JP2007503256A - 長尺状の内腔を有する医療器具 - Google Patents

長尺状の内腔を有する医療器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2007503256A
JP2007503256A JP2006524706A JP2006524706A JP2007503256A JP 2007503256 A JP2007503256 A JP 2007503256A JP 2006524706 A JP2006524706 A JP 2006524706A JP 2006524706 A JP2006524706 A JP 2006524706A JP 2007503256 A JP2007503256 A JP 2007503256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
medical device
wire
cross
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006524706A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4918358B2 (ja
Inventor
エム. クランク、ジャスティン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Boston Scientific Limited
Original Assignee
Boston Scientific Limited
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Boston Scientific Limited filed Critical Boston Scientific Limited
Publication of JP2007503256A publication Critical patent/JP2007503256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4918358B2 publication Critical patent/JP4918358B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00831Material properties
    • A61B2017/00867Material properties shape memory effect
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B2017/2901Details of shaft
    • A61B2017/2905Details of shaft flexible
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09058Basic structures of guide wires
    • A61M2025/09066Basic structures of guide wires having a coil without a core possibly combined with a sheath
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09058Basic structures of guide wires
    • A61M2025/09083Basic structures of guide wires having a coil around a core
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/09Guide wires
    • A61M2025/09133Guide wires having specific material compositions or coatings; Materials with specific mechanical behaviours, e.g. stiffness, strength to transmit torque

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

本発明の医療器具(100)は、ワイヤ(305,400,500,600,700)から形成され、長手方向の軸線(x)及びそれに対して直角をなす径方向の軸線(y)を有するコイル(110)を備える。ワイヤは、重心、重心を通過しコイルの長手方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメント、重心を通過しコイルの径方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントを備える断面(401,501,601)を有する。重心を通過しコイルの長手方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントは、重心を通過しコイルの径方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントよりも大きい。

Description

本発明は、ガイドワイヤやカテーテル等の長尺状の内腔を有する医療器具に関し、そのような医療器具は、使用時には治療や診断のために血管系の管腔や他の体内管へ挿入される。
管腔内特に体内において使用するために、様々な医療器具が開発されてきた。一般的に、患者の生体内における進行及び/又は治療を容易にするために、長尺状医療器具が使用されている。患者の生体構造は蛇行しているため、そのような医療器具に多くの動作特性を組み合わせることが望ましい。例えば、医療器具は、特にその基端部付近において、比較的高い押圧性やトルク伝達性を有することが望ましい場合がある。また、特に先端部付近において、比較的可撓性を有することが望ましい場合がある。数多くの異なる長尺状医療器具の構造やアセンブリが知られており、それぞれ長所や短所を備えている。しかしながら、これらの器具に代わる長尺状医療器具の構造やアセンブリを提供することが、依然必要とされている。
本発明は上記した懸案を鑑みてなされたものである。
本発明は、医療器具構造及びアセンブリの代替の設計、材料、及び製造方法を提供する。
本発明の一実施例は、ワイヤから形成され、長手方向の軸線及びそれに対して直角をなす径方向の軸線を有するコイルを備える医療器具に関する。ワイヤは、重心(centroid)、重心を通過しコイルの長手方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメント、及び重心を通過しコイルの径方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントを備える断面を有する。重心を通過しコイルの長手方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントは、重心を通過しコイルの径方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントよりも大きい。
本発明の他の実施例においては、第1の外径を有する基端領域と、第1の外径よりも小さい第2の外径を有する先端領域とを有する長尺状のシャフトと、基端領域において同シャフトに連結され、基端領域から延びて先端領域に達するコイル部材とを備える医療用ガイドワイヤに関する。コイル部材は、第2の外径よりも大きい内径を有する。コイルは、長手方向の軸線と、それに対して直角をなす径方向の軸線とを有する。コイルは、重心、重心を通過しコイルの長手方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメント、及び重心を通過しコイルの径方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントを備える断面を有するワイヤから形成される。重心を通過しコイルの長手方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントは、重心を通過しコイルの径方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントよりも大きい。
本発明の他の実施例においては、長手方向の軸線及びそれに対して直角をなす径方向の軸線を有するコイルを備える医療器具に関する。コイルは、重心と、コイルの長手方向の軸線に平行なワイヤの長手方向の軸線と、コイルの径方向の軸線に平行なワイヤの軸線とを備える断面と、重心において第1のヤング係数を有する第1の材料と、ワイヤの径方向の軸線に沿って重心からさらに離れて第2のヤング係数を有する第2の材料とを備える複合ワイヤから形成される。第2のヤング係数は第1のヤング係数よりも大きい。
本発明の別の実施例においては、第1の外径を有する基端領域と、第1の外径よりも小さい第2の外径を有する先端領域とを有する長尺状のシャフトを備える医療用ガイドワイヤに関する。コイル部材は、基端領域において長尺状のシャフトに連結され、基端領域から先端領域上へ延びる。コイル部材は、第2の外径よりも大きい内径を有する。コイルは、長手方向の軸線と、それに対して直角をなす径方向の軸線とを有する。コイルは、重心と、コイルの長手方向の軸線に平行なワイヤの長手方向の軸線と、コイルの径方向の軸線に平行なワイヤの径方向の軸線とを備える断面と、重心において第1のヤング係数を有する第1の材料と、ワイヤの径方向の軸線に沿って重心からさらに離れて第2のヤング係数を有する第2の材料とを備える複合ワイヤから形成される。第2のヤング係数は第1のヤング係数よりも大きい。
幾つかの実施例に関する上記の要約は、本発明の開示された各実施態様や各実施例を記載することを意図するものではない。以下に記載する図面の説明や詳細な説明において、これらの実施例についてより具体的に説明を行うものである。
以下に定義する用語については、請求項又は本明細書のいずれかの個所に異なる定義がある場合を除き、以下の定義が適用されるものとする。
本願に記載されるすべての数字は、明示的に記載されているか否かにかかわらず、「約(about)」という語を含んでいるものとされる。「約」という語は、一般的に、当業者が記載された値(即ち、同じ機能や結果を有する)と同等と見なす範囲の数字を指す。多くの場合は、「約」という語は、最も近い有効数字に四捨五入された数字を含む。
重量%とは、物質の濃度を意味しており、物質の重量を組成物の重量で割ったものに100をかけて算出される。
指標となる数値による範囲指定を行う場合、当該範囲のすべての数値を含むものとする。(例えば、1〜5の場合、1,1.5,2,2.75,3.3,3.80,4,5を含む。)
本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用されるように、単数形の「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、内容が明らかにそうではないものを示さない限りは、複数形の対象を含むことに留意すべきである。本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用されるように、「又は(or)」は、内容が明らかにそうではないものを示さない限りは、「及び/又は(and/or)」を含む意味において使用される。
以下、図面に基づき説明する。なお、各図面においては、類似する要素については、類似する符号を付す。図面は、必ずしも正確な縮尺率で描かれているとは限らず、本発明の具体的な実施例を描いたものである。例えば、本明細書においては、ガイドワイヤについて言及した特定の実施例について記載しているが、本発明は、開口部又は管腔を介して患者の体内構造内へ進行するように構成される様々な医療器具において適用することができる。例えば、本発明は、固定されたワイヤ器具、カテーテル(例えば、ガイドカテーテル、バルーンカテーテル、ステント搬送カテーテル等)、アテローム切除術用カテーテルやIVUS用カテーテル等の回転器具用のドライブシャフト、内視鏡用器具、腹腔鏡用器具、塞栓予防用の器具、脊髄又は頭蓋を進行するための器具、及び他の同様の器具において用いることができる。さらに、幾つかの実施例が患者の血管系内で使用されるように適合又は形成されてもよく、他の実施例が他の体内構造に使用されるように適合及び/又は形成されてもよい。所望する特徴に応じて、好適な実施形態を構成するために、様々な材料、寸法、構造を用いることが可能である。以下の寸法例は、単に例として示されるものであり、本発明をこれらの実施例に限定するものではない。
図1において、長尺状の医療器具100に組み込まれたコイル110の斜視図が示される。長尺状の医療器具100は、長尺状のシャフト、即ちコア130を備えてもよい。長尺状のシャフト、即ちコア130は、基端部131及びその反対端に先端部132を有する。コイル110は、長尺状のシャフトの一部、例えば、先端部132等に配置される。先端チップ140はコイル110及び/又は長尺状のシャフト、即ちコア130の一端に配置される。コイル110は、コイルの長さLを形成する複数の巻線部105を有する。
コイル110は、金属、合金、ポリマー等を含む様々な材料から形成されてもよい。コイル110に使用される材料の例には、304V,304L,316Lステンレス鋼等のステンレス鋼を含む金属や合金;線形弾性(linear elastic)又は超弾性(即ち、擬弾性)ニチノール等のニッケル−チタン合金を含む合金;ニッケル−クロム合金;ニッケル−クロム−鉄合金;コバルト合金;タングステン又はタングステン合金;MP35−N(Ni:約35%、Co:35%、Cr:20%、Mo:9.75%、Fe:1%以下、Ti:1%以下、C:0.25%以下、Mn:0.15%以下、Si:0.15%以下の組成を有する);ハステロイ;モネル400;インコネル625等や、その他好適な材料、又はこれらの組み合わせ若しくは合金が含まれる。
好適な合金の他の例には、銀−カドミウム合金、金−カドミウム合金、金−銅−亜鉛合金、銅−アルミニウム−ニッケル合金、銅−金−亜鉛合金、銅−亜鉛合金、銅−亜鉛−アルミニウム合金、銅−亜鉛−スズ合金、銅−亜鉛−シリコン合金、鉄−ベリリウム合金、鉄−プラチナ合金、インジウム−タリウム合金、鉄−マンガン合金、ニッケル−チタン−コバルト合金、銅−スズ合金が含まれる。
好適な材料の他の例には、高性能ポリマー等のポリマー材料が含まれる。コイル110に使用されるワイヤを形成する材料は、0.25,0.3,0.4,0.5.よりも高い値等を示すポアソン比を有する材料であってもよい。そのような高いポアソン比を有するワイヤ材料は、コイルの可撓性に対するトルク伝達性の比を高くできる。
幾つかの実施例において、コイル110又はその一部は、放射線不透過性材料により形成、コーティング、めっきされてもよく、或いは、他の方法により放射線不透過性材料を含んでいてもよい。放射線不透過材料とは、医療手技中に、透視スクリーン上或いはその他の画像化技術において、比較的明るい像を得ることができる材料のことである。この比較的明るい像により、医療器具100の使用者はその位置を確認することができる。放射線不透過材料の例としては、金、プラチナ、パラジウム、タンタル、タングステン合金、放射線不透過充填剤を含んだポリマー材料等や、これらの組み合わせ又は合金が含まれるが、これらに限定されるものではない。
また、コイル110又は医療器具100の他の部分は、一定の磁気共鳴映像法(MRI)に対する適合性を付与する材料や構造を有してもよい。例えば、MRI装置に対する適合性を強化するために、一定のMRIに対する適合性を付与するような方法でコイル110や医療器具100の他の部分を形成することが望ましい。例えば、長尺状のシャフト、即ちコア130、コイル110、又はそれらの一部、医療器具100の他の部分は、画像をゆがめず、アーチファクト(artifact、画像における間隙のこと)を生じさせない材料から形成されてもよい。例えば、特定の強磁性材料は、MRIにおける画像にアーチファクトを生じさせるため適していない。また、長尺状のシャフト、即ちコア130、コイル110、又はそれらの一部は、MRI装置が像を生成できる材料から形成されてもよい。そのような特徴を有する材料には、タングステン、エルジロイ、MP35N、ニチノール等、又はこれらの組合せや合金が含まれる。コイル110を形成するワイヤは、同構造(homogenous)の材料から形成されてもよく、或いは、複合構造をなしていてもよい。
幾つかの実施例においては、コイル110は、コアワイヤ130や先端チップ140と適合性を有する材料から形成されてもよい。使用される特定の材料は、所望の可撓性や他の所望な特徴に基づいて選択されてもよい。幾つかの特定の実施例においては、コイル110は、線形弾性即ち超弾性ニチノール等の、超弾性や線形弾性を有するニッケルチタン合金から形成されてもよい。
ニチノールという語は、米国国防省海軍武器研究所(NOL)において、この材料が持つ形状記憶性を初めて観察した研究者のグループにより名付けられた。ニチノールという語は、ニッケル(Ni)及びチタン(Ti)の元素記号を含む頭字語と、国防省海軍武器研究所(NOL)を示す頭字語とからなる。販売されているニチノール合金のファミリーには、超弾性(即ち、擬弾性)と呼ばれる種類と、線形弾性と呼ばれる種類がある。これら2種類の材料は、化学的に類似しているが、各々異なる有用な力学的性質を示す。超弾性ニチノール、線形弾性ニチノールのどちらか、或いは、その両方が使用されてもよい。
好適なニッケル−チタン合金の例としては、株式会社古河テクノマテリアル(日本国神奈川県に所在)より販売されるFHP−NT合金が挙げられる。線形弾性を示す好適なニッケル−チタン合金の例には、米国特許第5238004号明細書及び同特許第6508803号明細書に開示されたものが含まれるが、これら特許文献に開示された内容は本願においても開示されたものとする。
コイル110は、以下に記述される形状を有し、所望の可撓性を得るための寸法を備えるワイヤから形成されてもよい。また、他の断面形状や形状の組合せも、本発明の趣旨から逸脱することなく使用できる。コイルを形成するために使用されるワイヤの断面形状は、円形、楕円形、矩形、正方形、I形状、三角形、多角形等、或いは、以下に記載する任意の好適な形状であってもよい。
幾つかの実施例において、コイル110は、従来の巻回技術により螺旋状に巻き付けられてもよい。コイル110の近接する巻回部のピッチは、各巻回部が少なくとも部分的に次の巻回部と接触、或いは、次の巻回部の基端側に近接するように詰めて巻き付けられてもよい。または、コイル110が間隔を空けた状態で巻き付けられるように間隔を設定したり、以下に説明するように、第2のコイルと共に巻き付けられてもよい。コイル110は、図1−8において座標軸により示されるように、長手方向の軸線xと、その軸線xに対して直角をなす径方向の軸線yとを有する。長手方向の軸線xは、コイル110の長さLに平行である。
本願に記載されるようなコイル110は、異なる医療器具に組み込まれてもよい。例えば、図1に示されるように、コイル110は、長尺状のシャフト、即ちコア130を備える、ガイドワイヤ等の長尺状の医療器具100に組み込まれてもよい。コイル110は、長尺状のシャフトの一部、例えば、先端部132の基端側に配置されてもよい。しかしながら、そのようなコイルが、異なる医療器具に組み込まれてもよいことは理解されるべきである。
図1に示される実施例に関して、長尺状のシャフト、即ちコア130は、中実断面或いは中空断面を有してもよい。別の実施例においては、長尺状のシャフト、即ちコア130は、中実断面を有する領域と中空断面を有する領域の組み合わせを含んでいてもよい。さらには、長尺状のシャフト、即ちコア130は、ラウンドワイヤ、平板状をなすリボン、又は様々な断面形状を有する他の同様な構造により形成することができる。長尺状のシャフト、即ちコア130の長さに沿った断面形状は、一定の形状であってもよく、形状が変化していてもよい。例えば、図1は、断面がほぼ円形の長尺状のシャフト、即ちコア130を示す。本発明の趣旨から逸脱することなく、他の断面形状や形状の組み合わせを用いることができることは理解されるであろう。例えば、長尺状のシャフト、即ちコア130の断面形状は、楕円形、矩形、正方形、多角形等や、任意の好適な形状とすることができる。
幾つかの実施例において、長尺状のシャフト、即ちコア130は、任意の好適な金属、ポリマー、複合材料から形成されることも可能である。幾つかの実施例において、長尺状のシャフト、即ちコア130の一部又は全体は、304V,304L,316Lステンレス鋼等のステンレス鋼を含む金属や合金;線形弾性又は超弾性(即ち、擬弾性)ニチノール等のニッケル−チタン合金を含む合金;ニッケル−クロム合金;ニッケル−クロム−鉄合金;コバルト合金;タングステン又はタングステン合金;MP35−N(Ni:約35%、Co:35%、Cr:20%、Mo:9.75%、Fe:1%以下、Ti:1%以下、C:0.25%以下、Mn:0.15%以下、Si:0.15%以下の組成を有する);ハステロイ;モネル400;インコネル625等や、その他好適な材料、又はこれらの組み合わせ若しくは合金から形成されてもよい。
好適な合金の他の例には、銀−カドミウム合金、金−カドミウム合金、金−銅−亜鉛合金、銅−アルミニウム−ニッケル合金、銅−金−亜鉛合金、銅−亜鉛合金、銅−亜鉛−アルミニウム合金、銅−亜鉛−スズ合金、銅−亜鉛−シリコン合金、鉄−ベリリウム合金、鉄−プラチナ合金、インジウム−タリウム合金、鉄−マンガン合金、ニッケル−チタン−コバルト合金、銅−スズ合金が含まれる。
使用される特定の材料は、所望の可撓性に求められる要件、他の所望される特徴、或いは長尺状のシャフト、即ちコア130に基づいて部分的に選択されてもよい。幾つかの特定の実施例においては、長尺状のシャフト、即ちコア130は、コイル110に関して上述したような材料等の、超弾性や線形弾性を有するニッケルチタン合金から形成されてもよい。
長尺状のシャフト、即ちコア130は、全体が同一材料で形成されていてもよく、実施例によっては、異なる材料で形成された部分を含んでいてもよい。実施例によっては、コアワイヤ130の異なる部分を形成する材料は、ワイヤの異なる部分に様々な可撓性や剛性を付与するように選択することができる。例えば、基端部分131及び先端部分132は、異なる材料(即ち、異なる弾性率を有する材料)から形成されることにより、異なる可撓性を備えることができる。実施例によっては、基端部131を形成する材料には、押圧性及びトルク伝達性を得るために比較的剛性の高い材料が使用され、先端部132を形成する材料には、横方向におけるより優れた追従性及び操作性を得るために比較的可撓性の高い材料が使用されている。例えば、基端部131は直線状の304vステンレス鋼ワイヤで、先端部は直線記憶処理された(straightened)超弾性合金又は線形弾性合金(linear elestic alloy)(例えばニッケル−チタン合金)ワイヤで形成されていてもよい。
長尺状のシャフト、即ちコア130の複数の部分が異なる材料で形成されている実施例において、これらの複数の部分は、任意の好適な連結技術を用いて互いに連結可能である。例えば、長尺状のシャフト、即ちコア130の複数の部分は、溶接、ハンダ付け、ロウ付け、接着剤等、或いはこれらの組み合わせを用いて連結することができる。これに加えて、幾つかの実施例においては、1つ又は複数の機械的コネクタやコネクタアセンブリを使用して、異なる材料から形成された長尺状のシャフト、即ちコア130の異なる部分を連結することが可能である。コネクタは、長尺状のシャフト、即ちコア130の一部を連結するために適した任意の構造体を備える。任意の好適な構造体の一例には、ハイポチューブ又はコイル状のワイヤ等の構造体が含まれ、コイル状のワイヤは、長尺状のシャフト、即ちコア130の異なる部分を受容し連結するために適切な内径が設定されている。異なるシャフトの部分を相互連結するために使用される方法や構造に関する幾つかの例は、米国特許出願第09/972276号明細書及び同特許出願第10/086992号明細書に記載されており、これら特許文献に記載された内容は本願においても開示されたものとする。
幾つかの実施例においては、長尺状のシャフト、即ちコア130の一部もしくは全体、コイル110、医療器具100に含まれる他の構造は、放射線不透過性材料でドープ、コーティング、若しくはめっきしたり、放射線不透過性材料で形成したり、またはその他の方法で放射線不透過性材料を含むようにしてもよい。さらに、幾つかの実施例において、一定のMRI適合性は、上述したように医療器具100に付与することが可能である。
長尺状のシャフト、即ちコア130は、1つ又は複数のテーパ形状即ちテーパ状をなす領域を備えてもよい。テーパ状をなす領域は、直線的にテーパ状をなしていてもよく、曲線的にテーパ状をなしていてもよく、均一にテーパ状をなしていてもよく、非均一にテーパ状をなしていてもよく、あるいは階段状にテーパ状をなしていてもよい。このようなテーパ形状の角度は、所望される可撓性やトルク伝達性に応じて変更することができる。テーパ領域の長さは、剛性が徐々に変化する部分がより多く(より長く)なるように、あるいはより少なく(より短く)なるように選択されてもよい。長尺状のシャフト、即ちコア130のほぼ任意の部分においてテーパ状をなしていてもよいこと、また、同テーパ状をなす部分において径が基端側へ向かって小さくなっていても、あるいは先端側へ向かって小さくなっていてもよいことは、理解されるであろう。径が小さくなる部分及び径が一定の部分の数、構成、寸法、長さは、可撓性やトルク伝達性といった所望の特性を得るために変更することができる。
先端チップ140は、所望の動作特性に応じて異なる材料から形成されてもよい。幾つかの実施例において、先端チップは、器具100の先端部の非外傷性部分を形成することも可能である。幾つかの実施例において、先端チップ140は、溶接、ハンダ付け、或いは他の方法で、長尺状のシャフト、即ちコア130の先端部132に連結できる金属材料等の材料から形成されてもよい。例えば、幾つかの実施例において、先端チップ140は、医療器具の先端部においてハンダ付けにより配置され、非外傷性の円形の部分を形成するハンダチップであってもよい。他の実施例においては、先端チップ140は、予め組み立てられていても、部分的に組み立てられていてもよく、或いは、溶接、ハンダ付け、ロウ付け、圧接(crimping)、摩擦係合、接着剤による接合、機械的連結等の好適な連結技術を用いて医療器具の先端部に連結される構造であってもよい。ハンダ付け、深絞り、ロール成形、メタルスタンピング、メタル射出成形、鋳造等の異なる方法を使用して、先端チップ140を形成することも可能である。
幾つかの実施例において、先端チップ140を他の構造体に連結するために使用される特定の接合技術と適合する材料から形成することは有効であるが、必ずしも必要ではない。例えば、幾つかの特定の実施例において、先端チップ140を長尺状のシャフト、即ちコア130の先端部132と同様の金属や合金から形成することは、有効であるが必要なことではない。例えば、長尺状のシャフト、即ちコア130がステンレス鋼から形成される場合、先端チップ140がステンレス鋼から形成されることは有効である。他の実施例においては、先端チップ140と長尺状のシャフト、即ちコア130の先端部132が、ニチノール等の同じ合金から形成されてもよい。
図1に示すアセンブリ100を形成するために、コイル110は、図示されるように長尺状のシャフト、即ちコア130上に配置される。コイル110は、溶接、ハンダ付け、ロウ付け、圧接、摩擦係合、接着剤による接合、機械的連結等の任意の好適な方法で、長尺状のシャフト、即ちコア130に固定されてもよい。図示される実施例において、コイル110の基端部が、基端側の連結点133において長尺状のシャフト、即ちコア130に固定されてもよく、コイル110の先端部が、先端チップ140を介して長尺状のシャフト、即ちコア130に固定されてもよい。幾つかの実施例において、先端チップ140は、長尺状のシャフト、即ちコア130やコイル110にハンダ付け又は溶接されたハンダチップ又は溶接チップであり、非外傷性のチップを形成する。他の実施例において、先端チップ140は、予め組み立てられていても、部分的に組み立てられていてもよく、好適な連結技術を用いて、長尺状のシャフト、即ちコア130やコイル110に連結される。
幾つかの実施例において、コイル110及び/又は先端チップは、長尺状のシャフト、即ちコア130に溶接されてもよい。本発明の趣旨や範囲を逸脱することなく、様々な溶接法が使用されてもよいことは明白である。一般的に、溶接とは、金属や合金等の二つの材料を十分に熱して各材料の隣接する表面の少なくとも一部を溶けた状態にすることにより、二つの材料を結合させる処理をいう。異なる熱源を使用して隣接する材料を融解してもよい。幾つかの実施例において好適な溶接法には、レーザ溶接、抵抗溶接、TIG溶接、マイクロプラズマ溶接、電子ビーム溶接、及び摩擦又はイナーシャ溶接が含まれる。
実施例において好適なレーザ溶接機は、カリフォルニア州モンロビアのユニテック ミヤチ社、及びミシガン州プリモスのロフィン−サイナー社から入手可能である。実施例において好適な抵抗溶接機は、カリフォルニア州カールスバッドのパロマ プロダクト社、及びカンザス州オラスのポラリス エレクトロニクス社から入手可能である。幾つかの実施形態において好適なTIG溶接装置としては、ウェルドロジック社(Weldlogic Incorporated、米国カリフォルニア州ニューベリーパーク(Newbury Park)に所在)より販売される装置がある。いくつかの実施形態において好適なマイクロプラズマ溶接装置としては、プロセス・ウェルディング・システムズ社(Process Welding Systems Incorporated、米国テネシー州スミルナ(Smyrna)に所在)より販売される装置がある。
幾つかの実施例において、レーザ又はプラズマ溶接は、先端チップ140、コイル110、及び長尺状のシャフト、即ちコア130を共に固定するために使用されてもよい。レーザ溶接において、光線が使用されて必要な熱が供給される。レーザ溶接は、レーザ光熱源の使用により非常に優れた精度を得られるため、本発明により想定される方法において好都合である場合がある。幾つかの実施例においては、レーザダイオードによるハンダ付けが有用である。
医療器具100は、成形リボン、マーカバンド及び/又はコイル等の他の構造、他の内コイルや外コイル、内シースや外シース等を備えることも可能である。当業者には、そのような他の構造を医療器具に組み込む方法が、一般に知られているように認識されるであろう。
図2は、他の実施例である長さLを有するコイル200のを示す部分側面図である。コイル200は、長手方向の軸線x及びそれに対して直角をなす径方向の軸線yを有する。
図3は、コイル300の実施例を示す断面図である。コイル300は、長手方向の軸線x、及び同軸線xとルーメン307に対して直角をなす径方向の軸線yを有する。コイル300は、断面を有するワイヤ305から形成される。コイル300の座標は、以下に説明するように、ワイヤ305の断面にそのまま置き換えることができる。ワイヤ305の断面は、矩形として示されるが、本願に記載される範囲に準じて任意の形状であってもよい。
図4は、コイルを形成するワイヤ400の実施例を示す断面図である。ワイヤ400は、内面410、対向する外面420、及び内面410と外面420とを連結する平行な壁415により形成される断面401を有する。内面410は、コイルのルーメン(307)を形成し、外面420は、コイル(300)の外面を形成する。図示される断面401は、長手方向の壁410,420よりも長い径方向の壁415を有する矩形に相当する。
断面401は、重心450、コイルの長手方向の軸線に平行な長手方向の軸線x、及びコイルの径方向の軸線に平行且つ長手方向の軸線xに対して直角をなす径方向の軸線yを有する。重心450は、断面又は物体の形状の中心を画定する点である。長手方向の軸線xは、重心450において径方向の軸線yと交差する。断面又は物体の重心450は、基礎幾何学により容易に割り出すことができる。断面401は、重心を通過しコイルの長手方向の軸線xに平行な軸線に対する慣性モーメントIを有する。また、これは、I即ちx軸に対する平面の面積の慣性モーメントと呼ばれる。断面401は、重心を通過しコイルの径方向の軸線yに平行な軸線に対する慣性モーメントIを有する。これは、I即ちy軸に対する平面積の慣性モーメントと呼ばれる。これらは以下の積分により画定される:
=∫ydA I=∫xdA
上記の式において、x及びyは、面積dAの異なる要素の座標である。重心450を通過しコイルの長手方向の軸線xに平行な軸線に対する慣性モーメントIは、重心450を通過しコイルの径方向の軸線yに平行な軸線に対する慣性モーメントIよりも大きい。
図5は、コイルを形成するワイヤ500の実施例を示す断面図である。ワイヤ500は、内面510、対向する外面520、及び内面510と外面520とを連結する湾曲状の壁515により形成される断面501を有する。内面510は、コイルのルーメン(307)を形成し、外面520は、コイル(300)の外面を形成する。図示される断面501は、長手方向の壁510,520よりも長い径方向の壁515を有する楕円に相当する。
断面501は、上記したように、重心550、コイルの長手方向の軸線に平行な長手方向の軸線x、及びコイルの径方向の軸線に平行且つ長手方向の軸線xに対して直角をなす径方向の軸線yを有する。断面501は、(上記したように)重心550を通過しコイルの長手方向の軸線xに平行な軸線に対する慣性モーメントIを有する。断面501は、(上記したように)重心550を通過しコイルの径方向の軸線yに平行な軸線に対する慣性モーメントIを有する。重心550を通過しコイルの長手方向の軸線xに平行な軸線に対する慣性モーメントIは、重心550を通過しコイルの径方向の軸線yに平行な軸線に対する慣性モーメントIよりも大きい。
図6は、コイルを形成するワイヤ600の実施例を示す断面図である。ワイヤ600は、内面610、対向する外面620、及び内面615と外面620とを連結する壁615により形成される断面601を有する。内面610は、コイルのルーメン(307)を形成し、外面620は、コイル(300)の外面を形成する。図示される断面601は、I形状に相当する。
断面601は、上記したような重心650、コイルの長手方向の軸線に平行な長手方向の軸線x、及びコイルの径方向の軸線に平行且つ長手方向の軸線xに対して直角をなす径方向の軸線yを有する。断面601は、(上記したように)重心650を通過しコイルの長手方向の軸線xに平行な軸線に対する慣性モーメントIを有する。断面601は、(上記したように)重心650を通過しコイルの径方向の軸線yに平行な軸線に対する慣性モーメントIを有する。重心650を通過しコイルの長手方向の軸線xに平行な軸線に対する慣性モーメントIは、重心650を通過しコイルの径方向の軸線yに平行な軸線に対する慣性モーメントIよりも大きい。
すでに説明したワイヤの形状は、押出成形、ワインディング、3Dフォトエッチング、レーザ切断、絞り等の様々な方法で製造することが可能である。当業者には明白なことであるが、上記の断面形状は単に例示的なものであり、本願に記載の基準に合致する他の異なる形状が、本発明の実施において使用されてもよい。
図7は、コイルを形成する複合ワイヤ700の実施例を示す断面図である。図7は、形状において図4に類似しているが、コイルを形成するために使用される複合ワイヤ700の実施例を示している。矩形の形状が示されているが、上記した形状を含む、円形や正方形等の任意の形状が使用されて、複合ワイヤを形成してもよい。複合ワイヤ700は、ワイヤの実際の形状が円形や正方形の形状に制限される場合に、本発明の特徴を提供することができる。
複合ワイヤ700は、重心750、コイルの長手方向の軸線xに平行なワイヤの長手方向の軸線x、及びコイルの径方向の軸線yに平行なワイヤの径方向の軸線yを有する。第1のヤング係数を有する第1の材料710は、重心750に配置され、第2のヤング係数を有する第2の材料720は、ワイヤの径方向の軸線yに沿って第1の材料710よりも重心750から離れて配置される。第2の材料のヤング係数は第1の材料のヤング係数よりも大きい。したがって、第2の材料720は第1の材料よりも高い剛性を有する。第2の材料720のヤング係数は、第1の材料710のヤング係数よりも、1%−1000%,10%−500%,20%−300%,20%−200%,又は20%−100%の範囲で大きくてもよい。第2の材料720のヤング係数は、第1の材料710のヤング係数よりも、1%,10%,20%,50%,100%,200%,300%,500%,1000%,又は2000%大きくてもよい。複合ワイヤ700は、プラスチックからなる複合ワイヤ700であれば共押出成形により、金属からなる複合ワイヤ700であればイオン蒸着や融合により形成されてもよい。
金属からなる複合ワイヤ700の一例としては、第1の材料710がニチノール(10Mpsi)、第2の材料720がステンレス鋼(30Mpsi)の場合がある。プラスチックからなる複合ワイヤ700の一例としては、第1の材料710がポリウレタン(2ksi)、第2の材料720がポリエーテルエーテルケトン(500ksi)の場合がある。
すでに説明したワイヤの形状は、共押出成形、ワインディング、3Dフォトエッチング、レーザ切断等の様々な方法で製造することが可能である。当業者には明白なことであるが、上記の材料は単に例示的なものであり、本願に記載の範囲に合致する他の異なる材料が、本発明の実施において使用されてもよい。
同量の材料を重心とy軸から移動させずに、材料をx軸から移動させるコイル−ワイヤの断面により、コイルのトルク能力/可撓性の比が増加する。コイル−ワイヤの断面のx軸の周りの慣性モーメントを増加させることにより、コイルのねじれに対する剛性が増加する。コイル−ワイヤの断面の重心の周りの極慣性モーメントを急に増加させなければ、より可撓性をコイルに付与できる。したがって、x軸の周りの慣性モーメントを増加させ、断面の重心の周りの極慣性モーメントを急に増加させなければ、コイルの可撓性を犠牲にすることなく効率よくトルクを伝達するコイルを提供できる。x軸の周りの慣性モーメントは、y軸の周りの慣性モーメントよりも、1%−1000%,10%−500%,20%−300%,20%−200%,又は50%−100%の範囲で大きくてもよい。x軸の周りの慣性モーメントは、y軸の周りの慣性モーメントよりも、1%,5%,10%,20%,30%,40%,50%,75%,100%,200%,300%,500%,1000%,又は2000%大きくてもよい。
図8は、共巻きされたコイル800の実施例を示す断面図である。第1のコイル要素810は、第2のコイル要素820と共巻きされて共巻コイル800を形成する。第1のコイル要素810は、重心850を通過しコイルの径方向の軸線yに平行な軸線に対する慣性モーメントIよりも大きい、重心850を通過しコイルの長手方向の軸線xに平行な軸線に対する慣性モーメントIを有する。第2のコイル要素820は、円形や正方形等の任意の形状であってもよく、任意の好適な材料から形成されてもよい。第2のコイル要素820は、第1のコイル要素810から離間されて配置される。この共巻コイル800は、本発明の特性を強化するが、目的の血管壁への圧迫を減少させる。
図9は、本発明によるコイル910を備えるガイドワイヤ900を示す断面図である。ガイドワイヤ900はコア930を有する。コアは、基端部931及びその反対端に先端部932を有する。先端部932は、図示されるように、一連のテーパ状をなす部分と一定の径を有する部分とを有することも可能である。他の実施例においては、基端部931も一連のテーパ状部分と一定の径を有する部分とを有してもよい。テーパ状をなす領域は、直線的にテーパ状をなしていてもよく、曲線的にテーパ状をなしていてもよく、均一にテーパ状をなしていてもよく、非均一にテーパ状をなしていてもよく、或いは階段状にテーパ状をなしていてもよい。このようなテーパ形状をなす角度は、所望の可撓性に応じて変更することができる。テーパ領域の長さは、剛性が徐々に変化する部分がより多く(より長く)なるように、あるいはより少なく(より短く)なるように選択されてもよい。ガイドワイヤ900及び/又はガイドワイヤ部分931/932のほぼ任意の部分においてテーパ状をなしていてもよいこと、また、同テーパ状をなす部分において、径は基端側へ向かって小さくなっていても、あるいは先端側へ向かって小さくなっていてもよいことは、理解されるであろう。幾つかの実施例においては、ガイドワイヤのコアワイヤは、コアワイヤが多数のテーパ状をなす部分により離間された多数の一定の径部分を有するような形状を備えることも可能である。幾つかの実施例において、ガイドワイヤのコアワイヤは、テーパ状をなす部分がほとんどなくても、全くなくてもよい。テーパ状をなす部分は、図9に示すようであってもよく、或いは、より長く(より漸進的に)、又は、より短く(急進的に)なっていてもよい。
テーパ領域における径が小さくなる部分及び径が一定の部分は、例えば、センタレス研削法、スタンピング法等、多数の異なる技術のいずれかを用いて形成することができる。センタレス研削技術においては、センサ(例えば、光学/反射型センサ、磁気センサ)を用いたインデックスシステム(indexing system)を利用し、連結部分が過度に研削されないようにしてもよい。また、センタレス研削技術において、適切な賦形及び仕上げを施されたCBN研削ホイール又はダイヤモンド研削ホイールを用い、研削工程においてコアワイヤを把持しなくてよいようにしてもよい。研削技術の幾つかの例は、米国特許出願第10/346698号明細書に開示されており、同特許文献に開示された内容は本願においても開示されたものとする。径が小さくなる部分及び径が一定の部分は、図9に示されるような構成に限定されるものではなく、本発明の精神から逸脱することなく構成を変更することができる。当業者であれば、ガイドワイヤコアワイヤが、図9に示される形状とは異なる外形を有することができることは理解されるであろう。
コイル910は、コアの先端部932の一部の周りに配置される。コア930は、上記したような異なる材料から形成され、上記のような特徴を付与する。コイル910は、コア930と先端チップ940との間に配置されて、上記のように構成されてもよい。
本発明の幾つかの実施例におけるガイドワイヤは、ガイドワイヤアセンブリ900の一部や全体にわたって、潤滑性を備えるコーティング等のコーティング層960を任意で備えることも可能である。フッ素ポリマー等の疎水性コーティングにより乾性の潤滑性が備わるので、ガイドワイヤの取り扱いや器具の交換が容易になる。潤滑コーティングは、操作性を向上させ、病変部を通過する能力を高める。好適な潤滑性ポリマーは当技術分野において周知であり、ポリアリーレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ハイドロキシアルキルセルロース誘導体、アルギン、糖類、カプロラクトン等の親水性ポリマーや、これらの混合物や組み合わせを含む。親水性ポリマーは、他の親水性ポリマーとブレンドするか、調合量の水不溶性化合物(ポリマーを含む)とブレンドして、好適な潤滑性、結合性、溶解性を備えたコーティングを生成してもよい。幾つかの実施例においては、ガイドワイヤのより先端側の部分932は、親水性ポリマーでコーティングされ、より基端側の部分931は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素ポリマー960でコーティングされる。
図10は、本発明によるコイル1010を備える他のガイドワイヤ1000を示す断面図である。コイル1010は、コア1030の一部上に配置され、ポリマーシース、即ちスリーブ1070は、コア1030上とコイル1010上とに配置される。コイル1010は上述した通りである。
本実施の形態において、ポリマーチップを有するガイドワイヤ1000は、コイル1010上に円形のチップを形成するポリマーシース、即ちスリーブ1070を備えることにより形成される。ポリマーシース、即ちスリーブ1070は、所望の強度、可撓性、又は他の所望な特徴を付与できる任意の材料から形成されてもよい。ポリマーシース、即ちスリーブ1070は、限定されない幾つかの実施例において、長さ約2−300cm、内径約0.002−0.030インチ(約0.051−0.762mm)、外径約0.012−0.038インチ(約0.305−0.965mm)を有していてもよい。
スリーブを使用することにより、ガイドワイヤアセンブリの可撓性を向上させるなどの複数の機能を果たすことが可能である。シース、即ちスリーブ1070に使用するポリマーを選択することにより、ガイドワイヤの可撓性を変更することができる。例えば、デュロメータ硬度、すなわち硬度が低いポリマーからは、非常に可撓性に優れた又は柔らかいチップを形成することができる。逆に、デュロメータ硬度の高いポリマーからは、より剛性の高いチップを形成することができる。スリーブにポリマーを使用することにより、より非外傷性に優れたガイドワイヤ用チップを得ることもできる。非外傷性のチップは、傷つきやすい体内通路を通過する際により好適である。最後に、ポリマーは、詳細については後述するが、放射線不透過性材料の結合剤として機能してもよい。
好適な材料としては、ポリマーや同様の材料が含まれる。好適なポリマー材料の例には、ガイドワイヤのポリマースリーブに使用される一般的に知られた様々なポリマーが含まれる。実施例によっては、使用されるポリマー材料は、熱可塑性ポリマー材料である。好適な材料の例としては、ポリウレタン、ポリアミドエラストマ、ブロックポリアミド/エーテル(例えば、Pebax)、シリコーン、及びコポリマーが含まれる。スリーブは単一のポリマーで形成されていてもよく、複数の層で構成されていてもよく、或いはポリマーのブレンドで形成されていてもよい。材料及び加工方法を入念に選択することにより、これらの材料の熱可塑性、溶剤可溶性、及び熱硬化性の変種を用いて、所望の結果を得られるようにしてもよい。
また、好適なポリマー材料の例としては、ポリ(L−乳酸)(PLLA)、ポリ(D,L−乳酸)(PLA)、ポリグリコリド(PGA)、ポリ(L−乳酸−コ−D,L−乳酸)(PLLA/PLA)、ポリ(L−乳酸−コ−グリコリド)(PLLA/PGA)、ポリ(D,L−乳酸−コ−グリコリド)(PLA/PGA)、ポリ(グリコリド−コ−トリメチレンカーボネート)(PGA/PTMC)、ポリエチレンオキシド(PEO)、ポリジオキサノン(PDS)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリヒドロキシルブチレート(PHBT)、ポリ(ホスファゼン)、ポリ(D,L−乳酸−コ−カプロラクトン)(PLA/PCL)、ポリ(グリコリド−コ−カプロラクトン)(PGA/PCL)、ポリ無水物(PAN)、ポリ(オルトエステル)、ポリ(リン酸エステル)、ポリ(アミノ酸)、ポリ(ヒドロキシブチレート)、ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリウレタン、ポリシロキサン、及びこれらのコポリマーが含まれるが、これらに限定されるものではない。
幾つかの実施例においては、シース、即ちスリーブ1070又はその一部は、放射線不透過材料を含むか、放射線不透過材料でドープすることにより、例えば、透過技術等の特定の画像技術を用いた時に、シース、即ちスリーブ1070又はその一部の視認性がより高められるようにしてもよい。従来技術において公知の任意の好適な放射線不透過性材料を使用することができる。例としては、貴金属、タングステン、次炭酸バリウム(barium subcarbonate)粉末等や、これらの混合物を含む。実施例によっては、シース、即ちスリーブ1070は、異なる量の放射線不透過性材料が含まれる複数の部分を備えていてもよい。例えば、シース即ちスリーブ1070は、高いレベルの放射線不透過性材料を含む先端部分と、低いレベルの放射線不透過性材料を含む基端部分とを備えることもできる。
幾つかの実施例においては、単独(separate)の放射線不透過性部材、又は、一連の放射線不透過性部材(例えば、放射線不透過性コイル、バンド、管材、又は他の同様の構造)をガイドワイヤのコアワイヤ1030に連結することができ、或いは、めっき、絞り、鍛造、植え込み技術によりコアワイヤ内に組み込むことができる。
シース、即ちスリーブ1070は、使用される特定の材料に応じて任意の好適な技術を用いることにより、ガイドワイヤアセンブリ1000の周囲に配置して、ガイドワイヤアセンブリ1000に連結することができる。実施例によっては、ポリマー材料からなるスリーブを、ガイドワイヤアセンブリ1000の周囲で再賦形されるまである温度に加熱することにより、シース即ちスリーブ1070の連結が行われる。別の実施例においては、シース、即ちスリーブ1070は、熱収縮技術を用いて連結することができる。他の実施例においては、シース、即ちスリーブ1070は、コアワイヤ1030と共押出し成形により連結することができる。スリーブ1070は、センタレス研削法や他の方法により形成されて、所望の径や平坦な外面を構成することができる。
図11は、本発明によるコイル1110を備える他のガイドワイヤ1100を示す断面図である。コイル1110は上述した通りである。ガイドワイヤ1100はコア1130を備える。コアは基端部1131とその反対端に先端部1132とを有する。先端部1132は、図示されるように、一連のテーパ状をなす部分と一定の径を有する部分とを有することも可能である。コイル1110は、コアの先端部1132の一部の周囲に配置されてもよい。コア1130は、上述したような異なる材料から形成されてもよい。コイルは、コア1130と先端チップ1140との間に配置されて、上述したように構成されてもよい。ワイヤ、即ちリボン1180は、先端チップ1140とコア1130との間に配置されてもよい。
ワイヤ、即ちリボン1180は、コア1130の先端部1132付近に連結されて、先端方向へ延びて先端チップ1140に達してもよい。幾つかの実施例においては、ワイヤ、即ちリボン1180は、コイル状のワイヤ等の組み立てられた即ち形成されたワイヤ構造であってもよい。図示される実施例においては、リボン1180は、連結点1134において一定の径を有する領域1133に重なり合い連結されるほぼ直線をなすワイヤである。実施例によっては、リボン1180は、約0.05−1.0インチ(約0.127−2.54cm)の長さにおいて、一定の径を有する領域1133に重なり合ってもよく、他の実施例においては、重なり合う長さはより長くても短くてもよい。
リボン1180は、強度や可撓性等の所望の特性を付与すべく、任意の好適な材料で、適切な寸法を有するように形成することができる。好適な材料の例としては、金属、合金、ポリマー等が含まれる。実施例によっては、リボン1180は、金属や、ステンレス鋼、ニッケル−クロム合金、ニッケル−クロム−鉄合金、コバルト合金、直線記憶処理された超弾性合金又は線形弾性合金(例えばニッケル−チタン)ワイヤ等のニッケル−チタン合金といった合金で形成することができる。リボン1180は、任意の好適な連結技術を用いて連結することができる。連結技術の例には、ハンダ付け、ロウ付け、溶接、接着剤による接合、圧接等が含まれる。実施例によっては、リボン、即ちワイヤ1180は、賦形構造又は安全構造として機能してもよい。
本発明の幾つかの実施例におけるガイドワイヤ1100は、ガイドワイヤアセンブリ1100の一部や全体にわたって、潤滑性を備えるコーティング等のコーティング層1160を任意で備えることも可能である。フッ素ポリマー等の疎水性コーティングにより乾性の潤滑性が備わるので、ガイドワイヤの取り扱いや器具の交換が容易になる。潤滑コーティングは、操作性を向上させ、病変部を通過する能力を高める。好適な潤滑性ポリマーは当技術分野において周知であり、ポリアリーレンオキサイド、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、ハイドロキシアルキルセルロース誘導体、アルギン、糖類、カプロラクトン等の親水性ポリマーや、これらの混合物や組み合わせを含む。親水性ポリマーは、他の親水性ポリマーとブレンドするか、調合量の水不溶性化合物(ポリマーを含む)とブレンドして、好適な潤滑性、結合性、溶解性を備えたコーティングを生成してもよい。幾つかの実施例においては、ガイドワイヤのより先端側の部分1132は、親水性ポリマーでコーティングされ、より基端側の部分1131は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素ポリマー1160でコーティングされる。
幾つかの実施例においては、ガイドワイヤのコアワイヤは、コアワイヤが多数のテーパ状部分により離間された多数の一定の径部分を有するような形状を備えることも可能である。実施例によっては、ガイドワイヤのコアワイヤは、テーパ状をなす部分がほとんどなくても、全くなくてもよい。テーパ状をなす部分は、図11に示すようになっていてもよく、或いは、より長く(より漸進的に)、又は、より短く(急進的に)なっていてもよい。
当業者であれば、ガイドワイヤのコアワイヤが、図9.10,11に示される形状とは異なる外形を有することができることは理解されるであろう。例えば、コアワイヤ930,1030,1130は、連続的にテーパ状をなしていてもよく、1個のテーパ部を有していてもよく、異なる径を備えた複数の或いは一連のテーパ部を有していてもよく、一定の径を有していてもよい。実施例によっては、コアワイヤ930,1030,1130は、断面積が先端に向かって小さくなるように、テーパ状をなすか、その他の形状に賦形されている。テーパ状をなしている場合には、コアワイヤ930,1030,1130は、所望される移行特性に応じ、均一の又は非均一の移行部を備えることができる。例えば、コアワイヤ930,1030,1130は、直線的にテーパ状をなしていてもよく、曲線的にテーパ状をなしていてもよく、階段状にテーパ状をなしていてもよい。このようなテーパ形状の角度は、所望される可撓性に応じて変更することができる。テーパ領域の長さは、剛性が徐々に変化する部分がより多く(より長く)なるように、あるいはより少なく(より短く)なるように選択されてもよい。
上記した実施例と類似して、コアワイヤ930,1030,1130を構成するために使用される構造は、基端部931,1031,1131が押圧性やトルク伝達性を得るために比較的高い剛性を有し、先端部932,1032,1132がより良好な横方向への追跡性や操作性を得るために比較的可撓性を有するように設計されてもよい。例えば、実施例によっては、基端部931,1031,1131が、その長さに沿って一定の或いはほぼ均一の径を有することにより、剛性を強化する。しかしながら、基端部931,1031,1131がテーパ部分や一連のテーパ部分を有する実施例も意図されている。基端部931,1031,1131の径は、使用される材料に応じて所望される剛性に見合った寸法が設定されてもよい。例えば、実施例によっては、基端部931,1031,1131が、約0.010−0.025インチ(約0.0254−0.0635cm)の径やそれよりも大きい径を有してもよく、実施例によっては、約0.010−0.018インチ(約0.0254−0.0457cm)の径やそれよりも大きい径を有してもよい。
同様に、先端部932,1032,1132も、一定の径を有してもよく、連続してテーパ部分を有してもよく、或いは異なる径からなる一連のテーパ部分を有してもよい。コアワイヤ930,1030,1130の構造が、先端部932,1032,1132が基端部931,1031,1131よりも可撓性を有するように設計されている実施例においては、より良好な可撓性を得るために、少なくとも1つのテーパ状部分即ち減少した径部分を含むことが可能である。
基端部931,1031,1131と先端部932,1032,1132の長さは、通常、完成した医療器具において所望される長さや可撓性に基づくものであるが、必ずしもそうではない。実施例によっては、基端部931,1031,1131は約50−300cmの長さを、先端部932,1032,1132は約3−50cmの長さをそれぞれ有することができる。
コアワイヤ930,1030,1130は、図示されているように中実断面を有していてもよく、実施例によっては中空断面を有していてもよい。別の実施例においては、コアワイヤ930,1030,1130は、中実断面を有する領域と中空断面を有する領域の組み合わせを含んでいてもよい。
テーパ領域の径が小さくなる部分及び径が一定の部分は、例えばセンタレス研削法、スタンピング法等、複数の異なる技術のいずれかを用いて形成することができる。センタレス研削技術においては、センサ(例えば、光学/反射型センサ、磁気センサ)を用いたインデックスシステムを利用して、過度に研削されないようにしてもよい。また、センタレス研削技術において、適切に成形及び仕上げを施されたCBN研削ホイール又はダイヤモンド研削ホイールを用い、研削工程においてコアワイヤ930,1030,1130を把持しないようにしてもよい。
本発明は、上述した特定の実施例に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲において適正に述べるように、本発明の全ての態様を含むものであると理解されるべきである。本明細書を検討することにより、本発明が、その適用され得る様々な変更物や同等のプロセスや多数の構造に対しても向けられていることが、当業者には明白であろう。本願に開示されている事項は、多くの点において、単に例示的なものであることは理解されるべきである。構成の詳細に変更を加えることは可能であり、特に、形状、大きさ、工程の順序については、本発明の範囲を逸脱することなく、変更可能である。さらには、可撓性を有するコイルチップ、ポリマージャケットチップ、コイル状安全/賦形ワイヤを備えたチップ、又はこれらの組み合わせ、及び他の同様の構造を含む、別のチップ構造をガイドワイヤに設けてもよい。本発明の範囲は、当然ながら、請求項に記載された文言において画定される。
また、本発明は、様々な変更物や代替物へ変更可能であるが、その詳細は図面において実施例として示されており、以下に詳述される。しかしながら、本発明は、記載された特定の実施例に限定されるものではない。本発明は、その趣旨及び範囲内に含まれる全ての変更物や均等物や代替物を包含するものである。
長尺状の医療器具に組み込まれたコイルの一実施例を示す斜視図。 医療器具用のコイルの一実施例を示す部分側面図。 図2のコイルの長手方向における断面図。 コイルを形成するワイヤの一実施例を示す断面図。 コイルを形成するワイヤの他の実施例を示す断面図。 コイルを形成するワイヤの他の実施例を示す断面図。 コイルを形成するワイヤの他の実施例を示す断面図。 第2のコイルと共に巻回されたコイルの一実施例を示す断面図。 コイルを備えるガイドワイヤの一実施例を示す断面図。 ガイドワイヤの他の実施例を示す断面図。 コイルを備えるガイドワイヤの他の実施例を示す断面図。

Claims (27)

  1. 長手方向の軸線と、同長手方向の軸線に対して直角をなす径方向の軸線とを有し、ワイヤから形成されるコイルを備える医療器具であって、同ワイヤは、
    (a)重心を有する断面と、
    (b)同重心を通過し同コイルの長手方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントと、
    (c)同重心を通過し同コイルの径方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントとを備え、同重心を通過し同コイルの長手方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントは、同重心を通過し同コイルの径方向の軸線に平行な軸線に対する慣性モーメントよりも大きいことを特徴とする医療器具。
  2. 前記ワイヤの断面は矩形をなす請求項1に記載の医療器具。
  3. 前記ワイヤの断面は楕円形をなす請求項1に記載の医療器具。
  4. 前記ワイヤの断面はI字形をなす請求項1に記載の医療器具。
  5. 前記ワイヤは、0.3−0.5のポアソン比を有する材料から形成される請求項1に記載の医療器具。
  6. 前記コイルは、その巻線部の間に配置された巻線部を有する第2のコイルをさらに備える請求項1に記載の医療器具。
  7. 前記ワイヤは、
    (a)重心、前記コイルの長手方向の軸線に平行なワイヤの長手方向の軸線、及び前記コイルの径方向の軸線に平行なワイヤの径方向の軸線を備える断面と、
    (b)同重心において第1のヤング係数を有する第1の材料と、
    (c)同ワイヤの径方向の軸線に沿って同重心からさらに離れて第2のヤング係数を有する第2の材料とを備える複合ワイヤであって、同第2のヤング係数は同第1のヤング係数よりも大きい請求項1に記載の医療器具。
  8. 前記複合ワイヤの断面は円形をなす請求項7に記載の医療器具。
  9. 前記複合ワイヤの断面は正方形をなす請求項7に記載の医療器具。
  10. 前記第1の材料はニチノールからなり、前記第2の材料はステンレス鋼からなる請求項7に記載の医療器具。
  11. 前記第1の材料はポリウレタンからなり、前記第2の材料はポリエーテルエーテルケトンからなる請求項7に記載の医療器具。
  12. (a)第1の外径と先端部とを有する基端領域と、同第1の外径よりも小さい第2の外径と先端部とを有する先端領域とを備える長尺状のシャフトと、
    (b)同基端領域の先端部において同長尺状のシャフトに連結されて、同基端領域の先端部から同先端領域の少なくとも一部に延び、同第2の外径よりも大きい内径を有する前記コイルとをさらに備える請求項1に記載の医療器具。
  13. 前記ワイヤの断面は矩形をなす請求項12に記載の医療器具。
  14. 前記ワイヤの断面は楕円形をなす請求項12に記載の医療器具。
  15. 前記ワイヤの断面はI字形をなす請求項12に記載の医療器具。
  16. 前記ワイヤは、0.3−0.5のポアソン比を有する材料から形成される請求項12に記載の医療器具。
  17. 前記コイルは、その巻線部の間に配置された巻線部を有する第2のコイルをさらに備える請求項12に記載の医療器具。
  18. 前記ワイヤは、
    (a)重心、前記コイルの長手方向の軸線に平行なワイヤの長手方向の軸線、及び前記コイルの径方向の軸線に平行なワイヤの径方向の軸線を備える断面と、
    (b)同重心において第1のヤング係数を有する第1の材料と、
    (c)同ワイヤの径方向の軸線に沿って同重心からさらに離れて第2のヤング係数を有する第2の材料とを備える複合ワイヤであって、同第2のヤング係数は同第1のヤング係数よりも大きい請求項12に記載の医療器具。
  19. 前記複合ワイヤの断面は円形をなす請求項18に記載の医療器具。
  20. 前記複合ワイヤの断面は正方形をなす請求項18に記載の医療器具。
  21. 前記長尺状のシャフトは、前記基端領域と先端領域との間に配置されるテーパ状をなす領域をさらに備える請求項12に記載の医療器具。
  22. 前記テーパ状をなす領域は、直線的、曲線的、均一的、非均一的、或いは階段状にテーパ状をなしている請求項21に記載の医療器具。
  23. 前記コイルの少なくとも一部は、前記長尺状のシャフトの先端領域の先端部の先端方向に延びる請求項12に記載の医療器具。
  24. 前記コイル部材の先端部に配置される先端チップをさらに備える請求項23に記載の医療器具。
  25. 前記長尺状のシャフトの先端領域に連結され、先端方向へ延びて前記先端チップに達するリボンをさらに備える請求項24に記載の医療器具。
  26. 前記コイル部材の少なくとも一部上に配置されるポリマースリーブをさらに備える請求項12に記載の医療器具。
  27. 前記長尺状のシャフトの基端領域は第1の材料からなり、前記長尺状のシャフトの先端領域は第2の材料からなることと、同第1の材料は同第2の材料と比較して高い剛性を有することとを特徴とする請求項12に記載の医療器具。
JP2006524706A 2003-08-25 2004-08-12 長尺状の内腔を有する医療器具 Expired - Fee Related JP4918358B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/647,613 2003-08-25
US10/647,613 US7641621B2 (en) 2003-08-25 2003-08-25 Elongated intra-lumenal medical device
PCT/US2004/026576 WO2005020854A1 (en) 2003-08-25 2004-08-12 Elongated intra-lumenal medical device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007503256A true JP2007503256A (ja) 2007-02-22
JP4918358B2 JP4918358B2 (ja) 2012-04-18

Family

ID=34216549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006524706A Expired - Fee Related JP4918358B2 (ja) 2003-08-25 2004-08-12 長尺状の内腔を有する医療器具

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7641621B2 (ja)
EP (1) EP1658020B1 (ja)
JP (1) JP4918358B2 (ja)
CA (1) CA2532570A1 (ja)
WO (1) WO2005020854A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014145135A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Gunze Ltd 複合部材
JP5897237B1 (ja) * 2014-06-09 2016-03-30 オリンパス株式会社 内視鏡
JP2018038831A (ja) * 2013-01-10 2018-03-15 ザ クリーブランド クリニック ファウンデーションThe Cleveland ClinicFoundation 冠状動脈ガイドワイヤ
US10987493B2 (en) 2015-02-27 2021-04-27 Nipro Corporation Guide wire

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7840270B2 (en) 2003-07-23 2010-11-23 Synapse Biomedical, Inc. System and method for conditioning a diaphragm of a patient
US20070044669A1 (en) * 2005-08-24 2007-03-01 Geise Gregory D Aluminum can compacting mechanism with improved actuation handle assembly
US9050005B2 (en) * 2005-08-25 2015-06-09 Synapse Biomedical, Inc. Method and apparatus for transgastric neurostimulation
US20070150023A1 (en) * 2005-12-02 2007-06-28 Ignagni Anthony R Transvisceral neurostimulation mapping device and method
US8676323B2 (en) * 2006-03-09 2014-03-18 Synapse Biomedical, Inc. Ventilatory assist system and methods to improve respiratory function
WO2008098001A2 (en) * 2007-02-05 2008-08-14 Synapse Biomedical, Inc. Removable intramuscular electrode
US8308658B2 (en) 2007-04-13 2012-11-13 Neometrics, Inc. Medical guidewire
WO2008144578A1 (en) * 2007-05-17 2008-11-27 Synapse Biomedical, Inc. Devices and methods for assessing motor point electromyogram as a biomarker
US8372138B2 (en) * 2007-06-12 2013-02-12 Boston Scientific Scimed, Inc. Shape memory polymeric stent
US8428726B2 (en) 2007-10-30 2013-04-23 Synapse Biomedical, Inc. Device and method of neuromodulation to effect a functionally restorative adaption of the neuromuscular system
WO2009059033A1 (en) * 2007-10-30 2009-05-07 Synapse Biomedical, Inc. Method of improving sleep disordered breathing
IL196660A (en) * 2008-01-23 2014-09-30 Mediguide Ltd Flexible conductive catheter with sensor
US9095685B2 (en) 2008-01-23 2015-08-04 Mediguide Ltd. Sensor mounted flexible guidewire
DE102008042578A1 (de) * 2008-10-02 2010-04-08 Biotronik Vi Patent Ag Implantat mit einem Grundkörper aus einer biokorrodierbaren Manganlegierung
US9795388B1 (en) * 2010-05-13 2017-10-24 Avery Evans Surface configuration of implantable devices to modify biological activity and related method
US9399262B2 (en) * 2011-12-15 2016-07-26 Lake Region Manufacturing, Inc. Method of joining titanium and titanium-based alloys to ferrous metals using tantalum
JP1524137S (ja) * 2014-04-03 2015-05-25
JP1524544S (ja) * 2014-04-24 2015-05-25
US10391274B2 (en) 2016-07-07 2019-08-27 Brian Giles Medical device with distal torque control
US9918705B2 (en) 2016-07-07 2018-03-20 Brian Giles Medical devices with distal control
DE102016009871A1 (de) * 2016-08-12 2018-02-15 Häberle Laser- und Feinwerktechnik GmbH & Co. KG Führungsdraht zum Einsatz in schlauchförmigen medizinischen Sonden, insbesondere zur Ernährungstherapie
DE102017200077A1 (de) 2017-01-04 2018-07-05 Epflex Feinwerktechnik Gmbh Medizinischer Führungsdraht
EP3717922A2 (en) 2017-12-03 2020-10-07 Cook Medical Technologies, LLC Mri compatible interventional wireguide
US11471683B2 (en) 2019-01-29 2022-10-18 Synapse Biomedical, Inc. Systems and methods for treating sleep apnea using neuromodulation
US20210128872A1 (en) * 2019-10-31 2021-05-06 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Guidewire coils with different cross section shapes
US20210128874A1 (en) * 2019-10-31 2021-05-06 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Guidewire having parabolic grind profile
US20210259866A1 (en) * 2020-02-26 2021-08-26 Covidien Lp Tapered multilayer core member for medical device delivery systems
US20220226617A1 (en) * 2021-01-21 2022-07-21 Abbott Cardiovascular Systems Inc. Guidewire and method of use

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2441166A (en) * 1942-03-27 1948-05-11 Raspet August Helical spring
JPS60168466A (ja) * 1983-11-10 1985-08-31 アドヴアンスド カ−デイオヴアスキユラ− システムズ インコ−ポレ−テツド カテ−テル用のガイドワイヤ
US4922924A (en) * 1989-04-27 1990-05-08 C. R. Bard, Inc. Catheter guidewire with varying radiopacity
JPH0380872A (ja) * 1989-05-12 1991-04-05 Samuel Shiber アテレクトミイ装置
JPH06105798A (ja) * 1992-09-30 1994-04-19 Terumo Corp カテーテルチューブ
JPH08131550A (ja) * 1994-11-11 1996-05-28 Nippon Zeon Co Ltd カテーテル
JPH09149938A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Nippon Zeon Co Ltd カテーテル
JP2001501854A (ja) * 1996-10-11 2001-02-13 キャスガイド・コーポレーション カテーテル用のガイドワイヤ
JP2002210019A (ja) * 2001-01-16 2002-07-30 Olympus Optical Co Ltd 医療器具用のコイル、その製造方法及び製造装置
JP2004261463A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Olympus Corp 密巻コイル及びこの密巻コイルを用いた医療用処置具
JP2005533594A (ja) * 2002-07-25 2005-11-10 ボストン サイエンティフィック リミテッド 人体構造内を進行する医療用具及びその製造方法

Family Cites Families (59)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US69520A (en) * 1867-10-01 Improved hoese-oollae fastening
US13540A (en) * 1855-09-11 Machine for sawing mabble
US72689A (en) * 1867-12-24 Improvement in steam-generatoes
US69521A (en) * 1867-10-01 James a
GB191013017A (en) 1909-05-28 1910-12-31 Paul Lucas Improvements in Inverted Incandescent Gas Lamps.
GB190913017A (en) * 1909-06-03 1910-06-02 Robert Thomlinson Improvements in or relating to Flexible Shafting.
US3174851A (en) 1961-12-01 1965-03-23 William J Buehler Nickel-base alloys
US3351463A (en) 1965-08-20 1967-11-07 Alexander G Rozner High strength nickel-base alloys
GB1119158A (en) 1965-12-07 1968-07-10 Us Catheter & Instr Corp Controlled curvable spring guide
US3753700A (en) 1970-07-02 1973-08-21 Raychem Corp Heat recoverable alloy
US4003369A (en) * 1975-04-22 1977-01-18 Medrad, Inc. Angiographic guidewire with safety core wire
US3973556A (en) 1975-06-20 1976-08-10 Lake Region Manufacturing Company, Inc. Smoothened coil spring wire guide
US4724846A (en) * 1986-01-10 1988-02-16 Medrad, Inc. Catheter guide wire assembly
US5211183A (en) 1987-05-13 1993-05-18 Wilson Bruce C Steerable memory alloy guide wires
US5154705A (en) 1987-09-30 1992-10-13 Lake Region Manufacturing Co., Inc. Hollow lumen cable apparatus
US6171338B1 (en) 1988-11-10 2001-01-09 Biocon, Oy Biodegradable surgical implants and devices
US5052404A (en) 1989-03-02 1991-10-01 The Microspring Company, Inc. Torque transmitter
US5144959A (en) * 1989-08-15 1992-09-08 C. R. Bard, Inc. Catheter guidewire with varying radiopacity
US5107852A (en) 1990-04-02 1992-04-28 W. L. Gore & Associates, Inc. Catheter guidewire device having a covering of fluoropolymer tape
US5238004A (en) 1990-04-10 1993-08-24 Boston Scientific Corporation High elongation linear elastic guidewire
US6165292A (en) 1990-12-18 2000-12-26 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Superelastic guiding member
US5329923A (en) 1991-02-15 1994-07-19 Lundquist Ingemar H Torquable catheter
CA2068584C (en) 1991-06-18 1997-04-22 Paul H. Burmeister Intravascular guide wire and method for manufacture thereof
US5213111A (en) 1991-07-10 1993-05-25 Cook Incorporated Composite wire guide construction
CA2117088A1 (en) 1991-09-05 1993-03-18 David R. Holmes Flexible tubular device for use in medical applications
US5741429A (en) 1991-09-05 1998-04-21 Cardia Catheter Company Flexible tubular device for use in medical applications
US5465732A (en) 1992-03-31 1995-11-14 Boston Scientific Corporation Fluoroscopically viewable multifilar calibrated guidewire and method of measuring occlusions with calibrated guidewires
US5437288A (en) 1992-09-04 1995-08-01 Mayo Foundation For Medical Education And Research Flexible catheter guidewire
US5772609A (en) * 1993-05-11 1998-06-30 Target Therapeutics, Inc. Guidewire with variable flexibility due to polymeric coatings
US5769796A (en) * 1993-05-11 1998-06-23 Target Therapeutics, Inc. Super-elastic composite guidewire
US5409015A (en) 1993-05-11 1995-04-25 Target Therapeutics, Inc. Deformable tip super elastic guidewire
US5749837A (en) 1993-05-11 1998-05-12 Target Therapeutics, Inc. Enhanced lubricity guidewire
JPH0737199U (ja) 1993-12-24 1995-07-11 テルモ株式会社 ガイドワイヤー
US6139510A (en) 1994-05-11 2000-10-31 Target Therapeutics Inc. Super elastic alloy guidewire
JP4408958B2 (ja) 1995-02-28 2010-02-03 ボストン サイエンティフィック コーポレーション 医療器具
US5724989A (en) * 1995-06-20 1998-03-10 The Microspring Company, Inc. Radiopaque medical devices
US6329069B1 (en) 1995-07-26 2001-12-11 Surface Genesis, Inc. Composite structure and devices made from same and method
US5746701A (en) 1995-09-14 1998-05-05 Medtronic, Inc. Guidewire with non-tapered tip
US5722424A (en) 1995-09-29 1998-03-03 Target Therapeutics, Inc. Multi-coating stainless steel guidewire
US6428489B1 (en) 1995-12-07 2002-08-06 Precision Vascular Systems, Inc. Guidewire system
US5836893A (en) 1996-03-08 1998-11-17 Scimed Life Systems, Inc. Intravascular guidewire
US6488637B1 (en) 1996-04-30 2002-12-03 Target Therapeutics, Inc. Composite endovascular guidewire
US5827201A (en) * 1996-07-26 1998-10-27 Target Therapeutics, Inc. Micro-braided guidewire
US6001068A (en) 1996-10-22 1999-12-14 Terumo Kabushiki Kaisha Guide wire having tubular connector with helical slits
US6059771A (en) 1996-12-23 2000-05-09 Johnson & Johnson Medical, Inc. Stiffening member to increase fluid flow within a medical device
US5924998A (en) 1997-03-06 1999-07-20 Scimed Life System, Inc. Guide wire with hydrophilically coated tip
US6183420B1 (en) 1997-06-20 2001-02-06 Medtronic Ave, Inc. Variable stiffness angioplasty guide wire
US5957865A (en) 1997-09-25 1999-09-28 Merit Medical Systems, Inc. Flexible catheter guidewire
US6056702A (en) * 1998-10-02 2000-05-02 Cordis Corporation Guidewire with outer sheath
DE19823414A1 (de) 1998-05-26 1999-06-17 Epflex Feinwerktech Gmbh Führungsdraht mit Spiralfederkomplex
US6368316B1 (en) 1998-06-11 2002-04-09 Target Therapeutics, Inc. Catheter with composite stiffener
US6139511A (en) 1998-06-29 2000-10-31 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Guidewire with variable coil configuration
US6508803B1 (en) 1998-11-06 2003-01-21 Furukawa Techno Material Co., Ltd. Niti-type medical guide wire and method of producing the same
US6165140A (en) 1998-12-28 2000-12-26 Micrus Corporation Composite guidewire
WO2001010350A1 (en) 1999-08-04 2001-02-15 C. R. Bard, Inc. Implant and agent delivery device
US6579246B2 (en) 1999-12-22 2003-06-17 Sarcos, Lc Coronary guidewire system
ATE287747T1 (de) 2000-10-03 2005-02-15 Cook William Europ Führungsdraht
US6544197B2 (en) 2000-10-20 2003-04-08 Radius Medical Technologies, Inc. Composite guidewire
US6918882B2 (en) 2001-10-05 2005-07-19 Scimed Life Systems, Inc. Guidewire with stiffness blending connection

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2441166A (en) * 1942-03-27 1948-05-11 Raspet August Helical spring
JPS60168466A (ja) * 1983-11-10 1985-08-31 アドヴアンスド カ−デイオヴアスキユラ− システムズ インコ−ポレ−テツド カテ−テル用のガイドワイヤ
US4922924A (en) * 1989-04-27 1990-05-08 C. R. Bard, Inc. Catheter guidewire with varying radiopacity
JPH0380872A (ja) * 1989-05-12 1991-04-05 Samuel Shiber アテレクトミイ装置
JPH06105798A (ja) * 1992-09-30 1994-04-19 Terumo Corp カテーテルチューブ
JPH08131550A (ja) * 1994-11-11 1996-05-28 Nippon Zeon Co Ltd カテーテル
JPH09149938A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Nippon Zeon Co Ltd カテーテル
JP2001501854A (ja) * 1996-10-11 2001-02-13 キャスガイド・コーポレーション カテーテル用のガイドワイヤ
JP2002210019A (ja) * 2001-01-16 2002-07-30 Olympus Optical Co Ltd 医療器具用のコイル、その製造方法及び製造装置
JP2005533594A (ja) * 2002-07-25 2005-11-10 ボストン サイエンティフィック リミテッド 人体構造内を進行する医療用具及びその製造方法
JP2004261463A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Olympus Corp 密巻コイル及びこの密巻コイルを用いた医療用処置具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018038831A (ja) * 2013-01-10 2018-03-15 ザ クリーブランド クリニック ファウンデーションThe Cleveland ClinicFoundation 冠状動脈ガイドワイヤ
JP2014145135A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Gunze Ltd 複合部材
JP5897237B1 (ja) * 2014-06-09 2016-03-30 オリンパス株式会社 内視鏡
US10987493B2 (en) 2015-02-27 2021-04-27 Nipro Corporation Guide wire

Also Published As

Publication number Publication date
JP4918358B2 (ja) 2012-04-18
WO2005020854A1 (en) 2005-03-10
EP1658020B1 (en) 2013-11-20
US7641621B2 (en) 2010-01-05
US20050049523A1 (en) 2005-03-03
CA2532570A1 (en) 2005-03-10
EP1658020A1 (en) 2006-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4918358B2 (ja) 長尺状の内腔を有する医療器具
JP4648320B2 (ja) 医療器具用コイル
JP4805152B2 (ja) 医療器具コイル
US8022331B2 (en) Method of making elongated medical devices
JP4808611B2 (ja) 長尺状体内医療器具
EP1933921B1 (en) Medical device coil
JP2009183765A (ja) 複合ガイドワイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100420

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20100715

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20100723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110601

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120130

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees