JP2007335013A - 制御装置および記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る障害を予測して回避することが可能な記憶装置を提供することを課題とする。
【解決手段】この磁気ディスク装置は、初期状態(すなわち、データの読み出しまたは書き込みを正常に実行できる状態)時におけるAGCの値をAGC基準値として予め設定して所持する。また、この磁気ディスク装置は、例えば、定期的にヘッドの異常浮上回数を測定するための測定時間を設定した後に、ディスク媒体内に設けた測定ゾーンについてAGCの値を監視して、AGCの値からヘッドの異常浮上を検出するとともに、測定時間内に検出された異常浮上の回数を記録する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを少なくとも行うヘッドからの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能を備えた記憶装置の制御装置および記憶装置に関する。
従来より、例えば、磁気ディスク装置のようなデータを記憶する記憶装置において、データの読み出しや書き込み処理を正常に行えるようにして、データ破壊を防止する技術が提案されている(特許文献1参照)。
この従来技術の一つについて簡単に説明すると、図13に例示するように、ホストインタフェースなどで上位装置と接続された磁気ディスク装置1(図11および図12参照)においてデータの書き込み処理を行っている最中に、ヘッド14がディスク媒体15の表面26に付着しているゴミに接触すると、接触の衝撃で一時的に浮上して22の方向へ移動する結果、ヘッド14とディスク媒体の表面26との間に余分な距離23が発生し、ヘッド14の磁界24がディスク媒体の表面26に届かないためにデータが書き込まれない可能性がある。この場合、磁気ディスク装置1は、サーボ領域をヘッドが通過して読み出す際に、弱くなったヘッド14からの出力信号が自動増幅調整機能(AGC:Auto Gain Control)により増幅されることからヘッド14が浮上している状態を把握して、データの書き込み処理を正常に実行できないものと判断し、データ書き込み処理を中断してデータ破壊を防止するとともに、データの書き込み処理を再試行するようにしている。
特開平9−139040号公報
しかしながら、上記した従来の技術は、磁気ディスク装置において、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る障害を予測して回避することは難しいという問題点があった。すなわち、従来の技術は、ヘッドの浮上を監視して、データの書き込み処理等を正常に実行できない程度のヘッドの浮上を検出した場合には、一旦データの書き込み処理等を中止して再試行するなど、ヘッドの浮上に対処するだけのものであり、ディスク媒体の欠損などで発生したゴミが累積し、やがてこのゴミとヘッドの衝突によってヘッドが破壊されるなどの致命的な障害を予測して回避することは難しいという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る障害を予測して回避することが可能な制御装置および記憶装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを少なくとも行うヘッドからの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能を備えた記憶装置の制御装置であって、前記自動増幅調整機能による前記出力信号強度が所定の範囲内であるか否かに基づいて、当該ヘッドの異常浮上を検出する異常浮上検出部と、前記異常浮上検出部により検出された前記ヘッドの異常浮上回数を計数する異常浮上回数計数部と、前記異常浮上回数計数部により計数された前記異常浮上回数を記憶領域に記憶する異常浮上回数記憶部と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、記憶媒体(例えば、磁気ディスク媒体)からサーボデータを読み出した際に、ヘッドからの信号を自動増幅する調整機構である自動増幅調整機能(AGC:Auto Gain Control)信号出力強度が所定の範囲内(正常に読み書きが行える状態時の増幅率)であるか否かに基づいて、ヘッドの異常浮上を検出するとともに、その異常浮上回数を計数して記憶するので、ディスク媒体表面に付着しているゴミがヘッドに及ぼしているダメージを把握するためのデータを得ることができ、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る記憶装置の障害(例えば、ディスク媒体の欠損などで発生したゴミとの衝突によるヘッド破壊など)を予測して回避することが可能である。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記異常浮上検出部は、前記記憶媒体のゾーンごとに前記ヘッドの異常浮上を検出することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、所定の記憶媒体内のゾーンごとにヘッドの異常浮上を検出するので、移動速度が異なるディスク媒体のゾーンに応じたヘッドの浮上分を考慮してヘッドの異常浮上を検出することができ、ディスク媒体全体について、その表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る障害を予測して回避することが可能である。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記異常浮上検出部は、前記ヘッドの異常浮上を定期的に検査することを特徴とする。
請求項3の発明によれば、ヘッドの異常浮上を定期的に検査するので、処理負荷を軽減しつつ、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る記憶装置の障害を適宜予測して極力回避することが可能である。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記異常浮上回数計数部により計数された前記ヘッドの異常浮上回数に基づいて、前記ヘッドに障害が発生する可能性があるか否か予測する障害予測部をさらに備えたことを特徴とする。
請求項4の発明によれば、ヘッドの異常浮上回数に基づいてヘッドに障害が発生する可能性があるか否か予測するので、例えば、時間区分ごとに計数したヘッドの異常浮上回数が増加傾向にある場合や、ヘッドの異常浮上回数が予め設定した閾値を超えている場合など、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して記憶装置に障害が発生する可能性が高いと予測することが可能である。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記障害予測部により前記ヘッドに障害が発生する可能性があると予測された場合に、上位装置に対して警告を通知する警告通知部をさらに備えたことを特徴とする。
請求項5の発明によれば、ヘッドに障害が発生する可能性があると予測された場合に、上位装置に対して警告を通知するので、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して記憶装置に障害が発生し得ることを上位装置に把握させることができ、記憶装置の信頼性を向上させることが可能である。
また、請求項6に係る発明は、記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを少なくとも行うヘッドからの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能を備えた記憶装置であって、前記自動増幅調整機能による前記出力信号強度が所定の範囲内であるか否かに基づいて、当該ヘッドの異常浮上を検出する異常浮上検出部と、前記異常浮上検出部により検出された前記ヘッドの異常浮上回数を計数する異常浮上回数計数部と、前記異常浮上回数計数部により計数された前記異常浮上回数を記憶領域に記憶する異常浮上回数記憶部と、を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明によれば、記憶媒体(例えば、磁気ディスク媒体)からサーボデータを読み出した際に、ヘッドからの信号を自動増幅する調整機構である自動増幅調整機能(AGC:Auto Gain Control)信号出力強度が所定の範囲内(正常に読み書きが行える状態時の増幅率)であるか否かに基づいて、ヘッドの異常浮上を検出するとともに、その異常浮上回数を計数して記憶するので、ディスク媒体表面に付着しているゴミがヘッドに及ぼしているダメージを把握するためのデータを得ることができ、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る記憶装置の障害(例えば、ディスク媒体の欠損などで発生したゴミとの衝突によるヘッド破壊など)を予測して回避することが可能である。
本発明によれば、ディスク媒体表面に付着しているゴミがヘッドに及ぼしているダメージを把握するためのデータを得ることができ、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る記憶装置の障害(例えば、ディスク媒体の欠損などで発生したゴミとの衝突によるヘッド破壊など)を予測して回避することが可能であるとともに、本機能を記憶装置に適用することで、記憶装置のヘッドがゴミとの衝突などにより破損する危険性を、事前に把握できるようになるため、上位装置または上位装置の使用者は、記憶装置の交換など、データの喪失にいたらないようにするための処置を適切なタイミングで実施することができ、データの喪失による損害を回避できる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る制御装置および記憶装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、本発明に係る制御装置を適用した磁気ディスク装置を実施例1として説明した後に、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
以下の実施例1では、実施例1に係る磁気ディスク装置の概要および特徴、磁気ディスク装置の構成および処理を順に説明し、最後に実施例1による効果を説明する。
[磁気ディスク装置の概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図1を用いて、実施例1に係る磁気ディスク装置の概要および特徴を説明する。図1は、実施例1に係る磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る磁気ディスク装置は、記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを行うヘッド(ヘッドスライダとも言う)に設けられたリード部(MR素子)からの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能(AGC:Auto Gain Control)を備え、例えば、ヘッドの浮上を監視することなどを概要とするが、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る磁気ディスク装置の障害(例えば、ディスク媒体の欠損などで発生したゴミとの衝突によるヘッド破壊など)を予測して回避する点に主たる特徴がある。
この主たる特徴について具体的に説明すると、この磁気ディスク装置は、初期状態(すなわち、データの読み出しまたは書き込みを正常に実行できる状態)時におけるAGCの値をAGC基準値として予め設定して所持する。ここで、AGC(Auto Gain Control)とは、ディスク媒体からサーボデータを読み出した際に、ヘッドのリード部から出力される信号を自動増幅する調節機構をいい、例えば、ヘッドが浮上してディスク媒体から離れると、ヘッド先端に発生している磁界のディスク媒体への作用が弱まることにより、弱まったヘッドからの出力信号を自動増幅する。
また、この磁気ディスク装置は、例えば、定期的にヘッドの異常浮上回数を測定するための測定タイミングに時間が達すると、ディスク媒体上に設けた測定ゾーンについてAGCの値を監視して(図1の(1)参照)、AGCの値からヘッドの異常浮上を検出するとともに、測定時間内に検出された異常浮上の回数を記録する(図1の(2)参照)。なお、AGCの値からヘッドの異常浮上を検出するのは、磁気ディスク装置に従来から備えられた機構を利用して、特別な機構を備えることなくディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る磁気ディスク装置の障害を予測して回避する趣旨である。
ヘッドの異常浮上の検出について具体的に説明すると、この磁気ディスク装置は、例えば、ディスク媒体15の表面に付着したゴミに衝突すると、ヘッド14とディスク媒体15との間隔が広くなる(ヘッド14が異常浮上する)ことにより、ヘッド14から出力される信号がAGCにより自動増幅されるので、測定実施時のAGCの値がAGC基準値よりも大きくなっている場合には、ヘッドが異常浮上しているものとして検出する。
そして、この磁気ディスク装置は、設定した測定時間区分を示す値(例えば、装置の出荷開始当初からの累積電源投入時間で示された測定開始タイミング、あるいは測定開始タイミングが分かるように適当に整数値に換算した値)、ディスク媒体内の異常浮上測定ゾーンおよび測定時に検出したヘッドの異常浮上の回数をメモリなどに一時的に記録しておいて、最終的にディスク媒体のシステム領域などに記録する。
また、この磁気ディスク装置は、適当なタイミングで(例えば、浮上測定は、各測定タイミングでは一つのゾーンに対してしか測定を行わないようにしてもよく、この場合にはすべてのゾーンの測定が終了したタイミングを本タイミングに選んでよい)、記録した異常浮上回数に基づいて障害予測を行う(図1の(3)参照)。
具体的には、この磁気ディスク装置は、例えば、測定の度に異常浮上回数が増加傾向を示している場合や、異常浮上の累積回数が予め設定した閾値を超えている場合には、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して障害が発生する可能性が高いと予測する。そして、この磁気ディスク装置は、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して障害が発生する可能性が高いと予測した場合には、例えば、磁気ディスク装置に障害が発生する可能性が高いと予測しホストへ警告を通知する。
このようなことから、実施例1に係る磁気ディスク装置は、上述した主たる特徴の如く、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る磁気ディスク装置の障害を予測して回避することが可能である。
[磁気ディスク装置の構成(実施例1)]
次に、図2を用いて、実施例1に係る磁気ディスク装置の構成を説明する。図2は、実施例1に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この磁気ディスク装置1は、ホストとの間でやり取りする各種情報等に関する通信を制御するホストIF制御部2と、バッファメモリ4を制御するバッファ制御部3と、ホストIF制御部2を介してホストとの間でやり取りする情報等を一時的に記憶するバッファメモリ4と、データの読み出し時にリードチャネル6から受け取ったNRZデータ(デジタルデータ)のエラーチェック等を行って、データの読み出しや書き込みを制御するフォーマット制御部5と、AGC(Auto Gain Control:ディスク媒体からサーボデータを読み出した際に、ヘッド14から読み出され、ヘッドIC7から入力された信号を自動増幅する調節機構)6−1を備えるリードチャネル6と、ヘッドIC7と、磁気ディスク装置1の主制御を行うMPU8と、制御用データや制御用プログラムを格納するメモリ9および不揮発メモリ10と、VCM(ボイスコイルモータ)12やSPM(スピンドルモータ)13の動作を制御するサーボ制御部11と、VCM12と、SPM13と、ヘッド14と、ディスク媒体15と、共通バス16、ヘッド監視部17と、障害予測部18とを備える。このうち、MPU8、メモリ9、ディスク媒体15、ヘッド監視部17および障害予測部18が本発明に密接に関連する。
MPU8は、所定の制御プログラム(ファームウェアプログラム)により磁気ディスク装置1に主制御を行う制御部であり、具体的には、障害予測部18による障害予測結果に応じて、ホストに警告を通知する制御等を行う。
メモリ9には、磁気ディスク装置1における各種処理に必要な制御用データや制御用プログラムのなどが記録される。具体的には、図4に例示するように、ヘッド14の異常浮上回数を測定するために設定された測定時間区分(例えば、装置の出荷開始当初からの累積電源投入時間で示された測定開始タイミング、あるいは測定開始タイミングが分かるように適当に整数値に換算した値)、ディスク媒体15内の異常浮上測定ゾーンおよび測定時間内に計数されたヘッド14の異常浮上回数が領域9−1に一時的に記録される。
ディスク媒体15には、各種ユーザデータやシステムデータが記録される他、システムデータが記録されているシステム領域に、例えば、図3に例示するように、デフォルトデータ20や測定データ21が記録される。具体的には、デフォルトデータ20の領域には、図5に例示するように、AGC基準値(すなわち、データの読み出しまたは書き込みを正常に実行できる初期状態時におけるAGCの値)と障害予測のための異常浮上回数の閾値が記録される。
また、測定データ21の領域には、図6に例示するように、ヘッドの異常浮上累積回数、定期的に行われる異常浮上回数の測定時間区分(例えば、測定時の古い順から区分A、B、CおよびD)ごとの異常浮上回数が記録される。区分「A」、「B」、「C」、「D」は、例えば、区分「D」は今回の測定時を示していて、区分「C」はその前の測定タイミング、区分「B」はさらにその前の測定タイミング、区分「A」はさらにその前のタイミングを示す。ディスク装置は、通常、出荷時点からの総電源投入時間を計測する機能を保有しており、これを測定タイミングを決めるためのクロックとして利用する。
ヘッド監視部17は、MPU8の利用されるファームウェアプログラムのプログラムモジュールの一つとして構成されたものであり、ヘッドの異常浮上回数を測定するタイミングがくると、ディスク媒体15内に設けた測定ゾーンについてリードチャネル6内に備えられたAGC6−1の値を監視して、AGCの値からヘッド14の異常浮上検出を調べる。
具体的には、ヘッド監視部17は、測定実施時のAGCの値がAGC基準値よりも大きくなっている場合(例えば、ディスク媒体15の表面に付着したゴミに衝突すると、ヘッド14とディスク媒体15との間隔が広くなることにより、ヘッド14から出される信号がAGCにより自動増幅された場合)には、ヘッド14が異常浮上しているものとして検出する。そして、ヘッド監視部17は、測定時間区分(出荷開始からの、どの測定タイミングにおける測定かを識別する数値、図6参照)、ディスク媒体15内の異常浮上測定ゾーンおよび測定にて検出したヘッド14の異常浮上の回数からなる測定データをメモリ9内の領域9−1になどに一時的に格納しておいて、最終的にディスク媒体15内のシステム領域に格納する。
なお、定期的に設定した測定時間区分ごとにヘッド14の異常浮上を検出するのは、例えば、ヘッドの異常浮上回数が増加傾向にあるか否か把握して、ディスク媒体15の表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る障害をより詳細に予測して回避する趣旨である。
障害予測部18は、MPU8の利用されるファームウェアプログラムのプログラムモジュールの一つとして構成されたものであり、適当なタイミングで(例えば、定期的な測定で全ゾーンの測定が終了した後)、記録した異常浮上回数に基づいて障害予測を行う。具体的には、例えば、図7に例示するように、メモリ9に展開されている測定データから、出荷時からの測定時間区分および異常浮上回数からなるグラフを生成し、測定の度に異常浮上回数が増加傾向を示している場合(すなわち、グラフの傾きが増加傾向である場合)や、異常浮上の累積回数が予め設定した閾値を超えている場合には、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して障害が発生する可能性が高いと予測する。そして、障害予測部18は、障害予測結果に応じた判定を行って(障害が発生する可能性が高いと予測した場合にはホストへの警告が必要と判定して)、例えば、磁気ディスク装置に障害が発生する可能性が高いと予測しホストへ警告を通知する。
[磁気ディスク装置による処理(実施例1)]
次に、図8を用いて、実施例1に係る磁気ディスク装置の電源投入時における処理を説明する。図8は、実施例1に係る磁気ディスク装置の処理の流れを示すフローチャートである。
同図に示すように、磁気ディスク装置1のMPU8は、ファームウェアプログラムにより、ディスク媒体15から制御情報の読み出しを行って(ステップS801)、メモリ9へ格納する。次に、ディスク媒体15から測定データの読み出しを行って(ステップS802)、メモリ9の領域9−1へ展開する(ステップS803)。
なお、自己診断テスト結果を不揮発メモリ10に保持することにより、測定データの展開処理を省略するようにしてもよい。
続いて、図9を用いて、実施例1に係る磁気ディスク装置の異常浮上検出処理を説明する。図9は、実施例1に係る磁気ディスク装置の処理の流れを示すフローチャートである。同図に示すように、磁気ディスク装置1は、適当なタイミングで(例えば、N回目の定期的な測定後)、記録した異常浮上回数に基づいて障害予測を開始する。
そして、本実施例においてファームウェアプログラムのプログラムモジュールとして構成された障害予測部18は、例えば、メモリ9に展開されている測定データから、測定時刻および異常浮上回数からなるグラフを生成し、ヘッド14の異常浮上回数が増加傾向にあるか否か確認する(ステップS901)。その結果、ヘッド14の異常浮上回数が増加傾向にある場合には(ステップS901肯定)、磁気ディスク装置1は、前回測定時もヘッド14の異常浮上回数が増加傾向にあるか否か確認する(ステップS902)。その結果、前回測定時もヘッド14の異常浮上回数が増加傾向にある場合には(ステップS902肯定)、障害予測部18は、障害が発生する可能性が高いと予測して、MPU8は、ホストへ警告が必要と判定する(ステップS903)。
一方、前回測定時はヘッド14の異常浮上回数が増加傾向にない場合には(ステップS902否定)、障害予測部18は、ヘッド14の異常浮上回数(累積回数)が閾値を超えているか否か確認する(ステップS904)。その結果、ヘッド14の異常浮上回数が閾値を超えている場合には(ステップS904肯定)、障害予測部18は、障害が発生する可能性が高いと予測して、MPU8は、ホストへ警告が必要と判定する(ステップS903)。これとは反対に、ヘッド14の異常浮上回数が閾値を超えていない場合には(ステップS904否定)、MPU8は、ホストへ警告は不要と判定する(ステップS905)。
ここで、ステップS901の説明に戻ると、ヘッド14の異常浮上回数が増加傾向にない場合には(ステップS901否定)、障害予測部18は、ヘッド14の異常浮上回数が閾値を超えているか否か確認する(ステップS904)。その結果、ヘッド14の異常浮上回数が閾値を超えている場合には(ステップS904肯定)、障害予測部18は、障害が発生する可能性が高いと予測して、MPU8は、ホストへ警告が必要と判定する(ステップS903)。これとは反対に、ヘッド14の異常浮上回数が閾値を超えていない場合には(ステップS904否定)、MPU8は、ホストへ警告は不要と判定する(ステップS905)。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、所定の記憶媒体(例えば、磁気ディスク媒体)からサーボデータを読み出した際に、ヘッドからの信号を自動増幅する調整機構である自動増幅調整機能(AGC:Auto Gain Control)信号出力強度が所定の範囲内(正常に読み書きが行える状態時の増幅率)であるか否かに基づいて、ヘッドの異常浮上を検出するとともに、その異常浮上回数を計数して記憶するので、ディスク媒体表面に付着しているゴミがヘッドに及ぼしているダメージを把握するためのデータを得ることができ、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る記憶装置の障害(例えば、ディスク媒体の欠損などで発生したゴミとの衝突によるヘッド破壊など)を予測して回避することが可能である。
また、実施例1によれば、ヘッドの異常浮上を一定時間ごとなどの予め定めたタイミングで定期的に検査するので、処理負荷を軽減しつつ、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る磁気ディスク装置の障害を適宜予測して極力回避することが可能である。
また、実施例1によれば、ヘッドの異常浮上回数に基づいてヘッドに障害が発生する可能性があるか否か予測するので、例えば、時間区分ごとに計数したヘッドの異常浮上回数が増加傾向にある場合や、ヘッドの異常浮上回数が予め設定した閾値を超えている場合など、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して磁気ディスク装置に障害が発生する可能性が高いと予測することが可能である。
また、実施例1によれば、ヘッドに障害が発生する可能性があると予測された場合に、上位装置に対して警告を通知するので、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して磁気ディスク装置に障害が発生し得ることを上位装置に把握させることができ、磁気ディスク装置の信頼性を向上させることが可能である。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
(1)衝撃を検出して異常浮上回数から削除
上記の実施例1において、磁気ディスク装置の外部から加えられた衝撃を検出して、例えば、図10に例示するように、その回数をメモリなど記録しておき、計数した異常浮上回数から衝撃回数を控除したもの(回数)を異常浮上回数のデータとして記録するようにしてもよい。
このように、外部からの衝撃によってヘッドが浮上する要因を考慮したことにより正確な異常浮上回数を記録することができ、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る障害を精度よく予測して最大限に回避するが可能である。
(2)ディスク媒体のゾーンごとにヘッドの異常浮上を検出
また、上記の実施例1では、ディスク媒体に設けた所定の測定ゾーンについてAGCの値を監視して、AGCの値からヘッドの異常浮上を検出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ディスク媒体上のユーザ領域を記録密度に応じて複数の測定ゾーンに分け、測定ゾーンごとにAGCの値を監視してヘッドの異常浮上を検出するようにしてもよい。また、定期的に訪れる測定タイミングのうち、一回の測定タイミングでは一つのゾーンについてのみ測定するようにしてもよい。
これにより、移動速度が異なるディスク媒体のゾーンに応じたヘッドの浮上分を考慮してヘッドの異常浮上を検出することができ、ディスク媒体全体について、その表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る障害を予測して回避することが可能である。
(3)常時ヘッドの異常浮上を検出
また、上記の実施例1では、ヘッドの異常浮上を定期的に検出する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ヘッドの異常浮上を常時検出するようにしてもよい。
これにより、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る障害をできる限り予測して最大限に回避することが可能である。
(4)装置構成等
また、図2に示した磁気ディスク装置1の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。また、上記の実施例1では、MPU8のファームウェアプログラムにより実現する手法を説明したがこれに限られず、構成することが可能である。すなわち、磁気ディスク装置1の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、ヘッド監視部17と障害予測部18とを統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、磁気ディスク装置1にて行なわれる各処理機能(例えば、ヘッド監視部17による異常浮上検出処理機能や障害予測部18による障害予測処理機能)は、その全部または任意の一部が、MPUおよび当該MPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
(付記1)記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを少なくとも行うヘッドからの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能を備えた記憶装置の制御装置であって、
前記自動増幅調整機能による前記出力信号強度が所定の範囲内であるか否かに基づいて、当該ヘッドの異常浮上を検出する異常浮上検出部と、
前記異常浮上検出部により検出された前記ヘッドの異常浮上回数を計数する異常浮上回数計数部と、
前記異常浮上回数計数部により計数された前記異常浮上回数を記憶領域に記憶する異常浮上回数記憶部と、
を備えたことを特徴とする制御装置。
(付記2)前記異常浮上検出部は、前記記憶媒体のゾーンごとに前記ヘッドの異常浮上を検出することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記3)前記異常浮上検出部は、所定の時間区分ごとに前記ヘッドの異常浮上を検出し、時間区分における検出状況を複数分記録することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記4)前記異常浮上検出部は、前記ヘッドの異常浮上を常時検出することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記5)前記異常浮上検出部は、前記ヘッドの異常浮上を定期的に検出することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記6)外部から加えられた衝撃を検出する衝撃検出部と、
前記衝撃検出部により検出された衝撃回数を計数する衝撃回数計数部とをさらに備え、
前記異常浮上回数記憶部は、前記異常浮上回数検出部により計数された異常浮上回数から前記衝撃回数計数部により計数された衝撃回数を控除したものを記憶することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記7)前記異常浮上回数計数部により計数された前記ヘッドの異常浮上回数に基づいて、前記ヘッドに障害が発生する可能性があるか否か予測する障害予測部をさらに備えたことを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記8)前記障害予測部は、時系列に記録されたヘッド異常浮上の検出データから、前記ヘッドに障害が発生する可能性があるか否か予測することを特徴とする付記7に記載の制御装置。
(付記9)前記障害予測部により前記ヘッドに障害が発生する可能性があると予測された場合に、上位装置に対して警告を通知する警告通知部をさらに備えたことを特徴とする付記7に記載の制御装置。
(付記10)記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを少なくとも行うヘッドからの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能を備えた記憶装置であって、
前記自動増幅調整機能による前記出力信号強度が所定の範囲内であるか否かに基づいて、当該ヘッドの異常浮上を検出する異常浮上検出部と、
前記異常浮上検出部により検出された前記ヘッドの異常浮上回数を計数する異常浮上回数計数部と、
前記異常浮上回数計数部により計数された前記異常浮上回数を記憶領域に記憶する異常浮上回数記憶部と、
を備えたことを特徴とする記憶装置。
(付記11)前記異常浮上検出部は、前記記憶媒体のゾーンごとに前記ヘッドの異常浮上を検出することを特徴とする付記10に記載の記憶装置。
(付記12)前記異常浮上検出部は、所定の時間区分ごとに前記ヘッドの異常浮上を検出し、時間区分における検出状況を複数分記録することを特徴とする付記10に記載の記憶装置。
(付記13)前記異常浮上検出部は、前記ヘッドの異常浮上を常時検出することを特徴とする付記10に記載の記憶装置。
(付記14)前記異常浮上検出部は、前記ヘッドの異常浮上を定期的に検出することを特徴とする付記10に記載の記憶装置。
(付記15)外部から加えられた衝撃を検出する衝撃検出部と、
前記衝撃検出部により検出された衝撃回数を計数する衝撃回数計数部とをさらに備え、
前記異常浮上回数記憶部は、前記異常浮上回数検出部により計数された異常浮上回数から前記衝撃回数計数部により計数された衝撃回数を控除したものを記憶することを特徴とする付記10に記載の記憶装置。
(付記16)前記異常浮上回数計数部により計数された前記ヘッドの異常浮上回数に基づいて、前記ヘッドに障害が発生する可能性があるか否か予測する障害予測部をさらに備えたことを特徴とする付記10に記載の記憶装置。
(付記17)前記障害予測部は、時系列に記録されたヘッド異常浮上の検出データから、前記ヘッドに障害が発生する可能性があるか否か予測することを特徴とする付記16に記載の記憶装置。
(付記18)前記障害予測部により前記ヘッドに障害が発生する可能性があると予測された場合に、上位装置に対して警告を通知する警告通知部をさらに備えたことを特徴とする付記16に記載の記憶装置。
(付記19)記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを少なくとも行うヘッドからの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能を備えた記憶装置の制御方法であって、
前記自動増幅調整機能による前記出力信号強度が所定の範囲内であるか否かに基づいて、当該ヘッドの異常浮上を検出する異常浮上検出工程と、
前記異常浮上検出工程により検出された前記ヘッドの異常浮上回数を計数する異常浮上回数計数工程と、
前記浮上回数計数工程により計数された前記異常浮上回数を記憶領域に記憶する異常浮上回数記憶工程と、
を備えたことを特徴とする制御方法。
以上のように、本発明に係る記憶装置は、所定の記憶媒体内に記憶されているデータの読み出しまたは書き込みを実行するヘッド先端の磁界に応じた自動増幅調整機能を備えた記憶装置に有用であり、特に、例えば、ディスク媒体表面に付着したゴミ等に起因して発生し得る記憶装置の障害を予測して回避することに適する。
実施例1に係る磁気ディスク装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。 ディスク媒体に記録されるデータを示す図である。 メモリに記録される測定データの構成例を示す図である。 ディスク媒体に記録されるデフォルトデータの構成例を示す図である。 ディスク媒体に記録される測定データの構成例を示す図である。 ヘッドの異常浮上回数の変化を示す図である。 実施例1に係る磁気ディスク装置の処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1に係る磁気ディスク装置の処理の流れを示すフローチャートである。 メモリに記録される測定データの構成例を示す図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
1 磁気ディスク装置
2 ホストIF制御部
3 バッファ制御部
4 バッファメモリ
5 フォーマット制御部
6 リードチャネル
7 ヘッドIC
8 MPU
9 メモリ
10 不揮発メモリ
11 サーボ制御部
12 VCM
13 SPM
14 ヘッド
15 ディスク媒体
16 共通バス
17 ヘッド監視部
18 障害予測部

Claims (6)

  1. 記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを少なくとも行うヘッドからの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能を備えた記憶装置の制御装置であって、
    前記自動増幅調整機能による前記出力信号強度が所定の範囲内であるか否かに基づいて、当該ヘッドの異常浮上を検出する異常浮上検出部と、
    前記異常浮上検出部により検出された前記ヘッドの異常浮上回数を計数する異常浮上回数計数部と、
    前記異常浮上回数計数部により計数された前記異常浮上回数を記憶領域に記憶する異常浮上回数記憶部と、
    を備えたことを特徴とする制御装置。
  2. 前記異常浮上検出部は、前記記憶媒体のゾーンごとに前記ヘッドの異常浮上を検出することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記異常浮上検出部は、前記ヘッドの異常浮上を定期的に検査することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記異常浮上回数計数部により計数された前記ヘッドの異常浮上回数に基づいて、前記ヘッドに障害が発生する可能性があるか否か予測する障害予測部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  5. 前記障害予測部により前記ヘッドに障害が発生する可能性があると予測された場合に、上位装置に対して警告を通知する警告通知部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  6. 記憶媒体に記憶されているデータの読み出しを少なくとも行うヘッドからの出力信号強度を制御する自動増幅調整機能を備えた記憶装置であって、
    前記自動増幅調整機能による前記出力信号強度が所定の範囲内であるか否かに基づいて、当該ヘッドの異常浮上を検出する異常浮上検出部と、
    前記異常浮上検出部により検出された前記ヘッドの異常浮上回数を計数する異常浮上回数計数部と、
    前記異常浮上回数計数部により計数された前記異常浮上回数を記憶領域に記憶する異常浮上回数記憶部と、
    を備えたことを特徴とする記憶装置。
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