JP2007333243A - 空調装置およびエレベータ用の空調装置 - Google Patents

空調装置およびエレベータ用の空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007333243A
JP2007333243A JP2006162603A JP2006162603A JP2007333243A JP 2007333243 A JP2007333243 A JP 2007333243A JP 2006162603 A JP2006162603 A JP 2006162603A JP 2006162603 A JP2006162603 A JP 2006162603A JP 2007333243 A JP2007333243 A JP 2007333243A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air conditioner
condenser
drain water
ventilation path
elevator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006162603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5106793B2 (ja
Inventor
Hirofumi Inoue
弘文 井上
Tetsuji Kibe
哲治 木部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MEIWA KK
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
MEIWA KK
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MEIWA KK, Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical MEIWA KK
Priority to JP2006162603A priority Critical patent/JP5106793B2/ja
Publication of JP2007333243A publication Critical patent/JP2007333243A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5106793B2 publication Critical patent/JP5106793B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】前後方向の寸法が小さくメンテナンス性のよい空調装置およびエレベータ用の空調装置を提供すること。
【解決手段】空調装置Aは、縦向きに立設された竪枠体と、竪枠体の上部に回動自在に横設された上ロール36と、竪枠体の下部に回動自在に横設された下ロール38と、上ロール36と下ロール38に無端状に巻きかけられるとともに凝縮器14の通風方向下流側に配置される保水ベルト42と、下ロール38を槽内水浸位置に収容するドレン水受槽44とを具備してなるドレン水処理装置Bを後部通風路5内に設けて、ドレン水Dを吸収した保水ベルト42に凝縮器14からの通風を当ててドレン水Dを蒸散させるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒回路の構成部品を一体に備える小型の空調装置およびエレベータ用の空調装置に関するものである。
従来、この種の空調装置としては、本体ケーシングにおける前部通風路内の蒸発器で生じたドレン水を後部通風路内に流入させたのち、後部通風路内の凝縮器に送風する軸流ファンとドレン水飛散手段とによりドレン水を凝縮器に飛ばして蒸散させるようにした一体型装置が知られている。かかる空調装置は、窓に取り付けられるウィンドクーラや室内に置かれるスポットクーラとして利用されており、例えば下記の特許文献1に記載されている。
特開2002−181346号公報 特開2003−48677号公報
ところで、上記した特許文献1記載の空調装置は、蒸発器、蒸発器送風用ファン、仕切壁、スリンガリング付き凝縮器送風用ファン、および凝縮器が前後方向に連設されているので、前後方向の寸法が大きくならざるを得ない。また、スリンガリングおよび凝縮器送風用ファンの作用により凝縮器の表面にドレン水を均等に飛ばすためには、スリンガリング付き凝縮器送風用ファンと凝縮器との間に適当な空間が必要であり、これも前後方向の寸法を更に大きくしている。加えて、冷媒管と放熱フィンが入り組んで複雑な構造となっている凝縮器にドレン水がかけられるため、通過する空気中の塵やドレン水中の夾雑物が凝縮器の表面に堆積して熱交換効率を低下させることがある。その場合でも、複雑構造の凝縮器を清掃したり堆積物を除去することは面倒でありメンテナンス性が悪かった。
一方で、特許文献1と同様構成の空調装置をエレベータ装置の乗りかごに設けた技術が、例えば特許文献2に開示されている。しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の空調装置はさほどコンパクトでないことから、大型の乗りかご(16人乗り以上)の場合であっても乗りかご外の屋根上などに設置せざるを得ない。そのために、空調装置の設置工事はもとより点検整備なども容易でなかった。
他方で、比較的小型の乗りかご(6〜12人乗り)は空調装置を備えていないものが多いが、近年の生活快適化志向の増進により乗りかご内の快適感も望まれており、小型空調装置の設置が嘱望されていた。
ところで、一定周波数(50HZまたは60Hz)の三相交流電源を給電して圧縮機を起動する場合は大きな起動電流が流れるため、大容量の給電線が必要となる。しかしながら、空調装置を備えていない乗りかごの場合は、一般に小容量の給電線しか接続されていない。そのために、空調装置を乗りかごに後付けする際には大容量の給電線を新設しなければならないことが多く、その場合は多大な工事の手間と費用がかかり現実的でない。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、前後方向の寸法が小さくメンテナンス性のよい空調装置およびエレベータ用の空調装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る空調装置は、本体ケーシング内が仕切壁で前部通風路と後部通風路とに区画され、前部通風路内に冷媒回路の蒸発器が配備され、後部通風路内に冷媒回路の凝縮器が配備され、蒸発器からのドレン水を後部通風路内で蒸散させる空調装置において、縦向きに立設された竪枠体と、竪枠体の上部に回動自在に横設された上ロールと、竪枠体の下部に回動自在に横設された下ロールと、上ロールと下ロールに無端状に巻きかけられるとともに凝縮器の通風方向下流側に配置される保水ベルトと、下ロールを槽内水浸位置に収容するドレン水受槽とを具備してなるドレン水処理装置を後部通風路内に設けて、ドレン水を吸収した保水ベルトに凝縮器からの通風を当ててドレン水を蒸散させるようにした構成にしてある。
また、前記構成において、前部通風路内で蒸発器と蒸発器送風用ファンが上下に配置され、後部通風路内で凝縮器と凝縮器送風用ファンが上下に配置されてなるものである。
ものである。
そして、前記した各構成において、三相交流電源からインバータ電源を生成し該インバータ電源を圧縮機駆動用モータに給電するインバータ装置と、インバータ装置と通信接続されてインバータ電源の出力周波数を制御する制御装置とを備えているものである。
更に、本発明に係るエレベータ用の空調装置は、昇降空間内を移動する乗りかご内部に蒸発器および凝縮器を配置し、前記凝縮器を有する後部通風路内のドレン水蒸散後の空気を排出する吹出し口と対面する位置の前記乗りかごの側壁に連通孔を備えるものである。
また、請求項1記載の空調装置を乗りかごの内部上方に取付けるとともに、前記空調装置のドレン水蒸散後の空気を前記乗りかごの側壁を通して昇降空間に排出することを特徴とするエレベータ用の空調装置である。
そして、請求項1記載の空調装置を昇降空間内を移動する乗りかご内部に配置し、前記空調装置をエレベータ装置に用いることを特徴とするエレベータ用の空調装置である。
本発明に係る空調装置においては、ドレン水処理装置が、上下に配置された上ロールと下ロールの間を周回する保水ベルトに凝縮器からの通風を当ててドレン水を蒸散させる竪型構成であることから、ドレン水処理装置自体の前後方向寸法が小さくて済む。また、ドレン水は周回する保水ベルトに同伴して通風路に供給されるので、ドレン水処理装置と凝縮器との間に従来技術のようなドレン飛散用の空間を確保する必要がなくドレン水処理装置を凝縮器に隣接して配備することができる。これらにより、ドレン水処理装置およびその設置スペースに関する前後方向寸法を小さくすることができ、小型の空調装置が提供されるのである。従って、本発明の空調装置は例えばエレベータ装置の比較的小型の乗りかごであっても好適に配備される。また、凝縮器は濡れていないので空気中の塵は凝縮器を通過して保水ベルトで捕捉され、ドレン水中の夾雑物は凝縮器でなく保水ベルトで捕捉される。これらにより、凝縮器の熱交換効率低下を抑制して凝縮器の清掃作業頻度を少なくすることができてメンテナンス性が向上した。
また、前部通風路内で蒸発器と蒸発器送風用ファンが上下に配置され、後部通風路内で凝縮器と凝縮器送風用ファンが上下に配置された構成の場合は、本体ケーシングの前後方向の寸法を更に小さくできて、よりコンパクトな小型空調装置が得られる。
そして、上記のインバータ装置と制御装置とを備える構成の場合、圧縮機起動時にインバータ装置が小さな出力周波数のインバータ電源を圧縮機駆動用モータに給電し、その後次第にインバータ電源の出力周波数を大きくするので、一定周波数の三相交流電源で起動する場合のように大きな起動電流は流れない。従って、大容量の給電線を必要としない場合が多いことから、既設の給電線が小容量のものであってもその給電線をそのまま利用して本発明の空調装置を配備することができる。これにより、給電線新設の手間と費用をかけずに済むことも多くなる。すなわち、エレベータ用の空調装置としても極めて有用となる。
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明の一実施形態に係る空調装置を左側面から見た内部構成図、図2は前記空調装置を正面から見た内部構成図、図3は前記空調装置の冷媒回路系を示す回路構成図である。
各図において、この実施形態に係る空調装置Aは、圧縮機20、凝縮器14、冷媒絞り部21、蒸発器10、およびアキュムレータ22を当該順に冷媒配管23を介して環状に接続してなる冷媒回路が、ひとつの本体ケーシング2内に配備された一体型の空気調和装置である。また、空調装置Aは、圧縮機20を駆動する圧縮機駆動用モータ24と、三相交流電源26からインバータ電源を生成しこのインバータ電源を圧縮機駆動用モータ24に給電するインバータ装置25と、インバータ装置25に通信接続されてインバータ電源の出力周波数を制御出力する制御装置27とを備えている。これらのインバータ装置25および制御装置27は、例えば本体ケーシング2に付設された制御ボックス28内のマイクロコンピュータ(以下マイコンと称する)で構成される。前記のマイコンは、中央演算ユニット(CPU)、メモリ(ROM、RAM)、クロック、データバスなどを備えた汎用品を用いてある。尚、制御装置27のマイコンのメモリには、この例では40Hz、50Hz、60Hzの3段階の出力周波数に係るデータが格納されている。
本体ケーシング2の内部は、前後略中央部分で仕切壁3により前部通風路4と後部通風路5とに区画されている。本体ケーシング2の前面上部には利用側空間の空気を吸い込むための吸込み口6が形成され、前面下部には空気調和後の空気を利用側空間に吹き出すため吹出し口7が形成されている。これらの吸込み口6と吹出し口7とは前部通風路4を介して連通している。本体ケーシング2の後面下部には空気の吸込み口8が形成され、後面上部には熱交換後の空気を吹き出すため吹出し口9が形成されている。吸込み口8と吹出し口9とは後部通風路5を介して連通している。
本体ケーシング2において、前部通風路4内の上部で吸込み口6と隣接する位置に蒸発器10が配置され、前部通風路4内の下部には蒸発器10に空気を供給する蒸発器送風用ファン13が配置されている。蒸発器10の下方には冷房運転時に蒸発器10の表面から滴下したドレン水Dを収受するドレンパン11が設けられている。一方、後部通風路5内の下部で吸込み口8と隣接する位置には凝縮器14が配置され、後部通風路5内の上部には凝縮器14に空気を供給する凝縮器送風用ファン16が配置されている。前記した蒸発器送風用ファン13と凝縮器送風用ファン16はいずれも水平回転軸である駆動軸12,15の軸心と交差する方向に送風するクロスフロー型ファンである。但し、蒸発器送風用ファン13と凝縮器送風用ファン16はクロスフロー型ファンに限定されない。そして、後部通風路5内における凝縮器14の直前位置、すなわち凝縮器14の通風方向(矢印F方向)下流側の隣接位置に、蒸発器10で生じたドレン水Dを蒸散させるドレン水処理装置Bが配置されている。
このドレン水処理装置Bは、図1および図4に示すように、左右に離間して配置された縦向き一対の竪枠体30,30を備えている。これらの竪枠体30,30は上下2本のシャフト32,32を介して連結固定されている。竪枠体30,30の上端部近傍には、例えばポリアミド製の上ロール36が横設され回動自在に架け渡されている。竪枠体30,30の下端部近傍には、例えばポリアミド製の下ロール38が横設され回動自在に架け渡されている。そして、上ロール36と下ロール38との間に無端状の保水ベルト42が巻きかけられている。この保水ベルト42はドレン水Dを吸収したまま走行可能な例えばポリエステル製の不織布などで構成され、凝縮器14直前の隣接位置に配置される。前記の下ロール38は上面開口を有するドレン水受槽44の内部に収容されており、少なくともロール下端位置がドレン水受槽44内のドレン水Dに浸る位置(水浸位置)に配置されている。ドレン水受槽44には一端開口部がドレンパン11の底部に連結された連通管45の他端開口部が投入されており、蒸発器10から滴下したドレン水Dをドレンパン11および連通管45を経てドレン水受槽44に収容するようになっている。そして、上ロール36の軸先端43は、一方の竪枠体30上部に装着されたブッシュ33に回動自在に枢支されている。上ロール36の他端は、他方の竪枠体30上部に固設されたモータ34の駆動軸35と連結されている。下ロール38は円筒状に形成されており、竪枠体30,30の下部に架け渡されたロールシャフト37に両側のベアリング39,39を介して回動自在に枢支されている。
上ロール36の外周面には、ロール軸心方向に適宜離間した3つの位置に周溝41,41,41が全周にわたって形成されている。下ロール38の外周面にも、前記上ロール36の周溝41,41,41と対向する下方位置に、同様の周溝41,41,41が全周にわたって形成されている。これら上下対向して対をなす周溝41,41には、例えばウレタンゴム製のゴムリング40がそれぞれ巻きかけられている。中央のゴムリング40は上ロール36と下ロール38に直に巻きかけられており、左右両側のゴムリング40,40は保水ベルト42の上から上ロール36と下ロール38に巻きかけられている。これらのゴムリング40,40,40は、モータ34から上ロール36に与えられた回転駆動力を保水ベルト42および下ロール38に伝達する役割を果たしている。但し、ゴムリング40,40,40の巻きかけ態様は上例に限定されることなく自由である。また、上ロール36,下ロール38,ゴムリング40,および保水ベルト42を構成する素材も上例に限るものでない。
そして、一対の竪枠体30,30の上下中央部分には、前方に延在し更に左内向きまたは右内向きに屈曲した係止部31,31が設けられている。これらの係止部31,31が仕切壁3の背面の支持部材(図示省略)に支持・固定されることにより、上ロール36、下ロール38、および保水ベルト42を含んでなるベルトユニットが本体ケーシング2内の所定位置で中空配置される。
上記した構成の空調装置Aの冷房運転において、圧縮機20から吐出された高温高圧のガス冷媒は、凝縮器14で熱源側空気と熱交換して凝縮し液冷媒となる。凝縮器14からの液冷媒は冷媒絞り部21で膨張して気液二相冷媒となったのち蒸発器10に流入する。蒸発器10で利用側空気と熱交換した冷媒は蒸発して低温低圧のガス冷媒となりアキュムレータ22を経て圧縮機20の吸込側に戻る。かかる一連の冷凍サイクル動作が繰り返される。尚、凝縮器14においては、熱源側空気が加熱されて昇温する。また、蒸発器10においては、利用側空間の空気が冷却されて降温するとともに空気中の水分が凝縮しドレン水Dとなってドレンパン11に滴下し、連通管45を経てドレン水受槽44内に貯留される。
この冷房運転の起動時に、インバータ装置25は、制御装置27から出力された出力周波数データに基づいて三相交流電源26より10Hzのインバータ電源を生成し、このインバータ電源を圧縮機駆動用モータ24に給電する。すなわち、運転開始時の起動電流は小さい。続いて、制御装置27はインバータ装置25に出力される出力周波数データの値を1Hz/秒の増加速度で40Hzまで高めていく。出力周波数データが40Hzに達すると、制御装置27は、それぞれ検出した、利用側空間温度(室内温度など)、圧縮機吐出冷媒温度、圧縮機駆動用モータ24への給電電流値、冷媒蒸発温度などの冷媒回路状況から、そのときの出力周波数データが最適な出力周波数であるか否かを判断する。そのときの出力周波数データ(40Hz)が最適な出力周波数であると判断すれば、40Hzのままで運転を続行する。出力周波数データが最適な出力周波数でないと判断すれば、出力周波数データの値を1Hz/秒の増加速度で50Hzまで高めていく。かかる判断は、50Hzと60Hzの場合も40Hzのときと同様に実行される。但し、60Hzのときに最適な出力周波数でないと判断した場合は、出力周波数データの値を1Hz/秒の降下速度で50Hzまで低下させる。
尚、インバータ電流の出力周波数の変更は、上記した40Hz、50Hz、60Hzの3段階に限るものでなく、2段階または4段階以上であってよく、あるいは無段階で行なうようにしても構わない。但し、上記のように数段階に分けて行なうようにすると、無段階で低い出力周波数のときに生じる固有振動の問題を回避することができる。
一方、ドレン水処理装置Bでは、モータ34が回転駆動して上ロール36を矢印E方向(図1参照)に回転させる。すると、保水ベルト42はドレン水受槽44内のドレン水Dを吸収しながら上ロール36と下ロール38の間を周回する。このようにドレン水受槽44内のドレン水Dを吸収した保水ベルト42に、凝縮器14で昇温した通風が当たってドレン水Dを蒸散させるのである。
尚、ドレン水受槽44内で保水ベルト42の下端高さ位置に水位センサを設けておき、水位センサがドレン水を検知したときにモータ34に通電して保水ベルト42を周回起動させ、水位センサがドレン水を検知していないときにはモータ34への通電を停止するようにしても構わない。
この実施形態の空調装置Aによれば、ドレン水処理装置Bが、上下に配置された上ロール36と下ロール38の間を周回する保水ベルト42に凝縮器14からの通風を当ててドレン水Dを蒸散させるようにした竪型構成であることから、ドレン水処理装置B自体の前後方向の寸法W(図1参照)が小さくて済む。また、ドレン水Dは周回する保水ベルト42に同伴して通風路に供給されるので、ドレン水処理装置Bを凝縮器14に隣接して配備することができる。これらが相まって、小型の空調装置Aが提供される。更に、ドレン水D中の夾雑物は凝縮器14でなく保水ベルト42で捕捉される。また、凝縮器14は濡れていないので空気中の塵は凝縮器14を通過して保水ベルト42で捕捉されやすくなる。これらにより、凝縮器14の熱交換効率低下が抑制され凝縮器14の清掃頻度が小さくなってメンテナンス性がよくなる。更に、前部通風路4内で蒸発器10と蒸発器送風用ファン13が上下に配置され、後部通風路5内で凝縮器14と凝縮器送風用ファン13が上下に配置されているので、本体ケーシング2の前後方向の寸法を更に小さくできる。これにより、よりコンパクトな空調装置Aが提供される。
そして、空調装置Aはインバータ装置25と制御装置27を備えており、圧縮機20の起動時にインバータ装置25が小さな出力周波数のインバータ電源を圧縮機駆動用モータ24に給電し、その後次第にインバータ電源の出力周波数を大きくするので、大容量の給電線を用いなくて済むことが多く生じる。これにより、既設の給電線が小容量のものであってもその給電線をそのまま利用して空調装置Aを配備できる場合が多い。
上記した空調装置Aは、図5および図6に示すように、エレベータ装置Cに適用される。この例では、エレベータ装置Cの昇降空間55内に配備された乗りかご50の内部上方である天井51近傍の側壁52に、空調装置Aが取付けられている。空調装置A背面の吹出し口9(図示省略)と対面する位置の側壁52には、吹出し口9からの空気を昇降空間55に送出するための連通孔53が穿設され、吸込み口8(図示省略)と対面する位置の側壁52には、昇降空間55の空気を吸込み口8に取り込むための連通孔54が穿設されている。
このような空調装置Aは配備に大きなスペースを必要としないので、エレベータ装置の乗りかごに空調装置を持っていない小規模マンションでも、好適に設置することができる。加えて、給電線も既設のものをそのまま転用できるのである。
尚、昇降空間55の空気を吸込み口6に取り込むための連通孔(図示省略)を乗りかご50に設け、この連通孔と吸込み口6をダクトなどで連結することも可能である。かかる構成の場合は、乗りかご50内を換気することができる。
また、空調装置Aはコンパクトなので、図7に示すように、空調装置Aを乗りかご50の屋根上56にも余裕をもって新設することができる。この場合、空調装置Aの吹出し口6にダクト57の一端を連結し、ダクト57の他端を乗りかご50内に装入しておく。かかる構成の場合は、乗りかご50内に装置設置スペースをとる必要がないことから乗りかご50内が狭くならない。
また、本発明に係る空調装置は、上記したエレベータ用以外に、例えば住居の窓に設置して室内を冷房するウインドクーラや、室内や作業所内に設置して局所的に冷風を送風するスポットクーラなどとしても利用可能である。
本発明の一実施形態に係る空調装置を左側面から見た内部構成図である。 前記空調装置を正面から見た内部構成図である。 前記空調装置の冷媒回路系を示す回路構成図である。 前記空調装置のドレン水処理装置を示す一部断面を含む正面図である。 前記空調装置をエレベータ装置の乗りかご内に配置した例を示す態様図である。 前記乗りかご内に配置した空調装置を見上げた外観図である。 前記空調装置を乗りかごの屋根上に設置した例を示す態様図である。
符号の説明
A 空調装置
B ドレン水処理装置
2 本体ケーシング
3 仕切壁
4 前部通風路
5 後部通風路
10 蒸発器
11 ドレンパン
13 蒸発器送風用ファン
14 凝縮器
16 凝縮器送風用ファン
20 圧縮機
24 圧縮機駆動用モータ
25 インバータ装置
26 三相交流電源
27 制御装置
30 竪枠体
36 上ロール
38 下ロール
42 保水ベルト
44 ドレン水受槽
45 連通管
50 乗りかご
52 側壁
53 連通孔
55 昇降空間
D ドレン水
F 矢印

Claims (6)

  1. 本体ケーシング内が仕切壁で前部通風路と後部通風路とに区画され、前部通風路内に冷媒回路の蒸発器が配備され、後部通風路内に冷媒回路の凝縮器が配備され、蒸発器からのドレン水を後部通風路内で蒸散させる空調装置において、縦向きに立設された竪枠体と、竪枠体の上部に回動自在に横設された上ロールと、竪枠体の下部に回動自在に横設された下ロールと、上ロールと下ロールに無端状に巻きかけられるとともに凝縮器の通風方向下流側に配置される保水ベルトと、下ロールを槽内水浸位置に収容するドレン水受槽とを具備してなるドレン水処理装置を後部通風路内に設けて、ドレン水を吸収した保水ベルトに凝縮器からの通風を当ててドレン水を蒸散させるようにしたことを特徴とする空調装置。
  2. 前部通風路内で蒸発器と蒸発器送風用ファンが上下に配置され、後部通風路内で凝縮器と凝縮器送風用ファンが上下に配置されてなる請求項1に記載の空調装置。
  3. 三相交流電源からインバータ電源を生成し該インバータ電源を圧縮機駆動用モータに給電するインバータ装置と、インバータ装置に通信接続されてインバータ電源の出力周波数を制御する制御装置とを備えている請求項1または請求項2に記載の空調装置。
  4. 昇降空間内を移動する乗りかご内部に蒸発器および凝縮器を配置し、前記凝縮器を有する後部通風路内のドレン水蒸散後の空気を排出する吹出し口と対面する位置の前記乗りかごの側壁に連通孔を備えることを特徴とするエレベータ用の空調装置。
  5. 請求項1記載の空調装置を乗りかごの内部上方に取付けるとともに、前記空調装置のドレン水蒸散後の空気を前記乗りかごの側壁を通して昇降空間に排出することを特徴とするエレベータ用の空調装置。
  6. 請求項1記載の空調装置を昇降空間内を移動する乗りかご内部に配置し、前記空調装置をエレベータ装置に用いることを特徴とするエレベータ用の空調装置。
JP2006162603A 2006-06-12 2006-06-12 空調装置およびエレベータ用の空調装置 Expired - Fee Related JP5106793B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006162603A JP5106793B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 空調装置およびエレベータ用の空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006162603A JP5106793B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 空調装置およびエレベータ用の空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007333243A true JP2007333243A (ja) 2007-12-27
JP5106793B2 JP5106793B2 (ja) 2012-12-26

Family

ID=38932883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006162603A Expired - Fee Related JP5106793B2 (ja) 2006-06-12 2006-06-12 空調装置およびエレベータ用の空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5106793B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100836021B1 (ko) * 2008-03-05 2008-06-09 주식회사 엘레베콘코리아 공기 정화기능을 갖는 엘리베이터용 에어컨
JP2009249127A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ用空調装置
JP2009263012A (ja) * 2008-04-21 2009-11-12 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ用空調装置
CN103712302A (zh) * 2013-12-27 2014-04-09 宁波奥克斯空调有限公司 一种湿帘降温空调系统
CN103743014A (zh) * 2013-12-27 2014-04-23 宁波奥克斯空调有限公司 一种蒸发降温空调系统
CN105698358A (zh) * 2016-03-21 2016-06-22 德州市建筑规划勘察设计研究院 一种用于空调器的冷凝水处理装置及其空调器
CN106847136A (zh) * 2017-01-20 2017-06-13 重庆伟睿科技有限公司 防破坏广告展示牌
WO2024018838A1 (ja) * 2022-07-22 2024-01-25 サンデン株式会社 空調装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0369926U (ja) * 1989-11-07 1991-07-12
JPH08261501A (ja) * 1995-03-20 1996-10-11 Apisute:Kk 冷却装置における排水処理装置
JPH08277081A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベータ用空調設備の排水装置
JP2003004252A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Fujitsu General Ltd 一体型空気調和機
JP2006136167A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Sanyo Electric Co Ltd 電力変換装置、電力変換装置の制御方法及び空気調和装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0369926U (ja) * 1989-11-07 1991-07-12
JPH08261501A (ja) * 1995-03-20 1996-10-11 Apisute:Kk 冷却装置における排水処理装置
JPH08277081A (ja) * 1995-04-05 1996-10-22 Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd エレベータ用空調設備の排水装置
JP2003004252A (ja) * 2001-06-20 2003-01-08 Fujitsu General Ltd 一体型空気調和機
JP2006136167A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Sanyo Electric Co Ltd 電力変換装置、電力変換装置の制御方法及び空気調和装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100836021B1 (ko) * 2008-03-05 2008-06-09 주식회사 엘레베콘코리아 공기 정화기능을 갖는 엘리베이터용 에어컨
JP2009249127A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ用空調装置
JP2009263012A (ja) * 2008-04-21 2009-11-12 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータ用空調装置
JP4600940B2 (ja) * 2008-04-21 2010-12-22 東芝エレベータ株式会社 エレベータ用空調装置
CN101566373B (zh) * 2008-04-21 2013-02-27 东芝电梯株式会社 电梯用空调装置
CN103712302A (zh) * 2013-12-27 2014-04-09 宁波奥克斯空调有限公司 一种湿帘降温空调系统
CN103743014A (zh) * 2013-12-27 2014-04-23 宁波奥克斯空调有限公司 一种蒸发降温空调系统
CN105698358A (zh) * 2016-03-21 2016-06-22 德州市建筑规划勘察设计研究院 一种用于空调器的冷凝水处理装置及其空调器
CN105698358B (zh) * 2016-03-21 2018-08-31 德州市建筑规划勘察设计研究院 一种用于空调器的冷凝水处理装置及其空调器
CN106847136A (zh) * 2017-01-20 2017-06-13 重庆伟睿科技有限公司 防破坏广告展示牌
WO2024018838A1 (ja) * 2022-07-22 2024-01-25 サンデン株式会社 空調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5106793B2 (ja) 2012-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5106793B2 (ja) 空調装置およびエレベータ用の空調装置
US7866061B2 (en) Clothes dryer
US7024795B2 (en) Drying apparatus
JP2008155827A (ja) 車両用空調装置
JP2006234249A (ja) 一体型空気調和機
JP2009270726A (ja) 空調機
US20100083682A1 (en) Air Conditioning Unit with Economizer and Filter Assembly
JP5272360B2 (ja) 換気空調装置
JP2006525186A (ja) ルーフトップ空調機から凝縮水を除去する装置
EP1512921A1 (en) Method for controlling flow rate of ventilating air in air conditioner
JP2012122674A (ja) 多室型空気調和機
JP6747857B2 (ja) アキュムレータ及びそれを備えた車両用空気調和装置
US20090031748A1 (en) Evaporative Cooling System
KR102141489B1 (ko) 냉각탑 및 그 제어 방법
JP2008232485A (ja) 換気空調装置
JP2004324941A (ja) エレベータ用空気調和機
JP2006248337A (ja) 車両用屋上装着型空調装置
JPH1038305A (ja) 天井埋込形空気調和機
JP2009074767A (ja) 凝縮器の補助冷却装置
JP2009041542A (ja) 電動ファン装置
JP2005008387A (ja) エレベータ用空気調和機
JP2003048677A (ja) エレベータの乗りかご用空調装置
CN101327725B (zh) 车辆空气调节单元
JP2009024927A (ja) 空調装置およびエレベータ用の空調装置
JP2003254693A (ja) 空調設備の冷却塔

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120904

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151012

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees