JP2007515671A - ディジタル制御式穿孔装置を用いて光学レンズに穴を開ける方法と、その方法を実施する装置 - Google Patents

ディジタル制御式穿孔装置を用いて光学レンズに穴を開ける方法と、その方法を実施する装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、穿孔されたレンズを備えていて縁なしメガネと呼ばれるメガネを実現するため、光学レンズに穿孔する方法と装置に関する。本発明によれば、この装置は、ディジタル制御式穿孔装置(12)を搭載していて、その穿孔装置の穿孔具(15)が鉛直な軸に固定されている台(11)と;その台(11)に取り付けられていて、レンズを支持する作動位置と、レンズが自由状態にされる隠れた位置の間を移動できる基準位置指示部材(30、33)と;レンズを実質的に水平な平面内に維持するため、台(11)と一体化したプレート(20、41)の上に載っていて、そのプレートに対して位置を固定することができるレンズ支持体(50)とを備えている。レンズ支持体(50)は、レンズ(V)にあらかじめ印した基準点まで移動させて基準位置指示部材と接する状態にした後、レンズをその位置に固定し、次いで基準位置指示部材を隠し、あらかじめプログラムした一連の加工操作を穿孔具が実施できるようにする。

Description

本発明は、穿孔されたレンズを備えていて縁なしメガネと呼ばれるメガネを実現するため、光学レンズに穿孔することに関する。
かなり以前から有線フレーム構造のメガネが存在している。このメガネのレンズは、ボルトその他のシステムによってその構造に固定される。したがってレンズはフレームに囲まれていない。そのためメガネの各レンズは、そのレンズの鼻領域と側頭領域の位置に1つまたは複数の穴および/または貫通したくりぬきを有する。このようにして穿孔された各レンズを、つるが関節接続された有線フレームの一部に固定するため、さまざまな機械式固定手段が提案されてきた。そのうちで最も一般的なのが、ボルトによる固定である。
その場合には、メガネのレンズの鼻領域と側頭領域にできるだけ簡単かつ正確にいろいろな加工をするという問題が生じる。
特許文献1には、メガネの各レンズの対向する縁部近傍に2つの貫通孔を設けることのできる光学レンズ穿孔ユニットが記載されている。この公報には、非常に複雑で高価な構造を有する加工装置が記載されている。特許文献2にも、ある幅で揺動させることのできるレンズ支持体を有する穿孔装置が記載されている。光学レンズに特別な穴を穿孔するには、特許文献3と特許文献4も参照するとよい。前者には、楕円形の貫通孔を実現するための穿孔装置が記載されており、後者には、レンズの厚さ方向に盲穴を設けるのに適した穿孔装置が記載されている。
しかし上記の公報に記載されている穿孔装置は構造が複雑であるため高価である。
特許文献5も参照するとよい。この公報には、穿孔面をレンズに関する所定の仮想模型と関連づけるのにコンピュータの助けを借りる光学レンズの穿孔方法が記載されている。
特許文献6のほうには、レンズに穴とくりぬきを実現するためのレンズ穿孔装置が記載されている。この装置には、プレートに取り付けた方向可変な定規上でXY方向の位置決めが可能な二重スライダが備わっている。レンズを加工するとき、レンズ支持体が、水平面内を回転することなく穿孔具に対して移動する。
特許文献7には、2つの穿孔具を支持する完全なシステムを備えた光学レンズ穿孔装置が記載されている。各支持体は、水平方向の並進運動ができるように取り付けられている。そのため2回の連続した加工により、直線的な軌跡に沿って穴とくりぬきを実現すること、または2つの穴を実現することができる。
一般に、ディジタル制御式穿孔装置を用いるのであれば、加工する点の位置探しは、常に、レンズの中心を固定点として数値化することによってなされる。そのときこの中心が、水平な平面内にある座標系の2本の軸の中心となるゼロ点と見なされる。穿孔具の鉛直軸がレンズの中心と垂直になったときに機械を較正する。その結果、XY座標内で新たにどのように移動しても、穿孔具の位置を正確に決めてレンズの所定の点を穿孔することができる。しかしこのような穿孔を実施するには、ディジタル制御式穿孔装置が、加工するレンズのあらゆる形状をメモリに記憶していることが前提となる。なぜなら各レンズは、レンズの自由端からの厳密な距離を基準にして鼻領域と側頭領域の近傍に穴および/またはくりぬきを持つ必要があるからである。さらに、この方法は、特に円、楕円、正方形、長方形など、レンズが非常に古典的な形状になっていて、輪郭があらかじめ記憶されている場合に実際上限定される。したがって操作者は、毎回、メモリの中から対応するレンズの輪郭を探し出し、やはりメモリの中で、選択したレンズに対する望む加工モチーフを探す必要がある。これは、操作者にとって大きな制約である。しかも輪郭が不正確にしか記憶されていない場合には間違える危険性があることは言うまでもない。さらに、メガネのレンズに穿孔するのに用いるディジタル制御式穿孔装置は、相変わらず重くてかさばる機械であるため、この装置があるのは大きな組み立て工場だけである。
したがって、メガネ業者が店舗または組み立て作業場で使用できる、より小型でより操作しやすい機械式穿孔装置が必要とされている。
最近、光学レンズに貫通するくりぬきを(場合によっては穴も)実現するために特別に開発された手動制御の機械式穿孔装置が提案された。これに関しては、特許文献8を参照するのがよい。この公報には、手で穿孔具を鉛直方向に移動させることのできる穿孔装置が記載されている。この装置を利用した穿孔法では、穿孔具の回転軸に対して実質的に垂直な平面内にレンズを配置し、レンズの対象とする縁部が、レンズ上にあらかじめ印した接点で、この時点では稼働していない穿孔具と接する状態にし、レンズをその位置で固定する。この時点でようやく穿孔具を回転させ、レンズを回転している穿孔具に対して水平な平面内を移動させる。その移動は、穿孔具の軸の軌跡とは異なる固定点のまわりの回転に合わせたものであり、回転の大きさは、加工する貫通孔の長さに対応する。次に、穿孔具をその穿孔具の軸線に沿って手で引き上げることにより、穿孔具をレンズから遠ざける。
このような機械式穿孔装置は興味深い道具ではあるが、ここで利用されている方法をディジタル制御式穿孔装置に移すことはできない。
日本国特開平8−155945号公報 日本国特開平8−155806号公報 WO 00/68,729公開公報 WO 99/37,449号公開公報 フランス国特許第2800172号公報 ヨーロッパ特許第0 739 683号 WO 00/67,974公開公報 フランス国特許第2,826,599号公報
本発明は、ディジタル制御式穿孔装置を利用しつつ、上記の欠点や制約のない光学レンズを穿孔する方法を案出することを目的とする。
そこで本発明は、所望の穴またはくりぬきを最高の精度で実現することを保証しつつ、しかも個々のレンズの形状に制約がまったくない、実現が簡単かつ容易な穿孔方法と、その方法を実施する装置を考案することを目的とする。
この問題は、本発明の方法によって解決できる。それは、X、Y、Z座標の3方向に並進移動させることのできる穿孔具支持体を備えており、その支持体には穿孔具が付随していて、上記3方向のうちの1つの方向に平行な軸線に沿って並進移動可能になっているディジタル制御式穿孔装置を利用して、穿孔されたレンズを備えた縁なしメガネと呼ばれるメガネを実現するため、光学レンズに穿孔する方法であって、以下の連続したステップを含む。:
a)穿孔具の軸線に対して実質的に垂直な平面内で、その平面内の位置がディジタル制御式穿孔装置からわかる基準位置指示部材に対してレンズを移動させ、そのレンズの縁部にあらかじめ印した基準点がその基準位置指示部材に接する状態にした後、レンズをその位置で固定するステップ;
b)固定されたままのレンズに穿孔具を近づけた後、基準位置指示部材を隠してそのレンズの支持領域を自由状態にするステップ;
c)穿孔具を制御し、あらかじめプログラムした一連の加工操作を、レンズの基準点の位置をその一連の加工操作のゼロ点として利用しながら実施するステップ。
したがって一連の加工操作のゼロ点は、ディジタル制御式穿孔装置にとって、レンズ縁部の基準点である。このような基準点をあらかじめレンズの縁部に印しておくことは、レンズの輪郭(特に、メガネのレンズとして通常使用されている幾何学的形状をはるかに超えた想像しうるあらゆる形状を取ることのできる輪郭の形状)とはまったく無関係である。したがってレンズの中心を基準とした位置決めを放棄することになる。すると、関係するあらゆる形状をあらかじめ記憶することなく、任意の形状のレンズを加工することが可能になる。その場合に記憶させる唯一のことは、ディジタル制御式穿孔装置を用いて実施する一連の加工操作のタイプと、レンズと対象となるフレームを接続する方法との関係である。
ステップa)のとき、製作するメガネの右側のレンズと左側のレンズを並べて配置し、基準点を有する各レンズを対応する基準位置指示部材に接する状態にした後、各レンズをそれぞれの位置に固定し、次いであらかじめプログラムした一連の加工操作を実施するためにステップb)においてそれぞれの基準位置指示部材を隠すことが好ましい。
基準位置指示部材が、隠すことのできる同一の部材の一部をなしており、その部材の両側に右側のレンズと左側のレンズを移動させ、2枚のレンズの鼻領域または側頭領域に対称に穿孔を行なうことが望ましい。特に、2枚のレンズの鼻領域または側頭領域に対してあらかじめプログラムした一連の加工操作を終えた後、新しいステップa)においてレンズの位置を入れ換え、他方の領域に対してその一連の加工操作を実施する。
さらに、ステップa)において、各レンズを上下方向にわずかに傾斜したプレート上で移動させた後にそのプレートに固定し、穿孔具を、対象とするレンズに向けて、そのレンズの対象とする面に対して垂直に接近させるとよかろう。
また、互いに隣接した2枚の傾斜プレートが設けてあり、その傾斜を右側のレンズと左側のレンズで対称に調節することもできよう。
さらに、ステップb)において、基準位置指示部材を隠す操作を、鉛直方向Zに平行な方向に自動的に、または手動で行なうことが望ましい。
最後に、所定のモチーフに従って設けられる貫通または非貫通の複数のくりぬきおよび/または穴をそれぞれの操作が含む複数の操作がメモリに記憶されていて、ステップc)において、メモリから一連の上記加工操作を引き出すことが好ましい。
本発明は、上記の特徴のうちの少なくとも1つを有する穿孔方法を実現する装置にも関する。この装置は、
X座標、Y座標、Z座標の3つの方向に沿って並進移動できる突起した穿孔具支持体を備えており、その支持体には穿孔具が付随していて、回転駆動されて、実質的に鉛直な状態を保っている軸線に沿って並進移動するディジタル制御式穿孔装置を搭載した実質的に水平な台と;
その台に取り付けられていて、レンズを支持する作動位置とレンズが自由状態にされる隠れた位置の間を移動できる基準位置指示部材と;
レンズ(V)を実質的に水平な平面内に維持するため、上記台と一体化したプレートの上に載っていて、そのプレートに対して位置を固定することができるレンズ支持体とを備えることを特徴とする。
基準位置指示部材が、台に固定された鉛直方向の柱状部材と、その柱状部材に接した状態で作動状態の高位置と隠れた低位置の間を移動できるスライダとを備えていて、そのスライダが、対象とするレンズの縁部をそのレンズの基準点の位置で支持するのに役立つ少なくとも1つの側部エッジを有することが好ましい。
基準位置指示部材のスライダが、支持用の柱状部材の軸線の両側に支持用の側部エッジを備えていることと、右側のレンズと左側のレンズを並べて配置するため、2つのレンズ支持体が設けられていることが望ましい。特に、スライダの一方の側または両側に設けられた支持用の側部エッジは、鉛直方向に延びるリブである。
さらに、鉛直方向の柱状部材の高位置にスライダを維持することは、機械式手段または電磁式手段によって保証される。スライダを鉛直方向の柱状部材に接した状態で下方に移動させる操作は、穿孔具の下降と連動した機械式手段、電気式手段、電磁式手段のいずれかによってなされる。
特別な一実施態様によれば、二面体を形成する2枚の支持プレートが台の上に載っていて、上方または下方へのその支持プレートの傾斜は、付随する共通の調節手段によって対称に調節できる。
さらに、レンズ支持体は、台上にあって上面が強磁性材料でできたプレート上または傾斜プレート上のあらゆる位置に固定できる固定解除可能な磁気固定式ブロックを備えていて、そのブロックの上に、レンズを実質的に水平な平面内に維持する手段が載っていることが望ましい。
最後に、レンズ支持体が台に固定されていて、X座標とY座標の方向に対応する直交した2方向に移動することが好ましい。
本発明の他の特徴および利点は、特別な実施態様に関する以下の説明と添付の図面からより明確になろう。
図1に、参照番号10で示した光学レンズ穿孔組立体を見ることができる。この穿孔組立体10は、ディジタル制御式穿孔装置12を搭載した実質的に水平な台11を備えている。ディジタル制御式穿孔装置12は、ここでは、構成要素13.1、13.2、13.3を備えており、最後の構成要素は、駆動用電動モーター(この図では見えない)を備えている。このモーターの出力軸は、フライスなどの穿孔具15を固定するチャック14に接続されている。穿孔具は、付随する駆動手段によってその軸線16のまわりを回転する。ここではディジタル制御式穿孔装置12は、台11の上に取り付けた下部ブロック13.1を備えており、X軸とY軸の2方向に移動できるようになっている。このブロックの上には、鉛直方向に移動可能な柱状部材13.2に取り付けられた穿孔具支持体13.3が載っている。したがって穿孔具支持体13.3は、ブロック13.1に取り付けられているためにX軸とY軸の方向に移動できるだけでなく、命令により、実質的に鉛直なZ軸方向に沿って移動することもできる。
このように、穿孔具15は水平面のX軸とY軸の方向に移動できると同時に、この穿孔具の軸に沿ったZ軸の方向にも移動できる。そのことが、両矢印100で示してある。実際上は、穿孔具15を直径の小さな(例えば約1mm)のフライス(ドリルが好ましい)にして、道具を交換せずにフライス研削でより大きな直径の穴を開けられるようにすることになろう。より一般には、穿孔またはフライス研削により、貫通した任意の形状、または貫通していない任意の形状を実現する。
穿孔具15の運動制御は、台11の前面に設けた調節ボタンとスイッチによって装置上で直接行なうことができる。なおボタンとスイッチは、参照番号17.1、17.2、17.3、17.4、17.5、17.6で示してある。図1には、キーボード19付きのコンピュータPC18も図示してある。このコンピュータ・セットは、ケーブル18.1を通じてディジタル穿孔装置12に接続されている。したがってこのコンピュータ・セットは、穿孔具15に所定の軌跡を描かせるための移動命令を送ることができる。以下に説明するように、コンピュータ・セット18により、あらかじめプログラムした一連の加工操作がうまく実行されるよう監視するとともに、対象となるレンズで実現する穴および/またはくりぬきがどのようなものであるかに応じ、決められた数の一連の操作を記憶させることができる。
穿孔組立体10は、台11の上に取り付けた水平なプレート20も備えている。このプレートは支持面を形成しており、ここでは強磁性材料からなる単一の板で構成されている。穿孔組立体10は、レンズVを実質的に水平な平面内に保持するためのレンズ支持体50も備えている。この支持体は、プレート20の上に載っていて、このプレートに対して位置を固定することができる。
図1には、レンズ支持体50に付随したいくつかの装置も図示してある。レンズ支持体50は、ここでは、固定解除可能な磁気固定式ブロック51の形態にされていて、プレート20上のあらゆる位置で固定することができる。図1には、支持ブロック51の位置を固定する命令を出すボタン53と、加工するレンズの位置決めを確実にする保持手段55も図示してある。支持ブロック51の構成は、図2を参照して行なう以下の説明を通じてよりよく理解されよう。
プレート20上には、互いに向き合った2つのC形レール25が存在していることもわかる。それぞれのレールは、内部にラック26を備えている。横断棒27があって、その両端部のピニオン(図1では見ることができない)がそれぞれラックと噛み合っている。この横断棒27は、その横断棒27上にまたがるようにして遊びなしに取り付けられた部材52のおかげで支持ブロック51のX方向とY方向の位置を決めることができる。支持ブロック51のX方向とY方向の移動は、ここではそれぞれ両矢印102と101で示してある。
図1には、本発明において不可欠な機能を担う別の手段も図示してある。それは、一般に組立体30からなる基準位置指示部材である。X−Y平面内におけるこの基準位置指示部材の位置は、ディジタル制御式穿孔装置12によってわかる。基準位置指示部材30は、ここでは、台11に固定された鉛直方向の柱状部材31(ここではプレート20に直接固定されている)と、この柱状部材の上を鉛直方向に移動できるスライド32とを備えている。スライドは、鉛直方向に延びる先の尖ったリブからなる少なくとも1つの側部エッジ33を備えている。ここでは、スライド32のそれぞれの側に側部エッジ33が設けられている。リブは、正確であると同時に、レンズを粉々にしないよう、より一般には、以下に詳しく説明する手続きに従ってこのリブに支持されることになるレンズの縁部を傷めないよう、堅固なプラスチック材料(ナイロンなど)からなることが好ましい。
図2には、レンズVを実質的に水平な平面内に保持するためのレンズ支持体50のほか、基準位置指示部材を構成する組立体30(ここではレンズが高位置にある)がよりわかりやすく示してある。
つまり基準位置指示部材を構成する組立体30は、鉛直方向の柱状部材31(ここでは断面が長方形)を備えていて、この柱状部材の軸線のそれぞれの側に先の尖った鉛直方向のリブ33が突起した状態で設けられたスライド32が、この柱状部材に接した状態で移動することができる。基準位置指示部材は、レンズが支持される作動位置に対応する高位置(実線で表示)と、レンズが自由状態にされる隠れた低位置(図2にリブの一部を一点鎖線で表示)の間を移動できるようにして柱状部材31に取り付けられている。
スライド32は、機械式手段または電磁式手段(どちらも図示せず)によって、鉛直方向を向いた柱状部材の高位置に維持することができる。その手段は、例えば、ロックの解除が可能なラチェット装置、磁石、あるいは同等な他の任意の手段にすることができよう。さらに、スライド32の高位置から低位置への移動は、穿孔具の下降と連動する機械式手段、電気式手段、電磁式手段のいずれかによって実現するか、スライドに手で直接作用を及ぼして柱状部材に沿ってスライドを下げることによって実現することができよう。スライド32を下方に移動させる自動制御を実現する簡単な1つの方法は、穿孔具支持体13.3に固定されていて、穿孔具が下降したときにスライド32に支持される鉛直方向のロッド(図示せず)を設けることである。すると基準位置指示部材は、穿孔具が作業領域に到着したときに自動的に引っ込む。変形例として、スライドの自動的な下方への移動を命令するのに、ケーブルまたは電磁石をベースとしたあらゆるシステムを利用できよう。
ここに図示した基準位置指示部材は、柱状部材の軸線のそれぞれの側に支持用の側部エッジ33を備えていることに注意されたい。そのため加工する2枚のレンズを基準位置指示部材の両側で支持することができる。
図2にはさらに、レンズ支持体50が詳細に示してある。レンズ支持体50は、レンズVを実質的に水平な平面内に保持するために設けられている。したがってレンズ支持体50は、固定解除可能な磁気固定式ブロック51の形態にされていて、上面が強磁性材料であるプレート20上のあらゆる位置で固定することができる。制御ボタン53は、両矢印105で示したように、プレート20の上面の所定位置へのブロック51の固定に対応する位置と、プレート20の上面上をブロック51が自由に滑ることができるよう磁気式固定から自由になった状態に対応する位置の2つの位置間を回転することができる。図2からはさらに、ブロック51と強固に一体化していて、遊びなしに、しかも最少の摩擦で横断棒27にまたがって滑る部材52も示してある。横断棒27は、端部にあるピニオン28が、C形レール25の中に配置された対応するラック26と噛み合っていることがわかる。ラック26の方向と平行な方向の移動は、両矢印101で示したY方向の移動に対応し、横断棒27の軸線に沿った横方向の移動は、両矢印102で示したX方向の移動に対応する。したがって支持体50はプレート20に拘束されて、X−Y座標系を形成する直交した2つの方向101、102に沿って移動する。
固定解除可能な磁気固定式ブロック51の上にはさらに、レンズVを実質的に水平な平面内に保持する手段55が取り付けられている。この保持手段55は、実際には、いろいろな方法で実現することができる。ここでは、ブロック51と強固に一体化したL型支柱54が図示してあり、このL型支柱は、締め具を形成する可動組立体を支持している。この可動組立体は、シャフト62に回して取り付けたナット61からなる操作具60を備えている。シャフト62の下部63にはネジが切られているため、両矢印106で示したようにどちらかの方向に回転させると端部の保持パッド59を上昇させたり下降させたりすることができる。レンズVは、ブロック51と一体化した支持体56からなる固定部の上に載っている。ここでは、この支持体の上に、端部がトーラス状ワッシャー58になった柔軟な組立体57が載っている。レンズを締め付けるのに用いる柔軟な手段58、59の代わりとして、支持体を上に重ねて使用し、その端部を、トグル継ぎ手に取り付けた締め付け用のパッドにすることができよう。そのため締め付けるレンズの内面および/外面のさまざまな曲率に自然に適合させることができる。それぞれのパッドは、トーラス状ワッシャーを備えていて、レンズと接触しても表面を傷つける危険性がないことが好ましい。さらに、レンズと接触する一方または他方の部分は、光学レンズのグラインダーで使用されるさまざまなタイプの吸盤を例えば嵌め込むことのできる吸盤保持部材(図示せず)を備えることができよう。レンズと接触する一方または他方の部分は、吸盤の付いていないレンズを締め付けることを目的として、トーラス状ジョイントを備える単純な部材を備えることもできよう。
図1と図2を参照して上記装置の構成要素についての詳しい説明を終えたからには、今や、より簡単な図3と図4を参照し、本発明による光学レンズ穿孔方法を説明することができる。
図3には、まず最初に、第1ステップa1)が示してある。このステップにおいて光学レンズVが所定の位置に配置される。レンズの縁部の特別な点PRに印がつけてある。この点が、レンズに対してあとで実行すべき一連の加工操作の基準点となる。レンズVは、もちろん磁性タイプの支持体(図示せず)に固定されている。支持体は、プレート20の上に支持された状態でX方向とY方向に滑って移動することができる。そのためレンズVを徐々に移動させ、基準点PRを、基準位置指示部材33を形成するリブの先端に正確に到達させることができる。その様子をステップa2)に示してある。そこでこのステップでは、穿孔具の軸線16とほぼ垂直な平面内をレンズVを移動させながら、基準位置指示部材33に対するレンズVの位置を決める。この平面内での基準位置指示部材の位置は、ディジタル制御式穿孔装置12によりわかる。その結果、レンズVにあらかじめ印した基準点PRが基準位置指示部材30、33に接して支持され、その後にレンズがその位置に固定される。固定は非常に簡単になされ、磁性支持体50の制御ボタン53を回すだけでよい。
次のステップb)では、穿孔具15(図示せず)が固定されたままのレンズVに近づき、基準位置指示部材30、33が隠れてレンズの支持領域が自由状態にされる。それを、一点鎖線の基準位置指示部材として表示してある。すると穿孔具15は、基準点PRから位置がわかるレンズ上で、あらかじめ決めておいた所望のあらゆる軌跡を描くことができる。
ステップc)では、穿孔具15は、レンズVの基準位置PRをその加工操作のゼロ点として利用し、あらかじめプログラムされた一連の加工操作を実施する命令を受ける。
一連の加工操作は、メモリから引き出すことが好ましい。メモリには複数の操作が記憶されていて、それぞれの操作には、所定のモチーフに従って設けられる複数の貫通するくりぬきおよび/または穴、または複数の貫通しないくりぬきおよび/または穴が含まれている。一連の操作は、ここでは、対象とするレンズVの鼻領域ZNに関係している。ここには、このタイプのフレームで通常出会う加工に対応する異なったモチーフM1〜M6を示してある。その異なったモチーフが図3に示してあり、それは以下のようになっている。
モチーフM1:貫通穴P1と貫通するくりぬきE1;
モチーフM2:上下方向にほぼ重なっている2つの貫通穴P2.1とP2.2;
モチーフM3:水平方向にほぼ揃っている2つの貫通穴P3.1とP3.2;
モチーフM4:ほぼ上下方向に延びている貫通穴L4;
モチーフM5:貫通穴P5と貫通しないくりぬきE5;
モチーフM6:技術的なおよび/または審美的な仕上げモチーフに従う貫通しない表面加工P6。
どの場合でも、穿孔具15は、レンズVの基準点PRの位置を一連の加工操作のゼロ点として利用し、あらかじめプログラムされた一連の加工操作を実行する命令を受ける。
鼻領域ZNの穿孔が終了すると、同じ一連の操作を繰り返し、同じレンズの側頭領域ZTの穿孔を行なうことができる。それをステップa’)に図示してある。このステップでは、レンズVの支持体が新たにX−Y平面を移動し、レンズVの反対側の縁部にあらかじめ印した別の基準点PR’に到達し、基準位置指示部材30、33に接して支持される。その後、レンズは新たにその位置に固定される。穿孔具を近づけて基準位置指示部材を隠すステップb)、そしてそれに続く、穴および/またはくりぬきに関してあらかじめプログラムした一連の加工操作を命令するステップc)により、側頭領域ZTにおいて望む穿孔を実現することができる。
ここで図4を参照し、上記の方法に対する好ましい変形例を説明する。この方法により、製作するメガネの右側のレンズと左側のレンズを直接加工することができる。
ステップa1)に示したように、右側のレンズVDと左側のレンズVGは、プレート20にそれぞれ支持されている磁性支持体に固定された状態にしてあらかじめ配置されている。基準位置指示部材30は、ここでは、当然、固定された柱状部材31の軸線の両側にそれぞれ突起した支持用エッジ33を2つ備えている。
するとそれぞれの支持体は、各レンズVDまたはVGの基準点PRが支持用側部エッジ33に接するまで移動する。その様子をステップa2)に示してある。次に、上に説明したのと同様のステップが再び現われる。ステップb)では、穿孔具15に近づくと両側型基準位置指示部材が隠れ、ステップc)では、穿孔具が制御されて、あらかじめプログラムされた一連の加工操作が、基準点PRのそれぞれの位置を一連の加工操作のゼロ点として利用して各レンズに対して実施される。
ここではレンズ支持体のガイド手段を使用しているため、レンズVDとVGをX方向に関して完全に揃えられることに注意されたい。そのため実際には、2枚のレンズの一方だけに基準点PRを印せば十分である。その後、他方のレンズの支持体を単純に、対象とするレンズの自由端が他方の支持用側部エッジ33と接触するまでX方向に移動させる。
これは、2枚のレンズを、対応する各レンズの完全に中央に位置する研削用の吸盤を備えた状態で配置することによって可能になる。その結果、2枚のレンズは、同じ軸線上で、しかも同じ高さで、中央鉛直面に対して厳密に対称に離れた状態になる。
したがってステップc)に示したように、右側のレンズVDと左側のレンズVGに対して望む穴および/またはくりぬきが実現される。それは、ここでは、穴P1と貫通するくりぬきE1である。
各レンズの側頭領域を加工するには、2つのレンズ支持体を単に入れ換え、上記の位置決め手段を利用するだけでよい。すると、側頭領域の自由端が支持用側部エッジ33に接して直接支持される。その様子をステップa’)に示してある。このステップでは、右側のレンズと左側のレンズが入れ換わっていることがわかる。
このステップa’)の後、上記のようにして手続きを続け、両側型基準位置指示部材を隠し、それぞれのレンズの側頭領において、あらかじめプログラムした一連の加工操作を実施する。
今説明した手続きは、輪郭がどのような形状でも、厚さや材料がどのようになっていても、補正レンズまたは非補正レンズの加工に最適である。
場合によっては(特にレンズの曲率が重要である場合には)、鉛直な軸線を持つ穿孔具が、接平面とほぼ垂直にレンズの対象とする面に侵入するよう、加工するレンズの傾斜方向を探すと好ましい可能性がある。
本発明の装置は、それができるように構成してある。そこで図5Aと図5Bを参照する。
これらの図には、台上の水平なプレート20と、穿孔具15を支持する支持体13.3が示してある。2つのレンズ支持体50も示してあり、その構造は上記のものと同じである。主な変更点は、傾斜を調節できる支持プレート41が1枚または2枚(ここでは2枚)存在していることである。実際、レンズ支持体50の載った支持面を傾斜させると、その支持体に固定されたレンズの傾斜を変えることができる。そのため加工面は、局所的にほぼ水平な接平面となる。
ここでは2枚の支持プレート41が用意してあり、Y方向に延びる中央の軸42の位置で関節接続されて二面体を形成している。2枚の支持プレート41の上方または下方への傾斜は、付随する共通の調節手段45によって対称に調節することができる。この調節手段は、ここでは、ワッシャーを重ね合わせた組立体46と操作用ノブ47で構成されている。そのためノブを鉛直方向の軸線のまわりに回すことで、中央鉛直面に対する対称性を保持したまま支持プレート41の傾斜を変えることができる。
図5Aでは、穿孔具15がレンズの凸面に侵入できるようにするため、支持プレート41の中央部が持ち上げられている。逆に図5Bでは、穿孔具15が2枚のレンズの凹面に垂直に侵入できるようにするため、支持プレート41の中央部が下げられている。
傾斜したプレート41上での磁性支持体50の移動は、レンズ支持体50の各ブロック51に付随する部材52によるガイド系のおかげで、上記ラック付きガイド手段の影響をまったく受けないことに注意されたい。
対称性のおかげで右側と左側の2枚のレンズそれぞれの凸面または凹面に穿孔具をうまく侵入させること保証される。
したがって小さなサイズのディジタル制御式穿孔装置を利用してメガネのレンズを穿孔する方法と装置が実現する。これは、メガネ業者にとって、手動式穿孔装置と大きな作業場にあるディジタル式穿孔装置の中間に位置する貴重な手段となる。
もちろん、操作者は、一連の加工操作がうまくいっていることを自分のコンピュータ18のスクリーン上で追跡することができる。そのようなわけで、選択した加工モチーフの表示がアイコンとしてスクリーンに系統的に表示されると興味深いことであろう。これは、レンズ加工時のあらゆる間違いを避けるためである。図示したあらゆる場合に、加工モチーフだけが記憶される。もちろん本発明の穿孔方法がレンズの輪郭の形状にはまったく依存しないことをここに再度確認しておく。
本発明がここに説明した実施態様に限定されることはなく、逆に、同等な手段で上記の本質的な特徴を再現したあらゆる変形例が本発明に含まれる。
本発明の方法を実施するための本発明による光学レンズ穿孔組立体の斜視図である。 X方向とY方向のガイド手段が付いた図1の装置(ここでは固定解除可能な磁気固定タイプ)を備えるレンズ支持体の部分拡大斜視図である。 本発明による穿孔方法の一連のステップを1つのレンズに対して適用した場合の各ステップの操作を上から見た概略図である。 図3と同様の上から見た概略図であり、製作するメガネの左右のレンズに対して本発明の方法を適用した場合を示している。 上下方向にわずかに傾斜した面上にレンズを配置した様子を示す正面図である。このようになっていることで、穿孔具は、レンズの対象とする凸面に垂直に接近できる。 上下方向にわずかに傾斜した面上にレンズを配置した様子を示す正面図である。このようになっていることで、穿孔具は、レンズの対象とする凹面に垂直に接近できる。

Claims (17)

  1. X、Y、Z座標の3方向に並進移動させることのできる穿孔具支持体(13.3)を備えており、その支持体には穿孔具(15)が付随していて、上記3方向のうちの1つの方向(Z)に平行な軸線(16)に沿って並進移動可能になっているディジタル制御式穿孔装置(12)を利用して、穿孔されたレンズを備えた縁なしメガネと呼ばれるメガネを実現するために、光学レンズに穿孔する方法であって、
    以下の連続したステップを含む方法:
    a)穿孔具の軸線(16)に対して実質的に垂直な平面内で、その平面内の位置がディジタル制御式穿孔装置(12)からわかる基準位置指示部材(30、33)に対してレンズ(V)を移動させ、そのレンズ(V)の縁部にあらかじめ印した基準点(PR)がその基準位置指示部材(30、33)に接する状態にした後、レンズをその位置で固定するステップと;
    b)固定されたままのレンズ(V)に穿孔具(15)を近づけた後、基準位置指示部材(30、33)を隠してそのレンズの支持領域を自由状態にするステップと;
    c)穿孔具(15)を制御し、あらかじめプログラムした一連の加工操作を、レンズ(V)の基準点(PR)の位置をその一連の加工操作のゼロ点として利用しながら実施するステップ。
  2. ステップa)のとき、製作するメガネの右側のレンズと左側のレンズ(VD、VG)を並べて配置し、基準点(PR)を有する各レンズを対応する基準位置指示部材(30、33)に接する状態にした後、各レンズ(VD、VG)をそれぞれの位置に固定し、次いであらかじめプログラムした一連の加工操作を実施するためにステップb)においてそれぞれの基準位置指示部材(30、33)を隠す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 基準位置指示部材(30、33)が、隠すことのできる同一の部材(32)の一部をなしており、その部材の両側に右側のレンズと左側のレンズ(VD、VG)を移動させ、2枚のレンズの鼻領域(ZN)または側頭領域(ZT)に対称に穿孔を行なう、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 2枚のレンズ(VD、VG)の鼻領域(ZN)または側頭領域(ZT)に対してあらかじめプログラムした一連の加工操作を終えた後、新しいステップa)においてレンズの位置を入れ換え、他方の領域に対してその一連の加工操作を実施する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. ステップa)において、各レンズを上下方向にわずかに傾斜したプレート(41)上で移動させた後にそのプレートに固定し、穿孔具(15)を、対象とするレンズに向けて、そのレンズの対象とする面に対して垂直に接近させる、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 互いに隣接した2枚の傾斜プレート(41)が設けてあり、その傾斜を右側のレンズ(VD)と左側のレンズ(VG)で対称に調節する、
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項と請求項5に記載の方法。
  7. ステップb)において、基準位置指示部材(30、33)を隠す操作を、鉛直方向(Z)に平行な方向に自動的に、または手動で行なう、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 所定のモチーフ(M1〜M6)に従って設けられる貫通または非貫通の複数のくりぬきおよび/または穴をそれぞれの操作が含む複数の操作がメモリに記憶されていて、ステップc)において、メモリから一連の上記加工操作を引き出す、
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の穿孔方法を実施するための装置であって、
    X座標、Y座標、Z座標の3つの方向に沿って並進移動できる突起した穿孔具支持体(13.3)を備えており、その支持体には穿孔具(15)が付随していて、回転駆動されて、実質的に鉛直な状態を保っている軸線(16)に沿って並進移動するディジタル制御式穿孔装置(12)を搭載した実質的に水平な台(11)と;
    その台(11)に取り付けられていて、レンズを支持する作動位置とレンズが自由状態にされる隠れた位置の間を移動できる基準位置指示部材(30、33)と;
    レンズ(V)を実質的に水平な平面内に維持するため、上記台(11)と一体化したプレート(20、41)の上に載っていて、そのプレートに対して位置を固定することができるレンズ支持体(50)とを備える、
    ことを特徴とする装置。
  10. 基準位置指示部材(30)が、台(11)に固定された鉛直方向の柱状部材(31)と、その柱状部材に接した状態で作動状態の高位置と隠れた低位置の間を移動できるスライダ(32)とを備えていて、
    そのスライダが、対象とするレンズの縁部をそのレンズの基準点(PR)の位置で支持するのに役立つ少なくとも1つの側部エッジ(33)を有する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 基準位置指示部材(30)のスライダ(32)が、支持用の柱状部材(31)の軸線の両側に支持用の側部エッジ(33)を備えていることと、
    右側のレンズと左側のレンズ(VD、VG)を並べて配置するため、2つのレンズ支持体(50)が設けられている、
    ことを特徴とする請求項10に記載の装置。
  12. スライダ(32)の一方の側または両側に設けられた支持用の側部エッジ(33)が、鉛直方向に延びるリブである、
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の装置。
  13. 鉛直方向の柱状部材(31)の高位置にスライダ(32)を維持することが、機械式手段または電磁式手段によって保証される、
    ことを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の装置。
  14. スライダ(32)を鉛直方向の柱状部材(31)に接した状態で下方に移動させる操作が、穿孔具(15)の下降と連動した機械式手段、電気式手段、電磁式手段のいずれかによってなされる、
    ことを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載の装置。
  15. 二面体を形成する2枚の支持プレート(41)が台(11)の上に載っていて、上方または下方へのその支持プレートの傾斜が、付随する共通の調節手段(45)によって対称に調節できる、
    ことを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載の装置。
  16. レンズ支持体(50)が、台(11)上にあって上面が強磁性材料でできたプレート(20)上または傾斜プレート(41)上のあらゆる位置に固定できる固定解除可能な磁気固定式ブロック(51)を備えていて、そのブロックの上に、レンズ(V)を実質的に水平な平面内に維持する手段(55)が載っている、
    ことを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記載の装置。
  17. レンズ支持体(50)が台(11)に固定されていて、X座標とY座標の方向に対応する直交した2方向に移動する、
    ことを特徴とする請求項9〜16のいずれか1項に記載の装置。
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