JP2007519412A - 生地中の高糖度および弱有機酸の存在に耐性のある新規なパン酵母 - Google Patents

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Abstract

本発明は、糖度の高い生地で、場合によっては防カビ剤の存在下で効果的なパン酵母の菌株、前記菌株から得た生パン酵母または乾燥パン酵母、ならびにパンの製造におけるその使用に関する。

Description

本発明は、高糖生地において、場合によっては防カビ剤の存在下で効果的な製パン酵母、別名パン酵母の新規な菌株に関する。また、本発明は前記菌株から得た新規な工業製品としての生パン酵母または乾燥パン酵母、ならびにパン製造におけるその使用に関する。
現在、多少糖度の高いパン製品および/または防カビ剤を含むパン製品が世界の市場で大きな割合を占めている。いわゆる「急速な」パン酵母株というものがあるが、これは砂糖をほとんど含まないかまたは全く含まない生地、つまり、小麦粉の質量に対して7質量%以下の砂糖を含む生地に適合する。前記酵母の発酵能力は、生地の糖度が小麦粉の質量に対して15質量%に達するかまたはそれを超えると急激に低下する。
焼き上げられたパン製品は、特にスライス状で販売される場合、数日間の保存後にカビが増殖しやすい。このため、スライスされるパンの製造中に、パンの配合に、酢酸、プロピオン酸、ソルビン酸もしくはその塩などの弱有機酸(pKa3〜6を有する)およびその塩の族に属する抗真菌剤および抗カビ剤、または製パンに古典的に用いられる他の保存剤を加えることを必要とする場合が多い。
前記酸類はパン酵母に対して程度の差こそあれ強い抑制効果がある。実際には、プロピオン酸カルシウムが製パンに最も広く用いられる防カビ剤である。
本発明は、場合によっては前述のもの等の防カビ剤の存在下で、生地中の高糖度の抑制作用を少なくとも部分的に軽減することを可能とする。本発明は、製パン酵母の新規な菌株に関し、より一般的には、弱有機酸および/またはその塩等の防カビ剤が添加されているかまたは添加されていない甘味のある生地において効果的な酵母に相当する、製パン酵母菌株の新規な1つの系統群に関する。前記系統群に属している様々な酵母菌株のおかげで、異なるパンの配合表で測定されたホイロ時間(proof time)が、前記新規菌株のうちの1種類の使用によって減少する。ホイロ時間は、パンの製造において一般に使われているパラメータである。それは、製パン生地が焼型(pan)中の所定の高さまで上昇し、焼成の準備ができるために必要な時間であると定義されている。
このようにして得たサッカロミセス・セレビシエ(Saccharomyces cerevisiae)の新規な菌株のうちの1つを、ブダペスト条約に基づいて2003年2月12日、I−2971の番号でCNCM(Collection Nationale de Cultures des Microorganismes at the Pasteur Institute, 25 rue du Dr. Roux, F−75724 Paris Cedex 15, France)に寄託した。
このようにして得た別の2種類のサッカロミセス・セレビシエの新規な菌株を、2003年11月25日、I−3142およびI−3143の番号でCNCMに寄託した。
本発明は、上述の3種類の菌株および同一の系統群に属している全ての菌株、つまり上述の3種類の菌株と同じ特性を共有する全ての菌株、ならびにいかなる任意の形質転換、例えば1回またはそれ以上の交雑によって、突然変異(自然突然変異または誘導突然変異)および遺伝子形質転換によって、前記菌株系統群、および特に寄託された3種類の菌株に由来しうる全ての菌株に関する。
上に示したように、本発明の菌株の利点は、特に、前記菌株を培養(育種)することにより得たパン酵母が、糖度の高い、場合によっては弱有機酸および/またはその塩などの防カビ剤を含有する生地中で膨張剤として用いられる際に表される。本発明の菌株を用いて得たパン酵母は、
防カビ剤を含むかまたは含まない、ベーカーズパーセンテージで12%〜28%の間の砂糖を含有する生地を用いる、ノータイム法および中種生地法の製パン法、
ベーカーズパーセンテージで12%〜28%の間の砂糖および防カビ剤を含有する生地を用いる、ノータイム法および中種生地法の製パン法、または、
防カビ剤を含むかまたは含まない、ベーカーズパーセンテージで28%〜45%の間の砂糖を含有する生地を用いる、ノータイム法および中種生地法の製パン法、
で特に興味深いであろう。
本発明の菌株の有用性は、前掲の具体的な適用に限定されるものではない。
また、本発明は、本発明の菌株を培養することにより得たパン酵母に関し、特に後述のような適用法によって、特に弱有機酸の存在に適応させた前記酵母に関する。
本発明のパン酵母は、酵母クリーム、圧搾酵母または乾燥酵母でありうる。本発明の酵母が乾燥酵母である場合、インスタントドライイーストであるのが好ましい。
また、本発明は、本発明のパン酵母を含む製パン生地またはパン生地に関する。本発明の生地は、小麦粉の質量に対して少なくとも15%の砂糖、好ましくは小麦粉の質量に対して少なくとも25%の砂糖を含みうる。特に、本発明の生地は小麦粉の質量に対して40%またはそれ以上の砂糖を含みうる。より一般的には、本発明の生地は、小麦粉の質量に対して少なくとも15%の砂糖、好ましくは小麦粉の質量に対して少なくとも25%の砂糖、または、さらに一層好ましくは小麦粉の質量に対して40%またはそれ以上の砂糖を含有する生地に存在するような浸透圧下で発酵が起こる生地でありうる。また、前記本発明の生地は、防カビ剤を、好ましくは弱有機酸および/またはその塩の形態で、そして一層好ましくは、プロピオン酸カルシウムなどの、プロピオン酸塩の形態で含みうる。
また、本発明は、本発明の酵母を膨張剤として用いる製パン生地を製造するための方法に関する。また、本発明は、本発明の製パン生地を焼成する焼成パン製品を製造するための方法、ならびにこのようにして得たパン製品に関する。
本発明は、工業的培養後、少なくとも1種類の防カビ剤の存在または不在下で、砂糖に対して非常に高い耐性、あるいは高浸透圧に対して非常に高い耐性を有する製パン酵母を生じる菌株、つまり、例えばプロピオン酸カルシウムの存在下または不在下で、高濃度のサッカロース、ブドウ糖、果糖、あるいは、前記糖類および場合によっては他の発酵性糖の混合物に適応した酵母菌株を提供することを目的とする。
本発明の目的である酵母は、市販用製パン酵母を産生するために用いられる菌株(市販菌株)または公共の収集機関から得た高い浸透圧耐性を有することが公知である菌株と、市販菌株または公共の収集機関から得た浸透圧耐性がかなり高く、防カビ剤として用いられる弱有機酸またはその塩の存在に対する感受性の低いことが公知である菌株を体系的に交雑させることによって得た。胞子形成および交雑プログラムを、従来技術、例えば、A.H.ローズ(A.H.Rose)およびJ.S.ハリソン(J.S.Harrison)編 The Yeasts 第一巻(アカデミックプレス社(Academic Press)、1996年発行)のR.R.フォウウェル(R.R.Fowell)著 Sporulation and Hybridization of Yeast 第7章の教示に見出されるものなどに従って実行した。
前記交雑プログラムによって得た菌株を、米国特許第4318991号明細書の教示にあるように、短鎖脂肪族カルボン酸、例えば2個、3個、または4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸、および/またはその塩を培養液1リットルあたり0.1g〜10g添加して、弱有機酸の存在に適応させて、従来法により研究室で増殖させた。
このようにして上述の交雑プログラムから生じる菌株から得た酵母をノータイム法、すなわち直接法を用いるパン製造試験によって選択した。前記方法は、生地の強い混捏および分割の間に実質的に一次発酵段階を含まず、35℃〜40℃の間の焼型の中で発酵させた生地片を、それから焼成する。この後者の発酵は、このような方法において主な発酵であるが、英語で「プルーフ(proof)」、フランス語で「アプレ(appret)」と呼ばれる。ホイロ時間は、生地が焼型中で所定の高さまで膨らむために必要な時間として定義され、所望の生地がオーブンに入れることができるようになるまでの形成時間に相当する。
前記パン製造試験の変数は以下の通りである。
小麦粉に対する砂糖のパーセンテージ
小麦粉に対するプロピオン酸カルシウムのパーセンテージ
小麦粉に対する酵母乾物量のパーセンテージ。
全てのパーセンテージはいわゆるベーカーズパーセンテージで表される。このいわゆるベーカーズパーセンテージとは成分比率に適用される計算方法で、小麦粉全体の質量を常に100%として表し、生地中の他の成分の質量をこの小麦粉の質量に関して計算する。
対照生地は、同じ条件および同じ配合で得た生地であり、違っているのは、それが弱有機酸の存在に適応させた、試験した菌株と同じ条件で産生した酵母で播種されていることであるが、この場合はNCYC(National Collection of Yeast Cultures,Institute of Food Research,Norwich Research Park, Colney,Norwich,NR4 7UA,United Kingdom)に寄託され、米国特許第4396632号明細書に詳細に記載されるパン酵母菌株NCYC996で得ている。過去20年間、この菌株は防カビ剤を含むかまたは含まない甘味のある生地に効果的な市販のパン酵母を得るための対照菌株としての役割を果たしている。
パン酵母の活性を測定することを意図する試験の適切な遂行を確認するためには、前記活性がCO放出で表されても、ホイロ時間など別のパラメータで表されても、対照を参照することが絶対不可欠であることを忘れてはならない。
一次選択で用いられる選択基準は、以下の3つの基準のうちの少なくとも2つであったが、3つの基準全てを互いに組み合わせたものが好ましい。
1.プロピオン酸カルシウム0.4%(ベーカーズパーセンテージ)を添加するかまたは添加しない、砂糖15%(ベーカーズパーセンテージ)を含有する生地において、選択された菌株が、対照を用いて達成されたホイロ時間と少なくとも同等の、つまりそれ以下のホイロ時間をもたらすパン酵母に相当すること、
2.砂糖25%(ベーカーズパーセンテージ)およびプロピオン酸カルシウム0.4%(ベーカーズパーセンテージ)を含有する生地において、選択された菌株が、対照を用いて達成されたホイロ時間よりも少なくとも5%少ない、および好ましくは少なくとも10%少ないホイロ時間をもたらすパン酵母に相当すること、
3.砂糖40%(ベーカーズパーセンテージ)を含有する生地において、選択された菌株が、対照のホイロ時間よりも少なくとも20%少ない、好ましくは30%少ない、およびさらに一層好ましくは少なくとも35%少ないホイロ時間をもたらすパン酵母に相当すること。
以下の2つの選択基準を補足として、また前述の3つの基準と組み合わせて二次選択で用いた。選択された菌株はさらにこれら2つの付加基準のうちの1つに合致しなければならない。
1.一次選択から生じる菌株を用いて得たパン酵母は、乾燥に耐性がなければならない。言い換えれば、欧州特許第0511108号明細書または米国特許第5741695号明細書に記載の乾燥条件で、前述の欧州特許第0511108号明細書または米国特許第5741695号明細書に記載の試験A、A’、A、A’においてバローズアンドハリソン発酵槽で測定されるように、一定の乾物量に関して、前記パン酵母は30%を超えてその発酵活性を失ってはいけない。前記乾燥条件および前記試験は後述の通りである。
2.一次選択から生じる菌株を用いて得たパン酵母は、例えば参考図書E.J.パイラー(E.J.Pyler)著 Baker’s Handbook、ソスランドパブリッシング社(Sosland Publishing Co.,)発行などに定義されている、中種生地法で用いられる小麦粉の全質量に対して25質量%のサッカロースを添加することを含むドウ段階を特徴とする中種生地法において、同じ条件で得た、菌株NCYC996を用いた同じ条件で得たパン酵母で播種された生地に関して、ホイロ時間を少なくとも20%、好ましくは少なくとも30%、およびさらに一層好ましくは少なくとも40%少なくする。
上記定義において「中種生地法」は、2つの発酵段階を有する一般的な製パン法である。
第一段階、もしくはスポンジ段階は、用いる小麦粉の総量の50〜70%、水の一部および酵母全てを含有する生地の、数時間、一般には約4時間の発酵に相当し、
第二段階、もしくはドウ段階では、前述の発酵の後、スポンジを残りの粉、残りの水、および他の生地の材料(サッカロース全量を含む)と合わせる。生じる混合物を混捏し、分割し、焼型に入れて発酵させる。焼型中での前記2次発酵がホイロに相当し、その持続時間がホイロ時間である。その後、焼成される。
本発明の変形例は、既に定義した5つの基準を直接組み合わせて使用することおよび前記基準の少なくとも3つ、および好ましくは前記選択基準の4つに合致する菌株を選択することにある。
前述の交雑および選択法はI−2971、I−3142、およびI−3143の番号でCNCMに寄託される3種類の菌株の選択を導いた。
前記3種類の選択された菌株、および前記交雑法および選択法によって選択可能である他の菌株が、対照菌株NCYC996を用いて得たパン酵母と比べ、選択基準により定義される特性を有する新規なパン酵母を工業規模で得ることを可能にする。一般的に、選択基準に相当する少なくとも3つの特性、および好ましくは選択基準により定義される4つの特性を兼ね備えた前記の新規なパン酵母は、本発明の新規な酵母菌株を用いて以下の方法で得る。
前記酵母菌株および対照菌株NCYC996を用いて、特に参照図書G.リード(G.Reed)およびT.W.ナゴダウィサーナ(T.W.Nagodawithana)著 Yeast Technology 第二版、1991年、ヴァン・ノストラント・ラインホルト(Van Nostrand Reinhold)発行、ISBN 0−442−31892−8に記載のようにパン酵母を製造した。
パン酵母の製造は、以下の一連の段階の少なくとも最初の2つの段階を含む。
まず、半中嫌気生活(semi−anaerobiosis)、その後、好気生活(aerobiosis)での、純粋なパン酵母菌株の数段階での増殖、
約14〜25%の間の乾物量、または酵母クリームを浸透性の製品と混合する場合はさらに大量の乾物量を含有する、液状の「酵母クリーム」を得るための、生じたパン酵母の、遠心分離による培地からの分離、
26%〜35%の乾物量を含有する脱水した生酵母を得るために、このようにして得た液状の酵母クリームの、一般的には回転式真空フィルターにおける濾過、
非常に均質なマス(mass)を製造するための、前記脱水した生酵母の混合、
乾物量約30%で商品化される生酵母ケーキまたは生酵母クラム(crumbs)の形で、または酵母を乾燥させる場合は、粒子、一般に顆粒の形で、圧搾酵母を得るための、このようにして得た酵母の押出し、
押出により得た酵母粒子の熱風での、例えば流動化による、緩徐乾燥、
パッケージング。
本発明の新規な酵母は、その最終増殖段階中に、既知の方法、例えば米国特許第4318991号明細書に記載の方法による、短鎖脂肪族カルボン酸、例えば2個、3個、または4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸および/またはその塩を培養液1リットルあたり0.1g〜10g添加して、弱有機酸によるストレスに適応させるのが好ましい。前記適応法は場合によっては米国特許第4346115号明細書に記載の種類の方法と組み合わせることができ、該方法においては、酵母の最後の増殖サイクル中に糖蜜の不連続な流入が行われ、前記不連続な流入は短い中断からなるのが好ましく、例えば、5〜10分間の糖液流入の後の、5〜10分間の流入中断である。
要約すれば本発明の目的は、
I−2971、I−3142、I−3143の番号でCNCMに寄託されている3種類の新規菌株の各々であり、
前記3種類の菌株と同じ系統群に属する菌株、つまり:
・前記3種類の菌株と同じ交雑法および同じ選択法により得ることのできる菌株、
・前記3種類の菌株と同じ特性を共有する菌株、
上記に定義された菌株のうちの1つから得た菌株、特に、1回またはそれ以上の交雑によるかまたは突然変異によるもの、
上記に定義された菌株のうちの1つを培養することにより得た新規なパン酵母、
上記に定義された菌株を用いて得た新規なパン製品である。
欧州特許第0511108号明細書および米国特許第5741695号明細書に記載の試験A、A’、A、A’
二次選択の最初の基準に用いられる試験A、A’、A、A’は、Journal of Institute of Brewing 第65巻、1号、1959年1月〜2月に記載のようにバローズアンドハリソン発酵槽を用いて行われた。この試験を次の通り正確に定義する。
試験A(圧搾生イースト)
サッカロース(4g)を、30℃で培養した20gの小麦粉に加え、次に乾物量160mgに相当する重量の圧搾イーストを加え、前記イーストは1リットルあたり27gのNaClおよび1リットルあたり4gのSO(NHを含有する水15mlで希釈しておく。へらを用いて成分を40秒間混合してペーストを形成し、それを30℃の水浴中に入れる。混合開始13分後、生地の入った容器を密封する。生じたガスの総量を、60分後、および次に120分後に測定する。この量は30℃、760mmHgでのmlで表される。
120分で150ml以上のCOガス放出を示す可能性が高い酵母については、単に小麦粉に基づいて供給された発酵性糖の量が制限因子である。従って、試験は次の通り変更された。イースト乾物量106gに相当する重量の酵母を160mgの代わりに用いる、ならびに生じたガスの量の測定値を慣例により1.5倍する。
試験A’(乾燥酵母)
試験Aと同一であるが、活性乾燥酵母の形の160mgのイースト乾物量を、混合の前に38℃の蒸留水中で15分間再水和する。水和に用いた水の体積の40%をこの目的のために用いる。残りの水に、405mgのNaClを加え、これを15分の再水和の最後に加える。
試験A(圧搾生イースト)
6.5gの粉砂糖および320mgのイースト乾物量に相当する重量の圧搾イーストを、30℃で培養した25gの小麦粉に加える(試験Aにおける30℃で培養した20gの小麦粉、4gのサッカロース、および160mgのイースト乾物量に相当する重量の圧搾イーストの代わり)。その後、試験Aにおけるものと同じ手順を行う。
試験A’(乾燥酵母)
この試験は試験Aと同一であるが、活性乾燥酵母の形の320gのイースト乾物量を、試験A’におけるように再水和する。
欧州特許第0511108号明細書および米国特許第5741695号明細書の教示中に開示される乾燥条件
二次選択の最初の基準に関して、乾燥条件は欧州特許第0511108号明細書および米国特許第5741695号明細書の教示中に開示されている。
活性乾燥酵母を準備するため、菌株を濃縮培地、つまり培養の最後に培養液の総重量が添加された糖蜜の量に対して約4.7〜5.5であり、時間ごとの平均増殖率が約1.17〜1.18である培地で培養して、30〜35%の乾物量を有する圧搾イーストを得る。この圧搾イーストは、
出芽酵母5%未満、
乾物量ベースでの窒素含量約7.9〜8.3、
乾物量ベースでのP含量約2.7〜2.8、
乾物量ベースでのトレハロース含量約10〜13%、好ましくは約12〜13%、
を有する。
前記生イーストを、乳化剤の存在下で、例えば1.5%のソルビタンモノステアレートの存在下で穏やかな急速乾燥法で乾燥させる。
以下の実施例は本発明およびその利点の限定されない例示としての役割を果たす。
(試験PTおよびPT
所定の製パン法について、および所定の配合表を用いて、評価する菌株で得られた適合生イーストと、それに対して対照菌株で得られた適合生イーストとの間のホイロ時間の差を測定するために試験PTおよびPTをデザインした。両方の生イーストは同じ製造方法によって得た。
試験PTおよびPTに用いられる適合した生パン酵母の製造方法は、上文に記載のようにパン酵母の製造のための古典的な方法と一致し、培養の最終段階には、米国特許第4318991号明細書および米国第4346115号明細書の教示を総合したものに従って、弱有機酸の存在に起因するストレスに対する適応が含まれる。
32%の乾物量を含む適合生イーストを得るための前記方法を、対照菌株NCYC996(目的用途のための対照菌株)および2種類の新規な菌株I−2971およびI−3143に用いた。
このようにして得られた乾物量32%のこの3種類の生パン菌株を、同じノータイム生地式の製パン法で試験PTおよびPTに用いた。
2種類の異なる配合表を試験した。つまり、試験PTでは25質量%のサッカロース(ベーカーズパーセンテージ)および0.4質量%のプロピオン酸カルシウム(ベーカーズパーセンテージ)を含む配合表1を、試験PTでは40質量%のサッカロース(ベーカーズパーセンテージ)を含む配合表2を試験した。
表1は、2つの試験で用いられた、ベーカーズパーセンテージで表された配合表を示す。
Figure 2007519412
改良剤は、ノータイム製パン法の最適化、ならびにそのようにして得たパンの優れた品質および優れた保存を可能にする、酸化剤と還元剤の混合物、酵素および乳化剤を与える。
以下の試験プロトコールを、前述の2種類の配合表での試験PTおよびPTにおいて実行した。
1.6または7種類の固形成分を計量する。
2.周囲温度および小麦粉の温度を測定する。
3.生地温度が27℃±0.5℃となるように水の温度を調整する。
4.成分をホバート(Hobart(登録商標))A200混捏装置のマックダフィ(MacDuffy(登録商標))タンクに入れる。
5.第1の速度で1分間徐々に混合する。
6.以下のプログラムに従って混捏を開始する。
a.第1の速度で5分間
b.休止5分間
c.第2の速度で5分間
7.27℃±0.5℃の温度の生地が得られる。
8.23℃で10分間のバルク発酵。
9.320gずつの生地片へ分割する。
10.緩く丸めて覆いをする。
11.10分間寝かせる。
12.生地を成形する。
13.320gの生地片を複数の焼型に入れる(寸法:焼型の底面185×75mm、焼型の上部200×90mm、焼型の高さ75mm)。
14.相対湿度90%のステリカルト(Stericult(登録商標))インキュベーターで、試験PTには35℃で、試験PTには40℃で、ホイロ時間を測定する。ホイロ時間は、生地を培養器の中に入れてから焼型内で85mmの高さに膨れるまでの経過時間である。
15.リード(Reed(登録商標))トレーオーブンの中で190℃で22分間焼く。
16.少なくとも1時間冷ました後、パンの体積を測定し、このように製造したパンのスコアを評価する。
一方では対照菌株NCYC996から得た適合生酵母と、本発明の菌株CNCM I−2971およびI−3143から得た適合生酵母との間のホイロ時間の差を、それぞれ下記表2に示す。
Figure 2007519412
対応する乾燥酵母で類似の結果が得られた。
また、試験PTおよびPTを用いて菌株I−2971、I−3142およびI−3143から生じる突然変異体および交雑を選択することができる。
このように、本発明のサッカロミセス・セレビシエの菌株が、前掲の3種類の寄託された菌株の1種類またはそれ以上の交雑により得た菌株、または前記菌株のうちの1種類の1つまたはそれ以上の突然変異により得た菌株である場合、前記菌株(ハイブリッドまたは突然変異体)は、試験PTにおいて前記対照菌株NCYC996と比較してホイロ時間の減少をもたらす菌株であるのが好ましく、このホイロ時間の減少は、試験PTにおいて対照菌株NCYC996と比較して菌株I−2971を用いて得たホイロ時間の少なくとも80%の減少、好ましくは85%、およびさらに一層好ましくは試験PTにおいて対照菌株NCYC996と比較して菌株I−2971を用いて得たホイロ時間の少なくとも90%の減少と等しい。

Claims (16)

  1. 2003年2月12日にI−2971の番号でCNCMに寄託された、サッカロミセス・セレビシエの菌株。
  2. 2003年11月25日にI−3142の番号でCNCMに寄託された、サッカロミセス・セレビシエの菌株。
  3. 2003年11月25日にI−3143の番号でCNCMに寄託された、サッカロミセス・セレビシエの菌株。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の前記菌株の1回以上の交雑によって得られる、サッカロミセス・セレビシエの菌株。
  5. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の菌株の突然変異によって得られる、サッカロミセス・セレビシエの菌株。
  6. 試験PTにおいて、対照菌株NCYC996と比較してホイロ時間を減少させる菌株であって、その減少が、前記対照菌株NCYC996と比較して請求項1に記載の菌株I−2971を用いて試験PTで得られたホイロ時間の少なくとも80%の減少、好ましくは対照菌株NCYC996と比較して菌株I−2971を用いて試験PTで得られたホイロ時間の少なくとも85%の減少、そしてさらに一層好ましくは少なくとも90%の減少と同程度である、請求項4および5のいずれか一項に記載の菌株。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の菌株を培養して得られる、パン酵母。
  8. 菌株を弱有機酸の存在に適応させて培養することによって得られる、請求項7に記載のパン酵母。
  9. 酵母が、酵母クリーム、圧搾酵母および乾燥酵母からなる群から選択される酵母であることを特徴とする、請求項7または8のいずれか一項に記載のパン酵母。
  10. 酵母が乾燥酵母、好ましくはインスタントドライイーストであることを特徴とする、請求項9に記載の酵母。
  11. 請求項7〜10のいずれか一項に記載のパン酵母を含む、製パン生地。
  12. 小麦粉の質量に対して少なくとも15%の砂糖、好ましくは小麦粉の質量に対して少なくとも25%の砂糖、そしてさらに一層好ましくは小麦粉の質量に対して40%またはそれ以上の砂糖を含有する生地に存在するような浸透圧の存在下で発酵が起こる、請求項11に記載の製パン生地。
  13. 防カビ剤を、好ましくは弱有機酸および/またはその塩の形態で、そして一層好ましくはプロピオン酸塩の形態で含むことを特徴とする、請求項12に記載の製パン生地。
  14. 請求項7〜10のいずれか一項に記載の酵母の使用を含む、製パン生地の製造方法。
  15. 請求項11〜13のいずれか一項に記載の製パン生地の焼成を含む、焼成パン製品の製造方法。
  16. 請求項15に記載の方法によって得られるパン製品。
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