JP4111052B2 - ディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

ディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハード・ディスクのようにメディアとしての磁気ディスク上で磁気ヘッドをスキャンさせながらデータの読み書き動作を行なうディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、保存された貴重なデータの喪失を未然に防止するために自己監視、障害予測機能を備えたディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、複数の属性値について属性限界値を超えたかどうかに応じて障害予測や勧告などを行なうディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、各属性値の推移を関して、属性間の因果関係を特定し障害の原因を推定するディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
【0003】
【従来の技術】
情報処理や情報通信など情報技術の発達とともに、過去において作成・編集した情報についても再利用する必要が生じてきており、このために情報蓄積技術はますます重要となってきている。いままで、磁気テープや磁気ディスクなどさまざまなメディアを利用した情報記録装置が開発され普及している。
【0004】
このうちHDD(Hard Disk Drive)は、磁気記録方式の補助記憶装置である。ドライブ・ユニット内には記録媒体である数枚の磁気メディアが収容され、スピンドル・モータによって高速に回転する。メディアには、ニッケル・リンなどのメッキを施した磁性体が塗布されている。そして、磁気ヘッドを回転するメディア表面上で半径方向にスキャンさせることによって、メディア上にデータに相当する磁化を生じさせて書き込みを行ない、あるいはデータを読み出すことができる。
【0005】
ハード・ディスクは既に広汎に普及している。例えば、パーソナル・コンピュータ用の標準的な外部記憶装置として、コンピュータを起動するために必要なオペレーティング・システム(OS)やアプリケーションなど、さまざまなソフトウェアをインストールしたり、作成・編集したファイルを保存したりするためにハード・ディスクが利用されている。通常、HDDは、IDE(Integrated Drive Electronics)やSCSI(Small Computer System Interface)などの標準的なインターフェースを介してコンピュータ本体に接続され、その記憶空間は、FAT(File Allocation Table)などの、オペレーティング・システムのサブシステムであるファイル・システムによって管理される。
【0006】
最近では、HDDの大容量化が進んできている。これに伴って、従来のコンピュータ用補助記憶装置としてだけでなく、放送受信されたAVコンテンツを蓄積するハード・ディスク・レコーダなど、適用分野が拡大し、さまざまなコンテンツを記録するために利用され始めている。
【0007】
ところで、HDDは、ヘッドやディスクなどの機械的な駆動部分を複数含むため、半導体メモリなどの他の不揮発性記憶装置に比べて、データ信頼性の面で制限されるというのが現状である。
【0008】
そこで、HDDに故障が発生し、保存された貴重なデータが失われるのを防ぐために、SMART(Self−Monotoring,Analysis and Reporting Technology)という自己監視、障害予測機能がATA(AT Attachment)仕様に準拠したHDDにオプションとして備えられている。
【0009】
SMARTは、障害予測属性と勧告属性の2種類の属性を持ち、障害予測属性は障害を予測する目的で使われ、勧告属性値はHDDの動作時間や通電時間などの使用状況を監視する目的で使われる。そして、これらの属性値のうちいずれかが属性限界値を超えると、例えばHDDを接続するコンピュータ画面などを介してユーザに警告を発するようになっている。ユーザは、SMART機能を用いて障害を予測し、貴重なデータのバックアップをとるなどの対処策を講じることが可能である。
【0010】
しかしながら、従来のSMART機能では、属性値と属性限界値を単に比較するだけであり、各属性値の履歴を残したり、いつ限界値に到達したかなどの時間的な要素は管理したりはしていない。例えば、複数の属性が属性限界値を超えているとき、それらの属性値がいつ属性限界値を超えたのかを表す情報がないため、各属性値の属性限界値超過の前後関係が明らかにならい。このため、ある属性の属性限界値超過がその他の属性の属性限界値超過を引き起こしている場合であっても、その因果関係を特定したり、さらには障害の原因を推定したりすることは不可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、保存された貴重なデータの喪失を未然に防止するために自己監視、障害予測機能を備えた、優れたディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0012】
本発明のさらなる目的は、複数の属性値について属性限界値を超えたかどうかに応じて障害予測や勧告などを行なうことができる、優れたディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0013】
本発明のさらなる目的は、各属性値の推移を関して、属性間の因果関係を特定し障害の原因を推定することができる、優れたディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、ディスク上で読み書きヘッドをスキャンさせながらデータの読み書き動作を行なうディスク型記録装置を内蔵する装置であって、
自己監視又は障害予測に関する2以上の属性値を取得する属性値取得手段と、前記の各属性値が属性値毎に設定された属性限界値を超えたかどうかを監視する自己監視・障害予測手段と、
前記自己監視・障害予測手段により属性限界値を超えたことが検出された各属性値を装置総動作時間とともに記録する自己監視・障害予測情報記録手段と、
を具備することを特徴とするディスク型記録装置を内蔵する装置である。
【0015】
ここで、本発明に係るディスク型記録装置を内蔵する装置は、前記自己監視・障害予測情報記録手段により記録されている各属性値を属性限界値超過時の装置総動作時間に基づいて計時的に分析し、装置状態を推定する装置状態推定手段をさらに備えていてもよい。
【0016】
また、前記の属性値のうち1つは当該装置の障害を予測するために用いられる障害予測属性値であり、他の1つは当該装置の寿命を監視するために用いられる勧告属性値である。
【0017】
前記障害予測属性値がその属性限界値を超えたことは当該装置の障害が予測される状態であり、前記勧告属性がその属性限界値を超えたことは当該装置の寿命に到達したことに相当する。
【0018】
そして、前記装置状態推定手段は、前記障害予測属性と前記勧告属性がそれぞれ属性限界値を超えたときの時間的前後関係に基づいて当該装置の状態を推定することができる。
【0019】
本発明によれば、属性限界値を超過した属性の情報が、ハード・ディスク総通電時間とともに記録されるので、属性限界値を超過した属性が複数存在する場合、それらの属性限界値超過の時間的な前後関係を把握することができる。
【0020】
例えば点検などの目的で機器を回収して属性値を調査する際、勧告属性値が仕様上の上限を超え、且つ障害予測属性値も属性限界値を超えている状態が考えられる。本発明によれば、属性限界値超過の時間的前後関係が明らかであり、障害が予測される状態がHDDの仕様上の寿命が到来する前に発生したのかその後に発生したのかを確認することが可能である。
【0021】
例えば、勧告属性値の上限超過が先に起こっている場合、障害予測属性の属性限界値超過はHDDの寿命により引き起こされたということを推定することができる。
【0022】
また、本発明の第2の側面は、ディスク上で読み書きヘッドをスキャンさせながらデータの読み書き動作を行なうディスク型記録装置の制御をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、
自己監視又は障害予測に関する2以上の属性値を取得する属性値取得ステップと、
前記の各属性値が属性値毎に設定された属性限界値を超えたかどうかを監視する自己監視・障害予測ステップと、
前記自己監視・障害予測ステップにおいて属性限界値を超えたことが検出された各属性値を装置総動作時間とともに記録する自己監視・障害予測情報記録ステップと、
を具備することを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
【0023】
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係るディスク型記録装置を内蔵する装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0024】
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
【0026】
図1には、本発明の一実施形態に係る、HDD内蔵機器の記録装置周辺部のハードウェア構成を模式的に示している。HDD内蔵機器は、例えばパーソナル・コンピュータ、あるいはHDDレコーダのようなAV機器である。
【0027】
CPU(Central Processing Unit)1は、オペレーティング・システムが提供する実行環境下でプログラムを実行することにより、当該機器全体の動作を統括的にコントロールする。本実施形態では、CPU1は、HDD7の操作も行なう。
【0028】
RAM(Random Access Memory)2は、読み書き可能な半導体メモリ装置であり、CPU1が実行するプログラム・コードをロードしたり、実行プログラムの作業データを一時的に格納したりするために使用される。本実施形態では、RAM2は、HDD7から出力される勧告属性や障害予測属性などのSMARTデータを格納するバッファ、並びに属性値回復データを格納するバッファとしても機能する。
【0029】
SMART属性値バッファ3は、SMART属性値データを処理するためにこれを一時的に格納する。また、SMART限界値バッファ4は、SMART属性限界値データを処理するためにこれを一時的に格納する。また、属性値回復バッファ5は、属性近い袋具のデータを処理するためにこれを一時的に格納する。
【0030】
ATAインターフェース6は、CPU1とHDD7を相互接続するためのインターフェースである。
【0031】
HDD7は、磁気記録方式の補助記憶装置であり、画像、映像、音声などのデータ・コンテンツ、あるいはコンピュータ・ファイルなどを蓄積する。
【0032】
本実施形態では、HDD7に故障が発生し、保存された貴重なデータが失われるのを防ぐために、SMART(Self−Monotoring,Analysis and Reporting Technology)機能部8が搭載されている。SMART機能部8は、ATA仕様に準拠したHDD7に内蔵されている自己監視、障害予測機能である。HDD7本体の内部状態を監視し、障害が予測される状態になるとCPU1へ報告する。
【0033】
SMART機能部8は、HDD7の内部状態の情報を表す複数の属性値を備え、動作時に属性値を監視する。本実施形態では、HDD7の内部状態を表す属性値は、障害を予測するために使われる障害予測属性(Pre−failure Attribute)と、HDD7の寿命などを監視する勧告属性(Advisory Attribute)の2種類からなる。
【0034】
障害予測属性の代表的な例として、Read Error Rate(読み取り誤り率)、勧告属性の代表的な例として、Load/Unload Cycle Count(ロード/アンロード周期計数値)などが挙げられる。属性値にはそれぞれID番号が与えられている。属性の種類はHDD7の製造ベンダやモデルによって異なる。それは、障害を予測する上で重要な要因が、HDD7の性能や形態によって異なるためである。
【0035】
障害予測属性には、それぞれ属性限界値が定められていて、属性値が属性限界値を超えると、障害が予測される状態であると判断される。ユーザは、障害予測に応答して、データのバックアップを取るなど、HDD障害によるデータ喪失以前に対応策を取ることが可能になる。
【0036】
ホストとなる装置(CPU1)は、SMART RETURN STATUSコマンドをHDD7へ発行し、いずれかの属性値が属性限界値を超えているか否かをチェックし、超えていれば、障害が予測される状態として判断する。あるいは、SMART READ ATTRIBUTE VALUESコマンドにより得られた各属性値をSMART READ ATTRIBUTE THRESHOLDSコマンドにより得られた対応する属性限界値と比較し、超えているものがあれば、障害が予測される状態として判断する。SMARTはその他の機能として、数種類の自己診断テスト機能、エラー・ログ機能を備えている。
【0037】
SMARTログ9は、SMART機能部8が自己診断テスト結果や発生したエラーなどを記録する256セクタ(1セクタは512バイト)の不揮発性記憶領域である。SMARTログ9の一部はHDD7のホストとなる機器(AV機器)が、目的に応じて使用可能なHost Vendor Specific領域10として割り当てられている。この領域のサイズは32セクタである。
【0038】
Host Vendor Specific領域10は、SMARTログ9の内部に割り当てられた、ホストが目的に応じて自由に使用可能なログ領域であり、そのサイズは32セクタである。本実施形態では、属性限界値を超過したSMART属性値情報、並びに超過した時点でのハード・ディスク総通電時間情報を、Host Vendor Specific領域10に記録する。
【0039】
図2には、Host Vendor Specific領域10の構成を模式的に示している。
【0040】
障害予測属性ログ11は、障害予測属性値の属性限界値との比較結果が超過状態である場合、その属性の512バイトのSMARTデータを記録するログである。HDDの持つ障害予測属性値の種類は一定ではないので、図2中の障害予測属性値の個数mは一定ではない。限界値超過属性値のSMARTデータの先頭バイトは記録される属性値のID番号に書き換えられて、ログに記録される。
【0041】
勧告属性ログ12は、勧告属性値の属性限界値又はHDD7の仕様上の寿命との比較結果が超過状態である場合、その属性の512バイトのSMARTデータを記録するログである。勧告属性値の種類は一定ではないので、図3中の勧告属性値の個数nは一定ではない。限界値超過属性値のSMARTデータの先頭バイトは記録される属性値のID番号に書き換えられて、ログに記録される。
【0042】
属性値回復ログ13は、以前属性限界値を超えたが、再び正常値に戻った属性値に関する情報を記録する。一度は属性限界値を超過した属性が、再び正常値に戻ることがある(ドライブ温度などが例として挙げられる。温度が極端に上昇し限界値を一旦超えても、冷却を行なうと、再び正常値に戻る。しかし、過去にいつ限界値を超えたのか重要な情報となり得る)。障害予測属性ログ10と勧告属性ログ12は、障害予測データの調査を行なう時点で限界値を超えている属性についての情報を記録するためのものなので、属性限界値を超過した属性が、再び正常値に戻った場合、その属性のログ・データは消去する。しかし、その属性が以前いつ属性限界値を超え、どのような属性値を持ち、いつ正常値に再び戻ったのかを記録する必要があるので、属性値回復ログ12を用いて、それらの情報を記録する。
【0043】
図3には、Host Vendor Specific領域10内の属性値回復ログ12の内部構成を示している。
【0044】
リカバー・カウント13は、属性値が限界値超過状態から正常値への回復が発生した回数を数える。
【0045】
属性値IDは、正常値への回復が発生した属性のID番号を記録する。
【0046】
属性限界値超過時間は、正常値への回復が発生した属性が限界値を超過した時点のHDD総通電時間を記録する。
【0047】
超過時属性値は、正常値へ回復した属性が限界値超過状態だったときの属性値を記録する。
【0048】
属性値回復時間は、正常値へ回復が発生した時点のHDD総通電時間を記録する。
【0049】
次いで、本実施形態に係るHDD内蔵機器において行なわれるHDDの自己監視・障害予測の処理動作について説明する。
【0050】
SMART機能部8の操作は、CPU1からATAインターフェース6経由でHDD7に対して発行されるコマンドにより起動される。SMARTの属性値情報を記録するために、SMARTログ9を使用する。SMARTログ9のサイズは256セクタ(1セクタは512バイト)で、その一部(32セクタ)はホスト側が自由に読み書きできるように構成されている(Host Vendor Specific領域10)。
【0051】
SMARTログ9のHost Vendor Specific領域10は図2に示したように分割され、分割後の各セクタは各SMART属性に対応する。初期状態ではすべてのデータがゼロになる。SMART READ ATTRIBUTE VALUESコマンドを発行することにより、512バイト(HDD1セクタ分のデータ量)の属性値情報がRAM2内のSMART属性値バッファ3内に取り込まれる。512バイトの属性値情報内にはすべての属性の情報が含まれる。同様に、SMART READ ATTRIBUTE THRESHOLDSコマンドを発行することにより、512バイトの属性限界値情報がSMART限界値バッファ4に取り込まれる。
【0052】
各障害予測属性の属性値と属性限界値を1つずつ比較し、ある障害予測属性値が属性限界値を超えた場合、その障害予測属性値に対して初回のみ512バイトの属性値情報を該当する障害予測属性ログ・セクタ11へSMART WRITE LOG SECTORコマンドを用いて記録する。障害予測属性値が1つでも属性限界値を超えると、障害が予測される状態を意味するので、その旨をユーザへ伝えるために警告フラグをセットする。
【0053】
512バイトの属性値情報内にはHDD7の総通電時間が含まれているので、後にSMARTログ9を参照することにより、障害予測属性値がいつ属性限界値を超えたのかを確認することが可能になる。
【0054】
勧告属性の中で、HDD7の寿命到達を知る上で重要と思われる勧告属性値を選択する。そして、勧告属性値を属性限界値と比較するのだが、勧告属性の中には属性限界値を持たないものが存在する場合がある。そのような場合にはHDD7の仕様で明らかになっている製品寿命(Product Life、ロード/アンロード回数の上限など)の情報を用いて属性限界値とする。
【0055】
上記の手法で得られた属性限界値と勧告属性値を1つずつ比較し、ある勧告属性値が限界値を超えた場合、その勧告属性値に対して初回のみ512バイトの属性値情報を該当する勧告属性ログ・セクタ12へSMART WRITE LOG SECTORコマンドを用いて記録する。
【0056】
勧告属性値が1つでも仕様上の寿命を超えると、HDDの寿命に至ったことを意味するので、その旨をユーザへ伝えるための警告フラグをセットする。512バイトの属性値情報内にはHDDの総通電時間が含まれているので、後にSMARTログ9を参照することにより、寿命と障害予測属性の時間的前後関係を調査することが可能になる。
【0057】
HDDによっては、勧告属性値の1つとしてディスク軸ズレ属性を持つものもある。ディスク軸ズレ属性値は、HDD本体に加わった衝撃などにより発生するディスク軸のズレに比例して増加するので、衝撃の有無、程度を調べる有効な手段となる。ディスク軸ズレ属性値は、属性限界値を持たないので、あらかじめ実験用HDDを用いて落下実験などを行ない、衝撃とディスク軸ズレ属性値の関係を調査し、衝撃の強度に合わせて段階的に限界値を設定する。
【0058】
ディスク軸ズレ属性値を各限界値と比較し、限界値を超えている場合、512バイトの属性値情報を該当する勧告属性ログ・セクタ12へSMART WRITE LOG SECTORコマンドを用いて記録する。ディスク軸ズレは段階的に調べるので、数セクタの勧告属性ログ・セクタを用意する必要がある。HDD総通電時間とディスク軸ズレ属性値を衝撃の強度別に記録することにより、どの程度の衝撃がいつHDD7に加わったのかを調査し、衝撃と障害予測属性値の時間的前後関係を調べることが可能になる。
【0059】
Load/Unload Cycle Countなどの属性値は、一度限界値を超過すると2度と正常値には戻らないが、ドライブ温度などの属性は限界値を超えた後、再び正常に戻る可能性がある。このような場合には、障害予測属性ログ・セクタ又は勧告属性ログ・セクタをクリアする必要がある。しかし、限界値を超えた事実は記録として残しておく必要があるので、属性値回復ログ13を用いる。属性値回復ログ13の構成は図3に示した通りである。
【0060】
属性値回復バッファ5へ属性値回復ログ13の情報を読み込み、リカバー・カウント14を更新し、リカバー・カウント14が示す属性回復バッファ5の位置に回復した属性のID、限界値超過が確認された時間、限界値超過時の属性値、限界値超過状態からの回復が確認された時間を記録し、属性値回復ログ13へ書き込む。属性値回復ログ13のサイズは512バイトなので、属性値回復の回数が64回以上になると、再び先頭ブロックから書き込む。
【0061】
図4及び図5には、本実施形態に係るHDD内蔵機器において行なわれるHDDの自己監視・障害予測の処理手順をフローチャートの形式で示している。
【0062】
処理A)処理に使われるSMART属性値バッファ3、SMART限界値バッファ4を初期化する。属性値回復バッファ5へ属性値回復ログ13のデータを読み込む。また、警告用に使われるフラグ(Pre Failure、Advisory Flag)をクリアし、属性値のインデックスを初期化する(i=0、j=0)。
【0063】
処理B)HDD7に対しSMART READ ATTRIBUTE VALUESコマンドとSMART READ ATTRIBUTE THRESHOLDSコマンドを発行し、SMART属性値バッファ3に512バイトのSMART属性値情報を、SMART限界値バッファ4に512バイトのSMART属性限界値情報を格納する。
【0064】
処理C)障害予測属性値iを属性限界値iと比較する。障害予測属性値iが属性限界値iより大きい場合、処理Dに進む。そうでない場合、処理Gへ移る。
【0065】
処理D)障害予測状態を表すフラグをセットする。
【0066】
処理E)障害予想属性ログiが空かどうかをチェックする。空である場合、障害予測属性が属性限界値を正常状態から初めて超えることを表し、属性値情報をログへ書き込む必要があるので処理Fへ進む。そうでない場合、ログは上書きしないので、処理Jへ移る。
【0067】
処理F)SMART属性値バッファ3内のSMART属性情報の先頭バイトを障害予測属性値iのIDに書き換え、SMART WRITE LOG SECTORコマンドにより、障害予想属性ログiへ書き込む。
【0068】
処理G)障害予測属性ログiにデータが存在するかどうかをチェックする。データが存在する場合は処理Hへ進み、存在しない場合は処理Jへ移る。
【0069】
処理H)障害予測属性値が正常値範囲に戻ったため、障害予測属性ログiをクリアする。
【0070】
処理I)属性値が過去に限界値を超えたため、属性値回復バッファ5を更新する。
【0071】
処理J)iをインクリメントし、iが最大値imaxに到達したかどうかをチェックする。すなわち、すべての障害予測属性が比較されたかを調べ、比較が完了している場合は処理Kへ進み、そうでない場合は処理Cへ移る。
【0072】
処理K)勧告属性値jを属性限界値j又は仕様上の寿命jと比較する。勧告属性値jが仕様上の寿命jより大きい場合には処理Lに進み、そうでない場合は処理Rへ移る。
【0073】
処理L)仕様上の寿命到達を表すフラグをセットする。
【0074】
処理M)勧告属性ログjが空かどうかをチェックする。空である場合には、勧告予測属性が仕様上の寿命を正常状態から初めて超えることを表し、属性値情報をログへ書き込む必要があるので、処理Nへ進む。そうでない場合、ログは上書きしないので、障害予測処理を完了する。
【0075】
処理N)SMART属性値バッファ3内のSMART属性情報の先頭バイトを勧告属性値jのIDに書き換え、SMART WRITE LOG SECTORコマンドにより、勧告属性ログjへ書き込む。
【0076】
処理O)勧告属性ログiにデータが存在するかどうかをチェックする。データが存在する場合に処理Pへ進み、存在しない場合には処理Rへ移る。
【0077】
処理P)勧告属性値が正常値範囲に戻ったため、勧告属性ログjをクリアする。
【0078】
処理Q)属性値が過去に限界値を超えたため、属性値回復バッファ5をアップデートする。
【0079】
処理R)jをインクリメントし、jが最大値jmaxに到達したかどうかをチェックする。すべての勧告属性が比較されたかを調べる。比較が完了している場合には障害予測処理を終了し、完了していない場合には処理Kへ移る。
【0080】
処理S)アップデートされた属性値回復バッファ5のデータを属性値回復ログ13に書き込む。
【0081】
[追補]
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
【0082】
【発明の効果】
以上詳記したように、本発明によれば、保存された貴重なデータの喪失を未然に防止するために自己監視、障害予測機能を備えた、優れたディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0083】
また、本発明によれば、複数の属性値について属性限界値を超えたかどうかに応じて障害予測や勧告などを行なうことができる、優れたディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0084】
また、本発明によれば、各属性値の推移を関して、属性間の因果関係を特定し障害の原因を推定することができる、優れたディスク型記録装置を内蔵する装置及びディスク型記録装置の制御方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0085】
本発明によれば、属性限界値を超過した属性の情報が、ハード・ディスク総通電時間とともに記録されるので、属性限界値を超過した属性が複数存在する場合、それらの属性限界値超過の時間的な前後関係を把握することができる。
【0086】
HDDを用いたAV機器がサービス、点検などの目的で回収された場合、SMART情報はそのHDDの状態を知る上で重要な役割を果たす。しかし、属性値情報の経時的な記録がない場合、状態分析が困難になる状況が考えられる。回収後、属性値を調査する際に、勧告属性値が仕様上の上限を超え、且つ障害予測属性値も属性限界値を超えている状態が考えられる。HDDの仕様上、寿命を表す勧告属性値の上限超過が先に起こっている場合、障害予測属性の属性限界値超過はHDDの寿命により引き起こされた可能性が考えられる。従来の方法では、属性限界値超過の時間的前後関係が明らかでないので、こういった判断は下せない。これに対し、本発明によれば、障害が予測される状態がHDDの仕様上の寿命が到来する前に発生したのかあるいはその後に発生したのかを確認することが可能である。
【0087】
また、ディスク軸ズレ属性が勧告属性に含まれている場合、HDDに対する外部からの衝撃を監視することが可能になる。ディスク軸ズレが外部からの衝撃により生じた場合、その影響により、障害予測属性の属性限界値超過が発生する場合も考えられる。本発明の方法で属性値情報の記録を参照すれば、ディスク軸ズレの発生と障害予測属性限界値超過の時間的前後関係を知ることが可能になる。ユーザが機器を取り扱う過程で発生した衝撃の記録を取ることが可能になり、この情報をアフターサービスなどで有効に使うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る、HDD内蔵機器の記録装置周辺部のハードウェア構成を模式的に示した図である。
【図2】Host Vendor Specific領域10の構成を模式的に示した図である。
【図3】Host Vendor Specific領域10内の属性値回復ログ12の内部構成を示した図である。
【図4】本実施形態に係るHDD内蔵機器において行なわれるHDDの自己監視・障害予測の処理手順を示したフローチャートである。
【図5】本実施形態に係るHDD内蔵機器において行なわれるHDDの自己監視・障害予測の処理手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1…CPU
2…RAM
3…SMART属性値バッファ
4…SMART属性限界値バッファ
5…属性値回復バッファ
6…ATAインターフェース
7…HDD
8…SMART機能部
9…SMARTログ
10…Host Vendor Specific領域
11…障害予測属性ログ
12…勧告属性ログ
13…属性値回復ログ

Claims (13)

  1. ディスク上で読み書きヘッドをスキャンさせながらデータの読み書き動作を行なうディスク型記録装置を内蔵する装置であって、
    前記ディスク型記録装置の自己監視又は障害予測に関する2以上の属性値を取得する属性値取得手段と、
    前記の各属性値が属性値毎に設定された属性限界値を超えたかどうかを監視する自己監視・障害予測手段と、
    前記自己監視・障害予測手段により属性限界値を超えたことが検出された各属性値を前記ディスク型記録装置の総動作時間とともに記録する自己監視・障害予測情報記録手段と、
    を具備することを特徴とするディスク型記録装置を内蔵する装置。
  2. 前記自己監視・障害予測情報記録手段により記録されている2以上の属性値を属性限界値超過時の前記ディスク型記録装置の総動作時間に基づいて計時的に分析し、前記ディスク型記録装置の状態を推定する装置状態推定手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク型記録装置を内蔵する装置。
  3. 前記の属性値のうち1つは前記ディスク型記録装置の障害を予測するために用いられる障害予測属性値であり、他の1つは前記ディスク型記録装置の寿命を監視するために用いられる勧告属性値であり、
    前記障害予測属性値がその属性限界値を超えたことは前記ディスク型記録装置の障害が予測される状態であり、前記勧告属性がその属性限界値を超えたことは前記ディスク型記録装置の寿命に到達したことに相当する、
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のディスク型記録装置を内蔵する装置。
  4. 前記装置状態推定手段は、前記障害予測属性と前記勧告属性がそれぞれ属性限界値を超えたときの時間的前後関係に基づいて前記ディスク型記録装置の状態を推定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のディスク型記録装置を内蔵する装置。
  5. 前記装置状態推定手段は、勧告属性値の上限超過が先に起こっている場合、障害予測属性の属性限界値超過は前記ディスク型記録装置の寿命により引き起こされたと推定する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のディスク型記録装置を内蔵する装置。
  6. 前記ディスク型記録装置はSMART(Self−Monotoring,Analysis and Reporting Technology)機能を搭載し、
    前記属性値取得手段は、前記ディスク型記録装置内でSMART機能により記録される属性値のログ・データを取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク型記録装置を内蔵する装置。
  7. ディスク上で読み書きヘッドをスキャンさせながらデータの読み書き動作を行なうディスク型記録装置の制御方法であって、
    自己監視又は障害予測に関する2以上の属性値を取得する属性値取得ステップと、
    前記の各属性値が属性値毎に設定された属性限界値を超えたかどうかを監視する自己監視・障害予測ステップと、
    前記自己監視・障害予測ステップにおいて属性限界値を超えたことが検出された各属性値を前記ディスク型記録装置の総動作時間とともに記録する自己監視・障害予測情報記録ステップと、
    を具備することを特徴とするディスク型記録装置の制御方法。
  8. 前記自己監視・障害予測情報記録ステップにおいて記録されている2以上の属性値を属性限界値超過時の前記ディスク型記録装置の総動作時間に基づいて計時的に分析し、前記ディスク型記録装置の状態を推定する装置状態推定ステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載のディスク型記録装置の制御方法。
  9. 前記の属性値のうち1つは前記ディスク型記録装置の障害を予測するために用いられる障害予測属性値であり、他の1つは前記ディスク型記録装置の寿命を監視するために用いられる勧告属性値であり、
    前記障害予測属性値がその属性限界値を超えたことは前記ディスク型記録装置の障害が予測される状態であり、前記勧告属性がその属性限界値を超えたことは前記ディスク型記録装置の寿命に到達したことに相当する、
    ことを特徴とする請求項7又は8のいずれかに記載のディスク型記録装置の制御方法。
  10. 前記装置状態推定ステップでは、前記障害予測属性と前記勧告属性がそれぞれ属性限界値を超えたときの時間的前後関係に基づいて前記ディスク型記録装置の状態を推定する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のディスク型記録装置の制御方法。
  11. 前記装置状態推定ステップでは、勧告属性値の上限超過が先に起こっている場合、障害予測属性の属性限界値超過は前記ディスク型記録装置の寿命により引き起こされたと推定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載のディスク型記録装置の制御方法。
  12. 前記ディスク型記録装置はSMART(Self−Monotoring,Analysis and Reporting Technology)機能を搭載し、
    前記属性値取得ステップでは、前記ディスク型記録装置内でSMART機能により記録される属性値のログ・データを取得する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のディスク型記録装置の制御方法。
  13. ディスク上で読み書きヘッドをスキャンさせながらデータの読み書き動作を行なうディスク型記録装置の制御をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータを、
    前記ディスク型記録装置の自己監視又は障害予測に関する2以上の属性値を取得する属性値取得手段と、
    前記の各属性値が属性値毎に設定された属性限界値を超えたかどうかを監視する自己監視・障害予測手段と、
    前記自己監視・障害予測手段により属性限界値を超えたことが検出された各属性値を前記ディスク型記録装置の総動作時間とともに記録する自己監視・障害予測情報記録手段と、
    として機能させるためのコンピュータ・プログラム。
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