JP2007335595A - スプライシング検出装置を備えた部品供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに接続する2つのキャリアテープの間にたとえ隙間が生じていても、キャリアテープの接続部を確実に検出できるようにしたスプライシング検出装置を備えた部品供給装置を提供する。
【解決手段】スプライシング検出装置は、第1の供給リールに巻回されたキャリアテープ14Aの終端部14A1および第2の供給リールに巻回されたキャリアテープ14Bの始端部14B1の何れか一方の長手方向に沿った端面14aに設けられた切欠き部27と、切欠き部27に係合する係合部35a、35bを備えた係合部材と、係合部材の係合部35a、35bが切欠き部27に係合したことを検出する検出センサとを備え、係合部材の係合部35a、35bは、キャリアテープ14Aの長手方向に少なくとも2点以上で係合するように付勢されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の部品を保持した2つのキャリアテープの接続部を検出するスプライシング検出装置を備えた部品供給装置に関するものである。
従来、部品実装装置に装備される部品供給装置では、複数の部品を一定の間隔で保持したキャリアテープが供給リールに巻回され、キャリアテープに穿設した送り穴に係合するスプロケットを駆動することにより、供給リールに巻回されたキャリアテープを所定ピッチずつ送って部品を部品供給位置に供給し、部品吸着装置によって部品を部品実装装置に搬送するようになっている。
この種の部品供給装置においては、1つの供給リールに保持された部品の残量が少なくなった場合に、同一種類の部品を保持した別の供給リールに巻回したキャリアテープの始端部を、残量が少なくなったキャリアテープの終端部に接続する、いわゆる、スプライシングを行うようにしている。このスプライシングによって、部品の供給を継続して行うことができるので、部品の補給のために部品実装装置の運転を停止させる必要がなく、部品実装装置の稼動率を向上することができる。
ところで、スプライシングに当たっては、供給リールに付与された識別コード等に基づいて、残量が少なくなったキャリアテープに保持された部品と異なる部品を保持したキャリアテープが接続されることがないようにしているが、オペレータの操作ミス等によって、誤ったキャリアテープが接続される恐れがあるため、どの時点から誤った部品が実装されたかを認識できることが必要となる。このために、この種の部品供給装置においては、2つのキャリアテープの接続部(スプライシング部)を検出するスプライシング検出装置が設けられている。
このようなスプライシング検出装置を備えた部品供給装置が、例えば特許文献1に記載されている。かかる特許文献1に記載のものは、2本のテーピング電気部品(62)の各キャリアテープを金属製の接続片(100)により接続し、この金属片をテーピング電気部品の移動経路中に設けた一対の電極(166)等からなる金属検出器によって検出することにより、テーピング電気部品の接続部(103)を検出するようにしたものである。
特開2000−13092号公報(段落0024〜0026、図16)
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、合成樹脂製あるいは紙製の接続片でキャリアテープを接続したものには採用することができない。このために、接続片の材質に係わらず、キャリアテープの接続部を検出できるものとして、キャリアテープに切欠き部を形成するとともに、この切欠き部に係合可能な係合部材を設け、この切欠き部に係合部材が嵌り込む動作を利用して、キャリアテープの接続部を検出センサによって検出することが考えられる。
ところで、このような検出方式においては、係合部材として一般に、キャリアテープの端面に点接触で当接する、例えば、丸棒のような部材を用いることが考えられるが、このようなものにおいては、図9(B)に示すように、新旧2つのキャリアテープ14A、14Bの接続部の端部が捲くれる等して、接続された両キャリアテープ14A、14Bの間に隙間CLが生じてしまうと、この隙間CLに係合部材1が嵌り込み、この係合部材1の作動に検出センサが誤反応したり、あるいは、隙間CLに係合部材1が引っかかって、キャリアテープ14A、14Bの動作不良を発生する恐れがあった。
本発明は、上記した従来の不具合を解消するためになされたもので、互いに接続された2つのキャリアテープの間にたとえ隙間が生じていても、キャリアテープの接続部を確実に検出できるようにしたスプライシング検出装置を備えた部品供給装置を提供することを目的とするものである。
上記した課題を解決するために、請求項1に係る発明の特徴は、複数の部品を所定の間隔で保持するとともに、複数の送り穴を所定の間隔で穿設した細長いキャリアテープを所定ピッチずつ送り出して前記部品を部品供給位置に供給する部品供給装置において、第1の供給リールに巻回された前記キャリアテープの終端部と、別の第2の供給リールに巻回されたキャリアテープの始端部とを接続する接続部を検出するスプライシング検出装置を備え、該スプライシング検出装置は、前記第1の供給リールに巻回された前記キャリアテープの終端部および前記第2の供給リールに巻回されたキャリアテープの始端部の何れか一方の長手方向に沿った端面に設けられた切欠き部と、該切欠き部に係合する係合部を備えた係合部材と、該係合部材の係合部が前記切欠き部に係合したことを検出する検出センサとを備え、前記係合部材の係合部は、前記キャリアテープの長手方向に少なくとも2点以上で係合するように付勢されていることである。
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1において、前記切欠き部は、前記キャリアテープの長手方向に間隔を有して形成された複数の係合凹部からなり、前記係合部材は、前記複数の係合凹部に係合する複数の係合部を備えていることである。
請求項3に係る発明の特徴は、請求項2において、前記複数の係合凹部は、前記複数の送り穴相互の間にそれぞれ形成されていることである。
請求項4に係る発明の特徴は、請求項2または請求項3において、前記係合部材は、開口を形成することによって、該開口の両端部に前記複数の係合部を形成していることである。
請求項5に係る発明の特徴は、請求項1ないし請求項4の何れか1項において、前記切欠き部の前記キャリアテープの後方側には傾斜面が形成され、前記係合部材には前記切欠き部の傾斜面に係合する傾斜面が形成されていることである。
上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、第1の供給リールに巻回されたキャリアテープの終端部および第2の供給リールに巻回されたキャリアテープの始端部の何れか一方の長手方向に沿った端面に設けられた切欠き部と、切欠き部に係合する係合部を備えた係合部材と、係合部材の係合部が切欠き部に係合したことを検出する検出センサとを備え、係合部材の係合部は、キャリアテープの長手方向に少なくとも2点以上で係合するように付勢されているので、仮に2つのキャリアテープの接続部の接続が悪く、両キャリアテープの間に隙間が生じたとしても、この隙間に係合部材の係合部が嵌り込むことがない。これによって、検出センサが誤って動作したり、あるいは、隙間に係合部が嵌り込むことによるキャリアテープの動作不良を確実に回避することができる。
上記のように構成した請求項2に係る発明によれば、切欠き部は、キャリアテープの長手方向に間隔を有して形成された複数の係合凹部からなり、係合部材は、複数の係合凹部に係合する複数の係合部を備えているので、係合部材は複数の係合部が複数の係合凹部に同時に係合しない限り作動されることがなく、請求項1と同様な効果が期待できる。
上記のように構成した請求項3に係る発明によれば、複数の係合凹部は、複数の送り穴相互の間にそれぞれ形成されているので、複数の係合凹部を形成する場合でも、キャリアテープの幅を大きくする必要がない。
上記のように構成した請求項4に係る発明によれば、係合部材は、開口を形成することによって、開口の両端部に複数の係合部を形成しているので、複数の係合部を容易に形成することができる。
上記のように構成した請求項5に係る発明によれば、切欠き部のキャリアテープの後方側には傾斜面が形成され、係合部材には切欠き部の傾斜面に係合する傾斜面が形成されているので、キャリアテープの送りを何ら拘束することなく、しかも、係合部材の動作量を大きくすることができ、確実な検出を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。図1において、10は、テープ式フィーダからなる部品供給装置を示し、当該部品供給装置10の本体11には、供給リール12が回転可能、かつ着脱可能に装着されている。供給リール12には、所定個数の部品13を一定のピッチ間隔に保持したキャリアテープ14が巻回されている。キャリアテープ14は、図4に示すように、所定の幅で細長く形成され、キャリアテープ14の長手方向に、例えば、エンボスからなる部品収納部15を一定のピッチ間隔に設けたものである。部品収納部15には、回路基板に実装される部品(電気部品)13がそれぞれ収納保持されている。部品収納部15の開口は、キャリアテープ14に貼り付けられたカバーテープ16によって覆われ、キャリアテープ14とカバーテープ16とによって部品13がテーピングされている。キャリアテープ14の幅方向の一端側には、送り穴17が部品13と同一のピッチ間隔で形成され、これら送り穴17は部品収納部15の各間に配置されている。
なお、図示してないが、供給リール12の側面には、識別コードが付与され、識別コードを読取ることにより、部品13の型番,寸法,キャリアテープ14に保持された部品13の個数、保持ピッチ、あるいはまた、キャリアテープ14がエンボスキャリヤ型であるかパンチキャリヤ型であるか等を識別できるようになっている。
部品供給装置10の本体11には、供給リール12に巻回されたキャリアテープ14を1ピッチずつ送り出して、部品13を本体11の先端部に設けられた部品供給位置18に1個ずつ移送する部品移送装置20と、部品移送装置20と供給リール12との間に配置され、キャリアテープ14のスプライシング部(接続部)を検出するためのスプライシング検出装置30がそれぞれ配設されている。
部品移送装置20は、キャリアテープ14を部品供給位置18に案内するガイド部21と、本体11に回転可能に支承されキャリアテープ14の送り穴17に係合するスプロケット22と、スプロケット22を1ピッチ分ずつ回転させる図略のモータとを備えている。ガイド部21は、スプライシング検出装置30と部品供給位置18との間に配設され、これによって、供給リール12より送り出されたキャリアテープ14は、ガイド部21に案内されながら定められた搬送路23上を搬送される。
スプロケット22がモータによって1ピッチ分回動されると、キャリアテープ14がスプロケット22により1ピッチ分送られ、部品供給位置18に部品収納部15に収納された部品13が1個ずつ供給される。部品供給位置18に供給された部品13は、図略の部品移載装置の吸着ノズルに吸着されて部品実装装置の実装位置に移送され、基板に実装される。部品13が取り出されたキャリアテープ14は、本体11の下方に回収され、一方、カバーテープ16は部品供給位置18の手前で引き剥がされ、複数のローラ24に案内されながら所定位置に排出される。
キャリアテープ14の残りが少なくなると、このキャリアテープ14(以下、第1のキャリアテープ14Aと称する)に、新しい別のキャリアテープ14(以下、第2のキャリアテープ14Bと称する)を接続して補給するようになっている。図5には、第1のキャリアテープ14Aの終端部14A1と、第2のキャリアテープ14Bの始端部14B1とを、接続金具等の接続部材25で接続した状態を示している。
第2のキャリアテープ14Bには、上記したキャリアテープ14(第1のキャリアテープ14A)と同様に、長手方向に部品収納部15が第1のキャリアテープ14Aと同一のピッチ間隔で形成され、これら部品収納部15に同一の部品13がそれぞれ収納保持されている。また、第2のキャリアテープ14の幅方向の一端側には、第1のキャリアテープ14Aと同一のピッチ間隔で送り穴17が形成されている。部品収納部15の開口は、第2のキャリアテープ14Bに貼り付けたカバーテープによって覆われているが、図5ではカバーテープを省略して示している。
第1のキャリアテープ14Aの終端部14A1の近傍における長手方向に沿った端面14a、具体的には、送り穴17が形成された側の端面14aには、第1および第2のキャリアテープ14A、14Bのスプライシング部(接続部)を認識するための切欠き部27が形成されている。切欠き部27は、第1のキャリアテープ14Aの終端部14A1の端より所定距離L0隔てた位置に形成されている。切欠き部27は、送り穴17の両側に形成された2つの係合凹部27a、27bからなり、これら係合凹部27a、27bは、隣合う送り穴17の各間に形成されており、係合凹部27a、27bの深さは、各送り穴17の中心を結ぶ線上近くまで達している。
2つの係合凹部27a、27bは同一の形状をなしており、略鋸歯状に形成されている。すなわち、図6に詳細図示するように、係合凹部27a、27bの第1のキャリアテープ14Aの進行方向の前側には、第1のキャリアテープ14Aの長手方向に略直角をなす第1面27a1が形成され、第1のキャリアテープ14Aの進行方向の後側には、第1のキャリアテープ14Aの長手方向に対して緩やかに傾斜する第2面27a2が形成され、第1面27a1と第2面27a2は、第1のキャリアテープ14Aの長手方向に平行な僅少幅の底面27a3によって互いに接続されている。なお、2つの係合凹部27a、27bは、必ずしも同一形状である必要はなく、別々の形状であっても差し支えない。
スプライシング検出装置30は、図2および図3に示すように、本体11に取付けられた支持ブロック31と、支持ブロック31に取付けられた支持軸32に回動可能に支持された係合部材33と、係合部材33の回動を検出する検出センサ34とによって、主に構成されている。
支持軸32は、キャリアテープ14の長手方向に平行に取付けられ、この支持軸32に係合部材33の中央部に形成した貫通穴33aが嵌合されている。貫通穴33aを中心にして、係合部材33の一端側には、送り穴17の配列ピッチよりも僅かに大きな幅の扁平なプレート状の係合レバー部35が形成され、係合部材33の他端側には、検出レバー部36が形成されている。
係合レバー部35は、係合部材33の回動によってキャリアテープ14の端面14aに当接(係合)可能となっており、支持ブロック31と検出レバー部36との間に介挿されたスプリング37の付勢力によって、キャリアテープ14の端面14aに常時当接するようになっている。扁平なプレート状の係合レバー部35には、略矩形状の開口38が貫通され、この開口38の形成によって開口38の両端部に、すなわち、係合レバー部35のキャリアテープ14の長手方向の2個所に、キャリアテープ14の長手方向に所定量離間した2つの係合部35a、35bを形成している。2つの係合部35a、35bは、図4に示すように、第1のキャリアテープ14Aに形成された2つの係合凹部27a、27bに合致する形状に形成されている。
検出レバー部36は、検出センサ34の検出ブロック40のスリット40aを横切るように配置されている。検出センサ34は、一例として、検出ブロック40のスリット40aを横切るように光を照射する光源と、この光源からの光を検知する光センサとを有し、光源からの光が遮断されることにより、検出信号を発する透過式センサによって構成されている。これにより、2つの係合部35a、35bが、第1のキャリアテープ14Aに形成された2つの係合凹部27a、27bに係合する角度位置に係合部材33が回動されたとき、検出ブロック40のスリット40a内に位置する検出レバー部36によって光源からの光が遮断され、係合部35a、35bと係合凹部27a、27bとの係合を検出できるようになっている。
なお、検出センサ34としては、上記した透過式センサに限定されるものではなく、検出レバー部36の表面からの反射光を検出する反射式センサ、あるいは検出レバー部36に感応する近接センサ等の他のセンサを用いることもできる。
スプライシング検出装置30の支持ブロック31には、図3に示すように、搬送路23上を搬送されるキャリアテープ14の下面を支持する支持体41が設けられ、支持体41の上面には、部品収納部15を収容する凹部41aが形成されている。また、支持ブロック31には、支持体41の上面を覆うようにカバー42が取付けられ、このカバー42の上方ガイド部42aと支持体41との間を、キャリアテープ14が通過できるようになっている。キャリアテープ14の上面とカバー42の上方ガイド部42aとの間には、板ばね43が介挿され、この板ばね43のばね力によってキャリアテープ14を支持体41の上面に当接する位置に押圧し、スプライシング検出装置30を通過するキャリアテープ14を位置決めするようになっている。
次に、本実施の形態における作動について説明する。部品13を基板上に実装する場合には、図略のモータによるスプロケット22の駆動により、キャリアテープ14が1ピッチ分送られ、部品供給位置18に部品13が1個ずつ供給される。なお、この際、キャリアテープ14に貼付されたカバーテープ16は、部品供給位置18の手前で引き剥がされ、ローラ24に案内されて所定位置に排出される。部品13が部品供給位置18に供給されると、図略の部品移載装置の吸着ノズルにより部品13が吸着されて、部品実装装置内の実装位置に移送され、部品実装装置によって基板に実装される。
このような部品実装作業が行われる度に、図略の制御装置において、当該部品13に対応する識別コードの部品残量が順次減算される。そして、供給リール12に巻回された第1のキャリアテープ14Aに保持された部品13の残数が所定数以下になると、制御装置より部品補給指令が出力され、作業者によって部品13の補給作業(スプライシング作業)が実行される。
この場合、制御装置は、部品13の残数が所定数以下になった供給リール12の識別コードを対応表から検索し、交換リールとして表示装置に表示するので、作業者は、交換リールに設けられた識別コードに見て必要なリールの種類を特定することができる。
ところで、部品13の補給作業は、部品13の残数が所定以下になった第1のキャリアテープ14Aを巻回していた供給リール12を部品供給装置10の本体11より取外し、次いで、部品13を保持した第2のキャリアテープ14Bを一杯に巻回した別の供給リールを本体11にセットすることにより行われる。そして、第2のキャリアテープ14Bを供給リールより引き出し、図5に示すように、第1のキャリアテープ14Aの終端部14A1と、第2のキャリアテープ14Bの始端部14B1とを接続部材25によって接続する。なお、第1のキャリアテープ14Aの終端部14A1および第2のキャリアテープ14Bの始端部14B1は、送り穴の部分で図略のテープ接続工具を用いて、接続部材25を介し互いに接続されるが、かかるテープ接続工具としては、例えば、特開平11−40984号公報に記載のものを使用できる。
接続部材25によって接続された第1および第2のキャリアテープ14A、14Bは、スプロケット22の駆動により、第2の供給リール12より送り出され、第1のキャリアテープ14Aの終端部14A1がスプライシング検出装置30を通過する際に、第1のキャリアテープ14Aの端面14aに形成された切欠き部27の2つの係合凹部27a、27bに、係合部材33の2つの係合部35a、35bがそれぞれ係合(図5および図6の2点鎖線参照)すると、係合部材33がスプリング37の付勢力によって支持軸32を中心に回動する。これによって、図7に示すように、検出レバー部36が検出センサ(透過式センサ)34の光源からの光を遮断する位置に位置決め保持され、検出センサ(透過式センサ)34より検出信号が発せられる。このようにして、第1のキャリアテープ14Aに形成された切欠き部27がスプライシング検出装置30を通過したことが検出できる。
この際、スプライシング検出装置30を通過するキャリアテープ14は、板ばね43のばね力により支持体41の上面に当接する位置に位置決めされているので、係合部材33の係合部35a、35bと切欠き部27の係合凹部27a、27bとの係合を的確に行うことができる。
なお、係合部材33の2つの係合部35a、35bが第1のキャリアテープ14Aに形成された2つの係合凹部27a、27bに係合している状態から、スプロケット22が駆動されると、係合凹部27a、27bの第2面(傾斜面)27a2の作用によって、係合部材33がスプリング37の付勢力に抗してスムーズに回動復帰され、再び第1のキャリアテープ14Aの端面14aに当接されるようになる。
この場合、切欠き部27と第1のキャリアテープ14Aの終端部14A1の端までの距離L0は予め知られており、しかも、スプライシング検出装置30から部品供給位置18までの距離も既知であるので、制御装置において、第2のキャリアテープ14Bに保持された最初の部品13が、どのタイミングで部品供給位置18に供給されたかを認識することができる。
このようにして、互いに接続された第1および第2のキャリアテープ14A、14Bの接続位置を認識することができ、これによって、所定のタイミングで第2のキャリアテープ14Bに保持された部品13の残量管理を開始することができるとともに、もし仮に、作業者が誤ったキャリアテープを接続した場合でも、どのタイミングより誤った部品が基板に実装されたかを容易に知ることができ、不良品の回収を適切かつ効率的に行うことができる。
上記した実施の形態によれば、スプライシング検出装置30を構成する切欠き部27および係合部材33が、それぞれ2つずつの係合凹部27a、27bおよび係合部35a、35bを備えているので、仮に、図9(A)に示すように、第1および第2のキャリアテープ14A、14Bの接続部の端部が捲くれる等して、接続された両キャリアテープ14A、14Bの間に隙間CLが生じていても、その隙間CLにいずれか一方の係合部35aもしくは35bが対応しても、他方の係合部35bもしくは35aが第1のキャリアテープ14Aの端面14aに係合(当接)していることにより、係合部材33が回動されることがなく、検出センサ34が誤反応したり、キャリアテープの動作不良を発生することがない。
しかも、2個所の係合凹部27a、27bは、複数の送り穴17の各間に形成されているので、2個所の係合凹部27a、27bを形成しても、キャリアテープ14の幅を大きくする必要がなく、また、係合部35a、35bは、係合レバー部35に開口38を設けることにより、開口38の両端部に形成したので、2個所の係合部35a、35bをきわめて容易に形成することができる。
しかしながら、2個所の係合部35a、35bは、上記した実施の形態で述べた構成に限定されるものではなく、例えば、扁平なプレート上に2つの突出部をキャリアテープ14の長手方向に間隔を有して形成して、係合部としてもよい。
図8は、キャリアテープの別の形態を示すもので、図8(A)に示すキャリアテープ114は、先の実施の形態で述べたキャリアテープ14に比べて、幅および長さの小さな部品113を収納保持したもので、2つの係合凹部127a、127bからなる切欠き部127は、キャリアテープ114の終端部114A1の端より予め設定された距離L1隔てた位置に形成され、また、部品113を収納保持する収納保持部115のピッチP2は、送り穴117のピッチP1の1/2に設定されている。これにより、送り穴117に係合するスプロケットを半ピッチ分ずつ駆動することにより、部品113を部品供給位置に供給できるようにしている。なお、図中、25は、2つのキャリアテープ114を接続する接続部材である。
一方、図8(B)に示すキャリアテープ214は、先の実施の形態で述べたキャリアテープ14に比べて、幅および長さの大きな部品213を収納保持したもので、2つの係合凹部227a、127bからなる切欠き部227は、キャリアテープ214の終端部214A1の端より予め設定された距離L2隔てた位置に形成され、また、部品213を収納保持する収納保持部215のピッチP3は、送り穴217のピッチP1の2倍に設定されている。これにより、送り穴217に係合するスプロケットの2ピッチ分の駆動により、部品213を部品供給位置に供給できるようにしている。
上記した実施の形態においては、キャリアテープ14に形成した2つの係合凹部27a、27bからなる切欠き部27に係合する係合部材33の2つの係合部35a、35bを、キャリアテープ14の長手方向に2点で係合するように付勢した例で説明したが、厳密な意味で、2点で係合させる必要はなく、2つの係合部35a、35bの突出量を僅かに違えて形成し、常時は1点でキャリアテープ14の端面14aに係合させるような変更は、実質的に本発明の技術的思想の範囲内である。
また、上記した実施の形態においては、キャリアテープ14に形成した2つの係合凹部27a、27bからなる切欠き部27を形成し、これら係合凹部27a、27bに係合する2つの係合部35a、35bを係合部材33に形成したが、係合凹部および係合部の数は、2つに限定されるものではなく、複数であればよい。なお、係合凹部および係合部の数を、例えば3つにする場合には、係合レバー部35に2つの開口38をキャリアテープ14の長手方向に間隔を有して形成することにより、2つの開口38の両端部(2つの開口38の各内側の端部は共通部分)に合計3つの係合部を容易に形成することができる。
また、キャリアテープ14の端面14aに係合する複数の係合点の数を無限大とした、すなわち、キャリアテープの長手方向に連続した長さを有する1つの切欠き部および係合部にしてもよく、請求項1における「少なくとも2点以上で係合する」とは、これらの形態も包含するものである。
さらに、上記した実施の形態においては、2つの係合凹部27a、27bからなる切欠き部27を、第1のキャリアテープ14Aの終端部14A1側に形成した例について述べたが、切欠き部27は、第2のキャリアテープ14Bの始端部14B1側に形成することもできる。
斯様に、上記した実施の形態で述べた具体的構成は、本発明の一例を示したものにすぎず、本発明はこのような具体的構成に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の態様を採り得ることは勿論である。
本発明の実施の形態を示すテープ式フィーダからなる部品供給装置の正面図である。 図1の要部を拡大したスプライシング検出装置を示す図である。 図2の3−3線に沿って切断した断面図である。 キャリアテープの一例を示す図である。 2つのキャリアテープを接続した状態を示す図である。 図5の要部拡大図である。 図3の作動状態を示す図である。 キャリアテープの別の実施形態を示す図である。 本発明の実施の形態と従来例との比較を示すもので、(A)は本発明の実施の形態を、(B)は従来例を示す図である。
符号の説明
10・・・部品供給装置、11・・・本体、12・・・供給リール、13・・・部品、14(14A、14B)・・・キャリアテープ、14a・・・端面、14A1・・・終端部、14B1・・・始端部、15・・・部品収納部、17・・・送り穴、18・・・部品供給位置、20・・・部品移送装置、21・・・ガイド部、22・・・スプロケット、25・・・接続部材、27・・・切欠き部、27a、27b・・・係合凹部、30・・・スプライシング検出装置、31・・・支持ブロック、32・・・支持軸、33・・・係合部材、34・・・検出センサ、35a、35b・・・係合部、37・・・スプリング、38・・・開口、40・・・検出ブロック、41・・・支持体、42・・・カバー、43・・・板ばね。

Claims (5)

  1. 複数の部品を所定の間隔で保持するとともに、複数の送り穴を所定の間隔で穿設した細長いキャリアテープを所定ピッチずつ送り出して前記部品を部品供給位置に供給する部品供給装置において、
    第1の供給リールに巻回された前記キャリアテープの終端部と、別の第2の供給リールに巻回されたキャリアテープの始端部とを接続する接続部を検出するスプライシング検出装置を備え、
    該スプライシング検出装置は、前記第1の供給リールに巻回された前記キャリアテープの終端部および前記第2の供給リールに巻回されたキャリアテープの始端部の何れか一方の長手方向に沿った端面に設けられた切欠き部と、該切欠き部に係合する係合部を備えた係合部材と、該係合部材の係合部が前記切欠き部に係合したことを検出する検出センサとを備え、前記係合部材の係合部は、前記キャリアテープの長手方向に少なくとも2点以上で係合するように付勢されていることを特徴とするスプライシング検出装置を備えた部品供給装置。
  2. 請求項1において、前記切欠き部は、前記キャリアテープの長手方向に間隔を有して形成された複数の係合凹部からなり、前記係合部材は、前記複数の係合凹部に係合する複数の係合部を備えていることを特徴とするスプライシング検出装置を備えた部品供給装置。
  3. 請求項2において、前記複数の係合凹部は、前記複数の送り穴相互の間にそれぞれ形成されていることを特徴とするスプライシング検出装置を備えた部品供給装置。
  4. 請求項2または請求項3において、前記係合部材は、開口を形成することによって、該開口の両端部に前記複数の係合部を形成していることを特徴とするスプライシング検出装置を備えた部品供給装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項において、前記切欠き部の前記キャリアテープの後方側には傾斜面が形成され、前記係合部材には前記切欠き部の傾斜面に係合する傾斜面が形成されていることを特徴とするスプライシング検出装置を備えた部品供給装置。
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