JP2007332669A - 発破制御用装薬容器及び発破制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 既存鉄筋コンクリート建物のコンクリート柱を、発破工法により効率的に解体する。
【解決手段】 既存建物の解体作業において、鉄筋コンクリート柱1等に少なくとも2本の装薬さく孔3を設け、2本の装薬さく孔3内に、その内部に爆薬包4が装填される筒状体10を収容する。筒状体10の周面の一部には開口が形成されており、内部に装填された爆薬包4を爆破させた際に生じた発破エネルギーを、開口に対向した鉄筋コンクリート柱部材1に伝播させることで、所定の指向性破壊を生じさせ、2本の装薬さく孔3間に位置する柱を効率よく破壊する。
【選択図】 図1
【解決手段】 既存建物の解体作業において、鉄筋コンクリート柱1等に少なくとも2本の装薬さく孔3を設け、2本の装薬さく孔3内に、その内部に爆薬包4が装填される筒状体10を収容する。筒状体10の周面の一部には開口が形成されており、内部に装填された爆薬包4を爆破させた際に生じた発破エネルギーを、開口に対向した鉄筋コンクリート柱部材1に伝播させることで、所定の指向性破壊を生じさせ、2本の装薬さく孔3間に位置する柱を効率よく破壊する。
【選択図】 図1
Description
本発明は発破制御用装薬容器及び発破制御方法に係り、特に鉄筋コンクリート建物のコンクリート部材を解体する際の効率的な部材切断のための発破制御方法及び発破制御を確実に行えるようにした発破制御用装薬容器に関する。
一般に岩盤あるいはコンクリート等の1自由面を有する爆破対象に対して、集中装薬を行うせん孔爆破の場合、発破装薬量Lにはハウザーの公式として知られるL=cWなる関係がある(c:発破係数、W:最小抵抗線)。また、爆破対象の軸線方向の次元には関係なく装薬点から部材の径方向に円錐状に発破破壊が起き、爆薬の装薬点から自由面に向かって圧縮応力波が伝播し直交方向に引張が生じ、爆破対象が円錐状に破砕されることが知られている。この現象に着目し、円錐形状に破砕される爆破対象の体積と、上述のハウザーの公式との関係から1自由面における集中装薬爆破における安全装薬量を決定する方法が提案されている(特許文献1)。また、同一出願人により、爆破対象が立体的な岩石等の場合の、上述の公式の適用に対して、せん孔長Hと、そのせん孔の最奥部の装薬点からそれぞれの方向の自由面までの最小抵抗線W1,W2との関係をもとに装薬量を算定する立体的岩石の小割発破方法も提案されている(特許文献2参照)。
ところで、特許文献2は、たとえば直径が1m程度の岩石を小割にするために、その中心部に向けてせん孔して装薬点を設け、その岩石をその装薬点から各自由面に相当する各面に向けて破砕させようとするものである。
この考え方を鉄筋コンクリート構造材等に適用した場合、鉄筋コンクリート構造部材では、材質が一様に近いため、応力波は装薬点を中心とした球状に各自由面に伝播することが想定される。
図7は既存鉄筋コンクリート建物の解体工事の解体状況を模式的に示した説明図である。同図に示したように、鉄筋コンクリート柱53は、上階50の床版51、解体階55の梁51等が撤去された状態で自立している。この鉄筋コンクリート柱53を柱脚部53aで切断する場合を例に説明する。通常、発破によって鉄筋コンクリート柱53の柱脚部53aを破壊して解体を行う場合、発破時に対象となる鉄筋コンクリート柱53が自立できなくなり、倒壊するのを防止するために仮設鋼材でサポート櫓60が組み立てられている。図8は、柱53の柱脚部53aの所定範囲に装薬された爆薬による発破後の破壊状況を模式的に示した説明図である。図8に示したように、発破による破壊形状は円錐状であり、破壊した柱脚部53aにおいて、その破壊範囲が柱部材切断に必要な30cm程度で生じるようにする必要がある。また、この種の既存建物の解体工事は、市街地等で実施される場合も多く、発破時の騒音や振動を最小限にすることも求められているため、装薬量を最小限にすることが求められている。そして図8に示したように、その後、この破砕された範囲において2次破砕においてチッパー作業を行い、柱脚部の所定範囲のコンクリートを取り除いて、鉄筋55を露出させる。
このように、一般的な鉄筋コンクリート建物の部材解体を行う際の発破方法として、鉄筋が露出した状態にコンクリート部材を破砕する、すなわち装薬点から30cm程度の範囲を効率的に小割発破し、その後、この破砕された範囲において、2次破砕としてのチッパー作業等を行い、露出した鉄筋を切断することが効率的な部材切断の発破方法である。
ところが、図9に示した超高層鉄筋コンクリート構造建物の柱のように柱幅Dが90cm程度になる場合には、発破最小抵抗線が柱幅Dで規定されるため、同図に示したように、せん孔長(爆薬包の挿入深さ)Hに依存した装薬点56から円錐状に破壊し、柱53の断面の中心部53bに破壊されない部分が多数残り、部材軸方向の確実な小割破壊が難しくなる。そのため、柱切断位置に複数段にわたって装薬が必要になったり、段発雷管を用いることが必要になるという問題がある。それでも最小抵抗線より深い部分が依然として破壊されずに残り、発破後の2次破砕作業が困難になることが予想される。また、柱内を伝播する発破エネルギーの進行方向を制御しない場合、柱幅が大きくなればなるほど、装薬量を大幅に増量する必要があるため、発破騒音や振動がさらに大きくなるという問題もある。
このように、装薬量は部材寸法で決定され、部材が大きくなるとその装薬量も増大する上、また、部材切断以外の範囲に発破エネルギーが進行するため、発破の効率はきわめて低下する。そこで、本発明の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消すべく、部材切断に際し、発破エネルギーの進行方向に指向性を持たせ、部材切断を効率的に制御し、その後の2次破砕が容易になるようにした発破制御用装薬容器及び発破制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は発破対象部材に設けられた装薬さく孔内に収容され、その内部に爆薬包が装填される筒状体であって、その周面の一部に開口が形成され、内部に装填された爆薬包を爆破させた際に生じた発破エネルギーを、前記開口に対向した面から前記発破対象部材に伝播させることで、前記発破対象部材側に所定の指向性破壊を生じさせることを特徴とする。
また、上述の発破制御用装薬容器を用いた発破制御方法として、多自由面で囲まれた発破対象部材に少なくとも2本の装薬さく孔を設け、前記2本の装薬さく孔内に、前記発破制御用装薬容器を、前記開口が前記2本の装薬さく孔間で対向するように収容し、その内部に爆薬包を収容し、前記爆薬包を爆破させることにより生じた発破エネルギーを、前記開口に対向した面から発破対象部材に伝播させ、前記発破対象部材に所定の指向性破壊を生じさせることで、前記2本の前記装薬さく孔間に位置する部材部分を有効に破壊するようにしたことを特徴とする。
このとき、前記装薬さく孔は、対向した部材面から平行にさく孔形成され、前記発破対象部材の断面のほぼ中心位置に前記発破制御用装薬容器が位置することが好ましい。
本発明によれば、鉄筋コンクリート建物のコンクリート部材を解体する際に、その部材形状に応じた効率的な部材切断のための発破制御を行え、効率の良い部材解体作業を行えるという効果を奏する。
以下、本発明の発破制御用装薬容器及び発破制御方法の実施するための最良の形態として、以下の実施例について添付図面を参照して説明する。
図1は、解体対象となる柱1の柱脚部1aの所定の対向する面から形成された装薬さく孔中の最奥部に発破制御用装薬容器を収容し、その内部に爆薬包を装填した状態を示した鉄筋コンクリート柱の一部断面図である。図1に示したように、本発明による柱の解体工事においても、発破後の柱1の倒壊防止のために、図7と同様の構成のサポート櫓2が組み立てられている。
図2は、本発明の発破制御用装薬容器10の一実施例と、装薬さく孔3(破線で表示)及び容器内部に装填される爆薬包4との関係を模式的に示した拡大斜視図である。同図に示した発破制御用装薬容器10(以下、単に装薬容器10と記す。)は、本実施例では、JIS規格に規定された一般構造用炭素鋼鋼管が使用されている。なお、この容器の直径、長さは、図3各図に示したように使用する爆薬包4の長さ、直径により、適宜決定することが好ましい。この発破制御用装薬容器10の鋼管表面には、図2に示したように、長方形状の開口11が形成されており、たとえばこの開口11は、後述するように、装薬さく孔3内に挿入された際に、その装薬さく孔3の配置に応じて上方、あるいは下方、斜め方向、側方等に向くように挿入される。なお、図示しないが装薬さく孔3内の装薬容器10内に爆薬包4が装填されると、その点火導線5は、装薬さく孔3の部材口元から部材外の図示しない点火装置まで導かれ結線されるようになっている。そのとき装薬さく孔3内には公知の込め物(図示せず)が部材口元まで充填されるようになっている。
図3各図は、装薬容器10の開口の形状例を示した平面図である。装薬容器10に形成された開口により、内部に装填された爆薬包4が爆発し、通常、放射状(同心円状)に広がる発破エネルギーは、装薬容器10の内面に作用した際に、この開口11から外方に向いた強い指向性を有して容器外に伝播する。このため他の方向への発破エネルギーの伝播は装薬容器10に阻まれ、相対的に小さくなる。このように装薬容器10に開口11を設けることで、発破エネルギー、すなわち発破対象部材(たとえば柱1)の破壊の進行に指向性を持たせることが可能になる。
その開口11としては、開口11が下向きに配置されることもあるため、内部の爆薬包が開口11から脱落しないように、図3(a)に示したように、装薬容器10内に収容される爆薬包よりも小さな寸法とすることを原則とするが、図3(b)に示したように、細幅のスリット12を複数本形成したり、メッシュ(図示せず)を貼ったりして爆薬包4が装薬容器10内に確実に収容しておくことができる。図3(c)に示したように、長円形ないし楕円形をなした開口11を形成することにより爆破時の発破エネルギーを効率よく爆破対象のコンクリート部材に伝播させることもできる。図3(d)に示した装薬容器10は全長にわたりスリット13が形成された形状からなり、またその外径は装薬さく孔3の内径より十分に小さく設定されている(図3(e)参照)。したがって、爆破時に装薬容器10のスリット13が発破エネルギーにより拡幅され、拡幅されたスリット13の外側の発破対象部材であるコンクリート面に向けて発破エネルギーを強い指向性を持たせて伝播させることができる。
ここで、本発明の発破制御用装薬容器10を用いた、解体対象部材に対する発破制御方法について、図4,図5を参照して説明する。
本発明の発破制御方法は、発破エネルギーの伝播方向を制御するために発破点において、発破対象に相対的に弱い部分を形成することで、その方向に伝播する発破エネルギーに指向性をもたせることを特徴とする。具体的には、図2に示したように、装薬容器10を装薬さく孔3の最奥部に挿入し、その中に爆薬包4を充填し、点火導線5を装薬さく孔3を孔口まで導くとともに、公知の図示しない充填材物(込め物)を用いて装薬さく孔3を閉塞する。本実施例では、図4に示したように、鉄筋コンクリート柱1の柱脚部1aを切断位置とし、この位置に相当する破壊範囲(2点鎖線表示)内に2本の平行な装薬さく孔3が柱中央部付近まで削孔され、その最奥部に装薬容器10を上下方向に所定の間隔dを開けて装薬容器10の開口11が対向するように配置されている。すなわち、上側の装薬容器10の開口11は下方に向き、下側の装薬容器10の開口11は上方に向いている。このように上下位置の装薬容器10の開口11が配置された状態で、それぞれの装薬容器10内に装填された爆薬包(図示せず)を同時に爆破させることにより、各爆発によって生じた発破エネルギーが開口11によって指向され、装薬容器10間に挟まれた範囲である切断位置に集中し、この切断位置での軸方向部分のコンクリートが効率よく確実に破砕される。
本発明の発破制御方法は、発破エネルギーの伝播方向を制御するために発破点において、発破対象に相対的に弱い部分を形成することで、その方向に伝播する発破エネルギーに指向性をもたせることを特徴とする。具体的には、図2に示したように、装薬容器10を装薬さく孔3の最奥部に挿入し、その中に爆薬包4を充填し、点火導線5を装薬さく孔3を孔口まで導くとともに、公知の図示しない充填材物(込め物)を用いて装薬さく孔3を閉塞する。本実施例では、図4に示したように、鉄筋コンクリート柱1の柱脚部1aを切断位置とし、この位置に相当する破壊範囲(2点鎖線表示)内に2本の平行な装薬さく孔3が柱中央部付近まで削孔され、その最奥部に装薬容器10を上下方向に所定の間隔dを開けて装薬容器10の開口11が対向するように配置されている。すなわち、上側の装薬容器10の開口11は下方に向き、下側の装薬容器10の開口11は上方に向いている。このように上下位置の装薬容器10の開口11が配置された状態で、それぞれの装薬容器10内に装填された爆薬包(図示せず)を同時に爆破させることにより、各爆発によって生じた発破エネルギーが開口11によって指向され、装薬容器10間に挟まれた範囲である切断位置に集中し、この切断位置での軸方向部分のコンクリートが効率よく確実に破砕される。
このとき、装薬容器10を用いて図4に示した切断範囲L内で効率的なコンクリート破壊を生じさせるために、装薬容器10の配置関係は、図4,図5に示したように、解体対象となる柱幅D,切断範囲高さL,装薬さく孔長H,装薬容器10間離れdとすると、一例として、以下のような関係が成り立つように設定することが好ましい。
H=(1/2)×D
d=(2/3)×L
L=30cm(柱幅Dにより設定)
H=(1/2)×D
d=(2/3)×L
L=30cm(柱幅Dにより設定)
このように装薬容器10を設置して発破制御を行うことにより、発破時に爆薬が爆発すると装薬容器10内で発生した発破エネルギーは開口11側に卓越して伝播し、対向した装薬容器10間のコンクリートに圧縮応力波は伝播すると共にその直交方向である柱側面に向けて引張応力状態が広がる。これにより破壊範囲でのコンクリート破砕は、柱の芯部に近い装薬容器10近傍から柱側面の自由面に、切断範囲のほぼ全域にわたり広がる。
ここで、本発明の装薬容器10を用いた鉄筋コンクリートの解体工事の手順について、図6各図を参照して説明する。
上述したように、上階のコンクリート床版および梁が切り出された状態の鉄筋コンクリート柱に対してサポート櫓2を組み立て、このサポート櫓2により、柱の切断後にも柱が自立するように保持させる。なお、本実施例ではサポート櫓2の鉄骨ポスト2aの一部に図示しないシリンダジャッキ等の駆動装置を組み込んだ伸縮装置2Aが介装されており、柱1の自立をサポートできるようになっている。なお、鉄骨ポスト2aの脚部には引張ワイヤ7が張設され、各ポスト2aの脚部が広がってサポート櫓2が倒壊しないようになっている。
上述したように、上階のコンクリート床版および梁が切り出された状態の鉄筋コンクリート柱に対してサポート櫓2を組み立て、このサポート櫓2により、柱の切断後にも柱が自立するように保持させる。なお、本実施例ではサポート櫓2の鉄骨ポスト2aの一部に図示しないシリンダジャッキ等の駆動装置を組み込んだ伸縮装置2Aが介装されており、柱1の自立をサポートできるようになっている。なお、鉄骨ポスト2aの脚部には引張ワイヤ7が張設され、各ポスト2aの脚部が広がってサポート櫓2が倒壊しないようになっている。
以下、柱解体作業の手順について図1,図2及び図6各図を参照して説明する。まず、図1に示したように、上下位置に平行位置にさく孔された2本の装薬さく孔3の最奥部に、それぞれ開口11が対向するように装薬容器10を挿入し、さらに爆薬包4を装薬容器10内に装填する。そして、図6(a)に示したように、柱1の切断位置に相当する部材周りを防護金網6で覆う。この防護金網6は、通常の目合いの亀甲金網、溶接金網を柱周面に1重乃至2重程度に巻回して端部を定着する程度で、発破時のコンクリート片の飛散防止を図ることができる。発破後にこの防護金網6を外し、2次破砕作業として、作業員がチッパー等で、発破によって破砕した塊状のコンクリート片を取り除き、柱主筋8とフープ筋((図示せず))とが露出した状態(図6(b))で、柱1はサポート櫓2で支持される。この状態で主鉄筋を高圧噴射ガス溶断機等の切断機で切断、除去することができる。その後、アンカー仕様の吊り環9を柱1の部材上部に取り付け、クレーン等の揚重機の吊りワイヤ15を巻回して吊り上げ、外部に柱全体を搬出する(図6(c)参照)。
なお、以上の説明では、鉄筋コンクリート柱の柱脚部の所定範囲を切断する場合を例に説明したが、梁の発破切断を行うことも可能であり、その場合には、たとえば図4,図5に示した各図を梁端部の平面部分拡大図として考え、梁幅Dに対して装薬容器10の開口11が水平方向に対向するように、装薬さく孔を行うことにより、梁端部における梁軸方向の梁切断作業を行うこともできる。
1 柱
1a 柱脚部
3 装薬さく孔
4 爆薬包
10 発破制御用装薬容器
11 開口
12,13 スリット
1a 柱脚部
3 装薬さく孔
4 爆薬包
10 発破制御用装薬容器
11 開口
12,13 スリット
Claims (3)
- 発破対象部材に設けられた装薬さく孔内に収容され、その内部に爆薬包が装填される筒状体であって、その周面の一部に開口が形成され、内部に装填された爆薬包を爆破させた際に生じた発破エネルギーを、前記開口から前記発破対象部材に伝播させることで、前記発破対象部材側に所定の指向性破壊を生じさせることを特徴とする発破制御用装薬容器。
- 多自由面で囲まれた発破対象部材に少なくとも2本の装薬さく孔を設け、前記2本の装薬さく孔内に、請求項1記載の発破制御用装薬容器を、前記開口が前記2本の装薬さく孔間で対向するように収容し、その内部に爆薬包を収容し、前記爆薬包を爆破させることにより生じた発破エネルギーを、前記開口に対向した面から発破対象部材に伝播させ、前記発破対象部材に所定の指向性破壊を生じさせることで、前記2本の前記装薬さく孔間に位置する部材部分を有効に破壊するようにしたことを特徴とする発破制御方法。
- 前記装薬さく孔は、対向した部材面から平行にさく孔形成され、前記発破対象部材の断面のほぼ中心位置に前記発破制御用装薬容器が位置するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の発破制御方法。
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