JP2007334949A - 対物レンズアクチュエータ及び光ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】弾性支持部材によって対物レンズホルダを変位可能に支持し、電磁力によって対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータにおいて、作業負担が少なく組み立てられる対物レンズアクチュエータを提供する。
【解決手段】対物レンズアクチュエータ15のベース部材1に立設されるゲルホルダ11の上面には、レンズホルダ2に固着されるフォーカスコイル6及びトラックコイル7a〜7dへの給電を可能とするフレキシブルプリント基板50がベース部材1の下部側から延び出して固着されている。フォーカスコイル6及びトラックコイル7a〜7dのコイル線の両端部は、レンズホルダ2の外部に引き出されてフレキシブルプリント基板50に電気的に接続される。
【選択図】図4
【解決手段】対物レンズアクチュエータ15のベース部材1に立設されるゲルホルダ11の上面には、レンズホルダ2に固着されるフォーカスコイル6及びトラックコイル7a〜7dへの給電を可能とするフレキシブルプリント基板50がベース部材1の下部側から延び出して固着されている。フォーカスコイル6及びトラックコイル7a〜7dのコイル線の両端部は、レンズホルダ2の外部に引き出されてフレキシブルプリント基板50に電気的に接続される。
【選択図】図4
Description
本発明は、光記録媒体の情報の再生や、光記録媒体への情報の記録を行う光ディスク装置に関し、詳細には、光ディスク装置の光学系に備えられる対物レンズを駆動する対物レンズアクチュエータに関する。
コンパクトディスク(以下、CDという。)やデジタル多用途ディスク(以下、DVDという。)といった光記録媒体が普及している。更に、近年、光記録媒体の情報量を増やすために、光記録媒体の高密度化に関する研究が進められ、例えば、高品位のDVDであるHD−DVDやブルーレイディスク(以下、BDという。)といった高密度化された光記録媒体も実用化されてきている。
このような光記録媒体の記録再生を光ディスク装置によって場合、光記録媒体に光ビームを照射して情報の記録や情報の読み取りを可能とする光ピックアップ装置が用いられる。この光ピックアップ装置においては、光源から出射される光ビームが光記録媒体の記録面に集光するように対物レンズが備えられるが、この対物レンズは、少なくとも、光記録媒体の面振れ等によらず、光源からの光ビームの焦点が常に光記録媒体の記録面に合うように、また、光ビームのスポット位置が光記録媒体に形成されるトラックからずれないように、アクチュエータによってその位置が制御される。
このような対物レンズの位置の制御を可能とする対物レンズアクチュエータは、対物レンズを保持する対物レンズホルダを電磁力によって変位させる構成が一般的であるが、その方式には、例えば、対物レンズホルダを支軸に摺動可能に設け、電磁力によって対物レンズホルダを支軸に対して摺動させながら対物レンズを変位させるタイプ(軸摺動型と呼ばれることがあるタイプ)、棒状の弾性支持部材によって対物レンズホルダを変位可能に支持し、電磁力によって対物レンズホルダを変位させるタイプ(懸架型と呼ばれることがあるタイプ)、その他、特許文献1に示される板ばねで対物レンズホルダを支持するタイプのもの等がある。
このうち、最近では、チルトができる等の利点を有することから上述の懸架型が主流となりつつある。以下、懸架型の対物レンズアクチュエータの従来の構成について説明する。図9は、従来の対物レンズアクチュエータの構成を示す概略平面図であり、図10は、従来の対物レンズアクチュエータの構成を示す概略側面図である。以下、図9と図10とを参照しながら従来の対物レンズアクチュエータについて説明する。
対物レンズアクチュエータ100は、大きくは、強磁性を有する金属性のベース部材1と、樹脂成型品のレンズホルダ2と、より構成される。ベース部材1のほぼ中央には、光ビームを通過させる貫通孔(図示せず)が形成され、詳細は後述するレンズホルダ2が配置される。また、ベース部材1上には、レンズホルダ2を挟むように所定間隔をあけて相互に対向する一対の永久磁石3a、3bが立設されている。これらの各永久磁石3a、3bは、それぞれの外面がベース部材1から折曲形成された突片1a、1bに磁着されることで、ベース部材1と磁性的に一体化された状態で固定される。
更にベース部材1には、永久磁石3a、3bの間に挟まれて、永久磁石3a、3bと同様の方向で対向配置される一対のヨーク4a、4bが立設されている。これらの各ヨーク4a、4bは、ベース部材1から折曲形成されて成る。ここで、各ヨーク4a、4bは、各永久磁石3a、3bから磁束を有効に引き込んで、主として、両者の間に配置される後述のフォーカスコイル6、トラックコイル7a〜7dに高密度の磁束を与え、これにより、レンズホルダ2の駆動効率を高める役割を担う。
レンズホルダ2は、光ビームが通過できるように、その中央部に図9における紙面方向に延びる光路孔(図示せず)が形成され、空洞の上部側に設けられる対物レンズ保持部8で対物レンズ9を保持する。なお、対物レンズ保持部8に保持される対物レンズ9は、その光軸が図9における紙面方向と平行となるように搭載される。また、レンズホルダ2には、上述のヨーク4a、4bが貫通可能となるように空洞部10a、10bが設けられている。
レンズホルダ2の側壁の外側には、レンズホルダ2に搭載される対物レンズ9の光軸を取り巻くようにフォーカスコイル6が設けられ、レンズホルダ2に対して接着剤等で固着されている。また、レンズホルダ2の側壁のうち、各永久磁石3a、3bと対向する両側壁の外側には、トラックコイル7a〜7dが、それぞれ左右に一対ずつ対向するように設けられ、全体として1本の線で繋がっている。
また、ベース部材1上には、一方の永久磁石3bが磁着された突片1bの外面側に、ポリカーボネート等の樹脂成型品のゲルホルダ11が固定され、更にそのゲルホルダ11の外側に隣接して回路基板12が立設されている。この回路基板12には、左右両側において、それぞれ上下方向に2箇所ずつ、導電性を有するワイヤ13a、13b、13c、13dの各一端がハンダ付けにて接続されている。これらの4本の各ワイヤ13a〜13dは、回路基板12への接続箇所に対応した位置、すなわち左右両側においてそれぞれ上下方向に2箇所ずつゲルホルダ11に形成された貫通孔14a、14b、14c、14dを挿通している。
そして、上段の各ワイヤ13a、13cの他端は、レンズホルダ2に設けられるワイヤ支持部2a、2cにおいて、フォーカスコイル6とハンダ付けにて電気的に接続された状態で固定され、下段のワイヤ13b、13dの他端は、レンズホルダ2に設けられるワイヤ支持部2b、2dにおいて、トラックコイル7a〜7dにハンダ付けにて電気的に接続された状態で固定され、これにより、レンズホルダ2は、各ワイヤ13a〜13dによってベース部材1に対して揺動可能に支持される。
また、各ワイヤ13a〜13dが挿通されたゲルホルダ11の各貫通孔14a〜14d内には、シリコンを主成分とするゲル材が充填されている。ここでゲル材は、低粘度のゲル材(ゾル)がゲルホルダ11の各貫通孔14a〜14dに注入された後、所定時間の紫外線照射によってゲル状に硬化したものである。そして、このゲルホルダ11は、レンズホルダ2の駆動に応じて各ワイヤ13a〜13dに生じた振動をゲル材によって減衰し、抑制する役目を果たす。
このように構成される対物レンズアクチュエータ100において、回路基板12からワイヤ13a、13cを通じてフォーカスコイル6に電流が供給されると、ベース部材1、永久磁石3a、3b及びヨーク4a、4bによって形成される磁気回路との電磁気的な作用により、レンズホルダ2はフォーカス方向F(図10参照)に変位可能となる。このため、フォーカスコイル6に供給する電流の大きさ及び向きを調整することで対物レンズ9のフォーカス方向の調整が可能となる。
また、回路基板12からワイヤ13b、13dを通じてトラックコイル7a〜7dに電流が供給されると、ベース部材1、永久磁石3a、3b及びヨーク4a、4bによって形成される磁気回路との電磁気的な作用により、レンズホルダ2は、トラッキング方向T(図9参照)に変位可能となる。このため、トラックコイル7a〜7dに供給する電流の大きさ及び向きを調整することで対物レンズ9のトラッキング方向の調整が可能となる。
特開平6−176384号公報
しかしながら、以上に示した構成の対物レンズアクチュエータ100においては、レンズホルダ2を変位可能に支持するワイヤ13a〜13dから、フォーカスコイル6やトラックコイル7a〜7dに給電する構成であるため、ワイヤ13a〜13dの両端部をハンダ付けしている。この場合、レンズホルダ2を支持するワイヤ13a〜13dのテンションやその取り付け角度等は、レンズホルダ2の駆動制御に大きな影響を及ぼすために、ワイヤ13a〜13dのハンダ付け作業は正確且つ慎重に行う必要があるが、ハンダ付け作業について、細かい調整を気にしながら行うことを要求すると、その作業負担は大きなものとなり、対物レンズアクチュエータの組み立てに時間を要したり、不良率が多くなったりする等の問題が発生する。
そして、光記録媒体の情報の高密度化に伴い、例えば、コマ収差の補正のために対物レンズ9のチルト制御が必要となったり、球面収差の補正のためにレンズホルダ2に液晶素子を搭載したりする必要が生じるために、チルト用のコイルや液晶素子に給電するためのワイヤ(レンズホルダを支持するワイヤ)が必要となることがあり、この場合、ワイヤ数が増加するために、ワイヤのハンダ付け作業の負担が更に大きくなる。
また、上述のように液晶素子の搭載等、レンズホルダ2に給電が必要な部材が増える度にレンズホルダ2を支持するワイヤの数を増やす構成とした場合、ワイヤの数の増加によって、レンズホルダ2の動作性が悪くなるといった問題も発生する。
この点、特許文献1に示されるように、フォーカスコイル6やトラックコイル7a〜7dへの給電をFPC(Flexible Print Circuit;フレキシブルプリント基板)を用い、このFPCをレンズホルダ2の所まで延ばしてレンズホルダ2に接着する構成とし、ワイヤによる給電を行わないことも考えられるが、FPCをレンズホルダ2と接着した場合には、FPCはその特性としてある程度の剛性を有するために、その点を考慮してレンズホルダ2の動作制御を行う必要があるために、対物レンズ9の変位の制御が非常に難しくなるといった問題がある。
以上の問題点を鑑みて、本発明の目的は、弾性支持部材によって対物レンズホルダを変位可能に支持し、電磁力によって対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータにおいて、作業負担が少なく組み立てられる対物レンズアクチュエータを提供することである。また、本発明の他の目的は、対物レンズホルダ部分で必要な給電端子の数が増えても、対物レンズホルダの動作性に優れる対物レンズアクチュエータを提供することである。更に、本発明の他の目的は、そのような対物レンズアクチュエータを備えることにより、組み立てが容易で、サーボ制御を安定して行える光ディスク装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、光源と、該光源から出射される光ビームを光記録媒体の記録面に集光する対物レンズと、前記記録面で反射された反射光を受光する光検出器と、前記対物レンズを保持し、少なくともフォーカス方向への推進力を発生させるフォーカスコイルとトラッキング方向に推進力を発生させるトラックコイルとを含む複数のコイルが固着されたレンズホルダと、前記レンズホルダを変位可能に支持する弾性支持部材と、ベース部材に設けられて磁気回路を形成する磁石及びヨークと、を有して前記磁石と前記コイルとの電磁力作用によって前記レンズホルダの移動とともに前記対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータと、を備える光ディスク装置において、前記レンズホルダは、液晶と該液晶を挟む2枚の透明電極とを有する液晶素子を保持し、前記レンズホルダの近傍に配置されて前記ベース部材に立設される固定部には、前記コイル及び前記透明電極に給電して前記コイル及び前記液晶素子の制御を可能とするフレキシブルプリント基板が固着されており、前記コイルのコイル線両端部、及び前記透明電極から引き出される配線は、前記レンズホルダの外部にたるみを有した状態で引き出されて前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続され、前記弾性支持部材は、接着剤で前記対物レンズホルダに固着されることを特徴としている。
上記目的を達成するために本発明は、対物レンズと、前記対物レンズを保持し、複数のコイルが固着されたレンズホルダと、前記レンズホルダを変位可能に支持する弾性支持部材と、ベース部材に設けられて磁気回路を形成する磁石及びヨークと、を備え、前記磁石と前記コイルとの電磁力作用によって前記レンズホルダの移動とともに前記対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータにおいて、前記レンズホルダの近傍には、前記コイルに給電して前記コイルの制御を可能とするフレキシブルプリント基板が延び出しており、前記コイルのコイル線両端部は、前記レンズホルダの外部に引き出されて前記フレキシブルプリント基板と電気的に接続されることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記弾性支持部材は、接着剤で前記レンズホルダに固着されることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記フレキシブルプリント基板は、前記ベース部材に立設される固定部に固着されることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記レンズホルダは、液晶と該液晶を挟む2枚の透明電極とを有する液晶素子を保持し、前記フレキシブルプリント基板は、前記透明電極に給電して前記液晶素子の制御を可能に設けられ、前記透明電極から引き出される配線は、前記レンズホルダの外部まで引き出されて前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続されることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記コイル線、又は前記コイル線及び前記配線のうち、前記レンズホルダから外部に引き出される部分はたるみを有することを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータにおいて、前記コイルには、少なくともフォーカス方向への推進力を発生させるフォーカスコイルと、トラッキング方向に推進力を発生させるトラックコイルとが含まれることを特徴としている。
また、本発明は、上記構成の対物レンズアクチュエータを備える光ディスク装置であることを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、光ディスク装置が備える対物レンズアクチュエータにおいて、対物レンズを変位させるための推進力を得るためにコイルに供給する電流を、フレキシブルプリント基板によって供給する構成であるために、従来のようにレンズホルダを支持する弾性支持部材を通じてコイルに給電する必要がない。このため、ワイヤ等の弾性支持部材をハンダ付けによってレンズホルダに取り付ける必要がなくなり、ワイヤ等の弾性支持部材を接着剤でレンズホルダに固着できるために、その取り付けが容易となる。また、レンズホルダに液晶素子を搭載する場合でも、それに合わせて弾性支持部材の数を増加させる必要がなく、弾性支持部材の増加によるレンズホルダの動作性の悪化を防止できる。更に、レンズホルダの外部にコイル線をたるんだ状態で引き出して、コイル線を固定部に固着されたフレキシブルプリント基板と接続する構成であるために、レンズホルダに余計な力がほとんど加わらず、レンズホルダの変位動作に悪影響を及ぼさない。このため、本発明の光ディスク装置は、組み立て時の作業性が良く、サーボ制御を安定して行うことが可能である。
また、本発明の第2の構成によれば、対物レンズを変位させるための推進力を得るためにコイルに供給する電流を、フレキシブルプリント基板によって供給する構成であるために、従来のようにレンズホルダを支持する弾性支持部材を通じてコイルに給電する必要がない。このため、ワイヤ等の弾性支持部材をハンダ付けによってレンズホルダに取り付ける必要がなくなり、ワイヤ等の弾性支持部材の取り付けが容易となる。また、フレキシブルプリント基板とコイル線とのハンダ付けによる接続は一つの面で行えるために、従来のように、レンズホルダの2つの面でハンダ付け作業をする場合に比べ、作業負担が少ない。また、レンズホルダの外部にコイル線を引き出して、コイル線をフレキシブルプリント基板と接続する構成であるために、レンズホルダの動作制御について、フレキシブルプリント基板の剛性等を考慮する必要がなく、対物レンズの変位の調整が容易である。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第2の構成の対物レンズアクチュエータにおいて、弾性支持部材のレンズホルダに対する固着を、接着剤によって行う構成であるために、弾性支持部材のレンズホルダへの固着作業が容易である。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第2又は第3の構成の対物レンズアクチュエータにおいて、レンズホルダから引き出されるコイル線と接続されるフレキシブルプリント基板が固定されているために、フレキシブルプリント基板からレンズホルダに力が加わることが無く、レンズホルダの変位について安定した制御が可能である。
また、本発明の第5の構成によれば、上記第2から第4のいずれかの構成の対物レンズアクチュエータにおいて、対物レンズを保持するレンズホルダに液晶素子も搭載する場合、従来、弾性支持部材であるワイヤ等の本数が増えて、ハンダ付けの作業負担の増大や、レンズホルダの動作性の悪化といった問題があったが、液晶素子から引き出される配線についても、レンズホルダの外部でフレキシブルプリント基板と接続する構成のために、ハンダ付けの作業負担は軽減され、弾性支持部材の増加に伴うレンズホルダの動作性の悪化といった問題はない。
また、本発明の第6の構成によれば、上記第2から第5のいずれかの構成の対物レンズアクチュエータにおいて、レンズホルダから引き出されるコイル線や液晶素子からの配線がたるみを有するために、コイル線等にレンズホルダが引っ張られる等して、レンズホルダの動作に悪影響が及ぶのを防止できる。
また、本発明の第7の構成によれば、上記第2から第6のいずれかの構成の対物レンズアクチュエータにおいて、光ピックアップ装置に用いられる対物レンズアクチュエータを作業負担少なく組み立てることが可能となる。
また、本発明の第8の構成によれば、光ディスク装置が、上記第2から第7のいずれかの構成の対物レンズアクチュエータを備えるために、組み立てが容易で、サーボ制御を安定して行える光ディスク装置を提供できる。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施形態は一例であり、本発明はここに示す実施形態に限定されるものではない。なお、説明にあたっては、本発明の対物レンズアクチュエータを備える光ディスク装置の全体構成、本発明の対物レンズアクチュエータの構成の詳細という順番で説明する。
(光ディスク装置の全体構成)
図1は、本発明の対物レンズアクチュエータを備える光ディスク装置の実施形態の構成を示すブロック図である。光ディスク装置20は、光記録媒体33の情報の再生、及び光記録媒体33への情報の記録を行うことができる。21は、スピンドルモータであり、光記録媒体33は、このスピンドルモータ21の上部に設けられるチャック部(図示せず)に着脱可能に保持される。そして、光記録媒体33の情報の記録再生を行う際に、スピンドルモータ21は光記録媒体33を連続回転する。スピンドルモータ21の回転制御は、スピンドルモータ制御部22によって行われる。
図1は、本発明の対物レンズアクチュエータを備える光ディスク装置の実施形態の構成を示すブロック図である。光ディスク装置20は、光記録媒体33の情報の再生、及び光記録媒体33への情報の記録を行うことができる。21は、スピンドルモータであり、光記録媒体33は、このスピンドルモータ21の上部に設けられるチャック部(図示せず)に着脱可能に保持される。そして、光記録媒体33の情報の記録再生を行う際に、スピンドルモータ21は光記録媒体33を連続回転する。スピンドルモータ21の回転制御は、スピンドルモータ制御部22によって行われる。
23は、光ピックアップ装置であり、光源から出射される光ビームを光記録媒体33に照射し、光記録媒体33への情報の書き込みと、光記録媒体33に記録されている情報の読み取りを可能とする。図2は、光ディスク装置20が備える光ピックアップ装置23の光学系を示す概略図である。図2に示すように、光ピックアップ装置23においては、光源34から出射された光ビームは、コリメートレンズ35で平行光となり、ビームスプリッタ36を透過し、立ち上げミラー37で反射されてその光軸が光記録媒体33の記録面33aと略垂直とされ、液晶素子38を通過して対物レンズ9によって光記録媒体33の情報が記録される記録面33aに集光される。
光記録媒体33で反射された反射光は、対物レンズ9、液晶素子38の順に通過し、立ち上げミラー37で反射された後、更にビームスプリッタ36で反射されて集光レンズ39によって光検出器40の受光部(図示せず)に集光される。光検出器40は受光した光ビームが有する光情報を電気信号に変換する。
なお、光ピックアップ装置23が備える光源34は、2波長一体型の半導体レーザであって、2種類の光記録媒体に対応可能となっている。そして、この場合、対物レンズ9を一方の種類の光記録媒体に対応するように設計した場合、他方の種類の光記録媒体について記録再生を行う際に、光記録媒体33の記録面33aを保護する保護層33bの厚みの違いにより球面収差が発生して記録再生品質が劣化するという問題が発生する。このため、本実施形態においては、液晶素子38を配置して、球面収差の補正を行えるようになっている。
本実施形態の光ピックアップ装置23が備える液晶素子38の構成について、簡単に説明しておく。図3は、液晶素子38の構成を説明するための図で、図3(a)は、液晶素子38の構成を示す概略断面図で、図3(b)は、図3(a)の液晶素子38を上面から見た平面図である。
図3(a)に示すように、液晶素子38は、液晶41と、液晶41を挟む2枚の透明電極42a、42bと、液晶41と透明電極42a、42bで形成される部分43を挟む2枚のガラス板44と、を備えている。また、図3(b)に示すように、液晶素子38を構成する透明電極42aは同心円状の複数の領域に分割されている。一方、透明電極42aに対向する透明電極42bは分割されることなく、全体で一つの共通電極となっている。なお、透明電極42aを分割して形成される領域の数(本実施形態では、5つとしている)は、本実施形態の構成に限らず、必要に応じて自由に変更されるものである。
このように構成される液晶素子38の透明電極42a、42bに駆動電圧を印加した場合、液晶41がその配向方向を変化して屈折率の変化を生じ、液晶素子38を通過する光ビームは、液晶素子38に印加される駆動電圧に応じて位相差を生じる。そして、液晶素子38の透明電極42aは、上述のように複数に分割された構成となっているために、各領域に印加する電圧を調整することで、液晶素子38を通過する光ビームに対して所望の位相差を発生し、球面収差の補正を適切に行うことが可能となる。
なお、透明電極42aの各領域及び透明電極42bからは、配線45が引き出されており、この配線45は液晶素子制御部30(図1参照)と繋がる。透明電極42a、42bから引き出される配線の引き回しについては後述する。
図1に戻って、光ディスク装置20には信号処理部25が設けられており、この信号処理部25は、少なくともRF信号処理部26とトラックエラー信号処理部27とフォーカスエラー信号処理部28とを含んでいる。そして、これらの処理部は光検出器40(図2参照)で変換された電気信号に基づいて、RF信号、トラックエラー信号(TE信号)、フォーカスエラー信号(FE信号)を生成する。RF信号はデータ復調部32でデータに復調され、図示しないインターフェースを介してパソコン等の外部機器に出力される。
アクチュエータ制御部7は、上述のTE信号、FE信号に基づいて、対物レンズ9を変位可能とする対物レンズアクチュエータ15(図2参照)に駆動信号を供給する。駆動信号が供給された対物レンズアクチュエータ15は、信号に基づいて各部を作動させて、対物レンズ9を光軸と平行な方向(フォーカス方向)に移動して光記録媒体33の記録面33aにフォーカスを追従させるフォーカス制御、及び対物レンズ9を光記録媒体33の半径方向と平行な方向(トラッキング方向)に移動して光ビームのスポット位置を光記録媒体33に形成されるトラック位置に追従させるトラッキング制御を行う。なお、この対物レンズアクチュエータ15には、上述の液晶素子38も搭載される。対物レンズアクチュエータ15の詳細は後述する。
その他、レーザ制御部24は、光ピックアップ装置23に備えられる光源34(図2参照)のレーザ出力を制御する。また、全体制御部31は、スピンドルモータ制御部22、レーザ制御部24、信号処理部25、アクチュエータ制御部29、液晶素子制御部30、及びデータ復調部32等を制御して、装置全体のコントロールを行う。
(対物レンズアクチュエータの構成)
次に、本実施形態の対物レンズアクチュエータ15の構成について図面を参照しながら説明する。図4は本実施形態の対物レンズアクチュエータ15の構成を示す概略平面図であり、図5は本実施形態の対物レンズアクチュエータ15の構成を示す概略側面図である。ここで、従来の対物レンズアクチュエータ100(図9、図10参照)と重複する部分については、同一の符号を付している。そして、同一の符号を付した部分については、特に必要が無い限り、その説明は省略する。
次に、本実施形態の対物レンズアクチュエータ15の構成について図面を参照しながら説明する。図4は本実施形態の対物レンズアクチュエータ15の構成を示す概略平面図であり、図5は本実施形態の対物レンズアクチュエータ15の構成を示す概略側面図である。ここで、従来の対物レンズアクチュエータ100(図9、図10参照)と重複する部分については、同一の符号を付している。そして、同一の符号を付した部分については、特に必要が無い限り、その説明は省略する。
本実施形態の対物レンズアクチュエータ15においては、図4に示すように、ゲルホルダ11(ベース部材1に立設される固定部に相当する)の上面部分に延び出したフレキシブルプリント基板50(以下、FPCと省略して記載する)が、ゲルホルダ11の上面部分に接着剤等で固着されている。
このFPC50は、図5に示すように、対物レンズアクチュエータ15の下部側の図示しないベース部分に固定されたFPC50の一部が延び出したものであり、対物レンズアクチュエータ15の下部側からゲルホルダ11の背面に沿って延び出し、ゲルホルダ11の上面に相当する位置でゲルホルダ11側に屈曲している。そして、ゲルホルダ11側に屈曲した部分が上述のように、ゲルホルダ11に固着されている。
図6は、FPC50の構成を説明するための図で、実際には折り曲げられた状態で配置されるFPC50を展開して示した展開図である。なお、この図においては、FPC50のパターンの詳細は省略している。このFPC50によって、光ピックアップ装置23全体の制御、光源34である半導体レーザの制御、半導体レーザのレーザパワーをモニタするモニタ部の制御、対物レンズアクチュエータ15の制御、及び液晶素子38の制御等が可能となる。本実施形態では、図6における、一点鎖線で形成される矩形部分Qに囲まれた部分が、対物レンズアクチュエータ15及び液晶素子38の制御を可能とするための部分に相当する。
そして、図6における破線Oの部分を山折りし、山折りした際に下部側に配置されることなる対物レンズアクチュエータ及び液晶素子の制御部分(矩形の一点鎖線Qで囲まれる部分)を、破線Pの部分で谷折りすることで、図5に示すように、FPC50の一部がゲルホルダ11の背面に沿って延び出すこととなる。
対物レンズアクチュエータ15においては、従来の対物レンズアクチュエータ100の場合と異なり、FPC50によって対物レンズアクチュエータ15のコイル及び液晶素子38の透明電極42a、42b(図3参照)に給電して、その制御が可能となるために、別途回路基板12(図9及び図10参照)は配置されない。
そして、フォーカスコイル6のコイル線の両端部、トラックコイル7a〜7dのコイル線の両端部(従来例の部分で説明したようにトラッキングコイル7a〜7dは一本の線から成る)、及び液晶素子38の透明電極42a、42bから引き出される配線の端部は、ゲルホルダ11の上面に固着されるFPC50のランド部分とハンダ付けにて電気的に接続される。なお、図5においては、便宜的にコイル線及び配線の一部を省略して示している。
このため、弾性支持部材であるワイヤ13a〜13dは、従来の場合のように給電線として使用されないために、ワイヤ13a〜13dと、フォーカスコイル6、トラックコイル7a〜7d、及び液晶素子38の透明電極42a、42bから引き出される配線45と、をハンダ付けする必要がなく、ワイヤ13a〜13dとレンズホルダ2とは、ワイヤ支持部2a〜2dにおいて接着剤を用いて固定されている。従って、ワイヤ13a〜13dの取り付け作業を容易に行うことが可能となり、対物レンズアクチュエータ15の組み立ての作業性が向上する。
なお、フォーカスコイル6のコイル線の両端部、トラックコイル7a〜7dのコイル線の両端部、及び液晶素子38の透明電極42a、42bから引き出される配線45の端部と、FPC50と、のハンダ付け作業は一つの面で行え、更に、ワイヤ13a〜13dの場合のようにテンション等の調整を気にせず行えるために、従来のワイヤ13a〜13dをハンダ付けして固定する場合に比べて作業負担が少ない。
また、ワイヤ13a〜13dは給電線として使用されないために、その本数は自由に設定可能である。このため、レンズホルダ2を支持可能で、レンズホルダ2をスムーズに動作させることができる範囲で、ワイヤの数は自由に設定すれば良いが、片側2本ずつの計4本か、片側3本ずつの計6本が好ましい。
なお、本実施形態においては、ワイヤ13a〜13dは、レンズホルダ2に接着剤で固定する構成としているが、その他、例えば、ワイヤ支持部2a〜2dにゲル材を設けて、ワイヤ13a〜13dをゲル材に挿通して固定する構成等としても構わない。
次に、フォーカスコイル6のコイル線両端部、トラックコイル7a〜7dのコイル線両端部、及び液晶素子38の透明電極42a、42bから引き出される配線端部がレンズホルダ2の外部に引き出される構成について説明する。図7は、対物レンズアクチュエータ15のレンズホルダ2の構成を示す斜視図である。
図7に示すように、フォーカスコイル6のコイル線の両端部51a、51bは、レンズホルダ2の磁石3b(図4参照)と対向する面のほぼ同位置からレンズホルダ2の外部へと引き出されてFPC50(図4参照)と接続される。トラックコイル7a〜7dは、上述のように一本の線で繋がっており、その一方の端部52aはトラックコイル7cの部分からレンズホルダ2の外部へと引き出されてFPC50に接続され、他方の端部52bはトラックコイル7aからレンズホルダ2の側面に沿ってトラックコイル7c側に回され、レンズホルダ2の外部へと引き出されてFPC50に接続される。
図8は、図7のA−Aの部分で切断した概略断面図である。液晶素子38の配線45(透明電極42aから5本、透明電極42bから1本引き出される)の端部は、図7に示すように、レンズホルダ2内部の液晶素子38が保持される位置近傍に設けられる貫通孔53、54と、レンズホルダ2の磁石3bと対向する側面に設けられる貫通孔55と、を通じてレンズホルダ2の外部に引き出されてFPC50に接続される。
なお、貫通孔53は透明電極42aから引き出される5本の配線を引き出すために5つ設けられ、貫通孔54は透明電極42bから引き出される1本の配線を引き出すために1つ設けられ、貫通孔55は、透明電極42a、42bから引き出される配線を外部に引き出せるように6つ設けられている。また、貫通孔53、54から貫通孔55へと配線を引き回す際には、ヨーク4b(図4参照)が存在するためにヨーク4bを迂回するように配線が引き回される。
また、レンズホルダ2から外部に引き出されるコイル線や液晶素子38からの配線は、たるみを有するのが好ましい。たるみを全く有さない場合、レンズホルダ2が変位する場合にコイル線等の影響でレンズホルダ2を適切に変位できない場合があるからである。また、レンズホルダ2から引き出されるコイル線等同士がショートしないようにコイル線等に絶縁膜を設けておく構成等としても良い。
以上に示した本実施形態においては、FPC50をゲルホルダ11に固着する構成としているが、FPC50がレンズホルダ2の近傍に配置される構成であれば良く、本実施形態の構成に限定されるものではない。
また、本実施形態においては、レンズホルダ2に保持される液晶素子38について、球面収差を補正する構成としているが、液晶素子38を搭載しない構成や、液晶素子38を他の目的(例えば、コマ収差の補正やRIM強度の調整)のために配置する構成等としても、もちろん構わない。また、液晶素子に限らず、レンズホルダ2に給電が必要な他の素子を配置するような場合にも、本発明は適用可能である。
また、本実施形態の対物レンズアクチュエータ15は、対物レンズ9をフォーカス方向とトラッキング方向との2方向にのみ変位する構成となっているが、この2方向への移動以外に、例えば、コマ収差の補正を行う目的で、対物レンズ9を光軸に対して傾けることができるように、チルト用のコイルを設ける場合にも本発明は適用可能である。
本発明の対物レンズアクチュエータは、組み立て作業性に優れ、対物レンズ以外に液晶素子等の給電が必要な素子を搭載する場合においても、対物レンズを保持する対物レンズホルダをスムーズに動作可能であり、有用である。
1 ベース部材
2 レンズホルダ
3a、3b 磁石
4a、4b ヨーク
6 フォーカスコイル
7a、7b、7c、7d トラックコイル
9 対物レンズ
11 ゲルホルダ(固定部)
13a、13b、13c、13d ワイヤ(弾性支持部材)
15 対物レンズアクチュエータ
20 光ディスク装置
33 光記録媒体
33a 記録面
34 光源
38 液晶素子
40 光検出器
41 液晶
42a、42b 透明電極
45 配線
51a、51b、52a、52b コイル線の端部
2 レンズホルダ
3a、3b 磁石
4a、4b ヨーク
6 フォーカスコイル
7a、7b、7c、7d トラックコイル
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13a、13b、13c、13d ワイヤ(弾性支持部材)
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33 光記録媒体
33a 記録面
34 光源
38 液晶素子
40 光検出器
41 液晶
42a、42b 透明電極
45 配線
51a、51b、52a、52b コイル線の端部
Claims (8)
- 光源と、
該光源から出射される光ビームを光記録媒体の記録面に集光する対物レンズと、
前記記録面で反射された反射光を受光する光検出器と、
前記対物レンズを保持し、少なくともフォーカス方向への推進力を発生させるフォーカスコイルとトラッキング方向に推進力を発生させるトラックコイルとを含む複数のコイルが固着されたレンズホルダと、前記レンズホルダを変位可能に支持する弾性支持部材と、ベース部材に設けられて磁気回路を形成する磁石及びヨークと、を有して前記磁石と前記コイルとの電磁力作用によって前記レンズホルダの移動とともに前記対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータと、
を備える光ディスク装置において、
前記レンズホルダは、液晶と該液晶を挟む2枚の透明電極とを有する液晶素子を保持し、
前記レンズホルダの近傍に配置されて前記ベース部材に立設される固定部には、前記コイル及び前記透明電極に給電して前記コイル及び前記液晶素子の制御を可能とするフレキシブルプリント基板が固着されており、
前記コイルのコイル線両端部、及び前記透明電極から引き出される配線は、前記レンズホルダの外部にたるみを有した状態で引き出されて前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続され、
前記弾性支持部材は、接着剤で前記対物レンズホルダに固着されることを特徴とする光ディスク装置。 - 対物レンズと、
前記対物レンズを保持し、複数のコイルが固着されたレンズホルダと、
前記レンズホルダを変位可能に支持する弾性支持部材と、
ベース部材に設けられて磁気回路を形成する磁石及びヨークと、
を備え、
前記磁石と前記コイルとの電磁力作用によって前記レンズホルダの移動とともに前記対物レンズを変位させる対物レンズアクチュエータにおいて、
前記レンズホルダの近傍には、前記コイルに給電して前記コイルの制御を可能とするフレキシブルプリント基板が延び出しており、
前記コイルのコイル線両端部は、前記レンズホルダの外部に引き出されて前記フレキシブルプリント基板と電気的に接続されることを特徴とする対物レンズアクチュエータ。 - 前記弾性支持部材は、接着剤で前記レンズホルダに固着されることを特徴とする請求項2に記載の対物レンズアクチュエータ。
- 前記フレキシブルプリント基板は、前記ベース部材に立設される固定部に固着されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の対物レンズアクチュエータ。
- 前記レンズホルダは、液晶と該液晶を挟む2枚の透明電極とを有する液晶素子を保持し、
前記フレキシブルプリント基板は、前記透明電極に給電して前記液晶素子の制御を可能に設けられ、
前記透明電極から引き出される配線は、前記レンズホルダの外部まで引き出されて前記フレキシブルプリント基板に電気的に接続されることを特徴とする請求項2から請求項4のうちのいずれか1項に記載の対物レンズアクチュエータ。 - 前記コイル線、又は前記コイル線及び前記配線のうち、前記レンズホルダから外部に引き出される部分はたるみを有することを特徴とする請求項2から請求項5のうちのいずれか1項に記載の対物レンズアクチュエータ。
- 前記コイルには、少なくともフォーカス方向への推進力を発生させるフォーカスコイルと、トラッキング方向に推進力を発生させるトラックコイルとが含まれることを特徴とする請求項2から請求項6のうちのいずれか1項に記載の対物レンズアクチュエータ。
- 請求項2から請求項7のうちのいずれか1項に記載の対物レンズアクチュエータを備えることを特徴とする光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006163110A JP2007334949A (ja) | 2006-06-13 | 2006-06-13 | 対物レンズアクチュエータ及び光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006163110A JP2007334949A (ja) | 2006-06-13 | 2006-06-13 | 対物レンズアクチュエータ及び光ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007334949A true JP2007334949A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38934288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006163110A Pending JP2007334949A (ja) | 2006-06-13 | 2006-06-13 | 対物レンズアクチュエータ及び光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007334949A (ja) |
-
2006
- 2006-06-13 JP JP2006163110A patent/JP2007334949A/ja active Pending
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