JP2001219563A - インクジェットヘッド、およびインクジェットヘッドの駆動方法 - Google Patents

インクジェットヘッド、およびインクジェットヘッドの駆動方法

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    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
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    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14032Structure of the pressure chamber
    • B41J2/14056Plural heating elements per ink chamber

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造後において容易に着弾位置を補正できる
インクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】 複数の液流路部5の各々の中のメインヒ
ータ7は吐出口2と相対して配置され、2つのサブヒー
タ8が各メインヒータ7の両辺を挟むようにして配置さ
れている。各液流路部5においてメインヒータ7は発泡
のために電圧パルスが印加され、インクの着弾位置ずれ
に応じて各サブヒータ8a、8bはインクの着弾位置ず
れに応じて選択的に電圧パルスが印加される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を直接加熱し
て発生した気泡による圧力で液体を吐出させるインクジ
ェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンターで写真のよう
な高品位の画質を印字するには、ヘッドより吐出するイ
ンク滴の高い着弾精度が要求される。このようなプリン
タに使用するヘッドは、例えば液室と、インクを加熱す
るためのヒータと、そのヒータに正対するような吐出口
を空けたプレート(以下、オリフィスプレート)とから
なるノズル(液流路部)を持ち、そのノズルとインク供
給部が連通している構成である。このインク供給部に対
して通常は複数のノズルが連通している。
【0003】上記のような構成のヘッドによるインクの
吐出過程には、大きく二つある。
【0004】まず、吐出過程の一つを説明する。ヒータ
にパルス電圧を印加することにより、ヒータ周辺のイン
クが加熱され、ヒータ表面から気泡が発生する。発生し
た気泡は膨張し、吐出口から気泡の体積に応じた量のイ
ンクを突出させる。膨張した気泡は、膨張による温度低
下で内部圧力が低下することで、やがて消泡する。吐出
口から突出したインクは、消泡過程によるノズル内の圧
力低下でノズル内に引き込まれるが、その際にくびれが
生じ、ちぎれ、そのちぎれたインク滴がオリフィスプレ
ートに垂直な方向に吐出される。
【0005】次に、もう一つの吐出過程を説明する。ヒ
ータにパルス電圧を印加することにより、ヒータ周辺の
インクが加熱され、ヒータ表面から気泡が発生する。大
きく発生した気泡が吐出口から外に抜け出る過程で、ヒ
ータ上にあるインクが吐出口からインク滴となり押し出
され、オリフィスプレートに垂直な方向に吐出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような二つの吐
出過程のヘッドにおいては、ヒータと吐出口の位置関係
のずれ、オリフィスプレートの変形、発泡パワーの強
弱、あるいはその他の様々な要因により、吐出したイン
クの着弾点がずれることがある。
【0007】設計の最適化により、これらの問題による
着弾位置ずれは回避可能であるが、著しく高い精度が必
要とされる。
【0008】また、ヘッド作成初期にはオリフィスプレ
ートが変形していなくても、オリフィスプレートの素材
によっては、液室内のインクによりオリフィスプレート
が膨潤し、変形することがある。加えて、度重なる吐出
により、ヒータが劣化し、発泡パワーが使用途中から変
化することがある。これらを含めその他の変動要因によ
る着弾位置ずれは、製造段階までの対策では不十分であ
る。そのため、製造後に容易に着弾位置を補正できるヘ
ッドが必要とされていた。
【0009】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、製造後において容易に着弾位置を補正できるイン
クジェットヘッド及びその駆動方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のインクジェットヘッドは、複数の液流路部
と、該液流路部の各々の中に配置されたヒータ部と、該
ヒータ部の各々と相対するように前記液流路部の各々に
一つだけ空けられた吐出口とを備え、前記ヒータ部によ
り前記液流路部内の液体を加熱して気泡を発生し、その
発泡時の圧力で前記吐出口から液体を吐出するものにお
いて、前記各液流路部に配置されたヒータ部は複数のヒ
ータからなることを特徴とする。
【0011】前記複数のヒータは、前記吐出口に相対す
るメインヒータと該メインヒータの近傍に配置された複
数のサブヒータとによって構成されている。
【0012】前記サブヒータは前記メインヒータを挟
む、または囲むように配置されていることが考えられ
る。
【0013】さらに、前記メインヒータと前記複数のサ
ブヒータとは同一のヒータ保護層下に配置され、前記メ
インヒータと前記サブヒータの間隔は前記保護層の厚さ
以下であることが好ましい。
【0014】また本発明のインクジェットヘッドの駆動
方法は、複数の液流路部の各々の中に複数のヒータを配
置し、該複数のヒータの中心と相対するように前記液流
路部の各々に一つだけ吐出口を設け、前記ヒータにより
前記液流路部内の液体を加熱して気泡を発生し、その発
泡時の圧力で前記吐出口から液体を吐出する方法であっ
て、前記各液流路部の前記複数のヒータのうちの幾つか
を選択して同時にパルス電圧を印加し、発泡させること
により、前記吐出口に対して発泡の重心を調整すること
を特徴とする。
【0015】上記の駆動方法においては、前記各液流路
部の前記複数のヒータのうち1つのみに発泡可能なパル
ス電圧を印加し、残りの前記ヒータのうち幾つかには発
泡まで至らない発熱を起こすだけのパルス電圧を印加す
ることが好ましい。
【0016】さらに上記の方法において、各々が前記複
数のヒータを有する前記複数の液流路を幾つかの駆動ブ
ロックに分け、各ブロック毎に発泡のためのパルス電圧
の印加を共通にする、特に、前記各液流路部の前記複数
のヒータのうち1つのみに発泡可能なパルス電圧を印加
し、残りの前記ヒータのうち幾つかには発泡まで至らな
い発熱を起こすだけのパルス電圧を印加することを各ブ
ロック毎に共通とすることが考えられる。
【0017】(作用)上記のように本発明では、複数の
液流路部の各々の中に複数のヒータを配置し、該複数の
ヒータの中心と相対するように前記液流路部の各々に一
つだけ吐出口を設け、前記各液流路部の前記複数のヒー
タのうちの幾つかを選択して同時にパルス電圧を印加
し、発泡させることにより、前記吐出口に対して発泡の
重心を調整することが可能になる。発泡の重心の調整に
より、インクの着弾位置は、吐出口を中心に、発泡重心
の位置と点対称な方向に補正される。
【0018】より微妙な調整をしたい場合は、発泡する
だけのパルス電圧は一つのヒータに加えるだけでよく、
それ以外のヒータは発泡まで至らない発熱を起こすだけ
のパルス電圧を印加するだけでよい。
【0019】発熱だけのパルス電圧を加えられたヒータ
の熱により、発泡の重心がパルス電圧を加えられたヒー
タ方向に調整され、かつ発泡のパワーが増す。
【0020】発泡重心の調整により、着弾位置が、吐出
口を中心に発泡重心と点対称な位置に補正され、発泡重
心の調整に伴う発泡パワーの増加により、着弾位置が元
の着弾ずれを助長する方向に補正される。この二つの調
整で、より微妙な着弾位置の補正が可能となる。
【0021】当然のことながら、発泡パワーが増加する
ことを見越して、発泡のためのパルス電圧を弱めにし、
発泡重心の調整のみをすることも出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態によるインクジェットヘッドの平面図であ
る。この図で示す形態のヘッド1は図中矢印方向に沿っ
て一直線に並ぶ複数の吐出口2の列(以下、「ノズル
列」ともいう)を平行に2列配設したもので、一方の列
の吐出口2の各々は他方の列の吐出口2の中間に相当す
る位置に設けられている。すなわち吐出口は千鳥足状の
配置となっている。各吐出口2は、共通液室6と繋がっ
た複数の液流路部(ノズル)5の各々に一つだけ空けら
れている。
【0024】図2は図1に示したX−X’線に沿ったヘ
ッド内の液流路部周辺の断面図である。この図に示すよ
うに、複数の吐出口2を形成したオリフィスプレート3
は基板4の一面に接合されている。基板4の一面には各
吐出口2と相対するヒータ部が配置され、かつ、各ヒー
タ部を配置した液流路部5をそれぞれ隔絶する複数の流
路壁が配設されている。前記ヒータ部は、吐出口2と相
対するメインヒータ7と、このメインヒータ7近傍に配
置された、メインヒータ7より面積の小さい複数のサブ
ヒータ8とによって構成されている。これらのヒータは
電気熱変換素子である。
【0025】図3は図2のメインヒータとサブヒータの
配置・形状を示すヒータ配線図である。各液流路5内の
メインヒータ7は各吐出口2と相対して配置され、図3
に示すように2つのサブヒータ8が各メインヒータ7の
両辺を挟むようにしてノズル列方向に対して垂直に配置
されている。また、メインヒータ7および各サブヒータ
8にはそれぞれに電圧を印加するAl等の電気配線10
が接続されている。
【0026】図2を参照すると、上記のようなヒータ部
の構成において正確な着弾点に向かうインクの吐出方向
はA方向であるが、様々な要因により、これがノズル列
方向に垂直なB方向あるいはC方向にずれる。
【0027】インクがB方向に向かうようなときは、サ
ブヒータ8aにメインヒータ7と同時にパルス電圧を印
加してサブヒータ8a上にも気泡9を発生させると、イ
ンク吐出方向がA方向に補正される。反対に、インクが
C方向に向かうようなときは、サブヒータ8bにメイン
ヒータ7と同時にパルス電圧を印加してサブヒータ8b
上にも気泡9を発生させると、インク吐出方向がA方向
に補正される。
【0028】吐出方向がB’方向あるいはC’方向へと
微小にずれている場合は、発泡しない程度の印加時間ま
たは大きさのパルス電圧をずれている方向に応じてサブ
ヒータ8bあるいは8cに印加することにより、微妙に
吐出方向を補正することが出来る。
【0029】本発明は上記のようなヒータ部の構成以外
にも、図4や図5に示す構成を採ることができる。図4
に示す構成では、2つのサブヒータ8が各メインヒータ
7の両辺を挟むようにしてノズル列方向に沿って平行に
配置されている。この事により、ノズル列方向に平行な
方向の着弾位置ずれも補正できる。また図5に示す構成
では、メインヒータ7を囲むように四つのサブヒータ8
が配置されている。この事により、ノズル列方向に垂直
な方向および平行な方向の着弾位置ずれを複数のノズル
において同時に補正することが可能となる。
【0030】なお、着弾位置ずれが一方向にのみ偏る場
合は、メインヒータ7に対してサブヒータ8は一つだけ
でもよい。
【0031】(第2の実施の形態)図6は本発明の第2
の実施の形態によるインクジェットヘッドのノズル部周
辺の断面図で、特に、ヒータ保護層の下にその保護層の
厚み以下の間隔でメインヒータとサブヒータを設置した
場合の断面図である。この図において第1の実施形態と
同一の構成要素には同一符号を用いている。
【0032】図6に示す形態では、基板4の上に蓄熱層
11が存在し、さらにその上に、メインヒータ7とその
周辺のサブヒータ8からなるヒータ部、絶縁層(例えば
SiN)12そして保護層(例えばTa)13がこの順
番に半導体製造プロセスを利用して重ねられている。メ
インヒータ7とその周辺に配置したサブヒータ8との間
の距離が保護層13の厚み以下である。このように配置
することにより、両ヒータから発生する熱は、保護層1
3上で融合する。
【0033】このような構成では、メインヒータとその
周辺のサブヒータ、それぞれに印加するパルス電圧を調
整することにより、見かけ上一つのヒータ上で微妙に発
泡重心の位置を調整し、着弾位置を調整することが可能
となる。例えば図6を参照すると、着弾位置がB方向に
ずれている場合、サブヒータ8aにメインヒータ7と同
時にパルス電圧を印加することにより、発泡重心をサブ
ヒータ8a寄りにする。発泡重心がサブヒータ8a寄り
になると、着弾位置は、吐出口を中心に、発泡重心の位
置と点対称の方向に移動されるので、着弾位置がA方向
となる。
【0034】また、B方向よりずれが少ないB’方向に
着弾位置がずれる場合は、サブヒータ8aに加えるパル
ス電圧の印加をメインヒータ7に加えるパルス電圧の印
加より短時間にして早めに終らせ、サブヒータ8a寄り
の保護層12の温度上昇を抑えればよい。なお、サブヒ
ータ8a,8bに加えるパルス電圧の印加を短時間にす
るだけでなく、そのパルス電圧を低くしても同じ効果が
得られる。また、サブヒータにおいて電圧印加を短時間
にすることと電圧を低くすることとを同時に行ってもよ
い。
【0035】(第3の実施の形態)図7は本発明の第3
の実施形態によるインクジェットヘッドで達成される効
果を説明するための図である。
【0036】図2に示した形態のヘッドでは、ノズル列
方向に対して垂直な方向の着弾位置のずれは、各ノズル
列毎に似通った傾向になる。すなわち、2つのノズル列
からのインク着弾位置がノズル列方向に対して垂直な方
向の互いに内向きまたは外向きにまとまってずれるの
で、各ノズル列から吐出したインクが正常位置に着弾し
た場合(図7(a))に比較して、幅が狭くなった(図
7(b))もしくは、幅が開いた(図7(c))印字に
なる。
【0037】このような場合、図2に示したように各メ
インヒータ7には2つのサブヒータ8a、8bがメイン
ヒータ7を挟むようにノズル列方向に対して垂直な方向
に配置されている。そして、一方のサブヒータ8aは各
々のメインヒータ7の列に対して互いに内側の位置に、
もう一方のサブヒータ8bは各々のメインヒータ7の列
に対して互いに外側の位置に配置されている。以上の配
置によると各ノズル列毎に一律に外側、あるいは内側の
サブヒータにパルス電圧を印加することによりまとめて
着弾位置を正常位置に補正することが出来る。例えば図
7(b)のように印字幅が狭くなった場合には、両ノズ
ル列において互いに内側位置のサブヒータ8aに、図7
(c)のように印字幅が広くなった場合には、両ノズル
列において互いに外側位置のサブヒータ8bにパルス電
圧を印加すればよい。
【0038】(第4の実施の形態)図1に示した形態の
ような多ノズルのヘッドで、全ノズルを数ブロックに分
けて駆動する場合は、サブヒータに印加するパルス電圧
も印字をするブロックと同じに与えてやればよい。
【0039】この場合の駆動回路の一例を図8に示す。
ヘッドの全ノズルがいくつかのブロック(本例では3ブ
ロック)に分けられていて、各ブロック毎にメインヒー
タ7とサブヒータ8を駆動するためのパルス電圧の印加
回路が共通化されている。そして、各ブロックのメイン
ヒータ7の駆動に合わせて、駆動したメインヒータ7近
傍のサブヒータ8を駆動するか否かの信号をサブヒート
部14から発することが可能となっている。サブヒート
部14からの信号の長さと、サブヒータ8に印加される
パルス電圧の長さは一致する。着弾位置を大きく補正し
たいときは信号を長く、補正量を少なくしたいときは信
号を短く印加すればよい。
【0040】さらに、サブヒータ8に印加されるパルス
電圧の大きさを、発泡可能な発熱を起こす電圧と発泡に
至らない発熱を起こすだけの電圧との間で調整すること
で着弾位置を調整してもよい。この場合の駆動において
も、各液流路部(ノズル)の複数のヒータのうちのメイ
ンヒータ7のみに発泡可能なパルス電圧を印加し、残り
のサブヒータ8のうちの幾つかには発泡に至らない発熱
を起こすだけのパルス電圧を印加することを各ブロック
毎に共通化することが望ましい。
【0041】図8においては、サブヒータ8が各液流路
部(ノズル)に一つなので、一方向しか着弾位置を調整
できないが、例えばサブヒータ8を図2に示したように
メインヒータ7の両側に配置している場合は、サブヒー
タ信号線を一つ増やし、もう一つのサブヒータの駆動に
応じた調整も可能となる。さらに、図5に示したように
サブヒータ8をメインヒータ7の周辺に複数配置してい
る場合も、この配置数に応じてサブヒータ信号線を増や
せば、複数方向の着弾位置を調整することが可能とな
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の液
流路部の各々の中に複数のヒータを配置し、該複数のヒ
ータの中心と相対するように前記液流路部の各々に一つ
だけ吐出口を設け、前記各液流路部の前記複数のヒータ
のうちの幾つかを選択して同時にパルス電圧を印加し、
発泡させることにより、前記吐出口に対して発泡の重心
を調整することが可能になったので、製造後のインクの
着弾位置ずれを、吐出口を中心に、発泡重心の位置と点
対称な方向に容易に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるインクジェッ
トヘッドの平面図である。
【図2】図1に示したX−X’線に沿ったヘッド内の液
流路部周辺の断面図である。
【図3】図2のメインヒータとサブヒータの配置・形状
を示すヒータ配線図である。
【図4】本発明のインクジェットヘッドのヒータ部のそ
の他の構成例を示す図である。
【図5】本発明のインクジェットヘッドのヒータ部のそ
の他の構成例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態によるインクジェッ
トヘッドのノズル部周辺の断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態によるインクジェット
ヘッドで達成される効果を説明するための図である。
【図8】本発明の第4の実施形態によるインクジェット
ヘッドの駆動回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 2 吐出口 3 オリフィスプレート 4 基板 5 液流路部(ノズル) 6 共通液室 7 メインヒータ 8、8a、8b サブヒータ 9 気泡 10 電気配線 11 蓄熱層 12 絶縁層 13 保護層 14 サブヒート部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の液流路部と、該液流路部の各々の
    中に配置されたヒータ部と、該ヒータ部の各々と相対す
    るように前記液流路部の各々に一つだけ空けられた吐出
    口とを備え、前記ヒータ部により前記液流路部内の液体
    を加熱して気泡を発生し、その発泡時の圧力で前記吐出
    口から液体を吐出するインクジェットヘッドにおいて、 前記各液流路部に配置されたヒータ部は複数のヒータか
    らなることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記複数のヒータは、前記吐出口に相対
    するメインヒータと該メインヒータの近傍に配置された
    複数のサブヒータとによって構成されている請求項1に
    記載のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記サブヒータは前記メインヒータを挟
    むように配置されたことを特徴とする請求項2に記載の
    インクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記サブヒータは前記メインヒータを囲
    むように配置されたことを特徴とする請求項2に記載の
    インクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 前記メインヒータと前記複数のサブヒー
    タとは同一のヒータ保護層下に配置され、前記メインヒ
    ータと前記サブヒータの間隔は前記保護層の厚さ以下で
    あることを特徴とする請求項3または4に記載のインク
    ジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 複数の液流路部の各々の中に複数のヒー
    タを配置し、該複数のヒータの中心と相対するように前
    記液流路部の各々に一つだけ吐出口を設け、前記ヒータ
    により前記液流路部内の液体を加熱して気泡を発生し、
    その発泡時の圧力で前記吐出口から液体を吐出するイン
    クジェットヘッドの駆動方法であって、 前記各液流路部の前記複数のヒータのうちの幾つかを選
    択して同時にパルス電圧を印加し、発泡させることによ
    り、前記吐出口に対して発泡の重心を調整することを特
    徴とするインクジェットヘッドの駆動方法。
  7. 【請求項7】 前記各液流路部の前記複数のヒータのう
    ち1つのみに発泡可能なパルス電圧を印加し、残りの前
    記ヒータのうち幾つかには発泡まで至らない発熱を起こ
    すだけのパルス電圧を印加することを特徴とする請求項
    6に記載のインクジェットヘッドの駆動方法。
  8. 【請求項8】 各々が前記複数のヒータを有する前記複
    数の液流路を幾つかの駆動ブロックに分け、各ブロック
    毎に発泡のためのパルス電圧の印加を共通にしたことを
    特徴とする請求項7に記載のインクジェットヘッドの駆
    動方法。
  9. 【請求項9】 各々が前記複数のヒータを有する前記複
    数の液流路を幾つかの駆動ブロックに分け、前記各液流
    路部の前記複数のヒータのうち1つのみに発泡可能なパ
    ルス電圧を印加し、残りの前記ヒータのうち幾つかには
    発泡まで至らない発熱を起こすだけのパルス電圧を印加
    することを各ブロック毎に共通としたことを特徴とする
    請求項7に記載のインクジェットヘッドの駆動方法。
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