JP2007521438A - クライオポンプ自動安全パージの一体化 - Google Patents

クライオポンプ自動安全パージの一体化 Download PDF

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Abstract

【課題】クライオポンプの非安全状態から生じる安全上の問題を防止するため、包括的なフェイルセーフの特徴を提供する。
【解決手段】電子コントローラが、クライオポンプと一体であって、非安全状態においてクライオポンプおよび排気管をパージするためのオフラインの解決策を提供する。この電子コントローラは、クライオポンプに接続されたパージ、排気パージ、およびゲートの各バルブの開閉の制御を担当する。この電子回路は、非安全状態において、これらのバルブを制御しようとする他のシステムからのあらゆる試みをあらかじめ阻止することができる。非安全状態は、クライオポンプの停電、クライオポンプ内の危険温度、または適切に機能していない温度検出ダイオードでありうる。
【選択図】図4A

Description

関連出願
この出願は、2003年6月27日付の米国特許出願第10/608,779号、2003年6月27日付の米国特許出願第10/608,851号、および2003年6月27日付けの米国特許出願第10/608,770号の継続出願である。
前記出願の教示の全体は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。
イオン注入の際の排気ガスの危険性かつ反応性ゆえ、安全上および取り扱い上の課題が生まれている。各機器が、さまざまな種類および濃度の不安定で(volatile)かつ危険な気体を、連続的または断続的な態様で放出する。たとえば、注入の副産物として水素が生じうる。水素は単独では危険ではないが、発火の潜在的リスクが存在する。いくつかの要因によって、発火が生じうる。そのような要因には、酸化剤の存在、圧力と温度の特定の組み合わせ、水素と酸素の特定の比率、または発火源が挙げられる。
低温真空ポンプ(クライオポンプ)は、水素の排気速度をより高速にできるため、処理チャンバから気体を排気するためにしばしば使用される回収ポンプの一典型である。水素の不安定さ(爆発しやすさ)ゆえ、注入器に適用されるクライオポンプについて、通常の使用時および保守の際に、安全状態が確実に維持されるように多大な注意を払わなければならない。例えば、クライオポンプによって汲み出された気体は、汲み出しアレイが低温に維持されている限り、ポンプ内に保持される。クライオポンプの温度が上昇した場合、これらの気体が放出される。このプロセスにおいて、ポンプ内の気体の混合物が発火するおそれがある。さらに、水素がポンプから排気された場合、クライオポンプに接続されている排気管/マニホールド系統の中で、酸素と混じって爆発性の混合物を生じるおそれがある。
クライオポンプにおいて安全機能を管理するための一般的な仕組みは、分散システムを含んでいる。典型的な構成においては、クライオポンプがネットワークに接続され、ホスト制御システムへの標準化された通信リンクを提供するネットワーク端末から管理される。クライオポンプの局所的な電子機器の制御が、ホスト制御システムに完全に統合される。このようなやり方で、ホスト制御システムがクライオポンプの安全機能を制御し、危険な状況に対処してクライオポンプを再生およびパージすることができる。この特徴によって、ポンプが安全モードに置かれ、燃焼のおそれが低減される。水素がポンプから解放され、排気系統へ排気されるため、ポンプのパージはポンプ内に存在する水素ガスを希薄にすることができる。
前記の仕組みは、通信または設備に故障が存在しないならば上手く機能する。そのような故障は、ホスト制御システムがクライオポンプに組み込まれた安全上の特徴を効果的に管理することを妨げうる。たとえば、停電の際に、クライオポンプとホストコントローラとの間の通信リンクに問題が生じうる。停電の際にパージバルブを開くことに失敗すると、ポンプ内に存在する水素ガスを発火のおそれにさらすことになりうる。一般に、これらのシステムは、ポンプにおいて生じうる潜在的な危険状況に対し、包括的な安全の解決策を提供していない。
さらに、或る種のクライオポンプは、電力が失われた後に自動的に開くことができる常時開のパージバルブを有している。通常は、このパージバルブを、クライオポンプの動作モードを変更するユーザの指令によって、端末から閉じることができる。さらに、このパージバルブを、リセットスイッチや優先的なスイッチを使用することによって閉じることができる。結果として、このようなパージバルブが、例えばクライオポンプ内に水素ガスが存在し、その不安定さゆえに発火が生じるおそれがある場合など、潜在的に危険であるか安全でない状況において、ユーザまたはホストコントローラによって閉じられてしまうおそれがある。
本発明の各態様は、クライオポンプの非安全状態から生じる安全上の問題を防止するため、包括的なフェイルセーフの特徴を提供する。非安全状態とは、クライオポンプの停電、クライオポンプの温度検出ダイオードの不調、またはしきい値温度レベルを超えるクライオポンプの温度でありうる。本発明は、非安全状態において1つ以上のパージバルブを制御でき、さらにクライオポンプに一体化された局所的な電子機器を使用してクライオポンプの動作を制御しようとする、ホストコントローラなど他のシステムからの試みを無効にすることができる。
本発明は、クライオポンプを制御するためのシステムおよび方法を含みうる。クライオポンプにおける非安全状態を割り出すことができ、クライオポンプへパージガスを導くことができる。さらに、ゲートバルブを閉状態に保つことができる。クライオポンプを、1つ以上のパージバルブ(クライオ−パージバルブまたは排気パージバルブ)に開放を指示することによって、パージすることができる。例えば、クライオポンプを、パージバルブを開くことによってパージすることができる。排気系統を、排気パージバルブを開くことによってパージすることができる。パージバルブおよび排気パージバルブとしては、常時開のバルブを用いることができ、解放によって開状態を維持することができる。パージバルブおよび排気パージバルブを、繰り返し(周期的に)開閉することができる。クライオポンプをパージすることによって、ポンプおよび排気管に存在する水素を希釈することができ、燃焼のおそれを少なくすることができる。
非安全状態に、1つ以上のパージバルブの開放を指示して安全パージを開始することで対処するため、クライオポンプに接続された電子コントローラを使用することができる。このコントローラは、安全パージを実行している間、他のあらゆるシステムに優先できる。パージバルブを、このコントローラによって自動的に制御でき、かつあらゆるユーザまたはホストコントローラによる前記パージバルブの閉鎖を防止するインターロックを動作させることによって開状態に維持できる。
安全パージにおいては、パージバルブを解放することによって、クライオポンプおよび排気管へパージガスを供給することができる。パージガスを、パージバルブからクライオポンプの第2段のアレイへ導くことができる。本発明は、他のシステムからのあらゆる指令を無効にし、安全パージの中止を防止することによって、バルブが十分な時間にわたって開状態にとどまることを保証する。クライオポンプがオフラインであっても確実にパージバルブを制御できるよう、局所的な電子機器をポンプに接続することができる。安全パージは、再生プロセス全体を開始することなく完了できる。安全パージが完了した後、ユーザまたはホストシステムは、再生ルーチン全体が必要であるのか否かを判断できる。しかしながら、クライオポンプのゲートバルブが開いている間は、再生が生じないようにすることができる。
時間遅延の特徴を備えてもよい。この特徴は、パージバルブの開放を所定の時間にわたって遅延させる。詳しくは、排気パージバルブが開かれたときに、クライオ−パージバルブが閉じたままに保たれる。時間遅延期間が経過する前に非安全状態が除かれなかった場合に、クライオ−パージバルブが自動的に開かれ、クライオポンプがパージガスでパージされる。
クライオポンプに一体に組み合わされた電子コントローラを、停電に対処して安全パージを開始することによって非安全状態に対処すべく、使用することができる。クライオポンプに接続された局所的な電子機器を使用し、パージバルブを所定の時間にわたって閉状態に保つことができる。所定の時間が過ぎた後、パージガスをクライオポンプへ放出すべくパージバルブを開くことができる。パージバルブを自動的に閉じた状態に保ち、しかしながら安全時間の経過後に自動的に開くよう、無停電電源(UPS)の特徴を、コントローラに取り入れることができる。ポンプに接続された局所的な電子機器を使用し、クライオポンプがオフラインであっても1つ以上のパージバルブを制御することができる。例えば、コントローラが、排気パージバルブの開放を許し、パージバルブを閉状態に保つことができる。
一体化されたコントローラが、ホストシステムと独立に安全パージを開始させることができる。このコントローラは、安全パージが完了するまで、システムからのあらゆる入力を無効にできる。パージバルブを、コントローラによって自動的に制御でき、かつあらゆるユーザまたはホストコントローラによる前記パージバルブの閉鎖を防止するインターロックを動作させることによって開状態に維持できる。
本発明は、クライオポンプの温度が動作設定点を下回っているか否かを判断するため、クライオポンプを監視することができる。例えば、クライオポンプが、動作設定点を下回る温度まで冷却されている場合、フラグなどの識別子を設定できる。動作設定点は、18Kにできる。
前記識別子が設定され、さらに温度が高温設定点を超えて上昇したことが割り出されたとき、1つ以上のパージバルブに開放を指示できる。例えば、識別子が設定され、クライオポンプが高温設定点を超える温度まで温度上昇したとき、パージバルブおよび/または排気パージバルブに開放を指示することによって安全パージを開始することができる。高温設定点は、34Kにできる。
安全パージは、リソースの使用量を最小限にしつつ、可能な最短の時間で、ポンプを危険な状態から回復させることができる。パージガスを、クライオポンプの第2段のアレイへ直接供給することができる。パージバルブおよび排気パージバルブを、パージガスのバースト(突発)を放射するために繰り返し開閉することができる。安全パージを、完全な再生プロセスへ進行することなく実行することができる。
本発明は、停電に対処するコントローラを含むことができる。少なくとも1つのキャパシタセルを設けることができる。この少なくとも1つのキャパシタセルを動力とする遅延が、パージバルブを閉状態のままに保つことによって、停電に対処できる。キャパシタセルは、或る放電時間内に放電される量のエネルギーを保存することができる。この放電時間が、それまでにパージバルブが開かなければならない安全時間である。遅延によってクライオポンプに接続されたパージバルブを制御でき、前記放電時間が経過したときにパージバルブを解放することができる。キャパシタセルに保存されたエネルギーの量を、フェイルセーフの時限装置として使用することができる。キャパシタセルは、パージバルブを2分間閉じた状態に保つために十分なだけのエネルギーを保存できる。キャパシタセルに保存されたエネルギーが放電されたとき、パージバルブが自動的に開く。キャパシタセルとしては、電気化学キャパシタを用いることができる。
或る機構を駆動するためのシステムおよび方法も含まれうる。少なくとも1つのキャパシタセルに、或る放電時間内に放電される量のエネルギーを保存することができる。この放電時間は、それまでに前記機構が非駆動にされなければならない安全時間である。保存したエネルギーを使用し、本システムは、保存したエネルギーで前記機構を駆動することによって、停電に対処できる。前記機構は、第1および第2の状態を備えることができる。第1の状態は、潜在的な危険状態に対応する非駆動(de-energized)状態とできる。第2の状態は、通常の動作に対応する駆動(energized)状態とできる。前記機構としては、例えば常時開のバルブを用いることができ、そこでは第1の状態が常時開(駆動されていない)であり、第2の状態が閉状態(駆動されている)である。
本発明の他の態様は、クライオポンプに接続された温度検出ダイオードなど、温度センサを監視するためのシステムおよび方法を含んでいる。1つ以上の温度検出ダイオードが適切に機能していない場合、クライオポンプにパージガスを加えるべくパージバルブを開くことができる。
本発明は、停電回復システムおよび方法を含むことができる。クライオポンプの停電時、システムは、パージバルブに開放を指示することによって対処することができる。詳しくは、停電のたびに、システムは、クライオポンプが回復温度設定点を超えて温度上昇しているか否かを判断することによって、電力の回復に対処できる。回復温度設定点は、34Kにできる。クライオポンプが、この回復温度設定点を超えて温度上昇している場合、安全パージを開始させることができる。本発明は、安全パージを中止できないように保証することができる。本発明の特定の実施形態においては、停電回復ルーチンをオフにすることができない。
電力喪失の瞬間のクライオポンプの動作状態を割り出すことができる。動作状態が、停電のときにクライオポンプが再生プロセス中であったことを示している場合、再生を開始させることができる。
本発明の以上の目的、特徴、および利点、ならびに他の目的、特徴、および利点は、添付の図面に示されている本発明の好ましい実施形態についての以下のさらに詳細な説明から、明らかになるであろう。添付の図面においては、異なる図であっても全体を通じて、同様の参照符号が同じ部分を指し示している。図面の縮尺は必ずしも統一されておらず、本発明の原理を説明するために強調がおかれている場合もある。
以下で、本発明の好ましい実施形態を説明する。
低温真空システム
図1は、本発明の一実施形態による低温真空システム100の図である。低温真空システム100が、イオン注入処理チャンバ102から気体を排出するため、イオン注入処理チャンバ102に接続されている。低温真空システム100は、少なくとも1つの低温真空ポンプ(クライオポンプ)104を備えており、通常は、クライオポンプ104へ圧縮ガスを供給するため、少なくとも1つの圧縮機(図示されていない)を備えている。さらに、低温真空システム100は、粗引きポンプ122、水ポンプ、ターボポンプ、冷却機、バルブ112、114、116、および計器を備えることができる。これらの構成要素が協働し、半導体処理のための機器など、上位のシステムに低温冷却をもたらすべく機能する。
機器は、低温真空システム100などの機器内の各システムについて或るレベルの制御を提供する機器ホスト制御システム106を備えることができる。機器は、イオン注入、ウエハエッチング、化学またはプラズマ気相成長、酸化、焼結、およびアニーリングなど、さまざまな半導体製造プロセスを実行するため、処理チャンバ102を使用することができる。これらのプロセスは、別個のチャンバにて実行されることが多いが、それらのそれぞれに、低温真空システム100のクライオポンプ104を備えることができる。
図2は、図1のシステムによるクライオポンプの図である。クライオポンプ104は、フランジ110に沿って処理チャンバ102の壁面に取り付けることができるクライオポンプチャンバ108を備えている。クライオポンプチャンバ108は、米国特許第4,555,907号に記載のものと同様であってよい。クライオポンプ104は、高真空を生み出し、クライオポンプ104内の低温クライオパネルに気体分子を凍結させることによって、処理チャンバ102から気体を取り去ることができる。
クライオポンプ104は、1つ以上の段を備えることができる。例えば、2段式のポンプは、低温冷却機によって冷却される第1段のアレイおよび第2段のアレイを備えている。図3に示すように、第1段122aは、水蒸気などの高沸点の気体を凝縮させるため、クライオパネルを放射遮蔽板138から延びるように有することができる。第2段122bは、低沸点の気体を凝縮させるためのクライオパネルを有することができる。第2段のクライオパネルは、水素などの超低沸点の気体を吸着するため、炭などの吸着剤を備えることができる。クライオポンプ104の第1および第2段122a、122bの温度を割り出すため、温度検出ダイオード146a、146bが使用される。クライオポンプ104内の2段式濾過器が、クライオポンプ104のハウジング内に収容されたモータ124によって駆動される。
数日または数週間の使用の後、クライオパネル上に凝縮した気体、および特に吸着された気体が、クライオポンプを飽和させ始める。結果として生じた気体混合物は、それらがクライオパネル上に凍結したままであるならば、必ずしも危険ではない。しかしながら、停電によって生じるアレイの温度の上昇、クライオポンプ104の通気、または真空事故(vacuum accidents)が、クライオポンプ104またはクライオポンプ104に接続された排気管118に、潜在的な非安全状態をもたらしうる。温度が上昇すると、クライオポンプ104内の水素が直ちに解放されて排気管118内に排気され、或る特定の気体混合物および発火源が存在するならば、水素が急速に燃焼するおそれがある。クライオポンプ104内および排気管118内の気体を希釈するため、クライオポンプ104が、図2に示すようにパージガスによってパージされる。
再生において、クライオポンプ104がパージガスでパージされる。パージガスは、クライオパネルの温度上昇を促し、さらに水蒸気および他の蒸気をクライオポンプから洗い流すべく機能する。パージガスを、クライオポンプ104内で解放された水素の希釈に使用することができる。窒素が、比較的不活性であり水蒸気を含まない状態で入手できることから、通常使用されるパージガスである。窒素をクライオポンプ104へ第2段のアレイ122bの近傍に導くことによって、クライオポンプ104へ流入する窒素ガスが、第1段のアレイ122aから第2段のアレイ122bへ戻ろうとする水蒸気の移動を最小限にする。パージの後、クライオポンプを粗引きポンプ122によって粗引きし、クライオポンプ表面および低温フィンガの周囲に真空を生み出すことができる。このプロセスは、気体の伝導による熱の伝達を少なくし、クライオポンプを通常の動作温度に冷却できるようにする。パージガスは、クライオポンプ104に接続されたパージバルブ112を通じて、クライオポンプチャンバ108に加えられる。さらに、パージガスは、排気パージバルブ114を通じて排気管118にも加えられる。
パージガス源126が、管路128、コネクタ130、管路132、パージバルブ112、および管路136を介してクライオポンプチャンバ108に接続されている。パージバルブ112が開かれたとき、クライオポンプが、パージガス源126からのパージガスでパージされる。パージバルブ112としては、電気的に操作され全開および全閉の2つの状態を有しているソレノイドバルブを用いることができる。バルブ112には、電流によって駆動されたときにバルブを開放または閉鎖する電線コイルを使用することができる。電流が止められたとき、バルブ112は、非駆動の状態に自動的に復帰する。バルブ112は、常時開のソレノイドであってよく、また常時閉のソレノイドであってもよい。本発明の特定のいくつかの例においては、後でさらに詳しく説明するとおり、常時開のバルブが好ましい。駆動時にバルブ112は閉じているが、警報状態が検出されたとき、バルブ112への電流がクライオポンプ104に接続されたコントローラ120によってオフにされ、この常時開のバルブが開いて、クライオポンプ104へパージガスが供給される。例えば、バルブ112は、停電に対処し、或る時間中は閉じた状態を保ち、この時間が過ぎた後に開く。
さらに、パージバルブ112は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアによるインターロックを備えることができる。ハードウェアによるインターロックは、典型的には、動作においてフェイルセーフである電気式または機械式の装置である。ソフトウェアによるインターロックは、ハードウェアによるインターロックを動作させる前にプロセスを中断すべく使用されることが多い。
さらに、パージガス源126は、クライオポンプ104に接続された排気管118にも接続されている。排気管118は、管路134および排気パージバルブ114を介して、パージガス源126に接続されている。排気管118は、管路142および管路144を介してクライオポンプ104に接続されたハウジング内に、排気バルブ140を備えることができる。排気バルブ140は、米国特許第5,906,102号に記載されているように、管路128、コネクタ130、管路134、排気パージバルブ114、およびデリバリ管148を介して、パージガス源126に接続されている。一般に、排気バルブ140は、クライオポンプチャンバ108から解放された気体を排気管118へ通気または排気する。気体は、排気管118から排気利用メインマニホールド(exhaust utility main manifold)へ押し流され、そこで排気ガスを処理および除去するために使用できる湿式または乾式のスクラバー、乾式ポンプ、およびフィルタを備えることができる除去システムによって、処理を行なうことができる。
排気パージバルブ114としては、パージガス源126から排気管118へパージガスを供給するべく開くソレノイドバルブを用いることができる。非安全状態において、排気パージバルブ114が排気管118へパージガスを供給することができる。排気パージバルブ114は、ソレノイドバルブである場合には、クライオ−パージバルブ112に関してすでに説明したものと同様であってよい。排気パージバルブ114も、インターロックを備えることができる。しかしながら、クライオ−パージバルブ112と異なり、好ましくは、非安全状態に対処しての排気パージバルブ114の開放を左右する駆動遅延は、設けられていない。
クライオポンプ制御システム
クライオポンプ制御システム120が、図4A,4Bに示されている。この制御システム120は、ホストコントローラ106にネットワーク接続されている。ネットワークコントローラ152によって、ホスト制御システム106への通信インターフェイスを提供することができる。このようなやり方で、通常の動作の際に、ホスト制御システム106がクライオポンプ104を制御する。しかしながら、非安全状態においては、制御システム120が、他のあらゆるシステムの制御を、それらシステムからのあらゆる指令を無効にすることによって制限する。さらに、制御システム120は、あらゆるユーザによるパージバルブ112、114およびゲートバルブ116の手動制御を禁止できる。
制御システム120は、クライオポンプ104を動作させるプロセッサ154を備えている。プロセッサ154は、温度、圧力、再生回数、バルブ位置、およびクライオポンプ104の動作状態など、システムのパラメータを保存している。プロセッサ154は、クライオポンプ104に非安全状態または安全状態が存在するか否かを判断する。好ましくは、制御システム120は、米国特許第4,918,930号に記載のようにクライオポンプに統合され(一体化され、組み込まれ)、この米国特許は、その全体がここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。
コントローラ120のアーキテクチャは、1つ以上のモジュールを含むコンポーネントの組み合わせに基づくことができる。図4A,4Bに示した特定の実装においては、クライオポンプ制御モジュール180および自動パージ制御モジュール150という2つのモジュールが示されている。コントローラ120を、ただ1つのモジュールとして実装してもよいが、制御システムを、いくつかの異なる用途へ統合できるコンポーネント180、150に分割することが、望ましいと考えられる。制御システム120を設計するためにコンポーネントモデルを使用することによって、各モジュール180、150が、特定の製品には結び付けられず、複数の製品に適用可能になる。これにより、各コンポーネントを、後の任意のモデルまたは他の形式のシステムの任意のコントローラに、個々に組み込むことがことができる。
制御システム120は、非安全状態が検出されたとき、パージバルブ112、114およびゲートバルブ116の監視ならびに制御を担当する。例えば、制御システム120は、クライオポンプについて非安全状態を検出したとき、パージバルブ112、114およびゲートバルブ116を確実に開くようにでき、または確実に閉じるようにできる。制御システム120は、このタスクを実行するために自動パージ制御モジュール150を使用する。ゲートバルブの制御は、米国特許第6,327,863号に記載のものと同様であり、この米国特許は、その全体がここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。
制御モジュール180は、AC電源入力182を備えており、AC電源入力182は、電圧調整器156に接続されている。電圧調整器156は、自動パージ制御モジュール150、バルブ112、114、116、および補助的なシステム構成部品が統合されてなるクライオポンプ104へ、AC24ボルトを出力する。電圧調整器156は、前記統合自動パージ制御モジュール150へ電力を供給する電力供給可能化コントローラ184に接続されている。
自動パージ制御モジュール150は、独立した電圧調整器186を備えており、電圧調整器186は、24ボルトの電源184に接続されている。電圧調整器186は、電源184からの24ボルトをDC12ボルトに変換し、このDC12ボルトを、バルブ112、114、116を駆動すべく制御出力ノード190、194、196を介して供給することができる。
パージバルブ112、114は、常時開のバルブであり、クライオポンプの通常の動作時には、パージバルブ112、114が確実に閉じた状態に保たれるよう、リレー158、168が駆動されている。クライオポンプ104の通常の動作時、通常はパージバルブドライバ(電力増幅器)198が、パージバルブ112を閉じた状態に保つことができるようにしている。
ゲートバルブ116は、常時閉のバルブである。自動パージ制御モジュール150が、クライオポンプ104を処理チャンバ102から絶縁するため、ゲートバルブ116を確実に閉じておくようにする。ゲートバルブ116の状態を制御するため、リレー164が駆動される。ゲートバルブ116の位置が開位置または閉位置のいずれであるかを検出できる位置センサを、ゲートバルブ内116に配置してもよい。ゲートバルブ116の位置は、アクチュエータ206(例えば、空気圧アクチュエータ、またはソレノイド)によって規定される。ゲートバルブ116の位置についてのフィードバック202、204が、プロセッサ154の入力ノード208に入力される。
温度上昇警報表示器166が、自動パージ制御モジュール150に備えられている。温度上昇警報表示器としては、クライオポンプの温度がしきい値温度を超えて上昇したか否かを知らせる状態表示用の発光ダイオードを用いることができる。温度上昇警報リレー162が、制御出力192を介して警報表示装置166を制御する。
電圧調整器186からの電流が、電力利用可能状態表示器188を通過して流れるが、ここで電力利用可能状態表示器188は、電圧調整器186から電力が供給されているか否かを知らせる状態表示用の発光ダイオードである。停電の際、状態表示器188が、通常は、電圧調整器186から電力が供給されていないことを知らせる。本発明の一態様によれば、停電の際、電気化学キャパシタ170を使用するバックアップの電源が、自動パージ制御モジュール150へ電力を供給する。電力が利用可能であるときに電気化学キャパシタ170を充電するため、充電回路172が使用される。充電回路172は、キャパシタ170へ一連の電流パルスを加えることによって、キャパシタ170を充電する。
クライオ−パージの遅延
停電の際、常時開の排気パージバルブ114が、ポンプをパージすべく開く一方で、クライオ−パージバルブ112は、安全時間中閉じた状態に保たれる。遅延なくクライオポンプ104の安全パージを開始することは、価値ある時間およびリソースの不必要な無駄遣いにつながるおそれがあるため、クライオ−パージバルブ112の開放を遅延させることが望ましい。クライオポンプ104をパージすることで、クライオポンプ内の真空が損なわれ、気体の解放が生じ、これによって次に再生が必要になるおそれがあるが、再生は可能であれば回避される。或る時間にわたってパージバルブの開放を遅延させることで、電力の保持の可能性およびパージによってクライオポンプの動作を中断させることがないコントローラ120による回復の可能性が残される。
キャパシタ170が、安全時間中リレー158およびパージバルブドライバ198にエネルギーを供給することによってパージバルブ112を閉状態に駆動しておくために使用される。停電後に安全時間が経過したか否かを判断するため、時間遅延制御回路168が使用される。この例では、時間遅延回路168が5ボルトで動作しており、したがって独立したDC12ボルトの電圧調整器186から電力を受け取る、DC5ボルトの電圧調整器200に接続されている。電圧調整器200としては、ツェナーダイオードを用いることができる。
自動パージ制御モジュール150は、クライオポンプ104のパージを安全時間中遅延させ、この時間の経過後も電力が回復していない場合、パージバルブ112の開放が可能となる。しかしながら、この安全時間未満の時間で非安全状態が安全状態に変化した場合には、制御モジュール120が、停電回復ルーチンを開始し、何も生じなかったかのように通常の動作に復帰する。例えば、安全状態は、システムへの電力が回復したときに判断され、またはホストコントローラ106など他のシステムが非安全状態に適切に対処したと判断された場合に、判断される。パージバルブ112の遅延を使用し、非安全状態が修正された場合には非安全状態への対処を中止することによって、自動パージ制御モジュール150は、パージおよび回復時間ならびにリソースの不必要な無駄遣いを防止することができる。安全時間が経過し、かつ依然として非安全状態が存在する場合には、安全パージが開始され、パージバルブ112の開放が可能になり、パージガスが直ちにポンプ104へ通気される。本発明の一態様によれば、安全パージ中に電力が回復した場合でも、パージが、例えば5分間などのパージ時間中、ユーザまたはホスト制御プロセッサからの反対の入力を無効にしつつ続けられる。
従来のシステムは、再生プロセスを開始することによって停電に対処している。しかしながら、電力が回復したとき、パージは中止されているようである。結果として、危険な気体が解放されるおそれがあり、ポンプが可燃状態になるおそれがある。すでに述べたように、本発明のシステムは、たとえ電力が回復しても安全パージを継続し、したがって燃焼のおそれは低減される。
フェイルセーフなバルブの解放および時間制御機構
本発明の一態様によれば、フェイルセーフなバルブの解放および時間制御機構が組み込まれている。制御システム120は、バックアップの時間制御機構を保護手段として組み入れており、所定の時間が過ぎた後にパージバルブ112を確実に開くようにしている。例えば、所定の時間が過ぎた後に、タイミング回路168がパージバルブ112の開放を許さない場合、電気化学キャパシタ170などのバックアップの電源が、フェイルセーフのパージバルブ解放機構をもたらすために使用される。
電気化学キャパシタ170に保存されたエネルギーは、停電の際に、決まった速度(RC時定数)で消費される。安全時間にわたってパージバルブ112を閉じた状態に保つため、限られた量のエネルギーがキャパシタ170に保存される。例えば、バルブ112が常時開のバルブである場合には、キャパシタ170に保存されたエネルギーが、停電時にパージバルブ112を閉じた状態に保つため、パージバルブ電気ドライバ198を有効にし、リレー158を動作させることができる。キャパシタ170に保存されたエネルギーが尽きると、ドライバ198は無効になり、バルブ112が自動的に開く。このようにして、この技法によれば、タイミング回路168に故障が存在しても、クライオポンプをパージすることができ、非安全状態の結果を緩和することができる。一例として、時間遅延回路168が、2分間の後にパージバルブの開放を許すように、電気化学キャパシタ170からの電力が、3分を超えてパージバルブを開状態に保つには不十分にすればよい。
この技法と矛盾しないさらなるフェイルセーフの技法を、取り入れることができる。例えば、タイマー168がさらに、キャパシタ170からの電力を迅速に枯渇させる回路を備えることができる。そのような回路は、キャパシタ170が例えば3分間などの安全時間を超えてパージバルブ112を駆動することが決してできないようにする上で、助けとなることができる。
さらに、光による状態表示器174を、自動パージ制御モジュール150に備えることができる。光による状態表示器174としては、電気化学キャパシタ170の電力および充電の状態を知らせる状態表示用発光ダイオードを用いることができる。
キャパシタの充電の制御
充電回路172が、電力が利用可能であるときに電気化学キャパシタ170を充電するために使用される。或る特定の状況においては、たとえキャパシタ170が数秒で完全に充電可能であっても、充電回路172によるキャパシタ170の速やかな充電を、故意に妨げることが有用な場合がある。例えば、キャパシタ170が通常どおりに充電可能であって、しかも高速かつ断続的な停電と回復とのサイクルが存在するならば、クライオポンプの温度が上昇して非安全状態になっても、パージバルブが決して開放を許されないおそれがある。具体的には、電力が回復するたびに、キャパシタ170が完全に充電できてしまう。この状況を回避するため、充電回路172が、制御された一連の電流パルスをキャパシタ170に加えることによって、キャパシタ170をきわめて低速で充電することができる。
停電の回復
従来の電力回復の仕組みは、ユーザまたはホストシステムによってオフにすることができ、過剰な量のリソースおよびポンプの停止時間を必要とすることがしばしばである。真空システムにおいて電力が回復したとき、ユーザは、停電回復ルーチンの中止を選択することができる。しかしながら、発火源が存在する場合、停電回復をオフにすることによって、ポンプ容器および排気系統において潜在的に危険な状況がもたらされるおそれがある。
回復は、典型的には、電力の回復に対して、考えられる3つの異なるシステム応答を含んでいる。そのような従来の停電回復システムは、米国特許第6,510,697号に記載されている。この従来のシステムは、随意であっていつでもオフにすることができる停電回復ルーチンを含んでいる。前記考えられる3つの応答のうちの第1は、応答無しである。停電回復ルーチンは随意であるため、ユーザは停電回復をすべてオフにすることができ、システムは、電力の回復に対して単純に何ら応答しない。停電回復モードがオンであり、かつポンプの温度が或る特定のしきい値を下回っている場合、第2の応答は、ポンプの冷却を開始することである。これは、典型的には、ポンプが例えば35Kなどといったプログラムされたしきい値を下回っている場合に生じる。冷却において、冷却器がオンにされ、ポンプが自動的に冷却される。30分以内にポンプが20K未満に冷却されない場合には、警報およびフラグが設定される。考えられる第3の応答は、典型的には、例えば温度が35Kを超えて上昇するなど、ポンプが高温すぎる場合の完全な再生サイクルへの進行を含んでいる。
そのような再生サイクルは、パージ、加熱、および粗引きなど、いくつかの段階を含んでいる。通常は、パージ、圧力、および真空度(emptiness)のテストなど、いくつかのテストがさらに実行される。これらのテストは、システムが再生サイクルの先の段階を繰り返さなければならないか否かを判断する上で、助けとなる。クライオパネル上に凝縮または吸着した気体の量に応じて、システムは、典型的には、ポンプが安全でありまたは再生されたと考えられるまでに、或る段階または場合によってはサイクル全体を、1回から6回繰り返すことができる。
半導体製造プロセスが、典型的には、いくつかの別個のチャンバ(そのそれぞれが、低温真空システムのクライオポンプを備えうる)で実行されるため、それらポンプの1つ以上を1つ以上の再生サイクルに供しなければならない停止時間は、長くて込み入った高価なプロセスにつながるおそれがある。今日のダイナミックな世界的環境において、半導体産業にとっては、正確性および高速性という重要な性質が、新製品および場合によっては企業の成功および不成功の間の差を意味しうる。製品のコストの大部分が、通常は製造段階よりも前に決定される多くの半導体製造者にとって、この休止時間は、企業に大きな犠牲をもたらしうる製品製造時間の喪失につながる。
本システムの停電回復ルーチンは、リソースの使用を最小にしつつ、考えられる最短の時間で、危険を少なくすることができる。あらゆる非安全状態に、安全パージを開始することによって対処でき、停電後に再生またはクライオポンプの故障につながりうる腐食性もしくは危険な気体、液体の蓄積が防止される。本発明の一態様によれば、本発明の停電回復ルーチンの安全パージは、最小のリソースを使用し、ポンプ104を可能な最短の時間中だけ通常の動作外におき、ポンプ104および排気系統118における可燃性気体混合物の発生を防止する。これを達成するため、パージバルブ112、114を、ポンプおよび排気系統118を確実に安全にするため、例えば5分間などの時間にわたってのみパルス状に動作させることができる。他の実施形態においては、パージガスが、第2段のクライオパネルへ直接加えられ、第2段のアレイおよび排気管へのパージガスのバーストを反復することができる。安全パージが完了した後、停電回復ルーチンに完全な再生ルーチンを続ける必要は必ずしもない。この選択肢の決定は、ホストシステムまたはユーザに委ねられる。安全パージは、ポンプ104を安全な動作状態におき、休止時間を短縮すべくポンプの通常動作への復帰を可能にする。後で詳しく説明するとおり、安全上の理由により、本発明の停電回復ルーチンの安全パージは、中止することができず、オフにすることもできない。安全パージは、システム120による固有のフェイルセーフの応答として実装することができる。
図5は、本発明の一態様による停電回復ルーチン500を説明するフロー図である。電力が回復するとき、クライオパネル制御システム120は、ステップ510において、クライオポンプ104の温度検出ダイオードから温度を検出することによって、クライオポンプ104の温度を割り出す。520において、1つ以上の温度ダイオードが適切に動作していない場合、システムは、600において安全パージを開始する。
ダイオードが機能している場合、530においてシステム120は、クライオポンプ104の温度が、例えば35Kなどの所定のしきい値未満であるか否かを判断する。ポンプの温度がこのしきい値未満ではない場合、ステップ600において安全パージが開始される。安全パージが完了した後、580においてホストシステムまたはユーザが、クライオポンプ104を制御できるようになる。
クライオポンプ104の温度が35K未満である場合、システム120は、電力が失われたときのクライオポンプ104の動作状態を割り出す。例えば、ステップ540においてシステム120は、停電時にクライオポンプ104がオンであったか否かを割り出す。停電時にクライオポンプ104がオンでなかった場合、ステップ580において、ホスト制御システム106またはユーザによるクライオポンプ104の制御が可能にされる。
クライオポンプ104がオンであった場合、550においてこのプロセスは、停電時にポンプが再生のプロセス中であったか否かを割り出す。停電によってクライオポンプ104の再生プロセスが中断されていた場合、ステップ590においてシステム120は、再生プロセスを完了できるか否かを判断し、クライオポンプ104をオフのままにする。ステップ580において、ホストシステムまたはユーザによるクライオポンプ104の制御が可能にされる。クライオポンプ104が再生中ではなかった場合、ステップ560においてシステム120は、クライオポンプ104の温度が25K未満であるか否かを判断すべくチェックする。温度が25Kを上回っている場合、600において安全パージが開始される。安全パージが完了した後、580において、ホストシステムまたはユーザによるクライオポンプ104の制御が可能にされる。
クライオポンプ104の温度が25K未満であり、570においてポンプ104を18K未満の温度に冷却できる場合、ポンプ104は、オンするために十分低温である。580において、ホストシステムまたはユーザによるクライオポンプ104の制御が可能にされる。
ポンプ104を18K未満の温度に冷却することができない場合、オンするために十分低温ではない。580において、ホストシステムまたはユーザによるステップ640におけるクライオポンプ104の制御が可能にされる。システム120は、ポンプの調査が必要であることを知らせるフラグを設定でき、このメッセージを、ホストコントローラ106へ伝えることができる。
非安全状態
本発明の一態様によれば、非安全状態とは、クライオポンプ104の潜在的危険を生じさせるあらゆる事柄である。例えば、非安全状態は、低温真空システム100において停電が生じているとき、クライオポンプの温度がしきい値温度レベルを超えているとき、またはクライオポンプの温度ダイオードが故障している場合に識別される。一般に、非安全状態がシステム120によって判断されたとき、ゲートバルブ116が閉じられ、クライオポンプ104および排気管118が、例えば5分などといった或る時間中パージされる。この時間中に、パージバルブ112、114を繰り返し開閉することができる。さらに、バルブ112、114、116を、ホストコントローラ106によって制御することはできない。安全パージが完了し、非安全状態が修正された後、ホストコントローラ106はクライオポンプ104を制御できる。
しきい値温度の超過
図6は、クライオポンプの温度がしきい値温度を超えたと判断するためのプロセスを説明するフロー図である。本発明のこの態様によれば、システム120はステップ630において、クライオポンプの温度が18Kなどの動作設定点を下回っていることを割り出す。ステップ640においてシステム120は、クライオポンプが動作設定点を下回って低温になっていることを知らせるフラグを設定する。ステップ650においてシステム120は、クライオポンプの温度が35Kなどの高温設定点まで上昇していることを割り出す。クライオポンプ104が、このパラメータを超える値まで温度上昇している場合、ステップ660に説明されるとおり、パージバルブ112、114が680で開き、ゲートバルブ114が閉じる。このときにおいて、ステップ670でホストコントローラ106は、バルブ112、114、116を制御することができない。ステップ680において、この安全パージが、5分間などといった或る特定の時間中続けられる。この5分間が経過した後、ステップ690において、ホストコントローラ106は、再びバルブ112、114、116を制御できるようになる。
温度ダイオードの故障
図3に示したとおり、クライオポンプ104は、1つ以上の温度検出ダイオード146a、146bを備えている。温度検出ダイオード146a、146bのうちの1つが故障した場合、クライオポンプ104が非安全状態を検出できないまま運転されるおそれがあり、結果として事故が生じるおそれがある。本システムは、局所的な電子機器120を使用して、ダイオードが適切に機能しているか否かを判断する。
従来の解決策は、ホストシステムがクライオポンプの温度についての通信を受け取っているか否かに注目している。ホストコントローラが、ポンプの温度を割り出すことができないとき、ホストコントローラは、典型的には、完全な再生サイクルを開始する。しかしながら、温度の読み取りを受け取れないことが、通信エラーまたはダイオードの故障とは無関係な設備の故障など、いくつかある他の故障の結果でありうるため、このアプローチに基づくクライオポンプの完全な再生の開始は、価値ある時間およびリソースの不必要な無駄遣いにつながりうる。一般に、ホストシステムは、温度検出ダイオードの動作状態を検出するための技法を有していない。代わりに、ホストコントローラは、単にクライオポンプの温度についての通信を受け取ることができないことに応答して、クライオポンプの完全な再生を開始するだけである。
本発明の一実施形態によれば、温度検出ダイオード146a、146bのうちの1つが適切に動作していないとき、非安全状態が存在する。本発明は、局所的な電子機器120を使用してダイオードの動作状態を検出し、これに従って局所的な電子機器120が応答できる。このようなやり方で、故障した温度検出ダイオードを具体的に割り出すことができるオフラインの解決策を実装できる。温度検出ダイオードが適切に動作していないときを割り出すことができる能力は、信頼性の向上をもたらし、不必要な再生、時間の無駄、およびリソースの支出の回避をもたらす。
自動化されたクライオポンプの安全パージと排気管の安全パージの統合に係る方法を、コンピュータで使用可能な媒体を含むコンピュータプログラム製品に具現化できることは、当業者にとって明らかであろう。例えば、そのようなコンピュータで使用可能な媒体としては、コンピュータで読解可能なプログラムコードセグメントを自身に保存して有する任意の装置が含まれる。さらに、コンピュータで読み取り可能な媒体としては、バスまたは光、有線もしくは無線の通信リンクなど、プログラムコードセグメントがデジタルまたはアナログのデータ信号として運ばれる通信または伝送媒体が含まれる。
さらに、本明細書において使用されるとき、「クライオポンプ」を、イオン注入システムに既知の任意の方法または今後開発される任意の方法で接続され、または接続できるあらゆる低温回収ポンプもしくはその構成部品を意味するように広く解釈できることは、当業者にとって明らかであろう、
以上、本発明を、本発明の特定の実施形態を参照しつつ詳しく示して説明したが、これらにおいて、添付の特許請求の範囲に包含される本発明の技術的範囲から離れることなく、形態や細部についてさまざまな変更が可能であることを、当業者であれば理解できるであろう。
本発明の一実施形態による低温真空システムの図である。 図1によるクライオポンプの図である。 クライオポンプの断面図である。 クライオポンプ制御システムのブロック図の左半分である。 クライオポンプ制御システムのブロック図の右半分である。 停電回復ルーチンを説明するフロー図である。 クライオポンプの温度がしきい値温度を超えたことを割り出すためのプロセスを説明するフロー図である。

Claims (160)

  1. クライオポンプの制御方法であって、
    ・クライオポンプの非安全状態を割り出すステップ、および
    ・前記非安全状態に対処し、パージバルブを開くことによってパージガスをクライオポンプへ導くとともに、非安全状態が安全状態に変化するまで、すべてのホストコントローラによるパージバルブの制御を防止するステップ
    を含んでいる方法。
  2. 請求項1において、前記パージバルブを開くステップが、常時開のパージバルブを解放するステップを含んでいる方法。
  3. 請求項1において、前記パージガスをクライオポンプへ導くステップが、パージバルブの開閉を繰り返すステップをさらに含んでいる方法。
  4. 請求項1において、前記非安全状態への対処が、パージガスをクライオポンプに接続された排気系統へ、前記排気系統に接続された排気パージを開くことによって導くステップをさらに含んでいる方法。
  5. 請求項4において、前記非安全状態が安全状態に変化するまで、すべてのホストコントローラによる排気パージバルブの制御を防止するステップをさらに含んでいる方法。
  6. 請求項4において、前記排気パージを開くステップが、常時開の排気パージバルブを解放するステップを含んでいる方法。
  7. 請求項4において、前記パージガスを排気系統へ導くステップが、排気パージバルブの開閉を繰り返すステップをさらに含んでいる方法。
  8. 請求項1において、クライオポンプの停電、所定の温度しきい値以上のクライオポンプ温度、またはクライオポンプ温度の割り出し不能が存在するときに、前記非安全状態が存在する方法。
  9. 請求項8において、前記停電に、
    ・停電前のクライオポンプの動作状態を割り出すステップ、および
    ・前記動作状態が、停電のときにクライオポンプが再生プロセス中であったことを示している場合に、再生プロセスの開始が適切であるか否かを判断するステップ
    によって対処するステップをさらに含んでいる方法。
  10. 請求項1において、パージガスが所定の時間にわたってクライオポンプへ導かれた後に、前記非安全状態が安全状態に変化する方法。
  11. 請求項1において、
    ・安全状態に変化する非安全状態に、クライオポンプの再生が必要であるか否かを判断することによって対処するステップ
    をさらに含んでいる方法。
  12. 請求項1において、
    ・クライオポンプのゲートバルブが開いている間、クライオポンプの再生を防止するステップ
    をさらに含んでいる方法。
  13. 請求項1において、前記非安全状態への対処が、
    ・所定の時間が経過するまで、クライオポンプへのパージガスの導入を遅延させ、すべてのホストコントローラによるパージバルブの制御の防止を遅延させるステップ、および
    ・前記所定の時間の経過後に非安全状態が依然として存在している場合に、パージバルブを開くことおよびすべてのホストコントローラによるパージバルブの制御の防止を開始するステップ
    をさらに含んでいる方法。
  14. クライオポンプを制御するための電子コントローラであって、
    ・クライオポンプの非安全状態を割り出すための命令、
    ・パージバルブに開くよう指示することによって、クライオポンプへのパージガスの進入を許可するための命令、および
    ・非安全状態が安全状態に変化するまで、パージバルブを制御しようとする他のすべてのコントローラからのすべての試みをあらかじめ阻止するための命令
    でプログラムされている電子コントローラ。
  15. 請求項14において、常時開のパージバルブを解放することによって、前記パージバルブが開くよう指示される電子コントローラ。
  16. 請求項14において、前記クライオポンプへのパージガスの進入の許可が、パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいる電子コントローラ。
  17. 請求項14において、前記非安全状態に対処するための命令が、
    ・非安全状態が安全状態に変化するまで、クライオポンプに接続された排気管へのパージガスの進入を、前記排気管に接続された排気パージバルブに開くよう指示することによって許可するための命令
    をさらに含んでいる電子コントローラ。
  18. 請求項17において、前記非安全状態が安全状態に変化するまで、前記排気パージバルブを制御しようとする他のすべてのコントローラからのすべての試みをあらかじめ阻止することをさらに含んでいる電子コントローラ。
  19. 請求項17において、前記排気に開くよう指示することが、常時開のパージバルブを解放することを含んでいる電子コントローラ。
  20. 請求項17において、前記排気パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいる電子コントローラ。
  21. 請求項14において、前記非安全状態が、クライオポンプの停電、所定の温度しきい値以上のクライオポンプ温度、またはクライオポンプ温度の割り出し不能を含んでいる電子コントローラ。
  22. 請求項21において、停電である非安全状態に対処するための命令が、
    ・停電前のクライオポンプの動作状態を割り出すための命令、および
    ・前記動作状態が、停電のときにクライオポンプが再生プロセスの冷却段階にあったことを示している場合に、再生サイクルを開始させるための命令
    をさらに含んでいる電子コントローラ。
  23. 請求項14において、前記パージガスのクライオポンプへの進入が所定の時間にわたって許可された後に、前記非安全状態が安全状態に変化する電子コントローラ。
  24. 請求項14において、
    ・安全状態に変化する非安全状態に、クライオポンプの再生が必要であるか否かを判断することによって対処する命令
    をさらに含んでいる電子コントローラ。
  25. 請求項14において、
    ・クライオポンプのゲートバルブが開いている間、クライオポンプの再生を防止する命令
    をさらに含んでいる電子コントローラ。
  26. 請求項14において、前記非安全状態に対処するための命令が、
    ・所定の時間にわたって、クライオポンプへパージガスを導く命令を遅延させ、パージバルブを制御しようとする他のすべてのコントローラからのすべての試みのあらかじめの阻止を遅延させる命令、および
    ・前記所定の時間の経過後に非安全状態が依然として存在している場合に、クライオポンプへパージガスを導く命令を開始させ、パージバルブを制御しようとする他のすべてのコントローラからのすべての試みのあらかじめの阻止を開始する命令
    をさらに含んでいる電子コントローラ。
  27. クライオポンプであって、
    ・ポンピング表面を有するクライオポンプチャンバ、
    ・当該クライオポンプに接続されたパージバルブ、および
    ・当該クライオポンプを制御する電子コントローラ
    を備え、
    前記電子コントローラが、当該クライオポンプが安全状態、非安全状態のいずれで動作しているかを割り出すことができ、前記パージバルブが、非安全状態に対処して前記電子コントローラによって自動的に制御され、前記電子コントローラが、他のすべてのシステムに優先するクライオポンプ。
  28. 請求項27において、非安全状態に対処し、前記電子コントローラが、常時開のバルブを解放することによって前記パージバルブを開くクライオポンプ。
  29. 請求項28において、さらに前記電子コントローラが、前記パージバルブの開閉を繰り返すことによって非安全状態に対処するクライオポンプ。
  30. 請求項28において、さらに前記電子コントローラが、
    ・前記パージバルブを開くのを所定の時間の経過後まで待つこと、および
    ・前記所定の時間が経過し、かつ非安全状態のままである場合、前記パージバルブを開くこと
    によって非安全状態に対処するクライオポンプ。
  31. 請求項27において、非安全状態の間前記電子コントローラが他のすべてのシステムに優先するクライオポンプ。
  32. 請求項27において、
    ・クライオポンプに接続された排気管、および
    ・その排気管に接続された排気パージバルブ
    をさらに備えており、
    前記電子コントローラが、
    ・前記排気パージバルブを自動的に制御すること、および
    ・常時開のバルブを解放することにより前記排気パージバルブを開くこと
    によって非安全状態にさらに対処するクライオポンプ。
  33. 請求項31において、前記電子コントローラが、前記排気パージバルブの開閉を繰り返すことによって非安全状態にさらに対処するクライオポンプ。
  34. 請求項27において、前記非安全状態が、停電、所定の温度しきい値以上のポンピング表面の温度、またはポンピング表面の温度の割り出し不能を含んでいるクライオポンプ。
  35. 請求項27において、さらに前記電子コントローラが、
    ・停電前のクライオポンプの動作状態を割り出すこと、および
    ・前記動作状態が、停電のときにクライオポンプが再生プロセス中であったことを示している場合に、再生プロセスの開始が適切であるか否かを判断すること
    によって非安全状態に対処するクライオポンプ。
  36. 請求項27において、所定の時間の経過後に前記非安全状態が安全状態に変化するクライオポンプ。
  37. 請求項27において、前記電子コントローラが、安全状態に変化する非安全状態に、クライオポンプの再生が必要であるか否かを判断することによって対処するクライオポンプ。
  38. 請求項27において、前記電子コントローラが、クライオポンプのゲートバルブが開いている間、クライオポンプの再生を防止するようにプログラムされているクライオポンプ。
  39. クライオポンプの制御方法であって、
    ・温度センサが適切に機能しているか否かを判断するステップ、および
    ・パージバルブに開くよう指示することによって、適切に機能していない温度センサに対処するステップ
    を含んでいる方法。
  40. 請求項39において、前記パージバルブが、クライオポンプに接続されたクライオ−パージバルブ、またはクライオポンプの排気管に接続された排気パージバルブである方法。
  41. 請求項39において、前記パージバルブを或る時間にわたって開状態に維持する方法。
  42. 請求項41において、前記パージバルブを或る時間にわたって維持することが、他のすべてのシステムによる前記パージバルブの閉鎖を防止することをさらに含んでいる方法。
  43. 請求項41において、前記パージバルブに開くよう指示するステップが、再生プロセス全体を開始させることなくクライオポンプへパージガスを供給するステップをさらに含んでいる方法。
  44. 請求項39において、前記パージバルブに開くよう指示するステップが、パージバルブの開閉を繰り返すステップをさらに含んでいる方法。
  45. 請求項39において、前記パージバルブに開くよう指示するステップが、常時開のパージバルブを解放するステップをさらに含んでいる方法。
  46. クライオポンプに接続された1つ以上の温度センサを監視する電子コントローラであって、
    ・クライオポンプに接続された1つ以上の温度センサの動作状態を割り出すための命令、および
    ・前記温度センサの1つが機能していないと割り出された場合に、安全パージを開始する命令
    でプログラムされている電子コントローラ。
  47. 請求項46において、前記安全パージが、パージバルブを限られた時間にわたって開状態に維持することを含んでいる電子コントローラ。
  48. 請求項47において、前記パージバルブが、クライオポンプに接続されたクライオ−パージバルブ、またはクライオポンプの排気管に接続された排気パージバルブを含んでいる電子コントローラ。
  49. 請求項46において、前記電子コントローラが、安全パージを中止できないように保証している電子コントローラ。
  50. 請求項46において、前記安全パージが、再生プロセス全体を開始させることなくクライオポンプへパージガスを供給することをさらに含んでいる電子コントローラ。
  51. 請求項46において、前記安全パージが、パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいる電子コントローラ。
  52. 請求項46において、前記安全パージが、常時開のパージバルブを解放することをさらに含んでいる電子コントローラ。
  53. クライオポンプであって、
    ・当該クライオポンプに接続されたパージバルブ、
    ・当該クライオポンプに接続された1つ以上の温度センサ、および
    ・当該クライオポンプに接続された電子コントローラ
    を有しており、
    前記電子コントローラが、前記温度センサのいずれかが故障しているか否かを判断するように構成されており、前記温度センサのうちの1つが故障しているとき、前記電子コントローラが安全パージを開始させるクライオポンプ。
  54. 請求項53において、前記安全パージが、パージバルブを或る時間にわたって開状態に維持することを含んでいるクライオポンプ。
  55. 請求項53において、前記パージバルブが、クライオポンプに接続されたクライオ−パージバルブ、またはクライオポンプの排気管に接続された排気パージバルブを含んでいるクライオポンプ。
  56. 請求項53において、前記コントローラが、安全パージを中止できないように保証しているクライオポンプ。
  57. 請求項53において、前記安全パージが、再生プロセス全体を開始させることなくクライオポンプへパージガスを供給することをさらに含んでいるクライオポンプ。
  58. 請求項53において、前記安全パージが、パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいるクライオポンプ。
  59. 請求項53において、前記安全パージが、常時開のパージバルブを解放することをさらに含んでいるクライオポンプ。
  60. クライオポンプにおける停電回復方法であって、
    停電ごとに、クライオポンプにおける電力の回復に、
    ・クライオポンプが回復温度設定点を超えて温度上昇しているか否かを判断すること、および
    ・クライオポンプが前記回復温度設定点を超えて温度上昇している場合に、パージバルブに開くよう指示し、かつ前記パージバルブを或る時間にわたって開状態に維持するのを保証すること
    によって対処することを含んでいる停電回復方法。
  61. 請求項60において、前記開くよう指示されるパージバルブが、クライオポンプに接続されたクライオ−パージバルブ、またはクライオポンプの排気管に接続された排気パージバルブを含んでいる停電回復方法。
  62. 請求項60において、
    ・クライオポンプに接続された温度センサが適切に機能していない場合に、パージバルブに開くよう指示して、クライオポンプへパージガスを放出すること
    をさらに含んでいる停電回復方法。
  63. 請求項60において、
    ・電力喪失が生じたときのクライオポンプの動作状態を割り出すこと、および
    ・前記動作状態が、電力喪失の時点においてクライオポンプが再生中であったことを示している場合に、クライオポンプの再生を開始すること
    をさらに含んでいる停電回復方法。
  64. 請求項60において、前記電力の回復への対処を中止できないように保証することをさらに含んでいる停電回復方法。
  65. 請求項60において、前記パージバルブに開くよう指示することが、再生プロセス全体を開始させることなくクライオポンプへパージガスを供給することを含んでいる停電回復方法。
  66. 請求項60において、前記パージバルブに開くよう指示することが、パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいる停電回復方法。
  67. 請求項60において、前記パージバルブに開くよう指示することが、常時開のパージバルブを解放することをさらに含んでいる停電回復方法。
  68. 請求項60において、前記回復温度設定点が34Kである停電回復方法。
  69. クライオポンプを制御するための電子コントローラであって、
    停電ごとのクライオポンプにおける電力の回復に、
    ・クライオポンプが回復温度設定点を超えて温度上昇しているか否かを判断すること、および
    ・クライオポンプが前記回復温度設定点を超えて温度上昇している場合に、クライオポンプのパージバルブに開くよう指示し、かつ前記パージバルブを或る時間にわたって開状態に維持するのを保証すること
    によって対処するための命令でプログラムされている電子コントローラ。
  70. 請求項69において、前記開くよう指示されるパージバルブが、クライオポンプに接続された任意のクライオ−パージバルブ、またはクライオポンプの排気管に接続された任意の排気パージバルブである電子コントローラ。
  71. 請求項69において、前記電力の回復に対処するための命令が、
    ・クライオポンプに接続された温度センサが適切に機能していない場合に、パージバルブに開くよう指示して、クライオポンプへパージガスを放出するための命令
    をさらに含んでいる電子コントローラ。
  72. 請求項69において、前記電力の回復に対処するための命令が、
    ・電力喪失が生じたときのクライオポンプの動作状態を割り出すための命令、および
    ・クライオポンプの動作状態が、電力喪失の時点においてクライオポンプが再生中であったことを示している場合に、クライオポンプの再生を開始するための命令
    をさらに含んでいる電子コントローラ。
  73. 請求項69において、前記電力の回復に対処するための命令を中止できない電子コントローラ。
  74. 請求項69において、前記パージバルブに開くよう指示することが、再生プロセス全体を開始させることなくクライオポンプへパージガスを供給することを含んでいる電子コントローラ。
  75. 請求項69において、前記パージバルブに開くよう指示することが、パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいる電子コントローラ。
  76. 請求項69において、前記パージバルブに開くよう指示することが、常時開のパージバルブを解放することをさらに含んでいる電子コントローラ。
  77. 請求項69において、前記回復温度設定点が34Kである電子コントローラ。
  78. クライオポンプであって、
    ・当該クライオポンプ内の温度センサ、
    ・当該クライオポンプに接続されたパージバルブ、および
    ・当該クライオポンプに接続された電子制御システム
    を備えており、
    停電ごとに前記電子制御システムが電力の回復に、
    ・前記温度センサを使用し、当該クライオポンプが回復温度設定点を超えて温度上昇しているか否かを判断すること、および
    ・当該クライオポンプが前記回復温度設定点を超えて温度上昇している場合に、前記パージバルブに開くよう指示し、かつ前記パージバルブを或る時間にわたって開状態に維持するのを保証すること
    によって対処するクライオポンプ。
  79. 請求項78において、前記電子制御システムが、前記パージバルブに開くよう指示することによって電力の回復に対処する場合に、さらに前記電子制御システムが、クライオポンプの排気管に接続された排気バルブに開くよう指示することによって対処するクライオポンプ。
  80. 請求項78において、さらに前記電子制御システムが、
    ・クライオポンプ内の温度センサが適切に機能していない場合に、パージバルブに開くよう指示して、クライオポンプへパージガスを放出すること
    によって電力の回復に対処するクライオポンプ。
  81. 請求項78において、さらに前記電子制御システムが、
    ・電力の喪失が生じたときのクライオポンプの動作状態を割り出すこと、および
    ・前記動作状態が、電力喪失の時点においてクライオポンプが再生プロセス中であったことを示している場合に、クライオポンプの再生を開始すること
    によって電力の回復に対処するクライオポンプ。
  82. 請求項78において、前記電力の回復への対処を中止できないクライオポンプ。
  83. 請求項78において、前記パージバルブに開くよう指示することが、再生プロセス全体を開始させることなくクライオポンプへパージガスを供給することを含んでいるクライオポンプ。
  84. 請求項78において、前記パージバルブに開くよう指示することが、パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいるクライオポンプ。
  85. 請求項78において、前記パージバルブに開くよう指示することが、常時開のパージバルブを解放することをさらに含んでいるクライオポンプ。
  86. 請求項78において、前記回復温度設定点が34Kであるクライオポンプ。
  87. クライオポンプの制御方法であって、
    クライオポンプに接続された局所的な電子機器を使用して、クライオポンプにおける潜在的な非安全状態に、
    ・常時開のパージバルブを所定の時間にわたって閉状態に維持すること、および
    ・前記所定の時間の経過後に、パージバルブが開くことを可能にしてクライオポンプへパージガスを放出すること
    によって対処することを含んでいるクライオポンプの制御方法。
  88. 請求項87において、前記パージバルブが開くことを可能にしてクライオポンプへパージガスを放出することが、パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいるクライオポンプの制御方法。
  89. 請求項87において、前記パージバルブが開くことを可能にした後、前記潜在的な非安全状態が修正されるまで、他のすべてのシステムによる前記パージバルブの閉鎖を防止することをさらに含んでいるクライオポンプの制御方法。
  90. 請求項87において、さらに前記局所的な電子機器が、排気パージバルブを開いてクライオポンプに接続された排気系統へパージガスを放出することによって、前記潜在的な非安全状態に対処するクライオポンプの制御方法。
  91. 請求項90において、前記排気パージバルブを開くことが、常時開のバルブを解放することを含んでいるクライオポンプの制御方法。
  92. 請求項90において、さらに前記局所的な電子機器が、前記排気パージバルブの開閉を繰り返すことによって、前記潜在的な非安全状態に対処するクライオポンプの制御方法。
  93. 請求項90において、前記排気パージバルブを開くことが、前記潜在的な非安全状態が修正されるまで、他のすべてのシステムによる前記排気パージバルブの閉鎖を防止することを含んでいるクライオポンプの制御方法。
  94. 請求項87において、前記潜在的な非安全状態が、クライオポンプの停電、所定の温度しきい値以上のクライオポンプ温度、またはクライオポンプ温度の割り出し不能を含んでいるクライオポンプの制御方法。
  95. 請求項94において、前記停電である潜在的な非安全状態への対処が、
    ・停電前のクライオポンプの動作状態を割り出すこと、および
    ・前記動作状態が、停電のときにクライオポンプが再生プロセス中であったことを示している場合に、再生プロセスの開始が可能であるか否かを判断すること
    をさらに含んでいるクライオポンプの制御方法。
  96. 請求項87において、前記潜在的な非安全状態が、パージガスが或る時間にわたってクライオポンプへ放出された後に安全状態に変化するクライオポンプの制御方法。
  97. 請求項87において、前記局所的な電子機器が、クライオポンプの再生が必要であるか否かを判断することによって、安全状態に変化する潜在的な非安全状態に対処するクライオポンプの制御方法。
  98. 請求項87において、さらに前記局所的な電子機器が、ゲートバルブが開いている場合にクライオポンプの再生を防止することによって、潜在的な非安全状態に対処するクライオポンプの制御方法。
  99. クライオポンプと一体の電子コントローラであって、クライオポンプにおける潜在的な非安全状態に、
    ・常時開のパージバルブを安全時間にわたって閉状態に維持すること、および
    ・前記安全時間が経過したとき、前記パージバルブを解放することによってパージガスをクライオポンプへ導くこと
    によって対処するように構成された電子コントローラ。
  100. 請求項99において、前記パージガスをクライオポンプへ導くことが、潜在的な非安全状態が修正されるまで、パージバルブの開閉を繰り返すことをさらに含んでいる電子コントローラ。
  101. 請求項99において、前記パージバルブを制御しようとする他のすべてのシステムのすべての試みをあらかじめ阻止することによって、クライオポンプにおける潜在的な非安全状態に対処するようにさらに構成されている電子コントローラ。
  102. 請求項99において、パージガスをクライオポンプに接続された排気管へ、その排気管に接続された排気パージバルブを開いて導くことによって、クライオポンプにおける潜在的な非安全状態に対処するようにさらに構成されている電子コントローラ。
  103. 請求項102において、前記排気パージバルブが、常時開のバルブである電子コントローラ。
  104. 請求項102において、パージガスが、前記排気パージバルブの開閉を繰り返すことによって前記排気管へ導かれる電子コントローラ。
  105. 請求項102において、前記潜在的な非安全状態が修正されるまで、前記排気パージバルブを制御しようとする他のすべてのシステムのすべての試みをあらかじめ阻止するようにさらに構成されている電子コントローラ。
  106. 請求項99において、前記潜在的な非安全状態が、クライオポンプにおける電力の喪失、所定の温度しきい値以上のクライオポンプ温度、またはクライオポンプ温度の割り出し不能を含んでいる電子コントローラ。
  107. 請求項106において、クライオポンプにおける電力の喪失に、
    ・電力の喪失が生じたときのクライオポンプの動作状態を割り出すこと、および
    ・前記動作状態が、電力の喪失が生じたときに再生の冷却段階にあったことを示している場合に、再生サイクルを開始すること
    によって対処するようにさらに構成されている電子コントローラ。
  108. 請求項99において、前記潜在的な非安全状態が安全状態に変化した後に再生が必要であるか否かを判断するようにさらに構成されている電子コントローラ。
  109. 請求項99において、クライオポンプのゲートバルブが開いているとき、再生ルーチンの発生を防止するようにさらに構成されている電子コントローラ。
  110. クライオポンプであって、
    ・ポンピング表面を有するクライオポンプチャンバ、
    ・当該クライオポンプに接続された常時開のパージバルブ、および
    ・当該クライオポンプと一体の電子コントローラ
    を備えており、
    前記電子コントローラが、当該クライオポンプにおける潜在的な非安全状態に、前記パージバルブを安全時間にわたって閉鎖することによって対処し、前記安全時間の経過後に依然として非安全状態のままである場合に、前記電子コントローラが、前記パージバルブに開くよう指示して当該クライオポンプへパージガスを供給することによってさらに対処するクライオポンプ。
  111. 請求項110において、前記非安全状態が安全状態に変化するまで、前記パージバルブの開閉の繰り返しをさらに指示することによって、パージガスがクライオポンプへ供給されるクライオポンプ。
  112. 請求項110において、パージガスがクライオポンプへ供給されている間、前記電子コントローラが、前記パージバルブを制御しようとする他のすべてのシステムのすべての試みをあらかじめ阻止することによって、前記非安全状態にさらに対処するクライオポンプ。
  113. 請求項110において、
    ・クライオポンプに接続された排気系統、および
    ・その排気系統に接続された排気パージバルブ
    をさらに備えており、
    前記電子コントローラが、前記排気パージバルブに開くよう指示して前記排気系統へパージガスを導くことによって非安全状態にさらに対処するクライオポンプ。
  114. 請求項113において、前記電子コントローラが、非安全状態が安全状態に変化するまで、前記排気パージバルブの開閉の繰り返しを指示することによって非安全状態にさらに対処するクライオポンプ。
  115. 請求項113において、前記電子コントローラが、非安全状態が安全状態に変化するまで、前記排気パージバルブを制御しようとする他のすべてのシステムのすべての試みをあらかじめ阻止することによって非安全状態にさらに対処するクライオポンプ。
  116. 請求項110において、クライオポンプの停電、温度しきい値以上のクライオポンプ温度、またはクライオポンプからの温度読み取り値の受信の失敗が存在するとき、非安全状態が存在するクライオポンプ。
  117. 請求項110において、前記コントローラが、クライオポンプの停電に、
    ・停電前のクライオポンプの動作状態を割り出すこと、および
    ・前記動作状態が、停電時にクライオポンプが再生プロセス中であったことを示している場合に、再生プロセスを開始すべきか否かを判断すること
    によってさらに対処するクライオポンプ。
  118. 請求項110において、所定の時間の経過後に前記非安全状態が安全状態に変化するクライオポンプ。
  119. 請求項110において、前記電子コントローラが、前記クライオポンプのゲートバルブが開いている間、再生プロセスの発生を防止するように構成されているクライオポンプ。
  120. クライオポンプの制御方法であって、
    ・停電に対処し、少なくとも1つのキャパシタセルからの電力を使用してパージバルブを閉状態に維持すること、および
    ・前記キャパシタセルに、或る放電時間内に放電される量のエネルギーを保存すること
    を含んでおり、
    前記放電時間が、それまでに前記パージバルブが開かなければならない安全時間であるクライオポンプの制御方法。
  121. 請求項120において、前記キャパシタセルに保存されたすべてのエネルギーが放電されたとき、クライオ−パージバルブを開くことをさらに含んでいるクライオポンプの制御方法。
  122. 請求項120において、前記キャパシタセルに保存されたエネルギーの量が、時限装置として使用されるクライオポンプの制御方法。
  123. 請求項120において、前記キャパシタセルが、電気化学セルであるクライオポンプの制御方法。
  124. 請求項120において、前記停電への対処が、
    ・クライオポンプの排気管に接続された排気バルブを開くこと、および
    ・クライオポンプに接続されたゲートバルブを閉じること
    をさらに含んでいるクライオポンプの制御方法。
  125. 請求項120において、前記放電時間が5分未満であるクライオポンプの制御方法。
  126. 請求項120において、前記放電時間未満の時間で前記パージバルブを開く遅延回路をさらに含んでいるクライオポンプの制御方法。
  127. 請求項126において、前記放電時間未満の時間が2分であるクライオポンプの制御方法。
  128. 停電に対処するクライオポンプコントローラであって、
    ・少なくとも1つのキャパシタセル、および
    ・前記キャパシタセルを使用して駆動され、パージバルブを閉状態に維持することによって停電に対処する遅延
    を備えており、
    前記キャパシタセルが、或る放電時間内に放電される量のエネルギーを保存し、前記放電時間が、それまでに前記パージバルブが開かなければならない安全時間であるクライオポンプコントローラ。
  129. 請求項128において、前記キャパシタセルに保存されたすべてのエネルギーが放電されたとき、パージバルブを開くクライオポンプコントローラ。
  130. 請求項128において、前記キャパシタセルに保存されたエネルギーの量が、時限装置として使用されるクライオポンプコントローラ。
  131. 請求項128において、前記キャパシタセルが電気化学セルであるクライオポンプコントローラ。
  132. 請求項128において、前記停電に、
    ・クライオポンプの排気管に接続された排気バルブを開くこと、および
    ・クライオポンプに接続されたゲートバルブを閉じること
    によって対処するクライオポンプコントローラ。
  133. 請求項128において、前記放電時間が5分未満であるクライオポンプコントローラ。
  134. 請求項128において、前記放電時間未満の時間で前記パージバルブを開く遅延回路をさらに含んでいるクライオポンプコントローラ。
  135. 請求項134において、前記放電時間未満の時間が2分であるクライオポンプコントローラ。
  136. クライオポンプであって、
    ・少なくとも1つのキャパシタセル、および
    ・前記キャパシタセルで駆動され、前記クライオポンプに接続されたパージバルブを閉状態に維持するよう指示することによって停電に対処する遅延
    を備えており、
    前記キャパシタセルが、或る放電時間内に放電される量のエネルギーを保存し、前記放電時間が、それまでに前記パージバルブが開かなければならない安全時間であるクライオポンプ。
  137. 請求項136において、前記遅延が、前記キャパシタセルに保存されたすべてのエネルギーが放電されたとき、前記パージバルブを開くクライオポンプ。
  138. 請求項136において、前記キャパシタセルに保存されたエネルギーの量が、時限装置として使用されるクライオポンプ。
  139. 請求項136において、前記キャパシタセルが電気化学セルであるクライオポンプ。
  140. 請求項136において、
    ・クライオポンプの排気管に接続された排気バルブを開くこと、および
    ・クライオポンプに接続されたゲートバルブを閉じること
    によって停電に対処する電子機器を備えているクライオポンプ。
  141. 請求項136において、前記放電時間が5分未満であるクライオポンプ。
  142. 請求項136において、前記放電時間未満の時間でパージバルブを開く遅延回路をさらに含んでいるクライオポンプ。
  143. 請求項142において、前記放電時間未満の時間が2分であるクライオポンプ。
  144. 或る安全時間にわたって或る機構を駆動するための方法であって、
    ・少なくとも1つのキャパシタセルに、或る放電時間内に放電される量のエネルギーを保存し、前記放電時間が、それまでに前記機構が非駆動とされなければならない安全時間であること、および
    ・停電に、前記保存したエネルギーで前記機構を駆動することによって対処すること
    を含んでいる方法。
  145. 請求項144において、前記機構が、第1の状態および第2の状態を含んでおり、前記第1の状態が、潜在的な危険状態に対応する非駆動状態であって、前記第2の状態が、通常の動作に対応する駆動状態である方法。
  146. クライオポンプの制御方法であって、
    ・クライオポンプの非安全状態を割り出すステップ、および
    ・前記非安全状態に対処し、パージバルブを開くことによってパージガスをクライオポンプへ導くとともに、非安全状態が安全状態に変化するまで、すべてのホストコントローラによるパージバルブの制御を防止するステップ
    を含んでいる方法。
  147. 請求項146において、前記パージバルブを開くステップが、常時開のパージバルブを解放するステップを含んでいる方法。
  148. 請求項146において、前記パージガスをクライオポンプへ導くステップが、パージバルブの開閉を繰り返すステップをさらに含んでいる方法。
  149. 請求項146において、前記非安全状態への対処が、パージガスをクライオポンプに接続された排気系統へ、前記排気系統に接続された排気パージを開くことによって導くステップをさらに含んでいる方法。
  150. 請求項149において、前記非安全状態が安全状態に変化するまで、すべてのホストコントローラによる排気パージバルブの制御を防止するステップをさらに含んでいる方法。
  151. 請求項149において、前記排気パージを開くステップが、常時開の排気パージバルブを解放するステップを含んでいる方法。
  152. 請求項149において、前記パージガスを排気系統へ導くステップが、排気パージバルブの開閉を繰り返すステップをさらに含んでいる方法。
  153. 請求項146において、クライオポンプの停電、所定の温度しきい値以上のクライオポンプ温度、またはクライオポンプ温度の割り出し不能が存在するときに、前記非安全状態が存在する方法。
  154. 請求項153において、前記停電に、
    ・停電前のクライオポンプの動作状態を割り出すステップ、および
    ・前記動作状態が、停電のときにクライオポンプが再生プロセス中であったことを示している場合に、再生プロセスの開始が適切であるか否かを判断するステップ
    によって対処するステップをさらに含んでいる方法。
  155. 請求項146において、パージガスが所定の時間にわたってクライオポンプへ導かれた後に、前記非安全状態が安全状態に変化する方法。
  156. 請求項146において、
    ・安全状態に変化する非安全状態に、クライオポンプの再生が必要であるか否かを判断することによって対処するステップ
    をさらに含んでいる方法。
  157. 請求項146において、
    ・クライオポンプのゲートバルブが開いている間、クライオポンプの再生を防止するステップ
    をさらに含んでいる方法。
  158. 請求項146において、前記非安全状態への対処が、
    ・所定の時間が経過するまで、クライオポンプへのパージガスの導入を遅延させ、すべてのホストコントローラによるパージバルブの制御の防止を遅延させるステップ、および
    ・前記所定の時間の経過後に非安全状態が依然として存在している場合に、パージバルブを開くことおよびすべてのホストコントローラによるパージバルブの制御の防止を開始するステップ
    をさらに含んでいる方法。
  159. クライオポンプを制御するための電子コントローラであって、
    ・クライオポンプの非安全状態を割り出すための命令、
    ・パージバルブに開くよう指示することによって、クライオポンプへのパージガスの進入を許可するための命令、および
    ・非安全状態が安全状態に変化するまで、パージバルブを制御しようとする他のすべてのコントローラからのすべての試みをあらかじめ阻止するための命令
    でプログラムされている電子コントローラ。
  160. 請求項159において、常時開のパージバルブを解放することによって、前記パージバルブが開くよう指示される電子コントローラ。
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