JP4274648B2 - クライオポンプの制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数台のクライオポンプを制御するクライオポンプの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、半導体製造装置等における真空チャンバ内の真空排気にクライオポンプが用いられている。このクライオポンプは、2段の膨張シリンダを備えた2段膨張式冷凍機の1段目の第1膨張シリンダに第1クライオパネルを取り付け、さらに2段目の第2膨張シリンダに第2クライオパネルを取り付け、この第2クライオパネルの内側に活性炭を張り付け、第1,第2クライオパネル全体をケーシングで覆って形成されている。
【0003】
このような構成を有するクライオポンプは、ケーシング先端の開口部がゲートバルブを介して上記真空チャンバの排気口に取り付けられる。そして、50K〜80Kに冷却された第1クライオパネルで真空チャンバ内の水蒸気を凍結捕集して排気し、10K〜20Kに冷却された第2クライオパネルで上記真空チャンバ内の窒素ガスや酸素ガスやアルゴンガス等を凝縮して排気し、活性炭で上記真空チャンバ内の水素ガスを吸着して排気するのである。
【0004】
こうして、上記溜め込まれた水素や酸素や窒素等の物質で第1,第2クライオパネルが一杯になると、第1,第2クライオパネルを昇温し、窒素パージバルブを開放してケーシング内に窒素を導入して、捕集/吸着されている物質を排出する再生処理が行われる。さらに、第1,第2クライオパネルを20Kの低温まで冷却するクールダウンが行われる。
【0005】
ここで、上記クライオポンプの排気処理や再生処理やクールダウン処理は、上記2段膨張式冷凍機に対するヘリウム圧縮機からの高圧ヘリウムガスの供給/排気、上記第1,第2クライオパネルに取り付けられたヒータのオン/オフ、温度計や圧力計や真空計からの検出信号の監視、各種バルブの開閉を、専用のプログラマブルプロセッサ(以下、単にプロセッサと言う)によって制御することによって行われる。
【0006】
ところで、半導体製造工場において、半導体ウェハに対してスパッタ処理やエッチング処理等の異なる処理を順次行う場合には、例えば夫々のプロセスチャンバを結合したクラスタツールが用いられる。そして、複数のチャンバは、夫々個別のクライオポンプで真空排気されており、夫々のクライオポンプにおける排気処理や再生処理やクールダウン処理は夫々のウェハ処理に応じて、且つ、互いに関連を持って制御される必要がある。
【0007】
そこで、従来のクライオポンプの制御装置においては、以下のようにして複数台のクライオポンプを制御している。例えば、特許公報第2873031号公報に開示されている電子制御クライオポンプでは、図10に示すように、複数台のクライオポンプ1a〜1cの夫々に専用のプロセッサ2を設けている。そして、1台のクライオポンプ1aのプロセッサ2aを、システム全体を制御するホストコンピュータ3に専用線4で接続している。さらに、クライオポンプ1bのプロセッサ2bを専用線5でプロセッサ2aに接続し、クライオポンプ1cのプロセッサ2cを専用線6でプロセッサ2bに接続している。
【0008】
上記構成において、上記ホストコンピュータ3から全クライオポンプ1a〜1cに対する制御命令は、夫々のクライオポンプ1a〜1cのプロセッサ2a〜2cに対して送出される。例えばライオポンプ1cのプロセッサ2cに対する命令は、プロセッサ2a,2bを介して送出されるようになっているが、これはクライオポンプの増設を容易にするためであって、本質的にはホストコンピュータ3から直接プロセッサ2cに送出されるのと同じである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電子制御クライオポンプにおいては、以下のような問題がある。すなわち、例えば、3台のクライオポンプ1a〜1cを同時制御する場合には、夫々のクライオポンプ1a〜1cに同じ機能を有する専用のプロセッサ2を設ける必要があり、無駄であると共に、コストアップに繋がるという問題がある。
【0010】
また、例えば、1台のクライオポンプ1当りの制御対象を、1つの電源スイッチ、2つの電動バルブ、1つのバルブモータ、2つのヒータ、1つの圧力計、1つの真空計とした場合は、ホストコンピュータ3と1台のクライオポンプ1とが8本の制御ラインで接続されることになる。したがって、3台のクライオポンプ1a〜1cを同時制御する場合には、ホストコンピュータ3からは24(=8×3)本の制御ラインが配線されることになり、煩雑であるという問題もある。
【0011】
そこで、この発明の目的は、複数台のクライオポンプを制御する際に個々のクライオポンプに専用のプロセッサを設ける必要が無く、コストダウンと配線の単純化を図ることができるクライオポンプの制御装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
複数台のクライオポンプを制御するクライオポンプの制御装置であって、
上記複数台のクライオポンプの夫々には通信変換部およびI/O変換部が設けられており、
上記複数台のクライオポンプを制御するプロセッサと、
上記プロセッサと各クライオポンプの通信変換部とを接続する通信ネットワーク
を備えて、
上記プロセッサは、上記複数台のクライオポンプで共用されるプロセッサであり、上記複数台のクライオポンプの夫々には専用のプロセッサがなく、
上記プロセッサは、上記通信ネットワークを介して各クライオポンプの通信変換部とデータ交換を行って各クライオポンプを制御し、各クライオポンプ毎に真空排気処理,再生処理およびクールダウン処理を含む処理を行う
ことを特徴としている。
【0013】
上記構成によれば、複数台のクライオポンプで共用されるプロセッサによって、通信ネットワークを介して上記複数台のクライオポンプの夫々に設けられた通信変換部とデータ交換が行われて、上記複数台のクライオポンプが制御され、各クライオポンプ毎に真空排気処理,再生処理およびクールダウン処理を含む処理が行われる。こうして、夫々のクライオポンプに専用のプロセッサを搭載することなく、1台のプロセッサによって複数台のクライオポンプが制御される。
【0014】
また、請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明のクライオポンプの制御装置において、上記通信ネットワークは、階層構造に構成されていることを特徴としている。
【0015】
上記構成によれば、複数グループのクライオポンプを1台のプロセッサで制御する場合やクライオポンプを増設する場合の通信ネットワークの構築が簡単に行われる。
【0016】
また、請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明のクライオポンプの制御装置において、通信変換部およびI/O変換部が設けられると共に上記各クライオポンプに圧縮冷媒を供給する圧縮機ユニットを備えて、上記圧縮機ユニットの通信変換部は上記通信ネットワークに接続されていることを特徴としている。
【0017】
上記構成によれば、上記複数台のクライオポンプに高圧冷媒ガスを供給する圧縮機ユニットも上記通信ネットワークを介して制御され、上記プロセッサと圧縮機ユニットとを接続する専用線をなくすことが可能になる。
【0018】
また、請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明のクライオポンプの制御装置において、上記通信ネットワークは、ホストコンピュータに接続されていることを特徴としている。
【0019】
上記構成によれば、システム全体を制御するホストコンピュータによる上記プロセッサに関する制御も上記通信ネットワークを介して行われ、上記ホストコンピュータとプロセッサとを接続する専用線をなくすことが可能になる。また、上記ホストコンピュータに近いクライオポンプ,圧縮機ユニットあるいはプロセッサの順に上記通信ネットワークに接続することができ、上記クライオポンプ,圧縮機ユニットおよびプロセッサに対する配線がより単純化される。更に、上記クライオポンプによる真空排気系を、ホストコンピュータが制御するシステムのネットワークに組み込むことが可能になる。
【0020】
また、請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明のクライオポンプの制御装置において、上記各クライオポンプには上記I/O変換部に接続された端末端子が設けられており、上記端末端子に接続可能な手動操作端末器を備えたことを特徴としている。
【0021】
上記構成によれば、故障時等において、該当するクライオポンプの運転状況を直接見ながら、該当クライオポンプのみが手動操作端末からの命令に基づく上記プロセッサの制御によって運転可能になる。
【0022】
また、請求項6に係る発明は、請求項1に係る発明のクライオポンプの制御装置において、上記各クライオポンプに、当該クライオポンプ自身のIDコードが格納されたIDコード格納部を備えたことを特徴としている。
【0023】
上記構成によれば、特定の真空チャンバに取り付けられている当該クライオポンプが他のクライオポンプに交換された場合には、IDコード格納部の内容が交換後のクライオポンプに割り当てられたIDに変更される。こうして、プロセッサと個々のクライオポンプとが専用線で直接接続されていないが故のプロセッサが夫々のクライオポンプを特定できない問題が容易に解消される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態のクライオポンプの制御装置における全体構成を示す。本実施の形態においては、複数台のクライオポンプ11a〜11cを同時制御するに際して、全クライオポンプ11a〜11cを制御する1台のプロセッサ12を設けている。そして、プロセッサ12と各クライオポンプ11a〜11cの通信変換部13a〜13cとを例えば同軸ケーブル等で成る通信ネットワーク14で接続する。さらに、プロセッサ12を、システム全体を制御するホストコンピュータ15に例えばRS232C等の専用線16で接続している。
【0025】
上記通信ネットワーク14については特に限定するものではないが、パケット通信を用いたLAN(ローカルエリア・ネットワーク)等が代表的である。このパケット通信を用いたLANにおいては、プロセッサ12は、ホストコンピュータ15からの命令に基づいて、各クライオポンプ11a〜11cの制御データの時系列を一定の長さに区切って送出先のクライオポンプ11a〜11cの通信ネットワーク14上の位置を指定するID(以下、ネットIDと言う)等を記述したヘッダを付加したパケットを、通信ネットワーク14に出力する。
【0026】
そうすると、各クライオポンプ11a〜11cの通信変換部13a〜13cは、通信ネットワーク14を介して送信されてくるパケットのヘッダを監視し、当該クライオポンプ11のネットIDが記述されたヘッダが付加されたパケットを受信した場合には、そのパケットを取り込む。以後、パケットを取り込んだ夫々のクライオポンプ11によって、取り込まれたパケットの通信データに基づいて、圧力計や真空計からの検出信号に応じて、電動バルブの開閉やバルブモータの回転やヒータのオン/オフの制御を行うのである。
【0027】
こうして、上記プロセッサ12から順次各クライオポンプ11a〜11cに対してパケットを送信することによって、1台のプロセッサ12によって複数台のクライオポンプ11a〜11cを同時に制御できるのである。
【0028】
図2は、通信ネットワークを階層構造に構成した変形例を示す。この場合、システム全体を制御するホストコンピュータ26に専用線29で接続されたプロセッサ25に、クライオポンプ21a,21bの通信変換部22a,22bを通信ネットワーク27で接続する。さらに、通信ネットワーク27には、クライオポンプ23a,23bの通信変換部24a,24bが接続された通信ネットワーク28を接続している。こうすることによって、例えば、異なる部屋に設置された複数グループのクライオポンプ21,22を1台のプロセッサ25で制御する場合や、クライオポンプを増設する場合の通信ネットワークの構築が容易になる。
【0029】
図3は、圧縮機ユニットも通信ネットワーク上に接続した変形例を示す。この場合、システム全体を制御するホストコンピュータ36に専用線38で接続されたプロセッサ34に、クライオポンプ31a〜31cの通信変換部32a〜32cを通信ネットワーク37で接続する。さらに、通信ネットワーク37には、圧縮機ユニット33および圧縮機ユニット33を制御するプロセッサ35を接続している。こうすることによって、各クライオポンプ31a〜31cに圧縮ヘリウムガスを供給する圧縮機ユニット33をも通信ネットワーク37を介して制御可能になり、プロセッサ34と圧縮機ユニット33とを接続する専用線をなくすことができるのである。
【0030】
上記通信ネットワーク37に接続された圧縮機ユニット33制御用のプロセッサ35は、プロセッサ34の制御負荷を軽減するためのものであり、プロセッサ34の制御負荷に余力が在れば必要とはしない。また、その場合に、図3に示すように、圧縮機ユニット33制御用のプロセッサ35に、一部のクライオポンプ31cの制御を受け持たせても一向に差し支えない。
【0031】
図4は、システム全体を制御するホストコンピュータも通信ネットワーク上に接続した変形例を示す。この場合、上記ホストコンピュータ46に、クライオポンプ41a〜41cの通信変換部42a〜42c、圧縮機ユニット43、プロセッサ44、圧縮機ユニット43を制御するプロセッサ45を、通信ネットワーク47で接続している。こうすることによって、システム全体を制御するホストコンピュータ46によるプロセッサ44,45に関する制御も通信ネットワーク47を介して行うことが可能になり、ホストコンピュータ46とプロセッサ44とを接続する専用線をなくすことができる。また、クライオポンプ41a〜41c,圧縮機ユニット43およびプロセッサ44,45を通信ネットワーク47に接続する場合には、ホストコンピュータ46に近いクライオポンプ41,圧縮機ユニット43あるいはプロセッサ44,45の順に接続することができるので、配線をより単純化できる。また、クライオポンプ41a〜41cによる真空排気系を、ホストコンピュータ46が制御するウェハ搬送系等を含む全システムのネットワークに組み込むことが可能になる。
【0032】
本例の場合においても、上記圧縮機ユニット43制御用のプロセッサ45は、プロセッサ44の制御負荷に余力が在れば無くしても構わない。また、図4に示すように、圧縮機ユニット43制御用のプロセッサ45に、一部のクライオポンプ41cの制御を受け持たせても一向に差し支えない。
【0033】
上記各構成を有する通信ネットワークを介したクライオポンプの制御装置においては、図5に示すように、プロセッサ53にキーボード等の入力部54を設けて、この入力部54からの手動操作によって、通信ネットワーク55を介して、クライオポンプ51及び圧縮機ユニット52を手動制御可能になっている。こうすることによって、テスト運転等を容易にできる。全体のシステムがクライオポンプ51a〜51cによる真空排気系のみである場合には、図5のみの構成で十分である。したがって、その場合には、上記ホストコンピュータは必要としない。さらに、図6に示すように、各クライオポンプ56a〜56cには、操作端末器60が接続可能になっており、操作端末器60からの命令に基づいて、プロセッサ58によって、通信ネットワーク59を介して、当該クライオポンプ56および圧縮機ユニット57を手元操作可能になっている。こうすることによって、故障時等において、該当するクライオポンプ56の運転状態を直接見ながら当該クライオポンプ56のみを運転することが可能になる。
【0034】
以下、上述のような通信ネットワークを介した複数クライオポンプの同時制御を可能にするクライオポンプの構成について説明する。図7は、図3の要部を示す概念図である。図7においてクライオポンプ31には、2段の膨張シリンダ62,63を備えた2段膨張式冷凍機61が用いられている。
【0035】
1段目の第1膨張シリンダ62におけるヒートステージ(第1ヒートステージ)には第1クライオパネル64を取り付けている。また、2段目の第2膨張シリンダ63におけるヒートステージ(第2ヒートステージ)には、第2クライオパネル65を取り付けている。
【0036】
そして、上記第1クライオパネル64やその先端部に取り付けられたバッフル66で、チャンバ(図示せず)内の水蒸気を凍結捕集して排気する。一方、第2クライオパネル65によって、第1クライオパネル64で排気できない上記チャンバ内の酸素ガス,窒素ガスおよびアルゴンガス等を凍結捕集し、水素ガスは第2クライオパネル65に張り付けられた活性炭(図示せず)に吸着して排気する。
【0037】
上記第1ヒートステージおよび第2ヒートステージには、再生処理時に、第1,第2クライオパネル64,65を加熱して凍結補集されているガス分子を蒸発させるための第1,第2ヒータ67,68が取り付けられている。また、排気バルブ69は、クライオパネル64,65や上記活性炭から蒸発あるいは離脱した再生ガスをクライオポンプ外に排気する場合に開放される。粗引きバルブ70は、上記再生処理が終了して上記クールダウンに移行する場合に、ケーシング71内を粗引きする際に開放される。圧力計72は、大気圧を検出して大気圧信号を出力する。真空計73は、ケーシング71内の真空圧を検出して真空圧信号を出力する。上記第1,第2ヒートステージに取り付けられた温度計74,75は、ヒートステージ温度を検出して温度信号を出力する。
【0038】
I/O変換部76は、上記通信変換部32によって受信され、処理可能なフォーマットに変換された制御データを受け取り、後に詳述するように、制御対象に応じて制御部やリレー等に分配する。また、上記受信した通信データがデータ要求である場合には、その要求の内容に応じて、圧力計72からの大気圧信号、真空計73からの真空圧信号、温度計74,75からの温度信号の何れかを選択して、通信変換部32に送出する。そして、通信変換部32によって、受け取った信号が伝搬に適した信号フォーマットに変換され、通信ネットワーク37に送信される。
【0039】
ここで、上記構成を有するクライオポンプ31の電源は、真空排気時に2段膨張式冷凍機61に圧縮機ユニット33からの圧縮ヘリウムガスを給排するバルブを制御するバルブモータ(図示せず)、および、I/O変換部76に対して、圧縮機ユニット33から電源ライン77を介して供給されるようになっている。尚、78は、当該クライオポンプ31の上記ネットIDが格納されているネットID格納部である。また、圧縮機ユニット33にも、I/O変換部(図示せず)が搭載されている。
【0040】
図8は、図7におけるクライオポンプ31およびプロセッサ34の通信ネットワーク37を介した通信制御に関する部分の詳細ブロック図である。プロセッサ34のROM(リード・オンリ・メモリ)81には、各クライオポンプ31a〜31c夫々のプロセス処理に応じた運転プログラム,再生プログラムおよびクールダウンプログラムが格納されている。また、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)82には、外部から設定可能な運転条件や再生条件、各クライオポンプ31a〜31cに関する過去の運転履歴及び再生履歴等の記録、バッファ等が格納されている。入力部54はキーボード等で構成されて、RAM82に対する条件の新規登録や更新等を行う。出力表示部84はディスプレイ等で構成されて、入力部54からの入力内容等が出力される。
【0041】
制御部85は、上記ホストコンピュータからの指示を受けると、RAM82に格納された上記運転履歴および再生履歴を参照しながら、ROM81から各クライオポンプ31a〜31cの運転プログラム,再生プログラムあるいはクールダウンプログラムを読み出し、必要時応じてRAM82から運転条件や再生条件を読み出し、各クライオポンプ31a〜31cの制御データを生成する。そして、生成した制御データを通信制御部86に送出する。通信制御部86は、上記制御データの時系列を一定の長さに区切り、送出先のクライオポンプ31a〜31cを指定するネットID等を記述したヘッダを付加してパケットを作成する。さらに、この作成したパケットを通信ネットワーク37を介した伝搬に適した信号フォーマットに変換し、通信ネットワーク37に出力する。
【0042】
上記クライオポンプ31の通信変換部32は、上述のごとく通信ネットワーク37を介して送信されてくるパケットのヘッダを監視し、ネットID格納部78に格納されたネットIDを参照して、当該クライオポンプ31に送信されたパケットを取り込む。そして、上記パケットから通信データを読み出して処理可能なフォーマットに変換し、I/O変換部76に送出する。
【0043】
上記I/O変換部76は、受け取った通信データを解析し、ヒータ67,68に対する制御データである場合には、ヒータ制御部87に対して当該制御データに応じた指令を出力する。また、排気バルブ69あるいは粗引きバルブ70に対する制御データである場合には、バルブ開閉リレー88に対して当該制御データに応じた指令を出力する。また、上記バルブモータ等に対する制御データである場合には、その他制御部89に対して当該制御データに応じた指令を出力する。
【0044】
さらに、上記温度計74,75の温度データの送信要求である場合には、温度変換器90からの当該要求に応じた温度データを読み出す。また、真空圧データの送信要求である場合には、真空用の圧力変換器91からの真空圧データを読み出す。また、大気圧データの送信要求である場合には、大気用の圧力変換器92からの大気圧データを読み出す。また、当該クライオポンプ31自身に割り当てられているIDデータの送信要求である場合には、IDコード格納部93から当該クライオポンプ31のIDコード・データを読み出す。そして、読み出した各データを通信変換部32に送出する。そうすると、通信変換部32は、上記各データにプロセッサ34を指定するネットID等を記述したヘッダを付加してパケットを作成し、通信ネットワーク37を介した伝搬に適した信号フォーマットに変換し、通信ネットワーク37に出力する。ここで、上記IDコード格納部93には、詳述しないが、プロセッサ34の制御部85によって、RAM82に格納されている当該クライオポンプ31の履歴の一部が、通信ネットワーク37を介して書き込まれるようになっている。こうすることによって、当該クライオポンプ31がプロセッサ34から切り離された場合でも、当該クライオポンプ31の必要な履歴を保持しておくことができるのである。
【0045】
さらに、上記I/O変換部76は、端末端子94から、この端末端子94に接続された操作端末器60からの割り込み入力がある場合には、操作端末器60からの入力データを通信変換部32に送出する。一方、通信変換部32から受け取った通信データが操作端末器60への出力データである場合には、端末端子94に出力するのである。
【0046】
上記構成を有するクライオポンプの制御装置において、上記クライオポンプ31は、通信変換部32およびI/O変換部76の制御の下に、図9に示すフローチャートに従って動作する。ここで、上述したように、プロセッサ34からの命令によって、圧縮機ユニット33から電源ライン77を介してクライオポンプ31に電源が供給されると、クライオポンプ制御処理動作がスタートする。
【0047】
ステップS1で、上記通信変換部32によって、通信ネットワーク37を介してパケットを受信した場合にはステップS2に進む。ステップS2で、受信したパケットのヘッダには、自身のネットIDが記載されているか否かが判別される。その結果、自身のネットIDが記載されている場合にはステップS3に進む。ステップS3で、当該パケットの通信データが読み込まれて、I/O変換部76に渡される。以下、I/O変換部76による処理に移行する。
【0048】
ここで、上記ネットIDとは、上述したように、通信ネットワーク37上における当該クライオポンプ31の位置を指定するIDであり、特定の真空チャンバに取り付けられているクライオポンプ31を指定するIDである。したがって、当該クライオポンプ31が故障したために、他のクライオポンプ31'と交換した場合でも変更は無い。これに対して、IDコード格納部93に格納されているIDは、当該クライオポンプ31自身に割り当てられているIDである。したがって、上記特定の真空チャンバに取り付けられているクライオポンプ31が他のクライオポンプ31'に交換された場合には、当該IDはクライオポンプ31'に割り当てられたIDに変更されることになる。その結果、プロセッサ34のRAM82に格納されている運転履歴や再生履歴等のクライオポンプ31自身の記録も初期値に設定されるのである。
【0049】
ステップS4で、上記I/O変換部76によって、通信変換部32から受け取った通信データが解析される。ステップS5で、解析の結果が制御データである場合にはステップS6に進む。ステップS6で、当該制御データで指定された制御部あるいはリレーに当該制御データに応じた指令が出力される。ステップS7で、解析の結果がデータの送信要求である場合にはステップS8に進む。ステップS8で、当該通信データで指定された変換器90〜92やIDコード格納部93からデータが読み出され、通信変換部32に内蔵された出力バッファに送出されて格納される。
【0050】
ステップS9で、解析の結果が、上記操作端末器60への出力データである場合にはステップS10に進む。ステップS10で、当該出力データが端末端子94に送出される。ステップS11で、操作端末器60から割り込み入力があるか否かが判別される。その結果、割り込み入力がある場合にはステップS12に進む一方、無い場合にはステップS12をスキップする。ステップS12で、端末端子94からの端末データが通信変換部32の出力バッファに格納される。以下、通信変換部32による処理に移行する。
【0051】
ステップS13で、上記通信変換部32によって、出力バッファに出力データが格納されているか否かが判別される。その結果、格納されている場合にはステップS14に進み、そうでなければ上記ステップS1に戻って、次の受信パッケージの処理に移行する。ステップS14で、上記出力データにプロセッサ34のネットIDが記述されたヘッダが付加されたパケットが作成されて、通信ネットワーク37に送信される。そうした後、上記ステップS1に戻って次の受信パッケージの処理に移行する。
【0052】
上述のように、本実施の形態においては、複数台のクライオポンプ11a〜11cを同時に制御するに際して、ホストコンピュータ15の命令によって複数台のクライオポンプ11a〜11cを制御する1台のプロセッサ12と、各クライオポンプ11a〜11cの通信変換部13a〜13cとを、通信ネットワーク14で接続している。そして、プロセッサ12は、通信ネットワーク14を介したパケット交換や回線交換等によって各クライオポンプ11a〜11cの通信変換部13a〜13cとデータ交換を行って、各クライオポンプ11a〜11cを時分割で制御するようにしている。
【0053】
したがって、上記実施の形態によれば、複数台のクライオポンプ11a〜11cを同時制御する際に高価なプロセッサ12を1台にできる。すなわち、個々のクライオポンプ11a〜11cに専用のプロセッサを設ける必要がなく、大幅なコストダウンを図ることができるのである。また、プロセッサ12と各クライオポンプ11a〜11cとは1回線の通信ネットワーク14で接続すればよい。したがって、ホストコンピュータ15と夫々のクライオポンプ11a〜11cとを専用線で接続する必要がなく、回線数を少なくして配線の単純化を図ることができる。
【0054】
また、図2に示すように、通信ネットワーク27,28を階層構造に構成することによって、複数グループのクライオポンプ21,23を1台のプロセッサ25で制御する場合や、クライオポンプを増設する場合の通信ネットワークの構築を容易にできる。さらに、図3に示すように、圧縮機ユニット33も通信ネットワーク37上に接続することによって、各クライオポンプ31a〜31cに圧縮ヘリウムガスを供給する圧縮機ユニット33も通信ネットワーク37を介して制御可能になる。したがって、プロセッサ34と圧縮機ユニット33とを接続する専用線をなくすことができる。さらに、図4に示すように、システム全体を制御するホストコンピュータ46も通信ネットワーク47上に接続することによって、ホストコンピュータ46とプロセッサ44とを接続する専用線をなくすことができる。また、クライオポンプ41a〜41cによる真空排気系を、ホストコンピュータ46が制御するシステムのネットワークに含めることができる。
【0055】
さらに、図6に示すように、各クライオポンプ56a〜56cに操作端末器60を接続可能にし、操作端末器60からの命令に基づいて、プロセッサ58によって、通信ネットワーク59を介して当該クライオポンプ56および圧縮機ユニット62を手元操作可能にすることができる。こうすることによって、故障時等において、該当するクライオポンプ56の運転状態を直接見ながら当該クライオポンプ56のみを運転することができる。
【0056】
さらに、上記各クライオポンプ31にIDコード格納部93を設け、当該クライオポンプ31自身に割り当てられているIDコードを格納している。そして、特定の真空チャンバに取り付けられている当該クライオポンプ31が他のクライオポンプ31'に交換された場合には、IDコード格納部93の内容はクライオポンプ31'に割り当てられたIDに変更する。さらに、プロセッサ34のRAM82に格納されている運転履歴や再生履歴等の交換後のクライオポンプ31'自身の記録も初期値に設定するようにしている。したがって、プロセッサ34と個々のクライオポンプ31a〜31cとが専用線で直接接続されていないが故のプロセッサ34が夫々のクライオポンプ31a〜31cを特定できない問題を、容易に解消することができる。その結果、個々のクライオポンプ31a〜31cを、所定の計画に従って的確に再生処理やオーバーホール等を行うことができるのである。
【0057】
上記実施の形態においては、通信ネットワーク37をパケット交換によるLANとして説明したが、この発明の通信ネットワークは特にこれに限定されるものではなく、無線のネットワーク等も含む概念である。また、図7に示すクライオポンプ31の構成は代表的なものを上げたに過ぎず、実際にはもっと多くのバルブ等が備えられている。その場合でも、同様にして制御される。また、上記実施の形態においては、RAM82に上記運転条件や再生条件,運転履歴や再生履歴等を記録しているが、ハードディスクやメモリカード等の外部メモリに記録しても差し支えない。
【0058】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1にかかる発明のクライオポンプの制御装置は、複数台のクライオポンプの夫々には通信変換部およびI/O変換部を設け、上記複数台のクライオポンプで共用されると共に上記複数台のクライオポンプを制御するプロセッサと各クライオポンプの通信変換部とを通信ネットワークで接続し、上記プロセッサによって、上記通信ネットワークを介して各クライオポンプの通信変換部とデータ交換を行って各クライオポンプを制御し、各クライオポンプ毎に真空排気処理,再生処理およびクールダウン処理を含む処理を行うので、1台のプロセッサによって複数台のクライオポンプを制御できる。
【0059】
したがって、この発明によれば、夫々のクライオポンプに専用のプロセッサを搭載する必要がなく、コストダウンを図ることができる。また、上記プロセッサと各クライオポンプとは1回線の通信ネットワークで接続すればよく、上記ホストコンピュータと夫々のクライオポンプとを専用線で接続する必要がない。したがって、回線数を少なくして配線の単純化を図ることができる。
【0060】
また、請求項2に係る発明のクライオポンプの制御装置における上記通信ネットワークは、階層構造に構成されているので、複数グループのクライオポンプを1台のプロセッサで制御する場合やクライオポンプを増設する場合の通信ネットワークの構築を容易にできる。
【0061】
また、請求項3に係る発明のクライオポンプの制御装置は、通信変換部およびI/O変換部が設けられた圧縮機ユニットを備えて、上記圧縮機ユニットの通信変換部を上記通信ネットワークに接続したので、上記複数台のクライオポンプに高圧冷媒ガスを供給する圧縮機ユニットも上記通信ネットワークを介して制御できる。したがって、上記プロセッサと圧縮機ユニットとを接続する専用線をなくして、配線を容易にすることができる。
【0062】
また、請求項4に係る発明のクライオポンプの制御装置における上記通信ネットワークは、ホストコンピュータに接続されているので、上記ホストコンピュータとプロセッサとを接続する専用線をなくすことができる。また、上記ホストコンピュータに近いクライオポンプ,圧縮機ユニットあるいはプロセッサの順に上記通信ネットワークに接続することができ、上記クライオポンプ,圧縮機ユニットおよびプロセッサに対する配線をより単純化できる。更に、上記クライオポンプによる真空排気系を、上記ホストコンピュータが制御するシステムのネットワークに組み込むことができる。
【0063】
また、請求項5に係る発明のクライオポンプの制御装置は、上記各クライオポンプに端末端子を設け、この端末端子に接続可能な手動操作端末器を備えているので、故障時等において、該当するクライオポンプの運転状況を直接見ながら、該当クライオポンプのみを手動操作端末からの命令に基づく上記プロセッサの制御によって運転可能になる。
【0064】
また、請求項6に係る発明のクライオポンプの制御装置は、上記各クライオポンプに、当該クライオポンプ自身のIDコードが格納されたIDコード格納部を備えたので、特定の真空チャンバに取り付けられているクライオポンプが他のクライオポンプに交換された場合には、IDコード格納部の内容を交換後のクライオポンプに割り当てられたIDに変更できる。
【0065】
したがって、上記プロセッサと個々のクライオポンプとが専用線で直接接続されていないが故のプロセッサが夫々のクライオポンプを特定できない問題を容易に解消でき、個々のクライオポンプを所定の計画に従って的確に再生処理やオーバーホール等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のクライオポンプの制御装置における全体構成を示す図である。
【図2】 通信ネットワークを階層構造に構成したクライオポンプの制御装置の全体構成を示す図である。
【図3】 圧縮機ユニットも通信ネットワーク上に接続したクライオポンプの制御装置の全体構成を示す図である。
【図4】 ホストコンピュータも通信ネットワーク上に接続したクライオポンプの制御装置の全体構成を示す図である。
【図5】 プロセッサからの手動操作によってクライオポンプを手動制御するクライオポンプの制御装置の全体構成を示す図である。
【図6】 操作端末器からクライオポンプを手元操作可能なクライオポンプの制御装置の全体構成を示す図である。
【図7】 図3の要部を示す概念図である。
【図8】 図7におけるクライオポンプおよびプロセッサの通信制御に関する部分の詳細ブロック図である。
【図9】 図8における通信変換部およびI/O変換部によって行われるクライオポンプ制御処理のフローチャートである。
【図10】 複数台のクライオポンプを制御可能な従来のクライオポンプの制御装置の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
11,21,23,31,41,51,56…クライオポンプ、
12,25,34,35,44,45,53,58…プロセッサ、
13,22,24,32,42…通信変換部、
14,27,28,37,47,55,59…通信ネットワーク、
15,26,36,46…ホストコンピュータ、
16,29,38…専用線、
33,43,52,57…圧縮機ユニット、
54…入力部、 60…操作端末器、
61…2段膨張式冷凍機、 64…第1クライオパネル、
65…第2クライオパネル、 67,68…ヒータ、
69…排気バルブ、 70…粗引きバルブ、
72…圧力計、 73…真空計、
74,75…温度計、 76…I/O変換部、
78…ネットID格納部、 81…ROM、
82…RAM、 84…出力表示部、
85…制御部、 86…通信制御部、
87…ヒータ制御部、 88…バルブ開閉リレー、
89…その他制御部、 90…温度変換器、
91…圧力変換器(真空用)、 92…圧力変換器(大気用)、
93…IDコード格納部、 94…端末端子。

Claims (6)

  1. 複数台のクライオポンプを制御するクライオポンプの制御装置であって、
    上記複数台のクライオポンプ(11a〜11c)の夫々には、通信変換部(13a〜13c)および入出力変換部(76)が設けられており、
    上記複数台のクライオポンプ(11a〜11c)を制御するプロセッサ(12)と、
    上記プロセッサ(12)と各クライオポンプ(11a〜11c)の通信変換部(13a〜13c)とを接続する通信ネットワーク(14)
    を備えて、
    上記プロセッサ ( 12 ) は、上記複数台のクライオポンプ ( 11 a 〜11 c) で共用されるプロセッサであり、上記複数台のクライオポンプ ( 11 a 〜11 c) の夫々には専用のプロセッサがなく、
    上記プロセッサ(12)は、上記通信ネットワーク(14)を介して各クライオポンプ(11a〜11c)の通信変換部(13a〜13c)とデータ交換を行って、各クライオポンプ(11a〜11c)を制御し、各クライオポンプ(11a〜11c)毎に真空排気処理,再生処理およびクールダウン処理を含む処理を行う
    ことを特徴とするクライオポンプの制御装置。
  2. 請求項1に記載のクライオポンプの制御装置において、
    上記通信ネットワーク(27,28)は、階層構造に構成されていることを特徴とするクライオポンプの制御装置。
  3. 請求項1に記載のクライオポンプの制御装置において、
    通信変換部及び入出力変換部が設けられると共に、上記各クライオポンプ(31a〜31c)に圧縮冷媒を供給する圧縮機ユニット(33)を備えて、
    上記圧縮機ユニット(33)の通信変換部は、上記通信ネットワーク(37)に接続されている
    ことを特徴とするクライオポンプの制御装置。
  4. 請求項1に記載のクライオポンプの制御装置において、
    上記通信ネットワーク(47)は、ホストコンピュータ(46)に接続されていることを特徴とするクライオポンプの制御装置。
  5. 請求項1に記載のクライオポンプの制御装置において、
    上記各クライオポンプ(31)には、上記入出力変換部(76)に接続された端末端子(94)が設けられており、
    上記端末端子(94)に接続可能な手動操作端末器(60)を備えた
    ことを特徴とするクライオポンプの制御装置。
  6. 請求項1に記載のクライオポンプの制御装置において、
    上記各クライオポンプ(31)には、当該クライオポンプ(31)自身のインデックスコードが格納されたインデックスコード格納部(93)を備えたことを特徴とするクライオポンプの制御装置。
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