JP2007503127A - Icモジュールに液体冷媒液滴を噴霧し、放射(輻射)を向ける温度制御システム - Google Patents

Icモジュールに液体冷媒液滴を噴霧し、放射(輻射)を向ける温度制御システム Download PDF

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Abstract

ICチップの電力消費が変動する間ICチップを設定点温度付近に維持するためのシステムは、シールリング付きの開端を有する容器を含む。容器内に配置されるのは、ICモジュールのICチップを保持する部分に液体冷媒液滴を噴霧するための少なくとも1つのノズルである。液体冷媒のこの噴霧は、シールリングをICモジュールに押し付けながら行われる。さらに、放射源からICモジュールへ電磁放射によるエネルギを通すが、液体冷媒を遮断するように、容器に少なくとも1つの窓が設けられる。

Description

(関連出願)
上記発明は、本願の「発明を実施するための最良の形態」と同じ単一の記載をもって説明される別の発明に関連するものである。前記別の発明は、米国特許出願第10/647,090号「準大気圧でICモジュールに液体冷媒液滴を噴霧する温度制御システム」である。両発明についての米国特許出願は2003年8月21日に同時に出願された。
本発明は、集積回路チップ(ICチップ)が試験される間、ICチップを一定の設定点温度付近に維持するための温度制御システムに関する。本発明はまた、上記温度制御システムの主要部分を構成するサブアセンブリに関する。
温度を調節されるICチップは一般的に、集積回路モジュールの一部である。ICモジュールにおいて、ICチップは通常基板上に実装され、蓋で被覆される。また、非被覆ICチップを基板上に実装することができる。デジタル論理回路機構またはメモリ回路機構またはアナログ回路機構など、どんな型の回路機構でもICチップに組み込むことができる。さらに、ICチップの回路機構は、電界効果トランジスタまたはバイポーラトランジスタなど、どんな型のトランジスタからでも構成することができる。
ICチップを試験している間にICチップの温度を一定に維持することを試みる理由のひとつとして、ICチップの動作速度が温度に依存することがある。例えば、相補形電界効果トランジスタ(CMOSトランジスタ)から構成されるICチップは一般的に、ICチップの温度が低下するほど高速で動作する。
特定の型のICチップを大量生産し、その後それらの速度ソートを行い、より高速で動作するICチップをより高い価格で販売することは、ICチップ業界の一般的な慣行である。CMOSメモリチップおよびCMOSマイクロプロセッサチップはこの方法で処理される。しかし、そのようなICチップの速度を適切に決定するために、速度試験が実行される間、各ICチップの温度をほぼ一定に維持しなければならない。
速度試験が実行されている間、ICチップの瞬時電力消費が一定であるか、小さい範囲で変動する場合、ICチップ温度を一定設定点付近に維持することは比較的容易である。その場合、ICチップを固定温度である熱質量に固定熱抵抗を介して結合することが必要なだけである。例えば、ICチップの最大電力変動がわずか10ワットであり、かつICチップと熱質量との間の熱抵抗が1ワット当たり摂氏0.2度である場合には、ICチップ温度の最大変動はわずか摂氏2度となる。
しかし、速度試験が実行されている間、チップの瞬時電力消費が広い範囲で上下に変動する場合には、ICチップ温度を一定設定点付近に維持することは非常に難しい。ICチップの電力消費が大きく変化するたびに、その温度およびその速度も大きく変化する。
今日のマイクロプロセッサチップの瞬時電力消費は一般的に、ゼロから100ワット超まで変動する。また、ICチップ業界は、ICチップ上のトランジスタの総数を絶えず増加する傾向にあり、それはICチップの最大電力消費を増大する。さらに、「バーンイン」と呼ばれる一種の試験では、故障の発生を加速するために、ICチップに対する電圧が増大するので、ICチップの電力消費は通常より大きくなる。
先行技術では、ICチップが試験される間、高電力ICチップの温度を設定点付近に維持するための1つの制御システムが、米国特許第5,821,505号(「TEMPERATURE CONTROL SYSTEM FOR AN ELECTRONIC DEVICE WHICH ACHIEVES A QUICK RESPONSE BY
INTERPOSING A HEATER BETWEEN THE DEVICE
AND A HEAT SINK」と称する)に開示されている。第5,821,505号の温度制御システムは平坦な電気ヒータを含み、それは、ICモジュールの対応する表面に押し付けられる1つの表面を有し、かつ液体冷媒を担持する冷却ジャケットに不動に接続された反対側の表面を有する。ICモジュールの対応する表面は、ICチップを被覆する蓋とすることができ、蓋が無い場合にはICチップ自体とすることができる。
第5,821,505号の温度制御システムにおいて、ICチップを最大速度で冷却するためには、電気ヒータは停止される。次いで、熱は素早くICチップから電気ヒータを介して冷却ジャケットへ移動する。熱がICチップから電気ヒータを介して冷却ジャケットへ移動する速度を低減するためには、電気ヒータは低レベルでオン作動される。熱をICチップに加えるためには、電気ヒータは高いレベルで作動される。
しかし、第5,821,505号の温度制御システムでは、押し合わされる電気ヒータの表面とICモジュールの対応する表面との間に熱抵抗が存在する。この熱抵抗は、2つの接触面の間の微細な不一致のために発生する。
上記熱抵抗とICチップの電力消費の積は、ICチップを冷却するために電気ヒータが停止されたときに、電気ヒータからICチップに発生する温度の上昇に等しい。この温度上昇は、ICチップを過熱させたり破損させたりすることなく、ICチップに発生し得る最大電力消費を制限する。このように、ICチップを破損することなく許容できる最大電力消費は、熱抵抗の大きさによって限定される。
さらに、第5,821,505号の温度制御システムでは、電気ヒータは本質的に熱質量を有する。その熱質量が大きければ大きいほど、電気ヒータの温度が変化するのに長い時間がかかる。その結果として、電気ヒータの熱質量は、ICチップの温度を調節できる速度を制限する。
したがって、本書に開示する発明の主たる目的は、上述のような第5,821,505号の持つ制限を完全に回避する温度制御システム用の全く異なる構造を提供することである。
(発明の概要)
本発明では、ICチップの電力消費が変動する間、ICチップを設定点温度付近に維持するためのシステムは、底およびシールリング付き周囲側面を有する開口容器を含む。容器の底には、ICモジュールのICチップを保持する部分に液体冷媒液滴を噴霧するための少なくとも1つのノズルが配置される。液体冷媒のこの噴霧は、シールリングがICモジュールに押し当てられている間に発生する。さらに、電磁放射によるエネルギを電気源からICモジュールへ通すように、少なくとも1つの窓が容器の底に設けられる。しかし、各窓は、液体冷媒がそこを通して逃げることができないように構成される。
冷媒の各液滴がICモジュールに当たると、ICモジュールから直接冷媒液滴に熱が伝
達される。ICモジュールから冷媒液滴への熱抵抗は非常に小さい。したがって、第5,821,505号の温度調節システムで発生する熱抵抗の限界は、完全に回避される。
ICチップの温度は、フィードバック制御ループ内の制御信号発生器によって、自動的に設定点温度に維持される。ICモジュールから熱を除去するために、制御信号発生器は第1制御信号を各ノズルに送り、選択可能な量の液体冷媒液滴をICモジュールに噴霧させる。ICモジュールに熱を加えるために、制御信号発生器は、放射源から各窓を通してICモジュールに対する放射線を放出させる第2制御信号を放射源に送る。
ある実施形態では、数百個の気泡噴出ノズルおよび数百個の小さい窓がアレイ状に交互配列される。この実施形態の場合、容器の底は、放射源からの放射に実質的に透明な薄い平坦な基板から構成される。全てのノズルは基板の表面上に組み込まれ、窓は、制御信号用の導体および液体冷媒用の流路のいずれも通らないノズルの間に存する基板の部分によって画定される。
別の実施形態では、数百個の気泡噴出ノズルは密集して配置され、数個の大きい窓によって包囲される。さらに別の実施形態では、単一のエアゾール噴霧ノズルが数個の大きい窓によって包囲される。これらの実施形態の場合、窓は基板を貫通する開口通路から構成され、放射源からの放射は光学部品によって通路を通してノズルから離れるように方向付けられる。この構造により、ノズルまたはそれらの動作を損傷することなく、ICモジュールに照射することのできる最大電力レベルが増大する。
(詳細な説明)
本発明を組み込んだ1つの好適な温度調節システムについて、今、図1、2、3A〜3D、4、および5A〜5Bを参照しながら説明する。この温度調節システムの概略を図1に示す。
図1で、温度調節システムは、項目10を除き、図示された全てのものから構成される。項目10は、温度調節システムがその上で動作するICモジュール(集積回路モジュール)である。このICモジュール10は部品10a〜10gを含み、その各々について下の表1に記載する。
Figure 2007503127
動作中、図1の温度調節システムは、ICチップ10aが消失する電力がTEST信号に応答して変動する間、ICチップ10aの温度をほぼ設定点温度に維持する。この動作を実現するために、図1の温度調節システムは部品20〜34を含み、その各々について下の表2に記載する。
Figure 2007503127
今、表2の全ての部品がICパッケージ10と相互作用する方法について説明する。最初に、試験される1つの特定のICパッケージ10は、図1に示すように、シールリング
21に押し付けられる。次いでオペレータは、制御入力34を介して特定の設定点温度を手動で選択し、かつ制御入力25を介して特定の大気圧以下の圧力を選択する。その後、弁22bが開放される。次いで、容器20の内部が選択された大気圧以下の圧力に達した後、電力PWRおよび電気試験信号TESTが、外部供給源(図示せず)から導体10cおよび10dに印加される。しかし、シールリング21からの漏れのため、容器20の内部が選択された大気圧以下の圧力に到達することができないことを計器25aが示す場合には、図1のシステムは停止され、是正処置が講じられる。これはICモジュール10の破損を回避する。
TEST信号が1つの状態から別の状態に変化する場合はいつでも、ICチップ10aによって消費される電力の量も変化する。したがって、ICチップ10aの温度は変動する傾向にある。しかし、ICチップ10aの温度はTEMP信号を介して制御信号発生器33によって監視される。また、制御信号CS1およびCS2を適切に生成することにより、制御信号発生器33はICチップ10aの温度を設定点温度付近に維持することができる。
ICチップ10aから熱を除去するために、制御信号発生器33は、制御信号CS1をノズル30の選択可能な部分集合に送る。制御信号CS1を受け取った各ノズルは、一滴の液体をICパッケージ10の蓋10fに噴出する。四滴の噴出液体が図1に文字「L」によって示される。
噴出された液体液滴LがICパッケージ10の蓋10fに衝突したときに、熱が蓋10fから液滴Lに迅速に伝えられ、液滴は気化する。図1で、気化した液滴は文字「V」によって示される。
気化した液滴は全て、真空ポートPを介して容器20から除去される。これらのポートから、気化した液滴は導管22を介して凝縮器/熱交換器23へ移動する。
凝縮器/熱交換器23で、熱は気化した液滴から除去され、それは液体に戻る。次いで、凝縮器/熱交換器23からの液体は真空ポンプ24を通してリザーバ26に進む。リザーバ26から、液体は液体ポンプ27、圧力調整器28、および導管29を通して容器20の底20aの内部流路に進む。
ICチップ10aに熱を加えるために、制御信号発生器33は制御信号CS2をIR源32に送る。応答して、IR源32は、それがCS2信号を受け取る限り、赤外放射を放出する。その赤外放射はIR窓31を通過し、ICパッケージ10の蓋10fに衝突する。図1において、赤外放射はIRアドレス31からの破線で示される。
次に、図2を参照しながら、容器20の底20aにあるノズル30およびIR窓31に関して追加的詳細を説明する。図2は、ノズル30およびIR窓31が行および列および行のアレイ状に交互配置されることを示す。図2には、3行および4列しか示す余地が無いが、実際のアレイは任意の数の行および列を持つことができる。
図2の各ノズル30は、容器20の底20aに存する内部流路から液体冷媒を受け取る。その内部流路は図1で導管29に結合される。
図2の各ノズル30はまた、図1の制御信号発生器33から別個の制御信号RiCjをも受け取る。ここで「i」および「j」は、インデックス1、2、3等である。制御信号RiCjは、図2のアレイのi番目の行およびj番目の列のノズル30に送られる。制御信号RiCjを全部合わせて図1の制御信号CS1が構成される。
各制御信号RiCjは、予め定められた幅の電圧パルス(または電流パルス)である。このパルスがノズル30によって受け取られると、ノズルはそのオリフィス30aから一滴の液体冷媒を噴出する。ICパッケージ10の蓋10fに対して噴出される液体冷媒の総量は、同時に送られる制御信号RiCjの個数を増加することによって、かつ/または制御信号の繰返し率を増加することによって、増加される。
図2のアレイの全てノズル30のみならず、制御信号RiCjを搬送する全ての導体、および液体冷媒を運ぶ全ての流路も同様に、平坦な基板(図示せず)の表面上に組み込まれる。IR源32は平坦な基板の反対側の表面に取り付けられる。その基板は、基本的にIR源32からの放射を透過するガラスのような材料から作られる。IR窓31は、制御信号RiCj用の導体および液体冷媒用の内部流路がまったく通らない、ノズル30の間に存する基板の部分によって画定される。
今、図3A〜3Dを参照しながら、ICチップによる電力消費が変動する間に、信号発生器33が図2のノズル30およびIR窓31をいかに使用して、ICチップ10aの温度をほぼ設定点付近に維持するかを示す、一例について説明する。図3A〜3Dの各々に、ノズル30およびIR窓31の1つの完全なアレイを示す。また、冷媒の液滴を噴射する各々の特定のノズル30は円内の文字によって示される一方、冷媒液滴を噴射しない各ノズル30は円無しの文字Cによって示される。同様に、赤外放射としてエネルギを通す各々の特定のIR窓31は、円内の文字「H」によって示される一方、エネルギを通さない各IR窓31は、円無しの文字Hによって示される。
今、図1の温度調節システムにおけるICチップ10aは、100ワットの電力を消費していると仮定する。その場合、ICチップ10aの温度を一定に維持するために、ノズル30から噴射される液体冷媒の量は、毎秒100ジュールの熱をICチップ10aから除去しなければならない。これは、円内のCで示されたノズルの部分集合から予め定められた速度で冷媒液滴を噴射することによって達成されることが、図3Aに示される。
次に、ICチップ10aが消費している電力が100ワットから200ワットに増加すると仮定する。その場合、ICチップ10aの温度を一定に維持するために、ノズル30から噴出される液体冷媒の量は、ICチップ10aから毎秒200ジュールの熱を除去しなければならない。これは、図3Aに示したものを超える冷媒液滴を噴射し、噴出速度を一定に維持するノズル30の数を倍にすることによって達成されることが、図3Bに示される。
次に、ICチップ10aが消費している電力が0ワットに減少すると仮定する。その場合、ICチップ10aの温度を一定に維持するために、各ノズル30からの液体冷媒の噴出は停止しなければならず、かつICチップ10aが(基板10bに冷却を行うことなどによって)失う全ての熱は、IR窓31を通した赤外放射によって補わなければならない。これは、図3Cで達成されることが示される。そこで、ICチップ10aに加えられる熱の量は、IR源32への制御信号CS2のON対OFF比を増加(または減少)することによって増加(または減少)される。
制御信号CS2のON/OFF比は、固定周波数の一連のパルスとしてCS2信号を発生し、各パルスの幅を変動させることによって変動することができる。代替的に、各パルスの幅を固定することができ、パルス周波数を変動させることができる。また、IR源32は、CS2信号のパルスに応答してそれが放射を放出することを可能にする任意の内部構造を持つことができる。例えばIR源32は、常時ONである石英ランプを含み、さらに、CS2パルスが存在するときにだけ開くシャッタを含むことができる。
次に、ICチップ10aが消費している電力が300ワットに増加すると仮定する。その場合、ICチップ10aの温度を一定に維持するために、ノズル30から噴出される液体冷媒の量は、ICチップ10aから毎秒300ジュールの熱を除去しなければならない。これは、噴出速度を一定に維持しながら、図3Aおよび図3Bで冷却材を噴出するノズルの組合せに等しい多数のノズル30から、冷媒液滴を噴出することによって達成されることが図3Dに示される。
今、図4を参照しながら、図2のノズル30およびIR窓31のアレイの構造に関して、多少の追加的詳細を提供する。図4において、方程式1は、図2のノズル30の1つから噴出される液体冷媒の一滴の体積が、1つの特定的な実施例として、10ピコリットルであることを示す。液体冷媒が水である場合、この体積は10ナノグラムの重量を有する。
図4の方程式4は、方程式1の一滴の水によって図1のICチップ10aから除去できる熱の量ΔQを計算する。その計算の結果はΔQであり、概算で一滴当たり20マイクロジュールに等しい。方程式2で、ΔTは水滴が気化するときの温度と、それがノズル30から噴射されるときのその初期温度との間の差であり、Cpは水の比熱である。また、方程式2で、1グラム当たり2260ジュールの項は、水の気化熱である。気化熱は項(ΔT)(Cp)より著しく大きく、したがって大まかな概算として、項(ΔT)(Cp)は無視することができる。
今、ICチップ10aから熱を除去する必要のある最大速度が、毎秒400ジュールであると想定する。その場合、図4の方程式3は、方程式2からの一滴当たりの熱、図2の配列のノズル31の総数、およびパルスが制御信号RiCjを介していずれかのノズル30に送られる周波数に関する要件を表わす。
制御信号RiCjのパルスの1つの特定の周波数は10KHzである。これは、方程式4によって明記される。その場合、10KHzを方程式3に代入し、アレイ内のノズル30の総数について解くと、2000の結果を生じる。
今、ICパッケージ10の蓋10fが、熱伝達に利用可能な一辺1インチの方形の面積を有すると仮定する。そのような蓋の場合、2000個のノズル30は、45行および一行当たり45個のノズルを有する方形のアレイに作製することができる。これは方程式5によって明記される。
45個のノズル30が各行に等間隔で配置される場合、これらのノズル30の中心間距離は560マイクロメートルである。これは方程式6によって導出される。
今日のインクジェットプリンタにおける単一のノズルは、50×100マイクロメートル未満の面積を占める。この面積は方程式7に明記される。そのようなノズルは、間隔が560マイクロメートルである図2のアレイに容易に適合する。
また、図2のアレイには、一行における2つの連続するノズル30の間に1つのIR窓31のための余地が無ければならない。各IR窓31は、放射を通すために赤外放射の波長より大きくすることが唯一必要があり、赤外放射の波長は1ないし10マイクロメートルの範囲である。したがて、20×20マイクロメートルの大きいIR窓31は、方程式7によって示されるように、560マイクロメートルだけ間隔をおいて配置されたノズル30の間に容易に収まる。
次の図5A〜5Bに目を向けながら、図1のシステムによって得られる3つの特定の利点について説明する。図5Aで、参照番号40は、ノズル30の1つによって蓋10fの一部分に対して噴出された単一の液滴を識別する。
液滴40が蓋10fに当てられる間に、気化熱は蓋10fから液滴40に伝達される。その熱伝達は、液滴が温度Tである間に発生し、それはTICとTとの間の差が増加すると減少する期間Δt内に発生する。ここで、TICはICパッケージ10の蓋10fの表面温度であり、Tは液滴40が液体から蒸気に変化するときの温度である。
容器20の内部を大気圧以下の圧力に維持することによって、温度Tvは低減される。これは差TIC−Tを増大させ、したがって、各液滴に流入する熱流束ΔQ/Δtは、容器20内の圧力が大気圧以上であった場合に発生する値から増大する。
図5Bで、参照番号40は、気化した後の図5Aからの液滴40を識別する。気化される毎秒の液滴総数と液滴当たりの気化熱の積が、ICチップ10aが消費する電力より大きい場合には、ICチップ10aの温度は低減される。しかし、ICチップ10aが低減できる最小温度は、液滴40が気化する温度よりわずかに高いだけである。したがって、図1のシステムにおいて、ICチップ10cを維持できる最低温度は、容器20内の圧力が大気圧以上であった場合に発生する値より低い。
好ましくは、容器20内の大気圧以下の圧力は、基本的に各ノズルから噴出される各液体冷媒液滴が、ICモジュールに衝突するやいなや急速に気化するポイントに維持される。また、好ましくは、容器20内の大気圧以下の圧力は、液体冷媒の沸点が大気圧での沸点より少なくとも10℃低くなるポイントに維持される。
さらに図1のシステムにおいて、真空ポンプ24によって生成される大気圧以下の圧力は、シールリング21を(容器20および導管22も同様に)漏れに強くする。シールリング21とICモジュール10の蓋10fとの間に漏れが発生した場合、空気は容器20内に吸い込まれるが、空気がシステムからパージされることはない。比較として、真空ポンプ24が除去され、容器20内部の圧力が正圧であった場合、液体冷媒はシールリング21と蓋10fとの間の漏れから噴出し、それは基板10b上の導体10c、10d、および10eの間の電気的短絡を引き起こし得る。
図1〜5Bのシステムで1つの特定のICモジュール10を試験した後、そのICモジュールは取り出され、別のICモジュールと交換され、次いでそれが試験される。このシーケンスは、希望に応じて何回も繰り返される。各ICモジュールの取外しを助けるために、隔離弁22bは閉じられ、次いで圧力逃がし弁22aが開かれる。これは、ICモジュール10がシールリング21から分離される前に、容器20の内部を急速に大気圧に戻すことを可能にする。
本発明を組み込んだ温度調節システムの1つの好適な実施形態について今、詳細に説明した。次に、図6を参照しながら、第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、図6に示すノズル30およびIR窓31のアレイが前に説明した図2のアレイに取って代って代ることを除き、図1〜5Bの実施形態と同一である。
図6および図2のアレイ間の相違は、図6では単一の制御信号ALLRCが全てのノズル30に送られる一方、図2では別個の制御信号RiCjが各ノズルに送られたことである。したがって、図6では、信号ALLRCを搬送する導体は、信号RiCjを搬送する図2の導体より、かなり少ない空間を占める。
図6の変形アレイにより、全てのノズル30は、制御信号ALLRCの各パルスに応答して一滴の冷媒を噴出する。ICチップ10aから除去される毎秒の熱量を増加(または減少)するために、制御信号ALLRCのパルスの周波数は増加(または減少)される。任意の時刻における特定の周波数は、制御信号CS1を信号ALLRCとして生成する図1の制御信号発生器33によって選択される。
TEMP信号によって示されるICチップ10aの温度が,設定点温度に等しい場合には、制御信号発生器33は、ALLRC信号のパルスの周波数をその現行レートで一定に維持に保持する。ICチップ10aの温度が設定点より高く増加し始めた場合には、制御信号発生器33は、ALLRC信号のパルスの周波数を増加する。逆に、ICチップ10aの温度が設定点より低く低下し始めた場合には、制御信号発生器33は、ALLRC信号のパルスの周波数を低下する。ALLRC信号のパルスの周波数がゼロまで低下すると、制御信号発生器33は、図3Cに関連して前述した通り、制御信号CS2をIR源32に送ることによって、ICチップ10aに熱を加える。
次に、図7A〜7Cを参照しながら、本発明を組み込んだ温度調節システムの第3実施形態について説明する。この第3実施形態は、図7A〜7Cに示すノズル30およびIR窓31’のアレイが前述した図2のアレイに取って代ることを除き、図1〜5Bの実施形態と同一である。
図2と図7A〜7Cのアレイ間の1つの相違は、図7A〜7Cではノズル30が密集して配置され、かつ4つの拡大IR窓31’によって包囲される一方、図2では、ノズル30およびIR窓31が交互配置されることである。また、図7A〜7Cのアレイでは、単一の制御信号ALLRCが、図6のALLRC制御信号とまったく同様に、全てのノズル30に送られる。
図7A〜7Cに示すようにIR窓31’をノズル30から分離することにより、IR源32からの全ての放射は、光学部品によってIR窓31’を通してノズル30のクラスタから離れる方向に向けることができる。したがって、図7A〜7Cのアレイでは、ノズル30またはそれらの動作を損傷することなく、IR源32によって照射することのできる最大電力レベルは、図2のアレイより増大する。
図7Cは、IR源32によって放出される放射をノズル30の周りに方向付ける光学部品を含む、容器20の底20a用の1つの特定の構造を示す。図7Cの部品51はピラミッド形ミラーである。IR源32からの放射は、ミラー51によって、相互に垂直な4つのビームに偏向される。これらのビームのうちの2つが図7Cに破線で示され、他の2つのビーム(図示せず)は、図7Cの面に対して垂直である。
図7Cの部品52および53は一緒に、ミラー51からの放射が進む4つの中空通路54を形成する。各通路54は、放射を通路の開端54aに方向付ける反射性側壁を有する。
図7Cの部品55は平坦な基板である。図7Bに示すノズル30のアレイは、基板55の頂面上に作製され、部品52および53はその後接着剤により基板55の底面に取り付けられる。4つの穴55aは、通路54の開端54aと整列して基板55を貫通して延びる。
基板55の全ての穴55aは、それぞれのレンズ56によって覆われる。各レンズ56は、それが受け取った放射をICチップ10aが保持されたノズル30のアレイ上の領域に拡散するように形作られる。代替的に、全ての穴55aは、放射を通す材料で栓をし、
各穴付近にミラーを配置して、ICチップ10aが保持される領域に放射を方向付けることができる。
次に、図8Aおよび8Bに関連して、本発明を組み込んだ温度調節システムの第4実施形態について説明する。この第4実施形態は、図8Aに示すように4つの拡大IR窓31’によって包囲された単一のエアロゾル噴霧ノズル61が、図2に示されたノズル30およびIR窓31のアレイに取って代ることを除き、図1〜5Bの実施形態と同じである。
エアロゾル噴霧ノズル61は、図1の導管29から液体冷媒を受け取り、制御信号CS1が「ON」状態である限り、液体冷媒の多数の液滴を連続的に噴射する。これらの冷媒液滴は、図1でシールリング21に押し付けられたICパッケージ10に円錐形のパターンを噴出する。
制御信号発生器33は、固定周波数で生じる一連のパルスとして制御信号CS1を生成することが好ましい。ICチップ10aから毎秒除去される熱の量を増加(または減少)するために、制御信号CS1のパルスの幅が増加(または減少)される。任意の時刻における特定のパルス幅は、制御信号発生器33によって選択される。
代替的に制御信号発生器33は、固定パルス幅を有する一連のパルスとして制御信号CS1を生成する。ICチップ10aから毎秒除去される熱の量を増加(または減少)するために、制御信号CS1のパルスの周波数が増加(または減少)される。任意の時刻における特定の周波数は、制御信号発生器33によって選択される。
IR源33によって放出される放射をエアロゾル噴霧ノズル61から離れる方向に向けるために、1つの変形を施してノズル30のアレイがエアロゾルノズル61に置き換えられた、図7Cの前述の構造を使用することができる。代替的に、図8Bに示される構造を使用することができる。
図8Bで、図7Cの基板55および4つのレンズ56は維持される。また、レンズ56と整列する別個のIR源32が、基板55の4つの穴55aの各々に設けられる。制御信号CS2は4つのIR源32の全部に送られる。
次に、図1〜5B、図6、図7A〜7C、および図8A〜8Bの実施形態のいずれかに施すことのできる変形について説明する。これらの実施形態の全てについて、図1は、容器20の側壁20bがシールリング21をICパッケージ10の蓋10fに押し付けることを示している。しかし、変形として、側壁20bはシールリング21をICパッケージ10aに直接押し付けることができる。
上記変形の一例を図9に示す。そこで、ICパッケージ10’は、蓋10fおよびサーマルインタフェース材料10gが除去されていることを除き、図1のICパッケージ10と同じである。また、図9では、容器20の底20aが図8A〜8Bに関連して前述した構造を持つように図示されている。代替的に、容器20の底20aは、図2、または図6、または図7A〜7Bに関連して前述した構造を持つことができる。
次に、図7A〜7Cの実施形態に施すことのできる変形について説明する。その実施形態について、図7Bは、全てのノズル30が単一の制御信号ALLRCに応答して一滴の液体冷媒を噴出することを示している。しかし、変形として、図7Bのノズル30の各々に、図2に示すように別個の制御信号RiCjを送ることができる。
次に、図8A〜8Bの実施形態に施すことのできる変形について説明する。図8Aおよ
び8Bの各々に、単一のエアロゾル噴霧ノズル61しか示されていない。しかし、変形として、2つ(またはそれ以上)のエアロゾル噴霧ノズル61を、基板55によってレンズ56間に保持することができる。また、全てのエアロゾル噴霧ノズル61に同一の制御信号を送って、それらの全てを作動させることができ、あるいはエアロゾル噴霧ノズル61に別個の制御信号を送ることができる。
次に、図1〜5B、図6、または図7A〜7Cの実施形態のいずれかに施すことのできる変形について説明する。これらの実施形態の全てについて、ノズル30は、コンピュータ用のプリンタにあるような気泡噴出ノズルとして描かれている。気泡噴出ノズルは、液滴を電気抵抗により加熱することによってそれを噴出する。しかし、変形として、各ノズル30は、液滴をオリフィスから押し出すことによって液滴を噴出する圧電素子とすることができる。そのような圧電素子は現在、デジタルコンピュータ用のエプソンプリンタで使用されている。
次に、図1〜5B、図6、図7A〜7C、および図8A〜8Bの実施形態のいずれかに施すことのできる変形について説明する。これらの実施形態の全てについて、図1は容器20の底20aにIR源32を含む。しかし、ある特定の型のICチップ10aを試験するときに、ICチップの電力消費は決してゼロに達しない。したがって、これらの型のICチップ10aを試験するには、IR源32およびIR窓31〜31’を図1〜5B、図6、図7A〜7C、および図8A〜8Bの実施形態から除去することができる。
次に、同じく図1〜5B、図6、図7A〜7C、および図8A〜8Bの実施形態のいずれかに施すことのできる別の変形について説明する。これらの実施形態の全てについて、図1は、容器20の内部を大気圧以下の圧力に維持する真空ポンプ23を含む。それは次に、ICチップ10aを維持することのできる最小温度を低減し、かつ図5A〜5Bに関連して前述したように各液滴が気化する速度を高める。
しかし、ICチップ10aにある特定の型の試験が実行される場合、設定点温度が非常に高いので、容器20の内部に大気圧以下の圧力は必要無い。したがって、これらの試験を実行するには、図1〜5B、図6、図7A〜7C、および図8A〜8Bの実施形態から真空ポンプ24を除去することができる。その場合、容器20内の気化された液滴は、液体ポンプ27および蒸気自体によって生み出される正圧下で、導管22および凝縮器/熱交換器23を通過する。
次に、図4の方程式1〜7によって示される計算に施すことのできる変形について説明する。そこで、制御信号RiCjのパルスは方程式4によって設定され、毎秒1万パルスの周波数で発生する。しかし、それは単なる1つの特定の実施例にすぎない。方程式4によって設定することのできる周波数の実用的な範囲は、500Hzないし500KHzである。
次に、図1、2、3A〜3D、6、7A、7C、8A、8C、および9に示されたIR窓31および31’に施すことのできる変形について説明する。これらの窓は、IR源32からの赤外放射を容器20内およびICモジュール10上へ通す。しかし、変形として、IR源32は、赤外帯域以外の周波数帯域の電磁エネルギを放射する(レーザのような)代替源に置換することができる。その場合、IR窓31および31’は、代替源が放射するエネルギを通すように変形される。
次に、図1〜5B、図6、図7A〜7C、および図8A〜8Bの実施形態のいずれかに施すことのできる変形について説明する。これらの実施形態の全てについて、図1は、単一の容器20だけが導管22によって凝縮器/熱交換器23に接続されていることを示す
。しかし、変形として、複数個の容器20が、1つの導管によって凝縮器/熱交換器22に接続されたそれらの真空ポートPを持つことができる。その場合、圧力調整器28の出力は別の導管によって、各容器20の底20cにある液体冷媒用の内部流路に接続される。
上記変形が施された場合、図1または図8のいずれかに示すように、各容器20は別個のICモジュール10を保持する。また、制御信号発生器33は、各ICモジュールからの別個のTEMP信号に応答して、各ICモジュール10のために別個の制御信号CS1およびCS2を同時に発生する。
次に、同じく図1〜5B、図6、図7A〜7C、および図8A〜8Bの実施形態のいずれかに施すことのできる別の変形について説明する。これらの実施形態の全てについて、図1の記述は、設定点温度がICチップの試験の開始時に選択され、試験中ずっと一定に維持されることを示した。しかし、変形として、設定点温度は、ICチップの試験中いつでも制御入力34によって変更することができる。
ICチップが試験されている間に、設定点温度が変更される場合、温度制御システムの上記実施形態の各々が非常に迅速に応答して、ICチップの温度を新しい設定点に変更する。冷却材の液滴によってICチップから除去される熱の量、およびIR窓を通してICチップに加えられる熱の量が、図3A〜3Dおよび図5A〜5Bに関連して前述した通り、迅速に増加または減少することができるので、この迅速な応答が発生する。
次に、図8A〜8Bの温度調節システムに施すことのできる変形について説明する。その実施形態では、制御信号CS1はエアロゾル噴霧ノズル61に送られ、それによりICモジュール10に噴霧される液体冷媒の量が増加または減少される。しかし、変形として、制御信号CS1は図1の圧力調整器28に送ることができる。その場合、圧力調整器28は、制御信号CS1に応答して、それが液体冷媒をエアロゾル噴霧ノズルに送る圧力を増加または減少するように構成される。
本発明の多くの実施形態およびこれらの実施形態の多くの修正例を、ここまで、詳細に説明してきた。したがって、本発明はいずれかの特定の実施形態のみに限定されるものではなく、添付の請求の範囲によって定義されることは言うまでもないことである。
本発明を組み込んだ温度調節システムの第1の実施形態の概略を示す図である。 図1のシステムにおける、液体冷媒の液滴を噴霧するノズルおよび放射線を透過するIR窓のアレイをさらに詳細に示す図である。 図2のアレイによって送られる冷媒液滴および放射線の数パターンを示す図である。 図2のアレイによって送られる冷媒液滴および放射線の数パターンを示す図である。 図2のアレイによって送られる冷媒液滴および放射線の数パターンを示す図である。 図2のアレイによって送られる冷媒液滴および放射線の数パターンを示す図である。 図2のアレイの具体的な実施例の数値の詳細を含む数式のセットを示す図である。 図1の温度調節システムにより得られる、ある特有の利点を示す図である。 図1の温度調節システムにより得られる、別の特有の利点を示す図である。 図1の温度制御システムにおける図2のアレイと置き換えることのできるノズルおよびIR窓の代替アレイを示す図である。 図1の温度制御システムにおける図2のアレイと置き換えることのできるノズルおよびIR窓の第2の代替アレイを示す図である。 図7Aのアレイの追加的詳細を示す図である。 図7Aのアレイのさらなる詳細を示す図である。 図1の温度制御システムにおける図2のアレイと置き換えることのできるノズルおよびIR窓の第3の代替アレイを示す図である。 図8Aのアレイをさらに詳細に示す図である。 図8A〜8Bの代替アレイを組み込み、かつ基板上に実装されたベアICチップ上で動作する図1の温度制御システムを示す図である。

Claims (14)

  1. ICモジュールの電力消費が変動する間、前記ICモジュールをほぼ設定点温度付近に維持するシステムであって、
    前記ICモジュールに押し付けるためのシール付き開端を有する容器と、
    前記シールが前記ICモジュールに押し付けられているときに、液体冷媒を前記ICモジュールに噴霧する、前記容器内の少なくとも1つのノズルと、
    前記シールが前記ICモジュールに押し付けられているときに、ICモジュールへ電磁放射を送るための、前記容器内の少なくとも1つの窓と、
    を備えたシステム。
  2. a)前記ICモジュールの感知温度を表わすセンサ信号を受け取り、b)前記感知温度が前記設定点を越える場合には、前記液体冷媒を前記ノズルを介して前記ICモジュールへ送る第1制御信号を発生し、かつc)前記設定点が前記感知温度を超える場合には、前記放射を前記窓を介して前記ICモジュールへ送る第2制御信号を発生する閉ループ制御手段をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記閉ループ制御手段は、前記設定点と前記感知温度との間の差が増加するにつれて増加するON−OFF比で前記第2制御信号を発生する、請求項2に記載のシステム。
  4. 前記ノズルは前記容器内の相隔たる位置に複製され、かつ前記窓は前記相隔たる位置の間に複製される、請求項2に記載のシステム。
  5. 前記窓は赤外放射を透過するが、前記冷媒を液体状態および気体状態の両方とも遮断する、請求項2に記載のシステム。
  6. 前記ノズルは前記容器内の相隔たる位置に複製され、かつ各ノズルは前記第1制御信号を受け取ったときに前記液体冷媒を一滴だけ噴出する、請求項2に記載のシステム
  7. 前記閉ループ制御手段は、前記感知温度と前記設定点との間の差が増加するにつれて増加する周波数で、前記ノズルの全てに同時に前記第1制御信号を送る、請求項6に記載のシステム。
  8. 前記閉ループ制御手段は前記ノズルの部分集合に同時に前記第1制御信号を送り、前記感知温度と前記設定点との間の差が増加するにつれて、前記部分集合のノズルの数が増加する、請求項6に記載のシステム。
  9. 各ノズルは、前記冷媒を圧電素子により押し出すことによって前記液滴を噴出する、請求項6に記載のシステム。
  10. 各ノズルは、前記冷媒を電気ヒータで加熱することによって前記液滴を噴出する、請求項6に記載のシステム。
  11. 各ノズルは、前記第1制御信号を受け取ったときに前記液体冷媒を複数滴噴霧する、請求項2に記載のシステム。
  12. 前記閉ループ制御手段は、前記感知温度と前記設定点との間の差が増加するにつれて増加するON−OFF比で前記第1制御信号を発生する、請求項11に記載のシステム。
  13. 前記シールは、ICチップを密閉する前記ICモジュールの表面を取り囲むように形作
    られる、請求項2に記載のシステム。
  14. 前記シールは、前記ICモジュール内のICチップの露出表面を取り囲むように形作られる、請求項2に記載のシステム。
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