JPH08261501A - 冷却装置における排水処理装置 - Google Patents

冷却装置における排水処理装置

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JPH08261501A
JPH08261501A JP7087482A JP8748295A JPH08261501A JP H08261501 A JPH08261501 A JP H08261501A JP 7087482 A JP7087482 A JP 7087482A JP 8748295 A JP8748295 A JP 8748295A JP H08261501 A JPH08261501 A JP H08261501A
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JP
Japan
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radiator
evaporator
conduit
treatment device
cooling device
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JP7087482A
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English (en)
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Katsuhiko Mochizuki
克彦 望月
Noboru Morita
登 森田
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APISUTE KK
Apiste Corp
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APISUTE KK
Apiste Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷媒を循環させる冷却装置において、排水の
気化効率が高い排水処理装置を提供する。 【構成】 圧縮機3により冷媒を蒸発器4から導管5を
介して放熱器6に圧送することで冷媒を循環させて蒸発
器4の周囲を冷却する冷却装置に適用される。蒸発器4
で結露した水を貯留する排水受け14の中には、圧縮機
3から放熱器6までの間の導管5の一部が昇温用導管5
aとして配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として制御盤やOA
機器などの冷却装置における排水処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、圧縮機によって冷媒を蒸発器
から導管を介して放熱器に圧送することで冷媒を循環さ
せて蒸発器の周囲を冷却する冷却装置が知られている。
この種の冷却装置では、蒸発器の周りの空気が結露する
から、結露した水を排水する必要が生じる。しかし、制
御盤などは通常、屋内に設置されているので、家電用の
クーラと異なり排水が困難である。
【0003】そこで、図5に示すように、排水ホース1
00に吸水部材101を接続した排水処理装置が知られ
ている。前記吸水部材101は、スポンジからなり、毛
細管現象により排水を吸収して、水を蒸発させることに
よって排水処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来技術
では、水を外気によって自然に蒸発させるものであるか
ら、排水を十分に蒸発させることができない場合があ
る。
【0005】本発明は上記従来の問題に鑑みてなされた
もので、冷却装置において、排水を十分に蒸発させるこ
とができる排水処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、冷媒を循環させる冷却装置において、蒸
発器で結露した水を貯留する排水受けの中に、圧縮機か
ら放熱器までの間の導管の一部を昇温用導管として配設
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】冷媒は圧縮機から放熱器に圧送されることによ
り、途中の導管内において高温になる。そのため、排水
受けの中に配設された昇温用導管も高温になるので、排
水受けに溜まった水が昇温するから、水の蒸発が促進さ
れる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は冷却装置の側面レイアウトを示してい
る。図1に示すように、冷却装置1は、たとえば、制御
盤2の背面または側面に固定される。
【0009】まず、図2を用いて、本冷却装置1による
冷却システムについて簡単に説明する。圧縮機3は、蒸
発器4において気体となった冷媒を、導管5を介して、
放熱器6からキャピタリチューブ7に圧送する。この
際、冷媒は放熱器6からキャピタリチューブ7におい
て、徐々に液化する。前記キャピタリチューブ7は、破
線で示す極めて細い管からなる膨張弁7aを有してい
る。冷媒は、膨張弁7aから出て、蒸発器4内の比較的
太い管内で低圧となって、再び気化することにより、蒸
発器4の周囲の熱を奪い、周囲温度を低下させる。した
がって、図1の第1のファン11により、制御盤2内の
暖気Awを蒸発器4を通して吸い込むと、暖気Awが冷
却されて、冷気Acが送風筒18から制御盤2内に送り
込まれると共に、暖気Awが蒸発器4において結露す
る。一方、放熱器6においては、冷媒が圧縮されて高温
になるのに対し、第2のファン12により、放熱器6に
外気A1を通すことで、冷媒の温度を低下させている。
【0010】冷却装置1は、1つの筐体8内に収納され
ていると共に、制御盤2内と連通する冷却室9と外気A
1と連通する放熱室10とが、仕切壁13によって区画
されている。前記蒸発器4と放熱器6とは、互いに離れ
て対向して配設されており、蒸発器4と放熱器6との間
の空間Sには、排水受け14および吸上部材15が設け
られている。
【0011】図3は、本冷却装置1を蒸発器4側と放熱
器6側に分断して示す斜視図である。この図において、
前記排水受け14は、仕切壁13の背面13bに形成し
たスリット状の排水孔13aから流入する水を貯留する
ものである。前記排水受け14には、たとえば3本の前
記吸上部材15が、放熱器6にほぼ平行な鉛直面に沿っ
て立設されている。これらの吸上部材15は、多孔質の
部材からなり、排水受け14に溜まった水を毛細管現象
により吸い上げるもので、図1に明示するように、放熱
器6で熱を吸収した外気A1が対流する(流れる)位置
に配設されている。各吸上部材15は、図3のように、
上部15aが2つに分かれていることで、外気A1と接
触する表面積が大きく設定されている。つまり、吸上部
材15は、放熱器6にほぼ平行な鉛直面に沿って櫛状に
配設されている。なお、吸上部材15は、2種類の留め
具16,17によって、仕切壁13の背面13bおよび
排水受け14に固定されている。
【0012】前記排水受け14内には、図2の圧縮機3
から放熱器6までの間の導管5の一部が昇温用導管5a
として配設されている。該昇温用導管5aは、たとえば
銅などの金属からなり、排水受け14内の水を昇温させ
るものである。該昇温用導管5aは、図3に示すよう
に、曲げられた曲管部5a1を有しており、排水受け1
4の内周に沿って、かつ、3本の吸上部材15を取り囲
むように巻回されている。
【0013】なお、図示していないが、排水受け14に
は、先端に栓を有する排水管が連通しており、メンテナ
ンス時などには栓を取り外して排水できるようになって
いる。
【0014】つぎに、結露した水の処理について説明す
る。まず、蒸発器4で結露した水は、排水孔13aを通
って排水受け14に流入する。一方、昇温用導管5aに
は圧縮機3から圧送された直後の冷媒が流れているの
で、該昇温用導管5aは高温になっている。そのため、
排水受け14に流入した排水は、昇温用導管5aによっ
て温められる。昇温した排水は、吸上部材15に吸い上
げられ、放熱器6を通過して昇温した外気A1に触れて
蒸発する。
【0015】前記構成において、本排水処理装置は、高
温の冷媒が流れる昇温用導管5aによって排水を強制的
に昇温させるので、排水を十分に蒸発させることができ
る。
【0016】ところで、放熱器6内の冷媒も高温になっ
ているので、放熱器6の外周面に排水を導けば、本発明
と同様の高い気化効率が得られる。しかし、図1に示す
ように、放熱器6は蒸発器4と対向して配設されている
ので、排水を放熱器6の外周面に導くには、排水を放熱
器6の上部まで汲み上げるためのポンプが必要になり、
コストアップを招く。これに対し、本排水処理装置にお
いては、かかるポンプを必要としないので、装置が安価
になる。
【0017】一方、蒸発器4を放熱器6よりも上方に配
置し、蒸発器4で発生した水を下方の放熱器6に導くよ
うにすれば、ポンプが不要になる。しかし、蒸発器4を
放熱器6よりも上方に設けると、冷却装置1全体が上下
方向に大型化する。これに対し、本冷却装置1では、か
かるレイアウト上の制約も受けず、放熱器6と蒸発器4
とを対向して配設できるから、冷却装置1全体が上下方
向に小型になる。なお、放熱器6と蒸発器4との間に
は、放熱器6を通った外気A1の対流する空間Sが元々
必要であるから、該空間Sに排水受け14および吸上部
材15を設けても、冷却装置1がX方向に大型化するお
それもない。
【0018】また、本実施例のように、図3の昇温用導
管5aに曲管部5a1を設けて、昇温用導管5aの長さ
を長くすれば、気化に必要な十分な熱量を得ることがで
きる。
【0019】また、本実施例では、排水受け14に吸上
部材15を設けているので、水が外気と接触する表面積
が大きくなるから、気化効率が優れている。
【0020】特に、本実施例では、排水受け14を放熱
器6と蒸発器4との間に設け、該排水受け14に吸上部
材15を立設したので、放熱器6で昇温した外気A1に
吸上部材15が曝されるから、高い気化効率が得られ
る。しかも、吸上部材15の上部15aが複数本に分か
れているので、外気A1との接触面積が大きくなるか
ら、従来に比べ著しく高い気化効率が得られる。
【0021】なお、本実施例では吸上部材15を設けた
が、吸上部材15を設けなくても、排水を昇温させて、
強制的に気化させることができるので、本発明の範囲に
含まれる。
【0022】また、昇温用導管5aは、図3のように巻
回する他に、図4(a)または(b)に示すように曲げ
てもよく、あるいは、直線的に配設した場合も本発明に
含まれる。また、本実施例では、図3の各吸上部材15
を柱状にしたが、本発明では、吸上部材15をくの字状
にして放熱器6側に突出させてもよく、あるいは、吸上
部材15を放熱器6と平行な平板状としてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮機により冷媒を循環させる冷却装置において、圧縮
機から放熱器までの間の導管の一部を昇温用導管として
排水受けの中に配設したから、高温の昇温用導管により
排水受け内の排水が昇温する。したがって、排水を強制
的に温めて気化させるので、水を十分に蒸発させること
ができる。また、排水を放熱器に導くのと異なり、ポン
プを必要とせず、かつ、放熱器や蒸発器の配置の制約を
受けることもないから、冷却装置全体が安価になると共
に小型になる。
【0024】なお、昇温用導管を曲げて、排水受けの長
手方向の長さよりも長くすれば、必要に応じた熱量を得
ることができる。
【0025】また、排水受けに吸上部材を設けて、排水
受け内の水を毛細管現象により吸い上げれば、水と空気
の接触面積が大きくなるから、気化効率が向上する。
【0026】特に、互いに対向して配設された蒸発器と
放熱器との間の空間に吸上部材を設ければ、放熱器で熱
を吸収した空気が対流する位置に、前記吸上部材が配設
されることになるので、昇温した空気に吸上部材が曝さ
れるから、気化効率が更に向上する。
【0027】また、吸上部材が上部において複数に分か
れていれば、吸上部材と空気との接触面積が大きくなる
から、気化効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す冷却装置の側面レイア
ウト図である。
【図2】冷媒の流れを示す冷却装置の概念図である。
【図3】冷却装置を蒸発器側と放熱器側とに分断して示
す斜視図である。
【図4】昇温用導管の変形例を示す平面図である。
【図5】従来の排水処理装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1:冷却装置 3:圧縮機 4:蒸発器 5:導管 5a:昇温用導管 6:放熱器 14:排水受け 15:吸上部材 15a:上部 S:空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機により冷媒を蒸発器から導管を介
    して放熱器に圧送することで冷媒を循環させて蒸発器の
    周囲を冷却する冷却装置における排水処理装置におい
    て、 前記蒸発器で結露した水を貯留する排水受けの中に、前
    記圧縮機から放熱器までの間の導管の一部を昇温用導管
    として配設したことを特徴とする冷却装置における排水
    処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記昇温用導管は、
    曲げられて排水受けの長手方向の長さよりも長く設定さ
    れている冷却装置における排水処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記排水受けには、
    水を毛細管現象により吸い上げる吸上部材が設けられて
    いる冷却装置における排水処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記蒸発器と放熱器
    とは互いに対向して配設され、前記蒸発器と放熱器との
    間の空間に前記吸上部材が配設された冷却装置における
    排水処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、前記吸上部材は、前
    記放熱器で熱を吸収した空気が対流する位置に配設され
    た冷却装置における排水処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項3において、前記吸上部材が上部
    において複数に分かれている冷却装置における排水処理
    装置。
JP7087482A 1995-03-20 1995-03-20 冷却装置における排水処理装置 Pending JPH08261501A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058117A (ja) * 2000-08-08 2002-02-22 Apisute:Kk 盤用クーラ
JP2007333243A (ja) * 2006-06-12 2007-12-27 Meiwa:Kk 空調装置およびエレベータ用の空調装置
JP2009024927A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Meiwa:Kk 空調装置およびエレベータ用の空調装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040622