JP2007336144A - 階調再現方法、閾値マトリクス、画像処理方法、画像処理装置、プリンタドライバ、画像形成装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents

階調再現方法、閾値マトリクス、画像処理方法、画像処理装置、プリンタドライバ、画像形成装置及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、濃度の高い部分においては細かな階調性は目立ちにくいという特徴を利用して、階調性と解像力を両立できる。
【解決手段】 本発明の階調再現方法は、ディザマトリクスを用いて多階調画像を各ドット2値あるいは多値の画像データに変換する。そして、本発明の階調再現方法によれば、ディザマトリクスにより多階調画像が一部の濃度において閾値化されたときに、所定方向のライン基調に形成され、かつ基調以外の部分においてはハイパスフィルタ特性を持ち、濃度に応じてハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を異ならせることに特徴がある。よって、中間調処理後の画像において高濃度の部分は解像力が向上し、低濃度の部分は階調性が保たれることになり、階調性と解像力を両立させることができ、画像の品質を向上させることができる。
【選択図】 図16

Description

本発明は階調再現方法、閾値マトリクス、画像処理方法、画像処理装置、プリンタドライバ、画像形成装置及びインクジェット記録装置に関する。
従来のデジタル画像出力は、「1」と「0」すなわち「ON」と「OFF」で構成される2値画像が主であったが、作像エンジンの進歩と高画質画像のニーズの高まりにより、デジタル画像出力においても、1画素で複数の階調を表現できる少値(多値)画像記録装置が市場に出回るようになってきている。
ここで、少値とは、一般的に言われる「多値」、「2値」に対する比較であり、情報量としては「多値」≧「少値」>「2値」の関係となる。通常、画像処理を行う場合、入力画像データとして1画素当たり8bit(256値)程度の情報量を持った多値データが使用されるが、実際にそのデータを出力する側の装置では、1画素当たり1〜3bit程度の表現力しか持たないため、便宜上、2値以上であるが多値と呼ぶには情報量の少ないものに対して少値と表現している。
図19に、一般的に使用されている2値化処理及び少値化処理を適用した場合のドットパターンを示す。少値化処理は、色剤の濃淡を利用した濃度変調方式と異なるサイズのドットを利用したドットサイズ変調方式、更にはその両方を合わせた方式の3つが主に使用されている。
図19で示したようなドットによる階調表現では、基本的に制御可能なドットサイズで情報量が決定する。制御できる段階が多ければ多い程情報量が増え、原画像データに近い高品質な出力画像が得られるが、前述したように一般的な出力装置、特に最近普及著しいインクジェット記録装置等では、1〜3段階程度の制御しかできないものがほとんどである。
インクジェット記録装置は、インクジェットヘッドの圧力発生手段、例えばサーマルインクジェット方式の場合は、気泡を発生させるための発熱抵抗体であり、ピエゾ方式の場合は液室壁を変形させるための電気機械変換素子であるピエゾ素子であり、静電方式の場合には電極に与える駆動波形の駆動電圧の大きさ、パルス幅、パルス数など変化させることで、ドットサイズを変化させるが、インクの広がりなどがあるため、せいぜい、ドットサイズとしては「大滴、中滴、小滴、印字なし」の4値程度が限界である。
このドットによる階調表現におけるドットサイズの少なさは、濃度変調方式との組み合わせである程度の改善は図れるが、その分、色剤や記録ユニットの占める割合が増えるため、コストや装置のサイズから来る制約により、倍程度にしか改善することはできない。
このような1画素当たりの情報量不足を補うために、単位面積当たりのドット数を制御することで階調表現を行う手法として、一般的には中間調処理と呼ばれる擬似階調表現が用いられる。擬似階調表現は、配置されたドットの数を濃度として表現し、点の密度を変化させて多くの階調を表現する。
擬似階調表現には、ディザ法が広く用いられ、代表的なものとして組織的ディザ法がある。組織的ディザ法はQ×Q個の閾値からなるディザマトリクスを設定し、このディザマトリクスを入力画像に重ね合わせ、対応する各画素の濃淡レベルと閾値を比較し、入力画像の値の方が大きい場合は1(白)、小さい場合は0(黒)として2値表示する。n×n画素の処理が済んだら、順次ディザマトリクスを次のn×n画素の位置に移動し、同じ処理を繰り返して画像を形成する。
例えば、図20の(a)に示すように入力された多値画像データに対して、同図の(b)に示すような所定の方法で作成されたn×nの閾値マトリクスであるディザマトリクスとの比較を行い、同図の(c)に示すように、その閾値以上(あるいは以下)の値を示す画素のみをドットに置き換える手法である。
図20ではON/OFFのみの2値について示しているが、それ以上の組み合わせを持つ少値については、図21に示すように再現可能な階調領域を例えば小ドット、中ドット、大ドットに区分し、図22の(a)〜(c)に示すように、それぞれのドットサイズに応じた閾値マトリクスを適用し、それぞれを入力画像データと比較することで対応したドットへの置き換えを行うことになる。
擬似階調表現には誤差拡散法もあるが、誤差拡散法はディザ法と比べるとかなり複雑な処理となる。図23は2値誤差拡散の手順について示したものであるが、画素毎に閾値処理を行い、その際の誤差を保持しつつ後の計算に所定の比率で反映させている。これにより、ディザ処理では強制的に切り捨てられてしまう分の情報をも出力画像にフィードバックさせることができ、解像力等の面でディザ画像を上回る品質を得ることができる。
これらのディザ法や誤差拡散法については、より高画質な出力を目指して年々高解像度化が進められてきている。これは、高解像度にすることで個々のドットのサイズや相互間距離が小さくなり、ディザ法もしくは誤差拡散法によって作成されるドットパターンが見分け辛くなるためである。パターンとして人間の目に認識できなくなれば、それは1画素で多値表現を行っているのと同義となり、最近のインクジェット記録装置では、2880dpiの解像度のものもある。
ところで、高解像度化によって画質面では改善されるものの、そのデメリットとして、記録ユニットにかかるコストの増加及び記録速度の低下が生じてくる。高解像度を実現するには、従来よりも小さなドットを形成する技術に加えてドット位置精度の面でもより高度な制御が必要とされ、必然的にコストが高くなり、また、1ドット当たりの被覆面積が小さくなるため、同じ構成の記録ユニットでは、より高解像の方が記録に時間がかかることになる。
ところが、実際には、速度やコストよりも高画質が要求されるケースの他に、あるレベル以上の画像品質が得られるならば速度やコストを優先する場合もあり、常に高画質のみが要求されるものではない。
しかしながら、これまでは全て高解像度化の延長で考えられており、高解像度のまま「ドット形成速度を上げる」、「記録ユニットの実装密度を上げる」というようなハードウエアによる対処法が採られている。これは、安価な装置でも画質を向上しようというアプローチではなく、あくまでも高画質記録装置における高速化を図るものである。実際、このような高速化を図った装置においては、コストや実装面積の観点から制限がかかるため、記録シーケンスそのものを変更しない限り大幅な速度向上を実現することができず、また、記録シーケンスを変更した場合には、そのままでは高解像度用の画像処理が適用できなくなるため、新たな記録シーケンスに応じた画像処理が必要となるが、従来の装置では単純な画像処理が適用されるだけで、積極的に画像品質を向上させるということは行われていない。
そこで、このような課題を解決するために、特許文献1及び特許文献2において、所定のライン基調で階調再現を行うための閾値マトリクスの作成方法が提案されている。
特開2004−080065号公報 特開2004−166163号公報
しかしながら、これらの特許文献では、ディザマトリクスサイズは一定であるため、その大きさにより、大きければ階調性は高いが、解像力が落ち、小さければ解像力は高いが、階調性が乏しい画像となる傾向にあった。
本発明はこれらの問題点を解決するためのものであり、濃度の高い部分においては細かな階調性は目立ちにくいという特徴を利用して、階調性と解像力を両立できる階調再現方法、閾値マトリクス、画像処理方法、画像処理装置、プリンタドライバ、画像形成装置及びインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
前記問題点を解決するために、本発明の階調再現方法は、ディザマトリクスを用いて多階調画像を各ドット2値あるいは多値の画像データに変換する。そして、本発明の階調再現方法によれば、ディザマトリクスにより多階調画像が一部の濃度において閾値化されたときに、所定方向のライン基調に形成され、かつ基調以外の部分においてはハイパスフィルタ特性を持ち、濃度に応じてハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を異ならせることに特徴がある。よって、中間調処理後の画像において高濃度の部分は解像力が向上し、低濃度の部分は階調性が保たれることになり、階調性と解像力を両立させることができ、画像の品質を向上させることができる。
また、ハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を高濃度の場合に小さくすることにより、中間調処理後の画像の解像力の向上を実現できる。
更に、濃度に応じてハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を多段階に変化させることが好ましい。
また、ライン基調がXドット毎に形成されるとしたとき、ハイパスフィルタ特性を持たせる範囲をmX×nX(n,mは正の整数)と構成としたものである。
更に、別の発明としての閾値マトリクスは、上記階調再現方法を実現する構成としたものである。
また、別の発明としての画像処理方法は、上記階調再現方法を実行する構成としたものである。
更に、別の発明としての画像処理装置は、上記画像処理方法を実行する構成としたものである。
また、別の発明としてのプリンタドライバは、上記画像処理方法を実行する構成としたものである。
更に、別の発明としての画像形成装置は、上記画像処理方法を実行し、複数のドットからなる画像を形成する。
また、画像形成装置は、インクジェット記録装置又は熱転写記録装置である。
更に、別の発明としてのインクジェット記録装置は、圧電素子の変位によって加圧液室の一部を構成する振動板を変形させ、体積変化による圧力によってインクを噴射するヘッドユニットを備え、上記画像処理方法を実行する手段を含む構成としたものである。
また、別の発明としてのインクジェット記録装置は、加圧液室に充填したインクを急加熱し膜沸騰による体積変化を利用してインクを噴射するヘッドユニットを備え、上記画像処理方法を実行する手段を含む構成としたものである。
本発明の階調再現方法によれば、中間調処理用マスクの設計を濃度に応じてハイパスフィルタ特性を考慮する範囲を変化させることで、中間調処理後の画像において、高濃度の部分は解像力が向上し、低濃度の部分は階調性が保たれることになり、階調性と解像力を両立させることができ、画像の品質を向上させることができる。
図1は本発明のインクジェット記録装置の機構部の概略斜視図であり、図2は同機構部の側面図である。図1及び図2において、インクジェット記録装置は、記録装置本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ13、キャリッジ13に搭載したインクジェットヘッドからなる記録ヘッド14、記録ヘッド14へのインクを供給するインクカートリッジ等で構成される印字機構部2等を収納し、記録装置本体1の下方部には前方側から多数枚の用紙3を積載可能な給紙カセット(あるいは給紙トレイでもよい)4を抜き差し自在に装着することができる。また、用紙3を手差しで給紙するための手差しトレイ5を開倒することができ、給紙カセット4あるいは手差しトレイ5から給送される用紙3を取り込み、印字機構部2によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ6に排紙する。
印字機構部2は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド11と従ガイドロッド12とでキャリッジ13を主走査方向(図2で紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ13にはイエロー(Y)、シアン(c)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出するインクジェットヘッドからなる記録ヘッド14をインク滴吐出方向を下方に向けて装着し、キャリッジ13の上側には記録ヘッド14に各色のインクを供給するための各インクタンク(インクカートリッジ)15を交換可能に装着している。
インクカートリッジ15は上方に大気と連通する大気口、下方には記録ヘッド14へインクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力により記録ヘッド14へ供給されるインクをわずかな負圧に維持している。このインクカートリッジ15からインクを記録ヘッド14内に供給する。
ここで、キャリッジ13は後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド11に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド12に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ13を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ17で回転駆動される駆動プーリ18と従動プーリ19との間にタイミングベルト20を張装し、このタイミングベルト20をキャリッジ13に固定しており、主走査モータ17の正逆回転によりキャリッジ13が往復駆動される。
また、記録ヘッド14としてここでは各色のヘッドを用いているが、各色のインク滴を噴射するノズルを有する1個のヘッドとしてもよい。更に、記録ヘッド14として用いるインクジェットヘッドは、圧電素子などの電気機機械変換素子で液室(インク流路)壁面を形成する振動板を介してインクを加圧するピエゾ型のもの、あるいは発熱抵抗体による膜沸騰でバブルを生じさせてインクを加圧するバブル型のもの、若しくはインク流路壁面を形成する振動板とこれに対向する電極との間の静電力で振動板を変位させてインクを加圧する静電型のものなどを使用することができるが、ここではピエゾ型インクジェットヘッドを用いることにする。
一方、給紙カセット4にセットした用紙3を記録ヘッド14の下方側に搬送するために、給紙カセット4から用紙3を分離給装する給紙ローラ21及びフリクションパッド22と、用紙3を案内するガイド部材23と、給紙された用紙3を反転させて搬送する搬送ローラ24と、この搬送ローラ24の周面に押し付けられる搬送コロ25及び搬送ローラ24からの用紙3の送り出し角度を規定する先端コロ26とを設けている。搬送ローラ24は、副走査モータ27によってギヤ列を介して回転駆動される。
そして、キャリッジ13の主走査方向の移動範囲に対応して搬送ローラ24から送り出された用紙3を記録ヘッド14の下方側へ案内する印写受け部材29を設けている。この印写受け部材29の用紙搬送方向下流側には、用紙3を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ31、拍車32を設け、更に用紙3を排紙トレイ6に送り出す排紙ローラ33及び拍車34と、排紙経路を形成するガイド部材35、36とを配設している。
記録時には、キャリッジ13を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド14を駆動することにより、停止している用紙3にインクを吐出して1行分を記録し、用紙3を所定量搬送後次の行の記録を行う。記録終了信号または、用紙3の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ用紙3を排紙する。
また、キャリッジ13の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、記録ヘッド14の吐出不良を回復するための信頼性維持回復装置37を配置している。信頼性維持回復装置37は、キャップ手段と吸引手段とクリーニング手段を有している。キャリッジ13は印字待機中にはこの信頼性維持回復装置37側に移動されてキャッピング手段で記録ヘッド14をキャッピングされ、吐出口部(ノズル孔)を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する(パージする)ことにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
吐出不良が発生した場合等には、キャッピング手段で記録ヘッド14の吐出口(ノズル)を密封し、チューブを通して吸引手段で吐出口からインクとともに気泡等を吸い出し、吐出口面に付着したインクやゴミ等はクリーニング手段により除去され吐出不良が回復される。また、吸引されたインクは、本体下部に設置された廃インク溜(不図示)に排出され、廃インク溜内部のインク吸収体に吸収保持される。
次に、図3〜図7を参照して、インクジェット記録装置の記録ヘッド14を構成するインクジェットヘッドについて説明する。なお、図3はインクジェットヘッドの分解斜視図、図4はインクジェットヘッドの液室長手方向に沿う断面図、図5は図4の要部拡大図、図6はインクジェットヘッドの液室短手方向に沿う断面図、図7はインクジェットヘッドのノズル板の平面図である。
このインクジェットヘッドは、単結晶シリコン基板で形成した流路形成基板(流路形成部材)41と、この流路形成基板41の下面に接合した振動板42と、流路形成基板41の上面に接合したノズル板43とを有し、これらによって液滴であるインク滴を吐出するノズル45が連通するインク流路である加圧液室46、流体抵抗部となるインク供給路47を介して加圧液室46にインクを供給する共通液室48を形成し、これらの流路形成基板41のインクに接する面となる加圧液室46、インク供給路47、共通液室48を各壁面には有機樹脂膜からなる耐液性薄膜50を成膜している。
そして、振動板42の外面側(液室と反対面側)に各加圧液室46に対応して積層型の圧電素子52を接合し、この積層型の圧電素子52はベース基板53に接合して固定し、この圧電素子52の列の周囲にはスペーサ部材54をベース基板53に接合している。
この圧電素子52は、図5にも示すように、圧電材料55と内部電極56とを交互に積層したものである。この圧電常数がd33である圧電素子52の伸縮により加圧液室46を収縮、膨張させるようになっている。圧電素子52に駆動信号が印加され充電が行われると、図5の矢示A方向に伸長し、また圧電素子52に充電された電荷が放電すると矢示A方向と反対方向に収縮するようになっている。ベース基板53及びスペーサ部材54には共通液室48に外部からインクを供給するためのインク供給口49を形成する貫通穴を形成している。
また、流路形成基板41の外周部及び振動板42の下面側外縁部をエポキシ系樹脂あるいはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成したヘッドフレーム57に接着接合し、このヘッドフレーム57とベース基板53とは図示しない部分で接着剤などを用いて相互に固定されている。更に、圧電素子52には駆動信号を与えるために半田接合またはACF(異方導電性膜)接合もしくはワイヤボンディングでFPCケーブル58を接続し、このFPCケーブル58には各圧電素子52に選択的に駆動波形を印加するためのヘッド駆動回路(ドライバIC)59を実装している。
ここで、流路形成基板41は、結晶面方位の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで、各加圧液室46となる貫通穴、インク供給路47となる溝部、共通液室48となる貫通穴をそれぞれ形成している。
振動板42は、ニッケルの金属プレートから形成したもので、エレクトロフォーミング法で製造している。この振動板42は加圧液室46に対応する部分に変形を容易にするための薄肉部61及び圧電素子52と接合するための厚肉部62を形成するとともに、液室間隔壁60に対応する部分にも厚肉部63を形成し、平坦面側を流路形成基板41に接着剤接合し、厚肉部をヘッドフレーム57に接着剤接合している。この振動板42の液室間隔壁に対応する厚肉部63とベース基板53との間には支柱部64を介設している。この支柱部64は圧電素子52と同じ構成である。
ノズル板43は、各加圧液室46に対応して直径10〜30μmのノズル45を形成し、流路形成基板41に接着剤接合している。ここで、複数のノズル45が複数のドット形成手段を構成しており、図7に示すように、ノズル45の列(ノズル列)を主走査方向に対して直交させて配置し、ノズル間のピッチは2×Pnである。また、1つのヘッドには距離Lを隔ててノズル列を2列、各ノズル列を副走査方向にピッチPnだけずらして千鳥状に配置している。したがって、ピッチPnの画像を1回の主走査及び副走査で形成することができる。
このノズル板43としては、ステンレス、ニッケルなどの金属、金属とポリイミド樹脂フィルムなどの樹脂との組み合わせ等からなるものを用いることができる。また、ノズル面(吐出方向の表面:吐出面)には、インクとの撥水性を確保するため、メッキ被膜、あるいは撥水剤コーティングなどの周知の方法で撥水膜を形成している。
このように構成したインクジェットヘッドにおいては、圧電素子52に対して選択的に20〜50Vの駆動パルス電圧を印加することによって、パルス電圧が印加された圧電素子52が積層方向に変位して振動板42をノズル45方向に変形させ、加圧液室46の容積/体積変化によって加圧液室46内のインクが加圧され、ノズル45からインク滴が吐出(噴射)される。
そして、インク滴の吐出に伴って加圧液室46内の液圧力が低下し、このときのインク流れの慣性によって加圧液室46内には若干の負圧が発生する。この状態の下に、圧電素子52への電圧の印加をオフ状態にすることによって、振動板42が元の位置に戻って加圧液室46が元の形状になるため、更に負圧が発生する。このとき、インク供給口49から共通液室48、流体抵抗部であるインク供給路47を経て加圧液室46内にインクが充填される。そこで、ノズル45のインクメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次のインク滴吐出のために圧電素子52にパルス電圧を印加し、インク滴を吐出させる。
次に、図8を参照してインクジェット記録装置の制御部の概要を説明する。
この制御部は、この記録装置全体の制御を司るCPU(中央演算処理ユニット)80と、所要の固定情報を格納したROM81と、ワーキングメモリ等として使用するRAM82と、ホスト側から転送される画像データ(ドットデータあるいはドットパターンデータと称する。)を格納する画像メモリ(ラスタデータメモリ)83と、パラレル入出力(PIO)ポート84と、入力バッファ85と、パラレル入出力(PIO)ポート86と、駆動波形生成回路87とを内部バス90を介してそれぞれ接続されて構成し、更にヘッド駆動回路88及びドライバ89等を備えている。
ここで、PIOポート84にはホスト100のプリンタドライバ101側から転送される画像データなどの各種情報及びデータ、各種センサからの検知信号等が入力され、またこのPIOポート84を介してホスト100側や操作パネル側に対して所要の情報が送出される。
また、駆動波形生成回路87は、記録ヘッド14の圧電素子52に対して印加する駆動波形を生成出力する。この駆動波形生成回路87としては、後述するように、CPU80からの駆動波形データをD/A変換するD/A変換器を用いることで、簡単な構成で所要の駆動波形を生成出力することができる。
ヘッド駆動回路88は、PIOポート86を介して与えられる各種データ及び信号に基づいて、記録ヘッド14の選択されたチャンネルの圧電素子52に対して駆動波形生成回路87からの駆動波形を印加する。
更に、ドライバ89は、PIOポート86を介して与えられる駆動データに応じて主走査モータ17及び副走査モータ27を各々駆動制御することで、キャリッジ13を主走査方向に移動走査し、搬送ローラ24を回転させて用紙3を副走査方向に所定量搬送させる。
図9〜図11を参照して、この制御部のうちのヘッド駆動制御に係わる部分について説明する。なお、図9は同ヘッド駆動制御に係わる部分のブロック図、図10はヘッド駆動回路のブロック図、図11は同ヘッド駆動制御に係わる部分の作用を説明するための図である。
主制御部91は、ホスト100側から送られてくる印字データとしてのフォントデータ(ドットデータ)を処理して、ヘッドの並びに対応した縦横変換を行い、また、インク滴を大滴、中滴、小滴、非印字の4値を打ち分けるために必要な2ビットの駆動データSDを生成してヘッド駆動回路88に出力する。
また、ヘッド駆動回路88に対しては、この他、クロック信号CLK、ラッチ信号LAT、駆動波形として画像ドットを形成するサイズのドット(大滴)に対応した駆動波形、中滴に対応した駆動波形を選択するための駆動波形及び小滴に対応した駆動波形を選択するための駆動波形選択信号M1〜M3を出力する。更に、この主制御部91はROM81に格納した駆動波形データを読み出して駆動波形生成回路87に与える。
駆動波形生成回路87は、主制御部91から与えられる駆動波形データをD/A変換してアナログ信号として出力するD/Aコンバータ92と、D/Aコンバータ92からのアナログ信号を実際の駆動電圧まで増幅する増幅器93と、ヘッドを駆動するのに十分な電流を供給できるように電流を増幅する電流増幅器94とを含み、例えば、図11に示すような1駆動周期内に複数の駆動パルスを含む駆動波形Pvを生成してヘッド駆動回路88に与える。
このヘッド駆動回路88は、図10に示すように、主制御部91からのクロック信号CKによって駆動データSDを取り込むシフトレジスタ95と、シフトレジスタ95のレジスト値をラッチ信号LATでラッチするラッチ回路96と、ラッチ回路96にラッチされた2ビットの駆動データによって駆動波形選択信号M1〜M3(ロジック信号)を選択するデータセレクタ97と、データセレクタ97の出力(ロジック信号)を駆動電圧レベルに変換するレベルシフタ98と、このレベルシフタ98の出力でオン/オフが制御されるトランスミッションゲート99とからなる。このトランスミッションゲート99は、駆動波形生成回路87からの駆動波形Pvが与えられ、記録ヘッド(インクジェットヘッド)14の各ノズルに対応する圧電素子52に接続されている。
従って、このヘッド駆動回路88は、駆動データSDに応じてデータセレクタ97により、駆動波形選択信号M1〜M3の1つが選択され、ロジック信号である選択した駆動波形選択信号M1〜M3をレベルシフタ98により駆動電圧レベルに変換し、トランスミッションゲート99のゲートに与える。
これにより、トランスミッションゲート99は選択された駆動波形選択信号M1〜M3の長さに応じてスイッチングされるので、トランスミッションゲート99が開状態になっているチャンネルに対して駆動波形Pvを構成する駆動パルスが印加される。
例えば、図11の(a)に示すような複数の駆動パルスを含む駆動波形Pvが与えられているとき、期間T0〜T1の間だけ開状態になるトランスミッションゲート99からは同図の(b)に示すように1個の駆動パルスが出力されて圧電素子52に印加されるので、吐出される滴の大きさは小滴となる。同様に、期間T0〜T2の間だけ開状態になるトランスミッションゲート99からは同図の(c)に示すように2個の駆動パルスが出力されて圧電素子52に印加されるので、吐出される滴の大きさは中滴となる。更に同様に、期間T0〜T3の間だけ開状態になるトランスミッションゲート99からは同図の(d)に示すように5個の駆動パルスが出力されて圧電素子52に印加されるので、吐出される滴の大きさは大滴となる。
このよう複数の駆動パルスを含む駆動波形を生成して、圧電素子に印加する駆動パルス数を選択することで、1つの駆動波形から小滴用、中滴用、大滴用の各波形を生成しているので、駆動波形を供給する回路、信号線が1つでよく、コスト低減、回路基板、伝送線の小型化が図れる。
次に、このインクジェット記録装置で中間調処理時に使われる本発明の中間調処理用マスクの作成方法を説明する前に、上記特許文献1及び特許文献2の「所定のライン基調で階調再現を行うための閾値マトリクスの作成方法」について概説する。
Bayer型ディザや誤差拡散処理のような中間調処理方法では、単に階調レベルと面積率の整合を取っているだけではなく、ドットの配置に偏りが生ないようにほぼ均等に配置され、配置パターンそのものも目に留まりにくい高周波特性を持つように調整されている。これらの処理を600dpi、1200dpiといった高解像度記録に適用すると、ドットの配置パターンが殆ど目につかず、ドットの分布にムラも無い非常に良好な画像品質を得ることができる。
これに対して、150dpi、300dpiといった低解像度記録を行うと、高周波特性を持つように調整された処理であっても、さすがにドットの配置パターンそのものが目につくようになってくる。本来、原画像データでは1画素で表現しているところを、複数の画素を用いて表現しているため、元々の原画像にはないテクスチャーパターンが出力画像上に形成されることになる。
したがって、低解像度で良好な画像品質を得るには、整列性の良いドット配置パターンを形成し、それを各階調レベルに渡って変化させない(もしくは、変化を感じさせない)ことが必要である。そこで、ディザマトリクスは、ドット配置パターンのみですべての中間調レベルにおいて常に所定のライン基調(整列性を持ったドット配置パターン)を維持したドット再現を行うマトリクス構成とし、これにより、低解像度で1〜3bit程度の少値表現を行うインクジェット記録装置で記録する場合の画像品質を向上することができる。中でも、ドット径変調が可能なインクジェット記録装置に好適な印字データを得ることができるようになる。
インクジェット記録装置では、用紙の送りに合わせて記録ユニットが主走査方向移動しながら記録を行っていくが、このとき、副走査方向の紙送り精度や主走査方向のヘッド移動速度にムラが発生すると、ドットの基調と干渉して、縦横のスジとして認識されてしまうおそれがある。
そこで、人間の目は、0°や90°(180°や270°)方向に対して感度が高く、斜め方向に対してはやや感度が鈍くなるため、垂直・水平の基調よりも斜め基調のドット配置の方が目立ち難いという特性を利用して、45°斜め基調や135°斜め基調などの万線基調を用いることによって、主走査方向及び副走査方向のいずれの変動に対しても等しい効果が得られるようにする。
一般的なディザ処理では、処理機構の単純化(高速化と低コスト化のため)を目指して、同じマスクが正方形状にタイリングされて使用されるため、1階調レベル当たり1ドットや2ドットではタイリングの周期で垂直・水平等に揃ったパターンとして認識されてしまうので、1階調レベル当たり3ドット以上を同時に発生させるようにする。
例えば、斜め万線基調で再現を行う場合、図12の(a)に示すように1階調レベル当たり1ドットのマスクを同図の(b)に示すようにタイリングすると、同図の(c)に示すような垂直・水平の格子基調となってしまう。
また、図13の(a)に示すように1階調レベル当たり2ドットのマスク(これ自体は斜めにドットが配置されている)を同図の(b)に示すようにタイリングすると、同図の(c)に示すような斜め基調となるものの、45°と135°が交わった基調となってしまう。
これに対して、図14の(a)に示すように、1階調レベル当たりのドット数を3ドット以上とすることで、同図の(b)に示すようにタイリングを行っても、同図の(c)に示すように、一方向の斜め基調のみとなる。
次に、マスクサイズの拡大について説明する。図15の(a)に示すような斜め万線基調となる基準マスクを基準として、同図の(b)に示すように4ドット同時発生時のマスクを形成し、更に同図の(c)に示すように基準となるマスクの1マス1マスを、必要な階調数となるように更に細かいサブマトリクスへと分割する。この際、分割するサブマトリクスは基準となるマスクと相似形の斜め万線型とすることで、基調を崩すパターンが発生するのを防ぐことができる。
例えば、同15の(d)はサブマトリクスを3×3としたもので36階調を表現可能になる。また、同図の(e)はサブマトリクス4×4としたもので64階調を表現可能になる。なお、同図の(f)に示すように2×2のマトリクスも可能であるが、2×2のマトリクスではチェッカーフラグ様の基調が階調表現の過程で発生してしまう。また、6×6以上のサブマトリクスも可能であるが、基調が荒くなり、基調そのものが目につきやすく、汚く見えてしまう。また、マトリクスのサイズが大きくなると、それだけ処理時間が必要になるという不具合もある。
そこで、サブマトリクスの最小単位を3×3、最大単位を5×5、最適には4×4の斜め万線マスクとする。
ところで、上述したような万線基調等の所定方向のライン基調に形成されるディザマトリクスを使用する場合であっても、一部の濃度において、低線数化、すなわち階調の連続性が途切れることによる画質低下が発生する場合がある。
そこで、所定方向のライン基調に形成されるようなディザマトリクスにおいて、一部の濃度における低線数化による画質の低下を解決するため、低線数化した濃度範囲部分を選定し、双方の濃度間のマトリクスのドット配置をハイパスフィルタ特性及び所定方向のライン基調を持つように改めて配置する。ここで、ハイパスフィルタ特性には、空間周波数分析による人間の視覚の空間周波数特性を適用し、空間周波数特性の低いものを抽出する。
上述した特許文献1及び特許文献2の「所定のライン基調で階調再現を行うための閾値マトリクスの作成方法」でハイパスフィルタ特性はディザマトリクスのサイズで考慮しているため、ディザマトリクスのサイズが大きな場合、階調性は高いが、解像力が落ちる画像となる傾向があり、ディザマトリクスのサイズが小さな場合は、解像力はあるが、階調性に乏しい画像となる傾向にある。
そこで、本発明ではハイパスフィルタ特性をもつ範囲を濃度に応じて変化させる。図16〜図18は本発明の一実施の形態例に係る階調再現方法におけるディザマトリクスの一例を示す図である。図16〜図18に示す例として、階調を0から255までの、ライン基調が5ドット毎でありサイズが40×40のディザマトリクスを考える。図16に示すように、0から階調Xまでは、基調以外の部分のハイパスフィルタ特性はサイズ40×40で考慮してディザマトリクスを作成する。そして、図17に示すように、階調X+1から階調Yまでは、基調以外の部分のハイパスフィルタ特性はサイズ20×20で考慮してディザマトリクスを作成する。更に、図18に示すように、階調Y+1から階調255までは、基調以外の部分のハイパスフィルタ特性はサイズ10×10で考慮してディザマトリクスを作成する。図16〜図18に示すように、ライン基調がXドット毎に形成されるとすると、ハイパスフィルタ特性を持たせる範囲をmX×nX(m,nは正の整数)と構成するディザマトリクスを作成する。
このようにすることで、高濃度ではディザマトリクスのサイズが小さくなるため中間調処理後の画像の解像力の向上を実現している。即ち、本発明の階調再現方法によれば、ディザマトリクスにより多階調画像が一部の濃度において閾値化されたときに、所定方向のライン基調に形成され、かつ基調以外の部分においてはハイパスフィルタ特性を持ち、濃度に応じてハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を異ならせている。更に、具体的には、ハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を濃度に応じて多段階に変化させている。
なお、本発明は上記実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変形や置換可能であることは言うまでもない。
インクジェット記録装置の一例を示す機構部の概略斜視図である。 図1の機構部の側面図である。 インクジェットヘッドの分解斜視図である。 インクジェットヘッドの液室長手方向に沿う断面図である。 図4の要部拡大図である。 インクジェットヘッドの液室短手方向に沿う断面図である。 インクジェットヘッドのノズル板の平面図である。 インクジェット記録装置の制御部の概要を説明するブロック図である。 制御部のヘッド駆動制御に係わる部分のブロック図である。 ヘッド駆動回路のブロック図である。 ヘッド駆動制御に係わる部分の作用を説明するための図である。 マスクが1階調レベル当たり1ドットの場合のタイリングと基調についての説明図である。 マスクが1階調レベル当たり2ドットの場合のタイリングと基調についての説明図である。 マスクが1階調レベル当たり3ドットの場合のタイリングと基調についての説明図である。 基本マトリクスからサブマトリクスへの分割の説明図である。 ハイパスフィルタ特性を持たせるサイズを40×40とする説明図である。 ハイパスフィルタ特性を持たせるサイズを20×20とする説明図である。 ハイパスフィルタ特性を持たせるサイズを10×10とする説明図である。 2値化及び少値化により階調表現を行ったときに実際に配置されるドットの説明図である。 ディザ法による2値化処理ついての説明図である。 少値化処理におけるサイズ変調ドットとディザマトリクスの対応についての説明図である。 各ドットサイズのディザマトリクスの一例である。 2値誤差拡散処理の手順についての説明図である。
符号の説明
1;記録装置本体、2;印字機構部、3;用紙、
4;給紙カセット、5;手差しトレイ、6;排紙トレイ、
11;主ガイドロッド、12;従ガイドロッド、
13;キャリッジ、14;記録ヘッド、
15;インクカートリッジ、17;主走査モータ、
18;駆動プーリ、19;従動プーリ、
20;タイミングベルト、21;給紙ローラ、
22;フリクションパッド、23;ガイド部材、
24;搬送ローラ、25;搬送コロ、26;先端コロ、
27;副走査モータ、29;印写受け部材、31;搬送コロ、
32,34;拍車、33;排紙ローラ、
35,36;ガイド部材、37;信頼性維持回復装置、
41;流路形成基板、42;振動板、43;ノズル板、
45;ノズル、46;加圧液室、47;インク供給路、
48;共通液室、49;インク供給口、50;耐液性薄膜、
52;圧電素子、53;ベース基板、54;スペーサ部材、
55;圧電材料、56;内部電極、57;ヘッドフレーム、
58;FPCケーブル、
59;ヘッド駆動回路(ドライバIC)、60;液室間隔壁、
61;薄肉部、62,63;厚肉部、64;支柱部、
80;CPU、81;ROM、82;RAM、
83;画像メモリ、84;PIOポート、
85;入力バッファ、86;PIOポート、
87;駆動波形生成回路、88;ヘッド駆動回路、
89;ドライバ、90;内部バス、91;主制御部、
92;D/Aコンバータ、93;増幅器、94;電流増幅器、
95;シフトレジスタ、96;ラッチ回路、
97;データセレクタ、98;レベルシフタ、
99;トランスミッションゲート。

Claims (15)

  1. ディザマトリクスを用いて多階調画像を各ドット2値あるいは多値の画像データに変換する階調再現方法において、
    前記ディザマトリクスにより多階調画像が一部の濃度において閾値化されたときに、所定方向のライン基調に形成され、かつ基調以外の部分においてはハイパスフィルタ特性を持ち、濃度に応じてハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を異ならせることを特徴とする階調再現方法。
  2. ハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を高濃度の場合に小さくする請求項1記載の階調再現方法。
  3. 濃度に応じてハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を多段階に変化させる請求項1又は2に記載の階調再現方法。
  4. ライン基調がXドット毎に形成されるとしたとき、ハイパスフィルタ特性を持たせる範囲をmX×nX(m,nは正の整数)とする請求項1〜3のいずれかに記載の階調再現方法。
  5. 多階調画像を各ドット2値あるいは多値の画像データに変換するための閾値マトリクスにおいて、
    多階調画像が閾値化されたときに、所定方向のライン基調に形成され、かつ基調以外の部分においてはハイパスフィルタ特性を持ち、濃度に応じてハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を異ならせることを特徴とする閾値マトリクス。
  6. ハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を高濃度の場合に小さくする請求項5記載の閾値マトリクス。
  7. 濃度に応じてハイパスフィルタ特性を持たせる範囲を多段階に変化させる請求項5又は6に記載の閾値マトリクス。
  8. ライン基調がXドット毎に形成されるとしたとき、ハイパスフィルタ特性を持たせる範囲をmX×nX(m,nは正の整数)とする請求項5〜7のいずれかに記載の閾値マトリクス。
  9. 多色画像を複数の色成分に分解し、少なくとも1つの色成分の原画像を入力画像として、ディザマトリクスを用いて各ドット2値あるいは多値の画像データに変換処理する画像処理方法において、
    請求項1〜4のいずれかに記載の階調再現方法を実行することを特徴とする画像処理方法。
  10. 複数のドットからなる画像を出力するための画像データを処理する画像処理装置において、
    請求項9記載の画像処理方法を実行する手段を含むことを特徴とする画像処理装置。
  11. 複数のドットからなる画像を形成する画像形成装置用の画像データを処理するプリンタドライバにおいて、
    請求項9記載の画像処理方法を実行する手段を含むことを特徴とするプリンタドライバ。
  12. 複数のドットからなる画像を形成する画像形成装置において、
    請求項9記載の画像処理方法を実行する手段を含むことを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12記載の画像形成装置は、インクジェット記録装置又は熱転写記録装置であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 圧電素子の変位によって加圧液室の一部を構成する振動板を変形させ、体積変化による圧力によってインクを噴射するヘッドユニットを備え、請求項9記載の画像処理方法を実行する手段を含むことを特徴とするインクジェット記録装置。
  15. 加圧液室に充填したインクを急加熱し膜沸騰による体積変化を利用してインクを噴射するヘッドユニットを備え、請求項9記載の画像処理方法を実行する手段を含むことを特徴とするインクジェット記録装置。
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