JP2007149299A - 衝撃検出回路及び同回路を有するディスク記憶装置 - Google Patents

衝撃検出回路及び同回路を有するディスク記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ライトフォルト判定及び外乱フィードフォワード制御の両方の高精度化を実現できるようにする。
【解決手段】第1の増幅回路179は、ショックセンサの出力信号180に基づき第1のゲインで増幅された第1の周波数帯域の信号成分を外乱フィードフォワード制御のためのアナログ衝撃信号173aとして出力する。第2の増幅回路180は、上記出力信号180に基づき第2のゲインで増幅された第2の周波数帯域の信号成分を出力する。コンパレータ176は、増幅回路180の出力信号のレベルを閾値と比較することにより衝撃検出の有無を示すライトフォルトの判定のためのデジタル衝撃検出信号176aを出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ショックセンサの出力信号に基づき外乱フィードフォワード制御のためのアナログ衝撃信号及びライトフォルトを判定するためのデジタル衝撃検出信号を出力する衝撃検出回路及び同回路を有するディスク記憶装置に関する。
記録媒体にディスクを用いたディスク記憶装置の代表として磁気ディスク装置(HDD)が良く知られている。磁気ディスク装置では、ディスクへのデータの書き込み及び当該ディスクからのデータの読み出しにヘッドが用いられる。周知のようにヘッドによるデータ書き込み/読み出し時には、当該ヘッドは目標トラックの目標位置に位置付けられる(トラッキングされる)。
HDDにおけるヘッドのトラックキングの制御は、各トラックに等間隔で書き込まれたサーボ情報に基づいて行われる。サーボ情報は、当該サーボ情報が書き込まれているディスク上のシリンダ(トラック)位置を示すシリンダコード(シリンダ番号)と、ヘッドのシリンダ位置からのずれを検出するための位置誤差信号とを含む。位置誤差信号はバースト信号とも呼ばれ、対応するサーボ情報が書き込まれているシリンダにおけるヘッドの相対的な位置情報(位置誤差)を示す。トラックキング制御は、サーボ情報が書き込まれている間隔に対応するサンプリング周期(サーボサンプリング周期)でサンプリングされるサーボ情報中の位置誤差信号に基づいて行われる。
ここで、ヘッドを目標トラックの目標位置に位置付けしている状態(オントラック状態)で当該ヘッドによりデータの書き込みが行われているものとする。もし、このような状態で、HDDに衝撃が加えられた場合、当該ヘッドは目標トラックの目標位置からずれる可能性がある。しかし、衝撃に起因するヘッドの目標位置からのずれ量(オフトラック量)は、次のサーボサンプリングタイミングまで検出できない。このため、ヘッドのずれ量によっては、隣接するトラック等にデータが書き込まれるおそれがある。つまり、目標トラックへのデータの書き込み中にHDDに衝撃が加えられた場合、隣接トラック等のデータが破壊されるおそれがある。
そこで、近年のHDDは、当該HDDに加えられた衝撃を検出する衝撃検出回路を有しているのが一般的である。HDDは、ディスク上の目標トラックへのデータの書き込み中に衝撃検出回路によって一定レベルを超える衝撃が検出された場合、次のサーボサンプリングタイミングが到来する前にヘッドが一定量を超えてずれた(オフトラックした)と判定する。この場合、HDDはライトフォルトを判定して書き込みを中断する。この書き込みの中断により、目標トラックに隣接するトラック等のデータが破壊されるのを防止できる。
一般に衝撃検出回路は、ショックセンサの出力(アナログ出力)を増幅する増幅器と、当該増幅器の出力信号から必要な周波数帯域の信号成分を抽出するフィルタと、コンパレータとから構成される。コンパレータは、フィルタによって抽出された信号成分のレベルをスレッショルドレベルと比較することで、衝撃検出の有無を示すデジタルの衝撃検出信号(2値信号)を出力する。増幅器のゲインは、CPUからの指令により変えることができる。これにより衝撃検出レベル(衝撃検出感度)が変えられることになる。
衝撃を確実に検出するには、フィルタの周波数帯域を広く設定し、増幅器のゲインを高くすれば良い。しかし、このようにすると、例えば商用交流電源のノイズ(電源ノイズ)等による誤検出も増加し、ライトパフォーマンスの低下につながる。そこで、例えば特許文献1は、電源ノイズ等により衝撃検出のライトフォルトが頻繁に発生している場合のみ増幅器のゲインを段階的に下げる技術を開示している。この技術によれば、誤検出を低減しつつ実際に加えられた衝撃も確実に検出できる。
一方、例えば特許文献2は、上述のような衝撃検出回路のアナログ出力(コンパレータへの入力信号)を利用して、振動や衝撃によるヘッドのずれ量を予測し、位置誤差の変動を抑制する外乱フィードフォワード制御を開示している。
特開2001−266466号公報 特開2003−272327号公報
さて、外乱フィードフォワードは、位置誤差の変動を抑制するため、比較的周波数が低い信号を検出する必要がある。そのためには、ハイパスフィルタのカットオフ周波数を低く設定しなければならない。
一方、ライトフォルトの検出のために、衝撃に起因して隣接するサーボサンプリングタイミングの期間に発生するヘッドのずれ(オフトラック量)を検出するためには、増幅器によって増幅されたショックセンサの出力(アナログ出力)から周波数の高い信号成分を抽出する必要がある。
そのため、外乱フィードフォワードを考慮してハイパスフィルタのカットオフ周波数を低く設定すると、低周波数の電源ノイズ(例えば50Hzまたは60Hzの周波数の商用交流電源のノイズ)の影響により衝撃誤検出によるライトパフォーマンス低下の可能性がある。
ところが従来の衝撃検出回路では、ゲイン設定回路とフィルタとは、ライトフォルトの判定(検出)のために用いられるデジタルの衝撃検出信号及び外乱フィードフォワードのために用いられるアナログ出力に共通で用いられている。このため従来は、衝撃検出信号及びアナログ出力の各々のためにゲイン及びフィルタ特性の最適な設定をすることができない。また、特許文献1に記載されているような、衝撃検出に起因するライトフォルトが頻繁に発生している場合のみゲインを段階的に下げる技術では、それに応じてアナログ出力が変化してしまという問題がある。つまり従来技術においては、ライトフォルト判定及び外乱フィードフォワード制御の両方の高精度化を実現することができないという問題がある。
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、ライトフォルト判定及び外乱フィードフォワード制御の両方の高精度化を実現できる衝撃検出回路及び同回路を有するディスク記憶装置を提供することにある。
本発明の1つの観点によれば、外乱フィードフォワード制御を実行すると共にヘッドによるデータ書き込み中における衝撃発生に起因するライトフォルトを判定するディスク記憶装置に適用される衝撃検出回路が提供される。この衝撃検出回路は、ショックセンサの出力信号に基づき第1のゲインで増幅された第1の周波数帯域の信号成分を、前記外乱フィードフォワード制御のためのアナログ衝撃信号として出力する第1の増幅回路と、前記ショックセンサの出力信号に基づき第2のゲインで増幅された第2の周波数帯域の信号成分を出力する第2の増幅回路と、前記第2の増幅回路の出力信号のレベルを予め定められた閾値と比較することにより衝撃検出の有無を示す前記ライトフォルトの判定のためのデジタル衝撃検出信号を出力するコンパレータとを具備する。
本発明によれば、ライトフォルト判定のためのデジタルの衝撃検出信号を出力する第1の増幅回路と外乱フィードフォワード制御のためのアナログ衝撃信号を出力する第2の増幅回路との各々に対し、最適なゲイン及びフィルタ特性を設定できることから、ライトフォルト判定及び外乱フィードフォワード制御の両方の高精度化を実現でき、より確実な衝撃検出及び位置誤差変動の抑圧が可能となる。
以下、本発明を磁気ディスク装置に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置(HDD)の構成を示すブロック図である。図1において、ディスク(磁気ディスク)11は上側と下側の2つのディスク面を有している。ディスク11の2つのディスク面の少なくとも一方のディスク面は、データが磁気記録される記録面をなしている。ディスク11の記録面に対応してヘッド(磁気ヘッド)12が配置されている。ヘッド12は、ディスク11へのデータ書き込み及びディスク11からのデータ読み出しに用いられる。図1の構成では、単一枚のディスク11を備えたHDDを想定している。しかし、ディスク11が複数枚スタックされたHDDであっても構わない。
ディスク11の記録面には、同心円状の多数のトラック(図示せず)が形成されている。各トラックには、サーボ情報が等間隔で且つ離散的に予め書き込まれて(埋め込まれて)いる。サーボ情報は、ヘッド12を目標トラックに位置付ける制御に必要な位置情報を含む。この位置情報は、サーボ情報が書き込まれているディスク11上のシリンダ(トラック)位置を示すシリンダコード(シリンダ番号)と、ヘッド12のシリンダ位置からのずれを検出するための位置誤差信号とを含む。
ディスク11の記録面の所定領域、例えば外周側領域を除く領域は、ユーザから利用可能なユーザ領域11aとして予め割り当てられている。ディスク11の記録面の例えば外周側領域は、管理領域11bとして予め割り当てられている。この管理領域11bは、システムのみが使用する(つまりユーザからは利用できない)非ユーザ領域である。管理領域11bの一部は、システム管理に必要な情報(システム管理情報)を保存するのに用いられる。システム管理情報は、HDDの故障予知のために収集された、装置使用開始時からの通電時間の累計値、エラーレート等の周知のSMART(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)情報を含む。本実施形態では、このSMART情報は、後述する衝撃検出回数を含む。
ディスク11はスピンドルモータ(SPM)13により高速に回転させられる。SPM13は、例えば3相のブラシレスモータである。ヘッド12はアクチュエータ(キャリッジ)14の先端に取り付けられている。アクチュエータ14は、当該アクチュエータ14の駆動源となるボイスコイルモータ(VCM)15を有している。アクチュエータ14は、このVCM15により駆動されて、ヘッド12をディスク11の半径方向に移動する。これにより、ヘッド12は、目標トラック上に位置付けられる。
SPM13及びVCM15は、モータドライバIC16からそれぞれ供給される駆動電流(SPM電流及びVCM電流)により駆動される。つまりモータドライバIC16は、SPM13及びVCM15をそれぞれ駆動するSPMドライバ及びVCMドライバ(図示せず)を含む。
モータドライバIC16は、衝撃検出回路17を含む。但し、この衝撃検出回路17がモータドライバIC16から独立して設けられていても構わない。衝撃検出回路17は、ショックセンサ18と接続されている。ショックセンサ18は、図1のHDDに加えられる衝撃を検出して当該衝撃をアナログ信号180に変換する。このアナログ信号180は、検出された衝撃の波形を表す。つまりショックセンサ18は、HDDに加えられる衝撃を検出して、当該衝撃の波形を表すアナログ信号180を出力する。このアナログ信号180をセンサ出力信号180と呼ぶ。衝撃検出回路17は、このセンサ出力信号180に基づいて、外乱フィードフォワード制御(外乱FF制御)に用いられるアナログ衝撃信号173a(図2参照)及びライトフォルトの判定に用いられるデジタル衝撃検出信号176a(図2参照)等を出力する。
ヘッド12はヘッドIC(ヘッドアンプ回路)19と接続されている。ヘッドIC19はヘッド12により読み出されたリード信号を増幅するリードアンプ、及びライトデータをライト電流に変換するライトアンプを有する。ヘッドIC19は、リード/ライトIC(リード/ライトチャネル)20と接続されている。リード/ライトIC20は、リード信号のアナログ/ディジタル変換(A/D変換)、ライトデータの符号化、リードデータの復号化及びA/D変換後のデータからサーボ情報を抽出するサーボ検出を含む各種の信号処理を実行する信号処理デバイスである。
リード/ライトIC20はコントローラIC21及びディスクコントローラ(HDC)22と接続されている。HDC22は、ホスト(ホストシステム)及びコントローラIC21とも接続されている。ホストは、図1のHDDを利用する、パーソナルコンピュータのようなデジタル機器である。
HDC22は、ホストから転送されるコマンド(リード/ライトコマンド等)の受信を制御すると共にホストと当該HDC22との間のデータ転送を制御するインタフェース制御機能を有する。
図2は、図1中の衝撃検出回路17及びコントローラIC21の構成を示すブロック図である。
衝撃検出回路17は、フィルタ171及び172と、増幅器173,174及び175と、ウィンドウコンパレータ176及び177と、アナログ/ディジタル変換器(ADC)178と、レジスタR1乃至R5とから構成される。
フィルタ(第1のフィルタ)171は、図1中のショックセンサ18からのセンサ出力信号180から第1の周波数帯域の信号成分を抽出する帯域フィルタである。このフィルタ171のフィルタ特性(周波数特性)の一例を図3に示す。図3から明らかなように、フィルタ171の第1の周波数帯域は広帯域であり、低周波側のカットオフ周波数は、比較的周波数が低い信号(例えば50Hz程度の周波数の信号)を抽出可能とするために低く設定されている。
フィルタ(第2のフィルタ)172は、センサ出力信号180から第2の周波数帯域の信号成分を抽出する帯域フィルタである。このフィルタ172のフィルタ特性(周波数特性)の一例を図4に示す。図4から明らかなように、フィルタ172の第2の周波数帯域は上記第1の周波数帯域に比べて狭帯域である。即ちフィルタ172の低周波側のカットオフ周波数は、比較的周波数が低い電源ノイズ、つまり電源(例えば商用交流電源)の周波数(ここでは50Hzまたは60Hzの周波数)のノイズの影響を受けないようにするために、フィルタ171に比べて高く設定されている。
増幅器(第1の増幅器)173はフィルタ172の出力信号を第1のゲインで増幅し、その増幅された信号を、衝撃のレベルを表すアナログ衝撃信号173aとして出力する。増幅器(第2の増幅器)174は、フィルタ172の出力信号を第2のゲインで増幅する。増幅器(第3の増幅器)175は、フィルタ172の出力信号を第3のゲインで増幅する。
コンパレータ176は、増幅器174の出力信号を例えば2つの正負の閾値+TH1及び−TH1と比較することにより、ライトフォルトの判定ための例えば論理“1”のアクティブなまたは論理“0”の非アクティブなデジタル衝撃検出信号176aを出力する。ここで、|+TH1|=|−TH1|である。
コンパレータ177は、増幅器175の出力信号を例えば2つの正負の閾値+TH2及び−TH2と比較することにより、衝撃検出回数カウントのための例えば論理“1”のアクティブなまたは論理“0”の非アクティブなデジタル衝撃検出信号177aを出力する。ここで、|+TH2|=|−TH2|である。また、|+TH2|=|+TH1|である。
ADC178は、増幅器173から出力されるアナログ衝撃信号173aを後述するCPU211での外乱FFに利用可能なように所定のサンプリング周期でデジタル値に変換する。
レジスタR1及びR2は、それぞれ、フィルタ171及び172の第1及び第2の周波数帯域(フィルタ特性)を指定する周波数帯域情報(フィルタ特性情報)を保持する。レジスタR3,R4及びR5は、それぞれ、増幅器173,174及び175のゲイン(第1、第2及び第3のゲイン)を指定するゲイン情報を保持する。レジスタR1乃至R5への情報の設定は、CPU211によって行われる。
コントローラIC21は、CPU211と、フラッシュROM(FROM)212と、RAM213とから構成される。FROM212は、CPU211によって実行される制御プログラムが予め格納された書き換え可能な不揮発性メモリである。RAM213の記憶領域の一部は、CPU211のワーク領域として用いられる。
CPU211は図1のHDDの主コントローラとして機能する。CPU211は、リード/ライトIC20によって抽出されるサーボ情報に基づいて、ヘッド12をディスク11上の目標トラックに移動するためのシーク制御と、当該ヘッド12を目標トラックの目標位置に位置付けるトラッキング制御とを実行する。
CPU211はトラッキング制御において図1のHDDに加わる衝撃(振動)によりヘッド12の目標位置からのずれ量が増加してトラッキング精度が低下した場合に外乱FF制御手段として機能する。この場合、CPU211は、衝撃検出回路17のADC178の出力178aに基づいて外乱FF制御を実行する。即ちCPU211は、ADC178の出力(アナログ衝撃信号173aのデジタル変換値)178aに基づいて衝撃によるヘッドのずれ量を予測し、その予測値に基づいて位置誤差の変動を抑制する外乱FF制御を実行する。
CPU211は、ヘッド12によるデータ書き込み時においてライトフォルト判定手段として機能して、衝撃検出回路17のコンパレータ176から論理“1”のアクティブなデジタル衝撃検出信号176aが出力された場合にライトフォルトを判定(検出)する。CPU211は、ライトフォルトを判定した場合、ヘッド12によるデータ書き込みを中断させる。
CPU211は、衝撃検出回路17のコンパレータ177から論理“1”のアクティブなデジタル衝撃検出信号177aが出力される回数を、基準レベルを超える衝撃を検出した回数(衝撃検出回数)としてカウントする衝撃検出回数カウント手段としての機能を有する。本実施形態では、この衝撃検出回数はシステム管理情報の一種であるSMART情報の1つとして、ディスク11の管理領域11bに保存される。衝撃検出回数を含むSMART情報は、ホストからの要求により当該ホストに通知される。
上述したように、本実施形態における衝撃検出回路17には、ショックセンサ18のセンサ出力信号180に基づいて外乱FF制御に必要なアナログ衝撃信号173aを出力する系(以下、第1の系と称する)と、当該センサ出力信号180に基づいてライトフォルトの判定に必要なデジタル衝撃検出信号176aを出力する系(以下、第2の系と称する)とが独立に設けられる。第1の系と第2の系とは、それぞれ、フィルタ171及び増幅器173の組とフィルタ172及び増幅器174の組とを含む。これにより、第1及び第2の系において、外乱FF制御に必要なアナログ衝撃信号173a及びライトフォルトの判定に必要なデジタル衝撃検出信号176aを出力するのに、いずれも最適なゲイン及びフィルタ特性を独立に設定できる。
特に本実施形態では、第1の系におけるフィルタ171のフィルタ特性、つまり周波数帯域(第1の周波数帯域)は広帯域に設定され、低周波側のカットオフ周波数は50Hz程度の比較的周波数が低い信号を抽出可能とするために低く設定されている(図3参照)。このため第1の系から出力されるアナログ衝撃信号173aをADC178により所定のサンプリング周期でデジタル値に変換し、このデジタル値に基づいてCPU211が前記特許文献2に記載されているような外乱FF制御を行うならば、位置誤差の変動を十分に抑制することができる。第1の系におけるフィルタ171と増幅器173とは第1の増幅回路179を構成する。
一方、第2の系におけるフィルタ172のフィルタ特性、つまり周波数帯域(第2の周波数帯域)は狭帯域に設定され、低周波側のカットオフ周波数は電源ノイズ(ここでは50Hzまたは60Hzの周波数の商用交流電源のノイズ)の影響を受けないようにするためにフィルタ171に比べて高く設定されている(図4参照)。このためコンパレータ176を介して第2の系から出力されるデジタル衝撃検出信号176aに基づいてCPU211がライトフォルトの判定を行うならば、低周波数(例えば50Hzまたは60Hz)の電源ノイズに起因するライトフォルトの誤判定を防止できる。
本実施形態では、フィルタ171及び172の周波数帯域(フィルタ特性)は、それぞれレジスタR1及びR2に保持される周波数帯域情報(フィルタ特性情報)に従って設定される。しかし、フィルタ171及び172の周波数帯域が、例えば外付けの部品によって設定されても構わない。
また本実施形態では、フィルタ172の出力側に、第2の系の増幅器174とは別に増幅器175が設けられる。つまりフィルタ172の出力側に、2つの増幅器174及び175が設けられる。フィルタ172と増幅器174及び175とは第2の増幅回路180を構成する。増幅器174及び175のゲインは、レジスタR4及びR5に保持されるゲイン情報に従って独立して設定可能である。
コンパレータ176は、増幅器174の出力信号を例えば2つの正負の閾値+TH1及び−TH1と比較する。そしてコンパレータ176は、増幅器174の出力信号が閾値+TH1及び−TH1の範囲から外れているか否かにより、衝撃発生(検出)の有無を示す、ライトフォルトのためのアクティブまたは非アクティブなデジタル衝撃検出信号176aを出力する。CPU211は、ヘッド12によるデータ書き込み中にコンパレータ17からアクティブなデジタル衝撃検出信号176aが出力されたことを検出することにより、ライトフォルトを判定する。CPU211はライトフォルトを判定すると、ヘッド12によるデータ書き込みを中断させる。
コンパレータ177は、増幅器175の出力信号を例えば2つの正負の閾値+TH2及び−TH2と比較する。そしてコンパレータ177は、増幅器175の出力信号が閾値+TH2及び−TH2の範囲から外れているか否かにより、衝撃検出の有無を示す、衝撃検出回数カウントのためのアクティブまたは非アクティブなデジタル衝撃検出信号177aを出力する。CPU211は、コンパレータ17からアクティブなデジタル衝撃検出信号177aが出力される都度、ディスク11の管理領域11bに保存されている衝撃検出回数を1インクリメントする。
上述したように本実施形態では、増幅器174のゲインが高く設定されている。このため、わずかな衝撃でも、衝撃の発生を示すライトフォルトのためのアクティブなデジタル衝撃検出信号176aが出力される。よって本実施形態においては、わずかな衝撃に対しても当該衝撃が確実に検出されて、ライトフォルトが判定される。
一方、増幅器175のゲイン(第3のゲイン)は、増幅器174のゲイン(第2のゲイン)よりも低く設定されている。このため、コンパレータ177からは大きな衝撃が発生した場合だけ、衝撃検出回数カウントのためのアクティブなデジタル衝撃検出信号177aが出力される。よって本実施形態においては、大きな衝撃の発生時にのみ衝撃が検出されたとして、衝撃検出回数がインクリメントされる。
このようにしてカウントされる衝撃検出回数は、大きな衝撃のみの発生回数を示す。したがって、この衝撃検出回数をSMART情報の1つとして用いるならば、HDDの信頼性向上を図ることが可能となる。これに対し、衝撃検出回数のカウントにライトフォルトのためのデジタル衝撃検出信号176aを兼用するならば、わずかな衝撃の発生時でも衝撃検出回数としてカウントされてしまうため、SMART情報の1つとして意味のある衝撃検出回数を示さなくなる。
なお、コンパレータ177からのアクティブなデジタル衝撃検出信号177aを、ヘッド12をランプに強制的にアンロード(退避)させるための強制ヘッドアンロード信号として用いることも可能である。この場合、大きな衝撃の発生に起因してヘッド12がディスク11に衝突するのを確実に防止できる。これに対し、ライトフォルトのためのデジタル衝撃検出信号176aを強制ヘッドアンロード信号として兼用するならば、ヘッド12がディスク11に衝突するおそれのないわずかな衝撃の発生時でも強制ヘッドアンロード動作が行われてしまうため、HDDのパフォーマンスが著しく低下する。
ところでショックセンサの多くは、1軸にしか感度を持たない。この点では、本実施形態で適用されるショックセンサ18も同様である。このため、ショックセンサ18の感度方向に直交する方向に衝撃が加わった場合(つまり加振された場合)には、たとえ衝撃の強さは同じでも、感度方向に衝撃が加振された場合と比較して、当該ショックセンサ18の出力であるセンサ出力信号180の振幅は小さい。
本実施形態で適用される外乱FF制御では、前記特許文献2に記載されているように、ショックセンサ18からのセンサ出力信号180の振幅に対するヘッド12のずれ量の関係(つまり外乱FF制御における伝達特性)を逐次推定することにより、ヘッド12の位置誤差の補正量が決定される。ところが、上記の要因でセンサ出力信号180の振幅があまりに小さい場合(以下、第1のケースと称する)には、ADC178の分解能から当該振幅の検出が難しくなり、外乱FF制御によるヘッド12の位置誤差の補正が困難となる。また、衝撃(外乱)が大きいためにショックセンサ18からのセンサ出力信号180の振幅がADC178のダイナミックレンジを超えてしまうような場合(以下、第2のケースと称する)にも、外乱FF制御によるヘッド12の位置誤差の補正が困難となる。
そこで本実施形態における外乱FF制御では、上述の第1及び第2のケースのいずれにおいても、ヘッド12の位置誤差の補正量が適切に決定できる手法を適用する。以下、この手法を適用した外乱FF制御の手順について、図5のフローチャートを参照して説明する。
まずCPU211は、サーボサンプリングタイミングで取得されるヘッド12の目標位置からのずれ(位置誤差)が増加した場合、ショックセンサ18からのセンサ出力信号180の振幅が異常に小さいか否かを判定する(ステップS1)。更に具体的に述べるならば、CPU211は、サンプリングタイミングで抽出されるヘッド12のずれ量と比較して、センサ出力信号180の振幅が異常に小さいか否かを判定する。もし、センサ出力信号180の振幅が異常に小さい場合、CPU211はショックセンサ18の感度が小さい方向に衝撃(外乱)が加わったものと推定する。
するとCPU211は、レジスタR3に保持されているゲイン情報を更新して増幅器173のゲインを一定レベル(または比率)だけ上げる(ステップS2)。CPU211は、このステップS2でのゲイン調整を、ヘッド12のずれ量と比較してセンサ出力信号180の振幅が適切なものとなるまで(ステップS1)、例えばサーボサンプリング周期で繰り返し実行する。この動作により、ショックセンサ18の感度の小さい方向に対する外乱に対しても外乱FF制御によるヘッド12の位置誤差の補正(ステップS6)が可能となる。
同様にCPU211は、センサ出力信号180の振幅が異常に大きいか否かを判定する(ステップS3)。もし、センサ出力信号180の振幅が、ADC178のダイナミックレンジを超えてしまうほど大きい場合、CPU211はレジスタR3に保持されているゲイン情報を更新して増幅器173のゲインを一定レベル(または比率)だけ下げる(ステップS4)。CPU211は、このステップS4でのゲイン調整を、センサ出力信号180の振幅がADC178のダイナミックレンジ内に収まるまで(ステップS3)、例えばサーボサンプリング周期で繰り返し実行する。
このように、外乱が大きいためにショックセンサ18のセンサ出力信号180の振幅がADC178のダイナミックレンジを超えてしまうような場合、上記のステップS4でのゲイン調整が繰り返し実行される。この動作により、センサ出力信号180の振幅がADC178のダイナミックレンジ内に収まるように、増幅器173のゲインが調整される。このゲインが調整により、たとえ外乱が大きい場合でも、外乱FF制御によるヘッド12の位置誤差の補正(ステップS6)が可能となる。従来技術でも、増幅器173に相当する増幅器のゲインを調整することは可能である。しかし、従来技術でゲイン調整を行うと、ライトフォルトの検出レベルも変化してしまう。
さて、ヘッド12のずれ量と比較してセンサ出力信号180の振幅が適切であり(ステップS1)、且つセンサ出力信号180の振幅がADC178のダイナミックレンジ内に収まっている場合(ステップS3)、CPU211は前記特許文献2に記載されているような外乱FF制御を実行する。
即ちCPU211は、ADC178の出力(アナログ衝撃信号173aのデジタル変換値)178aに対するヘッド12のずれ量(位置誤差)との関係に基づいて外乱FF制御における伝達特性(衝撃)を推定する(ステップS5)。次にCPU211は推定された伝達特性とADC178の出力178aとに従って外乱の影響を補償するための補償値を算出し、この算出された補償値を用いて外乱FFによりヘッド12の位置誤差を補正する(ステップS6)。CPU211は、このステップS6を、ADC178の出力178aによって示される、HDDに加えられる衝撃によって発生する振動の振幅が一定レベルより小さくなるまで、例えばサーボサンプリング周期で繰り返す。
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、増幅器174及び175のゲインを同一に設定し、その代わりにコンパレータ176の閾値+TH1をコンパレータ177の閾値+TH2より低く設定しても良い。即ちコンパレータ176の衝撃検出感度を、コンパレータ177のそれよりも高く設定しても良い。また、第1の増幅回路179におけるフィルタ171と増幅器173の位置を逆にしても良い。即ち、センサ出力信号180を増幅器173により増幅し、その増幅された信号から第1の周波数帯域の信号成分を抽出して、その抽出された信号成分をアナログ衝撃信号173aとして出力しても良い。
同様に、第2の増幅回路180におけるフィルタ172と増幅器174及び175の位置を逆にしても良い。この場合、増幅器175の出力側に、フィルタ172に相当する別のフィルタを接続し、当該別のフィルタの出力信号をデジタル衝撃検出信号177aとする必要がある。
また、図1のHDDが電源ノイズの少ない環境で使用されることを前提とするならば、2つのフィルタ171及び172のうちの一方、例えばフィルタ172は不要である。この場合、増幅器174及び175は、フィルタ171の出力信号を、それぞれ第2及び第3のゲインで増幅すれば良い。
また、衝撃検出回数を管理する必要がないならば、増幅器175及びコンパレータ177は不要である。また、電源ノイズに起因する衝撃誤検出を防止することのみを目的とするならば、増幅器173乃至175のうちの2つは不要である。この場合、まずセンサ出力信号180を1つの増幅器で増幅し、増幅された信号からフィルタ171及び172により、それぞれ、第1及び第2の周波数帯域の信号成分を抽出すれば良い。そして、フィルタ171の出力信号をアナログ衝撃信号173aとして用い、フィルタ172の出力信号をコンパレータ176で閾値と比較すれば良い。
また、センサ出力信号180の振幅が異常に大きいか否かを、当該振幅がADC178のダイナミックレンジの一定割合を超えたか否かにより判定しても構わない。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図 図1中の衝撃検出回路17及びコントローラIC21の構成を示すブロック図。 図2中のフィルタ171のフィルタ特性の一例を示す図。 図2中のフィルタ172のフィルタ特性の一例を示す図。 同実施形態で適用される外乱フィードフォワード制御の手順を示すフローチャート。
符号の説明
11…ディスク、12…ヘッド、14…アクチュエータ、15…VCM(ボイスコイルモータ)、16…モータドライバIC、17…衝撃検出回路、18…ショックセンサ、21…コントローラIC、171…フィルタ(第1のフィルタ)、172…フィルタ(第2のフィルタ)、173…増幅器(第1の増幅器)、174…増幅器(第2の増幅器)、175…増幅器(第3の増幅器)、173a…アナログ衝撃信号、176…コンパレータ、177…コンパレータ(別のコンパレータ)、176a,176b…デジタル衝撃検出信号、178…ADC(アナログ/ディジタル変換器)、179…第1の増幅回路、180…第2の増幅回路、211…CPU、R1〜R5…レジスタ。

Claims (10)

  1. 外乱フィードフォワード制御を実行すると共にヘッドによるデータ書き込み中における衝撃発生に起因するライトフォルトを判定するディスク記憶装置に適用される衝撃検出回路において、
    ショックセンサの出力信号に基づき第1のゲインで増幅された第1の周波数帯域の信号成分を前記外乱フィードフォワード制御のためのアナログ衝撃信号として出力する第1の増幅回路と、
    前記ショックセンサの出力信号に基づき第2のゲインで増幅された第2の周波数帯域の信号成分を出力する第2の増幅回路と、
    前記第2の増幅回路の出力信号のレベルを予め定められた閾値と比較することにより衝撃検出の有無を示す前記ライトフォルトの判定のためのデジタル衝撃検出信号を出力するコンパレータと
    を具備することを特徴とする衝撃検出回路。
  2. 前記第1の周波数帯域の低周波側のカットオフ周波数が、前記第2の周波数帯域の低周波側のカットオフ周波数よりも低く設定され、前記第2の周波数帯域の低周波側のカットオフ周波数が商用交流電源の周波数よりも高く設定されていることを特徴とする請求項1記載の衝撃検出回路。
  3. 前記第1の増幅回路は、前記ショックセンサの出力信号から前記第1の周波数帯域の信号成分を抽出する第1のフィルタと、前記第1のフィルタの出力信号を前記第1のゲインで増幅して、増幅された信号を前記アナログ衝撃信号として出力する第1の増幅器とを含み、
    前記第2の増幅回路は、前記ショックセンサの出力信号から前記第2の周波数帯域の信号成分を抽出する第2のフィルタと、前記第2のフィルタの出力信号を前記第2のゲインで増幅して、増幅された信号を前記コンパレータに出力する第2の増幅器とを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の衝撃検出回路。
  4. 前記第2の増幅回路は、前記第2のフィルタの出力信号を前記第2のゲインよりも低い第3のゲインで増幅する第3の増幅器と、前記第3の増幅器の出力信号のレベルを予め定められた閾値と比較することにより衝撃検出の有無を示すデジタル衝撃検出信号であって、衝撃発生回数のカウントまたは前記ヘッドを所定箇所に強制的に退避させるための強制ヘッドアンロードのためのデジタル衝撃検出信号として出力する、前記コンパレータとは別のコンパレータとを更に含むことを特徴とする請求項3記載の衝撃検出回路。
  5. 前記第2の増幅回路は、前記第2のフィルタの出力信号を第3のゲインで増幅する第3の増幅器と、前記第3の増幅器の出力信号のレベルを前記閾値とは別の当該閾値よりも高い予め定められた閾値と比較することにより衝撃検出の有無を示すデジタル衝撃検出信号であって、衝撃発生回数のカウントまたは前記ヘッドを所定箇所に強制的に退避させるための強制ヘッドアンロードのためのデジタル衝撃検出信号として出力する、前記コンパレータとは別のコンパレータとを更に含むことを特徴とする請求項3記載の衝撃検出回路。
  6. 外乱フィードフォワード制御を実行すると共にヘッドによるデータ書き込み中における衝撃発生に起因するライトフォルトを判定するディスク記憶装置に適用される衝撃検出回路において、
    ショックセンサの出力信号を入力する帯域フィルタと、
    前記帯域フィルタの出力信号を第1のゲインで増幅して、増幅された信号を前記外乱フィードフォワード制御のためのアナログ衝撃信号として出力する第1の増幅器と、
    前記帯域フィルタの出力信号を第2のゲインで増幅する第2の増幅器と、
    前記第2の増幅器の出力信号のレベルを予め定められた閾値と比較することにより衝撃検出の有無を示す前記ライトフォルトの判定のためのデジタル衝撃検出信号を出力するコンパレータと
    を具備することを特徴とする衝撃検出回路。
  7. 外乱フィードフォワード制御を実行すると共にヘッドによるデータ書き込み中における衝撃発生に起因するライトフォルトを判定するディスク記憶装置に適用される衝撃検出回路において、
    ショックセンサの出力信号を増幅する増幅器と、
    前記増幅器の出力信号から第1の周波数帯域の信号成分を抽出して、抽出された信号成分を前記外乱フィードフォワード制御のためのアナログ衝撃信号として出力する第1のフィルタと、
    前記増幅器の出力信号から第2の周波数帯域の信号成分を抽出する第2のフィルタと、
    前記第2のフィルタの出力信号のレベルを予め定められた閾値と比較することにより衝撃検出の有無を示す前記ライトフォルトの判定のためのデジタル衝撃検出信号を出力するコンパレータと
    を具備することを特徴とする衝撃検出回路。
  8. ディスクへのデータの書き込み及び当該ディスクからのデータの読み出しがヘッドにより行われるディスク記憶装置において、
    外乱フィードフォワード制御を実行する外乱フィードフォワード制御手段と、
    ヘッドによるデータ書き込み中における衝撃発生に起因するライトフォルトを判定するライトフォルト判定手段と、
    前記ディスク記憶装置に加えられる衝撃をアナログ信号に変換するショックセンサと、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の衝撃検出回路と、
    前記衝撃検出回路の前記第1の増幅回路から出力される前記アナログ衝撃信号をデジタル値に変換するアナログ/ディジタル変換器とを具備し、
    前記外乱フィードフォワード制御手段は前記アナログ/ディジタル変換器から出力されるデジタル値に基づいて前記外乱フィードフォワード制御を実行し、
    前記ライトフォルト判定手段は前記前記衝撃検出回路の前記コンパレータから出力される前記デジタル衝撃検出信号に基づいて前記ライトフォルトを判定する
    ことを特徴とするディスク記憶装置。
  9. 前記アナログ/ディジタル変換器から出力されるデジタル値と前記ヘッドの目標トラックの目標位置からのずれ量とに基づき、前記デジタル値に対応する前記ショックセンサの出力信号の振幅が前記ずれ量と比較して小さいかを判定する第1の判定手段と、
    前記アナログ/ディジタル変換器から出力されるデジタル値に基づき、当該デジタル値に対応する前記ショックセンサの出力信号の振幅が予め定められた一定レベルよりも大きいか判定する第2の判定手段と、
    前記ショックセンサの出力信号の振幅が小さい場合には前記第1の増幅器の前記第1のゲインを上げ、前記ショックセンサの出力信号の振幅が大きい場合には前記第1の増幅器の前記第1のゲインを下げるゲイン可変手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項8記載のディスク記憶装置。
  10. ディスクへのデータの書き込み及び当該ディスクからのデータの読み出しがヘッドにより行われるディスク記憶装置において、
    外乱フィードフォワード制御を実行する外乱フィードフォワード制御手段と、
    ヘッドによるデータ書き込み中における衝撃発生に起因するライトフォルトを判定するライトフォルト判定手段と、
    前記ディスク記憶装置に加えられる衝撃が検出された衝撃検出回数のカウントまたは前記前記ディスク記憶装置に加えられる衝撃の検出に応じて前記ヘッドを所定箇所に強制的に退避させる強制ヘッドアンロードを実行する衝撃検出回数カウント/強制ヘッドアンロード手段と、
    前記ディスク記憶装置に加えられる衝撃をアナログ信号に変換するショックセンサと、
    請求項4または請求項5に記載の衝撃検出回路と、
    前記衝撃検出回路の前記第1の増幅回路に含まれる前記第1の増幅器から出力される前記アナログ衝撃信号をデジタル値に変換するアナログ/ディジタル変換器とを具備し、
    前記外乱フィードフォワード制御手段は、前記アナログ/ディジタル変換器から出力されるデジタル値に基づいて前記外乱フィードフォワード制御を実行し、
    前記ライトフォルト判定手段は、前記前記衝撃検出回路の前記コンパレータから出力される前記ライトフォルトの判定のためのデジタル衝撃検出信号に基づいて前記ライトフォルトを判定し、
    前記衝撃検出回数カウント/強制ヘッドアンロード手段は、前記別のコンパレータから出力される前記デジタル衝撃検出信号に基づいて前記衝撃発生回数のカウントまたは前記強制ヘッドアンロードを実行する
    ことを特徴とするディスク記憶装置
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