、0.179mol)を5分間かけて加えた。混合物を4時間加熱還流し、濃縮し、シリカ(50%EtO/ヘキサン)で濾過した。次に、残留物をMeOH(150mL)中で45分間還流し、減圧下に濃縮して、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタンを明黄色固体として得た(19.2g、0.130mol、83%)。
Figure 2007523865
(実施例92B)
4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−フェニルアミン
4−フルオロ−ニトロベンゼン(0.72mL、6.8mmol)、8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクタン(1.01g、6.82mmol)およびKCO(1.87g、13.5g)のDMSO(7mL)中混合物を加熱して110℃とし、3時間攪拌した。混合物をEtO(60mL)で希釈し、水(40mL)およびブライン(30mL)で洗浄した。有機層を脱水し(NaSO)、濃縮し、ヘキサンで磨砕して、黄色固体1.27gを得た。その固体、HCONH(1.45g、23.0mmol)および10%Pd/C(触媒量)のMeOH(20mL)中混合物を終夜攪拌し、濾過し、濃縮した。残留物を飽和NaHCO水溶液(20mL)で希釈し、CHClで抽出した(10mLで3回)。有機層を脱水し(NaSO)、減圧下に濃縮して、4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−フェニルアミンを暗色固体として得た。
Figure 2007523865
(実施例92C)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例93)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3−フルオロ−フェニル]アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3−フルオロ−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例94)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3,5−ジフルオロ−フェニル]アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3,5−ジフルオロ−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例95)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−フルオロ−4−クロロ−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例96)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−3−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−フルオロ−4−tert−ブチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例97)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例98)
2−メチル−2−{4−[(3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボニル)−アミノ]−フェニル}−プロピオン酸メチルエステル
4−tert−ブチルアニリンに代えて2−(4−アミノ−フェニル)−2−メチル−プロピオン酸メチルエステルを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例99)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3−フルオロ−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3−フルオロ−フェニルアミンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例100)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3,5−ジフルオロ−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3,5−ジフルオロ−フェニルアミンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例101)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−アゼパン−1−イル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−アザパン−1−イル−フェニルアミンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例102)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例103)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−3−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−tert−ブチル−3−フルオロ−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例104)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例105)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメチル−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例106)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−クロロ−3−フルオロ−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例107)
2−メチル−2−{4−[(1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボニル)−アミノ]−フェニル}−プロピオン酸メチルエステル
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−プロピオン酸メチルエステル−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例108)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(エチル−イソプロピル−アミノ)−フェニル]−アミド塩酸塩
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(エチル−イソプロピル−アミノ)−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例109)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメチル−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例110)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−アセチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−アセチル−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例111)
4−[(3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボニル)−アミノ]−安息香酸メチルエステル
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−安息香酸メチルエステル−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例112)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−5′−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−5′−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例113)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(6−アゼパン−1−イル−ピリジン−3−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて6−アゼパン−1−イル−ピリジン−3−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例114)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−シクロプロピル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−シクロプロパン−アニリンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例115)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例116)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−アセチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−アセチル−アニリンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例117)
4−[(1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボニル)−アミノ]−安息香酸メチルエステル
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−アミノ−安息香酸メチルエステルを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例118)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチルスルファニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−tert−ブチルスルファニル−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例119)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて6−トリフルオロメチル−ピリド−3−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例120)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(2,2−ジフルオロ−[1,3]ジオキソール−5−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例121)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸[4−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−フェニルアミンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例122)
1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチルスルファニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(2−メチル−プロパン−2−スルファニル)−フェニルアミンを用い、実施例52Bに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例123)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例124)
1−(4−メトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド
Figure 2007523865
(実施例125)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(トリフルオロメチル−スルホニル)−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例126)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例127)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(2,2−ジクロロ−1−メチル−シクロプロピル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(2,2−ジクロロ−1−メチル−シクロプロピル)−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例128)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例129)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例130)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3−クロロ−4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3−クロロ−4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例131)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3、5−ジフルオロ−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3,5−ジフルオロ−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例132)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−2−クロロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて2−クロロ−4−tert−ブチル−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例133)
1−チアゾール−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミド
(実施例133A)
1−チアゾール−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸
2−ブロモオキサゾール(4.98mmol)およびイソグバシン・ナトリウム塩(1.2g、8.2mmol)の水(7mL)中混合物を加熱して90℃とし、4時間攪拌した。追加のイソグバシン・ナトリウム塩(0.52g、3.3mmol)を加え、終夜攪拌した。混合物を水で希釈し、CHClで抽出した。水層を濃HClで酸性とし(pH約3)、CHClで抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、減圧下に濃縮して、1−チアゾール−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸を固体として得た。
(実施例133B)
1−チアゾール−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニルアミンを用い、実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例134)
1−チアゾール−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド
実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例135)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ジメチルスルファモイル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−ジメチルスルファモイル−フェニルアミンを用い、実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例136)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(ピペリジン−1−スルホニル)−フェニル]−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−(ピペリジン−1−スルホニル4−(ピペリジン−1−スルホニル−フェニルアミンを用い、実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例137)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−ヨード−ピリジン−2−イル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて5−ヨード−ピリジン−2−イルアミンを用い、実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例138)
3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3,4−ジフルオロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて3,4−ジフルオロ−フェニルアミンを用い、実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例139)
3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−メタンスルホニル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−メタンスルホニル−フェニルアミンを用い、実施例49Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例140)
3′−ジメチルスルファモイル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド
(実施例140A)
2−クロロ−ピリジン−3−スルホン酸ジメチルアミド
MeNHのTHF溶液(2M、8mL、16mmol)を、3−(2−クロロピリジル)スルホニルクロライド(J. Med. Chem., 1980, 23, 1376)(2.1g、9.9mmol)のTHF(10mL)溶液に加え、10時間攪拌し、飽和NHCl水溶液で反応停止し、EtOAcで抽出し、フラッシュクロマトグラフィー(30%EtOAc/ヘキサン)によって精製して、スルホンアミドを赤色油状物として得た。
(実施例140B)
1−チアゾール−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸
2−クロロ−ピリジン−3−スルホン酸ジメチルアミド(1.18mmol)およびイソグバシン・ナトリウム塩(2.19mmol)のTHF(0.5mL)および水(2mL)溶液を90℃で22時間攪拌し、TFAで酸性とし(pH約1)、CHClで抽出した。有機層を脱水し(NaSO)、濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(5%MeOH/CHCl)および磨砕(EtO)によって精製して、白色固体として得た。
Figure 2007523865
(実施例140C)
3′−ジメチルスルファモイル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンを用い、実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例141)
3′−ジメチルスルファモイル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−クロロ−フェニルアミンを用い、実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(実施例142)
3′−ジメチルスルファモイル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミド
4−tert−ブチルアニリンに代えて4−トリフルオロメトキシ−フェニルアミンを用い、実施例52Dに記載の手順を用いて標題化合物を製造した。
Figure 2007523865
(5)生物データ
(a)in vitroデータ−阻害効力の測定
ダルベッコの調整イーグル培地(D−MEM)(4.5mg/mLのグルコース含有)およびウシ胎仔血清は、ハイクローン・ラボラトリーズ社(Hyclone Laboratories, Inc., Logan, Utah)から入手した。ダルベッコのリン酸緩衝生理食塩水(D−PBS)(1mg/mLのグルコースおよび3.6mg/Lのピルビン酸Naを含有、フェノールレッドを含まない)、L−グルタミン、ハイグロマイシンBおよびリポフェクタミン(商標名)は、ライフテクノロジーズ社(Life Technologies, Grand Island, NY)から入手した。G418硫酸塩は、カルバイオケム−ノババイオケム社(Calbiochem-Novabiochem Corp., San Diego, CA)から入手した。カプサイシン(8−メチル−N−バニリル−6−ノネンアミド)は、シグマ−アルドリッチ社(Sigma-Aldrich Co., St. Louis, MO)から入手した。Fluo−4AM(N−[4−[6−[(アセチルオキシ)メトキシ]−2,7−ジフルオロ−3−オキソ−3H−キサンテン−9−イル]−2−[2−[2−[ビス[2−[(アセチルオキシ)メトキシ]−2−オキシエチル]アミノ]−5−メチルフェノキシ]エトキシ]フェニル]−N−[2−[(アセチルオキシ)メトキシ]−2−オキシエチル]−グリシン、(アセチルオキシ)メチルエステル)は、モレキュラー・プローブス(Molecular Probes, Eugene, OR)から購入した。
発表されている配列(Hayes et al., Pain Vol. 88, pp.205-215, 2000.)と同じ開始コドンおよび終止コドンを囲んで設計されたプライマーを用いて、クローンテク社(Clontech, Palo Alto, CA)が供給するヒト小腸ポリA+RNAからの逆転写酵素−ポリメラーゼ連鎖反応(RT−PCR)によって、ヒトVR1受容体のcDNAを単離した。得られたcDNA PCR産物を、pCIneo哺乳動物発現ベクター(Promega)にサブクローニングし、蛍光色素−ターミネーター試薬(プリズム(Prism)、パーキン−エルマー・アプライド・バイオシステムズ(Perkin-Elmer Applied Biosystems)の部門)およびパーキン−エルマー・アプライド・バイオシステムズ373型DNAシーケンサーまたは310型遺伝子分析装置を用いて完全に配列決定した。リポフェクタミン(商標名)を用いて、hVR1 cDNAをコードする発現プラスミドを個別に1321N1ヒト星状細胞腫細胞にトランスフェクションした。トランスフェクションから48時間後、800μg/mLジェネテシン(Gibco BRL)を含む増殖培地を用いて、ネオマイシン耐性細胞を選択した。生存する個々のコロニーを単離し、VR1受容体活性についてのスクリーニングを行った。組換えホモマーVR1受容体を発現する細胞を、加湿5%CO雰囲気下にて4mM L−グルタミン、300μg/mL G418(Cal-biochem)および10%ウシ胎仔血清を含むD−MEM中、37℃で維持した。
Ca2+インフラックスアッセイおよび細胞内Ca2+レベル([Ca2+]i)の測定によって、VR1受容体での化合物の機能的活性を求めた。全ての化合物について、11ポイント1/2log濃度範囲にわたって試験を行った。化合物溶液をD−PBS中で調製し(4倍最終濃度)、バイオメク(Biomek)2000ロボット自動ワークステーション(Beckman-Coulter, Inc., Fullerton, CA)を用いて、96ウェルのV字底組織培養プレートを横切るように連続希釈した。VR1作働薬であるカプサイシンの0.2μM溶液も、D−PBS中で調製した。蛍光性Ca2+キレート色素フルオ(fluo)−4を、蛍光画像プレート読取装置(FLIPR)(Molecular Devices, Sunnyvale, CA)を用いる96ウェル方式での[Ca2+]の相対レベルの指標として用いた。黒色壁の96ウェル組織培養プレートで、細胞を集密状態まで増殖させた。次に、アッセイに先だって、細胞に100μL/ウェルのフルオ−4AM(2μM、D−PBS溶液)を加えて、23℃で1〜2時間経過させた。細胞の洗浄を行って、細胞外フルオ−4AMを除去し(ウェル当たりD−PBS 1mLで2回)、その後、細胞をFLIPR装置の読み取りチャンバに入れた。実験の10秒時点マークで、細胞に化合物溶液50μLを加えた。次に、3分遅れて、190秒時点マークでカプサイシン溶液50μL(最終濃度0.05μM)を加えて(最終体積=200μL)、VR1受容体の攻撃を行った。実験の時間的長さは240秒とした。実験期間を通じて、蛍光読み取りを1〜5秒間隔で行った。相対蛍光単位におけるピーク上昇(基底線値を引く)を、190秒時点マークから実験終了まで計算し、0.05μMカプサイシン(対照)応答のパーセントとして表した。グラフパッド・プリズム(GraphPad Prism;登録商標)(GraphPad Software, Inc., San Diego, CA)で4−パラメータロジスティックヒル式を用いて、データの曲線適合を解き、IC50値を計算した。
本発明の化合物がバニロイド受容体サブタイプ1(VR1)受容体の拮抗薬であり、IC50が約2200nM〜約0.5nMであることが認められた。好ましい範囲では、被験化合物は、約200nM〜約1.0nMを有していた。
(a)in vivoデータ−鎮痛効果
体重20〜25gの成体雄129Jマウス(Jackson Laboratories, Bar Harbor, ME)400匹について実験を行い、体重200〜300gの雄スプレーグ−ドーリーラット(Charles River, Wilmington, MA)を用いた。動物を22℃に維持した施設で飼育し、12時間の明−暗サイクルとし、飼料および飲料水は自由に摂取させた。実験はいずれも、明サイクル中に行った。動物を無作為に、それぞれ動物6匹の別個の群に無作為に分けた。各動物は1回の実験のみで用い、実験終了後ただちに屠殺した。動物の扱いおよび実験手順は全て、IACUC委員会による承認を受けた。
用いた抗侵害受容試験は、コリエルらの報告(Collier, et al., Br. J. Pharmacol. Chemother. 32 (1968) 295-310)に記載の腹部収縮アッセイに変更を加えたものであった。各動物には、0.6%酢酸の通常生理食塩水溶液0.3mLの腹腔内(i.p.)注射を行って、よじり反応を誘発した。観察および腹部収縮の量化のために、動物を個別に透明円筒に入れた。腹部収縮は、軽度の収縮と尾方向に腹壁に伝わる伸長であって、体幹の軽い捻りと次に両側での後肢の伸びを伴うものと定義される。腹部収縮の総数を、酢酸注射後5〜20分間にわたって記録した。腹腔内投与に基づいて、ED50を求めた。
使用した他の抗侵害受容試験は、ピルシオらの報告(Pircio et al., Eur J Pharmacol. Vol. 31(2), pp.207-15, 1975)に記載の完全フロイントアジュバント誘発温熱性痛覚過敏(CFA)アッセイである。試験の48時間前に右後足の底表面への完全フロイントアジュバント(CFA、50%、150μL)を注射することで、あるラット群において慢性炎症性痛覚過敏を誘発した。温熱性痛覚過敏の閾値を、3つの異なるラット群で測定した。ED50を、経口投与に基づいて求めた。
調べた本発明の化合物は、抗侵害受容効果を有することが認められ、ED50は約1mg/kg〜約500mg/kgであった。
in vitroおよびin vivoデータは、本発明の化合物がVR1受容体に拮抗し、疼痛の治療において有用であることを示している。
本発明の化合物は、文献(Nolano, M. et al., Pain 81 (1999) 135; Caterina, M. J. and Julius, D., Annu. Rev. Neurosci. 24, (2001) 487-517; Caterina, M. J. et al., Science 288 (2000) 306-313; Caterina, M. J. et al., Nature 389 (1997) 816-824; Fowler, C. Urology 55 (2000) 60;およびDavis, J. et al., Nature 405 (2000) 183-187.)に記載されている炎症性温熱性痛覚過敏、膀胱活動亢進および尿失禁など(これらに限定されるものではない)の別の障害の改善または予防においても有用である。
本発明はまた、本発明の化合物を含む医薬組成物も提供する。その医薬組成物は、1以上の無毒性で製薬上許容される担体とともに製剤された本発明の化合物を含む。
本発明の医薬組成物は、ヒトおよびその他の動物に、経口投与、直腸投与、非経口投与、大槽内投与、経膣投与、局所投与(粉剤、軟膏または滴剤として)、口腔投与または口もしくは鼻噴霧剤として投与することができる。本明細書で使用される場合、「非経口」という用語は、静脈、筋肉、腹腔内、胸骨内、皮下および関節内の注射および注入を含む投与形態を指す。
本明細書で使用される場合、「製薬上許容される担体」という用語は、無毒性で不活性の固体、半固体または液体のあるゆる種類の充填剤、希釈剤、カプセル化材料または製剤助剤を意味する。製薬上許容される担体として機能し得る材料をいくつか挙げると、乳糖、グルコースおよびショ糖など(これらに限定されるものではない)の糖類;トウモロコシデンプンおよびジャガイモデンプンなどのデンプン;セルロースならびにナトリウムカルボキシメチルセルロース、エチルセルロースおよび酢酸セルロースなど(これらに限定されるものではない)のその誘導体;粉末トラガカント;モルト;ゼラチン;タルク;カカオバターおよび坐剤ろうなど(これらに限定されるものではない)の賦形剤;落花生油、綿実油、紅花油、ゴマ油、オリーブ油、トウモロコシ油および大豆油など(これらに限定されるものではない)の油;プロピレングリコールなどのグリコール;オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチルなど(これらに限定されるものではない)のエステル;寒天;水酸化マグネシウムおよび水酸化アルミニウムなど(これらに限定されるものではない)の緩衝剤;アルギン酸;発熱物質を含有しない水;等張食塩水;リンゲル液;エチルアルコールおよびリン酸塩緩衝液ならびにラウリル硫酸ナトリウムおよびステアリン酸マグネシウムなど(これらに限定されるものではない)の他の無毒性で適合性の潤滑剤であり、同様に着色剤、放出剤、被覆剤、甘味剤、香味剤および芳香剤、保存剤および酸化防止剤を、製剤者の判断に従って組成物に存在させることができる。
非経口注射用の本発明の医薬組成物には、製薬上許容される滅菌された水系もしくは非水系溶液、分散液、懸濁液または乳濁液ならびに使用直前に再生して滅菌注射液または分散液とするための無菌粉末などがある。適切な水系および非水系の担体、希釈剤、溶剤または媒体の例には、水、エタノール、多価アルコール(グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなど)、植物油(オリーブ油など)および注射用有機エステル(オレイン酸エチルなど)、これらの適切な混合物などがある。適切な流動性は、例えばレシチンなどのコーティング材料を使用することにより、分散液の場合には必要な粒径を維持することにより、そして界面活性剤を使用することにより維持することができる。
これらの組成物にはまた、保存剤、湿展剤、乳化剤および分散剤などの添加剤を含有させることができる。微生物の作用の防止は、種々の抗菌剤および抗真菌剤、例えばパラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などを含有させることによって確保することができる。糖類、塩化ナトリウムなどの等張剤を含有させることも望ましいと考えられる。注射用製剤長期吸収は、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンなどの吸収を遅延させる薬剤を含有させることによってもたらされる。
場合によっては、医薬の効果を延長させるために、皮下注射または筋肉注射からの医薬の吸収を遅らせることが望ましい。これは、水溶性が低い結晶または非晶質材料の懸濁液を使用することによって達成できる。次に、医薬の吸収速度はその溶解速度によって決まり、その溶解速度は結晶径および結晶形によって決まる。あるいは、非経口投与される薬剤の遅延吸収は、その薬剤を油系媒体に溶解または懸濁させることによって達成される。
注射デポー剤は、ポリラクチド−ポリグリコリドなどの生体分解性ポリマー中で医薬のミクロカプセルマトリクスを形成することによって製造される。医薬のポリマーに対する比および使用される特定のポリマーの性質に応じて、医薬放出速度を制御することができる。他の生体分解性ポリマーの例には、ポリ(オルトエステル)およびポリ(無水物)などがある。デポー注射製剤は、身体組織と適合性であるリポソームまたは微乳濁液中に医薬を取り込むことによっても製造される。
注射製剤は、例えば細菌保持フィルターで濾過することにより、または使用直前に滅菌水もしくは他の滅菌注射媒体に溶解または分散させることができる滅菌固体組成物の形で滅菌剤を含有させることによって滅菌することができる。
経口投与のための固体製剤には、カプセル、錠剤、丸薬、粉剤および粒剤などがある。このような固体製剤において、活性化合物は、クエン酸ナトリウムまたはリン酸二カルシウムなどの少なくとも1種類の不活性で製薬上許容される担体もしくは賦形剤および/またはa)デンプン、乳糖、ショ糖、グルコース、マンニトールおよびケイ酸などの充填剤もしくは増量剤、b)カルボキシメチルセルロース、アルギン酸エステル、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、スクロースおよびアラビアゴムなどの結合剤、c)グリセリンなどの湿展剤、d)寒天、炭酸カルシウム、ジャガイモもしくはタピオカデンプン、アルギン酸、ある種のケイ酸塩および炭酸ナトリウムなどの崩壊剤、e)パラフィンなどの溶解遅延剤、f)4級アンモニウム化合物などの吸収促進剤、g)セチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセリンなどの湿展剤、h)カオリンおよびベントナイトクレーなどの吸収剤ならびにi)タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムなどの潤滑剤ならびにこれらの混合物と混合することができる。カプセル、錠剤および丸薬の場合に、製剤はまた緩衝剤を含有していても良い。
類似の種類の固体組成物はまた、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレングリコール等々などの賦形剤を使用して、軟および硬充填ゼラチンカプセル剤の充填物として使用することができる。
錠剤、糖衣錠、カプセル、丸薬および粒剤の固体製剤は、腸溶コーティングおよび医薬製剤分野で公知の他のコーティングなどのコーティング剤およびシェル剤と共に製造することができる。これらは不透明化剤を含有していても良く、またそれらが、腸管の所定部位でのみまたはそこで優先的に、適宜に遅延的に有効成分を放出するような組成であっても良い。使用可能な埋込組成物の例には、ポリマー物質およびロウ類などがある。
活性化合物は、適切であれば、1以上の上記担体とともにマイクロカプセルの形とすることもできる。
経口投与用の液体製剤には、製薬上許容される乳濁液、液剤、懸濁液、シロップおよびエリキシル剤などがある。活性化合物以外に液体製剤には、例えば水その他の溶媒などの当業界で一般的に使用される不活性希釈剤、溶解剤、ならびにエチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、オイル類(詳細には、綿実油、落花生油、トウモロコシ油、胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油およびゴマ油)、グリセリン、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコール類およびソルビタンの脂肪酸エステル類などの乳化剤、ならびにそれらの混合物を含有させることができる。
不活性希釈剤以外に、経口組成物には、湿展剤、乳化剤および懸濁剤、甘味剤、香味剤ならびに芳香剤などの補助剤を含有させることもできる。
懸濁液には活性化合物以外に、例えばエトキシ化イソステアリルアルコール類、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル類、微結晶セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天、トラガカントガムおよびそれらの混合物などの懸濁剤を含有させることができる。
直腸投与または経膣投与用の組成物は好ましくは、室温では固体であって体温では液体であることから、直腸または膣腔で融解して活性化合物を放出するカカオバター、ポリエチレングリコールまたは坐剤ロウなどの好適な非刺激性の担体または担体と本発明の化合物を混合することで製造することができる坐剤である。
本発明の化合物はリポソームの形で投与することもできる。当業界で公知のように、リポソームは通常、リン脂質その他の脂質から誘導される。リポソームは、水系媒体に分散した単ラメラまたは多ラメラ水和液晶によって形成される。リポソームを形成することができるあらゆる無毒性で生理的に許容される、代謝可能な脂質を用いることができる。リポソームの形での本発明の組成物は、本発明の化合物以外に、安定剤、保存剤、賦形剤などを含有することができる。好ましい脂質は、天然および合成のリン脂質およびホスファチジルコリン類(レシチン類)であり、個別または併用で使用される。
リポソームの形成方法は当業界では公知である。例えばプレスコットの編著を参照する(Prescott, Ed., Methods in Cell Biology, Volume XIV, Academic Press, New York, N.Y., (1976), p.33 et seq)。
本発明の化合物の局所投与用の製剤には、粉剤、噴霧剤、軟膏および吸入剤などがある。活性化合物は、製薬上許容される担体および必要に応じて要求される保存剤、緩衝剤または推進剤とともに、無菌条件下に混合することができる。眼科製剤、眼軟膏、粉剤および液剤も、本発明の範囲に含まれることが想到される。
本発明の医薬組成物における有効成分の実際の用量レベルを変動させて、特定の患者、組成物および投与形態において所望の治療応答を得る上で有効な活性化合物量を得るようにすることができる。選択される用量レベルは、特定の化合物の活性、投与経路、治療される状態の重度、ならびに治療を受ける患者の状態および病歴によって決まるものである。
上記その他の治療で使用する場合、治療上有効量の本発明の化合物のいずれかを、純粋な形あるいはそのような形が存在する場合には製薬上許容される塩、エステルまたはプロドラッグの形で用いることができる。本発明の化合物の「治療上有効量」という表現は、あらゆる医学的処置に適用可能な妥当な利益/リスク比で、障害を治療する上で十分な量の化合物を意味する。しかしながら、本発明の化合物および組成物の総1日使用量は、妥当な医学的判断の範囲内で担当医が決定することは明らかであろう。特定の患者における具体的な治療上有効な用量レベルは、治療対象の障害およびその障害の重度;使用する具体的な化合物の活性;使用する具体的な組成物;患者の年齢、体重、全身の健康状態、性別および食事;使用される具体的化合物の投与時刻、投与経路および排泄速度;投与の期間;使用される具体的化合物との併用でもしくは同時に使用される薬剤;ならびに医学の分野で公知の同様の要素などの各種要素によって決まるものである。
本明細書で使用される「製薬上許容される塩」という用語は、無機または有機酸から誘導される塩を意味する。その塩は、式(I〜VII)の化合物の最終的な単離および精製時にin situで製造することができるか、あるいは式(I〜VII)の化合物の遊離塩基を無機または有機酸と反応させることで別個に製造することができる。代表的な酸付加塩には、酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、クエン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、重硫酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、カンファースルホン酸塩、ジグルコン酸塩、グリセロリン酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、フマル酸塩、塩酸塩、2塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシエタンスルホン酸塩(イソチオン酸塩)、乳酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、メタンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、シュウ酸塩、パモ酸塩、ペクチン酸塩、過硫酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、ピクリン酸塩、ピバリン酸、プロピオン酸塩、コハク酸塩、(L)酒石酸塩、(D)酒石酸塩、(DL)酒石酸塩、チオシアン酸塩、リン酸塩、グルタミン酸塩、重炭酸塩、p−トルエンスルホン酸塩およびウンデカン酸塩などがあるが、こられに限定されるものではない。
本明細書で使用される「製薬上許容されるエステル」という用語は、in vivoで加水分解する本発明の化合物のエステルを意味し、ヒトの身体で容易に分解して親化合物もしくはそれの塩を生じるものなどがある。本発明の製薬上許容される無毒性エステルの例には、C〜CアルキルエステルおよびC〜Cシクロアルキルエステルなどがある。ただし、C〜Cアルキルエステルが好ましい。式(I〜VII)の化合物のエステルは、従来法に従って製造することができる。
本明細書で使用される「製薬上許容されるアミド」という用語は、アンモニア、1級C〜Cアルキルアミンおよび2級C〜Cジアルキルアミンから誘導される本発明の無毒性アミドを意味する。2級アミンの場合、そのアミンは1個の窒素原子を有する5員もしくは6員複素環の形態であることもできる。アンモニアから誘導されるアミド、C〜Cアルキル1級アミドおよびC〜Cジアルキル2級アミドが好ましい。式(I〜VII)の化合物のアミドは、従来の方法に従って製造することができる。
本明細書で使用される「製薬上許容されるプロドラッグ」という用語は、妥当な医学的判断の範囲内で、ヒトおよびそれより下等な動物の組織と接触しての使用に好適であって、不適当な毒性、刺激、アレルギー応答などを起こさない本発明の化合物のプロドラッグを表す。本発明のプロドラッグは、例えば血液中の加水分解によってin vivoで急速に式(I〜VII)の化合物に変換され得る。
本発明は、合成手段によって形成されるか、in vivoでの生体変換により生成される式(I〜VII)を想到するものである。
本発明の化合物は、非溶媒和体ならびに半水和物などの水和体のような溶媒和体で存在することができる。特に水およびエタノールなどの製薬上許容される溶媒との溶媒和体は、本発明に関して非溶媒和体と等価である。
ヒトまたは下等動物に対して投与される本発明の化合物の総1日用量は、約0.01〜約150mg/kg/日の範囲とすることができる。経口投与に関して、より好ましい用量は、約0.1〜約150mg/kg/日の範囲とすることができる。所望に応じて、その有効1日用量を、投与に関して複数の用量に分割することができる。従って、単一用量組成物には、1日用量を構成する量またはその整数分の1の量を含有させることができる。

Claims (42)

  1. 下記式(I)の化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグ。
    Figure 2007523865
    [式中、
    Aは
    Figure 2007523865
    であり;
    は、NまたはCRであり;
    は、NまたはCRであり;
    は、S、OまたはNであり;
    Rは、非存在であるかOであり;
    は、水素、低級アルコキシ、低級アルケニル、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、ニトロ、RNS(O)−またはRN−であり;
    、RおよびRは独立に、水素またはハロゲンであり;
    は、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、−RN(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)であり;
    およびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプト、またはRN−であり;
    あるいは、RおよびRがそれらが結合している原子と一体となって、2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,3−テトラヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリル;および2,2−ジヒドロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリルからなる群から選択される環を形成していることができ;
    およびRは独立に、アルキル、水素、ハロアルキル、または複素環であり;
    およびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニル、または(NR)カルボニルであり;
    Lは、
    Figure 2007523865
    であり;
    −−−は、非存在であるか単結合であり;
    11、R12、R13およびR14は独立に、水素、アルコキシ、アルキル、またはヒドロキシである。]
  2. 下記式(II)の請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグ。
    Figure 2007523865
  3. −−−が単結合であり;
    がCRであり;
    CRであり;
    が、低級ハロアルキル、ハロゲンまたはRNS(O)−であり;
    、RおよびRが水素であり;
    が、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、アルキルカルボニル、ヒドロキシアルキル、アルキルカルボニルアルキル、シクロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、RN−またはRS(O)−であり;
    11、R12、R13およびR14が水素であり;
    およびRが独立に、水素またはアルキルである請求項2に記載の化合物。
  4. N−(4−tert−ブチルフェニル)−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−(4−メチルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−(4−メトキシフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−(4−フルオロフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    N−(4−ブロモフェニル)−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−(4−エチルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−(4−イソプロピルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−(4−プロポキシフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−[4−(メチルチオ)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−[4−(ジメチルアミノ)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−[4−(ジエチルアミノ)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    N−(4−tert−ブチルフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−(シス)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボキサミド;
    N−(4−tert−ブチルフェニル)−1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−(トランス)−3−ヒドロキシ−4−ピペリジンカルボキサミド;
    1−(3−クロロ−2−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−4−ピペリジンカルボキサミド;
    N−(4−tert−ブチルフェニル)−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    N−(4−クロロフェニル)−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    N−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−(トリフルオロメチル)−N−{4−[(トリフルオロメチル)チオ]フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−(トリフルオロメチル)−N−{4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    N−(3−フルオロ−4−メチルフェニル)−3′−(トリフルオロメチル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−3−フルオロ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−3−メチル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−3−クロロ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3,4−ジクロロ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−3−メチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ジフルオロメトキシ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(1,1,2,2−テトラフルオロ−エトキシ)−フェニル]−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3−クロロ−4−メチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3−ブロモ−4−メチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−メチル−3−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3−フルオロ−4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3,4−ジメチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−3−フルオロ−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−3−フルオロ−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(1−ヒドロキシ−1−メチル−エチル)−フェニル]−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(エチル−イソプロピル−アミノ)−フェニル]−アミド塩酸塩;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−シクロプロピル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(2,2,2−トリフルオロ−1−ヒドロキシ−1−トリフルオロメチル−エチル)−フェニル]−アミド;
    クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(2,2−ジクロロ−1−メチル−シクロプロピル)−フェニル]−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3,4−ジフルオロフェニル)−アミド;
    2−メチル−2−{4−[(3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボニル)−アミノ]−フェニル}−プロピオン酸メチルエステル;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−エチル)−フェニル]−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−アセチル−フェニル)−アミド;
    4−[(3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボニル)−アミノ]−安息香酸メチルエステル;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチルスルファニル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(シアノ−ジメチル−メチル)−フェニル]−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3−クロロ−4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ジメチルスルファモイル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(ピペリジン−1−スルホニル)−フェニル]−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−メタンスルホニル−フェニル)−アミド;
    3′−ジメチルスルファモイル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド;
    3′−ジメチルスルファモイル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−フェニル)−アミド;または
    3′−ジメチルスルファモイル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミド
    である請求項3に記載の化合物。
  5. 3′−クロロ−N−(4−クロロフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミドである請求項3に記載の化合物。
  6. −−−が単結合であり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    が、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
    、RおよびRが水素であり;
    が、アリールまたはアリールオキシであり;
    11、R12、R13およびR14が水素である請求項2に記載の化合物。
  7. 3′−クロロ−N−(4−フェノキシフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;または
    N−1,1′−ビフェニル−4−イル−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
    である請求項6に記載の化合物。
  8. −−−が単結合であり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    が、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
    、RおよびRが水素であり;
    が複素環であり;
    11、R12、R13およびR14が水素である請求項2に記載の化合物。
  9. 3′−クロロ−N−[4−(1−ピペリジニル)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−N−[4−(4−モルホリニル)フェニル]−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    N−[4−(1−アゼパニル)フェニル]−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−アゼパン−1−イル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−アゼパン−1−イル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−フェニル]−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3−フルオロ−フェニル]アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3,5−ジフルオロ−フェニル]アミド;または
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3,5−ジフルオロ−フェニル]−アミド
    である請求項8に記載の化合物。
  10. およびRがそれらが結合している原子と一体となって、2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,3−テトラヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシニル;2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリル;および2,2−ジヒドロ−ベンゾ[1,3]ジオキソリルからなる群から選択される環を形成していても良い請求項2に記載の化合物。
  11. 3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(2,2,3,3−テトラフルオロ−2,3−ジヒドロ−ベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(2,2−ジフルオロ−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル)−アミド
    である請求項10に記載の化合物。
  12. −−−が単結合であり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    が、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
    、RおよびRが水素であり;
    が、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
    、R、R11、R12、R13およびR14が水素である請求項2に記載の化合物。
  13. N−(3−tert−ブチルフェニル)−3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド;または
    3′−クロロ−N−(3−フルオロフェニル)−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミド
    である請求項12に記載の化合物。
  14. −−−が単結合であり;
    がNであり;
    がCRであり;
    、RおよびRが水素であり;
    が、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;
    11、R12、R13およびR14が水素であり;
    およびRが独立に、水素またはアルキルである請求項2に記載の化合物。
  15. N−(4−クロロフェニル)−1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキサミド;
    1−ピリミジン−2−イル−N−{4−[(トリフルオロメチル)チオ]フェニル}−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキサミド;
    1−ピリミジン−2−イル−N−{4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−カルボキサミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−クロロ−フェニル)−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメトキシ−フェニル)−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチルスルファニル−フェニル)−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−3−フルオロ−フェニル)−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−クロロ−3−フルオロ−フェニル)−アミド;
    2−メチル−2−{4−[(1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボニル)−アミノ]−フェニル}−プロピオン酸メチルエステル;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−アセチル−フェニル)−アミド;
    4−[(1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボニル)−アミノ]−安息香酸メチルエステル;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸[4−(2−メチル−プロパン−2−スルホニル)−フェニル]−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチルスルファニル−フェニル)−アミド;または
    1−(4−メトキシ−ピリミジン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメチル−フェニル)−アミドである請求項12に記載の化合物。
  16. −−−が単結合であり;
    がNであり;
    がCRであり;
    、RおよびRが水素であり;
    が複素環であり;
    11、R12、R13およびR14が水素であり;
    およびRが独立に、水素またはアルキルである請求項2に記載の化合物。
  17. 1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3−フルオロ−フェニル]−アミド;
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸[4−(8−アザ−ビシクロ[3.2.1]オクト−8−イル)−3,5−ジフルオロ−フェニル]−アミド;または
    1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−アゼパン−1−イル−フェニル)−アミド
    である請求項16に記載の化合物。
  18. 下記式(III)の化合物。
    Figure 2007523865
    [式中、
    −−−は単結合であり;
    はCRであり;
    はCRであり;
    は、水素、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
    、R、RおよびRは水素であり;
    は、アルキル、水素、ハロゲン、アルコキシまたはハロアルコキシであり;
    は、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、シクロアルキル、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、RN−またはRS(O)−であり;
    11、R12、R13およびR14は水素であり;
    、RおよびRは独立に、水素またはアルキルである。]
  19. 3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−2−クロロ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−2−フルオロ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−ブロモ−2−メチル−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(2−フルオロ−4−ヨード−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−2−トリフルオロメチル−フェニル)−アミド;
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−2−クロロ−フェニル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−2−フルオロ−フェニル)−アミド;または
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(4−クロロ−2−フルオロ−フェニル)−アミド
    である請求項18に記載の化合物。
  20. 下記式(IV)の請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグ。
    Figure 2007523865
  21. がCRであり;
    がCRであり;
    が、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
    、RおよびRが水素であり;
    が、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;
    11、R12、R13およびR14が水素であり;
    およびRが独立に、水素またはアルキルである請求項20に記載の化合物。
  22. N−(4−tert−ブチルフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;
    3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(3,4−ジクロロフェニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;
    3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;
    3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(4−フルオロフェニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;
    N−(4−クロロフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;
    N−(4−ブロモフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;
    3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(4−ヨードフェニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;
    N−(4−ブチルフェニル)−3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;
    3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−(4−イソプロピルフェニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド;または
    3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−{4−[(トリフルオロメチル)チオ]フェニル}−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミド
    である請求項21に記載の化合物。
  23. がCRであり;
    がCRであり;
    が、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
    、RおよびRが水素であり;
    が、低級アルキル、低級ハロアルキルまたはハロゲンであり;
    、R、R11、R12、R13およびR14が水素である請求項20に記載の化合物。
  24. 3−(3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[3−(トリフルオロメチル)フェニル−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−8−カルボキサミドである請求項23に記載の化合物。
  25. 下記式(V)の請求項1に記載の化合物または該化合物の製薬上許容される塩もしくはプロドラッグ。
    Figure 2007523865
  26. がCRであり;
    がCRであり;
    が、低級アルキルまたはハロゲンであり;
    、RおよびRが水素であり;
    が、アルコキシ、アルキル、アルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルチオ、ハロゲンまたはRN−であり;
    11、R12、R13およびR14が水素であり;
    およびRが独立に、水素またはアルキルである請求項25に記載の化合物。
  27. N−(4−tert−ブチルフェニル)−8−(3−クロロ−2−ピリジニル)−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキサミド;または
    3−クロロ−2−ピリジニル)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−3,8−ジアザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−カルボキサミド
    である請求項26に記載の化合物。
  28. 下記式(VI)の請求項1に記載の化合物。
    Figure 2007523865
    [式中、
    はSであり;
    およびRは独立に、水素またはハロゲンであり;
    は、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)−であり;
    およびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプトまたはRN−であり;
    およびRは独立に、アルキル、水素、ハロゲン、ハロアルキルまたは複素環である。]
  29. 1−チアゾール−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−トリフルオロメタンスルホニル−フェニル)−アミド;または
    1−チアゾール−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(4−tert−ブチル−フェニル)−アミド
    である請求項28に記載の化合物。
  30. 下記式(VII)の化合物。
    Figure 2007523865
    [式中、
    は、NまたはCRであり;
    は、NまたはCRであり;
    は、結合またはCRであり;
    は、NまたはCRであり;
    は、NまたはCRであり;
    は、NまたはCRであり;
    、RおよびRは独立に、水素、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキルおよび複素環からなる群から選択され;
    は、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)−であり;
    およびRは独立に、水素、低級アルケニル、低級アルコキシ、低級アルキル、低級アルキルチオ、低級アルキニル、低級ハロアルコキシ、低級ハロアルキル、低級ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヒドロキシ、メルカプトまたはRN−であり;
    およびRは独立に、アルキル、水素、ハロアルキルまたは複素環であり;
    およびRは独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニルまたは(NR)カルボニルである。]
  31. がCRであり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    が、NまたはCRであり;
    およびRが独立に、水素、アルキルおよびハロゲンからなる群から選択される請求項30に記載の化合物。
  32. 3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−フルオロ−ピリジン−2−イル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−クロロ−ピリジン−2−イル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−ブロモ−ピリジン−2−イル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−ヨード−ピリジン−2−イル)−アミド;または
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(5−ヨード−ピリジン−2−イル)−アミド
    である請求項31に記載の化合物。
  33. がCRであり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    がNであり;
    がCRであり;
    、R、RおよびRが独立に、水素、アルキル、ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から選択され;
    が、水素、アルケニル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、アルコキシスルホニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルスルホニル、アルキルチオ、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、アリールチオ、シアノアルキル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルキルオキシ、シクロアルキルチオ、ハロアルコキシ、ハロアルキル、ハロアルキルスルホニル、ハロアルキルチオ、ハロゲン、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールオキシ、ヘテロアリールチオ、複素環、複素環アルキル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、RN−、(RN)カルボニル−、(RN)スルホニル−またはRS(O)であり;
    およびRが独立に、アルキル、水素、ハロアルキルまたは複素環であり;
    およびRが独立に、水素、アルケニル、アルコキシカルボニル、アルキル、アルキルカルボニル、アルキニルまたは(NR)カルボニル−である請求項30に記載の化合物。
  34. 3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(6−クロロ−ピリジン−3−イル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−5′−イル)−アミド;
    3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(6−アゼパン−1−イル−ピリジン−3−イル)−アミド;または
    3′−トリフルオロメチル−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミド
    である請求項33に記載の化合物。
  35. がCRであり;
    がCRであり;
    が結合であり;
    がNであり;
    がNであり;
    がCRであり;
    、RおよびRが独立に、水素、アルキル、ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から選択される請求項30に記載の化合物。
  36. 3′−クロロ−3,6−ジヒドロ−2H−[1,2′]ビピリジニル−4−カルボン酸(1−tert−ブチル−1H−ピラゾール−4−イル)−アミドである請求項35に記載の化合物。
  37. がNであり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    がCRであり;
    がNであり;
    がCRであり;
    、R、RおよびRが独立に、水素、アルキル、ハロアルキルおよびハロゲンからなる群から選択される請求項30に記載の化合物。
  38. 1−ピリミジン−2−イル−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジン−4−カルボン酸(6−トリフルオロメチル−ピリジン−3−イル)−アミドである請求項37に記載の化合物。
  39. 治療上有効量の式(I〜VII)化合物または該化合物の製薬上許容される塩を含む医薬組成物。
  40. 哺乳動物での疼痛の治療方法であって、治療上有効量の式(I〜VII)の化合物または該化合物の製薬上許容される塩を投与する段階を有する方法。
  41. 治療上有効量の3′−(トリフルオロメチル)−N−{4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミドまたは該化合物の製薬上許容される塩を含む医薬組成物。
  42. 哺乳動物での疼痛の治療方法であって、治療上有効量の3′−(トリフルオロメチル)−N−{4−[(トリフルオロメチル)スルホニル]フェニル}−3,6−ジヒドロ−2H−1,2′−ビピリジン−4−カルボキサミドまたは該化合物の製薬上許容される塩を投与する段階を有する方法。
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