JP2007507212A - 配列飽和突然変異誘導(SeSaM)の方法 - Google Patents

配列飽和突然変異誘導(SeSaM)の方法 Download PDF

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Abstract

(+)鎖および相補的(−)鎖を有するn塩基対の二本鎖ポリヌクレオチド配列(マスター配列)の突然変異誘導のための方法であって、(i)マスター配列の(+)鎖の一本鎖断片のコレクションの作製、ここで、該コレクションのすべてのメンバーは同じ5’末端を有し、かつコレクションがn−1、n−2、n−3、・・・(以下続く)ヌクレオチドの鎖長を有する(+)鎖となるように3’末端において欠失を有する;(ii)ステップ(i)で作製した(+)鎖の3’末端での、少なくとも1つの共通または縮重ヌクレオチドの導入;(iii)(−)鎖またはその断片を伸長のための鋳型鎖として用いる、ステップ(ii)で作製した(+)鎖のマスター配列全長までの伸長;(iv)ステップ(iii)で作製した(+)鎖を鋳型鎖として用いることによる(−)鎖の合成、これによりマスター配列との比較において、前出の共通または縮重ヌクレオチドの位置で(−)鎖中に突然変異をもたらす、の各ステップを含んでなる方法。

Description

本発明は、配列飽和突然変異誘導(SeSaM)の方法に係る。
事実上ダーウィンの進化論に触発されて、われわれのニーズに合ったタンパク質を作製するため、および構造−機能連関を明らかにするために、ランダム突然変異導入法が開発されてきた(1)。遺伝子レベルでの差異の作出は、遺伝子シャッフリングの代替ツールであり、なぜならそれが、バイオテクノロジーの方法において自然界とは異なる環境にタンパク質を適合させるための新規な突然変異を導入する機会を作り出すものだからである。完全にランダム化したライブラリーの配列の広がりは、元来、生理的条件下での機能についての前選別により制限されることはない。遺伝子シャッフリング実験で用いる親遺伝子は、生理的条件下での機能について、自然進化により最適化されている。
ランダム突然変異誘導法の中では、遺伝子の不正確な増幅に基づくエラー・プローンPCR法が、その簡便性および汎用性から、最もよく用いられる。エラー・プローンPCR法は3つのカテゴリーに分けることができる:A)ヌクレオチド濃度のバランスを崩すことおよび/または塩化マンガンの添加により、ポリメラーゼのフィデリティーを低下させる方法(2〜4)、B)ヌクレオチドアナログを用いる方法(5、6)、およびC)複合法(AおよびB;(7))である。
Arnold, F.H., Wintrode, P.L., Miyazaki, K. および Gershenson, A. (2001) Trends Biochem. Sci., 26, 100-106. Cadwell, R.C. および Joyce, G.F. (1994) PCR Meth. App., 3, 136-140. Lin-Goerke, J.L., Robbins, D.J. および Burczak, J.D. (1997) Biotechniques, 23, 409-412. Cadwell, R.C. および Joyce, G.F. (1992) PCR Meth. Appl., 2, 28-33. Kuipers, O.P. (1996) Meth. Mol. Biol., 57, 351-356. Zaccolo, M., Williams, D.M., Brown, D.M. および Gherardi, E. (1996) J. Mol. Biol., 255, 589-603. Xu, H., Petersen, E.I., Petersen, S.B. および el-Gewely, M.R. (1999) Biotechniques, 27, 1102-1108.
本発明は、(+)鎖および相補的(−)鎖を有するn塩基対の二本鎖ポリヌクレオチド配列(マスター配列)の突然変異誘導のための方法であって、以下のステップ:
(i) マスター配列の(+)鎖の一本鎖断片のコレクションの作製、ここで、該コレクションのすべてのメンバーは同じ5’末端を有し、かつコレクションがn−1、n−2、n−3、・・・(以下続く)ヌクレオチドの鎖長を有する(+)鎖となるように3’末端において欠失を有する;
(ii) ステップ(i)で作製した(+)鎖の3’末端での、少なくとも1つの共通ヌクレオチドまたは縮重ヌクレオチドの導入;
(iii) (−)鎖またはその断片を伸長のための鋳型鎖として用いる、ステップ(ii)で作製した(+)鎖のマスター配列全長までの伸長;
(iv) ステップ(iii)で作製した(+)鎖を鋳型鎖として用いることによる(−)鎖の合成、これによりマスター配列との比較において、前出の共通ヌクレオチドまたは縮重ヌクレオチドの位置で(−)鎖中に突然変異をもたらす、
を含んでなる方法に関する。
共通(universal)ヌクレオチドとは、4種類すべての標準ヌクレオチドとペアになることができるヌクレオチドである。例えば、デオキシイノシン三リン酸(dITP)は、ポリヌクレオチド鎖中に取り込まれた場合、アデニン、グアニン、チミンおよびシトシンとの塩基対形成が可能である。
好ましい共通ヌクレオチドは、デオキシイノシン、3−ニトロピロールおよび5−ニトロインドールである。
縮重(degenerate)ヌクレオチドとは、4種類すべてに満たない標準ヌクレオチドとペアになることができるヌクレオチドである。好ましい縮重ヌクレオチドは、N−メトキシ−2,6−ジアミノプリン(K)、N−メトキシ−アミノプリン(Z)、ヒドロキシルアミノプリン(HAP)、2’−デオキシリボヌクレオシド三リン酸(dyTP)、6H,8H−3,4−ジヒドロピリミドール[4,5−c][1,2]オキサジン−7−オン(P)、N−アミノシチジン、N−ヒドロキシ−2’−デオキシシチジン、N−メトキシ−2’−デオキシシチジンおよび8−オキソデオキシグアノシン三リン酸(8−oxo−G)である。
無差別な塩基対形成特性を有するヌクレオチドアナログとは、プリンまたはピリミジン構造(例えばA,G、C、T)に基づいて、その官能基のうち1以上が修飾されているヌクレオチドが、2種類以上の他のヌクレオチドと(例えば2、3または4種類のヌクレオチドと)塩基対を形成しうることを意味する。また、共通ヌクレオチドおよび縮重ヌクレオチドは、無差別な塩基対形成特性を有するヌクレオチドアナログという語句に包含される。
本発明の好ましい実施形態は、上記の方法であって、以下の一般式のオリゴヌクレオチド:
p(U)(N) (S)[TERM]
(p=5’−リン酸もしくはヒドロキシル基またはジエステル結合を形成可能ないずれかの化学基
U=共通または縮重塩基
a=0〜10000、好ましくは1〜100のうちの任意の整数
N=4種類の塩基(A/T/G/C(標準ヌクレオチド))の混合
b=0〜100、好ましくは1〜10のうちの任意の整数
=ホスホチオエートヌクレオチド中のホスホチオエート結合のような切断可能な基
S=標準ヌクレオチドまたはヌクレオチドアナログ
c=0〜100、好ましくは1〜10のうちの任意の整数
[TERM]=ダイ・ターミネーターまたはオリゴヌクレオチドの伸長を阻害するいずれかの基
ただし、a+b>0、好ましくは>1、より好ましくは>2)
を、ステップ(i)で作製した一本鎖断片のコレクションに対して共通または縮重塩基を導入するためにステップ(ii)において用いる方法である。
[TERM]は上述のオリゴヌクレオチドの伸長を阻害するいずれの基であってもよく、好ましくは水素またはダイ・ターミネーターである。好ましいダイ・ターミネーターは、クマリン、6−FAM、フルオレセイン、フルオレセイン−dT、JOE、オレゴングリーン、ROX、TAMRAまたはテキサスレッド−Xである。
本発明の別の好ましい実施形態は、ステップ(i)に従ったマスター配列の(+)鎖の一本鎖断片のコレクションの作製であって、α−ホスホチオエートヌクレオチド、好ましくはdATPαS、dGTPαS、dTTPαS、dCTPαSをPCR産物に取り込ませること、およびそれに続くアルカリ条件下でのヨウ素によるホスホチオエート結合の切断によるものである。
本発明の方法の別の好ましい実施形態は、ステップ(iii)についての以下のプロセスである:マスター配列を有する二本鎖プラスミドから出発して、マスター配列の(+)鎖の下流にアニーリングするプライマーを用いて、(−)一本鎖プラスミドポリヌクレオチド配列を合成する。この(−)一本鎖プラスミドポリヌクレオチド配列を、ステップ(ii)で作製した(+)鎖とアニーリングさせる。(−)鎖を鋳型として用いて、(+)鎖をマスター配列の全長まで伸長させる。このプロセスは図3に示してある。
さらなる好ましい実施形態は、特許請求の範囲において開示している。
ステップ(i):鎖長分布を有するDNA断片プールの作製
最初のステップでは、標準ヌクレオチドおよびα−ホスホチオエートヌクレオチドの両者の存在下で、ビオチン化フォワードプライマーおよび非ビオチン化リバースプライマーを用いてPCRを行う。α−ホスホチオエートヌクレオチドは、α−リン酸の酸素原子が硫黄原子に置換されていること以外は通常のヌクレオチドと同様である。ホスホチオエート結合は、アルカリ条件中でのヨウ素切断に感受性である。DNA中のホスホチオエートのランダムな分布により、個々のすべての塩基で停止した断片よりなるライブラリーが1回のPCRで作られる。2本の相補鎖間の結合が強ければ、ニックも形成されうる。ビオチン化断片は、ストレプトアビジンでコートした生体磁気ビーズを用いて単離する。DNA融解溶液(0.1M NaOH)を、その後、ビオチン化されていない鎖および所望でない断片を除去するのに用いる。ビオチン化断片は、0.1%SDS溶液中で煮沸することにより生体磁気ビーズから容易に遊離させることができる。最初のステップの概略図を図1aに示し、対応する実験データを図1bに示す。
ステップ(ii):酵素的伸長
共通塩基または縮重塩基を用いてDNA断片を伸長するために(図2)、2つのアプローチを用いることができる。第1のアプローチでは、ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼを、3’末端にあいまいな塩基(共通塩基または縮重塩基)を取り込ませるために用いる。第2のアプローチでは、DNA断片と「特別」オリゴとの間での一本鎖DNAライゲーションが必要である。ライゲーションを容易にするために、この「特別」オリゴを5’−リン酸化する。これには、分子内および分子間ライゲーションが起こらないようにするため、ならびに取り込みを定量するためにフルオレセインを末端に付す。このオリゴ中には3つの異なる部分がある:1)共通塩基または縮重塩基を有する「変異性部分」、2)3塩基からなる「接着部分」(オリゴ合成で等モル濃度のA/T/G/Cを用いることにより64通りすべての可能性を包含する)。この部分は全長遺伝子合成のために用いる次のPCRでのアニーリングを助けることを意図するものである。「余剰部分」は、ホスホチオエート結合(ヨウ素法による切断を可能にする)を介して「接着部分」に連結させる。ssDNAライゲーションは、ThermoPhage RNAリガーゼII(Prokaria)を用いて行うことができる。ThermoPhage RNAリガーゼIIは、一本鎖DNAまたはRNAの5’−リン酸と3’−ヒドロキシ末端との間のホスホジエステル結合の、ATP依存的な分子内および分子間形成を触媒する。この酵素は、好熱性ユウバクテリア(eubacterium)であるThermus scotoductusに感染する好熱性ファージTS2126に由来する。この熱安定性酵素は、バクテリオファージT4に由来するRNAリガーゼと相同である。これは、T4 RNAリガーゼと比較して、ssDNAライゲーションにおいて優れた効率を示す。ライゲーション効率は、フルオレセイン標識オリゴを一本鎖DNA鋳型にライゲーションさせることにより測定した。ライゲーション後、「余剰部分」はアルカリ条件中でのヨウ素切断により除去する。
ステップ(iii):全長遺伝子合成
第3のステップは、伸長した断片を全長までのばすことである(図3)。ここでは、野生型の増幅を回避するために一本鎖鋳型を用いる。一本鎖鋳型はリバースプライマーを用いて合成する。メチル化およびヘミメチル化親遺伝子は、DpnI消化により除去する。この手順は、変異性プライマーのペアでなく片方のみ非変異性プライマーを用いること以外は、QuikChange部位特異的突然変異誘導(Stratagene)と同様である。伸長した断片は、相補性により一本鎖鋳型とアニーリングし、一本鎖を全長までのばす。このPCR反応中に存在するリバースプライマーは、新規に合成された全長一本鎖にのみアニーリングすることができ、一本鎖鋳型にはアニーリングしない。リバースプライマーの結合後、二本鎖全長遺伝子が合成されるであろう。二本鎖DNAは、一方の鎖にヌクレオチドアナログを含み、他方には標準ヌクレオチドを含むであろう。
一本鎖のものではなく二本鎖の鋳型をこのPCRで用いる場合には、リバースプライマーはその相補的鋳型鎖に結合し、ヌクレオチドアナログを含まない二本鎖DNAが増幅されるであろう。
ステップ(iv):ヌクレオチド置換
最後のPCRでは、ヌクレオチドアナログを標準ヌクレオチドと置換するために、ヌクレオチドアナログ含有鎖を鋳型として用いる(図4)。制限酵素消化後、変異の入った遺伝子を好適な発現ベクターにクローニングし、形質転換して大腸菌中で発現させる。ランダムに選択したクローンを拾い、小さな培養チューブ中で増殖させた(5ml;LBamp)。単離したプラスミドDNAを次に配列決定する。100クローンについての試験的な配列決定の結果は適正な置換を証明し、イノシンに対して予想される偏りを示した(図5および図6)。
SeSaM法を用いた変異体ライブラリーの作製は、1〜2日間以内に完了する。SeSaM法は以下の利点を提供する:
1) 配列中のそれぞれの位置全部を、20種類すべての可能な天然に存在するアミノ酸で飽和(saturate)させることが可能である。
2) 完全に共通な塩基を用いれば、変異スペクトルには偏りがない。
3) トランジション(塩基転位)好性またはトランスバージョン(塩基転換)好性縮重塩基を用いて変異スペクトルを操作することが可能である。
4) 適正な特別オリゴを設計することで、突然変異領域の長さが制御可能である。
5) Sp−dATPαS/Sp−dTTPαS/Sp−dGTPαS/Sp−dCTPαSまたはそれらの組み合わせを用いることにより、断片サイズ分布を制御することができる。
材料および方法
用いたすべての試薬は、分析用試薬グレードまたはより高品質のものであり、Sigma-Aldrich Chemie GmbH(Taufkirchen, Germany)、Applichem GmbH(Darmstadt, Germany)またはCarl Roth GmbH +Co(Karlsruhe, Germany)から購入した。pEGFPプラスミドは、BD Biosciences(Heidelberg, Germany)から購入した。
サーマルサイクラー(Mastercycler gradient; Eppendorf, Hamburg, Germany)および薄壁PCRチューブ(Multi-Ultraチューブ;0.2ml;Carl Roth GmbH +Co., Karlsruhe, Germany)をすべてのPCRで用いた。すべてのPCRの反応容量は常に50μlとした。
(準備ステップ1) 一本鎖pEGFP調製:
各PCRに対して、5UのPfu Turboポリメラーゼ(Stratagene, Amsterdam, Netherlands)、0.2mM dNTPミックス(New England Biolab, Frankfurt, Germany)、12.6pmol リバースプライマー(5’−GACCGGCGCTCAGTTGGAATTCTAG−3’)および48.6〜54.3ngのプラスミドpEGFP(Miniprep, Qiagen, Hilden, Germany)を用いた。PCR後(95℃30秒間1サイクル、95℃30秒間/55℃1分間/68℃4分間40サイクル)、40UのDpnIを添加し、その後37℃にて3時間インキュベートした。産物の回収はNucleoSpin Extract(Macherey-Nagel, Duren, Germany;200μlのPCR産物に対して溶出容量35μl)を用いて行った。
(準備ステップ2) クローニングベクター調製:
24.3〜27.1μgのプラスミドpEGFP(Miniprep;QIAGEN)を、まず100μlの反応混合液中で30UのEcoRI(New England Biolab)を用いて消化した。反応混合液を37℃にて3時間インキュベートした。直線化したプラスミドを、NucleoSpin Extract(Machery-Nagel;100μlの反応混合液に対して溶出容量50μl)を用いて精製した。4.9〜5.6μgの直線化プラスミドpEGFPを、50μlの反応容量中で20UのAgeI(New England Biolab)を用いた第2の消化に供した。37℃にて3時間のインキュベーション後、二重消化したプラスミドをNucleoSpin Extract(Macherey-Nagel;50μlの反応混合液に対して溶出容量35μl)を用いて精製した。二重消化したpEGFPを次のクローニングに用いた。
(ステップ1) dATPαSを用いたPCR:
各PCR(94℃3分間1サイクル、94℃1分間/59.5℃1分間/72℃75秒間31サイクル、72℃10分間1サイクル)に対して、2.5UのTaq DNAポリメラーゼ(Qiagen)、0.2mM dNTPミックス(New England Biolab)、0.2mM Sp−dATPαS(Biolog Life Science Institute, Bremen, Germany)、12.6pmol 5’−ビオチン化フォワードプライマー(5’−GACCATGATTACGCCAAGCTTGC−3’)、12.6pmol リバースプライマー(5’−GACCGGCGCTCAGTTGGAATTCTAG−3’)および242.9〜271.4ngのプラスミドpEGFP(Miniprep;Qiagen)を用いた。
(ステップ2) チオホスホジエステル骨格のヨウ素切断:
ホスホチオエート結合をヨウ素(エタノール中に溶解;PCRチューブ中の最終濃度2μM)を用いて切断した。混合液を室温にて1時間インキュベートした。
(ステップ3) それぞれ異なる長さを有する一本鎖DNA断片の調製:
フォワードプライマーに由来するビオチン化DNA断片を、室温にてDynabeads MyOneストレプトアビジン(DYNAL Biotech, Oslo, Norway)を用いて単離した。50μlの生体磁気ビーズ(10mg/ml)を100μlの2×B&Wバッファー(10mM Tris−HCl、pH7.5;1.0mM EDTA;2.0M NaCl)を用いて2回洗浄した。洗浄済み生体磁気ビーズを100μlの2×B&Wバッファーに再懸濁し、100μlの切断済みPCR産物を加えた。20分間インキュベートした後、ビオチン化DNA断片を生体磁気ビーズ表面上に固層化し、100μlの2×B&Wバッファーで洗浄することによりヨウ素を除去した。100μlのDNA融解溶液(0.1M NaOH)中で37℃にて10分間インキュベートした後、100μlのDNA融解溶液および100μlの1×B&Wバッファーを用いたビーズ洗浄ステップを行い、ビオチン化されていないDNA断片を遊離させた。洗浄したDynabeadsを、固体支持体からDNA断片を遊離させるために60μlの0.1%SDS中で煮沸した。DNA断片を含む上清をすぐに別のチューブに移した。
(ステップ4) 溶出した一本鎖DNA断片からのSDS塩の除去:
脱塩はNucleoTrapキット(Macherey-Nagel, Duren, Germany)を用いて行った。400μlのバッファーNT2を100μlの溶出したDNAに添加し、次に15μlのNucleoTrap懸濁液を加えた。混合物を室温にて10分間インキュベートし、2〜3分毎に穏やかに振り混ぜた。その後サンプルを10000gにて30秒間遠心し、上清を捨てた後、ビーズを500μlのバッファーNT3で洗浄した。後者のステップをもう一度繰り返した。ペレットを37℃にて15分間風乾して残ったエタノールを除き、55μlのTris/HClバッファー(5mM;pH8.5)中に再懸濁し、そしてDNA溶出のために50℃にて5分間インキュベートした。懸濁液をピペットでNucleoSpinマイクロフィルターに移し、DNA含有溶液からビーズを分離するために10000gにて30秒間遠心した。
(ステップ5) 共通塩基を用いたDNA断片の酵素的伸長:
各伸長反応に対する総反応容量は50μlとした。各反応において、5Uのターミナルトランスフェラーゼ(New England Biolabs)、0.25mM CoCl、0.4μM dITP(Amersham Biosciences Europe GmbH, Freiburg, Germany)、およびステップ4の脱塩DNAの18μlを用いた。伸長反応(37℃にて30分間、およびトランスフェラーゼの加熱不活性化70℃にて10分間)における共通塩基の取り込み後、産物をQIAquickヌクレオチド除去キット(QIAGEN;50μlの反応混合液に対して溶出容量25μl)のプロトコールに従って精製した。
(ステップ6) 全長遺伝子合成:
各PCR(94℃3分間1サイクル、94℃1分間/59.5℃+0.2℃(1サイクル毎に0.2℃の増加)1分間/72℃3分間30サイクル、72℃10分間1サイクル)に対して、2.5UのTaq DNAポリメラーゼ(Qiagen)、0.2mM dNTPミックス(New England Biolab)、13.3μlの伸長済みDNA断片、20pmol リバースプライマー(5’−GACCGGCGCTCAGTTGGAATTCTAG−3’)および0.66〜0.76μgの一本鎖リバース鋳型(準備ステップ1)を用いた。全長遺伝子の合成後、NucleoSpin Extract(Macherey-Nagel;150μlのPCR産物に対して溶出容量35μl)を用いて精製ステップを行った。
(ステップ7) 共通塩基置換:
各PCR(94℃3分間1サイクル、94℃1分間/52.7℃1分間/72℃75秒間30サイクル、72℃10分間1サイクル)に対して、2.5UのTaq DNAポリメラーゼ(Qiagen)、0.2mM dNTPミックス(New England Biolab)、20pmol フォワードプライマー(5’−GACCATGATTACGCCAAGCTTGC−3’)、20pmol リバースプライマー(5’−GACCGGCGCTCAGTTGGAATTCTAG−3’)および2.5μlの全長遺伝子(ステップ6)を用いた。PCR産物は、NucleoSpin Extract(Macherey-Nagel;150μlのPCR産物に対して溶出容量50μl)を用いて精製した。
(ステップ8) PCR産物消化:
共通塩基置換の後、40μlの精製済みPCR産物(ステップ7)を30UのEcoRI(New England Biolab)を用いて37℃にて3時間消化した。その後、20UのAgeI(New England Biolab)を消化物に加え、混合液を37℃にてさらに3時間インキュベートした。消化産物を、NucleoSpin Extract(Macherey-Nagel;溶出容量25μl)を用いて精製した。
(ステップ9) ライゲーションおよび形質転換:
消化済みPCR産物(ステップ8)とpEGFPクローニングベクター(準備ステップ2)とのライゲーションは、T4 DNAリガーゼ(Roche, Mannheim, Germany)を用いて室温にて1時間行い、大腸菌XL2 Blue(Stratagene, Amsterdam, Netherlands)細胞を形質転換した。コンピテント・セルは50ml培養物(OD578 0.4〜0.5)の細胞ペレットを2mlのTSSバッファー(PEG6000 10g;DMSO 5ml;MgSO 0.6g;LB 100ml)中に再懸濁することにより調製した。5μlのライゲーション混合液を200μlの細胞アリコートに添加し、氷中にて20分間インキュベートし、42℃にて45秒間の熱ショックを与え、そしてさらに2分間氷冷した。0.8mlのLBを加えた後、培養物を37℃、170rpmにて1時間振盪した。3000g、室温にて2分間遠心することにより細胞を回収した。900μlの上清を捨て、残りの100μlの上清中に細胞を穏やかに再懸濁した。そして細胞をLB/Ampプレート上にまき、37℃にて一晩インキュベートした。
a)ステップ(i):ランダムな断片サイズ分布を作り出すことを表す概略図である。;b)上段および中段のゲル写真:ヨウ素切断前(左レーン)および後(右レーン)のPCR産物を示す写真である。下段のゲル写真:異なる濃度(レーンの下側に記載)のSp−dATPαSに対するDNA融解および精製後のDNA断片サイズ分布を示す写真である。 a)ステップ(ii):共通または縮重塩基を用いて伸長したDNA断片を表す概略図である。;b)左下のゲル写真:ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼにより3’末端で異なる濃度のデオキシイノシンを用いて伸長したプライマーでのPCRを示す写真である。右下のゲル写真:ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼにより3’末端で異なる濃度の5−ニトロインドールを用いて伸長したプライマーでのPCRを示す写真である。 ステップ(iii):ヌクレオチドアナログを含有する全長遺伝子の合成を表す概略図である。 ステップ(iv):ヌクレオチドアナログを標準ヌクレオチドで置換することを表す概略図である。 100個のランダムに拾ったクローンの配列決定の結果を示すグラフである。 100個の配列決定されたクローンの突然変異のランダムな分布を表すグラフである。

Claims (15)

  1. (+)鎖および相補的(−)鎖を有するn塩基対の二本鎖ポリヌクレオチド配列(マスター配列)の突然変異誘導のための方法であって、以下のステップ:
    (i) マスター配列の(+)鎖の一本鎖断片のコレクションの作製、ここで、該コレクションのすべてのメンバーは同じ5’末端を有し、かつコレクションがn−1、n−2、n−3、・・・(以下続く)ヌクレオチドの鎖長を有する(+)鎖となるように3’末端において欠失を有する;
    (ii) ステップ(i)で作製した(+)鎖の3’末端での、少なくとも1つの共通または縮重ヌクレオチドの導入;
    (iii) (−)鎖またはその断片を伸長のための鋳型鎖として用いる、ステップ(ii)で作製した(+)鎖のマスター配列全長までの伸長;
    (iv) ステップ(iii)で作製した(+)鎖を鋳型鎖として用いることによる(−)鎖の合成、これによりマスター配列との比較において、前出の共通または縮重ヌクレオチドの位置で(−)鎖中に突然変異をもたらす、
    を含んでなる、上記方法。
  2. ステップ(i)の一本鎖断片のコレクションを、ヌクレオチドアナログの取り込み、およびそれに続くアルカリまたは酸溶液中での切断により作製する、請求項1記載の方法。
  3. ヌクレオチドアナログがα−ホスホチオエートヌクレオチドであり、酸化的切断をホスホチオエート結合においてヨウ素により行う、請求項2記載の方法。
  4. ステップ(ii)が、ステップ(i)で作製した一本鎖断片のコレクションの、酵素的もしくは化学的方法による共通塩基または縮重塩基を用いた伸長を含む、請求項1記載の方法。
  5. ターミナルデオキシヌクレオチジルトランスフェラーゼまたはDNAポリメラーゼもしくはDNA/RNAリガーゼを伸長のために用いる、請求項4記載の方法。
  6. デオキシイノシン、3−ニトロピロール、5−ニトロインドールまたは無差別な塩基対形成特性を有するヌクレオチドアナログをステップ(ii)において共通ヌクレオチドとして用いる、請求項1記載の方法。
  7. −メトキシ−2,6−ジアミノプリン(K)、N−メトキシ−アミノプリン(Z)、ヒドロキシルアミノプリン(HAP)、2’−デオキシリボヌクレオシド三リン酸(dyTP)、6H,8H−3,4−ジヒドロピリミドール[4,5−c][1,2]オキサジン−7−オン(P)、N−アミノシチジン、N−ヒドロキシ−2’−デオキシシチジン、N−メトキシ−2’−デオキシシチジン、8−オキソデオキシ−グアノシン三リン酸(8−oxo−G)または無差別な塩基対形成特性を有するヌクレオチドアナログをステップ(ii)において縮重ヌクレオチドとして用いる、請求項1記載の方法。
  8. 以下の一般式のオリゴヌクレオチド:
    p(U)(N) (S)[TERM]
    (p=5’−リン酸もしくはヒドロキシル基またはジエステル結合を形成可能ないずれかの化学基
    U=共通または縮重塩基
    a=0〜10000のうちの任意の整数
    N=4種類の塩基(A/T/G/C(標準ヌクレオチド))の混合
    b=0〜100のうちの任意の整数
    =ホスホチオエートヌクレオチド中のホスホチオエート結合のような切断可能な基
    S=標準ヌクレオチドまたはヌクレオチドアナログ
    c=0〜100のうちの任意の整数
    [TERM]=ダイ・ターミネーターまたはオリゴヌクレオチドの伸長を阻害するいずれかの基
    ただし、a+b>0)
    を、ステップ(i)で作製した一本鎖断片のコレクションに対して共通または縮重塩基を導入するためにステップ(ii)において用いる、請求項1記載の方法。
  9. 突然変異誘導されたポリヌクレオチド配列のコレクション中に、
    (a)終止コドンおよび/または
    (b)二次構造を乱すアミノ酸
    を含めないように前記オリゴヌクレオチドを設計する、請求項8記載の方法。
  10. 突然変異誘導されたポリヌクレオチド配列のコレクション中に、
    (a)トランジション変異または
    (b)トランスバージョン変異
    をもたらすように前記オリゴヌクレオチドを設計する、請求項8記載の方法。
  11. ステップ(i)で作製した一本鎖断片のうち前記オリゴヌクレオチドとライゲーションしていないものを、エキソヌクレアーゼを用いて除去する、請求項8記載の方法。
  12. ステップ(iii)での伸長をPCR反応により行う、請求項1記載の方法。
  13. ステップ(iii)が、マスター配列の(+)鎖の下流にアニーリングするプライマーを用いた、マスター配列を有する二本鎖プラスミドからの(−)一本鎖プラスミドポリヌクレオチド配列の合成、ならびに当該(−)ss−プラスミドポリヌクレオチド配列とステップ(ii)で作製した(+)鎖とのアニーリング、および(+)鎖の伸長、を含んでなる、請求項1記載の方法。
  14. ステップ(iii)が、ウラシルおよび標準ヌクレオチドの存在下での、マスター配列の(+)鎖の下流にアニーリングするプライマーを用いた、マスター配列を有する(−)一本鎖プラスミドの合成、およびステップ(ii)で作製した(+)鎖の伸長後に、ウラシルを有する(−)一本鎖プラスミドを、ウラシルグリコシラーゼを用いて消化すること、を含んでなる、請求項1記載の方法。
  15. ステップ(iii)で作製した(+)鎖に対して相補的な(−)鎖を合成するために、ステップ(iii)の後にPCR増幅を用い、それにより突然変異を有する二本鎖マスター配列をもたらす、請求項1記載の方法。
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