JP2007512842A5

JP2007512842A5 -

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Publication number: JP2007512842A5
Application number: JP2006542692A
Authority: JP
Filing date: 2004-12-01
Publication date: 2008-01-17

Claims

ａ）二十面体ウイルスカプシドをエンコードする少なくとも１個の核酸配列；及び
ｂ）組換えペプチドをエンコードする少なくとも１個の核酸配列
を含む第一の核酸構築物を含むシュードモナス（Pseudomonad）細胞。
ａ）少なくとも１個の二十面体ウイルスカプシド；及び
ｂ）少なくとも１個の組換えペプチド
を含む融合ペプチドを含むシュードモナス細胞。
微生物細胞に対して毒性であるペプチドをエンコードする第二の核酸配列に作動可能に連結された二十面体ウイルスカプシドをエンコードする第一の核酸配列を含む核酸構築物。
ａ）シュードモナス細胞を提供すること；
ｂ）少なくとも１個の組換えペプチドと少なくとも１個の二十面体カプシドを含む融合ペプチドをエンコードする核酸を提供すること；
ｃ）前記シュードモナス細胞において前記核酸を発現すること、ここで前記融合ペプチドがウイルス様粒子へと集合する；及び
ｄ）前記ウイルス様粒子を単離すること
を含む、組換えペプチドを生産するための方法。
前記融合ペプチドを切断して、二十面体ウイルスカプシドから組換えペプチドを分離することをさらに含む、請求項４に記載の方法。
前記シュードモナスがシュードモナス・フルオレッセンスである、請求項１〜５に記載の細胞、構築物または方法。
前記二十面体ウイルスカプシドが、シュードモナス細胞に対する天然の親和性を示さないウイルス由来である、請求項１〜６に記載の細胞、構築物または方法。
前記二十面体ウイルスカプシドが植物二十面体ウイルス由来である、請求項１〜７に記載の細胞、構築物または方法。
前記植物二十面体ウイルスが、ササゲ退緑斑紋ウイルス（Cowpea Chlorotic Mottle Virus）、ササゲモザイクウイルス（Cowpea Mosaic Virus）及びアルファルファモザイクウイルス（Alfalfa Mosaic Virus）からなる群より選択される、請求項１〜８に記載の細胞、構築物または方法。
前記核酸が、少なくとも２個の異なる二十面体ウイルスカプシドをエンコードする、請求項１〜９に記載の細胞、構築物または方法。
前記組換えペプチドまたは毒性ペプチドをエンコードする核酸が２個以上の単量体を含む、請求項１〜１０に記載の細胞、構築物または方法。
前記単量体がコンカテマーとして作動可能に連結されている、請求項１１に記載の細胞、構築物または方法。
前記二十面体ウイルスカプシドに融合された組換えペプチドが治療ペプチドである、請求項１〜１２に記載の細胞、構築物または方法。
前記組換えペプチドが抗原である、請求項１〜１３に記載の細胞、構築物または方法。
前記抗原が、イヌパルボウイルス抗原、炭疽菌抗原及び東部ウマ脳脊髄炎ウイルス抗原からなる群より選択される、請求項１４に記載の細胞、構築物または方法。
前記組換えペプチドが抗菌ペプチドである、請求項１〜１５に記載の細胞、構築物または方法。
前記抗菌ペプチドが、Ｄ２Ａ２１及びＰＢＦ２０からなる群より選択される、請求項１６に記載の細胞、構築物または方法。
前記組換えペプチドが、少なくとも７アミノ酸の長さである、請求項１〜１７に記載の細胞、構築物または方法。
前記細胞が、第二の二十面体ウイルスカプシドをエンコードする少なくとも１つの核酸配列、および第二の組換えペプチドをエンコードする少なくとも１個の核酸配列を含む第二の核酸をさらに含むか、または前記細胞が、少なくとも第二の二十面体ウイルスカプシドおよび少なくとも第二の組換えペプチドを含む第二の融合ペプチドをさらに含む、請求項１〜１８に記載の細胞、構築物または方法。
前記融合ペプチドが細胞内でウイルス様粒子を形成するように集合する、請求項２〜１９に記載の細胞、構築物または方法。
前記融合ペプチドが細胞内で可溶性ケージ構造を形成するように集合する、請求項２〜２０に記載の細胞、構築物または方法。
前記ウイルス様粒子が複製することができない、請求項２０に記載の細胞、構築物または方法。
前記ウイルス様粒子が細胞に感染することができない、請求項２０に記載の細胞、構築物または方法。
前記組換えペプチドまたは毒性ペプチドが、二十面体カプシドの少なくとも１つの表面ループに挿入される、請求項２〜２０に記載の細胞、構築物または方法。
前記融合ペプチドが、二十面体ウイルスカプシドに融合された２個以上の組換えペプチドを含む、請求項２〜２０に記載の細胞、構築物または方法。
前記ウイルス様粒子がワクチンとして使用できる、請求項２０に記載の細胞、構築物または方法。
前記ウイルスカプシド及び組換えペプチドが、リンカーを含むアミノ酸配列によって連結されている、請求項２〜２６に記載の細胞、構築物または方法。
前記リンカーアミノ酸配列が切断可能な配列を含む、請求項２７に記載の細胞、構築物または方法。