JP2007336203A - コンパレータ回路 - Google Patents

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    • H03K3/356156Bistable circuits using complementary field-effect transistors using additional transistors in the input circuit using pass gates with synchronous operation

Abstract

【課題】入力電位の比較精度を調節することが可能なコンパレータ回路を提供する。
【解決手段】コンパレータ回路1は、入力信号線および出力信号線の間に並列接続された複数のコンパレータ要素であって、各々が入力信号線の入力電位を比較して比較結果を出力信号線に出力する複数のコンパレータ要素10〜10と、コンパレータ要素の各々を入力電位の比較を行う動作状態または入力電位の比較を行わない非動作状態の一方に設定可能であり、動作状態に設定されたコンパレータ要素の個数を切り替える切替え手段20と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力電位を比較して比較結果を出力するコンパレータ回路に関する。
従来技術に係るコンパレータ回路として、下記の非特許文献1に示されるものがある。この従来技術に係るコンパレータ回路を、図6に示す。このコンパレータ回路では、クロック信号CLKが0の場合には、トランジスタM1およびM2が接続状態となり、トランジスタM7が非接続状態となる。よって、入力電位Vinp,Vinnがそのまま出力電位Voutp,Voutnとなる。一方、クロック信号CLKが1の場合には、トランジスタM1およびM2が非接続状態となり、トランジスタM7が接続状態となる。この時、トランジスタM3,M4,M5,M6により形成される正帰還増幅回路によって入力電位Vinp,Vinnの差分が増幅され、増幅された電位が出力電位Voutp,Voutnとして出力される。
B Razavi, A. Wooley "Design Techniques for High-Speed,High-Resolution Comparators," IEEE J. Solid-State Circuits, vol.27, no. 12, pp.1916-1926, Dec, 1992.
上述したコンパレータ回路の一例では、差動対をなすトランジスタM1およびM2,M3およびM4,M5およびM6は、動作を同じくするために同一であることが望ましい。しかしながら、実際には、同一のトランジスタでも製造過程における不確定さによって、特性の相違が生じる。そして、このような特性の相違に起因して、各差動対のトランジスタM1およびM2,M3およびM4,M5およびM6には、コンパレータ回路の比較精度を制限するDCオフセットが生じている。従来技術のコンパレータ回路ではDCオフセットは一定であるため、コンパレータ回路の比較精度を調節することができない。なお、他の構成のコンパレータ回路でも、同様にDCオフセットは一定であるため比較精度を調節することはできない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、入力電位の比較精度を調節することが可能なコンパレータ回路を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係るコンパレータ回路は、入力信号線および出力信号線の間に並列接続された複数のコンパレータ要素であって、各々が入力信号線の入力電位を比較して比較結果を出力信号線に出力する複数のコンパレータ要素と、コンパレータ要素の各々を入力電位の比較を行う動作状態または入力電位の比較を行わない非動作状態の一方に設定可能であり、動作状態に設定されたコンパレータ要素の個数を切り替える切替え手段と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、入力電位を比較する複数のコンパレータ要素が並列接続されており、切替え手段が動作状態に設定されたコンパレータ要素の個数を切り替えて調節する。このため、コンパレータ回路全体としてDCオフセットを調節することができ、コンパレータ回路による比較精度を調節することができる。
本発明に係るコンパレータ回路によれば、コンパレータ回路による入力電位の比較精度を調節することができる。
以下、図面を参照して、本発明のコンパレータ回路に係る実施の形態について説明する。
図1には、本実施形態に係るコンパレータ回路1の回路図が示されている。コンパレータ回路1は、並列接続された多数のコンパレータ要素10〜10と、コンパレータ要素10〜10の各々を動作状態または非動作状態のいずれか一方に設定する切替え回路20とを備えている。複数のコンパレータ要素10〜10は、入力信号線Linおよび出力信号線Loutの間で並列接続されている。また、複数のコンパレータ要素10〜10の各々は、切替え回路20に接続されている。
コンパレータ要素10〜10の各々は、2本の入力信号線Linを介して、2つの入力電位Vinp,Vinnを取り込むと、2つの入力電位Vinp,Vinnの大きさを比較する。そして、コンパレータ要素10〜10の各々は、2つの入力電位Vinp,Vinnの比較結果を、2本の出力信号線Loutを介して2つの出力電位Voutp,Voutnとして出力する。すなわち、入力電位Vinpが入力電位Vinnよりも大きい場合には、出力電位Voutpとして論理高電位(言い換えれば、電源電位VDDまたは1)を出力すると共に、出力電位Voutnとして論理低電位(言い換えれば、接地電位VSSまたは0)を出力する。一方、入力電位Vinpが入力電位Vinnよりも小さい場合には、出力電位Voutpとして論理低電位を出力すると共に、出力電位Voutnとして論理高電位を出力する。
切替え回路20は、動作状態に設定されたコンパレータ要素10〜10の個数を切り替える手段である。すなわち、切替え回路20は、コンパレータ要素10〜10の各々に接続されており、コンパレータ要素10〜10の各々に対してコントロール信号CTRL[1]〜CTRL[N]を出力する。コントロール信号CTRL[1]〜CTRL[N]は、コンパレータ要素10〜10を動作状態または非動作状態のいずれか一方に設定するための信号である。コントロール信号CTRL[1]〜CTRL[N]が0である場合にコンパレータ要素10〜10が動作状態となり、コントロール信号CTRL[1]〜CTRL[N]が1である場合にコンパレータ要素10〜10が非動作状態となるように設定されている。なお、コントロール信号CTRL[1]〜CTRL[N]が1である場合にコンパレータ要素10〜10が動作状態となり、コントロール信号CTRL[1]〜CTRL[N]が0である場合にコンパレータ要素10〜10が非動作状態となるように設定されてもよい。
切替え回路20は、外部からの指令信号COMを取り込んで、この指令信号COMに基づいて動作状態に設定されるコンパレータ回路1の個数を決定している。すなわち、切替え回路20は、指令信号COMに基づいてコンパレータ要素10〜10の各々に出力するコントロール信号CTRL[1]〜CTRL[N]の各々を0または1のいずれにするかを決定している。このような指令信号COMは、コンパレータ回路1に要求される比較精度を指令する信号である。なお、切替え回路20は、MPU(Micro Processing Unit)等でプログラムを実行して実現してもよいし、コントロール信号を出力する処理を行う専用回路を用いて実現してもよい。
上述したように、複数のコンパレータ要素10〜10を並列接続してコンパレータ回路1を構成した場合には、コンパレータ回路1の比較精度を向上することができる。すなわち、コンパレータ回路1の比較精度は、コンパレータ要素10〜10に内在するDCオフセットにより制限されるが、並列接続されたコンパレータ要素群10〜10のDCオフセットVOS_Nは、1つのコンパレータ要素のDCオフセットVOS_1の1/√nに相当する。よって、複数のコンパレータ要素10〜10を並列接続してコンパレータ回路1を構成することにより、コンパレータ回路1の比較精度を向上することができる。
そして、本実施形態のコンパレータ回路1では、切替え回路20により動作状態に設定されたコンパレータ要素10〜10の個数nを切り替え可能となっている。コンパレータ要素の各々のDCオフセットは正側および負側にランダムにばらつくため、動作状態に設定されたコンパレータ要素10〜10を増やすほど、コンパレータ要素10〜10の各々のDCオフセットは相殺し合い、コンパレータ回路1全体としてDCセットは小さくなる。その反面で、動作状態に設定されたコンパレータ要素10〜10を少なくするほど、コンパレータ回路1全体としてDCセットは大きくなる。すなわち、本実施形態のコンパレータ回路1では、コンパレータ回路1全体としてDCオフセットVOS_N(=VOS_1/√n)を調節することができ、コンパレータ回路1による比較精度を調節することができる。よって、コンパレータ回路1に高い比較精度が要求される場合には、より多くのコンパレータ要素10〜10を動作状態として、その比較精度の要求に応える。一方、コンパレータ回路1に比較精度があまり必要とされない場合には、より少ないコンパレータ要素10〜10を非動作状態として、コンパレータ回路1の比較精度を低下させると共にコンパレータ回路1の消費電力を小さくすることができる。
コンパレータ回路1が、記録媒体から読み出されたアナログ信号をデジタル信号に変換する並列型A/D変換回路の一部である場合には、コンパレータ回路1に要求される比較精度を指令する指令信号COMは、記憶媒体の種別を示す信号であることが好ましい。例えば、記憶媒体が読み出し専用のDVD‐ROM(Digital Versatile Disc-Read Only Memory)である場合には、DVD‐ROMから読み出されたアナログ信号がデジタル信号に変換される際に、誤変換が発生する確率は比較的に低い。一方、記憶内容を書き換え可能なDVD‐RAM(Digital Versatile Disc-Random Access Memory)である場合には、DVD‐RAMから読み出されたアナログ信号がデジタル信号に変換される際に、誤変換が発生する確率は比較的に高い。このように記憶媒体の種別によってアナログ信号からデジタル信号に変換される際に誤変換が発生する確率は異なるため、切替え回路20が記憶媒体の種別を示す信号に応じて動作状態に設定されるコンパレータ要素10〜10の個数を決定すれよい。すなわち、切替え回路20は、誤変換の発生確率の低い記憶媒体であることを示す信号COMを取り込んだ場合には、動作状態に設定されるコンパレータ要素の個数を少なくすれば、入力電位の比較精度を適度に低下させつつ省電力を図ることができる。一方、切替え回路20は、誤変換の発生確率の高い記憶媒体であることを示す信号COMを取り込んだ場合には、動作状態に設定されるコンパレータ要素の個数を多くすれば、入力電位の比較精度を上昇させて誤変換を抑制することができる。
また、コンパレータ回路1が、記録媒体から読み出されたアナログ信号をデジタル信号に変換する並列型A/D変換回路の一部である場合には、コンパレータ回路1に要求される比較精度を指令する指令信号COMは、記憶媒体の表面状態を示す信号であることが好ましい。例えば、DVDの表面が汚れていたり傷付いている場合には、DVDから読み出されたアナログ信号がデジタル信号に変換される際に、誤変換が発生する確率は比較的に高い。一方、DVDの表面が清浄であったり無傷である場合には、DVDから読み出されたアナログ信号がデジタル信号に変換される際に、誤変換が発生する確率は比較的に低い。このように記憶媒体の表面状態によってアナログ信号からデジタル信号に変換される際に誤変換が発生する確率は異なるため、コンパレータ回路1が記憶媒体の表面状態を示す信号に応じて動作状態に設定されるコンパレータ要素10〜10の個数を決定すればよい。すなわち、切替え回路20は、記憶媒体の表面状態が良いことを示す信号COMを取り込んだ場合には、動作状態に設定されるコンパレータ要素の個数を少なくすれば、入力電位の比較精度を適度に低下させつつ省電力を図ることができる。一方、切替え回路20は、記憶媒体の表面状態が悪いことを示す信号COMを取り込んだ場合には、動作状態に設定されるコンパレータ要素の個数を多くすれば、入力電位の比較精度を上昇させて誤変換を抑制することができる。
上記の記憶媒体としては、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact Disk)などの光ディスク、HD(Hard Disk)、FD(Floppy Disk)(登録商標)などの磁気ディスク、MO(Magneto-Optical Disk)などの光磁気ディスクなどである。なお、コンパレータ回路1が並列型A/D変換回路の一部である一例について説明したが、コンパレータ回路1の用途はこれに限定されず、コンパレータ回路1は他の種類の回路の構成要素として用いられてもよい。
図2には、上述したコンパレータ回路1の一部である各コンパレータ要素10〜10の回路図が示されている。コンパレータ要素10〜10において、トランジスタM3のドレインとトランジスタM5のドレインとが互いに接続されており、トランジスタM3およびM5によりインバータが形成されている。同様に、トランジスタM4のドレインとトランジスタM6のドレインとが互いに接続されており、トランジスタM4およびM6により別のインバータが形成されている。なお、本実施形態において、トランジスタM3およびM4はNチャネル型トランジスタであり、トランジスタM5およびM6はPチャネル型トランジスタである。
2つのインバータは、クロスカップル接続されている。すなわち、トランジスタM3のゲートとトランジスタM4のドレインとが互いに接続されており、トランジスタM4のゲートとトランジスタM3のドレインとが互いに接続されている。トランジスタM5のゲートとトランジスタM6のドレインとが互いに接続されており、トランジスタM6のゲートとトランジスタM5のドレインとが互いに接続されている。
トランジスタM3のソースとトランジスタM4のソースとが互いに接続されており、トランジスタM5のソースとトランジスタM6のソースとが互いに接続されている。ここで、トランジスタM3およびM4はN−チャネル差動増幅器として機能し、トランジスタM5およびM6はP−チャネル差動増幅器として機能する。トランジスタM3〜M6により形成される回路が、入力電位Vinp,Vinnを比較する動作を行う回路本体である。
トランジスタM3のドレインおよびトランジスタM5のドレインは、入力電位Vinpを入力するための入力端に接続されている。トランジスタM4のドレインおよびトランジスタM6のドレインは、入力電位Voutpを出力するための入力端に接続されている。また、トランジスタM3のドレインおよびトランジスタM5のドレインは、出力電位Voutnを出力するための出力端に接続されている。トランジスタM4のドレインおよびトランジスタM6のドレインは、出力電位Voutpを出力するための出力端に接続されている。
2つの出力端から出力される出力電位Voutp,Voutnは、2つの入力電位Vinp,Vinnの大小を比較した結果を示す信号である。すなわち、入力電位Vinpが入力電位Vinnより大きい場合には、出力電位Voutpが論理高電位VDDとなると共に、出力電位Voutnが論理低電位VSSとなる。一方、入力電位Vinpが入力電位Vinnより小さい場合には、出力電位Voutpが論理低電位VSSとなると共に、出力電位Voutnが論理高電位VDDとなる。
なお、本実施形態のコンパレータ回路1では、2本の入力信号線Linを介して2つの入力電位Vinp,Vinnを取り込み、2つの入力電位Vinp,Vinnを互いに比較する構成であるが、1本の入力信号線Linを介して1つの入力電位Vinpを取り込み、1つの入力電位Vinpを基準電位Vrefと比較する構成でもよい。また、本実施形態のコンパレータ回路1では、2本の出力信号線Loutを介して2つの出力電位Voutp,Voutnを出力する構成であるが、1本の出力信号線Loutを介して出力される出力電位Voutpのみで比較結果を表す構成でもよい。
トランジスタM8は、トランジスタM5およびトランジスタM6のソースと論理高電位VDDとの間に配設された給電用スイッチであり、ゲートに0が付与されると接続状態となって論理高電位VDDを回路本体M3〜M6に供給し、ゲートに1が付与されると非接続状態となって論理高電位VDDから回路本体M3〜M6を切り離す。また、トランジスタM7は、トランジスタM3およびトランジスタM4のソースと論理低電位VSSとの間に配設された接地用スイッチであり、ゲートに1が付与されると接続状態となって回路本体M3〜M6を接地し、ゲートに0が付与されると非接続状態となって論理低電位VSSから回路本体M3〜M6を切り離す。なお、本実施形態において、トランジスタM7はNチャネル型トランジスタであり、トランジスタM8はPチャネル型トランジスタである。
トランジスタM1は、入力電位Vinpが入力される入力端とトランジスタM3およびM5のドレインとの間に配設された入力用スイッチであり、ゲートに0が付与されると接続状態となって入力電位Vinpを回路本体M3〜M6に供給し、ゲートに1が付与されると非接続状態となって入力電位Vinnを入力するための入力端を回路本体M3〜M6から切り離す。また、トランジスタM2は、入力電位Vinnが入力される入力端とトランジスタM4およびM6のドレインとの間に配設された入力用スイッチであり、ゲートに0が付与されると接続状態となって入力電位Vinnを回路本体M3〜M6に供給し、ゲートに1が付与されると入力電位Vinnを入力するための入力端を回路本体M3〜M6から切り離す。なお、本実施形態において、トランジスタM1およびM2はPチャネル型トランジスタである。
NAND回路11は、コントロール信号CTRLおよびクロックCLKを取り込んで、1または0のいずれか一方をトランジスタM1およびM2のゲートに出力し、トランジスタM1およびM2を駆動する。また、NAND回路12は、コントロール信号CTRLおよびクロック信号CLKを取り込んで、1または0のいずれか一方をトランジスタM8のゲートに出力し、トランジスタM8を駆動する。また、AND回路13は、コントロール信号CTRLおよびクロック信号CLKを取り込んで、1または0のいずれか一方をトランジスタM7のゲートに出力し、トランジスタM7を駆動する。コントロール信号CTRLおよびクロック信号CLKに対応する2つのNAND回路11,12およびAND回路13の出力信号の対応表を、図3に示す。なお、NAND回路11,NAND回路12,AND回路13の各々は、本発明におけるスイッチ設定手段に相当する。
次に、本実施形態のコンパレータ要素10〜10の動作を説明する。コントロール信号CTRLが0である場合には、コンパレータ要素10〜10は動作状態に設定されている。ここで、クロック信号CLKが0である場合には、2つの入力電位Vinp,Vinnを回路本体M3〜M6に取り込むための2つのトランジスタM1およびM2は接続状態となるため、2つの入力電位Vinp,Vinnは回路本体M3〜M6に供給される。一方、論理高電位VDDおよび論理低電位VSSに接続するための2つのトランジスタM7およびM8は非接続状態となるため、論理高電位VDDおよび論理低電位VSSは回路本体M3〜M6に供給されず、2つの入力電位Vinp,Vinnの比較は行なわれない。
上述した状態においてクロック信号CLKが0から1に変化すると、2つの入力電位Vinp,Vinnを回路本体M3〜M6に取り込むための2つのトランジスタM1およびM2は接続状態から非接続状態に変化するため、2つの入力電位Vinp,Vinnの入力端は回路本体M3〜M6から切り離される。一方、論理高電位VDDおよび論理低電位VSSに接続するための2つのトランジスタM7およびM8は非接続状態から接続状態に変化するため、既に回路本体M3〜M6に供給された2つの入力電位Vinp,Vinnの差分が増幅されて、比較結果が出力電位Voutp,Voutnとして出力端から出力される。
ここで、トランジスタM3〜M6はラッチとして機能する。すなわち、トランジスタM3〜M6は、出力電位Voutp,Voutnの一方が論理高電位VDDであり、他方が論理低電位VSSである状態を保持し続ける。そして、クロック信号CLKが再び1から0に戻ると、論理高電位VDDおよび論理低電位VSSに接続するための2つのトランジスタM7およびM8は非接続状態となるため、出力電位Voutp,Voutnの保持が終了する。なお、クロック信号CLKが再び1から0に戻ると、2つの入力電位Vinp,Vinnを回路本体M3〜M6に取り込むための2つのトランジスタM1およびM2は接続状態となるため、2つの入力電位Vinp,Vinnがそのまま出力電位Voutp,Voutnとして出力端から出力される。
コントロール信号CTRLが1である場合には、コンパレータ要素10〜10は非動作状態に設定されている。ここで、クロック信号CLKが0または1のいずれである場合にも、2つの入力電位Vinp,Vinnを回路本体M3〜M6に取り込むための2つのトランジスタM1およびM2は非接続状態となるため、2つの入力電位Vinp,Vinnは回路本体M3〜M6に供給されない。また、論理高電位VDDおよび論理低電位VSSに接続するための2つのトランジスタM7およびM8は共に非接続状態となるため、回路本体M3〜M6は論理高電位VDDおよび論理低電位VSSから切り離された状態となる。
上述した本実施形態のコンパレータ回路1では、切替え回路20がコンパレータ要素10〜10を非動作状態に設定すると共に、NAND回路12がトランジスタM8を非接続状態にして回路本体M3〜M6を論理高電位VDDから電気的に切り離している。仮に、コンパレータ要素10〜10が非動作状態に設定された際に、回路本体M3〜M6が論理高電位VDDに接続されていると、論理高電位VDDに接続された差動増幅器M5,M6が動作してしまい回路全体の時定数が変化するため、コンパレータ回路1の比較精度が損なわれてしまう。これに対して、本実施形態のように、コンパレータ要素10〜10が非動作状態に設定された際に、トランジスタM8をハイインピーダンスとして、コンパレータ要素10〜10の回路本体M3〜M6を論理高電位VDDから電気的に切り離すことにより、非動作状態に設定されたコンパレータ要素10〜10が他のコンパレータ要素10〜10の比較動作に影響を与えることがないため、コンパレータ回路1全体としての比較精度を維持することができる。
図4及び図5を参照して、上述した実施形態に係るコンパレータ回路の効果について説明する。図4は、従来技術に係るコンパレータ回路のタイミングチャートであり、図5は、本実施形態に係るコンパレータ回路のタイミングチャートである。従来技術に係るコンパレータ回路では、時刻t1から時刻t2の間では、入力電位の差分Vinp−Vinnが0以上であることに応じて、出力電位の差分Voutp−VoutnがVDD−VSSとなっている。しかし、時刻t3から時刻t4の間では、入力電位の差分Vinp−Vinnが0以下であるにも拘らず、入力換算オフセット電圧VOS,inの絶対値が大きいために、出力電位の差分Voutp−VoutnがVDD−VSSとなっている。これに対して、本実施形態のコンパレータ回路では、入力換算オフセット電圧VOS,in/√nを調節して小さくすること可能であるために、時刻t3から時刻t4の間で、入力電位の差分Vinp−Vinnが0以下であることに応じて、出力電位の差分Voutp−Voutnを−VDD+VSSとすることができ、DCオフセットに起因する誤判定を防止することができる。
本発明の実施形態に係るコンパレータ回路を示す回路図である。 コンパレータ回路の一部であるコンパレータ要素を示す回路図である。 NAND回路およびAND回路の出力信号を示す対応表である。 従来技術に係るコンパレータ回路のタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るコンパレータ回路のタイミングチャートである。 従来技術に係るコンパレータ回路を示す回路図である。
符号の説明
1…コンパレータ回路、10…コンパレータ要素、11…NAND回路、12…NAND回路(スイッチ設定手段)、13…AND回路、20…切替え回路20、M1,M2,M3,M4,M5,M6,M7,M8…トランジスタ、VDD…論理高電位、VSS…論理低電位、CTRL…コントロール信号、CLK…クロック信号、Vinp,Vinn…入力電位、Voutp,Voutn…出力電位、Lin…入力信号線、Lout…出力信号線。

Claims (9)

  1. 入力信号線および出力信号線の間に並列接続された複数のコンパレータ要素であって、各々が前記入力信号線の入力電位を比較して比較結果を前記出力信号線に出力する複数のコンパレータ要素と、
    前記コンパレータ要素の各々を前記入力電位の比較を行う動作状態または前記入力電位の比較を行わない非動作状態の一方に設定可能であり、前記動作状態に設定されたコンパレータ要素の個数を切り替える切替え手段と、
    を備えることを特徴とするコンパレータ回路。
  2. 前記切替え手段は、前記コンパレータ要素の各々に、各コンパレータ要素を動作状態または非動作状態の一方に設定するためのコントロール信号を与えることを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  3. 前記切替え手段は、コンパレータ回路に要求される比較精度を示す信号を取り込んで、この信号に基づいて動作状態に設定されるコンパレータ要素の個数を決定することを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  4. 前記コンパレータ回路は、記録媒体から読み出されたアナログ信号をデジタル信号に変換する回路の一部であり、
    前記コンパレータ回路に要求される比較精度を示す信号は、前記記憶媒体の種別を示す信号であり、
    前記切替え手段は、前記記憶媒体の種別を示す信号に基づいて動作状態に設定されるコンパレータ要素の個数を決定することを特徴とする請求項3に記載のコンパレータ回路。
  5. 前記コンパレータ回路は、記録媒体から読み出されたアナログ信号をデジタル信号に変換する回路の一部であり、
    前記コンパレータ回路に要求される比較精度を示す信号は、前記記憶媒体の表面状態を示す信号であり、
    前記切替え手段は、前記記憶媒体の表面状態を示す信号に基づいて動作状態に設定されるコンパレータ要素の個数を決定することを特徴とする請求項3に記載のコンパレータ回路。
  6. 前記記憶媒体は、光ディスク、磁気ディスクまたは光磁気ディスクであることを特徴とする請求項4または5に記載のコンパレータ回路。
  7. 前記コンパレータ要素の各々は、前記入力信号線の入力電位を比較する動作を行う回路本体と、電源電位と前記回路本体との間に配設されたスイッチと、を含むものであり、
    前記非動作状態に設定されたコンパレータ要素に接続された前記スイッチを非接続状態に設定し、前記電源電位から前記回路本体を切り離すスイッチ設定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路。
  8. 前記コンパレータ要素の各々は、前記入力信号線の入力電位を比較する動作を行う回路本体を含み、
    回路本体は、
    第1のPチャネル型トランジスタと、第2のPチャネル型トランジスタと、第1のNチャネル型トランジスタと、第2のNチャネル型トランジスタとを有し、
    第1のPチャネル型トランジスタのソースと第2のPチャネル型トランジスタのソースとが互いに接続されており
    第1のPチャネル型トランジスタのドレインと第2のPチャネル型トランジスタのゲートとが互いに接続されると共に、第2のPチャネル型トランジスタのドレインと第1のPチャネル型トランジスタのゲートとが互いに接続されており、
    第1のPチャネル型トランジスタのドレインと第1のNチャネル型トランジスタのドレインとが互いに接続されると共に、第2のPチャネル型トランジスタのドレインと第2のNチャネル型トランジスタのドレインとが互いに接続されており、
    第1の入力信号線と第1の出力信号線とが第1のPチャネル型トランジスタのドレインに接続されると共に、第2の入力信号線と第2の出力信号線とが第2のPチャネル型トランジスタのドレインに接続されており、
    第1のNチャネル型トランジスタのドレインと第2のNチャネル型トランジスタのゲートとが互いに接続されると共に、第2のNチャネル型トランジスタのドレインと第1のNチャネル型トランジスタのゲートとが互いに接続されており、
    第1のNチャネル型トランジスタのソースと第2のNチャネル型トランジスタのソースとが互いに接続されていることを特徴とする請求項1に記載のコンパレータ回路
  9. 前記コンパレータ要素の各々は、
    前記回路本体と前記入力信号線との間に配設された入力用スイッチと、
    前記回路本体と前記接地電位との間に配設された接地用スイッチと、
    前記動作状態に設定された場合に、論理高電位のクロック信号に応じて前記入力用スイッチを接続状態に設定すると共に前記接地用スイッチを非接続状態に設定し、論理低電位のクロック信号に応じて前記入力用スイッチを非接続状態に設定すると共に前記接地用スイッチを接続状態に設定するスイッチ設定手段と、
    を含むことを特徴とする請求項8に記載のコンパレータ回路。


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