JP2007515664A - 高効率の単一パネルおよび2パネル投射エンジン - Google Patents

高効率の単一パネルおよび2パネル投射エンジン Download PDF

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Abstract

単一イメージャ投射システムは、常に1つの色帯域しか照明されないため3イメージャシステムと比べて低光スループットという問題がある。その結果単一イメージャ投射システムの動作効率を向上させる必要がある。本発明は単一または二重イメージャ投射システムにおける高消光比前偏光子、例えば補償多層偏光子の組み込みに関する。これにより低fナンバー照明光による照明が可能になるため投射システムの効率が向上する。前偏光子を偏光回復ユニット内に組み込むことによりさらにシステム効率を向上し得る。

Description

本発明は一般に情報を表示するシステムに関し、特に反射型結像装置を用いた投射システムに関する。
光学結像システムは通例、ライトバルブまたはライトバルブアレイとも称される、画像を光ビームに印加する透過型または反射型イメージャを含む。透過型ライトバルブは通例透光性があり、光を通過させる。一方反射型ライトバルブは入力ビームの選択部分のみを反射して画像を形成する。反射型ライトバルブは制御回路を反射面の背後に配置し得るため重要な利点を提供し、基材がその不透明性によって限定されない場合さらに進歩した集積回路技術が利用可能になる。反射型液晶マイクロディスプレイをイメージャとして用いることにより、新しく場合によっては安価で小型の液晶ディスプレイ(LCD)プロジェクタ構成が可能になる。
多くの反射型LCDイメージャは入射光の偏光を回転する。換言すれば偏光光はその偏光状態が最も暗い状態に対して実質的に未修正状態、あるいは所望の階調を提供するように偏光回転度が付加された状態のいずれかでイメージャによって反射される。これらのシステムにおいて90°回転が最も明るい状態を提供する。従って一般に偏光光ビームを反射型LCDイメージャ用の入力ビームとして用いる。所望の小型構成は偏光ビームスプリッタ(PBS)とイメージャとの間に折り返し光路を含み、照明ビームとイメージャから反射された投射画像とはPBSとイメージャとの間で同じ物理的空間を共有する。PBSは進入光を偏光回転画像光から分離する。白黒画像またはカラー画像を形成するための単一イメージャを用いてもよい。またカラー画像を形成するための複数のイメージャを用いてもよく、この場合照明光を異なる色の複数のビームに分割する。画像をビームの各々に個々に印加し、その後再合成してフルカラー画像を形成する。3つのイメージャシステムは位置合わせが機械的および熱的応力に耐えうることが必要である。光源が発生する光を可能な限り多く用いることが望ましい。また投射エンジンが安価で熱的および機械的不安定性が低いことも望ましい。
明るい高コントラスト画像のディスプレイを提供する広角で高速の光学構成要素を含む光学画像投射システムの必要性がある。さらにまたこのようなシステムは製造が安価であり熱的および機械的不安定性に耐性がある必要がある。本発明は単一または二重イメージャ投射システムにおける高消光比高スループット前偏光子、例えば補償多層偏光子の組み込みに関する。これにより低fナンバー照明光による照明が可能になるため投射システムの効率が向上する。前偏光子を偏光回復ユニット内に組み込むことによりさらにシステム効率を向上し得る。
本発明の特定の一実施形態は、所望の色帯域の照明光を透過する色選択装置と単一反射型イメージャユニットとを備える結像コアを有する単一イメージャ光投射システムに関する。結像偏光ビームスプリッタ(PBS)は色選択装置から受け取った光を単一反射型イメージャユニットへ反射する。反射型前偏光子は結像PBSに入射する前に照明光を前偏光するように配置され、可視スペクトルにわたりf/2.5以下のfナンバーを有する光で照明されたときに反射光に対して50:1を超える消光比を有する。
本発明の他の実施形態は、照明光ビームを第1および第2のそれぞれの偏光状態の第1および第2の光ビームに分割するように配置された第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)を備える投射システム用結像コアユニットに関する。第1の偏光ビームスプリッタは補償多層誘電体PBSである。第1の偏光回転子が第1の光ビーム内の光の偏光を回転するように配置されている。第1の結像PBSが第1の偏光回転光ビーム内の光を第1の反射型イメージャユニットへ反射するように配置されている。第1のイメージャユニットにより反射された第1の画像光ビームが第1の結像PBSを透過する。第2の結像PBSが第2の光ビーム内の光を第2の反射型イメージャユニットへ反射するように配置されている。第2のイメージャユニットにより反射された第2の画像光ビームが第2の結像PBSを透過する。合成PBSが第1および第2の画像光ビームを合成して合成画像ビームにするように配置されている。第2の偏光回転子が合成PBSと第1および第2の結像PBSの一方との間に配置され、第1および第2の画像光ビームの一方の偏光を回転させる。
上記の本発明の概要は本発明の各図示の実施形態または各実施を説明しようとするものではない。以下の図面と詳細な説明とはこれらの実施形態をより具体的に例証する。
添付の図面と共に以下の本発明の様々な実施形態の詳細な説明を検討することで本発明をより完全に理解できよう。
本発明は様々な変更例および代替形状に適用可能であるが、その詳細は一例として図面に示したものでありさらに詳細に説明する。しかし本発明を記載の特定の実施形態に限定しようとするものではないことは理解できよう。逆に添付の特許請求の範囲により規定されるような本発明の要旨および範囲内にある変更例、同等物および代替物をすべて網羅しようとするものである。
本発明は反射型イメージャを用いた投射システムに適用可能であり、特に高コントラストで高輝度の画像を生成する低fナンバー光学イメージャシステムに適用可能である。
LCDによるディスプレイは、入力光が所望しない偏光状態の光力に対する所望偏光状態の光力の比として規定される許容消光比で直線偏光されることを必要とする。超高温(UHP)ランプを始めとするほとんどの光源は、偏光されていない光を生成するため、通常入射光で所望レベルの偏光を達成するために前偏光子を使用することになる。通例2つのタイプの構成要素が前偏光に用いられてきた。マクネイル(MacNeille)偏光ビームスプリッタ(PBS)およびワイヤグリッド偏光子である。前偏光により未偏光入射光の50%が廃棄されることになる。これらの前偏光子は許容消光比を達成するが透過率損失を増加するため、ランプ光の利用が非効率になる。
光効率を向上させて非所望偏光状態に偏光された光の一部分を所望偏光状態に変換するためにいくつかの技術が用いられてきた。このような技術は偏光回復、偏光ダブリングまたは偏光リサイクリングとも称し得る。偏光回復の一手法にはランプ用の光を均質化するレンズアレイの利用がある。偏光回復は一連のPBSと1/2波長位相差板とを用いて達成されると言われている。しかしこの手法は大きく且つ高価になり易い。また消光比が非常に低く、通例3:1未満であるため、偏光回復ユニットとイメージャとの間に前偏光子を使用しなければならない。偏光回復の他の手法はトンネルインテグレータの使用によるが、これらもまた低消光比であるため結像PBSに光が入射する前に後続の前偏光子の使用が必要となる。さらに偏光回復に対するこれらの手法は照明光学系のエタンデュを低下させることになる。イメージャシステムの性能を改善する一手法は広角カーテシアン(Cartesian)偏光ビームスプリッタ(PBS)、例えば1999年5月17日に出願された米国特許出願第09/312,917号明細書に記載されているようなPBSを用いることである。カーテシアンPBSは分離ビームの偏光がPBSフィルムの不変の概して直交する主軸によるPBSである。これに対して非カーテシアンPBSでは分離ビームの偏光はPBSへのビームの入射角に実質的に依存している。
カーテシアンPBSの例は多層反射型偏光ビームスプリッタ(MRPB)フィルムであり、等方性および複屈折材料の交互層から形成されている。フィルムの平面がx−y面であると考えられる場合には、フィルムの厚さはz方向で測定され、z屈折率はz方向と平行の電気ベクトルを有する光に対する複屈折材料内の屈折率である。同様にx屈折率はx方向と平行の電気ベクトルを有する光に対する複屈折材料内の屈折率であり、y屈折率はy方向と平行の電気ベクトルを有する光に対する複屈折材料内の屈折率である。複屈折材料のx屈折率は等方性材料の屈折率と実質的に同じであるが、複屈折材料のy屈折率は等方性材料の屈折率とは異なる。層の厚さを正しく選択すればフィルムはy方向に偏光された可視光を反射してx方向に偏光された光を透過する。
MRPBフィルムの一例は整合z率偏光(MZIP)フィルムであり、補償偏光フィルムとも称され、複屈折材料のz屈折率は複屈折材料のx屈折率またはy屈折率のいずれかと実質的に同じである。MZIPフィルムは米国特許第5,882,774号明細書および同第5,962,114号明細書に記載されている。MZIPフィルムの改良タイプは寿命が長く、米国特許出願第09/878,575号明細書に記載されているように交互層としてPET/COPET−PCTGを使用している。
本明細書に図示した実施形態の多くを反射型液晶(LCoS:Liquid Crystal on Silicon)イメージャを用いるものとして説明する。これは決して限定を意図するものではなく、他のタイプの反射型イメージャユニットを用い得ることは理解されよう。
LCoSイメージャは高精細テレビ(HDTV)に対して低コストで高性能の技術解決策の提供を約束する。単一イメージャ設計は構成要素が少数であるため、複数イメージャ設計より単純なシステムを提供する。さらに複数のイメージャから画像を組み合わせるのに用いる光学要素が必要ないため、複数イメージャシステムより短い背面焦点距離を提供することができる。さらにまたエンジンの組立中にイメージャの位置合わせの必要がない。しかし単一イメージャ投射システムの欠点の1つは光スループットが低いことである。これはこのイメージャは常に3色の帯域のうちの1つ、赤、緑または青用の画像を印加しているという事実から生じる。従って他の2色の帯域の光は使われず、通例カラーホールなどのカラーフィルタを用いて排除される。
投射システムを通過する光を増加させることができる単一イメージャシステムはさらに魅力的で実用的な解決法になる。単一パネルシステムのスループットを向上させるための本明細書で検討する別の手法には、i)広角前偏光子の利用、ii)低fナンバー照明光学系の利用、およびiii)低fナンバー偏光回復の利用がある。これら3つの異なる手法を順番に説明した後、これらの手法を実施する多数の異なるシステムを説明する。
前偏光子
2つのパラメータは概して前偏光子の性能を説明するものであるが、すなわち消光比および透過率である。反射型イメージャユニット、例えばLCoSイメージャによる投射エンジンの一部分が図1Aに概略的に図示されている。光100が光源(図示せず)から前偏光子102に入射する。図の平面に平行な偏光ベクトルを有するp偏光状態の前偏光子102を透過する光の透過率はTp1であり、図の平面に垂直な偏光ベクトルを有するs偏光状態の光の透過率はTs1である。なおs偏光およびp偏光とは図の平面、つまり偏光ビームスプリッタ(PBS)104により規定される反射面を基準としている。投射システムはPBS104とイメージャユニット106とを含んでいる。図示の実施形態では前偏光子102はp偏光状態の光を大部分反射するとともにs偏光状態の光を大部分透過する。しかしs偏光光の部分Rs1は反射され、p偏光光の部分Tp1は透過される。透過における前偏光子の消光比Eは、E=Ts1/Tp1により与えられる。Ts1が1に近い場合、E≒1/Tp1である。
PBS104は入射p偏光光の部分Tp2を透過するとともに、残り部分Rp2を反射する。同様にPBS104は入射s偏光光の部分Ts2を透過するとともに残り部分Rs2を反射する。
投射システムのコントラストは主として暗状態での光の漏れにより決定される。暗状態でイメージャ106が入射偏光を修正しないとすると、光の漏れは主にp偏光光Tpdarkであり、これは以下の式から算出できる。
pdark=Tp1*Rp2*Tp2=Tp1*(1−Tp2)*Tp2 (1)
この式は偏光子が光を吸収せずに光を透過または拒絶するのみであることを前提としている。結像PBS104が高消光比を有すると仮定すると、投射システムのコントラストを1/Tpdarkと推定することができる。
そのため投射エンジンシステムのコントラストCは、
C=E/((1−Tp2)*Tp2) (2)
と算出し得る。
式(2)により、エンジンコントラストが前偏光子の消光比と結像PBS104のp偏光透過率とに依存していることが分かる。
代表的なマクネイル(MacNeille)タイプ偏光子またはワイヤグリッド偏光子を用いた結像PBSの場合、Tp2はfナンバー2.5で通例85%である。そしてコントラストは式(2)により7.85Eで与えられる。全体のコントラストが1500となる場合には、Eの値がほぼ192となり比較的高い。ワイヤグリッド偏光子は消光を透過と交換するため、192という消光に到達するためには通例85%未満の透過率を有する。
従来のマクネイル(MacNeille)PBSを反射モードで前偏光子として用いてもよい。しかしその高p偏光反射のため消光比は低く約10:1であり、これは許容エンジンコントラストに対して低過ぎる。ワイヤグリッド偏光子をマクネイル(MacNeille)PBSと一緒に用いて必要な消光比を達成してもよいが、これはさらなる光損失と出費とを招く。
一方補償多層誘電体PBSは可視波長領域全体にわたる高コントラストとp偏光の高透過率(>98%)とを提供する。このような高Tp2ではエンジンコントラストは式(2)により51Eであり、前偏光子の消光要件30:1になる。これはワイヤグリッドまたはマクネイル(MacNeille)偏光子を結像PBSとして用いる場合の前偏光子要件より大幅に低い。さらに補償多層誘電体PBSを前偏光子として用い得る。これは所望の消光比を提供するとともにワイヤグリッド偏光子より約15%高い光スループットも提供する。
補償多層誘電体PBSを2つの異なる方法、すなわち透過または反射において前偏光子として用い得る。透過では未偏光光をPBSにより反射光と透過光とに分割する。前偏光子を透過した光をイメージャに反射するように結像PBSを配置する。前偏光PBSにより反射された光を光トラップ内に捕捉し得る。反射モードでは前偏光PBSにより反射された光は結像PBSへと渡される。前偏光PBSからの光をイメージャに反射するように結像PBSを配置してもよい。
補償多層誘電体PBSの消光比を透過および反射の両方の場合について測定した。測定の結果は可視スペクトルにわたる波長の関数として図2に提示されている。PBSは2つのSK5ガラスプリズム間に挟持された二重多層構造であり、f/2.0テレセントリック照明光学系により照明した。PBSは本明細書と同日出願されたスリーエム(3M)参照番号第58628US002「高コントラストを有するプロジェクションシステム(Projection System having Increased Contrast)」にさらに記載されている。消光比はPBSから出力される2つの直交偏光状態における力の比である。透過モードでは消光比Tp/Tsは可視スペクトルにわたり1000:1を超える。反射モードでは消光比Rs/Rpは約60:1から150:1の間で変化する。そのため反射消光比は50:1より高い。
補償多層誘電体PBSを反射および透過両方において前偏光子として用い得る。これらの2つの異なる構成は図1B〜1Cに図示されている。図1Bでは光120が補償多層誘電体前偏光子122に入る。補償多層誘電体前偏光子122はs偏光光のほぼ100%とp偏光光の2%未満とを反射する。前偏光子からの主なs偏光反射光124は結像PBS126によってイメージャ128、例えばLCoSイメージャに反射される。イメージャから反射された画像光130は結像PBS126を投射レンズシステム(図示せず)へ透過される。この実施形態において反射光路は同一平面、図の平面内にある。補償多層誘電体前偏光子122は所望s偏光光のほぼ100%を反射するため、イメージャ128の照度は高い。結像PBS126は広角、高コントラスト動作用の任意の好適なタイプのPBS、例えば補償多層誘電体偏光子またはワイヤグリッド偏光子でもよい。
他の構成が図1Cに概略的に図示されている。この場合光140が補償多層誘電体前偏光子142に入る。前偏光子142は図1Bに図示にされている前偏光子122の配向に対して90°に配向されているため、s偏光光は前偏光子によって図の平面外に反射される。前偏光子142を透過した光144は結像PBS146へ通過する。結像PBS146は図の平面内のs偏光光を反射するように配向されている。そのため前偏光子142からの透過光144は前偏光子142に対してp偏光状態にあるが結像PBS146に対してはs偏光状態にある。光144は結像PBSによってイメージャ148へ反射される。画像光150はイメージャ148から投射レンズシステム(図示せず)へ反射される。前偏光子142が高コントラストp偏光光を結像PBS146へ透過するため、このシステムは高コントラストを有する。
低fナンバー光学系
単一イメージャを用いた投射エンジンでは、投射レンズの背面焦点距離は複数イメージャシステムよりも大幅に短い。複数イメージャシステムでは複数イメージャと投射レンズシステムとの間に、異なるイメージャからの画像を合成して視認用に投射される単一画像ビームにするためのビーム合成要素がある。単一イメージャシステムではビーム合成要素が必要ないため、投射レンズを移動してイメージャに近接させることができる。通例投射レンズシステムの背面焦点距離(BFL)は複数イメージャシステムの場合の約2分の1である。これにより投射レンズシステムのfナンバーを複数イメージャシステムより小さく、例えばf/1.5という低さにすることができる。
結像PBSおよび前偏光子の両方が補償多層誘電体偏光子である場合、イメージャ、結像PBSおよび前偏光子から形成される投射エンジンのコントラストは、fナンバーによる影響はあまり強くない。照明光に対して1.65〜4.5のfナンバーの範囲にわたり、赤、緑および青色帯域用のTFSイメージャのコントラスト比を測定した。図3のグラフに提示されたコントラスト比はf/2.3レンズを通して投射された投射光で測定した。この特定の実験では色帯域は以下の通りであった。青430nm〜500nm(曲線302)、緑500nm〜600nm(曲線304)、赤600nm〜680nm(曲線306)。
青色帯域に対するコントラスト比は約400:1から約550:1まで変化したが、緑色帯域に対するコントラスト比は約650:1と約800:1との間で変化した。赤色帯域に対するコントラスト比は青および緑に対するコントラスト比の間のどこかになり、約450:1と約750:1との間で変化した。この図からの重要な結果は全色帯域におけるコントラストが1.65という低い照明fナンバーに対して250:1を超えて、さらに350:1を超えていたことである。照明fナンバー2.5では全色帯域におけるコントラスト比は400:1を超えていた。
投射システムを通過する光量は、投射エンジンからの光スループットを任意の単位で照明fナンバーの関数として示す図4に図示するようにfナンバーに依存している。f/1.5では光スループットは約1600単位であり、f/3.2では約1000単位に下がる。f/1.5〜f/4.5の範囲にわたる光スループットの変化はさらに大きい。図4に示すようにf/2.4からf/1.5のfナンバーの減少は約25%の光スループットの増加になる。
偏光回復
投射システムに用いられる光源は通常未偏光光を生成する。そのため反射型偏光子に入射すると光のおよそ2分の1が透過され、光のおよそ2分の1が反射される。反射型偏光子は、ビームの一方を他方とは異なる方向に反射することによって光を直交偏光のビームに分離する偏光子である。前偏光子または結像PBSを未偏光光と共に用いることで入射光の約2分の1を廃棄することになる。偏光回復は入射放射線の偏光を所望の偏光に変換して光の少ない方の部分を廃棄するために用いられる技術である。
これを行う一方法をここで図5Aを参照して説明する。光源(図示せず)からの光500は一端508のアパーチャ506を通過して反射トンネル504内に方向付けられる。光510はトンネルに沿って跳ねて他端514の反射型偏光子512へ向かう。光のおよそ2分の1が偏光子512を透過するが、他の半分は反射してトンネル504内に戻される。反射型偏光子512が補償多層誘電体PBSである場合、反射板513を用いて反射光をトンネル504へ反射し返してもよい。補償多層誘電体偏光子512を用いることでトンネル504からの透過を増加させるとともに高消光比をもたらす。
反射してトンネル504へ戻された光はトンネル504によりリサイクルされて入力端508の反射板516で反射して、最後には第2の端514から出て再度偏光子512に入射する。トンネル内での複数の反射は光をある程度偏光解消させるため、再入射光のいくらかは偏光子512を透過する。反射偏光状態からの偏光解消は、トンネル端514と偏光子512との間の偏光感応層、例えば1/4波長位相差板518を用いて強化し得る。トンネル504が色選択装置の後に配置されている場合トンネル内の加熱効果は低下し得る。
偏光回復は通常スループットとエタンデュとの交換を招く。エタンデュの低下は通例fナンバーが大きい小型イメージャの場合大きくなり、これにより通常例えば17.8mm(0.7インチ)を超える対角線寸法とアークギャップが小さいランプとを有する大型イメージャへの偏光回復の適用が限定される。異なるfナンバーに対して偏光回復トンネルを用いるとともに15.3mm(0.601インチ)の対角線寸法を有するイメージャを用いた光スループットの算出増加が図5Bに示されている。図示のようにfナンバーがf/2.4以上では実際には光スループットの増加ではなく損失がある。しかし低fナンバーでは大きな光利得を得ることができる。例えばf/1.5では18%の光利得がある。この利得はより大きなイメージャを用いることによりさらに増加させることができる。例えばイメージャが17.8mm(0.7インチ)の対角線寸法を有する場合、偏光回復トンネルを用いればf/1.5で35%のスループット利得がある。
上記の3つの手法、前偏光、低fナンバーおよび偏光回復をすべて用いて単一イメージャによる投射システムの有用性を増加し得る。ここでそのようなシステムの一例を図6を参照して説明する。投射システム600は光を生成するために光源602、例えばアークランプを有する。反射板604を用いて光源602からの光をトンネルインテグレータ606に方向付け得る。トンネルインテグレータ606の前にフィルタ608を配置して紫外線および/または赤外線光を除去してもよい。色選択装置610、例えばカラーホイールをトンネルインテグレータ606の前または後ろに配置することにより常に照明用の1つの色帯域を選択し得る。トンネルインテグレータ606は偏光回復も含み得る。
補償多層誘電体前偏光子612を用いることにより結像PBS614に入射する前に光を前偏光をし得る。イメージャ614への入射光は2.5以下のfナンバーを有し、2.0以下さらには1.5以下のfナンバーを有し得る。この光を結像PBS614によってイメージャ616へ反射する。イメージャ616は光ビームの一部分を変調させて偏光変調画像を印加する。画像光は結像PBS614を投射レンズシステム618へと通過する。投射レンズシステム168に到達した光は1.5以下という低いfナンバーを有し得る。画像光は色選択装置610により光に印加された色帯域によって網羅される可視領域(400nm〜700nm)にわたって250:1を超えるコントラストを有する。画像コントラストは色帯域にわたって350:1を超え得る。
制御ユニット620を用いてイメージャ616により印加される画像を制御するとともに画像を色選択装置610と同期し得る。投射システム600がテレビ、例えば高精細テレビ用の投射エンジンを備える場合、制御ユニット620はテレビチューナーおよびテレビ映像を処理するとともに投射する他の回路も含み得る。
例えば図7の投射システム700に対して図示されているように、補償多層誘電体前偏光子を反射ではなく透過で用い得ることは理解されよう。この実施形態では前偏光子712は光源602からの光の偏光を所望の偏光状態に変換するために用いる偏光回復ユニット706の一部分も形成する。前偏光子712に反射板713を設けて偏光回復を助けてもよい。画像光が2.5以下のfナンバーを有する場合、全色帯域にわたって少なくとも250:1を超える高コントラストを維持するために、前偏光子712および結像PBS614以外の他の偏光装置は必要ない。
単一イメージャ投射システム600および700は設計が非常に簡単であり、3つの色帯域、赤、緑および青の各々に対して1つのイメージャを用いる従来の3イメージャシステムと比べて必要な構成要素数が少ない。構成要素の数が少ないため、単一イメージャ投射システムは3イメージャシステムより安価である。さらにまた背面焦点距離が短いため低fナンバー投射レンズシステムのコストをさらに削減し得る。また3つの異なるイメージャからの画像を位置合わせするステップがなくなるため、単一イメージャ投射システムは製造がより単純である。
さらにまた例えば熱的および/または機械的安定性に起因する製造に伴うイメージャのずれによる問題がなくなる。3イメージャシステムでは機械的安定性から生じる問題を低減するためにイメージャをそれぞれのPBSに直接搭載することが多い。しかしこれはイメージャとPBSとの良好な熱的一致が必要であるという問題をもたらす。熱的および機械的ずれの問題は単一イメージャ投射システムでは低減するため、イメージャをPBSに取り付ける必要がない。これによりPBSで使用するガラス材料の選択に大きな選択肢が可能になる。
投射システム600および700は単一イメージャシステムに対して高光出力を有する一方で高画像コントラストを提供する。単一イメージャシステムは、f/1.5という低いfナンバーで赤、緑および青色帯域にわたって350:1を超える画像コントラストを達成する。
上述した単一イメージャシステムの利点のいくつかを実現する2イメージャ投射システム800の特定の一実施形態が図8に概略的に図示されている。この2イメージャシステムは2.5以下の低fナンバーを有する画像光を生成するとともに、異なる色帯域で350:1を超えるコントラスト比も達成する。これは偏光変換器を用いていない。その代わり単一補償多層誘電体前偏光子を用いて照明光を各々画像と重畳する2つの部分に分割した後、その画像を合成して単一の出力画像にする。
図示の実施形態ではシステム800は光を発生する光源802を有する。反射板804を用いて光を方向付け得る。トンネルインテグレータ806を用いることにより光の輝度をより均一にし得る。光は色選択装置808、例えばカラーホイールを通過する。図示されていないがフィルタを用いて不要な紫外線および赤外線光を除去してもよい。
システム800は補償多層誘電体前偏光子810を用いて光を2つの直交偏光ビーム812および824に分割する。この前偏光子810は高消光且つ高スループットの直交偏光光ビームを生成する。システム800内の様々な地点における光の偏光状態は、図の平面に平行な偏光を示す双頭矢印と、紙面に垂直な偏光を示す黒丸とで図示されている。透過ビーム812は広帯域偏光回転子、例えば1/2波長位相差板を通過して、第1の結像路に沿って第1の結像PBS816に入射する。光は第1のイメージャ818へと反射され、画像光820は反射されて合成PBS822を通過して投射レンズシステム824へ達する。
前偏光子810によって反射された光826は第2の結像路に沿って第2の結像PBS828に方向付けられる。なお前偏光子810の消光比が十分に高いため、前偏光子810と第2の結像PBS828との間にはさらなる偏光子例えばクリーンアップ偏光子は必要ないことは重要である。第2の結像PBS828は光を第2のイメージャ830へ方向付ける。画像光832は反射されて第2の結像PBS828を通過し合成PBS822へ達し、ここで第1および第2のイメージャ818および830からの画像光が合成されて単一の画像ビーム834になり投射レンズシステム824に伝播する。合成PBS824のコントラスト要件は他のPBSの場合よりも低いため、補償多層誘電体偏光子に加えて合成PBS822もワイヤグリッド偏光子、マクネイル(MacNeille)偏光子等でもよい。合成PBS822を用いて画像を反射するため、合成面は第2のイメージャ830からの反射画像光832が歪まないように平坦であることが好ましい。
図示の実施形態において第2の偏光回転子836、例えば1/2波長位相差板が第2の結像PBS828と合成PBS822との間に配置されているため、第2の結像PBS828を透過した画像光は合成PBS822によって反射される。第2の偏光回転子836を第1の結像PBS816と合成PBS822との間にも配置し得ることは理解されよう。このような場合、合成PBSは第1のイメージャ818から受け取った画像光を反射するとともに第2のイメージャ830から受け取った画像光を透過するように配向する。
第1および第2の偏光回転子814および836は1/2波長位相差フィルムでもよく、回転が厳密に1/2波長であり回転が他の波長に対して僅かに1/2波長前後である状態である場合、通例1波長を有する。2つの偏光位相差板の最適波長は、合成出力画像ビーム834はバランスのとれた色を有するように異なり得る。例えば超高圧ランプ(UHP)が投射光エンジン用に幅広く使用されている。UHPランプは強力な緑色光を出力し、青色および赤色光出力は比較的低い。そのためシステムは赤色および青色帯域の光に対してより高い全体スループットを有することが望ましい。可視光用の典型的な広帯域1/2波長位相差フィルムは緑色光で頂点に達する。しかし現在の実施形態では2つの偏光位相差板は異なる波長で頂点に達する。例えば一方は青色帯域で頂点に達し、他方は赤色帯域で頂点に達し得る。従って赤色および青色スループットは緑色光のスループットより高く、画像光内の色は偏光回転子が緑色光に最適化されていた場合より良好なバランスが取れている。偏光回転子に対する最適波長の値を特定の色要件を満たすように選択し得ることは理解されよう。この選択は光源から発光される光の色バランスおよびシステムの異なる光学構成要素内での光吸収を始めとする多数の要因に基づくが、要因はこれらに限定されない。
単一出力偏光状態が望ましい場合には、1/4波長偏光位相差板838を合成PBS822と投射レンズシステム824との間に配置してもよい。これによりイメージャ818および830の各々からの画像光が円偏光になる。位相差板838は合成PBS822の出力表面に取り付けられた位相差フィルムでもよい。
この手法では色帯域の光のすべてが画像を投射するために用いられるため、画像輝度が増す。前偏光子810ならびに結像PBS816および828として用いられる偏光ビームスプリッタはすべて補償多層誘電体偏光子を用いて形成してもよく、この場合f/1.5以下までの低fナンバー光を用い得る。通過偏光状態に対して偏光子の透過が高いため、さらに低fナンバーを用い得るため、補償多層誘電体偏光子の利用により投射システムを通過する光量が増す。制御ユニット840を用いてイメージャ818および828により印加される画像を制御するとともに画像を色選択装置808と同期し得る。投射システム800がテレビ例えば高精細テレビ用の投射エンジンを備える場合、制御ユニット830はテレビチューナーおよびテレビ映像を処理するとともに投射する他の回路も含み得る。
反射型イメージャを用いたディスプレイを参照して本発明を説明したが、本発明を透過型イメージャを用いたディスプレイにおける前偏光および偏光回復にも用い得ることは理解されよう。
上述したように本発明はディスプレイ装置に適用可能であり、安価で高輝度の画像投射システムを提供する際に特に有用であると思われる。本発明は上述した特定の実施例に限定されるものと考えるのではなく、添付の特許請求の範囲に正しく記載されたように本発明のすべての態様を網羅するものと理解するべきものである。本明細書を検討すれば様々な変更例、同等プロセスおよび本発明が適用可能な多数の構造は本発明が対象とする技術の当業者には容易に明らかになろう。特許請求の範囲はこのような変更例および装置を網羅しようとするものである。
反射型イメージャ投射器と共に用いられる前偏光子を概略的に図示する。 本発明の原理による、単一イメージャ投射システム用の前偏光子およびイメージャ偏光子の異なる構成を概略的に図示する。 透過および反射の両方の場合のMZIPタイプ偏光ビームスプリッタの消光比を示すグラフを表す。 異なるfナンバーの範囲にわたる異なる色帯域に対するコントラスト比を示すグラフを表す。 反射型イメージャ投射エンジンからの光出力を照明光のfナンバーの関数として示すグラフを表す。 本発明の原理による偏光回復を実施する手法を概略的に図示する。 偏光回復を用いた投射システムの場合の光スループットの利得をfナンバーの関数として示すグラフを表す。 本発明の原理による単一イメージャ投射システムの実施形態を概略的に図示する。 本発明の原理による単一イメージャ投射システムの他の実施形態を概略的に図示する。 本発明の原理による2イメージャ投射システムの実施形態を概略的に図示する。

Claims (33)

  1. 所望の色帯域の照明光を透過する色選択装置と、
    単一反射型イメージャユニットと、
    前記色選択装置から受け取った光を前記単一反射型イメージャユニットへ反射する結像偏光ビームスプリッタ(PBS)と、
    前記結像PBSに入射する前に前記照明光を前偏光するように配置され、可視スペクトルにわたりf/2.5以下のfナンバーを有する光で照明されたときに反射光に対して50:1を超える消光比を有する反射型前偏光子とを備える、
    結像コアを備える単一イメージャ光投射システム。
  2. 前記結像コアから反射された画像光が、2.5以下のfナンバーと各色帯域において少なくとも250:1のコントラスト比とを有する、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記画像光の前記fナンバーが2以下である、請求項1に記載のシステム。
  4. 前記画像光の前記fナンバーが1.5以下である、請求項1に記載のシステム。
  5. 各色帯域における前記コントラスト比が350:1を超える、請求項1に記載のシステム。
  6. 前記色選択装置により透過される前記照明光を発生する光源をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  7. 前記色選択装置と前記反射型イメージャユニットとに連結され、前記色選択装置を通過した前記色帯域を前記イメージャユニット上で前記入射光上に印加された前記画像と同期させる制御ユニットをさらに備える、請求項1に記載のシステム。
  8. 前記制御ユニットがテレビチューナーと制御回路とを備える、請求項7に記載のシステム。
  9. 前記画像光を投射するように配置された投射レンズユニットをさらに備え、前記投射レンズユニットが2.5以下のfナンバーを有する、請求項1に記載のシステム。
  10. 前記投射レンズユニットが2以下のfナンバーを有する、請求項9に記載のシステム。
  11. 前記投射レンズユニットが1.5以下のfナンバーを有する、請求項9に記載のシステム。
  12. 前記結像コアが光を所望の偏光状態に変換する偏光回復ユニットをさらに備え、前記反射型偏光子が前記偏光回復ユニットの偏光要素を形成する、請求項1に記載のシステム。
  13. 前記偏光回復ユニットが偏光回復トンネルを備える、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記偏光回復ユニットが前記色選択装置と前記反射型イメージャユニットとの間に配置されている、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記前偏光子が所望しない偏光状態の光を反射して前記偏光回復トンネル内へ戻す、請求項12に記載のシステム。
  16. 前記前偏光子が光を前記結像PBSへ反射する、請求項1に記載のシステム。
  17. 前記前偏光子が補償多層誘電体偏光子である、請求項1に記載のシステム。
  18. 前記結像PBSが補償多層誘電体偏光子である、請求項1に記載のシステム。
  19. 全色帯域にわたる前記250:1を超えるコントラスト比が、偏光要素として前記前偏光子および前記結像PBSのみを用いて達成される、請求項1に記載のシステム。
  20. 照明光ビームを第1および第2のそれぞれの偏光状態の第1および第2の光ビームに分割するように配置され、補償多層誘電体PBSである第1の偏光ビームスプリッタ(PBS)と、
    前記第1の光ビーム内の光の偏光を回転するように配置された第1の偏光回転子と、
    前記第1の偏光回転光ビーム内の光を第1の反射型イメージャユニットへ反射するように配置され、前記第1のイメージャユニットにより反射された第1の画像光ビームが透過される第1の結像PBSと、
    前記第2の光ビーム内の光を第2の反射型イメージャユニットへ反射するように配置され、前記第2のイメージャユニットにより反射された第2の画像光ビームが透過される第2の結像PBSと、
    前記第1および第2の画像光ビームを合成して合成画像ビームにするように配置された合成PBSと、
    前記合成PBSと前記第1および第2の結像PBSの一方との間に配置され、前記第1および第2の画像光ビームの一方の偏光を回転させる第2の偏光回転子とを備える、投射システム用結像コアユニット。
  21. 光がクリーンアップ偏光子を通過せずに前記第1のPBSから前記第1および第2の結像PBSの両方へ通過する、請求項20に記載のユニット。
  22. 前記第1の偏光回転子が第1の波長の光に対して最適化され、前記第2の偏光回転子が前記第1の波長とは異なる第2の波長の光に対して最適化されている、請求項20に記載のユニット。
  23. 前記合成画像ビームを投射するように配置された投射レンズユニットをさらに備える、請求項20に記載のユニット。
  24. 前記合成画像ビームが前記投射レンズユニットによって投射される投射画面をさらに備える、請求項21に記載のユニット。
  25. 前記照明光ビームを発生する光源をさらに備える、請求項20に記載のユニット。
  26. 前記合成画像光ビームが2.5以下のfナンバーを有し、前記合成画像光がその色帯域において250:1以上のコントラスト比を有する、請求項25に記載のユニット。
  27. 前記コントラスト比がその色帯域において350:1以上である、請求項26に記載のユニット。
  28. 前記光源と前記第1のPBSとの間に配置された色選択装置をさらに備える、請求項25に記載のユニット。
  29. 前記色選択装置がカラーホイールである、請求項28に記載のユニット。
  30. 前記第1および第2のイメージャユニットと前記色選択装置とに連結され、前記反射型イメージャユニットにより印加された画像と前記色選択装置により選択された色とを同期させるコントローラをさらに備える、請求項28に記載のユニット。
  31. 前記合成PBSがワイヤグリッド偏光子である、請求項20に記載のユニット。
  32. 前記合成画像ビームの偏光を遅延させるように配置された1/4波長リターダをさらに備える、請求項20に記載のユニット。
  33. 前記第1および第2の結像PBSが補償多層誘電体PBSである、請求項20に記載のユニット。
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