JP2007333994A - プロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】 本体部のレンズ部に嵌めるレンズカバーをそのままの形状を保ったままでプロジェクターの本体部の回転台として使用できて、レンズカバーでプロジェクターの本体部を自由に回転でき、従来のように、プロジェクターの本体部を配置するときにレンズカバーが下敷きになることを防ぐことができるプロジェクターを提供する。
【解決手段】 本体部2のレンズ部3にレンズカバー4を嵌めるようにし、本体部の筐体6の底面の略中央部にレンズカバーが係合する凹溝7が形成され、凹溝にレンズカバーの先端に形成された係止突起4aを係止する係止爪7aが形成され、レンズカバーの前面に滑り止め用のゴム材5が固着されており、筐体の底面の凹溝にレンズカバーの先端を嵌め入れて係止突起と前記係止爪とを係合し、レンズカバーをゴム材が下側に位置するようにして平面部に配置した状態で本体部が前記レンズカバーに回転可能に保持される。
【選択図】 図2
【解決手段】 本体部2のレンズ部3にレンズカバー4を嵌めるようにし、本体部の筐体6の底面の略中央部にレンズカバーが係合する凹溝7が形成され、凹溝にレンズカバーの先端に形成された係止突起4aを係止する係止爪7aが形成され、レンズカバーの前面に滑り止め用のゴム材5が固着されており、筐体の底面の凹溝にレンズカバーの先端を嵌め入れて係止突起と前記係止爪とを係合し、レンズカバーをゴム材が下側に位置するようにして平面部に配置した状態で本体部が前記レンズカバーに回転可能に保持される。
【選択図】 図2
Description
本発明は、本体部のレンズ部にレンズカバーを嵌めるようにしたプロジェクターに関し、特に、レンズカバーを本体部の筐体の底面に嵌めて、このレンズカバーにより本体部を回転可能に保持するようにしたプロジェクターに関するものである。
従来のプロジェクターは、レンズ部に嵌められるレンズカバーと本体部とが紐で繋がっていた。レンズカバーをレンズ部より取り外してプロジェクターを動かす際に、プロジェクターが重いから片手で動かすことができずにレンズカバーがプロジェクターの下敷きになる場合が多かった。この状態では、プロジェクターがバランスを崩し、故障する虞があるという問題があった。また、レンズカバーは本体部のレンズ部に嵌められる以外にあまり活用されていなかった。
第1の従来技術を図5(a)(b)(c)に示す。この従来の保護カバー付きプロジェクターは、図5(a)(b)(c)に示すように、プロジェクターの本体ケース101の少なくとも一部を覆う保護カバー付きのプロジェクターにおいて、プロジェクターとして使用する際には、保護カバー111を、本体ケース101を載置する載置台として使用することが可能なようにし、載置台としての保護カバー111に本体ケース101を載置した際に、本体ケース101の傾動変位および水平回転変位が可能なように構成している。保護カバー111には円形の透穴115が形成され、この透穴115に本体ケース101の底面に形成された断面弧状の凸部104を嵌めいれることによって、本体ケース101を傾動変位及び水平回転変位が可能となるようにしていた。(例えば、特許文献1参照)。
ところが、これにおいては、保護カバー111を必要とすると共に、この保護カバー111に円形の透穴115を形成しなければならないという問題があった。
第2の従来技術を図6(a)(b)に示す。この従来の液晶プロジェクターのレンズ保護装置は、図6(a)(b)に示すように、把手203をレンズカバー204に設け、同把手203を握持して本体201を垂下することにより、レンズカバー204が自動的に回動または摺動してレンズ部202に被着され、レンズ部202を閉塞するので、レンズキャップ等の付け忘れがなく、確実に保護でき、使用時はレンズカバー204を移動することによりレンズ部202を開放することができるようにしている。(例えば、特許文献2参照)。
ところが、これにおいては、レンズカバー204はレンズ部202を保護するだけであり、本体201を回転可能に保持する回転機構を有するものではなかった。
特開2004−109359号公報
特開平11−14958号公報
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、本体部のレンズ部に嵌めるレンズカバーをそのままの形状を保ったままでプロジェクターの本体部の回転台として使用することができて、このレンズカバーによってプロジェクターの本体部を自由に回転させることができ、従来のように、プロジェクターの本体部を配置するときにレンズカバーが下敷きになることを防ぐことができるプロジェクターを提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、本体部のレンズ部にレンズカバーを嵌めるようにしたプロジェクターにおいて、前記本体部の筐体の底面の略中央部に前記レンズカバーが係合する凹溝が形成され、この凹溝に前記レンズカバーの先端に形成された係止突起を係止する係止爪が形成され、前記レンズカバーの前面に滑り止め用のゴム材が固着されており、前記筐体の底面の前記凹溝に前記レンズカバーの先端を嵌め入れて前記係止突起と前記係止爪とを係合し、前記レンズカバーを前記ゴム材が下側に位置するようにして平面部に配置した状態で前記本体部が前記レンズカバーに回転可能に保持されるように構成したことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、本体部のレンズ部にレンズカバーを嵌めるようにしたプロジェクターにおいて、前記本体部の筐体の底面の略中央部に前記レンズカバーが係合する凹溝が形成され、前記レンズカバーの前面に滑り止め部材が固着されており、前記筐体の底面の前記凹溝に前記レンズカバーの先端を嵌め入れることにより、前記レンズカバーを前記滑り止め部材が下側に位置するようにして平面部に配置した状態で前記本体部が前記レンズカバーに回転可能に保持されるように構成したことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記本体部の筐体の適宜箇所に紐材の一端が取付けられていると共に、前記レンズカバーに前記紐材の他端が取付けられており、前記紐材は、前記レンズカバーが前記筐体の底面の凹溝に対応する位置に配置される長さとされ、前記紐材によって前記レンズカバーが前記筐体の凹溝に対応する位置に配置されて位置決めされ、前記本体部を裏返すことなく正規な姿勢で前記筐体の凹溝に前記レンズカバーの先端が嵌め入れられるようにした。
請求項1に記載の発明によれば、レンズカバーを本体部の筐体の底面の凹溝に嵌め入れることにより、本体部を回転可能に保持することができる。即ち、レンズカバーを回転台として使用することができ、プロジェクターの使用を便利にすることができる。更に、レンズカバーの先端の係止突起を筐体の凹溝に形成された係止爪に係止させることにより、レンズカバーが筐体から不用意に外れることを防止することができる。また、レンズカバーの前面の滑り止め用のゴム材によって、レンズカバーが回転することを阻止することができて本体部だけを自由に回転させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、レンズカバーを本体部の筐体の底面の凹溝に嵌め入れることにより、本体部を回転可能に保持することができる。即ち、レンズカバーを回転台として使用することができ、プロジェクターの使用を便利にすることができる。また、レンズカバーの前面の滑り止め部材によって、レンズカバーが回転することを阻止することができて本体部だけを自由に回転することができる。滑り止め部材としてはゴム材やシート状のものなどを使用することができる。
請求項3に記載の発明によれば、本体部の筐体とレンズカバーを繋いでいる紐材によって筐体の底面の凹溝と対応する位置にレンズカバーを配置して位置決めした状態で本体部を正規な姿勢のままで筐体の凹溝にレンズカバーの先端を嵌め入れることができるから、重い本体部を裏返すことなく簡単且つ確実にレンズカバーの先端を筐体の凹溝に嵌め入れることができ、手間を省くことができる。尚、本体部を回転させるときには、紐材を本体部の筐体から取り外せば支障なく本体部を自由に回転することができる。
以下、本発明に係るプロジェクターの実施の形態について、図を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態のプロジェクターにおけるレンズカバーを外した状態の斜視図、図2はレンズカバーをプロジェクターの本体部の筐体底面の凹溝に嵌め入れる手順を示し、(a)は本体部を裏返してレンズカバーを本体部の凹溝に嵌め入れる前の状態の一部断面した正面図、(b)はレンズカバーを本体部の凹溝に嵌めいれた状態の一部断面した正面図である。
第1実施形態のプロジェクターは、図1に示すように、プロジェクター1の本体部2にレンズ部3が外側に露見するように配設され、このレンズ部3に有底円筒状のレンズカバー4が嵌められるようになっている。このレンズカバー4の前面には滑り止め用のゴム材5が固着されている。更に、図2(a)に示すように、レンズカバー4の先端にはその三方位置に内向きの係止突起4aが形成されている。また、本体部2の筐体6の底面の略中央部には、レンズカバー4の先端部分が嵌め入れられる円形の凹溝7が形成され、この凹溝7にはレンズカバー4の係止突起4aが係入係止される係止爪7aが外向きに形成されている。図2(b)に示すように、レンズカバー4の先端部分を本体部2の筐体6の底面の凹溝7に嵌め入れて係止突起4aを係止爪7aに係止すると、レンズカバー4が本体部2の筐体6の底面に抜けないように取付けられる。この状態では、レンズカバー4のゴム材5が置き台の上面等の平面部8に対して滑らないように接触された状態で配置されている。従って、本体部2は平面部8のレンズカバー4に対して回転可能に保持されることになる。
この第1実施形態によれば、レンズカバー4を本体部2の筐体6の底面の凹溝7に嵌め入れることにより、本体部2を回転可能に保持することができる。即ち、レンズカバー4を回転台として使用することができ、プロジェクター1の使用を便利にすることができる。更に、レンズカバー4の先端の係止突起4aを筐体6の凹溝7に形成された係止爪7aに係止させることにより、レンズカバー4が筐体6から不用意に外れることを防止することができる。また、レンズカバー4の前面の滑り止め用のゴム材5によって、レンズカバー4が回転することを阻止することができて本体部2だけを自由に回転させることができる。
図3は第2実施形態のプロジェクターにおけるレンズカバーを紐材を介して本体部の底面の凹溝と対応する位置に配置した状態の斜視図、図4は本体部の底面の凹溝にレンズカバーの先端を嵌め入れた状態を示す一部断面した正面図である。
この第2実施形態のプロジェクターは、図3に示すように、本体部2の筐体6のレンズ部3の近傍に紐材9の一端が取付けられ、レンズカバー4にこの紐材9の他端が取付けられている。この紐材9は、レンズカバー4が筐体6の底面の凹溝7に対応する位置に配置される長さとされている。従って、紐材9によってレンズカバー4が本体部2の筐体6の凹溝7に対応する位置に配置されて位置決めされ、図4に示すように、本体部2が正規な姿勢で筐体6の凹溝7にレンズカバー4の先端が嵌め入れられる。尚、紐材9の一端は筐体6のレンズ部3の近傍に形成された2つの孔部間に結束され、他端はレンズカバー4の底壁の近傍に形成された孔部に結束されている。
この第2実施形態によれば、重い本体部2を裏返すことなく簡単且つ確実にレンズカバー4の先端を筐体6の凹溝7に嵌め入れることができ、手間を省くことができる。尚、本体部2を回転させるときには、紐材9を本体部2の筐体6から取り外せば支障なく本体部2を自由に回転することができる。また、紐材9は筐体6に結束されている部分を解いて取り外すとよい。
1 プロジェクター
2 本体部
3 レンズ部
4 レンズカバー
4a 係止突起
5 滑り止め用のゴム材
6 筐体
7 凹溝
7a 係止爪
8 平面部
9 紐材
2 本体部
3 レンズ部
4 レンズカバー
4a 係止突起
5 滑り止め用のゴム材
6 筐体
7 凹溝
7a 係止爪
8 平面部
9 紐材
Claims (3)
- 本体部のレンズ部にレンズカバーを嵌めるようにしたプロジェクターにおいて、前記本体部の筐体の底面の略中央部に前記レンズカバーが係合する凹溝が形成され、この凹溝に前記レンズカバーの先端に形成された係止突起を係止する係止爪が形成され、前記レンズカバーの前面に滑り止め用のゴム材が固着されており、前記筐体の底面の前記凹溝に前記レンズカバーの先端を嵌め入れて前記係止突起と前記係止爪とを係合し、前記レンズカバーを前記ゴム材が下側に位置するようにして平面部に配置した状態で前記本体部が前記レンズカバーに回転可能に保持されるように構成したことを特徴とするプロジェクター。
- 本体部のレンズ部にレンズカバーを嵌めるようにしたプロジェクターにおいて、前記本体部の筐体の底面の略中央部に前記レンズカバーが係合する凹溝が形成され、前記レンズカバーの前面に滑り止め部材が固着されており、前記筐体の底面の前記凹溝に前記レンズカバーの先端を嵌め入れることにより、前記レンズカバーを前記滑り止め部材が下側に位置するようにして平面部に配置した状態で前記本体部が前記レンズカバーに回転可能に保持されるように構成したことを特徴とするプロジェクター。
- 前記本体部の筐体の適宜箇所に紐材の一端が取付けられていると共に、前記レンズカバーに前記紐材の他端が取付けられており、前記紐材は、前記レンズカバーが前記筐体の底面の凹溝に対応する位置に配置される長さとされ、前記紐材によって前記レンズカバーが前記筐体の凹溝に対応する位置に配置されて位置決めされ、前記本体部を裏返すことなく正規な姿勢で前記筐体の凹溝に前記レンズカバーの先端が嵌め入れられるようにした請求項2に記載のプロジェクター。
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