JP2007518173A - 低オフセット・バンドギャップ電圧基準 - Google Patents

低オフセット・バンドギャップ電圧基準 Download PDF

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Abstract

本発明は、増幅の必要がないくらい十分に大きな値のΔVbeを供給するように適合された、したがって、オフセット成分が生じないバンドギャップ電圧基準回路を抵抗する。本発明では、トランジスタの3つのペアの積層された配列を使用することで、回路内の複数の抵抗器に対する要件を低減するので、抵抗器の整合および値による誤差を最小にすることができる。電圧曲率(curvature)を低減するための内蔵回路は、低いオフセット感度を有する回路と、曲率(curvature)補正が提供されるという効果を備えて提供される。

Description

本発明は、電圧基準回路に関し、より詳細にはバンドギャップ技術を使用して実装された電圧基準回路に関する。より具体的には、本発明は、オフセットに対する感度を下げた電圧基準を提供する方法および回路に関する。
バンドギャップ電圧基準回路(bandgap voltage reference circuit)は、等しいが反対の温度係数TCを持つ2つの電圧の加算に基づく。第1の電圧は、順方向バイアスされたバイポーラ・トランジスタのベース・エミッタ間電圧である。この電圧は、約−2.2mV/Cの負のTCを持ち、通常は、CTAT(絶対温度相補的(Complementary to Absolute Temperature))電圧として表される。PTAT(絶対温度比例(Proportional to Absolute Temperature))電圧である第2の電圧は、異なる電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタの2つの順方向バイアスされたベース・エミッタ接合の電圧差(ΔVbe)を増幅することにより形成される。従来技術の方法の実施例を含むバンドギャップ電圧基準回路の詳細は、2003年2月27日に出願されたStefan Marincaの特許文献1に見られ、その内容が、参照により本明細書に組み込まれている。
1/50の比のコレクタ電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタのペアの場合、ΔVbeは室温において約100mVのオーダーであることは理解されるであろう。CTAT電圧は、典型的には、約700mVのオーダーなので、CTAT電圧とバランスさせるために、ΔVbeを約5のオーダーだけ増幅する必要があることは理解されるであろう。しかし、ΔVbe電圧のこの増幅は、オフセット電圧をPTAT電圧に含める効果を有し、その結果、基準電圧精度が影響を受ける可能性がある。これらの誤差は、バイポーラ技術を使用して実装された類似の回路と較べると、その回路がCMOSプロセスを使用して実装された場合に、大きくなる。このような性能における差は、単純なCMOSプロセスでは、寄生バイポーラ・トランジスタのみが利用可能であり、MOSトランジスタ・ベースの増幅器は、さらに大きな入力電圧オフセットを有する、という事実に由来する。
図1は、従来のCMOS実装バンドギャップ電圧基準の一実施例である。3つのpMOSトランジスタM1、M2、およびM3を備え、それぞれは、幅/長さ(W/L)の同じアスペクト比を持つ。第1および第2のバイポーラ・トランジスタQ1およびQ2を備え、Q2は、Q1に比べてより広いエミッタ面積を持つ。その結果、Q1およびQ2は、異なる電流密度で動作する(エミッタ電流は、両方の場合に同じである)。増幅器A1は、Q1とQ2の両方に結合され、同じ値の2つの入力レベルを保持し、その結果、電圧ΔVbeが抵抗器r1の両端に生成する。ΔVbeは、
ΔVbe=(kT/q)(ln(n)) (1)
の形式をとり、ここで、
kは、ボルツマン定数であり、
qは、電子の電荷であり、
Tは、ケルビンを単位とする動作温度であり、
nは、2つのバイポーラ・トランジスタのコレクタ電流密度比である。
この回路により提供される電圧基準Vrefは、Q3のベース・エミッタ間電圧にr2上の電圧降下を加えたものとして決定することができる。
ref=VbeQ3+(r2/r1)(ΔVbe) (2)
r2/r1のスケール値は、約5となるように選択され、その結果、入力オフセット電圧は1+r2/r1倍の利得で出力に出されるので、増幅器オフセット電圧も、6倍ほど増幅される。したがって、1mVの入力電圧オフセット毎に、約6mVの誤差がバンドギャップ基準内に反映されることは理解されるであろう。このオフセット感度を低減する一方法として、バイポーラ・トランジスタを積層する(stacks)方法がある。しかし、積層(stacks)は、利用可能な上部空間(headroom)により制限される。その理由は、ほとんどの回路は、利用可能な2.6V供給電圧から動作しなければならず、その結果として、積層の数は、典型的には、2または3に制限される。したがって、ΔVbeの倍数値を生成するために増幅器の入力でトランジスタを積層することは知られているが、この電圧は、増幅器の入力にある抵抗器の両端に生成するので、この回路によりもたらされるオフセット寄与が存在する。
バンドギャップ電圧基準回路内の他の誤差源は、抵抗器の不整合にまで辿ることができる。式2の項を調べると明らかであるように、抵抗比の誤差は、基準電圧にダイレクトに変換される。したがって、この誤差源を最小限に抑えることが望ましいことになる。
さらに他の誤差源は、一般に「曲率(curvature)」と呼ばれるものに帰着する。これは、二次の誤差成分である。バイポーラ・トランジスタでは、PTATコレクタ電流でバイアスされたベース・エミッタ間電圧は、
Figure 2007518173
で与えることができるが、ここで、
be(T)は、動作温度でのバイポーラ・トランジスタのベース・エミッタ間電圧の温度依存関係であり、
be0は、基準温度でのバイポーラ・トランジスタのベース・エミッタ間電圧であり、
G0は、0Kでのバンドギャップ電圧またはベース・エミッタ間電圧であり、
は、基準温度であり、
σは、飽和電流温度指数である。
方程式3の最後の項は、曲率(curvature)に寄与し、最小にされるのが理想的であろう。
動作電圧の低い環境内のバンドギャップ回路の実装例は、Infineon Technologies,AGに譲渡された特許文献2で提供される。特許文献2は、第1の温度依存関係を持つ第1の部分電流を生成する横型(ラテラル)トランジスタの使用法を説明している。これらの横型トランジスタは、非対称入力ペアの増幅器を形成し、そのコレクタ電流は、MOSトランジスタ第2のペアを駆動する。横型トランジスタのMOSトランジスタへの結合に起因して、MOSトランジスタは低いスレッショルド電圧で動作する必要があり、これは、特別なCMOSプロセスを使用した実装を必要とする。さらに、この回路は、複数の抵抗器を使用する必要があり、これらの抵抗器は、相互に整合することを必要とする。この回路は、低い動作電圧のみが利用可能な環境において有利であるが、その抵抗器整合およびそのMOSトランジスタの実装の要件は厳しいのですべての用途に適しているわけではない。
使用される抵抗器の数を減らすように特に設計されているバンドギャップ基準回路の実装例は、Gregoire,Jr.の特許文献3で説明されている。これは、最終PTAT電圧を生成するために直列に結合された複数のPTATソースを使用するバンドギャップ基準回路を説明したものである。バイポーラ・トランジスタの電流バイアスされたベース・エミッタ間領域は、最終PTAT電圧とバンドギャップ電圧基準の出力端子との間に結合され、ペース・エミッタ間電圧を最終PTAT電圧に加え、それにより安定した電圧基準を生成する。このアプローチでは、バンドギャップ回路内で従来から使用されてきた抵抗器の比を低減することができるが、これには多数の欠点に見舞われる。この回路は曲率(curvature)補正機能を備えていないため、ベース・エミッタ間電圧(CTAT)とバランスをとるために大きなΔVbe(PTAT)を生成する必要がある。特許文献3では、その特許の図5に示されているように2ステージ・アーキテクチャを使用することによりこのバランスを実現している。必要なPTAT電圧は、ブロック510として参照されている、初期PTATソース、およびブロック530として参照されている、終端PTATソースの組合せにより提供され、両方とも増幅器を含む。回路の構成に起因して、第2の増幅器は、2つの入力が、第1の増幅器と比べて約3ΔVbe(室温で約330mV)である共通電圧を持つので、効果的に動作するためには高い上部空間(headroom)環境を必要とする。このため、このバンドギャップ電圧基準を使用できる用途が限られる。第2に、2つの増幅器の要件により、このような回路の実装のためダイ上において必要な面積および必要な電源容量が増える。さらに、基準に対し曲率(curvature)補正が行われないので、提供される基準電圧の精度は制限される。さらに、2つの増幅器が使用されるので、オフセットおよびノイズへの寄与が増大する。
米国特許出願第10/375,593号明細書 米国特許第6,605,987号明細書 米国特許第6,614,209号明細書
したがって、電圧オフセットに対する感度が低く、電圧曲率(curvature)の補正が行われるように適合された、バンドギャップ電圧基準回路を提供する必要がある。さらに、抵抗器の整合または個々の値の影響にそれほど依存しない回路を提供する必要もある。さらに、温度センサとして使用できる、つまり、温度変動に敏感なバンドギャップ基準回路を提供することも望ましい。
従来技術に関連するこれらの問題および他の問題は、本発明による回路および方法により解消される。
本発明の第1の実施形態によれば、増幅の必要性を減ずるのに十分に高い値のΔVbeを生成する回路が提供され、それにより、内在する誤差が回路内で増幅されるという問題を解消する。複数のトランジスタからなる積層(stacks)が増幅器への入力に備えられ、単一の抵抗器が増幅器の出力に用意され、必要なΔVbeを生成するために、使用される。増幅器の入力とは反対に出力に抵抗器を配置することにより、増幅器のオフセットの増幅に起因するその誤差が取り除かれることは理解されるであろう。さらに、単一の抵抗器を使用することにより、複数の抵抗器の不整合に起因する誤差が除去される。
本発明は、その非反転入力に第1の電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタの第1の積層を有し、増幅器の出力とその反転入力との間の帰還ループ内に第1の積層よりも低い第2の電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタを備え、2つの積層の間の電流密度の差により、質的に高められた(enhanced)ΔVbeが増幅器の出力にもたらされ、この質的に高められた(enhanced)ΔVbeが増幅器の出力と基準電位との間に結合された抵抗器の両端で生成するようにする増幅器を備える回路を提供する。このPTAT電圧を、バランスが取れたCTAT電圧に加えることにより、この回路は、温度の影響を受けない電圧基準を生成するように修正されることになる。PTAT電圧が、バランスが取れたCTAT電圧と重ね合わされない、または組み合わされない場合、この回路は、増幅器の出力のところに、その回路、すなわち温度センサの温度を示す値を提供する。
本発明の一実施形態によれば、第1および第2の入力ノードを有する増幅器を備えるバンドギャップ電圧基準回路を規定し、その出力で基準電圧を提供することが規定される。この回路は、さらに、トランジスタの少なくとも2つのペアを含み、それぞれのペアは、第2のトランジスタと異なる電流密度で動作するように適合された第1のトランジスタを備え、その結果。使用中、それぞれのペアの2つのトランジスタの間のベース・エミッタ間電圧の差ΔVbeが生成される。これらのペアは、第1の電流密度を有するこれらのトランジスタが第1の入力ノードに結合されるチェーンの形で提供され、第2の電流密度を有するこれらのトランジスタが第2の入力ノードに結合されるチェーンの形で提供され、それぞれのペアにより提供されるΔVbeの組合せが、増幅器の出力での質的に高められた(enhanced)ΔVbeに寄与し、質的に高められた(enhanced)ΔVbeは増幅器の出力に提供された抵抗器の両端に生成するように、配列される。
トランジスタの3つのペアが提供され、ペアのそれぞれが、ΔVbe成分に寄与し、この結果、増幅器の出力の抵抗器の両端に生成される質的に高められた(enhanced)ΔVbeが、3ΔVbeに等価なることが望ましい。
3ΔVbeの寄与の効果を最大にするために、回路は、さらに、曲率(curvature)補正電圧を生成するように適合されるのが好ましい。この曲率(curvature)補正電圧は、第1の電流密度で動作する3つのトランジスタのそれぞれをPTAT(絶対温度比例)電流により駆動すること、他の3つのトランジスタを一定電流により駆動すること、により提供され、曲率(curvature)補正電圧と3ΔVbeとの合計は両方とも増幅器の出力の抵抗器の両端に印加され、それにより、バンドギャップ回路に関連する曲率(curvature)を補正することができる。
PTAT電流の生成は、好ましくは、第1の電流密度で動作するトランジスタのそれぞれを駆動するように、増幅器の出力の抵抗器を通して流れる規定された電流をミラー化することによりもたらされる。
いくつかの構成では、トランジスタのそれぞれは、MOSプロセス実装で提供され、他の構成または実施形態では、トランジスタのいくつかは、バイポーラ実装で提供される。この後者の実装は、CMOSプロセスを使用しても提供できることが理解されるであろう。
いくつかの実施形態では、トランジスタのペアのうちの2つはバイポーラ・トランジスタを使用して形成され、第3のペアは横型トランジスタを使用して形成される必要がある場合がある。このような実施形態では、第3のペアは、増幅器の入力ステージを備えることができる。このような入力ステージは、増幅器の非対称入力ステージとして提供されることが望ましい。
この回路は、さらに、トランジスタの第3のペアに結合された負荷トランジスタのペアで、トランジスタの第3のペアを流れる電流を均一にするように適合される負荷トランジスタを含むことができる。
いくつかの実施形態では、トランジスタの第3のペアは、両方とも、PTAT電流により駆動される。このようなPTAT電流は、回路の外部で生成させることができる。
いくつかの構成では、PTAT電流源により駆動されるMOSトランジスタを使用して増幅器の第2ステージを提供することができ、このMOSトランジスタは複数の負荷トランジスタのうちの1つに結合され、複数のトランジスタのうちの1つのコレクタはトランジスタの第3のペアを形成する。
いくつかの実施形態では、この回路は、増幅器の出力のところに備えられたMOSトランジスタを含み、このMOSトランジスタはPTAT電流により駆動され、このMOSトランジスタのベースは増幅器の出力ノードに直結され、このエミッタ・ノードは回路の出力を提供する。このような実施形態では、MOSトランジスタのソースは、バイポーラ・トランジスタのエミッタに結合することができ、バイポーラ・トランジスタのコレクタは基準電位に結合され、バイポーラ・トランジスタのベースは抵抗器に結合される。
他の実施形態では、バイポーラ構成の形で、トランジスタの3つのペアのそれぞれを提供することができ、第3のペアは増幅器の入力ステージを提供し、この増幅器は電圧フォロワ構成で提供されるバイポーラ・トランジスタに結合された出力ノードを有し、電圧基準は、増幅器の出力と電圧フォロワとの間のノードで提供される。
本発明は、さらに、基準電圧をその出力で提供するように適合されたバンドギャップ電圧基準回路を提供し、この基準電圧は生成されたCTATおよびPTAT電圧の組合せにより提供され、CTAT電圧は順方向バイアス・トランジスタのベース・エミッタ間電圧により提供され、PTAT電圧は複数のΔVbe電圧により与えられ、それぞれのΔVbe電圧は異なる電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタのペアにより生成され、PTAT電圧は増幅器の出力に提供される単一の抵抗器に供給される電流によってのみ規定される。
本発明の他の実施形態では、第1および第2の入力ノードを有する増幅器を有するバンドギャップ電圧基準回路を提供し、その出力に基準電圧を提供し、それぞれの入力ノードは少なくとも2つのトランジスタのチェーンに結合され、各トランジスタは、第1のトランジスタのエミッタが第2のトランジスタのベースに結合されるように配列され、第2のトランジスタのエミッタは増幅器の入力に結合され、それぞれのトランジスタのコレクタは基準電位に結合され、第1のチェーン内のこれらのトランジスタは、第1の電流密度で動作するように適合され、第2のチェーン内のこれらのトランジスタは、第2の電流密度で動作するように適合され、それにより第1および第2のチェーン内のトランジスタ間のベース・エミッタ間電圧の差が与えられ、この差は、複数のΔVbeに等価であり、増幅器の出力に結合された単一負荷抵抗器に供給される電流により生成される。
本発明のさらに他の実施形態では、非反転入力ノードに、第1の電流密度で動作可能な少なくとも1つのバイポーラ・トランジスタを配置し、増幅器の出力とその反転入力ノードとの間の帰還ループ内に、非反転入力に結合されたトランジスタよりも低い第2の電流密度で動作可能な少なくとも1つのバイポーラ・トランジスタを配置する増幅器を含む温度基準回路を提供し、2つの入力のそれぞれに結合されたトランジスタの電流密度の差により、ΔVbeが増幅器の出力にもたらされ、増幅器の入力ノードのそれぞれに結合されたトランジスタは、PTAT電流により駆動され、したがって生成したΔVbe電圧は温度感性を有し、これにより、温度の測定を行うように適合された電圧基準回路を提供する。
本発明のこれらの特徴および他の特徴は、以下の図面を参照すると理解しやすいが、これは本発明の例示的な実施形態であり、いかなる形でも制限するものとして解釈されることを意図されていない。当業者であれば理解するように、本発明の精神および範囲を逸脱することなく後述の例示的な実施形態に修正および適合を加えることができる。
次に、付属の図面を参照しつつ、本発明について説明する。
従来技術は、上記において図1を参照して説明されている。
図2は、本発明によるバンドギャップ電圧基準の一実施例である。
この回路は、増幅器A1を含み、これは、標準的な手法により、2つの入力(反転入力と非反転入力)を実質的に同じレベルに保持するように適合される。増幅器の動作は、当業者によく知られており、そのためここでは説明しない。第1のQ1、第2のQ2、および第3のQ3は、増幅器の非反転入力に結合され、3つのトランジスタQ4、Q5、およびQ6の対応する集合は、その反転入力に結合される。3つのトランジスタのこれらの集合のそれぞれは、それぞれの入力ノードに結合されたトランジスタのチェーンを形成するものとみなすことができる。Q4、Q5、およびQ6のエミッタ面積は、それぞれ、Q1、Q2、およびQ3のエミッタ面積の「n」倍である。
Q1、Q2、およびQ3は、Q1のエミッタがQ2のベースに結合され、Q2のエミッタがQ3のベースに結合され、Q3のエミッタが増幅器の非反転入力に結合されるように配列される。同様に、Q4のベースは、Q5のエミッタに結合され、Q5のベースは、Q6のエミッタに結合され、Q4のエミッタは、増幅器A1の反転入力に結合される。トランジスタのそれぞれのコレクタは、グラウンドに結線される。したがって、バイポーラ・トランジスタが、適切な電流によりバイアスされた場合、高電流密度で動作するバイポーラの積層(Q1、Q2、Q3)から低電流密度で動作するバイポーラの積層(Q4、Q5、Q6)へのベース・エミッタ間電圧の差がもたらされる。これらのペアのそれぞれは、ΔVbeをもたらし、組み合わされた場合、3ΔVbeの差分がもたらされる。
増幅器の出力に、第1のnMOSトランジスタM1が提供される。デバイスM1のゲートは、増幅器の出力に結合される。M1のドレインは、ダイオード接続のpMOSトランジスタM5に結合される。回路の基準電圧Vrefは、M1のソースと他のトランジスタQ7のエミッタとの間のノードで提供される。Q7のベースは、他のpMOSトランジスタM6のドレインに結合され、抵抗器r1を介してグラウンドに結合される。M6およびM5のゲートは共通に結合されて、さらに3つの他のpMOSトランジスタM2、M3、およびM4のゲートに結合され、それらのソースは、電源電圧に結合され、それらのドレインは、Q1、Q2、およびQ3のエミッタに結合され、それにより、それぞれ電流I3、I4、およびI5を規定する。定電流I6、I7、およびI8は、それぞれQ4、Q5、およびQ6のエミッタで供給される。
Q1/Q4、Q2/Q5、およびQ3/Q6のエミッタ面積の間のそれぞれの差により、3つのΔVbeからなる差分がr1の両端にもたらされる。増幅器の出力に結合されたこの単一の抵抗器の存在は、所望の3ΔVbeを生成するのに十分であることは理解されるであろう。その結果、M5およびM6によりミラー化される、電流I1およびI2は、PTAT電流である。同様に、トランジスタQ1、Q2、およびQ3に強制的に送り込まれる、電流I3、I4、およびI5は、PTAT電流でもある。上述のように、Q1、Q2、またはQ3よりも低い電流密度で動作する、バイポーラ・トランジスタQ4、Q5、およびQ6に強制的に送り込まれる電流I6、I7、およびI8は、定電流である。トランジスタのそれぞれのペアについて、
curv=(kT/q)(ln(T/T)) (4)
のタイプの負の曲率(curvature)電圧がもたらされる。
PTAT電圧(3ΔVbe)および3つの組み合わされた曲率(curvature)電圧の総和が、r1の両端に印加される。Q7はさらにPTATでもバイアスされるので、基準電圧は、曲率(curvature)を取り除いた状態でVG0に等しくなる。
増幅器への入力ラインのそれぞれにトランジスタの3つのペアを積み重ねることにより、3ΔVbe電圧を生成させ、高電流密度で動作する3つのバイポーラ・トランジスタをPTAT電流で、低電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタを定電流でバイアスすることにより、この回路内に内部曲率(curvature)補正メカニズムが作り上げられることが理解されるであろう。
また、増幅器のオフセット電圧は、r1の両端にのみにもたらされ、r1は増幅器の出力上にあるので、このオフセット電圧が、この増幅器により増加したり、または増幅されたりすることがないことも理解されるであろう。
図3は、本発明の技術の代替の実施形態を示している。この実施形態では、2ステージ増幅器が用意され、図2の技術は、増幅器の第1ステージを提供する横型バイポーラ・トランジスタの不平衡ペアを使用して実装される。この第1ステージは、エミッタ面積1の横型PNPトランジスタとして提供される第1のトランジスタQ3、および同じ型であるが、エミッタ面積がQ3の「n」倍にスケーリングされた第2のトランジスタQ4を備える。Q3およびQ4は、両方とも、PTAT電流I8でバイアスされ、これは、通常、外部で生成された電流源から提供される。負荷トランジスタMN1およびMN2は、Q3およびQ4を通る電流を均一にするように適合される。その結果、第1のΔVbeが、増幅器の第1ステージにもたらされる。
Q3のベース・ノードは、図2に示されている増幅器の非反転入力に等価であり、2つのトランジスタQ1およびQ2はそこに積み重ねられる。Q2のエミッタは、Q3のベースに結合され、Q1のエミッタは、Q2のベースに結合される。Q1およびQ2のそれぞれのコレクタは、グラウンドに結線される。
同様に、Q4のベース・ノードは、図2に示されている増幅器の反転入力に等価であり、2つのトランジスタQ5およびQ6がそこに積み重ねられる。Q5のエミッタはQ4のベースに結合され、Q6のエミッタはQ5のベースに結合される。Q5およびQ6のそれぞれのコレクタは、グラウンドに結線される。Q5およびQ6のそれぞれのエミッタ面積は、Q1およびQ2のエミッタ面積の「n」倍にスケーリングされる。
図3の「増幅器」の第2ステージは、電流源I5により駆動されるnMOSトランジスタMN3により用意される。MN3のドレインは、さらに、M1のゲートにも結合される。M1のソースは、PNPトランジスタQ7のエミッタに結合され、この共通ノードは、本回路の出力ノードVrefを与える。Q7のベースは、抵抗器r1を介して、グラウンドに結合され、さらに、pMOSトランジスタM6のドレインにも結合される。M6のゲートは、ダイオード接続構成で提供される他のpMOSトランジスタM5のゲートに結合され、それにより、電流ミラーのマスタ・コンポーネントを提供する。図3は、マスタ・コンポーネントとして構成されているM5を示しているが、その代替え配列は、M5をスレーブ・デバイスとし、M6をマスタとして適宜構成することが可能であることは理解されるであろう。しかし、図3に例示されているように、M5のドレインは、M1のドレインに結合され、M5およびM6の組合せにより提供されるミラーは、さらに、次いでそれぞれQ2およびQ1のエミッタに結合されるM2およびM3にも結合される。そのため、r1、I1を通じて生成するPTAT電流は、I2、I3、およびI4としてミラー化され、それにより、PTAT電流によりコンポーネントQ1、Q2、Q3/Q4、およびM1のそれぞれを駆動し、一方、コンポーネントQ5およびQ6は、望ましくは主にCTAT電流が支配的な電流を供給する、外部に用意された電流源に結合される。上で詳しく説明されているように、第1のΔVbeは、Q3とQ4の間で生成され、他の2つのΔVbeは、Q1とQ2およびQ5とQ6で生成される。
Q1、Q2、およびQ3を通して生成されたる3Vbe(1)およびQ4、Q5、およびQ6を通して生成された3Vbe(n)は、組み合わされ、図2を参照しつつ説明されているのと同様の方法で、曲率(curvature)成分が取り除かれた状態で、出力電圧が提供される。この実装と図2の実装との違いの1つは、Q3とQ4は両方とも、同じ、好ましくはPTATの、電流I8によりバイアスされる点であるが、図2の実装では、第3のペアを形成するトランジスタの1つは、定電流により駆動され、他のものは、PTAT電流により駆動される。同じタイプの電流により第3のペアの両方のトランジスタを駆動する結果、曲率(curvature)の影響は、完全には取り除かれない。曲率(curvature)の効果は、Q5およびQ6を主にCTAT電流で駆動することにより最小にできる。PTATおよびCTAT電流のスケーリングされた値でQ5およびQ6を駆動すると、バンドギャップ電圧回路に固有の曲率(curvature)が取り除かれた組合せ出力を生成する。
1つの横型トランジスタが一方の側にあり、大きな数(n)を有する横型トランジスタが他方の側にある増幅器の第1ステージの配列は、横型トランジスタの1つの主要な不利点または欠点を克服するものである。これは、横型トランジスタが2つのコレクタを持ち、一方は基板(サブストレート)に結線され、他方は「実際の」コレクタとして使用されるという事実に関係している。したがって、全コレクタ電流は、2つのコレクタに分割され、「実際の」コレクタの電流は同じエミッタ電流について大きな広がりを有する。大きな数(n)を有するトランジスタを使用することにより、この影響を低減することができる。図3の回路は、増幅器への入力ラインに備えられた2つの追加のトランジスタを有するだけなので、低い上部空間能力を有する用途で使用することができことが理解されよう。と言うのは、図3において、図2で必要な3つのペアに較べて、増幅器への入力上の2つのペアは、必要とする上部空間が小さく、それでいながら、この回路は、所望の3ΔVbeを供給する(2つの外部ペアおよび増幅器入力ペアへの1つのペア)。さらに、図3の回路の入力ステージはバイポーラ・トランジスタに基づき、図2では入力ステージはMOSトランジスタに基づいているため、図3の回路は図2の回路よりも少ない1/fノイズを与えることが理解されるであろう。
図4は、本発明による他の実施形態を示している。この実施形態では、この技術は、完全なバイポーラ配列で実装され、バッファリングされた電圧基準を提供する。
Q1およびQ2は、積層配列で用意され、両方とも、ダイオード接続構成で提供される。同様に、Q5およびQ6は、それぞれのベースがそれぞれのコレクタに直接結合される状態のダイオード接続構成をとり、Q6のベースも、Q5のエミッタに結合される。電流I7は、望ましくは、主にCTAT電流として供給され、且つ外部で生成される定電流源であり、トランジスタのこのペアに結合される。増幅器の第1ステージは、外部生成されたPTAT電流I8に結合されるQ3およびQ4の共通エミッタを備えたトランジスタQ3/Q4/Q8/Q9により提供される。Q3およびQ4のコレクタは、Q8およびQ9のコレクタにそれぞれ結合され、Q8は、ダイオード接続構成で提供される。Q9のコレクタは、さらに、他のトランジスタQ10のベースにも結合され、これは増幅器の第2ステージを提供する。Q10は、さらに、外部から供給される、PTAT電流が支配的な電流I5に結合される。MOSトランジスタM1、M5、およびM6と同様に、図4のバイポーラ実装では、バイポーラ・トランジスタを電圧フォロワ、Q7として備え、そのエミッタは、電流ミラーの第1のトランジスタQ11に結合され、その結果、r1に流すように生成された電流I2がQ13によりI4としてミラー化され、Q2およびQ1を駆動する。トランジスタQ12は、マスター・ミラーとして提供され、Q7のコレクタに結合された電流I2を供給する。回路の基準電圧は、Q10とQ7のベースとの間のノードで供給され、したがって、増幅器の第2ステージから直接タップで取り出される。この構成は、非常に低いオフセット感度を持ち、感度はpnpバイポーラ・トランジスタQ4の数(n)が増えると感度が減少することは理解されるであろう。
図5は、図2の回路を使用したシミュレーションの結果を示している。この結果を調べると明らかなように、−40℃から約85℃までの温度範囲(このような基準回路の通常動作条件)において、図2の回路は、約1ppm/℃の温度係数に対応する約0.14mVの全電圧変動を示す。
本発明の3つの好ましい実施形態を参照して本明細書で説明されていることは、抵抗器の整合や値に依存しない、低いオフセット感度を持ち、内部曲率(curvature)補正を行うバンドギャップ基準回路であることは理解されるであろう。高い電流密度比で動作するトランジスタの3つのペア、および低い電流密度比で動作するトランジスタの3つのペアから十分な(大きさの)ΔVbe電圧を供給することにより、ΔVbeを増幅する必要はなく、したがって、回路に固有の電圧オフセットも増幅されない。本発明の回路は、増幅器の出力に抵抗器を1つだけ備え、この抵抗器のところでオフセットが生成されるので、したがって、(オフセットの)増幅は存在しない。
本発明の回路では、トランジスタの3つのペアを使用して、ペア毎に120mV以上のΔVbeへの寄与分(contribution)を生成する。曲率(curvature)に関して基準が補正された場合、公称バンドギャップ電圧は、約1.15Vであることは理解されるであろう。その基準が曲率(curvature)に関して補正されない場合、公称電圧は、約1.25Vである。補正された基準の場合、室温での1.15Vは、約700mVのベース・エミッタ間電圧(CTAT)の寄与(contribution)に基づき、この差は、PTAT成分として与えられる。この差は、必要とされるPTAT電圧であり、PTAT電圧は、1.15V−0.7V=0.45Vである。その結果、異なる電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタの一つのペアに対して要求されるΔVbe電圧は、約450mV/3=150mVである。ΔVbeはIn(n)成分から生成するので(方程式1参照)、異なる電流密度で動作するトランジスタの比を単純にスケーリングしただけで、120mV以上の値を得ることは単純な課題ではない。トランジスタ・ペアはそれぞれ、約0.8Vを必要とし、ほとんどの用途では、最小電源電圧は、約2.6Vであり、それにより、3つのペアのところでトランジスタの最大の数を定義する。3ΔVbeのみを使用し、また3ΔVbeが効果を持つレベルで出力電圧を得るには、3ΔVbeの生成と曲率(curvature)補正メカニズムとを組み合わせる必要がある。曲率(curvature)補正が行われなかった場合、出力電圧は、通常の動作領域では約2.5mVの湾曲成分(bow contribution)を有する状態で、約1.25V(シリコンのバンドギャップ)となる。曲率(curvature)補正を適用することにより、出力電圧は、湾曲成分なしで与えられ、したがって、3ΔVbeによりもたらされる成分(contribution)はより重要である。単一ステージ、つまり、1つの増幅器を用意するだけの環境においてこのようなバンドギャップ電圧基準回路を実装するために、何らかの曲率(curvature)補正を適用することが必要であること、またはトランジスタの積層により生成する電圧は、補正することに対して十分ではないこと、が理解されるだろう。
本発明は、その非反転入力のところに、第1の電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタの第1の積層を備える増幅器を使用し、増幅器の出力とその反転入力との間の帰還ループ内に、第1の積層よりも低い第2の電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタの第2の積層を備えることは理解されるであろう。2つの積層の電流密度に差があるため、質的に高められた(enhanced)ΔVbeが増幅器の出力のところにもたらされる。このPTAT電圧は、増幅器の出力、および基準電位、通常グラウンド電位、に結合された抵抗器の両端に生成される。このPTAT電圧が、バランスが取れたCTAT電圧に加えられた場合、温度の影響を受けない電圧基準が与えられる。しかし、PTAT電圧が、バランスが取れたCTAT電圧と重ね合わされることも組み合わされることもない場合、抵抗器の両端に生成する電圧は、温度の影響を受けない電圧ではなく、このΔVbe電圧は、温度変動に直接関係し(方程式1参照)、したがって、この回路を使用して、温度センサを提供することができる。
図6は、電圧基準(つまり、温度変動の影響を受けない)を与え、温度センサ(つまり、チップ上の温度に関係する出力値を与える)を提供するこのような回路を本発明によりどのように形成するかを示す簡素化された概略図である。反転および非反転入力を持つ増幅器が提供される。この増幅器の出力に、抵抗器r1が備えられ、増幅器の出力とグラウンドとの間に結合される。ダイオードの第1の積層(D1、D2、D3)が用意され、増幅器の非反転入力に結合される。この第1の積層またはチェーンは、望ましくはPTAT電流である、電流I3により駆動される。増幅器の入力と出力との間の帰還ループ内にダイオードの第2のチェーンが備えられる。このチェーンは、第2の電流I6により駆動され、第1の積層よりも低い第2の電流密度で動作するように適合される。等価で、適切に構成されたバイポーラ・トランジスタを、説明され例示されているダイオードの代わりに使用することが可能であることは理解されるであろう。
使用時に、この回路が温度の影響を受けない電圧基準として使用される場合、バンドギャップ電圧回路に固有の曲率(curvature)成分を取り除くことが重要である。CTAT電圧は、正の曲率成分(curvature contribution)を与え、この成分は、このようなCTAT電圧を、PTAT電圧による電流の負の曲率(curvature)成分と組み合わせることにより取り除くことができることが理解されるであろう。これは、CTATおよびPTAT電圧が加えられたときにそれぞれの曲率(curvature)成分が相殺し合うように、第2の電流I6を定電流源として与えることにより作り出される。
この回路が温度センサとして使用される場合、ΔVbe電圧の温度変動が補正されないことが重要である。これがもたらされる最も簡単な方法は、I6をさらにPTAT電流として備えることであり、I3=I6となるのが望ましい。温度センサとして実装する場合、それぞれの連鎖内のダイオードの個数は、必要な公称PTAT電圧に応じて1、2、3、またはそれ以上とすることが可能であることは理解されるであろう。回路が温度の影響を受けない電圧基準として使用される場合、PTAT電流と等価なCTAT電流とをバランスさせたときに生成するΔVbeが適切に十分高い値であることが重要であることは理解されるであろう。しかし、回路が温度センサとして使用される場合には、これはあまり重要なことではなく、それぞれの連鎖内のダイオードまたはバイポーラ・トランジスタの個数は、用途に応じて選択できる。さらに、温度センサ実装で使用される場合、2つの電流I3およびI6が外部で生成されるとすれば、抵抗器r1に対する要件が取り除かれることは理解されるであろう。ダイオードが帰還ループ内に備えられているため、(各積層内のダイオードの個数に応じた)1つまたは複数のΔVbeが、増幅器の出力にそのまま生成され、温度を監視するのに必要な信号を提供する。
本発明が、バイポーラ・トランジスタの特定のPNP構成を参照して説明されていること、および本発明の用途はそのような構成に限定されることを意図されていないことは理解されるであろう。当業者であれば理解するように、構成の多くの修正および変更は、NPNアーキテクチャの実装などにより行うことができる。同様に、トランジスタがnMOSまたはpMOS構成で用意される場合、本発明の精神および範囲を逸脱することなく修正を加えてそれぞれの構成内に配置するトランジスタを変更することができることは理解されるであろう。さらに、本発明がバイポーラ実装で説明されている場合、そのような実装は寄生コンポーネント(parasitic components)などを使用することによりCMOSプロセスを使用して提供できることは理解されるであろう。本明細書で説明されているのは、本発明によるバンドギャップ電圧基準の例示的な実施形態であることは理解されるであろう。回路を詳細に説明するために特定のコンポーネント、機能、および値を使用しているが、請求項に照らして必要とみなされる場合を除きいかなる形でも本発明が制限されることは意図されていない。
同様に、本明細書内で「備える/備えること」という言葉を使用している場合は、記載された機能、整数、ステップ、またはコンポーネント(または成分)の存在を指定し、1つまたは複数の他の機能、整数、ステップ、コンポーネント(または成分)またはそのグループの存在または追加を除外することはしない。
CMOS技術で提供されるバンドギャップ電圧基準回路の典型的な従来技術による構成の一実施例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による回路の一実施例を示す図である。 本発明の第2の実施形態による回路の一実施例を示す図である。 本発明の第3の実施形態による回路の一実施例を示す図である。 出力基準電圧を示す、図2の回路の性能のシミュレーションを示す図である。 ダイオードの積層を使用する本発明の実装を示す概略図である。

Claims (23)

  1. 第1および第2の入力ノードを有する増幅器を含み、出力に基準電圧を提供するバンドギャップ電圧基準回路であって、前記回路は、さらに、
    トランジスタの少なくとも2つのペアを含み、それぞれのペアは第1のトランジスタと第2のトランジスタを有し、前記第1のトランジスタは前記第2のトランジスタと、異なる電流密度で動作しそれにより、使用時に、それぞれのペアの前記2つのトランジスタのベース・エミッタ間電圧の間の差ΔVbeが生成するように適合され、
    前記複数のペアは、
    第1の電流密度を有するトランジスタが前記第1の入力ノードに結合されたチェーンの形で提供され、
    第2の電流密度を有するトランジスタが前記第2の入力ノードに結合されたチェーンの形で提供される
    ように配列され、
    それぞれのペアにより提供される前記ΔVbeの組合せは、前記増幅器の前記出力に質的に高められた(enhanced)ΔVbeをもたらし、
    前記質的に高められた(enhanced)ΔVbeは前記増幅器の前記出力に備えられた抵抗器の両端に生成する
    ことを特徴とするバンドギャップ電圧基準回路。
  2. トランジスタの3つのペアが備えられ、前記ペアのそれぞれはΔVbe成分を生成し、前記増幅器の前記出力の前記抵抗器の両端に生成された前記質的に高められた(enhanced)ΔVbeは3ΔVbeと等価であることを特徴とする請求項1に記載の回路。
  3. さらに、前記第1の電流密度で動作する前記3つのトランジスタのそれぞれをPTAT(絶対温度比例)電流により駆動し、前記他の3つのトランジスタを定電流により駆動することにより曲率補正電圧を生成するように適合され、
    前記曲率補正電圧と前記3ΔVbeとの総和は両方とも前記増幅器の前記出力の前記抵抗器の両端に印加され、それにより、前記バンドギャップ回路に関連付けられた曲率を補正し、温度の影響を受けない電圧基準出力を提供することを特徴とする請求項2に記載の回路。
  4. 前記PTAT電流は、前記増幅器の前記出力の前記抵抗器を通して流れる規定された電流をミラー化することにより生成され、これにより前記第1の電流密度で動作する前記トランジスタのそれぞれを駆動することを特徴とする請求項3に記載の回路。
  5. 前記トランジスタのそれぞれは、MOSプロセス実装で提供されることを特徴とする請求項1に記載の回路。
  6. トランジスタの前記ペアのうちの2つはバイポーラ・トランジスタを使用して形成され、第3のペアは横型トランジスタを使用して形成されることを特徴とする請求項2に記載の回路。
  7. 前記第3のペアは、前記増幅器の入力ステージを提供することを特徴とする請求項6に記載の回路。
  8. 前記第3のペアは、前記増幅器の非対称入力ステージを提供することを特徴とする請求項7に記載の回路。
  9. さらに、トランジスタの前記第3のペアに結合された負荷トランジスタのペアを含み、前記負荷トランジスタはトランジスタの前記第3のペアを流れる電流を均一にするように適合されることを特徴とする請求項7に記載の回路。
  10. トランジスタの前記第3のペアは、両方ともPTAT電流により駆動されることを特徴とする請求項7に記載の回路。
  11. 供給される前記PTAT電流は、前記回路の外部で生成されることを特徴とする請求項10に記載の回路。
  12. 前記増幅器の第2ステージは、PTAT電流源により駆動されるMOSトランジスタにより提供され、前記MOSトランジスタは前記複数の負荷トランジスタのうちの1つと、トランジスタの前記第3のペアを形成する前記複数のトランジスタのうちの1つのコレクタとに結合されることを特徴とする請求項9に記載の回路。
  13. さらに、前記増幅器の前記出力に備えられたMOSトランジスタを含み、前記MOSトランジスタはPTAT電流により駆動され、前記MOSトランジスタのベースは前記増幅器の前記出力ノードに直結され、そのエミッタ・ノードは前記回路の出力を提供することを特徴とする請求項1に記載の回路。
  14. 前記MOSトランジスタのソースは、バイポーラ・トランジスタのエミッタに結合され、前記バイポーラ・トランジスタのコレクタは基準電位に結合され、前記バイポーラ・トランジスタのベースは前記抵抗器に結合されることを特徴とする請求項13に記載の回路。
  15. トランジスタの前記3つのペアのそれぞれは、バイポーラ構成で提供され、第3のペアは増幅器の入力ステージを提供し、前記増幅器は電圧フォロワ構成で提供されるバイポーラ・トランジスタに結合された出力ノードを有し、前記電圧基準は、前記増幅器の前記出力と前記電圧フォロワとの間のノードで提供されることを特徴とする請求項2に記載の回路。
  16. さらに、前記増幅器の前記出力に、前記回路上で感知された温度を表す電圧を提供するように適合され、それにより温度センサを提供、前記温度を示す前記電圧は、トランジスタの前記第1および第2のチェーンのそれぞれをPTAT(絶対温度比例)電流で駆動することにより生成され、前記3ΔVbeは前記増幅器の前記出力の前記抵抗器の両端に提供され、それによりデバイス上の前記温度を示す電圧を出力ノードに提供することを特徴とする請求項2に記載の回路。
  17. 出力に基準電圧を提供するように適合されたバンドギャップ電圧基準回路であって、前記基準電圧は生成するCTAT(絶対温度相補的)電圧およびPTAT電圧の組合せにより提供され、前記CTAT電圧は順方向バイアスのトランジスタのベース・エミッタ間電圧により与えられ、前記PTAT電圧は複数のΔVbe電圧により与えられ、それぞれのΔVbe電圧は異なる電流密度で動作するバイポーラ・トランジスタのペアにより生成し、前記PTAT電圧は増幅器の出力に備えられた単一の抵抗器を流れる電流によってのみ規定されることを特徴とするバンドギャップ電圧基準回路。
  18. 第1および第2の入力ノードを有する増幅器を持ち、出力に基準電圧を提供するバンドギャップ電圧基準回路であって、
    それぞれの入力ノードは少なくとも2つのトランジスタのチェーンに結合され、前記トランジスタは、
    第1のトランジスタのエミッタが第2のトランジスタのベースに結合され
    第2のトランジスタのエミッタが前記増幅器の前記入力に結合され、
    それぞれのトランジスタのコレクタは基準電位に結合され、
    第1のチェーンのトランジスタは、第1の電流密度で動作するように適合され、
    第2のチェーンのトランジスタは、第2の電流密度で動作するように適合され、
    それにより前記第1および前記第2のチェーンの各トランジスタ間のベース・エミッタ間電圧の、複数のΔVbeに等価な差が与えられ、前記差は、前記増幅器の前記出力に結合された単一負荷抵抗器に流れる電流により生成されることを特徴とするバンドギャップ電圧基準回路。
  19. 非反転入力ノードに第1の電流密度で動作可能な少なくとも1つのバイポーラ・トランジスタを有し、増幅器の出力とその反転入力ノードとの間にフィードバックの形で、前記非反転入力に結合された前記トランジスタよりも低い第2の電流密度で動作可能な少なくとも1つのバイポーラ・トランジスタを有する増幅器を含む温度基準回路であって、
    前記2つの入力のそれぞれに結合された前記トランジスタの電流密度の差により、ΔVbeが前記増幅器の前記出力にもたらされ、
    前記増幅器の前記入力ノードのそれぞれに結合された前記トランジスタは、PTAT電流により駆動され、
    これにより、生成した前記ΔVbe電圧は、温度の影響を受け、それにより温度の測定を行うように適合された電圧基準回路を提供する
    ことを特徴とする温度基準回路。
  20. 2つまたはそれ以上のトランジスタは、前記増幅器の前記入力ノードのそれぞれに結合された積層配列の形で提供され、それぞれの積層内の前記トランジスタ間の電流密度の差は、前記増幅器の前記出力に質的に高められた(enhanced)ΔVbeを生成することを特徴とする請求項19に記載の回路。
  21. 前記PTAT電流は、前記回路の外部で生成されることを特徴とする請求項19に記載の回路。
  22. 前記PTAT電流は、前記回路の内部で生成され、前記ΔVbeは前記増幅器の前記出力と基準電位との間に結合された単一の抵抗器の両端にもたらされることを特徴とする請求項19に記載の回路。
  23. 前記質的に高められた(enhanced)ΔVbeは、前記増幅器の前記出力と基準電位との間に結合された単一の抵抗器の両端にPTAT電圧としてもたらされることを特徴とする請求項20に記載の回路。
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